JPH10135716A - 方向性結合器 - Google Patents

方向性結合器

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JPH10135716A
JPH10135716A JP29075896A JP29075896A JPH10135716A JP H10135716 A JPH10135716 A JP H10135716A JP 29075896 A JP29075896 A JP 29075896A JP 29075896 A JP29075896 A JP 29075896A JP H10135716 A JPH10135716 A JP H10135716A
Authority
JP
Japan
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line
sub
coupling
directional coupler
fixing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29075896A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sato
良夫 佐藤
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合度を容易に自由に調整できる方向性結合
器を得る。 【解決手段】 スライド用長孔8に沿って副線路2を線
路方向に対して直交方向に動かす。これにより板状の主
線路1と副線路2との間の対向(結合)面積が変化し、
電界、磁界結合度が変化して、主線路1と副線路2との
間の結合度を調整することができる。調整後は、固定ね
じ5により入出力接栓固定板4をケースふた7に固定す
ることによって副線路2を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は方向性結合器に関
し、特にマイクロ波帯通信装置の結合度可変型の方向性
結合器に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波帯通信装置のモニタ装置や測
定装置において、主信号系に影響を与えずに監視、測定
する場合、方向性結合器を使用して主信号(線路)から
分岐して監視、測定することが多い。方向性結合器は、
マイクロ波を伝送する主(信号)線路に結合・分岐して
所定の電力を取り出す副線路から構成される。この主線
路と副線路は平行に配置され、その結合度によって分岐
量が変わる。この場合、その分岐量を簡易に連続的に調
整することが望まれる。
【0003】従来は、平行に板状の主線路と副線路を対
向させ、主線路と副線路の間隔を調整することにより結
合度の調整を行っていたが、この場合は調整のために線
路の再製作が必要であった。
【0004】実開昭56−125608号公報には、図
2に示すように調整ねじを回転させることにより、容易
に主線路と副線路の間の結合度を変化させ得る方向性結
合器が提案されている。
【0005】図2(a)は斜視図、(b)は断面図であ
り、所定の誘電率を持った基板9上に配置された主線路
1と副線路2との間の間隙10の上部に、ある距離を持
って導体11を配置する。この結合度調整用導体11
は、ケースふた7をねじで結合して貫通する調整ねじ1
1−1で支持され、この調整ねじ11−1を回転させて
導体11と間隙10との間の間隔を変化すれば、主線路
1から副線路2に結合されるマイクロ波電力は、導体1
1による電界、磁界結合によるその結合量が変化して、
変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実開昭56−1256
08号公報記載の図2に示す従来例の場合は、主線路及
び副線路が同一面上に平行に配置されているため、相互
間の結合度を深くとることができず、結合度はせいぜい
−10dB程度にとどまる。従って、結合度を深くとっ
たり、自由に広く調整したりができない問題点が残る。
【0007】本発明の目的は、結合度を容易に自由に調
整できる方向性結合器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による板状の主線
路と副線路とを対向して平行させ、主線路に流れるマイ
クロ波信号の一部を副線路との結合により分岐して取り
出し、監視、測定する結合度可変型の全体をケースとケ
ースふたにより密閉した方向性結合器は、前記副線路を
線路方向と直交する方向にスライドさせ前記主線路と前
記副線路との間の電界・磁界結合を調整・変化させる結
合度調整手段と、前記電界・磁界結合の調整・変化後前
記副線路を固定する副線路固定手段とを含むことを特徴
とする。
【0009】本発明の作用は次の通りである。
【0010】互いに平行した板状の主線路と副線路を対
向配置し、副線路を同一平面上で、線路方向と垂直の方
向にスライドできるようにする。これによって主線路と
副線路の対向面積を変化させ、結合度を調整する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明によるの実施例の構成を示す
外観図であり、図2と同等部分は同一符号にて示してい
る。
【0013】図1において、(a)は斜視図、(b)は
上面図、(c)は断面図であって、本発明の方向性結合
器は、対向して平行する板状の主線路1と副線路2、主
線路1の両端に接続される入出力接栓3−1、副線路2
の両端に接続される入出力接栓3−2、副線路2に接続
される入出力接栓3−2を固定する入出力接栓固定板
4、入出力接栓固定板4を固定する固定ねじ5、方向性
結合器全体を収容するケース6、スライド用長孔8を設
けたケースふた7で構成される。
【0014】本発明の実施例の動作は、スライド用長孔
8に沿って副線路2を線路方向に対して直交方向に動か
す。これにより主線路1と副線路2との間の対向(結
合)面積が変化し、電界、磁界結合度が変化して、主線
路1と副線路2との間の結合度を調整することができ
る。調整後は、固定ねじ5により入出力接栓固定板4を
ケースふた7に固定することによって副線路2を固定す
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、対向して
平行するように板状の主線路と副線路を配置し、副線路
を線路方向と直交する方向にスライドさせることによ
り、主線路と副線路の対向(結合)面積を変化させて、
結合度を調整することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の外観図である。
【図2】従来の方向性結合器の一例の外観図である。
【符号の説明】
1 主線路 2 副線路 3−1,2 入出力接栓 4 入出力接栓固定板 5 固定ねじ 6 ケース 7 ケースふた 8 スライド用長孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の主線路と副線路とを対向して平行
    させ、主線路に流れるマイクロ波信号の一部を副線路と
    の結合により分岐して取り出し、監視、測定する結合度
    可変型の全体をケースとケースふたにより密閉した方向
    性結合器であって、前記副線路を線路方向と直交する方
    向にスライドさせ前記主線路と前記副線路との間の電界
    ・磁界結合を調整・変化させる結合度調整手段と、前記
    電界・磁界結合の調整・変化後前記副線路を固定する副
    線路固定手段とを含むことを特徴とする方向性結合器。
  2. 【請求項2】 前記結合度調整手段は、前記主線路と前
    記副線路の対向面積を変化させるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の方向性結合器。
  3. 【請求項3】 前記結合度調整手段は、前記副線路の両
    端に前記ケースふたに設けられた長孔を貫通して支持し
    て接続される第一の入出力接栓と、前記第一の入出力接
    栓を固定する入出力接栓固定板とを含むことを特徴とす
    る請求項1あるいは2記載の方向性結合器。
  4. 【請求項4】 前記主線路は、前記ケース上に設けられ
    た第二の入出力接栓に両端を接続・支持されていること
    を特徴とする請求項1,2あるいは3記載の方向性結合
    器。
  5. 【請求項5】 前記副線路固定手段は、前記入出力接栓
    固定板を前記ケースふた上にねじ止めするようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の方向性結合器。
JP29075896A 1996-10-31 1996-10-31 方向性結合器 Withdrawn JPH10135716A (ja)

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Effective date: 20040106