JPH10136963A - 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿 - Google Patents

火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿

Info

Publication number
JPH10136963A
JPH10136963A JP29372496A JP29372496A JPH10136963A JP H10136963 A JPH10136963 A JP H10136963A JP 29372496 A JP29372496 A JP 29372496A JP 29372496 A JP29372496 A JP 29372496A JP H10136963 A JPH10136963 A JP H10136963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cigarette
smoking
ashtray
smoking article
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29372496A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruma Tanaka
春馬 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSHU KK
Original Assignee
SANSHU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANSHU KK filed Critical SANSHU KK
Priority to JP29372496A priority Critical patent/JPH10136963A/ja
Publication of JPH10136963A publication Critical patent/JPH10136963A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】煙草による火災の防止効果を有する喫煙具を提
供する。 【解決手段】喫煙具は、煙草を挿入し得る内径を有し、
かつその長さが煙草より短い円筒状の鞘本体と、前記鞘
本体の一端に設けられた径方向外方に延びる袴部とから
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙草による火災防
止に役立つ喫煙具及び、この喫煙具用の灰皿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、煙草は成人以上の人間が自由
に購入して喫煙することのできるため、家庭や職場等様
々な処で喫煙が行われている。上記した煙草は、書類や
本を読みながら喫煙されたり、また、テレビを見ながら
喫煙される等、喫煙以外の別の行為を行いながら喫煙さ
れることが多く、喫煙者は時として、自分が喫煙してい
ることを忘れて灰皿等に火の付いた煙草を置いたまま、
その場所を離れたり、また、煙草の火を消さずに眠って
しまったりすることがある。このように、火を付けたま
まの煙草を灰皿等に置き忘れても、灰皿上で完全に燃焼
してしまえば問題はないが、これが床の絨毯等に落ちた
り、また、机の上の書類等に落ちたりすると、絨毯や書
類が焦げたり、ひどい場合には、そこから発火して火災
の原因になる場合もある。ちなみに東京消防庁の統計で
は、火災原因の第1位は放火、第2位は煙草、第3位は
コンロとなっている。これを防止するために、例えば、
ホテル等では寝煙草の禁止する等の様々な呼びかけがな
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に煙草は成人以上であれば、自由に購入し喫煙すること
ができるため、煙草による火災の防止を呼びかけるだけ
では限度があり、特に各家庭内における火災防止は本人
の注意によるものしかなく、煙草による火災を効果的に
防止できる喫煙具等はなかった。本発明は、上記した従
来の問題に鑑みて、煙草による火災を効果的に防止する
ことができる喫煙具及び、喫煙具用灰皿を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る火災防止用喫煙具は、
煙草を挿入し得る内径を有し、かつその長さが煙草より
短い円筒状の鞘本体と、前記鞘本体の一端に設けられた
径方向外方に延びる袴部とから成ることを特徴とするも
のである。また、本発明の請求項2に係る喫煙具用灰皿
は、灰収納部及び煙草受部を有する灰皿において、前記
煙草受部に、煙草を挿入し得る内径を有し、かつその長
さが煙草より短い円筒状の鞘本体と前記鞘本体の一端に
設けられた径方向外方に延びる袴部とから成る火災防止
用喫煙具を保持する喫煙具保持部を設けたことを特徴と
するものである。さらに、本発明の請求項3に係る喫煙
具用灰皿は、請求項2に係る喫煙具用灰皿において、喫
煙具保持部を、喫煙具の鞘本体を挿入保持する円形開口
で構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る火災防止用喫
煙具及び喫煙具用灰皿の実施の形態を添付図面に示した
幾つかの実施例を参照して説明する。
【0006】始めに本発明に係る火災防止用喫煙具の一
実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1(a)
〜(c)は本発明の係る火災防止用喫煙具(以下、単に
喫煙具と称する。)の一実施例の斜視図、A−A断面
図、及び正面図を示している。図面に示すように、この
喫煙具1は円筒状の鞘本体2を有する。この鞘本体2は
熱伝導性を有する、例えば、鉄、ステンレス、黄銅及び
アルミニウム等から成る。鞘本体2の内径rは、煙草3
の外径Rより若干大きい寸法に形成され、使用時に煙草
3を挿入できるように構成されている。図中4は、鞘本
体2に成形された環状の凹部である。この凹部4は、図
1(b)に示すように、鞘本体2の内面から径方向内方
に向けて若干突出している。これにより、周知である
が、煙草3の味を向上させる。前記鞘本体2の一縁に
は、半径方向外方に平面状に広げられた袴部5が形成さ
れている。この袴部5は、喫煙具1の転がりを防止する
ために、その外形が多角形状が望ましい。煙草3の燃焼
部分と絨毯等の可燃物とは、それらが3.5mm程度近づ
くと発火する可能性が高くなる。従って、この袴部5の
直径Lは、喫煙具1を煙草3のフィルター3bに装着
し、煙草3を机等の任意の平面S上に置いた時に、煙草
3の本体部分3のフィルタ3b側の端部と平面Sとの間
の間隔Dが、好ましくは少なくとも3.5mm以上開くよ
うな寸法に決められる(図2参照)。また、鞘本体2
は、喫煙具1を煙草3のフィルター3bに装着し、煙草
3の本体部分3aが完全に残っている状態で、煙草3を
適当な平面S上に置いた時に、袴部5を境に、鞘本体2
側が、その自重で下方に下がるのに十分な長さ及び重さ
を有するように成形されている。上記したように構成さ
れた喫煙具1は、使用者により喫煙前に煙草3のフィル
ター3b装着される。これにより、例えば、喫煙中に使
用者が、煙草3を床又は机等の平面S上に落とした場合
でも、煙草3は、図2に示すように喫煙具1の袴部5を
境に、フィルター3b側が平面Sに付き、先端が燃焼し
ている本体部分3aが平面Sから離れた状態に維持さ
れ、しかも、その状態のまま煙草3が燃焼し続けた場合
でも、本体部分3aの燃焼している部分と平面Sとの間
の間隔が3.5mm以下に近づくことはない。従って、こ
の喫煙具1を装着して喫煙することにより煙草による火
災発生や書類の焦げ付き等を防止することができる。ま
た、喫煙具1は、熱伝導性を有するので、煙草が火のつ
いたまま放置されても、煙草の燃焼部が、鞘本体2の内
部に入る程度に短くなれば、煙草の燃焼部の熱が鞘本体
2に伝わり、温度が下がり、燃焼温度以下になり、かつ
鞘本体2内が酸素不足になるので、火は自然に消える。
また、図1の実施例では、喫煙具1の袴部5の外形を多
角形状に形成しているので、落とした煙草3が転がるの
を防止することができる。
【0007】以上説明した本発明に係る喫煙具の第1の
実施例では、袴部5を、鞘本体2の縁部を平面状に屈曲
させて形成しているが、この袴部5の形状は、第1の実
施例に限定されることなく、その外径が鞘本体2より大
きく形成されていれば、任意の形状でよく、例えば、図
3(a)〜(c)に示すようにテーパ状に屈曲させて形
成してもよい。また、上記第1の実施例では袴部5は、
その外形が多角形状に形成されているが、この外形は本
実施例に限定されることなく、任意の形状でよく、例え
ば、図4(a)〜(c)に示すような形状でもよい。ま
た、この袴部5の外形は第1実施例や図4に示す幾つか
の実施例のように、喫煙具1が転がらないような形状に
形成するのが好ましいが、特に、これらの形状に限定さ
れるものではなく、例えば、丸く形成してもよい。さら
に、本実施例では、鞘本体2と袴部5とが一体に形成さ
れているが、これは本実施例に限定されることなく、別
体に構成してもよく、また、本実施例では袴部5は鞘本
体2の一端に位置しているが、この袴部5の鞘本体2に
対する位置も本実施例に限定されることなく、喫煙具1
を煙草3のフィルタ3bに装着した時に、袴部5を境
に、煙草3のフィルタ3bが平面上に付くように煙草3
及び喫煙具1が傾斜し得る位置であれば、任意の位置で
よい。また、本実施例では鞘本体2を磁性体で構成して
いるが、これは本実施例に限定されることなく、例え
ば、非磁性体で構成してもよい。さらに、本実施例では
鞘本体2に環状凹部4を設けているが、これは本実施例
に限定されることなく、多数の凸状を円周上に設ける形
状、あるいは単なる円筒で構成してもよい。
【0008】また、以上説明した本実施例の喫煙具1に
よれば、鞘本体2に煙草3の味を向上させるための環状
凹部4を設けているので、喫煙者に喫煙具1に対する興
味を引きつけ、喫煙具を装着する意欲を促進させるとい
う効果を奏する。また、以上説明した本実施例の喫煙具
1によれば、袴部5に様々なデザインが施せるため、美
しい喫煙具となり、喫煙を楽しくするという効果を奏す
る。
【0009】次に、本発明に係る喫煙具用灰皿の一実施
例を図5を参照して説明する。図5(a)は喫煙具用灰
皿の概略上面図、図5(b)は喫煙具用灰皿の一部断面
側面図を各々示している。この喫煙具用灰皿10(以
下、単に灰皿10と称する。)は、磁性体材料から成る
深皿状の本体11と、磁性体材料から成る浅皿状の蓋体
12とを有する。本体11は、円形の底板11aと、底
板11aの外周縁を上方に立ち上がらせた側板11bと
から成り、これら底板11a及び11bで内部に灰収納
部Xを形成している。底板11aは、その中心部分が上
方に凸状に屈曲させれており、この凸状部11cには、
受座11dがある。蓋体12は、本体11の底板11a
より小さい円形の底板12aと、底板12aの外周縁を
上方に若干立ち上がらせた側板12bとから成る。底板
12aには、4つの扇状の開口12cが形成されてお
り、この開口12cから灰及び吸殻を本体11の灰収納
部Xに落とせるように形成されている。上記した蓋部材
12は、本体11の受座11dを磁石14を介してリベ
ット13で固定される。この組立状態において、蓋体1
2の側板12bの上面と、本体11の側板11bの上面
とはほぼ平面になり、これらで煙草3を支持する煙草受
部Yを構成する。また、前記磁石14は、そのN極が本
体11に、またそのS極が蓋体12に接触されており、
これにより、灰皿10には、その本体11から蓋体12
を通る磁気回路が形成される。従って、喫煙者が、磁性
体で形成された喫煙具1を、煙草受部Yに、本体11及
び蓋体12の側板11b及び12bの上面に掛け渡すよ
うに載せると、前記煙草受部Yは磁力で喫煙具1を保持
する。上記したように構成することにより、小さいので
紛失し易い喫煙具1を使用していない時に灰皿10の吸
着作用で保管ができる。また、灰皿10が磁力で喫煙具
1を保持するので、使用者が、喫煙中の煙草3を灰皿1
0に載せたまま忘れてしまった場合でも、煙草3に喫煙
具1を装着してさえいれば煙草3が灰皿10から落ちる
ことがなく、喫煙中の煙草の灰皿からの落下による火災
が防止される。上記した灰皿における磁石15の磁力
は、喫煙者が僅かに力を入れれば、喫煙具及び喫煙具付
き煙草を取り外せる程度の磁力を本体11と蓋体12と
の間に発生させる程度が好ましい。これにより、喫煙者
が、喫煙中の煙草を灰皿10から取り外すのが容易にな
る一方、取り外す時に僅かに力を入れる必要があるの
で、喫煙者に対して常に喫煙状態にあることを意識させ
る効果ある。
【0010】次に、本発明に係る喫煙用灰皿の第2の実
施例を図6及び図7を参照して説明する。図6(a)
は、本発明の第2実施例に係る喫煙用灰皿20(以下、
単に灰皿20と称する。)の概略上面図、図6(b)は
図6(a)におけるB−B断面図、図6(c)は図6
(a)におけるC−C断面図、また、図7は図6(a)
におけるD−D断面図を各々示している。この灰皿20
は、深皿状の本体21と、略同形状の一対の蓋体22及
び23とを有する。前記本体21は、例えば、アルミニ
ウム等の非磁性体材料から成る。本体21は、円形の底
板21aと、底板21の外周縁を上方に立ち上がらせた
側板21bとから成り、その内部に、灰収納部Xを形成
している。また、前記側板21bの上縁部には径方向外
方に屈曲された環状の受部21cが形成されており、こ
の受部21cには、4つの凹部21dが等間隔に形成さ
れている。また、一対の蓋体22及び23は、各々中心
から径方向外方に向けて扇状に拡がる形状に形成されて
いる。各蓋体22及び23の両側の扇状部分の外周縁2
2a及び23aは、各々下方に向けて屈曲されている。
また、各蓋体22及び23の外周縁22a及び23aの
屈曲部より内側には、適当な幅の平面部22b,23b
が形成されており、これら平面部22b及び23bで煙
草受部Yを構成する。一方の蓋体22の両平面部22b
の内側は、中心に向けて凹状に湾曲されており、この湾
曲部22cには一対の取付孔22dが穿設されている。
また、他方の蓋体23の両平面部23bの内側は、中心
に向けて少なくとも前記一方の蓋体22より深く凹状に
湾曲されており、この湾曲部分23cの中央部には側方
に延びる一対のフランジ23dが形成されている。これ
ら一対のフランジ23dには、二つの蓋体22及び23
を十字状に交差させて重ねた時に一方の蓋体22に形成
された取付孔22dと合致する位置に取付孔23eが穿
設されてる。また、前記蓋体22及び23は、それらを
十字状に交差させて重ねた時に、それらの平面部22
b,23bが同一平面上に位置し、かつ、隣接する平面
部22b,23b間に、喫煙具1の鞘本体2の直径より
狭い幅の隙間25ができるように寸法決めされている。
この隙間25の幅は煙草の直径寸法より少し小さくすれ
ば、喫煙具が無い場合も、煙草が隙間25にはまるの
で、煙草は保持され、落としたりすることはなく安全で
ある。以上説明した一対の蓋体22,23は、十字状に
交差させて重ねて、前記合致した取付孔22d及び23
eの位置でリベット24により固定され、それらの平面
部22b,23bが前記本体21の受部21c上に載る
ようになっている。尚、前記蓋部材22,23の平面部
22b,23bと前記本体21の受部21cとには、蓋
部材22,23を本体21に取り付けた時に、蓋部材2
2,23の平面部22b,23b間に形成される隙間2
5の位置と、本体21に載せた受部21cに形成された
凹部21dの位置とが合致するように、位置決め突起2
2e,23f及び位置決め凹部21eが形成されてお
り、これにより、蓋部材22,23を本体21に載せた
ようになる時に、本体21の煙草受部Yの上側に蓋部材
22,23の隙間25が位置する(図6(c)参照)。
また、蓋体22と蓋体23との重なり合う部分の間には
磁石26が介装される。磁石26は、そのN極が下側に
位置する蓋体23に接触し、そのS極が上側に位置する
蓋体22に接触するように配置され、これにより、二つ
の蓋体22及び23には、一方の蓋体22の平面部22
bから隙間25を通過して隣接する他方の蓋体23の平
面部23bに流れる磁気回路が形成され、隙間25に煙
草3が置かれた時に、煙草3に装着された磁気性材料か
らなる喫煙具1を磁力で保持する。また、前記蓋体2
2,23の平面部22b,23b及び本体21の受部2
1cには、喫煙具1の鞘本体2の直径より若干大きい直
径の開口22f,23g,21fが形成されており、前
記喫煙具1をこれら開口22f,23g,21fに挿入
収納することができるように構成されている。以上説明
した第2実施例に係る喫煙具用灰皿20によれば、喫煙
具1の鞘本体2を開口22f,23g,21fに挿入し
て保持するように構成されているので、喫煙具1を挿入
した時に、喫煙具1の袴部5が灰皿の平面部22b,2
3b上に露出する。従って、喫煙具1の袴部5を図3に
示すように、美しきデザインすれば、収納した喫煙具1
により灰皿20が装飾され、灰皿の美観を向上させる。
また、上記した灰皿20によれば、喫煙具1の鞘本体2
を開口22f,23g,21fに挿入して保持するよう
に構成しているので、喫煙具1が非磁性体で形成されて
いても、問題なく収納保持でき、十分安全性を保つこと
が可能である。
【0011】次に、本発明に係る喫煙用灰皿の第3の実
施例を図8を参照して説明する。図8は、本発明の第3
実施例に係る喫煙用灰皿30(以下、単に灰皿30と称
する。)の概略斜視図である。この灰皿30は、非磁性
体材料、例えば、紫檀、ガラス及び磁器等で形成されて
おり、その底部31と肉厚の外周壁32とで内側に灰収
納部Xを形成し、肉厚の外周壁32の煙草受部Yには、
喫煙具1の鞘本体2の直径より若干大きい直径で、かつ
鞘本体2の長さより深い穴33が形成されており、この
穴33で、使用していない喫煙具1を保持できるように
構成されている。また、煙草受部Yには、喫煙中の煙草
3を置くための凹部が複数形成されている。各煙草受部
Yの底部には磁石35が埋め込まれており、この磁石3
5によって、喫煙中の煙草3に装着された磁性体から成
る喫煙具1を保持できるようにしている。この第3の実
施例も、第2の実施例と同様、喫煙具1を穴33で保持
するように構成されているので、喫煙具1の材料に関係
なく、使用していない喫煙具1を収納保持することがで
き、また、喫煙具1を保持する時に、喫煙具1の袴部5
が灰皿30の上面Yに露出するので、喫煙具1の袴部5
によって灰皿30を装飾することができる。
【0012】以上説明した本発明の喫煙具用灰皿によれ
ば、使用していない喫煙具1を保持できるように構成さ
れているので、喫煙具1を紛失しずらくなり、また、煙
草3を喫煙する場合に必ず必要な灰皿に喫煙具1を収納
保持することによって、喫煙者に対して喫煙具1の装着
を促進することができる。また、本実施例のように、喫
煙具用灰皿に磁石を設けて、磁性体で形成された喫煙具
1を装着した煙草3を、磁力で煙草受部Yに保持できる
ように構成した場合、喫煙者が火を付けたままの煙草3
を灰皿上に置き忘れた場合でも、火が付いた煙草3が落
下することがない。また、本実施例においては、磁性体
で形成された灰皿10と喫煙具1とが示されているが、
これらは磁性体に限定されるものではなく、磁性体でな
くても、現行の灰皿及び喫煙具よりも安全性の高いもの
となっている。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る火災防止用喫煙具は、煙草
を挿入し得る内径を有し、かつその長さが煙草より短い
円筒状の鞘本体と、前記鞘本体の一端に設けられた径方
向外方に延びる袴部とから構成されているので、火が付
いた喫煙中の煙草を床等に落とした場合でも、煙草の火
が床に直接付くことがない。また、本発明に係る火災防
止用喫煙具は、熱伝導性を有するので、煙草が火のつい
たまま放置されても、煙草の燃焼部が前記鞘本体の内部
に入る程度に短くなると、煙草の燃焼部の熱が前記鞘本
体に伝わって温度が下がり、燃焼温度以下になり、かつ
鞘本体内が酸素不足になるので、火は自然に消えるとい
う効果をもたらす。また、本発明に係る喫煙具用灰皿に
よれば、灰収納部及び煙草受部を有する灰皿において、
前記煙草受部に、煙草を挿入し得る内径を有し、かつそ
の長さが煙草より短い円筒状の鞘本体と前記鞘本体の一
端に設けられた径方向外方に延びる袴部とから成る火災
防止用喫煙具を保持する喫煙具保持部を設けているの
で、小さいために紛失し易い喫煙具が紛失しにくくな
り、また、喫煙時に必要な灰皿に喫煙具を収納する部分
を設けているので、喫煙者に喫煙具の装着を促進するこ
とができるという効果をそうする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(c)は本発明の係る火災防止用喫
煙具の一実施例の斜視図、A−A断面図、及び正面図で
ある。
【図2】 図1に示した喫煙具の使用状態を示す図であ
る。
【図3】 (a)〜(c)は、本発明に係る火災防止用
喫煙具の袴部の別の実施例を示す喫煙具の概略縦断面図
である。
【図4】 (a)〜(c)は、本発明に係る火災防止用
喫煙具の袴部の別の実施例を示す喫煙具の正面図であ
る。
【図5】 (a)は喫煙具用灰皿の概略上面図、(b)
は喫煙具用灰皿の一部断面側面図である。
【図6】 (a)は、本発明の第2実施例に係る喫煙具
用灰皿20の概略上面図、(b)は図6(a)における
B−B断面図、(c)は図6(a)におけるC−C断面
図である。
【図7】 図6(a)におけるD−D断面図である。
【図8】 本発明の第3実施例に係る喫煙具用灰皿30
の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 喫煙具 2 鞘本体 3 煙草 3a 本体部分 3b フィルター 4 凹部 5 袴部 r 鞘本体の内径 R 煙草の外径 L 袴部の直径 S 平面 D 平面と煙草の本体部分との間の間隔 10 喫煙具用灰皿 11 本体 11a 底板 11b 側板 11c 凸状部 11d 受座 12 蓋体 12a 底板 12b 側板 12c 開口 13 リベット 14 磁石 20 喫煙具用灰皿 21 本体 21a 底板 21b 側板 21c 受部 21d 凹部 21e 位置決め凹部 21f 開口 22 蓋体 22a 外周縁 22b 平面部 22c 湾曲部 22d 取付孔 22e 位置決め突起 22f 収納開口 23 蓋体 23a 外周縁 23b 平面部 23c 湾曲部 23d フランジ 23e 取付孔 23f 位置決め突起 23g 収納開口 24 リベット 25 隙間 26 磁石 30 喫煙具用灰皿 31 底部 32 外周壁 33 収納穴 35 磁石 X 灰収納部 Y 煙草受部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A24F 19/10 A24F 19/10 19/14 19/14 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙草を挿入し得る内径を有し、かつその
    長さが煙草より短い円筒状の鞘本体と、前記鞘本体の一
    端に設けられた径方向外方に延びる袴部とから成ること
    を特徴とする火災防止用喫煙具。
  2. 【請求項2】 灰収納部及び煙草受部を有する灰皿に
    おいて、前記煙草受部に、煙草を挿入し得る内径を有
    し、かつその長さが煙草より短い円筒状の鞘本体と前記
    鞘本体の一端に設けられた径方向外方に延びる袴部とか
    ら成る火災防止用喫煙具を保持する喫煙具保持部を設け
    たことを特徴とする喫煙具用灰皿。
  3. 【請求項3】 灰皿に鞘の保管ができる構造としたこと
    を特徴とする請求項2に記載の喫煙具用灰皿。
JP29372496A 1996-11-06 1996-11-06 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿 Pending JPH10136963A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29372496A JPH10136963A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29372496A JPH10136963A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10136963A true JPH10136963A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17798428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29372496A Pending JPH10136963A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10136963A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508996A (ja) * 2012-01-03 2015-03-26 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 転がらないエアロゾル発生装置及びシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508996A (ja) * 2012-01-03 2015-03-26 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 転がらないエアロゾル発生装置及びシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3916916A (en) Shield for cigarettes and cigars
US4572217A (en) Fire-safe cigarette holder system
US5564443A (en) Portable extinguishing device
JPH10136963A (ja) 火災防止用喫煙具及び喫煙具用灰皿
JP2008005767A (ja) 喫煙具
US2638240A (en) Cigarette stub and ash receptacle
US2320561A (en) Cigarette holder
US3765427A (en) Cigar ash catcher
US5829450A (en) Device to control smoke dissipation by cigarettes
US2227354A (en) Combined ash tray and cigarette extinguisher
JPH0432078Y2 (ja)
US4579129A (en) Cigarette rests for ashtrays
US1348676A (en) Ash-tray
US4018236A (en) Ash tray
JPS5845600Y2 (ja) 灰皿
JP2018023348A (ja) 煙が出ない灰皿
JPS5810480Y2 (ja) 灰皿
KR20000058588A (ko) 담뱃재 비산 방지용 재떨이
JPS5830480Y2 (ja) 灰皿
US2285360A (en) Ash tray
US2693194A (en) Smoker's ash tray
KR200345680Y1 (ko) 담뱃불 소화기
KR19990026133A (ko) 재떨이
JPS5974Y2 (ja) 煙草の消火具
JPH0633498U (ja) たばこ置き兼火消し器。