JPH10111A - 電気・電子機器の携帯用ケース - Google Patents

電気・電子機器の携帯用ケース

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Publication number
JPH10111A
JPH10111A JP8155870A JP15587096A JPH10111A JP H10111 A JPH10111 A JP H10111A JP 8155870 A JP8155870 A JP 8155870A JP 15587096 A JP15587096 A JP 15587096A JP H10111 A JPH10111 A JP H10111A
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JP
Japan
Prior art keywords
electric
electronic device
portable case
portable
case
Prior art date
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Application number
JP8155870A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hirabayashi
繁 平林
Mitsuo Matsuda
三夫 松田
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10111A publication Critical patent/JPH10111A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用パソコン,該携帯用パソコンの周辺機
器、録音・再生機、測定機器等の電気・電子機器の携帯
用ケースに関し、上記電気・電子機器を昇降手段を介し
て上記携帯用ケース内に収納すると共に、上記電気・電
子機器に接続される電気回路を収納し、携帯できるよう
にする。 【解決手段】 携帯用ケース1内に設けられた収納部4
1,45に、電気・電子機器19,21を携帯可能に昇
降手段57を介して収納されると共に、昇降手段57に
より電気・電子機器19,21を上記の収納部41,4
5から使用状態の位置まで昇降できるようにして、電気
・電子機器19,21の操作が容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用パソコン,
該携帯用パソコンの周辺関連機器、録音・再生機、測定
機器等の電気・電子機器を収納し、上記各々の電気・電
子機器の関係部位が使用可能の状態に接続される電気回
路を有し、携帯できるように形成された電気・電子機器
の携帯ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、特に携帯電話やパソコン
通信等が急激に普及し、上記電機・電子機器を携帯して
使用することが多くなり、近年、例えば携帯用パソコン
であるノート型パソコンの普及に伴い、個人や会社員,
公務員,研究者,学生,各種サークルの会員等の、その
組織内外における活動において、上記ノート型パソコン
が使用される場合が増大しており、必要なデーターを入
力し、必要なデーターを出力して、ただちにプリントし
て使用し、例えばその場の状況の判断資料としたり、会
議に間に合わせたりして使用しなければならないことが
急増している。
【0003】又、現在、営業マン,サービスマン等はノ
ート型パソコンを持ち運んで顧客のところでプレゼンテ
ーションをするとか、顧客の要望を入力して仕様書や見
積書を作成し、顧客に提出してくることが行われている
ので、該ノート型パソコンを携帯していないと商売にな
らないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記営業マ
ン等は、上記のような必要性から上記ノート型パソコン
をアタッシュケースや鞄等の携帯用ケースに入れて、自
動車や乗物により移動し、顧客のところで上記ノート型
パソコンを携帯ケースから取り出し、上記のノート型パ
ソコンとプリンタとを接続したり、電話線,電源等を接
続したり、又外部のモデムを使用する時には該モデムの
セッティング等を行った後に、上記機器を作動するよう
にしているが、上記のようなノート型パソコン等の取出
しや接続等を行っていたら、現実、上記営業マン等にと
っては、パソコン本体は持ち運べるといえども大変なロ
ードになる。
【0005】又、上記営業マン等は、上記ノート型パソ
コンである電機・電子機器等に詳しい人ばかりではない
ので、上記の接続やセッティングが一層のロードになっ
ている。本発明は、上記課題に鑑み創案されたもので、
携帯用ケース内に設けられた収納部に、携帯用パソコ
ン,該携帯用パソコンの周辺関連機器、録音・再生機、
測定器等の電気・電子機器を携帯可能に収納すると共
に、該携帯用ケース内に設けられた昇降手段により上記
の電気・電子機器を収納部から使用状態の位置まで昇降
できるようにして、上記電気・電子機器の操作が容易で
きる電機・電子機器の携帯用ケースを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の電気・電子機器の携帯用ケースは、携帯用ケ
ースと該携帯用ケース内に装着される仕切部材のうち少
なくとも該携帯用ケースを有すると共に少なくとも該携
帯用ケース内に設けられる収納部と、該収納部に収納さ
れる携帯用パソコン,該携帯用パソコンの周辺関連機
器、録音・再生機、測定器等の電気・電子機器と、上記
の電気・電子機器を収納部より昇降させる昇降手段とを
備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースは、請求項1記載の構成において、上記昇
降手段が上記電気・電子機器を上下方向へ略水平に昇降
させるように構成されたことを特徴としている。請求項
3記載の本発明の電気・電子機器の携帯用ケースは、請
求項1記載の構成において、上記昇降手段が電気・電子
機器の前後左右側のいずれか一側面側を回動可能に片持
支持され昇降するように構成されたことを特徴としてい
る。
【0008】請求項4記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースは、請求項3記載の構成において、上記片
持支持の昇降手段は、一端が上記電気・電子機器の左右
前後側のいずれか一側面側に取付けられ他端が上記携帯
ケース側に枢支されたベルクランク機構で形成され上記
片持支持により昇降するように構成されたことを特徴と
している。
【0009】請求項5記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成
において、上記電気・電子機器が上記収納部に収納され
た時、該昇降手段側と上記携帯用ケース側との間に設け
られ上記昇降手段を係止するロック部材、又は上記の携
帯用ケースのケース本体と蓋とのロックと上記昇降手段
の係止との兼用に形成されたロック部材を備えたことを
特徴としている。
【0010】請求項6記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成
において、上記昇降手段の上昇位置を規制する上昇位置
規制手段を備えたことを特徴としている。請求項7記載
の本発明の電気・電子機器の携帯用ケースは、請求項1
〜3のいずれかに記載の構成において、上記昇降手段側
に搭載される上記電気・電子機器の取付位置の調整可能
な係止部材を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項8記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成
において、上記電気・電子機器の関係部位に接続される
電気回路と、上記電気回路に接続されるAC電源回路又
はDC電源回路の少なくともいずれか一方の電源回路と
を備えたこを特徴としている。
【0012】
【本発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜16は、本発明の第1実施形態
を示すもので、本発明の電機・電子機器の携帯用ケース
を、携帯用パソコンとしてノート型パソコン,小型のプ
リンタに適用した場合について説明する。
【0013】図1は上記のノート型パソコン,該ノート
型パソコンのプリンタ並びにその電気回路が収納される
携帯ケースの斜視図、図2には図1の携帯ケースの蓋が
開放された状態を示す斜視図、図3は図2の該ノート型
パソコンが上昇し、使用状態にあることを示す説明図、
図4は図3の上記のノート型パソコンの蓋が開放した状
態を示す説明図、図5は携帯用ケース本体に装着される
仕切部材単体の斜視図、図6は図5の上記の仕切部材の
凹所に装着された上記ノート型パソコン及びその昇降手
段であるパンタグラフ型のリンク機構を示す説明図、図
7は図6のノート型パソコン及びそのリンク機構が搭載
されるケーシングを示すもので、(A)は該ケーシング
を上記仕切部材の凹部から外した状態を示す斜視図、
(B)は図7(A)の係止部材の拡大図、図8は図7の
上昇状態にある昇降手段を示す外観斜視図、図9は図8
の上記ノート型パソコンの取付台の一部を破断した状態
を示すリンク機構の斜視図、図10は図9のリンク機構
が下降した状態を示す斜視図、図11は図9のリンク機
構が上昇した状態を示す拡大図、図12は図11のノー
ト型パソコンの取付台が下降し、上記リンク機構が携帯
用ケース本体側にロックされる寸前の状態を示す斜視
図、図13は図12の上記リンク機構が、更に下降し携
帯ケース本体側にロックされた状態を示す斜視図、図1
4は図5の上昇位置規制手段の変形例を示すもので、
(A)はリンク機構が上昇位置にある状態を示す説明
図、(B)は図14(A)のリンク機構が更に下降した
状態を示す説明図、(C)は図14(B)のリンク機構
が更に下降した状態を示す説明図、図15は図4の携帯
用ケースに配設される上記ノート型パソコン及びプリン
タ,シリアルインタフィースコネクタ,パラレルインタ
フィースコネクタ,モジュラ,DC/ACコンバータ等
の電気回路図、図16は図15の電気回路のAC,DC
電源のコネクタ,上記のノート型パソコン,プリンタ等
のコンセントを示す電源回路図である。
【0014】上記携帯用ケース1は、図1,2に示した
ように例えばアルミ製で形成され、その蓋3がヒンジ5
を介してケース本体7に開閉可能に枢支されている。
又、蓋3の端部に設けられたロック部材10の被係合部
9にケース本体7に設けられたロックレバー11により
係合部であるワイヤ部13が着脱可能に係合してロック
できるように形成されている。
【0015】又、上記携帯用ケース1のロックレバー1
1側のケース本体7には携帯用の把手15が設けられて
いる。又、図2に示したように、ケース本体7の内部
は、仕切部材17が設けられ、ノート型パソコン19及
びプリンタ21が収納される収納部である後述の凹部が
設けられている。
【0016】又、上記仕切部17は無くてもよく、ケー
ス本体7内に収納部を設けてもよい。又、図4,5に示
したように、プリンタ21の上側の仕切部材17の上面
には、上記のプリンタ21のコネクタ21c,21dを
介して接続されるパラレルインターフェースコネクタ2
3と仕切部材17内に設けられるRS232C規格のイ
ンタフィースを持つ、例えば仕切部材17内のモデム1
60をコネクタ160aを介して接続されるシリアルイ
ンタフェースコネクタ25が設けられ、上記のパラレル
インターフェースコネクタ23,シリアルインタフェー
スコネ25はハーネス23c,25c、コネクタ23
d,25dを介して各々がノート型パソコン19,プリ
ンタ21に接続され電気回路が形成されている。
【0017】そして、上記のモデム160に電話回線を
接続すれば、電話を介してパソコン通信ができる。又、
上記モデムが上記パソコン内蔵型でない場合には、予め
ケース本体7又は仕切部材17に配設される外部のモデ
ム160の上記RS232C規格のインタフィースコネ
クタをシリアルインタフィースコネクタ25に接続する
と共に、上記のモジュラIN及びOUT31,33に接
続しおけば、モジュラIN,及びOUT31,33に上
記電話回線を接続し上記パソコン通信を行うことでき
る。
【0018】又、図2に示したノート型パソコン19の
上方右側部の仕切部材17の内部には図15,16に示
したDC/ACコンバータ99,コンセント101,ヒ
ューズ107,スイッチ27,AC,DC電源兼用コネ
クタ29等からなる電源回路30が配設されており、仕
切部材17の上部右側の上面にはスイッチ27,AC,
DC兼用コネクタ29,パイロットランプ28,通常の
電話回線のモジュラIN及びOUT31,33が設けら
れている。
【0019】又、上記モデムがノート型パソコン19に
内蔵されている場合には、図5に示したモジュラIN及
びOUT31,33が、ハーネス31a,33a,コネ
クタ31b,33bを介して図示しない内蔵されたモデ
ムに接続されているので、通常の電話をモジュラIN及
びOUT31,33に接続すれば、上記パソコン通信を
行うことができる。
【0020】又、図5,16に示したようにAC,DC
電源兼用コネクタ29に接続される端部は、後述の上記
のノート型パソコン用コンセント19a,プリンタ用コ
ンセト21a等を有するコンセント101が設けられ、
ノート型パソコン用コンセント19aハーネス19cを
介してコネクタ19bに、又プリンタ用コンセト21
a,ハーネス21eを介してコネクタ21bによりノー
ト型パソコン19,プリンタ21に接続されている。
【0021】又、図2に示したように、ノート型パソコ
ン19が下降した位置にある状態で蓋3を閉め、図1に
示したロック部材10のロックレバー11によりロック
された状態でノート型パソコン19及びプリンタ21を
携帯ケース1により移動することができる。又、ノート
型パソコン19を使用する場合には、図2に示した携帯
用ケース1の蓋3を開放した状態でノート型パソコン1
9を下方に押すと、詳細を後述するロック部材59が外
れ、図3に示したように仕切部材17の上面に、ノート
型パソコン19が上昇して、ノート型パソコン19が使
用できる位置になる。
【0022】又、図4に示したようにノート型パソコン
19の蓋35が、図示しない係止部材を外してヒンジ3
6を介して開き、ディスプレイ35aを見ながらキーボ
ード39で操作することは、通常のノート型パソコン1
9の操作と同様に行うことができる。又、図5に示した
ように携帯ケース1のケース本体7から取出した仕切部
材17は、ノート型パソコン19を装着する凹部41が
設けられ、孔43を介してノート型パソコン19の上記
電気回路の配線等が接続されている。
【0023】又、プリンタ21を装着する凹部45が、
図5に示したように仕切部材17に設けられており、ノ
ート型パソコン19や各種のインタフェースコネクタ等
へのハーネス挿通用の孔47を介して電気回路等が接続
される。次に上記の仕切部材17の凹部41に装着され
るノート型パソコン19の昇降手段57について説明す
る。
【0024】図6には、ケース本体7に取付けられた仕
切部材17の凹部41に、昇降手段57であるリンク機
構57aに取付けられたノート型パソコン19の取付け
状態が、透視的に斜視図として示される。次に、図7に
示したように上記の仕切部材17の凹部41から、取外
したノート型パソコン19を搭載した昇降手段57につ
いて説明する。
【0025】上記の昇降手段57は、例えば図8,9に
示したようにケース本体7に固定され基盤となるケーシ
ング53と、このケーシング53内に昇降すると共に、
ノート型パソコン19を取付ける取付台55の下面に一
端が取付けられ、他端がケーシング53内に取付けら
れ、ノート型パソコン19を上下動するパンタグラフ型
のリンク機構57aとで形成されている。
【0026】又、図9に示したように取付台55のノー
ト型パソコン19の左右方向の端面にロック部材59が
取付けられている。このロック部材59の係合部59a
が、ノート型パソコン19の取付台55に取付けられて
おり、下方への押圧力によりリンク機構57aが縮小さ
れ下降する時、ケーシング53の縦溝60内を下降し、
図10に示したように携帯ケース1のケース本体7の底
部7aにボルト等により固定されたロック部材59の被
係合部59bに係止される。
【0027】又、図10に示したように、ロック部材5
9が上記縮小位置で係止されている状態から、図示しな
いノート型パソコン19を介して取付台55を下方に、
再度押圧すると、ロック部材59の係合部59aが被係
合部59bから解錠された取付台55は、リンク機構5
7aに設けられている弾性体80の付勢力により上昇
し、図9,11に示す使用状態の位置に復帰することが
できるように構成されている。
【0028】上記ロック部材59はの施錠,解錠の機構
は、例えば音響機器のCDプレーヤの該CDの給排機構
や自動車のコーヒー等のカップホルダの出入機構に使用
されているような図示しないカム機構等により、上記閉
方向の押圧により施錠され、再度の押圧により解錠され
るように構成されている。又、このロック部材59は、
日常使用されている、例えばトランク,アタッシュケー
ス等のものでもよく、着脱ができるものであればよい。
【0029】次に、上記のリンク機構57aについて詳
細に説明する。図11に示したように、リンク機構57
aは、本実施形態の場合には、上記したようにパンタグ
ラフ型のリンク機構57aにより形成され、ノート型パ
ソコン19の前後方向に対称的に形成されている。この
リンク機構57aの第1リンク61の上端は、図11に
示したように取付台55の下面に、ボルト54,図示し
ないスプリングリテーナ等により固定され、略鉛直に移
動できるように形成されている。
【0030】又、この第1リンク61の下端は軸65を
介して第2リンク67の上端が枢支され、第2リンク6
7の下端は軸69を介して第3リンク71が枢支され、
且つ第3リンク71の下端はケーシング53の底部53
aに設けられたブラケット75に軸77を介して枢支さ
れている。更に、図11における左右の軸69に係合
し、左右の軸69を寄せ合う方向に付勢する弾性部材8
0であるコイルスプリングが、縮小方向に付勢力が作用
するように設けられている。
【0031】そして、このコイルスプリング80は、図
11に矢印に示した縮小方向の付勢力により、パンタグ
ラフのように第1リンク61と共に取付台55は上昇す
るが、図7に示したように、取付台55の側面に取付け
たロック部材59の上面59cが、図3,5に示した仕
切部材17の凹部41の周辺の下面17aに当接してス
トッパの作用を受け、取付台55の上昇高さが規制され
るように形成されている。
【0032】又、上記規制により、図3,11に示すノ
ート型パソコン19の使用状態の高さが規制されると共
に、上記押圧力によるノート型パソコン19を収納する
ためのリンク機構57aの縮小が、コイルスプリング8
0の付勢力に抗して容易にできるように、図11に示し
た左右の第2,第3リンク67,71が、上記使用状態
の位置において、軸69を中心に互いに対向し若干上記
く字状の姿勢が保持されるように構成されている。
【0033】次にリンク機構57aの上昇位置から下降
する場合を図11〜13について説明する。先ず、図
3,11に示した使用状態の位置にあるノート型パソコ
ン19を下方に押すと、上記く字状姿勢の状態のリンク
機構57aは、図11に示すようにコイルスプリング8
0の付勢力に抗してスプリング80を左右方向に伸ば
し、左右の軸69が離れるように作動せしめられ、図1
2に示したように左右の第2リンク67と第3リンク7
1が軸69を回動中心として、互いに対向するように、
更にく字状に重合しながらロック部材59の係合寸前ま
で屈曲して下降する。
【0034】更に、ノート型パソコン19を下方に押し
リンク機構57aを略水平になるまで押圧すると、図1
3に示したようにロック部材59の係合部59aが被係
合部59bに係止され、図2に示したようにノート型パ
ソコン19が、係止状態の位置の凹部41内に格納され
るものである。又、図13のロック部材59のロックを
解錠するには、前記したようにノート型パソコン19を
介して取付台55を下方に再度押圧すると、ロック部材
59の係合部59aが被係合部59bから外れ、図11
に矢印で示すコイルスプリング80の縮小方向の付勢力
により、左右の軸69が中央側に互いに近づくように引
き寄せられるので、第2リンク67と第3リンク71は
軸65,66,77に枢支されながら引き起こされ、図
3,11に示すようにロック部材59の上面59cが上
記した仕切部材17の下面に当接することによりリンク
機構の上昇が規制されるので、ノート型パソコン19が
使用できる位置に保持させることができるものである。
【0035】又、上記リンク機構の上昇位置規制手段6
2は、図5に示したようにロック部材59の上面59c
と仕切部材17の下面17aとの当接で行うものである
が、図14に示したように、図11のリンク機構57a
の軸69に係止されると共に、一端が第1リンク61の
軸65に係合され他端が第3リンク71の軸77に係合
されるリンク機構57aの作動規制のスプリング90に
よっても行うこともできる。
【0036】即ち、作動規制スプリング90は、リンク
機構57aの軸65と軸77が離れる方向(リンク機構
57aが起立する方向)の付勢力を有しており、図14
(A)の位置が略自由状態の位置にあり、それ以上開く
ことがないように形成されている。又、作動規制スプリ
ング90は、図14(A)に示したようにコイルスプリ
ング80の縮小方向の付勢力によりノート型パソコン1
9の使用状態の位置を保持できるようにすると共に、リ
ンク機構57aの起立方向の停止位置を確保できるよう
に規制している。
【0037】又、リンク機構57aの起立状態を示す図
14(A)からノート型パソコン19を介して取付台5
5が下方に押圧されると、図14(B)に示したように
コイルスプリング80の付勢力に抗して左右の軸69が
離れる方向に作動すると共に、第2,第3リンク67,
71がスプリング90付勢力に抗して互いに近ずくよう
に作動し、更に押圧すると、図14(C)に示したよう
に第2,第3リンク67,71が更に重合するように作
動するので、上記第1実施形態と同様にロック部材59
により係止される。
【0038】又、上記ロック部材59の解錠とリンク機
構57a上昇は上記と逆方向の作動により行うことがで
きるものである。又、ノート型パソコン19は、図7
(A),(B)に示したように取付台55に搭載され、
ノート型パソコン19の前後の左右側面に係止部材79
が設けられている。
【0039】この係止部材79は、図7に示したように
係止部片81と83から形成されている。又、係止部片
81の一端81aはノート型パソコン19の上面に当接
し、他端81bはノート型パソコン19の側面に沿って
下方に伸び、ネジ孔82を有している。
【0040】又、係止部片83の一端83aは、上記係
止部片81の他端81bと重合せしめ長孔85を介して
上記両者を、蝶ネジ91とネジ孔82との螺合により締
結し、他端83bは長孔87を介して取付台55の左右
側面にネジ孔89を介して蝶ネジ91により締結され、
ノート型パソコン19が取付台19から容易に外れない
ように形成されている。
【0041】又、上記係止部材79の係止部片81の一
端81aがノート型パソコン19の上面の一平面にのみ
を押圧するものであるが、これに限られるものではな
く、ノート型パソコン19の上面の4コーナー部におい
て、上記一端81aがノート型パソコン19の上面及び
該上面より下方の鉛直方向に延びる二平面の合計三面で
形成すればノート型パソコン19の前後左右の移動を規
制することができる。
【0042】又、係止部材79は蝶ねじ91を弛め、上
記の長孔85,87により前後及び上下方向の長さとを
調整して、再度蝶ねじ91により締結して、ノート型パ
ソコン19を取付台55に固定せしめるものである。従
って、ノート型パソコン19の大きさの相違による取付
長さの寸法の相違が、係止部材79の調整により吸収す
ることができるので、汎用性を向上することができる。
【0043】更に、図15に示したように上記携帯ケー
ス1の中に収納されるモデム内蔵型のノート型パソコン
19、小型プリンタ21及びそれらの周辺関連機器、ノ
ート型パソコン19に接続されるモジュラIN及びOU
T31,33、シリアルインタフェースコネクタ25、
予備プリンタコネクタ26、ACアダプタ95,97、
DC/ACコンバーター99、コンセント101、スピ
ーカー103等が、図15に示したコンピュータシステ
ムの系統図に沿って配設されている。
【0044】又、図15に示したコンセント101は、
図16に示したようにノート型パソコン用コンセント1
9a,小型プリンタ用コンセント21a,予備用コンセ
ント105から構成され、例えば図5に示す携帯ケース
7の仕切部17の凹部18内に取付けられている。又、
図15,16に示した電源回路30のコンセント101
は、スイッチ27,ヒューズ107を介してAC,DC
兼用電源コネクタ29に接続され、スイッチ27とA
C,DC兼用電源コネクタ29との間にDC/ACコン
バータ99が接続されている。
【0045】このAC,DC兼用電源コネクタ29に接
続されるコネクタ29aの端子1,2にAC電源ハーネ
ス111が接続され、AC電気回路113,114、ヒ
ューズ107,スイッチ27を介してコンセント101
に直接接続されAC電流が供給されるようになってい
る。又、AC電源ハーネス111の他端はAC電源用差
込み111aが設けられている。
【0046】又、上記の電源コネクタ29に接続される
コネクタ29bの端子3,4にDC電源ハーネス115
が接続され、DC電気回路117,118を介してDC
/ACコンバータ99に供給され、ここでDC電流がA
C電流に変換され、AC電気回路113,114,スイ
ッチ27を介してコンセント101にAC電流が供給さ
れるように形成されている。
【0047】又、DC電源ハーネス115の他端は自動
車等に設けられている、例えばシガライタDC電源に接
続されるDC電源用差込み115aが接続されている。
更に、図16に示したように充電可能型バッテリ121
が、AC電気回路113,114並びにDC電気回路1
17,118の各々の間に配設されており、常時充電さ
れるように構成され、図示しないが過剰充電が流れない
ようにレギュレーターが設けられており、スイッチ12
3の切換により、充電可能型バッテリ121からのDC
電流をDC/ACコンバーター99でAC電流に変換さ
れ、AC電気回路113,114を介してコンセント1
01に供給されるように形成されている。
【0048】又、上記電機・電子機器の関係部位の接続
は、使用に先立ち行ってもよく、又は予め接続しておい
てもよく、更に上記電機・電子機器はAC,DC電源回
路のハーネスが関係部位に接続されている該AC,DC
電源回路のハーネスを外部の上記のAC,DC電源に直
接接続するようにしてもよい。本実施形態は上記のよう
に構成されているので、例えば、営業マン等が顧客のと
ころへ行き、上記携帯用ケース1を、図2に示したよう
に開け、ノート型パソコン19の上部を押圧すると、図
13に示したロック部材59のロックが、解錠されるの
で、図12,13に示したスプリング80の縮小方向の
付勢力により、第2,第3リンク67,71が軸65,
69,77を回動軸として起立方向に作動するので、図
8,11に示したように第1リンク61が略垂直方向に
上昇し、上記のロック部材59の上面59cが、図3,
5に示したように仕切部材17の下面17aに当接する
まで上昇するため、取付台55と共にノート型パソコン
19は、図3に示す使用状態の位置に保持される。
【0049】又AC,DC兼用電源コネクタ29に、図
16のAC電源コネクタ29a又はDC電源コネクタ2
9bを結合し、スイッチ27をONにセットすれば、ノ
ート型パソコン19,プリンタ21等の周辺機器がすべ
て使用できる状態になる。そこで、ノート型パソコンの
蓋35を、図4に示したように開き、且つパソコン本体
37の前後面や左右側面からCDROMやフロッピデス
ク等を挿入した後、顧客の要望等をキーボード39によ
り入力し、仕様書や見積書を作成し、プリンタ21によ
りプリントして顧客にすばやく提出することができる。
【0050】又、電源は100VのAC電源、又は自動
車のシガライタ電源に挿入し12VのDC電源からのD
C電流をDC/ACコンバーター99でAC電流に変換
しAC電気回路113,114を介してコンセント10
1に接続し、且つACアダブタ95,97を介しノート
型パソコン19,プリンタ21等に接続されているの
で、上記のAC電源や自動車のシガライタ用のDC電源
さえあれば、何処でも、素早くノート型パソコン19,
プリンタ21を作動し必要な資料を出力することができ
る。
【0051】更に、上記のAC,DC電源のいずれの電
源もない場合には、図16に示したスイッチ123をO
Nにして、常時充電されているバッテリ121のDC電
流をDC/ACコンバータ99でAC電流に変換して、
ノート型パソコン19,プリンタ21等に上記ACアダ
ブタ95,97を介して供給でき、緊急時に必要になっ
た場合には、すばやく上記仕様書,見積書等をプリント
することができるもので、顧客の要求に対応した応答が
できるため、売上の向上や会議等の促進を図ることがで
きる。
【0052】又、通常の電話を使用して通信を行う場合
には、上記のモジュラーIN31,モジュラーOUT3
3を使用して、本実施形態のノート型パソコン19に内
蔵されているモデムを介して行われる。又、このモジュ
ラーOUT33から上記電話へ接続しておけば、上記通
信回線を使用していない時は、通常の電話として使用で
きるように構成されている。
【0053】又、上記モデムがノート型パソコン19に
内蔵されていない場合には、図5に示したように上記の
ケーズ内にモデム160を新たに配設し、モデム160
をコネクタ160aを介してシリアルインタフェースコ
ネクタ25に接続し、且つモジュラIN31,モジュラ
ーOUT33とを接続している場合は、上記のモジュラ
IN31,モジュラーOUT33,モデム160,シリ
アルインタフェースコネクタ25、ノート型パソコン1
9を介して上記電話回線によるパソコン通信回路が形成
され、上記内蔵型モデムの場合と同様の電話回線を利用
してパソコン通信を行うことができる。
【0054】又、モデム160がモジュラIN及びOU
T31,33に接続されていない場合には、直接上記モ
デム160に設けられている上記モジュラに上記電話回
線を接続すれば、上記パソコン通信を行うことができ
る。又、上記電話回線を使用しないパソコンとパソコン
同志のパソコン通信は、シリアルインタフェースコネク
タ25に相手のパソコンを接続することにより、モデム
を介さずパソコン同志の上記パソコン通信を行うことが
できる。
【0055】又、パラレルインタフェースコネクタ2
3,シリアルインタフェースコネクタ25に外部のハー
ドデスクやプリンタとを接続し、ノート型パソコン19
の使用範囲の拡大や上記プリンタの速さの向上を図るこ
とができる。 (第2実施形態)本実施形態を図17について説明する
が、上記第1実施形態と実質的に同一部位には同一符号
を付して説明する。
【0056】上記第1実施形態では、昇降手段57はリ
ンク機構57aを用いたが、図17に示したように一端
が取付台55の下面に取付けられ、他端がケイシング5
3の底部53aに取付けられている複数個の、本実施形
態の場合は弾性部材である4本のコイルスプリング15
0が設けられている。本実施形態は上記のように構成さ
れているので、ノートパソコン19をコイルスプリング
150の付勢力に抗して押圧せしめ下降させると、上記
ロック部材59の係合部59aが被係合部59bに係合
しロックされ上記第1実施形態と同様に収納状態を保持
することができる。
【0057】又、上記収納状態から使用状態にする場合
には、再度ノートパソコン19を下方向に押圧すると、
上記のようにロック部材59が解除されコイルスプリン
グ150の付勢力で上昇して、ロック部材59の上面5
9cが、上記第1実施形態と同様に仕切部材17の下面
に当接すまで上昇するので、ノートパソコン19の使用
状態の位置を確保することができるため、上記第1実施
形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0058】(第3実施形態)本実施形態を図18につ
いて説明するが、上記第1実施形態と実質的に同一部位
には同一符号を付して説明する。上記第1実施形態で
は、昇降手段57はリンク機構57aを用いたが、図1
8に示したように取付台55の4箇所のコーナーの下面
から下方に延びるラック155a〜155dを設け、こ
のラック155a〜155dに係合するピニオンギヤー
157a〜157dを設け、更にピニオンギヤー157
aと157bとを連結する連結棒159aと、ピニオン
ギヤー157cと157dとを連結する連結棒159b
を有し、更に上記の連結棒159a,159bを駆動す
る小型モーター161a,161bが設けられている。
【0059】本実施形態は上記のように構成されている
ので、小型モーター161a,161bを駆動して、上
記のピニオンギヤー157a〜175d及びラック15
5a〜155dを介して上記の取付台55を下降させケ
イシング53内に収納せしめ、ロック部材59で施錠し
上記収納状態を保持することができる。又、ノートパソ
コン19を上記使用状態にするには、図18に示したよ
うに再度ノートパソコン19を下方に押圧して、ロック
部材59を解錠した後、上記と逆方向に小型モータ16
1a,161bを回動せしめ、ピニオンギヤー157a
〜157d及びラック155a〜155dを介して上記
の取付台55を上昇させ、ロック部材59の上面59c
が仕切部材17の下面17aに当接した時、図5に示し
た上記当接部に配設されたリミットスッチ59eが作動
して小型モーター161a,161bの作動が停止さ
れ、上記使用状態が保持されるように形成されているの
で、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0060】又、上記小型モーター161によるラック
・ピニオンギヤー駆動機構162は、図18に二点鎖線
で示したように連結棒159a,159bの中間部分に
ピニオンギヤー163a.163bを設け、このピニオ
ンギヤー163a.163bに係合し一個の小型モータ
ー161aで駆動されるギヤー165を設け、上記ノー
トパソコン19の昇降を行うようにすれば、一個の上記
小型モーター161aで上記目的を達成することができ
るので、コストを低減することができる。
【0061】又、一つの小型モーター161aにより上
記ギヤー163a,163b,165をベルトプーリー
に代えてベルトにより駆動するようにしてもよい。 (第4実施形態)本実施形態を図19,20について説
明するが、上記第1実施形態と実質的に同一部位には同
一符号を付して説明する。
【0062】上記第1〜3実施形態における昇降手段5
7は、いずれもノートパソコン19の全体を上下方向に
略水平に昇降させるものであるが、本実施形態ではノー
トパ型ソコン19を片持的に上下方向に昇降せしめるよ
うに構成したものである。本実施形態は、図19,20
に示したように上記の携帯ケース本体7又は仕切部材1
7の内部に、本実施形態の場合は携帯ケース7内の底部
7aの適宜箇所に設けられた、ブラケット175に枢支
軸177を介して枢支されるベルクランク機構170の
左右一対のベルクランク171,173が配設されてい
る。
【0063】このベルクランク171,173の一端の
クランク部171a,173aの長手方向に沿って設け
られた長孔179に回動自在に支持された回動軸181
が設けられている。又、前記のノートパソコン19の取
付台55の一端が、図20に示したように回動軸181
に嵌合されたブラケット183に溶接,ボルト等により
結合されている。
【0064】又、ノート型パソコン19は、図7に示し
たように取付台55に係止部材79により取付けられて
いる。又、ベルクランク171,173と携帯用ケース
本体7との間に、このベルクランク171,173が、
図19,20に示したように常時、反時計回転方向に付
勢する弾性体であるスプリング185又はコイルスプリ
ング185aが装着され、ベルクランク171,173
が起立したノート型パソコン19を使用する状態が維持
できるように形成されている。
【0065】又、携帯用ケース本体7内部のベルクラン
ク171,173と対向する側に、携帯用ケース本体7
の底部7aに間隙186を存して設けられた挟持部材1
87が設けられ、ベルクランク171,173が、図1
9に二点鎖線で示したように水平位置になった時に、取
付台55の先端部189が間隙186に侵入し保持され
るように構成されている。
【0066】又、取付台55の上記先端189の下面に
はローラー,滑り子等の滑走部材191が設けられてい
る。又、携帯用ケース本体7のヒンジ5を介して取付け
られている蓋3の内部左右には、図19,20に示した
ようにベルクランク171,173に対向する位置に、
ベルクランク171,173の他端のクランク部171
b,173bを押圧する案内溝190を有する押圧部材
193が設けられている。
【0067】更に、取付台55の先端部189の上面に
この取付台55を回動軸181を中心に上下方向に回動
し、ノートパソコン19を昇降させる際に使用する把手
197が設けられている。又、挟持部材197の上面に
回動自在に設けられたロックレバー部材187aを設
け、取付台55が収納位置にある時、把手197に係合
すれば、蓋3の開閉に関係なく、取付台55を収納位置
に維持することができる。
【0068】本実施形態は上記のように構成されている
ので、ノート型パソコン19を使用した後、図19に実
線で示した位置より蓋3が、ヒンジ5を中心に閉方向
(時計回転方向)に回動せしめられると、押圧部材19
3の案内溝190がベルクランク171,173の他端
のクランク部171b,173bに当接し押圧されるの
で、ベルクランク171,173は軸177を中心に時
計回転方向に回動して、図19の二点鎖線で示したよう
に取付台55の先端部189が挟持部材187の下の間
隙186に侵入しベルクランク171,173,取付台
55,ノート型パソコン19が略水平の収納位置に移動
する。
【0069】そして、蓋3は携帯用ケース本体7を閉塞
し前記したロック部材10により係止されるので、上記
取付台55に装着されたノート型パソコン19は、上記
の収納位置に保持することが出来るものである。又、ノ
ート型パソコン19を使用する時は、ロック部材10を
解錠して、前記のように蓋3を開放すると、押圧部材1
93の上昇に従い、ベルクランク171,173が弾性
部材185の付勢力により、図19に示したように二点
鎖線の位置から実線の位置に軸177を中心に回動する
ので、取付台55の一端の回動軸181がクランク部1
71a,173aの長孔179内で回動し、斜め前方に
引き上げられ使用状態の位置を即座に確保することがで
きる。
【0070】更に、ノートパ型ソコン19のメーカーや
機種等により異なるノート型パソコン19の前後及び左
右の側面に設けられた、SCSIカード,LANカー
ド,モデムカード,ICメモリカード,内蔵ハードディ
スク,拡張RAMカード,テンキーボード,マウス等の
挿入口や各種のコネクタに接続する際、図20に示した
ように上記の仕切部材17や携帯用ケース本体7や仕切
部材17の仕切壁等の側壁が邪魔になる場合には、必要
に応じて把手197を握り上方に持ち上げ、且つ図20
に示したように上記の先端部189の左右両端に枢支軸
201を介して取付けられた支持脚203を取付台55
の下方に回動して取付台55を略水平に支持するように
構成しているため、上記各部位の挿入や接続を容易に行
うことができる。
【0071】又、上記の支持脚203はなくてもよく、
図19に示したように必要に応じて把手197により上
方に持ち上げながら、上記の各部位に種々の補用部品の
挿入や接続を行うことができるものである。更に、上記
第4実施形態では昇降手段57のベルクランク171,
173をケース本体7内部の前方側の底部7aに設けて
取付台の回動軸181をクランク部171a,173a
に片持支持させるものであったが、これに限られるもの
ではなく、上記のベルクランク171,173をケース
本体7内の把手15側や左右側壁に沿って適宜位置に設
けてもよく、又図20に示したように必要に応じて上記
の支持脚203を使用してノート型パソコン19を使用
できる高さに調整するようにすれば、ベルクランク17
1,173の装着位置は上記上下左右のいずれの位置で
も本第4実施形態と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0072】又、本実施形態の片持支持は上記ベルクラ
ンク171,173の機構に限られるものではなく、例
え上記第2,3実施形態のようなラックピニオンギヤー
機構,コイルスプリング150等を上記の取付台55の
左右前後の一側側に設けても上記と同様の作用効果を奏
することができる。又、上記の電気・電子機器を携帯用
ケースに装着される仕切部材17に収納するようにした
が、仕切部材17を使用することなく、携帯用ケース1
7に適宜ブラケット等を介して直接収納するようにして
もよい。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の電気・電子機器の携帯用ケースによれば、携帯用
ケースと該携帯用ケース内に装着される仕切部材のうち
少なくとも該携帯用ケースを有すると共に少なくとも該
携帯用ケース内に設けられる収納部と、該収納部に収納
される携帯用パソコン,該携帯用パソコンの周辺関連機
器、録音・再生機、測定器等の電気・電子機器と、上記
の電気・電子機器を収納部より昇降させる昇降手段とを
備えているので、例えば営業マンが顧客のところに行
き、上記携帯用ケースを開き上記昇降手段により上記の
電気・電子機器を上昇せしめて、所望の使用状態を確保
することができるため、上記電気・電子機器を敏速に稼
働を行うことができる。
【0074】請求項2記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1記載の構成において、
上記昇降手段が上記電気・電子機器を上下方向へ略水平
に昇降させるように構成されているので、上記電気・電
子機器の外側面からの、例えば各種の補用部品の挿入や
その接続並びに上記電気・電子機器の操作を容易に行う
ことができる。
【0075】請求項3記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1記載の構成において、
上記昇降手段が電気・電子機器の前後左右側のいずれか
一側面側を回動可能に片持支持され昇降するように構成
されているので、上記電気・電子機器の昇降が必要最小
限度の作動ですみ、コストも廉価に且つコンパクトにす
ることができる。
【0076】請求項4記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項3記載の構成において、
上記片持支持の昇降手段は、一端が上記電気・電子機器
の左右前後側のいずれか一側面側に取付けられ他端が上
記携帯ケース側に支持されたベルクランク機構で形成さ
れ上記片持支持により昇降するように構成されているの
で、上記携帯用ケースの蓋を開閉し、上記ベルクランク
機構により電気・電子機器を簡単に素早く昇降させるこ
とができるため、上記電気・電子機器の昇降が必要最小
限度の作動ですみ、コストも廉価に且つコンパクトにす
ることができる。
【0077】請求項5記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、上記電気・電子機器が上記収納部に収
納された時、該昇降手段側と上記携帯用ケース側との間
に設けられ上記昇降手段を係止するロック部材、又は上
記の携帯用ケースのケース本体と蓋とのロックと上記昇
降手段の係止との兼用に形成されたロック部材を備えて
いるので、上記ロック部材により上記昇降手段を収納位
置で簡単に施錠,解錠ができ、電気・電子機器の使用状
態にあるか、携帯状態にあるのかが、明確になるためそ
の携帯に便利であり、又該昇降手段のロックを上記携帯
用ケースの開閉用のロック部材と兼用にしたため、上記
携帯用ケースの開閉と共に上記電気・電子機器を昇降せ
しめることができ、上記操作と収納及び携帯を敏速に行
うことができる。
【0078】請求項6記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、上記上昇手段の昇降位置を規制する上
昇位置規制手段を備えているので、上記電気・電子機器
が上記昇降手段により上昇したとき、所望の使用状態の
位置に停止させることができるため、上記操作を良好に
行うことができると共に、上記操作の開始を敏速に行う
ことができる。
【0079】請求項7記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、電気・電子機器を上記昇降手段側に搭
載される上記電気・電子機器の取付位置の調整可能な係
止部材を備えているので、上記電気・電子機器の形状や
大きさに応じて係止位置を調整することができ、汎用性
のある携帯用ケースを得ることができる。
【0080】請求項8記載の本発明の電気・電子機器の
携帯用ケースによれば、請求項1〜3のいずれかに記載
の構成において、上記電気・電子機器の関係部位に接続
される電気回路と、上記電気回路に接続されるAC電源
回路又はDC電源回路の少なくともいずれか一方の電源
回路とを備えているので、必要に応じて上記電気・電子
機器に上記電気回路を接続し、上記AC電源回路又はD
C電源回路に電源を接続すれば、ただちに上記電気・電
子機器を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、本発明の
電機・電子機器の携帯用ケースを携帯用パソコンである
ノートパソコンに適用した場合の携帯ケースの斜視図で
ある。
【図2】図1の携帯用ケースの蓋が開放した状態を示す
斜視図である。
【図3】図2の該ノートパソコンが上昇し、使用状態に
あることを示す説明図である。
【図4】図3の上記のノートパソコンの蓋が開放した状
態を示す説明図である。
【図5】図4のケース本体に装着される仕切部材単体を
示す斜視図である。
【図6】図5の上記の仕切部材の凹所に装着された上記
ノートパソコン及びその昇降手段であるパンタグラフ型
リンク機構を示す説明図である。
【図7】図6のノート型パソコン及びそのリンク機構が
搭載されるケーシングを示すもので、(A)は該ケーシ
ングを上記仕切部材の凹部から外した状態を示す斜視
図、(B)は図7(A)の係止部材の拡大図である。
【図8】図7のリンク機構の上昇状態を示す外観斜視図
である。
【図9】図8の上記ノートパソコンの取付台の一部を破
断した状態を示す斜視図である。
【図10】図9のリンク機構が下降した状態を示す斜視
図である。
【図11】図9のリンク機構が上昇した状態を示す斜視
図である。
【図12】図11のノートパソコンの取付台が下降し、
上記リンク機構が携帯用ケース本体側にロックされる前
の状態を示す斜視図である。
【図13】図12の上記リンク機構が更に下降し携帯用
ケース本体側にロックされた状態を示す斜視図である。
【図14】図14は図5の上昇位置規制手段の変形例を
示すもので、(A)はリンク機構が上昇位置にある状態
を示す説明図、(B)は図14(A)のリンク機構が下
降した状態を示す説明図、(C)は図14(B)のリン
ク機構が更に下降した状態を示す説明図である。
【図15】図4,5の携帯用ケースに配設されるノート
パソコン,プリンタ,パラレルインタフェースコネク
タ,シリアルインタフェースコネクタ,モジュラ,DC
/ACアダプタ等の電気回路の配線図である。
【図16】図14の電気回路のAC,DC電源,ノート
パソコン用,プリンタ用等のコンセントを示す電源回路
図である。
【図17】本発明の第2実施形態を示す説明図である。
【図18】本発明の第3実施形態を示す説明図である。
【図19】本発明の第4実施形態を示す説明図である。
【図20】図19のベルクランクのベルクランク部の拡
大図を示す説明図である。
【符号の説明】
1 携帯用ケース 3 蓋 5 ヒンジ 7 ケース本体 9 被係合部 10 ロック部材 11 ロックレバー 13 ワイヤ部 17 仕切部材 19 ノートパソコン 19a ノートパソコン用コンセント 19c ハーネス 21 プリンタ 21a プリンタ用コンセント 23 パラレルインタフェースコネクタ 25 シリアルインタフェースコネクタ 25c ハーネス 26 予備プリンタ用コネクタ 27 スイッチ 29 AC,DC用コネクタ 31 モジュラIN 31a ハーネス 33 モジュラOUT 33a ハーネス 35 蓋 35a ディスプレイ 37 パソコン本体 39 キーボード 41 凹部 43 孔 45 凹部 47 孔 53 ケーシング 53a 底部 55 取付台 57 昇降手段 57a リンク機構 59 ロック部材 59a 係合部 59b 被係合部 59c 上面 59e リミットスイッチ 60 縦溝 61 第1リンク 62 上昇位置規制手段 65 軸 67 第2リンク 69 軸 71 第3リンク 75 ブラケット 77 軸 79 係止部材 80 コイルスプリング 81 係止部片 81a 一端 81b 他端 82 ネジ孔 83 係止部片 83a 一端 81b 他端 85 長孔 87 長孔 89 ネジ孔 91 蝶ネジ 95,97 ACアダブタ 99 DC/ACコンバーター 101 コンセント 103 スピーカー 105 予備用コンセント 107 ヒューズ 111 AC電源ハーネス 113,114 AC電気回路 115 DC電源ハーネス 117,118 DC電気回路 121 充電可能型バッテリ 123 スイッチ 150 コイルスプリング 155a〜155d ラック 157a〜157d ピニオンギヤー 159a,159b 連結棒 160 モデム 160a コネクタ 161a,161b 小型モーター 162 ラック・ピニオンギヤー駆動機
構 163a,163b ピニオンギヤー 165 ギヤー 170 ベルクランク機構 175 ブラケット 171,173 ベルクランク 171a,173a クランク部 171b,173b クランク部 177 枢支軸 179 長孔 181 回動軸 186 間隙 187 挟持部材 187a ロックレバー部材 189 先端部 193 押圧部材 197 把手 201 枢支軸 203 支持脚

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用ケースと該携帯用ケース内に装着
    される仕切部材のうち少なくとも該携帯用ケースを有す
    ると共に少なくとも該携帯用ケース内に設けられる収納
    部と、該収納部に収納される携帯用パソコン,該携帯用
    パソコンの周辺関連機器、録音・再生機、測定器等の電
    気・電子機器と、上記の電気・電子機器を収納部より昇
    降させる昇降手段とを備えたことを特徴とする、電気・
    電子機器の携帯用ケース。
  2. 【請求項2】 上記昇降手段が上記電気・電子機器を上
    下方向へ略水平に昇降させるように構成されたことを特
    徴とする、請求項1記載の電気・電子機器の携帯用ケー
    ス。
  3. 【請求項3】 上記昇降手段が電気・電子機器の前後左
    右側のいずれか一側面側を回動可能に片持支持され昇降
    するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載
    の電気・電子機器の携帯用ケース。
  4. 【請求項4】 上記片持支持の昇降手段は、一端が上記
    電気・電子機器の左右前後側のいずれか一側面側に取付
    けられ他端が上記携帯ケース側に枢支されたベルクラン
    ク機構で形成され上記片持支持により昇降するように構
    成されたことを特徴とする、請求項3記載の電気・電子
    機器の携帯用ケース。
  5. 【請求項5】 上記電気・電子機器が上記収納部に収納
    された時、該昇降手段側と上記携帯用ケース側との間に
    設けられ上記昇降手段を係止するロック部材、又は上記
    の携帯用ケースのケース本体と蓋とのロックと上記昇降
    手段の係止との兼用に形成されたロック部材を備えたこ
    とを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電気
    ・電子機器の携帯用ケース。
  6. 【請求項6】 上記昇降手段の上昇位置を規制する上昇
    位置規制手段を備えたことを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれかに記載の電気・電子機器の携帯用ケース。
  7. 【請求項7】 上記昇降手段側に搭載される上記電気・
    電子機器の取付位置の調整可能な係止部材を備えたこと
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電気・
    電子機器の携帯用ケース。
  8. 【請求項8】 上記電気・電子機器の関係部位に接続さ
    れる電気回路と、上記電気回路に接続されるAC電源回
    路又はDC電源回路の少なくともいずれか一方の電源回
    路とを備えているこを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れかに記載の電気・電子機器の携帯用ケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010019975A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Yamaha Corp 鍵盤楽器および通信端末装置
DE112004001978T5 (de) 2003-10-21 2013-10-10 Tdk Corp. Hartbeschichtungsmittel-Zusammensetzung und damit behandeltes optisches Informationsmedium
CN109655095B (zh) * 2018-12-17 2024-05-17 深圳市匠信智能科技有限公司 一种便携式打光检测设备

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