JPH10151204A - 案内カテーテルを交換するための方法及び装置 - Google Patents

案内カテーテルを交換するための方法及び装置

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JPH10151204A
JPH10151204A JP9295676A JP29567697A JPH10151204A JP H10151204 A JPH10151204 A JP H10151204A JP 9295676 A JP9295676 A JP 9295676A JP 29567697 A JP29567697 A JP 29567697A JP H10151204 A JPH10151204 A JP H10151204A
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JP
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catheter
guidewire
guide
replacement
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JP9295676A
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English (en)
Inventor
B Conner Steven
スティーヴン・ビー・コナー
A Ran Peter
ピーター・エイ・ラン
A Cannon Lewis
ルイス・エイ・キャノン
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Medtronic Inc
Original Assignee
Medtronic Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 血管形成術等の手術中に案内カテーテルを置
換するために効果的な装置及び方法を提供する。 【解決手段】 身体内腔内に病変を通って挿入できる案
内ワイヤ20と、案内ワイヤを取り囲む案内カテーテル
と、案内カテーテル内で案内ワイヤの周りにあるバルー
ンカテーテル等の機能的カテーテルからなる。案内カテ
ーテルを交換するため、機能的カテーテルを取り除き、
交換カテーテル22を案内カテーテルに挿入し、第1案
内カテーテルを引き出し、第2案内カテーテルを挿入す
る。次いで、交換カテーテルを取り除いて任意の所望の
機能的カテーテルと置換できる。交換カテーテルはチュ
ーブ状であり、チューブの壁には長さ方向スリット38
が設けられている。導入器10は案内ワイヤを所定位置
に保持し、交換カテーテルのスリットを拡げ、交換カテ
ーテルを供給して案内ワイヤに被せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経皮経管的血管形
成術等において、案内ワイヤの作動位置を維持しながら
案内カテーテルを交換するための方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】動脈の狭窄性病変等の様々な循環器系閉
塞性障害の治療は、多くの場合、経皮経管的血管形成術
によって行われる。血管形成術等の心血管手術では、一
般的には、案内カテーテルを適当な動脈に挿入し、治療
されるべき閉塞性障害の近くの僅かに手前の位置まで案
内カテーテルの先端チップを経管的に前進させる。次い
で、可撓性案内ワイヤを案内カテーテルの内腔を通して
挿入する。案内ワイヤは、その先端が案内カテーテルの
先端チップを越えて及び治療されるべき病変を越えて延
びるまで挿入される。次いで、閉塞部の治療に使用され
るバルーンカテーテル等のカテーテルを挿入する。これ
は、バルーンカテーテルの内腔を、バルーンが病変と隣
接するまで、案内ワイヤ上で摺動させることによって行
われる。バルーンの膨張及び収縮を繰り返し行うことに
よって病変を拡張する。所望の結果が得られた後、バル
ーンカテーテル、案内カテーテル及び案内ワイヤを取り
除く。
【0003】様々な理由により、案内カテーテルを取り
除き、これを異なる特徴を持つ第2案内カテーテルに代
える必要が出てくる場合がある。代表的には、可撓性及
び形体が異なる案内カテーテルが必要となり、及びこれ
を様々な目的で使用するのが望ましい。例えばバルーン
カテーテルを使用して病変を拡張した後、拡張した病変
にステントを配置するためのステント据付けカテーテル
を使用する場合には、案内カテーテルの剛性が異なると
いった異なる特徴が最適である。好ましくは、案内ワイ
ヤは、据付け案内カテーテルを血管内の同じ場所に容易
に案内できるように、カテーテルの交換中、案内ワイヤ
をその場に置かなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、案内カテーテル
の除去及び置換は、案内ワイヤ基端の延長部をクリンプ
し、案内ワイヤの位置を手作業で非常に注意深く維持し
ながら延長部上で案内カテーテルを引き出し、次いで第
2案内カテーテルの先端を案内ワイヤの基端延長部に通
すことによって行われる。案内ワイヤ延長部を使用する
代表的な置換方法は、ガンベール等の米国特許第4,9
22,923号に詳細に説明されている。案内ワイヤが
非常に長く、多くの場合150cmを越えるため、誤って
案内ワイヤの端部を病変を通して作動位置から引き出す
ことなく置換を行うためには、大きな注意を払う必要が
ある。更に、この置換中に長い延長部を殺菌状態に維持
することは困難である。この置換を行うには、何人かの
オペレータが緊密に連携して作業を行う必要がある。
【0005】ティアーシュタイン等の米国特許第5,2
34,407号には、交換カテーテルを案内カテーテル
の内腔内で案内ワイヤに被せ、案内カテーテルを取り除
き、置換案内カテーテルを交換カテーテルに被せ、交換
カテーテルを取り除く、交換案内カテーテル用の方法及
び装置が説明されている。これは、一般的には有効な交
換技術である。しかしながら、このシステムは、交換カ
テーテルを細長い案内ワイヤ又は案内ワイヤ延長部上で
案内ワイヤの基端から摺動させる必要があり、構成要素
の取扱いが困難である。更に、少なくとも短い距離に亘
って交換カテーテルの外面に沿って延びる案内ワイヤ
は、交換カテーテル上で取り除かれる案内カテーテルの
摺動及び挿入中の交換カテーテル上での置換案内カテー
テルの摺動の邪魔となり、案内ワイヤを誤って作動位置
から遠ざかるように移動させてしまいがちである。
【0006】かくして、案内カテーテルの交換中に案内
ワイヤの位置を正確に維持でき、挿入中に案内ワイヤの
中間点近くで案内ワイヤ上に交換カテーテルを設置し、
取り除き中に案内ワイヤの中間点近くで案内ワイヤから
交換カテーテルを取り除き、交換カテーテルを案内ワイ
ヤ上に供給し及びこれから取り外すことを便利に行うこ
とができる、血管形成術等の手術中に案内カテーテルを
置換するための更に効果的な装置及び方法が必要とされ
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の及び他の問題点
は、チューブ状交換カテーテルを使用する、本発明の方
法及び装置によって解決される。このチューブ状交換カ
テーテルは、案内ワイヤ上で自由に摺動するのに十分な
内径を有し且つ案内カテーテル内で自由に摺動する大き
さの外径を有し、交換カテーテルを案内ワイヤに被せる
ための長さ方向スリットが側壁を通して設けられてい
る。
【0008】以下に説明する導入器装置で長さ方向スリ
ットを開き、このスリットを、案内ワイヤが交換カテー
テルと同軸になるまで案内ワイヤ上で移動し、次いで、
交換カテーテルの弾性によってスリットを閉鎖すること
によって、分岐部の直ぐ手前で交換カテーテルを案内ワ
イヤの周りに配置する。
【0009】身体内腔内の案内カテーテルの位置は、導
入器によって維持される。分岐部の止血弁は、空気の混
入を最小にしながら交換カテーテルがこれを通って自由
に移動できるように調節される。交換カテーテルのチッ
プが案内カテーテルのチップの先端から僅かに出るまで
交換カテーテルを挿入し続ける。交換カテーテルに沿っ
て案内カテーテルを外方に摺動することによって案内カ
テーテルを取り除く。次いで、置換案内カテーテルを交
換カテーテル−案内ワイヤアッセンブリ上で内方に摺動
する。最後に、案内ワイヤの位置をオペレータの手で身
体内腔に維持しながら交換カテーテルを取り除き案内ワ
イヤから分離する。
【0010】導入装置は、基本的には、手で掴むことが
できるハンドルのハウジングに取り付けられた全体にチ
ューブ状のスプリッターを有する。このスプリッターの
一方の側は、案内ワイヤを側方から押し込むことができ
るように開いている。案内ワイヤの位置は、案内ワイヤ
を押し込んだときに案内ワイヤを保持する大きさを持
つ、ハンドルに設けられたスロット又は溝によって維持
される。スプリッターの外壁は、交換カテーテルの内径
よりも僅かに小さい直径を有し、ハウジングの内壁から
所定距離だけ間隔が隔てられている。この距離は、長さ
方向に延びる割れ目を持つ交換カテーテルをスプリッタ
ー上に供給できるのに十分な距離である。交換カテーテ
ルがスプリッター上を移動するとき、カテーテルの長さ
方向スリットを強制的に開き、案内ワイヤに被せる。交
換カテーテルがカテーテルを越えて移動するとき、チュ
ーブの弾性によりスリットを互いに合わせ、案内ワイヤ
を交換カテーテルの内側に交換カテーテルと同軸に置
く。
【0011】交換カテーテルを完全に挿入されるまで連
続的に移動し、その後、上述の案内カテーテルの交換を
行う。次いで、案内ワイヤから引き離すことによって交
換カテーテルの引き出しを行う。案内ワイヤは、分岐部
のところで手で固定される。交換カテーテルを案内ワイ
ヤ上で分割することによって交換カテーテルを取り除
く。交換カテーテルのスリットを開き、案内ワイヤを交
換カテーテルから横方向に分離できるようにする。
【0012】好ましい交換カテーテルは、細長い長さ方
向スリット、可撓性チューブ、チューブの基端に固定さ
れた所定長さのビード、及びチューブの先端に取り付け
られた軟質チップを含む。好ましくは、チューブの先端
は、体内でのカテーテルの配置を助けるため、湾曲をな
すように形成されている。
【0013】
【実施例】本発明の詳細、及びその好ましい実施例は、
添付図面を参照すれば更によく理解されるであろう。
【0014】図1を参照すると、この図には、オペレー
タが片手で容易に掴むことができるように形成されたハ
ンドル12を持つ交換カテーテル導入器10が示してあ
る。ハンドルの上端にはスプリッターハウジング14が
設けられている。
【0015】以下に詳述し且つ図2及び図3に示してあ
るように、ハウジング14の軸線方向開口部16内にス
プリッター26が配置されている。側スロット18がハ
ウジング14を通して軸線方向開口部16と連通してい
る。身体内腔(図示せず)内に既に配置してある従来の
案内ワイヤ20をスロット18を通して開口部16内の
スプリッター内に移動できる。チューブ壁に長さ方向ス
リット38が設けられた交換カテーテル22を開口部1
6に挿入する。このカテーテルは、案内ワイヤ20を取
り囲んだ状態で開口部を出る。
【0016】図1でわかるように、スロット即ち溝24
がハンドル12の所定位置に形成されている。このスロ
ットには案内ワイヤ20を容易に押し込むことができ
る。スロット24の幅は、案内ワイヤ20と対応してお
り、そのため、案内ワイヤはスロット内に手で保持され
る。多くの場合、案内ワイヤ20の身体内腔内での位置
を維持すること、詳細には、案内ワイヤが誤って部分的
に引き出されることがないようにすることが重要であ
る。交換カテーテル22の挿入を完了したとき、案内ワ
イヤ20をスロット24の外に容易に移動できる。
【0017】図2及び図3は、スプリッターの構成を斜
視図及び端面図で示すスプリッターハウジング14の詳
細図である。スプリッター26は、全体に矩形の薄い金
属シート、剛性プラスチック等であり、図3に最もよく
示すように、ハウジング14のスロット30内に埋設す
るための第1脚部28を持つように形成されている。脚
部28は、好ましくは、所定位置に接着剤で結合されて
いる。スプリッター26の中央部分は、適当な円形のチ
ューブ32に形成されている。チューブ32は完全には
閉じておらず、そのため、このチューブ32内に案内ワ
イヤ20を側方から滑り込ませることができる。第2脚
部34は、スロット18の上面36と当接するように形
成されているが、好ましくは、チューブ32内への入口
に所望の「弾力性」が維持されるように、ここに接着さ
れていない。
【0018】ひとたび案内ワイヤ20をチューブ32に
滑り込ませた後、長さ方向スリット38を備えた交換カ
テーテル22をスプリッター26のチューブ32に押し
被せ、カテーテルの内部を拡張し、スリット38を拡げ
る。その結果、案内ワイヤ20及びカテーテル22がス
プリッターに沿って通過するとき、案内ワイヤ20がチ
ューブ32と同軸になる。カテーテル22がスプリッタ
ー26及びハウジング14を出るとき、スリット38が
チューブの弾性により閉鎖し、案内ワイヤ20を取り囲
み且つこれを包含する。
【0019】所定位置の案内カテーテルを引き出し、置
換案内カテーテルを挿入した後、以下に説明するように
交換カテーテル22を取り除く。交換カテーテル22を
案内ワイヤ20から引き出すだけである。案内ワイヤの
位置は、分岐部55に対して手で維持される。交換カテ
ーテルは、長さ方向スリット38が設けられているた
め、案内ワイヤ20上でスリットを開くことによって取
り除くことができる。
【0020】交換カテーテル22を配置し取り除く方
法、及び一つの案内カテーテルを別のカテーテルと置換
する方法を図4のダイヤグラム及び図5乃至図9に示す
順次システムダイヤグラムに詳細に説明する。
【0021】先ず最初に、図5でわかるように、案内ワ
イヤ20を動脈44等の身体内腔に、動脈44を狭めて
いる病変46を越えたところまで挿入する。病変46を
拡張するため、バルーンカテーテル48が案内カテーテ
ル50を通して挿入してある。案内カテーテル50を特
徴が異なる第2案内カテーテルと置換する決定を下す。
例えば、ステントを支持するカテーテルをバルーンカテ
ーテル48の代わりに導入し、ステントを病変46の場
所に配置するため、内腔内径が異なる案内カテーテルが
必要とされる。
【0022】図4の工程40に示すように、及び図5に
概略に示すように、先ず最初に、案内カテーテル50を
通してバルーンカテーテル48を案内ワイヤ20に沿っ
て引き出す。案内ワイヤには、バルーンカテーテル48
の長さを受け入れるために、必要であれば、延長部52
が加えられているのがよい。
【0023】工程40に示し且つ図6に示すようにバル
ーンカテーテル48をひとたび完全に取り除いた後、工
程54に示し且つ上文中に説明したように、導入器10
を従来の分岐部55と隣接して据付け、スプリッター2
6を案内ワイヤ20の周りに設置し、長さ方向に延びる
スリットを持つ交換カテーテル22を導入器を通して移
動し、ワイヤを取り囲む。図1に示し且つ工程56に示
すように、案内ワイヤ20を導入器10のハンドル12
のスロット24の所定位置に手でしっかりと保持する。
工程58に示し且つ図7に示すように、交換カテーテル
22をスプリッター26上に及び案内カテーテル50内
に、その先端が案内カテーテルの端部を越えて延びるけ
れども病変46の手前の位置まで供給する。工程59に
示し且つ図8に示すように、ビードの手前に摺動させる
ことによって導入器10を取り除く。交換カテーテル
は、案内ワイヤ20上を滑らかに供給するのに十分な内
径を有し、取り除かれた第1案内カテーテル50及び据
付けられる第2案内カテーテルの各々の内側で容易に摺
動するような外径を有する。
【0024】二方向矢印62で示し且つ工程64及び6
6に示すように、第1案内カテーテル50を取り除き、
第2案内カテーテル60を交換カテーテル22上に挿入
する。これは従来の方法で行われる。
【0025】次いで、図9及び工程72に示すように、
交換カテーテル22を取り除く。据付けた案内カテーテ
ルから交換カテーテルを引き出すとき、交換カテーテル
20に沿って設けられたスリット38を再び拡げる。交
換カテーテル22を案内ワイヤから上方に僅かに角度を
付けて引っ張って完全に取外す。この際、交換カテーテ
ル22から分離するため、案内ワイヤ20を下方に僅か
に角度を付けて引っ張る。次いで、第1案内カテーテル
50と第2案内カテーテル60との置換を完了する。
【0026】次いで、別のバルーンカテーテル、ステン
ト送出カテーテル、等の任意の機能的カテーテルを第2
案内カテーテルに従来の方法で、工程74に示すように
挿入できる。その後、交換が完了し、機能的カテーテル
がその通常の機能を果たす。様々な直径の様々な案内カ
テーテルを使用しようとする場合には、小径のカテーテ
ルについて従来のシースを使用できる。
【0027】図10は、導入器10について使用できる
本発明の交換カテーテルの好ましい実施例を示す。交換
カテーテル22のこの実施例は、細長いチューブ76を
含む。このチューブの直径は、代表的には約1.73mm
であり、その軸線方向貫通ボアの直径が1.22mmであ
り、長さが約100cmである。代表的には約1.5mmの
長さを持つ先端チップ78は、主カテーテル本体を形成
する剛性材料に結合されたペレタン(Pellethane)等の
軟質材料で形成されている。図1、図2、及び図3に示
すスプリッター26と協働するスリット80がチューブ
76に沿って設けられている。
【0028】長さが代表的には約200cmであり且つ直
径が代表的には約1mmの中実ビード82がチューブ76
の基端に結合されている。ビード82は、代表的には、
ナイロン製である。
【0029】チューブ76の基端は、チューブ76のス
リット側から基端方向に延びるテーパ84を有し、ビー
ド82の結合端には、案内ワイヤを交換カテーテル内に
又は交換カテーテルの外に差し向ける角度をなした入口
を形成するテーパ86が設けられている。代表的には、
入口は、テーパ86の表面とチューブ76のスリット側
の出口開口部の縁部との間の直径が約0.80mmであ
る。
【0030】図10の交換カテーテルの好ましい変形例
を図11に示す。この実施例は、チューブ76と、軟質
の先端チップ78と、スリット80と、基端テーパ84
と、先端テーパ86を持つ結合ビード82とを含み、こ
れらは全て図10と関連して説明してある。しかしなが
ら、この実施例では、図12に示すように、カテーテル
を体内の所望の位置まで案内するのを助けるため、短い
直線状の先端90を持つ先端湾曲形状88がチューブ7
6の先端に形成されている。交換カテーテル22を回転
することによって、湾曲部を中心として先端チップ78
を側チャンネル内等に容易に案内できる。これは、ティ
アーシュタインの米国特許第5,234,407号に説
明されているような従来技術のカテーテルの問題点のう
ちの一つを解決する。
【0031】最良の結果を得るためには、湾曲部88の
半径は約6mm乃至20mmであり、軟質の先端チップの長
さは約5mm乃至12mmであり、湾曲部88の先にある直
線状先端区分90の全長は約2mm乃至25mmである。好
ましくは、先端区分90と湾曲部の手前のチューブ76
との間の角度は約60°乃至90°であり、一般的に
は、90°が最適である。
【0032】特定の関係、材料及び他のパラメータを好
ましい実施例の上述の説明に詳述したが、これらは、適
当な場合には、変化させることができる。当業者は、本
開示を読むことによって、本発明の他の用途、変形及び
変更を思いつくであろう。これらは、添付の特許請求の
範囲に定義された本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、交換カテーテル導入装置の斜視図であ
る。
【図2】図2は、スプリッター装置の詳細斜視図であ
る。
【図3】図3は、スプリッター装置の端面図である。
【図4】図4は、案内カテーテルの交換方法のフローダ
イヤグラムである。
【図5】図5は、交換手順の選択された時点での、カテ
ーテル及び交換装置の概略図である。
【図6】図6は、交換手順の選択された時点での、カテ
ーテル及び交換装置の概略図である。
【図7】図7は、交換手順の選択された時点での、カテ
ーテル及び交換装置の概略図である。
【図8】図8は、交換手順の選択された時点での、カテ
ーテル及び交換装置の概略図である。
【図9】図9は、交換手順の選択された時点での、カテ
ーテル及び交換装置の概略図である。
【図10】図10は、案内カテーテル入口領域の斜視図
である。
【図11】図11は、図10の案内カテーテル入口領域
の軸線方向断面図である。
【図12】図12は、先端が曲がった案内カテーテルの
斜視図である。
【符号の説明】
10 交換カテーテル導入器 12 ハンドル 14 スプリッター 16 軸線方向開口部 18 側スロット 20 案内ワイヤ 22 交換カテーテル 24 スロット 26 スプリッター 28 第1脚部 30 スロット 32 チューブ 34 第2脚部 36 上面 38 スリット 40 動脈 46 病変 48 バルーンカテーテル 50 案内カテーテル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター・エイ・ラン アメリカ合衆国ミシガン州48609,サギノ ー,ヘール・ストリート 156 (72)発明者 ルイス・エイ・キャノン アメリカ合衆国ミシガン州48609,サギノ ー,サークルウッド・ドライブ・サウス 8344

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体内腔内に延びる第1案内カテーテル
    を、このカテーテルを通って延び且つこのカテーテルの
    端部を越えて延びる案内ワイヤの周りから取り除き、前
    記案内ワイヤの位置を維持しつつ前記第1案内カテーテ
    ルを第2案内カテーテルと置換する方法において、 外径が前記第1及び第2の案内カテーテルの各々の内径
    よりも小さく且つ内径が前記案内ワイヤの直径よりも大
    きく、長さ方向スリットがその壁を通して設けられた可
    撓性チューブ状交換カテーテルを提供する工程と、 前記スリットを前記交換カテーテルの先端で開き、前記
    案内ワイヤが前記交換カテーテルと実質的に同軸になる
    ように前記スリットを前記案内ワイヤ上に供給する工程
    と、 前記交換カテーテルの先端が前記第1案内カテーテルの
    先端に対して所定位置にくるまで前記交換カテーテルを
    前記第1案内カテーテルに挿入する工程と、 前記第1案内カテーテルを前記交換カテーテルに沿って
    摺動させることによって前記第1案内カテーテルを取り
    除く工程と、 前記第2案内カテーテルの前記先端が前記案内ワイヤの
    前記先端に対して所定位置にくるまで前記第2案内カテ
    ーテルを前記交換カテーテルに沿って摺動させることに
    よって前記第2案内カテーテルを挿入する工程と、 前記交換カテーテルを前記第2案内カテーテルから摺動
    させる工程と、 前記スリットを離し、前記交換カテーテルを前記案内ワ
    イヤから取り除く工程と、 を有することを特徴とする、第1案内カテーテルを第2
    案内カテーテルと置換する方法。
  2. 【請求項2】 前記第1案内カテーテルは、止血弁を通
    って前記身体内腔内に延び、前記交換カテーテルは前記
    止血弁と隣接して前記案内ワイヤ上に据付けられ、前記
    止血弁を通して挿入される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記案内ワイヤは、前記交換カテーテル
    の挿入中及び取り除き中、前記身体内腔内の実質的に固
    定された位置に維持される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記案内ワイヤの位置は、スリット開口
    部の位置と隣接して配置された装置スロットに前記案内
    ワイヤを挿入することによって固定される、請求項3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 交換カテーテル導入装置において、前記
    交換カテーテル導入装置は、 ハンドル手段と、 可撓性チューブの長さ方向スリットを受け入れてこのス
    リットを拡げるためのチューブ状手段を持つ、前記ハン
    ドルに取り付けられたスプリッターと、 案内ワイヤをその内部に横から受け入れるために前記チ
    ューブ状手段に設けられた長さ方向開口部と、 前記チューブが前記スプリッター手段を越えて移動する
    とき、前記可撓性チューブを、前記案内ワイヤを包囲し
    た閉じたチューブ状形体に戻すための手段とを有する、 ことを特徴とする、交換カテーテル導入装置。
  6. 【請求項6】 前記チューブ状手段は、実質的に直線状
    の軸線を持つ全体に円筒形のチューブ状壁形体を有す
    る、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記長さ方向開口部は、前記直線状の軸
    線と実質的に同一平面内にある前記チューブ状壁に沿っ
    て延びている、請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記スプリッター手段は、第1脚部、チ
    ューブ状に形成された中間領域への移行部、及び第2脚
    部への別の移行部を持つように形成された連続した全体
    に矩形の材料ストリップからなり、前記移行部は、前記
    チューブ内への狭幅の入口を形成し、前記案内ワイヤを
    側方に前記入口を通して前記チューブ状領域内に移動可
    能に構成された、請求項5に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1脚部は前記ハンドルにしっかり
    と固定されており、前記第2脚部は、前記ハンドルに当
    接している、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記案内ワイヤを前記ハウジングに対
    して固定位置に解放自在に維持するための保持手段を更
    に有する、請求項5に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記保持手段は、前記案内ワイヤを押
    し込んだときに前記案内ワイヤを解放自在に保持する大
    きさの前記ハンドルの溝からなる、請求項10に記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 交換カテーテル導入装置において、前
    記交換カテーテル導入装置は、 手で掴むことができるハンドルと、 前記ハンドルに取り付けられたスプリッターハウジング
    と、 前記ハウジングを通る全体に円筒形のチャンネルと、 前記ハウジング及び前記チャンネルの外部から前記チャ
    ンネルの軸線とほぼ平行な線に沿って連通した、前記ハ
    ウジングのスロットと、 長さ方向スリットを持つ可撓性チューブを上側に受け入
    れて前記スリットを拡張するため、前記チャンネルと実
    質的に同軸のチューブ状壁を持つ、前記ハウジングに取
    り付けられたスプリッター手段と、 案内ワイヤを内部に受け入れるため、前記スロットと連
    通した前記チューブ状壁を通る長さ方向開口部とを有
    し、 前記可撓性チューブを前記ワイヤ上で拡張し、前記スプ
    リッター手段を完全に通過したときに前記案内ワイヤを
    包囲したチューブ状形体に戻るように構成されている、 ことを特徴とする、交換カテーテル導入装置。
  13. 【請求項13】 前記スプリッター手段は、第1脚部、
    チューブ状に形成された中間領域への移行部、及び第2
    脚部への別の移行部を持つように形成された連続した全
    体に矩形の材料ストリップからなり、前記移行部は、前
    記チューブ状領域内への狭幅の入口を形成し、前記入口
    は前記ハウジングの前記スロットと連通しており、その
    ため、前記案内ワイヤを前記スロット及び前記入口を通
    して前記チューブ状領域内に側方に移動できる、請求項
    12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記第1脚部は、前記スロットの一方
    の側で前記ハウジングにしっかりと固定されており、前
    記第2脚部は前記スロットの反対側と当接している、請
    求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記案内ワイヤを前記ハウジングに対
    して固定位置に解放自在に維持するための保持手段を更
    に有する、請求項12に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記保持手段は、前記案内ワイヤを押
    し込んだときに前記案内ワイヤを解放自在に保持する大
    きさの、前記ハウジングに設けられた溝からなる、請求
    項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 交換カテーテルにおいて、前記交換カ
    テーテルは、 長さ方向スリットが壁を通して設けられた細長い可撓性
    チューブと、 前記細長い可撓性チューブを形成する材料よりも軟質の
    材料で形成された、前記細長い可撓性チューブに設けら
    れた先端チップと、 先端が前記細長い可撓性チューブの基端に固定された所
    定長さの細長いビードとを有し、 前記細長い可撓性チューブの前記基端及び前記ビードの
    前記先端は、案内ワイヤを前記細長い可撓性チューブの
    前記基端内に及びこの基端の外に差し向けるための入口
    手段を構成するように形成されている、 ことを特徴とする、交換カテーテル。
  18. 【請求項18】 前記入口区分は、前記細長い可撓性チ
    ューブの前記基端で前記スリットから延びるテーパと、
    このテーパと協働する、前記ビードの先端テーパとによ
    って形成され、この先端テーパは、前記スリットと向き
    合った前記細長い可撓性チューブの側に向かって延びて
    いる、請求項17に記載の交換カテーテル。
  19. 【請求項19】 前記細長い可撓性チューブの前記先端
    が湾曲形体に形成されている、請求項17に記載の交換
    カテーテル。
  20. 【請求項20】 前記湾曲は、約2mm乃至20mmの半径
    を有し、前記湾曲の先端側の直線区分の長さは約12mm
    乃至25mmであり、前記直線区分は、前記湾曲の手前の
    前記細長い可撓性チューブに対して約60°乃至90°
    の角度をなしている、請求項19に記載の交換カテーテ
    ル。
JP9295676A 1996-10-31 1997-10-28 案内カテーテルを交換するための方法及び装置 Pending JPH10151204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6986749B2 (en) 1999-10-07 2006-01-17 Wollschlaeger Helmut Device for inserting a guide wire and/or for handling a catheter shaft
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JP2009261521A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用ガイドワイヤプローブ、ガイドワイヤプローブセット、及び超音波内視鏡

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