JPH10154146A - テキスト翻訳方法と装置 - Google Patents

テキスト翻訳方法と装置

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JPH10154146A
JPH10154146A JP9279984A JP27998497A JPH10154146A JP H10154146 A JPH10154146 A JP H10154146A JP 9279984 A JP9279984 A JP 9279984A JP 27998497 A JP27998497 A JP 27998497A JP H10154146 A JPH10154146 A JP H10154146A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 翻訳対象文章内の翻訳範囲を定め、部分的に
翻訳処理した結果を、登録された特定データの目的語訳
と結合し、誤りの少ない変換を行なう。 【解決手段】 一般辞書語句、並びに判定基準となる従
属接続詞、関係代名詞、疑問代名詞、関係副詞、疑問副
詞、疑問詞、その他の接続表現語句の文字記号列文法情
報及び目的語訳、その他特定データを記憶する辞書記憶
手段を備え、原語の入力文章を照合し、入力文章内に所
定の合致度の姓同データがあれば、注目データの前後の
文章部分を、特定データ及び一般辞書語句を用いて目的
語に変換し、その結果を特定データの目的語訳と接合
し、所定の順序で編集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置、文書処
理装置、通信制御装置等に於て、原語から目的語への翻
訳を行なうテキスト翻訳方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の言語変換処理に於て、機械翻訳装
置は、与えられた言語文章データの文法・意味解析、分
解、変換処理等を行ない、原語から目的語の文章に変換
するが、その翻訳処理は、文章部分間の係り受けの取扱
や、多品詞・多義の単語を持つ例えば英語から日本語へ
の変換の場合、正しい目的語への変換には、多岐にわた
る論理判断プロセスが要求され、現在の機械翻訳装置で
は、そのための十分な処理機能を持つに至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原語文章の目的語への
変換に於ては、語数が多く、長い文章になるほど、一般
的にその翻訳処理の正確性、翻訳結果の品質が低下す
る。例えば、主語+動詞+目的語+補語で構成される一
般的な文章でも、例えば、and、or、等で結ばれる
語句が多くなれば、各文章部分間の係り受け関係や、各
語句及び語句間の意味解析・判断等が難しくなる。更に
各種の接続表現語句で文章が結ばれる複文形式になれ
ば、解析・変換上の判断要素が増え、正しい変換結果を
得る事が難しくなる。
【0004】かかる状況に於て、重文・複文を含む比較
的複雑な文章に対しても、その構文処理の誤りが少な
く、結果として人間にとって有用、且つ、その作業を軽
減する事が可能で、その後の、人間による後処理にも耐
えるレベルの翻訳手段が望まれる。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の請求項1によれ
ば、原語文章データを入力する入力手段と、一般辞書語
句、及び、文章を細分化して翻訳するための文字記号列
と文法情報と目的語訳からなる複数の特定データを記憶
する辞書記憶手段と、前記入力手段から入力の原語の文
章データと前記辞書記憶手段とを照合し、入力文章デー
タの中に、前記辞書記憶手段内の特定データと所定の合
致度のデータがあるか否かを判定する判定手段と、前記
判定手段により前記特定データがあると判定されると、
照合中の入力文章内の、前記特定データの前、後の語句
を、前記辞書記憶手段を用いて、目的語訳に変換する翻
訳手段と、翻訳結果を編集出力する編集出力手段より成
る。
【0006】又、本請求項2によれば、原語文章データ
を入力する入力手段と、一般辞書語句、及び、文章を区
切るための範囲特定データの文字記号列と文法情報と目
的語訳、及び、前記範囲特定データとの相関関係情報を
含み、前記範囲特定データによって区切られた文章部分
内の語句を翻訳するための翻訳特定データの文字記号列
と文法情報と標準目的語訳からなる複数の特定データを
記憶する辞書記憶手段と、前記入力手段から入力の原語
の文章データと前記辞書記憶手段とを照合して、前記辞
書記憶手段内の範囲特定データ及び翻訳特定データと所
定の合致度のデータがあるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段により有ると判定されると、前記範囲
特定データと所定の合致度の前記データの前、後の語句
を、前記辞書記憶手段の一般辞書語句及び前記翻訳特定
データを用いて、目的語訳に変換する翻訳手段と、翻訳
手段による翻訳結果と、前記特定データの目的語訳とを
結び、翻訳結果を編集出力する文章編集出力手段より成
る。
【0007】又、本発明の請求項3によれば、従属接続
詞、関係代名詞、疑問代名詞、関係副詞、疑問副詞、疑
問詞、その他の接続表現語句の文字記号列と文法情報と
標準目的語訳からなる複数の特定データを含む前記辞書
記憶手段を備える。又、本発明の請求項4によれば、予
め設定の接続表現語句の文字記号列の先頭部分の文字記
号列に他の語句が続き、その後に後続の接続表現語句の
文字記号列がある相関接続詞を含む語句の場合、その後
続部分を関連情報として記憶する前記辞書記憶手段を備
える。
【0008】又、本発明の請求項5によれば、等位接続
詞、固有名詞、固有名詞+動詞、固有名詞+助動詞、固
有名詞+助動詞+動詞、代名詞、代名詞+動詞、代名詞
+助動詞、代名詞+助動詞+動詞、助動詞+動詞、be
動詞、have動詞の、文字記号列と文法情報と標準目
的語訳からなる複数の特定データを記憶する辞書記憶手
段を備える。又、本発明の請求項6によれば、前置詞、
不定詞、分詞、動名詞、その他の単一品詞の特定語句の
文字記号列と文法情報と標準目的語訳からなる複数の特
定データを記憶する辞書記憶手段を備える。又、本発明
の請求項7によれば、前記特定データの前後にある文章
部分で、前記特定データの前後にある直近の他の特定デ
ータまでか、そのの直前の語句か、文頭か、文末までの
語句の必要部分又は全部の文章情報を、前記特定データ
情報と共に記憶する前記辞書記憶手段を備える。
【0009】又、本発明の請求項8によれば、前記特定
データに相前後して存在する文章部分内で、前記特定デ
ータを含む語句か若しくは前記特定データを先頭にそれ
に続く語句を修飾することを目的とする副詞、形容詞を
含む修飾語句を特定し、標準目的語に変換する翻訳手段
を備える。又、本発明の請求項9によれば、文章を細分
化して翻訳するための文字記号列と文法情報と目的語訳
からなる複数の特定データを記憶する辞書記憶手段の内
容を、前記入力文章の内容によって、登録及び内容更新
する辞書記憶手段を備える。又、本発明の請求項10に
よれば、前記入力文章データ内の、前記特定データの
前、後の直近の他の特定データの持つ文法情報と一致
し、相反することの無い、所定の合致度の前記特定デー
タの有無を判定する前記判定手段を備える。又、本発明
の請求項11によれば、編集出力順情報を保持する複数
の特定データを記憶する前記辞書記憶手段と、前記編集
出力順情報を用いて翻訳結果を編集出力する前記文章編
集出力手段を備える。
【0010】
【作用 】本発明によれば,本テキスト処理方法と装置
は,文章データの入力手段,一般辞書語句と、従属接続
詞、関係代名詞、疑問代名詞、関係副詞、疑問副詞、疑
問詞、その他の接続表現語句を含む語句の文字記号列と
文法情報と目的語訳からなる範囲特定データ、及び、等
位接続詞、相関接続詞、代名詞+動詞、代名詞+助動詞
+動詞、助動詞+動詞、be動詞,have動詞の文字
記号列と文法情報と目的語訳、及び、前置詞、不定詞、
分詞、動名詞、その他の単一品詞の特定語句の文字記号
列と文法情報と目的語訳、及び、それらの集合からな
る、複数の特定データを記憶する辞書記憶手段、入力文
章データと前記辞書記憶手段を突き合わせて、入力文章
デ−タと所定の合致度の特定データの有無を判定する判
定手段,特定された範囲内の各文章部分を目的語に変換
する翻訳手段、翻訳結果と予め設定の特定データの目的
語訳とを結合編集する文章編集出力手段を含む。入力手
段は、処理対象となる文章デ−タを入力し、辞書記憶手
段は、所定の原語文章データ内の範囲特定データ及び翻
訳特定データの文字記号列と文法情報と目的語訳から成
る特定デ−タを記憶し、判定手段は、入力原語文章デー
タと辞書記憶手段内のデータを照合して、入力原語文章
データと所定の合致度の特定データが、辞書記憶手段内
に存在するか否かの判定を行い、所定の合致度のデ−タ
が有ると判定された場合、その所定の合致度の特定デー
タと、他の各特定データ、照合対象の文章データの文
頭、文末との間に存在する各文章部分を、翻訳手段によ
り、特定データ及び一般辞書語句を活用して目的語に変
換し、文章編集出力手段は、判定手段によって所定の合
致度と判定された特定データに対して予め設定の目的語
訳と、翻訳手段による処理結果とを接合し、所定の順に
出力する。以上により、入力原語文章データに対して、
特定データにより、翻訳範囲(単位)を決めて、その部
分の語句の翻訳を行ない、その翻訳結果と、特定データ
に対して予め設定の目的語訳とを結合し、編集・出力す
ることにより、翻訳が面倒な重文・複文に対しても、文
章構成の解析結果に起因する翻訳誤りを少なくする事が
出来る。
【0011】
【実施例】図1は,本発明の一実施例として,テキスト
変換方法と装置のブロック図を示す.本装置は,入力内
容や変換処理結果等を表示する液晶等の表示部1と,文
字情報を入力するキ−ボ−ド、手書き入力装置、光学・
磁気文字読取装置等の入力部2と,Read Only
MemoryやRandom Access Mem
ory等からなる特定データを格納する辞書記憶部3,
制御プログラムや入力デ−タ等を記憶するRAM等から
成るメモリ−部4,及び,表示部1,入力部2,辞書記
憶部3,メモリ−部4等を制御する制御部5を含む.
【0012】図2、図3、図4、図5、図6、図7は、
本実施例の動作を説明するフローチャートであり、それ
らを用いて、本発明の一実施例について説明する。
【0013】先ず、図2を参照して、処理の開始に際
し、201にて、以降の処理手順で用いられるカウンタ
ーや作業領域の内容等を初期化する。202は、原語の
文章を、入力手段より読み込む。次の203では、入力
された内容が、文章データが終了を示すコードか否かを
判定する。その判定で、データが終りであれば、そこで
処理を終了する。処理すべき文章データが入力されたの
であれば、処理は701に進み、補充特定データの判定
とその挿入処理に移る。その後、204に戻る。204
では、入力文章内の文章データの読みだしポインターの
セットを行なう。この場合の読みだしポインターとは、
文章を読みこんだ領域にある文章を、先頭から、順次、
データを取り出すための、カウンターを意味する。入力
文章データは、このポインターを使って、順次読み出し
て処理をするので、処理済のデータの次のデータを読み
出すために、読みだしポインターの内容値を更新し、先
に進める。最初は、前記の201で、初期化され、他異
称領域の先頭の値がセットされる。次に、205では、
先にセットされたポインターの位置、この場合、n桁目
から始まり、m桁分の文字列を意味し、その値を用い
て、辞書を索引する。この場合のmは、1以上の必要な
数値である。次の、206では、205の辞書索引の結
果、合致する範囲特定データがあるか否かを判定する。
辞書には、一般辞書語句と、範囲特定データと、翻訳特
定データ、補充特定データ、品詞特定データが記憶され
ており、それぞれ区分コードで区別され、随時一般辞書
を引き、品詞等の情報を取得し、範囲特定データと照合
し、その文章情報、条件式等の設定情報条件を判定し、
範囲特定データと合致するか否かを判定する。範囲特定
データの有無の判定に於て、副詞等の修飾語句が混在し
ている場合、即ち、例えば、It also has・
・・・のごとき文章があったと仮定し、It hasで
登録されている範囲特定データがあれば、この場合、登
録有りと判定し、このalsoに限らず、他の修飾語句
や句読点等が混在していても、この場合のalsoと同
様の判定をして、特定データの判定を行う。前記206
の判定で、範囲特定データが無ければ、207に進み、
引き続き辞書索引を行なう為に、n桁目からm桁分の読
みだし位置ポインターの中の、m桁を初期化して、20
4に戻る。前述の206の判定で、合致の範囲特定デー
タがあれば、301の判定に進む。
【0014】図3を参照して、301は、合致する範囲
特定データが単一であるかどうかを判定する。例えば、
1例として、ship・shipping・shipm
entのデータが辞書にあると仮定し、shipまで入
力した時点では、3語存在しているので、301の判定
結果、処理は303に進む。303では、辞書索引を続
ける為に、n桁目からm桁分の読みだし位置ポインター
の中の、m桁をカウントアップして、205に戻り、辞
書索引を続ける。前述の301の判定で、単一であった
場合は、302に進む。302では、合致した範囲特定
データを取込み、翻訳用テーブルにセットし、204に
戻って辞書索引処理を継続する為に、読みだしポインタ
ーのn桁目(開始位置)の内容を先に進め、次の304
に進む。304では、処理すべき文章データが終りか否
か、即ち、文章の末尾までの内容を辞書と突き合せたか
否かを判定し、処理済であれば次の305に進む。まだ
処理すべき文章データが残って居る場合は、303に移
り、303では、以後の辞書索引の為に、n桁目からm
桁分の読みだし位置ポインターの中の、m桁をカウント
アップして、205に戻り、辞書と突合せ、範囲特定デ
ータの合致判定を続ける。304の判定で、処理すべき
文章データが終了であれば、次の305に進み、305
では、それまでの処理で合致した範囲特定データ群が格
納された翻訳用テーブルの内容を整えて、次の306に
進む。306では、翻訳用テーブルの内容を参照し、文
章の先頭が範囲特定データであるかどうかを判定する。
これは、翻訳特定データによる、翻訳処理の起点位置を
設定するためであり、先頭が範囲特定データでなけれ
ば、次の307で文章の先頭位置を翻訳起点位置として
設定し、先頭が範囲特定データであれば、308で1番
目の範囲特定データの位置を翻訳起点位置に、それぞ
れ、セットした後に、401に進む。
【0015】図4を参照して、401では、307、或
は、308でセットされた翻訳起点位置n桁目から、読
みだし位置ポインターのm桁分の値を進めながら、文字
列を、順次辞書と突き合せて、翻訳特定データと合致す
るかどうかを判定する。次の402では、合致のデータ
があるかどうか、或は、データが終りであるかどうかを
判定して、終りであれば、504に進む。402の判定
で、データが終りではなく、合致の翻訳特定データが有
る場合は、処理は403に進む。403では、前後の直
近の特定データ又は文頭又は文末の位置を走査する。即
ち、例えば、順方向に、合致の翻訳特定データの位置か
ら内容を走査して、次の翻訳特定データの位置を調べ、
それを翻訳終了位置としてセットする。もし次の範囲特
定データの位置までに、翻訳特定データが存在しなけれ
ば、その範囲特定データの位置を翻訳終了位置としてセ
ットする。更に範囲特定データも見つからない場合は、
末尾を翻訳終了位置とする。次の404では、翻訳特定
データと一般辞書語句情報を用いて、403の走査の結
果によってセットされた翻訳起点位置と、翻訳終了位置
の間の語句を目的語に翻訳する。この場合、多品詞語句
があれば、品詞特定データを用いて品詞の確定処理を随
時行う。翻訳特定データの翻訳制御情報等の設定内容に
より、特定データの後続語句だけではなく、特定データ
の前・後の語句を翻訳して、それらの目的語を結合する
処理も含まれる。翻訳対象の語句の中に、副詞、形容詞
等の修飾語句がある場合、次の501以降で処理され
る。
【0016】図5を参照して、501では、辞書に登録
された翻訳特定データの所定の処理対象範囲に入らない
語句が、その翻訳開始・終了位置内に存在する場合、例
えば、副詞、形容詞等を含む修飾語句があれば、それら
を翻訳して、目的語に加える。次の502では、合致の
翻訳特定データが動詞を含むものであった場合、主語+
(助動詞)動詞等とそれに続く語句内の動詞に対する目
的語と補語を特定し、翻訳する。関連する副詞、形容詞
等の修飾語句については、前述の501で行なう。次
の、503では、翻訳領域内で、翻訳開始位置を次の翻
訳範囲特定データの先頭位置に、読み出しポインターを
進める。その後、処理は401に戻り、翻訳特定データ
の合致判定を繰返す。前記の402から、データが終り
の場合に、この504の処理に移り、ここでは、翻訳特
定データが見つからなかった場合や、翻訳データによる
翻訳が十分でなかった時の補足的な翻訳処理をする。例
えば、ここで、主語+動詞+目的語・補語、主語+助動
詞+動詞+目的語+補語等を特定するための処理を行な
い、特定出来たなら、その部分を目的語に翻訳する。次
の、505では、翻訳された目的語に原語が含まれてい
るか否かを判定して、原語が残っていれば、506に進
み、原語出力区分コードを前後に付加して、601に進
む。原語が含まれていなければ、601に進む。
【0017】図6を参照して、601では、予め辞書に
記憶されている特定データの目的語訳と、翻訳特定デー
タを基に翻訳された結果の目的語を接合して、編集す
る。601は、特定データの持つ翻訳制御情報に基づ
き、出力順位を調整して編集する。その後、602、6
03でその編集結果を出力してから、202に戻り、次
の文章入力を行なう。次に、図7を参照して、203の
文章終了判定の所で、まだ処理すべき文章があれば、7
01に移り、補充特定データの判定・挿入処理を行う。
701では、入力文章内のデータの読み出しポインター
の内容をセットをする。これは文章内の処理開始位置の
値である。次の702では、読み出しポインターの内容
値で示される位置(n桁目からm桁分)のデータ列によ
り、辞書内容を索引する。702での索引の後、704
に進み、補充特定データがあるか否かを判定して、無け
れば処理は703に移り、索引するデータ列の位置を示
すm桁分を示す桁カウントをクリアして、次の語句の処
理に移る用意をして、701に戻る。もし、702の辞
書索引処理で、補充特定データがあった場合、次の70
5で、補充特定データを挿入し、706に進む。706
では、合致の補充特定データの桁数分、読み出しポイン
ターの内容を進めて、707に行く。707では、デー
タが終わりか否かを判定し、終わりなら、204に戻っ
て、特定データの合致判定処理に移る。もし終わりでな
ければ、708に進み、読み出しポインターの内容値の
内、m桁分の桁カウントをアップしてから、702に戻
り、補充特定データの索引を継続する。
【0018】図8は、原語文章の例である。この図の
(1)から(15)、翻訳処理の一例として、入力文章
データと特定データを記憶する辞書内容を照合し、合致
した特定データを基に、語句をグループ分けした結果
に、番号を付したものである。with,is,tha
t,they,may+overlook,and,a
s,you,they,doが、それぞれ特定データで
あり、その他は、特定データで区切られた語句グループ
である。この例では、範囲特定データによって文章範囲
が特定された後、その範囲内で、辞書に登録された翻訳
特定データを先頭にするか、又は、翻訳特定データを含
み、前後の直近の特定データか文頭若しくは文末までの
語句を目的語に翻訳する。そして、それに関連の副詞・
形容詞を含む修飾語句の翻訳、動詞に対する目的語・補
語に相当する語句の翻訳、及び、それまでに未だデータ
特定・翻訳が成されていなければ、主語+動詞、主語+
助動詞+動詞に相当する語句を、辞書内容を適宜参照し
て特定し、目的語に翻訳する。以上の結果として、”原
語から目的語への変換の例”を、次の図9に示す。
【0019】図9は、原語から目的語への変換の例であ
る。左欄に記載の原語の各部分に対応する中間段階での
目的語が、右欄に記載されており、それらを結び付けた
翻訳結果の出力例が、下部に記載されている。1行目を
参照して、(1)は、そのすぐ下のwithが特定デー
タとして設定されており、この場合、文頭とwithと
の間で区切られている語句The problemであ
る。次の(2)withは、この場合、翻訳特定データ
として登録されている。(3)using this
method onlyは、この例では、前のwith
と次のisがそれぞれ特定データであり、その間の語句
として区切られている。(4)is、(5)that、
(6)they,(7)may+overlookは、
それぞれ、特定データとして登録されている。
【0020】(7)は、この場合、助動詞mayとそれ
に続く動詞overlookが共に区切られている。次
の(8)other relatedは、次の等位接続
詞のandとの間で区切られ、(9)andは、特定デ
ータとして登録され、(10)important t
opicsは、特定データandと、次の特定データa
sとの間で区切られた語句である。(11)asは、特
定データである。(12)youは、特定データで、
(13)expectは、(12)特定データyou
と、(14)特定データtheyとの間で区切られてい
る。(13)expectの下の<that>は、この
例において補充特定データとして挿入されるものであ
る。もし挿入の補充特定データが、別途範囲の特定ない
しは翻訳の為の特定データとして登録されている場合に
は、その該当する特定データの翻訳制御が適用される。
(14)they,(15)doは、それぞれ登録の特
定データである。
【0021】以上の区切られた各語句を基に翻訳を進
め、訳語出力順は、その一例として、この場合、後部か
ら前方向に進行し、(14、15)の15の述語指定で
その前後(主語・目的語)が変わり、15、14の順列
(この場合14、15の順で後部から訳語の結合が進む
事を意味する)となり、次に、補充特定データのtha
tの訳語が挿入され、(12、13)の13の述語指定
で前後が入れ替わって13、12の順となり、(13、
12、that、15、14、即ち、14、15、th
at、12、13の順で訳語編集が進む)=Aの順に編
成。次に、(11)が入り、特定データandを含む
(8、9、10)の9の等位接続詞指定で前後調整さ
れ、(10、9、8、11、即ち、11、8、9、10
の順で訳語の結合が進む)の順となり、次の(6、7)
における7の述語指定で、主語・目的語が入れ替わり、
(7、6、即ち、6、7の順で後部から訳語の結合が進
む)=Bの順で、(7、6、10、9、8、11)の順
となる。 次に、(5)が続き、(3、4)では、4の
述語指定で主語・目的語部分の入れ替えが起こり、この
場合、(4、3、即ち、3、4の順で後部から訳語の結合
が進む)となるが、(3)は特定データを含まず、翻訳
は特定データを基に進行するので、(3)に関わる処理
は未だ確定せず、次の(2)with、及び、with
と文頭の間にある(1)The problemを含め
て、(1、2、3、即ち、3、2、1の順で後部から訳語
の結合が進む)となり、4と前後が入れ替わり、(4、
1、2、3)となる。その結果、全体として、訳文
は、”14>15>that>12>13>8>9>1
0>6>7>5>3>2>1>4”の順序で出力され
る。ここでは、後部から前方向に進行する訳語出力の例
を示したが、実際にはこれに限らない。即ち、例えば、
接続詞を先頭の語とする文章があれば、その先頭部分を
先に出力することが必要であり、特定データの関連情報
の設定を含めた対応となる。
【0022】図10は、特定データの例、その1であ
る。(見出し行、左端の)データ種別のRは、Rang
e(範囲)のRであり、この辞書内では、範囲特定デー
タであることを意味する。Rl(アールエル)は、出力
レベル情報(l=エル)付のRデータである。Tは翻訳
特定データ、SUは補充特定データ、UPは品詞到底デ
ータを示す。この例では、この種別コードにより、辞書
記憶手段内に、特定データ、一般辞書語句を混在させ
る。(右側の)キーワードは、特定データの値そのもの
で、この値を基準に、データを直接的に索引出来る編成
方法で辞書記憶手段内に記憶する。
【0023】(右側の)標準目的語は、キーワードの目
的語である。多義語の場合、後述のキーワードの前後の
文章情報等を指定して、それに対応の目的語を適用す
る。(右側の)翻訳制御は、範囲特定データの場合、範
囲特定データの前後に続く語句の目的語を、範囲特定デ
ータの後に接合するか、前に接合するかを含め、翻訳上
の処理指定を指定する。”ー後”は、後続の語句の目的
語の後に、予め設定の特定データの標準目的語を結び付
けることを意味する。”前ー”は、後続の語句の目的語
の前に、予め設定の特定データの標準目的語を結び付け
ることを意味する。
【0024】(右側の)キーワードの前の文章情報、熟
語、条件式は、文章の中で、範囲特定データの前に存在
する文章部分の品詞等の文法情報、熟語の範囲特定デー
タの場合の先行語句、範囲特定データの前にあるべき他
の特定データとの共起条件、等を指定する。(右側の)
キーワードの後の文章情報、熟語、条件式は、文章の中
で、範囲特定データの後に存在する文章部分の品詞等の
文法情報、熟語の範囲特定データの場合の後続語句、範
囲特定データの後にあるべき他の特定データとの共起条
件、等を指定する。多義の範囲特定データのキーワード
の場合、複数の標準目的語を使い分ける為には、このキ
ーワードの前後の文章情報、条件式を指定して、それに
該当する標準目的語を適用出来るように設定する。
【0025】次に、Rで始まる1行目の設定データの例
を参照し、Rは範囲特定データを表し、althoug
hはキーワードで、その標準目的語が、”だが”であ
り、 訳語順は、”ー後”で、althoughの後続
語句の目的語の後に”だが”を結合することを意味す
る。次のキーワードの前の文章情報は、この場合、設定
されていないので、条件無しと見なし、キーワードの後
の文章情報は、名詞(n)が必須であり、その名詞の前
に、冠詞(a)、形容詞(aj)、代名詞(pron)
が存在し得るものとし、それらが括弧内にあるので、必
須では無く、次の”+”以降は、後に続くものとして、
v(動詞)が必須であり、その動詞の前に、auv(助
動詞)、adv(副詞)が存在し得るものとし、それら
が括弧内にあるので、必須では無く、又、この場合は、
副詞が、v(動詞)と相前後しても差し支えない。v
(動詞)は、一般動詞、及び、be、do、have等
を含む。
【0026】次のRで始まる行は、asの例である。a
s は多義語であり、この辞書の例は、その一部であ
り、asの1行目は、althoughの場合に準ずる
ので説明を省略し、2行目に移る。キーワードがas、
標準目的語が”(の)通り”、”−後”の指定があり、
キーワードの後の文章情報として、(adv)vが指定
されており、例えば、as was already
statedなどの例である。次行の例は、例えば、・
・・the same as・・・への対応である。キ
ーワードの前の文章情報として、the sameがあ
り、キーワードの後の文章情報として、(a、aj、p
ron)nが設定され、名詞(n)が必須であり、その
前に、冠詞(a)、形容詞(aj)、代名詞(pro
n)が存在し得るものとし、それらが括弧内にあるの
で、必須では無い。
【0027】次行に続くthatは、キーワードの後の
文章情報として、前後共に(a、aj、pron)n+
(auv、adv)vが指定され、これは、we kn
owthat it is right・・・のような
文章への対応である。次行のthatの例に、SUが指
定されているが、これは、SUpplementのSU
で、補充特定データを意味する。この例では、”(a,
aj,pron)n+(auv,adv)v”が、それ
ぞれ前後の文章情報として設定され、対象となる文章内
に、この文章情報に合致する語句の配列が検出される
と、thatが、前後の文章情報で示される語句の間に
挿入され、共に翻訳される。次行のthatは、関係代
名詞のthatで、UPは、Unique Part
of speechの略で、唯一品詞を意味する。即
ち、多品詞語句の品詞を特定するものである。下欄の注
に、この辞書の例における品詞指定、条件式、文字列の
一部を記述し、他の品詞等については、特にここでは必
要が無いので省略する。この範囲特定データの設定内容
は、利用者自身又はソフトウエアにより、辞書記憶手段
内に設定・更新される。
【0028】下欄の注)内の説明にあるany of・
・・、except・・・、PRDーBY・・・、FL
DーBY・・・は、文章情報等と共に設定できる条件式
で、キーワードの前の文章情報、又は、キーワードの後
の文章情報のいずれにも設定できる。any ofは、
指定のn個の”語句”、”品詞”のいずれでも存在し得
る条件で、その中の全て又は何れでも良いが、それ以外
は許されない。exceptは、指定のn個の”語
句””品詞”が全て許されず、それ以外であれば許され
る。(”語句又は品詞”)and(”語句又は品詞”)
として、and条件とすることも可能であり、他の例と
しては、(”語句又は品詞”and”語句又は品詞”)
or(”語句又は品詞”and”語句又は品詞”)のよ
うに、複合条件としても良い。次の、PRDーBY
R:は、PReceDed BY R:の略で、R:”
語句””品詞”、等で指定の語句、品詞が、R=範囲特
定データとして先行することが条件となる。Rの代わり
にTを指定すれば、後述の、T=翻訳特定データに対す
る指定となる。FLD BY R:は、FoLlowe
DBY R:の略で、R:”語句”or”品詞”、等で
指定の語句、品詞が、R=範囲特定データとして後続す
ることが条件となる。T:は、後述の、翻訳特定データ
に対する指定となる。R:、又は、T:以外であれば、
範囲特定データや翻訳特定データではなく、一般語句の
文字列指定とする。キーワードの前後の各文章情報指
定、条件式は、それらをand、or条件として扱うこ
とが出来る。
【0029】図11は、特定データの例、その2であ
る。見出し行の左端は、データ種別で、この場合は、翻
訳を意味するT(Translation)である。次
の右側は、翻訳特定データのキーワードであり、この値
を基準に、辞書記憶手段内に設定される。次は翻訳特定
データの標準目的語である。その次の翻訳制御について
は、範囲特定データのケースに準ずるが、”ー述
ー”、”ー等ー”、”主ー”などについて以降で説明す
る。次のキーワードの前の文章情報、熟語、条件式、及
び、キーワードの後の文章情報、熟語、条件式は、前述
の範囲特定データの場合に準ずる指定方法となる。
【0030】Tで始まる1行目に移り、Tは翻訳特定デ
ータを示し、キーワードはand、標準目的語は、”及
び、そして”であり、対応するキーワードの前・後の文
章情報、熟語、条件式を指定する。翻訳制御は、”−等
−”=等位接続詞であり、その前後の語句を、等位とし
て、接続する。キーワードの前後の文章情報として、
(a、aj、pron)nがあり、n(名詞)が必須で
あり、必須では無いが、その前に、a(冠詞)、aj
(形容詞)、pron(代名詞)が存在し得ることを示
す。次の前後各2行の2件の情報は、キーワードの前後
の文章情報の例であり、いずれも、翻訳特定データan
dを特定するための情報の例である。その内の一つ、r
−pn+(auv,adv)v+o/sは、先ずr−p
n(関係代名詞)が来て、その後に、括弧内の、必須で
はないが、auv=助動詞、adv=副詞が存在し得る
事を示し、v=動詞は必須で、次に、必須では無いが、
括弧内の、o/s=目的語・補語が存在し得る事を意味
する。
【0031】以上のごとき情報を判定の結果、その条件
に合致した場合、andの前後の語句を、一方が他に従
属する形では無く、等位で接続する。次に、次の行、d
oについて説明する。doの標準目的語の”する”に関
して、この場合、doの前に主語があり、後に目的語
(補語)が続くはずであり、その為のキーワードの前・
後の文章情報を設定している。即ち、この場合、前の部
分において、n(名詞)は必須であり、a(冠詞)、a
j(形容詞)、pron(代名詞)が括弧内にあるの
で、必須では無いが、存在し得る事を意味する。pro
nはnに置き換えることも可能。後の部分において、a
uv(助動詞)、adv(副詞)、v(動詞)が、必須
では無いが存在し得る事を示す。
【0032】次に続く行の、翻訳特定データ、is、m
ay、の例は、doと同じ”ー述ー”指定であり、前記
のdoの場合に準ずる。その次のtoの1行目は、to
不定詞の場合であり、例えば、1行目はto go、
(前に副詞を含む)not tosee等である。to
の2行目は、名詞用法で、He began to l
augh等のケースである。toの3・4行目は、疑問
詞+to do形式の、whether to go
(行くべきか)や、where to date(どこ
でデートするか)のような適用例である。
【0033】toの5行目は、一般的な前置詞用法で、
(本屋)へ、(10歳)まで、などの例である。次行
は、theyの例で、代名詞として、その後に、必須で
はないが、(副詞、助動)が続き、動詞、及び、その後
に、名詞等が続く。次行のwithには、多くの前置詞
表現があるが、ここでは、手段(道具)・材料(内容)
・開始(終了)等で多用される、”で”の例をあげる。
with *vingは、with+現在分詞の例であ
る。次行のyouの1行目は、主語のyouで、その後
に、動詞、名詞等が続く。youの2行目は、目的語の
youであり、指定の前後の語句情報で区別する。
【0034】図12、図13は、一般辞書語句の例であ
る。見出し欄の左端は、データ種別であり、この場合
は、G(General)となる。この例では、同じ辞
書記憶手段内に、前記の範囲特定データ、翻訳特定デー
タと共に、この一般辞書語句を直接参照できる編成方法
で記憶する。次の見出し語句は、一般辞書語句のキーワ
ードである。この値を基にしてデータが編成・記憶され
る。次の品詞コードは、n(名詞)、pron(代名
詞)、v(動詞)・・・等の品詞を区別する情報であ
る。前記の範囲特定データや翻訳特定データの例におけ
る品詞区分と同じであるが、基本的な語句情報を保持す
るので、各処理段階で適時参照され、ここでは、vi
(自動詞)、vt(他動詞)等の区別も成される。次の
属性コードは、その語句が属する分野、特質、等を含
み、その他の関連語句情報についての説明はここでは省
略する。図12のGで始まる1行目に移り、Gは一般辞
書語句である事を示し、見出し語句は,andで、品詞
コードは、conj(接続詞)である。訳語は、品詞毎
に、複数の意味を持つ場合が多く、入力された原語文章
の内容を解析結果に基づいて、適切な訳を割り付ける必
要があるが、本発明の方法では、実例ベースで、多義の
重要語句を、範囲特定データ、及び、翻訳特定データと
して、必要十分なアイテムを辞書に取込み、適切な目的
語訳を期する。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、原語文章データを入力
する入力手段と、一般辞書語句、及び、文章を細分化し
て翻訳するための文字記号列と文法情報と目的語訳から
なる複数の特定データを記憶する辞書記憶手段と、前記
入力手段から原語の文章データが入力されると前記辞書
記憶手段と照合し、入力文章データの中に、前記辞書記
憶手段内の特定データと所定の合致度のデータがあるか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記特
定データがあると判定されると、照合中の入力文章内
の、前記特定データの前後の語句を、前記辞書記憶手段
を用いて、目的語訳に変換する翻訳手段と、翻訳手段に
よる翻訳結果と、前記特定データの目的語訳とを結び、
翻訳結果を編集出力する文章編集出力手段より成る。従
って、翻訳の難しい面倒な部分を予め特定データとして
設定し、それにより特定された文章部分を、特定データ
と一般辞書語句を活用して翻訳処理を進めるので、誤り
の少ない翻訳結果を期待することが出来る。
【0036】本発明によれば、原語文章データを入力す
る入力手段と、一般辞書語句、及び、文章を区切るため
の範囲特定データの文字記号列と文法情報と目的語訳、
及び、前記範囲特定データとの相関関係情報を含み、前
記範囲特定データによって区切られた文章部分内の語句
を翻訳するための翻訳特定データの文字記号列と文法情
報と目的語訳からなる複数の特定データを記憶する辞書
記憶手段と、前記入力手段から入力の原語の文章データ
と前記辞書記憶手段とを照合して、前記辞書記憶手段内
の範囲特定データ及び翻訳特定データと所定の合致度の
データがあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により有ると判定されると、前記範囲特定データと所
定の合致度の前記データの前、後の語句を、前記辞書記
憶手段の一般辞書語句及び前記翻訳特定データを用い
て、目的語に変換する翻訳手段と、翻訳手段による翻訳
結果と、前記特定データの目的語訳とを結び、翻訳結果
を編集出力する文章編集出力手段より成る。従って、翻
訳の難しい部分及び標準化出来る部分を、予め、範囲特
定データ及び翻訳特定データとして設定し、それにより
特定された文章部分を、特定データと一般辞書語句を活
用して翻訳処理を進めるので、誤りの少ない翻訳処理が
出来る。
【0037】又、本発明によれば、従属接続詞、関係代
名詞、疑問代名詞、関係副詞、疑問副詞、疑問詞、その
他の接続表現語句の、文字記号列と文法情報と目的語訳
からなる複数の特定データを含む前記辞書記憶手段を備
える。従って、予め必要に応じ、特定の品詞や文字記号
符号列を選択して、特定データを設定しておく事が出来
るので、各種の文章翻訳に対応するための、範囲の特定
が出来る。又、本発明によれば、相関接続詞を含めて、
前記特定データが複数の語句から成り、文章内でその語
句の順序が連続しない場合、その後続部分を関連情報と
して記憶する前記辞書記憶手段を備える。従って、相関
接続詞を含む各種の接続表現語句に対して、前記辞書記
憶手段を用いて前記特定データと所定の合致度のデータ
があるか否かを判定することが出来る。
【0038】又、本発明によれば、等位接続詞、固有名
詞、固有名詞+動詞、固有名詞+助動詞、固有名詞+助
動詞+動詞、代名詞、代名詞+動詞、代名詞+助動詞、
代名詞+助動詞+動詞、助動詞+動詞、be動詞、ha
ve動詞の、文字記号列と文法情報と目的語訳からなる
複数の特定データを記憶する辞書記憶手段を備える。従
って、予め必要に応じ、特定の品詞や文字記号符号列を
選択して、特定データを設定しておく事が出来るので、
各種の文章に対応する翻訳処理が出来る。
【0039】又、本発明によれば、前置詞、不定詞、分
詞、動名詞、その他の単一品詞の特定語句の文字記号列
と文法情報と目的語訳からなる複数の特定データを記憶
する辞書記憶手段を備える。従って、予め必要に応じ、
特定の品詞や文字記号列を選択して、特定データを設定
しておく事が出来るので、各種の文章に対応する翻訳処
理が出来る。
【0040】又、本発明によれば、前記特定データの前
後にある文章部分で、前記特定データの前、後にある直
近の他の特定データまでか、その直前の語句か、文頭
か、文末までの語句の必要部分又は全部の文章情報を、
前記特定データ情報と共に記憶する前記辞書記憶手段を
備える。従って、特定データの前、後の語句の文法情
報、他の特定データとの相関等の関連情報により、前記
辞書記憶手段の文章情報に照らして前記特定データと所
定の合致度のデータの判定を確実にすることが出来る。
【0041】又、本発明によれば、前記特定データに相
前後して存在する文章部分内で、前記特定データとその
前、後の語句を修飾することを目的とする副詞、形容詞
を含む修飾語句を特定し、標準目的語に変換する翻訳手
段を備える。従って、原語文章内の修飾語句の語順や位
置に神経質になる必要が無い。又、本発明によれば、文
章を細分化して翻訳するための文字記号列と文法情報と
標準目的語訳からなる複数の特定データを記憶する辞書
記憶手段の内容を、事例文章と照らして、登録及び登録
内容を更新する前記辞書記憶手段を備える。従って、各
種の文例を基に辞書記憶手段の内容を登録・内容更新し
て、変換率の向上を期する事が出来る。
【0042】又、本発明によれば、前記入力文章データ
内の、前記特定データの前、後の直近の他の特定データ
の持つ文法情報と一致し、相反することの無い、所定の
合致度の前記特定データの有無を判定する前記判定手段
を備える。従って、特定データと他の特定データの相関
関係を含めた合致度の判定をすることが出来る。又、本
発明によれば、編集出力順情報を保持する複数の特定デ
ータを記憶する前記辞書記憶手段と、前記編集出力順情
報を用いて翻訳結果を編集出力する前記文章編集出力手
段を備える。従って、特定データの持つ属性情報に基づ
いて、最終編集順位等を調整することが出来る。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテキスト翻訳方法と装置を
実現する処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の文章入力、範囲特定データ
の辞書索引、及び、翻訳特定データの有無を判定するフ
ローである。
【図3】本発明の一実施例の範囲特定データの辞書索引
結果の唯一(単一)判定、範囲特定の為の文章データの
終了判定、及び、翻訳の為の特定データの辞書索引の初
期処理のフローである。
【図4】本発明の一実施例の翻訳特定データの辞書索引
処理、翻訳特定データを基にする翻訳対象の文章データ
の終了判定、及び、翻訳処理のフローである。
【図5】本発明の一実施例の翻訳特定データに基づく翻
訳処理に関連して副詞を含む修飾語句の翻訳、動詞を含
む翻訳特定データの目的語、補語に相当する語句の翻
訳、それ以外の翻訳対象外の語句、主語+動詞、主語+
助動詞+動詞の特定と翻訳、及び、翻訳結果が原語を含
む場合の処理のフローである。
【図6】本発明の一実施例の範囲特定データの目的語と
翻訳特定データとそれを含むかそれに続く語句の翻訳結
果を結び付け、出力順位を調整して出力するフローであ
る。
【図7】本発明の一実施例の補充特定データの判定と挿
入処理のフローである。
【図8】本発明の一実施例の原語文章の例である。
【図9】本発明の一実施例の原語から目的語への変換の
例である。
【図10】本発明の一実施例の特定データの例、その1
である。
【図11】本発明の−実施例の特定データの例、その2
である。
【図12】本発明の一実施例の一般辞書語句の例、その
1である。
【図13】本発明の−実施例の一般辞書語句の例、その
2である。
【符号の説明】
1 表示部 2 入力部 3 辞書記憶部 4 メモリー部 5 制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原語文章データを入力する入力手段と、
    一般辞書語句、及び、文章を細分化して翻訳するための
    判定基準となる文字記号列と文法情報と目的語訳からな
    る複数の特定データを記憶する辞書記憶手段と、前記入
    力手段から入力の原語の文章データと前記辞書記憶手段
    の内容とを照合し、前記入力文章データの中に、前記辞
    書記憶手段内の特定データと所定の合致度のデータがあ
    るか否かを判定する判定手段と、前記特定データと合致
    の前記データの前、後、もしくは前後の語句を、前記辞
    書記憶手段内の一般辞書語句と特定データの情報を用い
    て、目的語訳に変換する翻訳手段と、翻訳結果を編集出
    力する編集出力手段を備えることを特徴とするテキスト
    翻訳方法と装置。
  2. 【請求項2】 原語文章データを入力する入力手段と、
    一般辞書語句、及び、文章を区切るための判定基準とな
    る範囲特定データの文字記号列と文法情報と標準目的語
    訳、及び、前記範囲特定データとの相関関係情報を含
    み、前記範囲特定データによって区切られた文章部分内
    の語句を翻訳するための判定基準となる翻訳特定データ
    の文字記号列と文法情報と標準目的語訳からなる複数の
    特定データを記憶する辞書記憶手段と、前記入力手段か
    ら原語の文章データが入力されると、前記文章データと
    前記辞書記憶手段の内容とを照合して、前記辞書記憶手
    段内の範囲特定データ及び翻訳特定データと所定の合致
    度のデータがあるか否かを判定する判定手段と、前記判
    定手段により有ると判定されると、前記範囲特定データ
    と所定の合致度の前記データの前、後の語句を、前記辞
    書記憶手段内の一般辞書語句及び翻訳特定データの情報
    を用いて、目的語に変換する翻訳手段と、翻訳手段によ
    る翻訳結果と、前記特定データの目的語訳とを結び、翻
    訳結果を編集出力する文章編集出力手段を備えることを
    特徴とするテキスト翻訳方法と装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、従属接続詞、関係代名詞、疑問副詞、関
    係副詞、疑問副詞、疑問詞、その他の接続表現語句、及
    び、それらの集合の、文字記号列と文法情報と目的語訳
    からなる複数の範囲特定データを含む前記辞書記憶手段
    を備えることを特徴とするテキスト翻訳方法と装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、前記接続表現語句の先頭部分の文字記号
    列に他の語句が続き、その後に、前記接続表現語句の後
    続部分の文字記号列がある形式の相関接続詞を含む語句
    に対して、その後続部分を関連情報として保持する前記
    特定データを記憶する前記辞書記憶手段を備える事を特
    徴とするテキスト翻訳方法と装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、等位接続詞、固有名詞、固有名詞+動
    詞、固有名詞+助動詞、固有名詞+助動詞+動詞、代名
    詞、代名詞+動詞、代名詞+助動詞、代名詞+助動詞+
    動詞、助動詞+動詞、be動詞、have動詞、及び、
    それらの集合の、文字記号列と文法情報と目的語訳から
    なる複数の翻訳特定データを記憶する前記辞書記憶手段
    を備える事を特長とするテキスト翻訳方法と装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、前置詞、不定詞、分詞、動名詞、その他
    の単一品詞の語句、及び、それらの集合の、文字記号列
    と文法情報と目的語訳からなる複数の翻訳特定データを
    記憶する前記辞書記憶手段を備える事を特長とするテキ
    スト翻訳方法と装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、前記特定データが存在する前記入力文章
    データ内の、前記特定データの前、後の文章部分の内、
    前記特定データの前、後の直近の他の前記特定データま
    で又はその直前か、文頭か、文末までの語句の必要部分
    又は全部の語句の文法情報を、前記特定データの文法情
    報と共に記憶する前記辞書記憶手段を備える事を特徴と
    するテキスト翻訳方法と装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、前記特定データが存在する前記入力文章
    データ内の、前記特定データとその前、後の語句を修飾
    することを目的とする副詞、形容詞を含む修飾語句を、
    目的語に変換する前記翻訳手段を備える事を特徴とする
    テキスト翻訳方法と装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方法
    と装置に於て、文章を細分化して翻訳するための基準と
    なる文字記号列と文法情報と目的語訳からなる複数の特
    定データを記憶する前記辞書記憶手段の内容を、前記入
    力文章データの内容によって、登録又は登録内容を更新
    する前記辞書記憶手段を備える事を特徴とするテキスト
    翻訳方法と装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方
    法と装置に於て、前記入力文章データ内の、前記特定デ
    ータの前、後の直近の他の特定データの文法情報と合致
    し、相反することの無い、所定の合致度の前記特定デー
    タの有無を判定する前記判定手段を備える事を特徴とす
    るテキスト翻訳方法と装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項2に記載のテキスト翻訳方
    法と装置に於て、編集出力順位情報を保持する複数の特
    定データを記憶する前記辞書記憶手段と、前記編集出力
    順情報を用いて翻訳結果を編集出力する前記文章編集出
    力手段を備えることを特徴とするテキスト翻訳方法と装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110472026A (zh) * 2019-07-15 2019-11-19 中国平安人寿保险股份有限公司 文本信息处理方法及系统、可读存储介质及终端设备

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