JPH10161936A - コピープロテクト方法及びコピープロテクト装置 - Google Patents

コピープロテクト方法及びコピープロテクト装置

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Publication number
JPH10161936A
JPH10161936A JP8320507A JP32050796A JPH10161936A JP H10161936 A JPH10161936 A JP H10161936A JP 8320507 A JP8320507 A JP 8320507A JP 32050796 A JP32050796 A JP 32050796A JP H10161936 A JPH10161936 A JP H10161936A
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Application number
JP8320507A
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English (en)
Inventor
Junichiro Suda
淳一郎 須田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、大容量記録媒体に記録された情報を
読取るドライブ装置がコンピュータ本体に接続されるシ
ステムに於いて、ドライブ装置とコンピュータ本体との
間に、記録媒体に記録されたコピー可否に関する制御情
報を転送する専用の信号路を設け、当該信号路を介して
受け渡される制御情報を用いたハードウェア制御により
媒体より読出された情報のコピーを規制することを課題
とする。 【解決手段】DVD再生装置10は、DVDメディアの
読取り動作時に於いて、情報出力ポート16とは独立し
て設けられたプロテクト情報出力ポート(Protect I/O-
Port)17よりコピープロテクト情報(PT)を出力す
る。パーソナルコンピュータ本体(PC)20は、コピ
ープロテクト情報(PT)を受けて当該情報を用いたハ
ードウェア制御によりバス上を流れるDVDメディアの
読取り情報(DT)に対するコピープロテクトの制御を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テム上で著作権保護を必要とするデータを扱う際に適用
して好適なコピープロテクト方法、及びコピープロテク
ト装置に関する。
【0002】又、本発明は、DVD(Digital Versatil
e Disk)、CD−ROM、ハードディスク等のメディア
に記録された情報を扱う際に適用して好適なコピープロ
テクト方法、及びコピープロテクト装置に関する。
【0003】又、本発明は、処理装置と、当該処理装置
にバスを介して接続される補助記憶又は補助記憶に相当
する装置との間で、複製を規制するデータが受け渡され
るコンピュータシステム、当該コンピュータシステムに
適用されるコピープロテクト方法、及びコピープロテク
ト装置に関する。
【0004】又、本発明は、複数のデバイスが接続され
たバスを経由して動画データ、サウンドデータ等、複製
の制限を必要とする情報が受け渡されるコンピュータシ
ステム、当該コンピュータシステムに適用されるコピー
プロテクト方法、及びコピープロテクト装置に関する。
【0005】又、本発明は、MPEG2等により画像圧
縮された映画、音楽等の情報(提供情報)を再生出力す
る再生機能をもつ情報処理システム、当該システムに適
用されるコピープロテクト方法、及びコピープロテクト
装置に関する。
【0006】
【従来の技術】近年、情報記録メディアとして、映画、
音楽等の情報(提供情報)をMPEG2により画像圧縮
して大容量の回転記録媒体に収めたDVD(Digital Ve
rsatile Disk)が開発され、これに伴い各種DVDの再
生装置が開発されている。
【0007】この種、DVDメディアを利用する主な環
境として、当面は、DVDビデオプレーヤと、DVD−
ROMドライブが挙げられる。DVDビデオプレーヤ
は、DVDメディアから、静止画/動画、及び音声信号
等を読取り、再生して家庭用のテレビジョン受像機、モ
ニタ等に送出し再生出力する。
【0008】DVD−ROMドライブは、DVDメディ
アから映像/動画、音声信号又はディジタルデータ信号
を読取り、パーソナルコンピュータのバス上に送出し
て、パーソナルコンピュータの表示デバイス等に再生出
力する。
【0009】上記したDVD−ROMドライブにあって
は、DVDメディアより読取った情報がパーソナルコン
ピュータのバスを介して転送され表示部等に出力される
ことから、不正な複製を確実に防止するための信頼性の
高いコピープロテクト技術が必要とされる。
【0010】従来のこの種コピープロテクト技術は、提
供情報を記録したCD−ROM等の記録媒体に、不正複
製防止情報を併せて記録しておき、この不正複製防止情
報を提供情報とともに読出して不正複製防止装置に伝送
し、提供情報に複製防止の加工を施すことにより不正複
製を防止している。
【0011】しかしながら、このような従来のコピープ
ロテクト技術に於いては、ディスクに記録されている提
供情報が不正複製防止装置に伝送されるまで複製防止の
加工が施されておらず、従ってディスクの読出装置と再
生装置との間に伝送装置としてコンピュータ装置が介在
するようなシステム構成に於いては提供情報の不正な複
製を許してしまう。
【0012】このように、従来では、提供情報の受け渡
しにコンピュータが介在するシステムに於いて、不正な
複製を確実に防止することのできる信頼性の高いコピー
プロテクト技術が確立されておらず、特に、提供情報を
コンピュータに取り込んで利用できるシステムを構築し
ようとしたとき、全ての提供情報を対象に不正な複製を
許してしまうという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、CD−ROM等の大容量記録媒体等により提供さ
れる映像情報、音楽情報等による提供情報の受け渡しに
コンピュータが介在するシステムに於いて、不正な複製
を確実に防止することのできる信頼性の高いコピープロ
テクト技術が確立されておらず、特に、提供情報を選択
的にコンピュータに取り込んで利用できるシステムを構
築しようとしたとき、全ての提供情報を対象に不正な複
製を許してしまうという問題があった。
【0014】本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
で、DVD、CD−ROM、ハードディスク等のメディ
アより提供される情報の受け渡しにコンピュータが介在
するシステムに於いて、上記情報の不正な複製を確実に
防止することのできる信頼性の高いコピープロテクト方
法及びコピープロテクト装置を提供することを目的とす
る。
【0015】又、本発明は、コンピュータシステム内で
バスを経由して受け渡される動画データ、サウンドデー
タ等、複製の制限が必要な情報に対し、その複製を確実
に防止して信頼性の高いデータ保護機能を実現できるコ
ンピュータシステム、コピープロテクト方法、及びコピ
ープロテクト装置を提供することを目的とする。
【0016】又、本発明は、バスを経由してDVD、C
D−ROM、ハードディスク等のメディアより提供され
る情報が受け渡されるコンピュータシステムに於いて、
バスに接続される特定の装置に対して、又は特定の装置
を選択して、当該装置による不正な複製を確実に防止す
ることのできる信頼性の高いコンピュータシステム、コ
ピープロテクト方法、及びコピープロテクト装置を提供
することを目的とする。
【0017】又、本発明は、DVD再生装置からコンピ
ュータ本体にコピー可否に関する制御情報を転送する専
用線を用意することで、DVDメディアより提供される
情報の不正な複製をハードウェア的に防止した上で、コ
ンピュータ上で標準的に使用されているバス上にDVD
メディアより提供される情報を流すことのできるコンピ
ュータシステム、コピープロテクト方法、及びコピープ
ロテクト装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、大容量記録媒
体に記録された情報を読取るドライブ装置がコンピュー
タ本体に接続されるシステムのコピープロテクト方法で
あって、前記ドライブ装置とコンピュータ本体との間
に、記録媒体に記録されたコピー可否に関する制御情報
を転送する専用の信号路を設け、当該信号路を介して受
け渡される制御情報を用いたハードウェア制御により記
録媒体より読出された情報のコピーを規制することを特
徴とする。
【0019】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
で読取った読取り情報がコンピュータ本体のバス上に流
れるシステムのコピープロテクト方法であって、前記ド
ライブ装置とコンピュータ本体との間に、記録媒体に記
録されたコピー可否に関する制御情報を転送する専用の
信号路を設け、前記コンピュータ本体が前記信号路を介
して受けた制御情報を用いたハードウェア制御により、
前記バス上に流れる前記読取り情報のコピーを規制する
ことを特徴とする。
【0020】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
で読取った読取り情報がコンピュータ本体のバス上に流
れるシステムのコピープロテクト方法であって、前記コ
ンピュータ本体は、前記ドライブ装置より、前記読取り
情報及び当該情報のコピー可否に関する制御情報を受
け、前記バス上に接続されるデバイスに対して前記制御
情報に従うハードウェア制御で前記バス上を流れる前記
読取り情報のコピーを規制することを特徴とする。
【0021】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
で読取った読取り情報がコンピュータ本体のバス上に流
れるシステムのコピープロテクト方法であって、前記コ
ンピュータ本体は、前記バス上に接続されたデバイスの
情報を管理し、前記ドライブ装置より、前記読取り情報
及び当該情報のコピー可否に関する制御情報を受け、バ
スアクセス制御の際に、前記デバイスの設定情報と前記
制御情報と前記バス上のアドレスとをもとに、アクセス
しようとするターゲットがアクセスを禁止しているデバ
イスであるか否かを判断し、アクセスを禁止しているデ
バイスであるとき、そのバスサイクルを終了させバスア
クセスを制限して、前記バス上を流れる前記読取り情報
のコピーを規制することを特徴とする。
【0022】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
で読取った読取り情報がコンピュータ本体のバス上に流
れるシステムのコピープロテクト方法であって、前記コ
ンピュータ本体は、前記ドライブ装置より、前記読取り
情報及び当該情報のコピー可否に関する制御情報を受
け、前記制御情報に従い前記バスにつながる単数又は複
数の特定デバイスからのバスアクセス要求をハードウェ
アにより無効化して、前記バス上を流れる前記読取り情
報のコピーを規制することを特徴とする。
【0023】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
で読取った読取り情報がコンピュータ本体のバスを流れ
るシステムのコピープロテクト装置であって、前記ドラ
イブ装置に、前記記録媒体に記録された情報のコピー可
否に関する制御情報を送出する専用の出力ポートを設
け、前記コンピュータ本体に、前記出力ポートより出力
される制御情報を受ける専用の入力ポートを設けて、前
記各ポートを介して受けた前記制御情報を用いたハード
ウェア制御により、前記バスを流れる前記読取り情報の
コピーを規制することを特徴とする。
【0024】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
より読取った読取り情報がコンピュータ本体のバス上に
流れるシステムのコピープロテクト装置であって、前記
ドライブ装置には前記読取り情報のコピー可否に関する
制御情報を前記コンピュータ本体に送出する手段を設
け、前記コンピュータ本体には前記制御情報をもとに前
記バス上に接続されたデバイスのバスアクセスを制限す
るハードウェアを設けて、前記バス上に流れる読取り情
報のコピーを規制することを特徴とする。
【0025】又、本発明は、大容量記録媒体に記録され
た情報を読取るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置
より読取った読取り情報がバス上に流れるコンピュータ
システムであって、前記ドライブ装置より前記読取り情
報のコピー可否に関する制御情報を受けるポートと、前
記制御情報を入力して前記バス上に接続されたデバイス
のバスアクセスを制限するハードウェアとを設け、前記
ハードウェアの制御により前記バス上を流れる前記読取
り情報のコピーを規制することを特徴とする。
【0026】更に前記コンピュータシステムに於いて、
前記ハードウェアは、前記バスにつながるデバイスの情
報を管理するレジスタと、前記レジスタの情報と前記制
御情報と前記バス上のアドレスをもとにバスをアクセス
しようとするターゲットがアクセスを禁止しているデバ
イスであるか否かを判断し、アクセスを禁止しているデ
バイスであるとき、そのバスサイクルを終了させる回路
とを有して、バスアクセスをハードウェア制御により制
限し、前記バス上を流れる前記読取り情報のコピーを規
制することを特徴とする。
【0027】更に前記コンピュータシステムに於いて、
前記ハードウェアは、前記バスにつながる単数又は複数
の特定デバイスからのバスアクセス要求を前記制御情報
により無効化する回路を有して、バスアクセスをハード
ウェア制御により制限し、前記バス上を流れる前記読取
り情報のコピーを規制することを特徴とする。
【0028】又、本発明は、コンピュータ本体にDVD
再生装置が接続されるシステムのコピープロテクト方法
であって、前記DVD再生装置とコンピュータ本体との
間に、DVDメディアに記録されたコピー可否に関する
制御情報を転送する専用の信号路を設け、当該信号路を
介して受け渡される制御情報を用いたハードウェア制御
により当該メディアより読出された情報の複製を規制す
ることを特徴とする。
【0029】又、本発明は、DVD再生装置より出力さ
れる情報がコンピュータ本体のバスを介して転送される
システムのコピープロテクト方法であって、前記DVD
再生装置とコンピュータ本体との間に、DVDメディア
に記録されたコピー可否に関する制御情報を転送する専
用の信号路を設け、当該信号路を介して受け渡される制
御情報を用いたハードウェア制御により、前記DVD再
生装置より前記バス上に送出された情報の複製を規制す
ることを特徴とする。
【0030】又、本発明は、DVD再生装置に於いて、
DVDメディアに記録された情報を読取るドライブと、
前記DVDメディアより読取った情報を解読し所定のデ
ータ形式に加工処理するプロセッサと、前記プロセッサ
により加工処理された読取り情報を出力するポートと、
前記DVDメディアより読取った情報からコピー可否に
関する制御情報を抽出する手段と、前記抽出された制御
情報を出力する専用のポートとを具備してなることを特
徴とする。
【0031】又、本発明は、DVDメディアより読取っ
た情報を扱うコンピュータシステムに於いて、前記DV
Dメディアより読取った情報を受ける第1の入力ポート
と、前記DVDメディアより読取った情報より生成され
るコピー可否に関する制御情報を受ける第2の入力ポー
トとを具備し、前記第2の入力ポートで受けた制御情報
を用いてハードウェア制御により前記第1の入力ポート
で受けた情報の複製を規制することを特徴とする。
【0032】又、本発明は、DVD再生装置より出力さ
れるメディア読取り情報がバス上を流れるコンピュータ
システムに於いて、前記DVD再生装置より出力される
前記メディア読取り情報を受け前記バス上に送出する手
段と、前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に
関する制御情報を受付ける専用ポートと、前記専用ポー
トで受付けた制御情報をもとに前記バスにつながる特定
装置に対してのバスアクセスを禁止制御する手段とを具
備し、前記専用ポートで受けた制御情報を用いてハード
ウェア制御により前記バス上に送出されたメディア読取
り情報の複製を規制することを特徴とする。
【0033】又、本発明は、DVD再生装置より出力さ
れるメディア読取り情報がバス上に流れるコンピュータ
システムに於いて、前記DVD再生装置より出力される
前記メディア読取り情報を受け前記バス上に送出する手
段と、前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に
関する制御情報を受付ける専用ポートと、前記バス上に
つながるデバイスに含まれる前記メディア読取り情報の
コピーを禁止するデバイスを設定する手段と、前記専用
ポートで受付けた制御情報がコピープロテクトを示して
いるとき、バスをアクセスしようとするターゲットがい
ずれのデバイスであるかを監視し、前記ターゲットが前
記設定されたデバイスであったとき、そのバスサイクル
を終了させるバス制御信号を生成する手段とを具備し、
前記専用ポートで受けた制御情報と前記設定された装置
類とをもとにハードウェア制御により、前記バス上に送
出されたメディア読取り情報の複製を規制することを特
徴とする。
【0034】又、本発明は、DVD再生装置より出力さ
れるメディア読取り情報がバス上に流れるコンピュータ
システムに於いて、前記DVD再生装置より出力される
前記メディア読取り情報を受け前記バス上に送出する手
段と、前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に
関する制御情報を受付ける専用ポートと、前記専用ポー
トで受付けた制御情報がコピープロテクトを示している
とき、前記バス上につながるコピープロテクトの対象と
なるデバイスからのバスアクセス要求を無効化する回路
手段とを具備し、前記専用ポートで受けた制御情報を用
いてハードウェア制御により前記バス上に送出されたメ
ディア読取り情報の複製を規制することを特徴とする。
【0035】上記したコピープロテクト機能をもつこと
で、DVDメディアより提供される情報の不正な複製を
確実に防止することのできる信頼性の高いシステムが構
築できる。
【0036】又、コンピュータシステム内でバスを経由
して受け渡される、動画データ、サウンドデータ等、複
製の制限を必要とする情報に対して、その複製を確実に
防止して、信頼性の高いデータ保護機能を実現できる。
【0037】又、コンピュータ本体のバス上に接続され
る特定の装置に対して、又は特定の装置を選択して、当
該装置による不正な複製を確実に防止することができ
る。又、DVD再生装置からコンピュータ本体にコピー
可否に関する制御情報を流す専用線を用意することで、
DVDメディアより提供される情報の不正な複製をハー
ドウェア的に防止した上で、コンピュータ上で標準的に
使用されているバス上にDVDメディアより提供される
情報を流すことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るコ
ピープロテクト機能を実現したDVD再生装置の構成を
示すブロック図である。
【0039】図1に於いて、10はDVD再生装置(D
VD−PLY)であり、20はこのDVD再生装置(D
VD−PLY)10の出力情報を受けバス上に出力する
パーソナルコンピュータ本体(PC)である。
【0040】11乃至13はDVD駆動機構10Aの構
成要素をなすもので、11はDVDメディアのセット機
構をもつDVDドライブ、12はDVDドライブ11に
セットされたDVDメディアを回転制御するサーボ機
構、13はDVDメディアに記録された情報を読取るピ
ックアップである。
【0041】14はDVD駆動機構10Aのピックアッ
プ13で読取ったDVDメディアのビットストリームデ
ータを弁別し信号処理するシグナルプロセッサ(SG
P)である。
【0042】15は上記シグナルプロセッサ(SGP)
で信号処理された情報からビットストリームデータに含
まれるコピー可否に関する制御情報を抽出し、符号化し
たmビットのコピープロテクト情報(PT)として出力
するプロテクト情報抽出部(PDE)である。
【0043】16はシグナルプロセッサ(SGP)14
で信号処理されたnビットのメディア読取り情報(D
T)を出力する読取り情報出力ポート(I/O-Port)であ
り、ここではパーソナルコンピュータ本体(PC)20
にインタフェース接続されて、パーソナルコンピュータ
本体(PC)20内のバス上に上記メディア読取り情報
(DT)が出力される。
【0044】17はプロテクト情報抽出部(PDE)1
5で生成されたコピープロテクト情報(PT)を出力す
るプロテクト情報出力ポート(Protect I/O-Port)であ
り、ここではパーソナルコンピュータ本体(PC)20
の専用ポートにインタフェース接続されて、パーソナル
コンピュータ本体(PC)20内のバス上に上記メディ
ア読取り情報(DT)が出力される。
【0045】ここで上記構成によるDVD再生装置(D
VD−PLY)10の動作を説明する。DVD駆動機構
10Aのピックアップ13で読取ったDVDメディアの
情報(ビットストリームデータ)は、シグナルプロセッ
サ(SGP)14で弁別され信号処理された後、nビッ
トのメディア読取り情報(DT)として読取り情報出力
ポート(I/O-Port)16より出力される。
【0046】この読取り情報出力ポート(I/O-Port)1
6より出力されたnビットのメディア読取り情報(D
T)はパーソナルコンピュータ本体(PC)20に入力
され、バス上に出力される。
【0047】一方、上記メディア読取り情報(DT)の
転送制御に同期して、プロテクト情報抽出部(PDE)
15により、シグナルプロセッサ(SGP)14で弁別
され信号処理された情報からコピー可否に関する制御情
報が抽出され、mビットの符号化されたコピープロテク
ト情報(PT)が生成される。
【0048】このプロテクト情報抽出部(PDE)15
で生成されたコピープロテクト情報(PT)は専用のプ
ロテクト情報出力ポート(Protect I/O-Port)17より
出力され、上記したメディア読取り情報(DT)とは独
立した専用の信号路を介してパーソナルコンピュータ本
体(PC)20に入力され、バス上のメディア読取り情
報(DT)を不正な複製から保護するためのハードウェ
ア制御に供される。この際の具体的なハードウェア制御
については後述する実施形態に開示される。
【0049】このように、DVD再生装置(DVD−P
LY)10は、DVDメディアの読取り動作時に於い
て、当該メディアより読取ったメディア読取り情報(D
T)を読取り情報出力ポート(I/O-Port)16より出力
し、同時にこの出力ポート(I/O-Port)16とは独立し
て設けられたプロテクト情報出力ポート(Protect I/O-
Port)17よりコピープロテクト情報(PT)を出力す
る。
【0050】パーソナルコンピュータ本体(PC)20
は、上記読取り情報出力ポート(I/O-Port)16よりD
VDメディアの読取り情報(DT)を受けて当該情報
(DT)を内部のバス上に出力するとともに、プロテク
ト情報出力ポート(Protect I/O-Port)17よりコピー
プロテクト情報(PT)を受けて当該プロテクト情報
(PT)を用いたハードウェア制御により上記バス上を
流れるDVDメディアの読取り情報(DT)に対するコ
ピープロテクトの制御(コピー可否の制御)を行なう。
【0051】上記したように、上記DVDメディアの読
取り情報(DT)の信号路とはハードウェア上で分離さ
れた専用の信号路を介して上記読取り情報(DT)のコ
ピープロテクト情報(PT)を受けコピープロテクトの
禁止/解除を制御することで、不正なコピーをハードウ
ェア的に防止した上で、DVDメディアの読取り情報
(DT)をバス上に流すことができる。
【0052】図2は上記図1に示す構成のDVD再生装
置(DVD−PLY)10を用いた本発明の第2実施形
態によるコンピュータシステムの概略的な構成を示すブ
ロック図であり、上記図1に示す構成要素と同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0053】図2に於いて、21はDVDメディアの読
取り情報(DT)を受ける、例えばIDEインタフェー
ス、ATAPIインタフェース等で実現されるI/Oポ
ートであり、DVD再生装置(DVD−PLY)10の
読取り情報出力ポート(I/O-Port)16より受けたDV
Dメディアの読取り情報(DT)をパーソナルコンピュ
ータ本体(PC)20内のバス25上に出力する。
【0054】22はコピープロテクト情報(PT)を受
ける専用のI/Oポート(以下プロテクト専用ポートと
称す)であり、プロテクト情報抽出部(PDE)15で
符号化されたコピープロテクト情報(PT)を復号化す
る復号処理部(DEC)を有して、DVD再生装置(D
VD−PLY)10のプロテクト情報出力ポート(Prot
ect I/O-Port)17より受けたコピープロテクト情報
(PT)を復号処理し後述するバスアクセス制御装置2
4に出力する。
【0055】23はパーソナルコンピュータ本体(P
C)20のシステム全体の制御を司るCPUであり、バ
スコントローラ(BUS−CONT)を介してバス25
に接続された各I/Oをアクセス制御する。
【0056】24はバス25のアクセスを制御するバス
アクセス制御装置であり、ここではDVDメディアの読
取り情報(DT)がバス25上に出力されているとき、
上記プロテクト専用ポート22より受けたコピープロテ
クト情報(PT)を用いてハードウェア制御により、バ
ス25に接続されたコピープロテクトのためのバスアク
セス制御の対象となるI/O装置3x,3y,3zに対
してバスアクセスに制限を加え、コピープロテクトを必
要とするDVDメディアの読取り情報(DT)をハード
ウェア制御で保護する。
【0057】この図2に示す実施形態に於いては、プロ
テクト専用ポート22にコピー不可を示すコピープロテ
クト情報(PT)が入力されているとき、バス25上に
流されたDVDメディアの読取り情報(DT)を、バス
25に接続されたコピープロテクトの制御対象となるI
/O装置3x,3y,3zが扱えないように、上記I/
O装置3x,3y,3zに対してバスアクセスに制限を
加え、バス25上に流されたDVDメディアの読取り情
報(DT)の不正な複製を保護する。
【0058】このようなDVDメディアの読取り情報
(DT)のハードウェア制御によるコピープロテクト機
能により、バス25上の所定の(又は任意の)I/O装
置3x,3y,3zを対象に、上記読取り情報(DT)
の読み込み(コピー)をハードウェア的に防止したうえ
で、上記読取り情報(DT)をバス25上に流すことが
できる。
【0059】従って、バス25上を流れるコピープロテ
クトが必要なDVDメディアの読取り情報(DT)をバ
ス25上でコピープロテクトでき、コピープロテクトの
ための制御を必要としない、即ち情報の複製が不可能
な、例えば表示制御デバイス等、本来の目的とするI/
O装置に対してはバス25を介してDVDメディアの読
取り情報(DT)を自由に転送することができる。
【0060】図3は上記図2に示すシステムの構成をよ
り具現化して示す、本発明の第3実施形態による構成を
示すブロック図であり、ここでは上記バスアクセス制御
の対象となるI/Oを含むパーソナルコンピュータ本体
(PC)20内部の構成例を示している。尚、上記図1
及び図2に示す構成要素と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0061】この図3に示す構成例では、バス25上を
流れるDVDメディアの読取り情報(DT)に対して、
そのコピープロテクトのためのバスアクセス制御対象と
なるI/O装置として、ハードディスク装置(HDD)
31、モデム(Modem)32、高速シリアルバスイ
ンタフェース(IEEE1394)33、他のコンピュ
ータシステムにネットワーク接続するためのネットワー
ク回線(LAN)34等を例に挙げている。
【0062】この例では、ハードディスク装置(HD
D)31、モデム(Modem)32、高速シリアルバ
スインタフェース(IEEE1394)33、ネットワ
ーク回線(LAN)34等がバスアクセス制御装置24
の制御対象に置かれる。
【0063】上記図3に示す構成に於いて、バス25の
アクセスを制御するバスアクセス制御装置24は、プロ
テクト専用ポート22にコピー不可のコピープロテクト
情報(PT)が入力されているとき、当該情報を用いた
ハードウェア制御により、バス25に接続されたコピー
プロテクト制御の対象となるハードディスク装置(HD
D)31、モデム(Modem)32、高速シリアルバ
スインタフェース(IEEE1394)33、ネットワ
ーク回線(LAN)34等に対してバスのアクセスに制
限を加え、バス25上を流れるコピープロテクトを必要
とする上記読取り情報(DT)の所定I/Oへの取り込
み(コピー)をハードウェア制御により防止して、上記
読取り情報(DT)を不正な複製から保護する。
【0064】図4は上記図3の構成に於けるコピープロ
テクトのためのバスアクセス制御をより具現化した、本
発明の第4実施形態の構成を示すブロック図であり、上
記図1乃至図3に示す構成要素と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0065】この図4に示す実施形態では、バスアクセ
ス制御装置がPCIバス上のアドレスからバスをアクセ
スしようとするターゲットを判断し、そのターゲットが
アクセスを禁止しているデバイスであった場合に、その
バスサイクルを強制終了させ、バスアクセスを制限し
て、前記バス上を流れるメディア読取り情報の複製を規
制することを特徴とする。
【0066】図4に於いて、24aはバスアクセス制御
装置24に設けられたコンフィグレーションレジスタ
(Config-REG)であり、PCIバスのコンフィグレーシ
ョンに於いて、コピープロテクトのためのバスアクセス
制御の対象となるデバイスの情報(各デバイスのアドレ
ス、種類、機能等)が書き込まれる。
【0067】25AはCPU、高速I/O等が接続され
るPCIバスであり、ここでは[A・D](アドレス・
データ)、[FREME](フレーム)、[IRDY]
(イニシエータレディ)、[TRDY](ターゲットレ
ディ)等の信号線を含み、これら信号線がバスアクセス
制御装置24に接続される。又、バスアクセス制御装置
24からはPCIバス25A上の信号線に含まれる[S
TOP],[TRDY]の各信号がPCIバス25A上
の対応する信号線上に送出される。
【0068】32乃至34は上記PCIバス25Aに接
続された上記図3に示したようなコピープロテクトのた
めのバスアクセス制御の対象となるデバイスであり、こ
こではモデム(Modem)32、高速シリアルバスイ
ンタフェース(IEEE1394)33、ネットワーク
回線(LAN)34を示しているが、例えばディジタル
シグナルプロセッサ等、他のデバイスを含めた構成であ
ってもよい。
【0069】この図4に示す構成のバスアクセス制御装
置24は、上記プロテクト専用ポート22に入力された
コピープロテクト情報(PT)と、上記コンフィグレー
ションレジスタ(Config-REG)24aに設定されたデバ
イスの情報と、上記PCIバス25A上のアドレスとに
従い、アクセスしようとするターゲットがアクセスを禁
止しているデバイスであるか否かを判断し、アクセスを
禁止しているデバイスであるとき、PCIバス25A上
の[STOP],[TRDY]の各信号をアサートし、
そのバスサイクルを終了させる。
【0070】図5は上記図4に示す実施形態の動作を説
明するためのフローチャートである。ここで上記図4に
示す実施形態の動作を図5に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0071】バスアクセス制御装置24に設けられたコ
ンフィグレーションレジスタ(Config-REG)24aに
は、PCIバスのコンフィグレーションに於いて、コピ
ープロテクトのためのバスアクセス制御の対象となるデ
バイスの情報(各デバイスのアドレス、種類、機能等)
が書き込まれる。
【0072】バスアクセス制御装置24は、プロテクト
専用ポート22にコピー不可を示すコピープロテクト情
報(PT)が入力されているとき、PCIバス25A上
を流れるアドレスをデコードし、コンフィグレーション
レジスタ(Config-REG)24aに設定されているデバイ
スの情報を参照して、アクセスしようとするターゲット
がアクセスを禁止しているデバイスであるかを判断する
(図5ステップS1 〜S3 )。
【0073】ここで、アクセスしようとするターゲット
がアクセスを禁止しているデバイスであった際は、PC
Iバス25A上の信号線に含まれる[STOP],[T
RDY]の各信号をアサートして、そのバスサイクルを
終了する(図5ステップS4)。
【0074】このように、バスアクセス制御装置24
は、各バスサイクルに於いて、PCIバス25A上のア
ドレスを監視し、コンフィグレーションレジスタ(Conf
ig-REG)24aの設定内容との比較を行なって、そのア
ドレスがアクセスを制限されているデバイスと一致する
とき、そのアクセスの制限を実行する。
【0075】上記したような、アクセスしようとするタ
ーゲットがアクセスを禁止しているデバイスであった際
に、PCIバス25A上の信号線に含まれる[STO
P],[TRDY]の各信号をアサートして、そのバス
サイクルを終了する、ハードウェア制御によるバスアク
セス制御機構をもつことにより、例え、ソフトウェアで
アクセスを禁止しているデバイスをターゲットとして
も、そのバスアクセスがハードウェア的に許されず、従
ってPCIバス25A上に流れる、DVDメディアの読
取り情報(DT)等、コピープロテクトを必要とする情
報に対して、その不正な複製を確実に防止できる。
【0076】図6は上記図3に示す構成のコピープロテ
クトのためのバスアクセス制御をより具現化した、本発
明の第5実施形態によるコンピュータシステムの構成を
示すブロック図であり、上記図1乃至図3に示す構成要
素と同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0077】この図6に示す実施形態では、その第1例
として、バスアービタに前置して設けられたバスアクセ
ス制御装置が、コピープロテクトの制御対象にあるデバ
イスからのバス使用要求信号を受付け、そのデバイスか
らバス使用要求が発生したとき、プロテクト専用ポート
22で受けたコピープロテクト情報(PT)の内容に従
い、選択的にバス使用要求信号のバスアービタへの受け
渡しを禁止して、バスアクセス要求を無効化する。
【0078】その第2例として、バスアクセス制御装置
に上記図4に示したようなデバイスの情報が設定される
レジスタをもち、PCIバスに接続されているデバイス
のバス使用要求信号を監視して、その要求を出したデバ
イスがアクセスを禁止しているターゲットにアクセスし
ようとした場合、バスの信号線である[GNT](グラ
ント)をディアサートし、バスの使用許可を与えず、バ
ス使用要求を無効化する。
【0079】このようなバスアクセスの制限によりPC
Iバス上を流れるメディア読取り情報の複製を規制する
ことを特徴とする。図6に於いて、44はバスアクセス
制御装置であり、45はバスアービタである。バスアク
セス制御装置44は、バスアービタ45の前段に於い
て、PCIバス25A上に接続されたコピープロテクト
の制御対象にあるデバイスからのバス使用要求信号(R
EQ1,REQ2,…)を受付ける。
【0080】即ち、バスアクセス制御装置44は、PC
Iバス25A上に接続されたコピープロテクトの制御対
象にあるデバイスからのバス使用要求信号(REQ1,
REQ2,…)を受付け、当該信号による要求を上記プ
ロテクト専用ポート22に入力されるコピープロテクト
情報(PT)により選択的に無効化する機能をもつ。
【0081】この際、上記した第1例に於いては、上記
プロテクト専用ポート22に入力されるコピープロテク
ト情報(PT)を復号化する復号処理部(DEC)44
aと、この復号処理部(DEC)44aで得られたコピ
ー可否を示す信号により、上記デバイスからのバス使用
要求信号(REQ1,REQ2,…)のバスアービタ4
5への出力を禁止する制御ゲート44b,44b,…と
を設け、上記プロテクト専用ポート22にコピー不可の
コピープロテクト情報(PT)が入力されているとき、
コピープロテクトの制御対象にあるデバイスからバス使
用要求信号(REQ1,REQ2,…)があると、その
バス使用要求信号(REQ1,REQ2,…)をバスア
ービタ45へ渡さず、バス使用要求を無効化する。
【0082】又、上記した第2例に於いては、バスアク
セス制御装置44に上記図4に示したようなデバイスの
情報が設定されるレジスタをもち、PCIバス25Aに
接続されているデバイスのバス使用要求信号(REQ
1,REQ2,…)を監視して、その要求を出したデバ
イスがアクセスを禁止しているターゲットにアクセスし
ようとした場合に、バスアービタ45よりバスの信号線
である[GNT](グラント)の信号をディアサートし
て、バスの使用許可を与えず、バス使用要求を無効化す
る。
【0083】このようなハードウェア制御によるバスア
クセス制御機構をもつことにより、例え、ソフトウェア
でアクセスを禁止しているデバイスを対象としてバスを
アクセスしようとしても、そのバスアクセスがハードウ
ェア的に許されず、従ってPCIバス25A上に流れ
る、DVDメディアの読取り情報(DT)等、コピープ
ロテクトを必要とする情報に対して、その不正な複製を
確実に防止できる。
【0084】尚、上記した実施形態に於けるハードウェ
ア構成は図示したものに限らず、例えば、上記実施形態
ではPCIバス25Aを対象としたバスアクセスを例に
とったが、これに限らず、他の高速バスを対象としたバ
スアクセスに本発明を適用できる。又、コピープロテク
トの制御対象にあるデバイスとして、しし実施形態で
は、ハードディスク装置(HDD)、モデム(Mode
m)、高速シリアルバスインタフェース(IEEE13
94)、ネットワーク回線(LAN)、ディジタルシグ
ナルプロセッサ(DSP)等を例にとったが、それ以外
のデバイス類をコピープロテクトの制御対象とするシス
テム構成に於いても本発明を適用できる。
【0085】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、D
VD、CD−ROM、ハードディスク等の大容量メディ
アより提供される情報の受け渡しにコンピュータが介在
するシステムに於いて、上記情報の不正な複製を確実に
防止することのできる信頼性の高いシステムが構築でき
る。
【0086】又、本発明によれば、コンピュータシステ
ム内でバスを経由して受け渡される動画データ、サウン
ドデータ等、複製の制限が必要な情報に対し、その複製
を確実に防止して信頼性の高いデータ保護機能を実現で
きる。
【0087】又、本発明によれば、バスを経由してDV
D、CD−ROM、ハードディスク等のメディアより提
供される情報が受け渡されるコンピュータシステムに於
いて、バスに接続される特定の装置に対して、又は特定
の装置を選択して、当該装置による不正な複製を確実に
防止することのできる信頼性の高いシステムを構築でき
る。
【0088】又、本発明によれば、DVD再生装置から
コンピュータ本体にコピー可否に関する制御情報を転送
する専用線を用意することで、DVDメディアより提供
される情報の不正な複製をハードウェア的に防止した上
で、コンピュータ上で標準的に使用されているバス上に
DVDメディアより提供される情報を流すことのできる
信頼性の高いコピープロテクト機能を備えたシステムを
構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施形態を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施形態を示すブロック図。
【図4】本発明の第4実施形態を示すブロック図。
【図5】上記第4実施形態の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図6】本発明の第5実施形態を示すブロック図。
【符号の説明】
10…DVD再生装置(DVD−PLY)、10A…D
VD駆動機構、11…DVDドライブ、12…サーボ機
構、13…ピックアップ、14…シグナルプロセッサ
(SGP)、15…プロテクト情報抽出部(PDE)、
16…読取り情報出力ポート(I/O-Port)、17…プロ
テクト情報出力ポート(Protect I/O-Port)、20…パ
ーソナルコンピュータ本体(PC)、21…I/Oポー
ト、22…プロテクト専用ポート、23…CPU、24
…バスアクセス制御装置、24a…コンフィグレーショ
ンレジスタ(Config-REG)、25…バス、 25A…PCIバス、31…ハードディスク装置(HD
D)、32…モデム(Modem)、33…高速シリア
ルバスインタフェース(IEEE1394)、34…ネ
ットワーク回線(LAN)、。 44…バスアクセス制
御装置、45…バスアービタ、44a…復号処理部(D
EC)、44b…制御ゲート、DT…メディア読取り情
報、PT…コピープロテクト情報。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置がコンピュータ本体に接続されるシステ
    ムに於いて、前記ドライブ装置とコンピュータ本体との
    間に、記録媒体に記録されたコピー可否に関する制御情
    報を転送する専用の信号路を設け、当該信号路を介して
    受け渡される制御情報を用いたハードウェア制御により
    記録媒体より読出された情報のコピーを規制することを
    特徴とするコピープロテクト方法。
  2. 【請求項2】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置で読取った読
    取り情報がコンピュータ本体のバス上に流れるシステム
    に於いて、前記ドライブ装置とコンピュータ本体との間
    に、記録媒体に記録されたコピー可否に関する制御情報
    を転送する専用の信号路を設け、前記コンピュータ本体
    が前記信号路を介して受けた制御情報を用いたハードウ
    ェア制御により、前記バス上に流れる前記読取り情報の
    コピーを規制することを特徴とするコピープロテクト方
    法。
  3. 【請求項3】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置で読取った読
    取り情報がコンピュータ本体のバス上に流れるシステム
    に於いて、前記コンピュータ本体は、前記ドライブ装置
    より、前記読取り情報及び当該情報のコピー可否に関す
    る制御情報を受け、前記バス上に接続されるデバイスに
    対して前記制御情報に従うハードウェア制御で前記バス
    上を流れる前記読取り情報のコピーを規制することを特
    徴とするコピープロテクト方法。
  4. 【請求項4】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置で読取った読
    取り情報がコンピュータ本体のバス上に流れるシステム
    に於いて、 前記コンピュータ本体は、前記バス上に接続されたデバ
    イスの情報を管理し、前記ドライブ装置より、前記読取
    り情報及び当該情報のコピー可否に関する制御情報を受
    け、 バスアクセス制御の際に、前記デバイスの設定情報と前
    記制御情報と前記バス上のアドレスとをもとに、アクセ
    スしようとするターゲットがアクセスを禁止しているデ
    バイスであるか否かを判断し、アクセスを禁止している
    デバイスであるとき、そのバスサイクルを終了させバス
    アクセスを制限して、前記バス上を流れる前記読取り情
    報のコピーを規制することを特徴とするコピープロテク
    ト方法。
  5. 【請求項5】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置で読取った読
    取り情報がコンピュータ本体のバス上に流れるシステム
    に於いて、 前記コンピュータ本体は、前記ドライブ装置より、前記
    読取り情報及び当該情報のコピー可否に関する制御情報
    を受け、前記制御情報に従い前記バスにつながる単数又
    は複数の特定デバイスからのバスアクセス要求をハード
    ウェアにより無効化して、前記バス上を流れる前記読取
    り情報のコピーを規制することを特徴とするコピープロ
    テクト方法。
  6. 【請求項6】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置で読取った読
    取り情報がコンピュータ本体のバスを流れるシステムに
    於いて、前記ドライブ装置に、前記記録媒体に記録され
    た情報のコピー可否に関する制御情報を送出する専用の
    出力ポートを設け、前記コンピュータ本体に、前記出力
    ポートより出力される制御情報を受ける専用の入力ポー
    トを設けて、前記各ポートを介して受けた前記制御情報
    により、前記バスを流れる前記読取り情報のコピーを規
    制することを特徴とするコピープロテクト装置。
  7. 【請求項7】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置より読取った
    読取り情報がコンピュータ本体のバス上に流れるシステ
    ムに於いて、 前記ドライブ装置には前記読取り情報のコピー可否に関
    する制御情報を前記コンピュータ本体に送出する手段を
    設け、前記コンピュータ本体には前記制御情報をもとに
    前記バス上に接続されたデバイスのバスアクセスを制限
    するハードウェアを設けて、前記バス上に流れる読取り
    情報のコピーを規制することを特徴とするコピープロテ
    クト装置。
  8. 【請求項8】 大容量記録媒体に記録された情報を読取
    るドライブ装置を有し、当該ドライブ装置より読取った
    読取り情報がバス上に流れるコンピュータシステムであ
    って、前記ドライブ装置より前記読取り情報のコピー可
    否に関する制御情報を受けるポートと、前記制御情報を
    入力して前記バス上に接続されたデバイスのバスアクセ
    スを制限するハードウェアとを設け、前記ハードウェア
    の制御により前記バス上を流れる前記読取り情報のコピ
    ーを規制することを特徴とするコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 前記ハードウェアは、前記バスにつなが
    るデバイスの情報を管理するレジスタと、前記レジスタ
    の情報と前記制御情報と前記バス上のアドレスをもとに
    バスをアクセスしようとするターゲットがアクセスを禁
    止しているデバイスであるか否かを判断し、アクセスを
    禁止しているデバイスであるとき、そのバスサイクルを
    終了させる回路とを有して、バスアクセスをハードウェ
    ア制御により制限し、前記バス上を流れる前記読取り情
    報のコピーを規制する請求項8記載のコンピュータシス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記ハードウェアは、前記バスにつな
    がる単数又は複数の特定デバイスからのバスアクセス要
    求を前記制御情報により無効化する回路を有して、バス
    アクセスをハードウェア制御により制限し、前記バス上
    を流れる前記読取り情報のコピーを規制する請求項8記
    載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 DVDメディアに記録された情報を読
    取るドライブと、 前記DVDメディアより読取った情報を解読し所定のデ
    ータ形式に加工処理するプロセッサと、 前記プロセッサにより加工処理された読取り情報を出力
    するポートと、 前記DVDメディアより読取った情報からコピー可否に
    関する制御情報を抽出する手段と、 前記抽出された制御情報を出力する専用のポートとを具
    備してなることを特徴とするDVD再生装置。
  12. 【請求項12】 DVDメディアより読取った情報を扱
    うコンピュータシステムに於いて、 前記DVDメディアより読取った情報を受ける第1の入
    力ポートと、 前記DVDメディアより読取った情報より生成されるコ
    ピー可否に関する制御情報を受ける第2の入力ポートと
    を具備し、 前記第2の入力ポートで受けた制御情報を用いてハード
    ウェア制御により前記第1の入力ポートで受けた情報の
    複製を規制することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 DVD再生装置より出力されるメディ
    ア読取り情報がバス上を流れるコンピュータシステムに
    於いて、 前記DVD再生装置より出力される前記メディア読取り
    情報を受け前記バス上に送出する手段と、 前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に関する
    制御情報を受付ける専用ポートと、 前記専用ポートで受付けた制御情報をもとに前記バスに
    つながる特定装置に対してのバスアクセスを禁止制御す
    る手段とを具備し、 前記専用ポートで受けた制御情報を用いてハードウェア
    制御により前記バス上に送出されたメディア読取り情報
    の複製を規制することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 DVD再生装置より出力されるメディ
    ア読取り情報がバス上に流れるコンピュータシステムに
    於いて、 前記DVD再生装置より出力される前記メディア読取り
    情報を受け前記バス上に送出する手段と、 前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に関する
    制御情報を受付ける専用ポートと、 前記バス上につながるデバイスに含まれる前記メディア
    読取り情報のコピーを禁止するデバイスを設定する手段
    と、 前記専用ポートで受付けた制御情報がコピープロテクト
    を示しているとき、バスをアクセスしようとするターゲ
    ットがいずれのデバイスであるかを監視し、前記ターゲ
    ットが前記設定されたデバイスであったとき、そのバス
    サイクルを終了させるバス制御信号を生成する手段とを
    具備し、 前記専用ポートで受けた制御情報と前記設定された装置
    類とをもとにハードウェア制御により、前記バス上に送
    出されたメディア読取り情報の複製を規制することを特
    徴とするコンピュータシステム。
  15. 【請求項15】 DVD再生装置より出力されるメディ
    ア読取り情報がバス上に流れるコンピュータシステムに
    於いて、 前記DVD再生装置より出力される前記メディア読取り
    情報を受け前記バス上に送出する手段と、 前記DVD再生装置より出力されるコピー可否に関する
    制御情報を受付ける専用ポートと、 前記専用ポートで受付けた制御情報がコピープロテクト
    を示しているとき、前記バス上につながるコピープロテ
    クトの対象となるデバイスからのバスアクセス要求を無
    効化する回路手段とを具備し、 前記専用ポートで受けた制御情報を用いてハードウェア
    制御により前記バス上に送出されたメディア読取り情報
    の複製を規制することを特徴とするコンピュータシステ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7548887B1 (en) 1998-07-15 2009-06-16 Sony Corporation Information-signal playback system, information-signal reading apparatus, information-signal processing apparatus, information-signal playback method, information-signal reading method and information-signal processing apparatus

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US7548887B1 (en) 1998-07-15 2009-06-16 Sony Corporation Information-signal playback system, information-signal reading apparatus, information-signal processing apparatus, information-signal playback method, information-signal reading method and information-signal processing apparatus

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