JPH10165503A - 緊急用簡易蘇生器 - Google Patents
緊急用簡易蘇生器Info
- Publication number
- JPH10165503A JPH10165503A JP35941696A JP35941696A JPH10165503A JP H10165503 A JPH10165503 A JP H10165503A JP 35941696 A JP35941696 A JP 35941696A JP 35941696 A JP35941696 A JP 35941696A JP H10165503 A JPH10165503 A JP H10165503A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- bag
- extension
- compression
- sick
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Percussion Or Vibration Massage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 この発明は、呼吸脈拍が停止した傷病者の
胸骨部に圧迫体を当て用手による心臓マッサージを行
い、マッサージの途中に間髪を入れず、伸縮バネのつい
た伸縮バッグにより空気を傷病者の気道へ送り、人口呼
吸を施す装置に関するものである。 【構 成】 傷病者の胸骨部を圧迫するため、楕円状の
圧迫体１に円形の手かけ部２と円柱状の支柱１０を設
け、傷病者の気道に空気を送るため、円柱状の支柱１０
を上下スライドする伸縮バッグ３には、伸縮バネと付
し、伸縮バッグ３を作動させる把手５を設け、それを上
下させることにより手かけ部２に設けた吸気弁８と送気
弁９が作動して空気を吸気及び送気し、マスク７まで空
気を送気する送気管６を設けて、心臓マッサージと人口
呼吸をリズミカルに実施する。
胸骨部に圧迫体を当て用手による心臓マッサージを行
い、マッサージの途中に間髪を入れず、伸縮バネのつい
た伸縮バッグにより空気を傷病者の気道へ送り、人口呼
吸を施す装置に関するものである。 【構 成】 傷病者の胸骨部を圧迫するため、楕円状の
圧迫体１に円形の手かけ部２と円柱状の支柱１０を設
け、傷病者の気道に空気を送るため、円柱状の支柱１０
を上下スライドする伸縮バッグ３には、伸縮バネと付
し、伸縮バッグ３を作動させる把手５を設け、それを上
下させることにより手かけ部２に設けた吸気弁８と送気
弁９が作動して空気を吸気及び送気し、マスク７まで空
気を送気する送気管６を設けて、心臓マッサージと人口
呼吸をリズミカルに実施する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、呼吸や心臓の拍動が
停止した傷病者に対し、心臓を圧迫して血流を発生さ
せ、間髪を入れずに人工呼吸を行い、医療機関等の管理
下に入るまでの間、血液循環と呼吸を確保し尊い生命を
保護するための装置に関するものである。
停止した傷病者に対し、心臓を圧迫して血流を発生さ
せ、間髪を入れずに人工呼吸を行い、医療機関等の管理
下に入るまでの間、血液循環と呼吸を確保し尊い生命を
保護するための装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】交通事故や一般負傷、脳疾患や心臓疾患
その他の原因で、呼吸や心臓の拍動が停止に陥った傷病
者を蘇生させるため、医療機関等の管理下に入るまで、
施術者が手を用いての胸骨圧迫心臓マッサージと、口対
口の呼気吹き込みによる人口呼吸を行っているが、施術
者が２人で、心臓マッサージ５回に対し人口呼吸１回の
割りで分担し、リズミカルに繰り返し行うのが一番効率
の良い方法であるが、施術者が１人の場合、心臓マッサ
ージが１５回に対し人工呼吸２回の割りで実施しなけれ
ばならず、心臓マッサージから人工呼吸へ移行する際の
ロスタイムが生じ、生体のリズムとは程遠い施術とな
り、かつ非常に体力を消耗してしまう。また、見知らぬ
人への口対口での人口呼吸は非常に抵抗感があり、不衛
生で感染の心配もある。そして、呼気吹き込みによる人
工呼吸は効果があるとはいっても、大気中に含まれる酸
素濃度（２１パーセント）ほどの酸素含有量は期待でき
ず、施術者の疲労度によって酸素含有量は減衰し、効率
が悪化する。
その他の原因で、呼吸や心臓の拍動が停止に陥った傷病
者を蘇生させるため、医療機関等の管理下に入るまで、
施術者が手を用いての胸骨圧迫心臓マッサージと、口対
口の呼気吹き込みによる人口呼吸を行っているが、施術
者が２人で、心臓マッサージ５回に対し人口呼吸１回の
割りで分担し、リズミカルに繰り返し行うのが一番効率
の良い方法であるが、施術者が１人の場合、心臓マッサ
ージが１５回に対し人工呼吸２回の割りで実施しなけれ
ばならず、心臓マッサージから人工呼吸へ移行する際の
ロスタイムが生じ、生体のリズムとは程遠い施術とな
り、かつ非常に体力を消耗してしまう。また、見知らぬ
人への口対口での人口呼吸は非常に抵抗感があり、不衛
生で感染の心配もある。そして、呼気吹き込みによる人
工呼吸は効果があるとはいっても、大気中に含まれる酸
素濃度（２１パーセント）ほどの酸素含有量は期待でき
ず、施術者の疲労度によって酸素含有量は減衰し、効率
が悪化する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、施術者が
１人しかいない場合も、心臓マッサージ後間髪を入れず
に、口対口によらずに新鮮な空気を傷病者に吸入させ、
施術者に疲労を及ぼすことなくリズミカルに蘇生術を施
せば、従来の蘇生法に比べ格段に生体に近いリズムが得
られ、より多くの尊い生命が救われる事は確実である。
１人しかいない場合も、心臓マッサージ後間髪を入れず
に、口対口によらずに新鮮な空気を傷病者に吸入させ、
施術者に疲労を及ぼすことなくリズミカルに蘇生術を施
せば、従来の蘇生法に比べ格段に生体に近いリズムが得
られ、より多くの尊い生命が救われる事は確実である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、 （イ）硬質ゴムあるいは硬質ビニール製の圧迫体は、胸
骨部分に当てるため楕円状で偏平のものとする。 （ロ）プラスチック製あるいは木製で、施術者が手を用
いて圧迫を行うための、円形で厚みのある手かけ部と、
圧迫力を鉛直方向に圧迫体に伝える円柱形の支柱は、強
固に接続されている。 （ハ）空気を吸入送気する伸縮バッグは、蛇腹で弾力性
のある透明のシリコンゴムあるいは、ビニール製で。内
部に伸縮性の強いバネが装着され、常には縮んでおり、
空気吸入時、前述の支柱をスライドしながら蛇腹の伸縮
バッグが伸張する。伸張時の伸縮バッグの容積は子供用
で８００ＣＣ程度、大人用で１３００ＣＣ程度とする。 （ニ）伸縮バッグの下端は、プラスチックあるいは木製
で、施術者手がを用いて伸縮させるため同材質の把手が
接続されている。 （ホ）伸縮バッグから送気された空気を傷病者の口元ま
で送るための、送気管はシリコンゴム製あるいはビニー
ル製で、伸縮バッグと患者の気道に空気を送るマスクに
接続されている。 （ヘ）傷病者の顔に当てるマスクは、顔面固定バンドと
一方向弁が付されており、傷病者の鼻部、口部に密着
し、伸縮バッグから送気された空気を傷病者の気道に送
り、傷病者の吐く息は一方向弁（リーベンバルブ）によ
り外気に放出する。 以上のように装置する。
ると、 （イ）硬質ゴムあるいは硬質ビニール製の圧迫体は、胸
骨部分に当てるため楕円状で偏平のものとする。 （ロ）プラスチック製あるいは木製で、施術者が手を用
いて圧迫を行うための、円形で厚みのある手かけ部と、
圧迫力を鉛直方向に圧迫体に伝える円柱形の支柱は、強
固に接続されている。 （ハ）空気を吸入送気する伸縮バッグは、蛇腹で弾力性
のある透明のシリコンゴムあるいは、ビニール製で。内
部に伸縮性の強いバネが装着され、常には縮んでおり、
空気吸入時、前述の支柱をスライドしながら蛇腹の伸縮
バッグが伸張する。伸張時の伸縮バッグの容積は子供用
で８００ＣＣ程度、大人用で１３００ＣＣ程度とする。 （ニ）伸縮バッグの下端は、プラスチックあるいは木製
で、施術者手がを用いて伸縮させるため同材質の把手が
接続されている。 （ホ）伸縮バッグから送気された空気を傷病者の口元ま
で送るための、送気管はシリコンゴム製あるいはビニー
ル製で、伸縮バッグと患者の気道に空気を送るマスクに
接続されている。 （ヘ）傷病者の顔に当てるマスクは、顔面固定バンドと
一方向弁が付されており、傷病者の鼻部、口部に密着
し、伸縮バッグから送気された空気を傷病者の気道に送
り、傷病者の吐く息は一方向弁（リーベンバルブ）によ
り外気に放出する。 以上のように装置する。
【０００５】
【作用】次に本発明の作用を述べると、施術者の体重と
腕力により圧迫力が圧迫体に伝えられ傷病者の胸都を成
人で３〜５ｃｍ圧し下がるよう４回圧迫し心臓の血液拍
出を促す。引き続き５回目に伸縮体に設けられた把手に
施術者の手を移し変え、伸縮バッグを下にスライドさせ
ながら同等の強さの圧迫を行うと、伸縮バッグが伸展し
バッグの内部が陰圧となり、空気が吸気弁から伸縮バッ
グ内部に流入する。その後圧迫を解き心臓の静脈還流を
促すために施術者の手は把手を握ったまま上に上げる
と、伸縮バッグの内部に設けたバネの力により、伸縮バ
ッグが円柱状の支柱をスライドしながら漏気することな
く収縮し、送気弁から送気管側へ空気が押し出され、マ
スクを介して患者の気道に空気が送られる。 このよう
に５回目の圧迫後、間髪を入れず自動的に人工呼吸が施
術できるメリットが得られる。
腕力により圧迫力が圧迫体に伝えられ傷病者の胸都を成
人で３〜５ｃｍ圧し下がるよう４回圧迫し心臓の血液拍
出を促す。引き続き５回目に伸縮体に設けられた把手に
施術者の手を移し変え、伸縮バッグを下にスライドさせ
ながら同等の強さの圧迫を行うと、伸縮バッグが伸展し
バッグの内部が陰圧となり、空気が吸気弁から伸縮バッ
グ内部に流入する。その後圧迫を解き心臓の静脈還流を
促すために施術者の手は把手を握ったまま上に上げる
と、伸縮バッグの内部に設けたバネの力により、伸縮バ
ッグが円柱状の支柱をスライドしながら漏気することな
く収縮し、送気弁から送気管側へ空気が押し出され、マ
スクを介して患者の気道に空気が送られる。 このよう
に５回目の圧迫後、間髪を入れず自動的に人工呼吸が施
術できるメリットが得られる。
【０００６】
【実施例】呼吸、脈拍の停止した傷病者に対し、マスク
を顔面に装着すると同時に圧迫体を胸骨部に当て、手か
け部に施術者の両手掌を当て体重を利用して心臓マッサ
ージを４回行い、５回目の心臓マッサージの時に両手を
伸縮バッグに接続された把手にもち変え、伸縮バッグを
スライドさせながら圧迫を行う。その後把手から手を離
す事なく伸縮バッグをスライドさせながら収縮させ、傷
病者の気道に空気を送気する。この施術法を傷病者の意
識が回復するか、医療機関等の管理下に入るまで続行す
る。また、支柱１０を伸縮バッグ３の外側に設けて圧迫
力伝達板１１に接続しても同じ効果がある。なお圧迫力
伝達板１１は圧迫体１とも堅固に接続するものとする。
を顔面に装着すると同時に圧迫体を胸骨部に当て、手か
け部に施術者の両手掌を当て体重を利用して心臓マッサ
ージを４回行い、５回目の心臓マッサージの時に両手を
伸縮バッグに接続された把手にもち変え、伸縮バッグを
スライドさせながら圧迫を行う。その後把手から手を離
す事なく伸縮バッグをスライドさせながら収縮させ、傷
病者の気道に空気を送気する。この施術法を傷病者の意
識が回復するか、医療機関等の管理下に入るまで続行す
る。また、支柱１０を伸縮バッグ３の外側に設けて圧迫
力伝達板１１に接続しても同じ効果がある。なお圧迫力
伝達板１１は圧迫体１とも堅固に接続するものとする。
【０００７】
【発明の効果】呼吸脈拍の停止した傷病者を発見後、直
ちに実施でき、施術者が一人であってもリズミカルな施
術が長時間可能で、感染等の心配が無く新鮮な空気を常
に吸入せしめることが可能で、施術者の疲労度が著しく
軽減され、尊い生命を救命せしめる社会的貢献度は極め
て高い。
ちに実施でき、施術者が一人であってもリズミカルな施
術が長時間可能で、感染等の心配が無く新鮮な空気を常
に吸入せしめることが可能で、施術者の疲労度が著しく
軽減され、尊い生命を救命せしめる社会的貢献度は極め
て高い。
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の断面図
【図３】本発明の使用斜視図
【図４】本発明の他の実施例の斜視図
１は圧迫体 ２は手かけ部 ３は空気を吸入、送気する伸縮バッグ ４は伸縮バネ ５は伸縮バッグを作動させる把手 ６は送気管 ７はマスク ８は吸気弁 ９は送気弁 １０は支柱 １１は圧迫力伝達板
Claims (2)
- 【請求項１】（イ） 心臓マッサージをおこなうため、
心臓が止まった傷病者の胸部を圧迫する圧迫体１を設け
る。 （ロ） 施術者が手を用いて胸都圧迫を行うための手か
け部２と、その圧迫力を圧迫体１に伝達するための支柱
１０を設ける （ハ） 胸部圧迫の後、人口呼吸のため伸縮バネ４によ
り伸縮して空気を吸入、送気する伸縮バッグ３を設ける （ニ） 伸縮バッグ３を、施術者の手を用いて伸縮させ
るための把手５と、バッグを伸展して空気を吸気する吸
気弁８を設ける。 （ホ） 伸縮バッグ３から送気された空気をマスクへ送
るための送気管６と送気弁９を設ける。 （ヘ） 伸縮バッグから送気された空気を傷病者の気道
へ送るため、一方向弁のついたマスク７を設ける。 以上のごとく構成された、緊急用簡易蘇生器 - 【請求項２】 支柱１０を伸縮バッグ３の外側に取り付
け、圧迫力伝達板１１を設けた請求項１の緊急用簡易蘇
生器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35941696A JPH10165503A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 緊急用簡易蘇生器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35941696A JPH10165503A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 緊急用簡易蘇生器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10165503A true JPH10165503A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18464395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35941696A Pending JPH10165503A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 緊急用簡易蘇生器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10165503A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040467A (ko) * | 2000-11-24 | 2002-05-30 | 홍사혁 | 휴대용 자동공압 심폐소생장치 |
| KR101186403B1 (ko) | 2010-04-01 | 2012-09-27 | 합자회사 모우메디칼 | 공기량 조절이 가능한 수동호흡기 |
| CN103920213A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-16 | 连军 | 医用氧气袋 |
| CN105476834A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-04-13 | 马俊 | 一种急诊科医疗心肺复苏器 |
| CN107582342A (zh) * | 2015-12-27 | 2018-01-16 | 合肥龙息信息技术有限公司 | 一种用于孕妇乳房的按摩装置 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP35941696A patent/JPH10165503A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040467A (ko) * | 2000-11-24 | 2002-05-30 | 홍사혁 | 휴대용 자동공압 심폐소생장치 |
| KR101186403B1 (ko) | 2010-04-01 | 2012-09-27 | 합자회사 모우메디칼 | 공기량 조절이 가능한 수동호흡기 |
| CN103920213A (zh) * | 2014-04-23 | 2014-07-16 | 连军 | 医用氧气袋 |
| CN107582342A (zh) * | 2015-12-27 | 2018-01-16 | 合肥龙息信息技术有限公司 | 一种用于孕妇乳房的按摩装置 |
| CN105476834A (zh) * | 2016-01-19 | 2016-04-13 | 马俊 | 一种急诊科医疗心肺复苏器 |
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