JPH1011430A - 文字入力装置 - Google Patents

文字入力装置

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JPH1011430A
JPH1011430A JP8164383A JP16438396A JPH1011430A JP H1011430 A JPH1011430 A JP H1011430A JP 8164383 A JP8164383 A JP 8164383A JP 16438396 A JP16438396 A JP 16438396A JP H1011430 A JPH1011430 A JP H1011430A
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character
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Pending
Application number
JP8164383A
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English (en)
Inventor
Hiroko Sumi
浩子 角
Hirotaka Goi
啓恭 伍井
Takeyuki Aikawa
勇之 相川
Yamahiko Ito
山彦 伊藤
Harumi Hosoda
春美 細田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の表記文字列候補をさらに絞り込んでユ
ーザが少ない選択操作で確定したい表記文字列を選択す
ることを可能にする。 【解決手段】 アプリケーションプログラム17は、プ
ログラムを特定するシステム特定情報と文字情報の入力
欄を特定するフィールド特定情報を文字入力装置の入力
部1aを介して絞り込み部13に渡す。表記文字列候補
記憶部8aは、検索部10が決定した第1の表記文字列
候補とともにシステム特定情報とフィールド特定情報を
上記第1の表記文字列候補に対応して記憶する。絞り込
み部13は、上記システム特定情報とフィールド特定情
報を基に表記文字列候補記憶部8aを検索して第2の表
記文字列候補を絞り込む。表示部2は上記第2の表記文
字列候補を表示して、選択部16が上記第2の表記文字
列候補から確定したい表記文字列を選択させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムにおける文字列の入力において、入力途中の文字列
を補完して候補を決定し、上記候補から絞り込み条件に
よって絞り込んだ文字列を入力文字列とする文字入力装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の文字入力装置では、入力された読
み文字列を変換して変換の結果確定した読み文字列に対
応させて記憶手段に記憶する。そして、次回に入力され
る入力途中の読み文字列を上記記憶手段を参照して補完
手段によって補完するとともに、変換文字候補集合を得
るものであった。
【0003】上記のような従来の文字入力装置に関して
は、図56に示すような装置が提案されている。図56
は、特開平3−65756号公報に示された文字入力装
置を示す一実施例のブロック図である。図56におい
て、101は文字列やコマンドを入力するキーボード。
102は日本語文字列を表示するディスプレイ。103
は利用者によるキーボード101からの入力を受け取っ
たり、文字をディスプレイ102に出力する動作を制御
する入出力制御装置。104は入力されたコードを解析
し、コマンドコードを認識するコマンド解析装置。10
5はコマンドを実行するコマンド実行装置。106は入
力された読み文字列を一時的に記憶する一時記憶装置。
107は入力された読み文字列を漢字に変換するカナ漢
字変換装置。108は変換された結果の漢字集合を記憶
する候補集合記憶装置。109はカナ漢字変換時に参照
する国語辞書。110は入力された読み文字列を以前に
入力されて記憶されている文字列を参照して補完する補
完装置。111は過去のカナ漢字変換の結果を読み文字
列と漢字に対応させて格納する読み文字列−漢字対応テ
ーブル(記憶手段)であり、上記補完装置110は、読
み文字列−漢字対応テーブル111を用いて途中まで入
力された読み文字列を補完するとともに、対応する漢字
候補集合を得ることができる。
【0004】以下に、図56に示す構成をした文字入力
装置の動作を説明する。キーボード101によって入力
された読み文字列は、入出力制御装置103に送られ、
改行コードが入力されるまで一連の読み文字列として認
識される。次いで、コマンド解析装置104にコードが
渡され、変換コマンドコード、決定コード、次候補コマ
ンドコード、或いは、補完コマンドが入力されるまで、
入力された一連の読み文字列を一時記憶装置106に記
憶する。ここで、補完コマンドに対応するコードがキー
ボード101より入力されると、コマンド実行装置10
5に補完コマンド実行要求が出される。これにより、コ
マンド実行装置105は、補完装置110へ一時記憶装
置106に記憶されている文字列を渡す。補完装置11
0は、渡された文字列を用いて読み文字列−漢字対応テ
ーブル111を前方一致検索し、補完によって得られる
読み文字列に対応する漢字の集合を得る。次いで、得ら
れた漢字集合を候補集合記憶装置108に記憶させると
ともに、集合の先頭の漢字候補をコマンド解析装置10
4を経由して入出力制御装置103に返す。入出力制御
装置103は、返された漢字をディスプレイ102に出
力する。利用者は、その表示を見て、その漢字に決定す
るか次候補を表示するかを選択する。決定コマンドに対
応するコードがキーボード101より入力されると、そ
の漢字に決定され一時記憶装置106の内容がクリアさ
れるとともに、読み文字列−漢字対応テーブル111に
決定した読み文字列と漢字を追加する。一方、次候補選
択コマンドが入力された場合は、候補集合記憶装置10
8によって記憶されている漢字集合の次の漢字候補を選
択してディスプレイ102に表示し、決定コマンドに対
応するコードが入力されるまでこの操作を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の文字入力装置
は、上記のように構成されているため、以下のような問
題点があった。
【0006】第1に、補完された文字列の候補が多数存
在する場合において、補完された文字列の候補から該当
する文字列を決定するために、選択する操作を繰り返す
必要がある。例えば、入力途中文字列として「みつ」と
入力した時、補完された文字列の候補が「みつさんでん
き」「みつにゅうこく」「みついち」「みつりょう」
「みつもりしょ」「みつこ」等多数存在する場合、入力
したい文字列をこれら多数の候補から選択しなければな
らないという問題が生じる。
【0007】第2に、入力したい一連の読み文字列と、
上記一連の読み文字列に対する漢字の履歴は記憶してい
ない。例えば、5回前に入力した文字列を補完文字列と
して入力したい場合において、その指定ができないとい
う問題が生じる。
【0008】第3に、入力した一連の読み文字列の履歴
情報を利用して補完文字列候補を絞り込む手段がない。
例えば、前日入力した文字を補完文字列として得たい場
合において、多数の補完文字列候補から選択しなければ
ならないという問題が生じる。
【0009】第4に、補完文字列候補から特定の条件を
持つ文字列を除きたい場合でも、その手段がないため、
不用な文字列が何度も補完文字列候補として表示される
という問題が生じる。
【0010】第5に、補完文字列候補が多数存在する場
合において、頻繁に入力する文字列を優先して表示する
ことができない。例えば、頻繁に入力する名前を補完文
字列として得たい場合に、他の補完文字列候補が多数あ
る場合には、入力したい名前の文字列がでるまで選択操
作を繰り返さなければならないという問題が生じる。
【0011】第6に、入力途中文字列の関連語も補完文
字列として得ることができない。例えば、名前の一部を
入力することにより、その名前を補完文字列として検索
し、同時にその名前に関連する住所も補完文字列として
入力することができないという問題が生じる。
【0012】第7に、補完文字列候補が多数存在する場
合に、特定のシステムにおいて入力された読み文字列に
対する補完文字列を候補として絞り込むことができな
い。例えば、「名刺」システムにおいて入力した名前を
「スケジュール」システムにおいて使用したい場合に、
補完文字列候補が多数あると、「名刺」システム以外の
システムにおいて入力した読み文字列に対する補完文字
列が候補として選択されて、多数の候補から選択しなけ
ればならないという問題が生じる。
【0013】第8に、入力途中文字列を後方の部分文字
列として記憶手段を検索して、補完文字列とすることが
できない。例えば、「株式会社」と入力することで、
「三三電機株式会社」を補完文字列として得ることがで
きないという問題が生じる。
【0014】第9に、入力途中文字列を後方の部分文字
列として検索することを指示する逆引モードに切替るキ
ーがない。このため、後方の部分文字列と一致する補完
文字列を得たい場合に、その指示ができないという問題
が生じる。
【0015】第10に、候補を絞り込む手段が段階的に
与えられていない。このため、補完文字列候補を絞り込
む条件を与え、一度候補を絞り込んだ後、まだ候補数が
多い場合に、更に候補を絞り込むことができないため候
補を選択する操作を繰り返すことがあるという問題が生
じる。
【0016】第11に、補完文字列候補が多い場合、候
補数または全候補を表示することができない。このた
め、どれくらい選択操作を行なうと所望の補完文字列が
得られるかがわからず、また所望の文字列が候補に含ま
れているかどうかがわからないという問題が生じる。
【0017】第12に、補完文字列候補が多い場合、頻
繁に入力する文字列を優先して表示することができな
い。このため、頻繁に入力する文字列が表示されるまで
何度も選択操作を行なわなければならないという問題が
生じる。
【0018】第13に、ワイルドカードを含む入力途中
文字列を補完することができない。例えば、「三*会
社」を入力途中文字列として「三三電機株式会社」を補
完文字列候補とすることができないという問題が生じ
る。
【0019】第15に、補完文字列候補は、過去のカナ
漢字変換の結果を記憶している読み文字列−漢字対応テ
ーブルから検索して得るため、カナ漢字変換を行なって
いない文字列を補完文字列候補として得ることができな
い。このため、辞書データで変換結果として記憶されて
いないデータを、補完文字列として得ることができない
という問題が生じる。
【0020】第16に、表記文字を含む入力途中文字列
を補完することができない。例えば、手書き文字「神」
を入力して認識された文字列から、「神戸市」を補完文
字列として得ることができないという問題が生じる。
【0021】この発明は、上記の問題を解決して、以下
の事項を行うことを目的とする。補完された文字列の候
補から、条件により絞り込んだ補完文字列を表示するこ
とで、利用者が補完文字列候補の選択をする操作を繰り
返す負担を軽減し、効率よく意図する文字列が入力でき
ることを目的としている。
【0022】また、補完文字列候補を絞り込む条件とし
て、ユーザが文字情報を入力した時の入力履歴の情報を
用いることができるように、入力履歴情報を保持するこ
とを目的としている。
【0023】また、上記入力履歴情報により、補完文字
列候補から絞り込むことを目的としている。
【0024】また、補完文字列として検索されたくない
データが、何度も補完文字列候補として検索されないよ
うにすることを目的としている。
【0025】また、補完文字列の頻度に基づいて表記文
字列の候補を絞り込むことを目的としている。
【0026】また、入力途中文字列の関連語も補完文字
列とすることを目的としている。
【0027】また、補完文字列候補の検索範囲を限定で
きるように指示することを目的としている。
【0028】また、補完文字列の絞り込みを指定するシ
ステムにおける表記文字列を優先して表示することを目
的としている。
【0029】また、後方の文字列が入力途中文字列と一
致する補完文字列を得ることを目的としている。
【0030】また、先頭の文字列が入力途中文字列と一
致するように、補完文字列を検索する又は後方の文字列
が入力途中文字列と一致するように、補完文字列を検索
するか、いずれか一方を指定することを目的としてい
る。
【0031】また、例えば、所定の第1の条件を絞り込
み条件として補完文字列候補の絞り込みを行なった後で
も候補数が多い時には、候補数が多い旨をユーザに警告
し、更に、第2の条件を用いて絞り込むことを目的とし
ている。
【0032】また、補完文字列候補の絞り込みを行なっ
た結果が一意に決定された時に、その全表記文字列の候
補を表示することを目的としている。
【0033】また、候補数または全表記文字列の候補を
表示することにより、ユーザに対して補完文字列候補が
どれくらいあるかを示すことを目的としている。
【0034】また、絞り込まれた補完文字列を頻度に基
づいて表示することにより、頻度の高い表記文字列が、
効率よく補完文字列として得られるようにすることを目
的としている。
【0035】また、ワイルドカード文字を含む入力文字
列を検索することにより、入力したい文字列のある部分
がわからない場合でも、補完文字列候補を得ることがで
きることを目的としている。
【0036】また、読み文字列を表記文字列に変換する
場合、読みを基に補完文字列候補を検索し、更に、所定
の条件によって絞り込んだ補完文字列を変換結果として
得ることができることを目的としている。
【0037】更に、入力データとして表記文字を含む場
合においても、所定の条件に基づいて絞り込まれた補完
文字列が得られることを目的としている。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文字入力
装置は、文字情報を入力する入力部と、少なくとも使用
可能な表記文字列を記憶する辞書記憶部とを有して、上
記入力部より入力された文字情報に基づいて上記辞書記
憶部を検索して表記文字列の候補を決定する文字入力装
置において、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)既に確定された表記文字列を補完用に記憶する補
完文字列記憶部、(b)少なくとも上記辞書記憶部と上
記補完文字列記憶部のいずれか一方を、上記入力部より
入力された文字情報に基づいて検索して、上記文字情報
に対する第1の表記文字列候補を決定する検索部、
(c)上記検索部により決定された第1の表記文字列候
補を更に第2の表記文字列候補に絞り込む絞り込み部、
(d)上記絞り込み部により絞り込まれた第2の表記文
字列候補を表示する表示部、(e)上記表示部により表
示された第2の表記文字列候補から表記文字列を選択さ
せて確定する選択部。
【0039】上記入力部は、少なくとも読み文字列およ
び表記文字列のいずれか一方の入力途中の文字列を文字
情報として入力することを特徴とする。
【0040】上記文字入力装置は、更に、表記文字列を
文字認識する文字認識部を備えて、上記入力部より文字
情報として表記文字列が入力された場合に、上記文字認
識部は、上記入力された表記文字列を文字認識して、上
記検索部は、上記文字認識部により認識された結果を基
に、少なくとも上記辞書記憶部と上記補完文字列記憶部
のいずれか一方を検索して上記第1の表記文字列候補を
決定することを特徴とする。
【0041】上記文字入力装置は、更に、読み文字列を
表記文字列に変換する変換部を備えて、上記辞書記憶部
は、読み文字列に対応して表記文字列を記憶して、上記
入力部より入力されている文字情報が読み文字列である
場合に、上記検索部は、少なくとも上記辞書記憶部と上
記補完文字列記憶部のいずれか一方を検索して第1の読
み文字列候補を決定して、上記絞り込み部は、上記第1
の読み文字列候補から更に第2の読み文字列候補を絞り
込み、上記変換部は、上記第2の読み文字列候補の読み
文字列を表記文字列に変換して、上記表示部は、上記変
換部により変換された表記文字列を表示することを特徴
とする。
【0042】上記文字入力装置は、更に、上記検索部に
より決定された第1の表記文字列候補を記憶する表記文
字列候補記憶部を備え、上記絞り込み部は、上記表記文
字列候補記憶部を検索して上記第2の表記文字列候補を
絞り込むことを特徴とする。
【0043】上記入力部は、所定のシステムから文字情
報を入力し、上記所定のシステムからシステムを特定す
るシステム特定情報と上記文字情報が入力されているフ
ィールドを特定するフィールド特定情報とを入力とし、
上記補完文字列記憶部は、表記文字列とともに表記文字
列に対応して上記システム特定情報とフィールド特定情
報とを記憶し、上記検索部は、上記補完文字列記憶部を
検索して上記第1の表記文字列候補を決定する場合、上
記補完文字列記憶部より表記文字列とともに表記文字列
に対応するシステム特定情報とフィールド特定情報とを
取得して上記第1の表記文字列候補とともに上記システ
ム特定情報とフィールド特定情報を上記表記文字列候補
記憶部に格納し、上記絞り込み部は、上記入力部より入
力されているシステム特定情報とフィールド特定情報と
に基づいて、上記表記文字列候補記憶部を検索して上記
第2の表記文字列候補を絞り込むことを特徴とする。
【0044】上記文字入力装置は、更に、上記入力部よ
り入力された文字情報に対して入力された履歴を示す入
力履歴情報を付加する入力履歴付加部を備え、上記補完
文字列記憶部は、表記文字列とともに表記文字列に対応
させて上記入力履歴情報を記憶して、上記検索部は、上
記補完文字列記憶部を検索して上記第1の表記文字列候
補を決定する場合、上記補完文字列記憶部より表記文字
列とともに表記文字列に対する入力履歴情報とを取得し
て上記第1の表記文字列候補とともに上記入力履歴情報
を上記表記文字列候補記憶部に格納して、上記絞り込み
部は、上記入力履歴付加部により文字情報に対して付加
された入力履歴情報に基づいて上記表記文字列候補記憶
部を検索して上記第2の表記文字列候補を絞り込むこと
を特徴とする。
【0045】上記入力部は、期間を入力する期間入力部
を備え、上記絞り込み部は、上記期間入力部より入力さ
れている期間に基づいて上記表記文字列候補記憶部を検
索して、上記第2の表記文字列候補を絞り込むことを特
徴とする。
【0046】上記期間入力部は、上記表記文字列候補記
憶部に格納されている特定の入力履歴情報を持つ表記文
字列を検索の対象とするように、期間を入力することを
特徴とする。
【0047】上記期間入力部は、上記表記文字列候補記
憶部に格納されている特定の入力履歴情報を持つ表記文
字列を検索対象としないように、期間を入力することを
特徴とする。
【0048】上記辞書記憶部は、表記文字列毎に頻度情
報を記憶して、上記検索部は、上記辞書記憶部を検索し
て上記第1の表記文字列候補を決定する場合、上記辞書
記憶部より表記文字列とともに対応する頻度情報を取得
して、上記第1の表記文字列候補とともに上記頻度情報
とを上記表記文字列候補記憶部に格納して、上記絞り込
み部は、上記頻度情報に基づいて上記表記文字列候補記
憶部を検索して、上記第2の表記文字列候補を絞り込む
ことを特徴とする。
【0049】上記入力部は、所定のシステムから文字情
報を入力し、上記所定のシステムから上記文字情報が入
力されているフィールドと関連する他のフィールドを対
応づける関連情報を入力して、上記補完文字列記憶部
は、表記文字列とともに表記文字列に対応させて上記関
連情報を記憶して、上記検索部は、上記補完文字列記憶
部を検索して上記第1の表記文字列候補を決定する場
合、上記補完文字列記憶部より表記文字列とともに表記
文字列に対応する関連情報を取得して、上記第1の表記
文字列候補とともに上記関連情報を上記表記文字列候補
記憶部に格納して、上記絞り込み部は、上記第一の表示
文字列候補から第2の表記文字列候補を絞り込むととも
に、上記第2の表記文字列候補に対応する関連情報を上
記表記文字列候補記憶部より取得して、取得した関連情
報を基に上記補完文字列記憶部を検索して上記第2の表
記文字列候補に関連する表記文字列候補を取得して保持
して、上記選択部は、上記絞り込み部により絞り込まれ
た上記第2の表記文字列候補から表記文字列の選択が行
われた場合、上記選択された表記文字列と関連する表記
文字列を上記絞り込み部が保持している関連する表記文
字列候補から表記文字列を決定し、上記文字情報が入力
されているフィールドと関連するフィールドに決定した
上記関連する表記文字列を表示することを特徴とする。
【0050】上記文字入力装置は、更に、少なくともシ
ステム特定情報及びフィールド特定情報のいずれか一方
を特定情報として指定する特定情報指定部を備え、上記
絞り込み部は、上記特定情報指定部により指定された特
定情報と一致する特定情報を持つ表記文字列を優先して
上記表記文字列候補記憶部を検索して、上記第2の表記
文字列候補を絞り込むことを特徴とする。
【0051】上記表示部は、上記特定情報指定部により
指定された特定情報を持つ表記文字列を優先して第2の
表記文字列候補として表示することを特徴とする。
【0052】上記検索部は、少なくとも上記辞書記憶部
と上記補完文字列記憶部のいずれか一方を参照して、上
記入力部より入力されている文字情報と前方一致する表
記文字列を検索して上記第1の表記文字列候補を決定す
ることを特徴とする。
【0053】上記検索部は、少なくとも上記辞書記憶部
と上記補完文字列記憶部のいずれか一方を参照して、上
記入力部より入力されている文字情報と後方一致する表
記文字列を検索して上記第1の表記文字列候補を決定す
ることを特徴とする。
【0054】上記入力部は、上記検索部による検索手順
を指定する検索手順情報を入力して、上記検索部は、少
なくとも上記辞書記憶部と上記補完文字列記憶部のいず
れか一方を参照して、上記入力部より入力されている検
索手順情報に基づいて表記文字列を検索して上記第1の
表記文字列候補を決定することを特徴とする。
【0055】上記検索手順情報は、上記検索部による表
記文字列の検索を前方一致により行う場合と、後方一致
により行う場合のいずれか一方を指定する情報であるこ
とを特徴とする。
【0056】上記文字入力装置は、更に、上記絞り込み
部により絞り込まれた第2の表記文字列候補の数が、所
定の値を超えていることを警告する警告部を備えたこと
を特徴とする。
【0057】上記警告部は、上記絞り込み部による表記
文字列候補の絞り込みを再度行うことを指示する再絞り
込み情報を入力することを特徴とする。
【0058】上記表示部は、上記選択部により確定され
た表記文字列を表示することを特徴とする。
【0059】上記表示部は、上記第2の表記文字列候補
の少なくとも候補数及び第2の表記文字列候補の全表記
文字列いずれか一方を表示することを特徴とする。
【0060】上記表示部は、上記頻度情報に基づいて上
記第2の表記文字列候補を表示することを特徴とする。
【0061】上記入力部は、文字情報の中にワイルドカ
ード文字を含むことを特徴とする。
【0062】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、本発明による文字入力装置の実
施の形態1における全体構成図である。図1において、
1aは読み文字列又は表記文字列の入力途中文字列の文
字情報や、上記文字情報が入力されているフィールドを
特定するフィールド特定情報や、システムを特定するシ
ステム特定情報とを所定のシステムより入力したり、各
種コマンドを入力する入力部。2は文字列を表示する、
例えば、ディスプレイである表示部。3は入力部1aよ
り入力した文字情報を受け取ったり、表記文字列候補を
表示部2に出力したり、以下に説明する選択部16にお
ける選択を制御する入出力制御部。4は入力部1aより
入力されたコマンドを解析し、コマンドコードを認識す
るコマンド解析部。5は上記コマンド解析部4により認
識されたコマンドコードを実行するコマンド実行部。6
は上記コマンド解析部4に決定コード、補完コマンドが
入力されるまで、入力された文字列を一時記憶する一時
記憶部。9aは読み文字列に対応する表記文字列を記憶
させた辞書記憶部。12は以下に説明する選択部16に
よって、既に確定された表記文字列を記憶する補完文字
列記憶部。10は上記入力部1aより入力された文字情
報と部分一致する表記文字列を少なくとも前記辞書記憶
部9a及び前記補完文字列記憶部12のいずれか一方を
検索して第1の表記文字列候補を決定する検索部。8a
は上記検索部10によって検索された第1の表記文字列
候補を一時的に記憶する表記文字列候補記憶部。13は
入力部1aにより、所定のシステムから入力されたフィ
ールド特定情報やシステム特定情報を基に、上記検索部
10により決定された第1の表記文字列候補から第2の
表記文字列候補を絞り込む絞り込み部。16は上記絞り
込み部13により絞り込まれ、表示部2に表示されてい
る第2の表記文字列候補からユーザの希望する表記文字
列を選択させる選択部。17はアプリケーションプログ
ラムであり、この発明の文字入力装置を用いているアプ
リケーションプログラムである。アプリケーションプロ
グラムの例として、名刺アプリケーション17aやメモ
入力アプリケーション17bや住所アプリケーション1
7cやスケジュール入力アプリケーション17d等があ
る。いずれのアプリケーションプログラムもこの発明の
文字入力装置を用いている。19は絞り込み部13によ
り絞り込まれた第2の表記文字列候補の数が所定の値を
超えている時、ユーザに対して警告する警告部である。
15は入力部1aより表記文字列が入力された時、表記
文字列を認識する文字認識部である。7は読み文字列を
表記文字列に変換する変換部である。
【0063】この実施の形態1では、携帯情報端末上で
名刺データを入力する名刺アプリケーション17aを動
作させ、上記名刺アプリケーションにおける文字情報の
入出力を、この発明の文字入力装置を用いて行う例を以
下に説明する。なお、この発明における文字入力装置
は、文字認識部及び変換部を備えて、入力部1aより表
記文字列が入力された場合は、上記文字認識部15によ
り入力された表記文字列を文字認識してから、検索部1
0により第1の表記文字列候補を決定する。上記文字認
識部15についての詳細な説明は、以降の実施の形態で
行う。また、入力部1aより読み文字列が入力された場
合、上記変換部7により第2の読み文字列候補を表記文
字列に変換する。上記変換部7についての詳細な説明
は、以降の実施の形態で行う。
【0064】図2は、実施の形態1における文字入力装
置の動作を示すフローチャートである。図3は、名刺ア
プリケーションの入力書式を示す図である。名刺アプリ
ケーション17aには、図3に示すように、文字情報を
入力するフィールドとして企業名と氏名がある。そし
て、企業名と氏名は、文字タイプや桁数等の属性をそれ
ぞれ持っている。このため、ユーザは、それぞれのフィ
ールドが持つ属性に合わせて文字情報の入力を行う。名
刺アプリケーション17aは、企業名入力欄22aに文
字情報が入力されると、入力された文字情報とともに、
フィールド特定情報21aである「企業名」を入力部1
aに送る。また、氏名入力欄22bに文字情報が入力さ
れると、入力された文字情報とともに、フィールド特定
情報21bである「氏名」を入力部1aに送る。図4
は、名刺アプリケーションに文字情報を入力した例を示
す図である。以下に、図2のフローチャートに従い、名
刺アプリケーションにおいて、図4に示す文字情報を入
力する手順を説明する。
【0065】始めに、入力部1aより、企業名入力欄2
2aに「三三電機」と表記文字列を入力し、氏名入力欄
22bに「上田悟」と表記文字列を入力していく。以下
も同様に、「左右電機」「三橋妙子」「三四銀行」「石
井浩二」「大小銀行」「三木小枝子」を、図4のよう
に、表記文字列を入力していったとする(S31)。入
力された文字情報は、入出力制御部3に送られる。この
時、入出力制御部3は、名刺アプリケーション17aよ
り入力部1aを介してフィールド特定情報を受け取る。
例えば、「三三電機」「左右電機」「三四銀行」「大小
銀行」に対しては「企業名」をフィールド情報として受
け取る。また、「上田悟」「三橋妙子」「石井浩二」
「三木小枝子」に対しては、「氏名」をフィールド情報
として受け取る。そして、入出力制御部3は、入力部1
aより確定コマンド又は補完コマンドが入力されるま
で、上記S31において入力された文字情報とフィール
ド特定情報とを一時記憶部6に記憶する(S32)。一
時記憶部6に文字情報を記憶する前に、入力部1aより
表記文字列が文字情報として入力された場合は、上記表
記文字列は、文字認識部15により既に、文字認識され
ているものとする。なお、確定コマンド及び補完コマン
ドは、携帯情報端末にそれぞれ専用のキーを設けておき
それぞれのキーを押下することにより入力する。また
は、確定コマンドや補完コマンドに対応して予めコマン
ドを決めておき、決めておいたコマンドを入力しても構
わない。入出力制御部3は、入力部1aよりコマンドが
入力されると、コマンド解析部4に入力されたコマンド
を送る。コマンド解析部4は、上記コマンドを解析して
確定コマンドである場合は、コマンド実行部5に対して
入力部1aより入力されている文字情報を確定するよう
に指示を出す(S33)。コマンド実行部5は、一時記
憶部6に記憶されている文字情報を読み出して補完文字
列記憶部12に読み出したデータを記憶する(S3
4)。この時、コマンド実行部5は、名刺アプリケーシ
ョン17aより入力部1aを介してシステム特定情報を
受け取る。名刺アプリケーション17aのシステム特定
情報は、「名刺」とする。図5に、補完文字列記憶部1
2に記憶されているデータの一例を示す。図5のよう
に、補完文字列記憶部12は、システム特定情報とフィ
ールド特定情報と表記文字列から構成されている。な
お、図5には、システム特定情報が「メモ」であるデー
タが記憶されているが、これはユーザが名刺アプリケー
ション17aを起動する前に、メモ入力アプリケーショ
ン17bを起動していたためである。なお、補完文字列
記憶部12は、ある一定数、例えば、50の表記文字列
が記憶されると、新しい表記文字列を記憶する際には、
最も古い表記文字列から順に記憶している情報を削除す
ることによって、新しい表記文字列を記憶する。
【0066】次に、ユーザが「三三電機」の名刺データ
を入力するために、「三」を入力して補完処理を行う例
を説明する。まず、入力部1aより企業名入力欄22a
に文字情報を表記文字列で「三」と入力する(S3
1)。入力した文字情報は、入出力制御部3に送られ
て、一時記憶部6に記憶する(S32)。この時、入出
力制御部3は、フィールド特定情報も入力部1aを介し
て名刺アプリケーション17aより受け取り、一時記憶
部6に上記文字情報とともに記憶する。次に、入力部1
aより補完コマンドを入力する(S31)。この時、入
力部1aは、名刺アプリケーション17aよりシステム
特定情報も受け取り、入出力制御部3に受け取ったシス
テム特定情報を渡す。補完コマンドは、入出力制御部3
に送られてからコマンド解析部4において補完コマンド
であることを認識される(S35)。コマンド解析部4
は、コマンド実行部5に対して補完処理を実行するよう
に指示を出す。指示を受けたコマンド実行部5は、上記
S32において、一時記憶部6に記憶した文字情報
「三」を取り出して検索部10に取り出した文字情報
「三」を渡すとともに、検索部10に対して補完コマン
ド実行要求を出す(S36)。補完コマンド実行要求を
受けた検索部10は、辞書記憶部9aと補完文字列記憶
部12を検索して、上記文字情報「三」と前方一致する
表記文字列候補を決定する(以下、上記決定した表記文
字列候補を第1の表記文字列候補とする)(S37)。
検索部10は、上記S37において決定した第1の表記
文字列候補を、表記文字列候補記憶部8aに記憶する
(S38)。
【0067】図6に、この実施の形態1における辞書記
憶部に記憶されている表記文字列の一例を示す。また、
図7に、この実施の形態1における表記文字列候補記憶
部に記憶されている表記文字列の一例を示す。図7にお
いて、システム特定情報が「辞書」となっているのは、
辞書記憶部9aを検索して得られた表記文字列であるこ
とを示している。また、システム特定情報が「名刺」
「メモ」となっているのは、補完文字列記憶部12を検
索して得られた表記文字列であることを示している。更
に、辞書記憶部9aを検索して得られた表記文字列のフ
ィールド特定情報は、辞書記憶部9aに記憶されている
品詞である。図7に示されているように、上記S37に
おける「三」と前方一致する表記文字列候補は、辞書記
憶部9aからは「三角」から「三三電機」までを候補と
して得られる。また、補完文字列記憶部12からは、
「三三電機」から「三日で要点をまとめる」までを候補
として得られる。
【0068】次に、絞り込み部13により上記表記文字
列候補記憶部8aに記憶されている第1の表記文字列候
補から、第2の表記文字列候補を絞り込む処理を行う
(S39)。上記S39における絞り込みは、システム
特定情報とフィールド特定情報を基に行う。図8は、絞
り込み制御の動作を示すフローチャートである。図8の
フローチャートを用いてS39における絞り込み処理の
動作を以下に説明する。始めに、絞り込み部13は、一
時記憶部6を参照して入力部1aより入力されている文
字情報に対するフィールド特定情報を取得する。また、
入出力制御部3は、上記S31の処理において補完コマ
ンドが入力された時に、名刺アプリケーション17aよ
りシステム特定情報を受け取っているため、絞り込み部
13は、入出力制御部3よりシステム特定情報を受け取
る(S40,S41)。絞り込み部13は、システム特
定情報とフィールド特定情報を基に、上記第1の表記文
字列候補を記憶している表記文字列候補記憶部8aを参
照して、第2の表記文字列候補を絞り込む(S42)。
上記S31において、入力されている文字情報に対する
システム特定情報は「名刺」であり、フィールド特定情
報は「企業名」であった。このため、絞り込み部13
は、上記S42の処理において、図7に示されてる表記
文字列記憶部8aより「三三電機」と「三四銀行」を候
補に絞り込む。上記絞り込み部13は、候補数を警告部
19に通知する。警告部19は、通知された候補数と予
め設定した所定の値を比較して(S43)、候補数が所
定の値の範囲内であれば、それ以上の絞り込みを必要と
しないことを表示部2に通知する。表示部2は、上記S
42において絞り込まれた第2の表記文字列候補を表示
する。選択部16は、確定する表記文字列をユーザに選
択させる(S44,S45)。例えば、上記の予め設定
している値を’3’とする。上記S42において、絞り
込まれている第2の表記文字列候補数は’2’であるた
め、表示部2は、図9(A)のように、第2の表記文字
列候補を「三三電機」「三四銀行」の順に表示する。ユ
ーザは、「三三電機」にカーソルを合わせて確定コマン
ドを押下する。表示部2は、ユーザにより確定された表
記文字列を図9(B)のように表示させる。また、別の
確定方法として「三三電機」「三四銀行」の順に表記文
字列候補が企業名入力欄22aに順次表示されるとし
て、「三三電機」が表示されている時に、確定コマンド
を押下してもよい。また、上記S43において、候補数
が所定の値を超えている場合は、警告部19によりユー
ザに対して警告を行う。例えば、警告部19が表示部に
より「候補数が設定値を超えています。2文字目の入力
を行って下さい。」と表示して、ユーザに対して2文字
目、3文字目の入力を促す。ユーザが2文字目、3文字
目の入力を行った後は、上記S39の候補絞り込み制御
から処理を繰り返し行う。また、候補数が設定値を超え
ている場合は、全ての候補の表記文字列を表示部2より
表示して、ユーザに確定したい表記文字列を選択するこ
ともできる。また、表記文字列の全候補を表示するか、
或いは、更に2文字目、3文字目の入力を行って絞り込
み制御を行うかをユーザに対して選択させることもでき
る。
【0069】以上のように、システム特定情報やフィー
ルド特定情報を絞り込み条件にすることによって、絞り
込む候補数を少なくすることができる。
【0070】実施の形態2.この実施の形態2では、入
力履歴情報を基に、表記文字列の候補を絞り込む例を説
明する。図10は、実施の形態2における文字入力装置
の全体構成図である。図1に示した実施の形態1と同様
のものは、同一番号を付して説明を省略する。図10に
おいて、18はユーザが入力した文字情報に文字情報を
入力した年月日を付加する入力履歴付加部である。ま
た、1bは絞り込みの条件となる入力履歴情報に対し
て、ユーザより期間を指定させる期間入力部である。期
間入力部1bは、入力部1aが備えている。
【0071】図11は、実施の形態2における文字入力
装置の動作を示すフローチャートである。例えば、上記
実施の形態1において説明した携帯情報端末の名刺デー
タを入力する名刺アプリケーション17aにおいて、入
力部1aより企業名と氏名を入力する。名刺アプリケー
ション17aでの入力の様子は、図4と同様である。こ
の例では、上記入力部1aより、1991年10月9日
に、図4と同様に企業名入力欄22aに「三三電機」、
氏名入力欄22bに「上田悟」を入力し、以下同様に、
1991年10月10日に、「左右電機」「三橋妙
子」、1991年10月15日に、「三四銀行」「石井
浩二」「大小銀行」「三木小枝子」と入力していったと
する(S47)。入力された文字情報は、入出力制御部
3に送られ、コマンド解析部4において、確定又は補完
コマンドが入力されたと判断されるまで、一時記憶部6
に記憶する(S48)。文字情報が入力された後、入力
部1aより確定コマンドが入力され、コマンド解析部4
によって確定コマンドが入力されたことが判断されると
(S49)、コマンド実行部5は、一時記憶部6より格
納されているデータを取り出し、入力履歴付加部18に
送信する。入力履歴付加部18は、コマンド実行部5よ
り送信されたデータに対して入力履歴情報を付加する。
この実施の形態2では、図12に示されているように、
入力履歴情報を西暦と月と日によって構成する。入力履
歴付加部18は、コマンド実行部5より受信したデータ
と入力履歴情報を対応させて補完文字列記憶部12にデ
ータを記憶する(S50)。
【0072】図12に、この実施の形態2における補完
文字列記憶部12に記憶されているデータの内容を示
す。図12おいて、18aは入力履歴情報を示してい
る。図12に示す補完文字列記憶部12は、入力履歴情
報18aを記憶しているが、上記補完文字列記憶部12
は、上記実施の形態1で説明した補完文字列記憶部12
と同様に、ある一定数、例えば、50の表記文字列が記
憶されると、新しい表記文字列を記憶する際には、最も
古い表記文字列から順に記憶している情報を削除するこ
とによって、新しい表記文字列を記憶する。つまり、上
記入力履歴情報18aは、表記文字列に対応して記憶さ
れているので、入力履歴情報18aも50まで記憶され
ていると、新しい表記文字列と入力履歴情報とを記憶さ
せるには、最も古い表記文字列と上記表記文字列に対応
する入力履歴情報とを記憶している順に削除して、新し
い表記文字列と上記表記文字列に対応する入力履歴情報
とを記憶する。また、図12には、システム特定情報、
フィールド特定情報が示されているが、これは上記実施
の形態1において説明したシステム特定情報とフィール
ド特定情報である。上記図11のフローチャートの説明
では、システム特定情報とフィールド特定情報の入力に
ついての説明を省略したが、システム特定情報とフィー
ルド特定情報は、上記実施の形態1において説明したよ
うに文字入力装置に入力される。次に、入力部1aから
企業名入力欄22aに、図4のように表記文字列を
「三」と入力する。そして、この後、補完コマンドを入
力すると、コマンド解析部4は、補完コマンドが入力さ
れたことを認識する(S51)。コマンド実行部5は、
コマンド解析部4により補完コマンドが認識されると、
検索部10に、補完処理を行うように指示を出す。この
時、コマンド実行部5は、一時記憶部6に記憶されてい
る「三」を取り出すとともに、入力履歴付加部18より
「三」に対する履歴情報を取得する。そして、取得した
文字情報「三」と入力履歴情報を検索部10に送信す
る。補完コマンド実行要求を受けた検索部10は、上記
文字情報「三」と前方一致する表記文字列候補を辞書記
憶部9aと、補完文字列記憶部12より検索する(S5
3)。辞書記憶装置9aに記憶されている表記文字列の
一部には、図6に示すように、「三」を第1文字の表記
とする単語が格納されている。検索した結果は、図13
に示すような第1の表記文字列候補として、表記文字列
候補記憶部8aに一時記憶する(S54)。図13に示
す表記文字列候補記憶部8aにおいて、システム特定情
報が「辞書」となっているのは、辞書記憶部9aより取
得した表記文字列の候補である。このため、システム特
定情報が「辞書」となっている表記文字列に対する入力
履歴情報は、存在していない。次に、絞り込み部13
は、表記文字列候補記憶部8aに一時記憶されている第
1の表記文字列候補から第2の候補を絞り込む(S5
5)。
【0073】図14は、絞り込み部13における動作を
示すフローチャートである。絞り込み部13では、入力
履歴付加部18によって文字情報「三」に付加されてい
る入力履歴情報を基に、上記入力履歴情報の直近の入力
履歴情報を持つ表記文字列から順に表記文字列を絞り込
む。ここでは、文字情報「三」に対する入力履歴情報は
1991年10月16日であるとする。このため、絞り
込み部13は、「三木小枝子」「三四銀行」「三橋妙
子」「三三電機」「三日で要点をまとめる」といった順
序で候補を絞り込む(S56)。次に、絞り込み部13
は、入出力制御部3よりシステム特定情報を受け取る
(S57)。更に、絞り込み部13は、一時記憶部6を
参照して入力部1aより入力されている文字情報「三」
のフィールド特定情報を取得する(S58)。ここで
は、システム特定情報は「名刺」であり、フィールド特
定情報は「企業名」である。このため、上記S56の処
理において、絞り込んだ候補の中から、更に第2の表記
文字列候補として、「三四銀行」「三三電機」が絞り込
まれる(S59)。その後、絞り込み部13は、警告部
19に候補数を通知する。そして、警告部19は、通知
された候補数と予め設定した所定の値を比較する(S6
0)。ここで、絞り込まれた表記文字列候補の候補数
が、予め設定した値以下、例えば、’3’以下であれば
(S60)、警告部19は、それ以上の絞り込みを必要
としないと判断して、表示部2は、順次、表記文字列候
補を図9(A)のように表示する(S61)。そして、
選択部16により確定する表記文字列をユーザに選択さ
せる(S62)。このことにより、ユーザは、最近入力
した企業名である「三三電機」を表記文字列として確定
できる。また、絞り込まれた候補数が’3’より多い場
合には、絞り込み部13は、それ以上候補の絞り込みを
行える条件がないことから、警告部19より絞り込み条
件として第2文字目、第3文字目の入力をユーザに促す
(S63)。そして、S55から再度候補の絞り込みを
行っていく。このように、入力履歴情報により最近入力
した表記文字列から順に、以前に入力した表記文字列を
得ることができる。
【0074】また、入力履歴付加部により付加された入
力履歴情報を基に、表記文字列候補とならないようにす
ることもできる。この一例として、図14のS56にお
いて、絞り込み部13が入力履歴情報を基に候補の絞り
込みを行う前に、絞り込み部13は、入力部1aが備え
る期間入力部1bより、絞り込みの対象外とする入力履
歴情報をユーザより入力させる。期間入力部1bは、図
15(A)の期間入力領域24に図15(B)のメッセ
ージ24aを表示する。絞り込み部13は、期間入力部
1bより絞り込み対象外とする期間を受信する。そし
て、絞り込み部13は、上記S56と同様に、文字情報
「三」に対する入力履歴情報を基に候補の絞り込みを行
った後、期間入力部1bより受信した絞り込み対象外と
する期間に該当する入力履歴情報を持つ表記文字列を候
補より除く。このようにして、絞り込み対象外とする期
間の指定を行う。
【0075】また、別の例として、絞り込み部13がS
56において、入力履歴情報を基に候補の絞り込みを行
った後、対象外とする期間を入力することもできる。図
15(C)にメッセージの一例を示す。メッセージ24
bでは、上記S56において絞り込まれた表記文字列候
補に対する入力履歴情報を表示している。例えば、図1
5(C)では、1991年10月10日から1991年
10月15日までの入力履歴情報を持つ表記文字列が、
候補として取得されていることがわかる。ユーザは、1
991年10月1日から1991年10月15日までの
間の期間で、絞り込み対象外とする期間を指定すること
もできる。また、絞り込み対象とする期間を指定するこ
ともできる。この場合、期間入力部1bは、期間入力領
域24に絞り込み対象とする期間の入力を行うように表
示する。また、文字情報「三」に対する入力履歴情報を
基に絞り込んだ後、候補となった表記文字列の入力履歴
情報を表示するとともに、絞り込み対象とする期間の入
力を行うこともできる。
【0076】上記で説明をした絞り込み対象外とする期
間の指定及び絞り込み対象とする期間の指定は、絞り込
み部13による絞り込み処理を行う度に、ユーザより入
力させても構わないし、名刺アプリケーションを連続し
て使用する場合には、一度指定しておけば同一アプリケ
ーションを使用する間は、指定した期間を有効にするこ
ともできる。
【0077】実施の形態3.この実施の形態3では、辞
書記憶部が頻度情報を記憶して、絞り込み部は、頻度情
報に基づいて表記文字列候補を検索する例について、以
下に説明を行う。実施の形態3における文字入力装置の
構成図は、上記実施の形態1において説明した図1と同
様とする。但し、図1において、9aは頻度情報を記憶
する辞書記憶部である。図16は、実施の形態3におけ
る辞書記憶部に記憶されている表記文字列の一例を示す
図である。図16に示されている表記文字列は、図6に
示した表記文字列と同じであるが、図16では、辞書記
憶部9aが各表記文字列とともに、頻度情報を記憶して
いることを示している。頻度情報を各表記文字列が記憶
している。図17は、頻度情報を利用して絞り込みを行
うことを特徴とする実施の形態3の文字入力装置の動作
を示すフローチャートである。携帯情報端末の名刺デー
タを入力する名刺アプリケーション17aにおいて、上
記実施の形態1と同様に、入力部1aより、企業名と氏
名を入力するとする。図4は、名刺アプリケーション1
7aにおける入力の様子を示している。この実施の形態
3でも、上記実施の形態1と同様に、図4のように入力
部1aより、企業名入力欄22aには「三三電機」と入
力し、氏名入力欄22bには「上田悟」と入力してい
く。以下も同様に、「左右電機」「三橋妙子」「三四銀
行」「石井浩二」「大小銀行」「三木小枝子」をそれぞ
れ入力していったとする(S64)。入力された文字情
報は、入出力制御部3に送られる。そして、入力部1a
より確定又は補完コマンドが入力され、コマンド解析部
4において、確定又は補完コマンドが入力されたと判断
されるまで、上記文字情報は、一時記憶部6に記憶する
(S65)。文字情報が入力された後、コマンド解析部
4により確定コマンドが入力されたことが判断されると
(S66)、コマンド実行部5は、一時記憶部6より表
記文字列を読み出し、補完文字列記憶部12に読み出し
た表記文字列を記憶する。同時に、コマンド実行部5
は、一時記憶部6よりフィールド特定情報も読み出し、
読み出したフィールド特定情報も補完文字列記憶部12
に記憶する。また、コマンド実行部5は、名刺アプリケ
ーション17aより入力部1aを介してシステム特定情
報を受け取る。システム特定情報を受け取ったコマンド
実行部5は、補完文字列記憶部12に、表記文字列に対
応してシステム特定情報も記憶する(S67)。
【0078】次に、ユーザは、入力部1aから企業名入
力欄22aに「三」と入力する。「三」を入力した後、
入力部1aより補完コマンドが入力されると、コマンド
解析部4は、補完コマンドが入力されたことを認識する
(S68)。コマンド実行部5は、コマンド解析部4に
より補完コマンドが認識されると、検索部10に、一時
記憶部6に記憶された文字情報「三」を送り、補完コマ
ンド実行要求を出す(S69)。補完コマンド実行要求
を受けた検索部10は、「三」と前方一致する文字列を
辞書記憶部9aと補完文字列記憶部12より検索する
(S70)。辞書記憶部9aには、図16に示すよう
に、「三」を第1文字の表記とする単語が格納されてい
る。検索部10が検索した結果は、図18に示すような
第1の表記文字列候補として、表記文字列候補記憶部8
aに一時記憶する(S71)。図18に示されているよ
うに、検索部10は、辞書記憶部9aより候補とする表
記文字列を取得する時、頻度情報も取得して表記文字列
候補記憶部8aに記憶する。次に、絞り込み部13は、
表記文字列候補記憶部8aに一時記憶されている第1の
表記文字列候補から、第2の表記文字列候補を絞り込む
処理を行う(S72)。
【0079】図19は、第2の表記文字列の候補を絞り
込む処理の動作を示すフローチャートである。第2の表
記文字列の候補を絞り込む処理では、絞り込み部13
は、表記文字列候補記憶部8aに記憶されている表記文
字列の頻度情報を参照して、頻度の高い候補(頻度情報
の値が大きい表記文字列を頻度の高い候補とする)から
順に候補の絞り込みを行う。ここでは、「三三電機」
「三一」「三月」・・・といった順で、候補を保持する
(S73)。次に、絞り込み部13は、一時記憶部6を
参照して、「三」に対するフィールド特定情報を取得す
る。また、名刺アプリケーション17aより入力部1a
を介してシステム特定情報を受け取る(S74,S7
5)。この実施の形態3では、システム特定情報は「名
刺」であり、フィールド特定情報は「企業名」である。
このため、絞り込み部13は、表記文字列候補記憶部8
aよりシステム特定情報とフィールド特定情報と頻度情
報を基に、第2の表記文字列候補を取得する(S7
6)。絞り込み部13は、頻度情報を優先的に絞り込み
を行うので、図18に示されている表記文字列候補記憶
部8aからは、「三三電機」と「三一」を第2の表記文
字列候補として決定する。絞り込み部13は、第2の表
記文字列候補の候補数を警告部19に通知する。この後
の警告部19における処理は、上記実施の形態1におい
て説明した処理と同様の処理を行う。
【0080】以上のように、絞り込みを行う時の条件と
して頻度情報を用いると、ユーザが頻繁に使用する表記
文字列を優先的に候補として選択することができる。
【0081】実施の形態4.この実施の形態4では、文
字情報が入力されているフィールドと関連する他のフィ
ールドに対して表記文字列を表示する例について、以下
に説明を行う。この実施の形態4における文字入力装置
の構成図は、上記実施の形態1における図1と同様であ
る。但し、実施の形態4における補完文字列記憶部12
は、表記文字列に対して関連情報を記憶する。図20
は、関連情報を用いることを特徴とする文字入力装置の
動作を示すフローチャートである。この実施の形態4で
は、携帯情報端末の住所録データを入力する住所アプリ
ケーション17cにおいて、入力部1aより、企業名と
住所を入力するとする。図21は、住所アプリケーショ
ンにおける入力の書式を示す図である。住所アプリケー
ション17cは、企業名と住所それぞれの入力欄が設け
られており、それぞれの入力欄より文字情報を入力して
いくアプリケーションである。住所アプリケーション1
7cは、フィールド特定情報26aとして「企業名」
と、フィールド特定情報26bとして「住所」を備えて
いる。また、企業名と住所は、関連する情報と認識して
おり、企業名入力欄27a、或いは、住所入力欄27b
に表記文字列が入力され確定された場合、住所アプリケ
ーション17cは関連情報を文字入力装置に送信する。
【0082】図22は、実施の形態4における住所アプ
リケーションに対する入力例を示す図である。例えば、
図22の住所アプリケーションの画面25では、企業名
入力欄27aの最上段に「三三電機大船製作所」を入力
して確定している。また、住所入力欄27bの最上段に
は「鎌倉市大船5」を入力して確定している。上記企業
名と住所は関連するデータであるため、住所アプリケー
ション17cは文字入力装置に対して関連情報「住所録
1」を送信する。
【0083】次に、図20のフローチャートに従い、実
施の形態4における文字入力装置の動作について説明を
行う。入力部1aより、図22のように、企業名入力欄
27aに、「三三電機大船製作所」と入力し、対応する
住所入力欄27bに、「鎌倉市大船5」と文字情報を入
力して確定する。以下も同様に、「左右電機」「門真市
3」「三四銀行」「東京都目黒2」「大小銀行」「東京
都新宿10」を、図22のように、それぞれの対応する
入力欄に入力していったとする(S81)。入力された
文字情報は、入出力制御部3に送られ、コマンド解析部
4に確定又は補完コマンドが入力されたと判断されるま
で、一時記憶部6に記憶する(S82)。文字情報が入
力された後、確定コマンドが入力されたことが判断され
ると(S83)、コマンド実行部5は、一時記憶部6よ
り文字情報を取り出し、補完文字列記憶部12に取り出
した文字情報を記憶する(S84)。
【0084】図23に、補完文字列記憶部12に記憶さ
れている内容を示す。図23に示している補完文字列記
憶部12は、上記実施の形態1において説明した図5の
補完文字列記憶部12の内容と同様であるが、図23で
は、各表記文字列に対して関連情報を記憶している。こ
の関連情報は、文字入力装置が住所アプリケーション1
7cより受信する情報である。例えば、表記文字列「三
三電機大船製作所」と「鎌倉市大船5」は、関連情報と
して「住所録1」をともに記憶している。この関連情報
「住所録1」は、表記文字列「三三電機大船製作所」と
「鎌倉市大船5」を関連するための情報である。文字入
力装置は、コマンド実行部5が補完文字列記憶部12に
確定した表記文字列を記憶する時に、入力部1aを介し
て住所アプリケーション17cより関連情報を受信し、
補完文字列記憶部12に記憶する。また、システム特定
情報、フィールド特定情報については、上記実施の形態
1において説明した動作と同様の動作でコマンド実行部
5が受信し、補完文字列記憶部12に記憶するものであ
る。
【0085】次に、入力部1aから企業名入力欄27a
に、「三」と文字情報を入力する(S81)。そして、
文字情報「三」は、入出力制御部3に送られ、一時記憶
部6に記憶される(S82)。続いて、補完コマンドが
入力されると、コマンド解析部4は、補完コマンドが入
力されたことを認識する(S85)。そして、コマンド
解析部4は、コマンド実行部5に対して補完コマンド実
行要求を出す(S86)。補完コマンド実行要求を受け
たコマンド実行部5は、検索部10に、一時記憶部6に
記憶された文字情報「三」を送り、補完コマンド実行要
求を出す(S86)。補完コマンド実行要求を受けた検
索部10は、上記「三」と前方一致する文字列を辞書記
憶部9aと補完文字列記憶部12を参照して検索する
(S87)。辞書記憶部9aには、図6に示すように、
「三」を第1文字の表記とする単語が格納されている。
また、補完文字列記憶部12には、図23に示すような
「三」を第1の文字の表記とする単語が格納されてい
る。検索部10が検索した結果は、図24に示すような
第1の表記文字列候補として、表記文字列候補記憶部8
aに一時記憶する(S88)。検索部10は、補完文字
列記憶部12より候補の対象とする表記文字列を取得す
る時、システム特定情報及びフィールド特定情報、関連
情報も同時に取得して表記文字列候補記憶部8aに記憶
する。次に、絞り込み部13は、表記文字列候補記憶部
8aに一時記憶されている第1の表記文字列候補から、
更に候補の絞り込みを行う(S89)。
【0086】図25は、実施の形態4における候補の絞
り込み処理の動作を示すフローチャートである。まず、
絞り込み部13は、システム特定情報を住所アプリケー
ション17cに問い合せる(S90)。更に、フィール
ド特定情報を、一時記憶部6を参照して取得する(S9
1)。この実施の形態4では、システム特定情報は「住
所録」であり、フィールド特定情報は「企業名」であ
る。このため、絞り込み部13は、図24に示されてい
る表記文字列候補記憶部8aより「三三電機大船製作
所」と「三四銀行」を、第2の表記文字列候補として絞
り込む(S92)。次に、絞り込み部13は、上記S9
2において絞り込んだ第2の表記文字列候補の関連情報
を基に、補完文字列記憶部12を参照して、関連する他
のフィールドの表記文字列を保持する。例えば、「三三
電機大船製作所」の関連情報は、図24より「住所録
1」であることがわかる。絞り込み部13は、「住所録
1」を関連情報として持つ表記文字列を、図23に示さ
れている補完文字列記憶部12より取得する。図23よ
り、関連情報が「住所録1」である。表記文字列は、
「三三電機大船製作所」の他に、フィールド特定情報が
「住所」である「鎌倉市大船5」である表記文字列を取
得できる。また、絞り込み部13は、「三四銀行」の関
連情報「住所録3」を基に、図23に示されている補完
文字列記憶部12を参照して関連するフィールドの表記
文字列を保持する。図23より、関連情報が「住所録
3」である表記文字列は、「三四銀行」の他に、フィー
ルド特定情報が「住所」である「東京都目黒2」を取得
することができる。このため、絞り込み部13は、関連
するフィールドの表記文字列として、「鎌倉市大船5」
と「東京都目黒2」を保持する(S93)。
【0087】次に、絞り込み部13は、警告部19に対
して候補数の通知を行う。警告部19は、上記実施の形
態1と同様に、絞り込み部13より通知された候補数と
予め設定されている所定の値を比較して、ユーザに対し
て警告表示を行うかどうかを判断する(S94,S9
7)。絞り込みが終了したら、選択部16は、第2の表
記文字列候補を表示部2に表示して確定したい表記文字
列をユーザに選択させる(S95,S96)。表示の方
法は、上記実施の形態1における図9(A)と同様とす
る。例えば、ユーザにより、「三三電機大船製作所」が
選択されると、上記S93において、絞り込み部13に
よって取得されている「鎌倉市大船5」が住所入力欄2
7bに表示される。他の関連するフィールドに表示され
ている表記文字列は、確定前の表記文字列として入出力
制御部3により一時記憶部6に記憶される。ユーザは、
表示されている表記文字列を確定する場合は、確定コマ
ンドを入力する。
【0088】以上のように、関連情報をアプリケーショ
ンプログラムより文字入力装置が受け取り、補完文字列
記憶部に確定した表記文字列とともに記憶して、次に入
力された入力途中文字列を補完する場合、関連情報を基
に入力途中文字列が入力されているフィールドと関連す
るフィールドに対しても表記文字列を表示して、ユーザ
は、表示されている表記文字列を確定することができ
る。このため、上記で説明した住所アプリケーションの
ように、企業名と住所が関連するようなアプリケーショ
ンでは、ユーザは、企業名を補完コマンドによって決定
すれば、住所も同時に補完することができ、ユーザは、
効率よく表記文字列を確定することができる。
【0089】実施の形態5.この実施の形態5では、文
字入力装置がシステム特定情報を指定するシステム特定
情報指定部を備え、表示部が上記システム特定情報指定
部より指定されたシステム特定情報を優先的に表示する
例について説明を行う。図26は、実施の形態5におけ
る文字入力装置の構成図である。図26において、14
は表記文字列候補記憶部8aに記憶されている表記文字
の候補を更に絞り込むために、システム特定情報を指定
する特定情報指定部である。また、絞り込み部13は、
特定情報指定部14により指定された特定情報を持つ表
記文字列を優先表示するように表示部2に指示する。そ
の他の文字入力装置を構成する構成要件については、上
記実施の形態1で示した図1と同様であるため、説明を
省略する。
【0090】図27は、実施の形態5における文字入力
装置の動作を示すフローチャートである。この実施の形
態5では、携帯情報端末のメモを入力するメモ入力アプ
リケーション17bにおいて、入力部1aより議事録に
データを入力するとする。図28は、メモ入力アプリケ
ーションでの入力の書式を示す図である。図28におい
て、メモ入力アプリケーション17bは、メモ入力アプ
リケーションの画面28を備え、フィールド特定情報2
9を「議事録」として持つ。また、議事録入力欄30を
備える。
【0091】図29は、実施の形態5におけるメモ入力
アプリケーションでの入力例を示す図である。始めに、
入力部1aより、図29のように、「機能仕様書」「三
日で要点をまとめる」「作業内容」「納期を確認」とい
う文字情報を確定しながら入力したとする。次に、ユー
ザは、起動しているアプリケーションをメモ入力アプリ
ケーション17bから名刺アプリケーション17aの起
動に切り換える。そして、入力部1aより、図4のよう
に、企業名入力欄22aに、「三三電機」と入力し、氏
名入力欄22bに、「上田悟」と入力していく。以下も
同様に、「左右電機」「三橋妙子」「三四銀行」「石井
浩二」「大小銀行」「三木小枝子」を、それぞれの入力
欄に入力していったとする(S98)。入力された文字
情報は、入出力制御部3に送られ、コマンド解析部4に
確定又は補完コマンドが入力されたと判断されるまで、
一時記憶部6に記憶する(S99)。この時、入出力制
御部3は、上記実施の形態1と同様に、名刺アプリケー
ション17aより入力部1aを介してフィールド特定情
報を受け取る。受け取ったフィールド特定情報は、文字
情報とともに、一時記憶部6に記憶する。文字情報が入
力された後、確定コマンドが入力されたことがコマンド
解析部4により判断されると(S100)、コマンド実
行部5により補完文字列記憶部12に確定された文字情
報を一時記憶部6より取り出し記憶する。
【0092】この時、コマンド実行部5は、上記実施の
形態1と同様に、名刺アプリケーション17aより入力
部1aを介してシステム特定情報を受け取る。受け取っ
たシステム特定情報は、確定された文字情報とともに、
補完文字列記憶部12に記憶する。図5に、補完文字列
記憶部に記憶されている内容を示す。図5のように、補
完文字列記憶部12は、表記文字列とともにシステム特
定情報として、「メモ」と「名刺」を格納している。ま
た、フィールド特定情報として、「議事録」と「企業
名」と「氏名」とを格納している(S101)。次に、
ユーザは、名刺アプリケーション17aより住所アプリ
ケーション17cに起動を切り換える。住所アプリケー
ション17cにおいて、入力部1aから企業名入力欄2
7aに「三」と入力する(住所アプリケーション17c
の入力書式は、図21と同様とする)。文字情報「三」
は、入出力制御部3により一時記憶部6にフィールド特
定情報「企業名」とともに記憶される。ここで、補完コ
マンドが入力されると、コマンド解析部4は、補完コマ
ンドが入力されたことを認識する(S102)。コマン
ド実行部5は、コマンド解析部4により補完コマンドが
認識されると、検索部10に、一時記憶部6に記憶され
た文字情報「三」を送り、補完コマンド実行要求を出す
(S103)。補完コマンド実行要求を受けた検索部1
0は、「三」と前方一致する表記文字列を辞書記憶部9
aと補完文字列記憶部12より検索する(S104)。
辞書記憶部9aは、図6に示すように、「三」を第1文
字の表記とする単語が記憶している。また、図5に、補
完文字列記憶部12が記憶している内容を示す。検索し
た結果は、図7に示すような第1の表記文字列候補とし
て、表記文字列候補記憶部8aに一時記憶される(S1
05)。次に、絞り込み部13は、表記文字列候補記憶
部8aに一時記憶されている表記文字列候補から、第2
の表記文字列候補を絞り込む処理を行う(S106)。
上記絞り込み処理は、文字情報「三」に対するシステム
特定情報とフィールド特定情報を基に行う。
【0093】図30は、絞り込み部における候補絞り込
み制御の動作を示すフローチャートである。まず、絞り
込み部13は、一時記憶部6を参照してフィールド特定
情報を取得する(S107)。ここでは、フィールド特
定情報は、「企業名」である。このため、絞り込み部1
3は、図7の表記文字列候補記憶部8aより、フィール
ド特定情報が「企業名」又は「企業」の表記文字列であ
る「三三電機」「三四銀行」「三一」に絞り込む(S1
08)。次に、絞り込み部13は、特定情報指定部14
を介してユーザに対して絞り込みたい分野が何であるか
を入力するように促す(S109)。
【0094】図31に、特定情報を指定する書式を示
す。図31において、31は特定情報入力欄である。特
定情報入力欄31には、上記S108において絞り込ま
れた「三三電機」「三四銀行」「三一」に対するシステ
ム特定情報を、例えば、「辞書」「名刺」と参照できる
ように表示している。ユーザがカーソルを移動して「名
刺」を選択して「名刺」を優先するように指示すると、
絞り込み部13は、入出力制御部3に指定されたシステ
ム特定情報が「名刺」である「三三電機」「三四銀行」
を優先して表示するように指示する(S110)。
【0095】図32に、候補の表示例を示す。上記S1
08において絞り込まれた候補は、「三一」「三三電
機」「三四銀行」であり、表記文字列候補記憶部8aに
も上記の順に記憶されている。このため、ユーザが特定
情報指定部14よりシステム特定情報の指定を行わなけ
れば、上記の順番で候補が表示される。しかし、上記S
110においてシステム特定情報の指定が行われている
ため、候補の表示順は、図32のように、「三三電機」
「三四銀行」「三一」となる。ここで、絞り込み部13
は、警告部19に対して候補数を通知する。候補数の通
知を受けた警告部19は、上記実施の形態1における図
2のS43とS46のように、所定の値と候補数を比較
し、候補数が所定の値よりも多ければ、2文字目以降の
入力を促す。候補数が所定の値、例えば、’3’以下で
あれば、表示部2は図32のように候補の表示を行う
(S112)。選択部16は、表示している候補の中か
ら確定する候補を選択させる(S113)。上記3つの
候補は、議事録入力欄30の最下段に「三三電機」「三
四銀行」「三一」の順で表示される。そして、「三三電
機」が議事録入力欄30の最下段に表示されている時、
ユーザが「三三電機」を確定するように確定コマンドを
押下すると、図32の議事録入力欄30の最下段には、
「三三電機」が確定されて表示される。
【0096】このようにして、絞り込み部による絞り込
み条件としてユーザに指示を促し入力させたシステム特
定情報によって、意図するシステム特定情報である表記
文字列を、部分文字列を入力するだけで容易に得ること
ができる。なお、この実施の形態5でも上記絞り込まれ
た表記文字列の候補数がある一定数、例えば、’3’以
下でない場合には、絞り込み部は、それ以上候補の絞り
込みを行える条件がないことから、絞り込む条件として
第2文字目、第3文字目の入力をユーザに促し(S11
4)、更に候補の絞り込みを行っていく。
【0097】実施の形態6.上記実施の形態1〜5で
は、検索部10における検索は、入力されている文字情
報と前方一致する表記文字列を辞書記憶部9a、或い
は、補完文字列記憶部12より検索していた。この実施
の形態6では、検索部10は、文字情報と後方一致する
表記文字列を辞書記憶部9a又は補完文字列記憶部12
より検索する例について説明する。この実施の形態6に
おける文字入力装置は、上記実施の形態1における図1
と同じ構成である。但し、入力部1aは、入力されてい
る文字情報を基に、後方一致する表記文字列を検索す
る’逆引きモード’に切り換わるキーを有している。こ
のキーが押下されると検索部10は、文字情報と後方の
部分文字列が一致する表記文字列を辞書記憶部9a、も
しくは、補完文字列記憶部12より検索する。図1の他
の構成要件については、上記の実施の形態1と同様であ
り、説明を省略する。
【0098】図33は、実施の形態6における文字入力
装置の動作を示すフローチャートである。この実施の形
態6では、携帯情報端末の名刺アプリケーション17a
において、入力部1aより、企業名と氏名を入力すると
する。図34は、名刺アプリケーションでの入力の様子
であり、企業名と氏名それぞれに入力欄が設けられてお
り、それぞれの入力欄に文字情報を入力していくアプリ
ケーションである。入力部1aより、企業名入力欄22
aには「三三電機」と入力し、氏名入力欄22bには
「上田悟」と入力していく。以下も同様に、「左右電
機」「三橋妙子」「三四銀行」「石井浩二」「大小銀
行」「三木小枝子」をそれぞれの入力欄に入力していっ
たとする。(S115)。入力された文字情報は、入出
力制御部3に送られ、コマンド解析部4に確定又は補完
コマンドが入力されたと判断されるまで、一時記憶部6
に記憶される(S116)。この時、フィールド特定情
報が名刺アプリケーション17aより入力部1aを介し
て入出力制御部3に送られ、一時記憶部6に文字情報と
ともに、フィールド特定情報も記憶される。文字情報が
入力された後、確定コマンドが入力されたことがコマン
ド解析部4により判断されると(S117)、コマンド
実行部5により、一時記憶部6より文字情報とフィール
ド特定情報が取り出され、補完文字列記憶部12に文字
情報とフィールド特定情報を記憶する。この時、コマン
ド実行部5は、名刺アプリケーション17aよりシステ
ム特定情報として「名刺」を受け取り、補完文字列記憶
部12にシステム特定情報を記憶する。図35に、補完
文字列記憶部12の内容を示す。
【0099】次に、ユーザは、名刺アプリケーション1
7aからスケジュール入力アプリケーション17dの起
動に切り換える。スケジュール入力アプリケーション1
7dにおいて、データを入力する。図36は、スケジュ
ールを入力するアプリケーションでの入力の様子を示す
図である。図36において、スケジュール入力アプリケ
ーションの画面31には、日付入力欄33aとスケジュ
ール入力欄33bがある。また、日付入力欄33aに対
するフィールド特定情報32aは、「年月日」である。
また、スケジュール入力欄33bに対するフィールド特
定情報32bは、「スケジュール」である。なお、図3
6の日付入力欄33aには、予め年月日が入力されてい
るものとして、スケジュール入力アプリケーションの画
面32には表示されている。ユーザは、1991年10
月1日のスケジュール入力欄33bにで「火災」と入力
する。ここでは、先に入力を行った名刺アプリケーショ
ン17aの名刺データから氏名を補完することで、「東
南西北火災と打ち合わせ」とユーザは入力したいとす
る。そこで、後方一致の部分文字列を得るために、入力
部1aより逆引モードのキーがユーザにより押下され、
コマンド解析部4により逆引補完コマンドが入力された
と認識される(S119)。コマンド実行部5は、コマ
ンド解析部4により逆引補完コマンドと認識されると、
検索部10に、一時記憶部6に記憶された文字情報「火
災」を送り、コマンド実行部5を介して逆引補完コマン
ド実行要求を出す(S120)。逆引補完コマンド実行
要求を受けた検索部10は、文字情報「火災」と後方一
致する表記文字列を辞書記憶部9a、もしくは、補完文
字列記憶部12より検索する(S121)。辞書記憶部
9aには、図37に示すように、「火災」を含む表記文
字列が格納されている。検索した結果は、図38に示す
ような第1の表記文字列候補として、表記文字列候補記
憶部8aに一時記憶される(S122)。
【0100】次に、絞り込み部13は、表記文字列候補
記憶部8aに一時記憶されている第1の表記文字列候補
から、第2の表記文字列候補の絞り込みを行う(S12
3)。候補の絞り込みでは、まず絞り込み部13は、一
時記憶部6を参照して入力されている文字情報に対する
フィールド特定情報を取得する。ここでは、フィールド
特定情報は、「スケジュール」である。
【0101】図39は、絞り込み部13の動作を示すフ
ローチャートである。この実施の形態6では、上記実施
の形態5と同様に、ユーザに第2の表記文字列候補とし
て、絞り込みたいシステム特定情報を入力するように、
絞り込み部13は、特定情報指定部14を介して促す
(S124)。次に、絞り込み部13は、特定情報指定
部14を介してユーザに第2の表記文字列候補として、
絞り込みたいフィールド特定情報を入力するように促す
(S125)。上記実施の形態6では、ユーザは特定情
報指定部14より、システム特定情報を指定していた。
しかし、この実施の形態6では、システム特定情報とフ
ィールド特定情報の2つの特定情報をユーザより指定さ
せる。このことによって、ユーザは、候補として絞り込
みたい表記文字列を厳密に絞り込むことができる。ま
た、絞り込み部13は上記S123において、一時記憶
部6を参照してフィールド特定情報を取得している。こ
のため、上記S125において、ユーザがフィールド特
定情報を指定しなくても、「スケジュール」をフィール
ド特定情報とする。
【0102】図40に、システム特定情報とフィールド
特定情報の指定を行う画面の例を示す。図40におい
て、特定情報入力欄34は、上記図36のスケジュール
入力画面の下に表示される。特定情報入力欄34には、
現在第1の表記文字列候補として、表記文字列候補記憶
部8aに記憶されている表記文字列に対するシステム特
定情報とフィールド特定情報を示している。ユーザは、
候補の中に上げられている表記文字列に対するシステム
特定情報を「名刺」ではなく、他のシステム特定情報に
変更したい場合は、システム特定情報入力欄34aに任
意のシステム特定情報を入力する。また、別の方法とし
て、例えば、システム特定情報入力欄34aにカーソル
を移動し、システム特定情報入力欄34aに「名刺」が
候補として表示されている時、別の候補を参照するため
次候補のコマンド、或いは、次候補キーを入力する。す
ると、システム特定情報入力欄34aには「辞書」が候
補として表示される。ユーザは、ここで確定コマンドを
押下すると「辞書」をシステム特定情報として確定でき
る。また、フィールド特定情報は、上記S123におい
て「スケジュール」が取得されているので、既存の値と
してフィールド特定情報入力欄34bに「スケジュー
ル」と表示されている。ユーザが別のフィールド特定情
報に変更したい場合は、フィールド特定情報入力欄34
bに任意のフィールド特定情報を入力する。この実施の
形態6では、ユーザは、システム特定情報として「名
刺」を指定する。或いは、別の方法として、フィールド
特定情報入力欄34bにカーソルを移動し、フィールド
特定情報入力欄34bに「スケジュール」が候補として
表示されている時、別の候補を参照するため次候補のコ
マンド、或いは、次候補キーを入力する。すると、フィ
ールド特定情報入力欄34bには「企業」が候補として
表示される。更に、次候補のコマンド、或いは、次候補
キーを入力すると、「名詞」が候補として表示されるの
で、ユーザは、確定したいフィールド特定情報がフィー
ルド特定情報入力欄34bに表示されている時に、確定
コマンドを押下してフィールド特定情報を確定する。ま
た、フィールド特定情報として「企業」を指定する。こ
のため、絞り込み部13は、表記文字列候補記憶部8a
よりシステム特定情報が「名刺」であり、かつ、フィー
ルド特定情報が「企業」である表記文字列を絞り込む。
図38に、表記文字列候補記憶部8aに記憶されている
表記文字列を示している。このため、絞り込み部13
は、第2の表記文字列候補として「東南西北火災」を絞
り込む(S126)。この実施の形態6では、第2の表
記文字列候補として「東南西北火災」が絞り込まれた。
このため、表示部2は、スケジュール入力欄33bに
「東南西北火災」を表示する。絞り込み部13によって
絞り込まれた第2の表記文字列候補の候補数がシステム
で設定した値を超えていれば、上記実施の形態1におけ
るS43及びS46の処理と同様の処理をS127及び
S130で行う。
【0103】このようにして、入力部に逆引きモードの
キーを設けることによって、検索部は、入力した文字情
報と後方一致する表記文字列候補を得ることができる。
また、上記図33のフローチャートでは、S121の検
索処理の直前に前方一致する表記文字列を検索するか、
後方一致する表記文字列を検索するかの検索手順を指定
していた。検索処理の直前で検索情報を指定すると、文
字情報を入力する度に検索手順を換えたい場合は便利で
ある。しかし、アプリケーションを起動する時に、検索
手順を1回だけ指定して当該アプリケーションを起動し
ている間は、同じ検索手順で検索するようにすることも
できる。また、特定情報指定部により、システム特定情
報とフィールド特定情報をユーザにより指定させること
によって、第2の表記文字列候補として絞り込まれる表
記文字列が、ユーザの意図に沿った候補とすることがで
きる。また、現在起動しているアプリケーションとは別
のアプリケーションで入力していた表記文字列を候補と
して絞り込むことが容易にできる。また、入力部に逆引
きモードを指定するキーを設けたが、キーではなく起動
しているアプリケーションからコマンドによって逆引き
モードに切り換えることを指定しても構わない。更に、
逆引きモードを正引きモード(前方一致検索)に変更す
る場合もある。この場合は、逆引きモードのキーをもう
一度押下することによって、前引きモードに変更するこ
とができる。また、上記のように、コマンドによって逆
引きモードの指定をする場合も、正引きモードのコマン
ドを用意しておけば、正引きモードのコマンドを入力す
ることによって逆引きモードから正引きモードに変更す
ることができる。
【0104】実施の形態7.この実施の形態7では、文
字情報として読み文字列が文字情報として入力された時
の絞り込み動作について、以下に説明を行う。実施の形
態7における文字入力装置の構成図は、上記実施の形態
1における図1と同様とする。そのため、文字入力装置
を構成する構成要素については、説明を省略する。な
お、変換部7は、絞り込み部13によって絞り込まれた
第2の表記文字列候補を、読み文字列から表記文字列に
変換するものである。
【0105】図41は、実施の形態7における文字入力
装置の動作を示すフローチャートである。この実施の形
態7では、携帯情報端末の名刺アプリケーション17a
において、入力部1aより、企業名と氏名を入力すると
する。図3は、名刺アプリケーションでの入力の様子で
あり、企業名と氏名それぞれに入力欄が設けられてい
る。ユーザは、それぞれの入力欄に文字情報を入力して
いく。実施の形態7では、図41のS131〜S134
の処理を、上記実施の形態1における図2のS31〜S
34と同様の処理を行う。このため、補完文字列記憶部
12に記憶されている内容は、図42のようになる。但
し、実施の形態7における補完文字列記憶部12は、表
記文字列に対して読み文字列も記憶している。このた
め、図42の補完文字列記憶部には、読み文字列が示さ
れている。
【0106】次に、入力部1aから企業名入力欄22a
に「みつ」と文字情報を読み文字列で入力する。図43
に、入力状態を示す。文字情報の入力後、変換コマンド
が入力部1aより入力されると、コマンド解析部4は、
変換コマンドが入力されたことを認識する(S13
5)。コマンド実行部5は、コマンド解析部4により変
換コマンドが認識されると、検索部10に、一時記憶部
6に記憶された文字情報「みつ」を送り、補完コマンド
実行要求を出す(S136)。補完コマンド実行要求を
受けた検索部10は、文字情報「みつ」と前方一致する
読み文字列を辞書記憶部9aと補完文字列記憶部12よ
り検索する(S137)。辞書記憶部9aには、図44
に示すように、読み文字列が「みつ」で始まる単語が格
納されている。検索した結果を、図45に示す。図45
は、表記文字列候補記憶部8aに記憶されている内容を
示しており、表記文字列候補記憶部8aは、第1の読み
文字列候補を記憶している(S138)。次に、絞り込
み部13は、表記文字列候補記憶部8aに一時記憶され
ている第1の読み文字列候補から、第2の読み文字列候
補の絞り込みを行う(S139)。
【0107】図46は、絞り込み部の動作を示すフロー
チャートである。まず、絞り込み部13は、名刺アプリ
ケーション17aより入力部1aを介して、システム特
定情報「名刺」を取得する(S140)。更に、絞り込
み部13は、一時記憶部6を参照してフィールド特定情
報「企業名」を取得する(S141)。そして、絞り込
み部13は、システム特定情報とフィールド特定情報を
基に、表記文字列候補記憶部8aに記憶されている第1
の読み文字列候補から、第2の読み文字列候補を絞り込
む(S142)。図45より、システム特定情報が「名
刺」であり、フィールド特定情報が「企業名」である読
み文字列は、「みつさんでんき」である。このため、
「みつさんでんき」が読み文字列として絞り込まれる
(S142)。次に、絞り込み部13は、絞り込んだ
「みつさんでんき」を変換部7によって表記文字列に変
換する(S143)。変換部7は、表記文字列候補記憶
部8aを参照して「みつさんでんき」に対応する表記文
字列を取得する。上記S142において、第2の読み文
字列候補の候補数は1つである。このため、絞り込み部
13は、表示部2に対して上記S143で表記文字列に
変換した「三三電機」を送信して、表示部2は、受信し
た「三三電機」を名刺アプリケーションの画面23の企
業名入力欄22aに表示する。もし、絞り込み部13が
第2の読み文字列の候補数を警告部19に通知して、警
告部19において第2の読み文字列の候補数がシステム
で設定した値、例えば、’3’を超えている場合は、警
告部19は、第2文字目以降の入力を行うようにユーザ
に促す(S144,S147)。なお、絞り込んだ候補
が企業名入力欄22aに表示された後、ユーザが確定コ
マンドを押下しなければ、表示されている表記文字列は
確定されたことにはならない。
【0108】このようにして、読み文字列を文字情報と
して入力しても、検索部が読み文字列に基づいて、辞書
記憶部又は補完文字列記憶部を検索する。そして、検索
した第1の読み文字列は、絞り込み部が更に候補を絞り
込み、絞り込んだ候補を変換部によって表記文字列に変
換している。このため、ユーザは、難しい漢字なので表
記文字列がわからない場合、読み文字列を入力して意図
する表記文字列を得ることができる。
【0109】実施の形態8.この実施の形態8では、入
力部より文字情報として表記文字列が入力された場合、
表記文字列を認識する文字認識部について、以下に説明
を行う。実施の形態8における文字入力装置は、上記実
施の形態1における図1の文字入力装置の構成と同様の
構成とする。
【0110】図47は、実施の形態8における文字入力
装置の動作を示すフローチャートである。実施の形態8
では、携帯情報端末の住所アプリケーション17cにお
いて、入力部1aより氏名と住所を入力するとする。住
所アプリケーション17cの入力の書式は、図21と類
似しているが、図21における企業名入力欄27aが氏
名入力欄となる。また、フィールド特定情報26aは、
「氏名」となる。住所アプリケーション17cは、氏名
入力欄27aと住所入力欄27bを持ち、それぞれの入
力欄に文字情報を入力していくアプリケーションであ
る。
【0111】図48に、実施の形態8における住所アプ
リケーションの入力書式を示す。氏名と住所それぞれの
入力欄に文字情報を入力していく。ユーザが、入力部1
aより図49のように、氏名入力欄27aには、「神上
尚子」と手書き文字で文字情報として表記文字列を入力
し(手書き文字の入力は、携帯情報端末が備えているペ
ン入力によって行うものとする)、住所入力欄27bに
は、「大阪市浪速区2」と入力していく。以下も同様
に、「坂本葉子」「神戸市灘区3」「千葉真」「和歌山
市吹上2」「神内浩二」と入力していったとする(S1
48)。入力された表記文字列は、文字認識部15の文
字認識処理によって認識される(S149)。上記文字
認識部15における文字認識処理は、従来のペン入力さ
れた文字を認識する方法と同様の方法によって文字認識
を行うものとする。認識された表記文字列は、入出力制
御部3に送られ、コマンド解析部4に確定又は補完コマ
ンドが入力されたと判断されるまで、一時記憶部6に記
憶する(S150)。文字情報が入力された後、確定コ
マンドが入力されたことがコマンド解析部4によって判
断されると(S151)、コマンド実行部5が上記S1
50において、一時記憶部6に記憶されている表記文字
列を取り出し、補完文字列記憶部12に記憶する。上記
一時記憶部6には、S150の処理において、表記文字
列である文字情報が入力されているフィールド特定情報
も同時に表記文字列に対応させて記憶している。このた
め、補完文字列記憶部12には、フィールド特定情報も
表記文字列とともに記憶する。また、コマンド実行部5
は、住所アプリケーション17cより入力部1aを介し
てシステム特定情報を受け取り、表記文字列とともに補
完文字列記憶部12に記憶する。この実施の形態8で
は、住所アプリケーション17cより文字情報を入力し
ているため、システム特定情報は「住所録」となる。ま
た、フィールド特定情報は、氏名入力欄に入力された表
記文字列は「氏名」となり、住所入力欄に入力された表
記文字列は「住所」となる(S152)。図50に、補
完文字列記憶部12に記憶されている内容を示す。
【0112】次に、入力部1aから住所入力欄27bに
手書き文字によって「神」と入力し(S148)、文字
認識部15によって、「神」と認識されたとする(S1
49)。ここで、入力部1aより補完コマンドが入力さ
れると、コマンド解析部4は、補完コマンドが入力され
たことを認識する(S153)。コマンド実行部5は、
コマンド解析部4により補完コマンドが認識されると、
検索部10に、一時記憶部6に記憶された入力途中文字
列「神」を送り、補完コマンド実行要求を出す(S15
4)。補完コマンド実行要求を受けた検索部10は、入
力途中文字列「神」と前方一致する表記文字列を辞書記
憶部9aと補完文字列記憶部12より検索する(S15
5)。
【0113】図51に、この実施の形態8における辞書
記憶部に記憶されている内容を示す。辞書記憶部9aに
は、図51に示すように、「神」を第1文字の表記とす
る単語が格納されている。上記S155における検索部
10の検索結果を、図52に示す。検索部10は、図5
2に示す第1の表記文字列候補を、表記文字列候補記憶
部8aに一時記憶する(S156)。次に、絞り込み部
13は、表記文字列候補記憶部に一時記憶されている第
1の表記文字列候補から、第2の表記文字列候補の絞り
込みを行う(S157)。
【0114】図53は、実施の形態8における絞り込み
部の動作を示すフローチャートである。まず、絞り込み
部13は、住所アプリケーション17cより入力部1a
を介して、システム特定情報を受け取る(S158)。
この実施の形態8では、住所アプリケーション17cよ
り文字情報を入力しているため、システム特定情報は
「住所録」となる。このため、絞り込み部13は、表記
文字列候補記憶部8aから、システム特定情報が「地
名」又は「住所」の「神奈川」「神奈川県」「神戸市」
に絞り込む(S159)。次に、絞り込み部13は、警
告部19に絞り込んだ候補数を伝える。警告部19は、
システムで予め設定されている値よりも候補数が多けれ
ば(S160)、表示部2により第2文字目以降の入力
を促す表示を行う。例えば、実施の形態8では、’5’
を予めシステムで設定しておく。このため、警告部19
は、絞り込み部13より通知された候補数が5より大き
ければ、表示部2より第2文字目以降の入力を促す表示
を行う。候補数が’5’以下である場合は、上記実施の
形態1と同様に、第2の表記文字列を住所アプリケーシ
ョンの画面25に表示する(S161)。ユーザは、表
示されている第2の表記文字列の中から、意図する表記
文字列を確定コマンドを押下することによって行う(S
162)。
【0115】なお、絞り込み部による動作では、第2の
表記文字列の絞り込みを行う場合に、システム特定情報
を基に絞り込みを行っていた。しかし、上記実施の形態
1と同様に、システム特定情報とフィールド特定情報と
に基づいて第2の表記文字列の絞り込みを行っても構わ
ない。また、上記実施の形態1〜6では、文字情報とし
て、表記文字列をペン入力していた。このため、上記実
施の形態1〜6では、文字認識部15についての動作を
説明していなかったが、上記実施の形態1〜6におい
て、表記文字列によって入力された文字情報は、文字認
識部15によって文字認識され、文字認識された表記文
字列が入出力制御部3に送信されているものとする。
【0116】実施の形態9.この実施の形態9では、入
力部1aより入力する文字情報がワイルドカードを含む
例について、以下の説明を行う。なお、上記ワイルドカ
ードとは、「*」のことであり、任意の文字情報として
用いることができる。例えば、「三*」という文字情報
は、「三」を第1文字目の表記文字列として、第2文字
目以降を任意の表記文字列としていることを示す。実施
の形態9における文字入力装置の構成は、上記実施の形
態1における図1に示されている構成と同様とする。ワ
イルドカードは、表記文字列の中に含んで使用する場合
と、読み文字列の中に含んで使用する場合がある。始め
に、ワイルドカードを表記文字列の中に含んで使用する
場合について説明する。ここでは、上記実施の形態1と
同様に、携帯情報端末の名刺アプリケーション17aよ
り企業名と氏名を入力する。名刺アプリケーションの入
力書式は、上記実施の形態1の図3と同様であり、文字
入力装置の動作も図2のフローチャートと同様とする。
そして、図54は、実施の形態9における名刺アプリケ
ーションの入力例を示す図である。
【0117】図54の企業名入力欄22aに示されてい
る「三三電機」から「大小銀行」と氏名入力欄22bの
「上田悟」から「三木小枝子」は、上記実施の形態1の
図4と同様の企業名と氏名であるので、文字入力装置の
動作は、図2のS31〜S34までの動作と同様の動作
を行うものとする。また、補完文字列記憶部12には、
図5に示す内容のデータが格納されている。また、辞書
記憶部9aには、図6の内容が記憶されている。
【0118】ユーザは、5件目の名刺データとして、企
業名入力欄22aに図54のように、「三*」と表記文
字列で文字情報を入力する(S31)。上記S31にお
いて、入力した文字情報「三*」は、文字認識部15に
よって文字の認識が行われ、認識された文字情報は、入
出力制御部3に送られる。入出力制御部3は、入力部1
aより確定コマンド又は補完コマンドが入力されるま
で、文字情報「三*」を一時記憶部6に記憶する。この
時、入出力制御部3は、名刺アプリケーション17aよ
り入力部1aを介してフィールド特定情報を受け取る。
受け取ったフィールド特定情報は、文字情報とともに一
時記憶部6に記憶される。続いて、入力部1aより補完
コマンドが入力されると、コマンド解析部4は、補完コ
マンドが入力されたことを認識する(S35)。コマン
ド解析部4により補完コマンドが認識されると、コマン
ド実行部5は、検索部10に、上記S32において一時
記憶部6に記憶された文字情報「三*」とフィールド特
定情報を送る。そして、検索部10に対して補完コマン
ド実行要求を出す(S36)。「三*」は、第1文字目
が「三」である表記文字列を候補にするということを示
している。このため、補完コマンド実行要求を受けた検
索部10は、辞書記憶部9aと補完文字列記憶部12に
記憶されている表記文字列の第1文字目が「三」である
第1の表記文字列候補を検索する(S37)。検索部1
0が検索した結果は、上記実施の形態1と同様の第1の
表記文字列候補である。検索部10は、第1の表記文字
列候補を表記文字列候補記憶部8aに記憶する。この
時、検索部10は、名刺アプリケーション17aより入
力部1aを介してシステム特定情報を受け取る。受け取
ったシステム特定情報は、表記文字列とともに表記文字
列候補記憶部8aに記憶する。図7に、表記文字列候補
記憶部に記憶されている内容を示す。この後、絞り込み
部13によって第2の表記文字列候補の絞り込みが行わ
れ、絞り込まれた候補が表示部2より表示される。この
処理は、上記実施の形態1における図2のS39〜S4
6の処理と同様であるため説明を省略する。
【0119】また、例えば、企業名入力欄22aに「三
三*」と入力すれば、検索部10は、表記文字列の第1
文字目が「三」であり、かつ、第2文字目も「三」であ
る表記文字列を辞書記憶部9aと補完文字列記憶部12
より検索する。このため、第1の表記文字列候補は、
「三三電機」のみとなる。また、「*電機」と企業名入
力欄22aに入力すると、検索部10は、表記文字列の
最後尾の2文字が「電機」である表記文字列を辞書記憶
部9aと補完文字列記憶部12より検索する。このた
め、第1の表記文字列候補は、「三三電機」と「左右電
機」の2つとなる。このように、ワイルドカードを第1
文字目に入力して、その後に表記文字列を続けて入力す
ると、上記実施の形態6のように、あたかも逆引きモー
ドで表記文字列を検索しているようにできる。
【0120】次に、ワイルドカードを読み文字列の中に
含んで使用する場合について説明する。ここでは、上記
実施の形態8と同様に、携帯情報端末の名刺アプリケー
ション17aより企業名と氏名を入力する。名刺アプリ
ケーションの入力書式は、上記実施の形態1における図
3と同様とする。また、文字入力装置の動作は、上記実
施の形態8の図48のフローチャートと同様とする。そ
して、図55は、実施の形態9における名刺アプリケー
ションの入力例を示す図である。図55に示しているよ
うに、ユーザは、企業名入力欄22aに、「三三電機」
から「大小銀行」までを入力する。氏名入力欄22b
に、「上田悟」から「三木小枝子」までを入力して確定
する。このため、補完文字列記憶部12には、上記実施
の形態8の図42と同様の内容が記憶されている。
【0121】次に、5件目の企業名として、「みつ*」
を入力する(S131)。入力した読み文字列である文
字情報「みつ*」は、入出力制御部3に送られ、入出力
制御部3は、一時記憶部6に「みつ*」とフィールド特
定情報を記憶する。続いて、補完コマンドが入力される
と、コマンド解析部4により補完コマンドが入力された
ことが確認される(S135)。コマンド実行部5は、
コマンド解析部4により補完コマンドが認識されると、
検索部10に、一時記憶部6に記憶されている「みつ
*」とフィールド特定情報を取り出して送る。そして、
補完コマンド実行要求を出す(S136)。検索部10
は、辞書記憶部9aと補完文字列記憶部12より読み文
字列の第1文字目が「み」であり、かつ、読み文字列の
第2文字目が「つ」である第1の読み文字列候補を検索
する。図44に、辞書記憶部9aが記憶している内容を
示す。また、図42に、補完文字列候補記憶部12が記
憶している内容を示す。検索した結果、図45に示され
ている読み文字列が第1の表記文字列候補として表記文
字列候補記憶部8aに記憶される(S138)。以下、
S139〜S147の処理は、上記実施の形態8と同様
とするため、説明は省略する。
【0122】また、「*でんき」と企業名入力欄22a
に入力すると、検索部10は、読み文字列の最後尾が
「でんき」である読み文字列を辞書記憶部9aと補完文
字列記憶部12より検索して、第1の読み文字列候補と
する。このように、ワイルドカードを読み文字列の第1
文字として、2文字目以降に読み文字列を続けることに
よって、あたかも上記実施の形態6のように、逆引きモ
ードで第1の表記文字列候補を検索しているようにでき
る。更に上記の説明では、ワイルドカードを文字情報の
先頭、或いは、最後尾に入力する例について説明した。
しかし、表記文字列、或いは、読み文字列の間にワイル
ドカードがあるように入力しても構わない。例えば、
「三三電機」を補完するために「三*電*」と入力する
こともできる。また、「み*さ*で*き」と入力するこ
ともできる。
【0123】以上のように、ワイルドカードを文字情報
の中に含めることによって、検索部において第1の表記
文字列候補又は第1の読み文字列候補を検索する時の条
件がバリエーションに富んだ条件を指定することがで
き、ユーザの意図する補完を行うことができる。また、
逆引きモードや正引きモードのモードを指定するキーを
携帯情報端末に設けることなく、実現することができ
る。
【0124】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の表記文字列候補が多数存在する場合においても、絞り
込み部により、システム特定情報やフィールド特定情報
を基に第2の表記文字列候補を絞り込むことができる。
これにより、ユーザは、確定したい文字列を決定するた
めに選択操作を繰返し行なうことなく、意図する文字列
を効率よく確定できるという効果がある。
【0125】また、入力履歴付加部が文字情報に対して
入力履歴情報を付加し、補完文字列記憶部は、文字情報
とともに上記入力履歴情報も記憶する。このため、ユー
ザは、第1の表記文字列候補の検索を行う時、上記入力
履歴情報を検索条件として利用することができる。
【0126】また、文字情報に対して文字情報を入力し
た履歴を入力履歴付加部によって付加し、補完文字列記
憶部が表記文字列とともに入力履歴情報も記憶する。ま
た、ユーザが期間入力部によって任意の期間に入力した
表記文字列を得るための情報を入力する。このため、ユ
ーザは、特定の期間に入力した表記文字列を優先して表
記文字列の候補とすることができる。このことにより、
ユーザは、意図する文字列を効率よく確定できるという
効果がある。
【0127】また、ユーザは、上記期間入力部より特定
の入力履歴情報を持つ表記文字列を検索対象としないよ
うに、期間を入力することができる。このため、第1の
表記文字列候補として、不要な表記文字列が検索される
ことがない。このことにより、ユーザは、意図する文字
列を効率よく確定できるという効果がある。
【0128】また、辞書記憶部が表記文字列毎に頻度情
報を記憶する。このため、絞り込み部は、頻度情報に基
づいて第2の表記文字列候補を得ることができる。例え
ば、頻度情報の値が大きい表記文字列を優先して第2の
表記文字列候補とすることによって、何度も使用する高
頻度の表記文字列を、ユーザは優先して得ることができ
る効果がある。
【0129】また、補完文字列記憶部は、入力部より文
字情報が入力されているフィールドと関連する他のフィ
ールドを対応付ける関連情報を受け取り、表記文字列と
ともに関連情報も記憶する。このため、ユーザは、ある
フィールドに文字情報を入力して、入力した文字情報を
補完することによって、文字情報を入力したフィールド
と関連するフィールドにもユーザが意図する文字列を効
率よく確定できるという効果がある。
【0130】また、特定情報指定部を備えたことによ
り、利用者は絞り込みを行う時の条件として、システム
特定情報やフィールド特定情報を指定できる。このた
め、特定のシステム特定情報やフィールド特定情報に絞
って、第2の表記文字列候補を絞り込むことができる。
このことにより、ユーザは、意図する文字列を効率よく
確定できるという効果がある。
【0131】また、表示部は、上記特定情報指定部によ
り指定された特定情報を持つ表記文字列を優先して、第
2の表記文字列候補を表示する。このため、ユーザは、
意図する表記文字列を得るための選択操作を何度も行う
ことなく確定できる。
【0132】また、検索部は、入力されている文字情報
と前方一致するように辞書記憶部、或いは、補完文字列
記憶部を検索する。このため、ユーザは、意図する文字
列の前方1文字、或いは、2文字を文字情報として入力
すれば、補完文字列候補を得ることができる。このた
め、ユーザは、意図する文字列を効率よく入力できると
いう効果がある。
【0133】また、検索部は、入力されている文字情報
と後方一致する表記文字列を辞書記憶部、或いは、補完
文字列記憶部より検索する。このため、ユーザは、確定
したい表記文字列の後方何文字かを入力することによっ
て意図する文字列を効率よく確定できるという効果があ
る。
【0134】また、入力部より検索手順を入力すること
により、検索部が第1の表記文字列候補を検索する時、
入力されている文字情報と前方一致するか又は後方一致
するかをユーザが指定できる。このため、ユーザは、意
図する文字列を効率よく確定できるという効果がある。
【0135】また、警告部により第2の表記文字列候補
の候補数が多い場合、更に候補を絞り込む再絞り込み情
報を入力することができる。また、候補数の上限をシス
テムで設定できるので、表示部に表示される表示文字列
の候補を制限することができる。これによって、ユーザ
が意図する文字列を選択する操作を効率よく行うことが
できるという効果がある。
【0136】また、表示部は、選択部により確定された
表記文字列を文字情報が入力されているフィールドに表
示する。これによって、ユーザは、確定した表記文字列
を意図するフィールドに移動させることなく、表記文字
列を得ることができる効果がある。
【0137】また、警告部が第2の表記文字列の候補数
又は全候補が表示されることにより、ユーザは、候補が
幾つあるのかを知ることができる。これにより、ユーザ
は、意図する文字列を効率よく確定できるという効果が
ある。
【0138】また、表示部が絞り込み部により絞り込ま
れた第2の表記文字列候補を、頻度情報に基づいて表示
する。例えば、頻度情報の大きい順に第2の表記文字列
候補を表示する。これにより、ユーザは、意図する文字
列を効率よく確定できるという効果がある。
【0139】また、入力部より入力する文字情報の中に
ワイルドカードを含めることによって、確定したい表記
文字列のある特定の部分がわからない場合でも、わから
ない部分をワイルドカードに置き換えて文字情報を入力
することにより、ユーザは、意図する文字列を効率よく
得ることができるという効果がある。
【0140】また、変換部を備えることにより、文字情
報を読み文字列で入力すると、絞り込み部によって絞り
込まれた第2の表記文字列候補が変換部によって表記文
字列に変換され、表示部より表示される。このため、ユ
ーザは、読み文字列を文字情報として入力しても、意図
する表記文字列を得ることができるという効果がある。
【0141】また、文字認識部を備えることによって、
文字情報を表記文字列で入力した場合、文字認識部によ
って認識された表記文字列を基に、検索部が第1の表記
文字列候補の検索を行う。このため、例えば、ユーザが
「本木」を表記文字列として確定したい場合に、文字情
報を読み文字列として「もと」と入力すると、表記文字
列候補として「本木」と「元木」が候補として上げられ
てしまう。しかし、ペン入力によって表記文字列を入力
し、文字認識部が上記入力した表記文字列を認識すれ
ば、文字情報を表記文字列として入力することもでき
る。このことにより、ユーザが意図する表記文字列を効
率的に得ることができる効果がある。
【0142】また、文字情報は、読み文字列又は表記文
字列のいずれでも構わない。このため、ユーザは、必要
に応じて読み文字列として文字情報を入力したり、表記
文字列として文字情報を入力することができる。このた
め、ユーザにとって利便性が向上する。
【0143】更に、表記文字列候補記憶部は、検索部に
より検索された第1の表記文字列の候補を記憶する。そ
して、絞り込み部が上記表記文字列候補記憶部に記憶さ
れている第1の表記文字列の候補から第2の表記文字列
の候補の絞り込みを行う。このため、再度絞り込み部に
より絞り込みを行なう場合でも、絞り込み部は、上記表
記文字列候補記憶部に記憶されている第1の表記文字列
の候補を基に絞り込みを行なえる。このため、意図する
表記文字列を効率よく確定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
全体構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
動作を示すフローチャート図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による文字情報の入力
を行う名刺アプリケーションの書式を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による文字情報の入力
を行う名刺アプリケーションの入力例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
補完文字列記憶部に記憶されている内容を示す図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
辞書記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態1による文字入力装置の
候補絞り込みのフローチャート図である。
【図9】 本発明の実施の形態1による名刺アプリケー
ションの表記文字列候補の表示例を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による文字入力装置
の全体構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図12】 本発明の実施の形態2による文字入力装置
の補完文字列記憶部に記憶されている内容を示す図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態2による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図14】 本発明の実施の形態2による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図15】 本発明の実施の形態2による名刺アプリケ
ーションにおける期間の入力例を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態3による文字入力装置
の辞書記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態3による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図18】 本発明の実施の形態3による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図19】 本発明の実施の形態3による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図20】 本発明の実施の形態4による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図21】 本発明の実施の形態4による文字情報の入
力を行う住所アプリケーションの書式を示す図である。
【図22】 本発明の実施の形態4による文字情報の入
力を行う住所アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図23】 本発明の実施の形態4による文字入力装置
の補完文字列記憶部に記憶されている内容を示す図であ
る。
【図24】 本発明の実施の形態4による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図25】 本発明の実施の形態4による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図26】 本発明の実施の形態5による文字入力装置
の全体構成図である。
【図27】 本発明の実施の形態5による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図28】 本発明の実施の形態5による文字入力を行
うメモ入力アプリケーションの書式を示す図である。
【図29】 本発明の実施の形態5による文字入力を行
うメモ入力アプリケーションの入力例を示す図である。
【図30】 本発明の実施の形態5による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図31】 本発明の実施の形態5による文字情報の入
力を行うメモ入力アプリケーションの特定情報入力欄の
一例を示す図である。
【図32】 本発明の実施の形態5による文字情報の入
力を行うメモ入力アプリケーションにおける表記文字列
候補の表示例を示す図である。
【図33】 本発明の実施の形態6による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図34】 本発明の実施の形態6による文字情報の入
力を行う名刺アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図35】 本発明の実施の形態6による文字入力装置
の補完文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図36】 本発明の実施の形態6において文字入力を
行うスケジュール入力アプリケーションの書式を示す図
である。
【図37】 本発明の実施の形態6による文字入力装置
の辞書記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図38】 本発明の実施の形態6による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図39】 本発明の実施の形態6による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図40】 本発明の実施の形態6による文字情報の入
力を行うスケジュール入力アプリケーションにおいて特
定情報入力欄の一例を示す図である。
【図41】 本発明の実施の形態7による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図42】 本発明の実施の形態7による文字入力装置
の補完文字列記憶部に記憶されている内容を示す図であ
る。
【図43】 本発明の実施の形態7による文字情報の入
力を行う名刺アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図44】 本発明の実施の形態7による文字入力装置
の辞書記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図45】 本発明の実施の形態7による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。。
【図46】 本発明の実施の形態7による文字入力装置
の候補絞り込みのフローチャート図である。
【図47】 本発明の実施の形態8による文字入力装置
の動作を示すフローチャート図である。
【図48】 本発明の実施の形態8による文字情報の入
力を行う住所アプリケーションの書式を示す図である。
【図49】 本発明の実施の形態8による文字情報の入
力を行う住所アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図50】 本発明の実施の形態8による文字入力装置
の補完文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図51】 本発明の実施の形態8による文字入力装置
の辞書記憶部に記憶されている内容を示す図である。
【図52】 本発明の実施の形態8による文字入力装置
の表記文字列候補記憶部に記憶されている内容を示す図
である。
【図53】 本発明の実施の形態8による候補絞り込み
のフローチャート図である。
【図54】 本発明の実施の形態9による文字情報の入
力を行う名刺アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図55】 本発明の実施の形態9による文字情報の入
力を行う名刺アプリケーションの入力例を示す図であ
る。
【図56】 従来の文字入力装置の構成図である。
【符号の説明】
1a 入力部、1b 期間入力部、3 入出力制御部、
4 コマンド解析部、5 コマンド実行部、6 一時記
憶部、7 変換部、8a 表記文字列候補記憶部、9a
辞書記憶部、10 検索部、12 補完文字列記憶
部、13 絞り込み部、14 特定情報指定部、15
文字認識部、16 選択部、17 アプリケーションプ
ログラム、17a 名刺アプリケーション、17b メ
モ入力アプリケーション、17c 住所アプリケーショ
ン、17d スケジュール入力アプリケーション、18
入力履歴付加部、18a 入力履歴情報、19 警告
部、21a,21b フィールド特定情報、22a 企
業名入力欄、22b 氏名入力欄、23 名刺アプリケ
ーションの画面、24 期間入力領域、24a,24b
メッセージ、25 住所アプリケーションの画面、2
6a,26b フィールド特定情報、27a 企業名入
力欄、27b 住所入力欄、28 メモ入力アプリケー
ションの画面、29 フィールド特定情報、30 議事
録入力欄、31特定情報入力欄、32 スケジュール入
力アプリケーションの画面、32a,32b フィール
ド特定情報、33a 日付入力欄、33b スケジュー
ル入力欄、34 特定情報入力欄、101 キーボー
ド、102 ディスプレイ、103 入出力制御装置、
104 コマンド解析装置、105 コマンド実行装
置、106 一時記憶装置、107 カナ漢字変換装
置、108 補完集合記憶部、109 国語辞書、11
0 補完装置、111 読み文字列−漢字対応テーブ
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 山彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 細田 春美 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報を入力する入力部と、少なくと
    も使用可能な表記文字列を記憶する辞書記憶部とを有し
    て、上記入力部より入力された文字情報に基づいて上記
    辞書記憶部を検索して表記文字列の候補を決定する文字
    入力装置において、以下の要素を有することを特徴とす
    る文字入力装置 (a)既に確定された表記文字列を補完用に記憶する補
    完文字列記憶部、(b)少なくとも上記辞書記憶部と上
    記補完文字列記憶部のいずれか一方を、上記入力部より
    入力された文字情報に基づいて検索して、上記文字情報
    に対する第1の表記文字列候補を決定する検索部、
    (c)上記検索部により決定された第1の表記文字列候
    補を更に第2の表記文字列候補に絞り込む絞り込み部、
    (d)上記絞り込み部により絞り込まれた第2の表記文
    字列候補を表示する表示部、(e)上記表示部により表
    示された第2の表記文字列候補から表記文字列を選択さ
    せて確定する選択部。
  2. 【請求項2】 上記入力部は、少なくとも読み文字列お
    よび表記文字列のいずれか一方の入力途中の文字列を文
    字情報として入力することを特徴とする請求項1記載の
    文字入力装置。
  3. 【請求項3】 上記文字入力装置は、更に、表記文字列
    を文字認識する文字認識部を備えて、上記入力部より文
    字情報として表記文字列が入力された場合に、上記文字
    認識部は、上記入力された表記文字列を文字認識して、
    上記検索部は、上記文字認識部により認識された結果を
    基に、少なくとも上記辞書記憶部と上記補完文字列記憶
    部のいずれか一方を検索して上記第1の表記文字列候補
    を決定することを特徴とする文字入力装置。
  4. 【請求項4】 上記文字入力装置は、更に、読み文字列
    を表記文字列に変換する変換部を備えて、上記辞書記憶
    部は、読み文字列に対応して表記文字列を記憶して、上
    記入力部より入力されている文字情報が読み文字列であ
    る場合に、上記検索部は、少なくとも上記辞書記憶部と
    上記補完文字列記憶部のいずれか一方を検索して第1の
    読み文字列候補を決定して、上記絞り込み部は、上記第
    1の読み文字列候補から更に第2の読み文字列候補を絞
    り込み、上記変換部は、上記第2の読み文字列候補の読
    み文字列を表記文字列に変換して、上記表示部は、上記
    変換部により変換された表記文字列を表示することを特
    徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 上記文字入力装置は、更に、上記検索部
    により決定された第1の表記文字列候補を記憶する表記
    文字列候補記憶部を備え、上記絞り込み部は、上記表記
    文字列候補記憶部を検索して上記第2の表記文字列候補
    を絞り込むことを特徴とする請求項1記載の文字入力装
    置。
  6. 【請求項6】 上記入力部は、所定のシステムから文字
    情報を入力し、上記所定のシステムからシステムを特定
    するシステム特定情報と上記文字情報が入力されている
    フィールドを特定するフィールド特定情報とを入力と
    し、上記補完文字列記憶部は、表記文字列とともに表記
    文字列に対応して上記システム特定情報とフィールド特
    定情報とを記憶し、上記検索部は、上記補完文字列記憶
    部を検索して上記第1の表記文字列候補を決定する場
    合、上記補完文字列記憶部より表記文字列とともに表記
    文字列に対応するシステム特定情報とフィールド特定情
    報とを取得して上記第1の表記文字列候補とともに上記
    システム特定情報とフィールド特定情報を上記表記文字
    列候補記憶部に格納し、上記絞り込み部は、上記入力部
    より入力されているシステム特定情報とフィールド特定
    情報とに基づいて、上記表記文字列候補記憶部を検索し
    て上記第2の表記文字列候補を絞り込むことを特徴とす
    る請求項5記載の文字入力装置。
  7. 【請求項7】 上記文字入力装置は、更に、上記入力部
    より入力された文字情報に対して入力された履歴を示す
    入力履歴情報を付加する入力履歴付加部を備え、上記補
    完文字列記憶部は、表記文字列とともに表記文字列に対
    応させて上記入力履歴情報を記憶して、上記検索部は、
    上記補完文字列記憶部を検索して上記第1の表記文字列
    候補を決定する場合、上記補完文字列記憶部より表記文
    字列とともに表記文字列に対する入力履歴情報とを取得
    して上記第1の表記文字列候補とともに上記入力履歴情
    報を上記表記文字列候補記憶部に格納して、上記絞り込
    み部は、上記入力履歴付加部により文字情報に対して付
    加された入力履歴情報に基づいて上記表記文字列候補記
    憶部を検索して上記第2の表記文字列候補を絞り込むこ
    とを特徴とする請求項5記載の文字入力装置。
  8. 【請求項8】 上記入力部は、期間を入力する期間入力
    部を備え、上記絞り込み部は、上記期間入力部より入力
    されている期間に基づいて上記表記文字列候補記憶部を
    検索して、上記第2の表記文字列候補を絞り込むことを
    特徴とする請求項7記載の文字入力装置。
  9. 【請求項9】 上記期間入力部は、上記表記文字列候補
    記憶部に格納されている特定の入力履歴情報を持つ表記
    文字列を検索の対象とするように、期間を入力すること
    を特徴とする請求項8記載の文字入力装置。
  10. 【請求項10】 上記期間入力部は、上記表記文字列候
    補記憶部に格納されている特定の入力履歴情報を持つ表
    記文字列を検索対象としないように、期間を入力するこ
    とを特徴とする請求項8記載の文字入力装置。
  11. 【請求項11】 上記辞書記憶部は、表記文字列毎に頻
    度情報を記憶して、上記検索部は、上記辞書記憶部を検
    索して上記第1の表記文字列候補を決定する場合、上記
    辞書記憶部より表記文字列とともに対応する頻度情報を
    取得して、上記第1の表記文字列候補とともに上記頻度
    情報とを上記表記文字列候補記憶部に格納して、上記絞
    り込み部は、上記頻度情報に基づいて上記表記文字列候
    補記憶部を検索して、上記第2の表記文字列候補を絞り
    込むことを特徴とする請求項5記載の文字入力装置。
  12. 【請求項12】 上記入力部は、所定のシステムから文
    字情報を入力し、上記所定のシステムから上記文字情報
    が入力されているフィールドと関連する他のフィールド
    を対応づける関連情報を入力して、上記補完文字列記憶
    部は、表記文字列とともに表記文字列に対応させて上記
    関連情報を記憶して、上記検索部は、上記補完文字列記
    憶部を検索して上記第1の表記文字列候補を決定する場
    合、上記補完文字列記憶部より表記文字列とともに表記
    文字列に対応する関連情報を取得して、上記第1の表記
    文字列候補とともに上記関連情報を上記表記文字列候補
    記憶部に格納して、上記絞り込み部は、上記第一の表示
    文字列候補から第2の表記文字列候補を絞り込むととも
    に、上記第2の表記文字列候補に対応する関連情報を上
    記表記文字列候補記憶部より取得して、取得した関連情
    報を基に上記補完文字列記憶部を検索して上記第2の表
    記文字列候補に関連する表記文字列候補を取得して保持
    して、上記選択部は、上記絞り込み部により絞り込まれ
    た上記第2の表記文字列候補から表記文字列の選択が行
    われた場合、上記選択された表記文字列と関連する表記
    文字列を上記絞り込み部が保持している関連する表記文
    字列候補から表記文字列を決定し、上記文字情報が入力
    されているフィールドと関連するフィールドに決定した
    上記関連する表記文字列を表示することを特徴とする請
    求項5記載の文字入力装置。
  13. 【請求項13】 上記文字入力装置は、更に、少なくと
    もシステム特定情報及びフィールド特定情報のいずれか
    一方を特定情報として指定する特定情報指定部を備え、
    上記絞り込み部は、上記特定情報指定部により指定され
    た特定情報と一致する特定情報を持つ表記文字列を優先
    して上記表記文字列候補記憶部を検索して、上記第2の
    表記文字列候補を絞り込むことを特徴とする請求項6記
    載の文字入力装置。
  14. 【請求項14】 上記表示部は、上記特定情報指定部に
    より指定された特定情報を持つ表記文字列を優先して第
    2の表記文字列候補として表示することを特徴とする請
    求項13記載の文字入力装置。
  15. 【請求項15】 上記検索部は、少なくとも上記辞書記
    憶部と上記補完文字列記憶部のいずれか一方を参照し
    て、上記入力部より入力されている文字情報と前方一致
    する表記文字列を検索して上記第1の表記文字列候補を
    決定することを特徴とする請求項1記載の文字入力装
    置。
  16. 【請求項16】 上記検索部は、少なくとも上記辞書記
    憶部と上記補完文字列記憶部のいずれか一方を参照し
    て、上記入力部より入力されている文字情報と後方一致
    する表記文字列を検索して上記第1の表記文字列候補を
    決定することを特徴とする請求項1記載の文字入力装
    置。
  17. 【請求項17】 上記入力部は、上記検索部による検索
    手順を指定する検索手順情報を入力して、上記検索部
    は、少なくとも上記辞書記憶部と上記補完文字列記憶部
    のいずれか一方を参照して、上記入力部より入力されて
    いる検索手順情報に基づいて表記文字列を検索して上記
    第1の表記文字列候補を決定することを特徴とする請求
    項1記載の文字入力装置。
  18. 【請求項18】 上記検索手順情報は、上記検索部によ
    る表記文字列の検索を前方一致により行う場合と、後方
    一致により行う場合のいずれか一方を指定する情報であ
    ることを特徴とする請求項17記載の文字入力装置。
  19. 【請求項19】 上記文字入力装置は、更に、上記絞り
    込み部により絞り込まれた第2の表記文字列候補の数
    が、所定の値を超えていることを警告する警告部を備え
    たことを特徴とする請求項1,6,7,8,11又は1
    3のいずれかに記載の文字入力装置。
  20. 【請求項20】 上記警告部は、上記絞り込み部による
    表記文字列候補の絞り込みを再度行うことを指示する再
    絞り込み情報を入力することを特徴とする請求項19記
    載の文字入力装置。
  21. 【請求項21】 上記表示部は、上記選択部により確定
    された表記文字列を表示することを特徴とする請求項1
    記載の文字入力装置。
  22. 【請求項22】 上記表示部は、上記第2の表記文字列
    候補の少なくとも候補数及び第2の表記文字列候補の全
    表記文字列いずれか一方を表示することを特徴とする請
    求項1記載の文字入力装置。
  23. 【請求項23】 上記表示部は、上記頻度情報に基づい
    て上記第2の表記文字列候補を表示することを特徴とす
    る請求項11記載の文字入力装置。
  24. 【請求項24】 上記入力部は、文字情報の中にワイル
    ドカード文字を含むことを特徴とする請求項1記載の文
    字入力装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100895860B1 (ko) * 2005-08-23 2009-05-06 캐논 가부시끼가이샤 문자 입력 보조 방법 및 정보 처리 장치
JP2011128958A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Chiteki Mirai:Kk 文章入力装置、文章入力方法および文章入力プログラム
US8169472B2 (en) 2005-08-22 2012-05-01 Olympus Corporation Image display apparatus with interactive database

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