JPH10143544A - 集計処理システム - Google Patents

集計処理システム

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Publication number
JPH10143544A
JPH10143544A JP8301541A JP30154196A JPH10143544A JP H10143544 A JPH10143544 A JP H10143544A JP 8301541 A JP8301541 A JP 8301541A JP 30154196 A JP30154196 A JP 30154196A JP H10143544 A JPH10143544 A JP H10143544A
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JP
Japan
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area
tallying
data
processing
aggregation
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Application number
JP8301541A
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English (en)
Inventor
Mitsunari Uozumi
光成 魚住
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多量のデータを扱う際、集計処理を高速に行
う。あらかじめ分割された区域内で集計されたデータを
集めて集計する。 【解決手段】 全国規模に展開された店舗を地域毎に分
割し、各地域内の店舗に配置されているレジスタ12か
らの売上げデータを蓄積するディスク装置61を有する
地域サーバシステム6、及び地域サーバシステム6を広
域網4を介して接続するホスト計算機2を設け、ホスト
計算機2は、依頼された集計処理の内容を解析すること
により、特定の地域サーバシステム6に集計処理を分配
し、特定の地域サーバシステム6は、ディスク装置61
に蓄積された売上げデータに基づいて集計処理を行った
結果をホスト計算機2に送り、ホスト計算機2は、各地
域サーバシステム6からの集計結果に基づいて更に集計
処理を行うことによって依頼された最終的な集計結果を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集計処理システム、
特に、全国規模に展開した店舗の売上げ状況を高速に集
計し、分析するための集計処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全国規模にフランチャイズ店を
展開している企業などにおけるシステムにおいては、各
フランチャイズ店の売上げデータ等をリアルタイムにホ
スト計算機に送信しており、ホスト計算機は、上記デー
タを集計することによって全社レベルあるいは品目毎の
売上げ高等を出力している。ホスト計算機に集められる
売上げデータは、単に販売実績の算出のために使用され
るだけでなく、顧客販売動向、売れ筋商品など経営分析
のためにも利用される。
【0003】図11は、従来において集計処理を実施す
る販売実態調査支援システムを示した構成図である。図
11には、各店舗の店頭に配置されているレジスタ(P
OS端末)41と、LANや公衆網等の網42を介して
全レジスタ41を接続するホスト計算機43と、ホスト
計算機43に接続され、各レジスタ41からホスト計算
機43に送られる売上げデータ等を一括して格納するデ
ィスク装置44とが示されている。
【0004】以上の構成において、店頭に設置されたレ
ジスタ41から売上げが上がる度にレシートを印字する
とともに発生した売上げデータをホスト計算機43にリ
アルタイムに送信する。ホスト計算機43は、送られて
きた売上げデータをディスク装置44に蓄積していく。
ホスト計算機43は、ディスク装置44に蓄積された売
上げデータに基づいて集計処理を行う。集計処理は、全
売上げデータを対象とするような日報等の作成時のみな
らず、所定の売上げデータのみを対象とする販売実績の
分析等を行うときにも行われる。
【0005】図12は、ディスク装置44に蓄積される
売上げデータのデータ構成例を示した図である。売上げ
データは、品目毎に売り上げた日付、時刻、数量、単
価、小計、レシート番号の情報と、レシート番号毎の売
上げ点数(品数)及び売上げ金額等とで構成される。ホ
スト計算機43は、これらのデータで構成される売上げ
データに基づいて日報の作成等の定型業務や経営者等に
よる販売実績の分析処理等の非定型業務を行う。この
際、ホスト計算機43は、ディスク装置44に蓄積され
た全売上げデータを検索し、全売上げデータあるいは指
定期間若しくは指定項目に該当する売上げデータを抽出
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような構成によると、ホスト計算機43がディスク装置
44に蓄積された全売上げデータを検索することによっ
て所望の集計結果を得ることになるため、検索処理に多
大な時間を要し集計処理の高速性に欠ける。例えば、い
わゆるファーストフーズ店における売上げ点数などは、
店舗レベルにおいても膨大な数となるが、従来において
は、これらの売上げデータ自身がホスト計算機に直接送
られることになり、ホスト計算機は、これらの売上げデ
ータに基づいて集計、分析処理を行うことになる。この
ため、経営者等がほしいと思うアウトプット(集計結
果)が得られるまでには、「時間」という単位での待ち
時間を要する場合がある。
【0007】また、検索処理の高速化を図るための一般
的な検索処理の技術である、索引キーを設定するという
ことも考えられるが、各売上げデータを構成するデータ
数も多く、その組合せも膨大となるため、効果的に索引
キーを設定すること自体が困難である。すなわち、集計
処理は、定型業務のみならず多様な組合せによる分析業
務などの非定型的な業務でも行われるため、索引キーの
設定だけでは、集計処理の高速化を望むことはできな
い。
【0008】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、多量のデータを扱
う際にも集計処理を高速に行うことのできる集計処理シ
ステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る集計処理システムは、広
範囲に散在するデータ生成端末からのデータに基づき集
計処理を行い、集計結果を得る集計処理システムにおい
て、全体を複数の区域に分割し、各区域内に配置された
前記データ生成端末が送出するデータに基づいて集計処
理を行う区域内データ管理手段と、前記区域内データ管
理手段の集計結果に基づいて更に集計処理を行うことで
最終的な集計結果を算出する集計処理手段とを有するも
のである。
【0010】また、第2の発明に係る集計処理システム
は、第1の発明において、前記集計処理手段は、分割し
た区域に関する区域情報を記憶する区域情報記憶部と、
集計処理の条件を設定させる条件設定部と、前記区域情
報に基づき、入力された設定条件を解析することによっ
て集計処理を依頼する前記区域内データ管理手段を特定
し、その特定した前記区域内データ管理手段に対して集
計処理を依頼する集計処理分配部と、集計処理を依頼し
た前記区域内データ管理手段からの集計結果に基づいて
最終的な集計結果を算出する集計結果算出部とを有する
ものである。
【0011】また、第3の発明に係る集計処理システム
は、第2の発明において、前記条件設定部は、集計処理
の対象とする区域を条件として設定可能としたものであ
る。
【0012】また、第4の発明に係る集計処理システム
は、第2の発明において、前記区域情報記憶部は、所定
の区域から構成される区域群に関する情報を含み、前記
条件設定部は、集計処理の対象とする区域群を条件とし
て設定可能としたものである。
【0013】また、第5の発明に係る集計処理システム
は、第2の発明において、前記集計結果算出部は、前記
区域内データ管理手段から所定時間内に送られてきた集
計結果に基づいて最終的な集計結果を算出するものであ
る。
【0014】また、第6の発明に係る集計処理システム
は、第1の発明において、前記集計処理手段は、集計処
理を依頼する者の権限チェック機構を有するものであ
る。
【0015】また、第7の発明に係る集計処理システム
は、第1の発明において、前記区域内データ管理手段
は、各区域内に配置された前記データ生成端末が送出す
るデータを蓄積するデータ蓄積部と、前記集計処理手段
からの依頼に従い、前記データ蓄積部に蓄積されたデー
タに基づいて算出した区域内における集計結果を前記集
計処理手段に送出する区域内集計処理部とを有するもの
である。
【0016】更に、第8の発明に係る集計処理システム
は、第1の発明において、前記区域データ管理手段は、
集計処理の依頼元の権限チェックを行う機構を有するも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明に係る集計処理システムの
実施の形態を示した全体構成図である。本実施の形態
は、全国規模に展開している店舗(フランチャイズ店)
の売上げ状況の集計などを行うシステムに適用した場合
で説明する。本実施の形態は、売上げデータを生成する
レジスタ12とその売上げデータに基づいて全国レベル
の集計処理を行うホスト計算機2との間に、地域サーバ
システム6を配置した構成を有している。ホスト計算機
2には、公衆網あるいは専用線などを含む広域網4を介
して地域3毎に設置された地域サーバシステム6が接続
され、各地域サーバシステム6には、公衆網あるいは専
用線などを含む広域網8を介して地域内の店舗9毎に設
置された店舗コンピュータ10が接続される。本実施の
形態は、このように全国に展開している各店舗内の各レ
ジスタ12を複数の区域に分割して売上げデータを管理
する構成としたことを特徴としている。本実施の形態に
おいては、区域をほぼ都道府県毎に区分けした地域3と
している。
【0019】図2は、本実施の形態における地域サーバ
システム6のブロック構成図である。地域サーバシステ
ム6は、区域内データ管理手段として設けられ、各地域
内に配置されたデータ生成端末であるレジスタ12が送
出するデータ(売上げデータ)を管理し、また、その売
上げデータに基づいて集計処理を行う。地域サーバシス
テム6は、地域内に配置されたレジスタ12が送出する
売上げデータを蓄積するデータ蓄積部であるディスク装
置61と、ホスト計算機2からの依頼に従い、算出した
集計結果をホスト計算機2に送出する区域内集計処理部
としての地域サーバ62と、各広域網4,8と接続する
通信処理部63,64と、地域サーバ62及び各通信処
理部63,64を接続するLAN65とで構成されてい
る。ディスク装置61に蓄積される売上げデータは、図
12と同じデータ構成を持つものとする。もちろん、こ
のデータ構成に限られるものではない。地域サーバ62
は、一般的なコンピュータで構築され、後述する処理を
実行するためのアプリケーションを実行する。また、地
域サーバ62は、集計処理の依頼元の権限チェックを行
う機構を有している。以上の構成を有する地域サーバシ
ステム6は、ホスト計算機2と各レジスタ12との間に
設置され、管轄地域内の各店舗で発生した売上げデータ
を一括して管理し、その売上げデータに基づいて集計処
理を行う。
【0020】図3は、ホスト計算機2の機能ブロック図
である。本実施の形態におけるホスト計算機2は、区域
内データ管理手段である地域サーバシステム6からの集
計結果に基づいて更に集計処理を行うことで最終的な集
計結果を算出する集計処理手段として設けられている。
ホスト計算機2は、分割した区域すなわち各地域3に関
する区域情報を記憶する区域情報記憶部としてのディス
ク装置21と、集計処理の条件を設定させる条件設定部
22と、区域情報に基づき、入力された設定条件を解析
することによって集計処理を依頼する地域サーバシステ
ム6を特定し、その特定した地域サーバシステム6に対
して集計処理を依頼する集計処理分配部23と、集計処
理を依頼した地域サーバシステム6からの集計結果に基
づいて最終的な集計結果を算出する集計結果算出部24
と、広域網4に接続するための通信処理部25とを有し
ている。条件設定部22は、ホスト計算機2のディスプ
レイ26に表示される内容に従ってキーボードやマウス
などにより実現される。本実施の形態では、利用者に直
接検索を行うコマンド等を入力させるが、画面表示され
たメニューから検索条件等を設定入力できるようにして
もよい。集計処理分配部23及び集計結果算出部24が
行う処理は、当該処理機能を持つアプリケーションがC
PUにより実行されることで実現される。また、集計処
理分配部23は、集計処理を依頼する者の権限チェック
機構を有している。
【0021】ここで、本実施の形態において使用する区
域情報について説明する。図4は、本実施の形態におい
て予めディスク装置21に区域情報として登録されてい
る地域リストの内容例を示した図である。本実施の形態
における地域名は、都道府県名で表されており、区分け
したときの最小単位である。すなわち、分割された地域
毎に割り当てられた地域名である。より具体的には、各
地域3に配置された地域サーバ62のサーバ名である。
総称名とは、複数の地域を所定の区域群に分けたときの
群名に相当する。総称名としては、図4に例示したよう
に地方を表す「関東、関西」や地域の特徴等を表した
「都市部、地方」などがある。群分けはシステム形態に
応じて適当に設定すればよい。これは、設計事項の範囲
である。
【0022】また、図1に示したように、各店舗9に
は、店頭に配置される前述のレジスタ(POS端末)1
2と、LAN16を介して各レジスタ12からの売上げ
データを収集して地域サーバシステム6に送出する前述
の店舗コンピュータ10とが設置されている。なお、レ
ジスタ12は、一般的なものでよく、図12に示したデ
ータ構成の売上げデータを生成する。なお、各レジスタ
12が直接地域サーバシステム6に売上げデータを送ら
せるようにすれば、店舗コンピュータ10は、必ずしも
必要な構成要素ではない。
【0023】本実施の形態において特徴的なことは、売
上げデータをホスト計算機2に集中させずに地域3毎に
蓄積するようにしたことである。そして、集計処理を行
う際に、まず地域サーバシステム6を設けて地域3毎に
蓄積した売上げデータに基づいて集計処理を行い、その
集計結果を更に集計することにより最終的な所望の集計
結果を得るようにしたことである。これにより、全国規
模の集計処理を行う際、地域毎の集計処理を同時並行し
て行うことが可能となるため、所望の集計結果を得るま
でに要する時間を大幅に短縮することができる。特に、
売上げデータは、地域単位に分散されたままであるの
で、全国全ての売上げデータに対して検索を行う場合に
比して大幅に検索時間を短縮することができる。
【0024】次に、本実施の形態における動作について
説明する。最初に、売上げデータの蓄積処理について説
明する。
【0025】何らかの商品が購入されたとき、レジスタ
12からその売上げ商品に関するデータが入力される
と、図12に示した売上げデータが生成される。この売
上げデータは、逐次店舗コンピュータ10に送出され
る。店舗コンピュータ10は、売上げデータを受け取る
と、逐次広域網8を介して地域サーバシステム6に送出
する。地域サーバシステム6は、受け取ったデータをデ
ィスク装置61に順次蓄積する。この処理は、各レジス
タ12において売上げデータが発生する度に並行して行
われる。このように、レジスタ12から送出される売上
げデータは、ホスト計算機2に送られずに地域3毎に配
置された地域サーバシステム6のディスク装置61に分
散配置された状態で蓄積される。この状態で、各売上げ
データの蓄積処理は終了する。
【0026】次に、売上げデータに基づく販売実績等の
分析をする際に行われる集計処理について図5に示した
フローチャートに基づいて説明する。
【0027】条件設定部22を介して利用者により検索
文が設定入力されると(ステップ101)、ホスト計算
機2では、この入力された検索文の記述内容を解析する
ことによって特定した地域サーバシステム6で実行可能
なコマンド(要求関数)を生成し、分配することにな
る。図6は、入力された検索文の記述例を示した図であ
る。検索文には、ホスト計算機2等にアクセスするため
のユーザ名“user1”及びパスワード“user1
pw”を指定する使用権宣言文と、行いたい集計処理を
記述する条件文とが最低限指定される。従って、まず、
検索文が入力されると、集計処理分配部23は、使用権
宣言文を解析し、有効な権利を有しているかの権限チェ
ックを行う。これにより、集計処理を依頼する利用者が
正当な権限を有しているかのチェックを、ユーザ名及び
パスワードを対応させて登録する利用者登録リストへ照
会することにより行うことができる。
【0028】権限を有していれば、次に、対象地域の特
定を行う(ステップ102)。対象地域を特定するため
の情報は、条件文に指定されており、この例では、“関
東”が当該情報に該当する。従って、図4に示した地域
リストを検索することによって“関東”という総称名
は、それに含まれる地域、すなわち“東京1”、“東京
2”、“神奈川”などに変換され、これらの地域が対象
地域として特定される。なお、この例では、総称名が指
定された例で示したが、1又は複数の地域名を明示的に
指定することも当然可能である。
【0029】次に、検索文から集計処理のための条件文
を抽出する(ステップ103)。この抽出した条件文の
例を図7に示すが、検索文には地域名が含まれているの
で、抽出する際、地域名を削除する。各地域3に送出す
るコマンド(要求関数)には、地域名を特定する情報
は、不要だからである。そして、抽出した条件文に基づ
いて各地域サーバ62の上で実行させるためのコマンド
(要求関数)を作成する(ステップ104)。この作成
された要求関数の例を図8に示す。更に、本実施の形態
におけるホスト計算機2においては、地域毎に集計処理
が行われた結果に基づいて更に何らかの集計処理を行う
ことになるが、この集計処理のためのコマンド(集計関
数)を条件文に基づいて生成する(ステップ105)。
この作成された集計関数の例を図9に示す。ここで、要
求関数及び集計関数の生成方法について説明する。
【0030】図10は、本実施の形態において使用する
集計処理用のコマンドの例を示した図であり、一番左に
計算により求めるべき値が示され、求めるべき値に対応
させて各コマンド欄に検索文で指定可能な関数名、要求
関数名及び集計関数名がそれぞれ設定されている。例え
ば、合計値を求めるときには、図10によると検索文に
“SUM(X)”が記述されているはずである。なお、
変数“X”は、図6によると“uriage”である。
ところで、合計値の場合、各地域3では、各地域におけ
る売上げデータに含まれるいずれかの値を合計すればよ
いことになる。この例の場合、売上げデータを構成する
品目“A”の売上高(小計)の「合計」を求めればよい
ので、要求関数は“SUM(X)”となる。また、ホス
ト計算機2において最終的な集計結果すなわち合計値を
求めるには、各地域3から送られてきた値“R(=SU
M(X))”の「合計」を求めればよいので、集計関数
は“SUM(R)”となる。このようにして、全体の合
計値を求めることができる。
【0031】また、平均値を求めるときには、図10に
よると検索文に“AVG(X)”が記述されているはず
である。平均値は、合計値を対象となった売上げデータ
数で割ることにより求めることができるので、「合計
値」と「売上げデータ数」というデータがホスト計算機
2は必要となる。従って、平均値の場合、各地域3でも
「合計値」と「売上げデータ数」を求める必要があるの
で、要求関数は、売上高(小計)の「合計」を求めるた
めの“SUM(X)”と、品目“A”を売り上げた売上
げデータ数を求めるための“COUNT(X)”とから
構成されることになる。そして、ホスト計算機2におい
て最終的な集計結果すなわち平均値を求めるには、各地
域3から送られてき合計値“R1(=SUM(X))”
の「合計」を、データ数“R2=(COUNT
(X))”の「合計」で割ればよいので、集計関数は
“SUM(R1)/SUM(R2)”となる。このように
して、全体の平均値を求めることができる。
【0032】以上、ホスト計算機2における集計処理分
配部23は、要求関数等を自動的に生成すると、上記ス
テップ102において特定した各地域3の地域サーバシ
ステム6へ要求関数を送信する(ステップ106)。な
お、送信の際、検索文に含まれていた使用権宣言文を共
に送信する。
【0033】処理の対象となった各地域サーバシステム
6における地域サーバ62は、要求関数を検索文として
入力すると、使用権宣言文を解析し、集計処理の依頼元
が有効な使用権を有しているかの権限チェックを行う
(ステップ201)。これにより、遠隔地から送られて
きた要求関数を発行したホスト計算機2つまり利用者
が、当該地域サーバ62へのアクセスが許可されている
かのチェックを、ユーザ名及びパスワードを対応させて
登録する利用者登録リストへの照会することにより行う
ことができる。
【0034】権限を有していれば、次に、売上げデータ
をディスク装置61から読み込んで(ステップ20
2)、要求関数を実行することによってその記述内容に
従った検索処理を行う(ステップ203)。その結果、
得られた集計結果を集計処理の要求元であるホスト計算
機2に送信する(ステップ204)。
【0035】ホスト計算機2における集計結果算出部2
4は、要求関数を分配した全ての地域サーバシステム6
から集計結果を受け取ると(ステップ107)、その値
に基づいてステップ105において作成した集計関数を
実行することにより本来求めるべき最終的な集計結果を
算出する(ステップ109)。そして、その集計結果を
出力する(ステップ110)。
【0036】また、集計結果算出部24は、要求関数を
分配した全ての地域サーバシステム6から所定の時間内
に集計結果が得られない場合は、受け取ることのできた
集計結果のみに基づいて集計関数を実行することにより
最終的な集計結果を算出する(ステップ108,10
9)。なお、エラーを検出して集計結果が得られないと
事前にわかっている場合もその地域サーバシステム6か
らの集計結果の返答を待たない。
【0037】以上のように、本実施の形態によれば、全
国に展開された店舗9、レジスタ12を地域毎に分割
し、全国規模の集計処理を地域毎に分配するようにし、
かつその集計処理を同時並行して行わせることができる
ので、最終的な集計処理結果を高速に得ることができ
る。すなわち、本実施の形態における集計処理時間は、
地域サーバシステム6における要求関数の実行時間の最
大値に、集計関数の実行時間を加えただけの時間となる
ため、集計処理時間を大幅に短縮することができる。
【0038】また、本実施の形態では、地域単位に集計
処理を行うため、全国レベルの売上げデータ全てに対し
て検索を行う必要がないので、各地域サーバシステム6
においても集計処理時間を短縮することができる。
【0039】なお、上記の説明では、非定型業務である
分析処理の際に行われる集計処理について説明したが、
日報作成等の定型業務における集計処理は、前述した検
索文を定型とし、検索文を入力する時間を周期的に行う
か、あるいは条件文に集計期間を指定するなどするだけ
で上記と同様に行うことができる。
【0040】また、上記実施の形態では、全国を地域毎
に分割したが、この分割単位は設計事項である。本実施
の形態では、分割した内容を区域情報としてディスク装
置21に格納するようにしたので、その追加、変更が容
易に行うことができる。また、分割した地域名、コマン
ドの表記に漢字、かな等を使用することも設計事項であ
る。
【0041】また、上記実施の形態では、集計処理手段
として1台のホスト計算機2を設け、売上げデータを有
する区域内データ管理手段としての地域サーバシステム
6に区域内のデータ生成端末からのデータを集計させる
ようにしたが、取り扱うデータがより大量の場合は、集
計処理手段を複数の計算機で階層的に構成するようにし
てもよい。すなわち、最終的な集計結果を得るホスト計
算機2と地域サーバ62との中間に地域サーバ62から
の集計結果を集計する計算機を設けることも本発明の範
囲内である。この場合、ホスト計算機は、中間の計算機
が集計した結果を更に集計することになる。
【0042】更に、本発明を全国規模に展開している店
舗(フランチャイズ店)に適用したが、店舗内に複数の
売場を持ち、各売場に複数のレジスタを配置しているよ
うな販売店等でも同様に適用可能である。この場合の区
域とは、売場に相当する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、集計の対象となるデー
タを1箇所に集中させずに各区域に分散した状態で配置
させ、区域毎に設置した区域内データ管理手段に区域内
のデータに基づいて集計処理を行わせ、その集計結果を
更に集計することによって最終的な集計結果を得るよう
にした。これにより、各区域における集計処理は同時並
行して行うことができるので、最終的に得る集計結果を
高速に得ることができる。一方、各区域においても区域
内にあるデータ生成端末からのデータのみを処理対象と
しているので、データ全体を処理対象とする場合に比し
て集計処理の際の検索処理を迅速に行うことができる。
【0044】また、区域毎に集計処理の依頼を行うこと
ができるので、集計処理の対象となる区域に配置されて
いる区域内データ管理手段のみの資源を利用して集計処
理を行うことができる。
【0045】また、集計処理の依頼時に区域を指定する
際、区域を群分けして構成される区域群を指定可能とし
たので、集計処理を依頼する区域を個別に指定しなくて
もよい。
【0046】また、集計処理を依頼した区域内データ管
理手段のうち所定時間内に送られてきた集計結果のみに
基づいて、すなわち所定時間経過後に最終的な集計結果
を求める処理を行うようにしたので、いずれかの区域内
データ管理手段でエラーが発生していた場合などに無駄
に区域内データ管理手段からの集計結果を待つことがな
くなる。
【0047】また、集計処理の依頼ができる者の権限チ
ェックを行う機構を設けたので、権限の有していない者
による集計処理の要求を拒むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る集計処理システムの実施の形態
を示した全体構成図である。
【図2】 本実施の形態における地域サーバシステムの
ブロック構成図である。
【図3】 本実施の形態におけるホスト計算機の機能ブ
ロック図である。
【図4】 本実施の形態においてディスク装置に登録さ
れている地域リストの内容例を示した図である。
【図5】 本実施の形態において売上げデータに基づく
販売実績等の分析をする際に行われる集計処理を示した
フローチャートである。
【図6】 本実施の形態においてホスト計算機に入力さ
れる検索文の記述例を示した図である。
【図7】 本実施の形態においてホスト計算機に入力さ
れた検索文から抽出された条件文の記述例を示した図で
ある。
【図8】 本実施の形態において条件文に基づいて作成
された要求関数の記述例を示した図である。
【図9】 本実施の形態において条件文に基づいて作成
された集計関数の記述例を示した図である。
【図10】 本実施の形態において使用する集計処理用
のコマンドの例を示した図である。
【図11】 従来において集計処理を実施する販売実態
調査支援システムを示した構成図である。
【図12】 ディスク装置に蓄積される売上げデータの
データ構成例を示した図である。
【符号の説明】
2 ホスト計算機、3 地域、4,8 広域網、6 地
域サーバシステム、9店舗、10 店舗コンピュータ、
12 レジスタ、16,65 LAN、21,61 デ
ィスク装置、22 条件設定部、23 集計処理分配
部、24 集計結果算出部、25,63,64 通信処
理部、62 地域サーバ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広範囲に散在するデータ生成端末からの
    データに基づき集計処理を行い、集計結果を得る集計処
    理システムにおいて、 全体を複数の区域に分割し、各区域内に配置された前記
    データ生成端末が送出するデータに基づいて集計処理を
    行う区域内データ管理手段と、 前記区域内データ管理手段の集計結果に基づいて更に集
    計処理を行うことで最終的な集計結果を算出する集計処
    理手段と、 を有することを特徴とする集計処理システム。
  2. 【請求項2】 前記集計処理手段は、 分割した区域に関する区域情報を記憶する区域情報記憶
    部と、 集計処理の条件を設定させる条件設定部と、 前記区域情報に基づき、入力された設定条件を解析する
    ことによって集計処理を依頼する前記区域内データ管理
    手段を特定し、その特定した前記区域内データ管理手段
    に対して集計処理を依頼する集計処理分配部と、 集計処理を依頼した前記区域内データ管理手段からの集
    計結果に基づいて最終的な集計結果を算出する集計結果
    算出部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の集計処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記条件設定部は、集計処理の対象とす
    る区域を条件として設定可能としたことを特徴とする請
    求項2記載の集計処理システム。
  4. 【請求項4】 前記区域情報記憶部は、所定の区域から
    構成される区域群に関する情報を含み、 前記条件設定部は、集計処理の対象とする区域群を条件
    として設定可能としたことを特徴とする請求項2記載の
    集計処理システム。
  5. 【請求項5】 前記集計結果算出部は、前記区域内デー
    タ管理手段から所定時間内に送られてきた集計結果に基
    づいて最終的な集計結果を算出することを特徴とする請
    求項2記載の集計処理システム。
  6. 【請求項6】 前記集計処理手段は、集計処理を依頼す
    る者の権限チェック機構を有することを特徴とする請求
    項1記載の集計処理システム。
  7. 【請求項7】 前記区域内データ管理手段は、 各区域内に配置された前記データ生成端末が送出するデ
    ータを蓄積するデータ蓄積部と、 前記集計処理手段からの依頼に従い、前記データ蓄積部
    に蓄積されたデータに基づいて算出した区域内における
    集計結果を前記集計処理手段に送出する区域内集計処理
    部と、 を有することを特徴とする請求項1記載の集計処理シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記区域データ管理手段は、集計処理の
    依頼元の権限チェックを行う機構を有することを特徴と
    する請求項1記載の集計処理システム。
JP8301541A 1996-11-13 1996-11-13 集計処理システム Pending JPH10143544A (ja)

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