JPH0998989A - 包装された歯列矯正弓形ワイヤ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯列矯正弓形ワイヤの保管、分配が容易で大
きなスペースを要せず同時に扱える包装を提供する。 【解決手段】 歯列矯正弓形ワイヤ２２が相互に解放可
能に固定された対のシート１４，１６の間に包装され
る。弓形ワイヤ２２はシート１４，１６の間で相互に離
間されかつ一方の弓形ワイヤの一部が他方の弓形ワイヤ
のＵ字形状の内部に受け入れらる入れ子式配列に配置さ
れている。弱い線２８が弓形ワイヤ２２の隣接する対の
間に延び、１つの弓形ワイヤを必要となった時弓形ワイ
ヤ組立体１０の残りの弓形ワイヤから分離できるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は歯列矯正弓形ワイヤ
とこの弓形ワイヤを最初に被覆し保護する包装との組立
体に関する。

【０００２】

【従来の技術】歯列矯正処置はしばしば様々な小さな物
品の使用を伴っている。例えば、歯列矯正処置は典型的
には患者の上側及び下側の歯列弓の歯に固定されたブラ
ケットとして知られている小さな溝を設けた器具の使用
を含んでいる。弓形ワイヤは各ブラケットの溝の中に置
かれそして歯の歯列矯正上の正しい位置への運動を案内
する通路として作用する。さらに、頬面チューブとして
知られている器具がしばしば臼歯に固定されそして弓形
ワイヤの端部の固定用具として作用する。

【０００３】様々な異なった弓形ワイヤが利用可能であ
り、歯列矯正医にとって多数の異なる弓形ワイヤを必要
とされる時に用いるため持ち合わせていることは普通の
やり方である。弓形ワイヤは患者の上側及び下側の歯列
弓の大きさに合致するよう変化する全ての寸法で入手す
ることができる。これに加え、弓形ワイヤは丸い、正方
形の、又は矩形の断面形状とすることができまた歯列矯
正医の好ましい処置技術により異なる断面の大きさのも
のとすることができる。

【０００４】多くは、一組のブラケットだけが処置の過
程の間患者の歯に取付けられる。しかしこの弓形ワイヤ
は処置プログラムにおいて選択された時間間隔で変更さ
れ若干異なる特徴を有する他の弓形ワイヤに置換えるこ
とができる。例えば、比較的低い剛性を有する弓形ワイ
ヤが、歯がその意図された最後の位置からある距離で位
置した時に最初に用いられ、それにより過剰の痛みを生
じる力が患者にかからないようにする。歯が所望の最後
の位置に近づくよう動くにつれて、弓形ワイヤはより高
い剛性を有する弓形ワイヤに置換えられ歯を残りの距離
にわたって動かすのを促進するようにすることができ
る。

【０００５】歯列矯正弓形ワイヤはまた多くの異なった
材料と構造で入手できる。例として、弓形ワイヤは普通
には、ステンレス鋼の合金、ニチノール（主としてニッ
ケルとチタニウムとを含むが小量の銅又はコバルトのよ
うな他の成分を含むこともできる）の合金、及びコバル
トを基材とするニッケル合金を含む多数の異なった合金
で入手可能である。これらの弓形ワイヤは断面が正方
形、矩形又は円形の形状を有することができる。さら
に、弓形ワイヤは一体の単一断面のワイヤで作ることが
でき又は芯の剛に同心状に編まれ、捩られもしくは巻か
れた多層のより糸で作ることができる。

【０００６】多数の包装装置が過去において歯列矯正弓
形ワイヤを保管し分配するために用いられてきた。ある
例では、多数の同一の弓形ワイヤが１つの包装箱の中に
包装される。あいにくと、このような包装は包装箱が開
かれ１つの弓形ワイヤを取出す時には何時も包装箱の中
の残りの弓形ワイヤを汚染させる機会を与えるものとな
る。

【０００７】最近の数年の間にユニット使用の包装に利
点が増進されてきており、単一の弓形ワイヤがその自身
の容器の中に包装されそのため複合汚染されることが少
ないようになっている。ある例においては、弓形ワイヤ
と容器の内部とは製造者によって殺菌される。他の容器
は製造によっては殺菌されず、歯列矯正医によってオー
トクレーブの中に置かれ容器とその内容物を殺菌するよ
うになっている。

【０００８】多くの歯列矯正弓形ワイヤが小袋の中に包
装されてきた。ある小袋は一端にファスナー型の蓋を有
する周知のプラスチックのサンドイッチ袋の減少された
大きさの改造型である。このような小袋は時には感圧接
着剤によりその外側表面に接着された印刷ラベルを有し
ている。さらにまた、ある小袋は小袋の内部に器具の隣
りに置かれた印刷された挿入物を有している。

【０００９】歯列矯正弓形ワイヤのための他の小袋は、
２つのパネル又はシートを同一寸法の正方形又は矩形の
形状に切断しついでこれらシートを一緒にその周縁に沿
って接着し又は接合し弓形ワイヤをシートの間に封入す
ることにより作られる。一方のシートは可撓性の透明な
プラスチック材料で作られ包装された弓形ワイヤを見る
のを容易にする。他方のシートはしばしば、印刷可能な
表面を有する可撓性の紙又は他の材料で作られ、それに
より製造者名、包装された弓形ワイヤの記載及び指示、
注意、又はロット番号のようなその他の情報が小袋上に
直接得られるようにする。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】この技術分野において
は歯列矯正弓形ワイヤを含む歯列矯正用具のための包装
を改良することについての引続いての要求がある。特
に、従来の包装よりも包装材料を少ししか要しない改良
されたユニット使用包装が必要である。好ましくは、こ
の改良された包装は弓形ワイヤの輸送、保管、及び分配
を容易にしそれにより多数の包装された弓形ワイヤを過
剰の労力を要せずまた大きなスペースを必要としないで
同時に取扱うことができるようにする。さらに、適当な
弓形ワイヤが容易に保管されしかも必要な時に歯列矯正
医により容易に選択できるよう、保管された歯形矯正弓
形ワイヤを分配する従来の方法を改良することが必要で
ある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は第１のシートと
第１のシートの上に延びかつこれに解放可能に固定され
ている第２のシートとを具備する包装された歯列矯正弓
形ワイヤ組立体に関する。複数の歯列矯正弓形ワイヤが
第１のシートと第２のシートとの間に受け入れられる。
弓形ワイヤの各々はほぼＵ字形の形状を有しまた一対の
離間した脚部分とこの脚部分に一体に相互連結している
わん曲部分とを有する。これら弓形ワイヤは相互に離間
され一方の弓形ワイヤの一部が他方の弓形ワイヤのＵ字
形形状の内部に受け入れられる入れ子式の配列に配置さ
れている。シートの少なくとも一方が弓形ワイヤの隣接
する対の間に延びる１つ又は複数の弱い線を含み、必要
な時に１つの弓形ワイヤを組立体の残りの弓形ワイヤか
ら切離することができるようにする。

【００１２】弓形ワイヤの入れ子式の配列は、さもなけ
れば弓形ワイヤの輸送、保管、及び分配に必要となるス
ペースを実質的に減少させる。しかも、各弓形ワイヤは
シートの部分の間に別々に包装され、それにより複合汚
染の可能性を著しく減少するようにしている。この組立
体は特に自動化された方式で製造するのに適している。

【００１３】本発明のさらなる詳細は特許請求の範囲に
特徴として規定されている。

【００１４】

【発明の実施の形態】包装された歯列矯正弓形ワイヤ組
立体は図１から４に番号１０で示されている。各組立体
は孔を有する上方部分を含み、また図１では多数の組立
体１０が保管と分配のため分配用留め釘１２上に受けら
れている。

【００１５】各組立体１０は第１のシート１４と第１の
シート１４の上に延びている第２のシート１６とを含ん
でいる。シート１４，１６の誇張された断面が図３と４
に示されている。

【００１６】第１のシート１４は好ましくは可撓性材料
で作られ、そして最も好ましくはポリエチレンのような
明るい透明なプラスチック材料で作られる。第２のシー
ト１６もまた好ましくは可撓性材料で作られ、そして最
も好ましくは少なくとも１つの印刷可能な表面を有する
材料で作られる。第２のシート１６にとって適当な材料
は紙である。

【００１７】図３に示されるように、接着剤１８の層が
第１のシート１４と接触し、また接着剤２０の層が第２
のシート１６に接触している。接着剤１８，２０の層は
それ自体に接着しまたそのそれぞれの下側シート１４，
１６にも接着するが、歯列矯正弓形ワイヤのような他の
材料には強く接着することはない。適当な接着材料はラ
テックスを基材とする材料を含んでいる。

【００１８】シート１４と接着剤１８のための適当なプ
ラスチックシートと接着剤との組立体は冷間シール殺菌
包装、固定ウエブ（付着しないフィルム）、ホエニクス
ヘルスケアプロダクトからのナンバーＲＣ４１０１、と
して知られている。シート１６と接着剤２０のため適当
な紙シートと接着剤との組立体は冷間シール殺菌包装、
移行ウエブ〔３５−４０ポンド／連紙（１５．８−１８
Kg／連紙）〕ホエニクスヘルスケアプロダクトからのナ
ンバーＤ１１０２として知られている。

【００１９】図１と２に示されるように、複数の歯列矯
正弓形ワイヤ２２が第１のシート１４と第２のシート１
６との間に受け入れられる。弓形ワイヤ２２の各々は一
対の離間した脚部分２４とこれら脚部分２４を一体に相
互に連結するわん曲部分２６とを有している。弓形ワイ
ヤ２２は凹面の又はほぼＵ字形の形状を有している。脚
部分２４は相互に平行であり又は脚部分２４の自由端に
接近するにつれて鋭角で相互に離れるよう広がってい
る。

【００２０】弓形ワイヤ２２は隣接する弓形ワイヤから
等距離で離間され、また入れ子式の配列で配置されてい
る。図１と２に示される配列では、各弓形ワイヤ２２は
本質的に同じ方向に配置され組立体１０の残りの弓形ワ
イヤ２２に平行となっている。

【００２１】弓形ワイヤ２２は円形、矩形、または正方
形のような多数の断面形状のうちの任意の１つの形状を
有することができる。弓形ワイヤ２２はこの技術におい
て公知であるような、ステンレス鋼、ニッケル−チタニ
ウム又は他の材料の様々な合金で作ることができ、また
単体とし又は多数の捩られたもしくは編まれた繊維から
作ることができる。適当な弓形ワイヤは３Ｍユニテック
から商標名ＮＩＴＩＮＯＬ ＸＬ，ＮＩＴＩＮＯＬ Ｓ
Ｅ ａｎｄ ＨＩ−Ｔのもとに販売されている。

【００２２】弱い線２８が図１と２に示されるように各
隣接対又は弓形ワイヤ２２の間でシート１４，１６に延
びておりまた弓形ワイヤ２２の形状とほぼ同様な凹面又
はほぼＵ字形の形状を有している。弱い線２８は一連の
離間したミシン目で形成され又はシート１４，１６の一
方もしくは双方を制御された深さに切断しもしくは刻み
目をつけることにより形成される。弱い線２８は組立体
１０の各弓形ワイヤ２２を取巻く分離部分を区画形成
し、また各部分は第１及び第２のシート１４，１６の一
部を含んでいる。これらの部分の列は図２に番号３０と
３２によって示されている。

【００２３】組立体１０の各部分は弓形ワイヤ２２を分
配し用いることが必要となった時相互に引離すことがで
きる。例えば、図２に示される部分３２は部分３０と組
立体１０の残り部分とから分離される。シート１４，１
６は好ましくは各弱い線２８の両端に位置する切込み３
４を含み必要となった時組立て体１０を選択された弱い
線２８に沿って破るのを容易にするようになっている。

【００２４】好ましくはシート１４，１６の各々はそれ
ぞれが単一の対応部分に組合わされる一連の側部引張り
タブ３６を含んでいる。引張りタブ３６に組合わされる
接着剤は覆いが施され引張りタブ３６の把持と分離が容
易となるようにする。これに代え、引張りタブ３６は接
着剤の層を設けず把持と分離が容易となるようにする。
組立体１０の１つの部分の対の引張りタブ３６が別々の
手によって掴まれると、引張りタブ３６は相互に離れる
よう引張られ第１のシート１４を第２のシート１６から
解放する。

【００２５】典型的には、選択された部分が、引張りタ
ブ３６がこの部分を開くために用いられる前に対応の弱
い線に沿って残りの部分から分離される。１つの選択と
して、第１のシートの引張りタブ３６は第２のシート１
６の引張りタブよりも図１と２で見て水平方向に異なる
長さとし別々の手でシート１４，１６を掴むのが容易と
なるようにすることができる。

【００２６】引張りタブ３６が相互に離れるよう持上げ
られるにしたがって、接着剤１８，２０の層の一方がそ
の隣接する各シート１４，１６から上昇しそしてその代
わりに図４に示されるように接着剤１８，２０の他の層
に接着する。シート１４，１６が実質的に相互に分離さ
れた後、弓形ワイヤ２２は工具又は手によって容易に掴
むことができ、ついでシート１４，１６の任意の残り部
分から分離されそして所望のように用いられる。有利に
は、接着剤１８，２０の層の一方がそのもとの隣接シー
ト１４，１６から離れた後、この層はこのシートにはお
よそ再度接着することはなくなりそのためこの部分が開
かれたことを示す不正使用の表示が得られる。

【００２７】図５に示されている本発明の実施態様は図
１から４に示される組立体１０と多くの点で同様である
組立体１０ａに関する。この組立体１０ａは第１のシー
トと、第１のシートの上に延びる第２のシートと第１の
シートと第２のシートとの間に受け入れられた一連の弓
形ワイヤ２２ａとを含んでいる。第１のシートと第２の
シートは上記の第１のシート１４と第２のシートとに関
連して記載されたのと同じ材料で作られる。さらに、第
１のシートと第２のシートがそれぞれ上記の接着剤１
８，２０の層と同様な接着剤の層で被覆されている。

【００２８】同様に、弓形ワイヤ２２ａは形状と構成材
料が上記の弓形ワイヤ２２と同様である。しかし、弓形
ワイヤ２２ａは若干異なった入れ子式配列で配置され
る。図５において、各弓形ワイヤ２２ａの脚部分２４ａ
は空洞部の中へと次の隣接弓形ワイヤのわん曲部２６ａ
の方に向って延びている。このように、異なった弓形ワ
イヤ２２ａの２つの脚部分２４ａは第３の弓形ワイヤ２
２ａのＵ字形状の内部に受け入れられている。

【００２９】組立体１０ａはまた上記の弱い線２８と構
造が同様の弱い線２８ａを含んでいる。しかし、弱い線
２８ａは入れ子式配列の弓形ワイヤ２２ａと合致するよ
う若干異なった形状を有している。弱い線２８と同様に
弱い線２８ａは組立体１０ａの部分（部分３０ａのよう
な）が必要とされる時に次の隣接部分（部分３２ａのよ
うな）から離れることができるようにする。

【００３０】組立体１０ａは任意に切込み３４と同様な
切込み（図示しない）を含み弱い線２８ａに沿って破壊
されるのが容易となるようにする。さらに、組立体１０
ａの各側縁に沿う外側線部分３５ａは接着剤を欠きそれ
により引張りタブ３６と同様な把持の容易な引張りタブ
として作用するようにしている。

【００３１】本発明の包装された歯列矯正弓形ワイヤ組
立体を製造する方法が図６に示されている。この方法は
接着剤が塗布された透明なプラスチックウエブ（ポリエ
チレンのような）のロール４０と接着剤が塗布された紙
ウエブのロール４２との使用を含んでいる。これらのプ
ラスチックウエブと紙ウエブはこれらウエブが圧力ロー
ラ４４と４６の間の狭持部で接触するにしたがって一方
のウエブの接着剤層が他方のウエブの接着剤層に接触す
るように各圧力ローラ４４，４６の周りを前進する。

【００３２】移送テーブル５０が、ウエブが前進を続け
るにしたがって圧力ローラ４４，４６の間の狭持部に向
って一連の離間した個々の弓形ワイヤ２２を移動させる
コンベアを含んでいる。弓形ワイヤ２２はそれによりウ
エブの間に挿入される。ウエブと弓形ワイヤとの組立体
はそれから、１つ又はそれ以上のウエブに弱い線２８又
は２８ａのような弱い線を設けるミシン目付けローラ５
４へと前進する。これに代わる方法として、ミシン目付
けローラ５４を弱い線を設ける制御された深さの切断回
転型に代えることができる。アンビルローラ５６がロー
ラ５４の直下に配設されミシン目付け又は切断作用のた
めの支持部を得るようにする。

【００３３】適当な時間間隔で、移送テーブル５０に沿
った弓形ワイヤ２２の前進は中断されそれにより弓形ワ
イヤの一定の隣接する対が相互に対し入れ子にされずそ
の代わりに相互に比較的離れるよう間隔があけられるよ
うにする。この一定の対がミシン目付けローラ５４を通
過した時、切断ナイフ（図示しない）がウエブをこの一
定の対の間の比較的大きな間隔のところで切断し保管又
は輸送のため用意される図１，２又は５に示されるのと
同様な完成された包装弓形ワイヤ組立体が得られるよう
にする。

【００３４】種々の方法が製造者名、大きさによる弓形
ワイヤの確認、材料、形状その他の特徴、注意書き、及
びロット番号のような確認項目を包装された弓形ワイヤ
部分に印刷するのに利用できる。この印刷された情報は
紙のウエブの上に予め印刷することができる。これに代
え、印刷機を紙ウエブの前進するときこの紙ウエブの隣
りに配設することができる。もう１つの他の方法は、感
圧接着性ラベルを印刷しこのラベルを完成された弓形ワ
イヤ組立体が前進するにしたがってこの弓形ワイヤ組立
体の一側又は両側に貼付けるラベル貼り機の使用を含ん
でいる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の多数の組立体が分配用留め釘から吊り
下げられている時の状態を示す斜面図である。

【図２】組立体の下方部分が組立体の残り部分から切離
された点を除き、図１に示される組立体の１つの前面図
である。

【図３】図２に示される部分の一部の拡大破截断面図
で、尺度が説明のために誇張されている図である。

【図４】シートの部分が弓形ワイヤに接近できるように
するため引き離された点を除き図３とほぼ同様な図であ
る。

【図５】本発明の他の実施態様による包装された弓形ワ
イヤ組立体の破截前面図である。

【図６】図１と２に示される組立体を製造する方法の略
図形式の縮尺正面図である。

【符号の説明】

１０…弓形ワイヤ組立体 １４…第１シート １６…第２シート １８…接着剤 ２０…接着剤 ２２…歯列矯正弓形ワイヤ ２４…脚部分 ２６…わん曲部分 ２８…弱い線 ３４…切込み ３６…引張りタブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 包装された歯列矯正弓形ワイヤ組立体
   （１０，１０ａ）であって、 第１のシート（１４）と、 前記第１のシート（１４）の上に延びかつ第１のシート
   （１４）に解放可能に固定された第２のシート（１６）
   と、 前記第１のシート（１４）と前記第２のシート（１６）
   との間に受け入れられた複数の歯列矯正弓形ワイヤ（２
   ２，２２ａ）であって、前記弓形ワイヤ（２２，２２
   ａ）の各々が、ほぼＵ字形の形状を有しまた一対の離間
   した脚部分（２４，２４ａ）と前記脚部分（２４，２４
   ａ）を一体的に相互に連結するわん曲部分（２６，２６
   ａ）とを有し、前記弓形ワイヤ（２２，２２ａ）が相互
   に離間し、また前記弓形ワイヤ（２２，２２ａ）の一方
   の一部が前記弓形ワイヤ（２２，２２ａ）の他方のＵ字
   形の形状の内部に受け入れられる入れ子式配列に配置さ
   れている、複数の歯列矯正弓形ワイヤ（２２，２２
   ａ）、 とを具備し、前記シート（１４，１６）の少なくとも一
   方が前記弓形ワイヤ（２２，２２ａ）の隣接する対の間
   に延びる１つ又は複数の弱い線（２８，２８ａ）を含
   み、１つの弓形ワイヤ（２２，２２ａ）を必要となった
   時に前記弓形ワイヤ組立体（１０，１０ａ）の残りの弓
   形ワイヤ（２２，２２ａ）から分離できるようにしてい
   る、包装された歯列矯正弓形ワイヤ組立体。