JPH0995080A - 紙葉類ホルダ - Google Patents

紙葉類ホルダ

Info

Publication number
JPH0995080A
JPH0995080A JP16690096A JP16690096A JPH0995080A JP H0995080 A JPH0995080 A JP H0995080A JP 16690096 A JP16690096 A JP 16690096A JP 16690096 A JP16690096 A JP 16690096A JP H0995080 A JPH0995080 A JP H0995080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper sheet
holder
main body
lid
pressing piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16690096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
紘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiei Co Ltd
Original Assignee
Nichiei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiei Co Ltd filed Critical Nichiei Co Ltd
Priority to JP16690096A priority Critical patent/JPH0995080A/ja
Publication of JPH0995080A publication Critical patent/JPH0995080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ホルダ主体に連設されたリッド部の下端に紙葉
類をホルダ主体の表面に押圧保持するように付勢された
押圧片を設けることで、紙葉類の厚薄にかかわらず、紙
葉類挿入時には付勢力に抗して紙葉類を容易に挿入する
ことができ、挿入された紙葉類を押圧片の付勢力で確実
に保持することができる紙葉類ホルダの提供を目的とす
る。 【解決手段】壁面Wに取付けられるホルダ主体1と、上
記ホルダ主体1の上部に連設されて該ホルダ主体1との
間に紙葉類保持空間βを形成するリッド部3と、上記リ
ッド部3の下端に連設され紙葉類Aをホルダ主体1の表
面に押圧保持するように付勢された押圧片7とを備えた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、情報が
記載された用紙、ポスター、図柄等が施されたプラスチ
ックフィルムなどの紙葉類を室内等の壁面や、ホワイト
ボード、ワープロやパソコンのラック等に吊下げ支持す
るのに用いられるような紙葉類ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の紙葉類ホルダとしては例
えば図16に示す如き構造のものがある。すなわち、上
部片91の前後に垂設された前部片92および後部片9
3と、これら前部片92および後部片93の下端に一体
形成されて、上述の各片91,92,93で囲繞された
内部空間94に対して紙葉類Aの挿入端部を支持する前
後の支持片95,96とを有するホルダ本体97を例え
ば塩化ビニルの押出し成形により構成し、上述の前後の
支持片95,96を素材固有の弾性力で当接し、さらに
上述の上部片91の上面には吊り金具Bを配設する目的
で断面T字状のヘッド部98を一体形成した紙葉類ホル
ダである。
【0003】この従来の紙葉類ホルダにおいて、上述の
紙葉類Aを前後の支持片95,96が当接する当接部9
9の下側から上記内部空間94に挿入しようとしても、
紙葉類Aは支持片95,96の下面形状に沿って外方へ
逃げて、その下側からの挿入が困難で、このため紙葉類
Aの長さに対応する比較的長尺のホルダ本体97端面側
を利用して図13の仮想線位置αから同図の矢印方向へ
の紙葉類Aの挿入が余儀なくされ、斯る挿入操作が煩雑
化する問題点があった。
【0004】このような問題点を解決するためには、上
述の支持片95,96の部分に紙葉類Aの挿入をガイド
するテーパ凹状の案内溝を形成することが考えられる
が、このように構成しても紙葉類の円滑な挿入を得るに
は不充分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、ホルダ主体に連設されたリッド部の下端に
紙葉類をホルダ主体の表面に押圧保持するように付勢さ
れた押圧片を設けることで、紙葉類の厚薄にかかわら
ず、紙葉類挿入時には付勢力に抗して紙葉類を容易に挿
入することができ、挿入された紙葉類を押圧片の付勢力
で確実に保持することができる紙葉類ホルダの提供を目
的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のリッド部の下
端にバネ作用を奏する連結片を介して上記押圧片を連設
すると共に、上記押圧片の紙葉類押圧側に紙葉類を弾力
的に押圧する当接部を設けることで、紙葉類吊下げ支持
に要する強固な押圧力を確保すると共に、当接部により
紙葉類を弾力的に押圧することで紙葉類を何等損傷する
ことがない紙葉類ホルダの提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記押圧片の当接部
近傍に、押圧保持された紙葉類が下方へ引っ張られた時
に紙葉類に当接して支持する支持部を設けることで、紙
葉類の不測の脱落と、押圧片の作用位置からの脱落を図
ることができるような紙葉類ホルダの提供を目的とす
る。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、リッド部をホルダ主
体に閉成した時、ホルダ主体側の係止部に係止される係
合部をリッド部側に設けることで、リッド部の確実な閉
成状態を維持することができる紙葉類ホルダの提供を目
的とする。
【0009】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、ホルダ主体の壁面対
向部位に、永久磁石部材、両面テープ部材、吸盤を有す
るベース部材等のホルダ取付け手段が配設される凹部
(配設凹部)を形成することで、取付け対象としての壁
面が金属、非金属の何れであっても確実な取付けを行な
うことができる紙葉類ホルダの提供を目的とする。
【0010】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1もしくは4記載の発明の目的と併せて、ホルダ主
体に取付け釘の挿入を許容する取付け孔を形成すること
で、壁面等に釘を用いて打付け固定することができる紙
葉類ホルダの提供を目的とする。
【0011】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項6記載の発明の目的と併せて、取付け孔に挿入され
た取付け釘の頭部を押える頭部押えを上述の係合部に一
体形成することで、釘の抜止め防止を図ることができる
紙葉類ホルダの提供を目的とする。
【0012】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1、請求項2、もしくは請求項3記載の発明の目的
と併せて、上述の押圧片に複数紙葉類のうち特定の1枚
を独自取外し許容するスリットを形成することで、ホル
ダに複数の紙葉類を吊下げ支持させた場合、他の紙葉類
の保持状態を確保したままの状態で特定の1枚のみを円
滑に独自取外しすることができる紙葉類ホルダの提供を
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、壁面に取付けられるホルダ主体と、上記ホル
ダ主体の上部に連設されて該ホルダ主体との間に紙葉類
保持空間を形成するリッド部と、上記リッド部の下端に
連設され紙葉類をホルダ主体の表面に押圧保持するよう
に付勢された押圧片とを備えた紙葉類ホルダであること
を特徴とする。
【0014】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記リッド部の下端
にバネ作用を奏する連結片を介して上記押圧片を連設す
ると共に、上記押圧片の紙葉類押圧側に紙葉類を弾力的
に押圧する当接部を設けた紙葉類ホルダであることを特
徴とする。
【0015】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記リッド部の下端
にバネ作用を奏する連結片を介して上記押圧片を連設す
ると共に、上記押圧片の紙葉類押圧側に紙葉類を弾力的
に押圧する当接部を設け、該当接部の近傍に、押圧保持
された紙葉類が下方へ引っ張られた時に上記当接部と連
動し、紙葉類に当接して支持する支持部を設けた紙葉類
ホルダであることを特徴とする。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記リッド部をホル
ダ主体に閉成した時、ホルダ主体側の係止部に係止され
る係合部がリッド部側に設けられた紙葉類ホルダである
ことを特徴とする。
【0017】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記ホルダ主体の壁
面と対向する部位に、永久磁石部材、両面テープ部材、
吸盤を有するベース部材等のホルダ取付け手段が配設さ
れる凹部を形成した紙葉類ホルダであることを特徴とす
る。
【0018】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項1もしくは4記載の発明の構成と併せて、上記ホル
ダ主体に取付け釘の挿入を許容する取付け孔を形成した
紙葉類ホルダであることを特徴とする。
【0019】この発明の請求項7記載の発明は、上記請
求項6記載の発明の構成と併せて、上記取付け孔に挿入
された取付け釘の頭部を押える頭部押えが上記係合部に
一体形成された紙葉類ホルダであることを特徴とする。
【0020】この発明の請求項8記載の発明は、上記請
求項1、請求項2、もしくは請求項3記載の発明の構成
と併せて、上記押圧片には複数紙葉類のうち特定の1枚
を独自取外し許容するスリットが所定間隔毎に形成され
た紙葉類ホルダであることを特徴とする。
【0021】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述のリッド部の下端に紙葉類をホルダ主体
の表面に対して押圧保持するように付勢された押圧片を
設けたので、紙葉類の厚みの厚薄にかかわらず紙葉類挿
入時にはホルダ主体表面と押圧片との間から該押圧片の
付勢力に抗して紙葉類を容易に挿入することができ、挿
入された紙葉類に対しては上記押圧片の付勢力が作用し
て、紙葉類を確実に保持することができる効果がある。
【0022】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のリッド
部の下端にバネ作用を奏する連結片を介して上述の押圧
片を連設すると共に、上述の押圧片の紙葉類押圧側に紙
葉類を弾力的に押圧する当接部を設けたので、上述の連
結片により押圧片に対して確実な押圧力を付与するの
で、紙葉類吊下げ支持に要する強固な押圧力を確保する
ことができると共に、紙葉類を弾力的に押圧する当接部
を設けたことにより、紙葉類の損傷を確実に防止するこ
とができる効果がある。
【0023】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上記リッド部
の下端にバネ作用を奏する連結片を介して上述の押圧片
を連設すると共に、上述の押圧片の紙葉類押圧側に紙葉
類を弾力的に押圧する当接部を設け、さらに上記当接部
の近傍に、押圧保持された紙葉類が下方へ引っ張られた
時に上記当接部と連動し、紙葉類に当接して支持する支
持部を設けたので、押圧保持状態の紙葉類に間違って触
れたり、悪戯して引っ張った程度では、紙葉類を抜取る
ことができない。このように支持部が紙葉類を押さえる
のと同時に、支持部が押圧片を、その作用位置に保持さ
せる。したがって、紙葉類が不測の脱落したり、押圧片
が作用位置から脱落したりする不都合を阻止できる。
【0024】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のリッド
部をホルダ主体に閉成した時、ホルダ主体側の係止部に
係止される係合部をリッド部側に設けたので、リッド部
の確実な閉成状態を維持することができる効果がある。
【0025】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のホルダ
主体の壁面対向部位に、永久磁石部材、両面テープ部
材、吸盤を有するベース部材等のホルダ取付け手段が配
設される凹部を形成したので、取付け対象としての壁面
の材質に対応してホルダ取付け手段を選定することで、
壁面が金属、非金属の何れであっても確実な取付けを行
なうことができる効果がある。
【0026】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項1もしくは4記載の発明の効果と併せて、上
述のホルダ主体に取付け釘の挿入を許容する取付け孔を
形成したので、壁面に対して上述の取付け釘を用いて紙
葉類ホルダを強固に取付け固定することができる効果が
ある。
【0027】この発明の請求項7記載の発明によれば、
上記請求項6記載の発明の効果と併せて、上述の取付け
孔に挿入された取付け釘の頭部を押える頭部押えを上述
の係合部に一体形成したので、リッド部閉成時に係合部
の頭部押えにて釘の頭部を押えて、釘の抜止め防止を図
ることができる効果がある。
【0028】この発明の請求項8記載の発明によれば、
上記請求項1、請求項2、請求項3記載の発明の効果と
併せて、上述の押圧片に複数紙葉類のうち特定の1枚を
独自取外し許容するスリットを所定間隔毎に形成したの
で、ホルダに複数の紙葉類を吊下げ支持させた場合、他
の紙葉類の保持状態を確保したままの状態で特定の1枚
の紙葉類のみを円滑に独自取外しすることができる効果
がある。
【0029】また、この紙葉類ホルダを合成樹脂の押出
し成形により形成した場合には、スリットの存在によ
り、長尺の成形品に生じやすい歪みによる保持状態のバ
ラツキを吸収して、各スリット間の押圧片でそれぞれ良
好に押圧保持することができる。
【0030】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は紙葉類ホルダを示し、図1において、こ
の紙葉類ホルダは壁面W等に取付けられる硬質合成樹脂
製のホルダ主体1と、このホルダ主体1の上端から前方
(図1の右方)に向けて一体的に形成された凸状支点2
を支点とする回動許容構造に設定されたリッド部3とを
備え、これら両者1,3間に紙葉類保持空間βを形成し
ている。
【0031】上述のリッド部3は上述の凸状支点2に対
応する凹状支点4をその上端に有するリッド本体5を有
し、このリッド本体5の下部にバネ作用を奏する連結片
6を介してホルダ主体1側へ付勢されるように連結さ
れ、かつ紙葉類Aの挿脱時に後退可能(図8参照)な断
面略くの字状の押圧片7をホルダ主体1とリッド本体5
との間に設け、この押圧片7上端の紙葉類押圧側に一体
的に形成して紙葉類Aを弾力的に押圧する当接部8を設
け、上述のリッド部3の上端外面と前述の凸状支点2の
上部外面との間を連設片9で互に連設している。
【0032】ここで、上述のホルダ主体1、リッド本体
5、押圧片7は硬質ポリ塩化ビニル樹脂などの硬質合成
樹脂(図示の便宜上、金属断面で示す)で形成され、上
述の連結片6、当接部8、連設片9は軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂などの軟質合成樹脂(図示の便宜上、多点を施し
た断面で示す)で上記各要素1,5,7の押出し成形時
に同時成形された所定長さを有する長尺状のものであ
る。
【0033】また上述のリッド部3におけるリッド本体
5には、該リッド部3をホルダ主体1に閉成した時(図
1に示す状態の時)、ホルダ主体1側に一体形成された
係止部10に対して係止される係合部11が一体形成さ
れている。これら係止部10と係合部11が図示したよ
うな形状である場合には、係合部11の方を係止部10
の上側に形成するとよい。これは、同じくリッド本体5
に形成した凹状支点4が、凸状支点2の下側に位置する
からであって、これにより、凹状支点4と係合部11が
凸状支点2と係止部10との間に入った、確実な閉成状
態を得ることができる。
【0034】さらに上述の係止部10のネック部位上下
において厚肉状に形成されたホルダ主体1には、取付け
釘12(図6参照)の挿入を許容する2種類の取付け孔
13,14を穿設形成している。ここで、上側の取付け
孔13は水平方向に指向し、下側の取付け孔14は反壁
面側から壁面側に向けて斜め上方に指向(スラント方向
に指向)すべく形成されている。
【0035】上述の係合部11には、上側の取付け孔1
3に挿入された取付け釘12の頭部を押える頭部押え1
1aが一体形成されている。また上述の下側の取付け孔
14に挿入されている取付け釘12の頭部と対応するよ
うに、リッド本体5にはリブ15を一体形成し、このリ
ブ15の先端を該釘12の頭部を押える頭部押え15a
に設定している。ここで、上述の係合部11およびリブ
15の形成によりリッド部3の強度アップを図ることも
できる。
【0036】さらに図2に示すように上述の押圧片7お
よび当接部8には、紙葉類ホルダに、複数の紙葉類Aを
紙葉類ホルダの長さ方向に並べて同時に保持させた場
合、これら複数の紙葉類Aのうちから特定の1枚の紙葉
類Aのみを独自に取外し許容するためのスリット16…
を所定間隔毎に形成して、スリット16,16間を独立
変位可能に構成している。なお、このようにスリット1
6を形成しても、押圧片7は連結片6に同時成形されて
いるので離脱することはない。
【0037】一方、図1に示すように上述のホルダ主体
1の壁面側(背面側)上下には脚部17,18を一体形
成し、これら上下の脚部17,18間には永久磁石部材
19(図9参照)、両面テープ部材20(図10参
照)、吸盤21を有するベース部材22(図11参照)
等のホルダ取付け手段が配設される係止凹部23,23
付きの配設凹部24を形成している。
【0038】また上述の脚部17,18のうちの下側の
脚部18の形成位置に対してホルダ主体1をさらに下方
に延ばして、この下方延設部25の表面側を、紙葉類A
挿入時の案内面に設定している。
【0039】さらに上述のホルダ主体1の上部における
該主体1と脚部17との間、並びにホルダ主体1の下部
における下方延設部25の背面部には、複数の紙葉類ホ
ルダを一直線上に配連設する時に、連設ピン26(図7
参照)もしくは連設パイプ等の連設主体を挿入する挿入
孔27,27が形成されている。
【0040】ところで、上述の紙葉類ホルダは図3に示
すようにホルダ主体1とリッド部3とが略逆L字状とな
るように硬質合成樹脂製の各要素1,2,4,5,7.
10,11,15,17,18,25と、軟質合成樹脂
製の各要素6,8,9とを同時押出し成形手段にて長尺
状に一体押出し成形する。
【0041】このように上述のホルダ主体1側とリッド
部3側とを略逆L字状に開成して同時押出し成形する
と、押出しに必要な金型構造の簡略化を図ることができ
る。なお、この時点では取付け孔13,14は形成され
ておらず、取付け孔13,14の素形状としての凹部1
3a,14aが形成されているので、同時押出し成形後
において図4に示すように穴加工により所定間隔毎に取
付け孔13,14を穿設する。ここで、上述の取付け孔
13,14はホルダの長手方向に対して相互にオフセッ
ト形成される。同様に前述のスリット16も同時押出し
成形後において加工形成される。
【0042】図4に示す如く同時押出し成形後に穴加工
およびスリット加工が施された紙葉類ホルダは、ホルダ
体1側の凸状支点2とリッド部3側の凹状支点4とが組
合わされて、図5の如くなる。
【0043】上述の紙葉類ホルダを相互にクロスする2
本の取付け釘12を用いて壁面Wに固定する場合には、
ホルダ主体1に対してリッド部3を開成した状態下にお
いて、上述の取付け孔13、14から壁面Wにクロスす
る2本の釘で強固に取付け釘12(図6参照)を打付け
て、紙葉類ホルダを壁面Wに固定する。
【0044】しかる後に、リッド部3をホルダ主体1に
閉成すると、ホルダ主体1側の係止部10にリッド部3
側の係合部11が係合して、両者1,3の確実な閉成状
態が維持されると同時に、この係合部11とリッド15
とに一体形成された頭部押え11a、15aにより2本
の取付け釘12,12の頭部が図6に示すようにそれぞ
れ押えられるので、取付け釘12,12の抜止め防止を
図ることができる。
【0045】このようにして壁面Wに釘12で打付け固
定された紙葉類ホルダに紙葉類Aを挿入するには、ホル
ダ主体1における下方延設部25の表面側に設定された
案内面と、断面略くの字状の押圧片7外面との間に形成
された広い紙葉類挿入空間γを利用して、紙葉類Aを下
方から上方へ移動させると、紙葉類Aの厚みの大小にか
かわらずホルダ主体1表面と押圧片7との間、詳しくは
ホルダ主体1表面と当接部8との間から、該押圧片7の
付勢力に抗して紙葉類Aを円滑かつ容易に挿入すること
ができ、挿入された紙葉類Aに対しては連結片6のバネ
作用が押圧片7および当接部8を介して紙葉類Aに作用
するので、紙葉類Aは確実に吊下げ支持される。加え
て、上述の紙葉類Aには軟質合成樹脂製の当接部8が弾
力的に圧接するので、紙葉類Aの損傷はありえない。
【0046】図6、図7に示すように紙葉類ホルダに挿
入支持させた紙葉類Aを取外す際には、紙葉類Aを図8
に示す矢印a方向へ移動させて断面略くの字状の押圧片
7におけるコーナ部を図示の時計方向へ若干回動させる
と、押圧片7が後退するので、紙葉類Aを容易に取外す
ことができる。
【0047】ここで、上述の紙葉類ホルダに予め紙葉類
Aを吊下げ支持させ、これら複数の紙葉類Aのうちの特
定の1枚のみを独自に取外す場合も同様で、この場合に
は図8の矢印a方向へ移動させない他の紙葉類Aは前述
のスリット16の形成により、対応する押圧片7による
押圧状態下にあるので、図8の矢印a方向へ移動させた
特定の1枚のみの紙葉類Aを円滑に独自に取外すことが
できる。
【0048】また、上述のようにスリット16…を形成
することで、長尺の成形品に生じやすい歪みを吸収し
て、各スリット16…間の押圧片7で紙葉類Aを均等に
押圧保持することができる効果も有する。
【0049】上述の紙葉類ホルダの壁面Wへの取付け態
様は、取付け釘12,12による態様の他図9、図1
0、図11に示す各態様がある。
【0050】すなわち、壁面Wがスチール等の金属製の
場合には図9に示す如く上述の配設凹部24に永久磁石
部材19を例えば粘着層(図示せず)を介して配設し、
この永久磁石部材19を介して上述の紙葉類ホルダを金
属製の壁面Wに磁力を利用して確実に取付けることがで
きる。
【0051】また両面テープ部材20を用いて紙葉類ホ
ルダを金属製または非金属製の壁面Wに取付ける場合に
は、図10に示す如く上述の配設凹部24に一側の粘着
層20aを介して両面テープ部材20を配設し、この両
面テープ部材20の壁面W側の他側の粘着層20bを介
して紙葉類ホルダを壁面Wに粘着力を利用して強固に取
付けることができる。
【0052】さらにベース部材22に予め支持された吸
盤21を用いて紙葉類ホルダを金属製または非金属製の
壁面Wに取付ける場合には、図11に示す如くホルダ長
手方向における配設凹部24の開口端から前述の係止凹
部23に係止可能な凸部をもった樹脂製などのベース部
材22を挿入し、このベース部材22に予め支持された
吸盤21を介して紙葉類ホルダを壁面Wに吸着力を利用
して確実に取付けることができる。
【0053】このように取付け対象としての壁面Wと壁
内部の材質とに対応して、取付け釘12、永久磁石部材
19、両面テープ部材20、吸盤21等のホルダ取付け
手段を選定することで、壁面Wの材質如何にかかわらず
確実な取付けを行なうことができる。
【0054】なお、2本の取付け釘12,12により紙
葉類ホルダを壁面Wに取付ける際には、取付け釘12,
12による打付け固定後に紙葉類Aをホルダへ挿入する
が、他のホルダ取付け手段を用いる際には、紙葉類ホル
ダの壁面Wへの固定と、紙葉類Aのホルダへの挿入とは
何れを先に行なってもよい。さらに図12に示すように
壁面Wの上下に取付けた各紙葉類ホルダ間で紙葉類Aの
上下を挟持保持して、これら上下の紙葉類ホルダ間に紙
葉類Aを張設することもできる。
【0055】加えて、所定長さの紙葉類ホルダを2本以
上の複数に一直線上に連設する場合には、図7に示すよ
うな連設ピン26もしくは連設パイプ等の連設手段を前
述の上下の挿入孔27,27に挿入し、該連設手段を用
いて複数の紙葉類ホルダを一直線上に連設することもで
きる。ここで、上述の連設手段として断面角形状の連設
ピンもしくは連設パイプを用いる場合には、上下の挿入
孔27は対応する断面角形状と成せばよい。
【0056】つづいて、押圧片7についての他の好まし
い例を説明する。図13は紙葉類ホルダの断面図で、先
の実施例の場合と同様に、押圧片7の紙葉類押圧側に、
紙葉類Aを弾力的に押圧するように軟質合成樹脂により
当接部8を形成し、この当接部8の近傍である上方部位
に、支持部7aを形成している。つまり、硬質合成樹脂
からなる押圧片7の先端を、紙葉類押圧側に向けてL字
状に折曲して、この先端部を上記支持部7aに設定して
いる。
【0057】この紙葉類ホルダでは、先の実施例の場合
と同様に、図14に示したように、紙葉類Aの下部を手
前側に引っ張って押圧片7を後退させる、所定の方法で
容易に外すことができるが、単に下に引っ張っただけで
は外れない。すなわち、押圧保持された紙葉類Aが下方
に引っ張られると、図15に示したように、押圧片7は
引き摺られて当接部8とともに変位する。このとき、当
接部8に連動して、支持部7aが紙葉類Aに当接して、
それ以上の変位を阻止するように支持する。このため、
紙葉類Aの不測の脱落を阻止できるとともに、押圧片7
が捲り上げられたりして作用位置から脱落してしまうこ
とを阻止できる。
【0058】ホルダ主体1の配設凹部24には、スポン
ジ部材28を介して永久磁石部材19を保持して、壁面
Wに対しての良好な取付け状態を得るようにしている。
【0059】なお、上記各実施例においては紙葉類ホル
ダを硬質ポリ塩化ビニル樹脂などの硬質合成樹脂と、軟
質ポリ塩化ビニル樹脂などの軟質合成樹脂とで構成した
が、上述の条件を満たす他の合成樹脂やFRPなどの複
合材料および新素材その他の材料により構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類ホルダを示す断面図。
【図2】図1に示すホルダの部分抽出斜視図。
【図3】同紙葉類ホルダの押出し成形直後の断面図。
【図4】押出し成形されたホルダに所定加工を施した状
態の断面図。
【図5】ホルダ主体とリッド部との組付け完了状態を示
す断面図。
【図6】取付け釘によるホルダ取付け態様を示す断面
図。
【図7】図6の斜視図。
【図8】紙葉類取外し時の説明図。
【図9】永久磁石部材によるホルダ取付け態様を示す断
面図。
【図10】両面テープ部材によるホルダ取付け態様を示
す断面図。
【図11】吸盤によるホルダ取付け態様を示す断面図。
【図12】上下一対の紙葉類ホルダによる紙葉類張設を
示す断面図。
【図13】他の例に係る紙葉類ホルダを示す断面図。
【図14】紙葉類取外し時の説明図。
【図15】作用状態を示す説明図。
【図16】従来の紙葉類ホルダを示す斜視図。
【符号の説明】
1…ホルダ主体 3…リッド部 6…連結片 7…押圧片 8…当接部 10…係止部 11…係合部 11a…頭部押え 12…取付け釘 13…取付け孔 16…スリット 19…永久磁石部材 20…両面テープ部材 21…吸盤 22…ベース部材 24…配設凹部 A…紙葉類 β…紙葉類保持空間

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に取付けられるホルダ主体と、上記ホ
    ルダ主体の上部に連設されて該ホルダ主体との間に紙葉
    類保持空間を形成するリッド部と、上記リッド部の下端
    に連設され紙葉類をホルダ主体の表面に押圧保持するよ
    うに付勢された押圧片とを備えた紙葉類ホルダ。
  2. 【請求項2】上記リッド部の下端にバネ作用を奏する連
    結片を介して上記押圧片を連設すると共に、上記押圧片
    の紙葉類押圧側に紙葉類を弾力的に押圧する当接部を設
    けた請求項1記載の紙葉類ホルダ。
  3. 【請求項3】上記リッド部の下端にバネ作用を奏する連
    結片を介して上記押圧片を連設すると共に、上記押圧片
    の紙葉類押圧側に紙葉類を弾力的に押圧する当接部を設
    け、該当接部の近傍に、押圧保持された紙葉類が下方へ
    引っ張られた時に上記当接部と連動し、紙葉類に当接し
    て支持する支持部を設けた請求項1記載の紙葉類ホル
    ダ。
  4. 【請求項4】上記リッド部をホルダ主体に閉成した時、
    ホルダ主体側の係止部に係止される係合部がリッド部側
    に設けられた請求項1記載の紙葉類ホルダ。
  5. 【請求項5】上記ホルダ主体の壁面と対向する部位に、
    永久磁石部材、両面テープ部材、吸盤を有するベース部
    材等のホルダ取付け手段が配設される凹部を形成した請
    求項1記載の紙葉類ホルダ。
  6. 【請求項6】上記ホルダ主体に取付け釘の挿入を許容す
    る取付け孔を形成した請求項1もしくは請求項4記載の
    紙葉類ホルダ。
  7. 【請求項7】上記取付け孔に挿入された取付け釘の頭部
    を抑える頭部押えが上記係合部に一体形成された請求項
    6記載の紙葉類ホルダ。
  8. 【請求項8】上記押圧片には複数紙葉類のうち特定の1
    枚を独自取外し許容するスリットが所定間隔毎に形成さ
    れた請求項1、請求項2、もしくは請求項3記載の紙葉
    類ホルダ。
JP16690096A 1995-07-21 1996-06-05 紙葉類ホルダ Pending JPH0995080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16690096A JPH0995080A (ja) 1995-07-21 1996-06-05 紙葉類ホルダ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-207917 1995-07-21
JP20791795 1995-07-21
JP16690096A JPH0995080A (ja) 1995-07-21 1996-06-05 紙葉類ホルダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0995080A true JPH0995080A (ja) 1997-04-08

Family

ID=26491113

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16690096A Pending JPH0995080A (ja) 1995-07-21 1996-06-05 紙葉類ホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0995080A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063667A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Wayo Co Ltd シートクリップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063667A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Wayo Co Ltd シートクリップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5678792A (en) Method and device for attaching objects to appliances
US5890603A (en) Method and device for attaching objects to appliances
US6257422B1 (en) Article holder
US6453518B1 (en) Holder for sheet material
US7296373B1 (en) Apparatus for framing and hanging a sheet-like display item
JPH0221018A (ja) 発泡ボード等の物品の吊下げ装置
CA2605644C (en) Label holder for a merchandise display shelf
US7128301B2 (en) Two piece calendar holder
US20050236347A1 (en) Display system
US6484996B2 (en) Device for removably fastening a picture to a board
JPH0995080A (ja) 紙葉類ホルダ
JP3100903U (ja) 板状扉の把手構造、開閉扉及び該開閉扉を備えた壁面構造
US6196782B1 (en) Push pin
US20040060251A1 (en) Decorative border assembly
US5329670A (en) Structure of clip
US5500987A (en) Pin clip
JP2006236126A (ja) 自動販売機用商品広告物支持具
US6149117A (en) Decorative and functional fixture as sheetlike object hanger
US20060219646A1 (en) Magnetic hanging system and methods of use
JP4145549B2 (ja) 掛け具
JP3092629U (ja) 壁掛けボード
US20230287694A1 (en) Installation Device
US11857097B1 (en) Curtain rod support assembly
JPH10166773A (ja) 紙葉類ホルダ
KR200192807Y1 (ko) 선반 걸이대

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050726