JPH10135043A - 吸湿呼吸器における吸湿剤の取出装置およびその取出装置を有する吸湿呼吸器 - Google Patents
吸湿呼吸器における吸湿剤の取出装置およびその取出装置を有する吸湿呼吸器Info
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- JPH10135043A JPH10135043A JP8323252A JP32325296A JPH10135043A JP H10135043 A JPH10135043 A JP H10135043A JP 8323252 A JP8323252 A JP 8323252A JP 32325296 A JP32325296 A JP 32325296A JP H10135043 A JPH10135043 A JP H10135043A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸湿剤の取り出し作業の途中で、ねじ蓋を着
脱したり、取出口を手で押えたりする必要がなく、前記
取り出し作業を容易にし、また吸湿剤を前記蓋や手に当
てて周囲に飛散させ、汚すことがないようにし、さらに
吸湿剤用受け容器として多種類のものを使用できるよう
にする。 【解決手段】 吸湿剤を排出する取出口2を有する吸湿
呼吸器3において、取出口2を開閉する弁体4を設け
る。吸湿呼吸器3の本体5の外部に弁体4の開閉操作を
するハンドル6を設ける。
脱したり、取出口を手で押えたりする必要がなく、前記
取り出し作業を容易にし、また吸湿剤を前記蓋や手に当
てて周囲に飛散させ、汚すことがないようにし、さらに
吸湿剤用受け容器として多種類のものを使用できるよう
にする。 【解決手段】 吸湿剤を排出する取出口2を有する吸湿
呼吸器3において、取出口2を開閉する弁体4を設け
る。吸湿呼吸器3の本体5の外部に弁体4の開閉操作を
するハンドル6を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油入機器に使用する
吸湿呼吸器の分野で利用される。
吸湿呼吸器の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】従来より油入変圧器、油入蓄電器、油入
リアクトルのような絶縁油入り電気機器や、OFケーブ
ルのような絶縁油入り電気ケーブルの給油槽や、前記絶
縁油入り電気機器、前記給油槽の注・排油および油保管
用の絶縁油タンク等の油入機器の呼吸口や呼吸配管に吸
湿呼吸器を接続することが行なわれている。
リアクトルのような絶縁油入り電気機器や、OFケーブ
ルのような絶縁油入り電気ケーブルの給油槽や、前記絶
縁油入り電気機器、前記給油槽の注・排油および油保管
用の絶縁油タンク等の油入機器の呼吸口や呼吸配管に吸
湿呼吸器を接続することが行なわれている。
【0003】この吸湿呼吸器はシリカゲル粒等の粒状物
や粉粒物からなる吸湿剤を収納した本体の上方に油入機
器に通じる通気口を設け、これとは別の外気に通じる通
気口を下方に設け、後者の通気口に吸気弁と排気弁を取
り付けてなり、油入機器内の絶縁油の膨張収縮に応じて
油入機器内の空気が呼吸作用をすると、排気弁と吸気弁
が呼吸作動し、油入機器内の空気が本体内および排気弁
を経て排気され、また外気は吸気弁および本体内を通過
するとともに本体内の吸湿剤により除湿、除塵され、油
入機器内に吸気される。
や粉粒物からなる吸湿剤を収納した本体の上方に油入機
器に通じる通気口を設け、これとは別の外気に通じる通
気口を下方に設け、後者の通気口に吸気弁と排気弁を取
り付けてなり、油入機器内の絶縁油の膨張収縮に応じて
油入機器内の空気が呼吸作用をすると、排気弁と吸気弁
が呼吸作動し、油入機器内の空気が本体内および排気弁
を経て排気され、また外気は吸気弁および本体内を通過
するとともに本体内の吸湿剤により除湿、除塵され、油
入機器内に吸気される。
【0004】そして前記吸湿剤が劣化した場合にはこれ
を交換する必要があり、従来の吸湿呼吸器では本体に吸
湿剤の投入口および取出口を形成しており、取出口には
ねじ蓋を取付けている。
を交換する必要があり、従来の吸湿呼吸器では本体に吸
湿剤の投入口および取出口を形成しており、取出口には
ねじ蓋を取付けている。
【0005】ここに吸湿呼吸器は通常、地上から150
cm程度の高さ位置に取り付けられており、例えば1k
g、2kg程度の吸湿剤としてのシリカゲル粒が収容さ
れる小容量の吸湿呼吸器の場合には、前記ねじ蓋を取り
外し、本体内のすべての吸湿剤を空中で吸湿剤用受け容
器に1回で収納し、これを廃棄場所等、所定の位置へそ
のまま運搬すればよいが、例えば4kg,8kg程度の
シリカゲル粒を収容する大容量の吸湿呼吸器の場合に
は、前記大量の吸湿剤を空中で一度に受けることはその
重量からして困難であり、さらに例えば16kg程度の
シリカゲル粒を収容できる大容量の吸湿呼吸器の場合に
は吸湿剤取出口が地上から30cm程度に設けられてお
り、大容量の受け容器を吸湿呼吸器の下に入れることお
よび一度での運搬は困難であり、この結果、吸湿剤用受
け容器は容量の小さいものを使用せざるを得ない。
cm程度の高さ位置に取り付けられており、例えば1k
g、2kg程度の吸湿剤としてのシリカゲル粒が収容さ
れる小容量の吸湿呼吸器の場合には、前記ねじ蓋を取り
外し、本体内のすべての吸湿剤を空中で吸湿剤用受け容
器に1回で収納し、これを廃棄場所等、所定の位置へそ
のまま運搬すればよいが、例えば4kg,8kg程度の
シリカゲル粒を収容する大容量の吸湿呼吸器の場合に
は、前記大量の吸湿剤を空中で一度に受けることはその
重量からして困難であり、さらに例えば16kg程度の
シリカゲル粒を収容できる大容量の吸湿呼吸器の場合に
は吸湿剤取出口が地上から30cm程度に設けられてお
り、大容量の受け容器を吸湿呼吸器の下に入れることお
よび一度での運搬は困難であり、この結果、吸湿剤用受
け容器は容量の小さいものを使用せざるを得ない。
【0006】このため例えば4kg以上のシリカゲル粒
を収容する大容量の吸湿呼吸器から大量の吸湿剤を取り
出す場合には小量づつ数回に分けて排出しなければなら
ず、排出の途中で閉蓋したり、取出口を手で押えて取り
出し量を調整している。また小容量の吸湿呼吸器から吸
湿剤を取り出す場合でも、手元に1回で満杯にできない
極小容量の吸湿剤用受け容器しかなければ、同様に小刻
みに取り出さざるを得ない。ここに途中で閉蓋するとね
じに吸湿剤を噛み込み、蓋を取出口へ確実に螺着するこ
とが困難であり、また手で押えるには2人作業になり、
いずれも厄介な作業となる。さらに途中での閉蓋および
手押えの際に吸湿剤が蓋や手に当たって飛散し、周囲の
掃除が必要となる。また開蓋するといきなり吸湿剤が排
出されるため、あらかじめ吸湿剤用受け容器としてポリ
エチレン袋等、適当な袋の口を開いて取出口に添えてお
くことができず、容器の種類が限定される。
を収容する大容量の吸湿呼吸器から大量の吸湿剤を取り
出す場合には小量づつ数回に分けて排出しなければなら
ず、排出の途中で閉蓋したり、取出口を手で押えて取り
出し量を調整している。また小容量の吸湿呼吸器から吸
湿剤を取り出す場合でも、手元に1回で満杯にできない
極小容量の吸湿剤用受け容器しかなければ、同様に小刻
みに取り出さざるを得ない。ここに途中で閉蓋するとね
じに吸湿剤を噛み込み、蓋を取出口へ確実に螺着するこ
とが困難であり、また手で押えるには2人作業になり、
いずれも厄介な作業となる。さらに途中での閉蓋および
手押えの際に吸湿剤が蓋や手に当たって飛散し、周囲の
掃除が必要となる。また開蓋するといきなり吸湿剤が排
出されるため、あらかじめ吸湿剤用受け容器としてポリ
エチレン袋等、適当な袋の口を開いて取出口に添えてお
くことができず、容器の種類が限定される。
【0007】また従来例は排気弁と吸気弁とを本体より
下方に形成しているため、吸湿剤の投入口を本体の上方
に別に形成せねばならず、構造が複雑となり、安価に提
供することができない。
下方に形成しているため、吸湿剤の投入口を本体の上方
に別に形成せねばならず、構造が複雑となり、安価に提
供することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】請求項1の発明は吸湿
剤の取り出し作業を容易にし、しかも吸湿剤の取り替え
作業の際に吸湿剤が飛散して周囲を汚さず、清掃が不要
になるようにし、しかも吸湿剤用受け容器の多様化をは
かることを課題とする。
剤の取り出し作業を容易にし、しかも吸湿剤の取り替え
作業の際に吸湿剤が飛散して周囲を汚さず、清掃が不要
になるようにし、しかも吸湿剤用受け容器の多様化をは
かることを課題とする。
【0009】請求項2の発明は前記課題に加え、油入機
器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時において取出口を
確実に閉鎖して気密性を保持し、油入機器に支障が生じ
たり、吸湿剤が劣化しないようにすることを課題とす
る。
器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時において取出口を
確実に閉鎖して気密性を保持し、油入機器に支障が生じ
たり、吸湿剤が劣化しないようにすることを課題とす
る。
【0010】請求項3の発明は前記課題に加え、取出装
置の構造を簡単にし、安価に提供でき、しかも取り出し
操作をより容易にすることを課題とする。
置の構造を簡単にし、安価に提供でき、しかも取り出し
操作をより容易にすることを課題とする。
【0011】請求項4の発明は請求項1または2の発明
の課題に加え、取出装置自体の着脱を可能にし、保守、
修理、交換を容易にすることを課題とする。
の課題に加え、取出装置自体の着脱を可能にし、保守、
修理、交換を容易にすることを課題とする。
【0012】請求項5の発明は請求項1の発明の課題に
加え、吸湿剤の取り替え作業をより容易かつ効率的に
し、また取出装置の構造を簡単にして安価に提供できる
ようにし、さらに取出装置自体の着脱を可能にして保守
・修理・交換をしやすくすることを課題とする。
加え、吸湿剤の取り替え作業をより容易かつ効率的に
し、また取出装置の構造を簡単にして安価に提供できる
ようにし、さらに取出装置自体の着脱を可能にして保守
・修理・交換をしやすくすることを課題とする。
【0013】請求項6の発明は前記請求項5の発明の課
題に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時
において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、油入
機器に支障が生じたり、吸湿剤が劣化しないようにする
ことを課題とする。
題に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時
において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、油入
機器に支障が生じたり、吸湿剤が劣化しないようにする
ことを課題とする。
【0014】請求項7の発明は請求項1の発明の課題に
加え、構造が簡単で、しかも本体に吸湿剤を投入する専
用口を別に設けなくてもすむようにする。
加え、構造が簡単で、しかも本体に吸湿剤を投入する専
用口を別に設けなくてもすむようにする。
【0015】請求項8の発明は請求項7の発明の課題に
加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時にお
いて取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、油入機器
に支障が生じたり、吸湿剤が劣化しないようにすること
を課題とする。
加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状態時にお
いて取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、油入機器
に支障が生じたり、吸湿剤が劣化しないようにすること
を課題とする。
【0016】請求項9の発明は前記請求項7または8の
発明の課題に加え、簡単かつコンパクトな構造で呼吸弁
を形成し、安価に提供できるようにすることを課題とす
る。
発明の課題に加え、簡単かつコンパクトな構造で呼吸弁
を形成し、安価に提供できるようにすることを課題とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、吸湿
剤を排出する取出口を有する吸湿呼吸器において、前記
取出口を開閉する弁体を設け、前記吸湿呼吸器の本体の
外部に前記弁体の開閉操作をするハンドルを設けたこと
を特徴とするものであり、また請求項2の発明は吸湿剤
を排出する取出口を有する吸湿呼吸器において、前記取
出口を筒状に形成し、前記筒状の取出口の上流口に前記
取出口を開閉する弁体を設け、前記吸湿呼吸器の本体の
外部に前記弁体の開閉操作をするハンドルを設け、前記
筒状の取出口の下流口にねじ蓋を螺着したことを特徴と
するものである。
剤を排出する取出口を有する吸湿呼吸器において、前記
取出口を開閉する弁体を設け、前記吸湿呼吸器の本体の
外部に前記弁体の開閉操作をするハンドルを設けたこと
を特徴とするものであり、また請求項2の発明は吸湿剤
を排出する取出口を有する吸湿呼吸器において、前記取
出口を筒状に形成し、前記筒状の取出口の上流口に前記
取出口を開閉する弁体を設け、前記吸湿呼吸器の本体の
外部に前記弁体の開閉操作をするハンドルを設け、前記
筒状の取出口の下流口にねじ蓋を螺着したことを特徴と
するものである。
【0018】ここに前記取出口に設ける弁の形状および
構造を限定するものではなく、弁は例えばボール弁や仕
切弁であってもよいが、好ましくは請求項3の発明のよ
うに弁体が円板状の弁体であり、ハンドルがレバーハン
ドルであり、前記円板状の弁体を回動自在な弁棒を介し
てレバーハンドルに連結するようにする。
構造を限定するものではなく、弁は例えばボール弁や仕
切弁であってもよいが、好ましくは請求項3の発明のよ
うに弁体が円板状の弁体であり、ハンドルがレバーハン
ドルであり、前記円板状の弁体を回動自在な弁棒を介し
てレバーハンドルに連結するようにする。
【0019】請求項1または2の発明において取出口の
位置および取出口を形成する部材を限定するものではな
いが、好ましくは請求項4の発明のように吸湿呼吸器の
本体の底部を、筒体に着脱自在な底体で形成し、取出口
を前記底体に形成するようにする。
位置および取出口を形成する部材を限定するものではな
いが、好ましくは請求項4の発明のように吸湿呼吸器の
本体の底部を、筒体に着脱自在な底体で形成し、取出口
を前記底体に形成するようにする。
【0020】ここに請求項1の発明は、その構成をより
具体的に限定するものではないが、好ましくは請求項5
の発明のように吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に
着脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記底体に弁棒を回
動自在に設け、前記底体に形成した取出口を開閉する円
板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端に
レバーハンドルを設けるようにする。
具体的に限定するものではないが、好ましくは請求項5
の発明のように吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に
着脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記底体に弁棒を回
動自在に設け、前記底体に形成した取出口を開閉する円
板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端に
レバーハンドルを設けるようにする。
【0021】また請求項2の発明は、その構成をより具
体的に限定するものではないが、好ましくは請求項6の
発明のように吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼吸
器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に着
脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記漏斗状の底体の排
出円筒部により前記取出口を形成し、前記底体に弁棒を
回動自在に設け、前記排出円筒部の上流口を開閉する円
板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端に
レバーハンドルを設け、前記排出円筒部の下流口にねじ
蓋を螺着するようにする。
体的に限定するものではないが、好ましくは請求項6の
発明のように吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼吸
器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に着
脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記漏斗状の底体の排
出円筒部により前記取出口を形成し、前記底体に弁棒を
回動自在に設け、前記排出円筒部の上流口を開閉する円
板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端に
レバーハンドルを設け、前記排出円筒部の下流口にねじ
蓋を螺着するようにする。
【0022】請求項7の発明は本体を天板と底部と筒体
とで形成し、前記天板に油入機器に通じる通気口と呼吸
弁取付口を設け、前記油入機器内の絶縁油の膨張収縮に
応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の吸入を
する呼吸弁を前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付け、前
記本体内に前記吸入した外気を除湿する吸湿剤を収納
し、前記本体に前記吸湿剤を排出する取出口を設け、前
記取出口を開閉する弁体を設け、前記本体の外部に前記
弁体の開閉操作をするハンドルを設けたことを特徴とす
るものであり、また請求項8の発明は本体を天板と底部
と筒体とで形成し、前記天板に油入機器に通じる通気口
と呼吸弁取付口を設け、前記油入機器内の絶縁油の膨張
収縮に応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の
吸入をする呼吸弁を前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付
け、前記本体内に前記吸入した外気を除湿する吸湿剤を
収納し、前記本体に前記吸湿剤を排出する筒状の取出口
を形成し、前記筒状の取出口の上流口に前記取出口を開
閉する弁体を設け、前記本体の外部に前記弁体の開閉操
作をするハンドルを設け、前記筒状の取出口の下流口に
ねじ蓋を螺着したことを特徴とするものである。
とで形成し、前記天板に油入機器に通じる通気口と呼吸
弁取付口を設け、前記油入機器内の絶縁油の膨張収縮に
応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の吸入を
する呼吸弁を前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付け、前
記本体内に前記吸入した外気を除湿する吸湿剤を収納
し、前記本体に前記吸湿剤を排出する取出口を設け、前
記取出口を開閉する弁体を設け、前記本体の外部に前記
弁体の開閉操作をするハンドルを設けたことを特徴とす
るものであり、また請求項8の発明は本体を天板と底部
と筒体とで形成し、前記天板に油入機器に通じる通気口
と呼吸弁取付口を設け、前記油入機器内の絶縁油の膨張
収縮に応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の
吸入をする呼吸弁を前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付
け、前記本体内に前記吸入した外気を除湿する吸湿剤を
収納し、前記本体に前記吸湿剤を排出する筒状の取出口
を形成し、前記筒状の取出口の上流口に前記取出口を開
閉する弁体を設け、前記本体の外部に前記弁体の開閉操
作をするハンドルを設け、前記筒状の取出口の下流口に
ねじ蓋を螺着したことを特徴とするものである。
【0023】ここに請求項7または8の発明は呼吸弁の
構成をより具体的に限定するものではないが、好ましく
は請求項9の発明のように呼吸弁が、ブロック単体に排
気用流路と吸気用流路とをそれぞれ上下方向に形成し、
前記排気用流路の上端口に排気時にのみ開弁する第1の
薄膜状弁体を設け、前記吸気用流路の下端口に吸気時に
のみ開弁する第2の薄膜状弁体を設けた弁であるように
する。
構成をより具体的に限定するものではないが、好ましく
は請求項9の発明のように呼吸弁が、ブロック単体に排
気用流路と吸気用流路とをそれぞれ上下方向に形成し、
前記排気用流路の上端口に排気時にのみ開弁する第1の
薄膜状弁体を設け、前記吸気用流路の下端口に吸気時に
のみ開弁する第2の薄膜状弁体を設けた弁であるように
する。
【0024】ハンドル操作により弁体を開放すると本体
内の吸湿剤は取出口から排出され、また前記ハンドル操
作により弁体を閉鎖すると吸湿剤の排出は阻止される。
前記1回の弁開放で吸湿剤を回収することが不都合な場
合はこのハンドル操作の繰り返しにより適量づつ吸湿剤
を取り出す。
内の吸湿剤は取出口から排出され、また前記ハンドル操
作により弁体を閉鎖すると吸湿剤の排出は阻止される。
前記1回の弁開放で吸湿剤を回収することが不都合な場
合はこのハンドル操作の繰り返しにより適量づつ吸湿剤
を取り出す。
【0025】取出口に前記弁体およびねじ蓋を取付けた
場合は開蓋後、前記ハンドル操作をして開弁し、操作終
了後、閉弁かつ閉蓋する。
場合は開蓋後、前記ハンドル操作をして開弁し、操作終
了後、閉弁かつ閉蓋する。
【0026】油温変化により油入機器内の絶縁油が膨張
した場合、前記油入機器内の空気は通気口を介して本体
内に入り、呼吸弁を経て本体外に排出され、前記絶縁油
が収縮した場合、前記呼吸弁を介して外気が本体内に吸
入され、吸湿剤により除湿された後、外気は通気口を介
して油入機器内に吸入される。なお、吸湿剤の交換の際
は呼吸弁を呼吸弁取付口から外し、前記呼吸弁取付口か
ら新たに吸湿剤を本体内に投入する。
した場合、前記油入機器内の空気は通気口を介して本体
内に入り、呼吸弁を経て本体外に排出され、前記絶縁油
が収縮した場合、前記呼吸弁を介して外気が本体内に吸
入され、吸湿剤により除湿された後、外気は通気口を介
して油入機器内に吸入される。なお、吸湿剤の交換の際
は呼吸弁を呼吸弁取付口から外し、前記呼吸弁取付口か
ら新たに吸湿剤を本体内に投入する。
【0027】
【発明の実施の形態】透明ガラス製の円筒により筒体1
0を形成し、この筒体10の上端口にアルミニウム製の
天板15を、下端口に底部9としてアルミニウム製の底
体11をそれぞれ着脱自在に取り付けて吸湿呼吸器3の
本体5を形成する。具体的には筒体10の上端口および
下端口にそれぞれクロロプレンゴム製のガスケット27
を介して周片15′を有する円板状の天板15および周
片11′を有する漏斗状の底体11を嵌合し、しかも天
板15と底体11の周囲へ遠心方向に一体的に等配した
複数個の対応する突片28、28・・・をボルト29、
ナット30、30を介して連結し、本体5を形成する。
なお図示を省略した油入変圧器等の油入機器へ取り付け
るための取付片32およびL字片34を天板15および
底体11にそれぞれ一体的に突設し、取付片32、L字
片34にボルト挿通孔31を穿設する。前記のように筒
体10を透明にすれば吸湿剤1の種類、劣化状況を外部
より視認でき、筒体10に天板15および底体11をそ
れぞれ着脱自在に取り付ければ、前記3部品の修理、保
守・交換を容易にすることができ、筒体10の外周にボ
ルト29、29・・・を配設すれば、本体5を確実に一
体化でき、しかも筒体10を安全に保護できるとともに
機械的強度の大きい本体5を得ることができる。
0を形成し、この筒体10の上端口にアルミニウム製の
天板15を、下端口に底部9としてアルミニウム製の底
体11をそれぞれ着脱自在に取り付けて吸湿呼吸器3の
本体5を形成する。具体的には筒体10の上端口および
下端口にそれぞれクロロプレンゴム製のガスケット27
を介して周片15′を有する円板状の天板15および周
片11′を有する漏斗状の底体11を嵌合し、しかも天
板15と底体11の周囲へ遠心方向に一体的に等配した
複数個の対応する突片28、28・・・をボルト29、
ナット30、30を介して連結し、本体5を形成する。
なお図示を省略した油入変圧器等の油入機器へ取り付け
るための取付片32およびL字片34を天板15および
底体11にそれぞれ一体的に突設し、取付片32、L字
片34にボルト挿通孔31を穿設する。前記のように筒
体10を透明にすれば吸湿剤1の種類、劣化状況を外部
より視認でき、筒体10に天板15および底体11をそ
れぞれ着脱自在に取り付ければ、前記3部品の修理、保
守・交換を容易にすることができ、筒体10の外周にボ
ルト29、29・・・を配設すれば、本体5を確実に一
体化でき、しかも筒体10を安全に保護できるとともに
機械的強度の大きい本体5を得ることができる。
【0028】天板15に油入機器の内部に通じる通気口
17と呼吸弁取付口18を設ける。通気口17は油入機
器の呼吸口や呼吸配管16の接続フランジ33をボルト
締めにより接続するためのフランジ座35の中央に形成
し、かつ接続フランジ33の通気孔33′に連通するよ
うに形成するものであり、この通気口17へ下端にフー
トストレーナ55を有する鋼管製の通気管56の上端を
螺着し、通気管56の下端を本体5の底部9近傍に位置
させる。呼吸弁取付口18は天板15に一体的に突設し
た円筒36で形成するものであり、この円筒36の上端
におねじ37を螺設し、円筒36の周囲で、かつ天板1
5上に複数個の突片38、38・・・および単数のL字
片39を間隔をおいて天板15、円筒36と一体的に形
成し、L字片39につまみ付きおねじ40を螺通する。
なお符号40′は前記螺通後、つまみ付きおねじ40の
軸部に嵌入して取り付けた抜け止めピンである。
17と呼吸弁取付口18を設ける。通気口17は油入機
器の呼吸口や呼吸配管16の接続フランジ33をボルト
締めにより接続するためのフランジ座35の中央に形成
し、かつ接続フランジ33の通気孔33′に連通するよ
うに形成するものであり、この通気口17へ下端にフー
トストレーナ55を有する鋼管製の通気管56の上端を
螺着し、通気管56の下端を本体5の底部9近傍に位置
させる。呼吸弁取付口18は天板15に一体的に突設し
た円筒36で形成するものであり、この円筒36の上端
におねじ37を螺設し、円筒36の周囲で、かつ天板1
5上に複数個の突片38、38・・・および単数のL字
片39を間隔をおいて天板15、円筒36と一体的に形
成し、L字片39につまみ付きおねじ40を螺通する。
なお符号40′は前記螺通後、つまみ付きおねじ40の
軸部に嵌入して取り付けた抜け止めピンである。
【0029】図示を省略した油入機器内の絶縁油の膨張
収縮に応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の
吸入をする呼吸弁19を呼吸弁取付口18に取付ける。
呼吸弁19は、前記絶縁油が膨張して油入機器内の圧力
が所定圧力範囲以上になると第1の弁体が開き、前記絶
縁油が収縮して油入機器内の圧力が所定圧力範囲以下に
なると第2の弁体が開くもので、アルミニウム製の円柱
状のブロック単体20に排気用流路21と吸気用流路2
2とをそれぞれ上下方向に形成し、排気用流路21の下
部側方に入口41を、上端に出口である上端口23をそ
れぞれ形成し、吸気用流路22の上部側方に入口42
を、下端に出口である下端口25をそれぞれ形成し、排
気用流路21の上端口23に排気時にのみ開弁、つまり
前記油入機器内の圧力が所定圧力範囲以上になると開弁
する第1の薄膜状弁体24を設け、吸気用流路22の下
端口25に吸気時にのみ開弁、つまり前記油入機器内の
圧力が所定圧力範囲以下になると開弁する第2の薄膜状
弁体26を設けたものであり、第1および第2の薄膜状
弁体24、26はそれぞれ弾性を有する膜、具体的には
円板状のゴム膜、例えばクロロプレンゴム膜の中央に厚
肉の突起44を一体形成し、排気用流路21と吸気用流
路22との隔壁45より立設したピン46に突起44を
固着してなり、常時、つまり前記油入機器内の圧力が所
定圧力範囲内の時は上端口23、下端口25の各口縁に
軽く圧接しているものである。なお薄膜状弁体24、2
6は説明および図示の都合上、厚肉に示してあるが、例
えば肉厚0.45mmの薄膜である。
収縮に応じて前記油入機器内の空気の排出および外気の
吸入をする呼吸弁19を呼吸弁取付口18に取付ける。
呼吸弁19は、前記絶縁油が膨張して油入機器内の圧力
が所定圧力範囲以上になると第1の弁体が開き、前記絶
縁油が収縮して油入機器内の圧力が所定圧力範囲以下に
なると第2の弁体が開くもので、アルミニウム製の円柱
状のブロック単体20に排気用流路21と吸気用流路2
2とをそれぞれ上下方向に形成し、排気用流路21の下
部側方に入口41を、上端に出口である上端口23をそ
れぞれ形成し、吸気用流路22の上部側方に入口42
を、下端に出口である下端口25をそれぞれ形成し、排
気用流路21の上端口23に排気時にのみ開弁、つまり
前記油入機器内の圧力が所定圧力範囲以上になると開弁
する第1の薄膜状弁体24を設け、吸気用流路22の下
端口25に吸気時にのみ開弁、つまり前記油入機器内の
圧力が所定圧力範囲以下になると開弁する第2の薄膜状
弁体26を設けたものであり、第1および第2の薄膜状
弁体24、26はそれぞれ弾性を有する膜、具体的には
円板状のゴム膜、例えばクロロプレンゴム膜の中央に厚
肉の突起44を一体形成し、排気用流路21と吸気用流
路22との隔壁45より立設したピン46に突起44を
固着してなり、常時、つまり前記油入機器内の圧力が所
定圧力範囲内の時は上端口23、下端口25の各口縁に
軽く圧接しているものである。なお薄膜状弁体24、2
6は説明および図示の都合上、厚肉に示してあるが、例
えば肉厚0.45mmの薄膜である。
【0030】また円柱状のブロック単体20に外向鍔板
47を一体的に形成し、外向鍔板47の下面で、かつブ
ロック単体20の同心円位置に同心円状の溝47′を形
成し、この溝47′の外側の同心円位置に上下貫通孔4
8、より具体的には複数個の弓形の上下貫通孔48を形
成し、開口部49、より具体的には下方の開口部49を
網50で覆い、外向鍔板47の下端内周面にめねじ51
を螺設する。
47を一体的に形成し、外向鍔板47の下面で、かつブ
ロック単体20の同心円位置に同心円状の溝47′を形
成し、この溝47′の外側の同心円位置に上下貫通孔4
8、より具体的には複数個の弓形の上下貫通孔48を形
成し、開口部49、より具体的には下方の開口部49を
網50で覆い、外向鍔板47の下端内周面にめねじ51
を螺設する。
【0031】そしてクロロプレンゴム製のガスケット2
7′を溝47′に嵌入し、めねじ51をおねじ37に螺
着して呼吸弁19を呼吸弁取付口18に、具体的には円
筒36に取り付け、また呼吸弁19を保護するキャップ
52をその下端に天板15との隙間54を形成しつつ呼
吸弁19に被嵌し、具体的には下端縁に切欠き53を有
するアルミニウム製のキャップ52を外向鍔板47に外
嵌して呼吸弁19を覆うとともに切欠き53をつまみ付
きおねじ40の軸部に係止し、しかもキャップ52の下
端縁を突片38、38・・の上面に当接してキャップ5
2の下端縁と天板15上面との間に間隔54を形成し、
前記間隔54より吸・排気できるようにし、またつまみ
付きおねじ40をL字片39に締めてキャップ52を固
定する。
7′を溝47′に嵌入し、めねじ51をおねじ37に螺
着して呼吸弁19を呼吸弁取付口18に、具体的には円
筒36に取り付け、また呼吸弁19を保護するキャップ
52をその下端に天板15との隙間54を形成しつつ呼
吸弁19に被嵌し、具体的には下端縁に切欠き53を有
するアルミニウム製のキャップ52を外向鍔板47に外
嵌して呼吸弁19を覆うとともに切欠き53をつまみ付
きおねじ40の軸部に係止し、しかもキャップ52の下
端縁を突片38、38・・の上面に当接してキャップ5
2の下端縁と天板15上面との間に間隔54を形成し、
前記間隔54より吸・排気できるようにし、またつまみ
付きおねじ40をL字片39に締めてキャップ52を固
定する。
【0032】本体5内に、吸入した外気を除湿する吸湿
剤1を収納する。なおこの吸湿剤1は例えばシリカゲル
粒のような粒状物や粉粒物よりなるもので、つまみ付き
おねじ40を緩めてキャップ52を外し、外向鍔板47
のめねじ51を緩めて呼吸弁19を外し、呼吸弁取付口
18から本体5内に投入するものである。
剤1を収納する。なおこの吸湿剤1は例えばシリカゲル
粒のような粒状物や粉粒物よりなるもので、つまみ付き
おねじ40を緩めてキャップ52を外し、外向鍔板47
のめねじ51を緩めて呼吸弁19を外し、呼吸弁取付口
18から本体5内に投入するものである。
【0033】本体5に、吸湿剤1の重みで吸湿剤1を落
下させて排出する取出口2を、具体的には垂直方向若し
くは斜め下向きに設けられた筒状の取出口2を形成す
る。さらに具体的には本体5を構成する漏斗状の底体1
1の中央に形成された排出円筒部12に取出口2を形成
する。底体11を水平に形成するよりも漏斗状に形成す
れば、取出し時に吸湿剤が効率良く落下する。底体11
の一部に厚肉部57を一体形成し、この厚肉部57に段
部58′、58″を有する貫通孔58を形成し、オーリ
ング63を嵌め、しかも途中に段部80、81を有する
弁棒8を貫通孔58に回動自在に挿通し、段部80を段
部58′に係合し、弁棒8の一端を取出口2内に延出
し、この延出部8′に取出口2を開閉する弁体4を取り
付け、弁棒8の他端を段部58″から外方に延出し、ま
た貫通孔58の外端大径口64にめねじ65を螺設し、
頭部におねじ59′を螺設するとともに挿通孔59″を
有するブレ止め金具59のおねじ59′をめねじ65に
螺合するとともに挿通孔59″を弁棒8の他端に遊挿
し、ブレ止め金具59の内端を段部81に軽く当接して
弁棒8が回動時に左右にブレないようにする。
下させて排出する取出口2を、具体的には垂直方向若し
くは斜め下向きに設けられた筒状の取出口2を形成す
る。さらに具体的には本体5を構成する漏斗状の底体1
1の中央に形成された排出円筒部12に取出口2を形成
する。底体11を水平に形成するよりも漏斗状に形成す
れば、取出し時に吸湿剤が効率良く落下する。底体11
の一部に厚肉部57を一体形成し、この厚肉部57に段
部58′、58″を有する貫通孔58を形成し、オーリ
ング63を嵌め、しかも途中に段部80、81を有する
弁棒8を貫通孔58に回動自在に挿通し、段部80を段
部58′に係合し、弁棒8の一端を取出口2内に延出
し、この延出部8′に取出口2を開閉する弁体4を取り
付け、弁棒8の他端を段部58″から外方に延出し、ま
た貫通孔58の外端大径口64にめねじ65を螺設し、
頭部におねじ59′を螺設するとともに挿通孔59″を
有するブレ止め金具59のおねじ59′をめねじ65に
螺合するとともに挿通孔59″を弁棒8の他端に遊挿
し、ブレ止め金具59の内端を段部81に軽く当接して
弁棒8が回動時に左右にブレないようにする。
【0034】弁体4を排出円筒部12の上方である筒状
の取出口2の上流口13に開閉自在に設ける。弁体4は
全開・全閉のみをする弁であっても、その間の開度調節
が自在である弁であってもよいが、後者の方が好まし
い。より具体的には前記弁は蝶形弁であり、つまり弁体
4を円板状に形成し、弁体4中央部を延出部8′に形成
したスリット8″に内嵌するとともにビス止めして弁棒
8の一端に取り付ける。なおこの弁体4は取出口2の閉
鎖時に弁体4の周縁が取出口2に当接して完全閉鎖する
ものでも、或いは弁体4の周縁が取出口2に当接せずに
吸湿剤1の粒状若しくは粉粒状単体が通過できない程度
の間隙、具体的には1mmの間隙を形成するものでもよ
い。後者の方が弁体4の回動がスムーズになる。そして
本体5の外部に弁体4の開閉操作をするハンドル6を設
ける。具体的にはハンドル6は図1で示すような断面ク
ランク状に形成したステンレス製のレバーハンドルであ
り、このハンドル6の下方に形成した内向溝66を弁棒
8の他端に外嵌するとともにビス止めして連結する。ま
た厚肉部57の外側面に、ハンドル6を垂直にして閉弁
したときにハンドル6の側縁の一部6′が係止するとと
もにハンドル6を水平にして開弁したときにハンドル6
に形成した爪部6″が係止する突起状のストッパー60
を一体的に突設し、さらにボルト29に例えば鎖のよう
な紐体61の一端を連結し、紐体61の他端にフック6
2を取り付け、このフック62をハンドル6に係脱自在
に設ける。この紐体61付きフック62は吸湿呼吸器3
の使用時にハンドル6が回動することのないようにする
ものである。
の取出口2の上流口13に開閉自在に設ける。弁体4は
全開・全閉のみをする弁であっても、その間の開度調節
が自在である弁であってもよいが、後者の方が好まし
い。より具体的には前記弁は蝶形弁であり、つまり弁体
4を円板状に形成し、弁体4中央部を延出部8′に形成
したスリット8″に内嵌するとともにビス止めして弁棒
8の一端に取り付ける。なおこの弁体4は取出口2の閉
鎖時に弁体4の周縁が取出口2に当接して完全閉鎖する
ものでも、或いは弁体4の周縁が取出口2に当接せずに
吸湿剤1の粒状若しくは粉粒状単体が通過できない程度
の間隙、具体的には1mmの間隙を形成するものでもよ
い。後者の方が弁体4の回動がスムーズになる。そして
本体5の外部に弁体4の開閉操作をするハンドル6を設
ける。具体的にはハンドル6は図1で示すような断面ク
ランク状に形成したステンレス製のレバーハンドルであ
り、このハンドル6の下方に形成した内向溝66を弁棒
8の他端に外嵌するとともにビス止めして連結する。ま
た厚肉部57の外側面に、ハンドル6を垂直にして閉弁
したときにハンドル6の側縁の一部6′が係止するとと
もにハンドル6を水平にして開弁したときにハンドル6
に形成した爪部6″が係止する突起状のストッパー60
を一体的に突設し、さらにボルト29に例えば鎖のよう
な紐体61の一端を連結し、紐体61の他端にフック6
2を取り付け、このフック62をハンドル6に係脱自在
に設ける。この紐体61付きフック62は吸湿呼吸器3
の使用時にハンドル6が回動することのないようにする
ものである。
【0035】筒状の取出口2の下流口14にねじ蓋7を
取り付ける。具体的には排出円筒部12の下端におねじ
12′を螺設し、アルミニウム製のねじ蓋7にめねじ
7′を螺設し、クロロプレンゴム製のガスケット67を
介するとともにめねじ7′をおねじ12′に螺着してね
じ蓋7を排出円筒部12の下端に取り付け、下流口14
を密閉するものである。
取り付ける。具体的には排出円筒部12の下端におねじ
12′を螺設し、アルミニウム製のねじ蓋7にめねじ
7′を螺設し、クロロプレンゴム製のガスケット67を
介するとともにめねじ7′をおねじ12′に螺着してね
じ蓋7を排出円筒部12の下端に取り付け、下流口14
を密閉するものである。
【0036】次に本発明の実施の形態の使用法および作
用を説明すれば、油入変圧器、油入蓄電器、油入リアク
トルのような絶縁油入り電気機器や、OFケーブルのよ
うな絶縁油入り電気ケーブルの給油槽や、前記絶縁油入
り電気機器、前記給油槽の注・排油および油保管用の絶
縁油タンク等の図示を省略した油入機器に取付片32、
L字片34を当接し、ボルト挿通孔31、31に図示を
省略したボルトを挿通するとともに前記ボルトを前記油
入機器に締着して吸湿呼吸器3を取り付け、前記油入機
器の呼吸口や呼吸配管16の接続フランジ33にフラン
ジ座35をボルト締めして接続する。ここに温度変化等
により油入機器内の絶縁油が膨張して油入機器内の圧力
が所定圧力範囲以上になると、常時は閉弁している第1
の薄膜状弁体24が弾性に抗して図6の仮想線で示すよ
うに開放作動し、前記油入機器内の空気は通気孔3
3′、通気口17、通気管56、フートストレーナ55
を通り、吸湿剤1で除湿され、しかる後、呼吸弁19の
入口41、排気用流路21、上端口23よりキャップ5
2内に入り、続いて上下貫通孔48、網50の網目より
キャップ52と天板15との間隙54を経て外部に排気
される。排気後、油入機器内の圧力が所定圧力範囲内に
戻ると、第1の薄膜状弁体24は弾性により復元し、閉
弁する。また温度変化等により油入機器内の絶縁油が収
縮して油入機器内の圧力が所定圧力範囲以下になると、
第2の薄膜状弁体26が弾性に抗して図6の仮想線で示
すように開放作動し、外気が前記間隙54よりキャップ
52下方に入り、網50の網目で除塵され、さらに網5
0を通過した外気は上下貫通孔48を通り、キャップ5
2上方より入口42、吸気用流路22、下端口25を経
て筒体10内に入り、吸湿剤1で吸湿、除塵され、しか
る後、フートストレーナ55、通気管56、通気口1
7、通気孔33′、呼吸配管16より油入機器内に吸気
される。吸気後、油入機器内の圧力が所定圧力範囲内に
戻ると、第2の薄膜状弁体26は弾性により復元し、閉
弁する。
用を説明すれば、油入変圧器、油入蓄電器、油入リアク
トルのような絶縁油入り電気機器や、OFケーブルのよ
うな絶縁油入り電気ケーブルの給油槽や、前記絶縁油入
り電気機器、前記給油槽の注・排油および油保管用の絶
縁油タンク等の図示を省略した油入機器に取付片32、
L字片34を当接し、ボルト挿通孔31、31に図示を
省略したボルトを挿通するとともに前記ボルトを前記油
入機器に締着して吸湿呼吸器3を取り付け、前記油入機
器の呼吸口や呼吸配管16の接続フランジ33にフラン
ジ座35をボルト締めして接続する。ここに温度変化等
により油入機器内の絶縁油が膨張して油入機器内の圧力
が所定圧力範囲以上になると、常時は閉弁している第1
の薄膜状弁体24が弾性に抗して図6の仮想線で示すよ
うに開放作動し、前記油入機器内の空気は通気孔3
3′、通気口17、通気管56、フートストレーナ55
を通り、吸湿剤1で除湿され、しかる後、呼吸弁19の
入口41、排気用流路21、上端口23よりキャップ5
2内に入り、続いて上下貫通孔48、網50の網目より
キャップ52と天板15との間隙54を経て外部に排気
される。排気後、油入機器内の圧力が所定圧力範囲内に
戻ると、第1の薄膜状弁体24は弾性により復元し、閉
弁する。また温度変化等により油入機器内の絶縁油が収
縮して油入機器内の圧力が所定圧力範囲以下になると、
第2の薄膜状弁体26が弾性に抗して図6の仮想線で示
すように開放作動し、外気が前記間隙54よりキャップ
52下方に入り、網50の網目で除塵され、さらに網5
0を通過した外気は上下貫通孔48を通り、キャップ5
2上方より入口42、吸気用流路22、下端口25を経
て筒体10内に入り、吸湿剤1で吸湿、除塵され、しか
る後、フートストレーナ55、通気管56、通気口1
7、通気孔33′、呼吸配管16より油入機器内に吸気
される。吸気後、油入機器内の圧力が所定圧力範囲内に
戻ると、第2の薄膜状弁体26は弾性により復元し、閉
弁する。
【0037】なお絶縁油の膨張収縮のない常態時、つま
り油入機器内の圧力が所定圧力範囲内の時においては薄
膜状弁体24、26は閉弁しており外気が本体5内に侵
入することがなく、吸湿剤1の劣化は防止され、また油
入機器の一例である絶縁油タンクが空の場合にも薄膜状
弁体24、26は閉弁しており、絶縁油タンクへの湿
気、塵埃を含む空気の侵入が阻止される。
り油入機器内の圧力が所定圧力範囲内の時においては薄
膜状弁体24、26は閉弁しており外気が本体5内に侵
入することがなく、吸湿剤1の劣化は防止され、また油
入機器の一例である絶縁油タンクが空の場合にも薄膜状
弁体24、26は閉弁しており、絶縁油タンクへの湿
気、塵埃を含む空気の侵入が阻止される。
【0038】次に吸湿剤1が劣化してこれを本体5から
取り出すには、ねじ蓋7を排出円筒部12から外し、フ
ック62をハンドル6から外し、ハンドル6を図3の仮
想線で示すように回動する。ここに弁体4は弁棒8を介
して図1の仮想線で示す位置となり、開弁し、爪部6″
がストッパー60に係止され、吸湿剤1は取出口2より
吸湿剤用受け容器その他の容器に落下する。なお吸湿剤
用受け容器は吸湿呼吸器の容量に応じて空中若しくは地
上で受けるようにしても、或いはねじ蓋7を排出円筒部
12から外した後で、かつ弁体4を開く前に吸湿剤用受
け容器としてポリエチレン袋等の適当な袋の口を開いて
取出口2の下流口14に当てがっておいてもよい。
取り出すには、ねじ蓋7を排出円筒部12から外し、フ
ック62をハンドル6から外し、ハンドル6を図3の仮
想線で示すように回動する。ここに弁体4は弁棒8を介
して図1の仮想線で示す位置となり、開弁し、爪部6″
がストッパー60に係止され、吸湿剤1は取出口2より
吸湿剤用受け容器その他の容器に落下する。なお吸湿剤
用受け容器は吸湿呼吸器の容量に応じて空中若しくは地
上で受けるようにしても、或いはねじ蓋7を排出円筒部
12から外した後で、かつ弁体4を開く前に吸湿剤用受
け容器としてポリエチレン袋等の適当な袋の口を開いて
取出口2の下流口14に当てがっておいてもよい。
【0039】また吸湿呼吸器3の容量が大きく、吸湿剤
1を1回で回収することが困難な場合、或いは吸湿呼吸
器3の容量は小さいが手元の吸湿剤用受け容器の容量が
さらに小さすぎて吸湿剤1を1回で回収できない場合に
は、吸湿剤1の排出の途中でハンドル6を元に戻して弁
体4を閉弁し、別の吸湿剤用受け容器等を用意し、再び
ハンドル6により弁体4を開弁し、吸湿剤1を取り出
し、場合によってはこの開・閉弁を数度、繰り返す。
1を1回で回収することが困難な場合、或いは吸湿呼吸
器3の容量は小さいが手元の吸湿剤用受け容器の容量が
さらに小さすぎて吸湿剤1を1回で回収できない場合に
は、吸湿剤1の排出の途中でハンドル6を元に戻して弁
体4を閉弁し、別の吸湿剤用受け容器等を用意し、再び
ハンドル6により弁体4を開弁し、吸湿剤1を取り出
し、場合によってはこの開・閉弁を数度、繰り返す。
【0040】なお吸湿剤1が吸湿剤用受け容器に満杯に
近づき、弁体4を全開した状態では落下速度が大きく、
吸湿剤用受け容器から溢れてしまうような場合にはハン
ドル6を途中まで戻して弁体4を半開にするなど適宜、
その開度を調整する。
近づき、弁体4を全開した状態では落下速度が大きく、
吸湿剤用受け容器から溢れてしまうような場合にはハン
ドル6を途中まで戻して弁体4を半開にするなど適宜、
その開度を調整する。
【0041】吸湿剤1の取り出し作業を完了した後、前
記ハンドル6操作により弁体4を閉弁すると、ハンドル
6の一部6′はストッパー60に係止され、しかもハン
ドル6にフック62を係止するとともにねじ蓋7を閉蓋
して取出口2を密閉し、前記のようにキャップ52、呼
吸弁19を取り外して呼吸弁取付口18から新規な吸湿
剤1を投入し、再び呼吸弁19を呼吸弁取付口18に取
り付け、さらにキャップ52を取り付けて使用する。
記ハンドル6操作により弁体4を閉弁すると、ハンドル
6の一部6′はストッパー60に係止され、しかもハン
ドル6にフック62を係止するとともにねじ蓋7を閉蓋
して取出口2を密閉し、前記のようにキャップ52、呼
吸弁19を取り外して呼吸弁取付口18から新規な吸湿
剤1を投入し、再び呼吸弁19を呼吸弁取付口18に取
り付け、さらにキャップ52を取り付けて使用する。
【0042】
【実施例】実施例として4kgのシリカゲル粒を収容す
る容量の吸湿呼吸器(以下、4kg用とする)、8kg
のシリカゲル粒を収容する容量の吸湿呼吸器(以下、8
kg用とする)および16kgのシリカゲル粒を収容す
る容量の吸湿呼吸器(以下、16kg用とする)の3種
類の吸湿呼吸器1の大きさを説明するに、筒体10の高
さ(4kg用が260mm、8kg用が520mm、1
6kg用が980mm)を異にするだけで、3種類とも
筒体10の直径および他の部材の形状、構造、大きさは
同一であり、代表的な部分の寸法をあげれば、筒体10
の直径(外寸)が180mm、キャップ52の直径(外
寸)が84mm、ねじ蓋7の直径(外寸)が70mm、
呼吸弁19の直径(外向鍔板47の外寸)が82mm、
薄膜状弁体24、26の肉厚が0.45mm、同弁体2
4、26の直径が32mmである。
る容量の吸湿呼吸器(以下、4kg用とする)、8kg
のシリカゲル粒を収容する容量の吸湿呼吸器(以下、8
kg用とする)および16kgのシリカゲル粒を収容す
る容量の吸湿呼吸器(以下、16kg用とする)の3種
類の吸湿呼吸器1の大きさを説明するに、筒体10の高
さ(4kg用が260mm、8kg用が520mm、1
6kg用が980mm)を異にするだけで、3種類とも
筒体10の直径および他の部材の形状、構造、大きさは
同一であり、代表的な部分の寸法をあげれば、筒体10
の直径(外寸)が180mm、キャップ52の直径(外
寸)が84mm、ねじ蓋7の直径(外寸)が70mm、
呼吸弁19の直径(外向鍔板47の外寸)が82mm、
薄膜状弁体24、26の肉厚が0.45mm、同弁体2
4、26の直径が32mmである。
【0043】なお前記のとおり3種類の吸湿呼吸器は、
筒体10の高さが異なるので、吸湿呼吸器1全体の高さ
は4kg用が407mm、8kg用が667mm、16
kg用が1127mmであり、当然異なるものである。
筒体10の高さが異なるので、吸湿呼吸器1全体の高さ
は4kg用が407mm、8kg用が667mm、16
kg用が1127mmであり、当然異なるものである。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、吸湿剤を1回
で取り出すことが不都合な場合に、ハンドル操作により
弁の開閉を繰り返すだけで、吸湿剤を1人で極めて容易
に取り出すことができ、従来例のように吸湿剤の取り出
し作業の途中でねじ蓋を着脱したり、手で押えたりする
という面倒な操作や吸湿剤の噛み込みによる不都合もな
く、また前記ねじ蓋の着脱および手押えを要しないの
で、吸湿剤が蓋や手に当たって飛散し、周囲を汚すよう
なこともなく、掃除も不要となる。さらに吸湿剤用受け
容器として固形の容器の使用ができるだけではなく、開
蓋後、閉弁中に適当な袋を取出口に当てがう等、吸湿剤
用受け容器の多様化をはかることができる。
で取り出すことが不都合な場合に、ハンドル操作により
弁の開閉を繰り返すだけで、吸湿剤を1人で極めて容易
に取り出すことができ、従来例のように吸湿剤の取り出
し作業の途中でねじ蓋を着脱したり、手で押えたりする
という面倒な操作や吸湿剤の噛み込みによる不都合もな
く、また前記ねじ蓋の着脱および手押えを要しないの
で、吸湿剤が蓋や手に当たって飛散し、周囲を汚すよう
なこともなく、掃除も不要となる。さらに吸湿剤用受け
容器として固形の容器の使用ができるだけではなく、開
蓋後、閉弁中に適当な袋を取出口に当てがう等、吸湿剤
用受け容器の多様化をはかることができる。
【0045】請求項2の発明によれば、前記請求項1の
発明の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使
用状態時において取出口を2重かつ確実に閉鎖して気密
性を保持でき、油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化
させずにすむものである。
発明の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使
用状態時において取出口を2重かつ確実に閉鎖して気密
性を保持でき、油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化
させずにすむものである。
【0046】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、取出装置の構造が簡単で、安価
に提供することができ、しかもレバーハンドルにより、
極めて容易に吸湿剤の取り出し操作および取出量、取出
し速度の調整をすることができる。
2の発明の効果に加え、取出装置の構造が簡単で、安価
に提供することができ、しかもレバーハンドルにより、
極めて容易に吸湿剤の取り出し操作および取出量、取出
し速度の調整をすることができる。
【0047】請求項4の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、底体が筒体に着脱自在なため取
出装置の保守、修理、交換を容易にすることができる。
2の発明の効果に加え、底体が筒体に着脱自在なため取
出装置の保守、修理、交換を容易にすることができる。
【0048】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、吸湿剤の取り替え作業をより容易かつ効
率的にすることができ、また取出装置の構造が簡単で、
安価に提供することができ、さらに取出装置自体の着脱
を可能にして保守、修理、交換がしやすくなる。
の効果に加え、吸湿剤の取り替え作業をより容易かつ効
率的にすることができ、また取出装置の構造が簡単で、
安価に提供することができ、さらに取出装置自体の着脱
を可能にして保守、修理、交換がしやすくなる。
【0049】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状
態時において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、
油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化させずにすむも
のである。
の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状
態時において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、
油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化させずにすむも
のである。
【0050】請求項7の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、構造が簡単で、しかも本体に吸湿剤を投
入する専用口を別に設けず、呼吸弁取付口で兼用するこ
とができ、容易に製造でき、安価な吸湿呼吸器を提供す
ることができる。
の効果に加え、構造が簡単で、しかも本体に吸湿剤を投
入する専用口を別に設けず、呼吸弁取付口で兼用するこ
とができ、容易に製造でき、安価な吸湿呼吸器を提供す
ることができる。
【0051】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状
態時において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、
油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化させずにすむも
のである。
の効果に加え、油入機器に吸湿呼吸器を付設した使用状
態時において取出口を確実に閉鎖して気密性を保持し、
油入機器に支障を与えず、吸湿剤を劣化させずにすむも
のである。
【0052】請求項9の発明によれば、請求項7または
8の発明の効果に加え、ブロック単体に吸気用および排
気用の弁手段を設けるので、簡単かつコンパクトな構造
で呼吸弁を形成することができ、安価に提供することが
できる。
8の発明の効果に加え、ブロック単体に吸気用および排
気用の弁手段を設けるので、簡単かつコンパクトな構造
で呼吸弁を形成することができ、安価に提供することが
できる。
【図1】本発明における吸湿剤を省略した取出装置を示
す拡大縦断正面図である。
す拡大縦断正面図である。
【図2】同上のA−A断面図である。
【図3】本発明の取出装置を有する吸湿呼吸器の一部を
切欠いた側面図である。
切欠いた側面図である。
【図4】同上の一部を切欠いた拡大平面図である。
【図5】同上におけるキャップと天板との隙間を示す部
分拡大正面図である。
分拡大正面図である。
【図6】同上の通気口および呼吸弁を示す拡大縦断側面
図である。
図である。
1 吸湿剤 2 取出口 3 吸湿呼吸器 4 弁体 5 本体 6 ハンド
ル 7 ねじ蓋 8 弁棒 9 底部 10 筒体 11 底体 12 排出
円筒部 13 上流口 14 下流
口 15 天板 17 通気
口 18 呼吸弁取付口 19 呼吸
弁 20 ブロック単体 21 排気
用流路 22 吸気用流路 23 上端
口 24 薄膜状弁体 25 下端
口 26 薄膜状弁体
ル 7 ねじ蓋 8 弁棒 9 底部 10 筒体 11 底体 12 排出
円筒部 13 上流口 14 下流
口 15 天板 17 通気
口 18 呼吸弁取付口 19 呼吸
弁 20 ブロック単体 21 排気
用流路 22 吸気用流路 23 上端
口 24 薄膜状弁体 25 下端
口 26 薄膜状弁体
Claims (9)
- 【請求項1】 吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記取出口を開閉する弁体を設け、前記
吸湿呼吸器の本体の外部に前記弁体の開閉操作をするハ
ンドルを設けたことを特徴とする吸湿呼吸器における吸
湿剤の取出装置。 - 【請求項2】 吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記取出口を筒状に形成し、前記筒状の
取出口の上流口に前記取出口を開閉する弁体を設け、前
記吸湿呼吸器の本体の外部に前記弁体の開閉操作をする
ハンドルを設け、前記筒状の取出口の下流口にねじ蓋を
螺着したことを特徴とする吸湿呼吸器における吸湿剤の
取出装置。 - 【請求項3】 弁体が円板状の弁体であり、ハンドルが
レバーハンドルであり、前記円板状の弁体を回動自在な
弁棒を介してレバーハンドルに連結したことを特徴とす
る請求項1または2の吸湿呼吸器における吸湿剤の取出
装置。 - 【請求項4】 吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に着脱
自在な底体で形成し、取出口を前記底体に形成したこと
を特徴とする請求項1または2の吸湿呼吸器における吸
湿剤の取出装置。 - 【請求項5】 吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に
着脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記底体に弁棒を回
動自在に設け、前記底体に形成した取出口を開閉する円
板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端に
レバーハンドルを設けたことを特徴とする請求項1の吸
湿呼吸器における吸湿剤の取出装置。 - 【請求項6】 吸湿剤を排出する取出口を有する吸湿呼
吸器において、前記吸湿呼吸器の本体の底部を、筒体に
着脱自在な漏斗状の底体で形成し、前記漏斗状の底体の
排出円筒部により前記取出口を形成し、前記底体に弁棒
を回動自在に設け、前記排出円筒部の上流口を開閉する
円板状の弁体を前記弁棒の一端に設け、前記弁棒の他端
にレバーハンドルを設け、前記排出円筒部の下流口にね
じ蓋を螺着することを特徴とする請求項2の吸湿呼吸器
における吸湿剤の取出装置。 - 【請求項7】 本体を天板と底部と筒体とで形成し、前
記天板に油入機器に通じる通気口と呼吸弁取付口を設
け、前記油入機器内の絶縁油の膨張収縮に応じて前記油
入機器内の空気の排出および外気の吸入をする呼吸弁を
前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付け、前記本体内に前
記吸入した外気を除湿する吸湿剤を収納し、前記本体に
前記吸湿剤を排出する取出口を設け、前記取出口を開閉
する弁体を設け、前記本体の外部に前記弁体の開閉操作
をするハンドルを設けたことを特徴とする吸湿剤の取出
装置を有する吸湿呼吸器。 - 【請求項8】 本体を天板と底部と筒体とで形成し、前
記天板に油入機器に通じる通気口と呼吸弁取付口を設
け、前記油入機器内の絶縁油の膨張収縮に応じて前記油
入機器内の空気の排出および外気の吸入をする呼吸弁を
前記呼吸弁取付口に着脱自在に取付け、前記本体内に前
記吸入した外気を除湿する吸湿剤を収納し、前記本体に
前記吸湿剤を排出する筒状の取出口を形成し、前記筒状
の取出口の上流口に前記取出口を開閉する弁体を設け、
前記本体の外部に前記弁体の開閉操作をするハンドルを
設け、前記筒状の取出口の下流口にねじ蓋を螺着したこ
とを特徴とする吸湿剤の取出装置を有する吸湿呼吸器。 - 【請求項9】 呼吸弁が、ブロック単体に排気用流路と
吸気用流路とをそれぞれ上下方向に形成し、前記排気用
流路の上端口に排気時にのみ開弁する第1の薄膜状弁体
を設け、前記吸気用流路の下端口に吸気時にのみ開弁す
る第2の薄膜状弁体を設けた弁であることを特徴とする
請求項7または8の吸湿剤の取出装置を有する吸湿呼吸
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323252A JPH10135043A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 吸湿呼吸器における吸湿剤の取出装置およびその取出装置を有する吸湿呼吸器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8323252A JPH10135043A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 吸湿呼吸器における吸湿剤の取出装置およびその取出装置を有する吸湿呼吸器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10135043A true JPH10135043A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=18152717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8323252A Pending JPH10135043A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 吸湿呼吸器における吸湿剤の取出装置およびその取出装置を有する吸湿呼吸器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10135043A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513508A (ja) * | 2003-12-06 | 2007-05-24 | マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 油絶縁された変圧器、チョーキングコイルならびにタップ切換装置のための除湿方法及び空気除湿機 |
KR101089109B1 (ko) * | 2003-04-04 | 2011-12-06 | 마쉬넨파브릭 레인하우센 게엠베하 | 오일-단열된 변압기, 초크 코일 및 스텝 스위치용 공기제습기 |
CN104517703A (zh) * | 2015-01-12 | 2015-04-15 | 国网福建南安市供电有限公司 | 免拆装更换硅胶的变压器呼吸器 |
CN105405594A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-03-16 | 国网河南伊川县供电公司 | 一种变压器湿气排放装置 |
WO2021032671A1 (de) * | 2019-08-16 | 2021-02-25 | Gridinspect Gmbh | Entfeuchtungsvorrichtung für einen transformator |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP8323252A patent/JPH10135043A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101089109B1 (ko) * | 2003-04-04 | 2011-12-06 | 마쉬넨파브릭 레인하우센 게엠베하 | 오일-단열된 변압기, 초크 코일 및 스텝 스위치용 공기제습기 |
JP2007513508A (ja) * | 2003-12-06 | 2007-05-24 | マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 油絶縁された変圧器、チョーキングコイルならびにタップ切換装置のための除湿方法及び空気除湿機 |
CN104517703A (zh) * | 2015-01-12 | 2015-04-15 | 国网福建南安市供电有限公司 | 免拆装更换硅胶的变压器呼吸器 |
CN105405594A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-03-16 | 国网河南伊川县供电公司 | 一种变压器湿气排放装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050301 |