JPH10115650A

JPH10115650A - リレー点検操作票作成装置

Info

Publication number: JPH10115650A
Application number: JP29341196A
Authority: JP
Inventors: Tatsumi Hibino; 達巳日比野; Yasumasa Mayahara; 泰昌馬屋原
Original assignee: Chubu Hitachi Electric Co Ltd
Current assignee: Chubu Hitachi Electric Co Ltd
Priority date: 1996-10-14
Filing date: 1996-10-14
Publication date: 1998-05-06

Abstract

(57)【要約】【課題】ある電気施設内に設けられている点検対象リ
レーを指定することにより、自動的かつ短時間にリレー
点検操作票を作成することができるリレー点検操作票作
成装置を提供する。【解決手段】リレー点検操作票作成装置１は、入力部
３、表示部４、プリンタ５を備える。装置１内には、電
気施設内のリレーデータ、リレーデータと電気的に関連
する電気機器との関連付けデータを格納したデータベー
ス１１、データベース検索システム１２、操作票作票シ
ステム１４が記憶されている。データベース、データベ
ース検索システムおよび操作票作票システムにより、入
力部より指定されるリレーについて、指定されたリレー
の点検のためのリレー除外手順、除外したリレーの復帰
手順を示したリレー点検操作票が作成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、発電所などの電気
施設におけるリレー点検操作票作成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】発電所、変電所、さらには、工場などの
変電施設などの電気所では、数多くのリレー（保護継電
装置）が使用されている。そして、安全管理のために、
定期的にこれらのリレーを点検することが必要である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】現在では、点検するリ
レーを図面によりチェックし、人手により、点検操作票
を作成している。しかし、配電図も複雑であり、リレー
の数も多いことより、点検操作票の作成に多大な時間が
掛かるとともに、操作票に間違いが生じるおそれもあ
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、点検
するリレーを指定することにより、自動的かつ短時間に
リレー点検操作票を作成することができるリレー点検操
作票作成装置を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、電気施設におけるリレー点検操作票を作成するため
のリレー点検操作票作成装置であって、該リレー点検操
作票作成装置は、入力部、表示部および／またはプリン
タを有する電子計算機システムを備え、さらに、該操作
票作成装置内には、前記電気施設内に設けられているリ
レーデータおよびリレーデータと電気的に関連する電気
機器とを関連付したリレー関連付けデータを格納したデ
ータベース、データベース検索システムおよび操作票作
票システムが記憶されており、さらに、前記操作票作成
装置は、該データベース、データベース検索システムお
よび操作票作票システムにより、前記入力部より指定さ
れる１または複数のリレーについて、リレーと関連する
電気機器データおよびその優先順位を検索し、指定され
たリレーの点検のためのリレー除外手順ならびに点検後
に除外したリレーの復帰手順を示したリレー点検操作票
を作成し、作成されたリレー点検操作票を前記表示部に
表示もしくは前記プリンタにより印字するように構成さ
れているリレー点検操作票作成装置である。

【０００６】また、上記課題を解決するものは、入力
部、表示部および／またはプリンタを備えた電子計算機
システムからなり、電気施設におけるリレー点検操作票
を作成するためのリレー点検操作票作成装置であって、
前記電子計算機システム内には、前記電気施設内には、
電気施設内に設けられた多数の電気装置データを格納し
た電気装置データベースと、電気施設内に設けられた多
数のリレーに関して、前記電気装置データと関連付けさ
れたリレーデータを格納したリレーデータベースと、電
気施設内にスイッチがある場合には、前記電気装置デー
タと関連付けされたスイッチデータを格納したスイッチ
データベースと、電気施設内にテストターミナルがある
場合には、前記電気装置データと関連付けされたテスト
ターミナルデータを格納したテストターミナルデータベ
ースと、電気施設内にＵタイプテストターミナルがある
場合には、前記電気装置データと関連付けされたＵタイ
プテストターミナルデータを格納したＵタイプテストタ
ーミナルデータと、前記リレーデータに対する、前記ス
イッチデータ、前記テストターミナルデータおよび前記
Ｕタイプテストターミナルデータとの関係データを格納
した１または複数のリレーデータ関連付けデータベース
と、電気施設を電力系統により区分した設備区分データ
を格納した設備区分データベースと、電気施設内に遮断
器がある場合には、前記設備区分データと関連付けされ
た遮断器データを格納した遮断器データベースと、電気
施設内に断路器がある場合には、前記設備区分データと
関連付けされた断路器データを格納した断路器データベ
ースと、電気施設内に計器用変流器がある場合には、前
記設備区分データと関連付けされた計器用変流器データ
を格納した計器用変流器データベースと、前記テストタ
ーミナルデータに対する、前記遮断器データおよびは前
記計器用変流器データとの関係データを格納した１また
は複数のテストターミナル関連付けデータベースと、前
記電気装置データと前記設備区分データとを関連付ける
関連付けデータベースとからなるリレーショナルデータ
ベースと、該リレーショナルデータベース内のデータを
検索するためのデータベース検索システムと、操作票作
票システムとを記憶し、該データベース、データベース
検索システムおよび操作票作票システムは、前記入力部
より指定される１または複数のリレーについて、リレー
と関連する上記の各電気機器データおよびその優先順位
データを検索し、指定されたリレーの点検のためのリレ
ー除外手順ならびに点検後に除外したリレーの復帰手順
を示したリレー点検操作票を作成し、作成されたリレー
点検操作票は、前記表示部に表示もしくは前記プリンタ
により印字されるように構成されているリレー点検操作
票作成装置である。

【０００７】また、上記課題を解決するものは、電気施
設内に設けられた多数の電気装置データを格納した電気
装置データベースと、電気施設内に設けられた多数のリ
レーに関して、前記電気装置データと関連付けされたリ
レーデータを格納したリレーデータベースと、電気施設
内にスイッチがある場合には、前記電気装置データと関
連付けされたスイッチデータを格納したスイッチデータ
ベースと、電気施設内にテストターミナルがある場合に
は、前記電気装置データと関連付けされたテストターミ
ナルデータを格納したテストターミナルデータベース
と、電気施設内にＵタイプテストターミナルがある場合
には、前記電気装置データと関連付けされたＵタイプテ
ストターミナルデータを格納したＵタイプテストターミ
ナルデータと、前記リレーデータに対する、前記スイッ
チデータ、前記テストターミナルデータおよび前記Ｕタ
イプテストターミナルデータとの関係データを格納した
１または複数のリレーデータ関連付けデータベースと、
電気施設を電力系統により区分した設備区分データを格
納した設備区分データベースと、電気施設内に遮断器が
ある場合には、前記設備区分データと関連付けされた遮
断器データを格納した遮断器データベースと、電気施設
内に断路器がある場合には、前記設備区分データと関連
付けされた断路器データを格納した断路器データベース
と、電気施設内に計器用変流器がある場合には、前記設
備区分データと関連付けされた計器用変流器データを格
納した計器用変流器データベースと、前記テストターミ
ナルデータに対する、前記遮断器データおよびは前記計
器用変流器データとの関係データを格納した１または複
数の関連付けデータベースと、前記電気装置データと前
記設備区分データとを関連付ける関連付けデータベース
とからなるリレーショナルデータベースと、該リレーシ
ョナルデータベース内のデータを検索するためのデータ
ベース検索プログラムと、操作票作票プログラムとを記
録した記録媒体であり、前記データベース、前記データ
ベース検索プログラムおよび操作票作票プログラムは、
任意に指定される１または複数のリレーについて、リレ
ーと関連する電気機器データおよびその優先順位データ
を検索し、指定されたリレーの点検のためのリレー除外
手順ならびに点検後に除外したリレーの復帰手順を示し
たリレー点検操作票を作成するものであることを特徴と
するデータならびにプログラムを記録した記録媒体であ
る。

【０００８】そして、前記リレーショナルデータベース
は、前記電気施設を電力系統により区分した設備区分の
中に含まれる保護対象に関して、前記設備区分データと
関連付けされた保護対象データを格納した保護対象デー
タベースと、該保護対象データに対する、前記遮断器デ
ータ、前記断路器データおよびは前記計器用変流器デー
タとの関係データを格納した１または複数の保護対象関
連付けデータベースを備えていることが好ましい。

【０００９】さらに、前記リレーショナルデータベース
は、電気施設である複数の電気所データを格納した電気
所データベースを備え、前記電気装置データは、前記電
気所データと関連付けされているおり、前記設備区分デ
ータは、前記電気所データと関連付けされているもので
あることが好ましい。また、前記リレーショナルデータ
ベースは、前記電気装置を構成する盤に関して電気装置
データと関連付けされた盤データを格納した盤データベ
ースと、盤データに対する、リレーデータ、スイッチデ
ータ、テストターミナルデータおよびＵタイプテストタ
ーミナルデータとの関係データを格納した１または複数
の盤データ関連付けデータベースとを備えていることが
好ましい。

【００１０】さらに、前記リレーショナルデータベース
は、前記設備区分データと関連付けされた計器用変圧器
データを格納した計器用変圧器データベースと、計器用
変圧器データとテストターミナルデータとの関係データ
を格納した関連付けデータベースを備えていてもよい。
また、前記リレーショナルデータベースは、前記設備区
分データと関連付けされた計器用変圧器データを格納し
た計器用変圧器データベースと、計器用変圧器データと
テストターミナルデータとの関係データを格納した関連
付けデータベースと、前記保護対象データと、前記計器
用変圧器データとの関係データを格納した関連付けデー
タベースを備えていてもよい。

【００１１】そして、前記リレーデータ関連付けデータ
ベースは、前記リレーデータと前記スイッチデータとを
関連付けするデータベース、前記リレーデータと前記テ
ストターミナルデータとを関連付けするデータベース、
前記リレーデータと前記Ｕタイプテストターミナルデー
タとを関連付けするデータベースからなるものであるこ
とが好ましい。さらに、前記保護対象関連付けデータベ
ースは、保護対象データと前記遮断器データとを関連付
けするデータベース、保護対象データと前記断路器デー
タとを関連付けするデータベース、保護対象データと前
記計器用変流器データとを関連付けするデータベースか
らなるものであることが好ましい。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明のリレー点検操作票作成装
置を図面を用いて説明する。図１は、本発明のリレー点
検操作票作成装置の一実施例のブロック図である。図２
は、本発明のリレー点検操作票作成システムの一実施例
の機能ブロック図である。図３は、本発明のリレー点検
操作票作成システムにおける電力系統データベースの一
例を示すブロック図である。本発明のリレー点検操作票
作成装置１は、図１に示すように、電子計算機本体２、
入力部３、表示部４または／およびプリンタ５を備えた
電子計算機システムからなる。なお、電子計算機システ
ムとしては、上記構成を備えていればよく、例えば、表
示部、入力部、さらには、プリンタのいずれかもしくは
すべてが、電子計算機本体と一体となっているものでも
よい。逆に、電子計算機本体が外付けの記憶装置を備え
るものでもよい。この場合、外付け記憶装置も電子計算
機本体の一部である。

【００１３】そして、電子計算機システム内、具体的に
は、電子計算機装置本体内には、リレー点検操作票作成
システム１０が格納されている。リレー点検操作票作成
システム１０は、大きく区分すると、図２に示すよう
に、電力系統データベース１１とデータベース検索シス
テム１２からなるデータベースシステム１３と、操作票
作票システム１４に区分できる。具体的には、電気施設
内に設けられているリレーデータおよびリレーデータと
電気的に関連する電気機器とを関連付したリレー関連付
けデータを格納したデータベース、データベース検索シ
ステムおよび操作票作票システムが記憶されており、デ
ータベース、データベース検索システムおよび操作票作
票システムは、入力部１５より指定される１または複数
のリレーについて、リレーと関連する電気機器データお
よびその優先順位を検索し、指定されたリレーの点検の
ためのリレー除外手順ならびに点検後に除外したリレー
の復帰手順を示したリレー点検操作票を作成し、作成さ
れたリレー点検操作票が出力され、この操作票は、表示
部４に表示もしくはプリンタ５により印字されるように
構成されている。

【００１４】そこで、本発明の電力系統データベースの
内容について、図３を用いて説明する。電力系統データ
ベース２０は、図３に示すように、この中に多数のデー
タベースを格納している。具体的には、電気施設である
電気所に関するデータを記憶した電気所データベース２
１と、電気装置関連データベースグループ２２と、設備
区分関連データベースグループ２３と、電気装置データ
と設備区分データとを関連付ける関連付けデータベース
２４とからなる。

【００１５】電気所データベース（電気施設データベー
ス）２１には、複数の電気所（電気施設）コードに対応
して、電気所名称（例えば、Ａ発電所、Ｂ変電所）、電
気所名称ふりがな、電気所略称、ファイル略称（作成さ
れた操作票を記憶するときに記憶されるファイル名に付
されるもの）、電気所順序種別、電気所水順番号の各デ
ータが表形式となって格納されている。なお、この実施
例では、複数の電気所について１台のリレー点検操作票
作成装置により操作票を作成できるシステムとなってい
るので、電気所データベースが設けられている。しか
し、電気所個々にリレー点検操作票作成装置を配置する
場合には、電気所データベースおよび電気所データとそ
の他の機器などとの関連付けも不要となる。

【００１６】電気装置関連データベースグループ２２
は、電気所データベース２１の電気所データと関連付け
された電気施設内の多数の電気装置データを格納した電
気装置データベース２５と、電気施設内に設けられた多
数のリレーに関して電気装置データと関連付けされたリ
レーデータを格納したリレーデータベース３２と、電気
施設内にスイッチがある場合には電気装置データと関連
付けされたスイッチデータを格納したスイッチデータベ
ース３３と、電気施設内にテストターミナル（略称
「Ｔ．Ｔ」）がある場合には電気装置データと関連付け
されたテストターミナルデータを格納したテストターミ
ナルデータベース３５（Ｔ．Ｔデータベース）と、電気
施設内にＵタイプテストターミナル（略称「Ｕ−Ｔ．
Ｔ」）がある場合には電気装置データと関連付けされた
Ｕタイプテストターミナルデータを格納したＵタイプテ
ストターミナルデータベース３４（Ｕ−Ｔ．Ｔデータベ
ース）、さらに、リレーデータと、スイッチデータ、
Ｔ．ＴデータおよびＵ−Ｔ．Ｔデータとのそれぞれの関
係データを格納したリレーデータ関連付けデータベース
５５，５６，５７を備えている。

【００１７】さらに、電気装置関連データベースグルー
プ２２には、電気装置を構成する盤に関して電気装置デ
ータと関連付けされた盤データを格納した盤データベー
ス３１、ならびに、盤データと、スイッチデータ、リレ
ーデータ、Ｔ．ＴデータおよびＵ−Ｔ．Ｔデータとのそ
れぞれの関係データを格納した盤データ関連付けデータ
ベース５１，５２，５３，５４を備えることが好まし
い。

【００１８】電気装置データベース２５には、電気所内
の多数の電気装置について、上記の電気所コード（装置
が存在する電気所のコード）、装置コード、装置名称、
装置名称ふりがな、主保護ならびに後備保護の有無、Ｃ
Ｔ回路構成、装置機種についての各データ（装置デー
タ）が表形式となって格納されている。なお、電気所コ
ードとともに記憶されていることより、装置データは、
電気所データと関連付けされている。

【００１９】リレーデータベース３２には、各電気装置
内の多数のリレーについて、上記の装置コード（リレー
が存在する装置のコード）、リレーコード、リレー名
称、リレー名称ふりがな、リレー検出区分についての各
データ（リレーデータ）が表形式となって格納されてい
る。なお、装置コードとともに記憶されていることよ
り、リレーデータは、装置データと関連付けされてい
る。

【００２０】スイッチデータベース３３には、各電気装
置内の多数のスイッチについて、上記の装置コード（ス
イッチが存在する装置のコード）、スイッチコード、ス
イッチ名称、スイッチ名称ふりがな、スイッチ順位、ス
イッチ種別（例えば、４３ＳＷ，４３ＴＬ）、スイッチ
除外時名称（例えば、「除外」）、スイッチ使用時名称
（例えば、「使用」）についての各データ（スイッチデ
ータ）が表形式となって格納されている。なお、装置コ
ードとともに記憶されていることより、スイッチデータ
は、装置データと関連付けされている。

【００２１】Ｔ．Ｔデータベース３５（テストターミナ
ルデータベース）には、各電気装置内の多数のテストタ
ーミナルについて、上記の装置コード（Ｔ．Ｔが存在す
る装置のコード）、Ｔ．Ｔコード、Ｔ．Ｔ名称、Ｔ．Ｔ
名称ふりがな、Ｔ．Ｔ種別、Ｔ．Ｔ順位についての各デ
ータ（テストターミナルデータ）が表形式となって格納
されている。なお、装置コードとともに記憶されている
ことより、Ｔ．Ｔデータは、装置データと関連付けされ
ている。

【００２２】Ｕ−Ｔ．Ｔデータベース３４（Ｕタイプテ
ストターミナル）には、各電気装置内の多数のＵ−Ｔ．
Ｔについて、上記の装置コード（Ｕ−Ｔ．Ｔが存在する
装置のコード）、Ｕ−Ｔ．Ｔコード、Ｕ−Ｔ．Ｔ名称、
Ｕ−Ｔ．Ｔ名称ふりがな、Ｕ−Ｔ．Ｔ種別、Ｕ−Ｔ．Ｔ
順位についての各データ（Ｕタイプテストターミナルデ
ータ）が表形式となって格納されている。なお、装置コ
ードとともに記憶されていることより、Ｕ−Ｔ．Ｔデー
タは、装置データと関連付けされている。

【００２３】電気装置を構成する盤に関する盤データを
格納した盤データベース３１には、各盤について、上記
の装置コード（盤が存在する装置のコード）、盤コー
ド、盤名称、盤名称ふりがな、盤略称、盤順位について
の各データ（盤データ）が表形式となって格納されてい
る。なお、装置コードとともに記憶されていることよ
り、盤データは、装置データと関連付けされている。

【００２４】リレーデータと、スイッチデータ、Ｔ．Ｔ
データおよびＵ−Ｔ．Ｔデータとのそれぞれの関係デー
タを格納したリレーデータ関連付けデータベースは、こ
の実施例では、リレーコードとこれに対応するスイッチ
コードを表形式で格納したリレー・スイッチ関係データ
ベース５５と、リレーコードとこれに対応するＴ．Ｔコ
ードを表形式で格納したリレー・Ｔ．Ｔ関係データベー
ス５７と、リレーコードとこれに対応するＵ−Ｔ．Ｔコ
ードを表形式で格納したリレー・Ｕ−Ｔ．Ｔ関係データ
ベース５６からなる。

【００２５】同様に、盤データと、スイッチデータ、リ
レーデータ、Ｔ．ＴデータおよびＵ−Ｔ．Ｔデータとの
それぞれの関係データを格納した盤データ関連付けデー
タベースは、この実施例では、盤コードとこれに対応す
るリレーコードを表形式で格納した盤・リレー関係デー
タベース５１と、盤コードとこれに対応するスイッチコ
ードを表形式で格納した盤・スイッチ関係データベース
５２と、盤コードとこれに対応するＴ．Ｔコードを表形
式で格納した盤・Ｔ．Ｔ関係データベース５４と、盤コ
ードとこれに対応するＵ−Ｔ．Ｔコードを表形式で格納
した盤・Ｕ−Ｔ．Ｔ関係データベース５３からなる。

【００２６】設備区分関連データベースグループ２３
は、電気所データベース２１の電気所データと関連付け
された電気施設内の多数の設備区分データを格納した設
備区分ベース２６と、設備区分データと関連付けされた
遮断器（略称「ＣＢ」）データを格納した遮断器データ
ベース４１（ＣＢデータベース）と、設備区分データと
関連付けされた計器用変流器（略称「ＣＴ」）データを
格納した計器用変流器データベース４２（ＣＴデータベ
ース）、設備区分データと関連付けされた断路器（略称
「ＤＳ」）データを格納した断路器データベース４４
（ＤＳデータベース）とを備える。

【００２７】さらに、設備区分関連データベースグルー
プ２３は、設備区分データと関連付けされた保護対象デ
ータを格納した保護対象データベース４５、設備区分デ
ータと関連付けされた計器用変圧器（略称「ＰＴ」）デ
ータを格納した計器用変圧器データベース４３（ＰＴデ
ータベース）、さらには、保護対象データと、遮断器
（ＣＢ）データ、断路器（ＤＳ）データ、計器用変流器
（ＣＴ）データおよび計器用変圧器（ＰＴ）データのそ
れぞれの関係データを格納した保護対象関連付けデータ
ベースを備えることが好ましい。

【００２８】設備区分データベース２６は、電気所内の
いくつかの設備区分に区分した設備区分データを格納す
るためのものであり、上記の電気所コード（設備区分が
存在する電気所のコード）、設備区分コード、設備区分
名称［例えば、設備種別テーブル、配電線（切替母
線）、配電線（タイ母線）、２７５ｋＶ送電線、１５４
ｋＶ送電線、７７ｋｖ以下送電線、その他］、設備区分
名称ふりがな、設備区分種別、回線数についての各デー
タ（設備区分データ）が表形式となって格納される。な
お、電気所コードとともに記憶されていることより、設
備区分データは、電気所データと関連付けされている。

【００２９】保護対象データベース４５には、各保護対
象について、上記の設備区分コード（保護対象が存在す
る設備区分のコード）、保護対象コード、保護対象名
称、保護対象名称ふりがな、保護対象種別についての各
データ（保護対象データ）が表形式となって格納されて
いる。なお、設備区分コードとともに記憶されているこ
とより、保護対象データは、設備区分データと関連付け
されている。

【００３０】遮断器（ＣＢ）データベース４１には、各
遮断器について、上記の設備区分コード（遮断器が存在
する設備区分のコード）、遮断器コード、遮断器名称、
遮断器名称ふりがなが表形式となって格納されている。
なお、設備区分コードとともに記憶されていることよ
り、遮断器データは、設備区分データと関連付けされて
いる。

【００３１】断路器（ＤＳ）データベース４４には、各
断路器について、上記の設備区分コード（断路器が存在
する設備区分のコード）、断路器コード、断路器名称、
断路器名称ふりがなが表形式となって格納されている。
なお、設備区分コードとともに記憶されていることよ
り、断路器データは、設備区分データと関連付けされて
いる。

【００３２】計器用変流器（ＣＴ）データベース４２に
は、各計器用変流器について、上記の設備区分コード
（計器用変流器が存在する設備区分のコード）、計器用
変流器コード、計器用変流器名称、計器用変流器名称ふ
りがなが表形式となって格納されている。なお、設備区
分コードとともに記憶されていることより、計器用変流
器データは、設備区分データと関連付けされている。

【００３３】計器用変圧器（ＰＴ）データベース４３に
は、各計器用変圧器について、上記の設備区分コード
（計器用変圧器が存在する設備区分のコード）、計器用
変圧器コード、計器用変圧器名称、計器用変圧器名称ふ
りがなが表形式となって格納されている。なお、設備区
分コードとともに記憶されていることより、計器用変圧
器データは、設備区分データと関連付けされている。

【００３４】Ｔ．Ｔデータに対する、遮断器（ＣＢ）デ
ータ、計器用変流器（ＣＴ）データおよび計器用変圧器
（ＰＴ）データのそれぞれの関係データを格納したＴ．
Ｔ関連付けデータベースを備えている。この実施例で
は、Ｔ．Ｔコードとこれに対応する遮断器コードを表形
式で格納したＴ．Ｔ・遮断器関係データベース６１と、
Ｔ．Ｔコードとこれに対応する計器用変流器コードを表
形式で格納したＴ．Ｔ・計器用変流器関係データベース
６２と、Ｔ．Ｔコードとこれに対応する計器用変圧器コ
ードを表形式で格納したＴ．Ｔ・計器用変圧器関係デー
タベース６３からなる。

【００３５】保護対象データと、遮断器（ＣＢ）デー
タ、断路器（ＤＳ）データ、計器用変流器（ＣＴ）デー
タおよび計器用変圧器（ＰＴ）データのそれぞれの関係
データを格納した保護対象関連付けデータベースは、こ
の実施例では、保護対象コードとこれに対応する遮断器
コードを表形式で格納した保護対象・遮断器関係データ
ベース６４と、保護対象コードとこれに対応する断路器
コードを表形式で格納した保護対象・断路器関係データ
ベース６７と、保護対象コードとこれに対応する計器用
変流器コードを表形式で格納した保護対象・計器用変流
器関係データベース６５と、保護対象コードとこれに対
応する計器用変圧器コードを表形式で格納した保護対象
・計器用変圧器関係データベース６６からなる。電気装
置データと設備区分データとの関連付けデータベース２
４には、装置コードとこれに対応する設備区分コードが
表形式で格納されている。これらデータベースに格納さ
れたリレーデータは、相互のデータの関連をみることに
より、実際の配電図での各機器との関係と同一となるよ
うに、設計されている。

【００３６】データベース１１、データベース検索シス
テム１２および操作票作票システム１４は、これらが共
同して、指定されたリレーの点検のためのリレー除外手
順ならびに点検後に除外したリレーの復帰手順を示した
リレー点検操作票を作成する。具体的には、データベー
ス検索システムは、指定されたリレーについて、入力部
１５より指定される１または複数のリレーについて、デ
ータベースより、リレーと関連する電気機器データ（例
えば、ＳＷ，Ｔ．Ｔなど）およびその優先順位データ
（例えば、１，２，３）を順次検索する。そして、操作
票作票システムは、所定の操作票フォームを記憶してお
り、このフォームにデータベース検索システムにより検
索された手順を順次書き込み、最終的なリレー点検操作
票を作成し、作成されたリレー点検操作票は、表示部に
表示されるようにプログラムされている。そして、表示
部に表示された操作票は、必要により、プリンタによ
り、印字される。表示部もしくはプリンタは、リレー点
検操作票出力部１６である。

【００３７】次に、本発明のリレー点検操作票作成装置
の作用について、図４に示すフローチャートを用いて説
明する。本発明のこの実施例のリレー点検操作票作成プ
ログラムは、ウィンドウズ環境において作動する。最初
に、電子計算機システムの電源を入れ、ウインドウズを
起動させる。ウインドウズのプログラムマネージャーに
登録されているリレー点検操作票作作成プログラム起動
用アイコンをマウスにてクリックすることにより、この
プログラムが起動する。

【００３８】メインメニュー画面が表示され、「リレー
点検操作票自動作成システム」を選択することにより、
システムメニュー画面表示に移行する。なお、ここで
「終了」を選択すれば、電子計算機の電源をＯＦＦにで
きる状態となり、「ＭＳ−ＷＩＮＤＯＷＳ」を選択する
と、ウインドウズ画面に戻る。システムメニュー画面に
おいて、「指令操作票自動作成」を選択することによ
り、電気所選択画面表示に移行する。なお、ここで「デ
ータベース登録・修正」を選択すれば、データベース登
録・修正モードに移行する。電気所選択画面表示におい
て、今回点検するリレーが存在する電気所（例えば、Ａ
発電所、Ｂ変電所）を選択すると、装置選択画面表示に
移行する。なお、ここで、「システムメニューへ」を選
択するとシステムメニューに戻る。装置選択画面表示に
おいて、今回点検するリレーが存在する装置（例えば、
保護盤、制御盤）を選択すると、点検方法選択画面表示
に移行する。なお、ここで、「システムメニューへ」を
選択するとシステムメニューに戻り、「前画面に戻る」
を選択すると電気所選択画面に戻る。

【００３９】点検方法選択画面表示において、装置が保
護する保護対象に適合した点検方法（リストに表示され
る、例えば、リレー除外、送電線停止）を選択すると、
リレー選択画面表示に移行する。なお、ここで、「シス
テムメニューへ」を選択するとシステムメニューに戻
り、「前画面へ戻る」を選択すると装置所選択画面に戻
る。リレー選択画面表示において、装置内にあるリレー
から点検するリレー（リストに表示される、例えば、５
１，２７）を選択し、ＯＫを入力すると、操作票が作成
される。なお、ここで、「システムメニューへ」を選択
するとシステムメニューに戻り、「前画面へ戻る」を選
択すると点検方法選択画面に戻る。電子計算機は、記憶
されているデータベース、データベース検索プログラム
（データベース検索システム）および操作票作票プログ
ラム（操作票作票システム）を用いて操作票を作成す
る。

【００４０】操作票作成プロセスを、図５から図９に示
すフローチャートを例に取り、説明する。図５に示すよ
うに、操作票作成開始（ＯＫ）が入力されると、点検す
るリレーを「除外」することを出力される操作票に記入
する。続いて、点検するリレーと他のデバイスを切離す
ための「４３ＳＷ」をデータベースより検索する。該当
する「４３ＳＷ」がある場合には、検索した「４３Ｓ
Ｗ」の優先順位をデータベースより検索する。優先順位
に従い「４３ＳＷ」を「除外」にする作業を操作票に追
記する。このステップが終了した後または該当する「４
３ＳＷ」が検索されなかったときは、点検するリレーと
他のデバイスを切り離すためのスイッチ「４３ＴＬ」を
データベースより検索する。検索した「４３ＴＬ」の優
先順位をデータベースより検索する。そして、優先順位
に従い「４３ＴＬ」を「試験」にする作業を操作票に追
記する。

【００４１】続いて、点検するリレーとこれが制御する
ＣＢとの間にある「トリップＴ．Ｔ」をデータベースよ
り検索する。検索した「トリップＴ．Ｔ」の優先順位を
データベースより検索する。優先順位に従い「トリップ
Ｔ．Ｔ」を「外」にする作業を操作票に追記する。そし
て、点検するリレーとこの動作を出力する外部端子との
間にある「Ｕ−Ｔ．Ｔ」をデータベースより検索する。
該当する「Ｕ−Ｔ．Ｔ」がある場合には、検索した「Ｕ
−Ｔ．Ｔ」の優先順位をデータベースより検索する。そ
して、図６に示すように、優先順位に従い「Ｕ−Ｔ．
Ｔ」を「外」にする作業を操作票に追記する。

【００４２】このステップが終了した後または該当する
「Ｕ−Ｔ．Ｔ」が検索されなかったときは、図６に示す
ように、点検するリレーと電流値をこれに送るＣＴの間
の「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」をデータベースより検索する。該当
する「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」がある場合には、検索した「ＣＴ
用Ｔ．Ｔ」の優先順位と種別をデータベースより検索す
る。そして、優先順位に従い「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」を、この
種別が「スタッド形」なら「下側短絡縦外」、「埋め込
み形」なら「短絡プラグ挿入」にする作業を操作票に追
記する。

【００４３】このステップが終了した後または該当する
「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」が検索されなかったときは、点検する
リレーと電圧値をこれに送るＰＴとの間の「ＰＴ用Ｔ．
Ｔ」をデータベースより検索する。該当する「ＰＴ用
Ｔ．Ｔ」がある場合には、検索した「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」の
優先順位と種別をデータベースより検索する。そして、
優先順位に従い「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」を、この種別が「スタ
ッド形」なら「外」、「埋め込み形」なら「開放プラグ
挿入」にする作業を操作票に追記する。

【００４４】このステップが終了した後または該当する
「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」が検索されなかったときは、リレーの
点検をすることを表す定形文字列を表示する。そして、
点検したリレーを「使用」可能にすることを操作票に追
記する。

【００４５】続いて、点検したリレーと電圧値をこれに
送るＰＴとの間の「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」をデータベースより
検索する。該当する「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」がある場合には、
検索した「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」の優先順位と種別をデータベ
ースより検索する。そして、図７に示すように、優先順
位に従い「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」を、この種別が「スタッド
形」なら「付」、「埋め込み形」なら「開放プラグ引
出」にする作業を操作票に追記する。このステップが終
了した後または該当する「ＰＴ用Ｔ．Ｔ」が検索されな
かったときは、図７に示すように、点検したリレーと電
流値をこれに送るＣＴとの間の「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」をデー
タベースより検索する。該当する「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」が検
索された場合には、検索された「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」の優先
順位と種別をデータベースより検索する。そして、優先
順位に従い「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」を、この種別が「スタッド
形」なら「縦付短絡外」、「埋め込み形」なら「短絡プ
ラグ引出」にする作業を操作票に追記する。このステッ
プが終了した後または該当する「ＣＴ用Ｔ．Ｔ」が検索
されなかったときは、点検したリレーと他のデバイスを
切り離すための「４３ＳＷ」をデータベースより検索す
る。該当する「４３ＳＷ」が検索された場合には、検索
された「４３ＳＷ」の優先順位をデータベースより検索
する。そして、優先順位に従い「４３ＳＷ」を「使用」
にする作業を操作票に追記する。このステップが終了し
た後または該当する「４３ＳＷ」が検索されなかったと
きは、点検したリレーと他のデバイスを切り離すための
「４３ＴＬ」をデータベースより検索する。検索した
「４３ＴＬ」の優先順位をデータベースより検索する。
そして、優先順位に従い「４３ＴＬ」を「平常」にする
作業を操作票に追記する。続いて、点検したリレーとこ
れが制御するＣＢとの間にある「トリップＴ．Ｔ」をデ
ータベースより検索する。そして、検索した「トリップ
Ｔ．Ｔ」の優先順位をデータベースより検索する。優先
順位に従い「トリップＴ．Ｔ」の電圧確認をする作業を
操作票に追記する。

【００４６】次に、図８に示すように、点検したリレー
とこの動作を出力する外部端子との間にある「Ｕ−Ｔ．
Ｔ」をデータベースより検索する。該当する「Ｕ−Ｔ．
Ｔ」が検索された場合には、検索された「Ｕ−Ｔ．Ｔ」
の優先順位をデータベースより検索する。そして、優先
順位に従い「Ｕ−Ｔ．Ｔ」の電圧確認をする作業操作票
に追記する。

【００４７】このステップが終了した後または該当する
「Ｕ−Ｔ．Ｔ」が検索されなかったときは、点検したリ
レーと他のデバイスを切り離すための「４３ＳＷ」をデ
ータベースより検索する。該当する「４３ＳＷ」が検索
された場合には、検索した「４３ＳＷ」の優先順位をデ
ータベースより検索する。そして、優先順位に従い「４
３ＳＷ」を「除外」にする作業を操作票に追記する。

【００４８】このステップが終了した後または該当する
「４３ＳＷ」が検索されなかったときは、点検したリレ
ーと他のデバイスを切離すための「４３ＴＬ」をデータ
ベースより検索する。そして、検索した「４３ＴＬ」の
優先順位をデータベースより検索する。続いて、優先順
位に従い「４３ＴＬ」を「試験」にする作業を操作票に
追記する。次に、点検したリレーとこれが制御するＣＢ
との間にある「トリップＴ．Ｔ」をデータベースより検
索する。検索した「トリップＴ．Ｔ」の優先順位をデー
タベースより検索する。そして、優先順位に従い「トリ
ップＴ．Ｔ」を「付」にする作業を操作票に追記する。
続いて、点検したリレーとこの動作を出力する外部端子
との間にある「Ｕ−Ｔ．Ｔ」をデータベースより検索す
る。そして、図９に示すように、該当する「Ｕ−Ｔ．
Ｔ」が検索された場合には、検索された「Ｕ−Ｔ．Ｔ」
の優先順位をデータベースより検索する。そして、優先
順位に従い「Ｕ−Ｔ．Ｔ」を「付」にする作業を操作票
に追記する。

【００４９】このステップが終了した後または該当する
「Ｕ−Ｔ．Ｔ」が検索されなかったときは、点検したリ
レーと他のデバイスを切離すための「４３ＳＷ」をデー
タベースより検索する。該当する「４３ＳＷ」が検索さ
れた場合には、検索した「４３ＳＷ」の優先順位をデー
タベースより検索する。そして、優先順位に従い「４３
ＳＷ」を「使用」にする作業を操作票に追記する。

【００５０】このステップが終了した後または該当する
「４３ＳＷ」が検索されなかったときは、点検したリレ
ーと他のデバイスを切離すための「４３ＴＬ」をデータ
ベースより検索する。そして、検索された「４３ＴＬ」
の優先順位をデータベースより検索する。そして、優先
順位に従い「４３ＴＬ」を「平常」にする作業を操作票
に追記する。そして、このようにして作成された操作票
は、表示部に表示され、印刷を選択することにより、プ
リンターにより印刷される。なお、具体的には、図１０
に示す送電線保護リレー装置について上記のように電気
機器データを記憶した本発明のリレー点検操作票作成装
置を用いて出力された７つのリレー群について、リレー
点検操作票は、図１１に示すものとなる。

【００５１】

【発明の効果】本発明のリレー点検操作票作成装置で
は、入力部、表示部および／またはプリンタを備えた電
子計算機システムからなり、電気施設におけるリレー点
検操作票を作成するためのリレー点検操作票作成装置で
あって、該操作票作成装置内には、前記電気施設内に設
けられているリレーデータおよびリレーデータと電気的
に関連する電気機器とを関連付したリレー関連付けデー
タを格納したデータベース、データベース検索システム
および操作票作票システムが記憶されており、さらに、
前記操作票作成装置は、該データベース、データベース
検索システムおよび操作票作票システムにより、前記入
力部より指定される１または複数のリレーについて、リ
レーと関連する電気機器データおよびその優先順位を検
索し、指定されたリレーの点検のためのリレー除外手順
ならびに点検後に除外したリレーの復帰手順を示したリ
レー点検操作票を作成し、作成されたリレー点検操作票
を前記表示部に表示もしくは前記プリンタにより印字す
るように構成されている。このため、ミスのないリレー
点検操作票が、自動的かつ短時間に作成することができ
る。このため、ミスの少ないリレー点検が可能となる。
また、このような装置では、リレー点検票の形式を固定
とすることもでき、統一性があり、見間違えることの少
ないリレー点検票が作成される。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明のリレー点検操作票作成装置の
一実施例のブロック図である。

【図２】図２は、本発明のリレー点検操作票作成システ
ムの一実施例の機能ブロック図である。

【図３】図３は、本発明のリレー点検操作票作成システ
ムにおける電力系統データベースの一例を示すブロック
図である。

【図４】図４は、本発明のリレー点検操作票作成装置の
一例の使用方法を説明するためのフローチャートであ
る。

【図５】本発明のリレー点検操作票作成システムにおけ
る操作票作成プロセスの一例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図６】本発明のリレー点検操作票作成システムにおけ
る操作票作成プロセスの一例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図７】本発明のリレー点検操作票作成システムにおけ
る操作票作成プロセスの一例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図８】本発明のリレー点検操作票作成システムにおけ
る操作票作成プロセスの一例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図９】本発明のリレー点検操作票作成システムにおけ
る操作票作成プロセスの一例を説明するためのフローチ
ャートである。

【図１０】図１０は、送電線保護リレー装置の一例の接
続状態を示す図である。

【図１１】図１１は、図１０に示す送電線保護リレー装
置データと記憶した本発明のリレー点検操作票作成装置
を用いて出力されたリレー点検操作票を示す図である。

【符号の説明】

１リレー点検操作票作成装置２電子計算機本体３入力部４表示部５プリンタ１０リレー点検操作票作成システム１１電力系統データベース１２データベース検索システム１３データベースシステム１４操作票作票システム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電気施設におけるリレー点検操作票を作
成するためのリレー点検操作票作成装置であって、該リ
レー点検操作票作成装置は、入力部、表示部および／ま
たはプリンタを有する電子計算機システムを備え、さら
に、該操作票作成装置内には、前記電気施設内に設けら
れているリレーデータおよびリレーデータと電気的に関
連する電気機器とを関連付したリレー関連付けデータを
格納したデータベース、データベース検索システムおよ
び操作票作票システムが記憶されており、さらに、前記
操作票作成装置は、該データベース、データベース検索
システムおよび操作票作票システムにより、前記入力部
より指定される１または複数のリレーについて、リレー
と関連する電気機器データおよびその優先順位を検索
し、指定されたリレーの点検のためのリレー除外手順な
らびに点検後に除外したリレーの復帰手順を示したリレ
ー点検操作票を作成し、作成されたリレー点検操作票を
前記表示部に表示もしくは前記プリンタにより印字する
ように構成されていることを特徴とするリレー点検操作
票作成装置。
【請求項２】入力部、表示部および／またはプリンタ
を備えた電子計算機システムからなり、電気施設におけ
るリレー点検操作票を作成するためのリレー点検操作票
作成装置であって、前記電子計算機システム内には、前
記電気施設内に設けられた多数の電気装置データを格納
した電気装置データベースと、電気施設内に設けられた
多数のリレーに関して、前記電気装置データと関連付け
されたリレーデータを格納したリレーデータベースと、
電気施設内にスイッチがある場合には、前記電気装置デ
ータと関連付けされたスイッチデータを格納したスイッ
チデータベースと、電気施設内にテストターミナルがあ
る場合には、前記電気装置データと関連付けされたテス
トターミナルデータを格納したテストターミナルデータ
ベースと、電気施設内にＵタイプテストターミナルがあ
る場合には、前記電気装置データと関連付けされたＵタ
イプテストターミナルデータを格納したＵタイプテスト
ターミナルデータと、前記リレーデータに対する、前記スイッチデータ、前記
テストターミナルデータおよび前記Ｕタイプテストター
ミナルデータとの関係データを格納した１または複数の
リレーデータ関連付けデータベースと、電気施設を電力系統により区分した設備区分データを格
納した設備区分データベースと、電気施設内に遮断器が
ある場合には、前記設備区分データと関連付けされた遮
断器データを格納した遮断器データベースと、電気施設
内に断路器がある場合には、前記設備区分データと関連
付けされた断路器データを格納した断路器データベース
と、電気施設内に計器用変流器がある場合には、前記設
備区分データと関連付けされた計器用変流器データを格
納した計器用変流器データベースと、前記テストターミナルデータに対する、前記遮断器デー
タおよびは前記計器用変流器データとの関係データを格
納した１または複数のテストターミナル関連付けデータ
ベースと、前記電気装置データと前記設備区分データとを関連付け
る関連付けデータベースとからなるリレーショナルデー
タベースと、該リレーショナルデータベース内のデータを検索するた
めのデータベース検索システムと、操作票作票システムとを記憶し、該データベース、データベース検索システムおよび操作
票作票システムは、前記入力部より指定される１または
複数のリレーについて、リレーと関連する上記の各電気
機器データおよびその優先順位データを検索し、指定さ
れたリレーの点検のためのリレー除外手順ならびに点検
後に除外したリレーの復帰手順を示したリレー点検操作
票を作成し、作成されたリレー点検操作票は、前記表示
部に表示もしくは前記プリンタにより印字されるように
構成されていることを特徴とするリレー点検操作票作成
装置。
【請求項３】前記リレーショナルデータベースは、前
記電気施設を電力系統により区分した設備区分の中に含
まれる保護対象に関して、前記設備区分データと関連付
けされた保護対象データを格納した保護対象データベー
スと、該保護対象データに対する、前記遮断器データ、前記断
路器データおよびは前記計器用変流器データとの関係デ
ータを格納した１または複数の保護対象関連付けデータ
ベースを備えている請求項２に記載のリレー点検操作票
作成装置。
【請求項４】前記リレーショナルデータベースは、電
気施設である電気所データを格納した電気所データベー
スを備え、前記電気装置データは、前記電気所データと
関連付けされており、前記設備区分データは、前記電気
所データと関連付けされているものである請求項２また
は３に記載のリレー点検操作票作成装置。
【請求項５】前記リレーショナルデータベースは、前
記電気装置を構成する盤に関して電気装置データと関連
付けされた盤データを格納した盤データベースと、盤デ
ータに対する、リレーデータ、スイッチデータ、テスト
ターミナルデータおよびＵタイプテストターミナルデー
タとの関係データを格納した１または複数の盤データ関
連付けデータベースとを備えている請求項２ないし４の
いずれかに記載のリレー点検操作票作成装置。
【請求項６】前記リレーショナルデータベースは、前
記設備区分データと関連付けされた計器用変圧器データ
を格納した計器用変圧器データベースと、計器用変圧器
データとテストターミナルデータとの関係データを格納
した関連付けデータベースを備える請求項２ないし５の
いずれかに記載のリレー点検操作票作成装置。
【請求項７】前記リレーショナルデータベースは、前
記設備区分データと関連付けされた計器用変圧器データ
を格納した計器用変圧器データベースと、計器用変圧器
データとテストターミナルデータとの関係データを格納
した関連付けデータベースと、前記保護対象データと、
前記計器用変圧器データとの関係データを格納した関連
付けデータベースを備えている請求項６に記載のリレー
点検操作票作成装置。
【請求項８】前記リレーデータ関連付けデータベース
は、前記リレーデータと前記スイッチデータとを関連付
けするデータベース、前記リレーデータと前記テストタ
ーミナルデータとを関連付けするデータベース、前記リ
レーデータと前記Ｕタイプテストターミナルデータとを
関連付けするデータベースからなるものである請求項２
ないし７のいずれかに記載のリレー点検操作票作成装
置。
【請求項９】前記保護対象関連付けデータベースは、
保護対象データと前記遮断器データとを関連付けするデ
ータベース、保護対象データと前記断路器データとを関
連付けするデータベース、保護対象データと前記計器用
変流器データとを関連付けするデータベースからなるも
のである請求項２ないし８のいずれかに記載のリレー点
検操作票作成装置。
【請求項１０】電気施設内に設けられた多数の電気装
置データを格納した電気装置データベースと、電気施設
内に設けられた多数のリレーに関して、前記電気装置デ
ータと関連付けされたリレーデータを格納したリレーデ
ータベースと、電気施設内にスイッチがある場合には、
前記電気装置データと関連付けされたスイッチデータを
格納したスイッチデータベースと、電気施設内にテスト
ターミナルがある場合には、前記電気装置データと関連
付けされたテストターミナルデータを格納したテストタ
ーミナルデータベースと、電気施設内にＵタイプテスト
ターミナルがある場合には、前記電気装置データと関連
付けされたＵタイプテストターミナルデータを格納した
Ｕタイプテストターミナルデータと、前記リレーデータに対する、前記スイッチデータ、前記
テストターミナルデータおよび前記Ｕタイプテストター
ミナルデータとの関係データを格納した１または複数の
リレーデータ関連付けデータベースと、電気施設を電力系統により区分した設備区分データを格
納した設備区分データベースと、電気施設内に遮断器が
ある場合には、前記設備区分データと関連付けされた遮
断器データを格納した遮断器データベースと、電気施設
内に断路器がある場合には、前記設備区分データと関連
付けされた断路器データを格納した断路器データベース
と、電気施設内に計器用変流器がある場合には、前記設
備区分データと関連付けされた計器用変流器データを格
納した計器用変流器データベースと、前記テストターミナルデータに対する、前記遮断器デー
タおよびは前記計器用変流器データとの関係データを格
納した１または複数の関連付けデータベースと、前記電気装置データと前記設備区分データとを関連付け
る関連付けデータベースとからなるリレーショナルデー
タベースと、該リレーショナルデータベース内のデータを検索するた
めのデータベース検索プログラムと、操作票作票プログラムとを記録した記録媒体であり、前
記データベース、前記データベース検索プログラムおよ
び操作票作票プログラムは、任意に指定される１または
複数のリレーについて、リレーと関連する電気機器デー
タおよびその優先順位データを検索し、指定されたリレ
ーの点検のためのリレー除外手順ならびに点検後に除外
したリレーの復帰手順を示したリレー点検操作票を作成
するものであることを特徴とするデータならびにプログ
ラムを記録した記録媒体。
【請求項１１】前記リレーショナルデータベースは、
前記電気施設を電力系統により区分した設備区分の中に
含まれる保護対象に関して、前記設備区分データと関連
付けされた保護対象データを格納した保護対象データベ
ースと、該保護対象データに対する、前記遮断器データ、前記断
路器データおよびは前記計器用変流器データとの関係デ
ータを格納した１または複数の保護対象関連付けデータ
ベースを備えている請求項１０に記載の記録媒体。
【請求項１２】前記リレーショナルデータベースは、
電気施設である電気所データを格納した電気所データベ
ースを備え、前記電気装置データは、前記電気所データ
と関連付けされており、前記設備区分データは、前記電
気所データと関連付けされているものである請求項１０
または１１に記載の記録媒体。
【請求項１３】前記リレーショナルデータベースは、
前記電気装置を構成する盤に関して電気装置データと関
連付けされた盤データを格納した盤データベースと、盤
データに対する、リレーデータ、スイッチデータ、テス
トターミナルデータおよびＵタイプテストターミナルデ
ータとの関係データを格納した１または複数の盤データ
関連付けデータベースとを備えている請求項９ないし１
１のいずれかに記載の記録媒体。