JPH10166228A - ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置 - Google Patents

ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置

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Publication number
JPH10166228A
JPH10166228A JP32933396A JP32933396A JPH10166228A JP H10166228 A JPH10166228 A JP H10166228A JP 32933396 A JP32933396 A JP 32933396A JP 32933396 A JP32933396 A JP 32933396A JP H10166228 A JPH10166228 A JP H10166228A
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JP
Japan
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screw tightening
tightening machine
screw
machine
base
Prior art date
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Application number
JP32933396A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yamaguchi
昭広 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32933396A priority Critical patent/JPH10166228A/ja
Publication of JPH10166228A publication Critical patent/JPH10166228A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ締め付け機を所定の方向にガイドし、小
さな締め付け力で締め付け可能なねじ締め付け機の締め
付け力軽減装置において、ねじ締め付け機のねじ締め付
け個所への移動を軽くするとともに、締め付けトルク、
締め付け押し力に関係なく手首への負担を軽減して安定
した締め付けをし、締め付け作業性を向上する。 【解決手段】 ねじの締め付け個所に対しねじ締め付け
機7の先端をガイド手段13により一定の方向付けを行
って案内し、ねじ締め付け機7の動作により動作する移
動ベース固定シリンダ27によりガイド手段13の位置
をロックするとともに、締め付け用シリンダ31により
ねじ締め付け機7を押し込むように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はねじ締め付け機を所
定の方向にガイドし、小さな締め付け力で締め付け可能
なねじ締め付け機の締め付け力軽減装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のねじ締め付け機の締め付
け装置は、図5に示すように構成していた。以下、その
構成について説明する。
【0003】図に示すように、エアードライバー、電気
ドライバーなどのねじ締め付け機1は、吊り下げ紐2に
より吊り下げ、ハンガーレール3に移動自在に取り付け
た滑車4に引っかけたつる巻き式ばね5のワイヤー6に
吊り下げ紐2を吊り下げていた。
【0004】上記構成において、ねじ締め付け機1によ
り所定の位置にねじを締め付けるとき、ねじ締め付け機
1を持って、水平方向は滑車4がハンガーレール3に沿
って移動させ、上下方向はねじ締め付け機1を下方に引
っ張ることによりつる巻き式ばね5のばね力に抗してワ
イヤー6が延びて、ねじ締め付け機1の先端を所定の位
置に設定してねじ締めをし、ねじ締め後は、持っていた
ねじ締め付け機1を離すことにより、つる巻き式ばね5
のばね力でほぼ元の位置に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、ハンガーレール3に移動自在に取り付けた滑車4
ににより水平方向に移動させるため、水平方向への移動
に大きな力を必要とし、また、つる巻き式ばね5のワイ
ヤー6と吊り下げ紐2によりねじ締め付け機1を吊り下
げているため、ねじ締め後に、持っていたねじ締め付け
機1を離すと、水平方向および上下方向に大きく揺動
し、ねじ締め付け機1の先端がねじ締めする製品に当た
り、製品に傷を付けてしまうという問題を有していた。
【0006】また、ねじ締め付け機1をつる巻き式ばね
5のワイヤー6と吊り下げ紐2により吊り下げているた
め、ねじ締め付け機1、吊り下げ紐2、ワイヤー6など
が他の作業の邪魔になるという問題を有していた。
【0007】また、ねじ締め付け機1が固定されていな
いため、ねじ締めの位置決めがしにくく、ねじ締めの際
に、ねじ締め付け機1の先端をすべらせ、製品に傷など
を付けてしまう上、締め付けの際に、ねじ締め付け機1
を手で支える状態になるので、手に負担がかかるという
問題を有していた。
【0008】また、2枚の鉄板をねじで締め付ける場合
などでは、大きな締め付けトルクおよび締め付け押し力
を必要とし、締め付けトルクに応じて大きな握力が必要
で、さらに手首に負担がかかるという問題を有してい
た。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、ねじ
締め付け機のねじ締め付け個所への移動を軽くするとと
もに、締め付けトルク、締め付け押し力に関係なく手首
への負担を軽減して安定した締め付けをし、締め付け作
業性を向上することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ねじの締め付け個所に対しねじ締め付け機
の先端をガイド手段により一定の方向付けを行って案内
し、ねじ締め付け機の動作により動作するロック手段に
よりガイド手段の位置をロックするとともに、押し込み
手段によりねじ締め付け機を押し込むように構成したも
のである。
【0011】これにより、ねじ締め付け機のねじ締め付
け個所への移動を軽くするとともに、締め付けトルク、
締め付け押し力に関係なく手首への負担を軽減して安定
した締め付けをし、締め付け作業性を向上することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ねじの締め付け個所に対しねじ締め付け機の先端を
一定の方向付けを行って案内するガイド手段と、前記ね
じ締め付け機の動作により前記ガイド手段の位置をロッ
クするロック手段と、前記ねじ締め付け機を押し込む押
し込み手段とを備えたものであり、ガイド手段によりね
じ締め付け機を案内して、その先端をねじの締め付け個
所に対向させることができるため、ねじ締め付け機のね
じ締め付け個所への移動を軽くすることができ、ねじ締
め付け機の動作によりガイド手段の位置をロック手段に
よりロックし、押し込み手段によりねじ締め付け機を押
し込んでねじ締めするため、締め付けトルク、締め付け
押し力に関係なく手首への負担を軽減して安定した締め
付けをすることができ、締め付け作業性を向上すること
ができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ガイド手段は、上下方向調節ガイ
ド手段と水平方向調節ガイド手段とよりなり、ロック手
段は、少なくともねじ締め付け機を押し込む方向の調節
ガイド手段をロックするように構成したものであり、ね
じ締め付け機を上下方向に押し込んでねじ締めする場合
は、ロック手段により、少なくとも上下方向調節ガイド
手段をロックし、水平方向に押し込んでねじ締めする場
合は、ロック手段により、少なくとも水平方向調節ガイ
ド手段をロックすることによって、押し込み手段により
ねじ締め付け機を押し込んでねじ締めすることができ、
安定した締め付けをすることができるとともに、締め付
け作業性を向上することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、押し込み手段は、ねじ締め付け機
とガイド手段との間に設けたものであり、ガイド手段に
よりねじ締め付け機を案内して、その先端をねじの締め
付け個所に対向させた状態で、押し込み手段によりねじ
締め付け機を押し込んでねじ締めをすることができ、押
し込み手段を小型で、軽くすることができ、操作性を向
上することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、押し込み手段は、ねじ締め付け機
をねじ締め方向に案内するガイド手段を介して、前記ね
じ締め付け機を押し込むように構成したものであり、ガ
イド手段によりねじ締め付け機を案内して、その先端を
ねじの締め付け個所に対向させた状態で、押し込み手段
によりねじ締め付け機をねじ締め方向に案内するガイド
手段を押し込むことによって、ねじ締め付け機を押し込
んでねじ締めをすることができ、押し込み手段をガイド
手段の中に組み込むことができ、装置全体を小型にする
ことができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ねじ締め付け機の動作を検知する
検知手段を備え、前記検知手段の出力によりロック手段
または押し込み手段の少なくともいずれか一方を動作さ
せるようにしたものであり、ねじ締め付け機が動作を開
始すると同時に、ロック手段によりガイド手段をロック
し、押し込み手段によりねじ締め付け機を押し込んでね
じ締めすることができ、使用者はねじ締め付け機の操作
だけでよく、操作性を向上することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、ねじ締め付け機は、圧縮空気によ
り駆動するよう構成し、検知手段は前記ねじ締め付け機
の動作による圧縮空気の圧力変化を検知するようにした
ものであり、ねじ締め付け機は圧縮空気により駆動する
ため、安全性が高く、ねじ締め付け機の動作による圧縮
空気の圧力変化を検知手段で検知することにより、ねじ
締め付け機の動作開始と同時に、ロック手段によりガイ
ド手段をロックし、押し込み手段によりねじ締め付け機
を押し込んでねじ締めすることができ、安全性を向上す
ることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、ロック手段は、押し込み手段
に先行して動作するようにしたものであり、押し込み手
段によりねじ締め付け機を押し込んでねじ締めするとき
は、常にロック手段によりガイド手段をロックしている
ため、押し込み手段の動作によりガイド手段が後退する
ことがなく、ねじ締め付け機を押し込んで確実にねじ締
めをすることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0020】(実施例1)図1に示すように、ねじ締め
付け機7は、圧縮空気で駆動するもので、締め付けレバ
ー8を握って押圧することにより動作する。このねじ締
め付け機7をホルダー9に固定し、このホルダー9を回
り止めガイド棒10に固定している。回り止めガイド棒
10は、上下移動ガイド11に装着し、ホルダー9と上
下移動ガイド11との間に高さ微調整スプリング12を
挿嵌している。このため、ホルダー9に固定したねじ締
め付け機7は、回り止めガイド棒10により回ることな
く上下方向の高さのみ微調整できる。
【0021】ガイド手段13は、ねじ締め付け機7の先
端をねじの締め付け個所に対して、一定の方向付けを行
って案内するもので、上下方向調節ガイド手段14と水
平方向調節ガイド手段15とよりなり、上下方向調節ガ
イド手段14は、支持台16にシリンダーまたはねじで
調整棒17の高さを調整する高さ調整部18を設け、水
平方向調節ガイド手段15の高さを調整するようにして
いる。支持ガイド19は、支持棒20を装着して水平方
向調節ガイド手段15を支持している。
【0022】水平方向調節ガイド15は、調整棒17と
支持棒20とで支持している左右移動角型棒21に左右
移動ガイド22を装着し、この左右移動ガイド22にベ
ース23を固着して、ベース23を左右方向に移動自在
とし、このベース23上に設けた前後移動角型棒24に
前後移動ガイド25を装着し、この前後移動ガイド25
に前後移動ベース26を固着して、前後移動ベース26
が前後方向に移動自在になるように構成している。
【0023】移動ベース固定シリンダ27は、前後移動
ベース26に設け、空気圧により電磁マグネットまたは
ゴムにより構成した支点用ストッパー28を動作させ
て、前後移動ベース26をベース23にロックするもの
で、ロック手段を構成している。また、図1には図示し
ていないが、ベース23にもベース固定シリンダ29を
設け、空気圧により電磁マグネットまたはゴムにより構
成した支点用ストッパー30を動作させて、ベース23
を左右移動角型棒21にロックするようにしている(図
2参照)。
【0024】締め付け用シリンダ31は、押し込み手段
を構成するもので、空気圧により進退自在なロッド(図
示せず)に上下移動ガイド11を固着し、空気圧により
上下移動ガイド11を前後方向に移動させて、ねじ締め
付け機7を押し込むように構成している。
【0025】圧力センサ32は、ねじ締め付け機7に供
給する圧縮空気の圧力を検知し、その出力により、移動
ベース固定シリンダ27とベース固定シリンダ29を動
作させて、前後移動ベース26をベース23にロックす
るとともにベース23を左右移動角型棒21にロック
し、その後、締め付け用シリンダ31を動作させて、上
下移動ガイド11を前後方向に移動させて、ねじ締め付
け機7を押し込むようにしている。
【0026】上記構成において、図2を参照しながら動
作を説明すると、図2(a)は、締め付け位置合わせの状
態を示すもので、移動ベース固定シリンダ27とベース
固定シリンダ29には、圧縮空気が供給されておらず、
前後移動ベース26とベース23との間、ベース23と
左右移動角型棒21との間はロックされておらず、フリ
ーの状態である。なお、上下方向調節ガイド手段14
は、高さ調整部18により水平方向調節ガイド手段15
の高さを所定の高さに調整している。
【0027】この状態で、手動によりねじ締め付け機7
の先端をねじ締め付け個所に合わせる。このとき、左右
方向は左右移動ガイド22に沿ってベース23を左右に
移動させ、前後方向はベース23上に設けた前後移動角
型棒24に沿って前後移動ベース26を前後に移動させ
る。また、上下方向はホルダー9と上下移動ガイド11
との間に挿嵌した高さ微調整スプリング12により微調
整される。
【0028】ねじ締め付け機7の先端をねじ締め付け個
所に合わせて、締め付けレバー8を握って押圧すると、
圧縮空気が供給されてねじ締め付け機7が動作を開始す
る。このねじ締め付け機7の動作の開始により、圧縮空
気の空気圧が低下するため、この空気圧の変化を圧力セ
ンサ32により検知し、移動ベース固定シリンダ27と
ベース固定シリンダ29を動作させて、図2(b)に示す
ように、支点用ストッパー28により前後移動ベース2
6をベース23にロックするとともに、支点用ストッパ
ー30によりベース23を左右移動角型棒21にロック
する。その後、図2(c)に示すように、締め付け用シリ
ンダ31を動作させて、上下移動ガイド11を前後方向
に移動させて、ねじ締め付け機7を押し込み、ねじ締め
をすることができる。
【0029】ねじの締め付け確認と同時に、ねじ締め付
け機7の回転を停止させると、ねじ締め付け機7の停止
により、圧縮空気の空気圧が上昇するため、この空気圧
の変化を圧力センサ32により検知し、締め付け用シリ
ンダ31の動作を停止し、上下移動ガイド11を後退さ
せ、移動ベース固定シリンダ27とベース固定シリンダ
29の動作を停止し、前後移動ベース26とベース23
のロックを解除するとともに、ベース23と左右移動角
型棒21のロックを解除して、図2(a)に示す状態にな
る。以下、この動作を繰り返す。
【0030】このように本実施例によれば、ガイド手段
13によりねじ締め付け機7の先端をねじの締め付け個
所に対して、一定の方向付けを行って案内しているの
で、ねじ締め付け機7のねじ締め付け個所への移動を軽
くすることができ、また、移動ベース固定シリンダ27
とベース固定シリンダ29により、前後移動ベース26
をベース23にロックするとともにベース23を左右移
動角型棒21にロックし、その後、締め付け用シリンダ
31によりねじ締め付け機7を押し込んでねじ締めする
ため、締め付けトルク、締め付け押し力に関係なく手首
への負担を軽減して安定した締め付けをすることがで
き、締め付け作業性を向上することができる。
【0031】また、締め付け用シリンダ31は、ねじ締
め付け機7とガイド手段13との間に設けているので、
ガイド手段13によりねじ締め付け機7を案内して、そ
の先端をねじの締め付け個所に対向させた状態で、締め
付け用シリンダ31によりねじ締め付け機7を押し込ん
でねじ締めをすることができ、締め付け用シリンダ31
を小型で、軽くすることができ、操作性を向上すること
ができる。
【0032】なお、本実施例では、移動ベース固定シリ
ンダ27とベース固定シリンダ29を動作させて、前後
移動ベース26をベース23にロックするとともにベー
ス23を左右移動角型棒21にロックしているが、ベー
ス23は左右移動角型棒21にロックしなくても、締め
付け用シリンダ31を動作させて、ねじ締め付け機7を
押し込み、ねじ締めをすることができる。
【0033】(実施例2)つぎに、本発明の実施例2に
ついて図3を参照しながら説明する。なお、上記実施例
1と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略す
る。
【0034】図3に示すように、左右移動ブロック33
は、前後移動ベース34に固着したガイド棒35に沿っ
て左右に移動自在とし、ねじ締め付け機7をホルダー9
を介して固定した回り止めガイド棒10を装着し、ねじ
締め付け機7を回り止めガイド棒10により回ることな
く、微調整スプリング12により上下方向の高さのみ微
調整できるようにしている。
【0035】ベース36は、上下方向調節ガイド手段1
4を構成する高さ調整部18により高さ調整可能に支持
されており、前後角型移動ガイド37を固着している。
この前後角型移動ガイド37に前後移動ベース34を移
動自在に装着するとともに、前後移動ベース34に押し
込み手段を構成する締め付け用シリンダ38を介して締
め付けシリンダ駆動支点部39を移動自在に装着してい
る。
【0036】締め付けシリンダ駆動支点部固定シリンダ
40は、空気圧により電磁マグネットまたはゴムにより
構成した支点用ストッパー41を動作させて、締め付け
シリンダ駆動支点部39をベース36にロックするもの
で、ロック手段を構成している。また、前後移動ベース
34に左右移動ブロック固定シリンダ42を設け、電磁
マグネットまたはゴムにより構成した支点用ストッパー
43を動作させて、左右移動ブロック33を前後移動ベ
ース34にロックするようにしている。
【0037】上記構成において、図4を参照しながら動
作を説明すると、図4(a)は、締め付け位置合わせの状
態を示すもので、締め付けシリンダ駆動支点部固定シリ
ンダ40と左右移動ブロック固定シリンダ42には、圧
縮空気が供給されておらず、左右移動ブロック33と前
後移動ベース34との間、ベース36と前後移動ベース
34との間はロックされておらず、フリーの状態であ
る。
【0038】この状態で、手動によりねじ締め付け機7
の先端をねじ締め付け個所に合わせる。このとき、左右
方向は左右移動ブロック33を前後移動ベース34に固
着したガイド棒35に沿って左右に移動させ、前後方向
は前後角型移動ガイド37に沿って前後移動ベース34
を前後に移動させる。また、上下方向はホルダー9と上
下移動ガイド11との間に挿嵌した高さ微調整スプリン
グ12により微調整される。
【0039】ねじ締め付け機7の先端をねじ締め付け個
所に合わせて、締め付けレバー8を握って押圧すると、
圧縮空気が供給されてねじ締め付け機7が動作を開始す
る。このねじ締め付け機7の動作の開始により、圧縮空
気の空気圧が低下するため、この空気圧の変化を圧力セ
ンサ32により検知し、締め付けシリンダ駆動支点部固
定シリンダ40と左右移動ブロック固定シリンダ42を
動作させて、図4(b)に示すように、支点用ストッパー
43により左右移動ブロック33を前後移動ベース34
にロックするとともに、支点用ストッパー41により締
め付けシリンダ駆動支点部39をベース36にロックす
る。その後、図4(c)に示すように、締め付け用シリン
ダ38を動作させて、前後移動ベース34を前進させ
て、ねじ締め付け機7を押し込み、ねじ締めをすること
ができる。
【0040】ねじの締め付け確認と同時に、ねじ締め付
け機7の回転を停止させると、ねじ締め付け機7の停止
により、圧縮空気の空気圧が上昇するため、この空気圧
の変化を圧力センサ32により検知し、締め付け用シリ
ンダ38の動作を停止し、前後移動ベース34を後退さ
せ、左右移動ブロック33と前後移動ベース34のロッ
クを解除するとともに、締め付けシリンダ駆動支点部3
9とベース36のロックを解除して、図4(a)に示す状
態になる。以下、この動作を繰り返す。
【0041】このように本実施例によれば、上記実施例
1と同様に、ねじ締め付け機7のねじ締め付け個所への
移動を軽くすることができ、また、ねじ締め付け機7の
動作により、締め付けシリンダ駆動支点部固定シリンダ
40と左右移動ブロック固定シリンダ42を動作させ
て、左右移動ブロック33を前後移動ベース34にロッ
クするとともに、締め付けシリンダ駆動支点部39をベ
ース36にロックし、その後、締め付け用シリンダ38
を動作させて、前後移動ベース34を前後方向に移動さ
せて、ねじ締め付け機7を押し込み、ねじ締めするた
め、締め付けトルク、締め付け押し力に関係なく手首へ
の負担を軽減して安定した締め付けをすることができ、
締め付け作業性を向上することができる。
【0042】また、締め付け用シリンダ38は、前後移
動ベース34を前後方向に移動させて、ねじ締め付け機
7を押し込むように構成したので、締め付け用シリンダ
38をベース36上に組み込むことができ、装置全体を
小型にすることができる。
【0043】なお、本実施例では、締め付けシリンダ駆
動支点部固定シリンダ40と左右移動ブロック固定シリ
ンダ42を動作させて、左右移動ブロック33を前後移
動ベース34にロックするとともに、締め付けシリンダ
駆動支点部39をベース36にロックしているが、左右
移動ブロック33を前後移動ベース34にロックしなく
ても、締め付け用シリンダ38を動作させて、ねじ締め
付け機7を押し込み、ねじ締めをすることができる。
【0044】また、上記各実施例では、ねじ締め付け機
7を前後方向(水平方向)に押し込んでねじ締めしてい
るが、上下方向に押し込んでねじ締めするものも同様に
して構成することができ、同様の作用効果を得ることが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ねじの締め付け個所に対しねじ締め付け
機の先端を一定の方向付けを行って案内するガイド手段
と、前記ねじ締め付け機の動作により前記ガイド手段の
位置をロックするロック手段と、前記ねじ締め付け機を
押し込む押し込み手段とを備えたから、ガイド手段によ
りねじ締め付け機を案内して、その先端をねじの締め付
け個所に対向させることができるため、ねじ締め付け機
のねじ締め付け個所への移動を軽くすることができ、ね
じ締め付け機の動作によりガイド手段の位置をロック手
段によりロックし、押し込み手段によりねじ締め付け機
を押し込んでねじ締めするため、締め付けトルク、締め
付け押し力に関係なく手首への負担を軽減して安定した
締め付けをすることができ、締め付け作業性を向上する
ことができる。また、ねじ締め付け機が固定されている
ため、ねじ締めの位置決めが容易で、ねじ締めの際に、
ねじ締め付け機の先端をすべらせることがなく、製品に
傷などを付けることがなくなる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、ガ
イド手段は、上下方向調節ガイド手段と水平方向調節ガ
イド手段とよりなり、ロック手段は、少なくともねじ締
め付け機を押し込む方向の調節ガイド手段をロックする
ように構成したから、ねじ締め付け機を上下方向に押し
込んでねじ締めする場合は、ロック手段により、少なく
とも上下方向調節ガイド手段をロックし、水平方向に押
し込んでねじ締めする場合は、ロック手段により、少な
くとも水平方向調節ガイド手段をロックすることによっ
て、押し込み手段によりねじ締め付け機を押し込んでね
じ締めすることができ、安定した締め付けをすることが
できるとともに、締め付け作業性を向上することができ
る。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、押
し込み手段は、ねじ締め付け機とガイド手段との間に設
けたから、ガイド手段によりねじ締め付け機を案内し
て、その先端をねじの締め付け個所に対向させた状態
で、押し込み手段によりねじ締め付け機を押し込んでね
じ締めをすることができ、押し込み手段を小型で、軽く
することができ、操作性を向上することができる。
【0048】また、請求項4に記載の発明によれば、押
し込み手段は、ねじ締め付け機をねじ締め方向に案内す
るガイド手段を介して、前記ねじ締め付け機を押し込む
ように構成したから、ガイド手段によりねじ締め付け機
を案内して、その先端をねじの締め付け個所に対向させ
た状態で、押し込み手段によりねじ締め付け機をねじ締
め方向に案内するガイド手段を押し込むことによって、
ねじ締め付け機を押し込んでねじ締めをすることがで
き、押し込み手段をガイド手段の中に組み込むことがで
き、装置全体を小型にすることができる。
【0049】また、請求項5に記載の発明によれば、ね
じ締め付け機の動作を検知する検知手段を備え、前記検
知手段の出力によりロック手段または押し込み手段の少
なくともいずれか一方を動作させるようにしたから、ね
じ締め付け機が動作を開始すると同時に、ロック手段に
よりガイド手段をロックし、押し込み手段によりねじ締
め付け機を押し込んでねじ締めすることができ、使用者
はねじ締め付け機の操作だけでよく、操作性を向上する
ことができる。
【0050】また、請求項6に記載の発明によれば、ね
じ締め付け機は、圧縮空気により駆動するよう構成し、
検知手段は前記ねじ締め付け機の動作による圧縮空気の
圧力変化を検知するようにしたから、ねじ締め付け機は
圧縮空気により駆動するため、安全性が高く、ねじ締め
付け機の動作による圧縮空気の圧力変化を検知手段で検
知することにより、ねじ締め付け機の動作開始と同時
に、ロック手段によりガイド手段をロックし、押し込み
手段によりねじ締め付け機を押し込んでねじ締めするこ
とができ、安全性を向上することができる。
【0051】また、請求項7に記載の発明によれば、ロ
ック手段は、押し込み手段に先行して動作するようにし
たから、押し込み手段によりねじ締め付け機を押し込ん
でねじ締めするときは、常にロック手段によりガイド手
段をロックしているため、押し込み手段の動作によりガ
イド手段が後退することがなく、ねじ締め付け機を押し
込んで確実にねじ締めをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のねじ締め付け機の締め
付け力軽減装置の斜視図
【図2】(a) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の
締め付け位置合わせ時の要部側面図 (b) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の締め付け
前の要部側面図 (c) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の締め付け
時の要部側面図
【図3】本発明の第2の実施例のねじ締め付け機の締め
付け力軽減装置の斜視図
【図4】(a) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の
締め付け位置合わせ時の要部側面図 (b) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の締め付け
前の要部側面図 (c) 同ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の締め付け
時の要部側面図
【図5】従来のねじ締め付け機の締め付け力軽減装置の
斜視図
【符号の説明】
7 ねじ締め付け機 13 ガイド手段 27 移動ベース固定シリンダ(ロック手段) 31 締め付け用シリンダ(押し込み手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじの締め付け個所に対しねじ締め付け
    機の先端を一定の方向付けを行って案内するガイド手段
    と、前記ねじ締め付け機の動作により前記ガイド手段の
    位置をロックするロック手段と、前記ねじ締め付け機を
    押し込む押し込み手段とを備えたねじ締め付け機の締め
    付け力軽減装置。
  2. 【請求項2】 ガイド手段は、上下方向調節ガイド手段
    と水平方向調節ガイド手段とよりなり、ロック手段は、
    少なくともねじ締め付け機を押し込む方向の調節ガイド
    手段をロックするように構成した請求項1記載のねじ締
    め付け機の締め付け力軽減装置。
  3. 【請求項3】 押し込み手段は、ねじ締め付け機とガイ
    ド手段との間に設けた請求項1記載のねじ締め付け機の
    締め付け力軽減装置。
  4. 【請求項4】 押し込み手段は、ねじ締め付け機をねじ
    締め方向に案内するガイド手段を介して、前記ねじ締め
    付け機を押し込むように構成した請求項1記載のねじ締
    め付け機の締め付け力軽減装置。
  5. 【請求項5】 ねじ締め付け機の動作を検知する検知手
    段を備え、前記検知手段の出力によりロック手段または
    押し込み手段の少なくともいずれか一方を動作させるよ
    うにした請求項1記載のねじ締め付け機の締め付け力軽
    減装置。
  6. 【請求項6】 ねじ締め付け機は、圧縮空気により駆動
    するよう構成し、検知手段は前記ねじ締め付け機の動作
    による圧縮空気の圧力変化を検知するようにした請求項
    5記載のねじ締め付け機の締め付け力軽減装置。
  7. 【請求項7】 ロック手段は、押し込み手段に先行して
    動作するようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載
    のねじ締め付け機の締め付け力軽減装置。
JP32933396A 1996-12-10 1996-12-10 ねじ締め付け機の締め付け力軽減装置 Pending JPH10166228A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093818A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Hyundai Motor Co Ltd ねじ締結作業用ジグ装置
CN108448463A (zh) * 2018-05-15 2018-08-24 张晓锋 一种电力配电柜安装设备

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JP2008093818A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Hyundai Motor Co Ltd ねじ締結作業用ジグ装置
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