JPH10122965A - 光学式センサ装置 - Google Patents

光学式センサ装置

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JPH10122965A
JPH10122965A JP30124396A JP30124396A JPH10122965A JP H10122965 A JPH10122965 A JP H10122965A JP 30124396 A JP30124396 A JP 30124396A JP 30124396 A JP30124396 A JP 30124396A JP H10122965 A JPH10122965 A JP H10122965A
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JP
Japan
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light
time
sensor device
projecting
optical sensor
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Withdrawn
Application number
JP30124396A
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English (en)
Inventor
Shigetome Yasuda
成留 安田
Hironobu Kiyomoto
浩伸 清本
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに波長の異なる2つ以上の光源を用い
て、2つ以上の検出物体の有無又は表面状態の判別を行
う光学式センサ装置において、処理時間や消費電力を増
大することなく検出性能の向上を図る。 【解決手段】 予めティーチングされた2つ以上の検出
物体の光学特性に関する情報に基づいて、光学特性に差
の出る光源の投光時間、投光回数又は投光強度を増加さ
せ、差の出ない光源の投光時間、投光回数又は投光強度
を減少させる。これにより、投光回数又は投光強度を変
化させる場合に、一定時間内の投光回数又は投光強度の
総和を変化させなければ、処理時間又は消費電力を増大
することなく、検出性能の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出物体の光学特
性の違いから物体の有無検出又は物体の表面状態の判別
を行う光学式センサ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複数の光源を備えた光学式センサ
装置としては、例えば、特開平2−173532号公報
に記載されているようなカラーセンサがある。このカラ
ーセンサは、3つの発光ダイオードから順次検出物体に
向けて3原色の光を照射し、その反射率から検出物体の
色又は色の差を判別するものである。
【0003】このようなカラーセンサにおいて、色の差
が微妙な検出物体を判別する場合には、発光ダイオード
の投光パワーを上げること、または投光回数、投光時間
を増やし平均処理を行うことにより、SN比を上げて判
別を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光学式センサ装置では、発光ダイオードの投
光パワーを上げた場合には、消費電力が増加するという
問題があった。また、投光回数や投光時間を増やした場
合には、処理時間が長くなり応答時間が遅くなるという
問題があった。本発明は、上述した問題点を解決するた
めになされたものであり、互いに波長の異なる少なくと
も2つ以上の光源を用いて検出物体の有無又は表面状態
の判別を行うセンサ装置において、判別すべき2つ以上
の検出物体をティーチングして光源の投光パワー又は回
数を適宜制御することにより、消費電力を増大すること
なく、また、処理時間を増大することなく検出性能の向
上を図ることができる光学式センサ装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、互いに波長の異なる少なくとも2つ以上
の光源と、これらの光源を駆動する駆動部とを備えた投
光手段と、この投光手段から投光した光の検出物体によ
る反射光又は透過光を受光する受光手段と、検出物体の
反射又は透過の光学特性に応じて受光手段より得られる
信号に基づいて検出物体の有無又は種類を検出する光学
式センサ装置において、駆動部は予めティーチングされ
た少なくとも2つ以上の検出物体の光学特性に関する情
報に基づいて、2つ以上の光源のそれぞれの投光時間、
投光回数又は投光強度のいずれかを変化させるものであ
る。
【0006】この構成においては、予め判別すべき2つ
以上の検出物体についてティーチングが行われ、検出物
体の光学特性を把握しておき、このティーチングされた
情報に基づいて、駆動部は最も受光手段より得られる信
号に変化の出る光源の投光時間、投光回数又は投光強度
のいずれかを増加させ、逆に他の光源については投光時
間、投光回数又は投光強度を減少させる。これにより、
各々の光源の一回の投光時間を変化させず、投光回数を
変化させる場合において、その一定時間内の投光回数の
総和を変化させないようにすれば、処理時間を増大する
ことなく、検出性能の向上を図ることができる。また、
各々の光源の一回の投光時間を変化させる場合において
も、上述と同様に、処理時間を増大することなく、検出
性能の向上を図ることができる。さらに、各々の光源の
投光強度を変化させる場合においても、その一定時間内
の投光強度の総和を変化させないようにすれば、消費電
力を増大することなく、検出性能の向上を図ることがで
きる。
【0007】また、本発明は、上記構成において、駆動
部が、ティーチングされた少なくとも2つ以上の検出物
体の反射又は透過率に差が出る光源の投光時間又は投光
時間の割合を増加させるものであってもよい。この構成
においても、上述と同様に、処理時間を増大することな
く検出性能の向上を図ることができる。
【0008】また、本発明は、上記構成において、駆動
部により駆動される少なくとも2つ以上の光源の単位時
間あたりの投光時間又は投光回数の和が、検出物体の光
学特性によらず一定であってもよい。この構成において
は、上記と同様に、処理時間を増大することなく検出性
能の向上を図ることができる。
【0009】また、本発明は、上記構成において、駆動
部が、ティーチングされた少なくとも2つ以上の検出物
体の反射又は透過率に差が小さい光源を駆動しないもの
であってもよい。この構成においても、一定時間内の投
光回数の総和を変化させないようにすれば、処理時間を
増大することなく、検出性能の向上を図ることができ
る。
【0010】また、本発明は、上記構成において、検出
物体の光学特性の差を、2つ以上の光源による受光手段
からの信号の比を用いて出力するものであってもよい。
この構成においては、2つ以上の光源による受光手段か
らの信号の比は、装置と検出物体間の距離が変動する場
合においても一定であるので、この比を用いて検出物体
の光学特性の差を出力することにより、装置と検出物体
間の距離が変動する場合においても正確な検出を行うこ
とが可能となる。
【0011】また、本発明は、上記構成において、検出
物体の色を検出するものであってもよい。この構成にお
いては、検出物体間の色の差が微小な場合においても、
消費電力と処理時間を増大することなく、正確な色判別
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。図1は本実施形態によ
る光学式センサ装置の構成を示す断面図である。この光
学式センサ装置1は、赤、緑、青の3原色の光を時分割
に投光し、それぞれのタイミングにおける検出物体2か
らの反射光強度より、検出物体2の色の検出を行う装置
である。同図において、3つのLED3a,3b,3c
(光源)は異なる波長の光(赤:λ=680nm、緑:
λ=565nm、青:λ=450nm)を出射するもの
であり、この3つのLED3a,3b,3cから出射さ
れた光は、2枚のダイクロイックミラー4a,4bによ
り合成され、集光レンズ5、光軸部分に開口を有する絞
り部材6、及び投光レンズ7を介して検出物体2に向け
て照射される。検出物体2において反射された光は受光
レンズ9において集光され、受光素子10において受光
信号に変換される。回路基板11は3つのLED3a,
3b,3cを駆動する駆動回路(駆動部)と受光素子1
0による受光信号をCPUに伝達するための回路を有し
ている。駆動回路はLED3a,3b,3c駆動のパル
ス幅や投光強度を変更可能である。
【0013】図2に上記光学式センサ装置1の投受光の
タイミングのタイムチャートを示す。3つのLED3
a,3b,3cは時分割に駆動されており、それぞれの
タイミングで検出物体2からの反射光強度を受光素子1
0により検出する。これら3つのLED3a,3b,3
cの光の反射光強度の違いを検知することにより、検出
物体2の色の違いを検出することができる。
【0014】図3はこの光学式センサ装置1の処理系を
示すブロック図である。CPU20は、駆動回路21
a,21b,21c(駆動部)とサンプルホールド回路
22a,22b,22cをそれぞれ時分割で駆動するよ
うに各回路にタイミングパルスを供給する。受光素子1
0の出力はI/V変換回路23で電流−電圧変換された
後、サンプルホールド回路22a,22b,22cに供
給されサンプルホールドされるようになっている。ま
た、サンプルホールド回路22a,22b,22cに
は、駆動回路21a,21b,21cに供給するパルス
と同一のパルスがサンプリングパルスとして供給され
る。CPU20はサンプルホールド回路22a,22
b,22cの出力から、色差判別処理を実行し、その判
別結果を出力する。
【0015】次に、CPU20の行う色差判別処理につ
いて、図4乃至図7を参照して説明する。いま、図4に
示すように、光学式センサ装置1が搬送ライン30上を
移送される検出物体2の検出を行うとする。検出物体の
色をX、搬送ライン(背景)の色をYとする。ここで各
LED3a,3b,3cの出射光の赤(R),緑
(G),青(B)の分光強度分布と、色X,Yの分光反
射率が図5に示すごとくである場合を例にとって以下に
処理アルゴリズムを説明する。
【0016】まず、図6に示すように、検出物体の色X
からの反射光を受光素子10により受光した場合の受光
出力と、搬送ライン(背景)の色Yからの反射光を受光
した場合の受光出力から、各R,G,Bの信号に対して
しきい値を設定する。しきい値設定は、各R,G,Bに
ついて、Xからの反射光を受光した時の値SX と、Yか
らの反射光を受光した時の値SY の間にしきい値Thを
設定する。ただし、Bの信号のように、その差が信号ノ
イズの大きさに較べて十分大きくならない場合は、しき
い値を設定しないものとする。しきい値設定が終了すれ
ば、受光した各R,G,Bの信号が各しきい値に対して
大きいか、小さいかを検出することにより、Xであるか
Yであるかを判別する。
【0017】図7は、しきい値設定動作と色差判別動作
の処理を示すフローチャートである。本処理において
は、まず、しきい値の初期設定がなされる(S1)。セ
ンサ装置出荷時に登録してある設定値a,b,cをしき
い値ThR ,ThG ,ThB に代入する。次いで、検出
物体を新たに登録し直す場合はティーチングモードと
し、そうでない場合はランモードとする(S2)。ティ
ーチングモードでは、少なくとも検出物体と背景につい
ての光学特性に関する情報を記憶させる。具体的には、
検出物体の色Xを登録し(T1R ,T1G ,T1B )
(S3)、背景である搬送ライン30の色Yを登録する
(T2R ,T2G ,T2B )(S4)。これらを基に、
次式によりしきい値(ThR ,ThG ,ThB )を設定
する(S5)。 ThR =(T1R +T2R )/2 ThG =(T1G +T2G )/2 ThB =(T1B +T2B )/2 次いで、検出物体からの信号T1R ,T1G ,T1B が
各しきい値ThR ,ThG ,ThB よりも各々大きい時
は検出物体ありとして(ON)、フラグXR ,XG ,X
B を夫々1と設定する(S6)。以上により、ティーチ
ングが終了する。
【0018】ランモードは受光信号から、それが検出物
体の色Xか背景の色Yかを判断してセンサ出力を出すモ
ードである。このモードでは、まず、受光信号(SR ,
SG,SB )を取り込み(S7)、各受光信号が各しき
い値(ThR ,ThG ,ThB )よりも大きいか小さい
かを判断し、大きければZR ,ZG ,ZB を夫々1とす
る(S8)。その結果がS6の設定結果と等しいか否か
を判断し(S9)、全てが等しければ(S9でYE
S)、検出物体が有るとしてON信号を出力する(S1
0)。受光信号SR ,SG ,SB の各しきい値ThR ,
ThG ,ThB との比較結果の設定結果と等しくなけれ
ば(S9でNO)、検出物体なしと判断し、S2に戻り
検出を続ける。
【0019】次に、色差判別のS/Nを向上するための
光学式センサ装置1の投光方法の設定手法を図8、図9
を参照して説明する。いずれも処理の詳細フローチャー
トを示していないが、ティーチングモードの処理にて設
定する。その第1の実施例として、S/Nのノイズ成分
Nを下げる方法として、各受光信号SR ,SG ,SBに
ついて、一定時間内に受光する信号パルスの平均値をと
る方法がある。ここで、平均値をとる信号パルスの数を
増やせば、信号は安定する。すなわち、ノイズ成分Nが
低下したことになるが、信号パルス数を増やすと、セン
サの応答速度が遅くなる問題がある。いま、図8に示す
ように、検出物体の色Xと背景の色Yについての受光量
(それぞれ実線、破線で示す)に関し、R、Gでは差が
なく、Bで差が出るとする。XとYで最も受光信号に差
の出る光Bのノイズ成分を下げるために、その光源の投
光パルスの数を増す。すなわち、図9(a)に示すよう
なR,G,Bの一定時間内の投光回数が等しい投光方法
から、図9(b)に示すような、最も受光信号に差の出
るBの光の投光回数を増加させ、逆に受光信号に差の出
ないR,Gの光の投光回数を減少させるような投光方法
に切り替える。各光源のデューティ比は、R:1/2
倍、G:1/2倍、B:2倍となる。ここに、一定時間
内の投光パルス数の総和を変化させないようにすれば
(パルス幅一定とする)、応答速度を変化させずに検出
性能の向上を図ることができる。
【0020】第1の実施例の変形例として、XとYで受
光信号に差の出ない少なくとも1つの光源色(ここでは
G)は点灯させず、他の光源の投光回数を増加させても
よい。すなわち、図10(a)の投光方法から図10
(b)の投光方法に変える。各光源のデューティ比は、
R:2倍、G:点灯しない、B:2倍となる。この場合
においても、一定時間内の投光パルス数の総和を変化さ
せないようにすれば(パルス幅一定とする)、応答速度
を変えることなく、より一層検出性能の向上を図ること
ができる。
【0021】上述の第1の実施例においてはノイズ成分
Nを下げることによりS/Nを向上させていたが、投光
パワーを上げ、信号成分Sを上げることによりS/Nを
向上させるものであってもよい。この投光方法の設定手
法を第2の実施例とし、図11、図12を参照して説明
する。いま、図11に示すように、検出物体の色Xと背
景の色Yについての受光量(それぞれ実線、破線で示
す)に関し、R、Gでは差がなく、Bで差が出るとす
る。この色X、色Yの光学特性は上述の図8に示したも
のと同様である。XとYで最も受光信号に差の出る光B
の信号成分を上げるために、その投光パワーを上げる。
すなわち、図12(a)に示すような、R,G,Bの投
光パワーが等しい投光方法から、図12(b)に示すよ
うな、最も受光信号に差の出るBの光の投光パワーを上
げ、逆に受光信号に差の出ないGの光の投光パワーを下
げるような投光方法に切り替える。ここに、投光パワー
の総和を変化させないようにすれば、消費電力を増やす
ことなく、検出性能の向上を図ることができる。
【0022】第2の実施例の変形例として、XとYで最
も受光信号に差の出ない1つの光源色(ここではG)を
点灯させず、他の光源の投光パワーを上げてもよい。す
なわち、図13(a)の投光方法から図13(b)の投
光方法に変える。この場合においても、投光パワーの総
和を変化させないようにすれば、消費電力を増やすこと
なく、より一層検出性能の向上を図ることができる。
【0023】尚、本実施例に係る投光方法を行うには、
図14に示すように回路構成の一部を変更し、CPU2
0が電圧調整器30を介してLED3a,3b,3cの
駆動電圧を調整するような構成とすればよい。
【0024】なお、本発明は上記実施の形態に限られず
種々の変形が可能である。例えば、上述の信号処理方法
では、受光素子10からの出力SR ,SG ,SB により
処理を行っていたが、検出物体2までの距離が変動する
場合には、全受光素子の総出力に対する各受光素子の出
力の比率、すなわち、SR /(SR +SG +SB ),S
G /(SR +SG +SB ),SB /(SR +SG +SB
)により処理する方が望ましい(前述した検出物体と
背景の登録におけるT1,T2についても同様)。すな
わち、検出物体2までの距離の変動に伴う出力SR ,S
G ,SB の増減は比例的であるので、総出力に対する各
出力の比率は、検出物体2までの距離の変動に関わらず
一定である。従って、この比率を用いて処理を行うこと
により、検出物体2までの距離が変動した場合に起こる
誤検知を抑えることができる。尚、この信号処理方法で
色判別を行うには、3つのLED3a,3b,3cのう
ち、少なくとも2つを点灯する必要があり、例えば、S
R /(SR +SG ),SG /(SR +SG )の2つの値
を得れば色判別を行うことができる。
【0025】また、上述した検出方法では、検出物体2
からの反射光により検出をおこなっていたが、検出物体
2が、透明ガラス、透明なPETボトルや透明ビンな
ど、透明な素材で形成されている場合には、これらの透
過光により検出を行うものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の光学式センサ装置
によれば、駆動部は予めティーチングされた2つ以上の
検出物体の光学特性に関する情報に基づいて、それぞれ
の光源の投光時間、投光回数又は投光強度のいずれかを
変化させるものである。即ち、光学特性に差の出る光源
の投光時間、投光回数又は投光強度を増加させ、逆に、
光学特性に差の出ない投光時間、投光回数又は投光強度
を減少させる。従って、各々の光源の一回の投光時間を
変化させず、投光回数を変化させる場合において、その
一定時間内の投光回数の総和を変化させないようにすれ
ば、処理時間を増大することなく、検出性能の向上を図
ることができる。また、各々の光源の一回の投光時間を
変化させる場合においても、上述と同様に、処理時間を
増大することなく、検出性能の向上を図ることができ
る。さらに、各々の光源の投光強度を変化させる場合に
おいても、その一定時間内の投光強度の総和を変化させ
ないようにすれば、消費電力を増大することなく、検出
性能の向上を図ることができる。また、本発明の光学式
センサ装置によれば、上記構成における駆動部がティー
チングされた少なくとも2つ以上の検出物体の反射又は
透過率に差が出る光源の投光時間又は投光時間の割合を
増加させることによって、上記と同様に、処理時間を変
化させずに、検出性能の向上を図ることができる。ま
た、本発明の光学式センサ装置によれば、上記構成にお
ける駆動部により駆動される少なくとも2つ以上の光源
の単位時間あたりの投光時間又は投光回数の和を、検出
物体の光学特性によらず一定にすることによって、上記
と同様に、処理時間を増大することなく検出性能の向上
を図ることができる。
【0027】また、本発明の光学式センサ装置によれ
ば、上記構成における駆動部が、ティーチングされた検
出物体の反射又は透過率に差が小さい光源を駆動させ
ず、差の大きい光源の投光時間、投光回数又は投光強度
を増加させることによって、全ての光源の投光時間の総
和が変化しなければ、処理時間を増大することなく、よ
り一層検出性能の向上を図ることができる。また、本発
明の光学式センサ装置によれば、上記検出物体の光学特
性の差を、2つ以上の光源による受光手段からの信号の
比を用いて出力することによって、上述と同様の効果に
加えて、装置と検出物体間の距離が変動する場合におい
ても正確な検出を行うことができる。また、本発明の光
学式センサ装置によれば、上記構成において、検出物体
の色を検出するものとし、検出物体の色間で光学特性の
差の出る光源の投光回数等を増加させ、色の差の出ない
光源の投光回数等を減少させるので、色の差が微小な検
出物体間の判別を行う場合においても、消費電力と処理
時間を増大することなく正確な色判別を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式センサ装置の構成を示す断
面図である。
【図2】本発明による光学式センサ装置の投受光のタイ
ミングを示すタイムチャートである。
【図3】本発明による光学式センサ装置の処理系を示す
ブロック図である。
【図4】本発明による光学式センサ装置の使用例を示す
図である。
【図5】色X,Yの分光反射率と、各LEDの分光強度
分布を示す図である。
【図6】各LEDの投光のタイミングと、このタイミン
グにおける色X,Yの受光出力を示す図である。
【図7】ティーチングによるしきい値設定方法と、色判
定方法を示すフローチャートである。
【図8】赤、緑、青の色の光に対する色X,Yの反射率
を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例による投光方法のタイミ
ングを示すタイムチャートであり、(a)は変化前、
(b)は変化後のパルス信号を示している。
【図10】本発明の第1の実施例の変形例による投光方
法のタイミングを示すタイムチャートであり、(a)は
変化前、(b)は変化後のパルス信号を示している。
【図11】赤、緑、青の色の光に対する色X,Yの反射
率を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例による投光方法のタイ
ミングを示すタイムチャートであり、(a)は変化前、
(b)は変化後のパルス信号を示している。
【図13】本発明の第2の実施例の変形例による投光方
法のタイミングを示すタイムチャートであり、(a)は
変化前、(b)は変化後のパルス信号を示している。
【図14】本発明の第2の実施例による投光方法を行う
ための回路構成の一部を示す図である。
【符号の説明】
1 光学式センサ装置 2 検出物体 3a,3b,3c LED(光源) 10 受光素子(受光手段) 21a,21b,21c 駆動回路(駆動部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに波長の異なる少なくとも2つ以上
    の光源と、これらの光源を駆動する駆動部とを備えた投
    光手段と、この投光手段から投光した光の検出物体によ
    る反射光又は透過光を受光する受光手段と、検出物体の
    反射又は透過の光学特性に応じて前記受光手段より得ら
    れる信号に基づいて検出物体の有無又は種類を検出する
    光学式センサ装置において、 前記駆動部は予めティーチングされた少なくとも2つ以
    上の前記検出物体の光学特性に関する情報に基づいて、
    前記2つ以上の光源のそれぞれの投光時間、投光回数又
    は投光強度のいずれかを変化させることを特徴とする光
    学式センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動部は、前記ティーチングされた
    少なくとも2つ以上の検出物体の反射又は透過率に差が
    出る光源の投光時間又は投光時間の割合を増加させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学式センサ装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部により駆動される前記少なく
    とも2つ以上の光源の単位時間あたりの投光時間又は投
    光回数の和は、前記検出物体の光学特性によらず一定で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光
    学式センサ装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部は、前記ティーチングされた
    少なくとも2つ以上の検出物体の反射又は透過率に差が
    小さい光源を駆動しないことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載の光学式センサ装置。
  5. 【請求項5】 前記検出物体の光学特性の差を、前記2
    つ以上の光源による前記受光手段からの信号の比を用い
    て出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の光学式センサ装置。
  6. 【請求項6】 前記検出物体の色を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
    載の光学式センサ装置。
JP30124396A 1996-10-24 1996-10-24 光学式センサ装置 Withdrawn JPH10122965A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000111315A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 Omron Corp 光電センサおよびその製造方法
WO2000047053A1 (fr) * 1999-02-10 2000-08-17 Hitec Co., Ltd. Dispositif de fabrication de saucisson
JP2008096241A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Shimadzu Corp 分光光度計
JP5308150B2 (ja) * 2006-03-14 2013-10-09 Gast Japan 株式会社 土壌検査装置
JPWO2012070433A1 (ja) * 2010-11-22 2014-05-19 エイディシーテクノロジー株式会社 物体検出装置および光照射装置

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