JPH1013908A - 移動通信システムおよび移動局装置 - Google Patents

移動通信システムおよび移動局装置

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JPH1013908A
JPH1013908A JP8163330A JP16333096A JPH1013908A JP H1013908 A JPH1013908 A JP H1013908A JP 8163330 A JP8163330 A JP 8163330A JP 16333096 A JP16333096 A JP 16333096A JP H1013908 A JPH1013908 A JP H1013908A
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zone
wireless
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zones
standby
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JP8163330A
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Hajime Hasegawa
一 長谷川
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、移動通信システムおよび移動局装
置に関し、移動局が適正な無線ゾーンに確度高く入圏し
て待ち受け状態に移行できることを目的とする。 【解決手段】 複数の無線ゾーンを個別に形成して予め
決められた手順に基づいて無線チャネル設定制御を行う
複数の無線基地局と、手順に適応した基準を満たす何れ
かの待ち受けゾーンで通信サービスの提供を受ける移動
局とを備え、複数の無線基地局には、複数の無線ゾーン
のトラヒックの分布を設定するトラヒック制御手段と、
複数の無線ゾーンについて、トラヒック制御手段が設定
した分布による確率密度の降順に付された優先度を含む
報知情報を生成して送信する報知手段を有し、移動局に
は、報知手段が送信した報知情報を受信する報知情報受
信手段と、その報知情報に含まれる優先度の昇順に、そ
の優先度に対応した無線ゾーンを待ち受けゾーンの選定
の対象とする待ち受け制御手段とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局から到
来する受信波の電界強度の大小関係に基づいて移動局が
待ち受けるべき無線ゾーンを決定する移動通信システム
と、その移動通信システムにアクセスして通信サービス
の提供を受ける移動局装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動通信システムには車載形、携
帯形その他の多様な移動局がアクセスし、これら移動局
の数は複数の通信事業体によって行われる競争の下で増
大しつつある。また、このような移動通信システムで
は、特にトラヒックが多い都市の中心部には、小さな送
信電力によりマイクロセルやピコセルを形成する無線基
地局が適宜設置されることによりマルチレイヤセルが構
成されている。
【0003】さらに、このような送信電力が小さい無線
基地局は、地下道やトンネルにも設置され、不感地帯に
対する無線ゾーンの拡大に供されている。図14は、従
来の移動通信システムの構成例を示す図である。図にお
いて、無線基地局611、612はそれぞれ互いに隣接す
る無線ゾーン621、622を形成し、これらの無線ゾー
ンの内、無線ゾーン621 には、階層的にマイクロセル
63とピコセル64とをそれぞれ形成する無線基地局6
3 、614 が設置される。さらに、無線ゾーン6
1、622、マイクロセル63およびピコセル64に
は、通信サービスの対象となる移動局651〜65Nが位
置する。
【0004】また、無線基地局611 では、アンテナ6
1 は空中線共用器671 を介して送受信部681 のア
ンテナ端子に接続され、その送受信部681 の制御端子
には基地局制御装置691 の入出力端子が接続される。
送受信部681 が有するライン端子と基地局制御装置6
1 の通信ポートとは、伝送装置701 および通信リン
ク711 を介して図示されない制御局に接続される。
【0005】なお、無線基地局612〜614の構成につ
いては、無線基地局611 の構成と同じであるから、以
下では、簡単のため、対応する各構成要素に添え番号を
それぞれ「2」〜「4」とする同じ符号を付与し、ここ
ではその説明および図示を省略する。
【0006】さらに、移動局651 では、アンテナ72
1 は空中線共用器731 を介して送受信部741 のアン
テナ端子に接続され、その送受信部741 の変調入力と
復調出力とにはそれぞれマイク751 とスピーカ761
とが接続される。送受信部741 の制御端子は制御部7
1 の制御端子に接続され、その制御部771 の入出力
端子には、表示操作部781 が接続される。
【0007】なお、移動局652〜65Nの構成について
は、移動局651 の構成と同じであるから、以下では、
簡単のため、対応する各構成要素に添え番号をそれぞれ
「2」〜「N」とする同じ符号を付与し、ここではその
説明および図示を省略する。このような構成の移動通信
システムにおける無線基地局611 では、基地局制御装
置691 は、通信リンク711 および伝送装置701
介して図15に示すように、後述する「待ち受け許可レ
ベル」および「待ち受け劣化レベル」を含む報知情報を
生成し、送受信部681 、空中線共用器671 およびア
ンテナ661を介して予め決められた制御用の無線チャ
ネル(以下、単に「制御チャネル」という。)にその報
知情報を送信する。
【0008】なお、報知情報には、上述した「待ち受け
許可レベル」および「待ち受け劣化レベル」に併せて、
その報知情報であることを示す「メッセージ種別」、移
動局に対して指示すべき送信電力を示す「移動局送信電
力指定」、該当する無線ゾーン(サービスエリア)の位
置を示す「位置番号」その他が含まれるが、これらの情
報については、本願発明には直接関係がないので、ここ
ではその説明を省略する。
【0009】また、移動局651〜65Nの内、例えば、
移動局651 では、制御部771 は、自局が位置し得る
無線ゾーンの全てについて、これらの無線ゾーンを形成
する無線基地局から上述した報知情報が伝送される無線
チャネルの全てを示す制御チャネルテーブルを有する。
さらに、制御部771 は、電源が投入されると送受信部
741 を統括的に制御することにより、上述した制御チ
ャネルテーブルに登録された制御チャネルの電界強度L
1 を順次計測し(図16(1))、その電界強度と予め決め
られた閾値Lthとの大小関係を判別する(図16(2))。
【0010】制御部771 は、このような判別の過程で
閾値Lthより大きい電界強度が得られた制御チャネルに
ついては、その制御チャネルと電界強度とを対応付けて
主記憶の予め決められた領域(以下、単に「入圏候補レ
ジスタ」という。)に格納する(図16(3))。さらに、
制御部771 は、制御チャネルテーブルに登録された全
ての制御チャネルについてこのような一連の処理(以
下、単に「計測処理」という。)を完結すると、その時
点で入圏候補レジスタに何らかの制御チャネルが記憶さ
れているか否かを判別し(図16(4))、その判別の結果
が真である場合には、その入圏候補レジスタの内容を電
界強度の昇順にソーティングする(図16(5))。
【0011】また、制御部771 は、そのソーティング
の処理が完結したときに入圏候補レジスタを参照し、電
界強度の昇順に登録された個々の制御チャネルを介して
上述した報知情報を受信する(図16(6))と共に、電界
強度を再度計測する(図16(7))。さらに、制御部77
1 は、その電界強度L2 と報知情報に含まれる「待ち受
け許可レベル」Lthとを比較し(図16(8))、前者が後
者を下回る場合には入圏候補レジスタに登録されている
他の制御チャネルについても同様の比較を行う(図16
(9))。なお、以下では、このようにして計測処理に続い
て行われる一連の処理については、単に「入圏判定処
理」という。制御部771 は、上述した比較を行うこと
により、何れの制御チャネルについても電界強度が「待
ち受け許可レベル」Lthを下回ることを認識した場合に
は、上述した計測処理を再び開始する(図16(10))。
【0012】しかし、これらの何れかの制御チャネルの
電界強度が「待ち受け許可レベル」を超える場合には、
制御部771 は、その制御チャネルを自局が位置登録や
発信を行ったり着信呼を待ち受けるべき無線ゾーンの制
御チャネルとして確定し(図16(11))、かつ待ち受け
状態に移行する(図16(12))。
【0013】なお、上述した位置登録、発信および着信
呼の待ち受けにかかわる移動局65 1 および無線基地局
611 の各部の動作については、本願発明に直接関係が
ないので、以下では、その説明を省略する。また、無線
基地局612〜614および移動局652〜65Nの動作に
ついては、それぞれ無線基地局611 および移動局65
1 における上述した動作と同じであるから、ここではそ
の説明を省略する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例では、移動局651 は、例えば、図17に点線で示
すようにマイクロセル63の内側であって無線ゾーン6
1 との境界に近い地点に位置し、かつ無線基地局61
1 から到来する受信波が無線基地局613 から到来する
受信波より高い受信電界強度で受信された場合には、実
際に自局が位置するマイクロセル63の外側に形成され
た無線ゾーン621 において待ち受け状態に移行した。
【0015】このような場合には、本来的に高いトラヒ
ックを吸収するために設けられたマイクロセル63やピ
コセル64が移動局651 によってアクセスされないた
めに、そのトラヒックが無線基地局611 の負荷とな
り、運用効率やサービス品質が低下する可能性が高かっ
た。また、移動局651 は、その移動の速度や経路に応
じて変動する無線伝送路の伝搬特性に起因して無線基地
局611 から到来する受信波の伝搬損失が増大すると、
無用に出圏して上述した計測処理を行ったり、出圏する
ことなく自局に生起した呼が完了呼となって通話状態に
移行できても通話品質が低下して無用に通話中チャネル
切り替えを行う可能性が高かった。
【0016】さらに、マイクロセル63やピコセル64
が無線ゾーン621 の内側に位置する不感地帯の救済を
目的として形成された場合には、同様にして移動局65
1 は実際に位置するセルの外側に位置する無線ゾーンに
おいて待ち受け状態に移行するために、その不感地帯の
救済が効率的には行われなかった。
【0017】本発明は、無線基地局が動的に設定したト
ラヒックの分布に適応し、あるいは移動局が実際に位置
する無線ゾーンに移動局が確度高く入圏して待ち受け状
態に移行できる移動通信システムと、その移動局に設置
される移動局装置とを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。
【0019】請求項1に記載の発明は、複数の無線ゾー
ンを個別に形成し、かつ予め決められた手順に基づいて
無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局11〜1N
と、複数の無線ゾーンの内、手順に適応した基準を満た
す何れかの無線ゾーンを待ち受けゾーンとして選定し、
その待ち受けゾーンを介して通信サービスの提供を受け
る移動局2とを備え、複数の無線基地局11〜1Nには、
複数の無線ゾーンのトラヒックの分布を設定するトラヒ
ック制御手段3と、複数の無線ゾーンについて、トラヒ
ック制御手段3によって設定された分布の下で与えられ
る確率密度の順に付された優先度を含む報知情報を生成
し、その報知情報を自局が形成する無線ゾーンに送信す
る報知手段4を有し、移動局2には、報知手段4によっ
て送信された報知情報を手順に基づいて受信する報知情
報受信手段5と、報知情報受信手段5によって受信され
た報知情報に含まれる個々の優先度の昇順に、その優先
度に対応した無線ゾーンを待ち受けゾーンの選定の対象
とする待ち受け制御手段6とを有して構成される。
【0020】図2は、請求項2〜15に記載の発明の原
理ブロック図である。請求項2に記載の発明は、単数ま
たは複数の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数ま
たは複数の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められ
た手順に基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無
線基地局111〜11Nと、複数の無線基地局111〜1
Nの何れかによって形成された無線ゾーンに手順に基
づいてアクセスし、その無線ゾーンを介して通信サービ
スの提供を受ける移動局12とを備え、複数の無線基地
局111〜11Nには、自局が形成するゾーン、これに重
なる無線ゾーンおよび極小ゾーンについて、重なる順位
を示す積層順位に個別に割り付けられた無線チャネルの
識別情報が配置されてなる報知情報をこれらの無線チャ
ネルの内、そのゾーンに割り付けられた無線チャネルに
送信する報知手段13を有し、移動局12には、報知手
段13によって送信された報知情報を無線チャネル設定
制御の手順に基づいて受信する報知情報受信手段14
と、報知情報受信手段14によって受信された報知情報
に含まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルにつ
いて、電界強度を計測する計測手段15と、計測手段1
5によって計測された電界強度と予め設定された閾値と
を比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの内、積層
順位が最下位であるものが割り付けられたゾーンを通信
サービスの提供を受ける待ち受けゾーンとして確定する
待ち受け制御手段16とを有することを特徴とする。
【0021】請求項3に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、その無線ゾーンを介して通信サービスの提供を
受ける移動局12とを備え、複数の無線基地局111
11Nには、自局が形成するゾーン、これに重なる無線
ゾーンおよび極小ゾーンについて、重なる順位を示す積
層順位に識別子が配置されてなる報知情報をそのゾーン
に割り付けられた無線チャネルに送信する報知手段13
aを有し、移動局12には、報知手段13aによって送
信された報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づ
いて受信する報知情報受信手段14aと、報知情報受信
手段14aによって受信された報知情報に含まれる個々
の識別子に対応するゾーンについて、電界強度を計測す
る計測手段15aと、計測手段15aによって計測され
た電界強度と予め設定された閾値とを比較し、前者が後
者を上回るゾーンの内、積層順位が最下位であるゾーン
を通信サービスの提供を受ける待ち受けゾーンとして確
定する待ち受け制御手段16aとを有することを特徴と
する。
【0022】請求項4に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、そのゾーンを介して通信サービスの提供を受け
る移動局12とを備え、複数の無線基地局111〜11N
には、自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーン
および極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位
と、個別に割り付けられた無線チャネルの識別情報とが
対応付けられてなる報知情報をこれらの無線チャネルの
内、そのゾーンに割り付けられた無線チャネルに送信す
る報知手段13bを有し、移動局12には、報知手段1
3bによって送信された報知情報を無線チャネル設定制
御の手順に基づいて受信する報知情報受信手段14b
と、報知情報受信手段14bによって受信された報知情
報に含まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルに
ついて、電界強度を計測する計測手段15bと、計測手
段15bによって計測された電界強度と予め設定された
閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの
内、報知情報受信手段14bによって受信された報知情
報において、識別情報が最下位の積層順位に対応するゾ
ーンを求めると共に、そのゾーンを通信サービスの提供
を受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手
段16bとを有することを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、そのゾーンを介して通信サービスの提供を受け
る移動局12とを備え、複数の無線基地局111〜11N
には、自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーン
および極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位
と、個別に割り付けられた識別子とが対応付けられてな
る報知情報をこれらの無線チャネルの内、そのゾーンに
割り付けられた無線チャネルに送信する報知手段13c
を有し、移動局12には、報知手段13cによって送信
された報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づい
て受信する報知情報受信手段14cと、報知情報受信手
段14cによって受信された報知情報に含まれる個々の
識別子に対応するゾーンについて、電界強度を計測する
計測手段15cと、計測手段15cによって計測された
電界強度と予め設定された閾値とを比較し、前者が後者
を上回るゾーンの内、報知情報受信手段14bによって
受信された報知情報において、識別子が最下位の積層順
位に対応するゾーンを求めると共に、そのゾーンを通信
サービスの提供を受ける待ち受けゾーンとして確定する
待ち受け制御手段16cとを有することを特徴とする。
【0024】請求項6に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、そのゾーンを介して通信サービスの提供を受け
る移動局12とを備え、複数の無線基地局111〜11N
には、自局が形成するゾーンに割り付けられた無線チャ
ネルに、その無線チャネルを示す識別情報に併せて、そ
のゾーンに重なる無線ゾーンおよび極小ゾーンについ
て、重なる順位を示す積層順位と個別に識別情報が対応
付けられてなる報知情報を送信する報知手段13dを有
し、移動局12には、報知手段13dによって送信され
た報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づいて受
信する報知情報受信手段14dと、報知情報受信手段1
4dによって受信された報知情報に含まれる個々の識別
情報に対応する無線チャネルについて、電界強度を計測
する計測手段15dと、計測手段15dによって計測さ
れた電界強度と予め設定された閾値とを比較し、前者が
後者を上回る無線チャネルの内、報知情報受信手段14
dによって受信された報知情報において、識別情報が何
らかの積層順位に対応するものを優先しつつその積層順
位が最下位であるものが割り付けられた無線チャネルを
求めると共に、その無線チャネルが割り付けられたゾー
ンを通信サービスの提供を受ける待ち受けゾーンとして
確定する待ち受け制御手段16dとを有することを特徴
とする。
【0025】請求項7に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、そのゾーンを介して通信サービスの提供を受け
る移動局12とを備え、複数の無線基地局111〜11N
には、自局が形成するゾーンに、その無線チャネルを示
す識別情報に併せて、そのゾーンに重なる無線ゾーンお
よび極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位と
個別に識別子が対応付けられてなる報知情報を送信する
報知手段13eを有し、移動局12には、報知手段13
eによって送信された報知情報を無線チャネル設定制御
の手順に基づいて受信する報知情報受信手段14eと、
報知情報受信手段14eによって受信された報知情報に
含まれる個々の識別子に対応するゾーンについて、電界
強度を計測する計測手段15eと、計測手段15eによ
って計測された電界強度と予め設定された閾値とを比較
し、前者が後者を上回るゾーンの内、報知情報受信手段
14eによって受信された報知情報において、識別子が
何らかの積層順位に対応するものを優先しつつその積層
順位が最下位であるものが割り付けられたゾーンを求め
ると共に、そのゾーンを通信サービスの提供を受ける待
ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手段16eと
を有することを特徴とする。
【0026】請求項8に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、その無線ゾーンを介して通信サービスの提供を
受ける移動局12とを備え、複数の無線基地局111
11Nには、自局が形成するゾーンに割り付けられた無
線チャネルに、そのゾーンがこれに重なる無線ゾーンお
よび極小ゾーンに対してそれぞれ同位および下位である
ことを示す積層順と、これらのゾーン、無線ゾーンおよ
び極小ゾーンに個別に割り付けられた無線チャネルの識
別情報とが配置されてなる報知情報を送信する報知手段
13fを有し、移動局12には、報知手段13fによっ
て送信された報知情報を無線チャネル設定制御の手順に
基づいて受信し、その報知情報の形式に基づいて個別に
含まれる全ての識別情報とこれらの識別情報に対応した
無線チャネルが割り付けられたゾーンの積層順位とを求
める報知情報受信手段14fと、報知情報受信手段14
fによって求められた個々の識別情報に対応する無線チ
ャネルについて、電界強度を計測する計測手段15f
と、計測手段15fによって計測された電界強度と予め
設定された閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チ
ャネルの内、積層順位が最下位であるものが割り付けら
れたゾーンを通信サービスの提供を受ける待ち受けゾー
ンとして確定する待ち受け制御手段16fとを有するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項9に記載の発明は、単数または複数
の無線ゾーンとその無線ゾーンに重なる単数または複数
の極小ゾーンとを個別に形成し、予め決められた手順に
基づいて無線チャネル設定制御を行う複数の無線基地局
111〜11Nと、複数の無線基地局111〜11Nの何れ
かによって形成された無線ゾーンに手順に基づいてアク
セスし、その無線ゾーンを介して通信サービスの提供を
受ける移動局12とを備え、複数の無線基地局111
11Nには、自局が形成するゾーンに、そのゾーンがこ
れに重なる無線ゾーンおよび極小ゾーンに対してそれぞ
れ同位および下位であることを示す積層順と、これらの
ゾーン、無線ゾーンおよび極小ゾーンを個別に示す識別
子とが配置されてなる報知情報を送信する報知手段13
gを有し、移動局12には、報知手段13gによって送
信された報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づ
いて受信し、その報知情報の形式に基づいて個別に含ま
れる全ての識別子とこれらの識別子に対応したゾーンの
積層順位とを求める報知情報受信手段14gと、報知情
報受信手段14gによって求められた個々の識別子に対
応するゾーンについて、電界強度を計測する計測手段1
5gと、計測手段15gによって計測された電界強度と
予め設定された閾値とを比較し、前者が後者を上回るゾ
ーンの内、報知情報受信手段14gによって求められた
積層順位が最下位であるゾーンを通信サービスの提供を
受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手段
16gとを有することを特徴とする。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項2ない
し請求項7の何れか1項に記載の移動通信システムにお
いて、報知手段には、自局が形成するゾーン、これに重
なる無線ゾーンおよび極小ゾーンについて予め個別に設
定された閾値を積層順位に対応付けて報知情報に付加す
る手段を含み、待ち受け制御手段16は、報知手段によ
って報知情報に付加された閾値を電界強度との比較の対
象とすることを特徴とする。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項2ない
し請求項7の何れか1項に記載の移動通信システムにお
いて、報知手段には、自局が形成するゾーンについて、
予め設定された閾値をその閾値の標準値との差分として
示す相対値を報知情報に付加する手段を含み、報知情報
受信手段には、報知情報に付加された相対値をその報知
情報が受信されたゾーンに対応付けて求める手段を含
み、待ち受け制御手段は、計測手段によって計測された
個々の電界強度について、その電界強度が計測されたゾ
ーンに対応付けられて報知情報受信手段によって求めら
れた相対値と標準値との和を比較の対象とすることを特
徴とする。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項2ない
し請求項7の何れか1項に記載の移動通信システムにお
いて、報知手段には、自局が形成するゾーン、これに重
なる無線ゾーンおよび極小ゾーンについて、予め個別に
設定された閾値をこれらの閾値の共通の標準値との差分
として示す相対値を積層順位に対応付けて報知情報に付
加する手段を含み、待ち受け制御手段は、相対値と標準
値との和を電界強度との比較の対象とすることを特徴と
する。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項2ない
し請求項12の何れか1項に記載の移動通信システムに
おいて、移動局12には、自局が位置し得る無線ゾーン
の電界強度をリサイクリックに計測してその電界強度と
入圏が許容される下限値とを比較し、前者が後者を上回
るときにその計測および比較の処理を打ち切ると共に、
該当する無線ゾーンを報知情報受信手段14が報知情報
を受信すべき候補として選定する入圏判定手段17を備
えたことを特徴とする。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項2ない
し請求項13の何れか1項に記載の移動通信システムに
おいて、待ち受け制御手段は、計測手段によって計測さ
れた電界強度について、その計測の対象となったゾーン
の積層順位の降順に閾値との比較を行い、前者が後者を
上回ったときに該当するゾーンを待ち受けゾーンとして
確定することを特徴とする。
【0033】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の移動通信システムにおいて、計測手段は、入圏判
定手段17によって候補として選定された無線ゾーンに
ついて、計測を省略し、かつその入圏判定手段によって
計測された電界強度を代用する手段を含むことを特徴と
する。図3は、請求項16に記載の発明の原理ブロック
図である。
【0034】請求項16に記載の発明は、複数の無線基
地局が個別に形成する無線ゾーンについて、予め設定さ
れたトラヒックの分布の降順に付された優先度を含む報
知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づいて受信す
る報知情報受信手段21と、複数の無線ゾーンの内、報
知情報受信手段21によって受信された報知情報に含ま
れる優先度に対応した無線ゾーンについて、その優先度
の昇順に手順に適応した基準を満たすか否かを判別し、
その判別の結果が真である無線ゾーンを待ち受けゾーン
として選定する待ち受け手段23と、待ち受け手段23
によって選定された待ち受けゾーンを介して、複数の無
線基地局の内、その待ち受けゾーンを形成する無線基地
局による通信サービスの提供を受ける通信制御手段25
とを備えて構成される
【0035】(作用)請求項1に記載の発明にかかわる
移動通信システムでは、無線基地局11〜1Nに個別に備
えられたトラヒック制御手段3はこれらの無線基地局1
1〜1Nが形成する無線ゾーンについてトラヒックの分布
を設定し、報知手段4はその分布の下で与えられる確率
密度の順に付された優先度を含む報知情報をその無線ゾ
ーンに送信する。
【0036】一方、移動局2では、報知情報受信手段5
はこのような報知情報を受信し、待ち受け制御手段6は
その報知情報に含まれる個々の優先度の昇順に、その優
先度に対応した無線ゾーンを待ち受けゾーンの選定の対
象とする。上述した優先度については、一般に、無線基
地局11〜1Nが自局に発生した事象に応じて適宜設定す
ることができるので、これらの無線基地局11〜1Nの実
際の運用状況や運用形態に適合しつつ各無線ゾーンに入
圏する移動局の分布が動的に可変される。
【0037】請求項2に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N は、それぞれ
無線ゾーンまたは他の無線ゾーンに重なる極小ゾーンを
形成する。これらの無線基地局111 〜11N に個別に
設けられた報知手段13は、このようにして自局が形成
する無線ゾーンとこれに重なる他の無線ゾーンと極小ゾ
ーンとについて、上述したように重なる順位を示す積層
順位に個別に割り付けられた無線チャネルの識別情報か
らなる報知情報をこれらの無線チャネルの内、そのゾー
ンに割り付けられた無線チャネルに送信する。
【0038】移動局12では、報知情報受信手段14は
上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基づ
いて受信し、計測手段15は受信された報知情報に含ま
れる個別の識別情報に対応した無線チャネルの電界強度
を計測する。さらに、待ち受け制御手段16は、このよ
うにして計測された電界強度と予め設定された閾値とを
比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの内、上述し
た積層順位が最下位であるものが割り付けられたゾーン
を待ち受けゾーンとして待ち受けの対象とする。
【0039】したがって、移動局12は、自局の位置に
形成される無線ゾーンが複数ある場合には、これらの無
線ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選択することによ
り待ち受け状態に移行することができる。請求項3に記
載の発明にかかわる移動通信システムでは、無線基地局
111 〜11N は、それぞれ無線ゾーンまたは他の無線
ゾーンに重なる極小ゾーンを形成する。これらの無線基
地局111 〜11N に個別に設けられた報知手段13a
は、このようにして自局が形成する無線ゾーンとこれに
重なる他の無線ゾーンと極小ゾーンとについて、上述し
たように重なる順位を示す積層順位に個別に割り付けら
れた識別子からなる報知情報をそのゾーンに割り付けら
れた無線チャネルに送信する。
【0040】移動局12では、報知情報受信手段14a
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15aは受信された報知情報に
含まれる個別の識別子に対応する無線チャネルの電界強
度を計測する。さらに、待ち受け制御手段16は、この
ようにして計測された電界強度と予め設定された閾値と
を比較し、前者が後者を上回る無線ゾーンの内、上述し
た積層順位が最下位であるゾーンを待ち受けゾーンとし
て待ち受けの対象とする。
【0041】したがって、移動局12は、自局の位置に
形成される無線ゾーンが複数ある場合には、これらの無
線ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選択することによ
り待ち受け状態に移行することができる。請求項4に記
載の発明にかかわる移動通信システムでは、無線基地局
111 〜11N に備えられた報知手段13bは、自局が
形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび極小ゾ
ーンについて、重なる順位を示す積層順位と、個別に割
り付けられた無線チャネルの識別情報とが対応付けられ
てなる報知情報をこれらの無線チャネルの内、そのゾー
ンに割り付けられた無線チャネルに送信する。
【0042】移動局12では、報知情報受信手段14b
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15bは受信された報知情報に
含まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルについ
て、電界強度を計測する。待ち受け制御手段16bは、
このようにして計測された電界強度と予め設定された閾
値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの内、
報知情報受信手段14bによって受信された報知情報に
おいて、識別情報が最下位の積層順位に対応するゾーン
を求めると共に、そのゾーンが割り付けられたゾーンを
待ち受けゾーンとして待ち受けの対象とする。
【0043】すなわち、移動局の位置に形成される無線
ゾーンが複数ある場合には、その移動局はこれらの無線
ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選択することにより
待ち受け状態に移行することができ、かつ報知情報には
積層順位の如何にかかわらず識別情報が盛り込まれるの
で、無線ゾーンにかかわる増設や構成の変更に対する柔
軟性が向上する。
【0044】請求項5に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N に備えられた
報知手段13cは、自局が形成するゾーン、これに重な
る無線ゾーンおよび極小ゾーンについて、重なる順位を
示す積層順位と、個別に割り付けられた識別子とが対応
付けられてなる報知情報をこれらの無線チャネルの内、
そのゾーンに割り付けられた無線チャネルに送信する。
【0045】移動局12では、報知情報受信手段14c
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15cは受信された報知情報に
含まれる個々の識別子に対応したゾーンについて、電界
強度を計測する。待ち受け制御手段16cは、このよう
にして計測された電界強度と予め設定された閾値とを比
較し、前者が後者を上回る無線ゾーンの内、報知情報受
信手段14cによって受信された報知情報において、識
別子が最下位の積層順位に対応するゾーンを求めると共
に、そのゾーンが割り付けられたゾーンを待ち受けゾー
ンとして待ち受けの対象とする。
【0046】すなわち、移動局の位置に形成される無線
ゾーンが複数ある場合には、その移動局はこれらの無線
ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選択して待ち受け状
態に移行することができ、かつ報知情報には積層順位の
如何にかかわらず識別子が盛り込まれるので、無線ゾー
ンにかかわる増設や構成の変更に対する柔軟性が向上す
る。
【0047】請求項6に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N に備えられた
報知手段13dは、自局が形成するゾーンに割り付けら
れた無線チャネルに、その無線チャネルを示す識別情報
に併せて、そのゾーンに重なる無線ゾーンおよび極小ゾ
ーンについて、重なる順位を示す積層順位と個別に識別
情報が対応付けられてなる報知情報を送信する。
【0048】移動局12では、報知情報受信手段14d
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15dは受信された報知情報に
含まれる個々の識別情報に対応した無線チャネルについ
て、電界強度を計測する。待ち受け制御手段16dは、
このようにして計測された電界強度と予め設定された閾
値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの内、
報知情報受信手段14dによって受信された報知情報に
おいて、識別情報が何らかの積層順位に対応するものを
優先しつつその積層順位が最下位であるものに割り付け
られた無線チャネルを求めると共に、その無線チャネル
が割り付けられたゾーンを待ち受けゾーンとして待ち受
けの対象とする。
【0049】すなわち、報知情報にはその報知情報を送
信する無線基地局の積層順位が含まれず、かつ移動局の
位置に形成される無線ゾーンが複数ある場合には、その
移動局はこれらの無線ゾーンの内、極小ゾーンを優先し
て選択して待ち受け状態に移行することができるので、
このような報知情報が送信される無線チャネルの伝送効
率が高められ、かつ無線ゾーンにかかわる増設や構成の
変更に対する柔軟性が確保される。
【0050】請求項7に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N に備えられた
報知手段13eは、自局が形成するゾーンに、その無線
チャネルを示す識別情報に併せて、そのゾーンに重なる
無線ゾーンおよび極小ゾーンについて、重なる順位を示
す積層順位と個別に識別子とが対応付けられてなる報知
情報を送信する。
【0051】移動局12では、報知情報受信手段14e
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15eは受信された報知情報に
含まれる個々の識別情報に対応した無線チャネルについ
て、電界強度を計測する。待ち受け制御手段16dは、
このようにして計測された電界強度と予め設定された閾
値とを比較し、前者が後者を上回るゾーンの内、報知情
報受信手段14eによって受信された報知情報におい
て、識別子が何らかの積層順位に対応するものを優先し
つつその積層順位が最下位である識別子が割り付けられ
たゾーンを求めると共に、そのゾーンを待ち受けゾーン
として待ち受けの対象とする。
【0052】すなわち、報知情報にはその報知情報を送
信する無線基地局の積層順位が含まれず、かつ移動局の
位置に形成される無線ゾーンが複数ある場合には、その
移動局はこれらの無線ゾーンの内、極小ゾーンを優先し
て選択して待ち受け状態に移行することができるので、
このような報知情報が送信される無線チャネルの伝送効
率が高められ、かつ無線ゾーンにかかわる増設や構成の
変更に対する柔軟性が確保される。
【0053】請求項8に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N に備えられた
報知手段13fは、自局が形成するゾーンに割り付けら
れた無線チャネルに、そのゾーンがこれに重なる無線ゾ
ーンおよび極小ゾーンに対してそれぞれ同位および下位
であることを示す積層順と、これらのゾーン、無線ゾー
ンおよび極小ゾーンに個別に割り付けられた無線チャネ
ルの識別情報とが配置されてなる報知情報を送信する。
【0054】移動局12では、報知情報受信手段14f
は上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に基
づいて受信し、計測手段15fは受信された報知情報に
含まれる個々の識別情報に対応した無線チャネルについ
て、電界強度を計測する。待ち受け制御手段16fは、
このようにして計測された電界強度と予め設定された閾
値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネルの内、
積層順位が最下位であるものが割り付けられたゾーンを
待ち受けゾーンとして待ち受けの対象とする。
【0055】すなわち、報知情報にはその報知情報を送
信する無線基地局以外の無線基地局によって形成される
ゾーンの積層順位が含まれず、かつ移動局の位置に形成
される無線ゾーンが複数ある場合には、その移動局はこ
れらの無線ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選択して
待ち受け状態に移行することができるので、このような
報知情報が送信される無線チャネルの伝送効率が高めら
れ、かつ無線ゾーンにかかわる増設や構成の変更に対す
る柔軟性が確保される。
【0056】請求項9に記載の発明にかかわる移動通信
システムでは、無線基地局111 〜11N に備えられた
報知手段13gは、自局が形成するゾーンに、そのゾー
ンがこれに重なる無線ゾーンおよび極小ゾーンに対して
それぞれ同位および下位であることを示す積層順と、こ
れらのゾーン、無線ゾーンおよび極小ゾーンを個別に示
す識別子とが配置されてなる報知情報を送信する。
【0057】移動局12では、報知情報受信手段14g
は、上述した報知情報を無線チャネル設定制御の手順に
基づいて受信し、その報知情報の形式に基づいて個別に
含まれる全ての識別子とこれらの識別子に対応したゾー
ンの積層順位とを求める。また、計測手段15eは、受
信された報知情報に含まれる個々の識別情報に対応した
無線チャネルについて、電界強度を計測する。待ち受け
制御手段16gは、このようにして計測された電界強度
と予め設定された閾値とを比較し、前者が後者を上回る
ゾーンの内、報知情報受信手段14gによって求められ
た積層順位が最下位であるゾーンを求め、かつそのゾー
ンを待ち受けゾーンとして待ち受けの対象とする。
【0058】すなわち、報知情報にはその報知情報を送
信する無線基地局の積層順位が含まれず、かつ移動局の
位置に形成される無線ゾーンが複数ある場合には、その
移動局はこれらの無線ゾーンの内、極小ゾーンを優先し
て選択して待ち受け状態に移行することができるので、
このような報知情報が送信される無線チャネルの伝送効
率が高められ、かつ無線ゾーンにかかわる増設や構成の
変更に対する柔軟性が確保される。
【0059】請求項10に記載の発明にかかわる移動通
信システムでは、請求項2ないし請求項7の何れか1項
に記載の移動通信システムにおいて、報知手段は自局が
形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび極小ゾ
ーンについて予め個別に設定された閾値を積層順位に対
応付けて報知情報に付加し、待ち受け制御手段はこれら
の閾値と電界強度との比較を個々のゾーンについて行
う。
【0060】すなわち、個々の無線ゾーンおよび極小ゾ
ーンにおいて移動局が待ち受け状態に移行することが許
容される最小の電界強度が無線基地局の主導の下で設定
されるので、各無線ゾーンにかかわる運用の形態、トラ
ヒックの分布、増設その他に対する柔軟な適応が可能と
なる。請求項11に記載の発明にかかわる移動通信シス
テムでは、報知手段は自局が形成するゾーンについて、
予め設定された閾値をその閾値の標準値との差分として
示す相対値を報知情報に付加し、報知情報受信手段はそ
の報知情報に付加された相対値を受信されたゾーンに対
応付けて求める。さらに、待ち受け制御手段は、計測手
段によって計測された個々の電界強度については、その
電界強度が計測されたゾーンに対応付けられ、かつ報知
情報受信手段によって求められた相対値と標準値との和
を比較の対象とする。
【0061】すなわち、各ゾーンにおいて移動局が待ち
受け状態に移行することが許容される最小の電界強度
が、その電界強度より値が小さい相対値としてゾーン毎
に報知情報に盛り込まれるので、請求項10に記載の移
動通信システムに比べてその報知情報の送信に供される
無線チャネルの伝送効率が高められる。請求項12に記
載の発明にかかわる移動通信システムでは、報知手段
は、自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンお
よび極小ゾーンについて、予め個別に設定された閾値を
その閾値の共通の標準値との差分として示す相対値を積
層順位に対応付けて報知情報に付加し、待ち受け制御手
段はこのような相対値と標準値との和を電界強度との比
較の対象とする。
【0062】すなわち、個々の無線ゾーンとその無線ゾ
ーンに重なる極小ゾーンとの双方について、移動局が待
ち受け状態に移行することが許容される最小の電界強度
がその電界強度より値が小さい相対値として報知情報に
盛り込まれるので、請求項11に記載の移動通信システ
ムに比べて、さらに、その報知情報の送信に供される無
線チャネルの伝送効率が高められる。
【0063】請求項13に記載の発明にかかわる移動通
信システムでは、移動局12に備えられた入圏判定手段
17は、自局が位置し得る無線ゾーンの電界強度をリサ
イクリックに計測してその電界強度と入圏が許容される
下限値とを比較し、かつ前者が後者を上回るときにその
計測および比較の処理を打ち切ると共に、該当する無線
ゾーンを報知情報受信手段が報知情報を受信すべき候補
として選定する。
【0064】すなわち、移動局12は、極小ゾーンを含
む全ての無線ゾーンについて電界強度の判別を行うこと
なく待ち受け状態に移行すべき無線ゾーンの候補を選定
するので、請求項2ないし請求項12に記載の移動通信
システムに比べて、始動後や出圏後に速やかに待ち受け
状態に移行できる。請求項14に記載の発明にかかわる
移動通信システムでは、待ち受け制御手段は、計測手段
によって計測された電界強度について、その計測の対象
となったゾーンの積層順位の降順に閾値との比較を行
い、前者が後者を上回ったときに該当するゾーンを待ち
受けゾーンとして確定する。
【0065】すなわち、移動局12は、極小ゾーンを含
む全ての無線ゾーンについて電界強度の判別を行うこと
なく待ち受け状態に移行すべき無線ゾーンを選定するの
で、請求項2ないし請求項13に記載の移動通信システ
ムに比べて、始動後や出圏後に速やかに待ち受け状態に
移行できる。
【0066】請求項15に記載の発明にかかわる移動通
信システムでは、請求項13に記載の移動通信システム
において、計測手段15は、入圏判定手段17によって
候補として選定された無線ゾーンについて、計測を省略
し、かつその入圏判定手段によって計測された電界強度
を代用する。すなわち、移動局12は、待ち受け状態に
移行するために閾値との大小関係を判別すべき電界強度
の計測に要する時間が短縮されるので、請求項2ないし
請求項13に記載の移動通信システムに比べて、始動後
や出圏後に速やかに待ち受け状態に移行できる。
【0067】請求項16に記載の発明にかかわる移動局
装置では、報知情報受信手段21は基地局から送信され
た報知情報を受信し、待ち受け手段23はその報知情報
に優先度が含まれる個々の無線ゾーンについて、無線チ
ャネル設定制御の手順に適応した基準を満たすか否かを
その優先度の昇順に判別し、このような判別の結果が真
である無線ゾーンを待ち受けゾーンとして選択する。通
信制御手段25は、このようにして選定された待ち受け
ゾーンを形成する無線基地局を介して通信サービスの提
供を受ける。
【0068】また、上述した優先度は、複数の無線基地
局が形成する無線ゾーンについて、予め設定されたトラ
ヒックの分布の降順に個々の無線基地局によって付され
る。したがって、これらの無線ゾーンに入圏する移動局
の分布は、無線基地局よって主導的に設定される優先度
に応じて動的に設定される。
【0069】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0070】請求項1に記載の発明に対応した実施形態
の特徴は、無線基地局611〜614において基地局制御
装置691〜694が制御チャネルに個別に送出する報知
情報の構成と、このような報知情報に応じて移動局65
1〜65Nの制御部771 〜77N がそれぞれ行う無線チ
ャネル設定制御の処理の手順とにあり、ハードウエアの
構成については、図14に示す従来例と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
【0071】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、無線基地局611〜614は無
線基地局11〜1N、トラヒック制御手段3および報知手
段4に対応し、移動局651〜65Nは移動局2、報知情
報受信手段5および待ち受け制御手段6に対応する。以
下、図14を参照して請求項1に記載の発明に対応した
実施形態の動作を説明する。
【0072】無線基地局611〜614では、基地局制御
装置691〜694は、それぞれ無線ゾーン621〜624
について曜日、時間帯その他の運用形態と、自局および
予め決められた他局における実際のトラヒックの量の組
み合わせに適応し、かつこれらの無線ゾーン621〜6
4に配分されるべきトラヒックの量を表す重みの組み
合わせとを図示されないデータベースとして有する。
【0073】また、基地局制御装置691〜694は、そ
れぞれ自局が形成する無線ゾーンに位置する移動局に生
起した呼を無線チャネル設定制御の手順に基づいて監視
することにより、その無線ゾーンにおけるトラヒックの
量を計測し、そのトラヒックの量を図示されない通信リ
ンクを介して互いに他局に通知する。さらに、基地局制
御装置691〜694は、それぞれこのようにして自局に
おいて計測されたトラヒックの量と、他局から個別に通
知されたトラヒックの量と、その時点における曜日と時
間帯との組み合わせに基づいて上述したデータベースを
参照することにより、これらのトラヒックの量の組み合
わせに適応した重みの組み合わせを求め、これらの組み
合わせをそれぞれ無線ゾーン621〜624(あるいは無
線基地局611〜614)に対応付けて報知情報に盛り込
むと共に、その報知情報を送受信部681〜684、空中
線共用器671〜674およびアンテナ661〜664を介
して送信する。
【0074】一方、移動局651 では、制御部771
は、従来例と同様にして計測処理と入圏判定処理とを行
うが、その入圏判定処理の過程では、入圏先としての条
件を具備する無線ゾーンが複数ある場合には、上述した
報知情報に盛り込まれた重みが大きいものほど優先して
入圏先の候補とすることにより待ち受け状態に移行す
る。このように本実施形態によれば、無線基地局の実際
の運用状況や運用形態に適合しつつ動的に各無線ゾーン
において待ち受け状態となる移動局の分布が可変される
ので、保守、運用その他の要求に柔軟に適応しつつ無線
基地局、無線周波数その他資源の有効利用がはかられ
る。
【0075】なお、本実施形態では、重みが曜日および
時間帯に併せて各無線ゾーンにおけるトラヒックの分布
に対応して設定されているが、本発明はこのような設定
の方法に限定されず、例えば、種々の障害やその復旧、
無線チャネルの輻輳のように、各無線基地局において行
われる監視制御や無線チャネル設定制御の過程において
認識される事象に対して、その事象に適応した重みが適
宜設定されてもよい。
【0076】図4は、請求項2、3、14〜16に記載
の発明に対応した実施形態の動作フローチャートであ
る。本発明の特徴は、本実施形態では、無線基地局61
1〜614において基地局制御装置691〜694が制御チ
ャネルに個別に送出する報知情報の構成と、このような
報知情報に応じて移動局651〜65Nの制御部771
77Nがそれぞれ行う無線チャネル設定制御の処理の手
順とにあり、ハードウエアの構成については、図14に
示す従来例と同じであるから、ここではその説明を省略
する。
【0077】なお、請求項2ないし請求項16に記載の
発明に対応した実施形態と図2および図3に示すブロッ
ク図との対応関係については、無線基地局611〜614
は無線基地局111〜11Nおよび報知手段13、13a
〜13gに対応し、移動局651〜65Nは移動局12、
報知情報受信手段14、14a〜14g、21、計測手
段15、15a〜15g、待ち受け制御手段16、16
a〜16g、入圏判定手段17、待ち受け手段23およ
び通信制御手段25に対応する。
【0078】以下、図4および図14を参照して請求項
2、3、16に記載の発明に対応した実施形態の動作を
説明する。なお、以下では、簡単のため、移動局651
〜65N の内、移動局651 が従来例と同様の地点に位
置する場合について、各部の動作を説明する。無線基地
局611では、基地局制御装置691は、それぞれ自局が
形成する無線ゾーンの局部に、既述のマイクロセル63
やピコセル64のように階層的に形成される無線ゾーン
(以下、「オーバーラップゾーン」という。)がない場
合には、図15に示すような従来例と同様の形式の報知
情報を送受信部681 、空中線共用器671 およびアン
テナ661 を介して送信する。
【0079】しかし、反対に、このようなオーバーラッ
プゾーンがある場合には、基地局制御装置691 には、
自局が形成する制御チャネル(以下、単に「制御チャネ
ル」という。)の識別番号C1 と、これらのオーバーラ
ップゾーンに個別に割り付けられた制御チャネル(以
下、「重複制御チャネル」という。)の識別番号C3
4 とが通信リンク711 および伝送装置701 を介し
て図示されない制御局から与えられる。基地局制御装置
691 は、これらの制御チャネルと重複制御チャネルと
の識別番号C1、C2〜C4 を取り込み、図5に網掛けを
して示すように、これらの識別番号をオーバーラップゾ
ーンの積層の順(あるいはその反対の順)に示す識別情
報の列C4、C3、C1 を既述の「待ち受け許可レベル」
および「待ち受け劣化レベル」と共に報知情報として送
信する。
【0080】一方、移動局651 では、制御部771
は、従来例と同様にして計測処理と入圏判定処理とを行
うが、その入圏判定処理の過程では、電界強度L2 の計
測の対象となった制御チャネルを介して受信された報知
情報の形式について、上述した識別情報の列の有無を基
準として図15に示す従来例と同じであるか否かの判別
を行う(図4(1))。
【0081】さらに、制御部771 は、このような判別
の結果が真である場合には従来例と同様の手順に基づい
て入圏判定処理を行うことにより待ち受け状態に移行す
る(図4(2))。しかし、反対にその結果が偽である場合
には、制御部771 は、上述した報知情報に含まれる識
別情報の列C4、C3、C1 を主記憶に予め確保された領
域(以下、「入圏候補厳選レジスタ」という。)に格納
する(図4(3))。また、制御部771 は、その入圏候補
厳選レジスタに格納された識別情報C4、C3、C1 を順
に参照することにより、これらの識別情報が個別に示す
識別番号に対応した重複制御チャネルと制御チャネルと
について電界強度L3 を計測し(図4(4))、その電界強
度とこれらのチャネルを介して報知情報として受信され
る待ち受け許可レベルLthと比較する(図4(5))。
【0082】さらに、制御部771 は、このような比較
の下で電界強度L3 が待ち受け許可レベルLthを超える
場合には入圏候補厳選レジスタの対応する識別情報を残
すが、反対に下回る場合にはその対応する識別情報を消
去する(図4(6))。また、制御部771 は、このように
して入圏候補厳選テーブルに格納された全ての識別情報
について上述した処理を完結すると、その時点で入圏候
補厳選テーブルに何らかの識別情報が残っているか否か
を判別する(図4(7))。さらに、制御部771 は、その
判別の結果が偽である場合には、従来例と同様の手順に
基づいて入圏判定処理を行うことにより待ち受け状態に
移行する(図4(8))。
【0083】しかし、反対に真である場合には、制御部
771 は、入圏候補厳選テーブルに最先に格納された識
別情報で示される重複制御チャネル(または制御チャネ
ル)を自局が待ち受けるべき無線ゾーンの制御チャネル
として確定し、その制御チャネルにおいて待ち受け状態
に移行する(図4(9))。このように本実施形態によれ
ば、移動局651〜65Nは、無線ゾーン621 よりマイ
クロセル63を優先し、さらにそのマイクロセル63よ
りピコセル64を優先して待ち受けるべきゾーンとする
ので、単に制御チャネルの電界強度の昇順に優先してそ
の対象が決定されていた従来例に比べて、実際に位置す
る無線ゾーンにおいて確度高く待ち受けを行うことがで
きる。
【0084】なお、上述した実施形態では、請求項2、
3に記載の発明にかかわる移動通信システムの移動局6
1〜65Nとして請求項16に記載の発明が適用された
移動局が示されているが、その移動局は、本実施形態だ
けではなく後述する各実施形態にも同様にして適応す
る。図6は、請求項4〜9、14、15に記載の発明に
対応した実施形態の動作フローチャートである。
【0085】以下、図6および図14を参照して請求項
4〜7に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明す
る。なお、以下では、簡単のため、移動局651〜65N
の内、移動局651 が従来例と同様の地点に位置する場
合について、各部の動作を説明する。無線基地局611
では、基地局制御装置691は、それぞれ自局が形成す
る無線ゾーン621 の局部に既述のマイクロセル63や
ピコセル64のようなオーバーラップゾーンがない場合
には、図15に示すような従来例と同様の形式の報知情
報を送受信部681 、空中線共用器671 およびアンテ
ナ661 を介して送信する。
【0086】しかし、反対に、このようなオーバーラッ
プゾーンがある場合には、基地局制御装置691 には、
自局に割り付けられた制御チャネルの識別番号C1 と、
これらのオーバーラップゾーンに割り付けられた重複制
御チャネルの識別番号C3 、C4 とに併せて、これらの
制御チャネルおよび重複制御チャネルが割り付けられた
無線ゾーン621 、マイクロセル63およびピコセル6
4の重なる順序をゾーン毎に示す数値(積層順位)
1、P3、P4 が、通信リンク711 および伝送装置7
1 を介して図示されない制御局から与えられる。な
お、このような数値については、以下では、単に「優先
順位」といい、簡単のため、無線ゾーン621、マイク
ロセル63、ピコセル64の順に「0(=P1)」、「1
(=P3)」、「2(=P4)」であると仮定する。
【0087】基地局制御装置691 は、上述した識別番
号C1、C2〜C4 および優先順位P 1、P3、P4 を取り
込み、図7に網掛けを付して示すように、これらの識別
番号と優先順位とを予め決められた形式の下で対応付け
てなる識別情報の列(C1、P 1、C3、P3、C4、P4)を
既述の「待ち受け許可レベル」および「待ち受け劣化レ
ベル」と共に報知情報として送信する。
【0088】一方、移動局651 では、制御部771
は、従来例と同様にして計測処理と入圏判定処理とを行
うが、その入圏判定処理の過程では、電界強度L2 の計
測の対象となった制御チャネルを介して受信された報知
情報の形式について、図15に示す従来例と同じである
か否かを上述した識別情報の列の有無を基準として判別
する(図6(1))。
【0089】さらに、制御部771 は、このような判別
の結果が真である場合には従来例と同様の手順に基づい
て入圏判定処理を行うことにより待ち受け状態に移行す
る(図6(2))。しかし、反対にその結果が偽である場合
には、制御部771 は、上述した報知情報に含まれる識
別情報の列(C1、P1、C3、P3、C4、P4)を主記憶に
予め確保された領域(以下、「入圏候補厳選レジスタ」
という。)に格納する(図6(3))。さらに、制御部77
1 は、このようにして入圏候補厳選レジスタに格納され
た識別番号と優先順位との組み合わせをその優先順位の
昇順にソーティングすると共に、全ての優先順位を削除
することにより、識別番号のみからなる識別情報の列を
その入圏候補厳選レジスタの上に生成する(図6(a))。
【0090】また、制御部771 は、その識別情報の列
を構成する個々の識別情報C4、C3、C1 を順に参照す
ることにより、これらの識別情報が個別に示す識別番号
に対応した重複制御チャネルと制御チャネルについて電
界強度L3 を計測し(図6(4))、その電界強度とこれら
のチャネルを介して報知情報として受信される待ち受け
許可レベルLthとを比較する(図6(5))。
【0091】さらに、制御部771 は、このような比較
の結果に応じて請求項2に記載の発明に対応した実施形
態と同様の手順に基づいて待ち受け状態に移行する。な
お、その手順に基づく処理については、図6に図4と同
様の番号(6)〜(9)を付与して示して説明を省略する。こ
のように本実施形態によれば、無線基地局611〜614
は、優先順位との対応関係が明確である限りその優先順
位の順序に制約されることなく任意の順序で識別情報を
報知情報として送出できる。したがって、無線基地局6
1〜614は無線ゾーンの増設や改修等に柔軟に適応し
つつ運用され、かつ移動局651 〜65N は、請求項
2、3に記載の発明に対応した実施形態と同様にして無
線ゾーン621 よりマイクロセル63を優先し、さらに
そのマイクロセル63よりピコセル64を優先して待ち
受けるべきゾーンとすることができる。
【0092】なお、本実施形態では、入圏候補厳選レジ
スタに一旦格納された識別情報の列(C1、P1、C3、P
3、C4、P4)が一旦優先順位の昇順(または降順)にソ
ーティングされ、続いて識別情報のみが残されている
が、本発明はこのような処理手順に限定されず、例え
ば、優先順位を残したまま待ち受け状態に移行する際に
優先順位が高い識別情報を優先する手順が採用されても
よい。
【0093】また、本実施形態では、図7に示すよう
に、無線基地局611 は無線ゾーン621 に割り付けら
れた制御チャネルの識別番号C1 に併せて、その無線ゾ
ーン621 の優先順位P1 を報知情報として送信してい
るが、本発明はこのような構成に限定されず、優先順位
1 については、例えば、移動局651〜65Nにおいて
他の無線ゾーン(マイクロセル63、ピコセル64を含
む。)の優先順位との相対値が確実に識別できたり、最
上位や最下位であることが自明である場合には、報知情
報として送出されない構成であってもよい。さらに、こ
のような構成では、報知情報の情報量の増加が抑えられ
てシステムの変更等に対する柔軟性が高められる。
【0094】以下、図6および図14を参照して請求項
8、9に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明す
る。なお、以下では、簡単のため、移動局651〜65N
の内、移動局651 が従来例と同様の地点に位置する場
合について、各部の動作を説明する。無線基地局611
では、基地局制御装置691は、それぞれ自局が形成す
る無線ゾーン621 の局部に既述のマイクロセル63や
ピコセル64のようなオーバーラップゾーンがない場合
には、図15に示すような従来例と同様の形式の報知情
報を送受信部681 、空中線共用器671 およびアンテ
ナ661 を介して送信する。
【0095】しかし、反対に、このようなオーバーラッ
プゾーンがある場合には、基地局制御装置691 には、
図8に示すように、自局が形成する制御チャネルの優先
順位P1 と識別番号C1 とに併せて、これらのオーバー
ラップゾーンに割り付けられ、かつ優先順位に無相関な
順列を構成する重複制御チャネルの識別番号C4、C3
を示す識別情報の列(P1、C1、C4、C3)を既述の
「待ち受け許可レベル」および「待ち受け劣化レベル」
と共に報知情報として送信する。なお、優先順位P1
ついては、簡単のため「0」であると仮定する。
【0096】一方、移動局651 では、制御部771
は、従来例と同様にして計測処理と入圏判定処理とを行
うが、その入圏判定処理の過程では、電界強度L2 の計
測の対象となった制御チャネルを介して受信された報知
情報の形式について、図15に示す従来例と同じである
か否かを上述した識別情報の列の有無を基準として判別
する(図6(1))。
【0097】さらに、制御部771 は、このような判別
の結果が真である場合には従来例と同様の手順に基づい
て入圏判定処理を行うことにより待ち受け状態に移行す
る(図6(2))。しかし、反対にその結果が偽である場合
には、制御部771 は、上述した報知情報に含まれる識
別情報の列(P1、C1、C4、C3)から優先順位P1 と識
別番号C1 とを抽出して主記憶に予め確保された領域
(以下、「入圏候補厳選レジスタ」という。)に格納す
る(図6(3))。さらに、制御部771 は、識別情報
4、C3で示される重複制御チャネルの個々についても
同様に電界強度L2 を計測し、かつその重複制御チャネ
ルの優先順位と識別番号とを入圏候補厳選レジスタに追
加して登録すると共に、その識別番号に併せて報知情報
としてさらに何らかの識別番号が受信された場合には、
このような識別番号についても同様の処理(ただし、重
複する識別情報については、該当する処理の対象から除
外する。)を反復する。
【0098】また、入圏候補厳選レジスタに待ち受ける
べきゾーンの候補となる全ての無線ゾーンについて識別
番号と優先順位とが格納されると、制御部771 は、請
求項4〜7に記載の発明に対応した実施形態と同様の手
順に基づく処理(図6(a)、(4)〜(9))を行うことによ
り、待ち受け状態に移行する。すなわち、制御部771
は、個々の無線ゾーンの上に形成される全てのマイクロ
セルやピコセルの優先順位が報知情報として一括して与
えられなくても、自局が実際に位置する無線ゾーンの制
御チャネルを特定して待ち受け状態に移行できる。
【0099】したがって、本実施形態によれば、請求項
4〜7に記載の発明に対応した実施形態に比べて制御チ
ャネルの伝送効率が高められ、かつ多様な形態のサービ
スに対して柔軟に適応することが可能となる。なお、上
述した各実施形態では、重複制御チャネルおよび制御チ
ャネルの識別番号が報知情報として送信されているが、
このような構成に限定されず、例えば、これらの識別番
号に代えて、ピコセル64、マイクロセル63および無
線ゾーン621 の識別情報(以下、「ゾーン識別情報」
という。)が報知情報として送信される場合には、移動
局651〜65Nがそのゾーン識別情報に対応した重複制
御チャネルや制御チャネルを別途求めることにより、同
様にして待ち受け状態に移行することも可能である。
【0100】また、このような構成では、ゾーン識別情
報に対応した重複制御チャネルや制御チャネルを示す情
報については、予め制御部771〜77Nの主記憶に確保
された領域にテーブルとして登録されていてもよく、無
線基地局611〜614と対向して行われる無線チャネル
の設定制御の手順に基づいて(例えば、報知情報とし
て)別途与えられてもよい。
【0101】図9は、請求項10、14、15に記載の
発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
以下、図9および図14を参照して請求項10に記載の
発明に対応した実施形態の動作を説明する。なお、以下
では、簡単のため、移動局651〜65Nの内、移動局6
1 が従来例と同様の地点に位置する場合について、各
部の動作を説明する。
【0102】無線基地局611では、基地局制御装置6
1は、それぞれ自局が形成する無線ゾーン621 の局
部にオーバーラップゾーンがない場合には、図15に示
すような従来例と同様の形式の報知情報を送受信部68
1 、空中線共用器671 およびアンテナ661 を介して
送信する。しかし、反対に、このようなオーバーラップ
ゾーンがある場合には、基地局制御装置691 には、自
局に割り付けられた制御チャネルの識別番号C1 と、こ
れらのオーバーラップゾーンに個別に割り付けられた重
複制御チャネルの識別番号C3、C4とに併せて、これら
の制御チャネルおよび重複制御チャネルが割り付けられ
た無線ゾーン621 、マイクロセル63およびピコセル
64について、重なる順序をゾーン毎に示す優先順位P
1、P3、P4 と、待ち受け許可レベル、Lth 1、Lth3
th4 と、待ち受け劣化レベルlth1、lth3、lth4
が、通信リンク711 および伝送装置701 を介して図
示されない制御局から与えられる。なお、上述した優先
順位については、簡単のため、無線ゾーン621 、マイ
クロセル63、ピコセル64の順に「0(=P1)」、
「1(=P3)」、「2(=P4)」であると仮定する。
【0103】基地局制御装置691 は、上述した優先順
位P1、P3、P4 、識別番号C1 、C2 〜C4 、待ち受
け許可レベル、Lth1、Lth3、Lth4 および待ち受け劣
化レベルlth1、lth3、lth4 を取り込み、図10に網
掛けを付して示すように、これらを予め決められた形式
の下で無線ゾーン単位に対応付けられた情報の列((P
1 、C1、Lth1、lth1)、…(P4、C4、Lth4
th4))を報知情報として送信する。
【0104】一方、移動局651 では、制御部771
は、従来例と同様にして計測処理と入圏判定処理とを行
うが、その入圏判定処理の過程では、電界強度L2 の計
測の対象となった制御チャネルを介して受信された報知
情報の形式が図15に示す従来例と同じであるか否か
を、上述した情報の列の有無を基準として判別する(図
9(1))。
【0105】さらに、制御部771 は、このような判別
の結果が真である場合には従来例と同様の手順に基づい
て入圏判定処理を行うことにより待ち受け状態に移行す
る(図9(2))。しかし、反対にその結果が偽である場合
には、制御部771 は、上述した報知情報に含まれる情
報の列((P1、C1、Lth1、lth1)、…(P4、C4、L
th4、lth4))を主記憶に予め確保された領域(以下、
「入圏候補厳選レジスタ」という。)に格納する(図9
(A))。さらに、制御部771 は、このようにして入圏候
補厳選レジスタに格納された優先順位、識別番号、待ち
受け許可レベルおよび待ち受け劣化レベルの組み合わせ
をその優先順位の昇順にソーティングすると共に、全て
の優先順位を削除する(図9(a))ことにより、識別情
報、待ち受け許可レベルおよび待ち受け劣化レベルの組
み合わせの列をその入圏候補厳選レジスタの上に残す。
なお、このような組み合わせの列については、以下で
は、簡単のため単に「列」という。
【0106】また、制御部771 は、その列に優先順位
の昇順に配置された個々の識別番号C4、C3、C1 と待
ち受け許可レベルLth4、Lth3、Lth1 とを順次参照す
ることにより、これらの識別番号が個別に示す重複制御
チャネルと制御チャネルとについて電界強度L3 を計測
し(図9(4))、そのチャネルに対応する待ち受け許可レ
ベルLthとの大小関係を順次判別する(図9(5))。
【0107】さらに、制御部771 はこのような判定の
結果に基づいて請求項4に記載の発明に対応した実施形
態と同様の手順に基づいて待ち受け状態に移行するが、
その手順に基づく処理については、図9に図6と同様の
番号(6)〜(9)を付与して示して説明を省略する。このよ
うに本実施形態によれば、移動局651〜65Nは優先順
位が大きい無線ゾーンを優先して自局が待ち受けるべき
ゾーンとして選択し、かつその待ち受けの許否の判断基
準である電界強度の閾値が無線ゾーン単位に無線基地局
の主導の下で動的に(あるいは静的に)設定される。
【0108】したがって、無線ゾーン621、622、マ
イクロセル63、ピコセル64において待ち受け状態に
移行する移動局の地理的な分布や数の適正化に併せて、
個々の無線ゾーンの積層関係の柔軟な設定が可能とな
る。また、移動局651〜65Nは、請求項2〜9に記載
の発明に対応した実施形態と同様にして、無線ゾーン6
1 よりマイクロセル63を優先し、さらにそのマイク
ロセルよりピコセル64を優先して待ち受けの候補とす
ることができる。
【0109】なお、本実施形態では、入圏候補厳選レジ
スタに格納された情報の列((P1 、C1、Lth1
th1)、…(P4、C4、Lth4、lth4))が優先順位の昇
順(または降順)にソーティングされた後に、識別番
号、待ち受け許可レベルおよび待ち受け劣化レベルのみ
が残されているが、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、これらの優先順位を消去することなく待ち
受け状態に移行する際に優先順位が高い識別番号を優先
する手順が採用されてもよい。
【0110】図11は、請求項11、12、14、15
に記載の発明に対応した実施形態の動作フローチャート
である。以下、図11および図14を参照して請求項1
1、12に記載の発明に対応した実施形態の動作を説明
する。無線基地局611では、基地局制御装置691は、
それぞれ自局が形成する無線ゾーン621 の局部にオー
バーラップゾーンがない場合には、図15に示すような
従来例と同様の形式の報知情報を送受信部681 、空中
線共用器671 およびアンテナ661 を介して送信す
る。
【0111】しかし、反対に、何らかのオーバーラップ
ゾーンがある場合には、基地局制御装置691 には、自
局が形成する制御チャネルの識別番号C1 と、これらの
オーバーラップゾーンに割り付けられた重複制御チャネ
ルの識別番号C3、C4とに併せて、これらの制御チャネ
ルおよび重複制御チャネルが割り付けられた無線ゾーン
621 、マイクロセル63およびピコセル64につい
て、積層関係をゾーン毎に示す優先順位P1、P3、P4
と、待ち受け許可レベルを予め決められた標準値L0
対する相対値で示す補正値Δ1、Δ3、Δ4 と、待ち受け
劣化レベルlth1、lth3、lth4とが、通信リンク711
および伝送装置701 を介して図示されない制御局か
ら与えられる。なお、上述した優先順位については、簡
単のため、無線ゾーン621 、マイクロセル63、ピコ
セル64の順に「0(=P1)」、「1(=P3)」、「2
(=P4)」であると仮定する。
【0112】基地局制御装置691 は、上述した識別番
号C1、C2〜C4 、優先順位P1 、P3、P4 、補正値
Δ1、Δ3、Δ4 および待ち受け劣化レベルlth1
th3、lt h4を取り込み、図12に網掛けを付して示す
ように、これらを予め決められた形式の下で無線ゾーン
単位に対応付けてなる情報の列((P1、C1、Δ1
th1)、…(P4、C4、Δ4、lth4))を報知情報とし
て送信する。
【0113】一方、移動局651 では、制御部771
は、請求項10に記載の発明に対応した実施形態と同様
にして計測処理と入圏判定処理とを行い、その入圏判定
処理の過程において報知情報の形式が図15に示す従来
例と同じであるか否かを上述した情報の列の有無を基準
として判別する(図11(1))と共に、その判別の結果が
真である場合には、従来例と同様の手順に基づいて入圏
判定処理を行うことにより待ち受け状態に移行する(図
11(2))。
【0114】しかし、反対にその結果が偽である場合に
は、制御部771 は、上述した報知情報に含まれる情報
の列((P1、C1、Δ1、lth1)、…(P4、C4、Δ4
th4))を主記憶に予め確保された領域(以下、「入圏
候補厳選レジスタ」という。)に格納する。さらに、制
御部771 は、このようにして入圏候補厳選レジスタに
格納された優先順位、識別番号、補正値および待ち受け
劣化レベルの組み合わせをその優先順位の昇順にソーテ
ィングすると共に、全ての優先順位を削除することによ
り、識別番号、補正値および待ち受け劣化レベルの組み
合わせの列をその入圏候補厳選レジスタに格納する(図
11(A))。なお、このような組み合わせの列について
は、以下では、簡単のため単に「列」という。
【0115】また、制御部771 は、その列に優先順位
の昇順に配置された個々の識別番号C4、C3、C1 と補
正値Δ4、Δ3、Δ1 を順次参照することにより、これら
の識別番号が個別に示す識別番号に対応した重複制御チ
ャネルと制御チャネルについて電界強度L3 を計測し
(図11(4))、そのチャネルに対応する補正値Δと上述
した標準値L0 との和との大小関係を順次判別する(図
11(5))。
【0116】さらに、制御部771 は、このような判定
の結果に基づいて請求項4に記載の発明に対応した実施
形態と同様の手順に基づいて待ち受け状態に移行する
が、その手順に基づく処理については、図11に図9と
同様の番号(6)〜(9)を付与して示して説明を省略する。
このように本実施形態によれば、待ち受け許可レベルよ
り小さな値をとる補正値がその待ち受け許可レベルに代
えて報知情報に盛り込まれ、かつ移動局651〜65N
は優先順位が大きい無線ゾーンほど優先して待ち受けの
候補として選択できる。
【0117】したがって、制御チャネルの伝送効率が高
く維持され、かつ請求項10に記載の発明に対応した実
施形態と同様にして、無線ゾーン621、622、マイク
ロセル63、ピコセル64において待ち受け状態に移行
する移動局の地理的な分布や数の適正化がはかられた
り、個々の無線ゾーンにかかわる積層関係の動的な設定
が可能となる。また、移動局651〜65Nは、無線ゾー
ン621 よりマイクロセル63やピコセル64を優先し
て待ち受けの候補とすることができる。
【0118】なお、本実施形態では、入圏候補厳選レジ
スタに格納された情報の列((P1 、C1、Δ1、lth1)、
…(P4、C4、Δ4、lth4))が優先順位の昇順(または
降順)にソーティングされた後に、続いて識別情報、補
正値および待ち受け劣化レベルのみが残されているが、
本発明はこのような構成に限定されず、例えば、これら
の優先順位を消去することなく待ち受け状態に移行する
際に優先順位が高い識別番号を優先する手順が採用され
てもよい。
【0119】また、本実施形態では、無線基地局が自局
によって形成される無線ゾーンに隣接する全ての無線ゾ
ーンに併せて、その無線ゾーンの上に形成されたマイク
ロセルやピコセルの全てに対応した補正値を報知情報と
して送信しているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、これらの無線ゾーン、マイクロセルおよ
びピコセルを構成する各無線基地局が自局によって形成
される無線ゾーンのみにかかわる補正値を報知情報とし
て送信し、移動局が電界強度の計測の対象となる全ての
制御チャネルから個別に補正値を取得することにより、
同様の判定処理(図11(5))を行うこともできる。
【0120】さらに、請求項10〜12に記載の発明に
対応した実施形態では、待ち受け劣化レベルにかかわる
処理が何ら記述されていないが、このような待ち受け劣
化レベルについては、例えば、移動局が待ち受け状態に
移行する際にその待ち受け状態から脱却するために従来
例と同様にして行うべき判定処理の基準として適用でき
る。
【0121】また、このような場合には、移動局が上述
した判定処理に先行して実際に待ち受け状態に移行した
制御チャネル(または重複制御チャネル)以外の待ち受
け劣化レベル状態を入圏候補厳選レジスタから削除する
ことも可能である。さらに、上述した各実施形態では、
入圏候補レジスタや入圏候補厳選レジスタに登録された
識別番号で個別に示される制御チャネルについて、電界
強度と待ち受け許可レベルとの大小関係が優先順位の昇
順に判別され、前者が後者を上回る制御チャネル(ある
いは重複制御チャネル)において待ち受けが行われてい
るが、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、
同様に登録された識別番号で示される全ての制御チャネ
ルについて、優先順位の如何にかかわらず電界強度を測
定した後に優先順位の昇順に一括してこのような判別を
行う手順も適用可能である。
【0122】図13は、請求項13〜15に記載の発明
に対応した実施形態の動作フローチャートである。以
下、図13および図14を参照して請求項13に記載の
発明に対応した実施形態の動作を説明する。本実施形態
の特徴は、計測処理の手順にあり、入圏判定処理とその
他の処理については、既述の請求項2〜12に記載の発
明に対応した実施形態における処理と同じであるから、
ここではその説明を省略する。
【0123】また、図13に示す処理の内、図16に示
す処理と同じものについて、同じ符号を付与して示し、
ここではその説明する省略する。移動局651 では、制
御部771 は、電源が投入されると予め送受信部741
を統括して制御することにより、既述の制御チャネルテ
ーブルに登録された制御チャネルの電界強度L1 を順次
計測し(図13(1))、その電界強度と予め決められた閾
値Lthとの大小関係を判別する(図13(2))。
【0124】制御部771 は、このような判別の過程で
閾値Lthより大きい電界強度が得られた場合には、その
電界強度と制御チャネルとを対応付けて入圏候補レジス
タに格納する(図13(3))。
【0125】さらに、制御部771 は、制御チャネルテ
ーブルに登録された他の制御チャネルについては何ら電
界強度の測定を行うことなく入圏判定処理を開始する。
このような入圏判定処理において制御チャネルを介して
受信された報知情報の形式が従来例と異なる場合に起動
される処理の過程では、その報知情報に優先順位の昇順
の配列として含まれあるいは優先順位に対応して含まれ
る全ての識別情報に個別に対応した制御チャネルについ
て、電界強度の判定に併せて、その電界強度と待ち受け
許可レベルとの大小関係が所定の順序で判別される。
【0126】このように本実施形態によれば、移動局6
1〜65Nは、始動時に待ち受け状態に移行するために
要する時間が短縮されるので、バッテリの交換や電源が
投入された後にサービスが迅速に提供される。以下、図
4、図6、図9、図11、図13および図14を参照し
て請求項14、15に記載の発明に対応した実施形態の
動作を説明する。
【0127】本実施形態と請求項2〜13に記載の発明
に対応した実施形態との相違点は、計測処理と入圏判定
処理との手順にある。計測処理の過程では、制御部77
1 は、電界強度と制御チャネルとを対応付けて入圏候補
レジスタに格納する際に、その制御チャネルについて先
行して計測されている電界強度を併せてその格納の対象
とする。
【0128】また、制御部771 は、電界強度L2、L3
の計測を行う(図16(7)、図4(4)、図6(4)、図9
(4)、図11(4))ときには、その計測の対象となる制御
チャネルが上述した入圏候補レジスタに格納されている
か否かを判別し、その判別の結果が真である場合には、
このような計測を省略すると共に、このような制御チャ
ネルについて同様に入圏候補レジスタに格納されている
電界強度を電界強度L2 や電界強度L3 と見なして処理
を続行する。
【0129】このように本実施形態によれば、移動局が
待ち受け状態への移行に先行して電界強度を計測すべき
制御チャネルの総数が低減されるので、移動局の運用効
率が高められ、かつサービス品質が向上する。なお、上
述した各実施形態では、図4、図5、図8および図10
に示すように、入圏候補厳選レジスタに格納された全て
の識別番号に対応する制御チャネル(無線ゾーン)につ
いて、電界強度が待ち受け許可レベルを上回っているか
否かが判別されているが、本発明はこのような処理の手
順に限定されず、例えば、これらの図に一点鎖線で示す
ように、何れかの制御チャネル(無線ゾーン)の電界強
度が待ち受け許可レベルを上回る場合には、該当する制
御チャネルや無線ゾーンにおいて待ち受け状態に移行す
ることにより速やかに通信サービスの提供を受けること
も可能である。
【0130】また、上述した各実施形態では、各無線基
地局が形成する無線ゾーンの周囲に互いに重なって形成
される隣接ゾーンについては、何ら識別情報が送信され
ていないが、本発明はこのような構成に限定されず、例
えば、自局が形成する無線ゾーンに対する相対的な優先
順位が移動局において確実に識別されるならば、これら
の隣接ゾーンについても識別情報が送信されてもよい。
【0131】さらに、上述した各実施形態では、報知情
報には優先順位の昇順に対応した順列として種々の情報
が盛り込まれているが、本発明はこのような形式の報知
情報に限定されず、移動局においてこれらの優先順位と
の対応関係を確実に識別できるならば、例えば、優先順
位の降順に対応した順列やその優先順位に対して予め決
められた順序で対応する形成で生成された報知情報が適
用されてもよい。
【0132】また、上述した各実施形態では、各無線ゾ
ーン(無線基地局)に割り付けられた制御用の無線チャ
ネル(報知情報の送信に供される。)のチャネル番号が
報知情報に盛り込まれているが、本発明はこのようなチ
ャネル番号に限定されず、例えば、各無線チャネルがT
DMA方式のように時分割方式では構成されず、アナロ
グの移動通信システムにおける無線チャネルのように単
一の無線周波数を占有することによって形成される場合
には、その無線周波数がチャネル番号に代えて適用され
てもよい。
【0133】さらに、上述した各実施形態では、予め決
められたフレームフォーマットの下で予約されていない
スペアフィールドが活用されることにより報知情報がデ
ィジタル伝送されているが、本発明はこのような構成に
限定されず、そのスペアフィールドのサイズが十分には
大きくない場合には、例えば、マルチフレームとして伝
送されてもよく、移動局が確実に受信できるならば個別
にあるいは分割して送信される複数のフレームとして伝
送されてもよい。
【0134】また、上述した各実施形態では、報知情報
が制御用の無線チャネルを介して伝送されているが、本
発明は、このような無線チャネルを介して行われる無線
チャネル設定制御方式に限定されず、無線チャネル設定
制御方式や無線伝送方式の如何にかかわらず適用可能で
ある。
【0135】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、無線基地局の実際の運用状況や運用形態に適応して
各無線ゾーンに入圏する移動局の分布が動的に設定され
る。
【0136】請求項2、3に記載の発明では、移動局
は、自局の位置に形成される無線ゾーンが複数あるとき
に、これらの無線ゾーンの内、極小ゾーンを優先して選
択して待ち受け状態に移行することができる。請求項
4、5に記載の発明では、無線ゾーンにかかわる増設や
構成の変更に対する柔軟性が向上する。
【0137】請求項6〜9に記載の発明では、報知情報
が送信される無線チャネルの伝送効率が高められ、かつ
無線ゾーンにかかわる増設や構成の変更に対する柔軟性
が確保される。請求項10に記載の発明では、各無線ゾ
ーンにかかわる運用の形態、トラヒックの分布、増設そ
の他に対する柔軟な適応が可能となる。
【0138】請求項11に記載の発明では、請求項10
に記載の移動通信システムに比べて報知情報の送信に供
される無線チャネルの伝送効率が高められる。請求項1
2に記載の発明では、請求項11に記載の移動通信シス
テムに比べて、報知情報の送信に供される無線チャネル
の伝送効率が高められる。請求項13〜15に記載の発
明では、移動局が始動後や出圏後に待ち受け状態に移行
するために要する時間が短縮される。
【0139】請求項16に記載の発明では、個々の無線
ゾーンに入圏する移動局の分布は、これらの無線ゾーン
を形成する基地局よって主導的にかつ動的値設定され
る。したがって、これらの発明が適用された移動通信シ
ステムでは、移動局は、自局が実際に位置する無線ゾー
ンの内、トラヒックの吸収や不感地帯の救済を目的とし
て形成された極小ゾーンや、無線基地局によって与えら
れる優先度が高いものを優先して選定することにより待
ち受け状態に移行できるので、このような極小ゾーンに
併せて無線周波数、ハードウエアその他の資源が有効に
利用され、かつサービス品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2〜15に記載の発明の原理ブロック図
である。
【図3】請求項16に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項2、3、14〜16に記載の発明に対応
した実施形態の動作フローチャートである。
【図5】請求項2、3に記載の発明に対応した実施形態
における報知情報を示す図である。
【図6】請求項4〜9、14、15に記載の発明に対応
した実施形態の動作フローチャートである。
【図7】請求項4〜7に記載の発明に対応した実施形態
における報知情報を示す図である。
【図8】請求項8、9に記載の発明に対応した実施形態
における報知情報を示す図である。
【図9】請求項10、14、15に記載の発明に対応し
た実施形態の動作フローチャートである。
【図10】請求項10に記載の発明に対応した実施形態
における報知情報を示す図である。
【図11】請求項11、12、14、15に記載の発明
に対応した実施形態の動作フローチャートである。
【図12】請求項11、12に記載の発明に対応した実
施形態における報知情報を示す図である。
【図13】請求項13〜15に記載の発明に対応した実
施形態の動作フローチャートである。
【図14】従来の移動通信システムの構成例を示す図で
ある。
【図15】従来例における報知情報の構成を示す図であ
る。
【図16】従来例の動作フローチャートである。
【図17】従来例の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1,11,61 無線基地局 2,12,65 移動局 3 トラヒック制御手段 4,13,13a〜13g 報知手段 5,14,14a〜14g 報知情報受信手段 6,16,16a〜16g 待ち受け制御手段 15,15a〜15g 計測手段 17 入圏判定手段 62 無線ゾーン 63 マイクロセル 64 ピコセル 66,72 アンテナ 67,73 空中線共用器 68,74 送受信部 69 基地局制御装置 70 伝送装置 71 通信リンク 75 マイク 76 スピーカ 77 制御部 78 表示操作部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線ゾーンを個別に形成し、かつ
    予め決められた手順に基づいて無線チャネル設定制御を
    行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線ゾーンの内、前記手順に適応した基準を
    満たす何れかの無線ゾーンを待ち受けゾーンとして選定
    し、その待ち受けゾーンを介して通信サービスの提供を
    受ける移動局とを備え、 前記複数の無線基地局には、 前記複数の無線ゾーンのトラヒックの分布を設定するト
    ラヒック制御手段と、 前記複数の無線ゾーンについて、前記トラヒック制御手
    段によって設定された分布の下で与えられる確率密度の
    順に付された優先度を含む報知情報を生成し、その報知
    情報を自局が形成する無線ゾーンに送信する報知手段を
    有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記手順に
    基づいて受信する報知情報受信手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の優先度の昇順に、その優先度に対応した無
    線ゾーンを前記待ち受けゾーンの選定の対象とする待ち
    受け制御手段とを有することを特徴とする移動通信シス
    テム。
  2. 【請求項2】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、その無線ゾー
    ンを介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備
    え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位に個別
    に割り付けられた無線チャネルの識別情報が配置されて
    なる報知情報をこれらの無線チャネルの内、そのゾーン
    に割り付けられた無線チャネルに送信する報知手段を有
    し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルについ
    て、電界強度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネル
    の内、前記積層順位が最下位であるものが割り付けられ
    たゾーンを前記通信サービスの提供を受ける待ち受けゾ
    ーンとして確定する待ち受け制御手段とを有することを
    特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、その無線ゾー
    ンを介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備
    え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位に識別
    子が配置されてなる報知情報をそのゾーンに割り付けら
    れた無線チャネルに送信する報知手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別子に対応するゾーンについて、電界強
    度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回るゾーンの内、
    前記積層順位が最下位であるゾーンを前記通信サービス
    の提供を受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け
    制御手段とを有することを特徴とする移動通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、そのゾーンを
    介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位と、個
    別に割り付けられた無線チャネルの識別情報とが対応付
    けられてなる報知情報をこれらの無線チャネルの内、そ
    のゾーンに割り付けられた無線チャネルに送信する報知
    手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルについ
    て、電界強度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネル
    の内、前記報知情報受信手段によって受信された報知情
    報において、識別情報が最下位の積層順位に対応するゾ
    ーンを求めると共に、そのゾーンを前記通信サービスの
    提供を受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け制
    御手段とを有することを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、そのゾーンを
    介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位と、個
    別に割り付けられた識別子とが対応付けられてなる報知
    情報をこれらの無線チャネルの内、そのゾーンに割り付
    けられた無線チャネルに送信する報知手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別子に対応するゾーンについて、電界強
    度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回るゾーンの内、
    前記報知情報受信手段によって受信された報知情報にお
    いて、識別子が最下位の積層順位に対応するゾーンを求
    めると共に、そのゾーンを前記通信サービスの提供を受
    ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手段と
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、そのゾーンを
    介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーンに割り付けられた無線チャネル
    に、その無線チャネルを示す識別情報に併せて、そのゾ
    ーンに重なる無線ゾーンおよび極小ゾーンについて、重
    なる順位を示す積層順位と個別に識別情報が対応付けら
    れてなる報知情報を送信する報知手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別情報に対応する無線チャネルについ
    て、電界強度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネル
    の内、前記報知情報受信手段によって受信された報知情
    報において、識別情報が何らかの積層順位に対応するも
    のを優先しつつその積層順位が最下位であるものが割り
    付けられた無線チャネルを求めると共に、その無線チャ
    ネルが割り付けられたゾーンを前記通信サービスの提供
    を受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手
    段とを有することを特徴とする移動通信システム。
  7. 【請求項7】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、そのゾーンを
    介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーンに、その無線チャネルを示す識別
    情報に併せて、そのゾーンに重なる無線ゾーンおよび極
    小ゾーンについて、重なる順位を示す積層順位と個別に
    識別子が対応付けられてなる報知情報を送信する報知手
    段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信
    手段と、 前記報知情報受信手段によって受信された報知情報に含
    まれる個々の識別子に対応するゾーンについて、電界強
    度を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回るゾーンの内、
    前記報知情報受信手段によって受信された報知情報にお
    いて、識別子が何らかの積層順位に対応するものを優先
    しつつその積層順位が最下位であるものが割り付けられ
    たゾーンを求めると共に、そのゾーンを前記通信サービ
    スの提供を受ける待ち受けゾーンとして確定する待ち受
    け制御手段とを有することを特徴とする移動通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、その無線ゾー
    ンを介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備
    え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーンに割り付けられた無線チャネル
    に、そのゾーンがこれに重なる無線ゾーンおよび極小ゾ
    ーンに対してそれぞれ同位および下位であることを示す
    積層順と、これらのゾーン、無線ゾーンおよび極小ゾー
    ンに個別に割り付けられた無線チャネルの識別情報とが
    配置されてなる報知情報を送信する報知手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信し、その報知情報
    の形式に基づいて個別に含まれる全ての識別情報とこれ
    らの識別情報に対応した無線チャネルが割り付けられた
    ゾーンの積層順位とを求める報知情報受信手段と、 前記報知情報受信手段によって求められた個々の識別情
    報に対応する無線チャネルについて、電界強度を計測す
    る計測手段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回る無線チャネル
    の内、前記積層順位が最下位であるものが割り付けられ
    たゾーンを前記通信サービスの提供を受ける待ち受けゾ
    ーンとして確定する待ち受け制御手段とを有することを
    特徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】 単数または複数の無線ゾーンとその無線
    ゾーンに重なる単数または複数の極小ゾーンとを個別に
    形成し、予め決められた手順に基づいて無線チャネル設
    定制御を行う複数の無線基地局と、 前記複数の無線基地局の何れかによって形成された無線
    ゾーンに前記手順に基づいてアクセスし、その無線ゾー
    ンを介して通信サービスの提供を受ける移動局とを備
    え、 前記複数の無線基地局には、 自局が形成するゾーンに、そのゾーンがこれに重なる無
    線ゾーンおよび極小ゾーンに対してそれぞれ同位および
    下位であることを示す積層順と、これらのゾーン、無線
    ゾーンおよび極小ゾーンを個別に示す識別子とが配置さ
    れてなる報知情報を送信する報知手段を有し、 前記移動局には、 前記報知手段によって送信された報知情報を前記無線チ
    ャネル設定制御の手順に基づいて受信し、その報知情報
    の形式に基づいて個別に含まれる全ての識別子とこれら
    の識別子に対応したゾーンの積層順位とを求める報知情
    報受信手段と、 前記報知情報受信手段によって求められた個々の識別子
    に対応するゾーンについて、電界強度を計測する計測手
    段と、 前記計測手段によって計測された電界強度と予め設定さ
    れた閾値とを比較し、前者が後者を上回るゾーンの内、
    前記報知情報受信手段によって求められた積層順位が最
    下位であるゾーンを前記通信サービスの提供を受ける待
    ち受けゾーンとして確定する待ち受け制御手段とを有す
    ることを特徴とする移動通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし請求項7の何れか1項
    に記載の移動通信システムにおいて、 報知手段には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて予め個別に設定された閾値を積層順
    位に対応付けて報知情報に付加する手段を含み、 待ち受け制御手段は、 前記報知手段によって前記報知情報に付加された閾値を
    電界強度との比較の対象とすることを特徴とする移動通
    信システム。
  11. 【請求項11】 請求項2ないし請求項7の何れか1項
    に記載の移動通信システムにおいて、 報知手段には、 自局が形成するゾーンについて、予め設定された閾値を
    その閾値の標準値との差分として示す相対値を報知情報
    に付加する手段を含み、 報知情報受信手段には、 前記報知情報に付加された相対値をその報知情報が受信
    されたゾーンに対応付けて求める手段を含み、 待ち受け制御手段は、 計測手段によって計測された個々の電界強度について、
    その電界強度が計測されたゾーンに対応付けられて前記
    報知情報受信手段によって求められた相対値と前記標準
    値との和を比較の対象とすることを特徴とする移動通信
    システム。
  12. 【請求項12】 請求項2ないし請求項7の何れか1項
    に記載の移動通信システムにおいて、 報知手段には、 自局が形成するゾーン、これに重なる無線ゾーンおよび
    極小ゾーンについて、予め個別に設定された閾値をこれ
    らの閾値の共通の標準値との差分として示す相対値を積
    層順位に対応付けて報知情報に付加する手段を含み、 待ち受け制御手段は、 前記相対値と前記標準値との和を電界強度との比較の対
    象とすることを特徴とする移動通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項2ないし請求項12の何れか1
    項に記載の移動通信システムにおいて、 移動局12には、 自局が位置し得る無線ゾーンの電界強度をリサイクリッ
    クに計測してその電界強度と入圏が許容される下限値と
    を比較し、前者が後者を上回るときにその計測および比
    較の処理を打ち切ると共に、該当する無線ゾーンを報知
    情報受信手段14が報知情報を受信すべき候補として選
    定する入圏判定手段を備えたことを特徴とする移動通信
    システム。
  14. 【請求項14】 請求項2ないし請求項13の何れか1
    項に記載の移動通信システムにおいて、 待ち受け制御手段は、 計測手段によって計測された電界強度について、その計
    測の対象となったゾーンの積層順位の降順に閾値との比
    較を行い、前者が後者を上回ったときに該当するゾーン
    を待ち受けゾーンとして確定することを特徴とする移動
    通信システム。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の移動通信システム
    において、 計測手段は、 入圏判定手段によって候補として選定された無線ゾーン
    について、計測を省略し、かつその入圏判定手段によっ
    て計測された電界強度を代用する手段を含むことを特徴
    とする移動通信システム。
  16. 【請求項16】 複数の無線基地局が個別に形成する無
    線ゾーンについて、予め設定されたトラヒックの分布の
    降順に付された優先度を含む報知情報を無線チャネル設
    定制御の手順に基づいて受信する報知情報受信手段と、 前記複数の無線ゾーンの内、前記報知情報受信手段によ
    って受信された報知情報に含まれる優先度に対応した無
    線ゾーンについて、その優先度の昇順に前記手順に適応
    した基準を満たすか否かを判別し、その判別の結果が真
    である無線ゾーンを待ち受けゾーンとして選定する待ち
    受け手段と、 前記待ち受け手段によって選定された待ち受けゾーンを
    介して、前記複数の無線基地局の内、その待ち受けゾー
    ンを形成する無線基地局による通信サービスの提供を受
    ける通信制御手段とを備えたことを特徴とする移動局装
    置。
JP8163330A 1996-06-24 1996-06-24 移動通信システムおよび移動局装置 Pending JPH1013908A (ja)

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