JPH10140526A - 防風雪柵 - Google Patents
防風雪柵Info
- Publication number
- JPH10140526A JPH10140526A JP8302579A JP30257996A JPH10140526A JP H10140526 A JPH10140526 A JP H10140526A JP 8302579 A JP8302579 A JP 8302579A JP 30257996 A JP30257996 A JP 30257996A JP H10140526 A JPH10140526 A JP H10140526A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- snowstorm
- preventive
- time
- fence
- Prior art date
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- Pending
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 省電力で発光する耐候性、耐久性に優れた発
光体を防風雪柵の任意箇所に備え、夜間、吹雪、地吹
雪、濃霧等の視界が効かない時や悪天候時に視界を確保
し、安全走行を容易ならしめる。 【構成】 省電力の視線誘導用発光体4を備えた防風雪
柵Aである。
光体を防風雪柵の任意箇所に備え、夜間、吹雪、地吹
雪、濃霧等の視界が効かない時や悪天候時に視界を確保
し、安全走行を容易ならしめる。 【構成】 省電力の視線誘導用発光体4を備えた防風雪
柵Aである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、省電力で耐候性、耐久
性に優れた発光体を道路側に面する任意箇所に備え、夜
間、降雨、吹雪、地吹雪、濃霧等の視界が効かない時や
悪天候時における安全走行を容易ならしめる防風雪柵に
関するものである。
性に優れた発光体を道路側に面する任意箇所に備え、夜
間、降雨、吹雪、地吹雪、濃霧等の視界が効かない時や
悪天候時における安全走行を容易ならしめる防風雪柵に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地吹雪が発生しやすい主要道路の
脇には防風雪柵を設け、道路が雪に埋まるのを防止した
り、巻き上げられた粉雪によって視界が著しく妨げられ
るのを防止したりすることにより、事故を未然に防止す
ることが行われていた。
脇には防風雪柵を設け、道路が雪に埋まるのを防止した
り、巻き上げられた粉雪によって視界が著しく妨げられ
るのを防止したりすることにより、事故を未然に防止す
ることが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では、夜間、降雨、吹雪、地吹雪、濃霧等のコン
ディションにおいては、視界は多少確保されているもの
の、安全運転を可能とするには不十分であった。また、
吹雪、地吹雪以外のコンディションにおいては防風雪柵
自体が運転者の視界を確保するのに直接は作用しておら
ず、防風雪柵の有効活用に改良の余地があった。
な方法では、夜間、降雨、吹雪、地吹雪、濃霧等のコン
ディションにおいては、視界は多少確保されているもの
の、安全運転を可能とするには不十分であった。また、
吹雪、地吹雪以外のコンディションにおいては防風雪柵
自体が運転者の視界を確保するのに直接は作用しておら
ず、防風雪柵の有効活用に改良の余地があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、防風雪柵を構成する柱材、防風雪板材
等のうち少なくとも1箇所に視線誘導用の省電力の発光
体を備え、吹雪、地吹雪時の路面の埋没防止はもとよ
り、天候、時間帯を限定せず視界が悪くなった時に備え
られた視線誘導用の省電力の発光体を発光させ、運転者
の視界を確保するために防風雪柵を有効に活用するもの
である。
を除去するため、防風雪柵を構成する柱材、防風雪板材
等のうち少なくとも1箇所に視線誘導用の省電力の発光
体を備え、吹雪、地吹雪時の路面の埋没防止はもとよ
り、天候、時間帯を限定せず視界が悪くなった時に備え
られた視線誘導用の省電力の発光体を発光させ、運転者
の視界を確保するために防風雪柵を有効に活用するもの
である。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る家屋の一
実施例について詳細に説明する。図1、図2はそれぞれ
本発明に係る防風雪柵の代表例の冬期、夏期の状態を示
した図である。すなわち、Aは本発明に係る防風雪柵で
あり、1は防風雪板材、2は柱材、3は横材、4は視線
誘導用発光体である。
実施例について詳細に説明する。図1、図2はそれぞれ
本発明に係る防風雪柵の代表例の冬期、夏期の状態を示
した図である。すなわち、Aは本発明に係る防風雪柵で
あり、1は防風雪板材、2は柱材、3は横材、4は視線
誘導用発光体である。
【0006】視線誘導用発光体4は、図1に示すように
防風雪板材1に取り付けたり、図2に示すように格納さ
れた横材3に取り付けたりするもので、長尺帯状や長尺
チューブ状等の形状で変形が容易なものが好ましく、主
に道路と平行するように取り付け、発光させることで路
肩の位置を運転者に明確に知らしめ、安全性を高めるも
のである。
防風雪板材1に取り付けたり、図2に示すように格納さ
れた横材3に取り付けたりするもので、長尺帯状や長尺
チューブ状等の形状で変形が容易なものが好ましく、主
に道路と平行するように取り付け、発光させることで路
肩の位置を運転者に明確に知らしめ、安全性を高めるも
のである。
【0007】視線誘導用発光体4は、冬場は図1に示す
ように各段の防風雪板材1に取り付けることができ、高
い位置にて発光することにより、積雪によって埋もれて
見えなくなることがない。また、電熱線ヒーター等を視
線誘導発光体1に取り付けることにより、雪の付着や凍
結を防止することができる。
ように各段の防風雪板材1に取り付けることができ、高
い位置にて発光することにより、積雪によって埋もれて
見えなくなることがない。また、電熱線ヒーター等を視
線誘導発光体1に取り付けることにより、雪の付着や凍
結を防止することができる。
【0008】また、夏場は図2に示すように、格納した
横材3の道路側の面に視線誘導用発光体4を配し、降雨
時や濃霧、夜間等に発光することにより路肩の位置を示
し、夏場においても防風雪柵Aを安全性の確保に活用す
るものである。
横材3の道路側の面に視線誘導用発光体4を配し、降雨
時や濃霧、夜間等に発光することにより路肩の位置を示
し、夏場においても防風雪柵Aを安全性の確保に活用す
るものである。
【0009】以上示したのは防風雪柵Aを夏場に格納す
る方式のものの場合であるが、勿論ネット式のものや、
夏場は角度を変えるもの、折り畳み式のもの等に対して
も、任意箇所に視線誘導用発光体4を備えることができ
る。
る方式のものの場合であるが、勿論ネット式のものや、
夏場は角度を変えるもの、折り畳み式のもの等に対して
も、任意箇所に視線誘導用発光体4を備えることができ
る。
【0010】視線誘導用発光体4は図3(a)に示すよ
うなものであり、防風雪板材1や柱材2、横材3等に接
着剤や両面テープ等によって貼着、もしくは埋設等によ
って取り付けられるもので、少なくとも一方の端部もし
くは裏面に電気を誘導するリード線5を有する。リード
線5は防風雪板材1の端部に位置することにより、上下
左右いずれかに隣合う防風雪板材1に備えられた視線誘
導用発光体4との接続が容易である。なお、視線誘導用
発光体4は防風雪板材1を防風雪柵Aに組み付けてから
取り付けても良いが、施工前に防風雪板材1に予め取り
付けておくことにより、施工性の向上とコストダウンを
図ることができる。
うなものであり、防風雪板材1や柱材2、横材3等に接
着剤や両面テープ等によって貼着、もしくは埋設等によ
って取り付けられるもので、少なくとも一方の端部もし
くは裏面に電気を誘導するリード線5を有する。リード
線5は防風雪板材1の端部に位置することにより、上下
左右いずれかに隣合う防風雪板材1に備えられた視線誘
導用発光体4との接続が容易である。なお、視線誘導用
発光体4は防風雪板材1を防風雪柵Aに組み付けてから
取り付けても良いが、施工前に防風雪板材1に予め取り
付けておくことにより、施工性の向上とコストダウンを
図ることができる。
【0011】視線誘導用発光体4は、変形が容易で省電
力で発光するものならば何でも良いが、例えば薄板長尺
状で加えられた電気的信号に応答して光を生ずるエレク
トロルミネッセンス(以下、単にELと称する)6を用
いるものである。EL6は、典型的なものとして微粒子
に粉砕されて結合剤中に分散され、2つの板またはシー
ト状の電極間で薄い層に分散させられた蛍光体を含むも
のであり、前記電極の少なくとも一方は実質的に透明で
ある。そして前記2つの電極に対し電気的信号を加える
と、前記蛍光物質が発光させられ、その光の一部が実質
的に透明な電極を通して外部に送出されるものである。
力で発光するものならば何でも良いが、例えば薄板長尺
状で加えられた電気的信号に応答して光を生ずるエレク
トロルミネッセンス(以下、単にELと称する)6を用
いるものである。EL6は、典型的なものとして微粒子
に粉砕されて結合剤中に分散され、2つの板またはシー
ト状の電極間で薄い層に分散させられた蛍光体を含むも
のであり、前記電極の少なくとも一方は実質的に透明で
ある。そして前記2つの電極に対し電気的信号を加える
と、前記蛍光物質が発光させられ、その光の一部が実質
的に透明な電極を通して外部に送出されるものである。
【0012】EL6の構成の例として、例えば無アルカ
リガラスからなる基板上に陽極、有機化合物膜、陰極で
構成されたエレクトロルミネッセンスの陰極上に、耐水
性、耐久性、耐熱性に優れたポリ尿素保護膜を形成した
ものを使用し、陰極の腐食による素子の劣化を防止した
長寿命のものを使用することもできる。
リガラスからなる基板上に陽極、有機化合物膜、陰極で
構成されたエレクトロルミネッセンスの陰極上に、耐水
性、耐久性、耐熱性に優れたポリ尿素保護膜を形成した
ものを使用し、陰極の腐食による素子の劣化を防止した
長寿命のものを使用することもできる。
【0013】EL6は、変形が容易な上に薄膜状であ
り、また配線が簡素であるためあらゆる箇所に容易に配
置でき、さらに省電力にて十分な発光量を有するため、
省電力で家屋Aの快適性、安全性を確保することができ
る。また、道路面からの飛び石等からの防御のために、
透明フィルムや強化透明カバーを配することもできる。
さらに、ELの外部側に塗膜やフィルムによるフッ素コ
ートを施して耐酸性、防水性、及び耐紫外線効果を高め
ることもできる。
り、また配線が簡素であるためあらゆる箇所に容易に配
置でき、さらに省電力にて十分な発光量を有するため、
省電力で家屋Aの快適性、安全性を確保することができ
る。また、道路面からの飛び石等からの防御のために、
透明フィルムや強化透明カバーを配することもできる。
さらに、ELの外部側に塗膜やフィルムによるフッ素コ
ートを施して耐酸性、防水性、及び耐紫外線効果を高め
ることもできる。
【0014】EL6は薄膜帯状で変形自在であり、例え
ば駆動電圧が10V以下で数万cd/m2 の輝度を有す
るもので、その構造としては、陽極(ITO)/発光層
/陰極のような有機化合物膜が発光層(高分子膜或いは
オリゴマー膜から成る)のみの単層構造の場合、陽極/
正孔輸送層/発光層/陰極、または陽極/発光層/電子
輸送層/陰極のような有機化合物膜が正孔輸送層と発光
層、或いは発光層と電子輸送層の2層構造の場合、陽極
/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極の3層構造の
場合がある。
ば駆動電圧が10V以下で数万cd/m2 の輝度を有す
るもので、その構造としては、陽極(ITO)/発光層
/陰極のような有機化合物膜が発光層(高分子膜或いは
オリゴマー膜から成る)のみの単層構造の場合、陽極/
正孔輸送層/発光層/陰極、または陽極/発光層/電子
輸送層/陰極のような有機化合物膜が正孔輸送層と発光
層、或いは発光層と電子輸送層の2層構造の場合、陽極
/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/陰極の3層構造の
場合がある。
【0015】有機化合物膜の正孔輸送層としては、例え
ばN、N′−ジフェニル−N、N′−ビス(3−メチル
フェニル)1、1′−ビフェニル4、4′−ジアミンに
代表される正孔輸送能を持つ低分子色素を蒸着法により
形成した薄膜や正孔輸送性の分子構造を有する高分子膜
(ポリアミド、ポリイミド、ポリアゾメチン等)を蒸着
重合法により形成した薄膜が用いられ、また正孔輸送性
の低分子色素を高分子薄膜中に蒸着分散させたものでも
良い。
ばN、N′−ジフェニル−N、N′−ビス(3−メチル
フェニル)1、1′−ビフェニル4、4′−ジアミンに
代表される正孔輸送能を持つ低分子色素を蒸着法により
形成した薄膜や正孔輸送性の分子構造を有する高分子膜
(ポリアミド、ポリイミド、ポリアゾメチン等)を蒸着
重合法により形成した薄膜が用いられ、また正孔輸送性
の低分子色素を高分子薄膜中に蒸着分散させたものでも
良い。
【0016】また、発光層としては、例えば8−オキシ
キノリノアルミニウム錯体(以下、Alq3 という)に
代表される発光性色素を蒸着法により形成した薄膜やス
チルベン、オキサジアゾール等の共役系構造を有する高
分子膜(ポリ尿素、ポリイミド、ポリオキサジアゾール
等)を蒸着重合法により形成した薄膜が用いられ、また
発光性色素を高分子薄膜中に蒸着分散させたものでも良
い。
キノリノアルミニウム錯体(以下、Alq3 という)に
代表される発光性色素を蒸着法により形成した薄膜やス
チルベン、オキサジアゾール等の共役系構造を有する高
分子膜(ポリ尿素、ポリイミド、ポリオキサジアゾール
等)を蒸着重合法により形成した薄膜が用いられ、また
発光性色素を高分子薄膜中に蒸着分散させたものでも良
い。
【0017】さらに、電子輸送層としては、例えばAl
q3 やオキサジアゾール誘導体の蒸着薄膜が用いられ、
またアントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘
導体の薄膜も用いることができる。
q3 やオキサジアゾール誘導体の蒸着薄膜が用いられ、
またアントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘
導体の薄膜も用いることができる。
【0018】視線誘導用発光体4として使用されるEL
6の構造は、上述のうち2層構造のものの場合、例えば
図3(b)に示すようなものである。すなわち、無アル
カリガラスからなる基板7、例えばITO膜からなる陽
極8、正孔輸送層(または発光層)9、発光層(または
電子輸送層)10、例えばMg−Ag合金からなる陰極
11は、ポリ尿素保護膜12、Agからなる取り出し電
極13で構成されているものである。
6の構造は、上述のうち2層構造のものの場合、例えば
図3(b)に示すようなものである。すなわち、無アル
カリガラスからなる基板7、例えばITO膜からなる陽
極8、正孔輸送層(または発光層)9、発光層(または
電子輸送層)10、例えばMg−Ag合金からなる陰極
11は、ポリ尿素保護膜12、Agからなる取り出し電
極13で構成されているものである。
【0019】また視線誘導用発光体4としては、図4
(a)〜(c)に示すようなものを使用することもでき
る。すなわち、視線誘導用発光体4は長い距離に亘って
線状に発光させることができ、線状に長い範囲に亘って
示したい箇所に取り付ける場合に特に有効であり、線状
に発光される発光手段14と、発光手段14に導光する
光源手段15を有するものである。
(a)〜(c)に示すようなものを使用することもでき
る。すなわち、視線誘導用発光体4は長い距離に亘って
線状に発光させることができ、線状に長い範囲に亘って
示したい箇所に取り付ける場合に特に有効であり、線状
に発光される発光手段14と、発光手段14に導光する
光源手段15を有するものである。
【0020】発光手段14は図4(b)に示すように、
可撓性チューブ17の中にコアー18が収容され、必要
に応じて両端は封止材19で塞がれているものである。
可撓性チューブ17は例えば、透光性を有するフッ素樹
脂と透光性を有するポリ塩化ビニル、もしくはそれらの
複合体とからなる2層構造のものである。コアー18は
可撓性チューブ17よりも屈折率が高く透光性を有する
ものであれば特に限定されるものではなく、通常、粘性
液体状、個体状或いはゲル状のものが使用される。コア
ー18が粘性液体状或いはゲル状である場合には、可撓
性チューブ17の中から漏れないように可撓性チューブ
17の両端をガラスや石英等の透光性材料で塞ぐのが好
ましい。
可撓性チューブ17の中にコアー18が収容され、必要
に応じて両端は封止材19で塞がれているものである。
可撓性チューブ17は例えば、透光性を有するフッ素樹
脂と透光性を有するポリ塩化ビニル、もしくはそれらの
複合体とからなる2層構造のものである。コアー18は
可撓性チューブ17よりも屈折率が高く透光性を有する
ものであれば特に限定されるものではなく、通常、粘性
液体状、個体状或いはゲル状のものが使用される。コア
ー18が粘性液体状或いはゲル状である場合には、可撓
性チューブ17の中から漏れないように可撓性チューブ
17の両端をガラスや石英等の透光性材料で塞ぐのが好
ましい。
【0021】また、発光手段14はそのまま取り付けて
も良いが、図4(a)に示すように透明長尺保護管16
に嵌挿して取り付けることにより、発光手段14を保護
することができる。
も良いが、図4(a)に示すように透明長尺保護管16
に嵌挿して取り付けることにより、発光手段14を保護
することができる。
【0022】なお、光源21は光源手段15と、必要に
応じて設けられた色フィルター22を有するものであ
り、光源手段15は図4(c)に示すように街灯24や
信号、電灯等でよく、色フィルター22は必要に応じて
数色に切り換え可能で、用途や希望に応じて変更できる
ものである。光源21からコアー18の一端もしくは両
端から入射された光20は、可撓性チューブ17とコア
ー18との境界面で反射し、この反射の繰り返しによ
り、光20はコアー18の他端に伝わりつつ、一部は外
周面から透明長尺保護管16を透過して出射され、均一
に線状に発光される。勿論、発光手段14は発光を要す
る箇所においてのみ発光するように、発光部位外では、
光は全て内部にて反射するようにしたり、光を遮ったり
するように可撓性チューブ17を形成することができ
る。
応じて設けられた色フィルター22を有するものであ
り、光源手段15は図4(c)に示すように街灯24や
信号、電灯等でよく、色フィルター22は必要に応じて
数色に切り換え可能で、用途や希望に応じて変更できる
ものである。光源21からコアー18の一端もしくは両
端から入射された光20は、可撓性チューブ17とコア
ー18との境界面で反射し、この反射の繰り返しによ
り、光20はコアー18の他端に伝わりつつ、一部は外
周面から透明長尺保護管16を透過して出射され、均一
に線状に発光される。勿論、発光手段14は発光を要す
る箇所においてのみ発光するように、発光部位外では、
光は全て内部にて反射するようにしたり、光を遮ったり
するように可撓性チューブ17を形成することができ
る。
【0023】なお、視線誘導用発光体4を発光させる電
気は、ソーラー発電によって得られた電気をバッテリー
等に蓄電し、必要時に発光させることができる。例えば
図5に示すように、防風雪板材1のうち任意箇所のもの
にソーラーパネル23を取り付け、図示しないバッテリ
ーに蓄電して必要時に発光させることで、省電力のEL
6と併用することにより経済性の向上をさらに助長する
ことができる。勿論、ソーラーパネル23を備えた防風
雪板材1は、太陽の角度により傾斜を変化させることが
できる。図6はソーラーパネル23を別途に設置した例
である。勿論、ソーラー発電を使用した場合、余剰電力
は電力会社に売却できる。
気は、ソーラー発電によって得られた電気をバッテリー
等に蓄電し、必要時に発光させることができる。例えば
図5に示すように、防風雪板材1のうち任意箇所のもの
にソーラーパネル23を取り付け、図示しないバッテリ
ーに蓄電して必要時に発光させることで、省電力のEL
6と併用することにより経済性の向上をさらに助長する
ことができる。勿論、ソーラーパネル23を備えた防風
雪板材1は、太陽の角度により傾斜を変化させることが
できる。図6はソーラーパネル23を別途に設置した例
である。勿論、ソーラー発電を使用した場合、余剰電力
は電力会社に売却できる。
【0024】また図7は、図5に示すような防風雪柵A
を収納した場合の使用例であり、ソーラーパネル23を
備えた防風雪板材1を、視線誘導用発光体4を備えた防
風雪板材1を覆うように配し、横材3に取り付けた視線
誘導用発光体4を発光させるための電気を供給しつつ、
防風雪板材1に取り付けられた不使用時の視線誘導用発
光体4を保護するものである。なお、図示しないが、ソ
ーラーパネル23と併用して風力発電を使用し、日射が
ない時でも電気の獲得を可能ならしめることができる。
を収納した場合の使用例であり、ソーラーパネル23を
備えた防風雪板材1を、視線誘導用発光体4を備えた防
風雪板材1を覆うように配し、横材3に取り付けた視線
誘導用発光体4を発光させるための電気を供給しつつ、
防風雪板材1に取り付けられた不使用時の視線誘導用発
光体4を保護するものである。なお、図示しないが、ソ
ーラーパネル23と併用して風力発電を使用し、日射が
ない時でも電気の獲得を可能ならしめることができる。
【0025】図8は、格納時において折り畳まれた柱材
2等にも視線誘導用発光体4を配して発光部位を2段と
し、路肩の確認をさらに容易ならしめた例である。
2等にも視線誘導用発光体4を配して発光部位を2段と
し、路肩の確認をさらに容易ならしめた例である。
【0026】なお、防風雪柵Aに取り付けられた視線誘
導用発光体4は、図示しないセンサーを用いて人や車両
が接近した時のみ発光させて経済性を助長したり、点滅
させたり、コンディションによって発光色を変えたりす
ることによって所在を強調し、安全性を高めることがで
きる。また、道路の防風雪柵Aとは反対側のガードレー
ルや路肩ポールにも視線誘導用発光体4を備えることで
道路幅を把握し易くし、脱輪等を防止できる。さらに、
視線誘導用発光体4を文字や絵柄の形状に発光させて、
案内板、表示板の役割をもたせることもできる。
導用発光体4は、図示しないセンサーを用いて人や車両
が接近した時のみ発光させて経済性を助長したり、点滅
させたり、コンディションによって発光色を変えたりす
ることによって所在を強調し、安全性を高めることがで
きる。また、道路の防風雪柵Aとは反対側のガードレー
ルや路肩ポールにも視線誘導用発光体4を備えることで
道路幅を把握し易くし、脱輪等を防止できる。さらに、
視線誘導用発光体4を文字や絵柄の形状に発光させて、
案内板、表示板の役割をもたせることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防風雪
柵によれば、防風雪柵本来の機能を損なうことなく、
視界が悪いときの安全性をより向上させることができ
る。省電力にて安全性を向上させることができる。
施工が容易で、コストアップを押さえることができる。
省電力の発光体を使用するので、ランニングコストが
安く、ソーラー発電と組み合わせることにより、ランニ
ングコストのさらなる軽減が可能で環境にも優しい。
地吹雪、吹雪以外の時でも、視線誘導用発光体を点灯す
ることにより安全性の向上に防風雪柵を有効に活用する
ことができる。等の特徴、効果がある。
柵によれば、防風雪柵本来の機能を損なうことなく、
視界が悪いときの安全性をより向上させることができ
る。省電力にて安全性を向上させることができる。
施工が容易で、コストアップを押さえることができる。
省電力の発光体を使用するので、ランニングコストが
安く、ソーラー発電と組み合わせることにより、ランニ
ングコストのさらなる軽減が可能で環境にも優しい。
地吹雪、吹雪以外の時でも、視線誘導用発光体を点灯す
ることにより安全性の向上に防風雪柵を有効に活用する
ことができる。等の特徴、効果がある。
【図1】本発明に係る防風雪柵の代表例の夏場における
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図2】本発明に係る防風雪柵の代表例の冬場における
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図3】視線誘導用発光体の構成の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】視線誘導用発光体の構成の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る防風雪柵のその他の例である。
【図6】本発明に係る防風雪柵のその他の例である。
【図7】本発明に係る防風雪柵のその他の例である。
【図8】本発明に係る防風雪柵のその他の例である。
A 防風雪柵 1 防風雪板材 2 柱材 3 横材 4 視線誘導用発光体 5 リード線 6 エレクトロルミネッセンス(EL) 7 基板 8 陽極 9 正孔輸送層(または発光層) 10 発光層(または電子輸送層) 11 陰極 12 ポリ尿素保護膜 13 取り出し電極 14 発光手段 15 光源手段 16 透明長尺保護管 17 可撓性チューブ 18 コアー 19 封止材 20 光 21 光源 22 色フィルター 23 ソーラーパネル 24 街灯
Claims (1)
- 【請求項1】 視線誘導用の省電力の発光体を備えたこ
とを特徴とする防風雪柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8302579A JPH10140526A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 防風雪柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8302579A JPH10140526A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 防風雪柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140526A true JPH10140526A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17910685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8302579A Pending JPH10140526A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 防風雪柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10140526A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008063723A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Fujita Corp | 防雪柵および防雪柵の吹き払い効果の向上方法 |
JP2008144550A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Takasyu Co Ltd | 発電装置付防風,防雪,防砂,防塵柵 |
JP2011151265A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toyota Home Kk | 太陽光発電設備 |
US10612243B2 (en) | 2018-05-08 | 2020-04-07 | Gregory A Header | Heated snow guard |
US10954674B2 (en) | 2018-05-08 | 2021-03-23 | Gregory A. Header | Heated snow guard |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP8302579A patent/JPH10140526A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008063723A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-21 | Fujita Corp | 防雪柵および防雪柵の吹き払い効果の向上方法 |
JP2008144550A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Takasyu Co Ltd | 発電装置付防風,防雪,防砂,防塵柵 |
JP2011151265A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toyota Home Kk | 太陽光発電設備 |
US10612243B2 (en) | 2018-05-08 | 2020-04-07 | Gregory A Header | Heated snow guard |
US10954674B2 (en) | 2018-05-08 | 2021-03-23 | Gregory A. Header | Heated snow guard |
US11208810B2 (en) | 2018-05-08 | 2021-12-28 | Gregory A Header | Snow guard |
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