JPH0999672A - 健康保険被保険者証 - Google Patents

健康保険被保険者証

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JPH0999672A
JPH0999672A JP25898595A JP25898595A JPH0999672A JP H0999672 A JPH0999672 A JP H0999672A JP 25898595 A JP25898595 A JP 25898595A JP 25898595 A JP25898595 A JP 25898595A JP H0999672 A JPH0999672 A JP H0999672A
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JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
synthetic paper
health insurance
layer
fill
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Application number
JP25898595A
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English (en)
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Katsukuni Nitta
田 勝 国 新
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Yupo Corp
Original Assignee
Yupo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性を有し、保護カバーが必要でなく、レ
ーザー印字、スタンプ、朱肉印の密着性に優れ、かつ、
ヒンジ特性の優れた健康保険被保険者証を提供する。 【解決手段】 微細粉末含有熱可塑性樹脂の延伸配向フ
ィルムよりなる微細空洞を多数有する合成紙(A)の表
面(A1 )側にレーザープリンタ用塗工層(B)を設
け、又、裏面(A2 )側にピグメント塗工層(C)を設
けた基紙(I)の、前記表面(A1 )側のレーザープリ
ンタ用塗工層(B)上に、記号、被保険者、事業所、健
康保険組合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄
(B2 )及び注意事項(B3 )を印刷(IIa)し、前記
裏面(A2 )側のピグメント塗工層(C)上に、被保険
者療養納付記入欄(C1 )を印刷(IIb)してなること
を特徴とする健康保険被保険者証。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一枚の耐水性の合
成紙を基紙として用いた健康保険被保険者証に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、健康保険被保険者証は、図2及び
図3に示すように、パルプ上質紙よりなるホーム用紙の
表面(A1 )側に、記号、被保険者、事業所、健康保険
組合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄(B2
及び注意事項(B3 )を印刷し、裏面(A2 )側に、被
保険者療養納付記入欄(C1 )を印刷してなるものであ
って、このものは、表面層(A1 )の記号、被保険者、
事業所、健康保険組合等の記入欄(B1 )、被保険者氏
名記入欄(B2 )にはコンピューターのCPU(中央処
理装置)に記憶されたデータに基づいて感熱転写器又は
レーザープリンタ機を用いてデータを印字し、この印字
物と二つ折りのポリ塩化ビニル製カバーを一緒にして健
康保険組合が被保険者に渡していた。被保険者は、この
印字物(健康保険被保険者証)を三つ折にし、これをポ
リ塩化ビニル製カバーに収納し、保管、使用していた。
被保険者又はその扶養家族の者が、病院、診療所で検診
を受ける初診の際、この健康保険被保険者証を受付窓口
に提出し、医師の検診や身体検査を受けた後、この保険
証の裏面(A2 )側の被保険者療養納付記録欄(B2
又は被扶養者療養給付記録欄に、受付の事務員又は薬剤
師が氏名、傷病名、開始年月日、終了年月日、転帰、請
求金額をボールペンや万年筆で記入又はスタンプで押印
し、更に、スタンプ印又は朱肉印で認印とし、この保険
証をカバーに収納してから、検診に来た被保険者又はそ
の扶養家族に返却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の保険証は、基紙がセルロースパルプ抄造紙であるの
で、表面強度が弱く、次期更新時までの3年間の使用
で、隅部が丸くなったり、欠けたり、又、三つ折りさ
れ、何度も開かれたり閉じたりするためにヒンジ折り部
が裂けてしまい、この裂けた折り部に透明な粘着テープ
を貼り合せして補強したりしなければならない必要があ
った。また、耐水性が乏しいために透明な保護カバーに
収納する必要性があり、それ故、記入の度に保険証を保
護カバーから取り出し、記入後に、再び保護カバーに収
納しなければならない作業が面倒であった。特に健康保
険組合員が多い場合には、その作業量も大変なことであ
った。そこで、本発明者は、耐水性、耐久性に優れてい
る無機微細粉末含有樹脂フィルムの延伸物を支持体と
し、この片面又は両面に画像受容層を設けた記録紙(特
開平1−197763号、特開平3−190787号、
特開平5−169804号各公報参照)なら、保護カバ
ーも不用であると考えて、試験したところ、保険証の表
面層の印刷は、ホーム印刷、オフセット印刷も可能であ
るが、この様な印字に昇華型染料の転写記録やサーマル
記録を行ったのでは、印字された部分が3年間も持たず
に薄れてしまい、文字が判読し難くなることが判明し
た。ところが、レーザープリンターでの印字が、十分な
密着性を有し、耐磨耗性も良く、3年間の使用において
も十分に印字の画像濃度を保つことができることが判明
した。しかしながら、合成紙やレーザープリンター用塗
工層に押印されたスタンプや朱肉印は、指で擦ると薄れ
てしまうことが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、健康保険被保険者証を
特定な構造とすることにより、耐水性を有し、保護カバ
ーが必要でなく、レーザー印字、スタンプ、朱肉印の密
着性に優れ、かつ、ヒンジ特性の優れた保険証とするこ
とができるとの知見に基づき本発明を完成するに至った
ものである。すなわち、本発明の健康保険被保険者証
は、微細粉末含有熱可塑性樹脂の延伸配向フィルムより
なる微細空洞を多数有する合成紙(A)の表面(A1
側にレーザープリンタ用塗工層(B)を設け、又、裏面
(A2 )側にピグメント塗工層(C)を設けた基紙
(I)の、前記表面(A1 )側のレーザープリンタ用塗
工層(B)上に、記号、被保険者、事業所、健康保険組
合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄(B2 )及
び注意事項(B3 )を印刷(IIa)し、前記裏面
(A2 )側のピグメント塗工層(C)上に、被保険者療
養納付記入欄(C1 )を印刷(IIb)してなることを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】微多孔性の延伸樹脂フィルムよりなる合成紙を
支持体として用いたことにより、ヒンジ特性が向上し、
長期間使用しても折り目部(ヒンジ部)が裂けることが
ない。また、ピグメント塗工層(C)を合成紙の裏面
(A2 )側に設けることにより、スタンプインク、朱肉
の密着性が良好とすることができる。更に、本発明の健
康保険被保険者証は、耐水性を有し、印字、スタンプの
保険証への密着性が良好であり、耐磨耗性に優れている
ので、保護カバーを不要とすることができる。従って、
記入の度に保険証を保護カバーから取り出し、記入後
に、再び保護カバーに収納しなければならなかったが、
その作業量を無くすことができた。
【0006】
【発明の実施の形態】
[I] 合成紙(A) (1) 物 性 本発明の健康保険被保険者証1にて基紙(I)に用いら
れる合成紙(A)は、耐水性を有すると同時にヒンジ特
性に優れており、フィルム内部に微細なボイドを有する
延伸樹脂フィルムよりなるものであって、その不透明度
(JIS P−8138)が85%以上、好ましくは9
0%以上で、次式[I]で算出される空孔率が10〜6
0%、好ましくは15〜45%、肉厚が30〜500μ
m、好ましくは50〜300μmのものである。
【0007】 ρ0 :延伸前のフィルムの密度 ρ :延伸後のフィルムの密度
【0008】(2) 構 造 かかる微多孔の合成紙としては、例えば、次の〜の
ものを挙げることができる。これらは既述の特許公報に
その製造方法が記載されている。 無機微細粉末又は有機充填剤を8〜65重量%、好
ましくは10〜35重量%の割合で含有する微多孔を有
する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム(特公昭54−3
1032号公報、米国特許第3,775,521号明細
書、米国特許第4,191,719号明細書、米国特許
第4,377,616号明細書、米国特許第4,56
0,614号明細書等参照)。
【0009】 無機微細粉末を5〜40重量%の割合
で含有する二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムを基材層と
し、無機微細粉末を8〜65重量%、好ましくは15〜
55重量%の割合で含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フ
ィルムを紙状層(Ab)とする合成紙(特公昭46−4
0794号公報、特開昭57−149363号公報、特
開昭57−181829号公報等参照)。この合成紙
は、二層構造であっても、基材層の表裏面に一軸延伸フ
ィルムの紙状層が存在する三層構造(特公昭46−40
794号公報)であっても、紙状層と基材層との間に他
の樹脂フィルム層が存在する三層〜七層の合成紙(特公
昭50−29738号公報、特開昭57−149363
号公報、特開昭56−1261155号公報、特開昭5
7−181829号公報等参照)であっても良い。三層
構造の合成紙の一例としては、無機微細粉末を0〜40
重量%、好ましくは5〜25重量%の割合で含有する熱
可塑性樹脂を、該熱可塑性樹脂の融点より低い温度で一
方向に延伸して得られる一軸方向に配向したフィルムの
両面に、無機微細粉末を8〜55重量%、好ましくは1
5〜55重量%の割合で含有している熱可塑性樹脂の溶
融フィルムを積層し、次いで、この積層フィルムを前記
方向と直角の方向に延伸することにより得られる表裏面
に積層された紙状層が一軸方向に配向した微細な空隙を
多数有するフィルムであり、基材層が二軸方向に配向し
た積層構造物を挙げることができる。もちろん、この積
層構造物の表面に前記プライマー(塗布剤)の層を設け
てオフセット印刷性をより一層向上させても良く、二軸
延伸フィルムである基材層は合成紙の縦と横の強度バラ
ンスの付与に寄与し、また、表裏面に積層された紙状層
の一軸延伸フィルムは紙的風合を呈することができる。
【0010】 上記の合成紙のレーザープリンター
用塗工層が設けられる側の紙状層側に、更に、無機微細
粉末を含有しない肉厚0.1〜20μm、好ましくは
0.2〜2μmの透明な熱可塑性樹脂ラミネート層を設
けた構造である高い光沢性を有する合成紙(特公平4−
60437号公報、特公平1−60411号公報、特開
昭61−3748号公報参照)。例えば、熱可塑性樹脂
の二軸延伸フィルムを基材層(Aa)とし、無機微細粉
末を8〜65重量%、好ましくは15〜55重量%の割
合で含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる
表面層(Ab)と裏面層(Ac)を積層した複層フィル
ムを支持体(A1 )とし、この支持体の表面層(Ab)
側に無機微細粉末を含有しない熱可塑性樹脂の透明フィ
ルム層(A2 )を設け、更に、帯電防止機能を有する塗
布層(A3 )が設けられた合成紙(A)(特開昭61−
3748号公報参照)とするか、或いは、熱可塑性樹脂
フィルムの二軸延伸フィルムを基材層(Aa)とし、こ
の基材層(Aa)の少なくとも片面に、無機微細粉末を
8〜65重量%、好ましくは15〜55重量%の割合で
含有する熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルムよりなる紙状
層(Ab1)と、熱可塑性樹脂フィルムの一軸延伸フィル
ムよりなる表面層(Ab2)とのラミネート物(Ab)が
備えられている合成紙(A)であって、前記表面層(A
b2)の肉厚(t)は、紙状層(Ab1)に存在する無機微
細粉末の平均粒径を(R)とした時、次式[II]を満足
する複層樹脂フィルムよりなる合成紙(A)(特公平1
−60411号公報参照)を挙げることができる。
【0011】 R≧t≧1/10×R [II]
【0012】(3) 構成素材熱可塑性樹脂 上記合成紙の素材として用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリオレフィン樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、ポリ(4
−メチルペンテン−1)、又は、ポリスチレン、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体の鹸化物、エチレン・アクリル酸共重合体
及びその塩、或いは、塩化ビニリデン共重合体、例え
ば、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体等、及び、こ
れらの混合物を挙げることができる。これらの中でも耐
水性、耐薬品性の面から、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンを用いることが好ましい。また、基材層にポリプロピ
レンを用いる場合は、延伸性を良好なものとするため
に、ポリエチレン、ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体等のポリプロピレンよりも融点が低い樹脂を
3〜25重量%、好ましくは3〜15重量%の割合で配
合することが好ましい。
【0013】無機微細粉末 上記合成紙の素材として用いられる無機微細粉末として
は、炭酸カルシウム、焼成クレイ、シリカ、珪藻土、タ
ルク、酸化チタン、硫酸バリウム等を挙げることがで
き、これら無機微細粉末は、粒径が一般に0.03〜1
6μm、好ましくは0.1〜5μmのものが用いられ
る。
【0014】延 伸 上記合成紙の製造に行われる延伸は、延伸倍率が縦、横
方向とも4〜12倍、好ましくは5〜10倍で、延伸温
度は樹脂がホモポリプロピレン(融点164〜167
℃)の時は150〜162℃、高密度ポリエチレン(融
点121〜124℃)の時は110〜120℃、ポリエ
チレンテレフタレート(融点246〜252℃)の時は
104〜115℃で、延伸速度は50〜350m/分で
行なわれる。
【0015】物 性 合成紙の不透明度が85%以上で、空孔率が10〜60
%であることが好ましく、不透明度が85%未満では、
印刷の見映えが悪くなり、また、空孔率が10%未満で
はヒンジ特性が悪くなり、逆に空孔率が60%を越えて
は、合成紙の強度(引張強度、曲げ強度)が低くなり過
ぎ、実用的でない。
【0016】肉 厚 合成紙の肉厚は、30〜500μm、好ましくは30〜
150μmであり、30μm未満では合成紙を安定して
製造することが困難であり、500μmを超えると曲げ
剛性が高くなり過ぎ、ヒンジ特性が低下する。
【0017】プライマーの塗布 合成紙の表裏面には、保険証の製造時の給排紙性を良好
なものとするために、ポリエチレンイミン、ポリ(エチ
レンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのエチレン
イミン付加物、ポリアミンポリアミドのエピクロルヒド
リン付加物、三級乃至四級窒素含有アクリル系樹脂から
なる群より選ばれた水溶性のプライマーを塗布しても良
い。これらプライマーは固形分量で0.1〜8g/
2 、好ましくは0.1〜3g/m2 の割合で用いられ
る。
【0018】[II] レーザープリント用塗工層(B) (1) レーザープリント用塗工剤 上記合成紙(A)の支持体(A1 )の表面層(Ab)の
上に塗工されるレーザープリント用塗工層(B)を形成
するレーザープリント用塗工剤としては、アクリルウレ
タン樹脂80〜40重量%、好ましくは80〜50重量
%とフィラー20〜60重量%、好ましくは20〜50
重量%とから基本的にはなるものである。該レーザープ
リント用塗工剤としては、ウレタン結合によって架橋さ
れたアクリル酸ないしメタクリル酸(以下、単に「(メ
タ)アクリル酸」と略記する。)エステル重合体マトリ
ックスと、そこに分散したフィラーとから構成されてな
るものである。
【0019】(a) (メタ)アクリル酸エステル重合体マ
トリックスアクリルウレタン樹脂 前記アクリルウレタン樹脂は、特公昭53−32386
号公報、特公昭52−73985号公報等に記載されて
いるように公知である。この様なアクリルウレタン樹脂
は、一般にポリイソシアネートと多価アルコールとから
得られるウレタンプレポリマーに、ヒドロキシモノ(メ
タ)アクリレートを反応させることにより得られる。こ
のアクリルウレタン樹脂のエチレン性結合を重合させる
ことによりウレタン結合によって架橋された(メタ)ア
クリル酸エステル重合体が得られる。
【0020】(メタ)アクリル酸エステル重合体 上記(メタ)アクリル酸エステル重合体としては、エス
テルのアルコール部分に少なくとも1個(好ましくは2
個)の水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルの単
独重合体又は共重合体である。この様な水酸基を有する
重合体としては、水酸基価が20〜200、好ましくは
60〜130のものである。ここで水酸基価とは、試料
1gをアセチル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中
和するのに要する水酸化カリウムのmg数によって表さ
れた値である。この様な重合体を与える(メタ)アクリ
ル酸エステルは、少なくとも2個(好ましくは2個)の
水酸基を有するアルコール化合物のモノエステルであ
る。ここで「アルコール化合物」は典型的なアルカノー
ルの他に、ポリオキシアルキレングリコール(アルキレ
ンはC2 〜C3 )をも包含するものである。この様な
(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ジ−ないしポリ−エチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリセリン
モノ(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
【0021】硬化後の塗工剤の硬度、強靭性、弾性のバ
ランス面からこの(メタ)アクリル酸エステル重合体は
共重合体の方が好ましい。上記のような(メタ)アクリ
ル酸エステルと共重合し得る単量体には各種のものがあ
って、合目的的な任意のものを使用することができる。
具体的にはメチル〜シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル等を挙げる
ことができる。該共重合体を水酸基含有(メタ)アクリ
ル酸エステルを共重合することによって製造する代わり
に、水酸基に変換し得る基を持つ重合体を処理して水酸
基を持つに至らせることによって製造することもでき
る。重合は溶液重合によって行うのが便利である。前記
ウレタン結合単位を形成するポリイソシアネートとして
は、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ジフェニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキサメ
チレンジイソシアネート、及び、これらの誘導体から得
られる分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化
合物がある。この様なウレタン結合によって架橋された
(メタ)アクリル酸エステル重合体マトリックスを構成
するアクリルウレタン樹脂の一部を塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体で置換することもできる。
【0022】(b) フィラー レーザープリント用塗工剤(B)に配合されるフィラー
としては、重質炭酸カルシウム、焼成クレイ、酸化チタ
ン、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等従来の塗工剤に用
いられているものも使用することができる。
【0023】(2) 塗布量 塗布量としては、乾燥後の固形分量で一般に0.5〜2
0g/m2 、好ましくは2〜8g/m2 である。
【0024】(3) 塗工方法 レーザープリント用塗工層(C)形成用溶液の合成紙
(A)表面への塗工は、一般に刷毛、ローラー、パッ
ド、スプレーガン、浸漬等の手段によって塗布し、使用
した溶媒が揮発或いは蒸発するような温度で乾燥するこ
とによって行なわれる。具体的には、例えば、前記ロー
ラーにより塗工する場合は、溶剤に溶かした塗工液を貯
蔵する貯層液中に一部分を浸漬したロールと接触させて
回転するロールによって行なわれる。
【0025】[III] ピグメント塗工層(C) (1) ピグメント塗工層 ピグメント塗工層(C)は、主として樹脂水性バインダ
ーと無機微細粉末よりなり、必要により保護コロイド
剤、界面活性剤、分散剤等が配合される。 (a) 樹脂水性バインダー 本発明のピグメント塗工層(C)において使用される水
性樹脂バインダーは、基材である合成紙の素材の熱可塑
性樹脂の種類及びその他の条件を考慮して任意に選択し
て使用される。例えば、樹脂水性エマルジョンが有機バ
インダーとして、耐水性、顔料、充填剤の固着、及び塗
工層のフィルムへの密着力を付与することができる。具
体的には、メタクリル酸メチル・ブタジエン共重合体ゴ
ムラテックス、ポリ塩化ビニリデン系エマルジョン、エ
チレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体ゴムエマルジ
ョン、スチレン・ブタジエン共重合体ゴムラテックス、
酢酸ビニル・アクリル酸アルキルエステル共重合体ラテ
ックス、アクリル酸アルキルエステル・スチレン共重合
体エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合体エマル
ジョン、アクリル系樹脂エマルジョン等を単独で、又
は、二種以上併用して用いたものを挙げことができる。
【0026】(b) 無機微細粉末 本発明のピグメント塗工層(C)において使用される無
機微細粉末としては、炭酸カルシウム、チタン白、シリ
カ、酸化チタン、アルミナ、クレー及び硫酸アルミニウ
ム等を挙げることができるが、特に炭酸カルシウム等の
フィラー類及び酸化チタン、亜鉛華、酸化鉄等の顔料類
等が好ましい。また、この非水硬性無機微細粉末の粒径
は15μm以下、特に0.1〜10μmが好ましい。そ
の理由は無機微細粉末の粒径が15μmを越えると、得
られる合成紙の表面が粗面となり、その平滑性が悪くな
るからである。無機微細粉末は、樹脂水性バインダーで
あるエマルジョン(a)中の樹脂の固形分100重量部
に対し、無機微細粉末は300〜2,000重量部、好
ましくは500〜700重量部の割合で用いられる。無
機微細粉末は、白度の向上、着色、不透明感付与、及び
充填剤としてコスト削減を目的としている。
【0027】(c) 保護コロイド剤 必要により配合される保護コロイド剤としては、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、エチルメチル
セルロース等が挙げられ、帯電防止機能を有する窒素原
子含有カチオン性若しくは両性ポリマー等も使用でき
る。この窒素含有水溶性ポリマーは、窒素含有単量体を
単独重合するか、これら単量体と他の共重合性単量体を
共重合することにより得られる。窒素含有アクリル系帯
電防止ポリマーは、三菱化学(株)より「ST−100
0」、「ST−1100」、「ST−1300」、「S
T−3000」の商品名で販売されている。
【0028】(2) 塗工量 ピグメント塗工層の塗工量は、3〜30g/m2 、好ま
しくは5〜15g/m2 (固形分量)である。このピグ
メント塗工層により、印刷性、スタンプや朱肉の密着
性、鉛筆やボールペン、万年筆での筆記性が良好とな
る。
【0029】[IV] 保険証 上記の様にして得られる本発明の健康保険被保険者証
は、図1に示すような断面構造のものであり、具体的に
は、微細粉末含有熱可塑性樹脂の延伸配向フィルムより
なる微細空洞を多数有する合成紙(A)の表面(A1
側にレーザープリンタ用塗工層(B)を設け、又、裏面
(A2 )側にピグメント塗工層(C)を設けた基紙
(I)の、前記表面(A1 )側のレーザープリンタ用塗
工層(B)上に、記号、被保険者、事業所、健康保険組
合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄(B2 )及
び注意事項(B3 )を印刷(II1 )し、前記裏面
(A2 )側のピグメント塗工層(C)上に、被保険者療
養納付記入欄(C1 )を印刷(II2 )してなるものであ
る。また、その平面図は、図2に示す様な図柄や文字
の、レーザープリント印刷(II1 )が施されており、そ
の裏面側も、図3に示す様な図柄や文字の、レーザープ
リント印刷(II2 )が施されている。特に、裏面側には
ピグメント塗工層(C)が形成されているので、その空
欄部分に鉛筆やボールペン、万年筆での筆記性が可能と
なり、しかも、スタンプや押印しても、スタンプや朱肉
の密着性が良好なので、スタンプや押印した後で、その
スタンプや押印した部分を指で擦っても薄れることがな
く、実用に十分耐えることができるものである。
【0030】
【実施例】以下に示す実施例及び比較例によって、本発
明を更に具体的に説明する。 [合成紙の製造例] (例1)複層合成紙の製造 (1) メルトフローレート(MFR)0.8g/10分
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)81重量
%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5
μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物
(A)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させ
た後、フィルム状に押し出し、更に冷却ロールにより冷
却して、無延伸フィルムを得た。そして、このフィルム
を150℃の温度にまで再度加熱させた後、縦方向に5
倍の延伸を行なって5倍縦延伸フィルムを得た。
【0031】(2) MFRが4g/10分のポリプロピ
レン(融点約164〜167℃)54重量%と、平均粒
径1.5μmの炭酸カルシウム46重量%とを混合した
組成物(B)を別の押出機にて210℃の温度で混練さ
せた後、これをダイによりフィルム状に押し出し、これ
を上記(1)の工程で得られた5倍縦延伸フィルムの両
面に積層し、三層構造の積層フィルムを得た。次いで、
この三層構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却
した後、再び約155℃の温度にまで加熱してテンター
を用いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でア
ニーリング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部
をスリットして三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延
伸)の肉厚80μm(B/A/B=20μm/40μm
/20μm)の積層フィルムで、空孔率33%、密度
0.78g/cm3 、白色度85%、不透明度91%、
破壊強度7kg/cm2 よりなる複層合成紙を得た。
【0032】プライマー塗布 この三層積層フィルムの表面をコロナ放電処理した後、
次の(ア)と(イ)との帯電防止剤を含有する塗布剤水
溶液を両表面に固形分で片面0.05g/m2(肉厚約
0.1μm)となるよう塗布し、乾燥して、巻き取っ
た。塗布剤水溶液の組成は、下記の通りであった。 (ア) 三菱化学(株)製「帯電防止剤」アクリル系樹脂水溶液「ST−110 0」(商品名)[下記基(I)を分子鎖に含む] :100重量部
【0033】
【化1】
【0034】 (イ) 水溶性ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物(ディック・ ハーキュレス社製「カイメン557H」) : 25重量部 得られた合成紙の塗布剤層の光沢度は15%、ベック平
滑度は680秒であった。
【0035】(例2)二軸延伸フィルムの製造 (1) メルトフローレート(MFR)4.0g/10分
のポリプロピレン(融点約164〜167℃)55重量
%に、高密度ポリエチレン25重量%及び平均粒径1.
5μmの炭酸カルシウム20重量%を混合した組成物
(A)を270℃の温度に設定した押出機にて混練させ
た後、フィルム状に押し出し、更に冷却装置により冷却
して、無延伸フィルムを得た。
【0036】(2) そして、このフィルムを150℃の
温度にまで再度加熱させた後、縦方向に5倍の延伸を行
なって5倍縦延伸フィルムを得た。次いで、このフィル
ムを再び約155℃の温度にまで加熱してテンターを用
いて横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニー
リング処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をス
リットして密度が0.88g/cm3 、不透明度86
%、破壊強度3kg/cm2 の肉厚45μm、空孔率3
7%の二軸延伸フィルムよりなる微多孔フィルムを得
た。
【0037】プライマー塗布 この二軸延伸フィルムの表面をコロナ放電処理した後、
塗布剤水溶液を両表面に固形分で片面0.05g/m2
(肉厚約0.1μm)となるよう塗布し、乾燥して、巻
き取った。上記塗布剤水溶液の組成は、下記の通りであ
った。 (ア) 三菱化学(株)製「帯電防止剤」アクリル系樹脂水溶液「ST−110 0」 :100重量部 (イ) 水溶性ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物(ディック・ ハーキュレス社製「カイメン557H」) : 25重量部 得られた合成紙の塗布剤層の光沢度は33%、ベック平
滑度は3,800秒であった。
【0038】(例3)四層構造の積層フィルムの製造 (1) メルトフローレート(MFR)が0.8g/10
分のポリプロピレン(融点約164℃)81重量%に、
高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径1.5μmの
炭酸カルシウム16重量%を混合した組成物(A)を2
70℃の温度に設定した押出機にて混練させた後、シー
ト状に押し出し、更に冷却装置により冷却して、無延伸
シートを得た。そして、このシートを140℃の温度に
まで再度加熱させた後、縦方向に5倍の延伸を行なって
5倍縦延伸フィルムを得た。
【0039】(2) MFRが4.0g/10分のポリプ
ロピレン54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カル
シウム46重量%とを混合した組成物(B)を別の押出
機にて210℃の温度で混練させた後、これをダイによ
りシート状に押し出し、これを上記(1)の工程で得ら
れた5倍縦延伸フィルムの片面に積層し、二層構造の積
層フィルムを得た。次いで、この組成物(B)とMFR
が4.0g/10分の表面層用のポリプロピレン(C)
とを別の押出機にて溶融混練させた後、これをダイ内で
二層に積層したものを、上記 (2)の二層構造の積層フィ
ルムの組成物(B)のシート層が積層されていない側
に、ポリプロピレン(C)が外側になるように積層し
て、四層構造の積層フィルムを得た。次いで、この四層
構造の積層フィルムを60℃の温度にまで冷却した後、
再び約160℃の温度にまで加熱してテンターを用いて
横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリン
グ処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリッ
トして四層構造(C/B/A/B=1μm/16μm/
48μm/15μm)の合成紙を得た。各層の空孔率
は、(C/B/A/B=0%/45%/16%/45
%)で、不透明度は94%であった。
【0040】プライマー塗布 この延伸フィルムを巻き戻し、この表面をコロナ放電処
理した後、塗布剤水溶液を両表面に固形分で片面0.0
5g/m2 (肉厚約0.1μm)となるよう塗布し、乾
燥して、巻き取った。上記塗布剤水溶液の組成は、下記
の通りであった。 (ア) 三菱化学(株)製「帯電防止剤」アクリル系樹脂水溶液「ST−110 0」 :100重量部 (イ) 水溶性ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物(ディック・ ハーキュレス社製「カイメン557H」) : 25重量部
【0041】[レーザープリント形成用塗工液の調製
例]2−ヒドロキシエチルメタクリレート15部、メチ
ルメタクリレート50部、エチルアクリレート35部及
びトルエン100部を攪拌機、還流冷却管及び温度計を
装着した三つ口フラスコに仕込み、窒素置換後、2,2
−アゾビスイソブチロニトリル0.6部を重合開始剤と
して導入し、80℃の温度で4時間重合を行なった。得
られた溶液は、水酸基価65の水酸基含有メタクリル酸
メタクリレート・エチルアクリレート共重合体の50%
トルエン溶液であった。次いで、これに「コロネートH
L」75%酢酸エチル溶液(日本ポリウレタン工業
(株)製ヘキサメチレンイソシアナート系)、塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体エマルジョン、平均粒径0.0
5μmのコロイダルシリカ粉末を固形分比で次の割合で
配合し、反応させた後、酢酸ブチルで固形分40%に調
製した。 アクリルウレタン 60重量部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 15重量部 コロイダルシリカ 25重量部
【0042】ピグメント塗工剤の調製 下記の混合物を用いた。 SBRラテックス(固形分50%) 50重量部 アクリル酸ブチルエステル・スチレン・イタコン酸共重合体ラテックス(固 形分50%) 10重量部 粒径1.5μmのCaCO3 100重量部
【0043】実施例1〜3 例1〜3にて得られた合成紙の表面側に、レーザープリ
ンター用塗工液を乾燥固形分で3g/m2 となるように
塗布し、その後80℃の温度で1時間硬化させた後、合
成紙の裏面側にピグメント塗工剤を6g/m2 (固形
分)塗布し、乾燥して、表面がノンインパクトプリンタ
タイプの塗工層、表面がピグメント塗工層の保険証用の
基紙を得た。これら基紙の表面層と裏面層にホーム印刷
で図2及び図3にて示すような、記号、被保険者、事業
所、健康保険組合の記入欄、被扶養者氏名記入欄、注意
事項、被保険者療養納付記録記入欄等を印刷した。次い
で、昭和情報(株)の乾式型ノンインパクトプリンタ機
SP8−X(商品名)を用い、基紙のレーザープリンタ
ー用塗工層上に記号、被保険者、事業所、健康保険組
合、被扶養者氏名欄をCPU(中央処理装置)のデータ
に基づきトナー印字し、得られた印字の読み易さについ
て、目視にて判定した。 ○:大変良い △:良い ×:不良
【0044】トナー記録層の密着性 ニチバン(株)製粘着テープ「セロテープ」(商品名)
を上記トナー記録層上に強く接着させ、記録層に沿って
素早く剥離し、基紙からの印字の脱離程度を目視にて判
定した。 残留率 100〜95%:良好 (○) 95〜80%:やや不良(△) 80〜 0%:不良 (×)
【0045】網点再現性 また、ホーム印刷された印刷について、網点部分を拡大
鏡(30倍)で拡大し、網点再現性を目視にて判定し
た。 100〜75%:良好 (○) 75〜50%:やや不良(△) 50〜 0%:不良 (×)
【0046】インキの密着性 ニチバン(株)製粘着テープ「セロテープ」(商品名)
を印刷面上に強く接着させ、印刷面に沿って素早く剥離
し合成紙面上からのインキの脱離程度を目視にて判定し
た。 インキ残留率 100〜95%:良好 (○) 95〜80%:やや不良(△) 80〜 0%:不良 (×)
【0047】ヒンジ特性 上記印刷、印字された保険証を三つ折りし、この折り目
を20,000回、開く−折るの繰り返しを行ない、折
り目部が破損するかの試験をした結果、いずれも破損は
なかった。
【0048】筆記性 保険証のピグメント塗工層の記入欄に、 三菱鉛筆(株)の鉛筆9800“HB” トンボ鉛筆(株)の黒ボールペン“BC−J/N” コクヨの液体ブルーインキを注入した万年筆 を用いて筆記し、筆記の可能性を試験した。 ○:可能 ×:不可能
【0049】スタンプ密着性 また、認印欄に パイロットペン(株)の青色スタンプ プラス工業(株)の朱肉 シャチハタ(株)のスタンプ認印 を用いて捺印し、5分後、布でこの印刷面を5度擦り、
印のかすれ、ぼけが無いかを試験した。印のかすれ、ぼ
けが無いものを良好とし、有るものを不良とした。その
結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】このような本発明の健康保険被保険者証
は、健康保険被保険者証を合成紙(A)の表面(A1
側にレーザープリンタ用塗工層(B)を設け、又、裏面
(A2)側にピグメント塗工層(C)を設けた基紙
(I)の、前記表面(A1 )側のレーザープリンタ用塗
工層(B)上に、記号、被保険者、事業所、健康保険組
合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄(B2 )及
び注意事項(B3 )を印刷(IIa)し、前記裏面側のピ
グメント塗工層(C)上に、被保険者療養納付記入欄を
印刷(IIb)することにより、耐水性を有し、保護カバ
ーが必要でなく、レーザー印字、スタンプ、朱肉印の密
着性に優れ、かつ、ヒンジ特性の優れた保険証とするこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の健康保険被保険者証の部分拡大
断面図である。
【図2】図1の健康保険被保険者証の表面部分の平面図
である。
【図3】図1の健康保険被保険者証の裏面部分の平面図
である。
【符号の説明】
1 健康保険被保険者証 I 基紙 IIa レーザープリンタ印刷 IIb レーザープリンタ印刷 A 合成紙 A1 合成紙表面 A2 合成紙裏面 B レーザープリンタ用塗工層 B1 記号、被保険者、事業所、健康保険組合等の記入
欄 B2 被保険者氏名記入欄 B3 注意事項 C ピグメント塗工層 C1 被保険者療養納付記入欄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細粉末含有熱可塑性樹脂の延伸配向フィ
    ルムよりなる微細空洞を多数有する合成紙(A)の表面
    (A1 )側にレーザープリンタ用塗工層(B)を設け、
    又、裏面(A2 )側にピグメント塗工層(C)を設けた
    基紙(I)の、前記表面(A1 )側のレーザープリンタ
    用塗工層(B)上に、記号、被保険者、事業所、健康保
    険組合等の記入欄(B1 )、被保険者氏名記入欄
    (B2 )及び注意事項(B3)を印刷(IIa)し、前記
    裏面(A2 )側のピグメント塗工層(C)上に、被保険
    者療養納付記入欄(C1 )を印刷(IIb)してなること
    を特徴とする健康保険被保険者証。
JP25898595A 1995-10-05 1995-10-05 健康保険被保険者証 Pending JPH0999672A (ja)

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