JPH1013315A - 伝搬遅延プロファイル測定システム - Google Patents

伝搬遅延プロファイル測定システム

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Publication number
JPH1013315A
JPH1013315A JP16431696A JP16431696A JPH1013315A JP H1013315 A JPH1013315 A JP H1013315A JP 16431696 A JP16431696 A JP 16431696A JP 16431696 A JP16431696 A JP 16431696A JP H1013315 A JPH1013315 A JP H1013315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
propagation delay
delay profile
measurement system
pseudo
Prior art date
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Pending
Application number
JP16431696A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
聡 清水
Yuichi Shiraki
裕一 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP16431696A priority Critical patent/JPH1013315A/ja
Publication of JPH1013315A publication Critical patent/JPH1013315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定系による反射波を除去し、正確な伝搬遅
延プロファイル測定ができる伝搬遅延プロファイル測定
システムを得る。 【解決手段】 PN符号を発生させるPN符号発生器2
0と、PN符号を変調して送信する送信器21と、送信
器21が送信した信号を受信し、復調して出力する受信
器22と、受信器22が出力した信号と、受信側におい
て発生させたPN符号との相関を求めて伝搬遅延プロフ
ァイル信号を算出する相関演算器23と、伝搬遅延プロ
ファイル信号から測定系による反射波成分を除去する等
化器24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波又は音波を用
いて空間の伝搬遅延プロファイルを測定する伝搬遅延プ
ロファイル測定システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】陸上移動通信等において、通信に使用さ
れる電磁波は建物等で反射、回析等の影響を受けた後に
受信器で受信される。その際、送信器からの直接波だけ
でなく遅延波等も受信される。そのような電磁波の状況
を様々な条件のもとで測定し、伝搬遅延プロファイルを
取ることによって製品の仕様等の資料とされる。この伝
搬遅延プロファイルの測定方法としては時間領域で行う
ものと、周波数領域で行うものとの2つに大別される。
時間領域で行う方法は、PN符号(擬似雑音符号)やチ
ャウプ信号等の自己相関特性を持つ鋭い信号を送信し、
その相関値から伝搬遅延プロファイルをもとめる方法、
短時間のCW信号を送信する方法等がある。また周波数
領域で行う方法は、複素周波数応答を求めて逆フーリエ
変換するステップ周波数法、送信信号の周波数を掃引し
て受信信号の周波数の差から求めるFM−CW法等があ
る。特に時間領域の測定でPN符号を用いた測定方法は
SN特性が良く、実際のディジタル無線通信に近い形式
で測定できるため、広く行われている。このような技術
に関しては「2.6GHz帯マイクロセル多重伝搬特性
測定装置」電子情報通信学会研究会AP90−86に掲
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に高い周波数で伝
搬遅延プロファイル測定する場合、コネクタの接触不
良、インピーダンスマッチングの不整合、送受信器内で
の回り込み等の測定系の不良に起因する反射波が発生し
てしまうことが多い。これらの反射波は、本来測定され
るべき遅延波に加わり、信号を歪ませてしまう。特に高
SN下での伝搬遅延プロファイル測定ではもともとノイ
ズレベルが低いため、所望の信号レベルだけでなく、測
定系による反射波もより強く現れてしまう。そのため、
正確な測定を行えないという問題があった。
【0004】そこで測定系による反射波を除去し、より
正確な伝搬遅延プロファイル測定ができる伝搬遅延プロ
ファイル測定システムの実現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る伝搬遅延プ
ロファイル測定システムは、擬似ランダム信号を発生さ
せる擬似ランダム信号発生手段と、擬似ランダム信号を
変調して送信する送信手段と、送信手段が送信した信号
を受信し、復調して出力する受信手段と、受信手段が出
力した信号と、受信側において発生させた擬似ランダム
信号との相関を求めて伝搬遅延プロファイル信号を算出
する相関演算手段と、伝搬遅延プロファイル信号から測
定系による反射波成分を除去する等化手段とを備えてい
る。擬似ランダム信号発生手段が擬似ランダム信号を発
生させる。送信手段がその擬似ランダム信号を変調して
送信する。受信手段が、送信手段が送信した信号を受信
し、復調して出力する。相関演算手段は受信手段が出力
した信号と擬似ランダム信号との相関を求めて伝搬遅延
プロファイル信号を算出する。等化手段は、伝搬遅延プ
ロファイル信号が通過する際に測定系による反射波成分
を除去して通過させる。
【0006】また本発明に係る伝搬遅延プロファイル測
定システムの等化手段は、送信手段と受信手段とを直結
したケーブルを介して送受信される擬似ランダム信号の
伝搬特性に基づいて算出された伝搬遅延プロファイル信
号と、理想の伝搬遅延プロファイル信号とに基づいて算
出された係数を有する。等化手段を設計する際、送信手
段と受信手段とをケーブルで直結し、そのケーブルを介
して信号が送信される。その信号に基づいて算出された
伝搬遅延プロファイル信号と、不要な信号が含まれてい
ない理想の伝搬遅延プロファイル信号とに基づいて、測
定系による反射成分を相殺するような等化手段の係数が
算出される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
等化器の設計を実施するための伝搬遅延プロファイル測
定システムのブロック図である。図において、PN符号
発生器10は鋭い自己相関性を持つ擬似ランダム信号の
PN符号を発生させる回路である。送信器11は、PN
符号発生器10で発生させたPN符号に二相位相変調
(BPSK変調)を行い、高周波で送信する。受信器1
2は、送信器11から送信された高周波を直交検波して
ベースバンドに復調する。等化器設計時においては、送
信器11と受信器12とはケーブルにより接続され、ケ
ーブルを介して信号の送信又は受信が行われるものとす
る。相関演算器13は、受信器12が出力した信号とP
N符号との積和をとり相関演算を行い、伝搬遅延プロフ
ァイル信号を求める。この伝搬遅延プロファイル信号に
は、送信器11からダイレクトに送られた直接波成分に
加え、送信器11、受信器12等で発生した反射波成分
も含まれる。
【0008】参照信号発生器14は、相関演算器13が
算出する伝搬遅延プロファイル信号に不要な成分が含ま
れなかった時の、理想の伝搬遅延プロファイル信号(参
照信号)を発生させるものである。等化器設計部15
は、相関演算器13が算出した伝搬遅延プロファイル信
号と参照信号発生器14が出力した参照信号とに基づい
て、実際の伝搬遅延プロファイル測定時に、伝搬遅延プ
ロファイル信号から測定系による反射波成分を相殺する
ような機能を有するフィルタ、すなわち等化器を設計す
るための演算を行う。そのフィルタの係数は、相関演算
器13が出力した伝搬遅延プロファイル信号と参照信号
とがほぼ同じになるように、カルマンフィルタ等のパラ
メータ推定アルゴリズムを用いて算出される。算出され
たフィルタの係数に基づいて等化器が設計される。
【0009】図2は相関演算器13で算出された信号の
伝搬遅延プロファイルである。また、図3は参照信号発
生器14から出力される参照信号の伝搬遅延プロファイ
ルである。参照信号には測定系による反射波成分は含ま
れていないので、図2において図3と一致しない部分
は、測定系による反射波の影響を受けていることにな
る。また図4は、設計された等化器に相関演算器13で
算出された信号を通過させた時の伝搬遅延プロファイル
である。設計された等化器を通過した伝搬遅延プロファ
イル信号は図3の参照信号に近い波形となっている。等
化器設計時には、ケーブルを介してダイレクトに送受信
されるので、伝搬遅延プロファイルには遅延波は含まれ
ていない。
【0010】図5は本発明の実施の形態に係る測定時の
伝搬遅延プロファイル測定システムのブロック図であ
る。PN符号発生器20、送信器21、受信器22及び
相関演算器23は図1のPN符号発生器10、送信器1
1、受信器12及び相関演算器13と同様の動作をす
る。24は等化器であり、図1の等化器設計部15で算
出された係数に基づいて設計されたフィルタである。2
5は表示器であり、等化器24を通過した伝搬遅延プロ
ファイル信号を表示するものである。26A及び26B
は空中線である。送信器21に接続されている空中線2
6Aは測定用の電磁波を空中に放射する。また受信器2
2に接続されている空中線26Bは空中からの電磁波を
捕捉するものである。
【0011】図6は伝搬遅延プロファイル測定時の相関
演算器23が算出した信号の伝搬遅延プロファイルであ
る。遅延時間90nsの位置には直接波が現れている。
また遅延時間290nsの位置には遅延波が現れてい
る。その他の位置に現れているのは、測定系により発生
した反射波である。本発明を用いない従来の伝搬遅延プ
ロファイル測定システムでは、この図6が遅延プロファ
イルとして表示される。
【0012】図7は等化器24を通過した信号の伝搬遅
延プロファイルである。不要な反射波が除去され、直接
波及び遅延波が明確に現れている。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、相関演算
手段から出力された伝搬遅延プロファイル信号を等化手
段に通過させ、伝搬遅延プロファイル信号から測定系に
よる反射波成分を除去するようにしたので、伝搬遅延プ
ロファイル信号のデータを正確に測定することができ
る。
【0014】また本発明によれば、等化手段は、送信手
段と受信手段とをケーブルで直接接続した擬似ランダム
信号に基づいた伝搬遅延プロファイル信号と、理想の伝
搬遅延プロファイル信号とに基づいて係数が算出される
ので、擬似ランダム信号に測定系による反射波成分だけ
が加わった伝搬遅延プロファイル信号を得ることがで
き、正確な係数を有し、反射波成分を除去できる等化手
段が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る等化器の設計を実施
するための伝搬遅延プロファイル測定システムのブロッ
ク図である。
【図2】相関演算器13で算出された信号の伝搬遅延プ
ロファイルである。
【図3】参照信号発生器14から出力される参照信号の
伝搬遅延プロファイルである。
【図4】設計された等化器に相関演算器13で算出され
た信号を通過させた時の伝搬遅延プロファイルである。
【図5】本発明の実施の形態に係る測定時の伝搬遅延プ
ロファイル測定システムのブロック図である。
【図6】伝搬遅延プロファイル測定時の相関演算器23
が算出した信号の伝搬遅延プロファイルである。
【図7】等化器24を通過した信号の伝搬遅延プロファ
イルである。
【符号の説明】
10、20 PN符号発生器 11、21 送信器 12、22 受信器 13、23 相関演算器 14 参照信号発生器 15 等化器設計部 24 等化器 25 表示器 26A、26B 空中線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似ランダム信号を発生させる擬似ラン
    ダム信号発生手段と、 前記擬似ランダム信号を変調して送信する送信手段と、 該送信手段が送信した信号を受信し、復調して出力する
    受信手段と、 該受信手段が出力した信号と、受信側において発生させ
    た擬似ランダム信号との相関を求めて伝搬遅延プロファ
    イル信号を算出する相関演算手段と、 前記伝搬遅延プロファイル信号から測定系による反射波
    成分を除去する等化手段とを備えたことを特徴とする伝
    搬遅延プロファイル測定システム。
  2. 【請求項2】 前記等化手段は、前記送信手段と前記受
    信手段とを直結したケーブルを介して送受信される前記
    擬似ランダム信号の伝搬特性に基づいて算出された伝搬
    遅延プロファイル信号と、理想の前記伝搬遅延プロファ
    イル信号とに基づいて算出された係数を有することを特
    徴とする請求項1記載の伝搬遅延プロファイル測定シス
    テム。
JP16431696A 1996-06-25 1996-06-25 伝搬遅延プロファイル測定システム Pending JPH1013315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006121716A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Korea Electronics Telecommun 通信システムの送信装置
JP2008537590A (ja) * 2005-02-23 2008-09-18 オーソトロン カンパニーリミテッド チャープ信号を用いて送受信機間の電磁波多重経路特性に対するチャネル推定方法およびチャネル推定装置

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