JPH10116255A - 分散型のコンピュータ・システム - Google Patents

分散型のコンピュータ・システム

Info

Publication number
JPH10116255A
JPH10116255A JP22133297A JP22133297A JPH10116255A JP H10116255 A JPH10116255 A JP H10116255A JP 22133297 A JP22133297 A JP 22133297A JP 22133297 A JP22133297 A JP 22133297A JP H10116255 A JPH10116255 A JP H10116255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
server
bus
video
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22133297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3641354B2 (ja
Inventor
Gordon R Clark
ゴードン・アール・クラーク
George H Myers
ジョージ・エイチ・マイヤーズ
Louis R Gagliardi
ルイス・アール・ガグリアルディ
Siamak Tavallaei
シアマック・タヴァラエイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Compaq Computer Corp
Original Assignee
Compaq Computer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Compaq Computer Corp filed Critical Compaq Computer Corp
Publication of JPH10116255A publication Critical patent/JPH10116255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3641354B2 publication Critical patent/JP3641354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/2294Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing by remote test
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0706Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment
    • G06F11/0709Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment in a distributed system consisting of a plurality of standalone computer nodes, e.g. clusters, client-server systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0706Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment
    • G06F11/0748Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment in a remote unit communicating with a single-box computer node experiencing an error/fault

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Multi Processors (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストCPUから離れている端末から、該C
PUにおけるビデオ信号を読み出せるようにする。 【解決手段】 ホストCPU12、ビデオ・コントロー
ラ20、及びサーバ・コントローラ26は、拡張バスを
介して接続されてイル。CPU12とビデオ・コントロ
ーラ20とは分散型のコンピュータ・システムに配置さ
れるサーバの一部を形成する。サーバ・コントローラ2
6は、コントローラ・メモリを内蔵しており、拡張バス
上のデータをモニタして、CPU12からビデオ・コン
トローラ20への書き込み動作を検出し、検出された場
合にはビデオ・コントローラに送られた表示データをコ
ントローラ・メモリに記憶する。これにより、サーバ・
コントローラに接続された遠隔端末28が、CPUから
の表示データにアクセス可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型コンピュー
タ・システムに関し、更に特定すれば、ホスト・コンピ
ュータ(「ホスト」)であって、当該ホストとは物理的
に接続されておらず、このホストから離れた場所に位置
する端末からアクセス可能なホストに関するものであ
る。遠隔端末は、ホストのリセットまたは障害処理の間
に発生する一連のビデオ画面のような、記憶されている
一連のビデオ画面にアクセスすることができる。この一
連のビデオ画面は、次に遠隔端末に配置されているコン
ピュータ管理者による再生が可能である。これらビデオ
画面への遠隔アクセスにより、管理者は、ホストのオペ
レーティング・システムがどのようにリセットに応答す
るのか、即ち、ホスト・システムが障害を発生した場合
の原因として可能性のあるものを判定することができ
る。ホストには、プリント回路基板(「PCB」)が設
けられており、ホストを収容するバックプレーン(backp
lane)に挿入することができる。PCBは、プロセッサ
と、ホストへの電力が失われた場合でも前述の一連のビ
デオ画面を記憶しているメモリとを備えている。
【0002】
【従来の技術】分散型コンピュータ・システムは、一般
的によく知られている。かかるシステムは、多数のコン
ピュータ・ワークステーション上で実行される(hosted)
アプリケーション・プログラム間での通信が可能であ
る。分散型コンピュータ・システムには多数の種類があ
り、多くの場合、それらの通信能力の地理的範囲によっ
て分類されている。分散型コンピュータ・システムの地
理的広さ(geographical breadth)を分類するために用い
られる用語には、例えば、ローカル・エリア・ネットワ
ーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワー
ク(MAN)、およびワイド・エリア・ネットワーク
(WAN)がある。
【0003】増々普及しつつある分散型コンピュータ・
システムの多くは、ファイル・サーバ(「サーバ」)を
採用している。ファイルまたはデータは、サーバ内のホ
ストによって管理される。サーバが特に有用なのは、サ
ーバによって、記憶されているファイルに対するワーク
ステーションの高速アクセスが可能になる点にある。し
たがって、ファイル・サーバは、ファイルを編成(orche
strate)するだけでなく、ファイルの機密保護、ファイ
ル・バックアップ等の保守も行う、オペレーティング・
システム・プログラム(普及しているオペレーティング
・システムには、例えば、Windows NT(登録商標)があ
る)に応答するホスト・コンピュータを具現化するもの
である。
【0004】サーバ内においてホストの機能を維持する
ことの重要な一面に、ホストから離れた場所からホスト
を管理すること、より具体的には、物理的にサーバに連
結されているワークステーションから離れた場所にある
ホストを管理することがあげられる。最近の傾向とし
て、業務に使用するサーバの数が確実に増加している。
今日では、サーバは、1カ所に集中させたメインフレー
ムを採用するのではなく、業務実体の各位置毎等のよう
に自由に用いられている。しかしながら、分散した場所
に配置された多くのサーバ・ホストを管理するために利
用可能な資金は減少しつつある。これらのサーバに置か
れているデータは業務には非常に重要であるが、単一の
サービス現場からそれらの適正な動作を確保するための
手段は、未だに不十分である。管理者が遠隔地にあるサ
ーバ設置現場まで移動して問題を解決するというような
ことは、実用的でないだけでなく、サーバのダウンタイ
ム(動作不能時間)に付随する出費は膨大なものとな
る。
【0005】多くのオペレーティング・システム、また
はこれらオペレーティング・システムと関連するアプリ
ケーションは、しばしば、バーチャル・ターミナル即ち
仮想端末と呼ばれている遠隔地からのホストへのアクセ
スを許可する。仮想端末は物理的にホストに接続されて
いないが、ホストの所定の動作の遠隔制御を許してい
る。コンパック・コンピュータ社(Compaq Computer Co
rp.)から入手可能なCOMPAQ Server Manager/R (登録
商標)およびCOMPAQ Insight Manager(登録商標)
(「CIM」)のような製品は、単一の遠隔地から分散
されたサーバのネットワークを管理する際に付随する問
題のいくつかに対処しようとしたものである。これらの
製品は、特に、管理者に遠隔サーバの障害を警告し、遠
隔地からのサーバのリセットや、サーバ・コンソール上
に提供される所定の情報へのアクセスを可能にする。
【0006】所定のサーバ機能、得に、サーバのネット
ワーク内における1台以上のサーバをリセットするため
に必要な機能の遠隔制御を可能にすることは、確かに有
益である。サーバの障害によって発生するダウンタイム
は、いずれにしても、分散型コンピュータ・システムを
動作させる際に生じる恐らく最も高くつく時間である。
サーバの障害は、しばしばサーバ・ホストの「クラッシ
ュ」と呼ばれるが、その原因は多数ある。サーバ・ハー
ドウエア、サーバ・オペレーティング・システム、また
はサーバ上で実行されるアプリケーション・プログラム
に関連するあらゆる数の誤動作や設計フローが、サーバ
・クラッシュの要因となり得る。サーバがクラッシュを
起こすと、多くの場合ファイル・アクセスが不可能とな
り、障害の原因が突き止められるまで、業務記録は一時
的にアクセス不能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】サーバから離れて位置
する管理者が、警告を受け、障害を発生したサーバをリ
セットする以上の処置を行うことができれば、極めて有
益であろう。特に、管理者がサーバの障害原因を判定
し、彼/彼女が、今後の障害発生の前に、それらを防止
できるようになれば、有益であろう。障害の防止は、ク
ラッシュしたサーバをリセットすることと同様に重要で
ある。
【0008】通常、障害の原因は、サーバがクラッシュ
した時点に、サーバのコンソール上に表示される。更
に、リセット時(または「ブート」時)には、サーバ・
ホストのハードウエアまたはオペレーティング・システ
ム・ソフトウエアにおける異常を検出することができ
る。これらの異常は、管理者が対処しなければ、将来の
障害に発展する可能性がある。したがって、サーバのリ
セット中(または障害中)だけでなく、サーバのリセッ
ト/障害に至る間にも、サーバ・ホストのコンソール上
に表示されるものへのアクセスが得られれば有益であ
る。サーバのコンソール上に表示されるビデオ画面(即
ち、一連のビデオ画面)内の情報は、サーバの障害また
はリセット時に生成されるが、遠隔地にいる管理者が、
既存のサーバの障害または潜在的な障害を判定(および
望ましくは解決)するのに、役立つであろう。
【0009】サーバのリセットまたは障害により発生す
るビデオ画面は、オペレーティング・システムによって
ホスト・サーバのコンソール上に表示される一連のビデ
オ画面の変化、システム基本入出力システム(「BIO
S」)、サーバのアプリケーション・プログラム、また
はその他のシステム・ソフトウエアから成る。特に、2
種類の連続画面変化を捕獲することは、サーバの管理者
には特別な関心事であろう。既存の障害または今後の障
害を解決するためには、サーバの障害に先だって、かか
る一連の画面変化やリセットに続く一連の画面変化を、
管理者に与えることは有益であろう。サーバのコンソー
ル上に表示されるサーバ障害画面の例には、マイクロソ
フト社(Microsoft Corp.)のWindows NT:登録商標)
の「ブルー・スクリーンズ(blue screens)」、およびノ
ベル社(Novell Corp.)のnetware(登録商標)のABEND
メッセージがあり、これらは、それぞれのオペレーティ
ング・システムがクラッシュしたときに、サーバのコン
ソール上に現れる。これらの画面は、プロセッサの故障
表示(processor fault indicia)、システム・ソフトウ
エア・ルーチンのアドレス、および関連のあるシステム
・メモリの内容のような情報を提供する。サーバのリセ
ット時に、通常、前述のオペレーティング・システムに
付随する起動時自己検査(「POST」)コードが幾つ
かのシステム診断を行い、検出された障害に関する情報
を、サーバ・コンソールの画面に表示する。したがっ
て、連続画面を捕獲し、遠隔管理部署においてそれらを
再生するための手段が望まれている。
【0010】ハードウエアおよびソフトウエアの問題に
加えて、サーバへの電力が中断した場合にも、サーバは
障害を発生する可能性がある。しかしながら、電力が中
断した場合は、障害の前に何が起こったのかについての
画面変化は全て失われる。したがって、サーバは、サー
バへの電力が失われても、リセットおよび障害時の画面
変化をセーブするための機構を備えていることが必要で
ある。このようにすることにより、記憶されている画面
変化を遠隔地にいる管理者が後日読むことができるの
で、有益である。このための望ましい機構は、停電の
間、画面情報を保持することができる機構であり、該機
構内の重要なユニットにのみ選択的に電力を供給するこ
とができるものである。したがって、好ましくはサーバ
のシャーシ内に実装可能なPCB上に実現される機構が
必要とされる。このPCBは、ホスト・サーバに接続
し、ホストから出力される画面情報を記憶し、サーバへ
の電力が遮断されたときでも情報を保持する保持媒体を
含むことが望ましい。
【0011】遠隔地およびサーバ間の通信は、Amerian
National standards Institute(「ANSI」)の端末
エミュレーション・プロトコルのような、業界において
一般的に知られている、テキストを基本とする接続プロ
トコルを通じて行われる。端末エミュレーション・プロ
トコルはある水準の機能を提供するが、他のプロトコ
ル、即ち、単純なネットワーク管理プロトコル(「SN
MP」)、サーバ管理情報の通信用プロトコルのよう
な、アプリケーション・レイヤ・プロトコルを可能にす
るプロトコルを、サーバおよび遠隔地間の二地点間
(「PPP:point-to-point 」)通信リンク上におい
てサポートすることが望ましい。サーバが、複数の通信
プロトコルを用いて遠隔地と通信するためのシステムを
実現するPCBを含む場合、遠隔地がサーバと通信する
際にサポートするプロトコル(即ち、テキストを基本と
するプロトコル、PPP等)のどれを使用しているのか
を、PCB上のサブシステムが判定することが望まし
い。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した従来例の問題点
は、本発明の遠隔通信システムによってほぼ解決され
る。本発明の遠隔通信システムは、サーバ上の拡張バス
に接続可能なサーバ・コントローラを採用する。好まし
くは、サーバ・コントローラは、EISA拡張バスに接
続可能なエッジ・コネクタを有するPCB上に実現され
る。サーバ・コントローラは、ビデオ・アドレス範囲内
のライト(書き込み)・サイクルを検出する検出ロジッ
クを含む。ライト・サイクルは、ビデオ・コントローラ
に送出される表示データも拡張バス上に配列されたとき
に、開始される。したがって、検出ロジックは拡張バス
を監視して(snoop)表示データを発見し、表示データを
コントローラ・メモリに複写、即ち記憶する。
【0013】コントローラ・メモリは、検出ロジックと
同様、サーバ・コントローラのPCB上に実現され、複
数のバッファを含む。コントローラ・メモリに向けて送
出される表示データはローカル・フレーム・バッファに
格納され、ローカル・フレーム・バッファはこの表示デ
ータをフレーム毎に記憶する。以前の表示データのフレ
ーム即ち画面を現在の表示データのフレーム即ち画面と
比較し、それにより、変化が生じた場合にそれを表示す
ることができる。変化は、サーバの表示装置に登録され
ると、これもコントロール・メモリと連携する現(カレ
ント)シーケンス・バッファ内に記憶される。現シーケ
ンス・バッファは、サーバの障害またはリセットに先だ
って発生した一連のビデオ画面変化、サーバの最新のリ
セット後に発生した一連のビデオ画像変化、および最新
のリセットに先だって発生した一連のビデオ画面変化と
いう、3種類の変化を記憶する。障害によるビデオ画面
変化(即ち、ブルー・スクリーンズまたはABENDメッセ
ージ)だけでなく、現在および以前のリセットによるビ
デオ画面変化も記憶することにより、管理者は、サーバ
の障害理由、または今後の障害の可能性について判定す
ることができる。
【0014】管理者はサーバから離れて位置する端末を
用いて、コントローラ・メモリ内に記憶されている様々
な連続ビデオ画面変化のいずれでも検索することができ
る。サーバ・コントローラは、遠隔端末から送られてく
る異なるタイプの通信プロトコルを認識することができ
る。サーバ・コントローラ内のローカル・プロセッサ
は、各プロトコル専用の状態マシンを用いることによっ
て、送られてくる通信プロトコルを認識することができ
る。送られてくる文字または文字グループにしたがっ
て、状態マシンは、通信プロトコルがテキストに基づく
プロトコルか、PPPプロトコルか、または予備PPP
プロトコル(pre-PPP protocol)かについての判定を行う
ことができる。先に記した種々のプロトコルは、例え
ば、電話線または直接直列接続を通じて帯域外接続(out
-of-band connection)を行う際に用いられるインターネ
ットワーク・プロトコル(internetworking protocol)と
して頻繁に用いられているプロトコルとして、当業者に
はよく知られている。これは、遠隔端末(ターミナル)
からの多数のプロトコルに対応し(service)、入来する
プロトコルおよびそれが定義する利点を検出する能力を
有している。したがって、送られてくるプロトコルとは
無関係に、プロセッサは、通信情報に作用して、これを
コントローラ・メモリに送出するように構成される。こ
れによって、コントローラ・メモリは、通信プロトコル
上で実施される指令に応答して、様々な連続ビデオ画面
を発信することができる。
【0015】検出ロジック、コントローラ・メモリ、プ
ロセッサおよび通信ユニットは、PCB上に構築された
システムとしてコンパイルされる。サーバへの電力が絶
たれた場合、拡張バスを通じてPCBに供給される主電
源も絶たれる。しかしながら、PCBは、拡張バスから
の電力が停止しても、所定の動作機能(vital function)
を維持するように構成されている。PCBは、二次電源
または電池を採用しており、拡張バスの電力が停止した
場合、二次電源により、プロセッサおよびコントローラ
・メモリに、そして選択的に通信ユニットに電力を供給
する。電池は、コントローラ・メモリ内に記憶されてい
るビデオ画面情報を保持するのに十分な時間にわたっ
て、プロセッサおよびコントロール・メモリの能力を維
持するだけでなく、これらの間の通信も維持することが
できる。通信ユニットが遠隔端末によってアクセスされ
ていない場合、電池から通信ユニットへの電力は停止さ
せる。このために、遮断(デカップリング)回路が設け
られており、通信ユニットが使用されていない場合、電
池の不要な電力漏出を防止する。
【0016】プロセッサとコントローラ・メモリが位置
するPCのプレーン(または部分)と、通信ユニットが
位置するPCBのプレーンとの間に、第1の遮断(デカ
ップリング)ユニットが設けられている。また、プロセ
ッサおよびコントローラ・メモリ・プレーンと、検出ロ
ジックが位置するPCBのプレーンと間に、第2の遮断
ユニットが設けられている。これによって、検出ユニッ
トは、プレーン間で電力を遮断するだけでなく、プレー
ン間を接続する信号導体も遮断するように機能する。プ
レーン間における電力の遮断および3ステート信号は、
電池電源上の電荷保存に役立つので、サーバのダウンタ
イム中に連続ビデオ画面変化を記憶維持するために必要
な電力を最大限利用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は様々な変更や代替形態が
可能であるが、その具体的な実施例を、一例として図面
に示し以下に詳細に説明する。しかしながら、図面やそ
の説明は、開示される特定形態に本発明を限定しようと
するのではなく、逆に、特許請求の範囲によって規定さ
れる本発明の主旨および範囲に該当するあらゆる変更
物、均等物および代替物が、本発明に含まれるものであ
る。
【0018】まず図1を参照すると、コンピュータ・シ
ステム10のブロック図が示されている。コンピュータ
・システム10は、ファイルの記憶および検索を行う任
意のシステム、ファイル・サーバとして機能するシステ
ム、アプリケーション・サーバ、または分散型コンピュ
ータ・システムにおいて公知である他のサーバを含むこ
とが好ましい。システム10は、ホスト中央演算装置、
即ちサーバCPU12を含み、CPUローカル・バスを
介して、メモリ・コントローラ14に結合されている。
CPU12は、所定の命令を実施するためのデータ演算
装置を含み、とりわけ、実行ユニット、制御/タイミン
グ・ユニットおよび種々のレジスタという基本的構造を
有する。代表的なCPU12は、インテル社(Intel Co
rp.)が製造するペンティアム(Pentium(登録商標))
プロセッサを含む。
【0019】メモリ・コントローラ14は、CPUロー
カル・バスおよびシステム・メモリ16間のデータ転送
を指揮する。メモリ・コントローラ14は、種々のアド
レシング技法に応答し、システム・メモリ16内の様々
な記憶セル・アーキテクチャに対応するように構成され
ている。適切なアーキテクチャは、ダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)またはスタティッ
ク・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)である。
メモリ・コントローラ14は、CPU12と同期して動
作し、システム・メモリとの間に最大転送帯域を確保す
ることが好ましい。
【0020】本発明の一実施例によれば、CPU12
は、周辺要素インターフェース(「PCI」)バスに結
合されている。バス・インターフェース・ユニット18
が、PCIバスおよび拡張バス間のバス・ブリッジとし
て動作する。バス・インターフェース・ユニット18は
バッファを含み、PCIバスおよび拡張バス間における
データおよびアドレス信号の転送を制御する。こうする
ことにより、バス・インターフェース・ユニット18
は、クロック速度が異なる可能性がありかつ異なるプロ
トコルで動作するバスを通じて送出されるデータ間のイ
ンターフェースとして機能する。好ましくは、拡張バス
は、拡張業界標準アーキテクチャ(「EISA」)バス
・コンフィギュレーションから成る。
【0021】拡張バスには、ビデオ・コントローラ20
が接続されている。ビデオ・コントローラ20は、それ
に接続されているディスプレイすなわち表示装置24を
制御するために用いられる。ビデオ・コントローラ20
は、ビデオ・グラフィクス・アレイ(「VGA」)コン
トローラのような、一般的に使用されているビデオ・コ
ントローラである。ビデオ・コントローラ20は、拡張
バス上のアドレスに応答し、対応するデータをビデオ・
メモリ22に送出する。ビデオ・メモリ22は、ビデオ
・コントローラ20が表示装置24上に表示するビデオ
・データを記憶する。表示装置24は、ビデオ・データ
を受け取ることができるいずれかのコンソールまたはモ
ニタを含み、好適な表示装置24は、陰極線管(「CR
T」)、あるいは液晶表示装置(「LCD」)である。
ビデオ・コントローラ20およびビデオ・メモリ22
を、以降一括してビデオ・サブシステムと呼ぶことにす
る。
【0022】サーバ10には、サーバ10のリセット後
の連続ビデオ画面変化だけでなく、サーバ10の障害前
の連続ビデオ画面変化もセーブする機構が内蔵(retrofi
t)されている。これを行う機構は、サーバへの電源停止
に影響されないものでなければならず、更に、記憶され
ているビデオ画面を遠隔端末に送出する能力を有してい
なければならない。かかる機能は、サーバ・コントロー
ラ26によって実行される。サーバ・コントローラ26
は、サーバ10のシャーシ内に結合され、拡張バスに接
続可能である。この場合、コントローラ26は、サーバ
10から離れて位置する端末からアクセス可能である。
好適実施例によれば、遠隔端末28は、電話線通信装置
を介して、サーバ・コントローラ26に結合される。電
話線通信装置の一例は、遠隔端末28およびサーバ・コ
ントローラ26双方に内蔵されているモデムである。遠
隔端末28は、表示装置(例えば、CRT)および入力
装置(例えば、キーボード)を含む。
【0023】一実施例によれば、サーバ・コントローラ
26は、コンパック・コンピュータ社から入手可能なソ
フトウエアによって動作する。具体的には、該ソフトウ
エアは、コンパック・コンピュータ社の、遠隔端末28
上で動作可能なCompaq Insight Manager(「CIM」)
という製品名のソフトウエアである。CIMは、サーバ
・コントローラ26に装填されているファームウエアに
アクセスし、例えば、サーバ・コントローラ26に記憶
されている種々のビデオ画面変化の再生を行うことがで
きる。
【0024】サーバ・コントローラ26のハードウエア
およびファームウエア構造は、CIMを用いて構成され
た遠隔端末による遠隔アクセスおよび制御を利用可能と
する。サーバ・コントローラ26に追加されるハードウ
エアおよび付随するコードにより、サーバ10が障害を
発生した後でも、システム管理者はサーバ・コントロー
ラ26に発信する(dial into)ことができ、その後サー
バ・コントローラ26と通信し、障害の前またはリセッ
トの後に発生した表示装置24の一連の画面変化を見る
ことができる。
【0025】サーバ・コントローラ26内のファームウ
エアまたはコードは、遠隔端末28と通信するために用
いられるコンソール・アプリケーション・コードとして
機能する。図2のaは、コンソール・アプリケーション
が遠隔端末28上に表示する初期メニュー画面の画面表
示である。システム管理者がサーバ・コントローラに発
信したときはいつでも、この画面表示が発生する。管理
者は、メニュー項目のいずれかを選択することができ
る。彼または彼女がメニュー項目4を選択した場合、管
理者は、彼または彼女の遠隔端末28において、サーバ
・コントローラ26内に記憶されている一連のビデオ画
面を見ることができる。ここでは、次にあげる3種類の
異なる連続ビデオ画面変化を再生することができる。
【0026】(i)サーバ10の以前のリセット後に発
生した一連のビデオ画面 (ii)サーバ10の現リセットの後に発生した一連のビ
デオ画面 (iii)サーバ10の障害の前に発生した一連のビデオ
画面 ここでは、上述の(i)〜(iii)における連続ビデオ画
面のことを、「現リセット・シーケンス」、「前リセッ
ト・シーケンス」、および「障害シーケンス」と呼ぶこ
とにし、これらを一括して「再生シーケンス」と呼ぶこ
とにする。
【0027】図2のbは、システム管理者がサーバ・コ
ントローラ26に前述のシーケンスのいずれかを表示す
るよう命令するために用いる、メニュー画面の画面表示
である。図2のcは、システム管理者がサーバ・コント
ローラ26に、現リセット・シーケンス、前リセット・
シーケンス、および障害シーケンスのいずれかの再生開
始や一時停止を行ったり、再生速度を変化させるように
命令するために用いるメニュー画面の画面表示である。
【0028】現リセット・シーケンスは、サーバ10の
最新のリセットの直後に発生した一連のビデオ画面変化
から成る。前リセット・シーケンスは、サーバ10の最
新のリセット前に発生したリセットの直後に発生した一
連のビデオ画面変化から成る。障害シーケンスは、サー
バ10のリセット、障害または停電の直前に発生した一
連のビデオ画面変化から成る。サーバ・コントローラ2
6が、障害シーケンスのために、サーバ10のリセット
または停電の前に記憶する画面変化数、あるいは前リセ
ット・シーケンスまたは現リセット・シーケンスに続い
て記憶する画面変化数は、サーバ・コントローラ26が
所与の再生シーケンスに使用可能なバッファ空間の量に
よって決定される。
【0029】図3には、サーバ10内のメモリ・アドレ
ス空間およびI/Oアドレス空間の部分が示されてい
る。メモリ・アドレス範囲[0xB000〜0xBFF
FF]は、ビデオ・メモリ22内に位置するビデオ・フ
レーム・バッファのために予約されている。I/Oアド
レス範囲[0x03B4〜0x03BA]および[0x
03C0〜0x03DA]は、ビデオ・コントローラ2
0内のビデオ制御レジスタに指定されている。CPU1
2は、ビデオ制御レジスタに値を書き込むことによっ
て、表示装置24の様々な動作を制御する。フレーム・
バッファ・メモリのアドレス範囲およびビデオ制御レジ
スタのI/Oアドレス範囲のことを、ここでは一括して
ビデオ・アドレス範囲、即ち、ビデオ・サブシステムに
送られるデータのためのアドレス範囲と呼ぶことにす
る。
【0030】表示装置24は、テキスト・モードにある
場合、行列から成るマトリクスに組織される。例えば、
一般的な表示画面構成は、25x80である。したがっ
て、2000(=25x80)箇所の文字位置が、表示
装置24上において使用可能である。表示装置24上の
各位置は、フレーム・バッファ内に対応するワード(即
ち、2バイト)を有する。このワードの下位バイトは、
文字値(例えば、アスキー文字集合における文字「A」
に対する0x41)を含み、このワードの上位バイトは
対応する属性(色、前面および背面の輝度、文字を点滅
させるか否か等のような属性)を含む。CPU12は、
ビデオ・メモリ22内の適切なフレーム・バッファ位置
に値を書き込み、表示装置24上に所望の文字および属
性を表示させる。文字および表示に対する属性を含むフ
レーム・バッファ内のビデオ・データのことを、ここで
は表示データと呼ぶことにする。上述の例では、表示画
面全体を表わす表示データを記憶するために、4000
バイト[すなわち、2000位置x(各位置毎に2バイ
ト)、文字に1バイトおよび属性に1バイト]のフレー
ム・バッファが用いられる。
【0031】以下にあげる3つの例は、ビデオ制御レジ
スタの多くの使用法のいくつかを示す。尚、ビデオ制御
レジスタのアドレスは、I/Oアドレス空間内に予約さ
れている。第1に、CPU12はビデオ制御レジスタの
アドレス(即ち、アドレス範囲[0x03B4〜0x0
3BA]およびアドレス範囲[0x03C0〜0x03
DA]に書き込みを行い、例えば、表示装置24上のカ
ーソルの位置および属性を制御する。第2に、CPU1
2はビデオ制御レジスタに書き込みを行い、例えば、ビ
デオ・モードをカラー・モードから白黒モードに、また
はその逆に変更する。第3に、ビデオ制御レジスタは、
多数の画面を記憶することができるビデオ・メモリ22
内の開始アドレスを指定することができる。第3の例で
は、ビデオ・メモリ22は、1画面分の表示データを記
憶するのに必要な記憶位置よりも多い記憶位置を含むも
のと仮定する。
【0032】ビデオ・メモリ22が64KBのメモリを
含む(即ち、フレーム・バッファに64KBが使用可
能)と仮定した場合、フレーム・バッファが1画面分の
表示データを記憶するために用いるのは4000バイト
に過ぎないので、フレーム・バッファは一度に多数の表
示データの集合を格納することができる。CPU12
は、ビデオ制御レジスタに書き込みを行い、表示装置2
4上に表示させる表示データの最初の集合の、ビデオ・
メモリ22内の開始アドレスを指定する。ビデオ・コン
トローラに関する情報、より具体的には、上述の代表的
な制御機能の多くを実行するためのビデオ制御レジスタ
を使用するVGAコントローラに関する情報は、とりわ
け、Cirrus Logic Corp., Part no. CL-GD542xから入手
可能である。
【0033】ビデオ・コントローラ20は、拡張バス
(好ましくは、EISAバス)上に発生されたアドレス
をデコードし、ビデオ・アドレス範囲内においてバス・
サイクルに応答する。ビデオ・コントローラ20は、ビ
デオ・メモリ22内に記憶されている表示データを表示
装置24に送るだけでなく、CPU12がビデオ制御レ
ジスタに書き込んだデータに応答して、表示装置24を
制御する。したがって、ビデオ・メモリ22は文字およ
び属性情報を格納し、一方ビデオ制御レジスタは表示装
置24を制御する情報を格納する。
【0034】ビデオ・コントローラ20と同様に、サー
バ・コントローラ26も拡張バス上のアドレスをデコー
ドし、ビデオ・サブシステムへの書き込みを検出する。
ビデオ・アドレス範囲への書き込みを検出した場合、サ
ーバ・コントローラ26は、ビデオ・アドレス範囲に書
き込まれたデータを、サーバ・コントローラ26内に記
憶する。この動作のことを、「監視:スヌーピング:(s
nooping)」と呼ぶ。即ち、サーバ・コントローラ26
は、他のサブシステム(即ち、ビデオ・サブシステム2
0、22)に対しての表示データの1つ以上の画面を得
る。データはサーバ・コントローラ26上で複製され、
サーバ・コントローラ26が、ビデオ・メモリ22のフ
レーム・バッファ内にある情報、およびビデオ・コント
ローラ20のビデオ制御レジスタ内にある情報のミラー
・コピー(mirror copy)を保持するようにする。拡張バ
スを監視してビデオ・アドレス範囲内のデジタル信号を
発見することにより、CPU12が認めるビデオ・サブ
システムへの書き込みは1回のみでも、二重記憶の実行
が可能となる。重要なのは、監視は、サーバ・コントロ
ーラ26によって割り込みを生じないように(non-intru
sive)行われることである。ビデオ・サブシステムに対
して供給されるべきデータは、ビデオ・サブシステムに
進み、サーバ・コントローラ26によって変更や削除を
されることがない。
【0035】図4には、サーバ・コントローラ26の詳
細なブロック図が示されている。サーバ・コントローラ
26は、拡張バスに結合された検出ロジック30を備え
ている。コントローラ・メモリ32が、コントローラ・
バスを介して、検出ロジック30に結合されている。検
出ロジック30は、例えば、プログラマブル・アレイ・
ロジック(「PAL」)回路において一般的に見られる
ような、組み合わせられた連続的なロジック素子から成
る。制御ロジック40、アドレス・バッファ42および
データ・トランシーバ44についての詳細は、それらの
関係を論じた後に説明する。検出ロジック30内のこれ
ら3つのユニットは、サーバ・コントローラ26の様々
な構成要素、即ち、コントローラ・メモリ32およびそ
の中の様々なバッファの性能を最大に高めるためのもの
である。したがって、これら3つの要素40、42、4
4の説明は、再生シーケンスの検討および様々なバッフ
ァがどのようにしてこれらのシーケンスを記憶するのか
についての検討が終了してから、行うことにする。
【0036】サーバ・コントローラ26の一部として、
プロセッサ34は、コントローラ・バス上の情報、即
ち、検出ロジック30およびコントローラ・メモリ32
間の情報、または通信ユニット36およびコントローラ
・メモリ32間の情報のいずれかを編成しなければなら
ない。プロセッサ34は、命令セットに応答し、例え
ば、実行ユニット、メモリ、入出力装置、および1つ以
上のレジスタを内蔵したマイクロプロセッサまたはマイ
クロコントローラを含む。プロセッサ34は、埋め込み
システム(embedded system)の用途に用いられるマイク
ロプロセッサを代表するものである。コントローラ・メ
モリ32は、複数のデジタル記憶素子から成る。本発明
の一実施例では、コントローラ・メモリ32は、疑似ス
タティックRAMから成る。通信ユニット36は、サー
バ・コントローラ26から離れて配置された遠隔端末2
8に対して通信可能な装置を含む。通信ユニット36
は、遠隔端末28から送られてくるアナログ呼び出し信
号(ARGN:analog ring signal)に応答して、遠隔端末2
8に返送する通信信号(COMM. SIG)を生成する。好まし
くは、通信ユニット36はモデムを備えている。通信ユ
ニット36は、更に、プロセッサ34に結合された直列
ポート、およびサーバ・コントローラ26外部の直列ポ
ートに結合され遠隔端末28と通信するためのモデムも
想定している。
【0037】プロセッサ34は、再生シーケンスをコン
トローラ・メモリ32に記憶する。プロセッサ34は、
再生シーケンスを、表示画面の集合全体を表わす連続表
示データとして、コントローラ・メモリ32内に記憶す
ることも可能である。しかしながら、これは、コントロ
ーラ・メモリ32を使用する方法としては比較的非効率
的であり、したがって再生シーケンスを構成してコント
ローラ・メモリ32内に記憶されるビデオ画面の数は比
較的少ない。本発明では、プロセッサ34は、一連の表
示画面全体の代わりに、一連の表示「変化」として再生
シーケンスを効率的に記憶するように表示データを処理
する点で効果的である。画面内の変化を表わす表示デー
タの量は、画面全体を表わす表示データ量より大幅に少
ない。したがって、現リセット・シーケンス、前リセッ
ト・シーケンスおよび障害シーケンス(即ち、再生シー
ケンス)は、基準画面、即ち「開始」画面からの変化と
して表わされる。
【0038】図5には、コントローラ・メモリ32内の
種々のバッファが示されている。これらのバッファは、
プロセッサ34によって用いられて、再生シーケンスの
処理や記憶を行うためのものである。ローカル・フレー
ム・バッファ48は、ビデオ・メモリ22へのライト・
アクセスの間に監視された表示データを格納する。即
ち、検出ロジック30が拡張バスを監視し、ビデオ・サ
ブシステムに向けて送られてくるデータを、ローカル・
フレーム・バッファ48に記憶する。スナップショット
・バッファ50は、ローカル・フレーム・バッファ48
からの現表示データの、プロセッサ34によって作成さ
れた、コピー即ちスナップショットを格納する。一時ス
ナップショット・バッファ52も、ローカル・フレーム
・バッファ48からの現表示データのスナップショット
を格納する。一時スナップショット・バッファ52は、
画面変化、特に画面のスクロールが素早く行われる場合
に、再生シーケンスを見やすくするために用いられる。
【0039】現リセット・シーケンス・バッファ54
は、最新のリセット・シーケンスに関連する情報を格納
する。即ち、現リセット・シーケンス・バッファ54
は、最新のリセットで始まり、現リセット・シーケンス
・バッファ54が満杯になると終了する画面変化を格納
する。現リセット・シーケンス・バッファ54が満杯に
なった後に発生する画面変化は無視される。前リセット
・シーケンス・バッファ56は、最新のリセット・シー
ケンスの直前のリセット・シーケンスに関連する情報を
格納する。即ち、前リセット・シーケンス・バッファ5
6は、最新のリセットに前に発生したリセット時に開始
し、前リセット・シーケンス・バッファ56が満杯にな
ったとき、または次のリセットが発生したときに終了す
る画面変化を格納する。前リセット・シーケンス・バッ
ファ56が満杯になった後に発生した画面変化は無視さ
れる。
【0040】現シーケンス・バッファ58は、最新の画
面変化を、バッファ58内に納まるだけ格納する。障害
シーケンス・バッファ60は、サーバ10の最新のリセ
ット直前の障害シーケンスに関連する情報を格納する。
即ち、障害シーケンス・バッファ60は、最新のリセッ
トで終了する画面変化を格納し、最新のリセット直前に
発生した画面変化を、その中に納まるだけ格納する。
【0041】障害開始バッファ64は、障害シーケンス
・バッファ60に関連するビデオ画面表示の表示データ
を格納する。障害開始バッファ64は、障害シーケンス
における初期画面画像(即ち、「基準」画面画像)を格
納し、結果的に、障害シーケンス・バッファ60内の最
初の変化が適用される画面画像を格納する。初期状態で
は、障害開始バッファ64は空白画面である。障害シー
ケンス・バッファ60がオーバーフローした場合、超過
分の変化は文字および属性に変換され、障害開始バッフ
ァ64に記憶される。したがって、障害開始バッファ6
4は、比較的長い時間期間の間に画面上の少数の文字だ
けが何回も変化するような場合に、有用性が高い初期画
面画像を提供する。現開始バッファ62は、現シーケン
ス・バッファ58に関して、同一の機能を提供する。
【0042】サーバ10のリセットまたは障害は、サー
バ・コントローラ26のリセットの原因にならないもの
である。しかしながら、サーバ・コントローラ26は、
以下のリセット・イベントに関する情報を検出し保持す
る。即ち、サーバ10の給電開始、サーバ10の電力遮
断、および拡張バスのリセットである。特に、サーバ・
コントローラ26は、RSTDRV EISAバス信号には応答せ
ず、単にRSTDRVのアサートを検出するに過ぎない。リセ
ットが発生した場合、または電力がサーバ10から遮断
された場合でも、サーバ・コントローラ26は動作を維
持し、遠隔端末28上の表示のために、再生シーケンス
を保存する。サーバ・コントローラ26を収納する同一
PCB上に、二次電源が設けられており、再生シーケン
スが維持されることを保証する。しかしながら、必要で
あれば、CPU12にアクセス可能なサーバ・コントロ
ーラ26の所定のレジスタ位置に所定の一連の値を書き
込むことによって、ソフトウエアの制御の下でサーバ・
コントローラ26をリセットすることも可能である。
【0043】サーバ10のリセットが発生した場合、ポ
インタを変化させて、現リセット・シーケンス・バッフ
ァ54が前リセット・シーケンス・リセット・バッファ
56になるようにし、更に前リセット・シーケンス・バ
ッファ56がフラッシュ(一掃)され、現リセット・シ
ーケンス・バッファ54になる。サーバのリセットによ
っても、現シーケンス・バッファ58が障害シーケンス
・バッファ60になり、障害シーケンス・バッファ60
がフラッシュされ、現シーケンス・バッファ58とな
る。また、リセット時にも、現開始バッファ62は障害
開始バッファ64となり、障害開始バッファ64はフラ
ッシュされ、現開始バッファ62となる。サーバ・コン
トローラ26は、サーバ10の自動サーバ復元(「AS
R」)リセット(automatic server recovery reset)を
実行するように構成されている。サーバ・コントローラ
26がサーバ10の障害を検出した場合、所定の時間の
間(典型的には、30秒)待ってから、サーバ10をリ
セットする。
【0044】以下に述べるのは、サーバ10のリセッ
ト、それに続いて障害、更にそれに続いてリセットが発
生する例示的なシーケンスである。最初にサーバ10を
起動し、サーバ10をリセットする。リセット時に、サ
ーバ・コントローラ26は、前リセット・シーケンス・
バッファ56から情報をフラッシュし、障害シーケンス
・バッファ60をフラッシュし、更に障害開始バッファ
64をフラッシュする。バッファ56、60、64をフ
ラッシュする間、前リセット・シーケンス・バッファ5
6と現リセット・シーケンス・バッファ54との交換
が、バッファ60、58間の交換およびバッファ64、
62間の交換と同時に行われる。したがって、リセット
により、バッファ54、58、62からそれぞれバッフ
ァ56、60、64へ情報の移動が生ずる。リセット時
に、サーバ10のソフトウエアは、POST処理の実
行、および表示装置24上の文字表示を開始する。
【0045】サーバ・コントローラ26は、POST処
理に付随する画面変化を、現リセット・シーケンス・バ
ッファ54および現シーケンス・バッファ58に記憶す
る。一旦現リセット・シーケンス・バッファ54が満杯
になったなら、サーバ・コントローラ26は画面変化を
そこに記憶するのを中止する。現シーケンス・バッファ
が満杯になった場合、サーバ・コントローラ26は最も
古い画面変化を現シーケンス・バッファ58から除去
し、新たな画面変化の記憶のための余裕を作り、現開始
バッファ62を修正して古い画面変化を記憶させる。こ
のように、バッファ58はFIFOレジスタと同様に動
作し、超過した情報をバッファ62に送出する。以下で
説明するが、バッファ58、62の組み合わせ(バッフ
ァ60、64と交換された場合)は、最新の障害以前の
ビデオ画像の障害シーケンス全体を表わす。
【0046】リセット−障害−リセットの3段階の例に
おける第2段階においてサーバ10の障害が発生した場
合、ビデオ画面のシーケンスが表示装置24上に生成さ
れ、この障害、および可能であれば障害の理由を示す。
これらの画面は、Novell NetwareからのABENDメッセー
ジまたはMicrosoft NTのブルー・スクリーンとして使用
可能な、多くのサーバ・オペレーティング・システムの
一部として、自動的に表示される。障害が発生して30
秒後、サーバ・コントローラ26はサーバ10上でAS
Rリセットを実行する。ASRリセットの間に、リセッ
ト−障害−リセット例における2回目のリセットが発生
する。1回目のリセットと同様、このリセットによっ
て、サーバ・コントローラ26はバッファ56、60、
64をフラッシュする一方、バッファ56,60,64
のバッファ54,58,62との交換をそれぞれ行うこ
とができる。
【0047】また、1回目のリセットと同様、サーバ1
0は再びPOST処理を起動し、文字を表示装置24に
送出する。サーバ・コントローラ26は、POST処理
の結果生じたリセットの後に発生した画面変化を、現リ
セット・シーケンス・バッファ54および現シーケンス
・バッファ58に記憶する。前リセット・シーケンス・
バッファ56は、ここで、最初のパワー・オン・リセッ
トに付随する一連の画面変化を格納し、障害シーケンス
・バッファ60および障害開始バッファ64は、ここ
で、当該障害までに至る一連の画面変化を格納する。前
リセット・シーケンス・バッファ56内に格納されてい
る初期リセットによる画面変化とは異なり、現リセット
・シーケンス・バッファ54は、2回目のリセット(即
ちASRリセット)に関連するリセットによる画面変化
を格納する。
【0048】ビデオ画面全体とは異なり、ビデオ画像の
変化は、現リセット・シーケンス・バッファ54、前リ
セット・シーケンス・バッファ56、現シーケンス・バ
ッファ58および障害シーケンス・バッファ60内に
は、パケットとして記憶される。バッファ54、56、
58、60内の各パケットは、指定された長さの一連の
バイトで構成される。パケットは「タイプ」にしたがっ
て類別され、パケット・タイプは、その長さならびに最
初のバイト(バイト0)、およびパケット長が1バイト
より長い場合は2番目のバイト(バイト1)によって判
定される。パケット・タイプ、および遠隔端末28上の
サーバ・コントローラ26が各タイプに応じて行う作用
は以下の表1の通りである。
【0049】
【表1】
【0050】このリストに示す各パケット・タイプに用
いた二進コード・フォーマットは、次の表2の通りであ
る。
【0051】
【表2】
【0052】表示文字列パケット・タイプにおけるバイ
ト3、4、および後続バイトは、表示すべきヌルで終了
する文字列を含む。この文字列は、少なくとも2文字に
ヌルの終端を加えた長さでなければならないので、その
長さは5より大きい。したがって、長さ検査を用いて、
繰り返し文字パケットから識別可能である。変化が1文
字を含むのみである場合、その変化は繰り返し回数が1
の繰り返し文字パケット、または単一文字パケットとし
て記憶する。
【0053】図5に示したコントローラ・メモリ32内
に位置する種々のバッファの機能は、図6および図7の
フローチャートの説明において、より明白となろう。な
お、図6および図7は、プロセッサ34が、バッファ4
8〜52に送出される表示データを処理し、バッファ5
4〜64のいずれかに再生シーケンスを記憶する際に実
行するステップを示すフローチャートである。
【0054】図6を参照すると、ステップ70におい
て、プロセッサ34がローカル・フレーム・バッファ4
8をチェックして、ビデオ制御レジスタを通じて、いず
れかのビデオ・モード変化が起きているか否かについて
検査を行う。ビデオ・モード変更の例は、グラフィック
ス・モードおよびテキスト・モード間の変更、または画
面サイズの変更、即ち、表示装置の行数および列数の少
なくとも一方の変更である。再生シーケンスの記憶が可
能になる前に、プロセッサ34は、ステップ72におい
て、現ビデオ・モードが有効なテキスト・モードである
か否かについて判定を行わなければならない。有効なテ
キスト・モードでない場合、プロセッサ34は、ビデオ
・モードが有効なテキスト・モードになるまで待ち、次
いでプロセッサ34は、ステップ74において、ローカ
ル・フレーム・バッファ48からの現表示の集合(ビデ
オ制御レジスタ内に指定される開始アドレスによって示
される)を、一時スナップショット・バッファ52にコ
ピーする。次に、プロセッサ34は、ステップ76にお
いて、一時スナップショット・バッファ52の内容を、
スナップショット・バッファ50の内容と比較して、画
面スクロールが行われたか否かについて判定を行う。ス
クロールが行われていた場合、プロセッサ34は、ステ
ップ78において、画面スクロール・パケットを適切な
バッファに記憶する。
【0055】そして、プロセッサ34は、スナップショ
ット・バッファ50および一時スナップショット・バッ
ファ52の先頭から開始して、それらを比較し変更する
ための一連のステップを開始することができる。プロセ
ッサは、ステップ80において、バッファ50,52の
現バイトを比較し、変化を探す。ステップ82に示すよ
うに、変化が発見された場合、プロセッサ34はステッ
プ84において、その変化を用いて、スナップショット
・バッファ50を更新する。次に、プロセッサ34は、
ステップ86において、この変化をパケットに変換す
る。ステップ88において現バッファ54、58、62
に選択的に入力されるのは、パケットに変換された変化
である。次に、プロセッサ34はステップ80に戻って
他の変化を探し、ステップ82において、プロセッサが
バッファ50、52における表示データ間にもはや変化
がないと判定するまで、ステップ82、84、86、8
8を繰り返す。一旦プロセッサ34が、ステップ82に
おいてもはや変化がないと判定したなら、プロセッサ3
4は、ステップ90において、カーソル位置が変化した
か否かについて判定を行う。位置が変化していた場合、
プロセッサ34は、ステップ92において、ステップ8
8で実行したのと同様の方法で、移動カーソル・パケッ
トを現バッファ54、58、62に記憶する。カーソル
位置が変化していない場合、既存のカーソル位置へのパ
ケットのリライトを実施する。
【0056】次に図7を参照する。図7には、図6のス
テップ88を実行する際に行われるステップの一層詳し
いフローチャートが示されている。プロセッサ34は、
ステップ94において、現リセット・シーケンス・バッ
ファ54が満杯か否かについて判定を行う。即ち、ステ
ップ94は、バッファ54に送られたパケットにより当
該バッファが満杯になったか否かを示す。バッファ54
が満杯でない場合、プロセッサ34は、ステップ96に
おいて、現パケットを現リセット・シーケンス・バッフ
ァ54に送出する。ステップ98において、現シーケン
ス・バッファ58が満杯となりこれ以上パケットを受け
入れることができないか否かを、プロセッサ34が判定
する。満杯の場合、プロセッサ34は、ステップ100
において、最も古いパケットを現シーケンス・バッファ
58から除去し、その後、この最も古いパケットを文字
/属性ワードに変換する。この除去されたパケットの文
字/属性ワードは、次いでステップ102において、現
開始バッファ62に送出される。プロセッサ34は、ス
テップ98において、現シーケンス・バッファ58はパ
ケットを受け入れられない程満杯ではないと判定するま
で、ステップ98、100、102を繰り返す。満杯で
はないと判定した時点で、プロセッサ34は、ステップ
104において、パケットを現シーケンス・バッファ5
8に入力する。
【0057】以下の表3及び表4(表4は表3の続き)
に示すのは、C言語の関数find_change()のコードのフ
ラグメント(断片)である。これは、プロセッサ34が
図6のフローチャートに示した機能を周期的に実行する
際に使用可能である。
【0058】
【表3】
【表4】
【0059】以下に示すのは、C言語の関数put_packet
()のコードの断片であり、プロセッサ34が図7のフロ
ーチャートに示した機能を周期的に実行する際に使用可
能である。
【0060】
【表5】
【0061】次に図8を参照する。図8には、プロセッ
サ34が遠隔端末28上にビデオ画面のリセット・シー
ケンスを再生する際に実行するステップを表わす、フロ
ーチャートが示されている。管理者はまず現リセット・
シーケンスまたは前リセット・シーケンスは再生する必
要があるか否かについて判定を行う。プロセッサ34
は、現リセット・シーケンス・バッファ54または前リ
セット・シーケンス・バッファ56を、それぞれ、再生
すべきリセット・バッファとして選択することによって
応答する。システム管理者がサーバ・コントローラ26
にリセット・シーケンスの一方を再生するように命令す
ると、プロセッサ34は、ステップ106において、リ
セット・バッファには表示すべきパケットが未だあるか
否かについて判定を行う。表示すべきパケットがある場
合、プロセッサ34は、ステップ108において、リセ
ット・シーケンス・バッファから次のパケットを読み出
し、当該パケットを文字列に変換する。次に、プロセッ
サ34は、ステップ110において、この文字列を遠隔
端末28に送信することによって、文字列を遠隔端末2
8上に表示する。プロセッサ34がステップ106にお
いて表示すべきパケットがもはやないと判定するまで、
プロセッサ34はステップ106、108、110を繰
り返す。
【0062】以下の表6に示すのは、C言語の関数vide
o_reset_play()のコードの断片であり、プロセッサ34
が図8のフローチャートに示した機能を周期的に実行す
る際に使用可能である。
【0063】
【表6】
【0064】図9には、プロセッサが障害シーケンスを
遠隔端末28上に再生する際に実行するステップを表わ
す、フローチャートが示されている。システム管理者が
サーバ・コントローラ26に障害シーケンスを再生する
ように命令すると、プロセッサは、ステップ112にお
いて、障害バッファ64内に表示すべき文字が未だある
か否かについて判定を行う。尚、現開始バッファ62お
よび障害開始バッファ64は、画面自体ではなく、画面
変化を記憶するバッファ(即ち、バッファ54〜60)
内にあるパケットの代わりに、文字(即ち、文字/属性
対から成るワード)を格納するものである。バッファ6
4内に未だ表示すべき文字がある場合、プロセッサ34
は、ステップ114において、障害開始バッファ64か
ら次の文字を読み出し、その文字を遠隔端末28に送信
することによって、遠隔端末28上にその文字を表示す
る。プロセッサがステップ112において障害開始バッ
ファ64内にはもはや表示すべき文字がないと判定する
まで、プロセッサ34はステップ112、114を繰り
返す。尚、文字は障害開始バッファ64から消去される
のではなく、文字のコピーが取られるようにしているこ
とを注記しておく。
【0065】一旦プロセッサ34がステップ112にお
いて障害開始バッファ64における文字全てを表示した
と判定したなら、プロセッサ34は、ステップ116に
おいて、表示すべき別のパケットを障害シーケンス・バ
ッファ60内で検索する。別のパケットがない場合、プ
ロセッサ34は障害シーケンスの再生を終了する。その
他の場合、プロセッサ34は、ステップ118におい
て、パケットをANSI文字列に変換する。次に、プロ
セッサ34は、ステップ120において、その文字列を
遠隔端末28に送信することによって、その文字列を遠
隔端末28上に表示する。プロセッサ34は、ステップ
116において障害シーケンス・バッファ60内のパケ
ット全てを表示したと判定するまで、ステップ116、
118、120を繰り返す。
【0066】以下の表7及び表8は、C言語の関数vide
o_failure_play()のコードのフラグメントであり、プロ
セッサ34が図9のフローチャートに示した機能を周期
的に実行する際に使用可能である。なお、表8は表7の
続きである。
【0067】
【表7】
【表8】
【0068】再生シーケンスの再生は、管理者が図2の
cに示したメニューに応答して、スペース・キーを押圧
したときに開始する。再生は、文字およびエスケープ・
シーケンスのストリームを遠隔端末に送り、シーケンス
・バッファ内の情報を表示することから成る。文字の中
には制御文字があり(アスキー値で0〜31および12
7)、実際の文字を表示するのではなく、ベルを鳴らす
等の機能を行う。その結果、これら表示不可文字の1つ
がローカル・フレーム・バッファ48内に現れた場合、
実際にはスペースまたは同様に見える表示可能文字のい
ずれかとして遠隔端末に送られる。エスケープ・シーケ
ンス(エスケープ文字(アスキー値0x1B)で始まる文字
列)は、カーソルの移動、画面のクリア、および現表示
カラーの変更というような他の作用を行うために用いら
れる。サーバ・コントローラ26は、文字0〜31、1
27、225以外の全ての文字を変化させずに送信す
る。これらの文字は、以下の表8に示すように、アスキ
ー・バイトにリマップされる。
【0069】
【表9】
【0070】以下に示すのは、サーバ・コントローラ2
6によって送出されるエスケープ・シーケンスであり、
ここで\x1BがESC文字である。Compaq Insight Mana
ger(CIM)アプリケーションを遠隔端末28上で実行して
いる場合、サーバ・コントローラ26は所定の標準外エ
スケープ・シーケンスを送信し、CIMと通信を行う。
これらの標準外エスケープ・シーケンスは、以下の表9
において、アステリスクで示すことにする。
【0071】
【表10】
【0072】上記表10において、「+」文字が印され
ているエスケープ・シーケンスは、白黒モードにおいて
用いられるカラー・エスケープ・シーケンスのみであ
る。黒および高輝度の黒を除く全てのカラーは、白また
は高輝度の白に変換される。
【0073】サーバ・コントローラ26がCIMと通信
していないとき、高輝度背景カラーは対応外となり、通
常の輝度と同一のカラーとして送られる。前景がこの通
常輝度のカラーである場合、以下の表10にしたがって
未だ見ることができるように、前景カラーのリマッピン
グを行う。
【0074】
【表11】
【0075】次に図10のa〜eを参照する。障害シー
ケンスの画面ショット(screen shot)の例が示されてい
る。画面シーケンスは、遠隔端末28上にサーバ・コン
トローラ26によって表示された再生シーケンスの例で
ある。図10のaは、サーバ起動時の典型的な初期画面
の画面ショットである。この画面は、システム・コンフ
ィギュレーションに関する様々な項目を示す。図10の
bは、典型的なWINDOWS NTのローダ画面の画面ショット
である。ユーザには、複数のブートするNTカーネル間か
ら選択する機会が与えられる。図10のcは典型的なNT
のブート画面の画面ショットである。このスクリーン
は、カーネルの構築バージョン、システム・メモリ量、
プロセッサのコンフィギュレーション等を含む。図10
のdは、サーバ10の表示装置24がホストCPU12
によってグラフィック・モードに設定されたことを示す
パケットを再生シーケンスが含むときに、この再生シー
ケンスの間に、サーバ・コントローラ26によって遠隔
端末28上に表示されたメッセージを示す。図10のe
は、典型的なNTのブルー・スクリーンの画面ショットで
ある。
【0076】拡張バス(好ましくは、EISAバス)を
監視してビデオ・サブシステムへの書き込みを見つけ出
すことによって、サーバ・コントローラ26は、リアル
・タイムでビデオ・データの更新を得て、再生シーケン
スの再生を実現可能にする。加えて、拡張バスを監視し
てビデオ・サブシステムへの書き込みを見つけ出すこと
によって、サーバ・コントローラ26は、サーバ10に
は割り込みをかけない(non-intrusive)方法で、より具
体的には、拡張バス帯域には割り込みをかけずに、ビデ
オ・データの更新を得ることができる。他の方策には、
割り込みをかけ非リアル・タイムでビデオ・データを得
るものもある。例えば、COMPAQ ServerManager/R
(「SMR」)という製品は、EISAバス・サイクル
の主導権(mastership)をアサートし、サーバ10のビデ
オ・メモリ22内のデータを得る。SMRは、こうする
ことにより、表示データの一部をビデオ・メモリ22か
らそれ自体のメモリに周期的にコピーする。コピーされ
たデータは、次に、ビデオ・データの以前のコピーと比
較され、画面変化が判定される。SMRのバス支配法
は、EISAバス上のトラフィック増大を招くという欠
点があり、他のEISAバス・マスタに、余分なバス仲
裁遅延を付加することになる。
【0077】再び図4を参照しながら、検出ロジック3
0内の様々なブロック40〜44についての説明を行
う。検出ロジック30は、アドレス・バッファ42、デ
ータ・トランシーバ44、ならびにEISAバスおよび
コントローラ・バス間に結合された制御ロジック40か
ら成る。制御ロジック40およびプロセッサ34は、HO
LDおよびHLDA(HOLD承認)信号によって結合されてい
る。アドレス・バッファ42、データ・トランシーバ4
4、および制御ロジック40は協同して表示データを監
視し、その後、コントローラ・メモリ32の一部を形成
するローカル・フレーム・バッファ48(図5)にデー
タを書き込む。
【0078】コントローラ・メモリ32は、プロセッサ
34および検出ロジック30の双方がコントローラ・メ
モリ32を変更するという点において、プロセッサ34
および検出ロジック30間で共有されるリソースであ
る。コントローラ・メモリ32は、単一ポートの疑似ス
タティックRAMから成る。したがって、検出ロジック
30は、プロセッサ34からサイクルを盗み、コントロ
ーラ・メモリ32にビデオ・データを書き込む。ライト
・サイクルがビデオ・サブシステムに発生すると、検出
ロジック30はライト・サイクルをデコードし、プロセ
ッサ34をオンに維持し、ビデオ・データをコントロー
ラ・メモリ32に書き込む。サーバ・コントローラ26
は、ビデオ・データをビデオ・サブシステムに書き込む
と同時に、ビデオ・データをコントローラ・メモリ32
に書き込み、サーバ10上での通常のビデオ・アクティ
ビティを持続させる利点がある。
【0079】制御ロジック40は、拡張バスからアドレ
ス信号を受け取り、ビデオ・アドレス範囲にあるアドレ
スの存在をデコードする。ビデオ・アドレス範囲内のア
ドレスが拡張バス・アドレス信号上に現れた場合、制御
ロジック40は、プロセッサ34へのHOLD信号をアサー
トすることによって、プロセッサ34をオンに保持し、
コントローラ・メモリ32に対するアービトレーション
(仲裁)を行う。プロセッサ34はHLDAをアサートし、
コントローラ・バスの所有権を制御ロジック40に与え
る。
【0080】制御ロジック40は、ビデオ・サブシステ
ムへのライト・サイクル完了の前に、コントローラ・バ
スの所有権を得ることができ、かつ、コントローラ・メ
モリ32にビデオ・データを書き込めることを、保証し
なければならない。これを行うために、制御ロジック4
0は、EISA拡張バス内の所定の信号を利用する。制
御ロジック40は、EISA拡張バスにおいて得ること
ができるEXRDY信号を利用する。拡張バスがISAバス
である場合、制御ロジック40はCHRDY信号を利用す
る。いずれの場合でも、EXRDYまたはCHRDYは、制御ロジ
ック40がコントローラ・バスの所有権を得るまで、ビ
デオ・サブシステムへの拡張バスのライト・サイクルを
遅らせるように機能する。
【0081】拡張バスのSTART#信号がアサートしている
間に、EISA拡張バス(拡張バス)のBCLK信号の立ち
上がりエッジ上において、制御ロジック40は拡張バス
のアドレス信号からアドレスをラッチする。制御ロジッ
ク40は、拡張バス上の他の信号、即ち、BCLK、STAR
T、およびW_Rを検査し、バス・サイクルがライト・サイ
クルか否かについて判定を行う。バス・サイクルがライ
ト・サイクルでない場合、制御ロジック40は、HOLD信
号をディアサートすることにより、コントローラ・バス
に対する仲裁を中止する。バス・サイクルがライト・サ
イクルである場合、データ・トランシーバ44が、ビデ
オ・データを拡張バスのデータ信号からコントローラ・
メモリ32に送り込むことによって、拡張バスのCMD#信
号の立ち上がりエッジ上でライト・サイクルを完了す
る。制御ロジック40がEXRDY信号をローに駆動する
と、CDM#の立ち上がりエッジは遅れを生じる。
【0082】仲裁レイテンシ(制御ロジック40がHOLD
をアサートし、プロセッサ34がHLDAを付与するまでの
時間)が、ビデオ・アドレス範囲にライト・サイクルを
設定するのに必要な時間を超過する場合、制御ロジック
40は拡張バス上のEXRDY信号をローに駆動し、遅延サ
イクルを挿入する。即ち、CMD#の立ち上がりエッジを遅
らせる。EXRDY信号がローに駆動されると、現在ライト
・サイクルを実行中の拡張バスのマスタに、ライト・サ
イクルの受け取り側がデータを受け取る準備ができてい
ないことを示す。典型的に、プロセッサ34は、HLDAを
制御ロジック40に十分早く付与し、制御ロジック40
がEXRDYをアサートする必要がないようにしている。し
たがって、サーバ・コントローラ26の監視は、典型的
に、非割り込みである。
【0083】制御ロジック40は、以前に拡張バスのア
ドレス信号からラッチしたアドレスを、コントローラ・
メモリ32のローカル・フレーム・バッファ内の対応す
る位置に変換し、更に変換したアドレスをアドレス・バ
ッファ42に供給し、このアドレス・バッファ42がコ
ントローラ・バス上に変換したアドレスを送り込む。次
に、制御ロジック40は、制御信号をデータ・トランシ
ーバ44、アドレス・バッファ42およびコントローラ
・バスに対して発生し、コントローラ・メモリ32の、
アドレス・バッファ42によって駆動された変換後のア
ドレスに、拡張バスのデータ信号からの表示データを書
き込む。制御ロジック40は、表示データのブロック転
送終了まで、即ち、ビデオ・サブシステムへのバースト
または連続(back-to-back)ライト・サイクルの間、プロ
セッサ34をオンのまま保持する。ビデオ・サブシステ
ムへのバースト・ライト・サイクルまたは連続ライト・
サイクルの場合、割り込みの可能性がある(遅延サイク
ルを誘発する)のは最初のサイクルだけである。
【0084】拡張バスからコントローラ・メモリ32へ
のビデオ・サブシステムに対するライト・サイクルを監
視する際、拡張バスおよびコントローラ・バスが異なる
クロック信号を有するので、これらのバス間で同期を取
る必要がある。このためには、正確な通信状態を保証す
るために(即ち、不安定の可能性を低下させるため
に)、双方のバスから多数の同期点を必要とする。した
がって、有効なライト・サイクルが開始する最も早い時
点、および当該ライト・サイクルまたは一連のライト・
サイクルが終了する最も早い時点を判定することは有利
である。したがって、有効なサイクルがライト・サイク
ルでないことを最も早い時点で判定してHOLDをニゲート
し、コントローラ・バスの所有権をプロセッサ34に返
すことが必要である。これによって、プロセッサ34
は、再生シーケンスの実行のような、必要な機能の実行
が可能となる。加えて、いつ有効ライト・サイクルが開
始するのかを判定し、必要であれば、EXRDYをローに駆
動し、これによって遅延サイクルを挿入することも有利
である。
【0085】拡張バスのクロック信号BCLKは、ライト・
サイクルの開始や終了を判定する際には、特に有用では
ない。何故なら、このクロック信号はそのいずれとも、
即ち、START#の立ち下がりエッジまたはCMD#の立ち上が
りエッジのいずれとも同期することが保証されていない
からである。EISAバスのタイミング仕様に関する詳
細な説明について、EISA仕様改訂3.12版(EISA
Specification Revision 3.12)を引用する。この内容
は、この言及により、本願にも含まれているものとす
る。
【0086】拡張バスのライト/リード信号(W_R)がラ
イト・サイクルを示している場合は、該信号は、拡張バ
スのアドレス信号(LA)と同じように早くは有効にはなら
ない。EISAバスの仕様によれば、W_Rは、START#が
ニゲート状態にあるときのBCLKの立ち上がりエッジま
で、その有効性を確認することができない。制御ロジッ
ク40は、ライト・サイクルが発生しているか否かにつ
いて判定を行い、それ自体はリード・サイクルに応答し
ないが、代わりにビデオ・サブシステムがリード・サイ
クルに応答できるようにしなければならない。
【0087】EISA拡張バス信号START#およびCMD#
は、START#のニゲートおよびCMD#のアサートに関して、
互いに連続して発生することは保証されていない。即
ち、これらの2信号は重なり合ったり、その間にギャッ
プが生じる可能性がある。このため、START#の立ち下が
りエッジをサイクルの開始を示すために用い、CMD#の立
ち上がりエッジをサイクルの終了を示すために用いるた
めに、開始から終了までのサイクル全体を示すことを望
む式(equation)は、START#のニゲートとCMD#のアサート
との間の潜在的なギャップを覆うために、何らかの入力
を有さなければならない。
【0088】例えば、EISAバス・ブリッジとしてバ
ス・インターフェース・ユニット18を用いた、殆どの
バス・インターフェースの実施においては、BCLKがロー
でSTART#がアサートされてローになると、W_Rは有効に
なることが本発明者によって規定された。この情報は、
有効なライト・サイクルの開始および終了を判定する際
に役に立つ。尚、本発明は、次の式で表わされる、透明
ラッチ制御信号(transparent latch control signal) N
_STARTを採用する。
【0089】
【数1】 N_START = !BCLK * !START# + N_START * CMD# したがって、N_STARTは、BCLKがローでSTART#がアサー
トされたときにアサートされ、CMD#がアサートされてロ
ーとなるまでアサートされたまま留まり、前述のSTART#
およびCMD#間のギャップを覆うことになる。
【0090】EISA拡張バスのアドレス信号がビデオ
・アドレス範囲にあるときに真となる、追加の信号EARL
Y_DECODEを定義する。EARLY_DECODE,W_R、CMD#およびN
_STARTを組み合わせることにより、有効なライト・サイ
クルは次のように定義される。
【0091】
【数2】VALID_CYCLE = N_START * EARLY_DECODE * W_R
+VALID_CYCLE * !CMD# VALID_CYCLEを用いると、EXRDYは、VALID_CYCLEがアサ
ートされ、プロセッサ34が未だHLDAをアサートしてい
ないときにアサートされる。次いで、EXRDYは、HLDAが
付与されるBCLKの次の立ち下がりエッジまで、アサート
されたまま維持される。
【0092】このように、制御ロジック40はN_START
を用いて、EXRDYに対するEISAのタイミング要件を
満足し、したがって典型的な状況では割り込みを発生さ
せない、即ち、ビデオ・サブシステムに対する処理では
遅延サイクルを導入させないという利点がある。また、
EISA拡張バスおよびコントローラ・バスはクロック
信号が異なるので、制御ロジック40は、N_STARTを用
いて、EISA拡張バスおよびコントローラ・バス間の
同期を取る。N_STARTを用いることによって(即ち、BCL
Kがローの期間)、制御ロジック40は、有効なライト
・サイクルを判定する際に、START#の立ち上がりエッジ
(少なくとも60ナノ秒遅く発生する。即ち、BCLKの立
ち上がりエッジと同期して発生する)を用いる場合より
も、同期時間において少なくとも60ナノ秒の優位を享
受するという利点がある。
【0093】図11のタイミング図は、EISA拡張バ
ス信号BCLK、START#、CMD#、LA、W_RのEARLY_DECODE、H
OLD、N_START、VALID_CYCLE、およびEXRDY信号に対する
関係を示している。図11が示すビデオ・ライト・サイ
クルは、プロセッサ34がHLDAを十分に早く付与しない
ため、制御ロジック40がEXRDYをローに駆動し、第2
のビデオ・ライト・サイクルに続いて遅延サイクルを挿
入しなければならない場合である。第1および第2のビ
デオ・ライト・サイクルは、連続ビデオ・ライト・サイ
クルを構成する。本発明によれば、第2のビデオ・ライ
ト・サイクルは、第1のライト・サイクルが遅延サイク
ルを誘発しても、遅延サイクルを誘発しないという利点
がある。BCLKのエッジには1〜14まで連続的に付番し
てあり、図11の説明の明確化を図っている。図11に
示すHLDA信号は、プロセッサ34からのHLDA信号を、E
ISA拡張バスのクロックBCLKと同期させたものであ
る。
【0094】EISAバス・インターフェース18は、
ビデオ・サブシステムに書き込みを行いたいCPU12
の代わりに、BCLKの立ち下がりエッジ2付近で、LA信号
上にビデオ・アドレス範囲のアドレスを発生する。制御
ロジック40は、これに応答して、EARLY_DECODE信号を
アサートする。その後すぐに、制御ロジック40はプロ
セッサ34へのHOLDをアサートする。HOLD信号がアサー
トされるのは、EARLY_DECODE信号がアサートされるとき
であり、VALID_CYCLE信号がアサートされ続ける限りHOL
D信号もアサートされたままでいる。VALID_CYCLEの間
中、HOLDをアサートさせ続けることによって、制御ロジ
ック40は、コントローラ・メモリ32へのビデオ・デ
ータの書き込みが完了するまで、コントローラ・バスの
所有権を保持する。加えて、HOLD信号は、EARLY_DECODE
がアサートされ、無効タイマ(defeat timer)が終了して
いない場合にも(以下で論ずる)、アサートされる。HO
LD信号はプロセッサ34のクロックと同期している。BC
LKの立ち上がりエッジ3で、バス・インターフェース1
8はSTART#(アクティブ・ローの信号)をアサートし、
このサイクルのアドレス・フェーズを開始する。バス・
インターフェース18はW_R信号をアサートし、ライト
・サイクルであることを示す。
【0095】BCLKの立ち下がりエッジ4において、BCLK
がローとなり、START#がアサートされてローとなるの
で、これに応答して制御ロジック40はN_STARTをアサ
ートする。N_STARTは、BCLKの立ち上がりエッジ5でCMD
#がアサートされてローになるまで、アサートされたま
までいる。アクティブなN_STARTは、W_Rが有効であるこ
とを意味し、W_Rはライト・サイクルを示し、EARLY_DEC
ODEはビデオ・アドレス範囲内のアドレスを示すので、
制御ロジック40は対応してVALID_CYCLEをアサートす
る。BCLKの立ち下がりエッジ4の後にアサートされたVA
LID_CYCLEに応答して、(本例では)HLDAが未だ付与さ
れていないので、制御ロジック40はEXRDYをローに駆
動する。本例では、HLDAが付与されるのは、BLCKの立ち
上がりエッジ5付近である。制御ロジック40は、HLDA
が付与されるBCLKの次の立ち下がりエッジ、即ち、BCLK
の立ち下がりエッジ6の後まで、EXRDYをローに駆動し
続ける。何故なら、EXRDYはBCLKの立ち下がりエッジ上
でバス・インターフェース・ユニット18によってサン
プリングされ、一方、CMD#はアサートされてローとなる
からである。
【0096】バス・インターフェース・ユニット18
は、BCLKの立ち上がりエッジ5の後、CMD#をアサートし
てローとし、START#をディアサートしてハイとして、ラ
イト・サイクルのデータ・フェーズを開始する。先に注
記したように、ここでは、START#の立ち上がりエッジお
よびDMD#の立ち下がりエッジは、EISA拡張バスの仕
様によれば、間隔が開くかあるいは重なり合う可能性が
ある。前述のように、N_STARTはこのギャップを覆うこ
とにより、VALID_CYCLEが有効なビデオ・ライト・サイ
クルを最初から最後まで示すことができるという利点が
ある。CMD#がアサートされてローとなっている間のBLCK
の立ち下がりエッジ、即ち、BCLKの立ち下がりエッジ6
でローに駆動されたEXRDYに応答して、バス・インター
フェース・ユニット18は、BCLKの立ち上がりエッジ9
で1クロック・サイクル余計にCMD#のディアサート(ハ
イ)を遅らせることによって、余分なBCLKサイクルを待
つ、即ち、遅延サイクル(または待機サイクル)を挿入
する。CDM#をディアサートしてハイとすることによっ
て、ライト・サイクルの終了を示す。
【0097】LA信号上のアドレスは、第2のライト・サ
イクルの間ビデオ範囲にあり続けるので、制御ロジック
40はEARLY_DECODEをアサートし続け、対応してHOLDも
アサートし続けることにより、アサートされたHLDAによ
って表わされるように、第2のバス・サイクルの終了時
までコントローラ・バスの所有権を保持する。BCLKの立
ち上がりエッジ9の後、バス・インターフェース・ユニ
ット18は(EISAブリッジングを用いて)START#を
アサートし、第2のビデオ・ライト・サイクルのアドレ
ス・フェーズの開始を表わす。第2のライト・サイクル
は、第1のライト・サイクルと同様であるが、制御ロジ
ック40が既にコントローラ・バスの所有権を有してい
るので、EXRDYは第2のライト・サイクルの間、ニゲー
トされない(ローにならない)点で相違する。したがっ
て、バス・インターフェース・ユニット18は、BLCKの
立ち上がりエッジ13付近で(即ち、第1のライト・サ
イクルにおけるよりも1クロック・サイクル分早く)CM
D#をディアサートしてハイとし、第2のライト・サイク
ルのデータ・フェーズを終了する。また、第2のビデオ
・ライト・サイクルは、連続ビデオ・ライト・サイクル
ではないことも表しており、このサイクルでは、制御ロ
ジック40がEXRDYをローに駆動して遅延サイクルを挿
入する必要がないように、HLDAを十分に早く付与するよ
うにしている。
【0098】本発明の一実施例では、サーバ・コントロ
ーラ26は、ビデオ・コントローラ20とビデオ・メモ
リ22から成る、サーバ10のビデオ・サブシステムに
類似したコントローラ・ビデオ・サブシステム(図示せ
ず)を更に備えている。コントローラ・ビデオ・サブシ
ステムは、システム・コンフィギュレーション・ソフト
ウエアによって選択的にディゼーブルすることができ
る。コントローラ・ビデオ・サブシステムはISA装置
である。コントローラ・ビデオ・サブシステムをイネー
ブルすると、サーバ・コントローラ26は、EISA拡
張バスのEXRDY信号ではなく、ISAバスの信号CHRDYを
ニゲートする。
【0099】コントローラ・ビデオ・サブシステムの目
的は、サーバ10上のVGAコントローラがPCI V
GAコントローラである場合、ビデオ・データの書き込
み動作が拡張バス上に現れるようにすることである。こ
れがないと、PCI VGAコントローラがビデオ・ラ
イトをデコードしこれに応答するので、バス・インター
フェース・ユニット18にビデオ・ライトをEISA拡
張バスに送出させないようになる。その結果、EISA
拡張バス上にはビデオ・ライト・サイクルがなくなる。
即ち、サーバ・コントローラ26が監視するビデオ・ラ
イト・サイクルがなくなってしまう。したがって、PC
I VGAコントローラがシステム内にある場合、ユー
ザはサーバ・コントローラ26上のコントローラ・ビデ
オ・サブシステムをイネーブルし、PCI VGAコン
トローラをディゼーブルすることにより、ビデオ・ライ
ト・サイクルの監視および再生シーケンスの捕獲ができ
るようにしなければならない。
【0100】バス・インターフェース・ユニット18
(即ち、EISAバス・ブリッジ)の実現においては、
拡張バスのアドレス信号上のアドレスを駆動し、拡張バ
ス(即ち、EISAバス)上の当該アドレスをラッチし
駆動して、有効なサイクルの終了時に、当該有効サイク
ルの後に発生するアイドル・サイクルの間、アドレス信
号が浮動しないようにすることは一般的である。この状
態では、制御ロジック40にEARLY_DECODE信号をアサー
トさせ、結果的に、比較的長い時間にわたってプロセッ
サ34へのHOLDを連続的にアサートさせる。その結果、
プロセッサ34は不必要に飢える(starved)ことにな
る。この問題に対する1つの解決策は、CMD#の立ち上が
りエッジ上で、サイクルの終了時にHOLDをニゲートする
ことであろう。しかしながら、その結果、制御ロジック
40は、EXRDYをニゲートして遅れを導入することによ
り、1ブロックの連続ライト・サイクルの各ライト・サ
イクル毎に、制御バスの仲裁を再度行い、EISA拡張
バスおよびコントローラ・バス間で再度同期をとらなけ
ればならない。
【0101】本発明は、無効タイマを用いて、上述の問
題を解決する。制御ロジック40は、EISA拡張バス
のアドレス信号が未だビデオ・アドレス範囲内のアドレ
スを有する場合、サイクルの後に所定数のBCLKを計数す
るカウンタを備えている。START#がアサートされること
なく、カウンタが終了カウントに到達した場合、制御ロ
ジック40はHOLDをニゲートし、制御ロジック40がビ
デオ・アドレス範囲内のアドレスをデコードすることに
よる次のSTART#のアサートまで、HOLDをアサートしな
い。
【0102】このように、無効タイマを用いることによ
り、制御ロジック40は、制御ロジック40がSTART#の
アサートまで待ってHOLDをアサートする場合に可能とな
るよりも早く、HOLDをアサートし、ビデオ・サブシステ
ムへのビデオ・データの書き込みの間に遅延サイクルを
導入しなくても済む可能性が高くなるという利点があ
る。更に、無効タイマは、制御ロジック40をイネーブ
ルし、1ブロックの連続有効ビデオ・ライト・サイクル
の間、HOLDをアサート状態に保持することにより、ビデ
オ・サブシステムへのビデオ・データの書き込みの間、
サーバ10に遅延サイクルを導入するのを回避するとい
う利点もある。
【0103】遠隔端末28は、通信ユニット36を介し
て、サーバ・コントローラ26との通信接続を確立す
る。遠隔端末28およびサーバ・コントローラ26間の
接続は、一般的に、帯域外接続(out-of-band connectio
n)または非同期接続と呼ばれている。帯域外接続とは、
ローカル・エリア・ネットワーク・イーサネット接続の
ような標準的なネットワーク媒体を通じてではなく、電
話線または直接直列接続を介して確立されるネットワー
ク接続のことである。帯域外接続を設けることにより、
サーバ・コントローラ26は、サーバ10が通常に機能
している場合、またはオペレーティング・システムのク
ラッシュや、サーバ10が接続されているローカル・エ
リア・ネットワーク上の障害のような障害が発生した場
合のいずれの場合にも、遠隔端末28との通信を確立す
ることができる。
【0104】第1のモードでは、遠隔端末28は、AN
SIの端末エミュレーション・プロトコルを用いて、サ
ーバ・コントローラ26との接続を確立する。このプロ
トコルのことを以降テキスト・プロトコルと呼ぶことに
する。第2のモードでは、遠隔端末28は、サーバ・コ
ントローラ26と二地点間プロトコル(PPP:point-
to-point protocol)を確立する。PPPについては、I
nternet EngineeringTask Force (「IETF」)に記載さ
れている。そのUniform Resource Locator(「UR
L」)は、http://www.ietf.cnri.reston.va.us/home.h
tmlである。特に、RFC1661、1662、166
3は本発明に関連があり、この言及により本願にも含ま
れているものとする。遠隔端末28がサーバ・コントロ
ーラ26を呼び出すと、サーバ・コントローラ26のプ
ロセッサ34上で実行するサーバ・コントローラ26の
ソフトウエアは、2つのデータ・リンク・レイヤ・プロ
トコルの内どちらを、遠隔端末28が使用しているのか
を自動的に判定するという利点がある。
【0105】第1のモードでは、サーバ・コントローラ
・コンソール・アプリケーションと呼ばれる、サーバ・
コントローラ26のソフトウエアの一部が、テキスト・
プロトコルを用いて、遠隔端末28と通信する。サーバ
・コントローラ・コンソール・アプリケーションは、遠
隔端末28が、再生シーケンスの閲覧(viewing)のよう
なサーバ・コントローラ26の様々な構成にアクセスで
きるようにする。加えて、サーバ・コントローラ・コン
ソール・アプリケーションは、、遠隔リセットの実行、
警報およびログイン情報の管理、遠隔地からのコンソー
ルへのアクセス、サーバ10のイベント・ログ、エラー
・ログおよびステータス・ログの閲覧を、システム管理
者に可能とする。図2のa〜cを再び参照すると、サー
バ・コントローラ・コンソール・アプリケーションの3
種類のメニュー画面が示されている。遠隔端末28は、
通常、コンピュータであり、既知の製品であるSYMANTEC
pcANYWHEREまたはDATASTORM TECHNOLOGY ProComm のよ
うな、種々の販売会社から入手可能な一般的なANSI
の端末エミュレーション・ソフトウエア・アプリケーシ
ョンを実行することによって、サーバ・コントローラ2
6と通信を行う。
【0106】第2のモードでは、遠隔端末28は、ロー
カル・エリア・ネットワーク(LAN)のそれと同様の
PPP接続を通じて、サーバ・コントローラ26とのT
CP/IPリンクを確立する。遠隔端末28はCOMPAQ I
nsight Manager (CIM)を実行し、TCP/IP接続を通
じてサーバ・コントローラ26との通信を行う。サーバ
・コントローラ26は、2つの方法で、CIMと通信を
行う。すなわち、第1に、サーバ・コントローラ26
は、TELNET接続を通じてCIMと通信を行い、テキスト
・プロトコルを用いる第1モードと全く同様に、サーバ
・コントローラ・コンソール・アプリケーションを実行
する。
【0107】第2に、サーバ・コントローラ26は、サ
ーバ10を管理する目的のために、CIMに対して、SN
MPパケットの送受信を行う。例えば、サーバ10はサー
バ10上の障害またはその他のイベントを検出し、SNMP
トラップ・パケットを、サーバ・コントローラ26を通
じて、遠隔端末28上で実行中のCIMに送り、サーバ
10が接続されているLAN上のクライアント上でCI
Mが実行されているかのように、システム管理者にその
イベントについて通知する。加えて、サーバ10の障害
の場合、サーバ・コントローラ26はその障害を検出
し、SNMPトラップ・パケットをCIMに自動的に送る。
この第2のモード、即ち、PPP接続によるモードで
は、サーバ・コントローラ26は、同時に、サーバ・コ
ントローラ・コンソール・アプリケーションおよびSNMP
パケットによって、遠隔端末28と通信を行うこともで
きる。
【0108】CIMによるサーバ10の管理の別の例
は、遠隔端末28がサーバ・コントローラ26を通じて
「要求獲得」SNMPパケットをサーバ10に送り、サーバ
のサブシステムの1つの状態(health)のような、サーバ
に関する管理情報を要求することである。サーバ・コン
トローラ26はSNMPパケットをオペレーティング・シス
テムに送出する。オペレーティング・システムは、要求
された情報を集め、「応答獲得」パケットをサーバ・コ
ントローラ26に送る。一方、サーバ・コントローラ2
6はパケットをCIMに送出する。
【0109】WINDOWS NTのRemote Access Services
(RAS)は、PPP接続を確立し、ヌル・モデム(nul
l-modem)によって接続された2台のコンピュータ間の通
信を提供する。NT RASはこのPPP接続を確立す
る、所有権を主張する方法(proprietary method)を用い
る。この方法のことを以降「予備PPPプロトコル」(p
re-PPP protocol)と呼ぶことにする。これは2台のコン
ピュータ間で1対の文字列を交換するためのものであ
る。接続を確立したい第1のコンピュータが、文字列"C
LIENT"を第2のコンピュータに送る。次に、第2のコン
ピュータは、"CLIENT"文字列を受け取った後、文字列"C
LIENTSERVER"を第1のコンピュータに送る。一旦この2
つの文字列の交換が行われたなら、2台のコンピュータ
は必要な文字パケットの交換に進み、PPP接続を確立
する。標準的なPPP接続では、この2つの文字列の初
期交換は必要でない。サーバ・コントローラ26は、ヌ
ル・モデムを通じたNT RASとのPPP接続、およ
び標準的なPPPプロトコルを用いた遠隔端末28との
PPP接続の双方を確立することができる。
【0110】次に図12を参照すると、サーバ・コント
ローラ26がどの通信プロトコルが遠隔端末28から送
られているのかをどのようにして検出するのかを示すフ
ローチャートが示されている。遠隔端末28が接続を確
立する前に、サーバ・コントローラ26のソフトウエア
は、ステップ130において、サーバ・コントローラ2
6のソフトウエアの中にある3つの状態マシンをリセッ
トする。テキスト・プロトコル、PPPプロトコル、お
よび予備PPPプロトコルという有効なプロトコル各々
に1つの状態マシンが存在する。
【0111】サーバ・コントローラ26が通信ユニット
36からの割り込みを待っている間、プロセッサ34は
再生シーケンスを処理することができる。キャリア信号
がサーバ・コントローラ26上で受信されたとき、コン
トローラ26内のソフトウエアは、ステップ134にお
いて、状態マシンをリセットし、ステップ136におい
てタイマを設定する。一実施例では、タイマは30秒後
に終了するように設定される。サーバ・コントローラ2
6のソフトウエアは、ステップ138において、タイマ
が終了したか否かについて判定を行う。タイマが終了し
ていた場合、サーバ・コントローラ26のソフトウエア
は、ステップ140において、サーバ・コントローラ2
6内の上位タスクに、プロトコルはテキスト・プロトコ
ルであると伝達することによって、プロトコルがテキス
ト・プロトコルであることを宣言する。
【0112】遠隔端末28から文字または信号を受信す
る前に、サーバ・コントローラ26内のソフトウエアは
ビデオ画面変化を処理することができる。一旦割り込み
が発生し、文字または信号の存在が示されたなら、サー
バ・コントローラ26のソフトウエアは、ステップ14
2において、「無キャリア」信号が通信ユニット36か
ら送られて、遠隔端末28からキャリアの損失が示され
たか否かについて判定を行う。キャリアが失われていた
場合、サーバ・コントローラ26のソフトウエアは、ス
テップ144において、タイマをクリアし、ステップ1
30に戻る。
【0113】ステップ142において「無キャリア」信
号が受信されなかった場合、サーバ・コントローラ26
のソフトウエアは、ステップ146において、文字が受
信されたか否かについて判定を行う。受信されていない
場合、サーバ・コントローラ26のソフトウエアはステ
ップ138に戻り、タイマが終了するのを待つか、ある
いは信号または文字が到達したことを示す割り込みが受
信されるのを待つ。
【0114】ステップ146において文字が受信された
場合、サーバ・コントローラ26のソフトウエアは、ス
テップ148において、その文字を3つのプロトコルの
状態マシンに渡す。ステップ150において、状態マシ
ンに有効なプロトコルを検出したものがない場合、サー
バ・コントローラ26のソフトウエアはステップ138
に戻る。ステップ150において、状態マシンの内の1
つが有効なプロトコルを検出した場合、サーバ・コント
ローラ26のソフトウエアはステップ152においてタ
イマをクリアし、次にステップ154において、3つの
プロトコルの内どれが検出されたのかを上位タスクに宣
言する。
【0115】プロセッサ34は、図11の説明において
述べた通信ユニット36のような種々の割り込みソース
からの割り込みを受け取るように構成されている。プロ
セッサ34は、割り込み記述子テーブルを備えており、
テーブル内の各エントリが、割り込みソースに対応する
割り込みサービス・ルーチンを参照する。割り込みソー
スの1つが割り込みを発生した場合、プロセッサ34
は、この割り込みソースに対応する割り込み記述子テー
ブル内のエントリによって参照される、割り込みサービ
ス・ルーチンの実行を開始する。割り込みサービス・ル
ーチンはサーバ・コントローラ26のソフトウエアの一
部であり、プロセッサ34上で実行する。通信ユニット
36は、遠隔端末28からの文字、あるいは「キャリ
ア」または「無キャリア」のような信号の受信時に、プ
ロセッサ34に割り込みをかけるように構成されてい
る。割り込みサービス・ルーチンは、プロセッサ34上
で実行する他のソフトウエア・タスクと通信を行い、遠
隔端末28との通信に便宜を図る。
【0116】最初に、即ち、遠隔端末28がサーバ・コ
ントローラ26との接続を確立する前に、通信ユニット
36に対応する割り込み記述子テーブルのエントリは、
プロトコル検出割り込みサービス・ルーチンへの参照に
よって、分類される(populate)。プロトコル検出割り込
みサービス・ルーチンは、サーバ・コントローラ26の
ソフトウエアの、3つのプロトコル状態マシンを含む部
分である。また、プロトコル検出割り込みサービス・ル
ーチンは、サーバ・コントローラ26のソフトウエア
の、通信ユニット36から入来する文字を受け取るソフ
トウエアの部分でもある。プロトコル検出割り込みサー
ビス・ルーチンによって受け取られる各文字は、3つの
プロトコル状態マシンへの入力として作用する。
【0117】一旦ステップ140またはステップ154
のいずれかにおいて有効なプロトコルが検出されたこと
が上位タスクに通知されたなら、上位タスクは、検出さ
れた特定のプロトコルに専用の割り込みサービス・ルー
チンへの参照により、通信ユニット36に対応する割り
込み記述子テーブルのエントリを分類する。PPPおよ
び予備PPPプロトコルは、同じ割り込みサービス・ル
ーチンを有する。
【0118】表12〜16(表12には表13が、表1
3には表14が、表15には表16が、それぞれ連続す
る)に示される補足資料は、PPP割り込みサービス・
ルーチンの部分のアセンブリ言語によるソース・コード
・リストである。このコード部分は、割り込みサービス
・ルーチンがどのようにして入来する文字を受け取って
処理し、有効なPPPパケット全体の有効性の判断およ
び/またはこのPPPパケットの形成を行うかを示した
ものである。一旦PPPパケットが形成されたなら、割
り込みサービス・ルーチンは、当該パケットの存在に関
して、サーバ・コントローラ26のソフトウエアの上位
タスクに通知する。
【0119】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【0120】次に図13を参照すると、テキスト・プロ
トコルの状態マシンを表わす状態図が示されている。テ
キスト・プロトコルの状態マシンが3つの連続したアス
キー「リターン」文字(0X20)を検出した場合、遠隔端
末28から有効なテキスト・プロトコルが検出されたこ
とを示す。TEXT_INT状態156において、状態マシンが
キャリッジ・リターン文字を受け取った場合、状態マシ
ンはTEXT_ONE状態157に遷移する。その他の場合、状
態マシンはTEXT_INT状態156に留まる。TEXT_ONE状態
157において、状態マシンがキャリッジ・リターン文
字を受け取った場合、状態マシンはTEXT_TWO状態158
に遷移する。その他の場合、状態マシンはTEXT_INIT状
態156に戻る。TEXT_TWO状態158において、状態機
械がキャリッジ・リターン文字を受け取った場合、状態
マシンはTEXT_DETECTED状態159に遷移する。その他
の場合、状態マシンはTEXT_INIT状態156に戻る。状
態マシンがTEXT_DETECTED状態159になった場合、サ
ーバ・コントローラ26のソフトウエアの上位タスク
に、有効なテキスト・プロトコルが検出されたことを通
知する。
【0121】図14は、予備PPPの状態マシンを表わ
す状態図が示されている。予備PPP状態マシンが文字
列"CLIENT"を検出した場合、遠隔端末28から有効な予
備PPPプロトコルが検出され、対応して文字列"CLIEN
TSERVER"を遠隔端末28に送信することを示す。CLIENT
_INT状態162において、状態マシンが「C」を受け取
った場合、状態マシンはCLIENT_C状態163に遷移す
る。その他の場合、状態マシンはCLIENT_INT状態162
に留まる。CLIENT_C状態163において、状態マシンが
「L」を受け取った場合、状態マシンはCLINET_L状態1
64に遷移する。この進展は、以降の状態164、16
5、166の各々についても維持され、文字列"CLIENT"
の可能な受け取りを示す。この文字列が完全に受け取ら
れなかった場合、CLIENT_INIT状態162に戻る遷移が
行われる。文字列全体を受け取ったときに、状態マシン
はCLIENT_DETECTED状態168に遷移し、サーバ・コン
トローラ26のソフトウエアにおける上位タスクに、有
効な予備PPPプロトコルが検出されたことを通知す
る。
【0122】以下に示すのは、有効なPPPパケットを
形成する文字列のフォーマットである。
【0123】SYNCH ADDRESS CONTROL PROTOCOL ... dat
a ... CRClow CRChigh SYNCH SYNCH文字は16進数の値0x7Eで表され、ADDRESS文
字は16進数の値0xFFで表され、CONTROL文字は1
6進数の値0x03で表わされる。ADDRESSおよびCONTR
OL文字は任意であるが、一方がある場合、両方の文字が
なければならない。PROTOCOL文字(群)は、最初のバイ
トの最下位ビット(LSB)に応じて、1バイトまたは
2バイトとなる。最初のバイトの最下位ビットがセット
されている(即ち、1)場合、PROTOCOL文字は、圧縮さ
れた1プロトコル・バイトのみから成る。最初のバイト
のLBSがクリアされている(即ち、0)場合、PROTOC
OL文字は、圧縮されていない2プロトコル・バイトから
成り、第1のバイトが下位バイト、第2のバイトが上位
バイトとなる。「データ」バイトはパケットのペイロー
ドである。CRClowおよびCRChigh文字は、それぞ
れ、データ・バイト上の巡回冗長度チェック(CRC)
の下位および上位バイトから成る。
【0124】図15を参照すると、PPPの状態マシン
を表わす状態図が示されている。PPPの状態マシンが
有効なPPPパケットを検出した場合、遠隔端末28か
ら有効なPPPプロトコルが検出されたことを示す。PP
P_INIT状態170において、状態マシンがSYNCH文字を
受け取ると、状態マシンはPPP_SYNCH状態172に遷移
する。その他の場合、状態マシンはPPP_INT状態170
に留まる。PPP_SYNCH状態172において、状態マシン
がADDRESS文字を受け取ると、PPP_ADDRESS状態174に
遷移する。その他の場合、状態マシンはPPP_CONTROL状
態176に遷移する。PPP_ADDRESS状態174におい
て、状態マシンがCONTROL文字を受け取ると、状態マシ
ンはPPP_CONTROL状態176に遷移する。あるいは、状
態マシンがSYNCH文字を受け取ると、状態マシンはPPP_S
YNCH状態172に遷移する。その他の場合、状態マシン
はPPP_INT状態170に遷移する。PPP_CONTROL状態17
6において、状態マシンがSYNCH文字を受け取ると、状
態マシンはPPP_SYNCH状態172に遷移する。その他の
場合、文字のLSBがクリアされているなら、PPP_NOT_
COMPRESSED状態178に遷移し、この文字を非圧縮2プ
ロトコル・バイトの下位バイトとして扱い、この文字の
LSBがセットされているなら、PPP_COMPRESSED状態1
80に遷移し、この文字を単一の圧縮プロトコル・バイ
トとして扱う。PPP_NOT_COMPRESSED状態178におい
て、状態マシンがSYNC文字を受け取ると、PPP_SYNCH1
72状態に遷移する。その他の場合、状態マシンはPPP_
COMPRESSED状態180に遷移し、非圧縮2プロトコル・
バイトの上位バイトとしてこの文字を扱う。PPP_COMPRE
SSED状態180において、状態マシンがSYNCH文字を受
け取ると、状態マシンはPPP_DETECTED状態182に遷移
する。その他の場合、状態マシンはPPP_COMPRESSED状態
180に留まり、この文字をデータまたはCRCバイト
として扱う。状態マシンがPPP_DETECTED状態182に到
達した場合、サーバ・コントローラ26のソフトウエア
内の上位タスクに、有効なPPPプロトコルが検出され
たことを通知する。
【0125】サーバ・コントローラ26は、任意のダイ
アル・バック・セキュリティ(dial-back security)機能
を備え、無許可のユーザがサーバ・コントローラ26を
通じてサーバ10を不正に変更するのを防止する。サー
バ・コントローラ26のコンソール・アプリケーション
・ソフトウエアを用いて、システム管理者は、各々ユー
ザ名、パスワードおよび電話番号を含むユーザ・プロフ
ァイルのリストを構成する。ユーザが発信してきた場
合、サーバ・コントローラ26はユーザからユーザ名お
よびパスワードを受信し、ユーザ・プロファイルのリス
トからそのユーザ名およびパスワードを確認し、そして
切断する。ユーザ名およびパスワードがユーザ・プロフ
ァイルのリストにおいて確認された場合、サーバ・コン
トローラ26は、ユーザ・プロファイルのリスト内にあ
る対応する電話番号を呼び出す。許可されているユーザ
には、遠隔アクセスは通常通りに進む。万一侵入者が有
効なユーザ名およびパスワードを得ても、しかしなが
ら、侵入者には呼び出しがかからないので、侵入者はサ
ーバ10への接続を失うことになる。
【0126】サーバ・コントローラ26は、ユーザが発
信してきたときに用いられたのと同じ通信プロトコルに
よって、許可されたユーザに呼び出しをかけるという利
点がある。例えば、ユーザが予備PPPプロトコルを用
い、WINDOWS NT機からヌル・モデムを通じて接続した場
合、サーバ・コントローラ26は予備PPPプロトコル
を用いてこのNT機に呼び出しをかける。遠隔端末は、そ
れが発信したのと同じプロトコルを用いてサーバ・コン
トローラ26と通信することを期待する場合が多いの
で、これは有用である。
【0127】次に図16を参照すると、PCB200上
に配置された、サーバ・コントローラ26の様々な構成
要素が示されている。PCB200は、複数のプレーン
(plane)即ち部分に分離されている。第1部分202は
拡張バス・インターフェース・ユニット204および検
出ロジック30を収容する。第2部分206はプロセッ
サ30およびコントローラ・メモリ32、ならびに参照
番号208で示す二次電源(即ち、電池)を収容する。
第3部分210は通信ユニット(即ち、モデム)36を
収容する。部分202、206、210は、第1の遮断
ユニット212および第2の遮断ユニット214として
示す1対の遮断ユニットによって、互いに分離されてい
る。
【0128】PCB200への電力は、通常、PCB2
00を接続可能な拡張バスから、エッジ・コネクタ21
6を介して供給される。エッジ・コネクタ216のピン
の内1本は、第1、第2および第3部分202、20
6、210にそれぞれ供給される主要電源VDDのため
に用いられる。表示データは拡張バスから監視され、エ
ッジ・コネクタ216の恐らく数本のピンを通じて、イ
ンターフェース・ユニット204を通じて検出ロジック
30に送出される。例えば、サーバの停電の間にVDD
が失われると、遮断ユニット212は2つの機能を果た
す。まず、第1部分202内の電力用導体を、第2部分
206の電力用導体から切断する。より具体的には、第
1部分202内のVDD導体は、遮断ユニット212に
よって、第2部分206内の電力用導体または導体群か
ら切断される。第2に、第1部分202内の信号用導体
は、第2部分206内の信号用導体から切断される。信
号用導体が切断されると、信号用導体は三状態化する(t
ri-stated)。
【0129】第1の遮断ユニット212と同様、第2の
遮断ユニット214も電力用導体および信号用導体を切
断する。拡張バスからVDDが遮断され、更に通信ユニ
ット36が遠隔端末28からの通信を検出できなくなっ
た場合、第2の遮断ユニット214はその切断処理を実
行する。しかしながら、VDDが得られる場合、または
遠隔端末28が通信プロトコルを送っている場合、第2
の遮断ユニット214は、第2および第3部分208、
210間の結合を行う。
【0130】遮断ユニット212、214は、電力用導
体上にクイック・スイッチを備え、更に信号用導体間に
バッファ/ドライバ機能を有する双方向トランシーバを
備えていることが好ましい。クイック・スイッチは、Na
tional Semiconductor Corp.およびTexas Instruments,
Inc.等の販売会社から入手可能であり、共通の制御入
力(即ち、出力イネーブルOE入力)を有するパッケージ
化されたJFETのアレイとして形成されている。双方
向トランシーバは、高容量性負荷を駆動するのに非常に
適しており、高速で動作する。適切な双方向トランシー
バは、integrated Device Technology, Inc.またはTexa
s Instruments, Inc. から、三状態出力機能を有する高
速CMOSトランシーバとして入手可能である。
【0131】エッジ・コネクタ216のピンの1つに
は、充電用導体220が結合されている。充電用導体2
20は、拡張バスから供給されVDDよりも高く設定さ
れた電圧を受けるように構成されている。一実施例によ
れば、充電用導体220上の所望の電圧は12ボルトで
あり、この場合、VDDは5ボルトである。充電用導体
220によって供給される電圧は、電池208を充電す
るだけでなく、スイッチング・レギュレータ222のス
イッチングをイネーブルするように作用する。例えば、
充電用導体220内の電荷がスレショルド値よりも低下
した場合、スイッチング・レギュレータ222は、第2
部分206および恐らく第3部分210に電池208を
結合するように機能する。逆に、充電用導体220上の
電荷がスレショルド値を超過している場合、電池208
からの出力(即ち、VDDB)は第2部分206および
第3部分210には結合されない。代わりに、後者の場
合、そこにVDDが供給される。ダイオード224を用
いて、導体220上の電荷を終了させる期間中、電池2
08の放電を防止する。
【0132】呼び出し指示器226が、第2部分206
と同じ電力プレーンに結合されている。具体的には、呼
び出し指示器226は、VDDがない期間中、導体22
8上のVDDBを受け取り、VDDがある場合VDDを
受け取る。したがって、呼び出し指示器226は、主電
源または二次電源のいずれかから電力を維持し、入来す
るアナログ呼び出しARNG信号を検出する。ARNGの受信時
に、呼び出し指示器226は、デジタル呼び出しDRN
G信号を通じて、結果的に得られる通信プロトコルを通
信ユニット36に送出する。常に呼び出し指示器226
に電力を維持することによって、入来する呼び出しの検
出は、VDDの状態には無関係に、常に可能となる。
【0133】図17は、VDDがVDDBよりもスレシ
ョルド量だけ少なくなったか否かについて判定を行う際
に使用される比較器230を示す。VDDが偶然許容可
能なスレショルドを越えて低下した場合、比較器230
はVDDOFF信号を生成する。VDDOFF信号は、第1遮断ユニ
ット212の遮断出力イネーブルOEピン上に現れる。こ
れによって、拡張バスによって供給されるVDDが電池
208によって供給されるVDDBよりも低くなった場
合に、比較器230は、信号用導体および電力用導体の
遮断を行う。
【0134】図18は、デジタル呼び出しDRNG信号の動
作、ならびに第2部分206および第3部分210間の
電力用導体および信号用導体の遮断に対するその効果に
ついて示すものである。通信ユニット36への電力が最
初にオフになっている場合、通信ユニット36へのDRNG
信号はプロセッサ34に割り込みを発生する。こうし
て、プロセッサ34は、通信ユニット36に呼び出し信
号があることを通知され、これにより、プロセッサ34
はMDMACT信号を通じてそれ自体の割り込みを承認し、か
つMDMPWR信号を通じてモデムへの電力供給を承認する。
より具体的には、MDMPWR信号は第2の遮断ユニット21
4の出力イネーブルOE入力に供給される。入来する呼び
出しを示すMDMPWRを受信すると、第2の遮断ユニット2
14は、第2部分206および第3部分210間に延び
る電力用導体および信号用導体を結合する。本質的に
は、DRNGは、通信ユニット36がオンかオフかを示す信
号によってゲートされ、このゲートの出力が、プロセッ
サ34への割り込みとなる。プロセッサ34が割り込み
を受け取ったときはいつでも、プロセッサ34のVDD
Bからの電力は通信ユニット36に供給される。通信ユ
ニット36への電力がオンである場合、割り込みはアサ
ートされない。
【0135】本発明は多種多様のコンピュータ・システ
ム、多種多様の電気的構成物、多種多様のPCBおよび
多種多様の通信プロトコルを用いた応用が可能であるこ
とは、本開示から当業者には明らかであろう。更に、こ
こに示しかつ記載した本発明の形態は、現状における好
適な実施例として捕らえるべきことは理解されよう。特
許請求の範囲に記載してある本発明の主旨および範囲か
ら逸脱することなく、様々な修正や変更が可能である。
したがって、特許請求の範囲はかかる修正や変更全てを
含むものとして解釈し、この明細書および図面は限定的
な意味ではなく例示的な意味で捕らえるべきことを意図
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、遠隔端末からアクセス可能なサ
ーバ・コントローラを用いて構成を変更したホスト・サ
ーバのブロック図である。
【図2】遠隔端末からのアクセスに応答して、サーバ・
コントローラが遠隔端末の表示画面に送出する、3種類
の画面表示メニューを示す図である。
【図3】図1に示したビデオ・メモリおよびビデオ制御
レジスタ(ビデオ・コントローラ内)に使用可能なメモ
リ・アドレス空間およびI/Oアドレス空間の部分を示
す図である。
【図4】サーバ・コントローラの詳細ブロック図であ
る。
【図5】図4に示すプロセッサによって用いられ、サー
バCPUから拡張バスに送られる一連のビデオ画面の処
理および記憶を行うための種々のバッファのブロック図
である。
【図6】所定の連続ビデオ画面を記憶する際に、サーバ
・コントローラによって実行されるステップを示すフロ
ーチャートである。
【図7】所定の連続ビデオ画面を記憶する際に、サーバ
・コントローラによって実行されるステップを示すフロ
ーチャートである。
【図8】遠隔端末上でリセット時のビデオ画面シーケン
スを再生する際に、図4のプロセッサが実行するステッ
プを示すフローチャートである。
【図9】遠隔端末上で障害時のビデオ画面シーケンスを
再生する際に、図4のプロセッサが実行するステップを
示すフローチャートである。
【図10】代表的な障害時画面シーケンスとして提示す
る表示シーケンスを表わす図である。
【図11】拡張バスの侵入および非侵入が発生する2つ
の別個のビデオ・ライト・サイクルを示す、種々のEI
SA拡張バス信号のタイミング図である。
【図12】遠隔端末によって使用可能な種々の通信プロ
トコルを検出する際に、サーバ・コントローラが実行す
るステップを示すフローチャートである。
【図13】遠隔端末から送られたテキスト通信プロトコ
ルを検出する際に使用する、テキスト・プロトコルの状
態マシンを示す状態図である。
【図14】遠隔端末から送られた予備二地点間(PP
P)通信プロトコルを検出する際に使用する、予備PP
Pプロトコルの状態マシンを示す状態図である。
【図15】遠隔端末から送られたPPP通信プロトコル
を検出する際に使用する、PPPのプロトコル状態マシ
ンを示す状態図である。
【図16】拡張バス上で結合するように構成されたPC
B上で実施されるサーバ・コントローラを示すブロック
図である。
【図17】図16の前記PCB内に配置されている電力
プレーン間に延在する信号導体を遮断する際に使用する
比較ロジックを示す図である。
【図18】通信ユニットが遠隔端末から信号を受信して
いる間に、信号導体を結合し、通信ユニットの電力プレ
ーンに給電するために用いられる信号を示す説明図であ
る。
フロントページの続き (71)出願人 591030868 20555 State Highway 249,Houston,Texas 77070,United States o f America (72)発明者 ジョージ・エイチ・マイヤーズ アメリカ合衆国テキサス州77007,ヒュー ストン,マーロン・ストリート 519 (72)発明者 ルイス・アール・ガグリアルディ アメリカ合衆国テキサス州77375,トムボ ール,カールトン・オークス 12407 (72)発明者 シアマック・タヴァラエイ アメリカ合衆国テキサス州77379,スプリ ング,ランドリー・ブールヴァード 9418

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ・コントローラとサーバ・コント
    ローラとが接続されている拡張バスを備えたコンピュー
    タにおいて、 前記サーバ・コントローラは、ビデオ・コントローラへ
    の書き込み動作のために前記拡張バスをモニタし、 前記サーバ・コントローラは、前記ビデオ・コントロー
    ラに送られた表示データを同時に受け取るコントローラ
    ・メモリを備えていることを特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンピュータにおいて、
    前記サーバ・コントローラは、そのマスタシップをアサ
    ートすることなく前記拡張バスをモニタすることを特徴
    とするコンピュータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンピュータにおいて、
    前記サーバ・コントローラは、前記書き込み動作をビデ
    オ・アドレス範囲内で復号する検出ロジックを備えてい
    ることを特徴とするコンピュータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンピュータにおいて、
    前記検出ロジックは、表示データを前記拡張バスから前
    記コントローラ・メモリに通信するデータ・トランシー
    バを備えていることを特徴とするコンピュータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンピュータにおいて、
    前記通信ユニットは、前記コンピュータから離間して配
    置された端末に動作的に結合されたモデムを備えている
    ことを特徴とするコンピュータ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンピュータにおいて、
    前記拡張バスのモニタリングは、スヌーピングを含むこ
    とを特徴とするコンピュータ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のコンピュータにおいて、
    前記サーバ・コントローラはスレーブ・ユニットである
    ことを特徴とするコンピュータ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のコンピュータにおいて、
    該コンピュータはさらに、 前記拡張バスとPCIバスとの間に結合されたバス・ブ
    リッジと、 前記PCIバスに結合されており、前記コントローラ・
    メモリと前記ビデオ・コントローラとが前記表示データ
    を受け取っている間には非アクティブ状態にされる第2
    のビデオ・コントローラとを備えていることを特徴とす
    るコンピュータ。
  9. 【請求項9】 サーバ・コントローラにおいて、 コントローラ・メモリとプロセッサとの間に配置された
    コントローラ・バスと、 サーバと関連する拡張バスと前記コントローラ・バスと
    の間に結合されており、前記拡張バス上の書き込みサイ
    クルを検出し、前記書き込みサイクル中の表示データ
    を、前記書き込みサイクルが終了する前に前記コントロ
    ーラ・メモリに送る検出ロジックとを備えることを特徴
    とするサーバ・コントローラ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のサーバ・コントローラ
    において、前記書き込みサイクルは、アドレス・サイク
    ルとそれに続くデータ・サイクルとを有することを特徴
    とするサーバ・コントローラ。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のサーバ・コントロー
    ラにおいて、該サーバ・コントローラはさらに、前記コ
    ントローラ・バスのマスタシップを前記検出ロジックに
    付与するように結合されたプロセッサを備えることを特
    徴とするサーバ・コントローラ。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のサーバ・コントロー
    ラにおいて、該サーバ・コントローラはさらに、前記コ
    ントローラ・バスのマスタシップを前記検出ロジックに
    付与するように結合されたプロセッサを備えており、前
    記検出ロジックは、前記マスタシップの付与がその信号
    の所定のサンプリング時間よりも前に生じる場合には、
    前記拡張バス上の信号をアサートして前記データ・サイ
    クルの終了より前に先行させることを特徴とするサーバ
    ・コントローラ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のサーバ・コントロー
    ラにおいて、前記所定のサンプリング時間は、前記拡張
    バスのクロック・サイクルの1/2よりも長いことを特
    徴とするサーバ・コントローラ。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のサーバ・コントロー
    ラにおいて、前記検出ロジックは、前記データ・サイク
    ルの終了の後で拡張バスのクロック・サイクルの所定数
    をカウントするデフィート・タイマを備え、前記所定の
    数の拡張バス・サイクルが終了する際には、前記検出ロ
    ジックは、前記コントローラ・バスのマスタシップを放
    棄することを特徴とするサーバ・コントローラ。
  15. 【請求項15】 拡張バスを介してサーバからビデオ・
    コントローラへ送られる表示データの書き込みサイクル
    をスヌーピングする方法において、 ビデオ・アドレス範囲中で生じる書き込みサイクルを検
    出するステップと、 コントローラ・メモリに動作的に結合されている検出ロ
    ジックによって、コントローラ・バスのマスタシップを
    取得するステップと、 前記書き込みサイクルの中で生じる前記表示データを、
    前記表示データが前記ビデオ・コントローラに送られる
    のとほぼ同時に、前記コントローラ・メモリに送るステ
    ップと、 前記書き込みサイクルの終了時に、前記検出ロジックに
    よって、前記コントローラ・バスのマスタシップを廃棄
    するステップとを含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の方法において、前記
    書き込みサイクルは、アドレス・サイクルとそれに続く
    データ伝送サイクルとを有し、前記検出ロジックは、前
    記アドレス・サイクルの終了の前に前記コントローラ・
    バスのマスタシップを廃棄することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の方法において、マス
    タシップの廃棄は、前記コントローラ・メモリに結合さ
    れたプロセッサによって前記コントローラ・バスを取得
    するステップを含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の方法において、前記
    プロセッサは、前記サーバから離間して配置された端末
    と通信する通信ユニットに結合されており、前記プロセ
    ッサは、前記コントローラ・バスの前記マスタシップが
    前記検出ロジックによって放棄されている間は、前記通
    信ユニットから前記コントローラ・メモリへ入力データ
    を検索して送ることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の方法において、前記
    通信ユニットは、前記サーバから離間して配置された端
    末と通信するように結合されたモデムを備えており、前
    記通信ユニットは、前記コントローラ・バスの前記マス
    タシップが前記検出ロジックによって放棄されている間
    は、出力データを前記端末に送ることを特徴とする方
    法。
JP22133297A 1996-08-17 1997-08-18 分散型のコンピュータ・システム Expired - Lifetime JP3641354B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US697678 1996-08-17
US08/697,678 US6233634B1 (en) 1996-08-17 1996-08-17 Server controller configured to snoop and receive a duplicative copy of display data presented to a video controller

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10116255A true JPH10116255A (ja) 1998-05-06
JP3641354B2 JP3641354B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=24802102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22133297A Expired - Lifetime JP3641354B2 (ja) 1996-08-17 1997-08-18 分散型のコンピュータ・システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6233634B1 (ja)
EP (1) EP0825536B1 (ja)
JP (1) JP3641354B2 (ja)
DE (1) DE69718859T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8933941B2 (en) 2004-08-23 2015-01-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for redirection of video data

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6742066B2 (en) * 1999-05-17 2004-05-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for controlling remote console functionality assist logic
US6026218A (en) * 1997-06-11 2000-02-15 Sun Microsystems, Inc. Computer system employing a bus snooping multimedia subsystem for implementing video multicast transactions
JP4046804B2 (ja) * 1997-06-26 2008-02-13 富士通株式会社 サーバの情報提供装置、サーバの情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびサーバの情報提供方法
US6750876B1 (en) * 1997-11-16 2004-06-15 Ess Technology, Inc. Programmable display controller
US20060069657A1 (en) * 1998-10-01 2006-03-30 Freeny Charles C Jr Multiple customer and multiple location PC service provider system
US6744472B1 (en) 1998-11-09 2004-06-01 Broadcom Corporation Graphics display system with video synchronization feature
US6768774B1 (en) 1998-11-09 2004-07-27 Broadcom Corporation Video and graphics system with video scaling
US6798420B1 (en) 1998-11-09 2004-09-28 Broadcom Corporation Video and graphics system with a single-port RAM
US7982740B2 (en) 1998-11-09 2011-07-19 Broadcom Corporation Low resolution graphics mode support using window descriptors
US6636222B1 (en) * 1999-11-09 2003-10-21 Broadcom Corporation Video and graphics system with an MPEG video decoder for concurrent multi-row decoding
US6661422B1 (en) * 1998-11-09 2003-12-09 Broadcom Corporation Video and graphics system with MPEG specific data transfer commands
US6577861B2 (en) * 1998-12-14 2003-06-10 Fujitsu Limited Electronic shopping system utilizing a program downloadable wireless telephone
US6664969B1 (en) * 1999-11-12 2003-12-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Operating system independent method and apparatus for graphical remote access
US20020082927A1 (en) * 2000-11-22 2002-06-27 Borenstein Nathaniel S. Intelligent caching routers
US6724360B2 (en) * 2001-04-25 2004-04-20 Citizen Watch Co., Ltd. Antiferroelectric liquid crystal display
US20030041162A1 (en) * 2001-08-27 2003-02-27 Hochmuth Roland M. System and method for communicating graphics images over a computer network
US20030058248A1 (en) * 2001-09-21 2003-03-27 Hochmuth Roland M. System and method for communicating graphics over a network
US20030065864A1 (en) * 2001-10-03 2003-04-03 Dell Products L.P. System and method supporting remote data processing system management
US6874060B2 (en) 2001-12-07 2005-03-29 Dell Products L.P. Distributed computer system including a virtual disk subsystem and method for providing a virtual local drive
US7287107B2 (en) * 2002-01-04 2007-10-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for passive PCI throttling in a remote server management controller
US7038696B2 (en) * 2002-01-04 2006-05-02 Hewlett-Packard Development Company Method and apparatus for implementing color graphics on a remote computer
US7293102B2 (en) * 2002-03-26 2007-11-06 Hewlett-Packard Development Company Method and apparatus for storing data and replaying stored data in a temporally accurate manner
US8063916B2 (en) 2003-10-22 2011-11-22 Broadcom Corporation Graphics layer reduction for video composition
US8825833B2 (en) * 2005-03-30 2014-09-02 International Business Machines Corporation Tracking computer system configuration changes with corresponding message responses
US8949404B2 (en) * 2005-05-24 2015-02-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Acquiring graphical operating system post-failure screen
US7944451B2 (en) * 2007-07-31 2011-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Providing pixels from an update buffer
US20090055157A1 (en) * 2007-08-23 2009-02-26 Beyond Blades Ltd. Server Having Remotely Manageable Emulated Functions
JP5180729B2 (ja) 2008-08-05 2013-04-10 株式会社日立製作所 計算機システム及びバス割当方法
CN102479138A (zh) * 2010-11-29 2012-05-30 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 利用图像进行错误侦测的系统及方法
JP5889848B2 (ja) * 2013-08-28 2016-03-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理端末、印刷用プログラム、印刷装置及び印刷システム
TW201509151A (zh) * 2013-08-30 2015-03-01 Ibm 具安全防護連結之遠端診斷的方法與電腦程式產品及實施該方法之資訊設備
US11550281B2 (en) 2017-05-12 2023-01-10 Gowin Semiconductor Corporation Method and system for providing programmable microcontroller unit (MCU) using two-phase configuration process
US10789197B2 (en) * 2017-05-12 2020-09-29 Jinghui Zhu Methods and system for providing software defined microcontroller unit (MCU)
JP6706278B2 (ja) * 2018-03-27 2020-06-03 キヤノン株式会社 情報処理装置、及び情報処理方法

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4232377A (en) 1979-04-16 1980-11-04 Tektronix, Inc. Memory preservation and verification system
US4281315A (en) * 1979-08-27 1981-07-28 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Collection of messages from data terminals using different protocols and formats
WO1982004345A1 (en) 1981-05-27 1982-12-09 Aswell Cecil James Power supply control for integrated circuit
US4866600A (en) * 1983-04-27 1989-09-12 Tandy Corporation Computer video control system
US4528459A (en) 1983-06-10 1985-07-09 Rockwell International Corporation Battery backup power switch
JPS61133454A (ja) * 1984-12-03 1986-06-20 Hitachi Ltd 端末制御方式
US4777626A (en) 1984-12-22 1988-10-11 Tokyo Electric Co., Ltd. Memory device having backup power supply
US4683469A (en) * 1985-03-14 1987-07-28 Itt Corporation Display terminal having multiple character display formats
US4924210A (en) * 1987-03-17 1990-05-08 Omron Tateisi Electronics Company Method of controlling communication in an ID system
US4984211A (en) 1988-02-16 1991-01-08 Texas Instruments Incorporated Battery backup bus scheme for an ECL BiCMOS SRAM
JPH0695350B2 (ja) 1988-08-12 1994-11-24 三菱電機株式会社 Icメモリカード用バッテリ回路
US5043919A (en) * 1988-12-19 1991-08-27 International Business Machines Corporation Method of and system for updating a display unit
US5063494A (en) * 1989-04-12 1991-11-05 Unisys Corporation Programmable data communications controller
US5170266A (en) * 1990-02-20 1992-12-08 Document Technologies, Inc. Multi-capability facsimile system
US5617532A (en) * 1990-10-18 1997-04-01 Seiko Epson Corporation Information processing apparatus and data back-up/restore system for the information processing apparatus
CA2072178A1 (en) 1991-06-24 1992-12-25 Said S. Saadeh Innate bus monitor for computer system manager
CA2072198A1 (en) 1991-06-24 1992-12-25 Scott C. Farrand Remote console emulator for computer system manager
EP0529864B1 (en) * 1991-08-22 2001-10-31 Sun Microsystems, Inc. Network video server apparatus and method
US5282194A (en) * 1992-08-17 1994-01-25 Loral Aerospace Corporation Interactive protocol analysis system
US5353415A (en) * 1992-10-02 1994-10-04 Compaq Computer Corporation Method and apparatus for concurrency of bus operations
US5451933A (en) 1992-10-19 1995-09-19 Motorola, Inc. Computer card having power switching capability
US5684954A (en) * 1993-03-20 1997-11-04 International Business Machine Corp. Method and apparatus for providing connection identifier by concatenating CAM's addresses at which containing matched protocol information extracted from multiple protocol header
US5384747A (en) 1994-01-07 1995-01-24 Compaq Computer Corporation Circuit for placing a memory device into low power mode
US5567993A (en) 1994-06-23 1996-10-22 Dallas Semiconductor Corporation Programmable power supply system and methods
US5623599A (en) * 1994-07-29 1997-04-22 International Business Machines Corporation Method and apparatus for processing a synchronizing marker for an asynchronous remote data copy
US5884028A (en) * 1994-07-29 1999-03-16 International Business Machines Corporation System for the management of multiple time-critical data streams
US5537533A (en) * 1994-08-11 1996-07-16 Miralink Corporation System and method for remote mirroring of digital data from a primary network server to a remote network server
US5615334A (en) * 1994-10-07 1997-03-25 Industrial Technology Research Institute Memory reflection system and method for reducing bus utilization and device idle time in the event of faults
US5857074A (en) * 1996-08-16 1999-01-05 Compaq Computer Corp. Server controller responsive to various communication protocols for allowing remote communication to a host computer connected thereto
US5796566A (en) * 1996-08-16 1998-08-18 Compaq Computer Corporation Printed circuit board having conductors which can be decoupled for isolating inactive integrated circuits connected thereto

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8933941B2 (en) 2004-08-23 2015-01-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for redirection of video data

Also Published As

Publication number Publication date
EP0825536B1 (en) 2003-02-05
EP0825536A3 (en) 1999-03-10
DE69718859T2 (de) 2003-10-09
US6233634B1 (en) 2001-05-15
EP0825536A2 (en) 1998-02-25
JP3641354B2 (ja) 2005-04-20
DE69718859D1 (de) 2003-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3790333B2 (ja) 分散型のコンピュータ・システム
JP3641354B2 (ja) 分散型のコンピュータ・システム
JPH10105486A (ja) 分散型のコンピュータ・システム
US5796566A (en) Printed circuit board having conductors which can be decoupled for isolating inactive integrated circuits connected thereto
US7429990B2 (en) Network management card for use in a system for screen image capturing
EP1116086B1 (en) System for accessing personal computers remotely
US6330690B1 (en) Method of resetting a server
US6697963B1 (en) Method of updating a system environmental setting
US6065053A (en) System for resetting a server
US7145576B2 (en) Method and apparatus for implementing color graphics on a remote computer
US6163849A (en) Method of powering up or powering down a server to a maintenance state
US6073255A (en) Method of reading system log
US20080278508A1 (en) Architecture and Method for Remote Platform Control Management
US6122746A (en) System for powering up and powering down a server
US20030229406A1 (en) Computer system status monitoring
US7734948B2 (en) Recovery of a redundant node controller in a computer system
WO2011127854A2 (zh) Kvm数据传输的方法、业务板及系统
US6819322B2 (en) Method and apparatus for detecting potential lock-up conditions in a video graphics controller
US7356683B2 (en) System and method for monitoring BIOS messages of remote computers by a local server
JP3465637B2 (ja) サーバ及びその制御方法
TWI766567B (zh) 多屏幕顯示控制裝置
JPS6385821A (ja) 端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term