JPH0996394A - 逆流に対する差圧強度を向上させたフィルタ付継手及びその製造方法 - Google Patents

逆流に対する差圧強度を向上させたフィルタ付継手及びその製造方法

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JPH0996394A
JPH0996394A JP2593193A JP2593193A JPH0996394A JP H0996394 A JPH0996394 A JP H0996394A JP 2593193 A JP2593193 A JP 2593193A JP 2593193 A JP2593193 A JP 2593193A JP H0996394 A JPH0996394 A JP H0996394A
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filter
joint body
coin
coin filter
joint
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JP2593193A
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Fumihide Takahashi
文秀 高橋
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HIYOSHI KOGYO KK
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HIYOSHI KOGYO KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/24Preventing accumulation of dirt or other matter in the pipes, e.g. by traps, by strainers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧油移送管にコインフィルタを用いた管継手
において加圧流体の正流に対すると同様に逆流に対して
も強度を低下しないフィルタを備えた管継手を提供す
る。 【構成】 コインフィルタ1の下部の内側段部2にスク
リーン10を積み重ねて収容室3に収容し、コインフィ
ルタ1の上部周縁に設けたカシメ部4を内側に折り曲げ
てコインフィルタ1とスクリーン10とを一体に固定す
る。継手本体30の印籠部31の底部32収容したにコ
インフィルタ1をカシメ部4を下向きとして載置する。
継手本体30に収容したコインフィルタ1の下縁部5
を、内側数箇所より突部ポンチ22にて打撃を加えて生
じた複数個の加圧突起部33にてコインフィルタ1を継
手本体印籠部31内に一体に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械、農業機械、
産業機械等の油圧配管途中に組付け、一般にはアクチェ
ータ(シリンダ等)の前の切換バルブ入口に取付けて使
用される。普通油圧回路はいくつかのフィルタ(サクシ
ョンフィルタ、ラインフィルタ等)によって濾過された
油圧油が流れてくるが、万一異物がバルブ等に進入する
と機器の働きに損傷が起きてしまうので、油圧配管の最
後の関所として使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来加圧流体を流通させる配管におい
て、加圧流体中に含まれる異物を排除することが必要で
ある。加圧流体を正方向に流す場合は勿論反対方向に流
す場合にも流体中のゴミを濾過しなければならない。そ
のための配管のフィルタ付バルブの構成は、従来、図8
に示す如く一方の継手本体30aのフィルタを経由した
流体を配管を用いて他方の、継手本体30bを経由して
圧力流体のゴミを濾過していた。その理由は、フィルタ
の構造上、流体の正方向への流通の加圧流体の圧力には
耐えて濾過作用を営なむが、逆方向への加圧流体の圧力
には耐え得ず破壊してしまうからである。従って正方向
側のフィルタ付バルブ30aと逆方向側のフィルタバル
ブ30bの2通りを必要とする欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の欠点
に鑑み、下縁部5を図7に示す如く加圧流体を通す継手
30のフィルタに、正方向に流れる流体より異物を取除
くと共に継手本体に逆方向に加圧流体が流れた場合にも
正方向に流れる流体用継手本体30のフィルタを用いる
ことができて、配管の簡素化を図り、濾過能力を高め、
逆流に対しても充分差圧強度を向上させた継手及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)(a)
下部内側にスクリーン10を収容する下部内側段部2を
設けた収容室3と、収容室3の外側上縁にカシメ部4と
を設けたコインフィルタ1と、(b)内側にコインフィ
ルタ1を設置して収容する継手本体30の印籠部31
と、印籠部31の上方と下方に加圧流体上部流通孔34
と加圧流体下部流通孔35とを連通してそれぞれ形成し
た継手本体30と、よりなり、(c)継手本体30の印
籠部31に、カシメ部4を下位に、コインフィルタの下
縁部5を上方向に位置して収容し、継手本体30の内周
壁に設けた突起部33をコインフィルタの下縁部5に当
接させてなる逆流に対する差圧強度を向上させたフィル
タ付継手である。 (2)(a)内側に下部内側段部2を設けた収容室3に
フィルタ10を収容し収容室3の外側上縁に設けたカシ
メ部4を内側に折曲げてコインフィルタ1を形成する第
一工程と、(b)継手本体30の印蘢部31に、第一工
程を経たコインフィルタ1のカシメ部4側を下向きとし
コインフィルタ1の下縁部5側を上向きとして収容する
第二工程と、(c)継手本体30の印蘢部31に収容し
たコインフィルタ1の下縁部5を継手本体30の内周壁
にポンチングして形成した複数個の突起部33にてコイ
ンフィルタ1を継手本体30の印蘢部31に収容固定す
る第三工程と、よりなる逆流に対する差圧強度を向上さ
せたフィルタ付継手の製造方法である。
【0005】
【作用】管継手本体30のコインフィルタを収容する印
籠部31に、コインフィルタ1のカシメ部4を下向きと
し下縁部5を上向きにして圧入ポンチ20にて嵌合す
る。管継手本体30の印籠部31に収容したコインフィ
ルタ1の下縁部5の上面に突部ポンチ22にて、継手本
体30の内周面を圧刻して形成した複数個の加圧突起部
33を係止してコインフィルタ10を継手本体30の印
籠部31に強固に固定する。
【0006】
【実施例】図面に従って本発明の実施例を説明する。図
1はカシメ部を折曲げる前のスクリーン及びコインフィ
ルタの一部を切欠した分解図、図2は、スクリーンをコ
インフィルタに組付けた縦断面図、図3は継手本体と継
手本体に組付けられるコインフィルタの縦断面図、図4
は圧入ポンチと突部ポンチを用いて継手本体にコインフ
ィルタを圧入固定する工程の説明図、図5は図4の工程
の要部の拡大説明図、図6は突部ポンチにて形成された
加圧突起部によりコインフィルタを継手本体の印籠部に
収容固定した状態の一部拡大縦断面図、図7は本発明の
継手本体における圧力流体の正方向と逆方向の濾過流通
説明図、図8は従来の継手本体における圧力流体の正方
向と逆方向の濾過流通説明図である。図1〜図6におい
て1はコインフィルタであって、スクリーン10を収容
する下部内側段部2を設けた収容室3と収容室3の外側
上縁にリング状(又は複数個)のカシメ部4を設け、下
縁部5に流体通路6を形成する。収容室3には1枚ない
し複数枚からなるスクリーン10を収容して、内側段部
2に載置し、カシメ部4を内側に折曲げてフィルタ1を
収容室3より抜け出さないように組込む。継手本体30
の上端部に流体送入パイプ(図示せず)をねじ付け接続
する雌ねじ部30aを、又下端部に流体排出パイプ(図
示せず)をねじ付け接続する雄ねじ部30bを設ける。
34は継手本体30の加圧流体上部流通孔、35は継手
本体30の加圧流体下部流通孔であって、これら上部流
通孔34と下部流通孔35の間にコインフィルタ1の印
籠部31を設ける。この印籠部31と上部流通孔34の
接続部は下くびれ状の錐形部36に形成される。
【0007】次に、継手本体30の印籠部31にコイン
フィルタ1を収容するには、図2に示すコインフィルタ
1を逆さにしてカシメ部4を下方に向け、下縁部5を上
方に向けて、コインフィルタ1を図4に示す如く、継手
本体30の上部流通孔34より印籠部31に向けて配設
する。
【0008】次に図4に示す如く圧入ポンチ20を継手
本体30の上部流通孔34内にその上方より挿入する圧
入ポンチ20の下端外周面はコインフィルタ1の下縁5
を圧下するに適する凸形部21に形成されている。又、
加圧突起部33を形成するための突部ポンチ22の下端
外周底面23は内側に凹部24を形成してある。
【0009】コインフィルタ1を前記の如く、カシメ部
4を下部に位置し、下縁部5を上部に位置して継手本体
30の上部流通孔34に落し込み圧入ポンチ20の凸形
部21を下降すると、コインフィルタ1は錐形部36に
て誘導されて印籠底部32に載置される。次に圧入ポン
チ20を上部流通孔34より抜き取り、突部ポンチ22
を上部流通孔34に挿入下降する。そして突部ポンチ2
2の下端外周底面23にて錐形部36を突く。すると突
部ポンチ22の下端外周底面23にて突かれて変形し内
側方向に突出した加圧突起部33はコインフィルタ1の
下縁部5に圧接して、コインフィルタ1のカシメ部4を
印籠底部32に係合圧着することとなる。この工程を終
ると、突部ポンチ22を上部流通孔34より抜取り元位
置に戻す。コインフィルタ1を継手本体30に嵌め込む
作業において、継手本体30の頭部30aを台座Aに載
置し継手本体30の首部30bを台座Aの溝Bに配設し
て継手本体30にコインフィルタ1を組み付けた後、自
動送り装置にて継手本体30を溝Bに沿って順送りに移
送すれば、フィルタ付継手本体30の製造を自動化して
量産することができる。
【0010】又、コインフィルタのカシメ部をカシメな
いで継手本体の印籠部に収容しポンチにて継手本体の底
部を圧下し、印籠部の弯曲隅角部にてカシメ部を内側に
折曲げるような工法を採ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は前記した如く、コインフィルタ
1の下部内側段部2にフィルタ10を載せ、上方のカシ
メ部4を内側に折曲げてスクリーン10をコインフィル
タ1に一体的に組立てることができると共に、継手本体
30を通過する圧力流体にてカシメ部4が元に戻される
ことがない。又、コインフィルタ1のカシメ部4は、継
手本体30の印籠部31の内底部に向い合って嵌合され
ていてコインフィルタ1の下縁部5が加圧突起部33に
て下方に押圧固定されているから、圧油が逆流して使わ
れた場合でも、コインフィルタ1は圧油を正方向に流し
た時と同じ強度が得られることとなりコインフィルタが
破壊されることなく圧油の正方向作用への流通の場合と
同じ効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はスクリーン及びカシメ部折曲げ前のコイ
ンフィルタを切欠して示す分解図。
【図2】図2はスクリーンをコインフィルタに組付けた
縦断面図。
【図3】図3は継手本体と継手本体に組付けられるコイ
ンフィルタの縦断面図。
【図4】図4は圧入ポンチと突部ポンチを用いて継手本
体にコインフィルタを圧入固定する工程の説明図。
【図5】図5は図4の工程説明図の要部の拡大説明図。
【図6】図6は突部ポンチにて形成された加圧突起部に
よりコインフィルタを継手本体の印籠部に収容固定した
状態の一部拡大縦断面図。
【図7】図7は本発明の継手本体における圧力流体の正
方向と逆方向の濾過流通説明図。
【図8】図8は従来の継手本体における圧力流体の正方
向と逆方向の濾過流通説明図。
【符号の説明】
1 コインフィルタ 2 コインフィルタの下部内側段部 3 フィルタの収容室 4 カシメ部 5 コインフィルタの下縁部 10 スクリーン 20 圧入ポンチ 22 突部ポンチ 30 継手本体 31 継手本体の印籠部 32 継手本体の印籠底部 33 加圧突起部 34 上部流通孔 35 下部流通孔 A 台座 B 台座の溝
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 逆流に対する差圧強度を向上させたフ
ィルタ付継手及びその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械、農業機械、
産業機械等の油圧配管途中に組付け、一般にはアクチュ
エータ(シリンダ等)の前の切換バルブ入口に取付けて
使用される。普通油圧回路はいくつかのフィルタ(サク
ションフィルタ、ラインフィルタ等)によって濾過され
た油圧油が流れてくるが、万一異物がバルブ等に進入す
ると機器の働きに損傷が起きてしまうので、油圧配管の
最後の関所として使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来加圧流体を流通させる配管におい
て、加圧流体中に含まれる異物を排除することが必要で
ある。加圧流体を正方向に流す場合は勿論反対方向に流
す場合にも流体中のゴミを濾過しなければならない。そ
のための配管のフィルタ付バルブの構成は、従来、図8
に示す如く一方の継手本体30Aのフィルタを経由した
流体を配管を用いて他方の、継手本体30Bを経由して
圧力流体のゴミを濾過していた。その理由は、フィルタ
の構造上、流体の正方向への流通の加圧流体の圧力には
耐えて濾過作用を営なむが、逆方向への加圧流体の圧力
には耐え得ず破壊してしまうからである。従って正方向
側のフィルタ付継手本体30Aと逆方向側のフィルタ付
継手本体30Bの2通りを必要とする欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の欠点
に鑑み、下縁部5を図7に示す如く加圧流体を通す継手
本体30のフィルタに、正方向に流れる流体より異物を
取除くと共に継手本体に逆方向に加圧流体が流れた場合
にも正方向に流れる流体用継手本体30のフィルタを用
いることができて、配管の簡素化を図り、濾過能力を高
め、逆流に対しても充分差圧強度を向上させた継手及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)(a)
下部内側にスクリーン10を収容する下部内側段部2を
設けた収容室3と、収容室3の外側上縁にカシメ部4と
を設けたコインフィルタ1と、(b)内側にコインフィ
ルタ1を設置して収容する継手本体30のインロー部3
1と、インロー部31の上方と下方に加圧流体上部流通
孔34と加圧流体下部流通孔35とを連通してそれぞれ
形成した継手本体30と、よりなり、(c)継手本体3
0のインロー部31に、カシメ部4を下位に、コインフ
ィルタの下縁部5を上方向に位置して収容し、継手本体
30の内周壁に設けた突起部33をコインフィルタ1の
下縁部5に当接させてなる逆流に対する差圧強度を向上
させたフィルタ付継手である。 (2)(a)内側に下部内側段部2を設けた収容室3に
スクリーン10を収容し収容室3の外側上縁に設けたカ
シメ部4を内側に折曲げてコインフィルタ1を形成する
第一工程と、(b)継手本体30のインロー部31に、
第一工程を経たコインフィルタ1のカシメ部4側を下向
きとしコインフィルタ1の下縁部5側を上向きとして収
容する第二工程と、(c)継手本体30のインロー部3
1に収容したコインフィルタ1の下縁部5を継手本体3
0の内周壁にポンチングして形成した複数個の突起部3
3にて圧接してコインフィルタ1を継手本体30のイン
ロー部31に収容固定する第三工程と、よりなる逆流に
対する差圧強度を向上させたフィルタ付継手の製造方法
である。
【0005】
【作用】継手本体30のコインフィルタ1を収容するイ
ンロー部31に、コインフィルタ1のカシメ部4を下向
きとし下縁部5を上向きにして圧入ポンチ20にて圧し
て嵌合する。継手本体30のインロー部31に収容した
コインフィルタ1の下縁部5の上面に突部ポンチ22に
て、継手本体30の内周面を圧刻して形成した複数個の
加圧突起部33を繋止してコインフィルタ1を継手本体
30のインロー部31に強固に固定する。
【0006】
【実施例】図面に従って本発明の実施例を説明する。図
1はカシメ部を折曲げる前のスクリーン10及びコイン
フィルタ1の一部を切欠した分解図、図2は、スクリー
ン10をコインフィルタ1に組付けた縦断面図、図3は
継手本体30と継手本体30に組付けられるコインフィ
ルタ1の縦断面図、図4は圧入ポンチ20と突部ポンチ
22を用いて継手本体30にコインフィルタ1を圧入固
定する工程の説明図、図5は図4の工程の要部の拡大説
明図、図6は突部ポンチ22にて形成された加圧突起部
33によりコインフィルタ1を継手本体30のインロー
部に収容固定した状態の一部拡大縦断面図、図7は本発
明の継手本体30における圧力流体の正方向と逆方向の
濾過流通説明図、図8は従来の継手本体における圧力流
体の正方向と逆方向の濾過流通説明図である。
【0007】図1〜図6において1はコインフイルタで
あって、スクリーン10を収容する下部内側段部2を設
けた収容室3と収容室3の外側上縁にリング状(又は複
数個)のカシメ部4を設け、下縁部5に流体通路6を形
成する。収容室3には1枚ないし複数枚からなるスクリ
ーン10を収容して、内側段部2に載せ、カシメ部4を
内側に折曲げてスクリーン10を収容室3より抜け出さ
ないように組込む。継手本体30の上端部に流体送入パ
イプ(図示せず)をねじ付け接続する雌ねじ部30a
を、又下端部に流体排出パイプ(図示せず)をねじ付け
接続する雄ねじ部30bを設ける。34は継手本体30
の加圧流体上部流通孔、35は継手本体30の加圧流体
下部流通孔であって、これら上部流通孔34と下部流通
孔35の間にコインフィルタ1を収容するインロー部3
1を設ける。このインロー部31と上部流通孔34の接
続部は下くびれ状の錐形部36に形成される。
【0008】次に、継手本体30のインロー部31にコ
インフィルタ1を収容するには、図2に示すコインフィ
ルタ1を逆さにしてカシメ部4を下方に向け、下縁部5
を上方に向けて、コインフィルタ1を図4に示す如く、
継手本体30の上部流通孔34よりインロー部31に向
けて収容する。
【0009】次に図4に示す如く圧入ポンチ20を継手
本体30の上部流通孔34内にその上方より挿入する。
圧入ポンチ20の下端外周面はコインフィルタ1の下縁
部5を圧下するに適する凸形部21に形成されている。
又、加圧突起部33を形成するための突部ポンチ22の
下端外周底面23は内側に凹部24を形成してある。
【0010】コインフィルタ1を前記の如く、カシメ部
4を下部に位置し、下縁部5を上部に位置して継手本体
30の上部流通孔34に落し込み圧入ポンチ20の凸形
部21を下降すると、コインフィルタ1は錐形部36に
て誘導されてインロー部31の底部32に載せられる。
次に圧入ポンチ20を上部流通孔34より抜き取り、突
部ポンチ22を上部流通孔34に挿入下降する。そして
突部ポンチ22の下端外周底面23にて錐形部36を突
く。すると突部ポンチ22の下端外周底面23にて突か
れて変形し内側方向に突出した加圧突起部33はコイン
フィルタ1の下縁部5に圧接して、コインフィルタ1の
カシメ部4をインロー部31の底部32に圧着すること
となる。この工程を終ると、突部ポンチ22を上部流通
孔34より抜取り元の位置に戻す。コインフィルタ1を
継手本体30に嵌め込む作業において、継手本体30の
頭部30aを台座Aに載せ継手本体30の首部30bを
台座Aの溝Bに配設して継手本体30にコインフィルタ
1を組み付けた後、自動送り装置にて継手本体30を溝
Bに沿って順送りに移送すれば、フィルタ付継手本体3
0の製造を自動化して量産することができる。
【0011】又、コインフィルタのカシメ部をカシメな
いで継手本体のインロー部に収容しポンチにて継手本体
の底部を圧下し、インロー部の弯曲隅角部にてカシメ部
を内側に折曲げるような工法を採ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は前記した如く、コインフィルタ
1の下部内側段部2にフィルタ10を載せ、上方のカシ
メ部4を内側に折曲げてスクリーン10をコインフィル
タ1に一体的に組立てることができると共に、継手本体
30を通過する圧力流体にてカシメ部4が元に戻される
ことがない。又、コインフィルタ1のカシメ部4は、継
手本体30のインロー部31の底部32に向い合って嵌
合されていてコインフィルタ1の下縁部5が加圧突起部
33にて下方に押圧固定されているから、圧油が逆流し
て使われた場合でも、コインフィルタ1は圧油を正方向
に流した時と同じ強度が得られることとなりコインフィ
ルタが破壊されることなく圧油の正方向作用への流通の
場合と同じ効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はスクリーン及びカシメ部折曲げ前のコイ
ンフィルタを切欠して示す分解図。
【図2】図2はスクリーンをコインフィルタに組付けた
縦断面図。
【図3】図3は継手本体と継手本体に組付けられるコイ
ンフィルタの縦断面図。
【図4】図4は圧入ポンチと突部ポンチを用いて継手本
体にコインフィルタを圧入固定する工程の説明図。
【図5】図5は図4の工程説明図の要部の拡大説明図。
【図6】図6は突部ポンチにて形成された加圧突起部に
よりコインフィルタを継手本体のインロー部に収容固定
した状態の一部拡大縦断面図。
【図7】図7は本発明の継手本体における圧力流体の正
方向と逆方向の濾過流通説明図。
【図8】図8は従来の継手本体における圧力流体の正方
向と逆方向の濾過流通説明図。
【符号の説明】 1 コインフィルタ 2 コインフィルタの下部内側段部 3 フィルタの収容室 4 カシメ部 5 コインフィルタの下縁部 10 スクリーン 20 圧入ポンチ 22 突部ポンチ 30 継手本体 31 継手本体のインロー部 32 継手本体のインロー部の底部 33 加圧突起部 34 上部流通孔 35 下部流通孔 A 台座 B 台座の溝
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下部内側にスクリーン10を収容
    する下部内側段部2を設けた収容室3と、収容室3の外
    側上縁にカシメ部4とを設けたコインフィルタ1と、
    (b)内側にコインフィルタ1を設置して収容する継手
    本体30の印籠部32と、印籠部32の上方と下方に加
    圧流体上部流通孔34と加圧流体下部流通孔35とを連
    通してそれぞれ形成した継手本体30と、よりなり、
    (c)継手本体30の印籠部32に、カシメ部4を下方
    向に、コインフィルタ1の下縁部5を上方向に位置して
    収容し、継手本体30の内周壁に設けた突起部33をコ
    インフィルタの下縁部5に当接させてなる逆流に対する
    差圧強度を向上させたフィルタ付継手。
  2. 【請求項2】(a)内側に下部内側段部2を設けた収容
    室3にスクリーン10を収容し収容室3の外側上縁に設
    けたカシメ部4を内側に折曲げてコインフィルタ1を形
    成する第一工程と、(b)継手本体30の印蘢部32
    に、第一工程を経たコインフィルタ1のカシメ部4側を
    下向きとしコインフィルタ1の下縁部5側を上向きとし
    て収容する第二工程と、(c)継手本体30の印蘢部3
    2に収容したコインフィルタ1の下縁部5を継手本体3
    0の内周壁にポンチングして形成した複数個の突起部3
    3にてコインフィルタ1を継手本体30の印蘢部32に
    収容固定する第三工程と、 よりなる逆流に対する差圧強度を向上させたフィルタ付
    継手及びその製造方法。
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