JPH10127733A - 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器 - Google Patents

乳幼児用の飲み口を有する密閉容器

Info

Publication number
JPH10127733A
JPH10127733A JP28661896A JP28661896A JPH10127733A JP H10127733 A JPH10127733 A JP H10127733A JP 28661896 A JP28661896 A JP 28661896A JP 28661896 A JP28661896 A JP 28661896A JP H10127733 A JPH10127733 A JP H10127733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
air hole
sheet
container
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP28661896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Saito
秀男 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Combi Corp filed Critical Combi Corp
Priority to JP28661896A priority Critical patent/JPH10127733A/ja
Publication of JPH10127733A publication Critical patent/JPH10127733A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器に関し、
内外の気圧差を減少できる。 【解決手段】 容器本体20とキャップ30とのいずれ
か少なくとも一方には、内外に貫通した空気孔50を設
ける。空気孔50には、気体透過性を有し、且つ液体非
浸透性を有するシート60を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乳幼児用の飲み
口を有する密閉容器に関し、特に内外の気圧差を減少す
ることができるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乳幼児用の飲み口を有す
る密閉容器としては、容器本体と、この容器本体の開口
面に脱着可能に取り付けられるキャップとを備えたもの
が知られている。上記キャップは、乳幼児の発育に応じ
て交換可能であり、乳首、吸い口、ストロー等を取り付
けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の乳幼児用の飲み口を有する密閉容器では、容器本体に
熱い液体を入れると、キャップとの密閉性が高いため、
内外の気圧差により、内部の液体がストロー等から漏れ
ることがあった。そこで、請求項1〜10記載にそれぞ
れ記載された発明は、上記した従来の技術の有する問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、内外の
気圧差を減少することができるようにしたものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0004】すなわち、キャップ側に空気孔を設けるこ
とで、容器本体側の構造を簡便にすることができるよう
にしたものである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】すなわち、飲み口としてストローを取り付
けて使用することができるようにしたものである。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】すなわち、上記した請求項2とは逆に、容
器本体側に空気孔を設けることで、キャップ側の構造を
簡便にすることができるようにしたものである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】すなわち、飲み口として乳首を取り付けて
使用することができるようにしたものである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0008】すなわち、内外の気圧差を効率良く減少す
ることができるようにしたものである。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0009】すなわち、製造を容易に行うことができる
ようにしたものである。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、シートの交換を行うことがで
きるようにしたものである。 (請求項9)請求項9記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0010】すなわち、シートの取扱いを簡便にするこ
とができるようしたものである。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項9記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。す
なわち、シートの屈曲や破損を防止することができるよ
うにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)請求項1〜10にそれぞれ記載された各発明
は、上記した各目的を達成するためになされたものであ
り、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態に
より、以下にそれぞれ説明する。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の2つの点を特
徴とする。
【0012】第1に、容器本体(20)とキャップ(30)との
いずれか少なくとも一方(例えばキャップ30)には、例
えば図1,2に示すように、内外に貫通した空気孔(50)
を設けている。なお、前記容器本体(20)は、カップ状の
ものに限らず、哺乳ビンのようなビン状のものでも良
い。
【0013】前記空気孔(50)を、例えば図1,2に示す
ように、キャップ(30)側に設けたが、これに限らず、例
えば図10に示すように、容器本体(20)側に設けても良
いし、或いは容器本体(20)とキャップ(30)との両側に設
けても良いし、又、容器本体(20)とキャップ(30)との間
に設けても良い。前記空気孔(50)を、例えば図1,10
に示すように、1個設けたが、これに限らず、2個以上
設けても良い。
【0014】前記空気孔(50)を、例えば図1に示すよう
に、円形に設けたが、これに限らず、楕円形、長円形、
方形、そのほかの異形に形成しても良い。前記空気孔(5
0)には、例えば図7,8に示すように、ホルダー(90)の
ように補強バー(91,92)を設けても良い。第2に、上記
空気孔(50)には、例えば図1,2に示すように、気体透
過性を有し、且つ液体非浸透性を有するシート(60)を設
けている。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0015】すなわち、空気孔(50)及びシート(60)は、
例えば図1,2に示すように、キャップ(30)に設けられ
ている。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の特徴点に加え、次の3つの点を特徴とす
る。
【0016】第1に、飲み口として、例えば図1,2に
示すように、ストロー(40)を使用するしている。第2
に、キャップ(30)には、例えば図1,2に示すように、
ストロー(40)の差込口(31)と、前記差込口(31)に差し込
まれたストロー(40)の先端口を密閉可能とする盲孔(32)
とを設けている。
【0017】第3に、空気孔(50)は、例えば図1に示す
ように、前記差込口(31)及び盲孔(32)を除く位置に設け
られている。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】すなわち、空気孔(50)及びシート(60)は、
例えば図10に示すように、容器本体(20)の上部に設け
られている。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
記載の発明の特徴点に加え、次の2つの点を特徴とす
る。
【0019】第1に、飲み口として、例えば図10に示
すように、乳首(110)を使用している。第2に、乳首(11
0)を、例えば図10に示すように、キャップ(30)に脱着
可能に取り付けている。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0020】すなわち、空気孔(50)は、図示しないが、
2個以上設けられている。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、シート(60)は、例えば図2
に示すように、空気孔(50)の位置にインサート成形され
ている。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0021】すなわち、シート(60)は、例えば図4に示
すように、空気孔(50)の位置に着脱可能に取り付けられ
ている。 (請求項9)請求項9記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0022】すなわち、シート(60)は、例えば図5〜9
に示すように、ホルダー(90)内に設けられている。な
お、ホルダー(90)を円形のリング状としたが、これに限
らず、楕円形、長円形、方形、C字形、そのほかの異形
に形成しても良い。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項9記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0023】すなわち、空気孔(50)又はホルダー(90)内
には、例えば図3,7,8に示すように、補強バー(34,
91,92)が設けられている。なお、補強バー(34,91,92)
は、図3,7に示すように、十字形ないしはX字状に形
成しても良いし、図8に示すように、網目状ないしは格
子状に形成しても良い、或いはマイナス形に1本渡した
り、他の形状に配置しても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)図1,2は、本発明の実施の形態の第1
実施例を示すものである。図1は、容器の分解斜視図、
図2は容器の断面図をそれぞれ示す。図中、10は、乳幼
児用の容器を示すものであり、この容器10は、乳幼児の
発育に応じて、乳首、適度な堅さを有する吸い口、スト
ロー等のパーツを交換して使用できるようにしたもので
ある。
【0025】上記容器10は、図1に示すように、大別す
ると、容器本体20、キャップ30、飲み口としてのストロ
ー40を備える。 (容器本体)上記容器本体20は、図1,2に示すよう
に、カップ状であり、有底の円筒形に形成されている。
容器本体20の外周面には、略C状の左右一対のハンドル
21,21を設けている。
【0026】上記容器本体20は、内容物が見えるように
透明で、又、煮沸消毒や電子レンジで加熱できるように
耐熱性を有する。そして、容器本体20は、例えばポリカ
ーボネート等の熱可塑性の樹脂により一体的に形成され
ている。なお、容器本体20として、カップを例示した
が、これに限らず、哺乳ビン等のようにビン状のもので
も良い。 (キャップ)前記キャップ30には、図1,2に示すよう
に、容器本体20の開口面にねじ込み、着脱可能となって
いる。
【0027】上記キャップ30には、図1,2に示すよう
に、内外に円形に貫通し、ストロー40の差込口31と、こ
の差込口31に差し込まれたストロー40の先端口を密閉可
能とする円形の盲孔32とを設けている。また、キャップ
30には、図1,2に示すように、差込口31及び盲孔32を
除く位置に、内外に円形に貫通した空気孔50を設けてい
る。
【0028】上記空気孔50を、円形に設けたが、これに
限らず、楕円形、長円形、方形、そのほかの異形に形成
しても良い。一方、キャップ30は、煮沸消毒や電子レン
ジで加熱できるように耐熱性を有する。そして、キャッ
プ30は、例えばポリプロピレン等の熱可塑性の樹脂によ
り一体的に形成されている。
【0029】また、前記空気孔50には、図1,2に示す
ように、気体透過性を有し、且つ液体非浸透性を有する
シート60を設けている。さらに、キャップ30には、図2
に示すように、内周面に環状のシール33が設けられ、容
器本体20にねじ込んだ際に、密封性を向上できるように
している。 (シート)上記シート60には、例えばジャパンゴアテッ
クス株式会社の商品名「ゴアテックス」(登録商標)の
「オレオベントフィルタ」を用いている。
【0030】上記「フィルタ」は、シート状のものを利
用し、空気孔50の大きさに合わせて円形に切り抜いて使
用する。前記「フィルタ」は、例えば厚さ0.025〜3.0m
m、孔径0.02〜15μm、空孔率25〜90%である。前記
「フィルタ」は、例えば0.1〜1.0mmで、孔径0.3μm以
上のものが好ましい。
【0031】前記「フィルタ」は、連続した空孔で形成
された多孔質構造を有しているため、気体の透過は良好
であり、その「気体透過性」により、水蒸気透過性を示
す。前記「フィルタ」の「液体非浸透性」については、
水接触角が大きいため毛細管現象が生じず、高い撥水性
を示す。親水性は、全くなく、吸水率はゼロである。水
のような表面張力の大きい液体は全く浸透しない。撥水
性により極めて高い防水性を示す。
【0032】前記「フィルタ」は、そのほか「化学的安
定性」、「熱的安定性」を持つ。上記「化学的安定性」
については、フッ素ガス、三フッ素塩素、溶解アルカリ
金属に僅かに影響を受ける以外には、全ての化学薬品、
酸、塩基、酸化・還元剤、有機溶剤に侵されない。前記
「熱的安定性」については、260℃で常時、短時間で
300℃まで使用することが可能である。また、マイナ
ス200℃の低温においても、そのしなやかさを失うこ
とがない。
【0033】そして、シート60は、キャップ30の成型時
に、図2に示すように、空気孔50の位置にインサート成
形されている。 (ストロー)前記ストロー40は、例えばシリコンゴム製
で、煮沸消毒や電子レンジで加熱できるように耐熱性を
有する。
【0034】そして、ストロー40は、図1,2に示すよ
うに、キャップ30の差込口31に差し込んで使用し、その
先端口を盲孔32に挿入することで、ストロー40の先端口
からの液体の漏れを防止することができる。なお、飲み
口として、ストロー40を使用したが、これに限らず、図
10に示すように乳首110や、或いは適度な堅さを有す
る吸い口等を使用できるようにしても良い。 (使用方法)上記した構成を備えた容器10は、次のよう
に使用する。
【0035】容器本体20に、例えばお湯等の内容物を入
れた場合について説明する。このとき、キャップ30は、
容器本体20の開口面にねじ込む。また、ストロー40は、
キャップ30の差込口31に差し込み、ストロー40の先端口
をキャップ30の盲孔32に挿入する。このように、キャッ
プ30やストロー40を装着すると、容器本体20の内部の密
封性が保たれる。
【0036】このとき、お湯等の内容物から蒸発した蒸
気等が、容器本体20の内部上方の空隙内に溜まる。この
ため、容器本体20の内外の気圧差が発生する。このと
き、容器本体20の内部上方の空隙内に溜まった蒸気等
は、シート60に接し、シート60の気体透過性により、空
気孔50を通って容器本体20の外部に排気される。
【0037】このため、容器本体20の内外の気圧差が減
少する。そこで、容器本体20の内外の気圧差により、お
湯等の内容物がストロー40の内部を上昇し、その先端口
から漏れ出るのを防止することができる。また、容器10
が傾き、お湯等の内容物がシート60に接しても、シート
60の液体非浸透性により、空気孔50を通って容器本体20
の外部に漏れ出るのを防止することができる。 (第2実施例)図3は、本発明の実施の形態の第2実施
例を示すものである。
【0038】図3は、キャップの分解斜視図を示す。本
第2実施例の特徴は、図3に示すように、キャップ30の
空気孔50内に、十字形ないしはX字状に補強バー34を渡
し、シート60の破損を防止できるようにした点にある。
上記補強バー34は、図3に示すように、キャップ30に一
体に成形されている。
【0039】なお、補強バー34をキャップ30に一体に成
形したが、これに限らず、例えば接着剤等を使用して、
補強バー34をキャップ30に接着しても良い。また、補強
バー34は、十字形ないしはX字状に形成したが、これに
限らず、網目状ないしは格子状に形成しても良い、或い
はマイナス形に1本渡したり、他の形状に配置しても良
い。 (第3実施例)図4は、本発明の実施の形態の第3実施
例を示すものである。
【0040】図4は、キャップの断面図を示す。本第3
実施例の特徴は、図4に示すように、キャップ30を内外
の蓋70,80に分割し、内外の蓋70,80の間でシート60を挟
んで固定し、内外の蓋70,80を分離することで、シート6
0の交換を可能にしている点である。上記内外の蓋70,80
の間には、図4に示すように、互いにかみ合う雌雄のね
じを設けている。そして、ねじを緩めることで、内外の
蓋70,80が分離し、シート60の交換が可能となる。
【0041】なお、内外の蓋70,80の脱着手段は、ねじ
に限らず、互いにはまり合う凹凸部を設けたり、或いは
両蓋70,80を脱着可能な連結手段で連結するようにして
も良い。 (第4実施例)図5,6は、本発明の実施の形態の第4
実施例を示すものである。
【0042】図5は、キャップの断面図、図6はホルダ
ーの斜視図をそれぞれ示す。本第4実施例の特徴は、図
5,6に示すように、シート60をホルダー90に設けるこ
とで、シート60の取扱いを簡便にした点にある。上記ホ
ルダー90は、図6に示すように、円形のリング状に形成
されている。そして、ホルダー90は、熱可塑性樹脂で一
体に形成され、ホルダー90の成型時にシート60をインサ
ート成形している。
【0043】成形後のホルダー90は、図5に示すよう
に、キャップ30の成型時に、インサート成形されてい
る。なお、ホルダー90を円形のリング状としたが、これ
に限らず、楕円形、長円形、方形、C字形、そのほかの
異形に形成しても良い。また、シート60をホルダー90に
インサート成形したが、これに限らず、例えば接着剤等
を使用して、シート60をホルダー90に接着しても良い。
【0044】さらに、ホルダー90をキャップ30にインサ
ート成形したが、これに限らず、例えば接着剤等を使用
して、ホルダー90をキャップ30に接着しても良い。 (第5実施例)図7は、本発明の実施の形態の第5実施
例を示すものである。図7は、ホルダーの斜視図を示
す。
【0045】本第5実施例の特徴は、図7に示すよう
に、ホルダー90のリンク内に、十字形ないしはX字状に
補強バー91を渡し、ホルダー90の剛性の向上と、シート
60の破損を防止できるようにした点にある。上記補強バ
ー91は、図7に示すように、ホルダー90に一体に成形さ
れている。なお、補強バー91をホルダー90に一体に成形
したが、これに限らず、例えば接着剤等を使用して、補
強バー91をホルダー90に接着しても良い。
【0046】また、ホルダー90を円形のリング状とした
が、これに限らず、楕円形、長円形、方形、C字形、そ
のほかの異形に形成しても良い。 (第6実施例)図8は、本発明の実施の形態の第6実施
例を示すものである。図8は、ホルダーの斜視図を示
す。
【0047】本第6実施例の特徴は、図8に示すよう
に、ホルダー90のリンク内に、網目状ないしは格子状に
補強バー92を渡し、ホルダー90の剛性の向上と、シート
60の破損を防止できるようにした点にある。上記補強バ
ー92は、図8に示すように、ホルダー90に一体に成形さ
れている。なお、補強バー92をホルダー90に一体に成形
したが、これに限らず、例えば接着剤等を使用して、補
強バー92をホルダー90に接着しても良い。
【0048】また、補強バー91,92は、図7に示す第5
実施例の補強バー91のように、十字形ないしはX字状に
形成しても良いし、図8に示す本第6実施例の補強バー
92のように、網目状ないしは格子状に形成しても良い、
或いはマイナス形に1本渡したり、他の形状に配置して
も良い。さらに、ホルダー90を円形のリング状とした
が、これに限らず、楕円形、長円形、方形、C字形、そ
のほかの異形に形成しても良い。 (第7実施例)図9は、本発明の実施の形態の第7実施
例を示すものである。
【0049】図9は、キャップの断面図を示す。本第7
実施例の特徴は、図9に示すように、ホルダー90を、キ
ャップ30の空気孔50に対して着脱できるようにし、シー
ト60をホルダー90ごと交換をできるようにした点にあ
る。上記ホルダー90と、キャップ30の空気孔50との間に
は、図9に示すように、互いにかみ合う雌雄のねじを設
けている。そして、ねじを緩めることで、ホルダー50が
キャップ30の空気孔50から外れ、シート60をホルダー90
ごと交換できる。
【0050】なお、ホルダー90の脱着手段は、ねじに限
らず、互いにはまり合う凹凸部を設けたり、或いはホル
ダー90を脱着可能な連結手段で連結するようにしても良
い。 (第8実施例)図10は、本発明の実施の形態の第8実
施例を示すものである。図10は、容器の断面図を示
す。
【0051】本第8実施例の特徴は、図10に示すよう
に、空気孔50及びシート60を、容器本体20側に設けた点
にある。上記シート60は、図10に示すように、ホルダ
ー90を介して、容器本体20の空気孔50にインサート成形
されている。また、キャップ30には、図10に示すよう
に、ねじ込み式の押え蓋100を介して、飲み口としての
乳首110が着脱可能に取り付けられている。
【0052】なお、シート60を、ホルダー90を介して、
容器本体20の空気孔50にインサート成形したが、ホルダ
ー90を使用せずに、図1,2に示した第1実施例のよう
に、容器本体20の空気孔50にシート60をインサート成形
しても良い。また、ホルダー90を、図9に示した第7実
施例のように、容器本体20の空気孔50に対してねじ込み
式とし、シート60をホルダー90ごと交換をできるように
しても良い。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜10にそれぞれ記載された各
発明は、以上のようにそれぞれ構成されているので、以
下に記載されるような効果をそれぞれ奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、内外の気圧
差を減少することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0054】すなわち、キャップ側に空気孔を設けるこ
とで、容器本体側の構造を簡便にすることができる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項2
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0055】すなわち、飲み口としてストローを取り付
けて使用することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。す
なわち、上記した請求項2とは逆に、容器本体側に空気
孔を設けることで、キャップ側の構造を簡便することが
できる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0056】すなわち、飲み口として乳首を取り付けて
使用することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、内外の気圧差を効率良く
減少することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。
【0057】すなわち、製造を容易することができる。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、シートの交換を行うこと
ができる。 (請求項9)請求項9記載の発明は、上記した請求項1
〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。
【0058】すなわち、シートの取扱いを簡便に行うこ
とができる。 (請求項10)請求項10記載の発明は、上記した請求
項1〜9のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次
のような効果を奏する。すなわち、シートの屈曲や破損
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器の分解斜視図である。
【図2】容器の断面図である。
【図3】第2実施例を示し、キャップの分解斜視図であ
る。
【図4】第3実施例を示し、キャップの断面図である。
【図5】第4実施例を示し、キャップの断面図である。
【図6】図5のホルダーの斜視図である。
【図7】第5実施例を示し、ホルダーの斜視図である。
【図8】第6実施例を示し、ホルダーの斜視図である。
【図9】第7実施例を示し、キャップの断面図である。
【図10】第8実施例を示し、容器の断面図である。
【符号の説明】
10 容器 20 容器本体 21 ハンドル 30 キャップ 31 差込口 32 盲孔 33 シール 34 補強バー 40 ストロー 50 空気孔 60 シート 70 内蓋 80 外蓋 90 ホルダー 91,92 補強バー 100 押え蓋 110 乳首

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、前記容器本体の開口面に脱
    着可能に取り付けられるキャップとを備えた乳幼児用の
    飲み口を有する密閉容器において、 前記容器本体と前記キャップとのいずれか少なくとも一
    方には、内外に貫通した空気孔を設け、 前記空気孔には、気体透過性を有し、且つ液体非浸透性
    を有するシートを設けていることを特徴とする乳幼児用
    の飲み口を有する密閉容器。
  2. 【請求項2】 前記空気孔及び前記シートは、前記キャ
    ップに設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    乳幼児用の飲み口を有する密閉容器。
  3. 【請求項3】 前記飲み口として、ストローを使用し、 前記キャップには、前記ストローの差込口と、前記差込
    口に差し込まれた前記ストローの先端口を密閉可能とす
    る盲孔とを設け、 前記空気孔は、前記差込口及び前記盲孔を除く位置に設
    けられていることを特徴とする請求項2記載の乳幼児用
    の飲み口を有する密閉容器。
  4. 【請求項4】 前記空気孔及び前記シートは、前記容器
    本体の上部に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の乳幼児用の飲み口を有する密閉容器。
  5. 【請求項5】 前記飲み口として、乳首を使用し、 前記乳首を前記キャップに脱着可能に取り付けているこ
    とを特徴とする請求項4記載の乳幼児用の飲み口を有す
    る密閉容器。
  6. 【請求項6】 前記空気孔は、2個以上設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    乳幼児用の飲み口を有する密閉容器。
  7. 【請求項7】 前記シートは、前記空気孔の位置にイン
    サート成形されていることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の乳幼児用の飲み口を有する密閉容
    器。
  8. 【請求項8】 前記シートは、前記空気孔の位置に着脱
    可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の乳幼児用の飲み口を有する密
    閉容器。
  9. 【請求項9】 前記シートは、ホルダー内に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の乳幼児用の飲み口を有する密閉容器。
  10. 【請求項10】 前記空気孔又は前記ホルダー内には、
    補強バーが設けられていることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1項に記載の乳幼児用の飲み口を有する密
    閉容器。
JP28661896A 1996-10-29 1996-10-29 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器 Withdrawn JPH10127733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28661896A JPH10127733A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28661896A JPH10127733A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10127733A true JPH10127733A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17706748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28661896A Withdrawn JPH10127733A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10127733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10919672B2 (en) 2008-03-31 2021-02-16 Angelcare Feeding Usa, Llc Seal indication mechanism for containers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10919672B2 (en) 2008-03-31 2021-02-16 Angelcare Feeding Usa, Llc Seal indication mechanism for containers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1946739B1 (en) Vented and Double Walled Baby Bottles
US9011407B2 (en) Pre-evacuatable or pre-evacuated container for medical purposes
US4522623A (en) Suction bottle for medicinal purposes
US4301799A (en) Non-collapsible medical fluid container with air vent filter
GB9405249D0 (en) Container
JPH0226981B2 (ja)
NO137258B (no) Drikketut for flasker og lignende beholdere.
JP2010280402A (ja) 飲料用容器
CN105188794A (zh) 为医疗应用提供负压的装置的液体收纳容器,以及装置
DK147077B (da) Celledyrkningsbeholder
CN110621285A (zh) 吸管杯
KR101644895B1 (ko) 유체 수집용 용기
JPH10127733A (ja) 乳幼児用の飲み口を有する密閉容器
US5108702A (en) Blood aerator
GB2234742A (en) A bottle for renal dialysis
CN107714485A (zh) 带奶袋的奶瓶
KR20140114249A (ko) 일회용 통기관을 구비한 젖병
JP3125030U (ja) 浄化器用ポートキャップ
KR100345502B1 (ko) 약탕기용 증기 응축기
JP2004313708A (ja) 可撓性薬剤容器及び固形薬剤を内封した可撓性薬剤容器の製造方法
TW200927290A (en) Cover assembly and container set for tissue culture using the same
JPH0445783A (ja) 通気性キャップ及び雑菌遮断通気性培養容器
JPS6227118Y2 (ja)
CN216061332U (zh) 一种新型硅胶奶瓶
CN213385297U (zh) 一种用于盛装培养基的容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106