JPH10103253A - 揚水機の状態監視方法および監視装置 - Google Patents

揚水機の状態監視方法および監視装置

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JPH10103253A
JPH10103253A JP8260884A JP26088496A JPH10103253A JP H10103253 A JPH10103253 A JP H10103253A JP 8260884 A JP8260884 A JP 8260884A JP 26088496 A JP26088496 A JP 26088496A JP H10103253 A JPH10103253 A JP H10103253A
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JP
Japan
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pump
head
flow rate
guide vane
vane opening
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Application number
JP8260884A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kuwabara
尚夫 桑原
Masataka Harada
昌孝 原田
Hiroto Nakagawa
博人 中川
Toshinari Fujii
俊成 藤井
Toshikazu Kubo
俊和 久保
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Kansai Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 揚水機の高揚程逆流発生点に対する現在の運
転点や視覚を通じて簡単に確認することができるととも
に、揚水機の運転状態の推移もしくは傾向を一目で視認
することができるようにする。 【解決手段】 実機モニタリング装置2では、実機1の
揚程H、流量Q、回転速度N、およびガイドベーン開度
Yを所定のサンプリング周期で計測し、これらの計測し
たデータに対し、制御装置3では、固有特性データと同
一条件で実機または相似機の所定回転速度状態に換算す
るための座標変換を行い、表示装置4に予め入力された
モデルポンプのデータを背景として表示し、その上に座
標変換された実機の運転状態を表示し、逆流が発生する
各状態量を視認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的大容量の定
速度揚水機および可変速度揚水機の運転状態を監視する
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】揚水機には逆流という特性(現象)があ
ることが従来から知られている。この逆流特性とは、例
えば後述の図4や図5に示すように横軸に揚水量Q、縦
軸に全揚程Hまたはポンプ入力Pをとったときに、揚水
量Q−全揚程H、揚水量Q−ポンプ入力Pの関係におい
て極小値(ロ)が存在するという特性のことである。図
3の全揚程H−揚水量Qの特性では極大値から左側が、
また、ポンプ入力P−揚水量Qの特性では極小値から左
側がそれぞれ逆流領域であり、この逆流領域は揚水量Q
からみると全揚程Hの極大値とポンプ入力Pの極小値の
位置と一致する。これらの点が逆流開始点Dとなってい
る。この逆流領域で揚水機の運転が行われると、通常運
転時の数倍以上の振動や騒音が発生する。このため、逆
流領域Rwでの揚水継続運転は揚水機に負担がかかり、
揚水機を含めて付属する機械が破損するおそれがある。
そこで、従来では、この逆流領域に入らないように高揚
程逆流に対しては充分な余裕をとって運転揚程範囲を設
定していた。
【0003】このように従来では、高揚程逆流に対して
は充分な余裕をとって運転揚程範囲を設定していたの
で、特に高揚程逆流に対する余裕を定量的に表示するよ
うな状態監視装置を設置する必要はなかった。
【0004】しかし、単一のフランシスランナーを有
し、揚水および発電の両運転モードで可変速運転される
可変速揚水発電用ポンプ水車においては、揚水モードで
入力可変幅をできるだけ広くとりたいという事情がある
ため、通常運転範囲を前述の高揚程逆流領域の近傍まで
広げるようになってきた。このため、高揚程逆流領域落
ち込み余裕を充分確保することができないようなケース
も見られるようになってきた。しかも、複数台のこの種
の可変速ポンプ水車が上池側管路または同一の下流側管
路から分岐して設置されるような場合には、相互に水撃
干渉を受け合うので、前記高揚程逆流余裕は一層厳しく
なっていた。
【0005】このようなことから、逆流を回避するよう
な運転制御の重要性が高まり、本発明者自身によっても
特開平1−163473号、特開平1−163475
号、特公平7−37791号に記載されたような逆流回
避制御に関する提案を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに逆流を回避するような制御を行っていたとしても、
通常運転範囲が前述の高揚程逆流領域の近傍まで広がっ
てくると、逆流回避制御が正常に行われているかどうか
を確認したり、間違って逆流領域に突入した場合でも、
どのような状態で運転されているかを的確に確認する必
要が生じてきた。
【0007】この点に関して、前記特公平7−3779
1号において、本発明者は、揚水機の吐出側水圧脈動や
揚水機が発する機械的振動に逆流特有のスペクトルが現
れる特徴を利用して逆流運転を検出し、もしくは判別す
る方法を提案した。
【0008】しかし、この既提案方法では、逆流領域に
突入したことは分かるが、まだ逆流領域に突入していな
い通常運転時に、運転点が逆流開始点に近づいているの
か、遠ざかりつつあるのかというような運転点の推移
や、現在の運転点の逆流開始点に対する余裕はどのくら
いあるのか、あるいは、逆流領域に突入した後、運転点
はどこにあるのか、等の疑問に答えることはできなかっ
た。
【0009】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、揚水機の高揚程逆流発生点に対す
る現在の運転点を視覚を通じて簡単に確認することがで
きる揚水機の状態監視方法および装置を提供することに
ある。
【0010】また、他の目的は、揚水機の高揚程逆流領
域と運転点との相対的な位置関係を表示面上で表示する
ことによって、揚水機の運転状態の推移もしくは傾向を
一目で視認することができる揚水機の状態監視方法およ
び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、揚水機の実機の揚程を代表する変量
と流量を代表する変量、揚程を代表する変量と入力を代
表する変量、および入力を代表する変量と流量を代表す
る変量のいずれかの組み合わせをそれぞれ2次元の座標
軸にとって、あらかじめ測定した逆流領域を含む揚水機
の実機の固有特性を2次元座標軸上に表示し、逆流が発
生する各状態量を目視で確認することができるようにし
たことを特徴としている。
【0012】この場合、前記2次元の座標軸にさらにガ
イドベーン開度を代表する変量に関する座標軸を加え、
前記揚水機の実機の固有特性を3次元座標軸上で表示す
るようにしてもよい。
【0013】また、前記揚水機の実機の代わりに揚水機
の相似模型を使用し、相似側に基づいて前記固有特性の
表示を行うようにすることもできる。
【0014】なお、ここで揚程を代表する変量、流量を
代表する変量、入力を代表する変量、ガイドベーン開度
を代表する変量における「代表する変量」とは、揚程、
流量、入力および開度をそれぞれ要素として含む変量、
すなわち、これらの各要素を関数として含むようなパラ
メータ、あるいは、他のものに置き換えてパラメータと
して使用するようなものを指し、パラメータとして揚
程、流量、入力および開度そのものを使用するだけでは
ないものも含む趣旨である。
【0015】第2の手段は、少なくとも高揚程側逆流が
発生する流量点、この流量点近傍の逆流特性、および前
記流量点近傍の通常運転領域について、前記揚水機の揚
程と流量の関係特性をあらかじめガイドベーン開度をパ
ラメータとして計測し、これらのガイドベーン開度ごと
の特性を、揚程を代表する変量の座標軸と流量を代表す
る変量の座標軸によって形成される座標面上に表示する
とともに、各ガイドベーン開度に対応した逆流開始点が
目視により確認できるように表示画面に表示し、これと
並行して、実機運転中の揚程と流量を計測し、別途計測
した前記ガイドベーン開度に応じて前記表示画面の座標
面上に重ねて表示することを特徴としている。
【0016】この場合、前記重ねて表示される前記ガイ
ドベーン開度に対応した実機運転中の揚程と流量は、時
間の経過とともに順次継続して表示するようにするとよ
い。
【0017】第3の手段は、少なくとも高揚程側逆流が
発生する流量点、この流量点近傍の逆流特性、および前
記流量点近傍の通常運転領域について、前記揚水機の揚
程と流量の関係特性をあらかじめガイドベーン開度をパ
ラメータとして計測しておく手段と、計測されたこれら
のガイドベーン開度ごとの特性を、揚程を代表する変量
の座標軸と流量を代表する変量の座標軸によって形成さ
れる座標面上に表示するとともに、各ガイドベーン開度
に対応した逆流開始点が目視により確認できるように表
示画面に表示する手段と、実機運転中の揚程と流量を計
測する手段と、この計測手段によって計測された揚程と
流量を、前記ガイドベーン開度に応じて前記表示画面の
座標面上に重ねて表示させる手段とを備えていることを
特徴としている。この場合、後述の実施形態では、計測
する手段はモニタリング装置に対応し、表示する手段は
ディスプレイ装置に対応し、表示させる手段は制御装置
に対応し、制御手順は、制御装置に格納されたプログラ
ムに従って実行される。
【0018】また、前記表示する手段は、前記ガイドベ
ーン開度に対応した実機運転中の揚程と流量を時間の経
過とともに順次継続して表示することが望ましい。ま
た、計測され表示される揚水機の揚程と流量として、揚
水機自身の揚程と流量を使用しても、揚水機の所定回転
数の相似模型における揚程と流量を相似則に基づいて換
算して使用してもよい。
【0019】なお、上記第2または第3の手段におい
て、前記計測され表示される揚水機の揚程と流量は、所
定の回転速度に対応する揚水機自身の揚程と流量であっ
ても、同じく所定回転速度に対応する揚水機の相似模型
で計測され、相似則に基づいて換算された揚程と流量で
あってもよい。
【0020】また、前記流量に代えて揚水機入力を使用
しても、前記揚程に代えて揚水機入力を使用してもよ
い。さらに、前記実機運転中の流量は、少なくともガイ
ドベーン開度および揚水機入力(駆動電動機出力)を含
む実機の計測データから演算で求めても、少なくともガ
イドベーン開度、回転速度および揚水機入力(駆動電動
機出力)を含む実機の計測データから演算で求めてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0022】図1は本発明の実施形態における可変速揚
水機の運転状態を監視する状態監視装置の概略構成を示
すブロック図、図2はこの状態監視装置における処理手
順を示すフローチャートである。
【0023】図1に示すように、実施形態に係る状態監
視装置は、実機1のガイドベーン開度Y、揚程H、流量
Qおよび回転速度Nなどの少なくとも2つを計測し、制
御装置3側に出力する実機モニタリング装置2と、この
実機モリタリング装置2によって計測された、前記Y,
H,Q,Nなどの値が入力され、これらの値に基づいて
後述の背景となる画面や実際の運転点を計算する前記制
御装置3と、制御装置3から前記計算された表示データ
を受けて、画面上に表示する表示装置(ディスプレイ装
置)4から基本的に構成されている。
【0024】前記制御装置3は、図2のフローチャート
に示すような手順で処理するように設定されている。す
なわち、相似のモデルポンプの計測で得られた状態監視
対象となっている揚水機の固有特性データを図3に示す
ように実機または相似機いずれかの所定回転速度状態に
換算して一群のグラフとして入力する。その場合、この
特性はガイドベーン開度Yをパラメータとし、各ガイド
ベーン開度Yごとの(揚程H)対(流量Q)関係として
入力される。なお、この実施形態では、図3に示すよう
に、少なくとも高揚程逆流発生点近傍を含む領域の前記
関係が入力される〔ステップS13〕。
【0025】この入力とは別に、実機モニタリング装置
2では、実機1の揚程H、流量Q、回転速度N、および
ガイドベーン開度Yを所定のサンプリング周期で計測す
る〔ステップS11〕。そして、これらの計測されたデ
ータに対し、制御装置3では、前記固有特性データと同
一条件で実機または相似機の所定回転速度状態に換算す
るための座標変換を行う〔ステップS12〕。そして、
ステップS14で、制御装置3は表示装置4にステップ
S13で入力されたモデルポンプのデータを背景として
表示し、その上にステップS12で座標変換された実機
1の運転状態を図3における太線のように表示する。こ
の表示はステップS11における計測に対応してリアル
タイムで行われる。したがって、この経過を辿ると、運
転の傾向が表示画面4の表示を観察しているだけで一目
で分かる。なお、この図では、実機1の運転点の軌跡を
太線で表しているが、表示装置4においては、背景の色
と異なった色で表示して、より明確に視認できるように
なっている。
【0026】図4は、揚水機の固有特性の一例を示す特
性図で、横軸に実機流量Qを、縦軸に実機揚程Hをとっ
たときの関係と、横軸に実機流量Qを、縦軸に実機ポン
プ入力Pをとったときの関係とを同一の図に示してい
る。ここで、破線を境にして斜線を引いた少流量側の部
分が逆流領域で、多流量側の領域が通常運転領域であ
る。この図4に示す特性では、同一の揚程に対して流量
の値を2つもしくは3つとる部分がある。そのため、揚
程が破線で示した逆流開始点のHαから僅かに高くなる
と、流量は急減して運転点は(イ)で示す点に飛んでし
まう。すなわち、逆流開始点D近傍で運転中は僅かの揚
程変動によって流量Qが急減する可能性がある。
【0027】このように一度逆流領域に落ち込むと、揚
程がHβに下がるまでは、運転点は(イ)点から(ロ)
点に移動するだけで、通常運転領域には復帰できない。
また、揚程がHβ以下に下がったら運転点はすぐに
(ハ)点に飛び、急に流量も増して通常運転に復帰す
る。
【0028】このような高揚程逆流が発生するのはいわ
ばストール現象で、揚程がポンプ自身の能力を越えてし
まったことを意味し、運転効率は大きく低下するのみな
らず、振動や騒音を伴う。したがって、このような現象
が検出されたならば、速やかに脱出操作をしてやる必要
がある。逆流領域からの運転点の脱出は、回転速度を上
げたり、ガイドベーン開度を下げたりして行う。したが
って、このような逆流現象を的確に検出する状態監視が
重要となる。なお、図4に示した流量Q対揚程Hの関係
を示すグラフに対応する流量Q対入力Pの関係を示すグ
ラフで逆流を監視することも可能である。この場合に
は、入力Pの割りに流量Qが異常に低いことによっても
で検出できるからである。
【0029】図5は、他の固有特性を示す揚水機の例で
ある。この特性では、図4に示したように同一揚程に対
して流量が2つ(2価)もしくは3つ(3価)になる部
分がない。したがって、図4に示すようなヒステリシス
現象もない。しかし、この場合でも斜線の少流量領域が
逆流領域であることに変わりはなく、設定値が僅かにド
リフトしたりして運転点がいつまでもこの領域に留まる
ようなことがあれば、やはり危険である。
【0030】図6は図2のステップS14における組み
合わせ表示の他の例を示す図で、相似モデルの1000
回転状態に正規化して表示した場合の例である。横軸は
相似モデルの1000回転時の流量Q’1000を、縦軸は
相似モデルの1000回転時の揚程H’1000をそれぞれ
示す。
【0031】この例で、実機運転点が(ニ)の場合に
は、逆流突入に対するQ’1000軸方向の余裕は、図に示
すように逆流突入位置Dと運転点の流量の差、 Q’1000−Q’D1000 で表される。
【0032】なお、上記Q’およびH’の「’」はモデ
ルベースに変換したときの値を示しており、添字の「
1000」は揚水機の回転数を示す(以下、同様)。
【0033】図7は、図5の特性を相似モデルの揚程で
管理する場合の例で、逆流突入に対するH’1000軸方向
の余裕は、図に示すように逆流開始点Dと運転点の揚程
の差、 H’D1000 −H’1000 で表される。
【0034】ここで、上記のような特性に対応して運転
点を決定する処理について図8のフローチャートを参照
して説明する。このフローチャートは図2の処理手順を
さらに詳細に示したものである。すなわち、運転点を特
定し、その運転点をモデルテストデータの背景画面上に
表示するためには、揚水機の流量(揚水量)Q〔ステッ
プS21〕、揚程H〔ステップS22〕、回転数N〔ス
テップS23〕およびガイドベーン開度Y〔ステップS
24〕から運転点を計算する〔ステップS25〕。一
方、モデルテストデータからH’1000−Q’1000座標系
のデータ群から逆流突入位置を明示したグラフを作成し
〔ステップS26〕、表示装置4に出力して表示面の背
景として表示させる。他方、前記ステップS25で計算
された運転点はリアルタイムで表示装置4に出力され、
表示装置4では、前記表示面上に表示されたモデルデー
タのグラフに運転点を重ねて表示する〔ステップS2
7〕。この場合も、表示は背景と運転点との色を変えて
表示することが望ましく、さらに、逆流開始点よりも少
流量側の逆流領域を例えば赤などの危険を予想させる色
で表示するようにしてもよい。
【0035】さらに他の実施形態に係る表示例を図9に
示す。この例は、図6のH’1000軸に代えて相似モデル
ポンプの1000回転時の入力P’1000を縦軸にとり、
横軸はそのまま流量Q’1000をとってP’1000−Q’
1000座標系としたものである。縦軸にP’1000を、横軸
にQ’1000をとり、ある案内弁開度Yについて揚水機の
運転点の軌跡をとれば図のような特性が得られる。点線
より左側の斜線を引いた領域が逆流領域である。
【0036】このような特性の場合、逆流突入への余裕
は、P’1000軸方向に考えると、逆流開始点Dのときの
入力をP’D1000 、揚水機の運転点をP’1000とすれ
ば、逆流までの余裕は、 P’1000−P’D1000 で表される。また、Q’1000軸方向に考えると、逆流開
始点Dのときの流量をQ’D1000 、揚水機の運転点を
Q’1000とすれば、逆流までの余裕は、 Q’1000−Q’D1000 で表される。したがって、逆流落ち込みに対して、流量
Q’1000で管理しても、入力P’1000で管理してもよ
い。
【0037】図10は図9の表示を採用したときの図8
と同様の処理手順を示すフローチャートである。この処
理手順は前述の図8における手順のうちステップS22
をステップS22’に、ステップS26をステップS2
6’に置き換えたもので、ステップS22’では揚程に
代えてポンプ入力P(もしくはトルクT)を検出してス
テップS25で運転点を計算し、ステップS26’で
は、H’1000−Q’1000座標系のデータ群に代えて、
P’1000−Q’1000座標系のデータ群として逆流突入位
置を明示して、ステップS27でこのP’1000−Q’
1000座標系のグラフを背景として、ステップS25で計
算された運転点を表示するようにしている。
【0038】図11は、さらに他の実施形態に係る表示
例である。この実施形態は可変速ポンプに適用したもの
で、横軸に実機または相似モデルの揚程H’、縦軸に実
機または相似モデルの入力P’を取っている。この場合
には、パラメータとしてガイドベーン開度Yの他に回転
速度Nを同時に選ぶこともできる。この可変速ポンプの
特性では、通常の運転範囲は図11においてEで示す領
域になり、逆流領域は斜線で示す領域となる。斜線を付
した領域との境界線上に逆流開始点Dが現れる。
【0039】したがって、運転点が図示の位置にある場
合、揚程(H’)で逆流突入に対する余裕を管理すれ
ば、運転点における揚程H’D と、運転点の入力P’を
一定としたときの前記逆流突入位置を示す線との交点に
おける揚程H’との差、 H’−H’D が逆流領域に対する余裕となる。また、入力(P’)で
逆流突入に対する余裕を管理すれば、運転点における入
力P’と、運転点の揚程H’を一定としたときの前記逆
流突入位置Dを示す線との交点における入力P’D との
差、 P’−P’D が逆流領域に対する余裕となる。
【0040】図12は、図11の表示画面を使用してポ
ンプの状態管理を行う処理手順を示すフローチャートで
ある。この手順では、ポンプ入力P(もしくはトルク
T)、回転速度N、ガイドベーン開度Yおよび揚程Hを
検出し〔ステップS31〕、これに基づいて運転点を計
算し〔ステップS32〕、同時にステップS31で検出
した各パラメータから図11で示した特性を演算してグ
ラフ化し、表示装置4に出力する〔ステップS33〕。
表示装置4は、これを背景として取り込んで表示し、そ
の背景画面上にステップS32で得た運転点をリアルタ
イムで表示する〔ステップS1004〕。
【0041】この場合も背景画面と運転点とは色を変
え、さらに、背景においては通常運転範囲と逆流領域と
は異なる色で表示する。これによって、現在の運転点お
よび逆流領域に対する余裕が一目で分かる。
【0042】図13は、図4における流量Qと揚程Hと
を交換した可変速ポンプの特性を示すもので、横軸に実
機または相似モデルの揚程H’、縦軸に実機または相似
モデルの流量Q’を取っている。この場合にも、パラメ
ータとしてガイドベーン開度Yの他に回転速度Nを同時
に選ぶこともできる。また、この場合も両軸とも所定回
転数に正規化しておいた方が都合がよい。この可変速ポ
ンプの特性では、通常の運転範囲は図13においてFで
示す領域になり、逆流領域は斜線で示す領域となる。斜
線を付した領域との境界線上に逆流開始点Dが現れる。
【0043】したがって、運転点が図示の位置にある場
合、揚程(H’)で逆流突入に対する余裕を管理すれ
ば、運転点における揚程H’D と、運転点の流量Q’を
一定としたときの前記逆流突入位置Dを示す線との交点
における揚程H’との差、 H’−H’D が逆流領域に対する余裕となる。また、流量(Q’)で
逆流突入に対する余裕を管理すれば、運転点における流
量Q’と、運転点の揚程H’を一定としたときの前記逆
流突入位置Dを示す線との交点における流量Q’D との
差、 Q’−Q’D が逆流領域に対する余裕となる。
【0044】図14は、図12と同様に図13の表示画
面を使用してポンプの状態管理を行う処理手順を示すフ
ローチャートである。この手順では、図10におけるス
テップS31がステップS31’に、表示画面を作成す
るステップS33がステップS33’となっているだけ
で、後の処理は図12の処理手順と同等である。なお、
ステップS31’では、ステップS31における出力P
(T)に代えて流量Qを検出しており、ステップS3
3’では、表示のパラメータをQ’−H’データ群に取
った表示画面となっている。
【0045】このように表示画面の設定には種々のケー
スがあり、この一覧を図15に示す。この図から分かる
ように表示画面の設定には、モデルベースおよび実機ベ
ースのそれぞれについて、所定回転数で正規化して揚程
と流量、もしくは入力と流量をパラメータとして特性を
表示する場合と、測定した揚程と流量、もしくは入力と
流量をパラメータとして所定回転数で正規化することな
く特性を表示する場合とがあり、このように所定回転数
で正規化するか否かに応じて適当な座標系を選択して表
示することができる。
【0046】図16は、可変速ポンプの通常運転範囲
(図11−E)におけるポンプの回転速度とガイドベー
ン開度との関係を揚程H’対入力P’座標系においてプ
ロットしたもので、入力P’を増そうとすれば回転速度
Nを上げると同時にガイドベーン開度Yも上げて所望の
入力へ調整するだけでなく、その入力では最高効率にな
るガイドベーン開度Yを設定する。
【0047】図17は、図16の特性を揚程H’対流量
Q’座標系に座標変換したもので、前記図13の通常運
転範囲Fに対応している。
【0048】図18に他の実施形態を示す。この実施形
態は、図1および図2に示した実機流量Qの計測を行わ
ないで、あらかじめ入力しておいた相似モデルデータを
使用して実機の回転速度N、ガイドベーン開度Yおよび
揚程Hから実機流量を計算で算出し、推定するようにし
た例である。この場合、流量を計算によって算出するの
で、前記図2のように1つの揚程Hに対して流量Qの値
が2つもしくは3つ(2価、3価)あるような特性の場
合には使用することはできない。したがって、図3に示
すように、揚程Hに対して流量Qが常に1対1に対応し
ている必要がある。
【0049】この実施形態における処理手順では、ま
ず、鉄管水圧とドラフト水圧との差圧(鉄管水圧−ドラ
フト水圧)Hを求め〔ステップS41〕、その差圧Hを
全揚程とみなしてH’1000を求める〔ステップS4
3〕。その際、ポンプの回転速度Nとガイドベーン開度
Yも取り込んでおく〔ステップS42〕。なお、ここで
いうH’の「’」も前述のようにモデルベースに変換し
たときの値を示しており、添字の「1000」は揚水機の回
転数を示す。したがって、H1000は1000rpmに換
算された模型揚水機(モデル)の全揚程を示す。そし
て、あらかじめ作成しておいたモデルベースで1000
rpmで正規化した全揚程と揚水量のグラフ(H’1000
−Q’1000グラフ)よりモデルベースの揚水量Q’1000
を読み取る〔ステップS44〕。このようにして読み取
ったモデルベースの全揚程Q’1000から後述の(2)式
に基づいて揚水量Qを求める〔ステップS45〕。この
ようにして推定した揚水量が求まると、当該推定した揚
水量から計算した速度水頭を考慮し全揚程を求める〔ス
テップS46〕。
【0050】この全揚程Hは、 H=H+(1/2){(Q/A1 2 −(Q/
2 2 } として求められる。ただし、A1 は鉄管水圧測定点の断
面積を、A2 はドラフト水圧測定点の断面積を示す。
【0051】このようにして求めた全揚程Hは、充分収
束するまで、計算が繰り返され〔ステップS43→ステ
ップS47〕、充分収束した時点で、実機運転点として
出力される(ステップS48)。
【0052】なお、模型ベースから実機ベースを対応さ
せるためには、以下の式が用いられる。
【0053】 H=H’1000×MR2 ×(N/1000)2 × (ηpmax/η’pmax)…(1) Q=Q’1000×MR3 ×(N/1000)× (ηpmax/η’pmax) …(2) P=P’1000×MR5 ×(N/1000)3 ×(γ/1000) …(3) ただし、MR:モデル比 ηpmax:実機揚水機の最高効率 η’pmax:モデル(模型)揚水機の最高効率 γ:比重量 N:回転速度 したがって、モデル(模型)で水位H’、揚水量Q’お
よびポンプ入力P’が分かれば、実機の全揚程H、揚水
量Qおよびポンプ入力Pも簡単に算出することができ
る。
【0054】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、本発
明によれば、表示装置を一見するだけで、揚水機の運転
点が逆流領域に対してどの程度余裕があるか、過渡時の
運転点軌跡から制御が正常に動作しているか否かなどを
容易に判定することができる。また、逆流領域に落ち込
んだ場合の逆流領域での運転点の状態も、容易に判定す
ることができ、揚水機の運転状態の推移もしくは傾向も
一見するだけで判断することが可能となる。
【0055】また、運転状態の把握が容易になるので、
逆流領域運転を的確に回避したり、適切な保護操作をす
ることが可能となり、揚水機の高揚程側運転を安心して
行うことができ、特に可変速揚水機の場合、高揚程側ま
で運転範囲を広げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る揚水機の状態検出装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した状態検出装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】揚水機の相似モデルの固有特性の一例を示す図
である。
【図4】逆流現象の特性をH−Q座標系で示す図であ
る。
【図5】逆流現象の他の特性をH−Q座標系で示す図で
ある。
【図6】逆流現象の特性をH’1000−Q’1000座標系で
示すとともに、逆流開始点に対する余裕を流量で管理す
るときの状態を示す説明図である。
【図7】逆流現象の特性をH’1000−Q’1000座標系で
示すとともに、逆流開始点に対する余裕を揚程で管理す
るときの状態を示す説明図である。
【図8】H’1000−Q’1000座標系において運転状態を
背景画面に重ねて表示する処理手順を示すフローチャー
トである。
【図9】逆流現象の特性をP’1000−Q’1000座標系で
示すとともに、逆流開始点に対する余裕をP’1000およ
びQ’1000で管理するときの状態を示す説明図である。
【図10】P’1000−Q’1000座標系において運転状態
を背景画面に重ねて表示する処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】逆流現象の特性をP’−H’座標系で示すと
ともに、逆流開始点に対する余裕をP’およびH’で管
理するときの状態を示す説明図である。
【図12】P’−H’座標系において運転状態を背景画
面に重ねて表示する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】逆流現象の特性をQ’−H’座標系で示すと
ともに、逆流開始点に対する余裕をQ’およびH’で管
理するときの状態を示す説明図である。
【図14】Q’−H’座標系において運転状態を背景画
面に重ねて表示する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】表示画面の設定の種々のケースを一覧で示す
図である。
【図16】可変速ポンプの通常運転範囲におけるポンプ
の回転速度とガイドベーン開度との関係をP’−H’座
標系で示す図である。
【図17】可変速ポンプの通常運転範囲におけるポンプ
の回転速度とガイドベーン開度との関係をQ’−H’座
標系で示す図である。
【図18】実機流量の計測を省略して計算で推定すると
きの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 実機 2 実機モニタリング装置 3 制御装置 4 表示装置 H 実機揚水機の全揚程 Q 実機揚水機の揚水量 P 実機揚水機のポンプ入力 N 回転速度 Y 案内弁開度 T トルク D 逆流開始点 H’ 相似モデルの全揚程 Q’ 相似モデルの揚水量 P’ 相似モデルのポンプ入力
フロントページの続き (72)発明者 中川 博人 大阪府大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 藤井 俊成 大阪府大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 久保 俊和 大阪府大阪市北区中之島三丁目3番22号 関西電力株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚水機の運転状態を監視する揚水機の状
    態監視方法において、 揚水機の実機の揚程を代表する変量と流量を代表する変
    量、揚程を代表する変量と入力を代表する変量、および
    入力を代表する変量と流量を代表する変量のいずれかの
    組み合わせをそれぞれ2次元の座標軸にとって、あらか
    じめ測定した逆流領域を含む揚水機の実機の固有特性を
    2次元座標軸上に表示し、逆流が発生する各状態量を目
    視で確認することができるようにしたことを特徴とする
    揚水機の状態監視方法。
  2. 【請求項2】 前記2次元の座標軸にガイドベーン開度
    を代表する変量に関する座標軸を加え、前記揚水機の実
    機の固有特性を3次元座標軸上で表示することを特徴と
    する請求項1記載の揚水機の状態監視方法。
  3. 【請求項3】 前記揚水機の実機に代えて、揚水機の相
    似模型を使用し、相似側に基づいて前記固有特性の表示
    を行うことを特徴とする請求項1または2記載の揚水機
    の状態監視方法。
  4. 【請求項4】 揚水機の運転状態を監視する揚水機の状
    態監視方法において、 少なくとも高揚程側逆流が発生する流量点、この流量点
    近傍の逆流特性、および前記流量点近傍の通常運転領域
    について、前記揚水機の揚程と流量の関係特性をあらか
    じめガイドベーン開度をパラメータとして計測し、 これらのガイドベーン開度ごとの特性を、揚程を代表す
    る変量の座標軸と流量を代表する変量の座標軸によって
    形成される座標面上に表示するとともに、各ガイドベー
    ン開度に対応した逆流開始点が目視により確認できるよ
    うに表示画面に表示し、 これと並行して、実機運転中の揚程と流量を計測し、別
    途計測した前記ガイドベーン開度に応じて前記表示画面
    の座標面上に重ねて表示することを特徴とする揚水機の
    状態監視方法。
  5. 【請求項5】 前記重ねて表示される前記ガイドベーン
    開度に対応した実機運転中の揚程と流量が、時間の経過
    とともに順次継続して表示されることを特徴とする請求
    項4記載の揚水機の状態監視方法。
  6. 【請求項6】 前記計測され表示される揚水機の揚程と
    流量が、所定の回転速度に対応する揚水機自身の揚程と
    流量であることを特徴とする請求項4記載の揚水機の状
    態監視方法。
  7. 【請求項7】 前記計測され表示される揚水機の揚程と
    流量が、所定の回転速度に対応する揚水機の相似模型の
    相似則に基づいて換算された揚程と流量であることを特
    徴とする請求項4記載の揚水機の状態監視方法。
  8. 【請求項8】 前記流量に代えて揚水機入力としたこと
    を特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の
    揚水機の状態監視方法。
  9. 【請求項9】 前記揚程に代えて揚水機入力としたこと
    を特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の
    揚水機の状態監視方法。
  10. 【請求項10】 前記実機運転中の流量は、少なくとも
    ガイドベーン開度および揚水機入力を含む実機の計測デ
    ータから演算で求めることを特徴とする請求項4または
    5に記載の揚水機の状態監視方法。
  11. 【請求項11】 前記実機運転中の流量は、少なくとも
    ガイドベーン開度、回転速度および揚水機入力を含む実
    機の計測データから演算で求めることを特徴とする請求
    項4または5に記載の揚水機の状態監視方法。
  12. 【請求項12】 揚水機の運転状態を監視する揚水機の
    状態監視装置において、 少なくとも高揚程側逆流が発生する流量点、この流量点
    近傍の逆流特性、および前記流量点近傍の通常運転領域
    について、前記揚水機の揚程と流量の関係特性をあらか
    じめガイドベーン開度をパラメータとして計測しておく
    手段と、 計測されたこれらのガイドベーン開度ごとの特性を、揚
    程を代表する変量の座標軸と流量を代表する変量の座標
    軸によって形成される座標面上に表示するとともに、各
    ガイドベーン開度に対応した逆流開始点が目視により確
    認できるように表示画面に表示する手段と、 実機運転中の揚程と流量を計測する手段と、 この計測する手段によって計測された揚程と流量を、前
    記ガイドベーン開度に応じて前記表示画面の座標面上に
    重ねて表示させる手段と、を備えていることを特徴とす
    る揚水機の状態監視装置。
  13. 【請求項13】 前記表示する手段は、前記ガイドベー
    ン開度に対応した実機運転中の揚程と流量を時間の経過
    とともに順次継続して表示することを特徴とする請求項
    12記載の揚水機の状態監視装置。
  14. 【請求項14】 前記計測され表示される揚水機の揚程
    と流量が、所定の回転速度に対応する揚水機自身の揚程
    と流量であることを特徴とする請求項12記載の揚水機
    の状態監視装置。
  15. 【請求項15】 前記計測され表示される揚水機の揚程
    と流量が、所定の回転速度に対応する揚水機の相似模型
    の相似則に基づいて換算された揚程と流量であることを
    特徴とする請求項12記載の揚水機の状態監視装置。
  16. 【請求項16】 前記流量に代えて入力としたことを特
    徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の
    揚水機の状態監視装置。
  17. 【請求項17】 前記揚程に代えて入力としたことを特
    徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の
    揚水機の状態監視装置。
  18. 【請求項18】 前記実機運転中の流量は、少なくとも
    ガイドベーン開度および揚水機入力を含む実機の計測デ
    ータから演算で求めることを特徴とする請求項12また
    は13に記載の揚水機の状態監視装置。
  19. 【請求項19】 前記実機運転中の流量は、少なくとも
    ガイドベーン開度、回転速度および揚水機入力を含む実
    機の計測データから演算で求めることを特徴とする請求
    項12または13に記載の揚水機の状態監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010038556A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プロペラの圧力変動推定装置及び方法並びにプログラム
CN106603654A (zh) * 2016-12-10 2017-04-26 浙江知水信息技术有限公司 利用模型和自动化设备实现水电站自动化远程管理的方法
CN110425075A (zh) * 2019-07-30 2019-11-08 海南电网有限责任公司琼海供电局 一种基于物联网的电力设备可视化监测系统

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