JPH0996420A - ガス機器の点火装置 - Google Patents

ガス機器の点火装置

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JPH0996420A
JPH0996420A JP25320195A JP25320195A JPH0996420A JP H0996420 A JPH0996420 A JP H0996420A JP 25320195 A JP25320195 A JP 25320195A JP 25320195 A JP25320195 A JP 25320195A JP H0996420 A JPH0996420 A JP H0996420A
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JP
Japan
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ignition
high voltage
burner
closing
gas
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JP25320195A
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English (en)
Inventor
Bunichi Shiba
文一 芝
Ryoji Shimada
良治 島田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のバーナへの放電点火を行う高電圧発生
手段を個々に設けることによりバーナ口数の増減に関係
なく回路の共通化を図り蓄電手段の容量を小さくする。 【構成】 ガステーブル等において点火操作を押しボタ
ン等で操作すると、各バーナに対して開閉手段111
a、111b、111cのいずれかが導通し回路を形成
する。例えば開閉手段111aが導通するとそれを選択
制御手段112が判定し対応する選択手段101aを導
通状態にする。これによって高電圧発生手段101aが
動作し、使用するバーナに対応する高電圧発生手段10
1aのみに回路を形成し、発生した高電圧は高耐圧コー
ドを経由して放電する点火手段である点火プラグ4aに
導かれて放電を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス機器に関するもの
で、特にガス給湯機やガステーブル等のガス機器の点火
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガス機器の点火装置として
は図14に示すようなものがあった。(例えば特開昭6
1−44219号公報)図14において、操作釦9を操
作することにより、電磁弁1に電流が供給されガス通路
が導通する。同時に高電圧放電を行う点火手段である点
火プラグ4に高電圧が供給され、バーナ3の炎口部に放
電を行う。ガス量調節部8を操作釦7により選びノズル
2よりバーナ3のガス通路部へ放出し、1次空気を吸入
しバーナ3の炎口部より、ガス、空気の混合気を放出さ
せ高電圧電気火花により点火燃焼を開始する。
【0003】この高電圧を発生して点火する回路構成は
図15に示すようなものである。図15はバーナを3個
有するガス機器の回路である。高電圧発生手段は通常複
数の点火用出力が用意されている。電源11の電圧は開
閉手段12、トランス13の一次側とトランジスタ14
を介して昇圧されトランス13の2次側に高電圧を発生
する。2次側はダイオード15から蓄電手段16である
コンデンサに電荷が蓄えられ、コンデンサ両端の電圧が
予め決められた値以上になると電圧開閉手段17が導通
状態になり高電圧発生手段であるトランス18の2次側
に高電圧を発生させる。この高電圧は高耐圧コードを経
由して高電圧放電を行う点火プラグ4に導かれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の装置では、通常は点火を必要とするバーナが
1口の場合でも複数あるすべての点火プラグにおいて放
電を行う構成となっていた。この場合、すべての放電を
確実にするために蓄電手段に蓄える電荷を多くしなけれ
ばならず、回路の過剰な高電圧管理と大型化を必要とし
ていた。
【0005】本発明はかかる従来の課題を解決するもの
で、使用するバーナに対応する高電圧発生手段のみに回
路を形成するよう選択手段を用い、蓄電手段の容量等を
最適化することを第1の目的とする。
【0006】さらに、通常は点火するバーナの個数にか
かわらず複数あるすべての点火プラグにおいて放電を行
う構成のため、すべての放電を確実にするために蓄電手
段に蓄える電荷を多くしなければならず、回路の過剰な
高電圧管理と大型化、および電源電流の大量消費を必要
としていた。本発明の第2の目的は使用するバーナに対
応する高電圧発生手段のみに回路を形成するよう選択手
段を用い、選択手段の個数に応じて回路の最適化のため
電圧開閉手段の開閉状態を制御することにある。
【0007】さらに、通常は点火用の高電圧発生手段が
他の回路と同一のプリント基板もしくは高電圧回路のみ
を別基板として、そこから点火プラグまで高耐圧ケーブ
ルで配線を行っていた。この場合、高電圧部分を引き回
すため伝送中の電圧低下による損失や高耐圧ケーブルか
らのノイズの問題をかかえていた。本発明の第3の目的
はバーナ近傍に高電圧発生手段を設けることにより高電
圧となる部分を少なくし、伝送損失やノイズ発生の低減
を行うことにある。
【0008】さらに、点火プラグから放電を行った場合
に電流の通る道筋として高電圧発生手段の2次側の低電
圧部に戻ってこなければならない。この場合、回路基板
にある高電圧発生手段の2次側に高電圧電流がバーナ等
から筐体を経由して戻ってくると高電圧の電流が他のセ
ンサやアクチュエータに悪影響を及ぼすことがあった。
本発明の第4の目的はバーナ近傍に高電圧発生手段を設
け、その2次側の低圧部をバーナ近傍に接地することに
より、点火プラグから放電した高電圧の電流経路を短く
してノイズ発生を低減し他の電子部品や機器への悪影響
を少なくすることにある。
【0009】さらに、高電圧発生手段に用いるトランス
材料のフェライト等は高温になるとその能力を十分発揮
できなくなるため従来の機器は設置場所に工夫を必要と
した。例えばガステーブル等においてはバーナから離れ
た筐体近傍に別のプリント基板を設置していた。本発明
の第5の目的はバーナの燃焼開始時は点火プラグとバー
ナの距離を短くして放電を容易にし、点火後の高温にな
る場合は高電圧発生手段をバーナから遠ざける構成と
し、高電圧発生手段を必要な場合には極力バーナ近傍に
設置することを可能にすることである。
【0010】また、本発明の第6の目的はバーナ近傍に
点火プラグ用の高電圧発生手段を設け、バーナへのガス
供給を行うガス供給手段とこの高電圧発生手段を熱的に
結合して、バーナの燃焼時における高電圧発生手段部分
の熱をガス供給手段内のガスに放出することで高電圧発
生手段の温度上昇を抑えることである。
【0011】また、本発明の第7の目的はガス供給手段
に高電圧発生手段の接触させることによりガス供給手段
内部のガス流体の流れにより高電圧発生手段の熱を奪
い、高電圧発生手段の温度上昇を抑えることである。
【0012】また、本発明の第8の目的はバーナ内のガ
ス通路内部に高電圧発生手段を設置することにより混合
ガス流体そのものにより高電圧発生手段を冷却し高電圧
発生手段の温度上昇を抑えることである。
【0013】さらに、点火時の放電は確実性を上げるた
め着火終了後もしばらく行っている。しかし、この放電
音は耳障りで不快感を伴う場合が多かった。本発明の第
9の目的はバーナ近傍において着火を検知すると点火用
の放電を停止することにより不快な音を極力短時間で終
わるようにすることである。
【0014】さらに、長時間使用していなかった場合バ
ーナのガス通路内部は空気で満たされていることがあ
る。この状態で点火の放電を行っても燃焼するガスがな
いためすぐには点火しなかった。本発明の第10の目的
はバーナ近傍のガス濃度を検出し燃焼可能な状態になっ
てから点火用の放電を行い、電力の効率的利用と不要な
放電騒音を少なくすることである。
【0015】さらに、バーナ内のガス通路内部に空気が
充満している場合、点火に必要なガスが到達するまであ
る程度の時間が必要であった。本発明の第11の目的は
ガス供給手段を開成した後、あらかじめ定めた一定時間
経過した後で点火用の放電を行うことで無駄な放電を極
力減らすことである。
【0016】さらに、バーナに点火しようと利用者が操
作を行った場合すぐに点火音が聞こえないと不安な場合
があった。しかし、操作直後はまだ点火用の放電を行っ
ても燃焼用のガスが到達していないため点火はしないと
いう矛盾があった。本発明の第12の目的は点火用の放
電周期を変えることにより最初は点火用でなく操作の確
実な動作を示す確認用の放電音をゆっくりと鳴らし、本
来のガスへの点火時には放電の繰り返し速度を早くし確
実な点火を行うことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のガス機器の点火装置は、並列に接続された複
数の高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の高圧側に
個々に接合された点火手段と、前記高電圧発生手段の低
圧側と各々に直列に接続した選択手段と、前記高電圧発
生手段および前記選択手段と直列に接続した蓄電手段
と、前記蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入し
あらかじめ定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段
と、前記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段と、前
記複数の選択手段を制御する選択制御手段とを有する構
成としたものである。
【0018】また、第2の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、並列に接続された複数の高電
圧発生手段と、前記高電圧発生手段の高圧側に個々に接
合された点火手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と各
々に直列に接続した選択手段と、前記高電圧発生手段お
よび前記選択手段と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄
電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入し回路を開閉
する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に接続し
た昇圧手段と、前記複数の選択手段を制御し選択する選
択手段の個数に応じて前記電圧開閉手段の開閉状態を制
御する選択制御手段とを有する構成としたものである。
【0019】また、第3の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナ近傍に設置した点火手
段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設置し
た高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と直
列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高電圧発
生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回路を開
閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に接続
した昇圧手段とを有する構成としたものである。
【0020】また、第4の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近傍
に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火
手段近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生
手段の高圧側一端と前記バーナとを接続する接地手段
と、前記高電圧発生手段の低圧側と直列に接続した蓄電
手段と、前記蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿
入しあらかじめ定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手
段と、前記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段とを
有する構成としたものである。
【0021】また、第5の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近傍
に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火
手段近傍に設置した高電圧発生手段と、高電圧発生手段
を前記バーナ方向に付勢する付勢手段と、高温において
前記付勢手段と対向する方向に作用する付勢力対向手段
と、前記高電圧発生手段と直列に接続した蓄電手段と、
前記蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあら
かじめ定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前
記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段とを有する構
成としたものである。
【0022】また、第6の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナに燃焼
ガスを供給するガス供給手段と、前記バーナの近傍に設
置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段
近傍に設置した高電圧発生手段と、前記ガス供給手段と
前記高電圧発生手段を接続した熱伝達手段と、前記高電
圧発生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記
蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじ
め定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電
圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段とを有する構成と
したものである。
【0023】また、第7の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナに燃焼ガスを供給する
ガス供給手段と、前記ガス供給手段に接触して設置した
点火手段と、前記ガス供給手段と前記点火手段の間に詰
めた熱伝達手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段
近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段
の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と
前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電
圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段
と直列に接続した昇圧手段とを有する構成としたもので
ある。
【0024】また、第8の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、ガスを燃焼するバーナ内部で
燃焼混合ガスを供給するガス通路と、前記ガス通路内に
設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の高圧
側に接続した点火手段と、前記高電圧発生手段の低圧側
と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高電
圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回路
を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に
接続した昇圧手段とを有する構成としたものである。
【0025】また、第9の目的を達成するために本発明
のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近傍
に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火
手段近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生
手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手
段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定め
た電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉
手段と直列に接続した昇圧手段と、前記バーナの燃焼を
検知する燃焼検知手段と、前記昇圧手段への入力を規制
する開閉手段と、前記燃焼検知手段の出力により前記開
閉手段を制御する開閉制御手段とを有する構成としたも
のである。
【0026】また、第10の目的を達成するために本発
明のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近
傍に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点
火手段近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発
生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電
手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定
めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開
閉手段と直列に接続した昇圧手段と、前記バーナ近傍で
ガス濃度を検知するガス濃度検知手段と、前記昇圧手段
への入力を規制する開閉手段と、前記ガス濃度検知手段
の出力により前記開閉手段を制御する開閉制御手段とを
有する構成としたものである。
【0027】また、第11の目的を達成するために本発
明のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近
傍に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点
火手段近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発
生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電
手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定
めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開
閉手段と直列に接続した昇圧手段と、前記昇圧手段への
入力を規制する開閉手段と、前記バーナにガスを供給す
るガス供給手段と、前記ガス供給手段の開閉をする調節
開閉弁と、前記調節開閉弁を操作する弁開閉手段と、前
記弁開閉手段と連動して動作するタイマ手段と、前記タ
イマ手段の出力により前記開閉手段を制御する開閉制御
手段とを有する構成としたものである。
【0028】また、第12の目的を達成するために本発
明のガス機器の点火装置は、バーナと、前記バーナの近
傍に設置した点火手段と、前記点火手段に接続し前記点
火手段近傍に設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発
生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電
手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定
めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開
閉手段と直列に接続した昇圧手段と、前記昇圧手段への
入力を規制する開閉手段と、前記バーナにガスを供給す
るガス供給手段と、前記ガス供給手段の開閉をする調節
開閉弁と、前記調節開閉弁を操作する弁開閉手段と、前
記弁開閉手段と連動して動作し前記開閉手段の開閉動作
周期を調節する開閉制御手段とを有する構成としたもの
である。
【0029】
【作用】本発明は、使用するバーナに対応する高電圧発
生手段のみに回路を形成するよう選択手段を用い、蓄電
手段の容量等を最適化することである。
【0030】また、使用するバーナに対応する高電圧発
生手段のみに回路を形成するよう選択手段を用い、選択
手段の個数に応じて電源回路の最適化のため電圧開閉手
段の開閉状態を制御する。
【0031】また、バーナ近傍に高電圧発生手段を設け
ることにより高電圧となる部分を少なくし、伝送損失や
ノイズ発生の低減を行うことにある。
【0032】また、バーナ近傍に高電圧発生手段を設
け、その2次側の低圧部をバーナ近傍に接地することに
より、点火プラグから放電した電流経路を短くしてノイ
ズ発生を低減し他の電子部品や機器への悪影響を少なく
する。
【0033】また、バーナの燃焼開始時は点火プラグと
バーナの距離を短くして放電を容易にし、点火後の高温
になる場合は高電圧発生手段をバーナから遠ざける構成
とし、高電圧発生手段を必要な場合には極力バーナ近傍
に設置し、それ以外では高電圧発生手段を熱的に保護す
る。
【0034】また、バーナ近傍に点火プラグ用の高電圧
発生手段を設け、バーナへのガス供給を行うガス供給手
段とこの高電圧発生手段を熱的に結合して、バーナの燃
焼時における高電圧発生手段部分の熱をガス供給手段内
のガスに放出することで高電圧発生手段の温度上昇を抑
える。
【0035】また、ガス供給手段に高電圧発生手段の接
触させることによりガス供給手段内部のガス流体の流れ
により高電圧発生手段の熱を奪い、高電圧発生手段の温
度上昇を抑える。
【0036】また、バーナ内のガス通路内部に高電圧発
生手段を設置することにより混合ガス流体により高電圧
発生手段を冷却し高電圧発生手段の温度上昇を抑える。
【0037】また、バーナ近傍において着火を検知する
と点火用の放電を停止することにより不快な音を極力短
時間で終わるようにする。
【0038】また、バーナ近傍のガス濃度を検出し燃焼
可能な状態になってから点火用の放電を行い、電力の効
率的利用と不要な放電騒音を少なくする。
【0039】また、ガス供給手段を開成した後、あらか
じめ定めた一定時間経過した後で点火用の放電を行うこ
とで無駄な放電を極力減らす。
【0040】また、点火用の放電周期を変えることによ
り最初は点火用でなく操作の確実な動作を示す確認用の
放電音をゆっくりと鳴らし、本来のガスへの点火時には
放電の繰り返し速度を早くし確実な点火を行う。
【0041】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1はガス機器の点火装置の回路図である。従来
例の図15と同一部分については同一符号を付して詳細
な説明を省略している。また、通常は高電圧発生手段に
放電点火用の点火プラグが接続されている。図1におい
て100はトランス13の一次側とトランジスタ14か
らなる昇圧手段、101a、101b、101cは高電
圧発生手段、110a、110b、110cは各々高電
圧発生手段101a、101b、101cに対応する選
択手段、同様に111a、111b、111cは各々高
電圧発生手段101a、101b、101cに対応する
開閉手段、112は前記選択手段110を開閉手段11
1に応じて選択する選択制御手段である。したがって、
本例はバーナ3個を有するガス機器の点火回路の例であ
る。
【0042】次に動作を図1を用いて説明する。通常ガ
ステーブル等においては点火操作は押しボタン等で操作
されると、各バーナに対して開閉手段111a、111
b、111cのいずれかが導通し回路を形成し、電源1
1の電圧はトランス13の一次側とトランジスタ14か
らなる昇圧手段100を介して昇圧されトランス13の
2次側に高電圧を発生する。2次側はダイオード15か
ら蓄電手段16であるコンデンサに電荷が蓄えられ、コ
ンデンサ両端の電圧が予め決められた値以上になると電
圧開閉手段17が導通状態になり蓄電手段16に蓄えら
れていた電荷が複数の高電圧発生手段101a、101
b、101cであるトランスの1次巻線を通して、瞬時
に2次側に高電圧を発生させる。
【0043】例えば開閉手段111aが導通した場合に
ついて以下に説明する。開閉手段111aが導通すると
それを選択制御手段112が判定し対応する選択手段1
10aを導通状態にする。これによって高電圧発生手段
101aが動作し、発生した高電圧は高耐圧コードを経
由して点火手段である点火プラグ4に導かれて放電を開
始する。放電した蓄電手段16には繰り返し昇圧手段1
00からエネルギーが供給され充放電が繰り返される。
【0044】従来の通常の回路では点火動作はすべての
点火プラグに対して行われていたため放電を確実なもの
にするために蓄電手段16に蓄えておく電荷を多くした
り、高電圧発生手段の発生電圧を個々に点火する場合に
比べて数倍高い電圧を発生させたりしていた。本実施例
ではこれに比べ個々の点火プラグに放電する方式では余
分な電荷や必要以上の高電圧が不要になるため回路を適
切な規模にまとめることができ、また高電圧発生手段の
発生電圧も必要以上にすることが無くなり耐圧ケーブル
等の近傍でのリークの心配が無くなり信頼性が向上す
る。
【0045】さらに、図15のような通常の高電圧発生
手段18では1次巻線を共通にして2次巻線のみ別々に
構成している。この場合はバーナ構成を変更する等で点
火プラグ数が変化すると高電圧発生手段の構成をやり直
す必要があった。また、高電圧発生手段18の巻線の結
合効率も最適化されていなかった。この問題に対して上
記のように標準品とした高電圧発生手段を構成するとバ
ーナ構成がどのように変化しても高電圧発生手段の個数
を変更するだけで対応でき、開発効率を向上することが
できる。また製造においても部品の共通化を促進でき有
用である。
【0046】次に他の実施例について説明する。図2
(a)は本実施例の動作を示す回路図である。図1と同
一部分については同一符号を付して詳細な説明を省略し
ている。
【0047】115は選択手段110a、110b、1
10cを選択する選択制御手段、116は選択制御手段
115により電源からの回路を開閉する電圧開閉手段で
ある。
【0048】図2(a)、(b)、(c)を用いて動作
を説明する。図1と同様に点火操作を押しボタン等で操
作されると各バーナの点火する個数に対して選択制御手
段115より電圧開閉手段116の開閉状態を調節し電
源11からの回路を形成する。
【0049】点火するバーナ個数が1つで、例えば選択
手段110aが回路を導通し高電圧発生手段101aが
高電圧を発生する場合は点火に必要な電荷は高電圧発生
手段101aの1つ分だけでよいため蓄電手段16に蓄
える電荷量を調節するため選択制御手段115より電圧
開閉手段116の電源回路の開閉を調節する。開閉状態
は例えば図2(b)のようなパターンでよい。
【0050】また、点火するバーナ個数が2つで、例え
ば選択手段110a、110bが回路を導通し高電圧発
生手段101aおよび101bが高電圧を発生する場合
は点火に必要な電荷は高電圧発生手段101aの2つ分
必要になるため蓄電手段16に蓄える電荷量を調節する
ため選択制御手段115より電圧開閉手段116の電源
回路の開閉を調節する。開閉状態は例えば図2(c)の
ようなパターンとし電源からの電力を多くトランス13
の2次側に伝達できるようにする。
【0051】以下全部のバーナが点火する場合は電源開
閉手段116の開閉状態を調節し、電源からの電力をさ
らに多くトランス13の2次側に伝達できるよう調節す
る。
【0052】このように点火するバーナの個数に応じて
電圧開閉手段116の開閉状態を変化しトランス13の
2次側に伝達する電力を調節する。
【0053】通常の回路では点火動作はすべての点火プ
ラグに対して行われていたため放電を確実なものにする
ために蓄電手段16に蓄えておく電荷を多くしたり、高
電圧発生手段の発生電圧を個々に点火する場合に比べて
数倍高い電圧を発生したりしていた。これに比べ本当に
必要な点火プラグに放電する方式では余分な電荷や必要
以上の高電圧が不要になり、電源開閉手段による電源か
らの電力伝達を最適化でき電源効率が向上する。
【0054】本実施例では電圧開閉手段のオン・オフ状
態比を調整して電力伝達を調整したが開閉する周期を変
化して調整することも可能である。
【0055】次に他の実施例について説明する。図3は
本実施例の動作を示す回路図である。図1と同一部分に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略している。
120はバーナ3の近傍に設置した高電圧発生手段であ
る。
【0056】動作を説明した図1の場合と同様に高電圧
発生手段120により発生した高電圧で点火手段である
点火プラグ4がバーナ3に対して放電して点火を行う。
【0057】通常の点火回路では高電圧発生手段が他の
回路と同一のプリント基板もしくは高電圧回路のみを別
基板として、そこから点火用の点火プラグまで高耐圧ケ
ーブルで配線を行っていた。この場合、高電圧部分を引
き回すため伝送中の電圧低下による損失や高耐圧ケーブ
ルからのノイズの問題が発生していた。
【0058】この課題に対して図3の回路では昇圧手段
100から蓄電手段16までの回路と高電圧発生手段1
20を分離し、高電圧発生手段120はバーナ3近傍に
設置する。このため蓄電手段16から高電圧発生手段1
20までの配線121は従来のバーナ3近傍まで配線し
ていて高耐圧ケーブルでなく通常の低圧線で構成でき
る。このため高電圧となる部分を少なくし、伝送損失や
ノイズ発生の低減を行うことが可能になる。
【0059】次に他の実施例について説明する。図4は
本実施例の動作を示す回路図である。図1と同一部分に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略している。
120はバーナ3の近傍に設置した高電圧発生手段で、
120aは前記高電圧発生手段の2次側低圧部である。
130は点火回路の共通電位点、131はバーナ3の接
地点(接地手段)である。
【0060】動作を説明する。通常の点火回路において
は高電圧発生手段120の2次側低圧部と点火回路の共
通電位点130が何らかの配線手段で結ばれている。し
たがって、点火プラグ4から行った放電で電流はバーナ
3を経由して高電圧発生手段120の2次側の低電圧部
に戻ってこなければならない。この場合、高電圧発生手
段120の2次側がバーナから離れた位置にあるとバー
ナ等からきょう体を経由して戻ってくる高電圧の電流が
他のセンサやアクチュエータに悪影響を及ぼすことがあ
った。
【0061】この問題を解決する手段として、高電圧発
生手段120の2次側低圧部120aを点火プラグ4近
傍のバーナ3に接地する。これにより点火プラグ4から
の高電圧放電はすぐに高電圧発生手段120の2次側低
圧部120aに回り込むため、高電圧のノイズとして他
の回路等に悪影響を及ぼすことが無くなりシステムの信
頼性が向上する。
【0062】次に他の実施例について説明する。図5は
本実施例の動作を示す断面図である。回路は図4と同一
である。図1と同一部分については同一符号を付して詳
細な説明を省略している。130はガス機器のきょう
体、131は高電圧発生手段120をバーナ方向に付勢
する付勢手段、132は高温において前記付勢手段に対
向する方向に作用する付勢力対向手段である。
【0063】動作を説明する。通常の点火回路において
はバーナ3の近傍は着火後高温になってしまう。高電圧
発生手段に用いるトランス材料のフェライト等は高温に
なるとその能力を十分発揮できなくなるため設置場所に
工夫が必要で、例えばガステーブル等においてはバーナ
3から離れた筐体30近傍に別のプリント基板を設置し
ていた。
【0064】この問題を解決する手段として、バーナ3
の燃焼開始時は点火プラグ4とバーナ3の距離を短くし
て放電を容易にし、点火後の高温になると高電圧発生手
段120をバーナ3から遠ざける構成を作る。図5にお
いて高電圧発生手段120をきょう体130からバーナ
3方向に付勢する付勢手段131を設ける。付勢手段1
31としてはバネのようなものがある。さらに、高電圧
発生手段120の反対側に熱により付勢手段131と対
向する方向に力を出す付勢力対向手段132を設ける。
付勢力対向手段132としては熱により形状を変化する
形状記憶合金等が便利である。点火を行う場合はバーナ
3と点火プラグ4の間は極力短い方が放電が容易であ
る。このため点火前の低温時は付勢手段131に付勢さ
れ高電圧発生手段120と点火プラグ4はバーナに接近
している。しかし一旦点火するとバーナ3付近は高温に
なり付勢力対向手段132である形状記憶合金は熱によ
り伸びようとする。この力が付勢手段131より大きく
なると高電圧発生手段120はバーナ3から離れる。点
火後は高電圧発生手段120と点火プラグ4はバーナ近
傍に設置している必要がないためこのように離れても何
等問題はない。点火プラグ4がバーナ3から離れてもバ
ーナ3が消火し温度が下がってくると付勢手段131の
力が付勢力対向手段132の力に勝るため再度高電圧発
生手段120と点火プラグ4はバーナ3に接近し次回の
点火が容易な位置になる。これによって、点火が必要な
時のみ高電圧発生手段120と点火プラグ4をバーナ3
近傍に設置することが可能になる。
【0065】次に他の実施例について説明する。図6は
本実施例の動作を示す断面図である。回路は図4と同一
である。図1と同一部分については同一符号を付して詳
細な説明を省略している。140は燃料であるガスをバ
ーナに供給するガス供給手段、141は前記ガス供給手
段140と高電圧発生手段120を接続した熱伝達手段
である。
【0066】動作を説明する。通常の点火回路において
はバーナ3の近傍は着火後高温になってしまう。高電圧
発生手段に用いるトランス材料のフェライト等は高温に
なるとその能力を十分発揮できなくなるため設置場所に
工夫が必要で、例えばガステーブル等においてはバーナ
から離れたきょう体近傍に別のプリント基板を設置して
いた。
【0067】この問題を解決する手段として、バーナ3
近傍に点火プラグ4用の高電圧発生手段120を設け、
バーナ3へのガス供給を行うガス供給手段140とこの
高電圧発生手段120を熱的に結合する熱伝達手段14
1を設置する。これによりバーナ3の燃焼時における高
電圧発生手段120部分の熱をガス供給手段140内の
ガスに放出することで高電圧発生手段120の温度上昇
を抑える。例えば熱伝達手段141としてヒートパイプ
等を用いるとバーナ3の燃焼によって高温にさらされて
いる高電圧発生手段120の吸収した熱をガス供給手段
140に伝達することができる。ガス供給手段140は
バーナ3の燃焼している間、常に燃料であるガスを供給
するためガス供給手段140の温度は熱伝達手段141
で熱を伝達しても新しいガスによって温度は高温になら
ず、熱伝達手段141の動作を効率良く行うことが可能
である。これによって高電圧発生手段120の温度も上
昇することが無くなり高電圧を発生する動作が問題無く
行うことが可能になる。
【0068】次に他の実施例について説明する。図7
(a)は本実施例の動作を示す断面図である。回路は図
4と同一である。図1と同一部分については同一符号を
付して詳細な説明を省略している。図7(a)において
150はガス供給手段140と高電圧発生手段120の
間に詰めた熱伝達手段、151はガス供給手段と高電圧
発生手段120を結合する結合手段である。図7(b)
に高電圧発生手段120近傍の上面図を示す。
【0069】動作を説明する。バーナ3の近傍に設置し
た高電圧発生手段120の温度を低下させるために高電
圧発生手段120をノズル2近傍のガス供給手段140
に接触させる。この場合ガス供給手段140の形状によ
り接触できない部分には熱伝達手段150を充填する。
熱伝達手段150としてはシリコンオイル等がある。さ
らに、ガス供給手段140と高電圧発生手段120をし
っかりと固定するために結合手段151を用いている。
この構成により高電圧発生手段120の一部の温度がバ
ーナ3の燃焼熱により上昇してもガス供給手段140に
接触した面より熱を放出できるため温度上昇を抑えるこ
とができ安定した高電圧発生を維持することが可能にな
る。
【0070】次に他の実施例について説明する。図8は
本実施例の動作を示すバーナ3付近の断面図である。回
路は図4と同一である。図1と同一部分については同一
符号を付して詳細な説明を省略している。160はバー
ナ内部のガス通路である。
【0071】動作を説明する。燃焼動作は燃料であるガ
スをガス供給手段140からノズル2よりバーナ3のガ
ス通路部へ放出し、このガス流速により1次空気を吸入
しバーナ3内部のガス通路160を経由してバーナ3の
炎口部より、ガス、空気の混合気を放出させこれに高電
圧電気火花により点火し開始している。通常燃焼を開始
するとバーナ3近傍に設置した高電圧発生手段120の
温度は高くなってしまう。しかし、前述したようにバー
ナ3内部のガス通路160は高速の混合ガスが通過する
ため温度を一定値以下に抑えることが可能である。した
がって、高電圧発生手段120をバーナ3の外部に設置
するのでなく、温度を一定値以下に維持できるガス通路
160の内部に設置する。これにより高電圧発生手段1
20の周囲温度をその動作が不安定になる温度まで上昇
することなく安定して使用することが可能になる。
【0072】次に他の実施例について説明する。図9は
本実施例の動作を回路図である。図4と同一部分につい
ては同一符号を付して詳細な説明を省略している。図9
において170はバーナ3部の燃焼を検知する燃焼検知
手段、171は昇圧手段100への入力を規制する開閉
手段、172は前記燃焼検知手段170の出力により前
記開閉手段171を制御する開閉制御手段である。
【0073】動作を説明する。通常は点火時の放電動作
を確実性を上げるため着火終了後も一定時間行っている
場合がある。しかし、この放電音は耳障りで不快感を伴
う場合が多かった。
【0074】この問題点を解決する手段を以下に説明す
る。点火プラグ4からバーナ3に放電を開始するとバー
ナ3から放出される混合ガスに点火し燃焼が開始する。
この燃焼を検知する燃焼検知手段170をバーナ3近傍
に設置する。燃焼検知手段170としては熱を測定する
熱電対や燃焼炎内のイオン電流を検出するフレームロッ
ド等を用いて良い。この燃焼検出手段170によりバー
ナ3の燃焼を検出すると開閉制御手段172は昇圧手段
100への電源入力を規制するため開閉手段171を遮
断する。これにより高電圧発生手段120にはエネルギ
ーが供給されないため点火プラグ4からの放電を停止す
ることが可能になる。本来燃焼している場合点火動作を
することは無駄な動作であるため、この不要な動作をな
くすることにより省電力化と放電に伴う不快な音を極力
短時間で終わるようにすることが可能になる。
【0075】次に他の実施例について説明する。図10
は本実施例の動作を回路図である。図4と同一部分につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略している。図
10において180はバーナ3部のガス濃度を検知する
ガス濃度検知手段、181は昇圧手段100への入力を
規制する開閉手段、182は前記ガス濃度検知手段18
0の出力により前記開閉手段181を制御する開閉制御
手段である。
【0076】動作を説明する。通常は点火時の放電動作
を確実性を上げるためガス調節弁8を開成するのとほと
んど同時に点火プラグ4の放電を開始している。しか
し、長時間使用していなかった場合バーナ3のガス通路
内部は空気で満たされていることがある。この状態で点
火の放電を行っても燃焼するガスがないため点火しなか
った。さらに、この放電音は耳障りで不快感を伴う場合
が多かった。
【0077】この問題点を解決する手段を以下に説明す
る。ガス調節弁8を開成した後、開閉制御手段182は
ガス濃度検出手段180の出力を調べている。もし、バ
ーナ内に空気が充満している場合はしばらくガス濃度が
上昇しないため点火動作を行っても火はつかない。この
場合、開閉制御手段182は昇圧手段100への電源入
力を規制するため開閉手段181を遮断する。これによ
り高電圧発生手段120にはエネルギーが供給されない
ため点火プラグ4からの放電を停止することが可能にな
る。そして、ノスル2から噴出されるガスによりバーナ
内の空気が押し出され燃焼するのに適したガス濃度にな
るとガス濃度検出手段180の信号を受け、開閉制御手
段182は昇圧手段100への電源入力を導通するよう
開閉手段181を制御する。これにより高電圧発生手段
120にはエネルギーが供給され点火プラグ4からの放
電を開始することが可能になる。
【0078】このように、バーナ近傍のガス濃度を検出
し燃焼可能な状態になってから点火用の放電を行うため
電力の効率的利用と不要な放電騒音を少なくすることが
可能である。
【0079】次に他の実施例について説明する。図11
は本実施例の動作を回路図である。図4と同一部分につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略している。図
11において190はガス調節弁の開閉動作と連動して
動作する開閉検出手段、191は昇圧手段100への入
力を規制する開閉手段、192は前記開閉検出手段18
0の出力により動作を開始するタイマ手段、193は前
記タイマ手段192の出力により前記開閉手段191を
制御する開閉制御手段である。
【0080】動作を説明する。通常は点火時の放電動作
を確実性を上げるためガス調節弁8を開成するのとほと
んど同時に点火プラグ4の放電を開始している。しか
し、長時間使用していなかった場合バーナ3のガス通路
内部は空気で満たされていることがある。この状態で点
火の放電を行っても燃焼するガスがないため点火しなか
った。さらに、この放電音は耳障りで不快感を伴う場合
が多かった。
【0081】この問題点を解決する手段を以下に説明す
る。ガス調節弁8を開成すると連動して開閉検出手段1
90が動作する。開閉検出手段190が動作するとタイ
マ手段192がガス調節弁8を開成してからの時間を計
測し始める。ノズル2から噴出したガスがバーナ3の燃
焼部に到達する時間はバーナ3内部の体積よりほぼ推定
できる。このためあらかじめタイマ手段192に時間を
記憶させておくと、その時間になるとタイマ手段192
が開閉制御手段193に信号を送出する。開閉制御手段
193はこのタイマ手段192からの信号を受け、昇圧
手段100への電源入力を導通するよう開閉手段191
を制御する。これにより高電圧発生手段120にはエネ
ルギーが供給され点火プラグ4からの放電を開始するこ
とが可能になる。このように、ガス調節弁8を開成した
時、あらかじめ定めた一定時間経過した後で点火用の放
電を行うことで無駄な放電を極力減らすことができ、不
要な放電騒音も少なくすることが可能である。
【0082】次に他の実施例について説明する。図12
は本実施例の動作を回路図である。図4と同一部分につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略している。図
12において200はガス調節弁の開閉動作と連動して
動作する開閉検出手段、201は昇圧手段100の動作
を制御する開閉制御手段である。
【0083】動作を説明する。通常は点火時の放電動作
を確実性を上げるためガス調節弁8を開成するのとほと
んど同時に点火プラグ4の放電を開始しているが長時間
使用していなかった場合バーナ3のガス通路内部は空気
で満たされていることがある。この状態で点火の放電を
行っても燃焼するガスがないため点火しなかった。しか
し利用者にとってガス調節弁8の開成動作を確実に行っ
たかの判断は点火プラグ4による放電音に頼っている場
合が多かった。この放電音は長く続くと不快感を伴うこ
とがあった。
【0084】この問題点を解決する手段を以下、図12
および図13を用いて説明する。ガス調節弁8を開成す
ると連動して開閉検出手段200が動作する。開閉検出
手段200がガス調節弁8の開成を検知すると、その出
力により昇圧手段100の動作を制御する開閉制御手段
201が動作する。通常、昇圧手段100であるトラン
ス13のオンオフ制御はトランジスタ14が行い。その
動作は図13(a)のように時刻t1で開閉検出手段2
00が動作したのとほとんど同時に一定周期でオンオフ
動作を開始する。これに対して本実施例では図13
(b)のように時刻t1で開閉検出手段200が動作し
たのとほとんど同時に通常の周期より格段に低周期でト
ランジスタ14をオンオフし昇圧手段100を動作す
る。これによりバーナ3部にはまだ燃焼に必要なガスが
到達していないが点火プラグ4より放電がゆっくりと開
始される。この放電音を利用者が聞くことにより自分の
行ったガス調節弁8の開成が確実に動作したこと認識す
る。そして燃焼ガスがバーナ3の燃焼部に十分到達する
とあらかじめ設定しておいた時間(図13における時間
2)になると開閉制御手段201の出力を変え、昇圧
手段100の動作周期を早くする。これにより本来のバ
ーナ3への点火時には放電の繰り返し速度を早くし確実
な点火を行うことが可能となる。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明のガス機器の点火装
置によれば以下のような効果を得ることができる。
【0086】(1)使用するバーナに対応する高電圧発
生手段のみに回路を形成するよう選択手段を用いること
により、本当に必要な量だけの電荷を蓄電手段に蓄積で
きるため蓄電手段の大型化を防ぎ適切な回路構成を実現
することが可能になる。
【0087】(2)使用するバーナに対応する高電圧発
生手段のみに回路を形成するよう選択手段を用い、動作
している選択手段の個数に応じて電源回路にある電圧開
閉手段の開閉状態を制御することにより、電源からの電
力伝達を最適化でき電源効率が向上する。
【0088】(3)バーナ近傍に高電圧発生手段を設け
ることにより高耐圧ケーブル等を省略でき、高電圧とな
る部分を少なくし、伝送損失やノイズ発生の低減を行う
ことが可能になる。
【0089】(4)バーナ近傍に高電圧発生手段を設
け、その2次側の低圧部をバーナ近傍に接地することに
より、点火プラグから放電した電流経路を短くしてノイ
ズ発生を低減し他の電子部品や機器への悪影響を少なく
することが可能になる。
【0090】(5)バーナの燃焼開始時は点火プラグと
バーナの距離を短くして放電を容易にし、点火後の高温
になる場合は高電圧発生手段をバーナから遠ざける構成
とするため、高電圧発生手段を必要な場合にのみ極力バ
ーナ近傍に近づいた状態に設置し、それ以外では高電圧
発生手段を熱的に保護することが可能になる。
【0091】(6)バーナ近傍に点火プラグ用の高電圧
発生手段を設け、バーナへのガス供給を行うガス供給手
段とこの高電圧発生手段を熱的に結合して、バーナの燃
焼時における高電圧発生手段部分の熱をガス供給手段内
のガスに放出することで高電圧発生手段の温度上昇を抑
えることが可能になる。
【0092】(7)ガス供給手段に高電圧発生手段の接
触させることによりガス供給手段内部のガス流体の流れ
により高電圧発生手段の熱を奪い、高電圧発生手段の温
度上昇を抑えることが可能になる。
【0093】(8)バーナ内のガス通路内部に高電圧発
生手段を設置することにより混合ガス流体により高電圧
発生手段を冷却し高電圧発生手段の温度上昇を抑えるこ
とが可能になる。
【0094】(9)バーナ近傍において着火を検知する
と点火用の放電を停止することにより不快な放電音を極
力短時間で終わるようにすることが可能になる。
【0095】(10)バーナ近傍のガス濃度を検出し燃
焼可能な状態になってから点火用の放電を行うことによ
り、電力の効率的利用と不要な放電騒音を少なくするこ
とが可能になる。
【0096】(11)ガス供給手段を開成した後、あら
かじめ定めた一定時間経過した後で点火用の放電を行う
ことで無駄な放電を極力減らすことが可能になる。
【0097】(12)点火用の放電周期を変えることに
より最初は点火用でなく操作の確実な動作を示す確認用
の放電音をゆっくりと鳴らし、本来のガスへの点火時に
は放電の繰り返し速度を早くし確実な点火を行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のガス機器の点火装置の回路
【図2】(a)本発明の他の実施例のガス機器の点火装
置の回路図 (b)本発明の他の実施例のガス機器の電圧開閉手段の
動作タイミング図 (c)本発明の他の実施例のガス機器の電圧開閉手段の
動作タイミング図
【図3】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の回
路図
【図4】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の回
路図
【図5】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の断
面図
【図6】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の断
面図
【図7】(a)本発明の他の実施例の高電圧発生手段の
断面図 (b)本発明の他の実施例の高電圧発生手段の上面図
【図8】本発明の他の実施例のバーナ近傍のの断面図
【図9】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の回
路図
【図10】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の
回路図
【図11】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の
回路図
【図12】本発明の他の実施例のガス機器の点火装置の
回路図
【図13】(a)従来のガス機器の昇圧手段の出力タイ
ミング図 (b)本発明の他の実施例のガス機器の昇圧手段の出力
タイミング図
【図14】従来のガス機器の点火装置のブロック図
【図15】従来のガス機器の点火装置の回路図
【符号の説明】
2 ノズル 3 バーナ 4 点火プラグ 11 電源 12 開閉手段 16 蓄電手段 17 電圧開閉手段 100 昇圧手段 101 高電圧発生手段 110 選択手段 112 選択制御手段 120 高電圧発生手段 131 付勢手段 132 付勢力対向手段 140 ガス供給手段 141 熱伝達手段 160 ガス通路 170 燃焼検知手段 171 開閉手段 172 開閉制御手段 180 ガス濃度検知手段 190 開閉検出手段 192 タイマ手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列に接続された複数の高電圧発生手段
    と、前記高電圧発生手段の高圧側の夫々に接合された点
    火手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と各々に直列に
    接続した選択手段と、前記高電圧発生手段および前記選
    択手段と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前
    記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧
    で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と
    直列に接続した昇圧手段と、前記複数の選択手段を制御
    する選択制御手段を備えたガス機器の点火装置。
  2. 【請求項2】並列に接続された複数の高電圧発生手段
    と、前記高電圧発生手段の高圧側の夫々に接合された点
    火手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と各々に直列に
    接続した選択手段と、前記高電圧発生手段および前記選
    択手段と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前
    記高電圧発生手段に並列に挿入し回路を開閉する電圧開
    閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段
    と、前記複数の選択手段を制御し選択する選択手段の個
    数に応じて前記電圧開閉手段の開閉状態を制御する選択
    制御手段を備えたガス機器の点火装置。
  3. 【請求項3】バーナ近傍に設置した点火手段と、前記点
    火手段に接続し前記点火手段近傍に設置した高電圧発生
    手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と直列に接続した
    蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列
    に挿入しあらかじめ定めた電圧で回路を開閉する電圧開
    閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段
    を備えたガス機器の点火装置。
  4. 【請求項4】バーナと、前記バーナの近傍に設置した点
    火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設
    置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の高圧側
    一端と前記バーナとを接続する接地手段と、前記高電圧
    発生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄
    電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ
    定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧
    開閉手段と直列に接続した昇圧手段を備えたガス機器の
    点火装置。
  5. 【請求項5】バーナと、前記バーナの近傍に設置した点
    火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設
    置した高電圧発生手段と、高電圧発生手段を前記バーナ
    方向に付勢する付勢手段と、高温において前記付勢手段
    と対向する方向に作用する付勢力対向手段と、前記高電
    圧発生手段と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段
    と前記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた
    電圧で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手
    段と直列に接続した昇圧手段を備えたガス機器の点火装
    置。
  6. 【請求項6】バーナと、前記バーナに燃焼ガスを供給す
    るガス供給手段と、前記バーナの近傍に設置した点火手
    段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設置し
    た高電圧発生手段と、前記ガス供給手段と前記高電圧発
    生手段を接続した熱伝達手段と、前記高電圧発生手段の
    低圧側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前
    記高電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧
    で回路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と
    直列に接続した昇圧手段を備えたガス機器の点火装置。
  7. 【請求項7】バーナに燃焼ガスを供給するガス供給手段
    と、前記ガス供給手段に接触して設置した点火手段と、
    前記ガス供給手段と前記点火手段の間に詰めた熱伝達手
    段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設置し
    た高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧側と直
    列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高電圧発
    生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回路を開
    閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に接続
    した昇圧手段を備えたガス機器の点火装置。
  8. 【請求項8】バーナ内部で燃焼混合ガスを供給するガス
    通路と、前記ガス通路内に設置した高電圧発生手段と、
    前記高電圧発生手段の高圧側に接続した点火手段と、前
    記高電圧発生手段の低圧側と直列に接続した蓄電手段
    と、前記蓄電手段と前記高電圧発生手段に並列に挿入し
    あらかじめ定めた電圧で回路を開閉する電圧開閉手段
    と、前記電圧開閉手段と直列に接続した昇圧手段を備え
    たガス機器の点火装置。
  9. 【請求項9】バーナと、前記バーナの近傍に設置した点
    火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に設
    置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧側
    と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高電
    圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回路
    を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列に
    接続した昇圧手段と、前記バーナの燃焼を検知する燃焼
    検知手段と、前記昇圧手段への入力を規制する開閉手段
    と、前記燃焼検知手段の出力により前記開閉手段を制御
    する開閉制御手段を備えたガス機器の点火装置。
  10. 【請求項10】バーナと、前記バーナの近傍に設置した
    点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に
    設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧
    側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高
    電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回
    路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列
    に接続した昇圧手段と、前記バーナ近傍でガス濃度を検
    知するガス濃度検知手段と、前記昇圧手段への入力を規
    制する開閉手段と、前記ガス濃度検知手段の出力により
    前記開閉手段を制御する開閉制御手段を備えたガス機器
    の点火装置。
  11. 【請求項11】バーナと、前記バーナの近傍に設置した
    点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に
    設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧
    側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高
    電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回
    路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列
    に接続した昇圧手段と、前記昇圧手段への入力を規制す
    る開閉手段と、前記バーナにガスを供給するガス供給手
    段と、前記ガス供給手段の開閉をする調節開閉弁と、前
    記調節開閉弁を操作する弁開閉手段と、前記弁開閉手段
    と連動して動作するタイマ手段と、前記タイマ手段の出
    力により前記開閉手段を制御する開閉制御手段を備えた
    ガス機器の点火装置。
  12. 【請求項12】バーナと、前記バーナの近傍に設置した
    点火手段と、前記点火手段に接続し前記点火手段近傍に
    設置した高電圧発生手段と、前記高電圧発生手段の低圧
    側と直列に接続した蓄電手段と、前記蓄電手段と前記高
    電圧発生手段に並列に挿入しあらかじめ定めた電圧で回
    路を開閉する電圧開閉手段と、前記電圧開閉手段と直列
    に接続した昇圧手段と、前記昇圧手段への入力を規制す
    る開閉手段と、前記バーナにガスを供給するガス供給手
    段と、前記ガス供給手段の開閉をする調節開閉弁と、前
    記調節開閉弁を操作する弁開閉手段と、前記弁開閉手段
    と連動して動作し前記開閉手段の開閉動作周期を調節す
    る開閉制御手段を備えたガス機器の点火装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011112230A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Hanshin Electric Co Ltd ガスコンロ
KR101702229B1 (ko) * 2015-07-29 2017-02-02 엘지전자 주식회사 조리 기기 및 그의 제어방법

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