JPH10122801A - 寸法測定方法と寸法測定器 - Google Patents

寸法測定方法と寸法測定器

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JPH10122801A
JPH10122801A JP8251060A JP25106096A JPH10122801A JP H10122801 A JPH10122801 A JP H10122801A JP 8251060 A JP8251060 A JP 8251060A JP 25106096 A JP25106096 A JP 25106096A JP H10122801 A JPH10122801 A JP H10122801A
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孝司 永野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光を用いた測定点の正確な位置の測
定を簡便かつ容易に行えるようにするとともに、軽量コ
ンパクトな寸法測定器を実現する。 【解決手段】 測定点において、巻尺状の寸法測定具
(11)から引き出され、目盛り部及び文字部が付され
た尺部(13)にレーザー光反射特性を有する反射体
(14)を装着し、その反射面(15)を尺部表面に対
して直立させ、この反射体の反射面に向けてレーザー光
(16)を照射し、反射面上に現れるレーザー光による
輝線(17)の位置を前記尺部の目盛り部及び文字部か
ら読み取り、寸法測定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、寸法測定方法と
寸法測定器に関するものである。さらに詳しくは、この
発明は、レーザー光を用いた測定点の正確な位置の測定
を簡便かつ容易に行うことができる寸法測定方法と、こ
の寸法測定方法に好適に用いられ、軽量コンパクトな寸
法測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば部屋等の空間の実寸
法を正確に測定するための一手法として、レーザー光を
利用した測定法が知られている。この測定法では、たと
えば図8に示したように、空間(1)の測定点に投光機
(2)を配置し、この投光機(2)から空間(1)の長
さ及び幅方向にレーザー光を発射させる。空間(1)に
は、二本の定規(5)を、各々、隣り合う二壁面(3)
(4)に対向させるとともに、一端を別の隣り合う二壁
面(6)(7)に当接させて配置する。これらの定規
(5)にレーザー光を照射し、投影されたレーザー光の
輝線位置を定規(5)に付された目盛り部及び文字部か
ら読み取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこの図8に示される測定法は、直進性の高いレーザー
光を使用することから、測定精度が高く、非常に有効で
はあるが、定規(5)が用いられるため、この定規
(5)が測定作業に支障を来していたのであった。すな
わち、定規(5)は、一般に、20mm角で長さ1mの長
尺棒状のユニットからなり、これを3本連結して全長3
mとして使用される。このように、定規(5)は、ワン
ユニットでも1mの長さを持つため、持ち運びに不便と
なっている。また、ユニットを3本連結すると、定規
(5)は重量のあるものとなり、移動に労力を要すると
ともに、部屋の天井高は通常約2400mm前後であるので、
定規(5)を部屋内で移動するには振り回さざるを得な
いが、この振回しは容易ではない。定規(5)を壁や天
井に当てることがしばしばあり、測定作業の効率を低下
させる原因となっている。また、定規(5)の振回し
は、このように、3mでも楽ではないので、これ以上に
定規(5)を長くすることは現実的でなく、このため、
実寸法の測定は3mまでが事実上限界となっていた。
【0004】しかも、定規(5)は、そのようなユニッ
トの連結により形成されるため、連結ミスや移動中の抜
外れが発生しやすく、連結状態が測定精度に反映されや
すいという欠点もあった。この発明は、以上の通りの事
情に鑑みてなされたものであり、従来のレーザー光を用
いた部屋等の空間の実寸法測定における欠点を解消し、
レーザー光を用いた測定点の正確な位置の測定を簡便か
つ容易に行うことができる寸法測定方法と、この寸法測
定方法に好適に用いられ、軽量コンパクトで、建築及び
土木工事において使用に堪え得る寸法測定器を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、測定点において、巻尺状の寸法
測定具から引き出され、目盛り部及び文字部が付された
尺部にレーザー光反射特性を有する反射体を装着し、そ
の反射面を尺部表面に対して直立させ、この反射体の反
射面に向けてレーザー光を照射し、反射面上に現れるレ
ーザー光による輝線位置を前記尺部の目盛り部及び文字
部から読み取り、寸法測定を行うことを特徴とする寸法
測定方法を提供する(請求項1)。
【0006】また、この発明は、測定点において、巻尺
状の寸法測定具の本体部側面にレーザー光反射特性を有
し、反射面に目盛り部及び文字部が付された反射体を装
着し、この反射体の反射面に向けてレーザー光を照射し
て反射面上に現れるレーザー光による輝線位置を反射面
に付された目盛り部及び文字部から読み取り、寸法測定
を行うことを特徴とする寸法測定方法を提供するもので
もある(請求項2)。
【0007】さらにまた、この発明は、本体部に巻取り
自在に収容され、正面からの引出しが可能とされた尺部
を有し、尺部には目盛り部及び文字部が付されている寸
法測定具と、レーザー光反射特性を有する反射体とを備
えた寸法測定器であって、反射体は、寸法測定具の尺部
及び本体部への装着が可能とされるとともに、装着時に
は、その反射面が、尺部表面に対して直立し、又は本体
部側面上に配置されることを特徴とする寸法測定器をも
提供する(請求項3)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って実施例をも示
しつつ、この発明の寸法測定方法と寸法測定器について
さらに詳しく説明する。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の寸法測定方法と寸法測定
器の一実施例を示した斜視図である。たとえばこの図1
に示した例においては、部屋等の空間の実寸法を測定す
る際には、巻尺状の寸法測定具(11)の本体部(1
2)の正面から尺部(13)を引き出し、その先端を空
間を区画する壁等の基準部位に当接して配置する。ま
た、測定点に対応して、尺部(13)に、レーザー光反
射特性を有する反射体(14)を装着し、反射体(1
4)の反射面(15)が、図示してはいない目盛り部及
び文字部が付された尺部(13)の表面に対して直立す
るように配置する。そして、この反射体(14)の反射
面(15)に向けてレーザー光(16)を照射する。
【0010】すると、反射体(14)は、レーザー光
(16)を反射する特性を有しているため、その反射面
(15)にはレーザー光(16)の輝線(17)が現れ
る。この輝線(17)の位置を尺部(13)に付された
目盛り部及び文字部から読み取り、寸法測定を行う。こ
のように、この発明の寸法測定方法では、巻尺状の寸法
測定具(11)を使用し、部屋等の空間の実寸法の測定
に当たっては、測定点に対応して、レーザー光反射特性
を有する反射体(14)を寸法測定具(11)の尺部
(13)に装着するようにしている。寸法測定具(1
1)及び反射体(14)は、それ自体コンパクトで重量
の軽いものであり、携帯可能で、持ち運びに便利となっ
ている。このため、レーザー光を用いた部屋等の空間の
実寸法の測定は簡便かつ容易となる。しかも、尺部(1
3)は長尺であり、図8に示した従来の定規(5)のよ
うなユニット連結は不要で、高い測定精度が得られる。
また、尺部(13)に長さの制約はない。
【0011】図2は、この発明の寸法測定方法と寸法測
定器の別の例を示した斜視図である。この図2に示した
例は、壁等の際部における寸法測定方法を示している。
壁(18)等の際部に測定点が来る場合には、レーザー
光(16)が寸法測定具(11)の本体部(12)の側
面に照射されることとなる。そこで、このような場合に
は、図2に示したように、壁(18)等の際部に位置す
る測定点に対応するように、レーザー光反射特性を有す
る反射体(14)を巻尺状の寸法測定具(11)の本体
部(12)の側面に装着する。このとき、反射体(1
4)の反射面(15)は、寸法測定具(11)の本体部
(12)の側面上に配置される。この反射面(15)に
は、寸法測定具(11)の尺部(13)の表面に付され
たのと同様な目盛り部及び文字部を予め設けておく。
【0012】レーザー光(16)を反射体(14)の反
射面(15)に向けて照射すると、レーザー光(16)
による輝線(17)は、その反射面(15)上に現れ
る。この輝線(17)の位置は、反射面(15)に付し
た目盛り部及び文字部から読み取ることができる。この
読み取り寸法を、寸法測定具(11)の尺部(13)か
ら読み取った寸法に加えることにより、たとえば図3に
も例示したように、尺部(13)の先端が当接した壁
(18)から測定点までの実寸法が求まる。
【0013】このように、測定点が壁(18)等の際部
に測定点が来ても、レーザー光(16)による空間の実
寸法の測定が可能で、しかもその測定は簡便かつ容易と
なる。また、図3から明らかなように、この寸法測定方
法の場合には、ウォール・トウ・ウォールの実寸法をも
簡便かつ容易に測定することができる。すなわち、寸法
測定具(11)の本体部(12)から尺部(13)を引
き出し、その先端を一方の壁(18)に当接するととも
に、これに対向する壁(18)に本体部(12)の背面
を当接させ、尺部(13)の長さを読み取り、これに目
盛り部及び文字部で表記される反射体(14)の長さを
加えることにより、壁(18)間の実長が測定される。
【0014】しかも、この寸法測定方法では、床面(1
9)に寸法測定具(11)を配置して測定する以外に
も、空中での寸法測定が可能となる。この空中での寸法
測定は、床面(19)に障害物がある場合に部屋等の空
間の実寸法の測定を行うのに有効となる。この点は、反
射体(14)を寸法測定具(11)の尺部(13)に装
着して寸法測定を行う、図1に例示した測定方法の場合
にも全く同様である。
【0015】たとえば以上に例示される寸法測定方法に
用いることのできる寸法測定器は、図1及び図2に例示
したように、本体部(12)に巻取り自在に収容され、
正面からの引出しが可能とされ、目盛り部及び文字部が
付された尺部(13)を有する寸法測定具(11)と、
レーザー光反射特性を有する反射体(14)とを備えて
いる。
【0016】寸法測定具(11)には、たとえば、本体
部(12)の側面上部にストッパー(20)を設けるこ
とができ、これによって、尺部(13)を所定長さに引
き出した状態で保持することが可能となる。また、尺部
(13)の表面に付された、図示してはいない目盛り部
及び文字部は、メートル法に準拠して設けることができ
る。場合によっては、尺貫法に準拠してもよい。この目
盛り部及び文字部は、たとえば、白色等の下地部に対し
て黒、赤等の色で印刷することができる。勿論、これ以
外の色を使用しても構わない。
【0017】このような寸法測定具(11)には、尺部
(13)が金属製であり、これが本体部(12)に巻取
り自在に収容され、本体部(12)の正面からの引出し
が可能とされたコンベックスが好ましく適用される。コ
ンベックスの適用により、片手で持てるサイズ及び重量
となり、携帯性が向上し、持ち運びはさらに便利とな
る。また、図8に示した従来の定規(5)は、一番廉価
なものでも市販品は8.1万円もし、大変高価なものであ
ったのに対し、コンベックスの適用により、寸法測定器
の価格を1/15〜1/20程度にまで下げることがで
き、安価な寸法測定器が実現可能となる。
【0018】反射体(14)は、寸法測定具(11)の
尺部(13)及び本体部(12)への装着が可能とされ
ている。装着時には、反射体(14)は、図1に示した
測定方法では、その反射面(15)が尺部(13)の表
面に対して直立するように配置され、図2に示した測定
方法の場合には、本体部(12)の側面上に配置され
る。
【0019】反射面(15)は、反射体(14)の表裏
少なくともいずれか一方の面に設けられる。また、反射
面(15)には、図2に例示したように、寸法測定具
(11)の尺部(13)と同様な目盛り部及び文字部を
設けることができるが、この場合、輝線(17)の位置
の読取りを容易とするために、下地部の色をレーザー光
(16)を吸収しやすい色とし、目盛り部及び文字部の
色をレーザー光(16)を反射しやすい色とすることが
できる。具体的には、目盛り部及び文字部の色は、たと
えば、明度の高い、白色等とすることができる。蛍光色
としてもよい。一方、下地部の色は、たとえば、明度が
ほぼゼロに近い、黒又は濃紺色等とすることができる。
これらの色の色付けは、塗装、印刷等による着色によっ
て行うことができる。たとえば、レーザー光(16)を
反射する色を反射体(14)の反射面(15)のベース
色としておき、これにレーザー光(16)を吸収する色
で文字抜き印刷したり、あるいは、レーザー光(16)
を吸収する色をベース色とし、その上に反射色を用いて
目盛り部及び文字部を印刷するなど、適宜な方式により
色付けすることができる。
【0020】このような反射体(14)は、寸法測定具
(11)と別体とされた部材であり、各々を別々に携帯
して持ち運ぶことができる他、反射体(14)を寸法測
定具(11)の本体部(12)に収納可能として、寸法
測定器としての携帯性をさらに向上させることもでき
る。この場合、反射体(14)の収納時には、図2に例
示したように、たとえば、寸法測定具(11)の側面底
部に納めることができる。反射体(14)の長さを寸法
測定具(11)の本体部(12)の側面の長さに略等し
くしておくと、収納時が、壁(18)等の際部における
寸法測定に際しての反射体(14)の装着時をも兼用
し、測定作業の利便性がより一層増すこととなる。
【0021】反射体(14)は、たとえば、図4に示し
た平板状の部材とすることができる。そして、この平板
状の反射体(14)を図2に例示したように、収納時に
は、寸法測定具(11)の本体部(12)の側面底部に
納めておき、壁(18)等の際部における寸法測定をも
可能とするとともに、尺部(13)への装着を容易とす
るために、寸法測定具(11)の本体部(12)の側面
部及び尺部(13)に沿ってそれらの長さ方向にスライ
ド移動自在とすることができる。この場合には、尺部
(13)の任意の位置への装着が可能となる。
【0022】また、図5に示したように、平板状の反射
体(14)は、その一端を、寸法測定部(11)の本体
部(12)の側面底部の尺部(13)の引出し側の端縁
に軸着し、ここを中心として回動自在とすることもでき
る。すなわち、この図5に示した例においては、反射体
(14)は、図5図中に示したように、寸法測定具(1
1)の本体部(12)の引出し側に 180°回動すること
ができるようになっている。この回動自在な反射体(1
4)を尺部(13)に装着する際には、反射体(14)
を 180°回動させ、尺部(13)の側面に反射面(1
5)の下端を密着させる。
【0023】このような平板状の反射体(14)の場合
には、一体だけでなく、その二体を備えておき、寸法測
定具(11)の尺部(13)への装着を左右いずれの側
からも簡便かつ容易に行えるようにすることができる。
図6は、寸法測定器の別の例を示した斜視図である。こ
の図6に示した例においては、反射体(14)は、断面
略L字型の形状を有する部材に形成されている。
【0024】すなわち、反射体(14)は、平板状の基
部(21)を備え、この基部(21)の一側縁から反射
面(15)を有する反射面部(22)が直立している。
この反射体(14)は、寸法測定具(11)の本体部
(12)の底部に収納されている。この収納時を壁(1
8)等の際部の寸法測定における反射体(14)の装着
時するように、反射体(14)の反射面部(22)には
その表裏両面に反射面(15)を設けることができる。
【0025】このような反射体(14)を備えた寸法測
定器の場合には、前述したように、反射体(14)を寸
法測定具(11)の本体部(12)の側面部及び尺部
(13)に沿ってそれらの長さ方向にスライド自在とす
ることができる他、寸法測定具(11)の尺部(13)
及び本体部(12)の両方に着脱自在とすることができ
る。そして、スライド自在、着脱自在のいずれとする場
合にも、反射体(14)の尺部(13)への装着に際し
ては、基部(21)を尺部(13)の裏面に密着させ
る。これによって、反射体(14)が装着されたとき
に、反射面部(15)に設けた反射面(15)が、尺部
(13)の表面に対して直立して配置される。
【0026】また、この断面略L時型の形状を有する反
射体(14)には、図7に示したように、反射面部(2
2)と反対側の基部(21)の側縁に、平板状の保持片
(23)を反射面(22)に対向して垂設することがで
き、この保持片(23)によって自立性を高めることが
できる。たとえば以上に例示される寸法測定器において
は、寸法測定具(11)に金属製の尺部(13)を備え
たコンベックスを適用する場合には、反射体(14)に
は磁気を帯びさせることができる。具体的には、たとえ
ば、反射体(14)の一部又は全体を磁化させる。この
場合の反射体(14)の材質には、ステンレス鋼、チタ
ン鋼等が好ましく例示される。あるいは、反射体(1
4)の尺部(12)に密着させる部位に磁石を配設する
ことにより、反射体(14)に磁気を帯びさせても構わ
ない。いずれの場合にも、尺部(13)には、磁力によ
って反射体(14)が付着し、反射体(14)を簡便か
つ容易に固定することができる。
【0027】そして、寸法測定具(11)については、
尺部(13)の下地部、目盛り部及び文字部について
も、反射体(14)と同様な色の選定を行うことができ
る。すなわち、目盛り部及び文字部の色はレーザー光
(16)を反射しやすい白色、蛍光色等の色とし、下地
部の色にはレーザー光(16)を吸収しやすい黒又は濃
紺色等の色を用いることができる。こうすることで、レ
ーザー光(16)の視認性を高めるために、部屋等の空
間を薄暗くしても、反射体(14)でレーザー光(1
6)が反射されることから、輝線(17)の位置を尺部
(13)で確実に読み取ることができるようになる。
【0028】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。寸法測定具の本体部及び尺部、
そして反射体の構成、構造及び材質等の細部については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、測定点の正確な位置をレーザー光を用いて測定す
る際に使用される寸法測定器を、軽量コンパクトなもの
とすることができる。建築及び土木工事における部屋等
の空間の実寸法測定の測定作業を簡便かつ容易とするこ
とができ、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の寸法測定方法と寸法測定器の一実施
例を示した斜視図である。
【図2】この発明の寸法測定方法と寸法測定器の別の例
を示した斜視図である。
【図3】図2に例示した寸法測定方法の側面図である。
【図4】反射体の一例を示した斜視図である。
【図5】この発明の寸法測定器の別の例を示した斜視図
である。
【図6】この発明の寸法測定器の別の例を示した斜視図
である。
【図7】図6に示した例における反射体の別の例を示し
た斜視図である。
【図8】従来のレーザー光を用いた空間の実寸法の測定
方法を概略的に示した平面図である。
【符号の説明】
11 寸法測定具 12 本体部 13 尺部 14 反射体 15 反射面 16 レーザー光 17 輝線 18 壁 19 床面 20 ストッパー 21 基部 22 反射面部 23 保持片

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定点において、巻尺状の寸法測定具か
    ら引き出され、目盛り部及び文字部が付された尺部にレ
    ーザー光反射特性を有する反射体を装着し、その反射面
    を尺部表面に対して直立させ、この反射体の反射面に向
    けてレーザー光を照射し、反射面上に現れるレーザー光
    による輝線位置を前記尺部の目盛り部及び文字部から読
    み取り、寸法測定を行うことを特徴とする寸法測定方
    法。
  2. 【請求項2】 測定点において、巻尺状の寸法測定具の
    本体部側面にレーザー光反射特性を有し、反射面に目盛
    り部及び文字部が付された反射体を装着し、この反射体
    の反射面に向けてレーザー光を照射して反射面上に現れ
    るレーザー光による輝線位置を反射面に付された目盛り
    部及び文字部から読み取り、寸法測定を行うことを特徴
    とする寸法測定方法。
  3. 【請求項3】 本体部に巻取り自在に収容され、正面か
    らの引出しが可能とされた尺部を有し、尺部には目盛り
    部及び文字部が付されている寸法測定具と、レーザー光
    反射特性を有する反射体とを備えた寸法測定器であっ
    て、反射体は、寸法測定具の尺部及び本体部への装着が
    可能とされるとともに、装着時には、その反射面が、尺
    部表面に対して直立し、又は本体部側面上に配置される
    ことを特徴とする寸法測定器。
  4. 【請求項4】 反射体は、寸法測定具の本体部に収納さ
    れる請求項3記載の寸法測定器。
  5. 【請求項5】 反射体は、寸法測定具の本体部側面部及
    び尺部に沿ってそれらの長さ方向にスライド移動自在と
    されている請求項4記載の寸法測定器。
  6. 【請求項6】 反射体は、その一端が、寸法測定具の本
    体部側面底部の尺部引出し側の端縁に軸着され、ここを
    中心として回動自在とされている請求項4記載の寸法測
    定器。
  7. 【請求項7】 反射体は、寸法測定具の尺部及び本体部
    に脱着自在とされている請求項4記載の寸法測定器。
  8. 【請求項8】 反射体の反射面には目盛り部及び文字部
    が付され、この目盛り部及び文字部の色はレーザー光を
    反射しやすい色とされ、その他の表面下地部の色はレー
    ザー光を吸収しやすい色とされている請求項3乃至7い
    ずれかに記載の寸法測定器。
  9. 【請求項9】 尺部は、目盛り部及び文字部の色はレー
    ザー光を反射しやすい色とされ、その他の表面下地部の
    色はレーザー光を吸収しやすい色とされている請求項3
    乃至8いずれかに記載の寸法測定器。
  10. 【請求項10】 反射体は、平板形状を有する請求項3
    乃至9いずれかに記載の寸法測定器。
  11. 【請求項11】 反射体は、平板状の基部の一側縁から
    平板状の反射面部が直立した断面略L字型の形状を有
    し、尺部への装着時には、基部表面が尺部裏面に密着す
    る請求項3、4、5、7、8又は9いずれかに記載の寸
    法測定器。
  12. 【請求項12】 基部には、反射面部と反対側の側縁に
    平板状の保持片が垂設され、保持片は反射面部と対向配
    置されている請求項11に記載の寸法測定器。
  13. 【請求項13】 寸法測定具がコンベックスであり、反
    射体は磁気を帯び、尺部はこの反射体の磁力による付着
    を可能とした金属製部材とされている請求項3乃至12
    いずれかに記載の寸法測定器。
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