JPH1011354A - アドレスデータ生成装置 - Google Patents

アドレスデータ生成装置

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JPH1011354A
JPH1011354A JP17989596A JP17989596A JPH1011354A JP H1011354 A JPH1011354 A JP H1011354A JP 17989596 A JP17989596 A JP 17989596A JP 17989596 A JP17989596 A JP 17989596A JP H1011354 A JPH1011354 A JP H1011354A
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JP17989596A
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English (en)
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Masaomi Tomizawa
澤 将 臣 冨
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水平/垂直に各所定数の画素を配列した2次元
画像領域の任意画素に対し、水平/垂直の配列数が異な
る2次元アドレス配列を想定た仮想面を持つメモリ空間
に上記任意画素に対応するアドレスを無駄なく割り当て
られるようにして、画素データのメモリへの格納やラン
ダムアクセスを容易にする。 【構成】2次元画像領域の原点画素から任意画素までの
総画素数を一旦求め、この総画素数を水平/垂直の配列
数が異なる2次元アドレス配列の水平アドレス数で除し
た商によって垂直アドレスを、剰余によって水平アドレ
スを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像の拡
大,縮小,回転などの各種の特殊効果を得る所謂ディジ
タルビデオエフェクト装置等の画像処理システムなどに
おいて、水平/垂直方向に各所定数の画素を配列してな
る2次元の画像領域に属する任意の画素に対し、この2
次元の画素配列とは水平/垂直の配列数が必ずしも等し
くない2次元のアドレス配列を想定してなるメモリ空間
に上記画像領域の画素に対応するアドレスを不足なく簡
単に割り当てられるようにして、画素データのメモリへ
の無駄のない格納を可能にし、また、ランダムアクセス
を容易にしたアドレスデータ生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば画像の拡大,縮小,回転な
どの各種の特殊効果を得る所謂ディジタルビデオエフェ
クト装置が開発されている。この種の装置における特殊
効果を得るための画像処理は、処理対象となる画像デー
タを一旦メモリに格納し、読み出す際に、読み出し座標
を書き込み時の座標とは異なったものに変換するといっ
たものである。
【0003】上記画像の拡大,縮小,回転などの各種の
特殊効果を得る処理のために画像データを一旦メモリに
格納するに際しては、当該メモリのメモリ空間に画像デ
ータによって表される画像空間が、相互の水平/垂直の
形態を変えないようにして格納されることが必要であ
る。図5は画像処理の対象となる画像空間を表わす概念
図である。図示の例では、例えばVGA等と同様コンピ
ュータ画像処理に関する方式の一つであるXGAの画面
800×600×8が、シリアル/パラレル変換により
水平方向HG (HG=400)画素、垂直方向にVG
(VG =600)画素の広がりを持つ2次元画像領域を
持って画像空間を構成しており、これが画像処理の対象
とされる。
【0004】図5の画像空間について上記各種の特殊効
果を得るためにメモリに格納するには、この画像空間の
各画素が不足なくメモリ空間の各画素対応のアドレスに
割り当てられることが必要であり、従って、画像空間の
水平方向の画素数HG がメモリ空間の水平方向の画素数
(アドレス数)HM 以下であり且つ画像空間の垂直方向
画素数VG がメモリ空間の垂直方向の画素数(アドレス
数)VM 以下となる条件を満たすようにするのが普通で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6は、図5について
説明したような画像空間を従来の方法によってメモリ空
間に格納した様子を示す概念図である。図示の通り、図
5の画像空間を上述の条件を満たすようにメモリに格納
するために容量の大きいメモリ(例えば、16Mbit の
DRAM:1024×1024×16)を適用しなくて
はならず、メモリ容量の大きな部分が余ってしまい無駄
となる。
【0006】図7は、図5について説明したような画像
空間を図4のものよりも容量が1段階下の等級のメモリ
に格納する様子を示す概念図である。図7のように、容
量が図6のものよりも1段階下の等級の容量のメモリ
(例えば、4Mbit のDRAM:512×512×1
6)を用いる場合、メモリ1個で画像空間の全画素のデ
ータを格納できるできるだけの容量(HG ×VG =24
0,000)を越える容量(HM2×VM2=262,14
4)を持っているにも拘らず、HM2(=512)はHG
(=400)をカバーするもののVM2(=512)がV
G (=600)に満たないために、このメモリを2個用
いなくてはならず、回路の大型化やコストアップを招来
してしてしまうといった問題があった。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、水平/垂直方向に各所定数の画素を配列して
なる2次元の画像領域に属する任意の画素に対し、この
2次元の画素配列とは水平/垂直の配列数が必ずしも等
しくない2次元のアドレス配列を想定してなる仮想面を
持つメモリ空間に上記画像領域の画素に対応するアドレ
スを無駄なく簡単に割り当てられるようにして、画素デ
ータのメモリへの無駄のない格納やランダムアクセスを
容易にしたアドレスデータ生成装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するため、一つの本願発明は:水平方向にHG (HG
は自然数)画素、垂直方向にVG (VG は自然数)画素
の広がりを持つ2次元画像領域において、この画像領域
の左上端位置の画素を原点(0,0)としたとき、該原
点画素から水平右方向にGx (Gx は自然数)画素、垂
直下方向にGy (Gy は自然数)画素の座標位置にある
任意の画素Aに対し、水平方向にHM (HM は画素に対
応したアドレスの数を表わす自然数)、垂直方向にVM
(VM は画素に対応したアドレスの数を表わす自然数)
のアドレスを想定してなりHM とVM との積がHG とV
G との積以上である2次元の仮想面を持つメモリ空間に
おいて、該仮想面の左上端位置のアドレスを原点(0,
0)とし、上記画素Aの座標位置に対応する該仮想面に
おける画素データの格納アドレスBの座標を該原点のア
ドレスから水平右方向にMx (Mx は自然数)、垂直下
方向にMy (My は自然数)の座標位置にあるものとし
たとき、上記2次元画像領域に属する任意の画素A(G
x ,Gy )の座標データの供給を受けて該座標データに
対応する上記2次元の仮想面に属する格納アドレスBの
座標(Mx ,My )を表わすデータを生成するようにな
されたアドレスデータ生成装置であって、上記Mx を
(Gy ×HG +Gx )÷HM に相応する演算の剰余を表
わすデータとして生成し、且つ、上記My を(Gy ×H
G +Gx )÷HM に相応する演算の商を表わすデータと
して生成する演算手段を備えてなることを特徴とするア
ドレスデータ生成装置というものである。……(1)
【0009】また、他の一つの本願発明は:水平方向に
HG (HG は自然数)画素、垂直方向にVG (VG は自
然数)画素の広がりを持つ2次元画像領域において、こ
の画像領域の左上端位置の画素を原点(0,0)とした
とき、該原点画素から水平右方向にGx (Gx は自然
数)画素、垂直下方向にGy (Gy は自然数)画素の座
標位置にある任意の画素Aに対し、水平方向にHM (H
M は画素に対応したアドレスの数を表わす自然数)、垂
直方向にVM (VM は画素に対応したアドレスの数を表
わす自然数)のアドレスを想定してなりHM とVM との
積がHG とVG との積以上である2次元の仮想面を持つ
メモリ空間において、該仮想面の左上端位置のアドレス
を原点(0,0)とし、上記画素Aの座標位置に対応す
る該仮想面における画素データの格納アドレスBの座標
を該原点のアドレスから水平右方向にMx (Mx は自然
数)、垂直下方向にMy (My は自然数)の座標位置に
あるものとしたとき、上記2次元画像領域に属する任意
の画素A(Gx ,Gy )の座標データの供給を受けて該
座標データに対応する上記2次元の仮想面に属する格納
アドレスBの座標(Mx ,My )を表わすデータを生成
するようになされたアドレスデータ生成装置であって、
上記2次元画像領域内に想定した水平ライン各N行(N
は自然数)でなる複数の仮想画像区画に対し上記メモリ
空間の2次元の仮想面内に想定した水平アドレス各M行
(Mは自然数)でなる同数の仮想メモリ区画が夫々区画
毎に対応するものとし、当該供給された画素A(Gx ,
Gy )の座標データに対しGy ÷Nに相応する演算を実
行し、その演算による商並びに剰余を利用して該座標デ
ータに対応する上記2次元の仮想面に属する格納アドレ
スBの座標(Mx ,My )を表わすデータを生成する演
算手段を備えてなることを特徴とするアドレスデータ生
成装置というものである。……(2)
【0010】また、更に他の一つの本願発明は:上記N
を2のn乗(nは自然数)の値に設定してなることを特
徴とする上記(2)に記載のアドレスデータ生成装置と
いうものである。
【0011】
【実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態として
のアドレスデータ生成装置のブロック図である。また、
図2は図1の装置により2次元画像領域上の任意の画素
Aのアドレスがメモリ空間の特定のアドレスBに変換さ
れる様子を説明するための模式図である。図2の左側に
示すものは、水平方向にHG (HG は自然数)画素、垂
直方向にVG (VG は自然数)画素の広がりを持つ2次
元画像領域GSPであり、この画像領域の左上端位置の
画素を原点(0,0)としてある。この原点画素(0,
0)から水平右方向にGx (Gx は自然数)画素、垂直
下方向にGy (Gy は自然数)画素の座標位置(Gx ,
Gy )にある任意の画素を画素Aとしてある。
【0012】また、図2の右側に示すものは、水平方向
にHM (HM は画素に対応したアドレスの数を表わす自
然数)、垂直方向にVM (VM は画素に対応したアドレ
スの数を表わす自然数)のアドレスを想定してなりHM
とVM との積がHG とVG との積以上である2次元の仮
想面を持つメモリ空間の、この仮想面MSPである。そ
して、仮想面MSPの左上端位置のアドレスを原点
(0,0)とし、上記画素Aの座標位置(Gx ,Gy )
に対応する該仮想面MSPにおける画素データの格納ア
ドレスBの座標を該原点のアドレスから水平右方向にM
x (Mx は自然数)、垂直下方向にMy (My は自然
数)の座標位置(Mx ,My )にあるものとしている。
【0013】上述した2次元画像領域GSP(HG ×V
G )およびメモリ空間の2次元の仮想面MSP(HM ×
VM )について: HM >HG VM <VG HM ×VM >HG ×VG なる条件が満たされている。
【0014】図1の装置は、上記2次元画像領域GSP
に属する任意の画素Aの座標データ(Gx ,Gy )の供
給を受けて該座標データ(Gx ,Gy )に対応する上記
メモリ空間の2次元の仮想面MSPに属する格納アドレ
スBの座標を表わすデータ(Mx ,My )を生成するよ
うに構成されている。
【0015】図1において、アドレスデータ生成装置1
00には上述した2次元画像領域GSPに属する任意の
画素Aの座標データ(Gx ,Gy )が各対応する信号ラ
インを通して供給される。座標データGy は乗算器10
1に供給され、この乗算器101で2次元画像領域GS
Pの水平方向の画素数の値HG が乗ぜられる。この乗算
器101の出力である演算結果の積S1は、2次元画像
領域GSPの上述した原点を(0,0)を0個目、同じ
行の隣の画素(1,0)を1個目として、上記同様に画
素を順次計数したときの、読み出し対象となる画素A
(Gx ,Gy )の属する行の左端の画素(0,Gy )ま
での総画素数に相当する。
【0016】乗算器101のこの出力S1は、次段の加
算器102に供給され、ここで入力座標データGx が加
算される。この加算器102による演算結果である和S
2は原点を(0,0)を0個目、同じ行の隣の画素
(1,0)を1個目として、上記同様に画素を順次計数
したときの画素A(Gx ,Gy )までの総画素数に相当
する。
【0017】上記加算器102の出力S2は次段の除算
器103に被除数として供給され、この除算器103に
除数として供給されるHM (メモリ空間の2次元の仮想
面MSPの水平方向のアドレス数)によって除算され
る。この除算による剰余が画素A(Gx ,Gy )を格納
すべきアドレスB(Mx ,My )の水平方向のアドレス
Mx であり、商が垂直方向のアドレスMy である。
【0018】以上のように、このアドレスデータ生成装
置100に2次元画像領域GSPに属する任意の画素A
の座標データ(Gx ,Gy )を供給すると、同装置10
0の出力として画素A(Gx ,Gy )を格納すべきアド
レスB(Mx ,My )の水平方向のアドレスMx ,垂直
方向のアドレスMy を各表わすデータが自動的に生成さ
れる。従ってこのアドレスデータ生成装置100を利用
すれば、2次元画像領域GSP上で見た画素の座標デー
タ(Gx ,Gy )を順次供給するだけで、これら画素に
対応したメモリ内のアドレスを順次アクセスすることが
できることとなり、メモリに格納した画像の拡縮や回転
等の特殊効果を得るための操作が容易に行われ得る。
【0019】また、画像データをメモリに機械的に格納
するような場合でも、このアドレスデータ生成装置10
0を利用すれば、画像データのアドレスをラスタスキャ
ンで順次隙間なく詰めてメモリに格納するに適合した順
次のアドレスデータが得られることになる。従って、図
1の装置によれば、図6或いは図7について説明したよ
うなメモリ容量の無駄が発生せず、メモリの容量を最大
限有効に利用できることになる。
【0020】図3は本発明の第2の実施の形態としての
アドレスデータ生成装置を示すブロック図である。ま
た、図4は図3の装置により2次元画像領域上の任意の
画素Aのアドレスがメモリ空間の特定のアドレスBに変
換される様子を説明するための模式図である。図4の左
側に示すものは、図2の左側に示されたものと略同様の
2次元画像領域内を水平方向の行で5行分のデータブロ
ックを1つの仮想画像区画として複数の仮想画像区画に
区分した様子を示している。図示のように最も上の行を
第0行とし、次を第2行として、順次の行を称呼すると
き、第0行から第4行までの5行分のデータブロックで
1つの仮想画像区画が構成され、以下同様に複数の仮想
画像区画が構成される。nを整数とし、最上段の仮想画
像区画を0番目とすると、これより下方のn番目の仮想
画像区画では第5n+0行から第5n+4行までの5行
分のデータブロックで1つの仮想画像区画が構成されて
いる。図示の例では、この仮想画像区画(ブロック)に
属する第5n+2行にある任意の画素を図2の場合と同
様に画素A(Gx ,Gy )としてある。
【0021】また、図4の右側に示すものは、図2の右
側に示されたものと略同様のメモリ空間の2次元の仮想
面を水平方向の行で4行分のデータブロックを1つの仮
想メモリ区画として複数の仮想メモリ区画に区分した様
子を示している。図示のように最も上の行を第0行と
し、次を第2行として、順次の行を称呼するとき、第0
行から第3行までの4行分のデータブロックで1つの仮
想メモリ区画が構成され、以下同様に複数の仮想メモリ
区画が構成されている。nを整数とし、最上段の仮想メ
モリ区画を0番目とすると、これより下方のn番目の仮
想メモリ区画では第4n+0行から第4n+4行までの
4行分のデータブロックで1つの仮想メモリ区画が構成
されている。尚、図4の例では、右側に示す2次元の仮
想面の水平方向(行方向)のアドレス数HM は左側に示
す2次元画像領域の水平方向(行方向)の画素数よりも
大きい場合が示されている。そして、右側に示す2次元
の仮想面の第4n+2行に画素A(Gx ,Gy )の座標
に対応するアドレスB(HM ,VM )が存在する場合が
示してある。
【0022】図3のアドレスデータ生成装置200は、
図4について上述した画素Aの座標を表わすデータ(G
x ,Gy )の供給を受けて、メモリ空間の2次元の仮想
面でこれに対応するアドレスB(HM ,VM )のデータ
を生成する。この場合、上記2次元画像領域内に想定し
た水平ライン各N行(Nは自然数、上記のように図示の
場合はN=5)でなる複数の仮想画像区画に対し上記メ
モリ空間の2次元の仮想面内に想定した水平のアドレス
の並び各M行(Mは自然数、上記のように図示の場合は
N=4)でなる同数の仮想メモリ区画が夫々区画毎に対
応する関係にあり、各該当区画毎に画素の座標を表わす
データ(Gx ,Gy )に対してアドレス(HM ,VM )
のデータを生成する。
【0023】図3のアドレスデータ生成装置200につ
いて詳細に説明する。このアドレスデータ生成装置20
0には仮想メモリ区画のアクセス対象となる画素の座標
を表わすデータ(Gx ,Gy )が各該当する信号ライン
から供給される。このようにして供給された一方のデー
タGy は除算器201にその被除数入力端から入力され
る。除算器201の除数入力端には、上記仮想画像区画
の水平ライン数N(Nは自然数であり、上記のように図
示の場合はN=5)が供給されて除算が実行される。
【0024】除算器201でのこの除算による商の出力
nは、入力された座標データ(Gx,Gy )の画素Aが
属する上記仮想画像区画が図4での表現でn番目の区画
であることを意味している。一方、除算器201でのこ
の除算による剰余の出力S3は、図示の例ではS3=2
であり、これは画素Aが上記n番目の区画中での第5n
+2行目の水平ライン中に含まれていることを意味して
いる。
【0025】次に、除算器201でのこの除算による商
の出力nを乗算器202に供給し、ここで上記水平のア
ドレスの並びの数、即ち行数M(Mは自然数であり、上
記のように図示の場合はM=4)を乗ずる。この乗算の
結果である積S4は、アドレスBの属するブロック(仮
想メモリ区画)の先頭アドレス(垂直方向アドレスであ
り、この場合は4n+0)を表わす。これは1つの仮想
メモリ区画は各4行で構成されるため、このブロックを
上から0番目,1番目,…と計数したときにはn番目の
ブロック中での垂直方向の先頭アドレス(即ち、このブ
ロック中での左上端のアドレス)は4n+0(番目)と
なるからである。
【0026】乗算器202の出力であるS4は、加算器
203に供給される。加算器203ではこのS4に対し
てセレクタ204から発せられる定数S5を加算する。
上述したようにS4はアドレスBの属するブロック(仮
想メモリ区画)の先頭アドレス(垂直方向の先頭アドレ
ス)である。従ってアドレスBの垂直方向のアドレス自
体を求めるには、この垂直方向の先頭アドレスから幾つ
下の行にアドレスBの垂直方向のアドレスが該当するか
を表わす数を加算すればよい。この数が上記の定数S5
である。このS5は、上記仮想画像区画の水平ライン数
Nと仮想メモリ区画中の各水平のアドレスの並びの行数
Mとの関係、および、既述の剰余S3との関係で定まる
ものであり、本例(N=5,M=4)では以下のような
値をとる: S3=0のとき:S5=0 S3=1のとき:S5=0 S3=2のとき:S5=1 S3=3のとき:S5=2 S3=4のとき:S5=3 本装置では、このような定数S5が、既述の除算器20
1の剰余出力S3によってセレクタ204から発する定
数を切り換えることにより得られるように構成されてい
る。
【0027】加算器203での上記演算の出力S6は後
述の加算器211に供給される。加算器203の出力S
6は、画像領域で画素Aの属する仮想画像区画中の該当
する1つの水平方向の行(図4に示す例では(n番目)
の仮想画像区画中の5n+2の行)の先頭の画素が、2
次元画像領域に対応するメモリ空間の仮想面では図4の
表現で見て上から第1行,第2行,…と計数したときに
第何行に属するか(垂直方向のアドレス)を表わす暫定
的値となる。図示の例では、画像領域で画素Aの属する
n番目の仮想画像区画中にある第5n+2行の先頭画素
が、メモリ空間の仮想面ではn番目の仮想メモリ画中に
ある第4n+2行に属することになる。上記に言う暫定
的の意については後述する。
【0028】次に、画素Aに対応するアドレスBの水平
方向アドレスについて説明する。既述のように、画像領
域で画素Aの属する仮想画像区画中の該当する1つの水
平方向の行の先頭の画素が、2次元画像領域に対応する
メモリ空間の仮想面では図4の表現で見て上から第1
行,第2行,…と計数したときに第何行に属するか(垂
直方向のアドレス)を意味するS6の値は、上記仮想画
像区画の水平ライン数Nと仮想メモリ区画中の各水平の
アドレスの並びの行数Mとの関係、および、既述の剰余
S3との関係で定まる或る定数となる。
【0029】今、n番目の仮想画像区画での第5n+0
行から第5n+4行までの5行分のデータブロック内で
の各行の先頭の画素について、これら先頭画素に対応す
る上記メモリ空間の仮想面上での各アドレスの水平方向
のアドレス値をそれぞれST1,ST2,ST3,ST
4とする。このような定義によるST1,ST2,ST
3,ST4の値は、既述のとおり定数として得られるも
のである。従って、この値に画像領域での画素Aの水平
方向座標位置Gxを加算すれば上記メモリ空間の仮想面
上での画素A対応のアドレスBの水平方向アドレス値が
暫定的値S8として求められることになる。この暫定的
の意については後述する。
【0030】図3の装置では、上述したように水平方向
アドレスの暫定的値S8を求めるために、既述の除算器
201の剰余の出力S3に基づいて定数ST1,ST
2,ST3,ST4の値が選択的に出力されるように構
成されたセレクタ205の出力値S7を、当該供給され
た画素Aの水平方向座標位置のデータGxに対し加算器
206によって加算するように構成されている。
【0031】上述において、図4のように、仮想画像区
画中の1つの水平方向の行の画素数HG と上記メモリ空
間の仮想面の1つの水平方向のアドレス数HM とは異な
っており(本例ではHG <HM )、このために仮想画像
区画中の1つの水平方向の行の画素は、場合によっては
(本例では上記各仮想画像区画中の第2行以降は)上記
メモリ空間の仮想面の2つの水平方向のアドレスの並び
(行)に跨がって格納される。従って、上述した水平方
向アドレスの暫定的値S8自体ではメモリ空間の仮想面
での正規の水平方向アドレス値を表わすことにならな
い。正規の水平方向アドレス値を求めるためには、先ず
画素Aが属する仮想画像区画中の1つの水平方向の行の
先頭画素に対応するメモリ空間の仮想面の1つのの行と
上記画素Aに対応するアドレスBが属する行が同じ1つ
の行となるか否かを判別する必要がある。
【0032】この判別は上記先頭画素に対応するメモリ
空間の仮想面の水平方向アドレスと当該供給された画素
Aの水平方向座標位置のデータGxとを加算した値が上
記メモリ空間の仮想面の1つの水平方向のアドレス数H
M を越えるか否かを識別することにより行われ得る。図
3の装置では、この判別を実行するために上記加算器2
05の出力S8をコンパレータ207に供給し、ここで
値S8と上記アドレス数HM の値との比較を行なう構成
がとられている。
【0033】コンパレータ207で値S8が上記アドレ
ス数HM を越えないと判別されたときには、上記アドレ
スBの垂直方向のアドレス値は、画像領域での画素Aの
属する行の上記先頭画素に対応する、メモリ空間の仮想
面での行(水平方向のアドレスの行)の垂直方向アドレ
ス(上から何行目かに相応)と等しいこととなり、他方
値S8が上記アドレス数HM を越えると判別されたとき
には、該垂直方向アドレスよりも1行下の垂直方向アド
レスになる。
【0034】図3の装置では、このコンパレータ207
の判別出力S9に応じてアドレスBの暫定的値(S7,
S6)を補正して正規のアドレスBの値(Mx ,My )
を算出するように構成している。先ず、コンパレータ2
07で値S8が上記アドレス数HM を越えないと判別さ
れたときには、上記暫定的な水平方向のアドレス値S8
はそのままで正規のアドレス値Mx に等しく、また上記
暫定的な垂直方向のアドレス値S6もそのままで正規の
アドレス値My に等しい。一方、コンパレータ207で
値S8が上記アドレス数HM を越えると判別されたとき
には、上記暫定的な水平方向のアドレス値S8はHM を
越える分が正規のアドレス値Mx となり、また上記暫定
的な垂直方向のアドレス値S6はこれに1を加算したも
のが正規のアドレス値My となる。
【0035】図3の装置では、コンパレータ207の判
別出力S9に応じてセレクタ208およびセレクタ20
9を切り換え操作することにより、セレクタ208から
は上記HM または0を選択的に出力S10として出力
し、セレクタ209からは1または0を選択的に出力S
11として出力するように構成し、上記出力S10の値
を上記暫定的な水平方向のアドレス値S8から減算器2
10で減算して正規のアドレス値Mx を得るようにし、
且つ、上記出力S11の値を上記暫定的な垂直方向のア
ドレス値S6に加算器211で加算して正規のアドレス
値My を得るようにしている。
【0036】以上のように、このアドレスデータ生成装
置200に2次元画像領域に属する任意の画素Aの座標
データ(Gx ,Gy )を供給すると、同装置200の出
力として画素A(Gx ,Gy )を格納すべきアドレスB
(Mx ,My )の水平方向のアドレスMx ,垂直方向の
アドレスMy を各表わすデータが自動的に生成される。
従ってこのアドレスデータ生成装置200を利用すれ
ば、2次元画像領域上で見た画素の座標データ(Gx ,
Gy )を順次供給するだけで、これら画素に対応したメ
モリ内のアドレスを順次アクセスすることができること
となり、画素毎との画像データをメモリに無駄なく書き
込むことができ、また、メモリに格納した画像の拡縮や
回転等の特殊効果を得るための操作が容易に行われ得
る。
【0037】図3の実施の形態を更に進めた実施の形態
として、図4で説明した1つの仮想画像区画内の水平方
向の行数Nの値を2のn乗(nは2以上の整数)とする
ことによって、除算器201での除数が2のn乗となる
ことから、この除算器201をビットシフトを行なうだ
けの極めて簡単な構成で実現するような構成を提案す
る。この構成によれば、一層回路規模を縮小することが
可能となる。
【0038】
【発明の効果】本願発明によれば、水平/垂直方向に各
所定数の画素を配列してなる2次元の画像領域に属する
任意の画素に対し、この2次元の画素配列とは水平/垂
直の配列数が必ずしも等しくない2次元のアドレス配列
を想定してなる仮想面を持つメモリ空間に上記画像領域
の画素に対応するアドレスを無駄なく簡単に割り当てら
れるようにして、画素データのメモリへの無駄のない格
納やランダムアクセスを容易にしたアドレスデータ生成
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態としてのアドレスデ
ータ生成装置のブロック図である。
【図2】図1の装置により2次元画像領域上の任意の画
素Aのアドレスがメモリ空間の特定のアドレスBに変換
される様子を説明するための模式図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態としてのアドレスデ
ータ生成装置を示すブロック図である。
【図4】図3の装置により2次元画像領域上の任意の画
素Aのアドレスがメモリ空間の特定のアドレスBに変換
される様子を説明するための模式図である。
【図5】画像処理の対象となる画像空間を表わす概念図
である。
【図6】図5について説明したような画像空間を従来の
方法によってメモリ空間に格納した様子を示す概念図で
ある。
【図7】図5について説明したような画像空間を図4の
ものよりも容量が1段階下の等級のメモリに格納する様
子を示す概念図である。
【符号の説明】
100 アドレスデータ生成装置 101 乗算器 102 加算器 103 除算器 200 アドレスデータ生成装置 201 除算器 202 乗算器 203 加算器 204 セレクタ 205 セレクタ 206 加算器 207 コンパレータ 208 セレクタ 209 セレクタ 210 減算器 211 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向にHG (HG は自然数)画素、垂
    直方向にVG (VG は自然数)画素の広がりを持つ2次
    元画像領域において、この画像領域の左上端位置の画素
    を原点(0,0)としたとき、該原点画素から水平右方
    向にGx (Gx は自然数)画素、垂直下方向にGy (G
    y は自然数)画素の座標位置にある任意の画素Aに対
    し、 水平方向にHM (HM は画素に対応したアドレスの数を
    表わす自然数)、垂直方向にVM (VM は画素に対応し
    たアドレスの数を表わす自然数)のアドレスを想定して
    なりHM とVM との積がHG とVG との積以上である2
    次元の仮想面を持つメモリ空間において、該仮想面の左
    上端位置のアドレスを原点(0,0)とし、上記画素A
    の座標位置に対応する該仮想面における画素データの格
    納アドレスBの座標を該原点のアドレスから水平右方向
    にMx (Mx は自然数)、垂直下方向にMy (My は自
    然数)の座標位置にあるものとしたとき、 上記2次元画像領域に属する任意の画素A(Gx ,Gy
    )の座標データの供給を受けて該座標データに対応す
    る上記2次元の仮想面に属する格納アドレスBの座標
    (Mx ,My )を表わすデータを生成するようになされ
    たアドレスデータ生成装置であって、 上記Mx を(Gy ×HG +Gx )÷HM に相応する演算
    の剰余を表わすデータとして生成し、且つ、 上記My を(Gy ×HG +Gx )÷HM に相応する演算
    の商を表わすデータとして生成する演算手段を備えてな
    ることを特徴とするアドレスデータ生成装置。
  2. 【請求項2】水平方向にHG (HG は自然数)画素、垂
    直方向にVG (VG は自然数)画素の広がりを持つ2次
    元画像領域において、この画像領域の左上端位置の画素
    を原点(0,0)としたとき、該原点画素から水平右方
    向にGx (Gx は自然数)画素、垂直下方向にGy (G
    y は自然数)画素の座標位置にある任意の画素Aに対
    し、 水平方向にHM (HM は画素に対応したアドレスの数を
    表わす自然数)、垂直方向にVM (VM は画素に対応し
    たアドレスの数を表わす自然数)のアドレスを想定して
    なりHM とVM との積がHG とVG との積以上である2
    次元の仮想面を持つメモリ空間において、該仮想面の左
    上端位置のアドレスを原点(0,0)とし、上記画素A
    の座標位置に対応する該仮想面における画素データの格
    納アドレスBの座標を該原点のアドレスから水平右方向
    にMx (Mx は自然数)、垂直下方向にMy (My は自
    然数)の座標位置にあるものとしたとき、 上記2次元画像領域に属する任意の画素A(Gx ,Gy
    )の座標データの供給を受けて該座標データに対応す
    る上記2次元の仮想面に属する格納アドレスBの座標
    (Mx ,My )を表わすデータを生成するようになされ
    たアドレスデータ生成装置であって、 上記2次元画像領域内に想定した水平ライン各N行(N
    は自然数)でなる複数の仮想画像区画に対し上記メモリ
    空間の2次元の仮想面内に想定した水平アドレス各M行
    (Mは自然数)でなる同数の仮想メモリ区画が夫々区画
    毎に対応するものとし、 当該供給された画素A(Gx ,Gy )の座標データに対
    しGy ÷Nに相応する演算を実行し、その演算による商
    並びに剰余を利用して該座標データに対応する上記2次
    元の仮想面に属する格納アドレスBの座標(Mx ,My
    )を表わすデータを生成する演算手段を備えてなるこ
    とを特徴とするアドレスデータ生成装置。
  3. 【請求項3】上記Nを2のn乗(nは自然数)の値に設
    定してなることを特徴とする請求項2に記載のアドレス
    データ生成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140040A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ処理装置

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