JPH10164823A - 高調波電流抑制フィルタ - Google Patents

高調波電流抑制フィルタ

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JPH10164823A
JPH10164823A JP31519696A JP31519696A JPH10164823A JP H10164823 A JPH10164823 A JP H10164823A JP 31519696 A JP31519696 A JP 31519696A JP 31519696 A JP31519696 A JP 31519696A JP H10164823 A JPH10164823 A JP H10164823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harmonic
filter
power
current
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP31519696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kamoi
健司 鴨居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Lambda Corp
Original Assignee
TDK Lambda Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Lambda Corp filed Critical TDK Lambda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の電気機器に対し大掛かりな設計変更を
行なわなくても、簡単に高調波電流の抑制効果を得るよ
うにする。 【解決手段】 電気機器1の電源プラグ5をアウトレッ
ト16に装着し、フィルタ本体12の電源プラグ15を電源ラ
インのコンセントに装着する。フィルタ本体12は、電源
本体3から発生する高調波電流を抑制する。既存の電気
機器1の筐体2に対し手を加えず、外付けのフィルタ本
体12を筐体2に装着するだけで、高調波規格を満足す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器から
発生する高調波電流の抑制を目的とした高調波電流抑制
フィルタに関する。
【0002】
【発明の解決しようとする技術的課題】従来の各種電気
機器における内部構成を図4に示す。同図において、10
1 は電気機器の筐体、102 はこの筐体101 の内部に組み
込まれたコンデンサインプット方式のスイッチング電源
装置本体(以下、単に電源本体と称する)である。電源
本体102 には電源プラグ103 を介して所定の交流電源電
圧が印加されるが、この電源電圧を電源本体102 に直接
印加すると、電源装置102 の入力側に設けたライン−ラ
イン間平滑用コンデンサ(図示せず)により、入力電流
波形がピーク値を持って、不要な高調波成分を含有する
ようになる。したがって、筐体101 内部の電源本体102
の入力段に、チョークコイルからなる高調波電流抑制器
104 を予め内蔵することで、電気機器の筐体101 全体と
して各種規格に適合する満足な高調波抑制効果を得るよ
うにしている。
【0003】上記のように、高調波電流抑制器104 を予
め筐体101 の内部に組み込んだ電気機器は、高調波規格
を満足しているため、例えば海外などにそのまま出荷で
き問題とはならないが、高調波電流対策を十分に行なわ
ないまま電気機器を設計した場合には、後から高調波電
流抑制器104 を組み込むことができず、大掛かりな設計
変更を行なわない限り、高調波規格を満足することがで
きない。したがって、製品の出荷に支障を来たすなどの
問題を生じていた。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、既存の
電気機器に対し大掛かりな設計変更を行なわなくても、
簡単に高調波電流の抑制効果を得ることが可能な高調波
電流抑制フィルタを提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高調波電流抑制
フィルタは、前記目的を達成するために、高調波電流抑
制器を内蔵するフィルタ本体を、電気機器筐体とは別体
でこの電気機器筐体の入力段に着脱可能に設けて構成さ
れる。
【0006】上記構成によれば、既存の電気機器筐体に
対し手を加えることなく、外付けのフィルタ本体を電気
機器筐体に装着するだけで、高調波規格を満足した製品
を提供することができるようになる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の各実施例について、
添付図面を参照しながら説明する。図1および図2は本
発明の第1実施例を示すものであり、全体構成を示す図
1において、1は各種の電気機器であって、この電気機
器1の外殻を形成する筐体2には、動作電圧を電気機器
1の各部に供給するコンデンサインプット方式のスイッ
チング電源装置本体すなわち電源本体3が内蔵される。
筐体2の背面には、電源本体3の入力側に接続した電源
コード4が設けられており、この電源コード4の先端に
例えば3ピン式の電源プラグ5が配設される。電源プラ
グ5は、電源ラインの図示しないコンセントに直接差し
込むことができるが、この場合は、内蔵する電源本体3
から電源ラインに高周波電流がそのまま侵入し、所定の
高調波規格を満足しない状態となっている。なお、前記
電気機器1とは、具体的には小型電子機器なども含めた
電気的に作動するあらゆる機器がこれに該当する。
【0008】一方、11は例えば樹脂製のケースなどのフ
ィルタ本体12により外殻を形成した高調波抑制電流フィ
ルタである。この高調波抑制電流フィルタ11は、後述す
る高調波抑制器たるチョークコイル23がフィルタ本体12
に内蔵されると共に、電源コード14の先端に備えたフィ
ルタ入力接続手段に相当する電源コード15と、前記筐体
2の入力側にあって電源プラグ5が着脱可能なフィルタ
出力接続手段に相当する3ソケット式アウトレット16と
を各々備えている。そして、フィルタ本体12のアウトレ
ット16に前記電源プラグ5を差し込み、電源プラグ15を
電源ラインのコンセントに差し込むことによって、電源
本体3から発生する高調波電流をフィルタ本体12の内部
で抑制するように構成してある。
【0009】次に、高調波抑制電流フィルタ11の電気的
構成を図2にて説明する。同図において、21,21Aはフ
ィルタ本体12の内部に備えた一対の入力端子であり、こ
の入力端子21,21Aには前記電源コード15が接続され
る。また、22,22Aは同じくフィルタ本体12の内部に備
えた一対の出力端子であり、この出力端子22,22Aには
前記アウトレット16が接続される。入力端子21と出力端
子22との間、および入力端子21Aと出力端子22Aとの間
には、チョークコイル23を構成する同一巻数の巻線24,
24Aが各々挿入接続される。そして、巻線24,24Aは、
電源本体3からの高調波電流に対しては磁束が重なり合
ってインダクタンスが大きくなるように(阻止帯域)、
共通する磁芯25に巻回される。なお、26は巻線24の両端
および巻線24Aの両端に各々接続された抵抗である。こ
の抵抗26は、チョークコイル23と電源本体3の入力側に
設けられたライン−ライン間コンデンサ(図示せず)と
による直列共振を防止するためにある。
【0010】そして、本実施例においては、電気機器1
の電源プラグ5をフィルタ本体12のアウトレット16に装
着する一方、この電子機器1の筐体2とは別体のフィル
タ本体12の電源プラグ15を、電源ラインのコンセントに
装着する。これにより、電子機器1の筐体2単独では高
調波規格を満足しない製品であっても、本実施例におけ
る外付けのフィルタ本体12を装着することによって、高
調波規格を満足させることができる。
【0011】以上のように本実施例では、高調波電流抑
制器たるチョークコイル11を内蔵するフィルタ本体12
が、電気機器1の筐体2とは別体でこの筐体2の入力段
に着脱可能に設けられることから、既存の電気機器1の
筐体2に対し手を加えることなく、外付けのフィルタ本
体12を筐体2に装着するだけで、高調波規格を満足した
製品を提供することができるようになる。したがって、
既存の電気機器1に対し大掛かりな設計変更を行なわな
くても、本実施例のフィルタ本体12を利用することによ
り、簡単に高調波電流の抑制効果を得ることが可能にな
る。
【0012】また、本実施例では、高調波電流抑制器が
チョークコイル23などのインダクタンス素子であって、
このインダクタンス素子に共振防止用の抵抗26が接続さ
れているので、筐体2の入力側に設けたライン−ライン
間コンデンサとの共振現象により、満足な高調波電流抑
制効果が得られなくなる虞れを一掃できる。
【0013】次に、本発明の第2実施例を図3に基づき
説明する。本実施例の高調波抑制電流フィルタ11は、チ
ョークコイル23の前段すなわち入力端子21,21A側にノ
イズフィルタ30を備えて構成される。具体的には、ノイ
ズフィルタ30は、共通の磁芯31に同一巻数の巻線32,32
Aを巻回して構成されるコモンモードチョークコイル33
と、このコモンモードチョークコイル33の後段におい
て、ライン−FG(接地)間に接続される一対のライン
・バイパス用コンデンサ34,35と、コモンモードチョー
クコイル33の前段において、ライン−ライン間に接続さ
れるアクロス・ザ・ライン用コンデンサ36とを備えてお
り、コモンモードチョークコイル33およびライン・バイ
パス用コンデンサ34,35により、主に非対称波成分のコ
モンモードノイズを除去する一方、アクロス・ザ・ライ
ン用コンデンサ36により、主に対称波成分のノーマルモ
ードノイズを除去するように構成してある。なお、その
他の点は、図1に示す全体構成の外観も含めて、前記第
1実施例と全く同一の構成を有している。
【0014】そして、本実施例においても、既存の電気
機器1の筐体2に対し手を加えることなく、外付けのフ
ィルタ本体12を筐体2に装着するだけで、高調波規格を
満足した製品を提供することができるようになる。した
がって、既存の電気機器1に対し大掛かりな設計変更を
行なわなくても、フィルタ本体12を利用して簡単に高調
波電流の抑制効果を得ることが可能になる。
【0015】また、本実施例では、EMI(Electro Ma
gnetic Interference )対策が十分なされていない電子
機器1の筐体2に対しても、大掛かりな設計を行なうこ
となく、フィルタ本体12に内蔵したノイズフィルタ30に
より、電気機器1の筐体2から発生するノイズ成分を効
果的に除去することが可能になる。
【0016】なお本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。例えば、電気機器筐体およびフィルタ本体
の材質や形状は特に限定されない。また、複数の電気機
器筐体に対し、単一のフィルタ本体を着脱可能に設ける
ようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の高調波電流抑制フィルタは、高
調波電流抑制器を内蔵するフィルタ本体を、電気機器筐
体とは別体でこの電気機器筐体の入力段に着脱可能に設
けて構成され、既存の電気機器に対し大掛かりな設計変
更を行なわなくても、簡単に高調波電流の抑制効果を得
ることが可能になる、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体斜視図である。
【図2】同上高調波抑制電流フィルタの回路図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す全体斜視図である。
【図4】従来例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 電気機器 2 筐体 12 フィルタ本体 23 チョークコイル(高調波電流抑制器)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高調波電流抑制器を内蔵するフィルタ本
    体を、電気機器筐体とは別体でこの電気機器筐体の入力
    段に着脱可能に設けたことを特徴とする高調波電流抑制
    フィルタ。
JP31519696A 1996-11-26 1996-11-26 高調波電流抑制フィルタ Pending JPH10164823A (ja)

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JP31519696A JPH10164823A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 高調波電流抑制フィルタ

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JPH10164823A true JPH10164823A (ja) 1998-06-19

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ID=18062573

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JP (1) JPH10164823A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6801103B2 (en) 2001-12-25 2004-10-05 Emc Inc. Noise filter
JP2007335674A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Fuji Electric Holdings Co Ltd ノイズフィルタ構成
JP2009005581A (ja) * 2008-10-06 2009-01-08 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd フィルタ装置、及びそのフィルタ装置が接続される電力変換装置

Cited By (3)

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