JPH10112862A - デジタルデータ処理方法 - Google Patents

デジタルデータ処理方法

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JPH10112862A
JPH10112862A JP9255816A JP25581697A JPH10112862A JP H10112862 A JPH10112862 A JP H10112862A JP 9255816 A JP9255816 A JP 9255816A JP 25581697 A JP25581697 A JP 25581697A JP H10112862 A JPH10112862 A JP H10112862A
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JP
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block
image
bits
cost function
cost
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Application number
JP9255816A
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Inventor
Queiroz Ricardo L De
ケイロス リカルド・エル・デ
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Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】標準的なJPEG画像データ圧縮技術に対する
改良を施すこと。 【解決手段】圧縮画像データ内における各々のビットの
ストリングの長さのリストは、「符号化コストマップ
(ECM)」として保持される。圧縮画像データよりも
相当に小さいものである当該ECMは、その他の幾つか
の付随する情報と共に送信され或いは圧縮画像データか
ら独立したメモリー内に保持されることが可能であり、
圧縮画像データの編集又はセグメント分割のための
「鍵」として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、JPEG(Joint
Photographic Expert Group)標準の下で一般に実行さ
れるような画像データを圧縮する方法に関するものであ
り、圧縮の結果として導出され、且つ「符号化コストマ
ップ(encoding cost map)」として累算され得ること
になる情報を保持することを付け加えるように成したも
のである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5,379,122号は、圧
縮標準独立式のJPEG装置と矛盾しないデータ圧縮技
術の概略的な全体像を示している。JPEG標準の運用
の詳細は、その特許に示されているが、本件の目的に関
しては、JPEG圧縮の本質的な特徴は、以下の通りで
ある。1つのハード装置から他のものへ送信されるよう
に希望され、或いは、電子メモリ内に保持されることに
なる原稿画像は、ピクセルの典型的には正方形ブロック
である2次元配列へと分割される。
【0003】1つの典型的な実施例では、原稿画像は、
各ブロックが原稿画像からの8×8=64ピクセルから
構成されるようにしてブロックに分割される。画像内に
おける各々の個別的なピクセルは、続いて、グレースケ
ール値を表現し得ることになり、それらは、例えば、0
から255又は0から4095のスケール形式であって
も良い。
【0004】従って、送信されるべき画像内には各ブロ
ックから導出される64個のグレーレベル値のマトリク
スが存在し、各々の値は、8×8マトリクス内における
1つのピクセルに関するものである。このマトリクス
は、その後、所定の数理的な演算を受けることになる。
例えば、第1のステップは、「離散コサイン変換(disc
rete cosine transform)」、即ちDCTを実行するこ
とである。実際には、DCTは、画像空間をマトリクス
に変換し、その結果、ブロック内におけるすべてのピク
セルの平均的な輝度に関するベクトルは、当該空間の軸
に変換される。DCTの後、原稿マトリクス内における
係数は、それでもなお、原稿画像のデータを完全に示す
ものであるが、より大きな値の係数は、低い空間周波数
領域では、マトリクスの左側頂部コーナーに密集する傾
向がある。同時に、マトリクスの下側右手部分に向かう
それらの係数値は、0に向かって近づく傾向となる。
【0005】マトリクス内におけるすべてのピクセルの
平均的な輝度を表現する各マトリクス内の頂部左側エン
トリーは、JPEGではブロックの「DC係数(DC coe
fficient)」として知られ、マトリクス内のその他のす
べてのエントリーは、JPEGではブロックの「AC係
数(AC coefficients)」として知られる。JPEGの
好適な実施例では、送信される各ブロックのDC係数
は、原稿画像内のブロックの左側に対してのブロックの
DC係数に関する差分に変換され、これが、絶対項にお
ける各DC係数の大きさを小さくすることになる。
【0006】DCTに続いて、マトリクス内における個
別的な係数は、量子化される。即ち、効果的に小さな数
字に変換され、丸められるのである。その後、量子化さ
れた係数は、ハフマン符号化(Huffman-encoded)さ
れ、2進数字即ちビットのストリングを産み出すことに
なる。更なる圧縮ステップが存在することも可能である
が、その最終的な産物は、不可避的に各ブロックに関す
るビットのストリングであり、各ブロックは、異なった
長さのビットのストリングを生じることになる。JPE
G圧縮の下では、原稿画像の各ブロックは、予測不能な
長さのビットのストリングを生じることになる。連続的
なブロックに関する圧縮画像データが典型的には連続的
な形態で送信されるので、データのストリームにおける
確認に関して、データストリームのそれらの部分が画像
内におけるブロックの特定の所望の集合に関するもので
あるという問題がある。様々なビットのストリングが予
測不能な長さであるので、圧縮画像データの特定の所望
の部分集合にアクセスするための「高速前送り(fast f
orward)」が容易にはできないことになる。
【0007】米国特許第5,327,248号は、JP
EG圧縮画像を編集するシステムを開示している。圧縮
画像ブロックのDC成分の絶対値は、画像の左側エッジ
に関して保持され、その結果、圧縮画像は、他の画像の
中へ取り込まれることが可能になる。当該特許は、コラ
ム2の20行から25行において、ブロック内に幾つの
ビットが包含されるかを示す「タグ付け(tagging)」
圧縮画像ブロックをも開示しているが、これらのビット
カウントを受信器に送信するという開示は存在しない。
【0008】この文書の譲受人に対して譲渡された米国
特許第5,521,718号は、JPEGによって圧縮
された文書画像を圧縮解除する方法と、後続の統計的な
符号化方式とを開示している。この方法の一部としての
圧縮解除における初めのステップの1つは、受信した圧
縮画像データ内におけるハフマン符号化されたデータの
長さを計測することであり、そこから「繰返し番号(it
eration number)」を導出することになる。この「繰返
し番号」は、その後、例えばそれが連続階調画像である
のか又はハーフトーン画像であるのかというような、特
定のブロック内における画像の本質的な性質についての
後続のフィルター段階に対するヒントとして使用される
ことが可能である。導出された異なった繰返し番号は、
最終的な受信画像の再構成における異なった画像処理技
術の使用を示唆することになる。JPEG及び関連技術
を説明する1つの基本的なテキストは、W.B.ペネベ
ーカー(W.B. Pennebaker)及びJ.L.ミッチェル
(J.L. Mitchell)による、 JPEG: 「静止画像圧縮標準(Still Image Compre
ssion Standard)」、ニューヨーク、NY: ヴァン・
ノストランド・ラインホールド(Van Nostrand Reinhol
d)、1993年版である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は標準的
なJPEG画像データ圧縮技術に対する改良を施すこと
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に拠れば、データ
がブロックの集合として組織され、各ブロックが画像の
領域に対応するように成した、画像を形成するデジタル
データを処理する方法が提供される。各ブロックは、圧
縮され、各ブロックに関するビットのストリングを産み
出す。各々のビットのストリングにおけるビットの個数
が、カウントされる。コスト関数が、各々のビットのス
トリングに関して記録され、当該コスト関数は、各々の
ビットのストリングにおけるビット個数に関連する数で
あることになる。各々のビットのストリングのコスト関
数は、受信器に送信される。
【0011】本文における請求項では、様々なデータの
部分を「送信(transmitting)」するステップ及び「受
信(receiving)」するステップは、同じ汎用装置が配
置と検索の両方を実行する場合であっても、所定のデー
タを電子メモリの中に配置することと、後になってそれ
を取り出すこととを包含するものであると考えられてい
ると理解されることになる。「送信」は、メモリ内への
配置を包含し、「受信」は、メモリからの検索を包含す
るものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、JPEG圧縮技術の簡略
化された象徴的な表現である。参照番号1で示された原
稿画像は、ハードコピー画像を走査することによって、
或いはコンピュータの場合のように画像を電子的に作成
することなどによって、多量のデジタルデータとして保
持される。 原稿画像1は、典型的な事例では各々の正
方形ブロックが8×8配列における64個のピクセルか
ら構成されるようにして、多数の正方形ブロックに分割
される。その後、画像1を形成するこれらのブロックの
各々は、先行技術で知られるようなJPEG圧縮技術に
対して提示される。当該圧縮技術は、各々の画像ブロッ
クを2進数字(ビット)のストリングに変換し、各々の
ビットのストリングが予測不能な長さであるものとす
る。
【0013】図1で示されたように、JPEG技術から
発生する各々のビットのストリングは、「ブロックの端
部(end of block)」即ちEOBとして示されたように
圧縮解除システムによって認識されるビットの特殊なシ
ーケンスを備えて終了する。すべての量子化されたDC
T係数がゼロではない特殊な事例では、EOB記号を挿
入する必要はない。
【0014】図1で示されたように、文字列EOBは、
ブロックの端部を示すために使用されているが、実ワー
ルド状況では、EOB記号は、1010のように0及び
1の認識可能な独特のシーケンスであることになる。各
々がピクセルの1つのブロックを表示するビットのスト
リングは、その後、「受信器(receiver)」に対して送
信される。当該受信器は、上述したように、圧縮画像デ
ータが後になってそこから検索され得ることになるメモ
リの形態にあることが可能である。
【0015】(本発明の本件の実施例は、画像内におけ
るピクセルの正方形配列を表示するものとして各ブロッ
クを説明しているが、本文における請求項では、「ブロ
ック(block)」は、正方形ではないか、或いは画像内
におけるピクセルの線形配列からさえも構成され得るも
のであると想定されることが可能である。更に、「ブロ
ック」は、複数のカラーを包含する画像の所定の領域に
対応しても構わない。好適な実施例では、各々の色分解
に関する1つ又は複数のブロックが、JPEGでは最小
符号化単位即ちMCUとして知られる大きな構造体を形
成するようにグループ付けされることも可能である。本
発明に拠れば、「ブロック」は、1つ又は複数のブロッ
ク、即ち1つ又は複数のMCUを表現し得るものである
と理解される。) 提案した方法は、JPEG標準において利用可能である
ユーティリティである「再起動マーカー(restart mark
ers)」と組合せて利用されることも可能である。「再
起動マーカー」は、JPEGによって規定される任意の
資源であり、圧縮ビットストリームの中に挿入され得る
ビットの特殊且つ独特なバイト整列式シーケンスから構
成される。使用の際、それは、一定個数の圧縮画像ブロ
ックの後、周期的にビットストリームの中に配置され
る。
【0016】図2は、本発明の圧縮及び送信の方法を示
す簡略化されたダイヤグラムである。図2で示されたも
のは、参照番号10として概略的に示される「送信器
(transmitter)」であり、この送信器は、参照番号2
0として概略的に示される「受信器」に対して様々なデ
ータを送信する。上述したように、ここでもまた、送信
器10及び受信器20は、同じ汎用装置の部分であるこ
とが可能であり、請求項で記述されたような「送信(tr
ansmission)」ステップは、後に受信器によって検索さ
れるように送信データをメモリの中に配置する形態にあ
るものとする。
【0017】当該図面で示されたように、それらのピク
セルが例えば8×8のピクセルブロックに分割されてい
る送信されるべき原稿画像からのデータは、先ず第1に
ファンクション12として示されたように標準的なJP
EG圧縮技術によって圧縮される。
【0018】しかしながら、本発明に拠れば、JPEG
圧縮の基本的なステップを越えて、各ストリングが原稿
画像の1つのブロックに対応する個別的なビットのスト
リングは、各ブロックに関する「コスト関数(cost fun
ction)」を導出するために使用される。当該「コスト
関数」は、原稿画像内における特定のブロックに付随す
るビットストリングのビット個数の長さに関連する数で
ある。このコスト関数は、特定のビットのストリングに
おけるビットの正確な個数であっても良いが、或いは何
らかの一定の数をプラス又はマイナスした実際のビット
の個数のようにこの個数に関連するものであっても構わ
ない。更に、このコスト関数は、JPEG標準において
規定される「詰込みバイト(stuffing bytes)」によっ
て生起されるビットをカウントすることもまた可能であ
る。各ブロックに関するコスト関数のこの計算は、図面
ではファンクション14として示されている。
【0019】実ワールドのJPEG圧縮システムでは、
各ブロックに関するビットストリングの長さは、小さな
ものであると予測される。このコスト関数は、8ビット
のコスト関数エントリーとして符号化されても良い。そ
れは、ハフマン又はその他のエントロピー符号化技術を
使用して任意に符号化されても構わない。8ビット符号
化は、ブロック内におけるビットの最小許容量から1ブ
ロック当り255ビットまでの範囲に及ぶすべての値の
符号化を許容する。その最小個数は、決して2より小さ
なものではなく、JPEG輝度表に関するその省略時の
値は4である。使用されていない符号(最小個数以下の
もの)は、255ビット以上のビットが夫々のブロック
において使用されたことを示すエスケープ・シーケンス
を表現するために使用されることも可能である。実際の
コスト関数は、そのエスケープ・シーケンスの後に、何
らかの単純なフォーマットを使用して表示される。
【0020】各ブロックに関するコスト関数又はビット
個数の導出に加えて、当該図面でファンクション16に
よって示されたように、画像内における各々の「ブロッ
クの列(row of blocks)」に関するコスト関数の合計
についての情報を送信器10において計算することもま
た好適である。ブロックの列は、一定個数のブロックを
包含する画像のセグメントに対応するものであると理解
されることになる。この「列」は、画像内における水平
走査方向におけるブロックの列に対応しても良いが、対
応しなくても良い。
【0021】本発明の好適な実施例に拠れば、JPEG
再起動マーカーが使用されないときにはいつでも、「ブ
ロックの列」は、原稿画像内におけるブロックの1つの
水平方向列に対応するブロックのセグメントを意味する
ものであることが好適である。本発明の当該好適な実施
例では、再起動マーカーが使用される場合には、「ブロ
ックの列」は、再起動マーカーの中間におけるブロック
の区画の断片に対応するものであるか、或いはこれらの
区画の整数個に対応するものであるブロックのセグメン
トとして理解される。この「列合計(row-sum)」は、
典型的には圧縮なしで1列当り2−4バイトとして符号
化され得るものであるが、ハフマン符号化が、図面では
ファンクション17において示されたように、ここで使
用されるものとして想定されることもまた可能である。
【0022】更に本発明の好適な実施例に拠れば、ファ
ンクション18で示されたように、原稿画像内における
各々のピクセルのJPEG圧縮ブロックに関するDC係
数が送信器10内において計測される。DCTを使用す
れば、各ブロックに関するDC係数は、特定のブロック
に関するデータマトリクス内における単なる頂部左側の
エントリーであり、それは、ブロック内におけるすべて
のピクセルに関する平均的な輝度と等しい。このDCマ
ップの好適な「10分の1圧縮(decimated)」形態
は、「ブロックの列」当りでN個のDC係数を有する。
N=0である場合、10分の1圧縮式DCマップは、全
く記憶されない。「再起動マーカー」が使用されない場
合には、各々のブロックの列は、N個の区画に分割さ
れ、さもなければ、「ブロックの列」は、N+1個の区
画に分割される。マップ内における各エントリーは、各
区画の最も左側のブロックのDC係数である。この10
分の1圧縮式DCマップは、何らかの単純なフォーマッ
トを使用して符号化されることが可能であり、或いは、
エントロピー符号化技術によって圧縮されることも可能
である。
【0023】要約すると、本発明の図示実施例に拠れ
ば、送信器10の基本的な機能は、基本的なJPEG符
号化、各々のJPEG符号化されたブロックに関するコ
スト関数の計算、画像内における各々のブロックの列に
関するコスト関数の合計の計算、及び各ブロック又は所
定のピクセルのブロックに関するDC係数の計算であ
る。コスト関数、列関数及びDC係数は、JPEG圧縮
アルゴリズムから直接に導出される圧縮画像データに関
する「側面情報」と見做され得るものである。本発明の
固有の用途に応じて、この「側面情報」は、1本又はそ
れ以上の補足的な平行チャネルなどを介して圧縮画像デ
ータと共に同時に送信されることが可能であり、或い
は、圧縮画像データが後に検索されるべく単純に記憶さ
れることになる場合には、側面情報が、メモリの部分の
独立したセットの中に配置されることも可能である。コ
スト関数は、概して圧縮データそれ自体より遥かに小さ
なものであり、原稿画像のサイズのほぼ64分の1ほど
の大きさである。従って、コスト関数、更にその延長の
列関数及びDC係数は、送信システムの処理能力におけ
る過大な負担ではないことになる。
【0024】図2の下半分を参照すると、ここでもま
た、圧縮画像データ及び側面情報に関して作用するファ
ンクションの単なる集合である、「受信器」20の機能
が示されている。それらは、実際には送信器10と同じ
装置の部分であっても構わない。受信器20の1つの重
要な機能は、コスト関数とコスト関数から導出される列
関数との間の関係を確立し、その結果、「符号化コスト
マップ(encoding costmap)」即ちECMが作成され得
るように為すことである。符号化コストマップ即ちEC
Mは、原稿画像内における様々なブロックのコスト関数
の集合として定義されることが可能であり、2次元マッ
プであると理解される。このECMは、以下で説明され
るように、それ自体が、ディスプレイ又はスクリーンの
ような様々な画像処理技術を受けることが可能になる。
従って、列関数とコスト関数の間の関係が確立され、そ
の結果、様々なコスト関数が2次元マップの中に配置さ
れ得ることが明白である。このECMの作成は、図面で
はファンクション24として示されている。
【0025】以下で説明されるような理由のため、後続
の画像処理技術のために有益である可能性がある、原稿
画像の幾つかのDC係数の独立したマップを維持するこ
ともまた好適である。このファンクションは、図面では
参照番号26として示されているが、上述したように、
各々のピクセルのブロックのDC係数は、標準的なJP
EGプロセスの一部として常に計算されている。送信器
10からの列データは、DC係数を2次元マップにマッ
ピングするために役立つように使用されることが可能で
あり、その他の技術が使用されることもまた可能であ
る。
【0026】更に図面で示されたように、圧縮画像デー
タそれ自体は、ECMの形態にあるコスト関数の独立し
て記憶されたメモリと共に、更にはDCマップの独立し
た記憶装置と共に、メモリ28の中に維持される。送信
器10から受信器20に対する様々なデータ(JPEG
圧縮画像データそれ自体及びその側面情報)の送信にお
いて、JPEG圧縮画像データ及びその側面情報の何れ
も、平行チャネルを介して同時に送信され得るものであ
るが、さもなければ、側面情報は、JPEG圧縮画像デ
ータの前後に送信されることが可能である。
【0027】コスト関数又はECMを圧縮解除時に導出
する代わりに圧縮段階において計算することの重要な実
際的な利点は、コスト関数それ自体が、プレビュー、編
集又はセグメント分割のような目的のために実際の画像
データの代替物として使用され得ることである。コスト
関数データは、それ自体が一連の輝度(即ち、コスト関
数が高ければ、輝度も明るくなる)に変換されることが
可能であり、これらの輝度は、画像フィールドの中にマ
ッピングされ得ることになる。画像フィールド内におけ
る輝度の集合としてECMを表示するそのような機能
は、図2においてファンクション30として示されてい
る。
【0028】ECMが輝度の集合(高いコスト関数が明
るいピクセルに対応する)として表示されるとき、以下
のような特徴が明瞭になる。先ず第1に、コントラスト
における高い周波数変化の平版印刷作成領域からのもの
であるようなハーフトーンは、明るい領域を産み出すこ
とになり; 連続階調画像内における鋭いエッジ及び高
いコントラストのテクスチャ領域は、とりわけ明るくな
り; 暗い領域と明るい領域の境界線を包含する画像ブ
ロックを包含するものである文字及びグラフィック要素
のエッジは、これもまた非常に明るくなる。同様にし
て、連続階調画像内における背景領域及び平滑領域のよ
うに周波数変化が少ないか又は全くない領域は、非常に
暗く見えることになる。一般に、所定領域内における画
像の隣接する部分の間のコントラストが鮮明であれば、
圧縮画像内において生じるビットストリングは長くな
り、従って、画像のその特定部分の輝度もまた明るくな
る。そのような高輝度領域は、例えば、テキスト文字の
境界線(内側ではないが)の中で見出され得るものであ
る。
【0029】圧縮画像データの迅速なプレビューを提供
する以外にも、コスト関数は、全体の画像を形成するブ
ロックの大きな集合内における所望のピクセルのブロッ
クに関するデータの始まりを突き止めるために使用され
ることが可能である。
【0030】言い換えれば、大きな受信画像内における
小さな画像に関するデータを容易に突き止めるためにE
CMを使用することが可能なのである。例えば、一連の
ピクセルの200番目のブロックに関するデータに関心
がある場合、200番目のブロックは、関連する画像の
部分の頂部左側コーナーを指定するので、1から199
までのブロックに関するコスト関数を合計する(この場
合、そのコスト関数は単に各々のビットのストリングの
ビット個数であると想定する)ことによって、200番
目のブロックの圧縮バージョンの始まりに対応するビッ
トを捜し出すことが可能になり、原稿の圧縮画像データ
内における200番目のブロックの始まりの位置を見つ
け出すのである。コスト関数が特定のビットのストリン
グ内におけるビット個数と等しくはなく、ビットの実際
の個数から導出された数である場合には、ビットの実際
の個数は、アルゴリズムを介してコスト関数から導出さ
れることが可能である。当該圧縮ビットストリングは、
それらの関連するECMと共に連続して受信される。そ
れらは連続して受信されるので、特には1から始まるカ
ウントは、各々のビットのストリング及びその関連する
コスト関数に対して割り当てられることになる。ECM
内におけるコスト関数を単純に追跡することによって、
更にコスト関数を圧縮画像データ内における位置と接続
することが可能であることによって、画像それ自体の中
における位置に対応する圧縮画像データ内における位置
を確認するためにECMを使用することが可能になる。
【0031】符号化コストマップ即ちECMを使用して
接続領域を(例えばクロッピング又は編集のために)選
択する際には、以下のステップが採用され得ることにな
る。受信される画像ブロックの特定の列RL[i]内に
おけるECMのコスト関数の合計は、当該画像内におけ
る各ブロック列を符号化するために使用されるビットの
総計を提示する。ECM[i,j]として与えられる座
標i,jに配置されるブロックに関する個別的なECM
エントリーは、各々の個別的なブロックを符号化するた
めに使用されるビットの量を提示する。各々の「ブロッ
クの列」は、各区画に分割され、区画kに関するそのD
Cマップ・エントリーDC[i,k]が、ブロック列i
の区画k内における第1ブロックの実際のDC値であ
る。
【0032】区画k内における所望の第1ブロックの正
確な位置を捜し出すべくデータの長いストリングをスキ
ップさせるためには、バイナリーデータが、区画k内に
おける第1ブロックに対応する正確に規定された位置に
「高速前送り」されることも可能である。明快にするた
めに、「ブロックの列」の規定の好適な実施例が想定さ
れ、「再起動マーカー」が使用される場合には、それら
は、ブロックの列の中間に位置決めされる。「ファイル
・ポインタ(file pointer)」は、受信したバイナリー
データ内における所望の領域を突き止めるために、EC
M内における生のバイナリーを介して増分されることが
可能である。頂部と底部の間におけるTOP≦i≦BO
TTOM、及びターゲット領域の左右のエッジの間にお
けるLEFT≦j≦RIGHTによって定義される領域
に関するブロック[i,j]から構成される領域をクロ
ッピングすることが所望されるものと想定する。
【0033】(1) 頂部列即ち列0から列TOP−1
までをスキップせよ。
【0034】(2) i=TOPからi=BOTTOM
までに関して以下のステップを実行せよ。
【0035】(3) LEFT座標を備えたブロックを
包含する区画の第1ブロックに到達するまで列i内にお
けるすべてのブロックをスキップせよ。
【0036】(4) 変数Dが、DC[i,k]の夫々
の値として(或いは、それが「再起動マーカー」によっ
て規定されるセグメントの始まりと一致する場合には、
ブロックの解読されたDC値として)割り当てられる。
【0037】(5) 列内における各々の後続のブロッ
クに関して、LEFTブロックに到達するまで、DC係
数を解読し、この値をDに累算して、残りのブロックを
スキップせよ。
【0038】(6) JPEGのDC値としてDをバッ
ファに対して符号化せよ。ブロック[i,LEFT]の
オリジナルのDC値が符号化されるべきt個のビットを
使用した場合には、次の(ECM[i,LEFT]−
t)ビット及び次のRIGHT−LEFTブロックのた
めに使用されるすべてのビットをバッファに対して書込
みせよ。
【0039】(7) iがBOTTOMと等しくない場
合には、列の末端までのすべてのブロックをスキップせ
よ。さもなければ停止せよ。
【0040】本発明は開示された構造に関連して説明さ
れたが、それは、陳述された細部に対して限定されるも
のではなく、添付された請求項の範囲内に納まるような
修正又は変更を包含するものとして意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 原稿画像に対してJPEG圧縮技術が適用さ
れる様式を示す簡略化されたダイヤグラムである。
【図2】 圧縮画像データに対する本発明の「側面情
報」の関係を示す図面である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データがブロックの集合として組織さ
    れ、各ブロックが画像の領域に対応するように成した、
    画像を形成するデジタルデータを処理する方法であっ
    て、 各ブロックを圧縮して、前記圧縮ステップは、各ブロッ
    クに関するビットのストリングを産み出すように成し、 各々のビットのストリングにおけるビットの個数をカウ
    ントし、 各々のビットのストリングに関するコスト関数を記録し
    て、前記コスト関数は各々のビットのストリングにおけ
    るビット個数に関連する数であるように成し、 各々のビットのストリングのコスト関数を受信器に送信
    するように成した各ステップを含んで成る、 デジタルデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 当該圧縮ステップはJPEG圧縮技術を
    適用するステップを包含するように成し、更に、JPE
    G圧縮技術から導出される複数のブロックのDC成分を
    受信器に対して送信するステップをも含んで成る、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 各コスト関数を複数の領域を包含するマ
    ップ内における所定領域と関連させるステップを更に含
    んで成り、それによって、符号化コストマップを産み出
    すように成した、請求項1に記載の方法。
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