JPH10154982A - 空きセル送受信装置 - Google Patents

空きセル送受信装置

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JPH10154982A
JPH10154982A JP31038396A JP31038396A JPH10154982A JP H10154982 A JPH10154982 A JP H10154982A JP 31038396 A JP31038396 A JP 31038396A JP 31038396 A JP31038396 A JP 31038396A JP H10154982 A JPH10154982 A JP H10154982A
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atm
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Application number
JP31038396A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamatani
信一 山谷
Naoichi Kawamura
直一 川村
Junichiro Nomura
淳一郎 野村
Masaru Murakami
勝 村上
Takehiro Nanbae
健裕 難波江
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は空きセル送受信装置に関し、送出す
る有効セルの待ち時間を短縮することができる空きセル
送受信装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 セルベースで通信を行なうATM端末又
はATM交換機よりなるATM装置において、該ATM
装置内に、セル送信時に送信する有効セルがない場合
に、所定のバイト数の空きセルを生成して送信するセル
速度調整短縮部と、セル受信時に受信したセルを識別し
て該セルの所定バイト数後に次のセルを読み込むセル読
み込み制御部と、接続先のATM装置がセル読み込み識
別機能を有しているかどうかを記憶する空きセル管理テ
ーブルとを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセルベースで通信を
行なうB−ISDN(広帯域ISDN)ATM端末やA
TM交換機等のATM装置における空きセル送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザ情報を53バイトの固定長のセル
にして通信するために、ATM端末やATM交換機では
概念的な複数のレイヤ構成によってセルの処理を行って
いる。なお、1バイトは8ビットを示す。各レイヤに
は、セルを処理するための役割や機能分担がある。
【0003】図17は従来のATM端末の構成例を示す
ブロック図であり、ATM端末がセルを処理するための
レイヤ構成と機能を示している。図中破線で示す矢印は
受信した情報(セル)を処理する方向を示し、実線で示
す矢印は発生した情報(セル)を処理する方向である。
【0004】図において、100は上位レイヤ、101
は上位レイヤ100と接続されるAAL(Atm Ad
aptation Layer:ATMアダプテーショ
ンレイヤ)、102はAAL101と接続されるATM
レイヤである。
【0005】上位レイヤ100は、相手に伝えたいユー
ザ情報(例えば音声やデータ等)が発生するアプリケー
ション部分である。AAL101は、様々な上位アプリ
ケーションに依存したプロトコルであり、上位アプリケ
ーションのデータ単位(例えば音声では1バイトの固定
長、データでは数Kバイトまでの可変長)と、セルで統
一的に扱われる48バイトのユーザ情報との整合や調整
を行なう。ATMレイヤ102は、AAL101が48
バイトにしたユーザ情報に5バイトのヘッダを付加して
53バイトのセルにしたり、受信した有効セルのヘッダ
を削除してAAL101に渡す機能を持つ。
【0006】103はATMレイヤ102と接続される
セル多重/分離部、104はATMレイヤ102と接続
されるセルヘッダ生成/削除部、105はATMレイヤ
102と接続される一般的フロー制御部、106はAT
Mレイヤ102と接続される信号用VC(バーチャルチ
ャネル)設定/解放部、107はATMレイヤ102と
接続されるOAM情報転送部である。
【0007】セル多重/分離部103は、セルを送信す
る場合に、複数のVP(Virtual Path:仮
想パス)及びVC(Virtual Channel:
仮想チャネル)から1本のセル流にしたり、セルを受信
する場合には1本のセル流から複数のVP或いはVCに
分配したりする。
【0008】セルヘッダ生成/削除部104は、セルを
送信する場合に、5バイトのヘッダにGFC(Gene
ric Flow Control:一般的フロー制
御)、VPI(Virtual Path Ident
ifier:仮想パス識別子)、VCI(Virtua
l Channel Identifier:仮想チャ
ネル識別子)、PT(Payroad Type:ペイ
ロード・タイプ)、CLP(Cell Loss Pr
iority:セル損失優先表示)、HEC(Head
er Error Control:ヘッダ誤り制御)
の値を書き込み、セルを受信する場合には、受信したセ
ルの5バイトのヘッダを削除してAAL101へ渡す。
【0009】一般的フロー制御部105は、複数の端末
が接続されるマルチポイント型のUNI(User N
etwork Interface:ユーザ網インタフ
ェース)において、各端末間のトラヒック制御を行な
う。但し、端末が1台しかインタフェースに接続されて
いない場合には動作は行なわない。
【0010】信号用VC設定/解放部106は、ユーザ
情報とは別に信号をセルにするために、UNIにおける
信号用VCの設定や解放を行なう。OAM情報転送部1
07は、ATMレイヤ102で発生した障害通知等の保
守情報をセル化する。
【0011】110はATMレイヤ102と接続される
物理レイヤ、111は物理レイヤ110配下のTC(T
ransmission Convergence S
ublayer:伝送コンバージェンス・サブレイ
ヤ)、119は物理レイヤ110配下のPMD(Phy
sical Media Dependent Sub
layer:物理媒体依存サブレイヤ)である。つま
り、物理レイヤ110はTC111とPMD119とい
う2つのレイヤから構成されている。
【0012】TC111は、各セルを伝送システム上の
情報の流れに変換するために必要な機能を扱かうもの
で、伝送フレームを構成し、セルの挿入や抽出を行なう
レイヤである。PMD119は光ファイバや同軸ケーブ
ル等の物理媒体に依存する機能を規定する。PMD11
9は、ケーブル、コネクタの仕様、符号化機能、電気/
光変換等、ビット毎の転送を実現するレイヤである。
【0013】112はTC111と接続されるヘッダ誤
り制御部、113はTC111と接続されるセル同期
部、114はTC111と接続されるスクランブラ部、
115はTC111と接続されるセル速度調整部、11
6はTC111と接続されるOAM情報転送部である。
【0014】ヘッダ誤り制御部112は、伝送路でエラ
ーによりヘッダの内容に誤りが生じた場合や、ディジタ
ル信号内でセルの先頭位置を間違えた場合には、セルの
情報を正しく伝えることができなくなるため、CRC
(Cyclic Redundancy Check:
巡回符号検査)符号を用いた検査を行なう。
【0015】例えば、セルを送信する時にはヘッダのオ
クテット(8ビットの意味でバイトと同じ)1のGFC
からオクテット4のCLPまでの4オクテットを31次
の多項式とみなし、これにX8を掛け、生成多項式(X8
+X2+X+1)で割った余りの各係数をオクテット5
のHECフィールドに書き込む。
【0016】一方、セルを受信する時には、ヘッダのオ
クテット1のGFCからオクテット5のHECまでを前
記生成多項式で割り、余りが「0」でなければヘッダ内
の情報の誤りを検出し、1ビットまでの誤り訂正を行な
う。数ビット誤っていた場合や1ビット訂正が正しく行
われなかった場合には、そのセルを廃棄する。
【0017】セル同期部113は、セルの同期が確立し
ている状態で、伝送路の瞬断等の原因により、CRCエ
ラーを連続7回検出した場合にはセル同期外れとみなし
て、ハンティング状態に移行する。ハンティング状態で
はヘッダの先頭位置だと思われるビットを1ビット毎に
順番に探していき、CRCエラーが生じないかチェック
する。そして、6回連続して正しいHECを検出すれ
ば、同期確立状態に移行し、もし誤りがあればハンティ
ングの動作を繰り返す。
【0018】次にスクランブラ部114の機能について
説明する。“1”又は“0”が連続的に送られると、受
信時に各ビットの切れ目が分からなくなり、タイミング
がとれなくなったり、セルのペイロードにヘッダと同じ
ビットパターンが連続的に書き込まれていると、ヘッダ
の位置を誤認してしまう場合がある。そこで、スクラン
ブラ部114は、これを防ぐために送信情報(源信号)
をランダム化して同一符号の連続を抑圧する。
【0019】セル速度調整部115は、バースト的な情
報を送る時など、ある瞬間に送るべき情報がない場合
に、空きセルを挿入して速度の調整を行なう。空きセル
は、特定のセルヘッダパターンにより識別され、空きセ
ルのペイロードには“01101010”の繰り返しパ
ターンを書き込む。
【0020】OAM情報転送部116は、物理レイヤ1
10で発生した障害通知等の保守情報をセル化する。こ
のように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通
りである。
【0021】ATM端末で発生したユーザ情報(音声や
データ等)をセルに送信するまでの処理は、上位レイヤ
100から物理レイヤ110にかけて実線の矢印の順に
行われる。上位レイヤ100は、発生したユーザ情報を
AAL101に渡す。AAL101は上位レイヤ100
から受け取ったユーザ情報を48バイト単位に区切っ
て、セルのペイロード部分を完成させる。そして、AA
L101は48バイトのセルのペイロードをATMレイ
ヤ102に渡す。
【0022】ATMレイヤ102は、AAL101から
受け取った48バイトのセルのペイロード(ユーザ情報
を含むセルなので有効セルという)に5バイトのヘッダ
を付加して53バイトの有効セルにする。更に、付加し
たヘッダのオクテット1からオクテット4にGFC,V
PI,VCI,PT,CLPを書き込んだ後、53バイ
トの有効セルを物理レイヤ110に渡す。
【0023】物理レイヤ110は、ATMレイヤ102
から受け取った53バイトの有効セルのヘッダのオクテ
ット1からオクテット4にX8を掛け、前述の生成多項
式で割った余りの各係数を有効セルのヘッダのオクテッ
ト5のHECフィールドに書込み、送信する。
【0024】ATM端末で発生したユーザ情報が上位レ
イヤ100にない場合には、AAL101へ渡す有効セ
ルはないので、ATMレイヤ102へも物理レイヤ11
0へも有効セルは存在しない。
【0025】しかしながら、物理レイヤ110はATM
端末の物理レイヤ110からATM交換機の物理レイヤ
間の伝送速度を保ったり同期をとるために、何らかのセ
ルを送信しなければならない。そこで、有効セルがない
場合には、セル速度調整部115により、53バイトの
空きセルを生成して、生成した空きセルを有効セルの代
わりに送信する。
【0026】空きセルは、ATM端末やATM交換機等
のATM装置間の物理レイヤ110間の伝送速度を保っ
たり同期をとるためのセルなので、セル速度調整部11
5は、空きセルを生成すると、空きセルのペイロードに
意味のない情報として、“01101010”の繰り返
しパターンを書き込み、空きセルのヘッダには空きセル
であることを識別できるように、セルヘッダプリアサイ
ン値をオクテット1からオクテット4に書き込む。
【0027】UNIの場合の空きセルのセルヘッダプリ
アサイン値は、オクテット1からオクテット3までが
“00000000”、オクテット4が“000000
01”である。セル速度調整部115は、空きセルのヘ
ッダにセルヘッダプリアサイン値を書き込むと、ヘッダ
誤り制御部112がヘッダのオクテット1のGFCから
オクテット4のCLPまでの4オクテットにX8を掛
け、前記生成多項式で割った余りの各係数をオクテット
5のHECフィールドに書き込み、空きセルを送信す
る。
【0028】ATM端末がセルを受信するまでの処理
は、物理レイヤ110から破線の矢印の順に行われる。
物理レイヤ110は、セルを受信すると、ヘッダ誤り制
御部112が受信したセルのヘッダに書き込まれた情報
を読み込み、CRC符号を用いた検査を行なってから、
空きセルか有効セルかを判断する。
【0029】空きセルの場合には、ヘッダ誤り制御部1
12はそのまま空きセルを廃棄する。有効セルの場合に
は、ヘッダに書き込まれた情報により、何処のレイヤ向
けの有効セルなのかを判断する。
【0030】物理レイヤ110向けの有効セル(物理レ
イヤOAMセル等)であれば、該物理レイヤ110がそ
のセルを受け取る。ATMレイヤ102向けの有効セル
(ATMレイヤOAMセル等)であれば、物理レイヤ1
10はATMレイヤ102に有効セルを渡し、ATMレ
イヤ102がその有効セルを受け取る。
【0031】更に、上位レイヤ100向けの有効セルで
あれば、ATMレイヤ102は有効セルのヘッダを削除
して48バイトのペイロード部分をAAL101へ渡
す。これを受け取ったAAL101は、48バイトのペ
イロードを分離して上位レイヤ100へ渡す。
【0032】図18は従来のATM交換機の構成例を示
すブロック図である。図17と同一のものは、同一の符
号を付して示す。図17,図18との比較より明らかな
ように、ATM交換機の場合には、上位のレイヤである
AAL101と上位レイヤ100がない。そして、AT
Mレイヤ102には新たにVP/VCルーティング部1
08が追加されている。その他の構成は図17と全く同
じである。
【0033】ここで、図17の機能と異なる部分につい
て説明する。VP/VCルーティング部108は、受信
したセルをATM交換機に送信する場合に、5バイトの
ヘッダに書き込まれたVPIとVCIの値を書き換え
る。また、受信したセルをATM端末に送信する場合に
は、セルヘッダ生成/削除部104が5バイトのヘッダ
にGFCを書き込み、更にVP/VCルーティング部1
08がVPIとVCIの値を書き換える。
【0034】信号用VC設定/解放部106は、有効セ
ルとは別にATM交換機間のコネクション接続等の信号
をセルにするために、NNI(Network Nod
eInterface:ネットワークノード・インタフ
ェース)における信号用VCの設定や解放を行なう。
【0035】ヘッダ誤り制御部112は、セルを受信す
ると、受信したセルのヘッダのオクテット1のGFCか
らオクテット5のHECまでを前記生成多項式で割り、
余りが「0」でなければヘッダ内の情報の誤りを検出
し、1ビットまでの誤り訂正を行なう。数ビット誤って
いた場合や、1ビット訂正が正しく行なわれなかった場
合には、そのセルを廃棄する。
【0036】また、ATMレイヤ102から受け取った
有効セルを送信する時には、ヘッダのオクテット1のG
FCからオクテット4のCLPまでの4オクテットにX
8を掛け、前記生成多項式で割った余りの各係数をオク
テット5のHECフィールドに書き込む。
【0037】このように構成された装置の動作を説明す
れば、以下の通りである。図において、ATM交換機や
ATM端末から受信したセルは、物理レイヤ110から
図の破線の矢印で示す方向に順に処理される。物理レイ
ヤ110は、セルを受信すると、ヘッダ誤り制御部11
2が受信したセルのヘッダに書き込まれた情報を読み込
み、CRC符号を用いた検査を行なってから、空きセル
か有効セルかを判断する。
【0038】空きセルの場合には、ヘッダ誤り制御部1
12はそのまま空きセルを廃棄する。有効セルの場合に
は、ヘッダに書き込まれた情報により、どこのレイヤ向
けの有効セルなのかを判断する。物理レイヤ110向け
の有効セル(物理レイヤOAMセル等)であれば、物理
レイヤ110がその有効セルを受け取る。
【0039】ATMレイヤ102向けの有効セルであれ
ば、物理レイヤ110はATMレイヤ102へ有効セル
を渡す。ATMレイヤ102が受け取った有効セルを次
のATM交換機へ送信する場合には、VP/VCルーテ
ィング部108は、5バイトのヘッダに書き込まれたV
PIとVCIの値を書き換える。また、ATMレイヤ1
02が受け取った有効セルをATM端末へ送信する場合
には、セルヘッダ生成/削除部104は、5バイトのヘ
ッダにGFCを書き込み、更にVP/VCルーティング
部108がVPIとVCIの値を書き換える。
【0040】セルヘッダ生成/削除部104及びVP/
VCルーティング部108により5バイトのヘッダを書
き換えられた有効セルは、ATMレイヤ102から実線
で示す矢印の向きに順に処理されていく。
【0041】ATMレイヤ102は、有効セルを物理レ
イヤ110に渡す。物理レイヤ110では、ヘッダ誤り
制御部112が、受け取った53バイトの有効セルのヘ
ッダのオクテット1からオクテット4にX8を掛け、前
記生成多項式で割った余りの各係数を有効セルのヘッダ
のオクテット5のHECフィールドに書き込み、送信す
る。
【0042】また、ATM交換機から受信した有効セル
や、ATM端末から受信した有効セルがない場合には、
送信する有効セルが何もないので、セル速度調整部11
5は空きセルを生成する。ATM装置(ATM交換機又
はATM端末のこと)間の物理レイヤ110間の伝送速
度を保ったり、同期をとるために、何らかのセルを送信
しなければならないので、有効セルがない場合には、セ
ル速度調整部115は、53バイトの空きセルを生成し
て生成した空きセルを有効セルの代わりに送信する。
【0043】空きセルは、ATM装置の物理レイヤ11
0間の伝送速度を保ったり同期をとるためのセルなの
で、セル速度調整部115は空きセルを生成すると、空
きセルのペイロードに意味のない情報として“0110
1010”の繰り返しパターンを書き込む。
【0044】空きセルのヘッダには、空きセルであるこ
とを識別できるように、セルヘッダプリアサイン値を空
きセルのヘッダのオクテット1からオクテット4に書き
込む。UNIの場合の空きセルのセルヘッダプリアサイ
ン値は、オクテット1からオクテット3までが“000
00000”で、オクテット4が“00000001”
である。
【0045】セル速度調整部115は、空きセルのヘッ
ダにセルヘッダプリアサイン値を書き込むと、ヘッダ誤
り制御部112がヘッダのオクテット1のGFCからオ
クテット4のCLPまでの4オクテットにX8を掛け、
前記生成多項式で割った余りの各係数をオクテット5の
HECフィールドに書き込み、空きセルを送信する。
【0046】図19はUNIで使用するセルの構造の説
明図である。有効セルも空きセルも5バイトのヘッダと
48バイトのペイロードで構成され、更に5バイトのヘ
ッダはGFCが4ビット、VPIが8ビット、VCIが
16ビット、PTが3ビット、CLPが1ビット、HE
Cが8ビットである。セルは、図に示すように、最上段
からオクテット1,オクテット2…オクテット53と呼
ばれる。
【0047】図20はNNIで使用するセルの構造の説
明図である。有効セルも空きセルも5バイトのヘッダと
48バイトのペイロードで構成され、更に5バイトのヘ
ッダはVPIが12ビット、VCIが16ビット、PT
が3ビット、CLPが1ビット、HECが8ビットであ
る。
【0048】UNIで使用するセルのヘッダはGFCを
持っているが、NNIで使用するセルのヘッダはGFC
を必要としないので、GFCの4ビット分をVPIに割
り当てている。これにより、VPIの数を増やすことが
できる。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、空きセルは有効セルと同様に48バイトのペイロー
ドを有しており、5バイトのヘッダを付加して53バイ
トの空きセルを生成している。空きセルの場合、有効な
情報がないために48バイトのペイロード内には、無効
な情報が書き込まれており、この48バイトの無効な情
報を常に送出している。
【0050】このように、従来の方法で空きセルを送出
すると、送出したい情報が生じても53バイトの空きセ
ルを送出し終わらなければ、有効な情報を持った有効セ
ルを送出することができないという問題がある。
【0051】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、送出する有効セルの待ち時間を短縮する
ことができる空きセル送受信装置を提供することを目的
としている。
【0052】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は本発明の原理ブロック図である。図17又
は図18と同一のものは、同一の符号を付して示す。図
において、200はセルベースで通信を行なうATM端
末又はATM交換機よりなるATM装置である。
【0053】117はセル送信時に送信する有効セルが
ない場合に、所定のバイト数の空きセルを生成して送信
するセル速度調整短縮部、118はセル受信時に受信し
たセルを識別して該セルの所定バイト数後に次のセルを
読み込むセル読み込み制御部、120は接続先のATM
装置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかを記
憶する空きセル管理テーブルである。
【0054】これらセル速度調整短縮部117,セル読
み込み識別部118はハードウェア又はソフトウェアの
何れを用いても実現することができる。空きセル管理テ
ーブル120はメモリ乃至はレジスタ等の記憶手段より
構成される。
【0055】この発明の構成によれば、セル送信時に送
信する有効セルがない場合には、セル速度調整短縮部1
17が空きセル管理テーブル120を参照して、データ
転送先のATM装置がセル読み込み識別機能を有してい
る場合には、送信するセルを所定のバイト数に縮めて送
信するので、次が有効セルである場合のセルを送出する
までの時間を短かくすることができ、送出する有効セル
の待ち時間を短縮することができる。
【0056】(2)この場合において、前記セル速度調
整短縮部117は、送信すべき有効セルがない場合に前
記空きセル管理テーブル120を参照して接続先ATM
装置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかをチ
ェックし、有している場合にはヘッダの5バイトのみを
空きセルとして生成して送信し、前記セル読み込み識別
部118は、受信したセルを識別して受信したセルのバ
イト数後に次のセルを読み込むことを特徴としている。
【0057】この発明の構成によれば、送信するセルが
空きセルの場合には53バイトのところを5バイトに縮
めて送信できるので、受信側ATM装置のセル読み込み
識別部118が次のセルを読みにいくまでの時間を短か
くすることができる。
【0058】(3)また、前記セル速度調整短縮部11
7は、前記5バイトの空きセルのオクテット1からオク
テット4までは所定のビットを書き込み、オクテット5
には、オクテット1からオクテット4までのデータに所
定の演算処理を施した結果に基づくデータを書き込むこ
とを特徴としている。
【0059】この発明の構成によれば、空きセルを送信
する時の5バイトに空きセル情報を書き込んで送信する
ことができる。 (4)また、前記セル読み込み識別部118は、受信し
たセルを識別した結果が5バイトの空きセルの場合には
5バイト後に次のセルを読み込み、受信したセルを識別
した結果が53バイトの空きセル又は有効セルの場合に
は53バイト後に次のセルを読み込むことを特徴として
いる。
【0060】この発明の構成によれば、相手方から送ら
れてきたセルが本発明に基づくATM装置からの空きセ
ルであれば5バイト後に次のセルを読み込み、相手方が
本発明に基づかないATM装置からのセルであれば、5
3バイト後に次のセルを読み込むようにすることができ
る。
【0061】(5)また、前記セル読み込み識別部11
8は、受信したセルの識別をした後に、識別したセルを
ヘッダ誤り制御部に受け渡すことを特徴としている。こ
の発明の構成によれば、セル読み込み識別部118で有
効セルであるか空きセルであるか、空きセルの場合には
5バイトの空きセルであるか53バイトの空きセルであ
るかを識別してヘッダ誤り制御部(図17の112参
照)に受け渡すので、ヘッダ誤り制御部は識別情報に基
づいてヘッダの誤りを検出することができる。
【0062】(6)更に、前記セル速度調整短縮部11
7は、送信すべき有効セルがない場合に前記空きセル管
理テーブル120を参照して接続先ATM装置がセル読
み込み識別機能を有しているかどうかをチェックし、接
続先ATM装置がセル読み込み識別機能を有していない
場合には、セル速度調整部が53バイトの空きセルを生
成することを特徴としている。
【0063】この発明の構成によれば、送信先のATM
装置がセル読み込み識別機能を持っていない場合には、
53バイトの空きセルを送信することにより、従来のA
TM装置の機能を実現することができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明によるAT
M端末の一実施の形態例を示すブロック図である。図
1,図17と同一のものは、同一の符号を付して示す。
【0065】図において、100は上位レイヤ、101
は上位レイヤ100と接続されるAAL(Atm Ad
aptation Layer:ATMアダプテーショ
ンレイヤ)、102はAAL101と接続されるATM
レイヤである。
【0066】110はATMレイヤ102と接続される
物理レイヤ、111は物理レイヤ110配下のTC(T
ransmission Convergence S
ublayer:伝送コンバージェンス・サブレイ
ヤ)、119は物理レイヤ110配下のPMD(Phy
sical Media Dependent Sub
layer:物理媒体依存サブレイヤ)である。つま
り、物理レイヤ110はTC111とPMD119とい
う2つのレイヤから構成されている。
【0067】ATMレイヤ102において、103はセ
ル多重/分離部、104はセルヘッダ生成/削除部、1
05は一般的フロー制御部、106は信号用VC設定/
解放部、107はOAM情報転送部で、これらの機能は
図17について説明した通りである。なお、103〜1
07はハードウェアでもソフトウェアでも実現すること
ができる。
【0068】物理レイヤ110において、112はヘッ
ダ誤り制御部、113はセル同期部、114はスクラン
ブラ部、115はセル速度調整部、116はOAM情報
転送部で、これらの機能は図17について説明した通り
である。
【0069】117はセル送信時に送信する有効セルが
ない場合に、所定のバイト数の空きセルを生成して送信
するセル速度調整短縮部、118はセル受信時に受信し
たセルを識別して該セルの所定バイト数後に次のセルを
読み込むセル読み込み制御部、120は接続先のATM
装置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかを記
憶する空きセル管理テーブルで、本発明を特徴づける部
分である。
【0070】セル速度調整短縮部117とセル読み込み
識別部118は、ハードウェアでもソフトウェアでも実
現することができ、空きセル管理テーブル120はメモ
リ又はレジスタ等の記憶手段で構成することができる。
【0071】本発明は、着信先のATM装置がセル速度
調整短縮部117を有していれば、セル速度調整部11
5を使用することはなく、着信先のATM装置がセル速
度調整短縮部117を有していなければセル速度調整部
115を使用するようになっている。また、従来ヘッダ
誤り制御部112が行なっていた受信したセルの読み込
みと、読み込んだセルの識別はセル読み込み識別部11
8が行なうため、本発明ではヘッダ誤り制御部112は
受信したセルの読み込みと読み込んだセルの識別は行な
わず、CRC符号を用いた検査とセルの廃棄を行なう。
このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の
通りである。
【0072】セル速度調整短縮部117は、空きセル管
理テーブル120を参照して、送信先(接続先)のAT
M装置がセル読み込み識別機能を有しているものである
かどうかチェックする。
【0073】図3はATM端末が有する空きセル管理テ
ーブル120の構成例を示す図である。この空きセル管
理テーブル120は、有効セルがない時に5バイトの空
きセルを生成するか53バイトの空きセルを生成するか
を決定するためのテーブルである。
【0074】そして、着信先(接続先)のATM交換機
がセル読み込み識別機能を有していれば、ATM端末は
セル速度調整短縮部117により5バイトの空きセルを
生成し、着信先のATM交換機がセル読み込み識別機能
を有していなければ、ATM端末はセル速度調整部11
5により53バイトの空きセルを生成する。
【0075】図の例では、ATM交換機毎にセル読み込
み識別機能を有しているものには、“1”が、セル読み
込み識別機能を有していないものには“0”が登録され
るようになっている。図の例では、例えばATM交換機
Aはセル読み込み識別機能を有するので“1”が登録さ
れ、ATM交換機Bはセル読み込み識別機能を有してい
ないので“0”が登録されている。“0”が登録されて
いるATM交換機は、従来のATM交換機であることを
示す。
【0076】セル速度調整短縮部117は、空きセル管
理テーブル120を参照して接続先のATM装置がセル
読み込み識別機能を有していない場合には、5バイトの
ヘッダのみの空きセルを生成する。
【0077】5バイトの空きセルのヘッダには、5バイ
トの空きセルであることを意味するヘッダパターンとし
て、オクテット1からオクテット3には“000000
00”を書き込み、オクテット4には“0000111
1”を書き込む。
【0078】ヘッダの書き込みを終了すると、ヘッダ誤
り制御部112は、ヘッダのオクテット1のGFCから
オクテット4のCLPまでの4オクテットにX8を掛
け、前記生成多項式で割った余りの各係数をオクテット
5のHECフィールドに書き込み、5バイトの空きセル
を送信する。
【0079】この実施の形態例によれば、空きセルを送
信する時の5バイトに空きセル情報を書き込んで送信す
ることができる。一方、セル読み込み識別部118は、
受信したセルのヘッダパターンを読み込み、有効セルで
あるか空きセルであるかを識別する。そして、識別した
結果が5バイトの空きセルであれば5バイト後のセルを
読みにいき、識別した結果が53バイトの空きセルであ
れば、53バイト後のセルを読み込みにいく。
【0080】また、識別した結果が53バイトの有効セ
ルであれば、53バイト後のセルを読み込みにいく。そ
して、セル読み込み識別部118は受信したセルを識別
した後、受信したセルをヘッダ誤り制御部112に渡
す。
【0081】この実施の形態例によれば、送信するセル
が空きセルの場合には53バイトのところを5バイトに
縮めて送信できるので、受信側ATM装置のセル読み込
み識別部118が次のセルを読みにいくまでの時間を短
縮することができる。
【0082】図2において、ATM端末で発生したユー
ザ情報(音声やデータ等)をセルにして送信するまでの
処理は、上位レイヤ100から物理レイヤ110にかけ
て実線の矢印の順に行われる。
【0083】上位レイヤ100は発生したユーザ情報を
AAL101へ渡す。該AAL101は、上位レイヤ1
00から受け取ったユーザ情報を48バイト単位に区切
ってセルのペイロード部分を完成させる。そして、AA
L101は48バイトのセルのペイロードをATMレイ
ヤ102に渡す。
【0084】ATMレイヤ102は、AAL101から
受け取った48バイトのセルのペイロードに5バイトの
ヘッダを付加して53バイトの有効セルにする。そし
て、セルヘッダ生成/削除部104で付加したヘッダの
オクテット1からオクテット4にGFC,VPI,VC
I,PT,CLPを書き込んだ後、53バイトの有効セ
ルを物理レイヤ110へ渡す。
【0085】物理レイヤ110は、ATMレイヤ102
から受け取った53バイトの有効セルのヘッダのオクテ
ット1からオクテット4までのデータにX8を掛け、生
成多項式(X8+X2+X+1)で割った余りの各係数を
オクテット5のHECフィールドに書き込み、ATM交
換機へ送信する。
【0086】上位レイヤ100にATM端末で発生した
ユーザ情報がない場合には、AAL101へ渡す48バ
イトの有効セルはない。しかしながら、物理レイヤ11
0は、ATM端末の物理レイヤ110からATM交換機
の物理レイヤ110間の伝送速度を保ったり同期をとる
ために、何らかのセルを送信しなければならない。
【0087】この場合には、セル速度調整短縮部117
が空きセル管理テーブル120を参照して、生成する空
きセルを決定する。即ち、接続先ATM交換機がセル読
み込み識別機能を有している場合には、セル速度調整短
縮部117が5バイトの空きセルを生成し、接続先がセ
ル読み込み識別機能を具備していない場合には、セル速
度調整短縮部117はセル速度調整部115に制御を渡
し、該セル速度調整部115が53バイトの空きセルを
生成し、生成した空きセルを有効セルの代わりに送信す
る。
【0088】図2において、ATM端末がセルを受信し
た場合の処理は、図の破線で示す物理レイヤ110から
上位レイヤ100への向きに順に処理が行われる。物理
レイヤ110でセルを受信すると、セル読み込み識別部
118が、受信したセルのヘッダに書き込まれた情報を
読み込み、空きセルか有効セルかを識別する。そして、
セル読み込み識別部118は、受信したセルをヘッダ誤
り部112に渡すと共に、識別した結果に基づき次のセ
ルを読み込む。
【0089】即ち、受信したセルを識別した結果が5バ
イトの空きセルの場合には5バイト後に次のセルを読み
込み、受信したを識別した結果が53バイトの空きセル
又は有効セルの場合には53バイト後に次のセルを読み
込む。
【0090】セル読み込み識別部118からセルを渡さ
れたヘッダ誤り制御部112は、CRC符号を用いた検
査を行なってから、空きセルの場合にはそのまま空きセ
ルを廃棄する。有効セルの場合には、ヘッダに書き込ま
れた情報により、何処のレイヤ向けの有効セルなのかを
判断する。
【0091】物理レイヤ110向けの有効セル(物理レ
イヤOAMセル等)である場合には、物理レイヤ110
がそのセルを受け取る。ATMレイヤ102向けの有効
セル(ATMレイヤOAMセル等)である場合には、物
理レイヤ110はATMレイヤ102にその有効セルを
渡し、ATMレイヤ102がその有効セルを受け取る。
【0092】更に、上位レイヤ100向けの有効セルで
ある場合には、ATMレイヤ102のセルヘッダ生成/
削除部104が有効セルのヘッダを削除して48バイト
のペイロード部分をAAL101へ渡す。これを受け取
ったAAL101は、48バイトのペイロードを分解し
て上位レイヤ100へ渡す。
【0093】この実施の形態例によれば、相手方から送
られてきたセルが本発明に基づくATM装置からの空き
セルであれば5バイト後に次のセルを読み込み、相手方
が本発明に基づかないATM装置からのセルであれば、
53バイト後に次のセルを読み込むようにすることがで
きる。
【0094】また、この実施の形態例によれば、セル読
み込み識別部118で有効セルであるか空きセルである
か、空きセルの場合には5バイトの空きセルであるか5
3バイトの空きセルであるかを識別してヘッダ誤り制御
部112に受け渡すので、ヘッダ誤り制御部112はこ
の識別情報に基づいてヘッダの誤りを検出することがで
きる。
【0095】更に、この実施の形態例によれば、送信先
のATM装置がセル読み込み識別機能を持っていない場
合には、53バイトの空きセルを送信することにより、
従来のATM装置と同じ機能を実現することができる。
【0096】図4は本発明によるATM交換機の一実施
の形態例を示すブロック図である。図1,図18と同一
のものは、同一の符号を付して示す。図において、10
2はATMレイヤ、110はATMレイヤ102と接続
される物理レイヤ、111は物理レイヤ110配下のT
C(Transmission Convergenc
e Sublayer:伝送コンバージェンス・サブレ
イヤ)、119は物理レイヤ110配下のPMD(Ph
ysical Media Dependent Su
blayer:物理媒体依存サブレイヤ)である。つま
り、物理レイヤ110はTC111とPMD119とい
う2つのレイヤから構成されている。
【0097】ATMレイヤ102において、103はセ
ル多重/分離部、104はセルヘッダ生成/削除部、1
05は一般的フロー制御部、106は信号用VC設定/
解放部、107はOAM情報転送部、108はVP/V
Cルーティング部で、これらの機能は図18について説
明した通りである。なお、103〜108はハードウェ
アでもソフトウェアでも実現することができる。
【0098】物理レイヤ110において、112はヘッ
ダ誤り制御部、113はセル同期部、114はスクラン
ブラ部、115はセル速度調整部、116はOAM情報
転送部で、これらの機能は図18について説明した通り
である。
【0099】117はセル送信時に送信する有効セルが
ない場合に、所定のバイト数の空きセルを生成して送信
するセル速度調整短縮部、118はセル受信時に受信し
たセルを識別して該セルの所定バイト数後に次のセルを
読み込むセル読み込み制御部、120は接続先のATM
装置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかを記
憶する空きセル管理テーブルで、本発明を特徴づける部
分である。
【0100】本発明は、着信先のATM装置がセル速度
調整短縮部117を有していれば、セル速度調整部11
5を使用することはなく、着信先のATM装置がセル速
度調整短縮部117を有していなければセル速度調整部
115を使用するようになっている。また、従来ヘッダ
誤り制御部112が行なっていた受信したセルの読み込
みと、読み込んだセルの識別はセル読み込み識別部11
8が行なうため、本発明ではヘッダ誤り制御部112は
受信したセルの読み込みと読み込んだセルの識別は行な
わず、CRC符号を用いた検査とセルの廃棄を行なう。
このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の
通りである。
【0101】セル速度調整短縮部117は、空きセル管
理テーブル120を参照して、送信先(接続先)のAT
M装置がセル読み込み識別機能を有しているものである
かどうかチェックする。
【0102】図5はATM交換機が有する空きセル管理
テーブル120の構成例を示す図である。この空きセル
管理テーブル120は、有効セルがない時に5バイトの
空きセルを生成するか53バイトの空きセルを生成する
かを決定するためのテーブルである。
【0103】ATM交換機の接続先には、隣接するAT
M交換機と収容するATM端末とが存在するため、AT
M交換機の空きセル管理テーブル120には、接続先の
ATM交換機とATM端末とが登録される。回線ポート
#1及び回線ポート#2はATM交換機Xと接続されて
おり、ATM交換機Xはセル読み込み識別機能を有して
いるため、図のセル読み込み識別機能には“1”が登録
され、セル読み込み識別機能を有していることを示して
いる。
【0104】回線ポート#3〜回線ポート#5はATM
交換機Yと接続されており、ATM交換機Yはセル読み
込み識別機能を有しているため、図のセル読み込み識別
機能部に“1”が登録され、セル読み込み識別機能を有
していることを示している。
【0105】回線ポート#6と回線ポート#7は、AT
M交換機Zと接続されており、ATM交換機Zは、セル
読み込み識別機能を有していないため、図のセル読み込
み識別機能部に“0”が登録され、セル読み込み識別機
能を有していないことを示している。セル読み込み識別
機能を有していないATM交換機とは、従来のATM交
換機であることを示す。
【0106】また、ATM交換機が収容しているATM
端末001とATM端末002は、セル読み込み識別機
能を有しているATM端末であるため、セル読み込み識
別機能部に“1”が登録され、セル読み込み識別機能を
有していることを示している。
【0107】ATM端末003は、セル読み込み識別機
能を有していないため、セル読み込み識別機能部に
“0”が登録され、セル読み込み機能を有していないこ
とを示している。セル読み込み識別機能を有していない
ATM端末とは、従来のATM端末であることを示す。
【0108】そして、着信先(接続先)のATM交換機
又はATM端末がセル読み込み識別機能を有していれ
ば、ATM交換機200はセル速度調整短縮部117に
より5バイトの空きセルを生成し、着信先のATM交換
機又はATM端末(ATM装置)がセル読み込み識別機
能を有していなければ、ATM交換機200はセル速度
調整部115により53バイトの空きセルを生成する。
【0109】セル速度調整短縮部117は、空きセル管
理テーブル120を参照して接続先のATM装置がセル
読み込み識別機能を有していない場合には、5バイトの
ヘッダのみの空きセルを生成する。
【0110】5バイトの空きセルのヘッダには、5バイ
トの空きセルであることを意味するヘッダパターンとし
て、オクテット1からオクテット3には“000000
00”を書き込み、オクテット4には“0000111
1”を書き込む。
【0111】ヘッダの書き込みを終了すると、ヘッダ誤
り制御部112は、ヘッダのオクテット1のGFCから
オクテット4のCLPまでの4オクテットにX8を掛
け、前記生成多項式で割った余りの各係数をオクテット
5のHECフィールドに書き込み、5バイトの空きセル
を送信する。
【0112】この実施の形態例によれば、空きセルを送
信する時の5バイトに空きセル情報を書き込んで送信す
ることができる。一方、セル読み込み識別部118は、
受信したセルのヘッダパターンを読み込み、有効セルで
あるか空きセルであるかを識別する。そして、識別した
結果が5バイトの空きセルであれば5バイト後のセルを
読みにいき、識別した結果が53バイトの空きセルであ
れば、53バイト後のセルを読み込みにいく。
【0113】また、識別した結果が53バイトの有効セ
ルであれば、53バイト後のセルを読み込みにいく。そ
して、セル読み込み識別部118は受信したセルを識別
した後、受信したセルをヘッダ誤り制御部112に渡
す。
【0114】この実施の形態例によれば、送信するセル
が空きセルの場合には53バイトのところを5バイトに
縮めて送信できるので、受信側ATM装置のセル読み込
み識別部118が次のセルを読みにいくまでの時間を短
縮することができる。
【0115】図4において、ATM交換機がセルを受信
した場合の処理は、物理レイヤ110からATMレイヤ
102にかけて図の破線で示す矢印の向きに順に処理さ
れる。
【0116】物理レイヤ110はセルを受信すると、セ
ル読み込み識別部118が受信したセルのヘッダに書き
込まれた情報を読みにいき、空きセルか有効セルかを識
別する。セル読み込み識別部118は、受信したセルを
ヘッダ誤り制御部112に渡すと共に、識別した結果に
基づき、次のセルを読み込む。
【0117】ヘッダ誤り制御部112は、CRC符号を
用いた検査を行なってから、空きセルの場合にはそのま
ま空きセルを廃棄する。有効セルの場合には、ヘッダに
書き込まれた情報により、何処のレイヤ向けの有効セル
なのかを判断する。
【0118】物理レイヤ110向けの有効セル(物理レ
イヤOAMセル等)であれば、物理レイヤ110がその
有効セルを受け取る。ATMレイヤ102向けの有効セ
ルであれば、物理レイヤ110はATMレイヤ102へ
有効セルを渡す。
【0119】この場合において、ATMレイヤ102が
受け取った有効セルを次のATM交換機へ送信する場合
には、VP/VCルーティング部108が5バイトのヘ
ッダに書き込まれたVPIとVCIの値を書き換える。
また、ATMレイヤ102が受け取った有効セルをAT
M端末へ送信する場合には、セルヘッダ生成/削除部1
04が5バイトのヘッダにGFCを書き込み、VP/V
Cルーティング部108がVPIとVCIを書き換え
る。
【0120】ATMレイヤ102のセルヘッダ生成/削
除部104及びVP/VCルーティング部108で5バ
イトのヘッダを書き換えられた有効セルは、図4のAT
Mレイヤ102から物理レイヤ110へかけての実線で
示す矢印の向きに順に処理される。
【0121】ATMレイヤ102は、有効セルを物理レ
イヤ110へ渡す。該物理レイヤ110では、ヘッダ誤
り制御部112がATMレイヤ102から受け取った5
3バイトの有効セルのヘッダのオクテット1からオクテ
ット4のデータにX8を掛け、前記生成多項式で割った
余りの各係数を有効セルのヘッダのオクテット5のHE
Cフィールドに書き込み、送信する。
【0122】また、ATM交換機から受信した有効セル
やATM端末から受信した有効セルがない場合には、送
信するセルはないことになる。しかしながら、物理レイ
ヤ110は、ATM交換機200の物理レイヤ110と
ATM交換機やATM端末等のATM装置内の物理レイ
ヤ110間の伝送速度を保ったり、同期をとるために、
何らかのセルを送信しなければならない。
【0123】そこで、有効セルがない場合には、セル速
度調整短縮部117が空きセル管理テーブル120を参
照して生成する空きセルを決定し、相手方がセル読み込
み識別機能を有していない場合にはセル速度調整部11
5を用いて53バイトの空きセルを生成し、相手方がセ
ル読み込み識別機能を有している場合にはセル速度調整
短縮部117が5バイトの空きセルを生成し、生成した
空きセルを有効セルの代わりに送信する。
【0124】以上説明したように、ATM端末及びAT
M交換機に、セル速度調整短縮部117と、セル読み込
み識別部118と、空きセル管理テーブル120を新た
に設けることにより、従来の空きセルのペイロードに書
き込まれいてた48バイトの意味のない情報の送信をな
くすことができる。
【0125】この実施の形態例によれば、相手方から送
られてきたセルが本発明に基づくATM装置からの空き
セルであれば5バイト後に次のセルを読み込み、相手方
が本発明に基づかないATM装置からのセルであれば、
53バイト後に次のセルを読み込むようにすることがで
きる。
【0126】また、この実施の形態例によれば、セル読
み込み識別部118で有効セルであるか空きセルである
か、空きセルの場合には5バイトの空きセルであるか5
3バイトの空きセルであるかを識別してヘッダ誤り制御
部112に受け渡すので、ヘッダ誤り制御部112はこ
の識別情報に基づいてヘッダの誤りを検出することがで
きる。
【0127】更に、この実施の形態例によれば、送信先
のATM装置がセル読み込み識別機能を持っていない場
合には、53バイトの空きセルを送信することにより、
従来のATM装置と同じ機能を実現することができる。
【0128】図6は本発明による空きセル送受の説明図
である。ここでは、ATM端末を200A、ATM交換
機を200Bと表している。そして、それぞれのATM
端末200Aを図に示すようにATM端末1〜ATM端
末4と識別し、ATM交換機200Bを図に示すように
ATM交換機1〜ATM交換機3と識別することにす
る。
【0129】10はATM交換機200B間を接続する
中継回線であり、図に示すようにATM交換機1とAT
M交換機3間を接続する中継回線10を中継回線1、A
TM交換機1とATM交換機2間を接続する中継回線1
0を中継回線2、ATM交換機2とATM交換機3間を
接続する中継回線10を中継回線3と識別することにす
る。
【0130】ATM端末1〜ATM端末3はセル読み込
み識別機能を有し、ATM端末4はセル読み込み識別機
能を有していないものとする。また、ATM交換機1と
ATM交換機3はセル読み込み識別機能を有し、ATM
交換機2はセル読み込み識別機能を有していないものと
する。
【0131】ATM交換機1には、ATM端末1とAT
M端末3が接続され、ATM交換機3には、ATM端末
2とATM端末4が接続されている。ここでは、ATM
端末1が送信するセルがATM交換機1を経由し、更に
ATM交換機3を経由して、ATM端末2へ着信し、か
つATM端末3の送信するセルがATM交換機1を経由
し、更にATM交換機3を経由してATM端末4へ着信
する場合を例にとり、図に示す(1)から(6)の各シ
チュエーション毎に空きセルの送受方法を説明する。
【0132】(1)はATM端末1及びATM端末3が
ATM交換機1にセルを送信する場合、(2)はATM
端末1と3が送信したセルをATM交換機1が受信する
場合、(3)はATM交換機1が受信したセルをATM
交換機3に送信する場合、(4)はATM交換機1が送
信したセルをATM交換機3が受信する場合、(5)は
ATM交換機3が受信したセルをATM端末2と4へ送
信する場合、(6)はATM交換機3が送信したセルを
ATM端末2と4が受信する場合、(7)はATM交換
機1が受信したセルをATM交換機2に送信する場合、
(8)はATM交換機1が送信したセルをATM交換機
2が受信する場合、(9)はATM交換機2が受信した
セルをATM交換機3に送信する場合をそれぞれ示して
いる。 1.図6の(1)の場合 図7と図8を用いて説明する。図7はATM端末1とA
TM端末3の空きセル管理テーブルの構成例を示す図で
ある。(a)はATM端末1が有する空きセル管理テー
ブルであり、(b)はATM端末3が有する空きセル管
理テーブルである。
【0133】何れも、ATM端末が送信する有効セルが
ない場合に生成する空きセルを5バイトで生成すればよ
いか53バイトで生成すればよいかを確認するためのテ
ーブルであり、(a)のセル読み込み識別機能は“1”
となっているので、5バイトの空きセルを生成すればよ
いことが分かり、(b)のセル読み込み識別機能も
“1”となっているので、5バイトの空きセルを生成す
ればよいことが分かる。
【0134】図8はATM端末1と3がATM交換機1
へセルを送信する順序の説明図である。図8の(a)は
図7におけるATM端末1がATM交換機1へ送信する
セルの送出順序である。
【0135】ATM端末1は、53バイトの有効セルA
を先ずATM交換機1に送信し、次に53バイトの有効
セルBをATM交換機1に送信する。有効セルBをAT
M交換機1に送信した後、送信するセルがなかったた
め、自己の空きセル管理テーブル120を参照して、接
続先のATM交換機1がセル読み込み識別機能を有して
いるかどうかチェックする。
【0136】接続先のATM交換機1がセル読み込み識
別機能を有していることを確認すると、5バイトの空き
セル(以降の代わりに記号“※1”を用いる)をセ
ル速度調整短縮部117で生成して、ATM交換機1に
送信する。空きセル※1をATM交換機1に送信した後
も、送信するセルがないので、同様に5バイトの空きセ
ル※2を生成してATM交換機1に送信する。
【0137】ここで、5バイトの空きセル※2をATM
交換機1に送信中に、53バイトの有効セルCが発生し
たため、5バイトの空きセル※2を送信し終えた直後
に、53バイトの有効セルCをATM交換機1へ送信す
る。
【0138】53バイトの有効セルCをATM交換機1
に送信し終えた後、送信する有効セルがなかったので、
5バイトの空きセル※3を同様に生成してATM交換機
1へ送信する。その後も、送信する有効セルがなかった
ので、5バイトの空きセル※4〜※7を同様に生成して
ATM交換機1へ送信する。
【0139】ここで、5バイトの空きセル※7を送信中
に53バイトの有効セルDが発生したため、5バイトの
空きセル※7を送信し終えた直後に、53バイトの有効
セルDをATM交換機1へ送信する。
【0140】53バイトの有効セルDをATM交換機1
へ送信した後、送信する有効セルがなかったので、5バ
イトの空きセル※8を同様に生成してATM交換機1へ
送信する。その後も、送信する有効セルがなかったの
で、5バイトの空きセル※9以降を同様に生成してAT
M交換機1へ送信する。
【0141】図8の(b)は図6におけるATM端末3
がATM交換機1へ送信するセルの送出順序である。A
TM端末3は、最初は送信する有効セルがまだないの
で、自己の空きセル管理テーブル120を参照して接続
先のATM交換機1がセル読み込み識別機能を有してい
ることを確認すると、5バイトの空きセルをセル速度調
整短縮部117で生成してATM交換機1へ送信する。
図の※11〜※22まで連続して空きセルが送信されて
いる。
【0142】ここで、空きセル※22を送信中に、送信
する53バイトの有効セルXが発生したため、5バイト
の空きセル※22を送信し終えた直後に、53バイトの
有効セルXをATM交換機1へ送信する。53バイトの
有効セルXをATM交換機1へ送信した後、送信する有
効セルがなかったので、5バイトの空きセル※23を同
様に生成してATM交換機1へ送信する。その後も、送
信する有効セルがなかったので、5バイトの空きセル※
24〜※29を同様に生成してATM交換機1へ送信す
る。
【0143】ここで、5バイトの空きセル※29を送信
中に、53バイトの有効セルYが発生したため、空きセ
ル※29を送信し終えた直後に、53バイトの有効セル
YをATM交換機1へ送信する。有効セルYをATM交
換機1へ送信した後、送信する有効セルがなかったの
で、5バイトの空きセル※30以降を同様に生成してA
TM交換機1へ送信する。 2.図6の(2)の場合 図9を用いて説明する。図9はATM端末1と3の送信
したセルをATM交換機1が受信するセルの順序の説明
図である。(a)はATM端末1が送出したセルをAT
M交換機1が受信する順序であり、(b)はATM端末
3が送出したセルをATM交換機1が受信する順序であ
る。
【0144】(a)及び(b)では、初め有効セルがな
いので、ATM交換機1はATM端末1と3が送信した
5バイトの空きセルを受信している。ATM端末1と3
が送信した5バイトの空きセルは、ATM交換機1内の
物理レイヤ110で受信され、セル読み込み識別部11
8で読み込まれる。
【0145】セル読み込み識別部118は、受信したセ
ルのヘッダのオクテット1〜4を読み込み、その結果5
バイトの空きセルであることが分かると、受信したセル
をヘッダ誤り制御部112へ渡すと共に、5バイト後の
セルを読みにいく。
【0146】ATM交換機1はこの動作を繰り返してい
ると、(a)で先ず53バイトの有効セルAを受信す
る。受信した有効セルAは、セル読み込み識別部118
で読み込まれる。該セル読み込み識別部118は、受信
したセルのヘッダのオクテット1〜4を読み込み、その
結果空きセルのヘッダパターンでないことが分かると、
受信したセルは53バイトの有効セルであると判断し、
受信したセルをヘッダ誤り制御部112へ渡すと共に、
53バイト後のセルを読み込みにいく。
【0147】このような動作の繰り返しにより、ATM
交換機1は(a)及び(b)に示すようにセルを順番に
処理していく。 3.図6の(3)の場合 図10と図11を用いて説明する。図10はATM交換
機1の空きセル管理テーブルの構成例を示す図である。
図10はATM交換機1が送信する有効セルがない場合
に生成する空きセルを5バイトで生成すればよいか53
バイトで生成すればよいかを確認するためのテーブルで
ある。図では、ATM交換機2はセル読み込み識別機能
がなく、ATM交換機3はセル読み込み識別機能があ
り、ATM端末1とATM端末3はセル読み込み識別機
能があることを示している。
【0148】ATM交換機3はセル読み込み識別機能が
“1”になっており、5バイトの空きセルを生成すれば
よいことが分かる。図11はATM交換機1がATM交
換機3へセルを送信する順序の説明図である。初めは有
効セルがないので、ATM交換機1は自己の空きセル管
理テーブル120を参照して、接続先のATM交換機3
がセル読み込み識別機能を有しているかどうかチェック
する。
【0149】接続先のATM交換機3がセル読み込み識
別機能を有していることを確認すると、5バイトの空き
セルをセル速度調整短縮部117で生成してATM交換
機3へ送信する。
【0150】ここで、5バイトの空きセルを送信中に5
3バイトの有効セルAが発生したため、5バイトの空き
セルを送信し終えた直後に53バイトの有効セルをAT
M交換機3へ送信する。次に、53バイトの有効セルB
が発生したので、同様にして53バイトの有効セルBを
ATM交換機3へ送信する。
【0151】53バイトの有効セルBをATM交換機3
へ送信し終えた後、送信する有効セルがなかったので、
5バイトの空きセル※1を生成してATM交換機3へ送
信する。その後も送信する有効セルがなかったので、5
バイトの空きセル※2を同様に生成してATM交換機3
へ送信する。
【0152】5バイトの空きセル※2を送信中に、有効
セルCが発生したので、ATM交換機1は5バイトの空
きセル※2を送信し終えた直後に、53バイトの有効セ
ルCをATM交換機3へ送信する。53バイトの有効セ
ルCをATM交換機3へ送信し終えた後、同様にして5
3バイトの有効セルX、53バイトの有効セルD、53
バイトの有効セルYをATM交換機3へ順次送信する。
【0153】53バイトの有効セルYをATM交換機3
へ送信した後、送信する有効セルがなかったので、5バ
イトの空きセル※3を生成してATM交換機3へ送信す
る。その後も、送信する有効セルがないので、5バイト
の空きセル※4を同様に生成してATM交換機3へ送信
する。 4.図6の(4)の場合 図12を用いて説明する。図12はATM交換機1の送
信したセルをATM交換機3が受信するセルの順序の説
明図である。
【0154】初め、有効セルがないので、ATM交換機
3はATM交換機1が送信した5バイトの空きセルを受
信している。ATM交換機1が送信した5バイトの空き
セルはATM交換機3の物理レイヤ110で受信され、
セル読み込み識別部118で読み込まれる。
【0155】セル読み込み識別部118は、受信したセ
ルのヘッダのオクテット1〜オクテット4を読み込み、
その結果5バイトの空きセルであることが分かると、受
信したセルをヘッダ誤り制御部112へ渡すと共に、次
の5バイト後のセルを読み込みにいく。
【0156】ATM交換機3はこのような受信動作を繰
り返していると、先ず53バイトの有効セルAを受信す
る。受信した有効セルAはセル読み込み識別部118で
読み込まれ、該セル読み込み識別部118は受信したセ
ルのヘッダのオクテット1〜オクテット4を読み込み、
その結果空きセルのヘッダパターンでないことが分かる
と、受信したセルは53バイトの有効セルであると判断
する。
【0157】そして、セル読み込み識別部118は、受
信したセルをヘッダ誤り制御部112へ渡すと共に、5
3バイト後のセルを読み込みにいく。次も有効セルBで
あるので、53バイトの有効セルを受信する。次は、5
バイトの空きセル※1であるので、5バイトの空きセル
※1を受信する。次も、5バイトの空きセル※2であ
る。以下、このような動作の繰り返しにより、ATM交
換機3は図に示すセルを順番に処理していく。 5.図6の(5)の場合 図13と図14を用いて説明する。図13はATM交換
機3の空きセル管理テーブルの構成例を示す図である。
この空きセル管理テーブルは、ATM交換機3が送信す
る有効セルがない場合に、生成する空きセルを5バイト
で生成すればよいのか53バイトで生成すればよいのか
を確認するためのテーブルである。
【0158】回線ポート#5はATM交換機1と接続さ
れており、セル読み込み識別機能が“1”であるので、
ATM交換機1はセル読み込み識別機能を有しているこ
とを示す。同様に、回線ポート#6はATM交換機2と
接続されており、セル読み込み識別機能が“0”である
ので、ATM交換機2はセル読み込み識別機能を有して
いないことを示す。
【0159】また、ATM端末2のセル読み込み識別機
能は“1”であるので、5バイトの空きセルを生成すれ
ばよいことが分かり、ATM端末4のセル読み込み識別
機能は“0”であるので、53バイトの空きセルを生成
すればよいことが分かる。
【0160】図14はATM交換機3がATM端末2と
4へセルを送信する順序の説明図である。(a)はAT
M交換機3がATM端末2へセルを送信する順序を示す
図であり、(b)はATM交換機3がATM端末4へセ
ルを送信する順序を示す図である。
【0161】(a)の場合、初め有効セルがないので、
ATM交換機3は空きセル管理テーブル120を参照し
て、接続先のATM端末2がセル読み込み識別機能を有
しているかどうかチェックする。そして、接続先のAT
M端末2がセル読み込み識別機能を有していることを確
認すると、セル速度調整短縮部117で5バイトの空き
セルを生成しATM端末2へ送信している。
【0162】5バイトの空きセル送信中に53バイトの
有効セルAが発生したため、ATM交換機3は5バイト
の空きセルを送信し終えた直後に53バイトの有効セル
AをATM端末2へ送信する。続いて53バイトの有効
セルBが発生したため、有効セルAの後に有効セルBを
ATM端末2へ送信する。
【0163】ATM交換機3は次に送信する有効セルが
なかったので、5バイトの空きセル※1をセル速度調整
短縮部117で生成してATM端末2へ送信する。その
後も、送信する有効セルがなかったので、5バイトの空
きセル※2をATM端末2へ送信する。
【0164】ここで、5バイトの空きセル※2を送信中
に53バイトの有効セルCが発生したため、ATM交換
機3は5バイトの空きセル※2を送信し終えた直後に5
3バイトの有効セルCをATM端末2へ送信する。
【0165】53バイトの有効セルCをATM端末2へ
送信した後、送信する有効セルがなかったので、セル速
度調整短縮部117で5バイトの空きセル※3を生成し
てATM端末2へ送信する。その後も有効セルがなかっ
たので、5バイトの空きセル※4〜※10を同様に生成
してATM端末2へ送信する。
【0166】5バイトの空きセル※10を送信中に53
バイトの有効セルDが発生したので、ATM交換機3は
空きセル※10を送信し終えた後に53バイトの有効セ
ルDを送信する。有効セルDを送信し終えた後、送信す
る有効セルがなかったので、5バイトの空きセル※11
を生成してATM端末2へ送信する。その後も、送信す
る有効セルがなかったので、空きセル※12以降を同様
に生成してATM端末2へ送信する。
【0167】(b)の場合、初め有効セルがないので、
ATM交換機3は空きセル管理テーブル120を参照し
て、接続先のATM端末4がセル読み込み識別機能を有
しているかどうかチェックする。そして、接続先のAT
M端末4がセル読み込み識別機能を有していないことを
確認すると、セル速度調整部115で53バイトの空き
セルを生成しATM端末2へ送信している。図では、空
きセル※15〜※18まで連続して53バイトの空きセ
ルを送信している。
【0168】ここで、53バイトの空きセル※18を送
信中に53バイトの有効セルXが発生したため、空きセ
ル※18を送信し終えた後に53バイトの有効セルXを
ATM端末4へ送信する。次に、送信する有効セルがな
かったので、ATM端末3は、53バイトの空きセル※
19を同様に生成してATM端末4へ送信する。
【0169】空きセル※19を送信中に53バイトの有
効セルYが発生したので、ATM交換機3は53バイト
の空きセル※19を送信し終えた直後に53バイトの有
効セルYをATM端末2へ送信する。 6.図6の(6)の場合 図15を用いて説明する。図15はATM交換機3の送
信したセルをATM端末2と4が受信するセルの順序の
説明図である。(a)はATM交換機3が送信したセル
をATM端末2が受信するセルの順序を示す図、(b)
はATM交換機3が送信したセルをATM端末4が受信
するセルの順序を示す図である。
【0170】(a)の場合、初め有効セルがないので、
ATM端末2はATM交換機3が送信した5バイトの空
きセルを受信している。ATM交換機3が送信した5バ
イトの空きセルはATM端末2の物理レイヤ110で受
信され、セル読み込み識別部118で読み込まれる。
【0171】セル読み込み識別部118は、受信したセ
ルのヘッダのオクテット1〜オクテット4を読み込む。
その結果5バイトの空きセルであることが分かると、セ
ル読み込み識別部118は、受信したセルをヘッダ誤り
制御部112へ渡すと共に、5バイト後のセルを読みに
いく。
【0172】ATM端末2は、このセルの読み込み動作
を繰り返していると、先ず53バイトの有効セルAを受
信する。受信した有効セルAは、ATM端末2のセル読
み込み識別部118で読み込まれる。そして、セル読み
込み識別部118は、受信したセルのヘッダのオクテッ
ト1〜4を読み込み、その結果空きセルのヘッダでない
ことを認識する。
【0173】認識の結果、空きセルのヘッダパターンで
ないことが分かると、受信したセルは53バイトの有効
セルであると判断して、受信したセルをヘッダ誤り制御
部112へ渡すと共に、53バイト後のセルを読み込み
にいく。そのセルが53バイトの有効セルBであること
を認識すると、受信した有効セルBをヘッダ誤り制御部
112へ渡すと共に、次の53バイト後のセルを読みに
いく。このような繰り返しにより、ATM端末2は、図
(a)に示すようにセルを順番に処理している。
【0174】(b)の場合、初め有効セルがないので、
ATM端末4はATM交換機3が送信した53バイトの
空きセルを受信している。ATM端末4は、セル読み込
み識別機能を有していないので、ATM交換機3は53
バイトの空きセルを送信する。 ATM交換機3が送信
した53バイトの空きセルは、ATM端末4の物理レイ
ヤ110で受信され、セル読み込み識別部118で読み
込まれる。セル読み込み識別部118は、受信したセル
のヘッダのオクテット1〜4を読み込み、その結果空き
セルであることが分かると、受信したセルをヘッダ誤り
制御部112へ渡すと共に、53バイト後のセルを読み
込みにいく。
【0175】ATM端末4がこのようにして空きセル※
15〜※18を受信する処理を繰り返していると、53
バイトの有効セルXを受信する。受信した有効セルは、
セル読み込み識別部118で読み込まれ、該セル読み込
み識別部118は、受信したセルのヘッダのオクテット
1〜4を読み込み、その結果空きセルのヘッダパターン
でないことを認識する。
【0176】セル読み込み識別部18が、受信したセル
が空きセルでないことを認識すると、受信したセルは5
3バイトの有効セルであると判断し、受信したセルをヘ
ッダ誤り制御部112へ渡すと共に、53バイト後のセ
ルを読み込みにいく。このような処理の繰り返しによ
り、ATM端末4は、図(b)に示すようにセルを順番
に処理していく。 7.図6の(7)と(9)の場合 図6において、ATM交換機1がATM交換機2へ送信
する有効セルがない場合には、ATM交換機1は自己の
空きセル管理テーブル120を参照して、ATM交換機
2がセル読み込み識別機能を有しているかどうかチェッ
クする。
【0177】図10の空きセル管理テーブルを参照する
と、ATM交換機2はセル読み込み識別機能が“0”と
なっているので、ATM交換機1はATM交換機2に対
して53バイトの空きセルを生成して送信する。
【0178】また、ATM交換機2がATM交換機3へ
送信する有効セルがない場合には、53バイトの空きセ
ルをATM交換機3に送信する。従って、従来のATM
交換機であるATM交換機2を経由する場合において
も、空きセルの送受方法は上記実施の形態例で処理した
場合と同様である。
【0179】図16は本発明の効果の説明図である。本
発明では、送信する空きセルを5バイトとしているた
め、5バイトの空きセルの送出中に有効セルが発生して
も、5バイト後に有効セルを送信できるため、従来の方
法と比較すると、有効セルの送信待ち時間は、最大48
バイト短縮され、よりタイムリーな有効セルの中継を可
能とし、受信側のATM端末及びATM交換機における
空きセルの廃棄負荷も1セル当たり48バイト短縮する
ことができる。
【0180】上述の実施の形態例では、発明では空きセ
ルを5バイトで送信する場合を例にとったが、将来の仕
様変更等により、ヘッダが5バイトから変化した場合に
は、変化したバイト数のヘッダを空きセルとして同様に
送信することができる。
【0181】また、上述の実施の形態例では、ATM装
置としてATM交換機とATM端末を用いた場合を例に
とったが、その他の種類のATM装置にも同様に本発明
を適用することができる。
【0182】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、 (1)請求項1記載の発明によれば、セルベースで通信
を行なうATM端末又はATM交換機よりなるATM装
置において、該ATM装置内に、セル送信時に送信する
有効セルがない場合に、所定のバイト数の空きセルを生
成して送信するセル速度調整短縮部と、セル受信時に受
信したセルを識別して該セルの所定バイト数後に次のセ
ルを読み込むセル読み込み制御部と、接続先のATM装
置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかを記憶
する空きセル管理テーブルとを設けることにより、セル
送信時に送信する有効セルがない場合には、セル速度調
整短縮部が空きセル管理テーブルを参照して、データ転
送先のATM装置がセル読み込み識別機能を有している
場合には、送信するセルを縮めて送信するので、次が有
効セルである場合のセルを送出するまでの時間を短かく
することができ、送出する有効セルの待ち時間を短縮す
ることができる。
【0183】(2)請求項2記載の発明によれば、前記
セル速度調整短縮部は、送信すべき有効セルがない場合
に前記空きセル管理テーブルを参照して接続先ATM装
置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかをチェ
ックし、有している場合にはヘッダの5バイトのみを空
きセルとして生成して送信し、前記セル読み込み制御部
は、受信したセルを識別して受信したセルのバイト数後
に次のセルを読み込むことにより、送信するセルが空き
セルの場合には53バイトのところを5バイトに縮めて
送信できるので、受信側ATM装置のセル読み込み制御
部が次のセルを読みにいくまでの時間を短かくすること
ができる。
【0184】(3)請求項3記載の発明によれば、前記
セル速度調整短縮部は、前記5バイトの空きセルのオク
テット1からオクテット4までは所定のビットを書き込
み、オクテット5には、オクテット1からオクテット4
までのデータに所定の演算処理を施した結果に基づくデ
ータを書き込むことにより、空きセルを送信する時の5
バイトに空きセル情報を書き込んで送信することができ
る。
【0185】(4)請求項4記載の発明によれば、前記
セル読み込み識別部は、受信したセルを識別した結果が
5バイトの空きセルの場合には5バイト後に次のセルを
読み込み、受信したセルを識別した結果が53バイトの
空きセル又は有効セルの場合には53バイト後に次のセ
ルを読み込むことにより、相手方から送られてきたセル
が本発明に基づくATM装置からの空きセルであれば5
バイト後に次のセルを読み込み、相手方が本発明に基づ
かないATM装置からのセルであれば、53バイト後に
次のセルを読み込むようにすることができる。
【0186】(5)請求項5記載の発明によれば、前記
セル読み込み識別部は、受信したセルの識別をした後
に、識別したセルをヘッダ誤り制御部に受け渡すことに
より、セル読み込み識別部で有効セルであるか空きセル
であるか、空きセルの場合には5バイトの空きセルであ
るか53バイトの空きセルであるかを識別してヘッダ誤
り制御部に受け渡すので、ヘッダ誤り制御部は識別情報
に基づいてヘッダの誤りを検出することができる。
【0187】(6)請求項6記載の発明によれば、前記
セル速度調整短縮部は、送信すべき有効セルがない場合
に前記空きセル管理テーブルを参照して接続先ATM装
置がセル読み込み識別機能を有しているかどうかをチェ
ックし、接続先ATM装置がセル読み込み識別機能を有
していない場合には、セル速度調整部が53バイトの空
きセルを生成することにより、送信先のATM装置がセ
ル読み込み識別機能を持っていない場合には、53バイ
トの空きセルを送信することにより、従来のATM装置
の機能を実現することができる。
【0188】このように、本発明によれば、送出する有
効セルの待ち時間を短縮することができる空きセル送受
信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明によるATM端末の一実施の形態例を示
すブロック図である。
【図3】ATM端末が有する空きセル管理テーブルの構
成例を示す図である。
【図4】本発明によるATM交換機の一実施の形態例を
示すブロック図である。
【図5】ATM交換機が有する空きセル管理テーブルの
構成例を示す図である。
【図6】本発明による空きセル送受の説明図である。
【図7】ATM端末1とATM端末3の空きセル管理テ
ーブルの構成例を示す図である。
【図8】ATM端末1と3がATM交換機1へセルを送
信する順序の説明図である。
【図9】ATM端末1と3の送信したセルをATM交換
機1が受信するセルの順序の説明図である。
【図10】ATM交換機1の空きセル管理テーブルの構
成例を示す図である。
【図11】ATM交換機1がATM交換機3へセルを送
信する順序の説明図である。
【図12】ATM交換機1の送信したセルをATM交換
機3が受信するセルの順序の説明図である。
【図13】ATM交換機3の空きセル管理テーブルの構
成例を示す図である。
【図14】ATM交換機3がATM端末2と4へセルを
送信する順序の説明図である。
【図15】ATM交換機3の送信したセルをATM端末
2と4が受信するセルの順序の説明図である。
【図16】本発明の効果の説明図である。
【図17】従来のATM端末の構成例を示すブロック図
である。
【図18】従来のATM交換機の構成例を示すブロック
図である。
【図19】UNIで使用するセルの構造の説明図であ
る。
【図20】NNIで使用するセルの構造の説明図であ
る。
【符号の説明】
110 物理レイヤ 117 セル速度調整短縮部 118 空きセル管理テーブル 200 ATM装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 淳一郎 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 村上 勝 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 難波江 健裕 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルベースで通信を行なうATM端末又
    はATM交換機よりなるATM装置において、 該ATM装置内に、 セル送信時に送信する有効セルがない場合に、所定のバ
    イト数の空きセルを生成して送信するセル速度調整短縮
    部と、 セル受信時に受信したセルを識別して該セルの所定バイ
    ト数後に次のセルを読み込むセル読み込み制御部と、 接続先のATM装置がセル読み込み識別機能を有してい
    るかどうかを記憶する空きセル管理テーブルとを設けた
    ことを特徴とする空きセル送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記セル速度調整短縮部は、送信すべき
    有効セルがない場合に前記空きセル管理テーブルを参照
    して接続先ATM装置がセル読み込み識別機能を有して
    いるかどうかをチェックし、有している場合にはヘッダ
    の5バイトのみを空きセルとして生成して送信し、 前記セル読み込み制御部は、受信したセルを識別して受
    信したセルのバイト数後に次のセルを読み込むことを特
    徴とする請求項1記載の空きセル送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記セル速度調整短縮部は、前記5バイ
    トの空きセルのオクテット1からオクテット4までは所
    定のビットを書き込み、オクテット5には、オクテット
    1からオクテット4までのデータに所定の演算処理を施
    した結果に基づくデータを書き込むことを特徴とする請
    求項2記載の空きセル送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記セル読み込み識別部は、受信したセ
    ルを識別した結果が5バイトの空きセルの場合には5バ
    イト後に次のセルを読み込み、受信したセルを識別した
    結果が53バイトの空きセル又は有効セルの場合には5
    3バイト後に次のセルを読み込むことを特徴とする請求
    項2記載の空きセル送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記セル読み込み識別部は、受信したセ
    ルの識別をした後に、識別したセルをヘッダ誤り制御部
    に受け渡すことを特徴とする請求項2又は4の何れかに
    記載の空きセル送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記セル速度調整短縮部は、送信すべき
    有効セルがない場合に前記空きセル管理テーブルを参照
    して接続先ATM装置がセル読み込み識別機能を有して
    いるかどうかをチェックし、接続先ATM装置がセル読
    み込み識別機能を有していない場合には、セル速度調整
    部が53バイトの空きセルを生成することを特徴とする
    請求項1記載の空きセル送受信装置。
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