JPH10146742A - リニアツールセンサ - Google Patents

リニアツールセンサ

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JPH10146742A
JPH10146742A JP33438496A JP33438496A JPH10146742A JP H10146742 A JPH10146742 A JP H10146742A JP 33438496 A JP33438496 A JP 33438496A JP 33438496 A JP33438496 A JP 33438496A JP H10146742 A JPH10146742 A JP H10146742A
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JP
Japan
Prior art keywords
linear
contact
housing
displaced
center axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP33438496A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ebina
康一 海老名
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METRO LE KK
METRO-LE KK
Original Assignee
METRO LE KK
METRO-LE KK
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Publication date
Application filed by METRO LE KK, METRO-LE KK filed Critical METRO LE KK
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Publication of JPH10146742A publication Critical patent/JPH10146742A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアゲージの1個の内蔵で、多方向にセッ
トしたツールの加工すべき数値を制御装置にプリセット
することができるようなリニアツールセンサを得る。 【解決手段】 2以上のコンタクトのそれぞれの変位に
よって、コンタクトとともに摺動する接触子が斜面体の
傾斜面に押圧することにより、斜面体が摺動軸の摺動方
向と直角な方向に変位して、リニアゲージのリニアスケ
ールを変位させることにより、一つのリニアゲージを数
値出力させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具の刃先位置を
プリセットすることができるリニアツールセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来CNC旋盤等に使用してバイト等の
プリセット位置を検出することができるツールセンサと
して、多方向例えば5方向のセンサを備えたものは、図
1、図2同様な外観を有していて、X、X’、Y、
Y’、Zの5方向のセンサの各々に、それぞれスイッチ
機構を内蔵し、それぞれの方向のコンタクトにツールが
接触変位することにより内蔵したスイッチ機構がONま
たはOFF信号を制御装置に出力することによって、そ
れぞれのバイト等のプリセット位置の検出をすることが
できるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えばフライ
スのカッター場合、切削寸法は複数刃のうち一番高い刃
によって決定されるために、フライスのカッターをコン
タクトに当接した状態で回転して一番高い刃を探し求
め、加工すべき数値を制御装置にプリセットすることが
できるようなリニアツールセンサが望まれるに至った。
【0004】更に工作機械の多軸複合化にともない、上
記リニアツールセンサも複数方向にそれぞれ取り付ける
必要がでてきたが、リニアツールセンサに内蔵するリニ
アゲージは上記スイッチを内蔵するタッチセンサと異な
り高価であるので、リニアツールセンサを複数方向にそ
れぞれ取り付けることは更に高価になった。また、リニ
アゲージは長さが長いために、複数方向にそれぞれ取り
付けるとリニアツールセンサ自体が大型となり、広い取
付けスペースを要するようになった。
【0005】本発明は上記リニアゲージの1個の内蔵
で、多方向にセットしたツールの加工すべき数値を制御
装置にプリセットすることができるようなリニアツール
センサを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本発明のリニアツールセンサはハウジング
の基準面に対する垂直線上を変位するリニアゲージのリ
ニアスケールと、上記リニアスケールと同一方向に協動
変位する作動軸と、上記作動軸のリニアゲージとは反対
側の端に固定され、上記作動軸の中心軸を中心とし、上
記中心軸と所定の傾斜角度を有する傾斜によって形成さ
れる斜面体とを、それぞれハウジング内に設けるととも
に、上記斜面体の中心軸と直角な中心線上を上記斜面体
の中心軸に向かう接触子を端面に有して付勢摺動する2
以上の摺動軸を上記ハウジングの側壁に設け、上記摺動
軸のハウジングよりの突出端に、それぞれコンタクトを
備えることにより、上記2以上のコンタクトのそれぞれ
の変位によって、上記接触子が上記斜面体の傾斜面に押
圧することにより、一つのリニアゲージによって、2以
上の方向に数値出力させるようにしたものである。
【0007】また上記斜面体の中心軸と同軸に、上記斜
面体の頂部に向かって付勢摺動する摺動軸を上記ハウジ
ングの頂壁に設け、上記摺動軸のハウジングよりの突出
端にコンタクトを備えることにより、上記リニアセンサ
に基準面に対する垂直線上の変位も上記一つのリニアゲ
ージによって、上記方向に加えて数値出力させるように
したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の外観を表わす平面
図、図2はその正面図で、図3は図1のX−X’断面を
拡大した正面図である。
【0009】図1、図2において、1はベースで、その
底面は基準面1aを形成し、2はハウジングで、ハウジ
ング2を貫通する基準面1aに垂直な中心線Z−Z’
と、基準面に平行な面上で相互に直角で中心線Z−Z’
上で交差する中心線X−X’と中心線Y−Y’によって
形成されるX、X’、Y、Y’、Zの5方向には、それ
ぞれコンタクト3x、3x’、3y、3y’、3zが設
けられている。なお、4x、4x’、4y、4y’、4
zは防塵のためのゴムブーツである。
【0010】図3において、ハウジング2の左右側面と
上面にはフランジ5x、5x’、5zが固定され、ハウ
ジング2の手前と奥の側面には1図および2図で表わさ
れているようにフランジ5y、5y’が固定されてい
る。フランジ5x、5x’、5y、5y’、5zにはそ
れぞれ摺動軸受6x、6x’、6y(図には表われ
ず)、6y’(図には表われず)、6zが設けられてお
り、摺動軸受6x、6x’の中心線は中心線X−X’と
一致し、摺動軸受6y、6y’の中心線は中心線は中心
線Y−Y’と一致し、摺動軸受6zの中心線は中心線Z
−Z’と一致する。
【0011】フランジ5x、5x’、5y、5y’に取
り付けられる諸構成は全て同一であるので、フランジ5
xのみについて以下説明をする。摺動軸受6xには摺動
軸7xが摺動自在に嵌合し、その外端にはブッシュ8x
を介してコンタクトホルダ9xが固定され、コンタクト
ホルダ9xには超硬合金材よりなるコンタクト3xが固
着されている。
【0012】摺動軸7xの内端には接触子ホルダ10x
が固定され、その先端には接触子11xが固着されてい
る。接触子11xは圧縮コイルばね12xにより中心線
Z−Z’に向けて付勢されている。なお、13xはフラ
ンジ5xに植えられた接触子ホルダ10xの回り止めピ
ンであり、ゴムブーツ4x(図1、図2)は省略してあ
る。
【0013】一方、摺動軸受6zには摺動軸7zが摺動
自在に嵌合し、その外端にはブッシュ8zを介してコン
タクトホルダ9zが固定され、コンタクトホルダ9zに
は超硬合金材よりなるコンタクト3zが固着されてい
る。摺動軸7zの内端には接触子ホルダ10zが固定さ
れ、その先端には接触子であるボール11zが中心軸Z
−Z’上に固着されている。ボール11zは圧縮コイル
ばね12zにより下方に向けて付勢されている。なお、
13zはフランジ5zに植えられた接触子ホルダ10z
の回り止めピンであり、ゴムブーツ4z(図2)は省略
してある。
【0014】15はハウジング2の下部2aに固定され
た作動軸受で作動軸16を摺動自在に軸受していて、作
動軸16は圧縮コイルばね17により作動軸16に圧入
されたリング16aを経て常時上方に付勢されており、
この付勢力はリング16aが下部2aに当接することで
止められている。作動軸16の上端には頂部が円錐形あ
るいは角錐形をした傾斜面を有する斜面体16bが固着
されている。
【0015】斜面体16bが円錐形の場合は上記接触子
11xはローラで、ローラ11xの中心線は中心線X−
X’に対して直角である。斜面体16bが角錐形の場合
は上記接触子11xはボールでよい。
【0016】18はリニアゲージであって、ハウジング
の下端部2bに保持され、リニアゲージ18の内部には
Z−Z’方向に上方摺動習性を有するリニアスケールが
内蔵され、その上端部18aは作動軸16の下端16c
に当接して止められている。図には記してないがリニア
ゲージ18内にあるリニアスケールが変位すると、その
動いたリニアスケールの変位量を発光素子と受光素子と
で読み取り、数値出力するようになっている。
【0017】いまコンタクト9xに、例えばフライスの
カッタが当接してX’の方向に変位すると、摺動軸6x
はX’の方向に摺動し、接触子11xは斜面体16の斜
面を押圧するために、作動軸16はZ’方向に変位し、
リニアゲージ18内にあるリニアスケールが変位して数
値出力をする。この状態でフライスのカッタをゆっくり
と逆回転させることにより、一番高い刃を探し求め、加
工すべき数値をプリセットすることができる。コンタク
ト3x’、3y、3y’についても同様である。
【0018】また、コンタクト3zに、例えばフライス
のカッタが当接してz’の方向に変位すると、摺動軸7
zはz’の方向に摺動し、ボール11zは斜面体16の
頂部平面を押圧するために、作動軸16はZ’方向の変
位し、リニアゲージ18内にあるリニアスケールが変位
して数値出力をする。この状態でフライスのカッタをゆ
っくりと逆回転させることにより、一番高い刃を探し求
め、加工すべき数値をプリセットすることができる。
【0019】なお、19はオーバトラベル信号を発生す
るスイッチで、斜面体16bのフランジ部下面がハウジ
ング下部2aに当接する前に、スイッチ19が働いてオ
ーバトラベルを防止する。
【0020】コンタクト3x、3x’、3y、3y’、
3zは円形とは限らず種々の変形が可能である。また、
本発明はX、X’、Y、Y’、Zの5方向にコンタクト
有するように述べたが、5方向未満2方向以上の構成、
例えばXとYの2方向のみとしても勿論よい。上記した
実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱し
ない範囲において種々の変更を加えるこてができる。
【0021】
【発明の効果】本発明はリニアゲージの1個の内蔵で、
多方向にセットしたツールの加工すべき数値を制御装置
にプリセットすることができるリニアツールセンサを得
ることを可能としたので、リニアツールセンサを複数方
向にそれぞれ取り付けるよりも非常に安価となる。
【0022】また、リニアゲージの1個の内蔵で済むの
で、長さが長いリニアゲージを複数方向に、それぞれ取
り付けるよりも、リニアツールセンサ自体が小型とな
り、狭い取付けスペースで済み、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】外観を表わす平面図である。
【図2】外観を表わす正面図である。
【図3】図1のX−X’断面を拡大した正面図である。
【符号の説明】
1 ベース 1a 基準面 2 ハウジング 3 コンタクト 5 フランジ 6 摺動軸受 7 摺動軸 9 コンタクトホルダ 11 接触子 16 作動軸 16a 斜面体 18 リニアゲージ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの基準面に対する垂直線上を
    変位するリニアゲージのリニアスケールと、上記リニア
    スケールと同一方向に協動変位する作動軸と、上記作動
    軸のリニアゲージとは反対側の端に固定され、上記作動
    軸の中心軸を中心とし、上記中心軸と所定の傾斜角度を
    有する傾斜によって形成される斜面体とを、それぞれハ
    ウジング内に設けるとともに、上記斜面体の中心軸と直
    角な中心線上を上記斜面体の中心軸に向かう接触子を端
    面に有して付勢摺動する2以上の摺動軸を上記ハウジン
    グの側壁に設け、上記摺動軸のハウジングよりの突出端
    に、それぞれコンタクトを備えることにより、上記2以
    上のコンタクトのそれぞれの変位によって、上記接触子
    が上記斜面体の傾斜面に押圧することにより、一つのリ
    ニアゲージを数値出力させることを特徴としたリニアツ
    ールセンサ。
  2. 【請求項2】 上記斜面体の中心軸と同軸に、上記斜面
    体の頂部に向かって付勢摺動する摺動軸を上記ハウジン
    グの頂壁に設け、上記摺動軸の上記ハウジングよりの突
    出端にコンタクトを備えることを特徴とした請求項1記
    載のリニアツールセンサ。
JP33438496A 1996-11-11 1996-11-11 リニアツールセンサ Pending JPH10146742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172545A (ja) * 2000-12-08 2002-06-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 刃先位置測定装置及び刃先位置補正方法
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