JPH0999098A

JPH0999098A - 電位治療器における高電位端子の安全機構

Info

Publication number: JPH0999098A
Application number: JP29160595A
Authority: JP
Inventors: Izou Hosokawa; 猪三細川
Original assignee: AIKEN KOGYO KK
Current assignee: AIKEN KOGYO KK
Priority date: 1995-10-03
Filing date: 1995-10-03
Publication date: 1997-04-15

Abstract

(57)【要約】【目的】電位治療器の高電位が印荷される正規の高圧
出力端子ではなく異物を挿入ことによって起こりうる感
電事故を防止する電位治療器における高電位端子の安全
機構を提供する。【構成】一端を挿入口（１）とし、挿入口（１）より一
ヶ所又は数ヶ所に溝（２）と、溝（２）を検出する一個
又は数個のセンサー（３）と他端に高電位を印荷する高
圧出力端子（４）よりなる補助ケース（５）、及び、溝
（２）を滑動する羽（６）と金具（７）よりなる高圧接
続コード（８）とで構成する電位治療器における高電位
端子の安全機構。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、電位治療器における
正規の高電位端子以外の異物挿入に伴う感電事故を防止
するための高電位端子の安全機構に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電位治療器における高電位端子は
異物挿入防止のための安全機構のないものだった。近
年、電位治療器が多く使われている理由には次のような
ものがある。まず、食生活の西洋化があげられ、肉食や
嗜好食品の多食多飲、酸性食品の多量摂取による血液の
酸性化があげられる。この酸性化は身体上に様々な疾病
を起こす原因になっている。一方、正しい食生活をして
いても近年、特に都会における人々を取り巻く環境の悪
化や複雑化、高度化により身体的、精神的な疲労やスト
レスが増大することで血液の酸性化が進んでいる。ま
た、不眠、いらいら、ノイローゼ、倦怠感等の要件もあ
る。電位治療器を使用すると、不眠、いらいら、ノイロ
ーゼ、倦怠感の解消に効果があることは医学的試験で明
らかとなり、慢性便秘、肩こり、頭痛にも効果を発揮す
ることが周知となっている。この様に身体的及び精神的
の悪要件を解決するために電位治療器が特に近年になっ
て多く使われるようになった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この電位治療器の普
及に伴って家庭では子供の目にふれる機会が多くなり感
電事故が懸念されている。子供にとっては目に入るもの
は何にでも興味があり、取扱上危険な機具でもおもちゃ
にしてしまう傾向があるので親は注意が必要である。特
に電位治療器では電流値は小さいものの高電圧を印荷し
ているので危険が伴う。現在、市販されている電位治療
器では、低電圧では数百ボルト程度だが、高電圧では数
千ボルトから数万ボルトに及ぶ製品もある。子供がこの
高電圧端子に金属棒などの導体を接触させると感電事故
に及ぶことも考えられる。世界的な風潮となりつつある
ＰＬ法（製造物責任法）の観点からも感電事故を未然に
防止する手段が求められている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】補助ケース（５）の一端
に挿入口（１）を設け、その挿入口（１）から一ヶ所又
は数ヶ所に溝（２）を設ける。この挿入口（１）の内部
で溝（２）を検出するための一個又は数個のセンサー
（３）を配置し、挿入口（１）とは反対側他端に高圧出
力端子（４）を設ける。次に、補助ケース（５）の溝
（２）を滑動する羽（６）と高圧出力端子（４）と対応
接触する金具（７）とを設けた高圧接続コード（８）を
設ける。こうして、高圧接続コード（８）が補助ケース
（５）に挿入され、センサー（３）が羽（６）を検出す
ることによってのみ高圧出力端子（４）に高電圧を印荷
する構造になっている。上記の補助ケース（５）と高圧
接続コード（８）により正規の高電位端子（４）以外の
異物の挿入防止の安全機構となる。

【０００５】

【作用】補助ケース（５）の一端に挿入口（１）を設け
てあり、その挿入口（１）から一ヶ所又は数ヶ所に溝
（２）を設けてあり、この溝（２）に高圧接続コード
（８）に設けられた羽（６）がはまり、高圧接続コード
（８）を奥まで挿入すると補助ケース（５）の高圧出力
端子（４）と高圧接続コード（８）の金具（７）が接続
される。この時、正規の高圧接続コード（８）が補助ケ
ース（５）に挿入されていない場合にはセンサー（３）
がこの羽（６）を検出しないので高圧出力端子（４）に
は高電圧が印荷されない。それに対して正規の高圧接続
コード（８）が補助ケース（５）に挿入されている場合
には羽（６）を検出するので正規の高圧接続コード
（８）が挿入されていると認識して高電圧を印荷する。
このように羽（６）を設けた正規の高圧接続コード
（８）以外の異物が挿入されても動作しないような安全
機構となっている。

【０００６】

【実施例】第一実施例を図１を参照して説明する。図に
あるように、本発明である安全機構は二つの部分よりな
る。まず第一は補助ケース（５）であり、これは高圧接
続コード（８）を挿入する挿入口（１）から一本又は数
本の溝（２）を切ってある。挿入口（１）の内部に溝
（２）を検出するセンサー（３）を設ける。このセンサ
ー（３）には多種多様のものがあるが、光学透過式や光
学反射式、磁力式、静電容量の変化の検出方式、またそ
の他の様々の電気式センサーを使用することができる。
そして、補助ケース（５）の挿入口（１）とは反対側他
端に高圧出力端子（４）を設けている。この高圧出力端
子（４）は電位治療器の電源部に接続される。第二は、
高圧接続コード（８）であり、これには補助ケース
（５）の挿入口（１）の溝（２）を滑動する羽（６）を
設けてあり、高圧接続コード（８）は補助ケース（５）
の溝（２）に沿ってのみ挿入される。そして高圧接続コ
ード（８）の先端には金具（７）が設けられ補助ケース
（５）の高圧出力端子（４）と接続して高電圧の供給を
受ける。この動作のためには、補助ケース（５）の溝
（２）を高圧接続コード（８）の羽（６）が塞ぎ、セン
サー（３）が羽（６）を検出する必要がある。センサー
（３）が羽（６）を検出することで正規の高圧接続コー
ド（８）が挿入されたと認識して電位治療器の電源部よ
り高電圧の供給を受ける。こうして異物の挿入による感
電事故を防止している。

【０００７】第二実施例は第一実施例のセンサー（３）
を機械的動作をなすスイッチ等のセンサーとする。

【０００８】

【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるの
で、以下に記載されるような効果を奏する。補助ケース
（５）の挿入口（１）より一ヶ所又は数ヶ所に溝（２）
を内部に向かって切ってある。この溝（２）に沿っての
み高圧接続コード（８）の羽（６）の部分で滑動し、羽
（６）がセンサー（３）に検出される。この結果、正規
の高圧接続コード（８）が挿入されていると認識し電位
治療器の電源部より高圧出力端子（４）を介して高圧接
続コード（８）に高電圧が供給されることになる。この
ように高圧接続コード（８）に高電圧が供給されるため
にはセンサー（３）が羽（６）を検出する必要があり、
正規の高圧接続コード（８）以外の羽（６）がない異物
が挿入されても高電圧が供給されないので安全である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【符号の説明】

１挿入口２溝３センサー４高圧出力端子５補助ケース６羽７金具８高圧接続コード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一端とする挿入口（１）より一ヶ所又は
数ヶ所に溝（２）を設け、前記挿入口（１）の内部で溝
（２）を検出する一個又は数個のセンサー（３）を設
け、他端に配置する高圧出力端子（４）よりなる補助ケ
ース（５）と、前記補助ケース（５）の溝（２）を滑動
する羽（６）を設け、高圧出力端子（４）と対応接触す
る金具（７）よりなる高圧接続コード（８）とで構成す
る電位治療器における高電位端子の安全機構。
【請求項２】センサー（３）を電気センサーとする請
求項１の電位治療器における高電位端子の安全機構。
【請求項３】センサー（３）を機械的センサーとする
請求項１の電位治療器における高電位端子の安全機構。