JPH10107594A - 疑似ランダム符号発生装置、スライディング相関器、及びレイク受信装置 - Google Patents

疑似ランダム符号発生装置、スライディング相関器、及びレイク受信装置

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JPH10107594A
JPH10107594A JP8259358A JP25935896A JPH10107594A JP H10107594 A JPH10107594 A JP H10107594A JP 8259358 A JP8259358 A JP 8259358A JP 25935896 A JP25935896 A JP 25935896A JP H10107594 A JPH10107594 A JP H10107594A
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flop
flip
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JP8259358A
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Kenji Horiguchi
健治 堀口
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長大な周期のM系列信号を発生する疑似ラン
ダム符号発生装置を、小規模の回路構成で実現する。 【解決手段】 EOR演算回路40において、AND回
路411 〜4132はPN符号発生器10の出力信号S1
1 〜S1032と位相情報制御信号UPで決定された位
相情報発生器20の出力信号S201 〜S2032との論
理積をそれぞれ取る。EOR素子42は、AND回路4
1 〜4132の出力信号S411 〜S4132の排他的論
理和を取り、位相情報発生器20で決定される時間だけ
基準PN符号よりも位相がずれたPN符号S40を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、M系列を用いた疑
似ランダム符号(以下、PN符号という)を発生する疑
似ランダム符号発生装置とその応用に関するものであ
り、基準M系列PN符号に対して時間的に任意のチップ
数ずれたM系列PN符号を発生するPN符号発生装置、
該PN符号発生装置を用いたスライディング相関器、及
び該スライディング相関器を用いたレイク受信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】PN符号を発生する方法の中で相関技術
に利用される周期的なものとしてM系列(Maximum leng
th sequence 、最大長周期系列)信号があり、受信信号
と相関がとれた場合の相関関数がデルタ関数に近いとい
う特長がある。PN符号を移動体通信に利用したものに、
スペクトル直接拡散通信を利用した符号分割多元接続
(Code Devision Multiple Access 、以下CDMAという)
方式がある。CDMA方式では、マルチパス対策技術として
受信波を逆拡散により拡散符号の符号単位で時間的に分
離して合成するレイク受信方式が適用できる。レイク受
信方式では、マルチパス信号中からパワーの大きいパス
をいくつか選び、独立に追従及び復調動作をさせる技術
が必須である。この技術は、時間的に任意の時間(個
数) ずれたPN符号を発生し、このPN符号で受信波を逆拡
散してパワーの大きいパスを探し出し、逆拡散によるマ
ルチパス復調動作を実現するものである。
【0003】図2は、従来のPN符号発生装置の構成図で
ある。このPN符号発生装置は、カウンタ1とPN相対アド
レスレジスタ2と加算器3とPN符号ROM(リードオン
リメモリ)4とを備えている。カウンタ1には、クロッ
クCLKが入力されるようになっている。カウンタ1の
出力側は加算器3の第1の入力側に接続され、PN相対ア
ドレスレジスタ2が加算器3の第2の入力側に接続され
ている。加算器3の出力側は、PN符号ROM4の入力側
に接続されている。PN符号ROM4の出力側からは、PN
符号OUTが出力されるようになっている。このPN符号
発生装置では、クロックCLK によりカウンタ1を動作さ
せて連続的なアドレスS1を発生させる。又、PN相対ア
ドレスレジスタ2には、このアドレスS1に対して位相
をずらすための移相値(例えば、1ビット位相をずらす
とすると“1”)S2が蓄えられている。そして、加算
器3においてアドレスS1と移相値S2との加算演算が
行われ、アドレスS1よりも時間的に移相値S2の分だ
けずれたアドレスS3が発生する。このアドレスS3
は、該アドレスS3に対応したPN符号が格納されたPN符
号ROM(リードオンリメモリ)4にアドレスとして入
力される。このアドレスS3の値を変えることにより、
アドレスS1から移相値S2に対応した時間だけずれた
PN符号OUTを発生させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2のPN符号発生装置では、次のような課題があった。
M系列のPN符号をNビットのシフトレジスタを用いて発
生させるとすると、周期が(2N −1)ビットになる。
ところが、レイク受信装置では、例えばN=32等の長い
周期のPN符号を用いる場合、膨大なPN符号をPN符号RO
M4に格納しなければならない。そのため、このPN符号
ROM4をLSI(大規模集積回路)化する場合、チッ
プ面積が大きくなるという問題があり、経済的なLSI
化が困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、基準のM系列信号で
構成された第1のPN符号の位相を任意の位相ずらした第
2のPN符号を発生するPN符号発生装置において、次のよ
うな手段を設けている。即ち、データ入力端子に与えら
れた第1のデータを第1のクロックに同期してラッチす
る第1のN段(N;2以上の整数)のフリップフロップ
と、該第1のN段のフリップフロップのうちの所定のフ
リップフロップの出力データと最終段のフリップフロッ
プの出力データとの排他的論理和をとる1つ又は複数の
第1の排他的論理和回路とを有し、該各フリップフロッ
プに前段のフリップフロップ又は該排他的論理和回路の
出力データをそれぞれラッチさせるシフト動作を該クロ
ックに同期して繰り返し、周期が(2N −1)チップで
巡回する所定の生成多項式に基づいた第1の疑似ランダ
ム符号を発生する疑似ランダム符号発生器と、データ入
力端子に与えられた第2のデータを第2のクロックに同
期してラッチする第2のN段のフリップフロップと、該
第2のN段のフリップフロップのうちの所定のフリップ
フロップの出力データと最終段のフリップフロップの出
力データとの排他的論理和を初段のフリップフロップの
データ入力端子に与える1つ又は複数の第2の排他的論
理和回路とを有し、該各フリップフロップに前段のフリ
ップフロップの出力データをラッチさせるラッチ動作を
該第2のクロックに同期して行い、周期が(2N −1)
チップで巡回する前記所定の生成多項式に基づいた疑似
ランダム符号を用いた位相情報符号を発生する位相情報
符号発生器とを設けている。更に、前記第1のN段のフ
リップフロップの各出力データと前記第2のN段のフリ
ップフロップの各出力データとの論理積演算をそれぞれ
行い、該論理積演算した結果の排他的論理和をとって前
記第1の疑似ランダム符号よりも任意のチップ数位相が
進んでいるか又は遅れている前記第2の疑似ランダム符
号を出力する演算回路を設けている。
【0006】この第1の発明によれば、以上のようにPN
符号発生装置を構成したので、第1のN段のフリップフ
ロップから第1のクロックに同期して所定の生成多項式
に基づいた各出力データが出力される。一方、第2のN
段のフリップフロップから第2のクロックに同期して前
記所定の生成多項式に基づいた各出力データが出力され
る。第2のPN符号は、第1のN段のフリップフロップの
各出力データと前記第2のN段のフリップフロップの各
出力データとの線形和として表される。前記第2のN段
のフリップフロップの各出力データは、第2のクロック
により任意のチップ数位相が進んでいるか又は遅れてい
るデータに変化するので、第1のPN符号よりも任意のチ
ップ数位相が進んでいるか又は遅れている第2のPN符号
が生成される。従って、前記課題を解決できるのであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すPN符号発生装置
の構成図である。このPN符号発生装置は、PN符号発生器
10と位相情報発生器20とレジスタ30と排他的演算
回路(以下、EOR演算回路という)40とを備えてい
る。PN符号発生器10のクロック入力端子には、第1の
クロックCLK が入力されている。PN符号発生器10はM
系列のPN符号発生回路であり、クロックCLK に同期した
nビットのシフトレジスタのシフト動作とm個の各EO
R演算素子により、現時刻におけるシフトレジスタの値
から次の時刻のシフトレジスタの値を決定し、この値S
10i (i=1〜n)によりPN符号の時系列を出力する
機能を有している。PN符号発生器10の出力側はEO
R演算器40の第1の入力側に接続されている。
【0008】位相情報発生器20は第2のクロックであ
る位相情報制御信号UPを入力し、位相情報制御信号U
Pに同期したnビットのシフトレジスタのシフト動作と
m個の各EOR 演算素子により、現時刻におけるシフトレ
ジスタの値から次の時刻におけるシフトレジスタの値S
20i (i=1〜n)を決定する機能を有している。位
相情報発生器20の出力側は、EOR演算器40の第2
の入力側に接続されている。レジスタ14は、位相情報
発生器20の初期値を保持する機能を有している。レジ
スタ14は、位相情報発生器20に接続されている。E
OR演算器40は、値S10i と値S20i とを入力
し、基準PN符号からkビットずれた時系列のPN符号S4
0を生成する機能を有している。PN符号発生器10の
構成は、例えばCRCで用いられている次式(1)に示
す生成多項式P(x)による除算回路により構成するこ
とができる。 P(x)=an n +an-1 n-1 +…+a1 x+1 ・・・(1) 但し、ai (i=1〜n)は、0又は1を表す。
【0009】図3は、図1中のPN符号発生器10の一例
を示す構成図である。このPN符号発生器10の生成多
項式P(x)は、次式(2)で示される。 P(x)=x32+x22+x2 +x+1 ・・・(2) このPN符号発生器10は、32個のフリップフロップ
(以下、FFという)11i (i=1〜32)と3個の
EOR素子121 〜123 とで構成されている。 FF
111 の出力端子は、EOR素子121 の第1の入力端
子に接続されている。EOR素子121 の出力端子は、
FF112 のデータ入力端子に接続されている。FF1
2 の出力端子は、EOR素子122 の第1の入力端子
に接続されている。EOR素子122 の出力端子は、F
F113 のデータ入力端子に接続されている。FF11
i (i=3〜21)の出力端子は、FF11i+1 の入力
端子に接続されている。FF1122の出力端子は、EO
R素子123 の第1の入力端子に接続されている。EO
R素子123 の出力端子は、FF1123の入力端子に接
続されている。FF11i (i=23〜31)の出力端
子は、FF11i+1の入力端子に接続されている。FF
1132の出力端子は、FF111 の入力端子及びEOR
素子121 〜123 の第2の入力端子に接続されてい
る。
【0010】FF111 〜1132の各クロック入力端子
には、クロックCLKが入力されるようになっている。
FF111 〜1132の各出力端子からは、各出力信号S
101 〜S1032が出力されるようになっている。この
PN符号発生器10では、ある時刻t0 におけるFF1
i (i=1〜32)の値を{D01,D02,…,
032 }、次の時刻t1 におけるFF11i (i=1〜
32)の出力データを{D11,…,D132 }とすると、
次式(3)に従ってFF11i の出力データを決定し、
クロックCLKに同期して、基準PN符号PN1をFF
1132から出力する。 D11=D032 12=D01+D032 13=D02+D032 1i=D0i-1(i=4〜22) D123 =D022 +D032 1i=D0i-1(i=24〜32) ・・・(3) 図4は、図1中の位相情報発生器20の構成図である。
【0011】位相情報発生器20の生成多項式も、PN符
号発生器10と同様に式(2)で示される。この位相情
報発生器20は、32個のFF21i (i=1〜32)
と3個のEOR素子221 〜223 とで構成されてい
る。FF21i (i=1〜31)の出力端子は、FF2
i+1 の入力端子に接続されている。又、FF211
出力端子は、EOR素子221 の第1の入力端子にも接
続されている。FF212 の出力端子は、EOR素子2
2 の第1の入力端子にも接続されている。FF2122
の出力端子は、EOR素子223 の第1の入力端子にも
接続されている。FF2132の出力端子は、EOR素子
223 の第2の入力端子に接続されている。EOR素子
223 の出力端子は、EOR素子222 の第2の入力端
子に接続されている。EOR素子222 の出力端子は、
EOR素子221 の第2の入力端子に接続されている。
EOR素子221 の出力端子は、FF211 のデータ入
力端子に接続されている。FF211 〜2132の各クロ
ック入力端子には、位相情報制御信号UPが入力される
ようになっている。FF211 〜2132の各出力端子か
らは、各出力信号S201 〜S2032がそれぞれ出力さ
れるようになっている。
【0012】この位相情報発生器20では、FF21i
(i=1〜32)で構成されたシフトレジスタの位相情
報制御信号UPに同期したシフト動作と3個の各EOR 演算
素子により、現時刻におけるシフトレジスタの値から次
の時刻の値におけるシフトレジスタの値を決定し、この
値により位相情報S201 〜S2032を出力する。図1
中のレジスタ30は、位相情報発生器20のFF211
〜2132に対する初期値を決定するレジスタであり、F
F211 〜2132の個数に等しいビット数のレジスタで
ある。必要に応じてレジスタ30に書き込まれている内
容が位相情報発生器20のFF211 〜2132に書き込
まれる。尚、図1及び図4には、書き込むための制御信
号は図示されていない。通常、レジスタ30の値は全て
のビットにおいて“1”であり、動作を開始する前に1
度だけ位相情報発生器20のFF211 〜2132に書き
込まれる。この値が基準PN信号を発生するための初期情
報になる。この後、位相情報発生器20に位相情報制御
信号UPを与える度に、位相情報発生器のFF211 〜2
32の内容が更新され、位相情報制御信号UPを与える前
の現時刻から1チップ遅れた位相情報S20i が発生す
る。
【0013】図5は、図1中の位相情報発生器20の他
の例を示す構成図であり、図4中の要素と共通の要素に
は共通の符号が付されている。この位相情報発生器の生
成多項式も、PN符号発生器10と同様に式(2)で示さ
れる。この位相情報発生器では、FF21i (i=32
〜2)の出力端子は、FF21i-1 の入力端子に接続さ
れている。又、FF2123の出力端子は、EOR素子2
3 の第1の入力端子にも接続されている。FF213
の出力端子は、EOR素子222 の第1の入力端子にも
接続されている。FF212 の出力端子は、EOR素子
221 の第1の入力端子にも接続されている。FF21
1 の出力端子は、EOR素子221 の第2の入力端子に
接続されている。EOR素子221 の出力端子は、EO
R素子222 の第2の入力端子に接続されている。EO
R素子222 の出力端子は、EOR素子223 の第2の
入力端子に接続されている。EOR素子223 の出力端
子は、FF2132のデータ入力端子に接続されている。
FF2132〜211 の各クロック入力端子には、位相情
報制御信号UPが入力されるようになっている。FF2
32〜211 の各出力端子からは、各出力信号S2032
〜S201 がそれぞれ出力されるようになっている。こ
の位相情報発生器20では、位相情報制御信号UPを1
個与える毎に現在のFF2132〜211 の出力信号で決
定されるPN符号から1チップ進んだ位相情報S2032
S201 が発生する。
【0014】図6は、図1中のEOR演算回路40の構
成図である。このEOR演算回路40は、2入力AND
回路411 〜4132を有している。AND回路411
4132の各第1の入力端子には、PN符号発生器10の
出力信号S101 〜S1032がそれぞれ入力されるよう
になっている。又、AND回路411 〜4132の各第2
の入力端子には、位相情報発生器20の出力信号S20
1 〜S2032がそれぞれ入力されるようになっている。
AND回路411 〜4132の各出力端子は、32入力E
OR素子42の各入力端子にそれぞれ接続されている。
EOR素子42からは、第2のPN符号S40が出力さ
れるようになっている。
【0015】図7は、図1の動作を説明するためのタイ
ムチャートであり、横軸に時間がとられている。この図
を参照しつつ、図1の動作を説明する。基準PN符号は、
PN符号発生器10から発生するどの位置からでもよい
が、ここでは、位相情報発生器20の出力信号S20i
(i=1〜n)が全て“1”の時、EOR演算回路40
から発生するPN符号S40を基準PN符号と呼ぶことにす
る。EOR演算回路40において、AND回路411
4132はPN符号発生器10の出力信号S101 〜S1
32と位相情報制御信号UPで決定された位相情報発生
器20の出力信号S201 〜S2032との論理積をそれ
ぞれ取る。EOR素子42は、AND回路411 〜41
32の出力信号S411 〜S4132の排他的論理和を取
り、位相情報発生器20で決定されるチップ数だけ基準
PN符号よりも位相がずれたPN符号S40を出力する。
【0016】以上のように、この第1の実施形態では、
EOR 演算回路40において、基準となるPN符号発生器1
0の出力信号S101 〜S1032と位相情報発生器20
の出力信号S201 〜S2032との各論理積をとり、更
に該各論理積の排他的論理和を取ることにより、現時刻
の基準PN符号から1チップ遅れているか又は進んでい
る位相のPN符号S40を出力することができる。更に、
位相情報発生器20のシフト動作を繰り返すことによ
り、任意のチップ数ずれたPN符号S40を出力すること
ができる。その上、このPN符号発生装置は非常に少ない
ゲート回路で構成できるので、LSI化する場合でも低
価格で実現できる。
【0017】第2の実施形態 図8は、本発明の第2の実施形態を示すPN符号発生装置
の構成図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。このPN符号
発生装置では、図1中の位相情報発生器20に代えて構
成の異なる位相情報発生器50が設けられている。位相
情報発生器50には、位相情報制御信号UPに加え、位
相方向を制御するための位相方向制御信号DIRが入力
されるようになっている。そして、位相情報発生器50
は、この位相方向制御信号DIRが“1”になると遅れ
位相情報を発生し、“0”になると進み位相情報を発生
する機能を有している。他は、図1と同様の構成であ
る。
【0018】図9は、図8中の位相情報発生器50の構
成図である。この位相情報発生器50は、32個のフリ
ップフロップ部(以下、FF部という)51i (i=1
〜32)と2個の4入力EOR素子52,53とで構成
されている。FF部51i は、セレクタ51aとFF5
1bとで構成されている。FF部51i の入力端子A
は、セレクタ51aの第1の入力端子に接続されてい
る。FF部51i の入力端子Bは、セレクタ51aの第
2の入力端子に接続されている。セレクタ51aの出力
端子は、FF51bのデータ入力端子Dに接続されてい
る。FF51bの出力端子Qは、FF51部i の出力端
子Qi に接続されている。FF部51i (i=1〜3
1)の出力端子Qi は、FF部51i+1 の入力端子Aに
接続されている。又、FF部51i (i=2〜32)の
出力端子Qi は、FF部51i-1 の入力端子Bに接続さ
れている。
【0019】FF部511 ,512 ,5122,5132
出力端子Q1 ,Q2 ,Q22,Q32は、EOR素子52の
各入力端子にそれぞれ接続されている。EOR素子52
の出力端子は、FF部511 の入力端子Aに接続されて
いる。FF部511 ,512,513 ,5123の出力端
子Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q23は、EOR素子53の各入力
端子にそれぞれ接続されている。EOR素子53の出力
端子は、FF部5132の入力端子Bに接続されている。
FF51i (i=1〜32)の入力端子Sには、位相方
向制御信号DIRが入力されるようになっている。入力
端子Sは、セレクタ51aの選択信号入力端子に接続さ
れている。FF51i (i=1〜32)の入力端子Cに
は、位相情報制御信号UPが入力されるようになってい
る。入力端子Cは、FF51bのクロック入力端子CP
に接続されている。FF511 〜5132の各出力端子か
らは、各出力信号S501 〜S5032がそれぞれ出力さ
れるようになっている。
【0020】このPN符号発生装置の動作では、次の点が
図1と異なっている。位相方向制御信号DIRの論理レ
ベルにより、位相情報発生器50が図4の遅れ位相情報
発生器と図5の進み位相情報発生器の両方の機能を実現
する。以上のように、この第2の実施形態では、遅れ位
相情報発生器と進み位相情報発生器の両方の機能を有す
る位相情報発生器50を用いたので、1個の位相情報発
生器を用いたPN符号発生装置で第1の実施形態と同様の
利点がある。
【0021】第3の実施形態 図10は、本発明の第3の実施形態を示すスライディン
グ相関器の構成図である。このスライディング相関器
は、PN符号発生装置61、符号付き数値変換器62、
乗算器63、加算器64、累算レジスタ65、出力レジ
スタ66、2入力AND回路67、及びインバータ68
を備えている。PN符号発生装置61は図1と同様の構成
であり、PN符号S61を発生する機能を有している。PN
符号発生装置61の出力端子は、符号付き数値変換器6
2に接続されている。符号付き数値変換器62は、PN符
号S61の“0”,“1”を“+1”,“−1”の符号
付き数値S62にそれぞれ変換する機能を有している。
符号付き数値変換器62の出力端子は、乗算器63の一
方の入力端子に接続されている。乗算器63の他方の入
力端子には、受信信号inが入力されるようになってい
る。乗算器63は、受信信号inと符号付き数値S62
とを乗算する機能を有している。乗算器63の出力端子
は、加算器64の第1の入力端子Aに接続されている。
加算器64の出力端子は、累算レジスタ65の入力端子
に接続されている。累算レジスタ65の出力端子は、出
力レジスタ66に接続されると共に、AND回路67の
第1の入力端子に接続されている。インバータ68に
は、累算の周期を決定するタイミング信号T0が入力さ
れるようになっている。インバータ68の出力端子は、
AND回路67の第2の入力端子に接続されている。A
ND回路67の出力端子は、加算器64の第2の入力端
子Bに接続されている。又、出力レジスタ66のクロッ
ク入力端子及びPN信号発生装置61の位相情報制御信号
入力端子にもタイミング信号T0が入力されるようにな
っている。
【0022】累算レジスタ65のクロック入力端子及び
PN符号発生装置61のクロック入力端子には、入力信号
inの基本チップ幅と同じパルス幅の連続クロックMCL
K が入力されるようになっている。累算の周期を決定す
るタイミング信号T0は、通常、連続クロックMCLK の
16から32倍の周期の信号が使用される。タイミング信号
T0は、連続クロックMCLK の16倍の場合、連続クロッ
クMCLK の16個に対して1回の論理“1”が発生する
ようになっている。次に、図10の動作を説明する。乗
算器63において、受信信号inと符号付き数値S62
とが乗算され、乗算結果S63が出力される。タイミン
グ信号T0が“1”の時、AND回路67の出力信号S
67は“0”となり、加算器64の入力端子Bには
“0”が入力される。従って、乗算結果S63は加算が
行われず、スルーで累算レジスタ65に蓄えられる。次
の連続クロックMCLK サイクルでは、タイミング信号T
0が“0”になるので、累算レジスタ65の出力信号S
65と乗算結果S63とが加算され、累算レジスタ65
に格納される。
【0023】以下、次のタイミング信号T0が来るまで
累算が実行され、次のタイミング信号T0が“1”にな
った時、累算レジスタ65の内容は16回分の累算結果が
格納されている。この値がタイミング信号T0のタイミ
ングで出力レジスタ66に移されると同時に、次の周期
の累算の初期の動作が行われる。この時、PN信号発生装
置61から発生するPN符号S61はタイミング信号T0
により制御されており、累算周期毎に基準PN符号に対し
て1チップ分づつ遅れた時間位相をもつPN符号S61が
出力されている。以上説明したように、出力レジスタ6
6には、基準PN符号に対して1チップ分づつ遅れた時間
位相をもつPN符号S61と入力信号inとの16回分の相
関演算の結果が、累算周期ごとに更新されて格納され
る。このようにしてPN符号S61の1周期分(又は、周
期の1部分) の相関演算を行うと、その時の無線伝搬環
境の遅延プロファイルが出力レジスタ66に格納され
る。図10では、出力レジスタ66が1個のみの構成に
なっているので、すべての情報を蓄えるためには、タイ
ミング信号T0の周期毎に図示しない別のRAM等の格
納エリアに移動する必要がある。
【0024】図11は、出力レジスタ66に格納された
遅延プロファイルの例を示す図であり、縦軸に相関器出
力レベル、及び横軸にPN符号の遅延量がとられてい
る。この図では、図10のスライディング相関器を用い
て出力レジスタ66に蓄えた遅延プロファイルの相関器
出力レベルの例が示されている。ここに示された相関器
出力レベルのピークの位置におけるPN符号発生装置61
中の位相情報発生器の内容により、到来している受信信
号inの中から希望する信号を抽出することができる。
以上のように、この第3の実施形態では、第1の実施形
態のPN符号発生装置を備えたスライディング相関器を用
いて受信信号inの遅延プロファイルを容易に求めるこ
とができる。
【0025】第4の実施形態 図12は、本発明の第4の実施形態を示すレイク受信装
置の構成図である。本実施形態では、周期情報を送るた
めのパイロットPN符号とデータを送るためのトラヒック
PN符号を有するCDMA装置を想定する。このレイク受信装
置は、スライディング相関器71、位相情報記憶レジス
タ72、相関検波部73、相関検波部74、相関検波
部、75、及び合成部76を備えている。受信信号in
は、スライディング相関器71、及び相関検波部73,
74,75に入力されるようになっている。スライディ
ング相関器71は、図10の構成である。
【0026】相関検波部73は、トラヒック相関器73
a、パイロット相関器73b、伝搬路推定部73c、加
算回路73d、及び位相情報レジスタ73eを備えてい
る。トラヒック相関器73a及びパイロット相関器73
bには受信信号inが入力されるようになっている。パ
イロット相関器73bの出力側は、伝搬路推定部73c
の入力側に接続されている。伝搬路推定部73cの出力
側は、加算回路73dの第1の入力側に接続されてい
る。トラヒック相関器73aの出力側は、加算回路73
dの第2の入力側に接続されている。加算回路73dの
出力側からは、検波出力信号S73が出力されるように
なっている。相関検波部74,75も同様な構成であ
る。相関検波部73,74,75の各出力側は、合成部
76の各入力側に接続されている。合成部76は、相関
検波部73,74,75の検波出力信号S73,S7
4,S75をベクトル合成し、受信検波出力信号S76
を出力する機能を有している。
【0027】位相情報記憶レジスタ72は、スライディ
ング相関器71の内部の位相情報発生器の情報を一時記
憶する機能を有し、位相情報発生器と同じnビットのレ
ジスタである。位相情報記憶レジスタ72は相関検波部
73,74,75の数と同数(図では3個) の位相情報
記憶レジスタ72a,72b,72cで構成され、該レ
ジスタ72a,72b,72cがシフトレジスタとして
接続されている。即ち、位相情報記憶レジスタ72aに
情報が書き込まれると同時に該位相情報記憶レジスタ7
2aの情報は位相情報記憶レジスタ72bに移動し、位
相情報記憶レジスタ72bの情報は位相情報記憶レジス
タ72cに移動するようになっている。従って、最後に
書き込まれた3個の情報が位相情報記憶レジスタ72
a,72b,72cに記憶されるようになっている。
【0028】図13は、図12中のパイロット相関器7
3bの構成図である。このパイロット相関器73bは、
PN符号発生器81、EOR演算回路82、符号付き数
値変換器83、乗算器84、加算器85、累算レジスタ
86、出力レジスタ87、AND回路88、及びインバ
ータ89を備えている。PN符号発生器81は、EOR
演算回路82の第1の入力側に接続されている。位相情
報レジスタ73eは、EOR演算回路82の第2の入力
側に接続されている。EOR演算回路82の出力端子
は、符号付き数値変換器83に接続されている。符号付
き数値変換器83の出力端子は、乗算器84の一方の入
力端子に接続されている。乗算器84の他方の入力端子
には、受信信号inが入力されるようになっている。乗
算器84の出力端子は、加算器85の第1の入力端子A
に接続されている。加算器85の出力端子は、累算レジ
スタ86の入力端子に接続されている。累算レジスタ8
6の出力端子は、出力レジスタ87に接続されると共
に、AND回路88の第1の入力端子に接続されてい
る。インバータ89には、累算の周期を決定するタイミ
ング信号SYMTが入力されるようになっている。イン
バータ89の出力端子は、AND回路88の第2の入力
端子に接続されている。AND回路88の出力端子は、
加算器85の第2の入力端子Bに接続されている。又、
出力レジスタ87のクロック入力端子にもタイミング信
号SYMTが入力されるようになっている。累算レジス
タ65のクロック入力端子には、入力信号inの基本チ
ップ幅と同じパルス幅の連続クロックMCLK が入力され
るようになっている。
【0029】次に、図12の動作を説明する。受信信号
inはスライディング相関器71に入力され、第3の実
施形態に説明したようにPN符号をスライディングさせる
機能により、PN符号を1チップづつずらせたときの相関
値が求められる。ここでの目的は、相関値のピークに対
応したPN符号の位相位置を求めることである。具体的に
ピークを求めるために、前区間で演算した相関値と現区
間で演算した相関値との大小を図示しない比較手段で比
較する。この比較手段はハードウエアで構成してもよい
し、ソフトウエアで構成してもよい。そして、現区間で
演算した相関値の方が前区間で演算した相関値よりも大
きい場合には、位相情報発生器の内容を位相情報記憶レ
ジスタ72aに書き込む。この動作をPN符号の周期分行
うと、位相情報記憶レジスタ72a,72b,72cに
は、相関値のピークの大きいものから順に、そのPN符号
の位置が記憶される。この3個の情報を相関検波部7
3,74,75中の位相情報レジスタ73e,74e,
75eに移動する。具体的には、位相情報記憶レジスタ
72aの内容を相関検波部73中の位相情報レジスタ7
3eに移動する。又、位相情報記憶レジスタ72bの内
容を相関検波部74中の位相情報レジスタ74eに移動
する。同様に、位相情報記憶レジスタ72cの内容を相
関検波部75中の位相情報レジスタ75eに移動する。
【0030】相関検波部73,74,75中のPN符号発
生器とスライディング相関器71中のPN符号発生器は同
一の位相周期で動作しているので、このようにして相関
検波部73,74,75中の位相情報レジスタ73e,
74e,75eに位相情報が書き込まれると、各相関検
波部73,74,75は、これらの位相情報に基づいて
PN符号をそれぞれ発生する。以後、捕まえたパイロット
信号の相関検波が行われ、出力レジスタ88にはパイロ
ット検波出力信号が蓄えられる。このとき、加算器86
と累算レジスタ87、出力レジスタ88、及びAND回
路89は、受信信号inと同じ拡散幅の周期で累算を行
い、受信信号inの相関を取るように動作する。一方、
トラヒック相関器73aは捕まえたパイロット信号から
同じ周期のトラヒックPN符号を生成し、データの相関検
波を行って相関検波出力信号S73aを出力する。相関
検波出力信号S73aは、加算回路73dへ出力され
る。又、パイロット相関出力信号S73bは、伝搬路推
定部73cを経て加算回路73dへ出力される。加算回
路73dにおいて、相関検波出力信号S73aからパイ
ロット信号成分が除去され、フェージングの影響のない
データだけの成分が抽出される。各相関検波部73,7
4,75で抽出された検波出力信号S73,S74,S
75は合成部76で時間のずれを補正された後に合成さ
れ、受信検波出力信号S76になる。このように、フェ
ージングを受けた受信信号inを逆拡散により先行波及
び遅延波に分離し、それぞれの信頼度に応じた重み付け
を行って合成することにより、パスダイバーシティを実
現することが可能となるので、マルチパスフェージング
環境下でも高受信利得を得ることができる。
【0031】以上のように、この第4の実施形態では、
第3の実施形態のスライディング相関器を備えたレイク
受信装置を用い、フェージングを受けた受信信号inを
逆拡散により先行波及び遅延波に分離し、それぞれの信
頼度に応じた重み付けを行って合成することにより、パ
スダイバーシティを実現することができる。そのため、
マルチパスフェージング環境下でも高受信利得を得るこ
とができる。尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次の(a)〜(f)のようなものがある。
【0032】(a) 実施形態におけるPN符号発生器
は、M系列のPN符号を発生する回路であれば、任意の回
路(即ち、任意の生成多項式) で構成してよい。又、任
意の値を基準PN符号としてよい。 (b) 実施形態における位相情報発生器は、PN符号発
生器と同じ生成多項式によるのM系列のPN符号を発生す
る回路であれば、任意の回路で構成してよい。又、任意
の値を基準PN符号としてよい。 (c) 図1中のレジスタ30は、nビットのデータを
記憶するものであればよく、例えばRAM等の記憶回路
で構成してもよい。 (d) 図10中の累算レジスタ65のクロック入力及
びとPN符号発生装置61のクロック入力には、スライデ
ィング相関の精度を上げるために、入力信号inの基本
チップ幅のn倍(n=2,4,8,…)連続クロックを
入力してもよい。 (e) 図12中の相関検波部は2個以上あればよく、
個数は限定されない。 (f) 第1又は第2の実施形態のPN符号発生装置を2
個用いることにより、ゴールド符号を発生するようにで
きる。即ち、2つのPN符号発生装置の生成多項式として
異なるM系列の符号を設定し、2つのEOR演算回路の
出力信号の排他的論理和をとる構成にすることにより、
ゴールド符号発生装置になる。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、PN符号発生装置中の演算回路において、基準
となるPN符号発生器のシフトレジスタの出力信号と位相
情報発生器のシフトレジスタの出力信号との論理積をそ
れぞれとり、該各論理積の排他的論理和を取ることによ
り、現時刻の基準PN符号から1ビット遅れた時間位相の
第2のPN符号が発生させることができる。更に、位相情
報発生器のシフト動作を繰り返すことにより、任意の時
間位相のずれたPN符号を発生させることができる。この
PN符号発生装置は非常に少ないゲート回路で実現できる
ので、LSI化する場合でも少ない費用で実現できる。
第2の発明によれば、第1の発明のPN符号発生装置を備
えたスライディング相関器を用いて受信信号の遅延プロ
ファイルを容易に求めることができる。第3の発明によ
れば、第2の発明のスライディング相関器を備えたレイ
ク受信装置を用い、フェージングを受けた受信信号を逆
拡散により先行波及び遅延波に分離し、それぞれの信頼
度に応じた重み付けを行って合成することにより、パス
ダイバーシティを実現することが出来、マルチパスフェ
ージング環境下でも高受信利得を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のPN符号発生装置の構
成図である。
【図2】従来のPN符号発生装置の構成図である。
【図3】図1中のPN符号発生器の構成図である。
【図4】図1中の位相情報発生器の構成図である。
【図5】図1中の他の位相情報発生器の構成図である。
【図6】図1中のEOR演算回路の構成図である。
【図7】図1のタイムチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態のPN符号発生装置の構
成図である。
【図9】図8中の位相情報発生器の構成図である。
【図10】本発明の第3の実施形態のスライディング相
関器の構成図である。
【図11】遅延プロファイルの出力の例を示す図であ
る。
【図12】本発明の第4の実施形態のレイク受信装置の
構成図である。
【図13】図12中のパイロット相関器の構成図であ
る。
【符号の説明】
10 PN符号発生器 20 位相情報符号発生器 40 EOR演算回路(演算
回路) 71 スライディング相関器 72 位相情報記憶レジスタ 73,74,75 相関検波部 76 合成部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準のM系列信号で構成された第1の疑
    似ランダム符号の位相を任意の位相ずらした第2の疑似
    ランダム符号を発生する疑似ランダム符号発生装置にお
    いて、 データ入力端子に与えられた第1のデータを第1のクロ
    ックに同期してラッチする第1のN段(N;2以上の整
    数)のフリップフロップと、該第1のN段のフリップフ
    ロップのうちの所定のフリップフロップの出力データと
    最終段のフリップフロップの出力データとの排他的論理
    和をとる1つ又は複数の第1の排他的論理和回路とを有
    し、該各フリップフロップに前段のフリップフロップ又
    は該排他的論理和回路の出力データをそれぞれラッチさ
    せるシフト動作を該クロックに同期して繰り返し、周期
    が(2N −1)チップで巡回する所定の生成多項式に基
    づいた第1の疑似ランダム符号を発生する疑似ランダム
    符号発生器と、 データ入力端子に与えられた第2のデータを第2のクロ
    ックに同期してラッチする第2のN段のフリップフロッ
    プと、該第2のN段のフリップフロップのうちの所定の
    フリップフロップの出力データと最終段のフリップフロ
    ップの出力データとの排他的論理和を初段のフリップフ
    ロップのデータ入力端子に与える1つ又は複数の第2の
    排他的論理和回路とを有し、該各フリップフロップに前
    段のフリップフロップの出力データをラッチさせるラッ
    チ動作を該第2のクロックに同期して行い、周期が(2
    N −1)チップで巡回する前記所定の生成多項式に基づ
    いた疑似ランダム符号を用いた位相情報符号を発生する
    位相情報符号発生器と、前記第1のN段のフリップフロ
    ップの各出力データと前記第2のN段のフリップフロッ
    プの各出力データとの論理積演算をそれぞれ行い、該論
    理積演算した結果の排他的論理和をとって前記第1の疑
    似ランダム符号よりも任意のチップ数位相が進んでいる
    か又は遅れている前記第2の疑似ランダム符号を出力す
    る演算回路とを、 備えたことを特徴とする疑似ランダム符号発生装置。
  2. 【請求項2】 スペクトル拡散方式に基づく移動通信シ
    ステムの受信局に設けられ、請求項1記載の疑似ランダ
    ム符号発生装置を有し、前記位相情報制御信号を操作し
    て前記第2の疑似ランダム符号を1チップづつずらすこ
    とにより、受信信号との相関度を検索する構成にしたこ
    とを特徴とするスライディング相関器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスライディング相関器
    と、 前記スライディング相関器から出力された相関度に対応
    した前記第2の疑似ランダム符号の位相情報を記憶する
    位相情報記憶レジスタと前記位相情報記憶レジスタの位
    相情報に基づいて受信信号の相関検波を行う複数の相関
    検波部と、 前記複数の相関検波部の各出力データを合成する合成部
    とを、 備えたことを特徴とするレイク受信装置。
JP8259358A 1996-09-30 1996-09-30 疑似ランダム符号発生装置、スライディング相関器、及びレイク受信装置 Pending JPH10107594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089126A1 (fr) * 2000-05-19 2001-11-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Recepteur et procede de generation de code d'etalement inverse
KR100671854B1 (ko) * 1998-12-24 2007-01-22 후지쯔 가부시끼가이샤 코드 위상 설정 방법 및 장치

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