JPH10116262A - 並列計算機、プロセッサ要素ネットワーク、および並列計算機用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

並列計算機、プロセッサ要素ネットワーク、および並列計算機用プログラムを記録した記録媒体

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JPH10116262A
JPH10116262A JP9147876A JP14787697A JPH10116262A JP H10116262 A JPH10116262 A JP H10116262A JP 9147876 A JP9147876 A JP 9147876A JP 14787697 A JP14787697 A JP 14787697A JP H10116262 A JPH10116262 A JP H10116262A
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JP
Japan
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processor element
group
primary
system disk
master processor
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JP9147876A
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English (en)
Inventor
Hideki Watanabe
英樹 渡辺
Toshihiko Kai
俊彦 甲斐
Sumiichi Isaji
純市 伊左次
Ryoji Kuwabara
良治 桑原
Noboru Shamoto
昇 社本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 並列演算を実行する並列計算機に関し、IP
Lの時間短縮や、システム全体の高性能化を図ることを
目的とする。 【解決手段】 起動時、プライマリ・プロセッサ要素1
aは、プライマリ・システム・ディスク4内のOS4a
を読み込んで、各グループ・マスタ・プロセッサ要素2
a等に対して並列に起動をかける。また、プライマリ・
プロセッサ要素1aは、同じプロセッサ要素グループ1
内のセカンダリ・プロセッサ要素1b,1cに対して起
動をかける。一方、起動後、グループ・マスタ・プロセ
ッサ要素2aは、グループ・システム・ディスク5内の
OS5aを読み込んで、セカンダリ・プロセッサ要素2
b,2cを起動し、作業の分担を実行する。作業の実行
中、グループ・マスタ・プロセッサ要素2aやセカンダ
リ・プロセッサ要素2b,2cは、自身のプロセッサ要
素グループ2のグループ・システム・ディスク5にアク
セスを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のプロセッサ要
素を並列に動作させる並列計算機、プロセッサ要素ネッ
トワークおよび並列計算機用プログラムを記録した記録
媒体に関する。
【0002】従来、スーパーコンピュータ(並列計算
機)のように複数のプロセッサ要素をネットワークで接
続したシステムでは、システム全体を管理するプライマ
リ・プロセッサ要素から各セカンダリ・プロセッサ要素
に仕事を分担し、各プロセッサ要素を並列に動作させる
ようにしている。
【0003】
【従来の技術】図6は従来のスーパーコンピュータのシ
ステムの概念図である。システム・ディスク75が接続
されたプライマリ・プロセッサ要素(P−PE)71に
は、クロスバ・ネットワーク74を介して、セカンダリ
・プロセッサ要素(S−PE)72,73のように複数
のセカンダリ・プロセッサ要素が接続されている。
【0004】プライマリ・プロセッサ要素71は、起動
時に、各セカンダリ・プロセッサ要素72,73等に起
動をかけ、演算処理を分担して並列処理を行わせる。各
セカンダリ・プロセッサ要素72,73等は、それぞれ
演算実行に移ると、必要に応じて、クロスバネットワー
ク74を介してシステム・ディスク75にアクセスし、
コマンドライブラリやシステムファイルの読み込み等を
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムで
は、各セカンダリ・プロセッサ要素72,73等は、I
PL(初期プログラムロード)時に、クロスバネットワ
ーク74を介して頻繁にシステム・ディスク75にアク
セスする。しかし、プライマリ・プロセッサ要素71
は、クロスバ通信やシステム・ディスク75へのアクセ
スを逐次的に行うため、システムの立ち上げが完了する
までの時間は、セカンダリ・プロセッサ要素の台数に比
例して長くなってしまうという問題があった。
【0006】また、通常、プライマリ・プロセッサ要素
71は、システム・ディスク75に対して、ページング
デバイス、コマンドライブラリ、システムファイル等へ
のアクセス等、常時動作を行っている。この状態で、さ
らに、ファイルやネットワークを使用するジョブを投入
すると、全てのセカンダリプロセッサ要素72,73等
からのアクセスが、プライマリ・プロセッサ要素71に
集中して、入出力待ち状態になり、システム全体の性能
が低下するという問題があった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、IPLの時間短縮や、システム全体の高性能
化を図った並列計算機、プロセッサ要素ネットワーク、
および並列計算機用プログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、並列演算を実行する
並列計算機において、システム全体の管理用のオペレー
ティングシステム(OS)4aが格納されるプライマリ
・システム・ディスク4と接続されたプライマリ・プロ
セッサ要素(P−PE)1aと、グループ管理用のOS
5aが格納されるグループ・システム・ディスク5に接
続され、並列処理ネットワーク3を介して前記プライマ
リ・プロセッサ要素1aからの動作要求に応じてグルー
プ全体を動作管理するグループ・マスタ・プロセッサ要
素(GM−PE)2a、および前記グループ・マスタ・
プロセッサ要素2aから分担された作業を行う少なくと
も1個のセカンダリ・プロセッサ要素2b(S−PE)
を有する少なくとも1個のプロセッサ要素グループ2
と、を有することを特徴とする並列計算機が提供され
る。
【0009】このような並列計算機では、プライマリ・
プロセッサ要素1aおよびプロセッサ要素グループ2
は、並列処理ネットワーク3を介して接続されているの
で、プライマリ・プロセッサ要素1aは、起動時に、各
グループ・マスタ・プロセッサ要素2a等に対して並列
に起動要求を行うことができる。これを受けたグループ
・マスタ・プロセッサ要素2aは、セカンダリ・プロセ
ッサ要素2b,2cに分担作業の起動を並列にかけるこ
とができる。このため、プライマリ・プロセッサ要素1
aによる逐次処理が軽減され、IPLの時間短縮が図れ
る。
【0010】また、グループ・マスタ・プロセッサ要素
2aやセカンダリ・プロセッサ要素2b,2cは、通常
の演算の実行中も、OSを備えた自身のプロセッサ要素
グループ2のグループ・システム・ディスク5にアクセ
スを行うことができる。このため、プライマリ・プロセ
ッサ要素1aに接続されたプライマリ・システム・ディ
スク4への負担が軽減される。よって、システム全体の
高性能化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面に基
づいて説明する。図1は本形態の機能の概念図である。
並列処理ネットワーク3には、プロセッサ要素グループ
1、プロセッサ要素グループ2、および図示されていな
い他のプロセッサ要素グループが接続されている。プロ
セッサ要素グループ1には、システム全体を管理するプ
ライマリ・プロセッサ要素(P−PE)1aと、例えば
2つのセカンダリ・プロセッサ要素1b,1cとが並列
処理ネットワーク3を介して並列に設けられている。一
方、プロセッサ要素グループ2には、プロセッサ要素グ
ループ2を管理するグループ・マスタ・プロセッサ要素
(GM−PE)2aと、例えば2つのセカンダリ・プロ
セッサ要素(S−PE)2b,2cとが、並列処理ネッ
トワーク3を介して並列に設けられている。
【0012】起動時、プライマリ・プロセッサ要素(P
−PE)1aは、プライマリ・システム・ディスク4内
のOS4aを読み込んで、各グループ・マスタ・プロセ
ッサ要素2a等に対して並列に起動をかける。また、プ
ライマリ・プロセッサ要素(P−PE)1aは、同じプ
ロセッサ要素グループ1内のセカンダリ・プロセッサ要
素(S−PE)1b,1cに対しても起動をかける。
【0013】一方、起動後、グループ・マスタ・プロセ
ッサ要素(GM−PE)2aは、グループ・システム・
ディスク5内のOS5aを読み込んで、セカンダリ・プ
ロセッサ要素(S−PE)2b,2cを起動し、作業の
分担を実行する。作業の実行中、グループ・マスタ・プ
ロセッサ要素(GM−PE)2aやセカンダリ・プロセ
ッサ要素(S−PE)2b,2cは、自身のプロセッサ
要素グループ2のグループ・システム・ディスク5にア
クセスを行う。
【0014】図2は本形態の並列計算機としてのスーパ
ーコンピュータのシステム構成の概略を示すブロック図
である。このシステムでは、例えば3個のプロセッサ要
素グループ10,20,30が、並列処理ネットワーク
としてのクロスバネットワーク40で接続されている。
プロセッサ要素グループ10には、1個のプライマリ・
プロセッサ要素(以後P−PEと呼ぶ)11が設けられ
ている。このP−PE11には、システムディスク51
が接続されている。
【0015】このシステムディスク51には、クロスバ
ネットワーク40に接続されたシステム全体を管理する
OSが格納されている。また、システムディスク51に
は、各プロセッサ要素グループ10,20,30の構成
を示すグループ構成ファイルが格納されている。さら
に、P−PE11は、図示されていない端末装置と接続
されており、この端末装置を介してシステムディスク5
1内部のデータが書き換え可能となっている。
【0016】プロセッサ要素グループ20には、グルー
プ・マスタ・プロセッサ要素(以後GM−PEと呼ぶ)
21と、例えば1個のセカンダリ・プロセッサ要素(以
後S−PEと呼ぶ)22が設けられている。同様に、プ
ロセッサ要素グループ30には、グループ・マスタ・プ
ロセッサ要素(以後GM−PEと呼ぶ)31と、例えば
1個のセカンダリ・プロセッサ要素(以後S−PEと呼
ぶ)32が設けられている。
【0017】GM−PE21およびGM−PE31に
は、システムディスク52およびシステムディスク53
が接続されている。ただし、通常は、システムディスク
52のGM−PE31と繋がるライン52bはオフにな
っており、GM−PE21と繋がるライン52aのみが
接続状態になっている。一方、システムディスク53
は、通常、GM−PE21と繋がるライン53bはオフ
になっており、GM−PE31と繋がるライン53aの
みが接続状態になっている。これらの接続状態は、図示
されていないデュアルコントローラによって、切り替え
制御される。
【0018】システムディスク52およびシステムディ
スク53には、それぞれプロセッサ要素グループ20お
よび30の管理に必要なOSが格納されている。また、
ネットワーク40には、待機プロセッサ要素(以後待機
PEと呼ぶ)41が接続されている。
【0019】さらに、各プロセッサ要素11,21,2
2,31,32,41には、サービス・シグナル・プロ
セッサ(以後SVPと呼ぶ)42が接続されている。S
VP42は、各プロセッサ要素11,21,22,3
1,32,41の動作状態を監視し、何れかが故障する
と、P−PE11に接続された図示されていない端末装
置等にアラームを出力する。
【0020】また、各プロセッサ要素グループ10,2
0,30は、グループ単位で独立して電源制御されてお
り、各グループ内の何れかのプロセッサ要素GM−PE
21等が故障して停止すると、グループ単位で電源オフ
にすることができる。
【0021】なお、プロセッサ要素グループ10,2
0,30や、各プロセッサ要素GM−PE21等の数
は、システムの規模に応じて随時変更可能である。図2
ではプロセッサ要素グループ10をP−PE11のみの
構成にしたが、当然、P−PE11の下に複数のS−P
Eを接続することができる。
【0022】図3はプライマリ・プロセッサ要素(P−
PE)11の内部の概略構成を示すブロック図である。
P−PE11内部には、ベクトルプロセッサ111およ
びスカラプロセッサ112が設けられている。これらベ
クトルプロセッサ111およびスカラプロセッサ112
は、それぞれメモリ113内の主記憶部113aおよび
MCR(マシン・コントロール・レジスタ)113bに
接続されている。
【0023】主記憶部113aには、図示されていない
インタフェースを介してシステムディスク51から読み
込まれたOS113cおよびグループ構成ファイル11
3dや、演算実行に必要なデータ等が格納される。ここ
で、グループ構成ファイル113dとは、プロセッサ要
素グループ10,20,30のグループ名やそれに接続
されているプロセッサ要素の構成等を示すファイルであ
る。
【0024】MCR113bには、P−PE11の動作
状態を示すデータが格納されている。SVP42は、こ
のMCR113bのデータを定期的に読むことにより、
P−PE11が正常に動作しているか否かを判断する。
【0025】DTU(データ転送ユニット)114は、
メモリ113とクロスバネットワーク40とを接続する
インタフェースであり、クロスバネットワーク40に接
続された他のプロセッサ要素GM−PE21等とのデー
タの授受を行う。
【0026】なお、他のプロセッサ要素GM−PE21
等の構成は、メモリ113内にグループ構成ファイル1
13dを持たないということ以外は、ほぼP−PE11
と同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0027】次に、本形態のスーパーコンピュータの基
本動作について説明する。図2に戻り、まず、システム
の起動時には、SVP42がP−PE11に対して起動
指令を行う。これを受けたP−PE11は、システムデ
ィスク51からOSを読み込み、クロスバネットワーク
40を介して、他のプロセッサ要素グループ20,30
に並列に起動をかける。また、P−PE11のプロセッ
サ要素グループ10内にS−PEが接続されている場合
には、P−PE11はそれらのS−PEに対しても起動
をかける。起動をかけられた各プロセッサ要素グループ
20,30の各GM−PE21,31は、それぞれS−
PE22,32を起動させる。
【0028】起動後の通常の演算動作に入ると、プロセ
ッサ要素グループ20のGM−PE21およびS−PE
22は、システムディスク52に対してアクセスを行
い、演算を実行する。このとき、S−PE22は、GM
−PE21を介してアクセスを行う。同様に、プロセッ
サ要素グループ30のGM−PE31およびS−PE3
2は、システムディスク53に対してアクセスを行い、
演算を実行する。このとき、S−PE32は、GM−P
E31を介してアクセスを行う。
【0029】そして、動作中に、GM−PE21および
GM−PE31の何れかが故障すると、SVP42がこ
れを検知して、図示されていない端末装置にアラームを
出力する。例えばGM−PE21が故障すると、SVP
42は、P−PE11にアラーム情報を含む非請求サー
ビスシグナルレポートを送り、これを受けたP−PE1
1は、直ちにプロセッサ要素グループ20の動作を停止
させる。
【0030】一方、端末装置側でアラームを確認したオ
ペレータは、その端末装置を使用して、システムディス
ク51内のグループ構成ファイルを書き換えて、グルー
プの構成を組み換える。より具体的には、停止したプロ
セッサ要素グループ20の中の、故障していないS−P
E22をプロセッサ要素グループ30に集約する指令を
行う。このとき、集約先のプロセッサ要素グループ30
の動作を停止する操作も行う。
【0031】こうしてグループ構成ファイルの書き換え
が終了すると、オペレータは再起動の指令を行う。する
と、P−PE11は、システムディスク51内の書き換
えられたグループ構成ファイルを読みに行き、このファ
イルに従って、システムの再起動を行う。
【0032】図4はグループ構成ファイルの書き換え後
の接続状態を示すブロック図である。図に示すように、
故障したGM−PE21とシステムディスク52とを接
続していたライン52aはオフになり、集約先のプロセ
ッサ要素グループ30のGM−PE31とシステムディ
スク52との間のライン52bが接続される。この接続
の切り替えは、図示されていないデュアルコントローラ
が行う。
【0033】そして、プロセッサ要素グループ20の支
配下にあったS−PE22は、新たにGM−PE31の
支配下になり、このS−PE22を含んだプロセッサ要
素グループ30は、新しいプロセッサ要素グループ60
となる。これにより、S−PE22は、GM−PE31
を介してシステムディスク52にアクセスすることがで
き、S−PE22を生かすことができる。
【0034】一方、図2に戻り、プロセッサ要素グルー
プ20の中のS−PE22が故障した場合には、P−P
E11は、S−PE22のみを停止させる。このとき、
図示されていない端末装置には、アラームが出力される
ので、オペレータは、システムディスク51内のグルー
プ構成ファイルを書き換えて、S−PE22と待機PE
とを交替する指令を行い、再起動を行う。これにより、
P−PE11は、この書き換えられたグループ構成ファ
イルを読んで、待機PEをS−PE22として起動す
る。
【0035】図5は本形態のシステムにおける故障発生
時の処理手順を示すフローチャートである。 〔S1〕システム内のプロセッサ要素の何れかに故障が
発生したか否かをSVPが判断し、故障が発生すればス
テップS2に進み、発生しなければ本フローチャートを
終了する。 〔S2〕SVP42が、非請求サービスシグナルレポー
トをP−PEに送る。 〔S3〕非請求サービスシグナルレポートを読んだP−
PEが、故障したプロセッサ要素がGM−PEであるか
S−PEであるかを判断する。GM−PEであればステ
ップS4に進み、S−PEであればステップS9に進
む。
【0036】〔S4〕故障したGM−PEを含むプロセ
ッサ要素グループ全体を、P−PEが停止させる。 〔S5〕故障したGM−PEを含むプロセッサ要素グル
ープのS−PEを、他のプロセッサ要素グループに集約
するか否かをオペレータが判断し、集約すると判断すれ
ば、ステップS6に進み、集約しないと判断すれば、本
フローチャートを終了する。 〔S6〕集約先のプロセッサ要素グループを、オペレー
タが停止させる。 〔S7〕オペレータがグループ構成ファイルを書き換え
て、グループ集約の指令を行う。
【0037】〔S8〕オペレータの指示により、集約さ
れたプロセッサ要素グループを起動させる。 〔S9〕故障したS−PEをP−PEが停止させる。 〔S10〕故障したS−PEを待機PEと交替するか否
かをオペレータが判断し、交替するならばステップS1
1に進み、しないならば本フローチャートを終了する。 〔S11〕オペレータがグループ構成ファイルを書き換
えて、故障したS−PEと待機PEとの交替を指令す
る。 〔S12〕オペレータの指示により、交替した待機PE
を起動させる。
【0038】このように、本形態では、システム全体を
複数のプロセッサ要素グループ10,20,30等に分
け、P−PE10を含むプロセッサ要素グループ10以
外のプロセッサ要素グループ20,30にも、システム
ディスク52,53をそれぞれ設けるようにしたので、
IPL時には、P−PE10から各プロセッサ要素グル
ープ20,30のGM−PE21,31に対して並列に
起動をかければ、他のS−PE22,32等に対して
は、それぞれGM−PE21,31が起動をかけるの
で、P−PE10の逐次処理が軽減される。よって、I
PLの時間短縮が図れる。
【0039】また、他のプロセッサ要素グループ20,
30からのP−PE10へのアクセスを軽減することが
できるので、システム全体の性能の高性能化を図ること
ができる。
【0040】さらに、本形態では、GM−PE21,3
1の何れかが故障した場合には、故障した方のシステム
ディスクを他方のシステムディスクに接続し、故障した
GM−PEの支配下のS−PEを他方のGM−PEの支
配下に置くようにしたので、故障していないS−PEを
運用することができる。
【0041】なお、本形態では、プロセッサ要素のネッ
トワークシステムとして、スーパーコンピュータに適用
する例を示したが、各プロセッサ要素11,21,22
等をワークステーション等に置き換えることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、システ
ム全体の管理用のOS(オペレーティングシステム)が
格納されるプライマリ・システム・ディスクと接続され
たプライマリ・プロセッサ要素を設け、一方、プロセッ
サ要素グループとして、グループ管理用のOS(オペレ
ーティングシステム)が格納されるグループ・システム
・ディスクに接続され、並列処理ネットワークを介して
プライマリ・プロセッサ要素からの動作要求に応じてグ
ループ全体を動作管理するグループ・マスタ・プロセッ
サ要素、およびこのグループ・マスタ・プロセッサ要素
から分担された作業を行う少なくとも1個のセカンダリ
・プロセッサ要素を設けたので、起動時には、プライマ
リ・プロセッサ要素は、各グループ・マスタ・プロセッ
サ要素に対して並列に起動要求を行うことができ、これ
を受けたグループ・マスタ・プロセッサ要素は、セカン
ダリ・プロセッサ要素に分担作業の起動を並列にかける
ことができる。このため、プライマリ・プロセッサ要素
による逐次処理が軽減され、IPLの時間短縮が図れ
る。
【0043】また、グループ・マスタ・プロセッサ要素
やセカンダリ・プロセッサ要素は、通常の演算の実行中
も、OSを備えた自身のプロセッサ要素グループのグル
ープ・システム・ディスクにアクセスを行うことができ
る。このため、プライマリ・プロセッサ要素に接続され
たプライマリ・システム・ディスクへの負担が軽減され
る。よって、システム全体の高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態の機能の概念図である。
【図2】本形態の並列計算機としてのスーパーコンピュ
ータのシステム構成の概略を示すブロック図である。
【図3】プライマリ・プロセッサ要素の内部の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】グループ構成ファイルの書き換え後の接続状態
を示すブロック図である。
【図5】本形態のシステムにおける故障発生時の処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】従来のスーパーコンピュータのシステムの概念
図である。
【符号の説明】
1,2 プロセッサ要素グループ 1a プライマリ・プロセッサ要素(P−PE) 1b,1c,2b,2c セカンダリ・プロセッサ要素
(S−PE) 2a グループ・マスタ・プロセッサ要素(GM−P
E) 3 並列処理ネットワーク 4 プライマリ・システム・ディスク 5 グループ・システム・ディスク 10,20,30 プロセッサ要素グループ 11 プライマリ・プロセッサ要素 21,31 グループ・マスタ・プロセッサ要素 22,32 セカンダリ・プロセッサ要素 40 クロスバネットワーク 41 待機プロセッサ要素(PE) 42 サービス・シグナル・プロセッサ(SVP) 51 (プライマリ)システムディスク 52、53 (グループ)システムディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊左次 純市 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 桑原 良治 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内 (72)発明者 社本 昇 愛知県名古屋市東区葵1丁目16番38号 株 式会社富士通愛知エンジニアリング内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列演算を実行する並列計算機におい
    て、 システム全体の管理用のオペレーティングシステムが格
    納されるプライマリ・システム・ディスクと接続された
    プライマリ・プロセッサ要素と、 グループ管理用のオペレーティングシステムが格納され
    るグループ・システム・ディスクに接続され、並列処理
    ネットワークを介して前記プライマリ・プロセッサ要素
    からの動作要求に応じてグループ全体を動作管理するグ
    ループ・マスタ・プロセッサ要素、および前記グループ
    ・マスタ・プロセッサ要素から分担された作業を行う少
    なくとも1個のセカンダリ・プロセッサ要素を有する少
    なくとも1個のプロセッサ要素グループと、 を有することを特徴とする並列計算機。
  2. 【請求項2】 前記各プロセッサ要素グループの前記グ
    ループ・マスタ・プロセッサ要素の動作状態を監視し、
    前記グループ・マスタ・プロセッサ要素が故障した場合
    にアラームを出力する監視手段と、 前記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素を除い
    た構成となるように、前記プライマリ・システム・ディ
    スク内に格納されたグループ構成ファイルを書き換える
    ファイル書換え手段と、 前記書き換えられたグループ構成ファイルに従って、前
    記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素に接続さ
    れたグループ・システム・ディスクを他のグループ・マ
    スタ・プロセッサ要素に切り替え接続する切り替え接続
    手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の並列計算機。
  3. 【請求項3】 前記並列処理ネットワークには、前記セ
    カンダリ・プロセッサ要素が故障した場合に切り替え使
    用可能な待機プロセッサ要素が接続されていることを特
    徴とする請求項1記載の並列計算機。
  4. 【請求項4】 前記プライマリ・プロセッサ要素の支配
    下にも前記セカンダリ・プロセッサ要素が少なくとも1
    個設けられて、プロセッサ要素グループが形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の並列計算機。
  5. 【請求項5】 複数のプロセッサ要素を並列に動作させ
    るプロセッサ要素ネットワークにおいて、 システム全体の管理用のオペレーティングシステムが格
    納されるプライマリ・システム・ディスクと接続された
    プライマリ・プロセッサ要素と、 グループ管理用のオペレーティングシステムが格納され
    るグループ・システム・ディスクに接続され、並列処理
    ネットワークを介して前記プライマリ・プロセッサ要素
    からの動作要求に応じてグループ全体を動作管理するグ
    ループ・マスタ・プロセッサ要素、および前記グループ
    ・マスタ・プロセッサ要素から分担された作業を行う少
    なくとも1個のセカンダリ・プロセッサ要素を有する少
    なくとも1個のプロセッサ要素グループと、 前記各プロセッサ要素グループの前記グループ・マスタ
    ・プロセッサ要素の動作状態を監視し、前記グループ・
    マスタ・プロセッサ要素が故障した場合にアラームを出
    力する監視手段と、 前記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素を除い
    た構成となるように前記プライマリ・システム・ディス
    ク内に格納されたグループ構成ファイルを書き換えるフ
    ァイル書換え手段と、 前記書き換えられたグループ構成ファイルに従って、前
    記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素に接続さ
    れたグループ・システム・ディスクを他のグループ・マ
    スタ・プロセッサ要素に切り替え接続する切り替え接続
    手段と、 を有することを特徴とする複数プロセッサシステム。
  6. 【請求項6】 システム全体の管理用のオペレーティン
    グシステムが格納されるプライマリ・システム・ディス
    クと接続されたプライマリ・プロセッサ要素と、グルー
    プ管理用のオペレーティングシステムが格納されるグル
    ープ・システム・ディスクに接続され、並列処理ネット
    ワークを介して前記プライマリ・プロセッサ要素からの
    動作要求に応じてグループ全体を動作管理するグループ
    ・マスタ・プロセッサ要素、および前記グループ・マス
    タ・プロセッサ要素から分担された作業を行う少なくと
    も1個のセカンダリ・プロセッサ要素を有する少なくと
    も1個のプロセッサ要素グループと、を備えた並列計算
    機を動作させるための並列計算機用プログラムを記録し
    た記録媒体において、 前記各プロセッサ要素グループの前記グループ・マスタ
    ・プロセッサ要素の動作状態を監視し、前記グループ・
    マスタ・プロセッサ要素が故障した場合にアラームを出
    力する監視手段、 前記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素を除い
    た構成となるように、前記プライマリ・システム・ディ
    スク内に格納されたグループ構成ファイルを書き換える
    ファイル書換え手段、 前記書き換えられたグループ構成ファイルに従って、前
    記故障したグループ・マスタ・プロセッサ要素に接続さ
    れたグループ・システム・ディスクを他のグループ・マ
    スタ・プロセッサ要素に切り替え接続する切り替え接続
    手段、 として並列計算機を機能させるための並列計算機用プロ
    グラムを記録した記録媒体。
JP9147876A 1996-06-21 1997-06-05 並列計算機、プロセッサ要素ネットワーク、および並列計算機用プログラムを記録した記録媒体 Withdrawn JPH10116262A (ja)

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WO2008093638A1 (ja) 2007-01-29 2008-08-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha オペレーティングシステムの起動制御方法及び情報処理装置
WO2009110084A1 (ja) * 2008-03-06 2009-09-11 富士通株式会社 プロセス制御方法

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