JPH10117158A - 利得可変型√f等化回路 - Google Patents

利得可変型√f等化回路

Info

Publication number
JPH10117158A
JPH10117158A JP26831196A JP26831196A JPH10117158A JP H10117158 A JPH10117158 A JP H10117158A JP 26831196 A JP26831196 A JP 26831196A JP 26831196 A JP26831196 A JP 26831196A JP H10117158 A JPH10117158 A JP H10117158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equalizer
circuit
gain
variable gain
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26831196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Maeda
正明 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP26831196A priority Critical patent/JPH10117158A/ja
Publication of JPH10117158A publication Critical patent/JPH10117158A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等化偏差の発生を低減した可変利得√f等化
回路を提供する。 【解決手段】 この等化回路は、入力端子Inと出力端
子Out間に直列に接続された第1段目のフラット等化
器1と、多段に接続された√f等化器2と、自動利得制
御(AGC)回路3から構成される。フラット等化器1
は√f特性のない周波数に依存せず伝送路長にのみ依存
する周波数−利得特性を持った等化器である。1つの伝
送路長について√f等化器2の√f特性が所望の√f特
性になるようにパラメータを設定し、その後、フラット
等化器1によって異なる複数の伝送路長についての所定
の利得特性になるようにパラメータを設定すれば、両等
化器の総合出力は伝送路長によらず所望の√f特性を持
たせることができ、等化偏差の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルや平
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に介在する利得可
変型√f等化回路に関する。
【0002】
【従来技術】PCM再生中継方式等の同軸ケーブルや平
衡ケーブル等を伝送媒体とする伝送路に接続される受信
器や中継器等では、伝送路に発生する√f減衰特性を補
償する等化器が用いられる。ここで、fは信号の周波数
である。この√f減衰特性を補償する等化器を、一般に
√f等化器(なお、この明細書においては、全体を√f
等化回路と呼び、その一部の等化構成を√f等化器と呼
ぶ)と呼ばれている。従来の√f等化回路については、
昭和55年度電子情報通信学会通信部門全国大会で当時
の日本電信電話公社(現日本電信電話株式会社)の石川
正幸氏らによって「√fAGC回路の一案」と題する論
文に発表されている。
【0003】この原理図を、図2に示す。図2におい
て、従来の√f等化回路の原理構成は、コレクタに負荷
抵抗RLが接続されているトランジスタTr1のエミッ
タに、抵抗分RE及び容量分Cの並列回路で表現できる
可変インピーダンスRE’が接続され、トランジスタT
r1のベースに入力された信号VIの√f減衰特性を補
償した信号VOをエミッタから出力する構成になってい
る。この図2に示す従来の√f等化回路の伝達関数T
は、(1) 式で表すことができる。
【0004】
【数1】 ここで、トランジスタTr1のエミッタの微分抵抗をr
e(=1/gm)としている。また、この回路では零点
(S=−1/CRE)を固定とし、回路電流を制御する
ことによりコンダクタンスgmを変化させて極(S=−
(RE+re)/CREre)を移動させ、同時に高周
波域での利得(RL/re)を変化させることにより所
望の特性を得ている。
【0005】図3は、このような原理に従う従来の√f
等化回路の具体的構成例を示す回路図である。この図3
に示す√f等化回路は、可変利得の差動増幅器を2段縦
続接続して構成されている。この√f等化回路では、V
C端子の電圧によって、各段の差動増幅器の回路電流I
1、I2を制御して、トランジスタQ1、Q2、Q7、
Q8のエミッタ抵抗reを変化させることにより利得を
コントロールしている。また、1段目の差動増幅器のト
ランジスタQ1及びQ2のエミッタ間に接続されたキャ
パシタC1、並びに、2段目の差動増幅器のトランジス
タQ7及びQ8のエミッタ間に接続されたキャパシタC
2により、√f特性を持たせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
√f等化回路においては、最適化すべき回路変数が、ト
ランジスタTr1のキャパシタ容量C(図3では、差動
増幅器のトランジスタのエミッタ間に接続されたキャパ
シタ容量C1、C2が該当する)と、エミッタ抵抗RE
(図3では、差動増幅器の回路電流I1、I2によって
制御されるトランジスタQ1、Q2、Q7、Q8のエミ
ッタの微分抵抗re、及び、抵抗R6、R7、R10、
R11が対応する)との2つ存在し、これらの変数を幅
広いダイナミックレンジ内、また幅広い周波数帯域内に
おいて最適化するのは大変難しく、広帯域かつ広ダイナ
ミックレンジな可変等化回路への適用を考慮した場合、
等化偏差の発生を低減する対策としては難点があった。
また、設計上、最適化がなされたとしても、実際には素
子のばらつき等により等化偏差の発生が免れ得なかっ
た。
【0007】図4は、等化偏差の概念を説明するもので
ある。図4の横軸には周波数がとられ、縦軸には利得が
とられている。図4において、点線で示す周波数特性が
要求する√f特性である。周波数の増加に伴い、図4に
示すようなカーブを描いて利得が上昇する。一方、実線
は実際の等化偏差が発生した場合の周波数特性を示す。
等化偏差は実線で示す実際の周波数特性と点線で示す要
求する(理想の)√f特性との差を言う。なお、図4に
おいて、実際の周波数特性L1、L2、L3はそれぞ
れ、伝送路を通過する距離の違いに応じた利得の変化を
示しており、L1<L2<L3の関係にある。この図4
に示すように、ある伝送路の長さで等化偏差をほぼなく
すことができても、他の伝送路の長さで大きな等化偏差
が残ることが多い。
【0008】高いS/N比を確保し、安定した受信特性
を得るには、この等化偏差をできる限り抑圧する必要が
あり、等化偏差の発生を低減した可変利得√f等化回路
が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の利得可変型√f等化回路では、√f減衰特
性を有する利得可変型√f等化器と、周波数−利得特性
がほぼ平坦なフラット等化器を縦続接続し、利得可変型
√f等化器及びフラット等化器の利得を自動利得制御信
号で変化させている。適当に選択された1つの伝送路長
について利得可変型√f等化器の√f特性が所望の√f
特性になるように利得可変型√f等化器のパラメータを
設定し、その後、フラット等化器によって異なる複数の
伝送路長についての所定の利得特性になるようにパラメ
ータを設定すれば、両等化器の総合出力は伝送路長によ
らず所望の√f特性を持たせることができ、等化偏差の
発生を防止できる。
【0010】より具体的には、本発明の利得可変型√f
等化回路は、√f減衰特性を有する利得可変型√f等化
器と、利得可変型√f等化器に縦続接続され周波数−利
得特性がほぼ平坦なフラット等化器と、利得可変型√f
等化器及び前記フラット等化器の利得を変化させる自動
利得制御信号を発生させるAGC電圧発生手段とを備え
る。
【0011】この利得可変型√f等化器は、√f特性を
より理想の√f特性に合わせ込むためには利得可変型√
f等化器が多段に接続されていることが望ましい。
【0012】フラット等化器又は利得可変型√f等化器
は、トランジスタと前記トランジスタのエミッタに接続
され前記自動利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化
させるPINダイオードを有する等化器を用いることが
できる。
【0013】また、フラット等化器及び利得可変型√f
等化器は、自動利得制御信号に応じて回路電流を制御す
ることにより回路内のトランジスタのコンダクタンスを
変化させて極を移動し、高周波域での利得を変化させる
等化器を用いることもできる。このタイプの等化器とし
ては、差動対型の等化器を用いることができる。差動対
型の等化器を多段に用いた場合にはそれぞれの等化器が
直流結合されるので、直流オフセット電流を補償するた
めにオフセット補償回路を設けることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明による利得可変型√f等化回路の第1の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0015】図1は、この第1の実施形態による利得可
変型√f等化回路の概念構成を示すブロック図である。
図5は、その具体的回路例を示す回路図である。
【0016】図1において、利得可変型√f等化回路
は、入力端子Inと出力端子Out間に縦続接続され
た、第1段目のフラット等化器1と、第2段目から第N
段目に接続されたN−1個の√f等化器2と、これらフ
ラット等化器1及び√f等化器2に制御電圧を供給する
自動利得制御回路(AGC制御回路)3とから構成され
ている。
【0017】フラット等化器1は、√f特性のない周波
数に依存せず伝送路長(AGC制御回路3の制御電圧)
にのみ依存した利得に可変する、図6の実線L1〜L3
に示すような周波数−利得特性を持った等化器である。
このフラット等化器1の具体的構成例としては、図5に
示すものを挙げることができる。
【0018】図5において、フラット等化器1は、NP
NトランジスタQ1、Q2と、抵抗R1、R2、R3、
R4と、容量C1、C5、C6と、PINダイオードD
1、D2とで構成されている。
【0019】PINダイオードD1及びD2は、AGC
回路3からのAGC制御電圧によって抵抗値が変化する
可変抵抗として動作する。これらのPINダイオードD
1及びD2によって、NPNトランジスタQ1のエミッ
タ側のインピーダンスが変化して利得が変化する。フラ
ット等化器1の利得は、抵抗R3及びPINダイオード
D1、D2の並列抵抗によるNPNトランジスタQ1の
エミッタ側のインピーダンスZ1と、NPNトランジス
タQ1のコレクタ抵抗R2との比Z1:R2により決定
され、図6の実線に示すようなフラットな周波数−利得
特性を持つ。図6において、点線は等化回路全体に要求
される周波数特性を示す。L1、L2、L3は、伝送路
を通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路
長をLとした時にL1<L2<L3の関係にある。
【0020】AGC制御回路3は、どの伝送路長Lにお
いても出力端子Outの出力振幅が一定となるようにP
INダイオードD1及びD2の抵抗を制御する。フラッ
ト等化器1は、次段以降の√f等化器2において発生す
る等化偏差を補償する役割をもっている。
【0021】なお、フラット等化器1における容量C1
及び抵抗R1は、入力信号Inの交流成分を取り出して
その中心電圧を所定電圧にするための構成である。抵抗
R2は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段の
負荷抵抗であり、抵抗RB1及び容量CB1の並列回路
は、NPNトランジスタQ1を中心とした増幅段のバイ
アス回路である。NPNトランジスタQ2及び抵抗R4
は、エミッタフォロワ回路になっており、インピーダン
ス整合用のものである。容量C6は、PINダイオード
D2のカソード側及びPINダイオードD3の交流イン
ピーダンスを接地とするものである。
【0022】√f等化器2は、√f特性に応じた、すな
わち、周波数に応じ、しかも伝送路長(AGC制御回路
3の制御電圧)にも依存した利得に可変する、N−1段
の接続により、図7の実線L1〜L3に示すような周波
数−利得特性を持った等化器である。この√f等化器2
としては既存の具体的構成のものを適用でき、例えば、
√f等化器2の具体的構成例として図5に示すものを挙
げることができる。
【0023】2段目の√f等化器2は、NPNトランジ
スタQ3、Q4と、抵抗R5、R6、R7、R8と、容
量C4、C7、C8と、PINダイオードD3、D4と
で構成されている。
【0024】2段目の√f等化器2は、第1段のフラッ
ト等化器1と、結合コンデンサC2及び抵抗R5でなる
段間回路で結ばれている。PINダイオードD3及びD
4は、AGC制御回路3からのAGC制御電圧によって
抵抗値が変化する可変抵抗として動作する。これらPI
NダイオードD3及びD4によって、NPNトランジス
タQ3のエミッタ側のインピーダンスが変化して利得が
変化する。√f等化器2の利得は、一端が容量C7を介
してPINダイオードD3及びD4間の接続点に接続さ
れている、抵抗R6と容量C4との並列回路のインピー
ダンスZ2と、PINダイオードD3、D4の抵抗値
と、抵抗R8によるNPNトランジスタQ3のエミッタ
側のインピーダンスZ2に対するNPNトランジスタQ
3のコレクタ抵抗R7との比Z2:R7とにより決定さ
れる。フラット等化器1と違い、NPNトランジスタQ
3のエミッタ側に抵抗のみでなく抵抗R6と容量C4の
並列回路が接続され、この回路がピーキング回路として
動作するので、√f等化器2の利得は、周波数に応じて
変化する特性を持ち、抵抗R6と容量C4を最適に設計
することで所望の√f特性を持たせることができる。
【0025】なお、√f等化器2における抵抗RB2及
び容量CB2の並列回路は、NPNトランジスタQ3を
中心とした増幅段のバイアス回路である。NPNトラン
ジスタQ4及び抵抗R9は、エミッタフォロワ回路にな
っており、インピーダンス整合用のものである。容量C
8は、PINダイオードD4のカソード側及びPINダ
イオードD5(図示せず)の交流インピーダンスを接地
とするものである。
【0026】図5においては、このような構成の√f等
化器2をN−1個多段に縦続接続している。3段目から
N段目までの回路は、2段目の√f等化器2と同様な構
成であり、同様に動作する。各√f等化器2は、結合コ
ンデンサC3、…、C1nを介して接続されている。多
段縦続接続された√f等化器全体の周波数特性は、図7
に実線L1〜L3で示されている。図7においても、点
線は等化器全体に要求される周波数−利得特性を示して
いる。周波数−利得特性L1、L2、L3は、伝送路を
通過する距離の違いによる利得の変化を示し、伝送路長
をLとしたときにL1<L2<L3の関係にある。AG
C制御回路3はどの伝送路長Lにおいても出力端子Ou
tの出力振幅が一定となるようにPINダイオードD
3、…、D2nの抵抗値を制御する。
【0027】しかしながら、√f等化器2には最適化す
べき回路変数が容量C(2段目では主として容量C4)
と抵抗R(2段目では主として抵抗R6、PINダイオ
ードD3、D4)の2つ存在し、これらを幅広いダイナ
ミックレンジ内、また、広い帯域内において最適値に設
定するのは大変難しく、通常、図7に示すように伝送路
長Lによってその特性が異なるという等化偏差が発生す
る。
【0028】そこで、この第1の実施形態では、√f等
化器2と、フラット等化器1とを縦続接続させ、√f等
化回路全体として、図8に示すように、所望特性にマッ
チした周波数−利得特性を実現し、√f等化器2の特性
に対する要求を緩和するようにしている。
【0029】次に、第1の実施形態の√f等化回路の最
適化設計について説明する。まず、√f等化器2のトラ
ンジスタQ3、…、Q1nのエミッタに接続された並列
インピーダンス回路(C2n,R3n等)の一方のイン
ピーダンス素子であるR6、…、R2nに適当な値の抵
抗値を設定し、次に、他方のインピーダンス素子である
容量C4、…、C2nを設計上の最長伝送路長L3につ
いて所望の√f特性になるように設定・最適化する。す
なわち、図7の実線L3が点線L3’に重なるようにN
−1個の√f等化器2のパラメータを最適化する。これ
で√f等化器2のパラメータの最適化が終了する、次
に、フラット等化器1の最適化を行なう。伝送路長Lに
よる利得特性の差又は比が、図6の実線L1、L2、L
3に示す特性になるように、L3よりも短い伝送路長L
2、L1の特性に合わせてフラット等化器1の抵抗R3
を設定する。この結果、縦続接続されたフラット等化器
1と、多段の√f等化器2との全体の周波数−利得特性
は、図6及び図7の特性を重ね合わせた特性となり、図
8に示すように、各伝送路長において求める√f特性を
持つように最適化することができる。
【0030】以上のように、第1の実施形態によれば、
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を、等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるように
なる。
【0031】(B)第2の実施形態 以下、本発明による利得可変型√f等化回路の第2の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0032】この第2の実施形態の利得可変型√f等化
回路は、従来の技術の説明で引用した差動増幅器型の√
f増幅器を用いるもので、図9にその詳細回路図を示し
ている。
【0033】この等化回路は、フラット等化器4、オフ
セット補償回路5、多段接続された√f等化器6、AG
C制御回路7及び8、並に、オフセット補償制御回路9
で構成されているる。
【0034】フラット等化器4は差動増幅器の差動入力
にAGC制御回路7からのAGC制御電圧が供給されて
おり、AGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。
同様に、√f等化器6においてもAGC制御回路8から
のAGC制御電圧に応じて回路電流が制御される。回路
電流を制御することによりコンダクタンスgmを変化さ
せて極を移動させ、同時に高周波域での利得を変化させ
ることにより√f特性を実現している。
【0035】この回路例では全回路を差動型とし、フラ
ット等化器4と√f等化器6とを直流結合しているため
オフセット補償回路5を付加し、その直流オフセットを
補償している。この回路においても、パラメータの設定
は、まず多段の√f等化器6の差動トランジスタ間の容
量C及び抵抗を最長伝送路長での周波数特性が求める√
f特性になるように最適化し、その後フラット等化器4
のパラメータを他の伝送路長での特性に合わせて最適化
する。
【0036】以上のように、第2の実施形態によれば、
従来幅広いダイナミックレンジ内、また広い帯域内にお
いて最適化を行なうことが大変難しかった√f等化回路
を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計できるようにな
る。
【0037】なお、上記2つの回路例においては、フラ
ット等化器を初段に用いて説明を行なったが、フラット
等化器の配置はAGC制御電圧によって制御される制御
ループ内であれば中間段でも、最終段でも良く、どの場
合でも同様の動作をする。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、等化偏
差の発生を低減した可変利得√f等化回路を提供するが
できる。また、従来幅広いダイナミックレンジ内、また
広い帯域内において最適化を行なうことが大変難しかっ
た√f等化回路を等化偏差の発生を低減し、簡単に設計
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の概念構成を示すブロック図で
ある。
【図2】√f等化回路の原理を示す回路図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】等化偏差の概念を説明する説明図である。
【図5】第1の実施形態の具体的構成を示す回路図であ
る。
【図6】そのフラット等化器の周波数特性を示す特性曲
線図である。
【図7】その√f等化器の周波数特性を示す特性曲線図
である。
【図8】第1の実施形態の全体構成の周波数特性を示す
特性曲線図である。
【図9】第2の実施形態の具体的構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1、4…フラット等化器、2、6…√f等化器、3、
7、8…自動利得制御回路(AGC回路)、5…オフセ
ット補償回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 √f減衰特性を有する利得可変型√f等
    化器と、 前記利得可変型√f等化器に縦続接続され周波数−利得
    特性がほぼ平坦なフラット等化器と、 前記利得可変型√f等化器及び前記フラット等化器の利
    得を変化させる自動利得制御信号を発生させるAGC電
    圧発生手段とを備えたことを特徴とする利得可変型√f
    等化回路。
  2. 【請求項2】 前記フラット等化器は、トランジスタ
    と、前記トランジスタのエミッタに接続され、前記自動
    利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化させるPIN
    ダイオードを有することを特徴とする請求項1に記載の
    利得可変型√f等化回路。
  3. 【請求項3】 前記利得可変型√f等化器は、トランジ
    スタと前記トランジスタのエミッタに接続され前記自動
    利得制御信号に応じてエミッタ抵抗を変化させるPIN
    ダイオードを有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の利得可変型√f等化回路。
  4. 【請求項4】 前記利得可変型√f等化器は、多段に接
    続されたものであることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の利得可変型√f等化回路。
  5. 【請求項5】 前記フラット等化器及び前記利得可変型
    √f等化器は、前記自動利得制御信号に応じて回路電流
    を制御することにより回路内のトランジスタのコンダク
    タンスを変化させて極を移動し、高周波域での利得を変
    化させることを特徴とする請求項1に記載の利得可変型
    √f等化回路。
  6. 【請求項6】 前記フラット等化器及び前記利得可変型
    √f等化器は、差動対型の等化器であること特徴とする
    請求項1又は5に記載の利得可変型√f等化回路。
  7. 【請求項7】 前記フラット等化器と前記利得可変型√
    f等化器がオフセット補償回路を介して接続されている
    こと特徴とする請求項1、5又は6に記載の利得可変型
    √f等化回路。
JP26831196A 1996-10-09 1996-10-09 利得可変型√f等化回路 Pending JPH10117158A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26831196A JPH10117158A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 利得可変型√f等化回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26831196A JPH10117158A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 利得可変型√f等化回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10117158A true JPH10117158A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17456779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26831196A Pending JPH10117158A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 利得可変型√f等化回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10117158A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251916A (ja) * 2007-12-17 2013-12-12 Altera Corp 高速シリアルデータ信号のレシーバ回路網

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013251916A (ja) * 2007-12-17 2013-12-12 Altera Corp 高速シリアルデータ信号のレシーバ回路網

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5742205A (en) Field effect transistor cable television line amplifier
EP0159099B1 (en) Multi-stage amplifier with frequency compensation
JP2723228B2 (ja) 利得可変増幅回路
US4559503A (en) Amplifier for correcting group time delay of electrical signals and an intermediate frequency amplifier stage for radio equipment comprising an amplifier of this kind
US4581595A (en) Phase shift network with minimum amplitude ripple
US7292098B2 (en) Operational amplifier
US20040051583A1 (en) Transmitter including a composite amplifier
US6639473B1 (en) Method and/or apparatus for controlling a common-base amplifier
JPS5816365B2 (ja) 電気信号増幅装置
US5081423A (en) Integrator and active filter including integrator with simple phase compensation
US4258328A (en) Feed forward microwave amplifier for communication systems
US6188282B1 (en) Differential amplifier with reduced even order non-linearity and associated methods
CA1040721A (en) Dual feedback amplifier
US4532478A (en) Phase adjusted feedforward system utilizing a single amplitude/phase equalizer
US6150875A (en) Apparatus and method for equalizing received network signals using a transconductance controlled single zero single pole filter
US20030218502A1 (en) Variable gain amplifier
US5148118A (en) Level shift circuit with gain enhancement
US4961057A (en) Automatic gain control amplifier for compensating cable loss
US8170093B2 (en) Equalizing filter circuit
JPH10126179A (ja) 利得制御回路及び方法
US3993961A (en) Overcompensated feedforward method and apparatus using overdistorted main amplifiers
JPH10117158A (ja) 利得可変型√f等化回路
US5917376A (en) Circuit and technique for compensating high gain amplifier without compensation capacitors
US4609887A (en) Delay equalizer
US4342005A (en) Television intermediate frequency amplifier with feedback stabilization