JPH10135723A - 小型アンテナ - Google Patents
小型アンテナInfo
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- JPH10135723A JPH10135723A JP28940496A JP28940496A JPH10135723A JP H10135723 A JPH10135723 A JP H10135723A JP 28940496 A JP28940496 A JP 28940496A JP 28940496 A JP28940496 A JP 28940496A JP H10135723 A JPH10135723 A JP H10135723A
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Abstract
ナを提供すること。 【解決手段】一平面内に、長さが使用周波数の波長λの
0.4倍以下であって、略コ字状の導体D1と、その導
体D1の長辺と平行な長辺を有すると共に、その長さが
導体D1の長さとほぼ同じ、略コ字状の導体D2とを有
し、導体D1、導体D2のそれぞれの開放端が、コンデ
ンサC1及びC2によって接続されており、導体D1と
導体D2とが、接地電位の箇所で直接接続され、導体D
1または導体D2のいずれかに励振点を設けたこと。
Description
する。
は、通常、ホイップアンテナやそのホイップアンテナに
コイルを接続した短縮型のアンテナが使用されている。
また、近年では、移動電話機、警報装置、ガス監視装
置、交通量のセンサ等に小型のアンテナを用いることが
多くなっている。このような例としては、例えば、論文
「腕時計型携帯無線機用小型アンテナの検討」(199
3年電子情報通信学会春季大会、B−101)にも記載
されているように、長方形の導体にスリットを設け、略
中心に、共振させるためのコンデンサを設け、そこから
離れた箇所に励振点を設けているものが知られている。
その特性は、指向性が小さく、どの方向からの電波でも
同程度に受信でき、あるいは放射できるものである。
テナは、実際に使用する周波数の波長に比べかなり短い
ものが要求される。そこで、コイルを直列に装荷して短
縮することや、上記論文にも記載されているように、導
体を短くしておいて共振させるためのコンデンサを用い
ているが、コイルを直列に装荷すると、コイルの直径分
太くなり、小型化を行うことができず、共振のためにコ
ンデンサを用いると、そのコンデンサを接続する位置に
よって位相が変化し、使用する周波数によっては最適な
励振を行うことができない場合や、使用する周波数の帯
域が減少し、通信の信頼性が低下することもある。
発明者らは、図5(a)に示すように、一平面内に、長
さが使用周波数の波長λの0.4倍以下である導体d1
と、その導体d1に平行な地導体d2とを有し、その両
端部において、導体d1と地導体d2とをコンデンサc
1及びc2によって接続し、導体d1の略中央部に励振
点を設けた小型アンテナを提案している。
って、短縮したときの線路でも共振できるように、同一
の値を持つコンデンサをアンテナの先端2箇所に設けた
ものである。
ンダクタンス分と、コンデンサのみによる構成のため、
Qが高く、したがって、送受信できる周波数の帯域が極
めて低いものである。このようなアンテナを用いた場合
には、例えば、異なる周波数を用いて、送受信を同時に
行うような交信に用いることができず、また、テレビジ
ョン受信機のように、広い帯域を必要とする受信機等に
用いることもできないという課題がある。また、比較的
高い周波数を用いる通信機を大量生産するときに、同調
回路を簡便にするために、アンテナに広帯域のものを用
いることがあるが、このような使い方をすることもでき
ないという課題もある。
得られるアンテナを提供することを目的とする。
は、一平面内に、長さが使用周波数の波長λの0.4倍
以下であって、略コ字状の導体D1と、その導体D1の
長辺と平行な長辺を有すると共に、その長さが導体D1
とほぼ同じ、略コ字状の導体D2とを有し、導体D1、
地導体D2のそれぞれの開放端が、コンデンサC1及び
C2によって接続されており、導体D1と導体D2と
が、接地電位の箇所で直接接続され、導体D1または導
体D2のいずれかに励振点を設けたことを特徴とする。
1及び導体D2の長さをL1とすると、導体D1または
導体D2の開放端部から0.3L1〜0.7L1の範囲
に設けることが好ましい。ここでいう導体D1,D2の
導体の長さは、略コ字状の平行な部分の導体長さとその
平行な部分の導体を接続する部分の導体の長さの合計の
長さである。この励振点が、開放端部から0.3L1未
満あるいは0.7L1を越えた範囲では、アンテナの損
失が大きく、実用的でない。
ンサを用いることができ、調整を行う上で好ましい。
設けるだけでなく、空間的に平行となるように設けるこ
ともできる。
に配線板用に使用される絶縁基板上に、コ字状の導体D
1と、それに平行な導体D2を設け、それぞれの開放端
部において、それぞれコンデンサC1及びC2によって
接続し、導体D1またはD2に励振点を設けて作製する
ことができ、さらに詳しくは、印刷配線板用銅張り積層
板の導体として必要な箇所以外をエッチング除去する、
一般の配線板の製造法を用いることによって作製するこ
とができる。このようにして作製したアンテナを、送受
信機の筐体の一平面と平行に取り付ければ、狭い箇所へ
アンテナを取り付けることができ、機器の小型化を行う
ことができる。
体の一平面と平行に取り付け、筐体によってカバーする
こともでき、アンテナを絶縁保護することができ、好ま
しい。
ンテナ用コネクタに直接取り付けることもでき、また、
別の箇所に接地したアンテナとケーブルを用いて接続す
ることも可能である。
うな知見により、本発明をなしたものである。すなわ
ち、「従来の技術」で述べた本発明者らの提案したアン
テナは、図5(b)に示すような特性であり、これを図
4(a)に示すように、複同調回路とすることによっ
て、図4(b)に示すように、広い帯域を得られるので
はないか、と考えたのである。そこで、導体D1とコン
デンサC1からなる部分と、導体D2とコンデンサC2
からなる部分を、どのように配置すれば、小型で、しか
も帯域の広いアンテナとすることができるかを、様々な
サンプルを作製し、測定した結果、上記のアンテナの構
造を得られたものである。
銅張り積層板の銅箔の不要な箇所を、通常の配線板の製
造に用いる方法で、エッチング除去し、使用中心周波数
を500MHz(波長:60cm)において、幅1m
m、長さが45mm、平行な導体の間隔が2mmである
略コ字状の導体D1と、その導体D1と同じ大きさで、
その導体D1の長辺に平行な長辺を有する導体D2とを
有し、それぞれの開放端において、容量が3〜15pF
のトリマコンデンサC1及びC2を接続し、導体D1に
励振点を設けたアンテナを作製した。このときの励振点
は、導体D1の接続部の端部から4mm(開放端部Aか
ら17mm、開放端部Bから28mm)であった。この
アンテナの特性を図2に示す。
アンテナを、D1の長辺とそれに平行な導体D2の長辺
との間隔を、実施例1が2.5mmであったところを、
それぞれ、2mm、3mm、3.5mm、4mmと変え
たものを作製した。
(a)〜(d)に示す。この図から理解できるように、
本実施例のアンテナ、導体D1の長辺とそれに平行な導
体D2の長辺の間隔dを調整することによって、帯域幅
の異なるアンテナを作製することができる。
て、小型化に優れ、かつ周波数と最適な励振点を容易に
調整できるアンテナと、そのアンテナを用いた送受信装
置を提供することができる。
例の特性を示す線図である。
ある。
り、(b)及び(c)は従来例のアンテナの特性を説明
するための線図である。
Claims (4)
- 【請求項1】一平面内に、長さが使用周波数の波長λの
0.4倍以下であって、略コ字状の導体D1と、その導
体D1の長辺と平行な長辺を有すると共に、その長さが
導体D1の長さとほぼ同じ、略コ字状の導体D2とを有
し、導体D1、導体D2のそれぞれの開放端が、コンデ
ンサC1及びC2によって接続されており、導体D1と
導体D2とが、接地電位の箇所で直接接続され、導体D
1または導体D2のいずれかに励振点を設けたことを特
徴とする小型アンテナ。 - 【請求項2】導体D1及び導体D2の長さをL1とする
と、励振点が、導体D1または導体D2の開放端部から
0.3L1〜0.7L1の範囲であることを特徴とする
請求項1に記載の小型アンテナ。 - 【請求項3】コンデンサC1、C2がトリマコンデンサ
であることを特徴とする請求項1または2に記載の小型
アンテナ。 - 【請求項4】導体D1と導体D2とが、空間的に並行と
なるように設けたことを特徴とする請求項1〜3のうち
いずれかに記載の小型アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28940496A JP3741237B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 小型アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28940496A JP3741237B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 小型アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135723A true JPH10135723A (ja) | 1998-05-22 |
JP3741237B2 JP3741237B2 (ja) | 2006-02-01 |
Family
ID=17742803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28940496A Expired - Fee Related JP3741237B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 小型アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3741237B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP28940496A patent/JP3741237B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3741237B2 (ja) | 2006-02-01 |
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