JPH1015814A - 研磨試料用ホルダ - Google Patents

研磨試料用ホルダ

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Publication number
JPH1015814A
JPH1015814A JP17235096A JP17235096A JPH1015814A JP H1015814 A JPH1015814 A JP H1015814A JP 17235096 A JP17235096 A JP 17235096A JP 17235096 A JP17235096 A JP 17235096A JP H1015814 A JPH1015814 A JP H1015814A
Authority
JP
Japan
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sample
holder
polished
metal
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP17235096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Okitsu
滋 沖津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種肉厚寸法の複数の被研摩金属試
料を所定の寸法範囲において確実に収納固定して、それ
らの切断面を研摩することができるとともに、後工程に
よる、被研摩金属試料に人工的な腐食面を形成する工
程、この腐食面を光学顕微鏡によって観察・撮影する工
程等に順応させることのできる研摩試料用ホルダを提供
することを目的とする。 【解決手段】 研摩試料用ホルダ21のホルダ本体21
aに4個の試料収容孔22a〜22dを設け、子ホルダ
23が収納される。ホルダ本体21aには外壁31から
各試料収容孔22a〜22dに貫通させた孔29を設け
て、固定具24を挿入させ、その先端を子ホルダ23の
側面に設けた停止孔30と係合させて、子ホルダ23を
確実に固定する。固定具24には締付けボルトが用いら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種肉厚寸法の複数
の被研磨金属試料を所定の寸法範囲において確実に収納
固定して、それらの切断面を研磨することができるとと
もに、後工程による、被研磨金属試料に人工的な腐食面
を形成する工程、この腐食面を光学顕微鏡によって観察
・撮影する工程等に順応させることのできる研磨試料用
ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製鉄所等で精錬および鋳造された
金属鋼材の組織構造を分析検査する手段として、酸に浸
漬して人工的に腐食状態を現出させ、この腐食面を光学
顕微鏡により目視検査する方法が実施されており、この
場合、検査対象となる鋼材から切出した試料の表面は、
金属組織の解明を容易にするために、回転砥石等のラッ
ピング手段により精密研磨される。
【0003】ここでは金属試料をラッピング手段にかけ
るための専用ホルダが一般に使用されている。
【0004】上記研磨試料用ホルダの一例として、実開
昭61−109668号公報に開示されている図3、図
4に示すようなタイプのものがある(先行技術1)。
【0005】図3において、研磨用の円筒形の試料ホル
ダ1に穿設された試料収容孔2は略卵形の開口部に形成
されている。試料ホルダ1の外壁3には試料収容孔2の
長径部に軸線を整列させてねじ孔4が螺切され、このね
じ孔4は試料収容孔2に開口している。そして前記ねじ
孔4には、試料固定部材、すなわちレンチ挿入用の六角
孔5を頭部に設けたねじ6が進退自在にねじ込まれるよ
うになっている。
【0006】このように構成したことにより、切出され
た被研磨試料7の寸法に応じて直径の異なる検体8を種
々作製し、検体8を試料収容孔2に収納挿入することが
できる。
【0007】上記のように、所定の範囲内であれば、各
種寸法の試料7を封入した異なる寸法の検体8に、フリ
ーサイズで対応し得るものである。
【0008】図3は被研磨試料7を熱硬化性樹脂により
封入した検体8をねじ6により固定した場合であるが、
樹脂封入していない被研磨試料7単体を試料収容孔2に
挿入して、ねじ固定するようにしてもよい。
【0009】図4において、研磨用の円筒形の試料ホル
ダ1は試料収容孔2を開口部において細長い短形状をな
すように構成し、試料収容孔2の内周壁にねじ孔4を複
数本穿設している。ここでは長手方向内周壁に直角に2
本のねじ孔4、4が形成され、また短手方向内周壁に1
本のねじ孔4が形成されている。
【0010】この場合は、被研磨試料7は熱硬化性樹脂
により封入した検体を作製しなくても、被研磨試料7を
直接試料収容孔2に挿入して、複数本のねじ6により確
実に固定できる。
【0011】上記によって、試料ホルダ1の試料収容孔
2の開口寸法を種々に設定できるので、切出し寸法の異
なる被研磨試料7であっても、一定の範囲内において好
適に収納固定することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1は以下のような問題がある。先行技術1について
は、被研磨試料7の肉厚が薄い場合、複数個の被研磨試
料7を一つの試料収容孔2にセットして研磨することが
できるが、後工程による、被研磨金属試料に人工的な腐
食面を形成する工程では、被研磨試料7同士の腐食面を
揃えて均一に人工的に腐食させることは困難である。そ
のために、一個、一個人工的に腐食させなければなら
ず、人工的な腐食面を形成する工程での操作が煩雑であ
る。
【0013】また、形成された腐食面を光学顕微鏡によ
って観察・撮影する工程では、被研磨試料7の肉厚面を
セットとして光学顕微鏡によって観察・撮影する場合
に、全ての被研磨試料7の被検査面を同一の平行面とな
るように調整することが煩雑であり、また、被研磨試料
7間を区別することが困難である。
【0014】そのために、被研磨試料7を個々に光学顕
微鏡によって観察・撮影する必要があり、光学顕微鏡に
よって観察・撮影する工程での操作が煩雑である。
【0015】また、肉厚が薄い被研磨試料7について、
個々に熱硬化性樹脂により封入した検体を作製した場合
は作業能率が悪い。
【0016】本発明は上記のような問題点の解決を図っ
たものであり、各種肉厚寸法の複数の被研磨金属試料を
所定の寸法範囲において確実に収納固定して、それらの
切断面を研磨することができるとともに、後工程によ
る、被研磨金属試料に人工的な腐食面を形成する工程、
この腐食面を光学顕微鏡によって観察・撮影する工程等
に順応させることのできる研磨試料用ホルダを提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、被研磨金属試
料間に挟む非光反射性、耐食性を有する識別材と、被研
磨金属試料と識別材を収納する子ホルダと、子ホルダを
収納するホルダ本体を具備してなる研磨試料用ホルダで
ある。
【0018】
【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図によって
説明する。図1は本発明の一実施の形態の全体を示す平
面図であり、図2は本発明に用いる子ホルダの一実施の
形態の斜視図である。
【0019】図1において、21は研磨試料用ホルダで
あり、ホルダ本体21aに4個の試料収容孔22a〜2
2dを設けている。27は中心孔である。
【0020】試料収容孔22a〜22dには、それぞれ
図2に示す子ホルダ23が収納されている。ホルダ本体
21aには外壁31から各試料収容孔22a〜22dに
貫通させた孔29を設けて、固定具24を挿入させ、そ
の先端を子ホルダ23の側面に設けた停止孔30と係合
させて、子ホルダ23を確実に固定する。固定具24に
は締付けボルトが用いられている。
【0021】図2において、子ホルダ23は、一対の子
ホルダ本体23a、23bの間に3個の被研磨金属試料
25を挿入し、被研磨金属試料25間に2個の識別材2
6を挟んでいる。
【0022】一対のホルダ本体23a、23bは被研磨
金属試料25と識別材26を挿入した後に、締付けボル
ト28で締付けて固定される。
【0023】子ホルダ23は上記のものに限定されるも
のではなく、複数の被研磨金属試料25と、被研磨金属
試料25間に挟んだ識別材26とを1セットとして固定
でき、ホルダ本体21aの試料収容孔22a〜22dに
収納して固定できるものであればよい。
【0024】被研磨金属試料25を子ホルダ23に挿入
する手順としては、被研磨金属試料25間に識別材26
を挟さんでから子ホルダ23に収納するか、または、被
研磨金属試料25を子ホルダ23に収納してから識別材
26を挟むかの何方でもよい。
【0025】識別材26は非光反射性のものである必要
がある。光学顕微鏡で金属試料の研磨面を観察すると
き、相隣る試料の識別ができるようにするためである。
また、識別材26は耐食性を有していることが必要であ
る。耐食性がないと、被研磨金属試料25に腐食面を形
成する工程で、識別材26が腐食し、凹部となって光学
顕微鏡で観察する際に焦点が合わなくなるからである。
【0026】非光反射性、耐食性を有する物として合成
ゴム、フイルム等が挙げられる。ここではフイルムを用
いた。
【0027】識別材26を挟むことによって、複数の被
研磨金属試料25の研磨面を均一に研磨することができ
るとともに、後工程での人工的な腐食面を均一に形成
し、この腐食面を光学顕微鏡によって観察・撮影する場
合に被研磨金属試料25間の識別ができる。
【0028】上記したように、本発明では被研磨金属試
料と識別材収納した子ホルダ23を一セットとして、ホ
ルダ本体21aの試料収容孔22a〜22dへの収納、
研磨後の後工程での人工的な腐食面の形成、この腐食面
を光学顕微鏡によって観察・撮影する場合の光学顕微鏡
への取付けを取扱うものである。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各種肉
厚寸法の複数の被研磨金属試料を所定の寸法範囲におい
て確実に収納固定して、それらの切断面を研磨すること
ができるとともに、後工程による、被研磨金属試料に人
工的な腐食面を形成する工程、この腐食面を光学顕微鏡
によって観察・撮影する工程等に順応させることができ
る。よって、以下の効果が期待できる。 1.被研磨金属試料が薄肉厚材でも充分な仕上げ精度が
得られる。 2.熱硬化性樹脂等による埋込み工程等の必要がない為
に、経済的である。 3.被研磨金属試料を子ホルダに収容してセットの状態
で、研磨工程、人工的な腐食面の形成工程、光学顕微鏡
の観察、撮影工程を作業することができるので、作業が
容易で、また、時間が短縮できる。 4.作業能率が向上する。 5.顕微鏡検査において識別材を挿入しているので、被
研磨金属試料の識別が容易で、精確に顕微鏡検査を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体を示す平面図であ
る。
【図2】本発明に用いる子ホルダの一実施の形態の全体
を示す斜視図である。
【図3】従来の研磨工程の一例を示す図である。
【図4】従来の研磨工程の他の例を示す図である。
【符号の説明】
21 研磨試料用ホルダ 21a ホルダ本体 22a〜22d 試料収容孔 23 子ホルダ 23a、23b 一対の子ホルダ本体 24 固定具 25 被研磨金属試料 26 識別材 27 中心孔 28 締付けボルト(子ホルダ本体用) 29 孔(ホルダ本体用) 30 停止孔 31 外壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被研磨金属試料間に挟む非光反射性、耐
    食性を有する識別材と、被研磨金属試料と識別材を収納
    する子ホルダと、子ホルダを収納するホルダ本体を具備
    してなる研磨試料用ホルダ。
JP17235096A 1996-07-02 1996-07-02 研磨試料用ホルダ Pending JPH1015814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17235096A JPH1015814A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 研磨試料用ホルダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP17235096A JPH1015814A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 研磨試料用ホルダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1015814A true JPH1015814A (ja) 1998-01-20

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ID=15940278

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JP17235096A Pending JPH1015814A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 研磨試料用ホルダ

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JP (1) JPH1015814A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990070672A (ko) * 1998-02-23 1999-09-15 윤종용 반도체 표면분석설비의 샘플 홀더
CN105834914A (zh) * 2016-06-07 2016-08-10 太原科技大学 一种无镶嵌金相试样抛磨夹具
CN113001380A (zh) * 2021-03-22 2021-06-22 嘉善耐博精密仪器有限公司 一种控制磨抛量金相样品夹具

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