JPH10117158A - 利得可変型√f等化回路 - Google Patents
利得可変型√f等化回路Info
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- JPH10117158A JPH10117158A JP26831196A JP26831196A JPH10117158A JP H10117158 A JPH10117158 A JP H10117158A JP 26831196 A JP26831196 A JP 26831196A JP 26831196 A JP26831196 A JP 26831196A JP H10117158 A JPH10117158 A JP H10117158A
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- gain
- variable gain
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 等化偏差の発生を低減した可変利得√f等化
回路を提供する。 【解決手段】 この等化回路は、入力端子Inと出力端
子Out間に直列に接続された第1段目のフラット等化
器1と、多段に接続された√f等化器2と、自動利得制
御(AGC)回路3から構成される。フラット等化器1
は√f特性のない周波数に依存せず伝送路長にのみ依存
する周波数−利得特性を持った等化器である。1つの伝
送路長について√f等化器2の√f特性が所望の√f特
性になるようにパラメータを設定し、その後、フラット
等化器1によって異なる複数の伝送路長についての所定
の利得特性になるようにパラメータを設定すれば、両等
化器の総合出力は伝送路長によらず所望の√f特性を持
たせることができ、等化偏差の発生を防止できる。
回路を提供する。 【解決手段】 この等化回路は、入力端子Inと出力端
子Out間に直列に接続された第1段目のフラット等化
器1と、多段に接続された√f等化器2と、自動利得制
御(AGC)回路3から構成される。フラット等化器1
は√f特性のない周波数に依存せず伝送路長にのみ依存
する周波数−利得特性を持った等化器である。1つの伝
送路長について√f等化器2の√f特性が所望の√f特
性になるようにパラメータを設定し、その後、フラット
等化器1によって異なる複数の伝送路長についての所定
の利得特性になるようにパラメータを設定すれば、両等
化器の総合出力は伝送路長によらず所望の√f特性を持
たせることができ、等化偏差の発生を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルや平
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に介在する利得可
変型√f等化回路に関する。
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に介在する利得可
変型√f等化回路に関する。
【0002】
【従来技術】PCM再生中継方式等の同軸ケーブルや平
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に接続される受信
器や中継器等では、伝送路に発生する√f減衰特性を補
償する等化器が用いられる。ここで、fは信号の周波数
である。この√f減衰特性を補償する等化器を、一般に
√f等化器(なお、この明細書においては、全体を√f
等化回路と呼び、その一部の等化構成を√f等化器と呼
ぶ)と呼ばれている。従来の√f等化回路については、
昭和55年度電子情報通信学会通信部門全国大会で当時
の日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社)の石川
正幸氏らによって「√fAGC回路の一案」と題する論
文に発表されている。
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に接続される受信
器や中継器等では、伝送路に発生する√f減衰特性を補
償する等化器が用いられる。ここで、fは信号の周波数
である。この√f減衰特性を補償する等化器を、一般に
√f等化器(なお、この明細書においては、全体を√f
等化回路と呼び、その一部の等化構成を√f等化器と呼
ぶ)と呼ばれている。従来の√f等化回路については、
昭和55年度電子情報通信学会通信部門全国大会で当時
の日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社)の石川
正幸氏らによって「√fAGC回路の一案」と題する論
文に発表されている。
【0003】この原理図を、図2に示す。図2におい
て、従来の√f等化回路の原理構成は、コレクタに負荷
抵抗RLが接続されているトランジスタTr1のエミッ
タに、抵抗分RE及び容量分Cの並列回路で表現できる
可変インピーダンスRE’が接続され、トランジスタT
r1のベースに入力された信号VIの√f減衰特性を補
償した信号VOをエミッタから出力する構成になってい
る。この図2に示す従来の√f等化回路の伝達関数T
は、(1) 式で表すことができる。
て、従来の√f等化回路の原理構成は、コレクタに負荷
抵抗RLが接続されているトランジスタTr1のエミッ
タに、抵抗分RE及び容量分Cの並列回路で表現できる
可変インピーダンスRE’が接続され、トランジスタT
r1のベースに入力された信号VIの√f減衰特性を補
償した信号VOをエミッタから出力する構成になってい
る。この図2に示す従来の√f等化回路の伝達関数T
は、(1) 式で表すことができる。
【0004】
【数1】 ここで、トランジスタTr1のエミッタの微分抵抗をr
e(=1/gm)としている。また、この回路では零点
(S=−1/CRE)を固定とし、回路電流を制御する
ことによりコンダクタンスgmを変化させて極(S=−
(RE+re)/CREre)を移動させ、同時に高周
波域での利得(RL/re)を変化させることにより所
望の特性を得ている。
e(=1/gm)としている。また、この回路では零点
(S=−1/CRE)を固定とし、回路電流を制御する
ことによりコンダクタンスgmを変化させて極(S=−
(RE+re)/CREre)を移動させ、同時に高周
波域での利得(RL/re)を変化させることにより所
望の特性を得ている。
【0005】図3は、このような原理に従う従来の√f
等化回路の具体的構成例を示す回路図である。この図3
に示す√f等化回路は、可変利得の差動増幅器を2段縦
続接続して構成されている。この√f等化回路では、V
C端子の電圧によって、各段の差動増幅器の回路電流I
1、I2を制御して、トランジスタQ1、Q2、Q7、
Q8のエミッタ抵抗reを変化させることにより利得を
コントロールしている。また、1段目の差動増幅器のト
ランジスタQ1及びQ2のエミッタ間に接続されたキャ
パシタC1、並びに、2段目の差動増幅器のトランジス
タQ7及びQ8のエミッタ間に接続されたキャパシタC
2により、√f特性を持たせている。
等化回路の具体的構成例を示す回路図である。この図3
に示す√f等化回路は、可変利得の差動増幅器を2段縦
続接続して構成されている。この√f等化回路では、V
C端子の電圧によって、各段の差動増幅器の回路電流I
1、I2を制御して、トランジスタQ1、Q2、Q7、
Q8のエミッタ抵抗reを変化させることにより利得を
コントロールしている。また、1段目の差動増幅器のト
ランジスタQ1及びQ2のエミッタ間に接続されたキャ
パシタC1、並びに、2段目の差動増幅器のトランジス
タQ7及びQ8のエミッタ間に接続されたキャパシタC
2により、√f特性を持たせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
√f等化回路においては、最適化すべき回路変数が、ト
ランジスタTr1のキャパシタ容量C(図3では、差動
増幅器のトランジスタのエミッタ間に接続されたキャパ
シタ容量C1、C2が該当する)と、エミッタ抵抗RE
(図3では、差動増幅器の回路電流I1、I2によって
制御されるトランジスタQ1、Q2、Q7、Q8のエミ
ッタの微分抵抗re、及び、抵抗R6、R7、R10、
R11が対応する)との2つ存在し、これらの変数を幅
広いダイナミックレンジ内、また幅広い周波数帯域内に
おいて最適化するのは大変難しく、広帯域かつ広ダイナ
ミックレンジな可変等化回路への適用を考慮した場合、
等化偏差の発生を低減する対策としては難点があった。
また、設計上、最適化がなされたとしても、実際には素
子のばらつき等により等化偏差の発生が免れ得なかっ
た。
√f等化回路においては、最適化すべき回路変数が、ト
ランジスタTr1のキャパシタ容量C(図3では、差動
増幅器のトランジスタのエミッタ間に接続されたキャパ
シタ容量C1、C2が該当する)と、エミッタ抵抗RE
(図3では、差動増幅器の回路電流I1、I2によって
制御されるトランジスタQ1、Q2、Q7、Q8のエミ
ッタの微分抵抗re、及び、抵抗R6、R7、R10、
R11が対応する)との2つ存在し、これらの変数を幅
広いダイナミックレンジ内、また幅広い周波数帯域内に
おいて最適化するのは大変難しく、広帯域かつ広ダイナ
ミックレンジな可変等化回路への適用を考慮した場合、
等化偏差の発生を低減する対策としては難点があった。
また、設計上、最適化がなされたとしても、実際には素
子のばらつき等により等化偏差の発生が免れ得なかっ
た。
【0007】図4は、等化偏差の概念を説明するもので
ある。図4の横軸には周波数がとられ、縦軸には利得が
とられている。図4において、点線で示す周波数特性が
要求する√f特性である。周波数の増加に伴い、図4に
示すようなカーブを描いて利得が上昇する。一方、実線
は実際の等化偏差が発生した場合の周波数特性を示す。
等化偏差は実線で示す実際の周波数特性と点線で示す要
求する(理想の)√f特性との差を言う。なお、図4に
おいて、実際の周波数特性L1、L2、L3はそれぞ
れ、伝送路を通過する距離の違いに応じた利得の変化を
示しており、L1<L2<L3の関係にある。この図4
に示すように、ある伝送路の長さで等化偏差をほぼなく
すことができても、他の伝送路の長さで大きな等化偏差
が残ることが多い。
ある。図4の横軸には周波数がとられ、縦軸には利得が
とられている。図4において、点線で示す周波数特性が
要求する√f特性である。周波数の増加に伴い、図4に
示すようなカーブを描いて利得が上昇する。一方、実線
は実際の等化偏差が発生した場合の周波数特性を示す。
等化偏差は実線で示す実際の周波数特性と点線で示す要
求する(理想の)√f特性との差を言う。なお、図4に
おいて、実際の周波数特性L1、L2、L3はそれぞ
れ、伝送路を通過する距離の違いに応じた利得の変化を
示しており、L1<L2<L3の関係にある。この図4
に示すように、ある伝送路の長さで等化偏差をほぼなく
すことができても、他の伝送路の長さで大きな等化偏差
が残ることが多い。
【0008】高いS/N比を確保し、安定した受信特性
を得るには、この等化偏差をできる限り抑圧する必要が
あり、等化偏差の発生を低減した可変利得√f等化回路
が望まれている。
を得るには、この等化偏差をできる限り抑圧する必要が
あり、等化偏差の発生を低減した可変利得√f等化回路
が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の利得可変型√f等化回路では、√f減衰特
性を有する利得可変型√f等化器と、周波数−利得特性
がほぼ平坦なフラット等化器を縦続接続し、利得可変型
√f等化器及びフラット等化器の利得を自動利得制御信
号で変化させている。適当に選択された1つの伝送路長
について利得可変型√f等化器の√f特性が所望の√f
特性になるように利得可変型√f等化器のパラメータを
設定し、その後、フラット等化器によって異なる複数の
伝送路長についての所定の利得特性になるようにパラメ
ータを設定すれば、両等化器の総合出力は伝送路長によ
らず所望の√f特性を持たせることができ、等化偏差の
発生を防止できる。
に、本発明の利得可変型√f等化回路では、√f減衰特
性を有する利得可変型√f等化器と、周波数−利得特性
がほぼ平坦なフラット等化器を縦続接続し、利得可変型
√f等化器及びフラット等化器の利得を自動利得制御信
号で変化させている。適当に選択された1つの伝送路長
について利得可変型√f等化器の√f特性が所望の√f
特性になるように利得可変型√f等化器のパラメータを
設定し、その後、フラット等化器によって異なる複数の
伝送路長についての所定の利得特性になるようにパラメ
ータを設定すれば、両等化器の総合出力は伝送路長によ
らず所望の√f特性を持たせることができ、等化偏差の
発生を防止できる。
【0010】より具体的には、本発明の利得可変型√f
等化回路は、√f減衰特性を有する利得可変型√f等化
器と、利得可変型√f等化器に縦続接続され周波数−利
得特性がほぼ平坦なフラット等化器と、利得可変型√f
等化器及び前記フラット等化器の利得を変化させる自動
利得制御信号を発生させるAGC電圧発生手段とを備え
る。
等化回路は、√f減衰特性を有する利得可変型√f等化
器と、利得可変型√f等化器に縦続接続され周波数−利
得特性がほぼ平坦なフラット等化器と、利得可変型√f
等化器及び前記フラット等化器の利得を変化させる自動
利得制御信号を発生させるAGC電圧発生手段とを備え
る。
【0011】この利得可変型√f等化器は、√f特性を
より理想の√f特性に合わせ込むためには利得可変型√
f等化器が多段に接続されていることが望ましい。
より理想の√f特性に合わせ込むためには利得可変型√
f等化器が多段に接続されていることが望ましい。
【0012】フラット等化器又は利得可変型√f等化器
は、トランジスタと前記トランジスタのエミッタに接続
され前記自動利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化
させるPINダイオードを有する等化器を用いることが
できる。
は、トランジスタと前記トランジスタのエミッタに接続
され前記自動利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化
させるPINダイオードを有する等化器を用いることが
できる。
【0013】また、フラット等化器及び利得可変型√f
等化器は、自動利得制御信号に応じて回路電流を制御す
ることにより回路内のトランジスタのコンダクタンスを
変化させて極を移動し、高周波域での利得を変化させる
等化器を用いることもできる。このタイプの等化器とし
ては、差動対型の等化器を用いることができる。差動対
型の等化器を多段に用いた場合にはそれぞれの等化器が
直流結合されるので、直流オフセット電流を補償するた
めにオフセット補償回路を設けることが望ましい。
等化器は、自動利得制御信号に応じて回路電流を制御す
ることにより回路内のトランジスタのコンダクタンスを
変化させて極を移動し、高周波域での利得を変化させる
等化器を用いることもできる。このタイプの等化器とし
ては、差動対型の等化器を用いることができる。差動対
型の等化器を多段に用いた場合にはそれぞれの等化器が
直流結合されるので、直流オフセット電流を補償するた
めにオフセット補償回路を設けることが望ましい。
【0014】
(A)第1の実施形態 以下、本発明による利得可変型√f等化回路の第1の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0015】図1は、この第1の実施形態による利得可
変型√f等化回路の概念構成を示すブロック図である。
図5は、その具体的回路例を示す回路図である。
変型√f等化回路の概念構成を示すブロック図である。
図5は、その具体的回路例を示す回路図である。
【0016】図1において、利得可変型√f等化回路
は、入力端子Inと出力端子Out間に縦続接続され
た、第1段目のフラット等化器1と、第2段目から第N
段目に接続されたN−1個の√f等化器2と、これらフ
ラット等化器1及び√f等化器2に制御電圧を供給する
自動利得制御回路(AGC制御回路)3とから構成され
ている。
は、入力端子Inと出力端子Out間に縦続接続され
た、第1段目のフラット等化器1と、第2段目から第N
段目に接続されたN−1個の√f等化器2と、これらフ
ラット等化器1及び√f等化器2に制御電圧を供給する
自動利得制御回路(AGC制御回路)3とから構成され
ている。
【0017】フラット等化器1は、√f特性のない周波
数に依存せず伝送路長(AGC制御回路3の制御電圧)
にのみ依存した利得に可変する、図6の実線L1〜L3
に示すような周波数−利得特性を持った等化器である。
このフラット等化器1の具体的構成例としては、図5に
示すものを挙げることができる。
数に依存せず伝送路長(AGC制御回路3の制御電圧)
にのみ依存した利得に可変する、図6の実線L1〜L3
に示すような周波数−利得特性を持った等化器である。
このフラット等化器1の具体的構成例としては、図5に
示すものを挙げることができる。
【0018】図5において、フラット等化器1は、NP
NトランジスタQ1、Q2と、抵抗R1、R2、R3、
R4と、容量C1、C5、C6と、PINダイオードD
1、D2とで構成されている。
NトランジスタQ1、Q2と、抵抗R1、R2、R3、
R4と、容量C1、C5、C6と、PINダイオードD
1、D2とで構成されている。
【0019】PINダイオードD1及びD2は、AGC
回路3からのAGC制御電圧によって抵抗値が変化する
可変抵抗として動作する。これらのPINダイオードD
1及びD2によって、NPNトランジスタQ1のエミッ
タ側のインピーダンスが変化して利得が変化する。フラ
ット等化器1の利得は、抵抗R3及びPINダイオード
D1、D2の並列抵抗によるNPNトランジスタQ1の
エミッタ側のインピーダンスZ1と、NPNトランジス
タQ1のコレクタ抵抗R2との比Z1:R2により決定
され、図6の実線に示すようなフラットな周波数−利得
特性を持つ。図6において、点線は等化回路全体に要求
される周波数特性を示す。L1、L2、L3は、伝送路
を通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路
長をLとした時にL1<L2<L3の関係にある。
回路3からのAGC制御電圧によって抵抗値が変化する
可変抵抗として動作する。これらのPINダイオードD
1及びD2によって、NPNトランジスタQ1のエミッ
タ側のインピーダンスが変化して利得が変化する。フラ
ット等化器1の利得は、抵抗R3及びPINダイオード
D1、D2の並列抵抗によるNPNトランジスタQ1の
エミッタ側のインピーダンスZ1と、NPNトランジス
タQ1のコレクタ抵抗R2との比Z1:R2により決定
され、図6の実線に示すようなフラットな周波数−利得
特性を持つ。図6において、点線は等化回路全体に要求
される周波数特性を示す。L1、L2、L3は、伝送路
を通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路
長をLとした時にL1<L2<L3の関係にある。
【0020】AGC制御回路3は、どの伝送路長Lにお
いても出力端子Outの出力振幅が一定となるようにP
INダイオードD1及びD2の抵抗を制御する。フラッ
ト等化器1は、次段以降の√f等化器2において発生す
る等化偏差を補償する役割をもっている。
いても出力端子Outの出力振幅が一定となるようにP
INダイオードD1及びD2の抵抗を制御する。フラッ
ト等化器1は、次段以降の√f等化器2において発生す
る等化偏差を補償する役割をもっている。
【0021】なお、フラット等化器1における容量C1
及び抵抗R1は、入力信号Inの交流成分を取り出して
その中心電圧を所定電圧にするための構成である。抵抗
R2は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段の
負荷抵抗であり、抵抗RB1及び容量CB1の並列回路
は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段のバイ
アス回路である。NPNトランジスタQ2及び抵抗R4
は、エミッタフォロワ回路になっており、インピーダン
ス整合用のものである。容量C6は、PINダイオード
D2のカソード側及びPINダイオードD3の交流イン
ピーダンスを接地とするものである。
及び抵抗R1は、入力信号Inの交流成分を取り出して
その中心電圧を所定電圧にするための構成である。抵抗
R2は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段の
負荷抵抗であり、抵抗RB1及び容量CB1の並列回路
は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段のバイ
アス回路である。NPNトランジスタQ2及び抵抗R4
は、エミッタフォロワ回路になっており、インピーダン
ス整合用のものである。容量C6は、PINダイオード
D2のカソード側及びPINダイオードD3の交流イン
ピーダンスを接地とするものである。
【0022】√f等化器2は、√f特性に応じた、すな
わち、周波数に応じ、しかも伝送路長(AGC制御回路
3の制御電圧)にも依存した利得に可変する、N−1段
の接続により、図7の実線L1〜L3に示すような周波
数−利得特性を持った等化器である。この√f等化器2
としては既存の具体的構成のものを適用でき、例えば、
√f等化器2の具体的構成例として図5に示すものを挙
げることができる。
わち、周波数に応じ、しかも伝送路長(AGC制御回路
3の制御電圧)にも依存した利得に可変する、N−1段
の接続により、図7の実線L1〜L3に示すような周波
数−利得特性を持った等化器である。この√f等化器2
としては既存の具体的構成のものを適用でき、例えば、
√f等化器2の具体的構成例として図5に示すものを挙
げることができる。
【0023】2段目の√f等化器2は、NPNトランジ
スタQ3、Q4と、抵抗R5、R6、R7、R8と、容
量C4、C7、C8と、PINダイオードD3、D4と
で構成されている。
スタQ3、Q4と、抵抗R5、R6、R7、R8と、容
量C4、C7、C8と、PINダイオードD3、D4と
で構成されている。
【0024】2段目の√f等化器2は、第1段のフラッ
ト等化器1と、結合コンデンサC2及び抵抗R5でなる
段間回路で結ばれている。PINダイオードD3及びD
4は、AGC制御回路3からのAGC制御電圧によって
抵抗値が変化する可変抵抗として動作する。これらPI
NダイオードD3及びD4によって、NPNトランジス
タQ3のエミッタ側のインピーダンスが変化して利得が
変化する。√f等化器2の利得は、一端が容量C7を介
してPINダイオードD3及びD4間の接続点に接続さ
れている、抵抗R6と容量C4との並列回路のインピー
ダンスZ2と、PINダイオードD3、D4の抵抗値
と、抵抗R8によるNPNトランジスタQ3のエミッタ
側のインピーダンスZ2に対するNPNトランジスタQ
3のコレクタ抵抗R7との比Z2:R7とにより決定さ
れる。フラット等化器1と違い、NPNトランジスタQ
3のエミッタ側に抵抗のみでなく抵抗R6と容量C4の
並列回路が接続され、この回路がピーキング回路として
動作するので、√f等化器2の利得は、周波数に応じて
変化する特性を持ち、抵抗R6と容量C4を最適に設計
することで所望の√f特性を持たせることができる。
ト等化器1と、結合コンデンサC2及び抵抗R5でなる
段間回路で結ばれている。PINダイオードD3及びD
4は、AGC制御回路3からのAGC制御電圧によって
抵抗値が変化する可変抵抗として動作する。これらPI
NダイオードD3及びD4によって、NPNトランジス
タQ3のエミッタ側のインピーダンスが変化して利得が
変化する。√f等化器2の利得は、一端が容量C7を介
してPINダイオードD3及びD4間の接続点に接続さ
れている、抵抗R6と容量C4との並列回路のインピー
ダンスZ2と、PINダイオードD3、D4の抵抗値
と、抵抗R8によるNPNトランジスタQ3のエミッタ
側のインピーダンスZ2に対するNPNトランジスタQ
3のコレクタ抵抗R7との比Z2:R7とにより決定さ
れる。フラット等化器1と違い、NPNトランジスタQ
3のエミッタ側に抵抗のみでなく抵抗R6と容量C4の
並列回路が接続され、この回路がピーキング回路として
動作するので、√f等化器2の利得は、周波数に応じて
変化する特性を持ち、抵抗R6と容量C4を最適に設計
することで所望の√f特性を持たせることができる。
【0025】なお、√f等化器2における抵抗RB2及
び容量CB2の並列回路は、NPNトランジスタQ3を
中心とした増幅段のバイアス回路である。NPNトラン
ジスタQ4及び抵抗R9は、エミッタフォロワ回路にな
っており、インピーダンス整合用のものである。容量C
8は、PINダイオードD4のカソード側及びPINダ
イオードD5(図示せず)の交流インピーダンスを接地
とするものである。
び容量CB2の並列回路は、NPNトランジスタQ3を
中心とした増幅段のバイアス回路である。NPNトラン
ジスタQ4及び抵抗R9は、エミッタフォロワ回路にな
っており、インピーダンス整合用のものである。容量C
8は、PINダイオードD4のカソード側及びPINダ
イオードD5(図示せず)の交流インピーダンスを接地
とするものである。
【0026】図5においては、このような構成の√f等
化器2をN−1個多段に縦続接続している。3段目から
N段目までの回路は、2段目の√f等化器2と同様な構
成であり、同様に動作する。各√f等化器2は、結合コ
ンデンサC3、…、C1nを介して接続されている。多
段縦続接続された√f等化器全体の周波数特性は、図7
に実線L1〜L3で示されている。図7においても、点
線は等化器全体に要求される周波数−利得特性を示して
いる。周波数−利得特性L1、L2、L3は、伝送路を
通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路長
をLとしたときにL1<L2<L3の関係にある。AG
C制御回路3はどの伝送路長Lにおいても出力端子Ou
tの出力振幅が一定となるようにPINダイオードD
3、…、D2nの抵抗値を制御する。
化器2をN−1個多段に縦続接続している。3段目から
N段目までの回路は、2段目の√f等化器2と同様な構
成であり、同様に動作する。各√f等化器2は、結合コ
ンデンサC3、…、C1nを介して接続されている。多
段縦続接続された√f等化器全体の周波数特性は、図7
に実線L1〜L3で示されている。図7においても、点
線は等化器全体に要求される周波数−利得特性を示して
いる。周波数−利得特性L1、L2、L3は、伝送路を
通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路長
をLとしたときにL1<L2<L3の関係にある。AG
C制御回路3はどの伝送路長Lにおいても出力端子Ou
tの出力振幅が一定となるようにPINダイオードD
3、…、D2nの抵抗値を制御する。
【0027】しかしながら、√f等化器2には最適化す
べき回路変数が容量C(2段目では主として容量C4)
と抵抗R(2段目では主として抵抗R6、PINダイオ
ードD3、D4)の2つ存在し、これらを幅広いダイナ
ミックレンジ内、また、広い帯域内において最適値に設
定するのは大変難しく、通常、図7に示すように伝送路
長Lによってその特性が異なるという等化偏差が発生す
る。
べき回路変数が容量C(2段目では主として容量C4)
と抵抗R(2段目では主として抵抗R6、PINダイオ
ードD3、D4)の2つ存在し、これらを幅広いダイナ
ミックレンジ内、また、広い帯域内において最適値に設
定するのは大変難しく、通常、図7に示すように伝送路
長Lによってその特性が異なるという等化偏差が発生す
る。
【0028】そこで、この第1の実施形態では、√f等
化器2と、フラット等化器1とを縦続接続させ、√f等
化回路全体として、図8に示すように、所望特性にマッ
チした周波数−利得特性を実現し、√f等化器2の特性
に対する要求を緩和するようにしている。
化器2と、フラット等化器1とを縦続接続させ、√f等
化回路全体として、図8に示すように、所望特性にマッ
チした周波数−利得特性を実現し、√f等化器2の特性
に対する要求を緩和するようにしている。
【0029】次に、第1の実施形態の√f等化回路の最
適化設計について説明する。まず、√f等化器2のトラ
ンジスタQ3、…、Q1nのエミッタに接続された並列
インピーダンス回路(C2n,R3n等)の一方のイン
ピーダンス素子であるR6、…、R2nに適当な値の抵
抗値を設定し、次に、他方のインピーダンス素子である
容量C4、…、C2nを設計上の最長伝送路長L3につ
いて所望の√f特性になるように設定・最適化する。す
なわち、図7の実線L3が点線L3’に重なるようにN
−1個の√f等化器2のパラメータを最適化する。これ
で√f等化器2のパラメータの最適化が終了する、次
に、フラット等化器1の最適化を行なう。伝送路長Lに
よる利得特性の差又は比が、図6の実線L1、L2、L
3に示す特性になるように、L3よりも短い伝送路長L
2、L1の特性に合わせてフラット等化器1の抵抗R3
を設定する。この結果、縦続接続されたフラット等化器
1と、多段の√f等化器2との全体の周波数−利得特性
は、図6及び図7の特性を重ね合わせた特性となり、図
8に示すように、各伝送路長において求める√f特性を
持つように最適化することができる。
適化設計について説明する。まず、√f等化器2のトラ
ンジスタQ3、…、Q1nのエミッタに接続された並列
インピーダンス回路(C2n,R3n等)の一方のイン
ピーダンス素子であるR6、…、R2nに適当な値の抵
抗値を設定し、次に、他方のインピーダンス素子である
容量C4、…、C2nを設計上の最長伝送路長L3につ
いて所望の√f特性になるように設定・最適化する。す
なわち、図7の実線L3が点線L3’に重なるようにN
−1個の√f等化器2のパラメータを最適化する。これ
で√f等化器2のパラメータの最適化が終了する、次
に、フラット等化器1の最適化を行なう。伝送路長Lに
よる利得特性の差又は比が、図6の実線L1、L2、L
3に示す特性になるように、L3よりも短い伝送路長L
2、L1の特性に合わせてフラット等化器1の抵抗R3
を設定する。この結果、縦続接続されたフラット等化器
1と、多段の√f等化器2との全体の周波数−利得特性
は、図6及び図7の特性を重ね合わせた特性となり、図
8に示すように、各伝送路長において求める√f特性を
持つように最適化することができる。
【0030】以上のように、第1の実施形態によれば、
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を、等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるように
なる。
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を、等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるように
なる。
【0031】(B)第2の実施形態 以下、本発明による利得可変型√f等化回路の第2の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0032】この第2の実施形態の利得可変型√f等化
回路は、従来の技術の説明で引用した差動増幅器型の√
f増幅器を用いるもので、図9にその詳細回路図を示し
ている。
回路は、従来の技術の説明で引用した差動増幅器型の√
f増幅器を用いるもので、図9にその詳細回路図を示し
ている。
【0033】この等化回路は、フラット等化器4、オフ
セット補償回路5、多段接続された√f等化器6、AG
C制御回路7及び8、並に、オフセット補償制御回路9
で構成されているる。
セット補償回路5、多段接続された√f等化器6、AG
C制御回路7及び8、並に、オフセット補償制御回路9
で構成されているる。
【0034】フラット等化器4は差動増幅器の差動入力
にAGC制御回路7からのAGC制御電圧が供給されて
おり、AGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。
同様に、√f等化器6においてもAGC制御回路8から
のAGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。回路
電流を制御することによりコンダクタンスgmを変化さ
せて極を移動させ、同時に高周波域での利得を変化させ
ることにより√f特性を実現している。
にAGC制御回路7からのAGC制御電圧が供給されて
おり、AGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。
同様に、√f等化器6においてもAGC制御回路8から
のAGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。回路
電流を制御することによりコンダクタンスgmを変化さ
せて極を移動させ、同時に高周波域での利得を変化させ
ることにより√f特性を実現している。
【0035】この回路例では全回路を差動型とし、フラ
ット等化器4と√f等化器6とを直流結合しているため
オフセット補償回路5を付加し、その直流オフセットを
補償している。この回路においても、パラメータの設定
は、まず多段の√f等化器6の差動トランジスタ間の容
量C及び抵抗を最長伝送路長での周波数特性が求める√
f特性になるように最適化し、その後フラット等化器4
のパラメータを他の伝送路長での特性に合わせて最適化
する。
ット等化器4と√f等化器6とを直流結合しているため
オフセット補償回路5を付加し、その直流オフセットを
補償している。この回路においても、パラメータの設定
は、まず多段の√f等化器6の差動トランジスタ間の容
量C及び抵抗を最長伝送路長での周波数特性が求める√
f特性になるように最適化し、その後フラット等化器4
のパラメータを他の伝送路長での特性に合わせて最適化
する。
【0036】以上のように、第2の実施形態によれば、
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるようにな
る。
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるようにな
る。
【0037】なお、上記2つの回路例においては、フラ
ット等化器を初段に用いて説明を行なったが、フラット
等化器の配置はAGC制御電圧によって制御される制御
ループ内であれば中間段でも、最終段でも良く、どの場
合でも同様の動作をする。
ット等化器を初段に用いて説明を行なったが、フラット
等化器の配置はAGC制御電圧によって制御される制御
ループ内であれば中間段でも、最終段でも良く、どの場
合でも同様の動作をする。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、等化偏
差の発生を低減した可変利得√f等化回路を提供するが
できる。また、従来幅広いダイナミックレンジ内、また
広い帯域内において最適化を行なうことが大変難しかっ
た√f等化回路を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計
できるようになる。
差の発生を低減した可変利得√f等化回路を提供するが
できる。また、従来幅広いダイナミックレンジ内、また
広い帯域内において最適化を行なうことが大変難しかっ
た√f等化回路を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計
できるようになる。
【図1】第1の実施形態の概念構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】√f等化回路の原理を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】等化偏差の概念を説明する説明図である。
【図5】第1の実施形態の具体的構成を示す回路図であ
る。
る。
【図6】そのフラット等化器の周波数特性を示す特性曲
線図である。
線図である。
【図7】その√f等化器の周波数特性を示す特性曲線図
である。
である。
【図8】第1の実施形態の全体構成の周波数特性を示す
特性曲線図である。
特性曲線図である。
【図9】第2の実施形態の具体的構成を示す回路図であ
る。
る。
1、4…フラット等化器、2、6…√f等化器、3、
7、8…自動利得制御回路(AGC回路)、5…オフセ
ット補償回路。
7、8…自動利得制御回路(AGC回路)、5…オフセ
ット補償回路。
Claims (7)
- 【請求項1】 √f減衰特性を有する利得可変型√f等
化器と、 前記利得可変型√f等化器に縦続接続され周波数−利得
特性がほぼ平坦なフラット等化器と、 前記利得可変型√f等化器及び前記フラット等化器の利
得を変化させる自動利得制御信号を発生させるAGC電
圧発生手段とを備えたことを特徴とする利得可変型√f
等化回路。 - 【請求項2】 前記フラット等化器は、トランジスタ
と、前記トランジスタのエミッタに接続され、前記自動
利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化させるPIN
ダイオードを有することを特徴とする請求項1に記載の
利得可変型√f等化回路。 - 【請求項3】 前記利得可変型√f等化器は、トランジ
スタと前記トランジスタのエミッタに接続され前記自動
利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化させるPIN
ダイオードを有することを特徴とする請求項1又は2に
記載の利得可変型√f等化回路。 - 【請求項4】 前記利得可変型√f等化器は、多段に接
続されたものであることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の利得可変型√f等化回路。 - 【請求項5】 前記フラット等化器及び前記利得可変型
√f等化器は、前記自動利得制御信号に応じて回路電流
を制御することにより回路内のトランジスタのコンダク
タンスを変化させて極を移動し、高周波域での利得を変
化させることを特徴とする請求項1に記載の利得可変型
√f等化回路。 - 【請求項6】 前記フラット等化器及び前記利得可変型
√f等化器は、差動対型の等化器であること特徴とする
請求項1又は5に記載の利得可変型√f等化回路。 - 【請求項7】 前記フラット等化器と前記利得可変型√
f等化器がオフセット補償回路を介して接続されている
こと特徴とする請求項1、5又は6に記載の利得可変型
√f等化回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26831196A JPH10117158A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 利得可変型√f等化回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26831196A JPH10117158A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 利得可変型√f等化回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117158A true JPH10117158A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17456779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26831196A Pending JPH10117158A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 利得可変型√f等化回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10117158A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251916A (ja) * | 2007-12-17 | 2013-12-12 | Altera Corp | 高速シリアルデータ信号のレシーバ回路網 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP26831196A patent/JPH10117158A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013251916A (ja) * | 2007-12-17 | 2013-12-12 | Altera Corp | 高速シリアルデータ信号のレシーバ回路網 |
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