JPH10111316A - 半導体検査装置及び半導体検査方法 - Google Patents

半導体検査装置及び半導体検査方法

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JPH10111316A
JPH10111316A JP8264408A JP26440896A JPH10111316A JP H10111316 A JPH10111316 A JP H10111316A JP 8264408 A JP8264408 A JP 8264408A JP 26440896 A JP26440896 A JP 26440896A JP H10111316 A JPH10111316 A JP H10111316A
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JP
Japan
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semiconductor inspection
connection terminal
semiconductor
inspection apparatus
terminal
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Application number
JP8264408A
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English (en)
Inventor
Yukinori Sumi
幸典 角
Norio Fukazawa
則雄 深澤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は半導体装置の信頼性試験等を実施する
際に用いられる半導体検査装置及び半導体検査方法に関
し、半導体装置と接続される接続端子を低コストでかつ
生産性よくファインピッチ化することを課題とする。 【解決手段】半導体装置に設けられた外部接続端子部に
接続端子14を当接することにより電気的接続を図り、
半導体装置に対して検査を行なう半導体検査装置におい
て、ベース材12上に複数本並設された導通リード13
の一端部に接続端子14を形成すると共に、他端部に検
査装置本体部に接続される測定端子15を形成してなる
基板11を複数個積層した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体検査装置及び
半導体検査方法に係り、特に半導体装置の信頼性試験等
を実施する際に用いられる半導体検査装置及び半導体検
査方法に関する。近年、半導体装置の高密度化が進み、
これに伴い外部接続端子部のファインピッチ化が進んで
いる。また、半導体装置には高い信頼性が要求されてお
り、よって半導体装置に対し実施される半導体検査もそ
の重要性が向上している。
【0002】一般に半導体装置の信頼性試験を行なう場
合、プローブカードと称する半導体検査装置を用い、こ
のプローブカードに設けられた接触子(プローブ針)を
半導体装置の外部接続端子部に接続して所定の検査を行
なう構成とされている。従って、半導体装置に設けられ
た外部接続端子部のファインピッチ化に対応するために
は、半導体検査装置に設けられる接触子についてもファ
インピッチ化を図る必要がある。
【0003】
【従来の技術】図34は、従来の半導体検査装置の一例
であるプローブカード1を示している。同図に示される
ように、プローブカード1は半導体装置2に設けられた
外部接続端子部3(同図に示す例ではバンプ)に接続さ
れる複数のプローブ針4(接続端子)を有している。
【0004】複数のプローブ針4は重ねられた状態でホ
ルダ5に保持されており、その先端近傍部はバンプ3に
向け折り曲げられた形状とされている。このように、プ
ローブ針4の先端近傍部を折り曲げることにより、各プ
ローブ針4の先端部を近接させることができ、よってフ
ァインピッチ化を実現できる。
【0005】上記構成とされたプローブカード1は、各
プローブ針4の先端部が半導体装置2に形成された外部
接続端子部3に当接することにより電気的に接続され、
所定の試験(例えば、信頼性試験)が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに近年の半導体装置2の高密度化に伴い外部接続端子
部数は増大する傾向にあり、よって外部接続端子部3の
端子ピッチもファインピッチ化する傾向にある。従っ
て、信頼性試験を精度よく行なうためには、半導体装置
2を検査するプローブカード1もこれに対応すべくプロ
ーブ針4を狭ピッチに配設する必要がある。
【0007】しかるに、従来のプローブカード1は、針
状のプローブ針4をホルダ5に保持させた構成であり、
かつその先端近傍部を折り曲げ形成して先端部を近接さ
せる構成であったため、外部接続端子部3に当接される
先端部をファインピッチ化することが困難であるという
問題点がある。
【0008】また、上記のようにプローブ針4の先端部
のファインピッチ化が進むと、プローブ針4の折り曲げ
処理を自動化できなくなり、熟練した作業者による手作
業により折り曲げ処理を行なわなければならなくなる。
このため、プローブカード1自体の生産性が低下し、よ
ってプローブカード1の製造コストが上昇してしまうと
いう問題点も発生する。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、半導体装置と接続される接続端子を低コストでか
つ生産性よくファインピッチ化しうる半導体検査装置及
び半導体検査方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、次に各手
段を講じることにより解決することができる。請求項1
記載の発明では、半導体装置に設けられた外部接続端子
部に接続端子を当接することにより電気的接続を図り、
前記半導体装置に対して検査を行なう半導体検査装置に
おいて、ベース材上に複数本並設された導通リードの一
端部に前記接続端子を形成すると共に、他端部に検査装
置本体部に接続される測定端子を形成してなる基板を、
複数個積層した構成を有することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の半導体検査装置において、前記測定端子の配
設ピッチ(P2)を前記接続端子の配設ピッチ(P1)
に対して大きく設定(P1<P2)したことを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項3記載の発明では、前記請求
項1または2記載の半導体検査装置において、前記積層
された基板を前記接続端子から前記測定端子に至る途中
位置において折曲形成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記測定端子が形成された前記基板の端部が階段
状に露出されるよう積層したことを特徴とするものであ
る。
【0014】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記接続端子と前記測定端子とに夫々金属膜を被
膜すると共に、前記接続端子に被膜される金属膜と、前
記測定端子に被膜される金属膜とを異種金属としたこと
を特徴とするものである。
【0015】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記導通リード部の少なくとも前記接続端子の形
成位置に封止部材を配設し、前記接続端子を前記封止樹
脂により支持する構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0016】また、請求項7記載の発明では、前記請求
項6記載の半導体検査装置において、前記封止部材は弾
性を有した材料により形成されていることを特徴とする
ものである。
【0017】また、請求項8記載の発明では、前記請求
項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体検査装置にお
いて、前記接続端子の先端部に突起状端子を形成したこ
とを特徴とするものである。また、請求項9記載の発明
では、前記請求項8記載の半導体検査装置において、前
記突起状端子をスタッドバンプにより形成したことを特
徴とするものである。
【0018】また、請求項10記載の発明では、前記請
求項8または9記載の半導体検査装置において、前記突
起状端子は、同種または異種の金属よりなる複数個のス
タッドバンプを複数個多段に形成した構造を有すること
を特徴とするものである。
【0019】また、請求項11記載の発明では、前記請
求項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記積層される基板の間にスペーサを介装し
たことを特徴とするものである。また、請求項12記載
の発明では、前記請求項1乃至11のいずれか1項に記
載の半導体検査装置において、前記ベース材上に前記導
通リードと接続した電子部品を配設したことを特徴とす
るものである。
【0020】また、請求項13記載の発明では、前記請
求項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記複数の導電リードの少なくとも形状また
は材質を夫々変更することにより、各導電リードの電気
抵抗値を均一化したことを特徴とするものである。
【0021】また、請求項14記載の発明では、前記請
求項1乃至13のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記基板に積層時の位置合わせの指標となる
位置決め機構を設けたことを特徴とするものである。
【0022】また、請求項15記載の発明では、前記請
求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記接続端子を前記基板より突出するよう形
成すると共に、前記突出部分における接続端子の形状が
湾曲形状を有するよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0023】また、請求項16記載の発明では、前記請
求項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体検査装置
において、前記接続端子の先端部に複数本に分岐された
分岐部を形成したことを特徴とするものである。
【0024】更に、請求項17記載の発明によれば、請
求項1乃至16のいずれか1項に記載の半導体検査装置
を用いる半導体検査方法において、前記半導体検査装置
に設けられた測定端子を検査装置本体部に接続し、前記
半導体検査装置に設けられた接続端子を半導体装置に設
けられた外部接続端子部に当接することにより電気的接
続を図ることにより、前記半導体装置に対して検査を行
なうことを特徴とするものである。
【0025】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1記載の発明によれば、導通リードは、その一端部
に接続端子を形成すると共に他端部に検査装置本体部に
接続される測定端子を形成しているため、従来のプロー
ブ針と同等の機能を奏することができる。
【0026】また、半導体装置に接続される接続端子を
ベース材上に形成された導通リードの一部として形成し
ているため、従来のように針状部材により接続端子を形
成する構成に比べて接続端子の配設ピッチを狭くするこ
とができる。よって、高密度化されることによりファイ
ンピッチ化された外部接続端子部を有する半導体装置に
対し、確実に試験を実施することができる。
【0027】また、導通リードはベース材上に形成され
るものであるため、例えば印刷技術或いは薄膜技術等を
用いて形成することができ、これによっても接続端子の
配設ピッチを狭くすることができる。更に、上記のよう
に接続端子及び測定端子を有する導通リードが形成され
た基板は、複数個積層されることにより半導体検査装置
を構成するため、接続端子を基板の面方向ばかりではな
く、この面方向に直交する方向にも高密度に配設するこ
とが可能となる。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、測定
端子の配設ピッチ(P2)を接続端子の配設ピッチ(P
1)に対して大きく設定(P1<P2)したことによ
り、接続端子の形成位置においては半導体装置の外部接
続端子部の配設ピッチに対応して狭ピッチ化できると共
に、検査装置本体部に接続される測定端子における配設
ピッチは広いため、検査装置本体部と半導体検査装置と
の接続を容易に行なうことができる。
【0029】また、請求項3記載の発明によれば、積層
された基板を接続端子から測定端子に至る途中位置にお
いて折曲形成したことにより、測定端子の位置を必ずし
も接続端子の形成面と同一平面内に形成しなくてもよく
なる。このため、測定端子を検査装置本体部との接続を
行い易い位置に配置できるため、検査装置本体部との接
続性を向上できる。
【0030】また、請求項4記載の発明によれば、測定
端子が形成された基板の端部が階段状に露出されるよう
積層したことにより、測定端子と検査装置本体部との接
続を容易に行なうことができる。また、単に基板の積層
方法を変更するだけの簡単な処理により、検査装置本体
部との接続性を向上できる。
【0031】また、請求項5記載の発明によれば、半導
体装置の外部接続端子部と接続する接続端子と、検査装
置本体部の端子が接続される測定端子を夫々金属膜を被
膜することにより、各端子は金属膜により保護される構
成となり、接続時において各端子に摩耗が発生すること
を防止することができる。
【0032】また、接続端子に被膜される金属膜と測定
端子に被膜される金属膜とを異種金属としたことによ
り、接続端子に被膜される金属膜の材質を半導体装置の
外部接続端子部に対し適合性の良いものに選定でき、同
様に測定端子に被膜される金属膜の材質を検査装置本体
部の端子に対し適合性の良いものに選定できる。このた
め、接続端子と外部接続端子部との接続性、及び測定端
子と検査装置本体部との接続性を共に良好なものとする
ことができる。
【0033】また、請求項6記載の発明によれば、導通
リード部の少なくとも接続端子の形成位置に封止部材を
配設し、接続端子を封止樹脂により支持する構成とした
ことにより、ファインピッチ化により接続端子自体の機
械的強度が低下しても、封止樹脂により接続端子は支持
されるため信頼性を維持することができる。
【0034】また、請求項7記載の発明によれば、封止
部材を弾性を有した材料により形成したことにより、封
止部材の弾性変形に伴い接続端子も変位可能な構成とな
るため、半導体装置の外部接続端子部に若干のバラツキ
があるような場合においても、接続端子も変位すること
により上記のバラツキを吸収することができる。よっ
て、接続端子と外部接続端子部との接続性を向上するこ
とができる。
【0035】また、請求項8記載の発明によれば、接続
端子の先端部に突起状端子を形成したことにより、接続
端子の先端部は突出した構造となり、半導体装置の外部
接続端子部との接続性を向上することができる。
【0036】また、請求項9記載の発明によれば、前記
突起状端子をスタッドバンプにより形成したことによ
り、半導体装置の製造技術として一般に用いられている
ワイヤボンディング技術を用いて形成することができる
ため、低コストでかつ作成効率よく突起状端子を形成す
ることができる。また、通常スタッドバンプはその先端
部にワイヤ切断による小突起が形成され、この小突起は
プローブ先端と同様に尖った形状となるため、これによ
っても接続端子と半導体装置の外部接続端子部との接続
性を向上することができる。
【0037】また、請求項10記載の発明によれば、突
起状端子を同種または異種の金属よりなる複数個のスタ
ッドバンプを複数個多段に形成した構造としたことによ
り、最先端部に配設される突起状電極の材質を半導体装
置の外部接続端子部に対し適合性の良いものに選定で
き、また最先端部以外の突起状端子の材質は接続端子或
いは最先端部に配設され突起状端子に対し適合性の良い
ものに選定できる。このため、最先端部に配設された突
起状端子と外部接続端子部との接続性、各突起状端子間
の接続性、及び突起状端子と接続端子との接続性を共に
良好なものとすることができる。
【0038】また、請求項11記載の発明によれば、積
層される基板の間にスペーサを介装したことにより、各
基板間の離間距離をスペーサにより調整することが可能
となり、従って各基板に夫々配設される接続端子間のピ
ッチ(基板の積層方向に対する離間ピッチ)を半導体装
置の外部接続端子部に対応するよう任意に設定すること
が可能となる。
【0039】また、請求項12記載の発明によれば、ベ
ース材上に導通リードと接続した電子部品を配設したこ
とにより、半導体検査装置において半導体検査処理の一
部或いは全部を行なわせることが可能となり、検査装置
本体部で実施される検査処理の軽減を図ることができ
る。
【0040】また、請求項13記載の発明によれば、複
数の導電リードの少なくとも形状または材質を夫々変更
し、導電リードの電気抵抗値を均一化したことにより、
各基板全てにおいて同一条件で検査を行なうことが可能
となり、半導体検査の精度及び信頼性の向上を図ること
ができる。
【0041】また、請求項14記載の発明によれば、基
板に積層時の位置合わせの指標となる位置決め機構を設
けたことにより、複数の基板を積層した構成した半導体
検査装置であっても、各接続端子を確実に半導体装置の
外部接続端子部に接続することができる。
【0042】また、請求項15記載の発明によれば、接
続端子を基板より突出するよう形成すると共に、突出部
分における接続端子の形状が湾曲形状を有するよう構成
したことにより、接続端子自体に弾性を持たせることが
できる。
【0043】よって、半導体装置の外部接続端子部に若
干のバラツキがあるような場合、また加熱時に発生する
熱膨張により接続端子自体の長さが変化した場合には、
接続端子が変形することにより上記のバラツキ及び熱膨
張を吸収することができ、接続端子と外部接続端子部と
の接続性を向上することができる。
【0044】また、請求項16記載の発明によれば、接
続端子の先端部に複数本に分岐された分岐部を形成した
ことにより、半導体装置の位置ずれ等により外部接続端
子部の位置に若干のバラツキがあったとしても、接続端
子の先端部はある程度の幅を有しているため、外部接続
端子部との接続性を確実に行なうことができる。
【0045】更に、請求項17記載の発明に係る半導体
検査方法によれば、ファインピッチ化された接続端子を
有する半導体検査装置を用いて検査を行なうため、高密
度に形成され外部接続端子部がファイン化された半導体
装置に対しても確実に検査を行なうことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は本発明の第1実施例である
半導体検査装置10を示している。この半導体検査装置
10は、従来用いられていた図34に示したプローブカ
ード1に代えて使用されるものであり、従って半導体装
置の検査を行なう際に用いられるものである。
【0047】半導体検査装置10は、複数(図1に示す
例では4枚)の基板11を積層し、例えば接着剤を用い
て接合した構造を有してる。この基板11は、図2に拡
大して示すように、ベース材12上に複数の導通リード
13が並設された構成とされており、プリント配線基板
(PWB)或いはテープキャリアと類似した構成とされ
ている。
【0048】ベース材12は例えばポリイミド等の樹脂
により形成されており、導通リード13はこのベース材
12上に薄膜形成技術(例えば、メッキ法,印刷法,ス
パッタリング法等)を用いて形成されている。導通リー
ド13は、例えば銅,銅合金或いは金等の導電性の良好
な材質により形成されている。
【0049】この導通リード13は、図3(A)に示さ
れるように、ベース材12の上部に形成する構成として
も良く、また図3(B)に示されるように、ベース材1
2に凹部12aを形成しておき、この凹部12a内に導
通リード13が収納された構成としてもよい。尚、図3
は、図2におけるA−A線に沿う断面を示している。
【0050】また、導通リード13の図中下端部には接
続端子14が形成されており、また導通リード13の図
中上端部には測定端子15が形成されている。接続端子
14は被検査物となる半導体装置に形成された外部接続
端子部(図示せず)に接続される部分であり、本実施例
ではベース材12の下縁部より延出した構成とされてい
る。一方、測定端子15は半導体装置に対する検査処理
を行なう検査装置本体部に接続される部分であり、パッ
ド状の形状とされている。
【0051】従って、接続端子14と測定端子15は、
導通リード13により電気的に接続された構成となる。
このため、接続端子14を外部接続端子部に接続し、か
つ測定端子15を検査装置本体部に接続することによ
り、検査装置本体部による半導体装置の検査が可能とな
る。
【0052】ここで、隣接する一対の接続端子14間の
ピッチP1と、同じく隣接する一対の測定端子15間の
ピッチP2に注目する。本実施例に係る半導体検査装置
10では、測定端子15の配設ピッチP2が接続端子1
4の配設ピッチP1に対して大きく設定されている(P
1<P2)。即ち、導通リード13は接続端子14から
測定端子15に至る途中位置において折り曲げられ、こ
れにより測定端子15の配設ピッチP2は接続端子14
の配設ピッチP1に対して大きくなるよう構成されてい
る。
【0053】上記構成とすることにより、接続端子14
の形成位置においては半導体装置の外部接続端子部の配
設ピッチに対応して狭ピッチ化できると共に、検査装置
本体部に接続される測定端子15の配設ピッチは広いた
め、検査装置本体部と測定端子15との接続を容易に行
なうことができる。
【0054】また、前記したように半導体検査装置10
は複数の基板11を積層した構成とされているが、基板
11を積層する際、図1に示されるように、測定端子1
4が形成された基板11の端部16は階段状に露出され
るよう構成されている。このように、基板11を積層す
る際に基板11の端部16が階段状に露出されるよう構
成することにより、各基板11に形成された測定端子1
5も確実に露出した構成となる。このため、測定端子1
4と検査装置本体部との接続を容易に行なうことが可能
となり、また単に基板11の積層方法を変更するだけの
簡単な処理により測定端子14検査装置本体部との接続
性を向上できる。
【0055】上記した構成の半導体検査装置10によれ
ば、導通リード13はその下端部に接続端子14を形成
すると共に、上端部に検査装置本体部に接続される測定
端子15を形成しているため、従来のプローブ針4(図
34参照)と同等の機能を奏することができる。
【0056】また、接続端子14はベース材12に形成
された導通リード13と一体的な構成とされており、か
つ導通リード13はベース材12上に印刷技術或いは薄
膜技術等を用いて高精度かつ微細に形成することがで
き、これによっても接続端子14の配設ピッチを狭くす
ることができる。よって、高密度化されることによりフ
ァインピッチ化された半導体装置に対応することが可能
となり、確実に半導体装置の検査を実施することができ
る。
【0057】更に、上記のように接続端子14及び測定
端子15を有する導通リード13が形成された基板11
は、複数個積層されることにより半導体検査装置10を
構成するため、接続端子14を基板11の面方向ばかり
ではなく、この面方向に直交する方向(図1及び図5
(B)に矢印Yで示す方向)にも高密度に配設すること
が可能となる。これにより、例えばBGA(Ball Grid A
rray) タイプのようにバンプがマトリックス状に配設さ
れた構成の半導体装置に対しても、半導体検査装置10
を適用することが可能となる。
【0058】図4及び図5は、前記した第1実施例に係
る半導体検査装置10の変形例を示している。尚、各図
では第1実施例に係る半導体検査装置10と、変形例に
係る半導体検査装置10Aを比較するため、双方を夫々
図示している。また、図5(B),(C)は、図5
(A)に示すように、半導体検査装置10,10Aの底
面を見た状態を示している。
【0059】前記した半導体検査装置10は、及び図5
(B)に示すように、複数の基板11を揃えて積層した
構成としていたため、図5(B)に示されるように、接
続端子14は積層方向(矢印Y方向)及び基板11の面
方向(図中、矢印Xで示す方向)に夫々一列に整列した
構成となっていた。また同様に、測定端子15において
も、図4(A)に示されるように、積層方向(矢印Y方
向)及び基板11の面方向(矢印X方向)に夫々一列に
整列した構成となっていた。
【0060】これに対し変形例に係る半導体検査装置1
0Aは、複数の基板11を交互にずらして積層した構成
とされている。これにより、図4(B)に示すように、
測定端子15は半導体検査装置10Aを正面から見て千
鳥状に配設された構成(X方向及びY方向の双方におい
て千鳥状となる)となり、また図5(C)に示されるよ
うに、接続端子14も千鳥状に配設された構成となる
(X方向及びY方向の双方において千鳥状となる)。
【0061】上記のように、本変形例に係る半導体検査
装置10Aによれば、接続端子14及び測定端子15が
共に千鳥状に配設された構成となるため、隣接する接続
端子14及び隣接する測定端子15の離間距離を実質的
に広げることができるため、外部接続端子部或いは検査
装置本体部との電気的接続を容易に行なうことができ
る。また、接続端子14は半導体装置に設けられた外部
接続端子部の配設位置と対応させる必要があるが、基板
11のずらし量を調整することにより、接続端子14の
位置を外部接続端子部の配設位置に対応させることも可
能である。
【0062】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図6は本発明の第2実施例である半導体検査装置
に用いる基板11Aを拡大して示している。尚、図6に
おいて、図1乃至図3に示した第1実施例に係る半導体
検査装置10の構成と同一構成については、同一符号を
附してその説明を省略する。
【0063】本実施例に係る半導体検査装置に用いる基
板11Aは、ベース材12及び導通リード13は第1実
施例に係る半導体検査装置10と同一構成であるが、接
続端子14及び測定端子15に金属膜を被膜したことを
特徴とするものである。本実施例においては、接続端子
14を被膜する金属としてはんだが選定されており、ま
た測定端子15を被膜する金属として金(Au)が選定
されている。このように、接続端子14及び測定端子1
5に夫々金属膜を被膜することにより、各端子14,1
5は金属膜により保護される構成となる。よって接続時
において各端子14,15に摩耗が発生することを防止
することができ、半導体検査装置の信頼性を向上するこ
とができる。
【0064】また、上記のように接続端子14に被膜さ
れる金属膜と測定端子15に被膜される金属膜とを異種
金属としたことにより、接続端子14に被膜される金属
の材質を外部接続端子部に対し適合性の良いものに選定
でき、また測定端子15に被膜される金属の材質を検査
装置本体部の端子(コネクタ)に対し適合性の良いもの
に選定できる。
【0065】具体的には、外部接続端子部は一般にはん
だメッキが施されており、またBGAの場合には外部接
続端子部自体がはんだにより形成されている。よって、
このような外部接続端子部に接続するに接続端子14に
はんだを被膜形成することにより、接続位置においては
はんだ同志の接続となり、よって接続端子14と外部接
続端子部とを良好な状態で電気的に接続することができ
る。
【0066】また、検査装置本体部の端子(コネクタ)
は、一般にコンタクトに金メッキが施されている。よっ
て、このようなコンタクトに接続するに測定端子15に
金(Au)を被膜形成することにより、接続位置におい
ては金(Au)同志の接続となり、よって測定端子15
と検査装置本体部のコネクタとを良好な状態で電気的に
接続することができる。
【0067】続いて、本発明の第3実施例について説明
する。図7(A)は本発明の第3実施例である半導体検
査装置に用いる基板11Bを拡大して示している。尚、
図7において、図1乃至図3に示した第1実施例に係る
半導体検査装置10の構成と同一構成については、同一
符号を附してその説明を省略する。
【0068】本実施例に係る半導体検査装置に用いる基
板11Bも、ベース材12及び導通リード13は第1実
施例に係る半導体検査装置10と同一構成である。しか
るに、図7(B)に示すように、ベース材12の下縁部
から延出した接続端子14に湾曲部17を一体的に形成
したことを特徴とするものである。
【0069】このように接続端子14に湾曲部17を形
成することにより、接続端子14自体に弾性を持たせる
ことができる。このため、半導体装置の外部接続端子部
に若干のバラツキがあるような場合、また加熱時に発生
する熱膨張により接続端子14自体の長さが変化した場
合には、接続端子14に形成された湾曲部17が弾性変
形することにより上記のバラツキ及び熱膨張を吸収する
ことができる。
【0070】これにより、外部接続端子部に上記のバラ
ツキが生じたり、また接続端子14に熱膨張がある場合
であっても、接続端子14と外部接続端子部との接続を
良好な状態で行なうことができる。続いて、本発明の第
4実施例について説明する。
【0071】図8は本発明の第4実施例である半導体検
査装置10Bを示している。図8(A)は半導体検査装
置10Bに用いる基板11Cを示し、図8(B)は半導
体検査装置10Bを示し、図8(C)は半導体検査装置
10Bの底面を示し、更に図8(D)は外部接続端子部
19と接続端子14Aが接続した状態を示している。
尚、図8において、図1乃至図3に示した第1実施例に
係る半導体検査装置10の構成と同一構成については、
同一符号を附してその説明を省略する。
【0072】本実施例に係る半導体検査装置10Bは、
接続端子14Aの先端部に複数本に分岐された分岐部1
8を形成したことを特徴とするものである。分岐部18
は、導通リード13をベース材12に形成する際、薄膜
形成技術を用いることにより容易に形成するとが可能で
ある。また、分岐部18を形成することにより製造工程
が複雑化したり、また製造コストが上昇するようなこと
はない。
【0073】また、分岐部18を形成することにより、
接続端子14Aの先端部における幅寸法Wは、第1実施
例で示した1本構造の接続端子14の幅寸法(X方向の
幅寸法)よりも広くなる。従って、例えば検査時に半導
体装置に位置ずれが発生し、外部接続端子部19の位置
に若干のバラツキが生じたとしても、接続端子14の先
端部は分岐されることによりある程度の幅Wを有してい
るため、図8(D)に示されるように外部接続端子部1
9と接続端子14との接続性を確実に行なうことができ
る。
【0074】続いて、本発明の第5実施例について説明
する。図9は本発明の第5実施例である半導体検査装置
10Cを示している。尚、図9において、図1乃至図3
に示した第1実施例に係る半導体検査装置10の構成と
同一構成については、同一符号を附してその説明を省略
する。
【0075】本実施例に係る半導体検査装置10Cは、
積層された基板11を接続端子14から測定端子15に
至る途中位置において折曲形成したことを特徴とするも
のである。図中、矢印Aで示す位置が折曲位置である。
また、本実施例においては、各基板11を折曲された状
態に保持するために、ホルダ20(梨地で示す)が設け
られている。このようにホルダ20を設けることによ
り、可撓性を有するベース材12を具備する基板11を
折曲形成しても、各基板11を折曲状態に確実に保持す
ることができる。
【0076】上記のように本実施例では、積層された基
板11を接続端子14から測定端子15に至る途中位置
において折曲形成したことにより、測定端子15の位置
を必ずしも接続端子14の形成面と同一平面内に形成し
なくてもよくなる。このため、測定端子15の配設位置
を検査装置本体部との接続が行い易い位置に配置できる
ため、半導体検査装置10Cと検査装置本体部との接続
性を向上することができる。
【0077】図10は前記した第5実施例に係る半導体
検査装置10Cの変形例である半導体検査装置10Dを
示している。図10(A)は折曲形成する前における半
導体検査装置10Dを示しており、図10(B)は折曲
形成後の半導体検査装置10Dを示している。
【0078】本変形例に係る半導体検査装置10Dは、
積層される各基板11において、ベース材12Aの折曲
位置Aにベース材12よりも撓み易い可撓性樹脂21
(図10(A)に梨地で示す)を配設したことを特徴と
するものである。このように、折曲位置Aに可撓性樹脂
21を配設することにより、各基板11を折曲形成しホ
ルダ20にした際、折曲された各基板11が折曲前の形
状に戻ろうとする弾性復元力は弱くなり、よって各基板
11がホルダ20から剥離することを防止することがで
きる。
【0079】続いて、本発明の第6実施例について説明
する。図11(A)は本発明の第6実施例である半導体
検査装置10Eを示しており、また図11(B)は半導
体検査装置10Eの接続端子近傍を拡大してしめしてい
る。尚、図11において、図1乃至図3に示した第1実
施例に係る半導体検査装置10の構成と同一構成につい
ては、同一符号を附してその説明を省略する。
【0080】本実施例に係る半導体検査装置10Eは、
接続端子14Bの先端部にメッキ部22を形成したこと
を特徴とするものである。本実施例では、接続端子14
Bがベース材12から延出した部分は絶縁性樹脂等によ
り構成される支持部材30に支持されており、接続端子
14Bはこの支持部材30の端部からは延出しない構成
となっている。このように、接続端子14Bを支持部材
30の端部から延出しない構成とすることにより、接続
端子14Bは先端部まで支持部材30に保護されるた
め、その強度を向上させることができる。
【0081】メッキ部22は例えば金メッキであり、支
持部材30の端部に露出した接続端子14Bの先端部に
形成されている。接続端子14Bにメッキ部22を形成
することにより、接続端子14Bが支持部材30から延
出しない構成としても、メッキ部22はベース材12か
ら突出した構成となる。このように、メッキ部22を接
続端子14Bの先端部に形成することにより、接続端子
14Bの保護を図りつつ、接続端子14Bと半導体装置
の外部接続端子部との電気接続性を向上させることがで
きる。
【0082】図12及び図13は、前記したメッキ部2
2の形成方法を示している。図12(A)に示すのは、
無電解メッキ法によりメッキ部22を形成する方法であ
る。無電解メッキ法では、半導体検査装置10Eの接続
端子14Bの形成位置近傍をメッキ材24が装填された
メッキ槽23内に浸漬する。これにより、接続端子14
Bの先端部にメッキ部22を形成するとができる。
【0083】また、図12(B)に示すのは、電解メッ
キ法によりメッキ部22を形成する方法である。同図に
示す例では、測定端子15に電源に接続されたソケット
25を装着し、これをメッキ槽26に浸漬することによ
り電解メッキによりメッキ部22を形成する。
【0084】また、図13も電解メッキ法によりメッキ
部22を形成する方法を示している。図12(B)に示
す方法では、測定端子14に直接ソケット25を装着す
ることにより電源供給する構成であったが、本実施例で
は図13(A)に示されるように、測定端子14の形成
位置の両側部にソケット装着部26を形成し、このソケ
ット装着部26にソケット27を装着するよう構成した
ものである。このように、測定端子14の両側部にソケ
ット装着部26を形成し、ここにソケット27を装着す
ることにより、半導体検査装置10Eの製造段階におい
て測定端子14が傷つくことを防止することができる。
【0085】尚、このソケット装着部26は、電解メッ
キ処理が終了しメッキ部22が形成された後に、図13
(B)に示されるように、基板11Dから切断される
(図中、切断位置を二点鎖線で示している)。また、電
解メッキ処理終了までは、隣接する測定端子14は接続
部材28により電気的に接続されているが、この接続部
材28もメッキ処理終了後に除去される。従って、半導
体検査時にこの接続部材28が検査の邪魔になるような
ことはない。
【0086】続いて、本発明の第7実施例について説明
する。図14は本発明の第7実施例である半導体検査装
置10F及びその製造方法を示している。尚、図14に
おいて、図1乃至図3に示した第1実施例に係る半導体
検査装置10の構成と同一構成については、同一符号を
附してその説明を省略する。
【0087】図14(A)は本実施例に係る半導体検査
装置10Fの全体構成を示しており、また図14(B)
は接続端子近傍を拡大して示している(図14(B)で
は、基板2層を積層した構造を示している)。本実施例
に係る半導体検査装置10Fは、接続端子14Bの先端
部に突起状端子29を形成したことを特徴とするもので
ある。
【0088】突起状端子29は、例えばワイヤボンディ
ング法を用いて形成されるスタッドバンプである。この
突起状端子29は、次のように形成される。本実施例に
おいても、図14(A)に示されるように、接続端子1
4Bは支持部材30から延出しない構成とされている。
【0089】しかるに、接続端子14Bの先端部は、支
持部材30の端部から露出した状態となっている。突起
状端子29は、この支持部材30の端部から露出した接
続端子14Bの先端部にワイヤボンディングを行うこと
により形成される。本実施例も前記した第6実施例と同
様に、接続端子14Bが支持部材30から延出しない構
成とされているため、接続端子14Bの強度を向上させ
ることができる。また、突起状端子29を形成すること
により、突起状端子29は支持部材30の先端部から突
出した構成となる。
【0090】このように、突起状端子29を接続端子1
4Bの先端部に形成することにより、接続端子14Bは
実質的に支持部材30から突出した構造となり、よって
接続端子14の保護を図りつつ、接続端子14Bと半導
体装置の外部接続端子部との電気接続性を向上させるこ
とができる。
【0091】また本実施例では、突起状端子29をスタ
ッドバンプにより形成したことにより、半導体装置の製
造技術として一般に用いられているワイヤボンディング
技術を用いて突起状端子29を形成することができる。
よって、低コストでかつ作成効率よく突起状端子29を
形成することができる。
【0092】また、通常スタッドバンプはその先端部に
ワイヤ切断による小突起が形成され、この小突起はプロ
ーブ先端と同様に尖った形状となるため、これによって
も接続端子14B(突起状端子29)と半導体装置の外
部接続端子部との接続性を向上することができる。
【0093】図15及び図16は第7実施例の変形例で
ある半導体検査装置10G,10Hを示している。図1
5に示す半導体検査装置10Gは、突起状電極29Aを
複数(本変形例では3個)のスタッドバンプを多段に積
層した構成としたことを特徴とするものである。同図に
示すように、複数個のスタッドバンプを積層することは
可能であり、複数個のスタッドバンプを積層することに
より、突起状電極29Aの突起量を高くすることができ
る。よって、検査を行おうとする半導体装置の外部接続
端子部に対応した高さに突起状電極2Aを適合させるこ
とができ、外部接続端子部との接続性を向上することが
できる。
【0094】図16に示す半導体検査装置10Hは、異
種の金属よりなる複数個のスタッドバンプを複数個多段
に形成することにより突起状電極29Bを構成したこと
を特徴とするものである。本変形例では、スタッドバン
プを3層に積層した構造とされており、またその最先端
部のスタッドバンプ31aの材質はパラジウム(Pd)
とされており、また他のスタッドバンプ31b,31c
の材質は金(Au)とされている。
【0095】このように、最先端部のスタッドバンプ3
1aの材質をはパラジウム(Pd)としたのは、一般に
半導体装置の外部接続端子部には半田メッキがされてお
り、半田との適合性を考慮したものである。また、他の
スタッドバンプ31b,31cの材質を金(Au)にし
たのは、接続端子14Bの材質が銅(Cu)であり、接
続端子14Bと先端部のスタッドバンプ31aの材質で
あるパラジウム(Pd)との双方に対する適合性を考慮
したものである。
【0096】上記のように、異種の金属よりなる複数個
のスタッドバンプを複数個多段に形成し突起状電極29
Bを構成したことにより、最先端部に配設されるスタッ
ドバンプ31aの材質を半導体装置の外部接続端子部に
対し適合性の良いものに選定でき、また最先端部以外の
スタッドバンプ31b,31cの材質は接続端子14B
或いは最先端部に配設されスタッドバンプ31aに対し
適合性の良いものに選定できる。これにより、最先端部
に配設されたスタッドバンプ31aと外部接続端子部と
の接続性、各スタッドバンプ31a〜31c間の接続
性、及びスタッドバンプ31b,31cと接続端子14
Bとの接続性を共に良好なものとすることができる。
【0097】続いて、本発明の第8実施例について説明
する。図17は本発明の第8実施例である半導体検査装
置10J及びその製造方法を示している。尚、図14に
おいて、図1乃至図3に示した第1実施例に係る半導体
検査装置10、及び図14に示した第7実施例に係る半
導体装置10Fの構成と同一構成については、同一符号
を附してその説明を省略する。
【0098】図17(C)は本実施例に係る半導体検査
装置10Jの全体構成を示している。本実施例に係る半
導体検査装置10Jは、先に説明した第7実施例に係る
半導体装置10Fと類似した構造を有しており、導通リ
ード13の少なくとも接続端子14の形成位置に封止部
材32を配設し、この封止樹脂32により接続端子14
を支持する構成としたことを特徴とするものである。
【0099】但し、第7実施例に係る半導体装置10F
が接続端子14Bの先端部に突起状端子29を配設する
ことにより外部接続端子との接続性を向上させていたの
に対し、本実施例では接続端子14の先端部を封止部材
32から露出させることにより外部接続端子との接続性
を向上させる構成とされている。この際、接続端子14
封止部材32らの露出量は、外部接続端子との良好な接
続性を実現できる最少量となるよう設定されている。
【0100】このように、接続端子14を先端部の所定
範囲を除き封止部材32で封止することにより、接続端
子14は封止部材32により支持された構成となる。従
って、外部接続端子部のファインピッチ化に対応するよ
う接続端子14をファインピッチ化し、これにより接続
端子14自体の機械的強度が低下しても、封止樹脂32
に支持されることにより接続端子14は所定の強度を維
持する。よって、検査実施時に接続端子14が変形する
ようなことはなく、半導体検査装置10Jの信頼性を向
上させることができる。
【0101】図17(A),(B)は、半導体検査装置
10Jの製造方法を示している。半導体検査装置10J
を製造するには、先ず図1に示した構成の半導体検査装
置10製造し、これをモールド金型に装着し、少なくと
もベース材12から露出されている接続端子14を覆う
ように封止部材32を配設する。図17(A)は、接続
端子14に封止部材32が配設された状態を示してい
る。
【0102】続いて、図17(A)に二点鎖線Cで示す
位置で切断処理を行なう。図17(B)は、この切断処
理が行なわれた状態を示している。この状態において、
複数の接続端子14は夫々封止部材32の切断面に露出
した状態となっている。続いて、切断された封止部材3
2の先端部を所定範囲にわたり除去し、接続端子14の
先端部を露出させる。これにより、図17(C)に示す
半導体検査装置10Jが製造される。このように、簡単
な処理により信頼性の高い半導体検査装置10Jを製造
することができる。
【0103】図18は、第8実施例である半導体検査装
置10Jの変形例である半導体検査装置10K及びその
製造方法を示している。本変形例では、封止部材32A
として弾性を有した材料を用いたことを特徴とするもの
である。具体的には、本変形例では封止部材32Aとし
てエラストマーを用いてる。
【0104】このように、封止部材32Aとして弾性を
有した材料を用いることにより、封止部材32Aの弾性
変形に伴い接続端子14も変位可能な構成となるため、
半導体装置の外部接続端子部に若干のバラツキがあるよ
うな場合においても、接続端子14は封止部材32Aと
共に変位することにより上記のバラツキを吸収すること
ができる。
【0105】よって、接続端子14と外部接続端子部と
の接続性を向上することができる。また、検査時におい
て接続端子14が上記のように変位しても、接続端子1
4は封止部材32Aに支持されているため、変位に伴い
接続端子14が損傷するようなことはない。
【0106】一方、半導体検査装置10Kの製造方法
は、第8実施例である半導体検査装置10Jの製造方法
と略同一であるが、封止樹脂32,32Aの形成方法に
おいて差を有している。即ち、封止樹脂32は上記のよ
うにモールド成形により形成したが、本変形例に係る封
止樹脂32Aはエラストマーであるため、塗布或いはポ
ッティングにより形成する方法が採用されている。尚、
封止樹脂32Aを切断する処理及び封止樹脂32Aの先
端部を除去する処理については、第8実施例である半導
体検査装置10Jの製造方法と同一であるため、その説
明は省略する。
【0107】続いて、本発明の第9実施例について説明
する。図19は本発明の第9実施例である半導体検査装
置10L.10Mを示している。尚、図19において、
図1乃至図3に示した第1実施例に係る半導体検査装置
10、及び図17に示した第8実施例に係る半導体装置
10Jの構成と同一構成については、同一符号を附して
その説明を省略する。
【0108】本実施例に係る半導体検査装置10L,1
0Mは、積層される複数(本実施例では2枚)の基板1
1の間にスペーサ33A,33Bを介装したことを特徴
とするものである。図19(A)に示す半導体検査装置
10Lでは、2枚の基板11間にスペーサ33Aとして
ベース材12(導通リード13等は形成されていない)
或いはテープキャリア等の他の絶縁基板を用いたもので
ある。このスペーサ33Aは、例えば接着剤を用いて各
基板11に接合される。
【0109】また、図19(B)に示す半導体検査装置
10Mでは、2枚の基板11間にスペーサ33Bとして
樹脂層を形成たものである。このスペーサ33Bとして
機能する樹脂層は、例えばポリイミド等の絶縁性樹脂で
あり、モールド法等を用いて各基板11間に形成され
る。
【0110】本実施例に係る半導体検査装置10L,1
0Mの如く、積層される基板11の間にスペーサ33
A,33Bを介装することにより、各基板間11の離間
距離をスペーサ33A,33Bにより調整することが可
能となる。従って、各基板11に夫々配設される接続端
子14間のピッチ(基板11の積層方向、即ち図中矢印
Y方向に対する離間ピッチ)を半導体装置の外部接続端
子部に対応するよう任意に設定することが可能となり、
これによっても外部接続端子部と接続端子14との接続
性を向上させることができる。
【0111】続いて、本発明の第10実施例について説
明する。図20は本発明の第10実施例である半導体検
査装置10Nを示している。尚、図20において、図1
乃至図3に示した第1実施例に係る半導体検査装置1
0、及び図17に示した第8実施例に係る半導体装置1
0Jの構成と同一構成については、同一符号を附してそ
の説明を省略する。
【0112】本実施例に係る半導体検査装置10Nは、
積層される複数(本実施例では2枚)の基板11の間に
スペーサ33Cを介装すると共に、このスペーサ33C
と電気的に接続されるスルーホール電極34を配設した
ことを特徴とするものである。スペーサ33Cは、プリ
ント配線基板或いはテープキャリアであり、その表面及
び背面には導通リード(図示せず)が形成されている。
従って、このスペーサ33Cは配線基板としても機能す
る。
【0113】このように、配線基板として機能するスペ
ーサ33Cを基板11間に介装することにより、第9実
施例と同様に接続端子14間のピッチを半導体装置の外
部接続端子部に対応するよう任意に設定することが可能
となる。これに加え、スルーホール電極34により各基
板11と配線基板として機能するスペーサ33Cとが電
気的に接続されるため、半導体検査装置10Nの全体と
しての配線設計を容易に行なうことができる。
【0114】また上記した実施例では、スペーサ33C
としてその表面及び背面に導通リードが形成されたもの
を用いた例を示したが、スペーサ33Cを導電性金属板
により形成すると共に、スルーホール電極34を用いて
このスペーサ33Cを基板11のアース用リードと電気
的に接続した構成としてもよい。
【0115】この構成では、スペーサ33Cが接地され
るためシールド部材として機能し、外部ノズルが基板1
1に形成された導通リード13から侵入することを防止
することができる。続いて、本発明の第11実施例につ
いて説明する。
【0116】図21乃至図23は本発明の第11実施例
である半導体検査装置10P〜10Rを示している。
尚、図21乃至図23において、図1乃至図3に示した
第1実施例に係る半導体検査装置10に示した構成と同
一構成については、同一符号を附してその説明を省略す
る。
【0117】本実施例に係る半導体検査装置10P〜1
0Rは、基板11(ベース材12)上に導通リード13
と接続した電子部品35〜37を配設したことを特徴と
するものである。図21に示す半導体検査装置10P
は、ベース材12上にチップコンデンサー35を配設
し、このチップコンデンサー35と導通リード13とを
電気的に接続したものである。また、図22に示す半導
体検査装置10Qは、ベース材12上に抵抗36を配設
し、この抵抗36と導通リード13とを電気的に接続し
たものである。更に、図23に示す半導体検査装置10
Rは、ベース材12上に半導体装置37(IC)を配設
し、この半導体装置37と導通リード13とを電気的に
接続したものである。
【0118】上記のように、半導体検査装置10P〜1
0Rを構成する基板11(ベース材12)に電子部品3
5〜37を配設したことにより、各基板11毎のインピ
ーダンス整合,或いはインダクタンス整合を容易に行な
うことができ、半導体検査装置10P,10Qに起因し
た精度誤差の発生を抑制でき、精度の高い半導体検査を
行なうことが可能となる。
【0119】更に、半導体検査装置10Rに半導体装置
37(IC)を配設することにより、半導体検査装置1
0R自体に半導体検査処理の一部或いは全部を行なわせ
ることが可能となり、検査装置本体部で実施される検査
処理の軽減を図ることができる。
【0120】続いて、本発明の第12実施例について説
明する。図24乃至図27は本発明の第12実施例であ
る半導体検査装置10S-1〜10S-4を示している。
尚、図24乃至図27において、図1乃至図3に示した
第1実施例に係る半導体検査装置10に示した構成と同
一構成については、同一符号を附してその説明を省略す
る。
【0121】本実施例に係る半導体検査装置10S-1〜
10S-4は、複数積層される各基板11において、ベー
ス材12に形成される導電リード13の形状,材質等を
夫々変更することにより、導電リード13の電気抵抗値
を均一化したことを特徴とするものである。以下、具体
的構成について説明する。尚、図24乃至図27は、4
枚の基板11-1〜11-4を積層した例を示している。
【0122】図24に示される半導体検査装置10S-1
は、各基板11-1〜11-4に形成される導電リード13
-1〜13-4の長さを夫々変えることにより、各基板11
-1〜11-4における導電リード13-1〜13-4の抵抗値
が同一となるよう構成したものである。尚、図では最前
位置の基板11-1に形成された導電リード13-1と、最
後位置の基板11-4に形成された導電リード13-4を示
している。
【0123】ここで、複数の基板11-1〜11-4を積層
した場合における、導電リード13-1〜13-4の抵抗値
について考察する。図示されるように、測定端子15を露
出させるために、複数の基板11-1〜11-4を階段状に
ずらして配設した場合、各基板11-1〜11-4に配設さ
れる接続端子14の先端部位置は同一とする必要がある
ため、各基板11-1〜11-4の長さ(図中、Z方向の長
さ)は異なることとなる。具体的には、最前位置の基板
11-1が最も短くなり、逆に最後位置の基板11-4は最
も長くなる。
【0124】一方、各基板11-1〜11-4において、接
続端子14は基板11-1〜11-4の図中下端位置に配設
する必要があり、また測定端子15は基板11-1〜11
-4の図中上端位置に形成する必要がある。このため、仮
に各基板11-1〜11-4に形成される導電リード13-1
〜13-4を同一構成とした場合、導電リード13-1〜1
3-4の抵抗値は長さに比例するため、最前位置の基板1
1-1に形成される導電リード13-1が最も抵抗値が小さ
くなり、逆に最後位置の基板11-4に形成される導電リ
ード13-4が最も抵抗値が大きくなる。
【0125】このように、各基板11-1〜11-4に形成
される導電リード13-1〜13-4を同一構成とした場
合、基板毎に導電リード13-1〜13-4の抵抗値が異な
ることとなり、この抵抗値の差に起因して正確な半導体
検査が行なえなくなるおそれがある。
【0126】そこで、図24に示される半導体検査装置
10S-1は、第 1実施例で示した半導体検査装置10に比
べ、基板11-1〜11-3に形成される導電リード13-1
〜13-3の長さを長くしたことを特徴とする。換言すれ
ば、基板11-1〜11-3に形成される導電リード13-1
〜13-3の配線パターンを変更する(直線パターンでは
ないパターン形状とする)ことにより、各基板11-1〜
11-3に形成される導電リード13-1〜13-3のリード
長さを基板11-4に形成される導電リード13-4の長さ
と等しくしたことを特徴とするものである(尚、基板1
1-4に形成される導電リード13-4のリードパターン
は、第 1実施例で示した半導体検査装置10と同一パター
ン形状である)。
【0127】上記構成とすることにより、基板11-1〜
11-4に形成される導電リード13-1〜13-4のリード
長さは等しくなり、よって各導電リード13-1〜13-4
の抵抗値も等しくなる。よって、各基板11-1〜11-4
の全てにおいて同一条件で検査を行なうことが可能とな
り、半導体検査の精度及び信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0128】また、図25及び図26に示される半導体
検査装置10S-2,10S-3は、各基板11-1〜11-4
に形成される導電リード13-1〜13-4の形状を変更す
ることにより、各導電リード13-1〜13-4の抵抗値を
同一としたものである。図25に示される半導体検査装
置10S-2は、第1実施例で示した半導体検査装置10に
比べ、基板11-2〜11-4に形成される導電リード13
-1〜13-3の幅を広く形成することにより、各導電リー
ド13-1〜13-4の抵抗値を同一としたものである。図
25では、基板11-1と基板11-4を拡大して示してい
るが、同図に示されるように、基板11-1に形成された
導電リード13-1の幅V1に対し、基板11-4に形成さ
れた導電リード13-4の幅V2は広く設定されている
(V1<V2)。
【0129】また、図26に示される半導体検査装置1
0S-3は、第1実施例で示した半導体検査装置10に比
べ、基板11-2〜11-4に形成される導電リード13-1
〜13-3の厚さを高く形成することにより、各導電リー
ド13-1〜13-4の抵抗値を同一としたものである。本
実施例では、図26(A)に示されるように、各導電リ
ード13-1〜13-4の幅寸法は同一とされているが、図
26(B),(C)に示すように、基板11-1に形成さ
れた導電リード13-1の高さH1に対し、基板11-4に
形成された導電リード13-4の高さH4は高く設定され
ている(H1<H2)。
【0130】上記構成とすることによっても、基板11
-1〜11-4に形成される導電リード13-1〜13-4の抵
抗値は等しくなり、よって各基板11-1〜11-4の全て
において同一条件で検査を行なうことが可能となり、半
導体検査の精度及び信頼性の向上を図ることができる。
【0131】更に、図27半導体検査装置10S-4は、
各基板11-1〜11-4に形成される導電リード13-1〜
13-4の材質を変更することにより、各導電リード13
-1〜13-4の抵抗値を同一としたものである。本実施例
では、各導電リード13-1〜13-4の幅及び高さ寸法は
同一とされているが、基板11-1に形成された導電リー
ド13-1の材料は低抵抗材料により形成されており、基
板11-2から11-4に進むにつれて導電リード13-2〜
13-4の材料は漸次その抵抗値が高くなるよう選定され
ている。
【0132】上記構成とすることによっても、基板11
-1〜11-4に形成される導電リード13-1〜13-4の抵
抗値は等しくなり、よって各基板11-1〜11-4の全て
において同一条件で検査を行なうことが可能となり、半
導体検査の精度及び信頼性の向上を図ることができる。
尚、図24乃至図27を用いて説明した各導電リード1
3-1〜13-4の抵抗値を同一とする手段は、組み合わせ
て用いてもよいものである。
【0133】続いて、本発明の第13実施例について説
明する。図28乃至図31は本発明の第13実施例であ
る半導体検査装置10T-1〜10T-4を示している。
尚、図28乃至図31において、図1乃至図3に示した
第1実施例に係る半導体検査装置10に示した構成と同
一構成については、同一符号を附してその説明を省略す
る。
【0134】本実施例に係る半導体検査装置10T-1〜
10T-4は、複数(本実施例では4枚)の基板11-1〜
11-4に積層時の位置合わせの指標となる位置決め機構
を設けたことを特徴とするものである。図28示す半導
体検査装置10T-1は、同図(A)に示すように、各基
板11-1〜11-4の両側部に位置決め凹部38が形成さ
れている。この位置決め凹部38の形成位置は、各位置
決め凹部38を一致させた際に各基板11-1〜11-4が
所定の積層状態となるよう設定されている。
【0135】また、各基板11-1〜11-4を実際に積層
する際には、予め各基板11-1〜11-4に接着剤を塗布
した上で、図28(B)に示されるように、位置決め用
治具39に各基板11-1〜11-4の位置決め凹部38を
嵌入し、これにより位置決めを行なう。この状態で各基
板11-1〜11-4を接着することにより、所定の積層状
態の半導体検査装置10T-1が製造される。
【0136】このように、各基板11-1〜11-4に位置
決め凹部38を形成することにより、複数の基板11-1
〜11-4を積層した構成した半導体検査装置10T-1で
あっても、各基板11-1〜11-4を確実に所定状態に積
層することができる。これにより、各接続端子14を精
度良く所定位置に整列させることができ、確実に半導体
装置の外部接続端子部に接続することが可能となる。
【0137】図29示す半導体検査装置10T-2は、同
図(A)に示すように、各基板11-1〜11-4の両側部
に位置決め孔40が形成されている。この位置決め孔4
0の形成位置は、各位置決め孔40を一致させた際に各
基板11-1〜11-4が所定の積層状態となるよう設定さ
れている。
【0138】また、各基板11-1〜11-4を実際に積層
する際には、予め各基板11-1〜11-4に接着剤を塗布
した上で、図29(B)に示されるように、位置決めピ
ン41に各基板11-1〜11-4の位置決め孔40を挿通
し、これにより位置決めを行なう。この状態で各基板1
1-1〜11-4を接着することにより、所定の積層状態の
半導体検査装置10T-2が製造される。
【0139】本実施例においても、各基板11-1〜11
-4を確実に所定状態に積層することができ、各接続端子
14を精度良く所定位置に整列させることができ、確実
に半導体装置の外部接続端子部に接続することが可能と
なる。図30示す半導体検査装置10T-3は、同図
(A)に示すように、各基板11-1〜11-3の両側部に
上方に向け延出する延出部42-1〜42-3を形成し、こ
の延出部42-1〜42-3に複数の位置決め凹部38が形
成された構成とされている。本実施例では、位置決め凹
部38が各延出部42-1〜42-3に複数個形成されてい
るため、同図(B)に示されるように、位置決め用治具
39に位置決め凹部38を選択的に嵌入することによ
り、各基板11-1〜11-3の積層状態を変更することが
できる。
【0140】図31示す半導体検査装置10T-4は、同
図(A)に示すように、各基板11-1〜11-4の両側部
に上方に向け延出する延出部42-1〜42-4を形成し、
この延出部42-1〜42-3に複数の位置決め孔40が形
成された構成とされている。本実施例では、位置決め孔
40が各延出部42-1〜42-4に複数個形成されている
ため、同図(B)に示されるように、位置決めピン41
に位置決め孔40を選択的に嵌入することにより、各基
板11-1〜11-4の積層状態を変更することができる。
【0141】このように、図30及び図31に示した半
導体検査装置10T-3,10T-4では、各基板11-1〜
11-4を確実に所定状態に積層することができると共
に、各基板11-1〜11-4の積層状態を変更することが
できる。このため、各接続端子14を精度良く所定位置
に整列させることができ、確実に半導体装置の外部接続
端子部に接続することが可能となる。
【0142】続いて、本発明の第1実施例である半導体
検査装置の製造方法について説明する。図32は、第1
実施例である半導体検査装置の製造方法を説明するため
の図である。また、同図は先に図29に示した半導体検
査装置10T-2を製造する方法を例に挙げて示してい
る。
【0143】半導体検査装置10T-2は、基板形成工程
と積層工程を実施することにより製造される。基板形成
工程は、ベース材12上に接続端子14及び測定端子1
5が形成された導通リード13を複数本並設することに
より基板11を形成する工程である。本実施例では、接
続端子14が導通リード13の図中左端に形成され、ま
た測定端子15が導通リード13の図中右側に形成され
た構成とされている。また、積層工程は、基板形成工程
において形成された基板11を複数個積層することによ
り半導体検査装置10T-2を製造する工程である。
【0144】また、基板形成工程は測定端子形成工程と
ベース材切断工程を有している。測定端子形成工程で
は、各導通リード13に測定端子15を直列状態に複数
個形成すると共に、この測定端子15が導通リード13
の延在方向に直交する方向に対しても一列に整列するよ
う形成する。このように測定端子15を形成することに
より、図32に示されるように、測定端子15は図中矢
印X方向及びY方向に夫々列設した状態となり、よって
測定端子15はベース材12上にマトリックス状に形成
された構成となる。
【0145】上記した測定端子形成工程が終了すると、
続いてベース材切断工程が実施される。このベース材切
断工程が実施される前の状態では、図32に示されるよ
うにベース材12はフイルム状となっており、いわゆる
多連構造となっている。ベース材切断工程では、このベ
ース材12に切断処理を行なうことにより、切断半導体
検査装置10T-2を構成する個々の基板11-1〜11-4
を形成する。尚、前記したように各基板11-1〜11-4
は、階段状に積層する必要があるためにその大きさが異
なっている。
【0146】以下、ベース材切断工程における具体的な
切断処理について説明する。ベース材切断工程では、図
32に一点鎖線で示すA−A線においてベース材12を
切断する処理、同じく同図に一点鎖線で示すB1〜B4
線においてベース材12を切断する処理、及びサポート
部44等の不要部分を切断する処理を一括的に同時に行
なう。この切断処理は、例えば切断用金型を用いて行な
われる。
【0147】ここで、B1〜B4線においてベース材1
2を切断する処理に注目すると、B1〜B4線に沿って
ベース材12を切断することにより、ベース材12は導
通リード13の延在方向に対し直交する方向(Y方向)
に切断されることとなる。また前記したように、測定端
子形成工程において、測定端子15はベース12材上に
マトリックス状に形成された構成となっている。
【0148】このため、ベース材12をY方向に切断す
る位置を図中B1〜B4で示す位置に変えることのみに
より、形状の異なる各基板11-1〜11-4を形成するこ
とができる。従って、大きさの異なる基板11-1〜11
-4であっても、一括的に製造することが可能となり、単
に切断位置B1〜B4を変更するのみで各種大きさの基
板11-1〜11-4を製造できるため、製造効率の向上及
び製造コストの低減を図ることができる。
【0149】先ず33は、第2実施例である半導体検査
装置の製造方法を説明するための図である。尚、第2実
施例に係る製造方法は、図32を用いて説明した第1実
施例に係る製造方法と略同一であるため、以下の説明で
は第1実施例に係る製造方法に対し異なる点のみを説明
する。
【0150】本実施例に係る製造方法では、基板形成工
程において、導通リード13の両端部に夫々接続端子1
4を形成したことを特徴とするものである。これによ
り、ベース材切断工程でベース材12を所定位置A−
A,及びB1〜B3で切断することにより、単位ブロッ
ク45内において大小異なる形状、或いは同一形状の一
対の基板11E,11Fを同時に製造することが可能と
なり(図32に示した製造方法では、単位ブロック45
内には1個の基板のみ製造される)、製造効率の向上及
び製造コストの低減を更に図ることができる。
【0151】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、試験時に半導体装置に接続される接続端子
をベース材上に形成された導通リードの一部として形成
しているため接続端子の配設ピッチを狭くすることがで
き、よって高密度化されることによりファインピッチ化
された外部接続端子部を有する半導体装置に対し、確実
に試験を実施することができる。
【0152】また、導通リードはベース材上に形成され
るものであるため、例えば印刷技術或いは薄膜技術等を
用いて形成することができ、これによっても接続端子の
配設ピッチを狭くすることができる。更に、上記のよう
に接続端子及び測定端子を有する導通リードが形成され
た基板は、複数個積層されることにより半導体検査装置
を構成するため、接続端子を基板の面方向ばかりではな
く、この面方向に直交する方向にも高密度に配設するこ
とが可能となる。
【0153】また、請求項2記載の発明によれば、接続
端子の形成位置においては半導体装置の外部接続端子部
の配設ピッチに対応して狭ピッチ化できると共に、検査
装置本体部に接続される測定端子における配設ピッチは
広いため、検査装置本体部と半導体検査装置との接続を
容易に行なうことができる。
【0154】また、請求項3記載の発明によれば、測定
端子の位置を必ずしも接続端子の形成面と同一平面内に
形成しなくてもよくなるため、測定端子を検査装置本体
部との接続を行い易い位置に配置でき、従って検査装置
本体部との接続性を向上できる。
【0155】また、請求項4記載の発明によれば、測定
端子と検査装置本体部との接続を容易に行なうことがで
きると共に、単に基板の積層方法を変更するだけの簡単
な処理により検査装置本体部との接続性を向上できる。
また、請求項5記載の発明によれば、各端子は金属膜に
より保護される構成となり、接続時において各端子に摩
耗が発生することを防止することができる。また、接続
端子に被膜される金属の材質を半導体装置の外部接続端
子部に対し適合性の良いものに選定でき、同様に測定端
子に被膜される金属の材質を検査装置本体部の端子に対
し適合性の良いものに選定できるため、接続端子と外部
接続端子部との接続性、及び測定端子と検査装置本体部
との接続性を共に良好なものとすることができる。
【0156】また、請求項6記載の発明によれば、ファ
インピッチ化により接続端子自体の機械的強度が低下し
ても、封止樹脂により接続端子は支持されるため信頼性
を維持することができる。また、請求項7記載の発明に
よれば、封止部材の弾性変形に伴い接続端子も変位可能
な構成となるため、半導体装置の外部接続端子部に若干
のバラツキがあるような場合においても、接続端子も変
位することにより上記のバラツキを吸収することがで
き、よって接続端子と外部接続端子部との接続性を向上
することができる。
【0157】また、請求項8記載の発明によれば、接続
端子の先端部に突起状端子を形成したことにより、接続
端子の先端部は突出した構造となり、半導体装置の外部
接続端子部との接続性を向上することができる。また、
請求項9記載の発明によれば、半導体装置の製造技術と
して一般に用いられているワイヤボンディング技術を用
いて形成することができるため、低コストでかつ作成効
率よく突起状端子を形成することができる。また、通常
スタッドバンプはその先端部にワイヤ切断による小突起
が形成され、この小突起はプローブ先端と同様に尖った
形状となるため、これによっても接続端子と半導体装置
の外部接続端子部との接続性を向上することができる。
【0158】また、請求項10記載の発明によれば、最
先端部に配設される突起状電極の材質を半導体装置の外
部接続端子部に対し適合性の良いものに選定でき、また
最先端部以外の突起状端子の材質は接続端子或いは最先
端部に配設され突起状端子に対し適合性の良いものに選
定できるため、最先端部に配設された突起状端子と外部
接続端子部との接続性、各突起状端子間の接続性、及び
突起状端子と接続端子との接続性を共に良好なものとす
ることができる。
【0159】また、請求項11記載の発明によれば、各
基板間の離間距離をスペーサにより調整することが可能
となり、従って各基板に夫々配設される接続端子間のピ
ッチを外部接続端子部に対応するよう任意に設定するこ
とが可能となる。また、請求項12記載の発明によれ
ば、半導体検査装置において半導体検査処理の一部或い
は全部を行なわせることが可能となり、検査装置本体部
で実施される検査処理の軽減を図ることができる。
【0160】また、請求項13記載の発明によれば、各
基板全てにおいて同一条件で検査を行なうことが可能と
なり、半導体検査の精度及び信頼性の向上を図ることが
できる。また、請求項14記載の発明によれば、複数の
基板を積層した構成した半導体検査装置であっても、各
接続端子を確実に半導体装置の外部接続端子部に接続す
ることができる。
【0161】また、請求項15記載の発明によれば、接
続端子自体に弾性を持たせることができるため、半導体
装置の外部接続端子部に若干のバラツキがあるような場
合、また加熱時に発生する熱膨張により接続端子自体の
長さが変化した場合には、接続端子が変形することによ
り上記のバラツキ及び熱膨張を吸収することができ、よ
って接続端子と外部接続端子部との接続性を向上するこ
とができる。
【0162】また、請求項16記載の発明によれば、半
導体装置の位置ずれ等により外部接続端子部の位置に若
干のバラツキがあったとしても、接続端子の先端部はあ
る程度の幅を有しているため、外部接続端子部との接続
性を確実に行なうことができる。
【0163】更に、請求項17記載の発明によれば、フ
ァインピッチ化された接続端子を有する半導体検査装置
を用いて検査を行なうため、高密度に形成され外部接続
端子部がファイン化された半導体装置に対しても確実に
検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図2】本発明の第1実施例である半導体検査装置を構
成する基板を示す図である。
【図3】基板の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例である半導体検査装置の変
形例を説明するための図である(その1)。
【図5】本発明の第1実施例である半導体検査装置の変
形例を説明するための図である(その2)。
【図6】本発明の第2実施例である半導体検査装置を構
成する基板を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例である半導体検査装置を構
成する基板を示す図である。
【図8】本発明の第4実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図9】本発明の第5実施例である半導体検査装置を説
明するための図である。
【図10】本発明の第5実施例である半導体検査装置の
変形例を説明するための図である。
【図11】本発明の第6実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図12】本発明の第6実施例である半導体検査装置の
製造方法を説明するための図である(その1)。
【図13】本発明の第6実施例である半導体検査装置の
製造方法を説明するための図である(その2)。
【図14】本発明の第7実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図15】本発明の第7実施例である半導体検査装置の
変形例を説明するための図である(その1)。
【図16】本発明の第7実施例である半導体検査装置の
変形例を説明するための図である(その2)。
【図17】本発明の第8実施例である半導体検査装置及
びその製造方法を説明するための図である。
【図18】本発明の第8実施例である半導体検査装置及
びその製造方法の変形例を説明するための図である。
【図19】本発明の第9実施例である半導体検査装置を
説明するための図である。
【図20】本発明の第10実施例である半導体検査装置
を説明するための図である。
【図21】本発明の第11実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その1)。
【図22】本発明の第11実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その2)。
【図23】本発明の第11実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その3)。
【図24】本発明の第12実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その1)。
【図25】本発明の第12実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その2)。
【図26】本発明の第12実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その3)。
【図27】本発明の第12実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その4)。
【図28】本発明の第13実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その1)。
【図29】本発明の第13実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その2)。
【図30】本発明の第13実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その3)。
【図31】本発明の第13実施例である半導体検査装置
を説明するための図である(その4)。
【図32】本発明の第1実施例である半導体検査装置の
製造方法を説明するための図である。
【図33】本発明の第2実施例である半導体検査装置の
製造方法を説明するための図である。
【図34】従来の半導体検査装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,10A〜10R,10S-1〜10S-4,10T-1
〜10T-4 半導体検査装置 11,11-1〜11-4,11A〜11F 基板 12,12A ベース材 13,13-1〜13-4 導通リード 14,14A,14B 接続端子 15 測定端子 16 端部 17 湾曲部 18 分岐部 19 外部接続端子部 20 ホルダ 21 可撓性樹脂 22 メッキ部 25,27 ソケット 26 ソケット装着部 29,29A 突起状端子 30 支持部材 31a〜31c スタッドバンプ 32,32A 封止部材 33A〜33C スペーサ 34 スルーホール電極 35 チップコンデンサー 36 抵抗 37 半導体装置 38 位置決め凹部 39 位置決め用治具 40 位置決め孔 41 位置決めピン 42-1〜42-4 延出部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置に設けられた外部接続端子部
    に接続端子を当接することにより電気的接続を図り、前
    記半導体装置に対して検査を行なう半導体検査装置にお
    いて、 ベース材上に複数本並設された導通リードの一端部に前
    記接続端子を形成すると共に、他端部に検査装置本体部
    に接続される測定端子を形成してなる基板を、複数個積
    層した構成を有することを特徴とする半導体検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体検査装置におい
    て、 前記測定端子の配設ピッチ(P2)を前記接続端子の配
    設ピッチ(P1)に対して大きく設定(P1<P2)し
    たことを特徴とする半導体検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体検査装置
    において、 前記積層された基板を前記接続端子から前記測定端子に
    至る途中位置において折曲形成したことを特徴とする半
    導体検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記測定端子が形成された前記基板の端部が階段状に露
    出されるよう積層したことを特徴とする半導体検査装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記接続端子と前記測定端子とに夫々金属膜を被膜する
    と共に、前記接続端子に被膜される金属膜と、前記測定
    端子に被膜される金属膜とを異種金属としたことを特徴
    とする半導体検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記導通リード部の少なくとも前記接続端子の形成位置
    に封止部材を配設し、前記接続端子を前記封止樹脂によ
    り支持する構成としたことを特徴とする半導体検査装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体検査装置におい
    て、 前記封止部材は弾性を有した材料により形成されている
    ことを特徴とする半導体検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    半導体検査装置において、 前記接続端子の先端部に突起状端子を形成したことを特
    徴とする半導体検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体検査装置におい
    て、 前記突起状端子をスタッドバンプにより形成したことを
    特徴とする半導体検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の半導体検査装
    置において、 前記突起状端子は、同種または異種の金属よりなる複数
    個のスタッドバンプを複数個多段に形成した構造を有す
    ることを特徴とする半導体検査装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記積層される基板の間にスペーサを介装したことを特
    徴とする半導体検査装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記ベース材上に前記導通リードと接続した電子部品を
    配設したことを特徴とする半導体検査装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記複数の導電リードの少なくとも形状または材質を夫
    々変更することにより、各導電リードの電気抵抗値を均
    一化したことを特徴とする半導体検査装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記基板に積層時の位置合わせの指標となる位置決め機
    構を設けたことを特徴とする半導体検査装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記接続端子を前記基板より突出するよう形成すると共
    に、前記突出部分における接続端子の形状が湾曲形状を
    有するよう構成したことを特徴とする半導体検査装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置において、 前記接続端子の先端部に複数本に分岐された分岐部を形
    成したことを特徴とする半導体検査装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか1項に記
    載の半導体検査装置を用いる半導体検査方法であって、 前記半導体検査装置に設けられた測定端子を検査装置本
    体部に接続し、 前記半導体検査装置に設けられた接続端子を半導体装置
    に設けられた外部接続端子部に当接することにより電気
    的接続を図ることにより、前記半導体装置に対して検査
    を行なうことを特徴とする半導体検査方法。
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