JPH10107807A - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JPH10107807A
JPH10107807A JP26207596A JP26207596A JPH10107807A JP H10107807 A JPH10107807 A JP H10107807A JP 26207596 A JP26207596 A JP 26207596A JP 26207596 A JP26207596 A JP 26207596A JP H10107807 A JPH10107807 A JP H10107807A
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Withdrawn
Application number
JP26207596A
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English (en)
Inventor
Takashi Kurimoto
崇 栗本
Koichi Genda
浩一 源田
Naoaki Yamanaka
直明 山中
Satoshi Matsuo
聡 松尾
Hiroshi Tomonaga
博 朝永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャストATM通信路を構成するため
に、特殊な構成のマルチキャストスイッチを用いること
なく、簡単なスイッチを用いてマルチキャスト通信を実
現する。 【解決手段】 スイッチ部は1:1のスイッチを用い
る。スイッチ部の前段および後段に、複製および分配の
処理を行う手段を設ける。 【効果】 柔軟な構成によりマルチキャスト通信を実現
することができる。保守管理が簡単であるとともに、製
造コストおよび保守管理コストを低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード) 交換に利用する。
本発明はスイッチ構成の簡単化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信には、セルと呼ばれる固定長
パケットが用いられる。このセルはネットワーク内の複
数のATMスイッチを用いて交換され、特定の回線間の
セル伝送を確立する。同一セルの複数地点への分配、す
なわち、マルチキャスト機能は、一般的にATMスイッ
チでATMセルを複製して分配することによって実現さ
れる。ATMスイッチのマルチキャストATM通話路構
成は具体的に以下のように実現される。
【0003】図9は従来のマルチキャストATM通話路
構成を示す図である。図9の中で、10はマルチキャス
トスイッチ、20−1〜20−4は入力ヘッダ変換部、
21−1〜21−4は入力ヘッダ変換テーブル、30−
1〜30−4は出力ヘッダ変換部、31−1〜31−4
は出力ヘッダ変換テーブル、40−1〜40−4は入力
回線、50−1〜50−4は出力回線を示す。図10は
従来例のマルチキャストスイッチのブロック構成図であ
る。図10の中で、11は共通バス、12−1〜12−
4はバス同期回路、13−1〜13−4はアドレスフィ
ルタ、14−1〜14−4は出力バッファ、15−1〜
15−4はセル同期回路を示す。符号中のハイフン以下
の数字は入力回線40−1〜40−4および出力回線5
0−1〜50−4の回線番号#1〜#4に対応する。
【0004】図9を参照して、マルチキャストATM通
話路構成と同一セルの複数地点への分配機能について説
明する。入力回線40−4から入力されたセルF(ユー
ザ情報“Info”、ヘッダ情報“F”)は、入力ヘッダ変
換部20−4において、入力ヘッダ変換テーブル21−
4にしたがい、ルーティングタグを付与される。このル
ーティングタグは4bitの情報から構成される。この
ルーティングタグ内の各1bitの情報は、このセルを
各出力回線50−1〜50−4に分配するか否かの情報
を示す。ここではルーティングタグ内の最左のbitが
出力回線50−1(#1)に対応し、最右の4bit目
が出力回線50−4(#4)に対応し、各bit情報が
「1」の場合に分配、「0」の場合に非分配とする例を
示した。ここでセルFは図9および図10に示すように
出力回線50−1および50−2の2回線への分配に対
応したルーティングタグ“1100”を付与され、マル
チキャストスイッチ10に入力される。マルチキャスト
スイッチ10では、セルFはルーティングタグ情報に基
づき出力回線50−1および50−2へ分配を行う。マ
ルチキャストスイッチ10から出力回線50−1に出力
されたセルFは出力ヘッダ変換部30−1において、出
力ヘッダ変換テーブル31−1にしたがいヘッダ情報が
変換される。ここではセルFはセルα(ユーザ情報“In
fo”、ヘッダ情報“α”)にヘッダ変換され出力回線5
0−1を介して出力される。同様に出力回線50−2を
介してセルβ(ユーザ情報“Info”、ヘッダ情報
“β”)が出力される。
【0005】図10を用いて、マルチキャストスイッチ
10について説明する。入力回線40−4を介してこの
マルチキャストスイッチ10に入力されたセルFはバス
同期回路12−4で同期を取られて共通バス11に送出
される。セルFは共通バス11を介してアドレスフィル
タ13−1〜13−4に均等に伝送される。各アドレス
フィルタ13−1〜13−4はルーティングタグ内の情
報にしたがい伝送されたセルの通過または破棄を決定
し、通過時のみ出力バッファ14−1〜14−4に蓄積
を行う。セルFは出力バッファ14−1および14−2
にのみ蓄積される。出力バッファ14−1および14−
2に蓄積されたセルはセル同期回路15−1および15
−2で同期を取られ出力回線50−1および50−2に
出力される。上記構成により、任意の出力回線50−1
〜50−4にセルの複製および分配を実現する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、上記のようにマルチキャストスイッチ内で集中的に
セルの複製が行われる構成であるため、マルチキャスト
通信の需要によっては過剰設備となり、需要の変動に対
し柔軟な構成とすることができない。
【0007】また、マルチキャストスイッチは特殊な構
成であり、通常のATMスイッチに用いるスイッチ部と
異なるため、マルチキャストスイッチはマルチキャスト
通信のために特別に製造する必要がある。このため、保
守管理のために予備のハードウェアを用意するとき、マ
ルチキャスト通信用と通常の通信用との二種類の異なる
ハードウェアを用意しなければならず、製造コストおよ
び保守管理コストが共に高いものになってしまう。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、要求に応じて柔軟な構成によりマルチキャス
ト通信を実現することができるATMスイッチを提供す
ることを目的とする。本発明は、特殊な構成のスイッチ
を用いることなくマルチキャスト通信を実現することが
できるATMスイッチを提供することを目的とする。本
発明は、保守管理が簡単なマルチキャスト通信を実現す
ることができるATMスイッチを提供することを目的と
する。本発明は、製造コストおよび保守管理コストを低
減することができるATMスイッチを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はATMスイッチ
であって、その特徴とするところは、到来するセルの宛
先情報に対応しあらかじめ定められた複数の出力回線へ
のルーティング情報およびこの出力回線に分配するため
のセルの複製数が記録された入力ヘッダ変換テーブル
と、この入力ヘッダ変換テーブルにしたがってセルを複
製する手段と、この入力ヘッダ変換テーブルにしたがっ
て複製されたセルに当該ルーティング情報を付与する手
段とを備えた入力コピー部と、このルーティング情報に
したがって入出力回線間を1:1に接続するスイッチ部
とを備えたところにある。
【0010】これにより、入出力回線間を1:1に接続
する簡単な構成のスイッチ部を用いてマルチキャスト通
信を実現することができる。したがって、ハードウェア
構成を柔軟に変更することができるとともに、運用およ
び保守管理を簡単化することができる。
【0011】前記入力ヘッダ変換テーブルには、前記ル
ーティング情報に対応しあらかじめ定められた新たな宛
先情報が記録され、セルに付与されたルーティング情報
にしたがってその宛先情報を当該新たな宛先情報に書換
える手段を備えることが望ましい。
【0012】すなわち、ルーティング情報と併せて新た
な宛先情報を付与することにより、そのまま出力回線に
セルが出力されてもそのセルは新たな宛先に到達するこ
とができる。
【0013】前記入力ヘッダ変換テーブルには、新たな
宛先情報に代えて分配要求識別子が記録され、前記書換
える手段は、セルの宛先情報を分配要求識別子に書換え
る手段を備え、前記スイッチ部の出力セルを入力し、こ
の分配要求識別子に対応しあらかじめ定められた複数の
新たな宛先情報およびこの新たな宛先に分配するための
セルの複製数が記録された出力コピー・ヘッダ変換テー
ブルと、この出力コピー・ヘッダ変換テーブルにしたが
ってセルを複製する手段と、この出力コピー・ヘッダ変
換テーブルにしたがって複製されたセルに当該新たな宛
先情報を付与する手段とを備えた出力コピー部を備える
構成とすることもできる。
【0014】すなわち、入力コピー部では、分配要求識
別子のみを付与し、その分配要求識別子にしたがって出
力コピー部で複数の新たな宛先情報を付与した複数のセ
ルを複製してもよい。
【0015】前記入力コピー部は、複数の入力回線につ
いて共通に備えられる構成とすることもできる。および
または、前記出力コピー部は、複数の出力回線について
共通に備えられる構成とすることもできる。
【0016】すなわち、入力コピー部およびまたは出力
コピー部に含まれる各機能を複数の入出力回線について
共通に配置することもできる。これにより、ハードウェ
ア構成をさらに、簡単化および小型化することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】本発明実施例の構成を図1および図2を参照
して説明する。図1は本発明実施例の全体構成図であ
る。図2は本発明実施例装置のブロック構成図である。
本発明のATMスイッチは、図1に示すようなマルチキ
ャストATM通信路として構成される。
【0019】本発明はATMスイッチであって、その特
徴とするところは、到来するセルの宛先情報に対応しあ
らかじめ定められた複数の出力回線へのルーティング情
報およびこの出力回線50−1〜5−4に分配するため
のセルの複製数が記録された入力コピー・ヘッダ変換テ
ーブル64−1〜64−4と、この入力コピー・ヘッダ
変換テーブル64−1〜64−4にしたがってセルを複
製する手段と、この入力コピー・ヘッダ変換テーブル6
4−1〜64−4にしたがって複製されたセルに当該ル
ーティング情報を付与する手段とを備えた入力コピー・
ヘッダ変換処理部61−1〜61−4とを含む入力コピ
ー部60−1〜60−4と、このルーティング情報にし
たがって入出力回線間を1:1に接続するスイッチ部1
00とを備えたところにある。
【0020】入力コピー・ヘッダ変換テーブル64−1
〜64−4には、前記ルーティング情報に対応しあらか
じめ定められた新たな宛先情報が記録され、セルに付与
されたルーティング情報にしたがってそのセルの宛先情
報を当該新たな宛先情報に書換える手段を入力コピー・
ヘッダ変換処理部61−1〜61−4に備えている。
【0021】また、入力コピー・ヘッダ変換テーブル6
4−1〜64−4には、新たな宛先情報に代えて分配要
求識別子としての入力コピーIDが記録され、入力コピ
ー・ヘッダ変換処理部61−1〜61−4は、宛先情報
を入力コピーIDに書換える手段を備え、スイッチ部1
00の出力セルを入力し、この入力コピーIDに対応し
あらかじめ定められた複数の新たな宛先情報およびこの
新たな宛先に分配するためのセルの複製数が記録された
出力コピー・ヘッダ変換テーブル74−1〜74−4
と、この出力コピー・ヘッダ変換テーブル74−1〜7
4−4にしたがってセルを複製する手段と、この出力コ
ピー・ヘッダ変換テーブル74−1〜74−4にしたが
って複製されたセルに当該新たな宛先情報を付与する手
段とを備えた出力コピー・ヘッダ変換処理部71−1〜
71−4とを含む出力コピー部70−1〜70−4とを
備えている。
【0022】図2の中で、100はスイッチ部、60−
1〜60−4は入力コピー部、70−1〜70−4は出
力コピー部、61−1〜61−4は入力コピー・ヘッダ
変換処理部、64−1〜64−4は入力コピー・ヘッダ
変換テーブル、71−1〜71−4は出力コピー・ヘッ
ダ変換処理部、74−1〜74−4は出力コピー・ヘッ
ダ変換テーブル、40−1〜40−4は入力回線、50
−1〜50−4は出力回線を示す。図1の中の符号のハ
イフン以下の数字は回線番号(#1〜#4)と対応す
る。
【0023】図1および図2を参照してマルチキャスト
ATM通信路構成およびヘッダ変換構成を同一セルの複
数地点への分配機能について説明する。入力回線40−
1〜40−4から入力されたセルは、入力コピー部60
−1〜60−4において、任意数のセルの複製が行わ
れ、各複製に対して新宛先情報およびルーティングタグ
の付与が行われる。スイッチ部100に入力されたセル
はルーティングタグ番号に対応した回線にスイッチング
され出力される。スイッチ部100から出力回線50−
1〜50−4に出力されたセルは出力コピー部70−1
〜70−4で任意数のセル情報の複製が行われ、各複製
に対して新宛先情報が行われる。
【0024】図2の中で、入力回線40−4から入力さ
れたセルF(ユーザ情報“Info”、ヘッダ情報“F”)
は入力コピー部60−4内の入力コピー・ヘッダ変換処
理部61−4において、入力コピー・ヘッダ変換テーブ
ル64−4に従い、セルID1(ユーザ情報“Info”+
新宛先情報“ID1”+ルーティングタグ“#1”)お
よびセルγ(ユーザ情報“Info”+新宛先情報“γ”+
ルーティングタグ“#2”)が生成され信号線41−4
に出力される。この入力コピー部60−4では出力回線
単位のコピーが行われる。セルID1は図2に示すよう
に出力回線50−1に、セルγは出力回線50−2の各
回線にスイッチングされる。スイッチ部100から出力
回線50−1に出力されたセルID1は出力コピー・ヘ
ッダ変換処理部70−1で出力コピー・ヘッダ変換テー
ブル74−1にしたがって、セルの複製および新宛先情
報が変換される。ここではセルID1から2セル複製さ
れた後に、ヘッダ変換されることにより、セルα(ユー
ザ情報“Info”、ヘッダ情報“α”)およびセルβ(ユ
ーザ情報“Info”、ヘッダ情報“β”)が生成される。
一方、セルγはコピー・ヘッダ変換されずに出力コピー
部を通過し、出力回線50−2を介して出力される。こ
の構成によって同一回線内のコピーの分散化を実現する
ことが可能となる。また、入力回線40−1を介して入
力されたセルAは、入力コピー部60−1において、セ
ルδ(ユーザ情報“Info”+ヘッダ情報“δ”+ルーテ
ィングタグ“#4”)に変換される。セルδは信号線4
1−1を通過し、ATMスイッチを介して出力回線50
−4に送出され、出力コピー部70−4を通過し出力さ
れる。
【0025】図3は入力コピー部60−1〜60−4の
ブロック構成図である。図3の中の62はセル蓄積メモ
リ、63はコピー・ヘッダ変換回路、65および66は
信号線を示す。図4は入力コピー・ヘッダ変換処理部の
動作を示す図である。図3および図4を参照して入力コ
ピー部60について説明する。図3に構成例を示し、図
4に動作例を示す。図3に示すように、入力回線40を
介して入力コピー部60に入力されたセルは、セル蓄積
メモリ62に蓄積される。コピー・ヘッダ変換回路63
はセル蓄積メモリ62の先頭セルを読出し、このセルの
ヘッダ情報をもとにコピー・ヘッダ変換テーブル64を
参照し、コピー数に示された数のセルを複製し、各セル
に新宛先情報とルーティングタグを付加し回線41に送
出される。本発明実施例では、セルGは3セルの複製を
必要とし、複製セルに対して与える(新宛先情報、ルー
ティングタグ)が(G1,#2)、(G2,#3)、
(G3,#1)である場合を示す。このときコピー・ヘ
ッダ変換テーブル64には入力セルの宛先情報(G)に
対して、コピー数、新宛先情報、ルーティングタグが記
録されている。図4を用いてコピー動作の概要を説明す
る。図4(1−1)に示すようにコピー・ヘッダ変換回
路63はメモリBの値が「1」のとき、蓄積バッファの
先頭からセルを読出す。図4(1−2)に示すように読
出したセルは一旦メモリAに蓄積され、続いてメモリA
に記録されるセル宛先情報「G」とメモリBに記録され
る値「1」をコピー・ヘッダ変換テーブル64に参照情
報として送る。コピー・ヘッダ変換テーブル64は参照
情報にしたがって、セル宛先情報「G」に対応するコピ
ー数「3」および新宛先情報とルーティングタグの1番
目の値「G1、#2」を引き出し返送する。コピー・ヘ
ッダ変換回路63は返送されたコピー数「3」とメモリ
Bの値「1」を比較し、両値が等しくない場合は新宛先
情報とルーティングタグをメモリA内に格納されている
セル情報「Info」に付与して返送し、メモリBの数を1
つ繰り上げる。図4(2)に示すようにコピー・ヘッダ
変換回路63はメモリBの値が「1」でないとき、メモ
リAに記録されるセル宛先情報「G」とメモリBに記録
される値「2」をコピー・ヘッダ変換テーブル64に参
照情報として送る。コピー・ヘッダ変換テーブル64は
参照情報にしたがって、セル宛先情報「G」に対応する
コピー数「3」および新宛先情報とルーティングタグの
2番目の値「G2、#3」を引き出し返送する。コピー
・ヘッダ変換回路63は返送されたコピー数「3」とメ
モリBの値「2」を比較し、両値が等しくない場合は新
宛先情報とルーティングタグをメモリA内に格納されて
いるセル情報「Info' 」に付与して返送し、メモリBの
数を一つ繰り上げる。図4(3−1)に示すようにコピ
ー・ヘッダ変換回路63はメモリBの値が「1」でない
とき、メモリAに記録されるセル宛先情報「G」とメモ
リBに記録される値「3」をテーブルを参照情報として
送る。テーブルは参照情報にしたがって、セル宛先情報
「G」に対応するコピー数「3」および新宛先情報とル
ーティングタグの3番目の値「G3、#1」を引き出し
返送する。コピー・ヘッダ変換回路63は返送されたコ
ピー数「3」とメモリBの値「3」を比較し、両値が等
しいときは、新宛先情報とルーティングタグをメモリA
内に格納されているセル情報「Info' 」に付与して返送
し、続いて図4(3−2)に示すようにメモリBの数を
「1」に書換え、メモリAの内容をクリアする。上記構
成により、セル複製処理を行い、任意の出力回線にセル
の複製および分配を実現することができる。
【0026】次に、出力コピー部70−1〜70−4に
ついて発明する。出力コピー・ヘッダ変換処理部71−
1〜71−4は、入力コピー・ヘッダ変換処理部61−
1〜61−4と同様の構成であり、その動作についても
同様に説明することができる。また、出力コピー・ヘッ
ダ変換テーブル74−1〜74−4は、入力コピー・ヘ
ッダ変換テーブル64−1〜64−4と比較すると、入
力コピー・ヘッダ変換テーブル64−1〜64−4にお
ける宛先情報が入力コピーIDに対応し、入力コピー・
ヘッダ変換テーブル64−1〜64−4におけるルーテ
ィングヘッダが出力ヘッダに対応する。入力コピーID
が付与されないセルについてはそのまま出力回線50−
1〜50−4に出力される。
【0027】入力コピー部60−1〜60−4にて、新
宛先情報の代わりに入力コピーIDを付与することによ
り、出力コピー部70−1〜70−4にて、複製および
分配の処理が実行される。これにより、セルの複製およ
び分配の処理が入力コピー部60−1〜60−4に集中
することなく、出力コピー部70−1〜70−4に分散
させることができる。
【0028】(第二実施例)本発明第二実施例は、本発
明第一実施例の構成における入力コピー部60のセル蓄
積メモリ62を共通化したことを特徴とする。本発明第
二実施例の構成を図5および図6を参照して説明する。
図5は共通セル蓄積メモリを備えたATMスイッチのブ
ロック構成図である。図6は共通入力コピー部のブロッ
ク構成図である。図6の中の501は多重化回路、50
5はセル蓄積メモリ、508は共通コピー・ヘッダ変換
回路であり、514は共通コピー・ヘッダ変換テーブ
ル、515は分離回路、560は入力時分割制御回路、
565は出力時分割制御回路、570は論理アドレス制
御部、40、41、502、506、510はセル伝送
路、509、511、512、561〜562、566
〜567、571〜572は信号線を表す。また共通コ
ピー・ヘッダ変換回路508は、各回線毎に独立した本
発明第一実施例と同様にコピー・ヘッダ変換回路から構
成され、570の論理アドレスセル部は空アドレスキュ
ーと各回線に対応した読出アドレスキューから構成され
る。
【0029】図5、図6を用いて共通入力コピー部50
0の動作を説明する。入力セルは図5の入力回線40−
1〜40−4を介して共通入力コピー部500に送出さ
れる。多重化回路501は入力時分割制御回路560か
らの時分割多重化制御信号561をもとに、#1〜#4
回線を通じて伝送されたセルを時分割多重化し回線50
2を介して送出する。一方、時分割多重化制御信号56
2は有効セル検出時に、論理アドレス制御部570に対
して蓄積指示信号562を送出する。この蓄積指示信号
562を契機に論理アドレス制御部570は蓄積可能な
メモリアドレス(空アドレス)を信号線572に出力す
るとともに、信号線572のアドレス情報を蓄積指示信
号562で指示される回線に対応した読出アドレスキュ
ーに追加する。回線502を介して送られたセルは信号
線572で指示されたアドレスに従ってセル蓄積メモリ
505に蓄積される。出力時分割制御回路565は、各
回線毎に出力タイミングを割当て、信号線567で出力
回線41−1〜41−4を共通コピー・ヘッダ変換回路
508に対し指示する。共通コピー・ヘッダ変換回路5
08では指定された回線に対応するコピー・ヘッダ変換
回路からコピー処理を行う。また本発明第一実施例の中
の信号65に相当するセル蓄積メモリ505から読出処
理を行うための信号はここでは信号線509を伝達する
信号に対応する。信号線509で処理中の回線情報を論
理アドレス制御部570に送出すると、指示された回線
に対応する読出アドレスキューの先頭からアドレス情報
を読出しセル蓄積メモリに信号線571で指示する。ま
た同時に、信号線571のアドレス情報を空アドレスキ
ューに追加する。セル蓄積メモリ505は信号線571
のアドレス情報による指示されたアドレスに蓄積されて
いるセル情報をセル伝送路506を介して共通コピー・
ヘッダ変換回路508に送出し、このセル情報を処理中
の回線に対応するコピー・ヘッダ変換回路が受け、コピ
ー処理が行われる。時分割回路515は出力時分割制御
回路の指示にしたがって、コピー・ヘッダ変換回路から
のセルを回線毎に分離し回線41−1に出力する。
【0030】図7は時分割多重化の概念を示す図であ
る。セルは各入力回線40−1〜40−4からT周期毎
に1セル到着する。時分割多重化はT周期を4分割し、
各回線に分割した周期を割当て、そのタイミングで各回
線のセルを送出することにより多重化される。
【0031】図8はセル蓄積の具体的な動作例を示す図
である。入力回線40−1(#1)に“セルB”が到着
し、時分割多重化され回線502に送出されると同時
に、回線562で蓄積指示信号が送られる。論理アドレ
ス制御部570は空アドレスキューの先頭から、空アド
レス“AD1”を読出し、セル蓄積メモリ505に蓄積
アドレスとして信号線572を介してアドレス情報を送
出する。このアドレス情報にしたがってセル蓄積メモリ
505のアドレス“AD1”に“セルB”の情報が蓄積
される。
【0032】また、時分割多重化制御信号562にした
がって読出アドレスキュー#1が選択され、アドレス情
報“AD1”はこのアドレスキューに追加される。同様
に、続く入力回線40−2(#2)の“セルC”はアド
レス“AD2”に蓄積されるとともに、#2読出アドレ
スキューに“AD2”が追加される。これによって各入
力回線40−1〜40−4毎に蓄積したセルの格納アド
レスを管理することが可能となる。上記構成によってセ
ル蓄積メモリ505を回線間で共通化することが可能と
なる。
【0033】次に、共通出力コピー部について説明す
る。上記に説明した共通入力コピー部500と同様の概
念および構成により共通出力コピー部をスイッチ部10
0の後段に設ける。共通出力コピー部は、本発明第一実
施例で説明した出力コピー部70−1〜70−4のセル
蓄積メモリを共通化したものであり、その動作も同様に
説明できる。
【0034】共通入力コピー部500にて、新宛先情報
の代わりに入力コピーIDを付与することにより、共通
出力コピー部にて、複製および分配の処理が実行され
る。これにより、複製および分配の処理が共通入力コピ
ー部500に集中することなく、共通出力コピー部に分
散させることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
要求に応じて柔軟な構成によりマルチキャスト通信を実
現することができる。また、特殊な構成のスイッチを用
いることなくマルチキャスト通信を実現することができ
るので、保守管理が簡単であり、製造コストおよび保守
管理コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図3】入力コピー部のブロック構成図。
【図4】入力コピー・ヘッダ変換処理部の動作を示す
図。
【図5】共通セル蓄積メモリを備えたATMスイッチの
ブロック構成図。
【図6】共通入力コピー部のブロック構成図。
【図7】時分割多重化の概念を示す図。
【図8】セル蓄積の具体的な動作例を示す図。
【図9】従来のマルチキャストATM通話路構成を示す
図。
【図10】従来例のマルチキャストスイッチのブロック
構成図。
【符号の説明】
10 マルチキャストスイッチ 11 共通バス 12−1〜12−4 バス同期回路 13−1〜13−4 アドレスフィルタ 14−1〜14−4 出力バッファ 15−1〜15−4 セル同期回路 20−1〜20−4 入力ヘッダ変換部 21−1〜21−4 入力ヘッダ変換テーブル 30−1〜30−4 出力ヘッダ変換部 31−1〜31−4 出力ヘッダ変換テーブル 40、40−1〜40−4 入力回線 41−1〜41−4、65、66、509、561、5
62、567、568、571、572、511、51
2信号線 50−1〜50−4 出力回線 60、60−1〜60−4 入力コピー部 61、61−1〜61−4 入力コピー・ヘッダ変換処
理部 62、505 セル蓄積メモリ 63 コピー・ヘッダ変換回路 64、64−1〜64−4 入力コピー・ヘッダ変換テ
ーブル 70−1〜70−4 出力コピー部 71−1〜71−4 出力コピー・ヘッダ変換処理部 74−1〜74−4 出力コピー・ヘッダ変換テーブル 100 スイッチ部 500 共通入力コピー部 501 多重化回路 502、506、510 セル伝送路 508 共通コピー・ヘッダ変換回路 514 共通コピー・ヘッダ変換テーブル 515 分離回路 560 入力時分割制御回路 565 出力時分割制御回路 570 論理アドレス制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 源田 浩一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 山中 直明 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松尾 聡 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 朝永 博 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来するセルの宛先情報に対応しあらか
    じめ定められた複数の出力回線へのルーティング情報お
    よびこの出力回線に分配するためのセルの複製数が記録
    された入力コピー・ヘッダ変換テーブルと、この入力コ
    ピー・ヘッダ変換テーブルにしたがってセルを複製する
    手段と、この入力コピー・ヘッダ変換テーブルにしたが
    って複製されたセルに当該ルーティング情報を付与する
    手段とを備えた入力コピー部と、 このルーティング情報にしたがって入出力回線間を1:
    1に接続するスイッチ部とを備えたことを特徴とするA
    TMスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記入力コピー・ヘッダ変換テーブルに
    は、前記ルーティング情報に対応しあらかじめ定められ
    た新たな宛先情報が記録され、セルに付与されたルーテ
    ィング情報にしたがってそのセルの宛先情報を当該新た
    な宛先情報に書換える手段を備えた請求項1記載のAT
    Mスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記入力コピー・ヘッダ変換テーブルに
    は、新たな宛先情報に代えて分配要求識別子が記録さ
    れ、前記書換える手段は、セルの宛先情報を分配要求識
    別子に書換える手段を備え、 前記スイッチ部の出力セルを入力し、この分配要求識別
    子に対応しあらかじめ定められた複数の新たな宛先情報
    およびこの新たな宛先に分配するためのセルの複製数が
    記録された出力コピー・ヘッダ変換テーブルと、この出
    力コピー・ヘッダ変換テーブルにしたがってセルを複製
    する手段と、この出力コピー・ヘッダ変換テーブルにし
    たがって複製されたセルに当該新たな宛先情報を付与す
    る手段とを備えた出力コピー部を備えた請求項1または
    2記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記入力コピー部は、複数の入力回線に
    ついて共通に備えられた請求項1または2記載のATM
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記出力コピー部は、複数の出力回線に
    ついて共通に備えられた請求項3記載のATMスイッ
    チ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008258962A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Nec Infrontia Corp マルチキャストパケット配信装置、マルチキャストパケット配信装置における、負荷分散方法及び冗長化方法

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