JPH09944A - 担持量分布付排気触媒 - Google Patents

担持量分布付排気触媒

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JPH09944A
JPH09944A JP7171412A JP17141295A JPH09944A JP H09944 A JPH09944 A JP H09944A JP 7171412 A JP7171412 A JP 7171412A JP 17141295 A JP17141295 A JP 17141295A JP H09944 A JPH09944 A JP H09944A
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JP
Japan
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catalyst
exhaust
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exhaust catalyst
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JP7171412A
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Naoki Baba
直樹 馬場
Katsuyuki Osawa
克幸 大澤
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒の担持量に分布を施して排気触媒の適正
活用と浄化率の向上を図る担持量分布付排気触媒を提供
することにある。 【構成】 多数のハニカム通路を有し両端が開口して排
気を流通可能とした排気触媒において、当該排気触媒の
排気流の入口前端から1/4以下の部位における触媒の
担持量を、その他の部位に比し高担持量としたことを特
徴とし、排気温度に対応して排気浄化率を一層向上で
き、かつ触媒貴金属の使用量を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、工場などの排
気系に装着され、排気浄化用触媒として利用される担持
量分布付排気触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車エンジンからの排
気を浄化するための排気浄化用触媒としては、セラミッ
ク製あるいは金属製のハニカム体に活性アルミナなどの
担持層を形成し、その担持層に白金やロジウムなどの触
媒金属を担持させたものが多く用いられている。そし
て、触媒金属は、その担持量が排気浄化用触媒の全体積
にわたって一様に均一分布されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、触媒金属
は、全体を通じて排気浄化に寄与していない部分が生じ
て、これが排気浄化率の高揚の妨げとなり実用上解決す
べき問題がある。かかる排気浄化率を高めるには、触媒
金属の担持量を増加させる必要があるため、その使用量
が多くなりコスト高となるという実用上解決すべき問題
があった。このような不具合を改善するために、本発明
者等は、自動車用排気触媒に関する昇温過程および浄化
過程を予測する手法を開発し、十分な性能精度が得られ
た。この手法を用いて担持量についてのパラメータスタ
ディを行った。
【0004】すなわち、担持量を表すパラメータは、支
配方程式の一つである触媒壁面上での物質収支を記述し
た次式(1)の中のScat である。 Scat i =ρg /M・Sgeo D,i (CW,i −Cg,i ) (1) Scat 〔m2 /m3 〕 Scat は、触媒単位体積中の表面反応が起きる部分の面
積を表している。これまで対象としてきた触媒(Pt / R
h = 1.5 / 0.4 g/L )では、Scat = 35000[m2/ m3 ]を
用いた。この値をベースとして、担持量を2倍するとき
にはScat を2倍するという方法で、触媒内の任意の場
所で任意の値を与えた。この方法は、貴金属の担持量を
増加させても粒経が変化せず、貴金属量に比例して表面
反応が起きる部分の面積が増加するという条件に基づい
ている。
【0005】そして、パラメータ・スタディを行った触
媒流入ガスの条件は、 Ga=7.4 g/sの場合である。この
場合の条件および排気である入りガスの濃度を下記表1
に示す。
【0006】
【表1】
【0007】また、図1に入りガスの速度分布を、図2
に入りガスの温度分布の時間変化を示す。これらの触媒
への入りガス条件下で、触媒担体の全体積にわたってS
cat= 35000[m2 / m3 ]とした場合をベース担持と
し、これに対して様々な担持量分布を比較検討した。ベ
ース担持の場合の触媒壁温分布の時間変化(計算と実験
の比較)を図3に、また触媒からの出ガス濃度の時間変
化(計算と実験の比較)を図4に示す。図4のCOとHC
の濃度変化から、それぞれの浄化率変化を求めた結果を
図5に示す。パラメータ・スタディの結果は、すべて図
5に示すベース担持の浄化率変化と比較し、浄化率改善
の判定評価を行った。
【0008】そして、前記担持量についてのパラメータ
・スタディは、総担持量を変えないで、担持量に分布を
つけることによって排気浄化率を改善することをねらい
として行った。すなわち、担持量を全体積にわたって2
倍,4倍,6倍,8倍,10倍と変えた場合の浄化率の
時間変化を比較したものを図6に示す。担持量を増加す
ればするほど浄化率は改善されるが、全体積にわたる6
倍の担持量で浄化率変化に及ぼす影響は飽和する。すな
わち担持量増加はほぼ6倍で十分な効果が得られること
になる。
【0009】以下、この理由を述べる。触媒反応の見か
けの反応速度は、表面反応速度と排気相から触媒表面へ
の拡散速度との調和平均で表わされる。担持量を増加す
ると、表面反応速度は担持量に比例して大きくなる。し
かし、担持量を6倍以上にした場合には、表面反応速度
が過大になり、見かけの反応速度が拡散速度に律速され
るようになるため、その影響が飽和される。
【0010】本発明者等は、図6の結果を考慮して、6
倍の担持量に着目して、担持量分布の最適化を検討し
た。すなわち、担持量を6倍する部分を軸方向に変化さ
せた場合の、浄化率の時間変化を比較したものを図7に
示す。図7より、HC浄化率が50%に到達する時刻で比較
した場合、排気触媒の入口から1/ 4(入口から30mm)
あるいは1/ 6(入口から20mm)の部分の担持量を6倍
すれば十分な効果(全体積6倍担持の場合と変わらな
い)が得られることがわかる。これは、触媒反応のほと
んどが触媒入口から1/ 4(入口から30mm)あるいは1
/ 6(入口から20mm)の部分で生じているためである。
【0011】なお、担持量を1/ 2倍する部分を軸方向
に変化させた場合の、浄化率の時間変化を比較したもの
を図8に示す。図8より、入口から1/ 6の位置(20m
m)よりも下流の部分の担持量を1/ 2にしても浄化率
の変化はベース担持の場合と変わらなかった。これは、
触媒反応のほとんどが触媒入口から20mm〜30mm前
後、すなわち、15〜35mmの部分で生じているためで
ある。
【0012】次に、触媒入口から1/ 4(入口から30m
m)あるいは1/ 6(20mm)の部分の担持量に分布を持
たせた場合、図7の結果から触媒入口から1/ 4(入口
から30mm)あるいは1/ 6(20mm)の部分だけの担持量を
6倍すれば,全体積6倍担持の場合とほぼ同等の効果が
得られた。ここでは、入口から1/ 4の部分の担持量に
分布を持たせた場合の浄化率を比較した。具体的には、
入口から1/ 4の領域の中心部(断面積1/ 2)だけを
6倍担持した場合と、入口から1/ 4の領域の周辺部
(ドーナツ状,断面積1/ 2)だけを6倍担持した場合
を比較した。
【0013】その結果を示す図9において、(c) は入り
ガス温度が高く触媒反応が早期に起こる中心部の担持量
を増加させた場合である。また、(d) は入りガス温度が
低く触媒反応の開始が遅れる周辺部の担持量を増加させ
た場合である。(c) の担持方法により、中心部の触媒反
応が加速され浄化率の立ち上がりは早くなるが、25秒
以後では浄化率はベース担持の場合とあまり変わらな
い。
【0014】以下、この理由を述べる。触媒表面温度が
ある程度上昇した後では,反応速度式中の exp(-E/RT)
の項が非常に大きくなり、(c) の担持方法とベース担持
のどちらの場合でも見かけの反応速度は拡散律速とな
る。そのため、担持量に比例して大きくなった頻度因子
の項の影響が現われなくなった。(d) の担持方法では、
浄化率の立ち上がり時刻はベース担持の場合と変わらな
いが、浄化率の上昇はかなり早い。これは、以下の理由
による。周囲大気への放熱により触媒表面の温度上昇が
遅い周辺部では,表面反応速度が比較的小さいために,
見かけの反応速度が表面反応律速である部分が多いから
である。そのような部分で担持量を増加すると、担持量
に比例して大きくなった頻度因子の項の影響が、見かけ
の反応速度に顕著に現われる。このように(d) の担持方
法は、担持量を増量した効果が現われやすく、その結果
として、総合的に(c) の担持方法よりも浄化率が改善で
きるといった知見に基づき本発明を案出した。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、かつ、前記従来の技術の問題点を解消す
るもので、触媒の担持量に分布を施して排気触媒の適正
活用と浄化率の向上を図り、かつ触媒貴金属の使用量を
低減し得る担持量分布付排気触媒を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の担持量分布付排気触媒(請求項1記載)は、多数の
ハニカム通路を有すると共に、両端に開口を設け排気を
流通可能とした排気触媒において、前記排気触媒の排気
流の入口前端から1/4以下の部位における触媒の担持
量を、その他の部位に比して高担持量としたことを特徴
とする。また、本発明の担持量分布付排気触媒(請求項
2記載)は、排気触媒の排気流の入口前端から1/4以
下の部位における周辺領域を、その他の部位に比して高
担持量としたことを特徴とする。さらに、本発明の担持
量分布付排気触媒(請求項3記載)は、排気触媒の排気
流の入口前端から1/4以下の部位における中心部領域
を、その他の部位に比して高担持量としたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の作用・効果】上記構成から成る本発明の担持量
分布付排気触媒(請求項1記載)は、当該排気触媒の排
気流の入口前端から1/4以下の部位における触媒の担
持量を、その他の部位に比して高担持量となし当該排気
触媒の担持量に分布を施すことにより、流入する排気の
温度分布に対応して排気触媒の一層の適正活用と浄化率
を得ることができ、かつ触媒貴金属の使用量を低減する
ことができる。
【0018】上記構成から成る本発明の担持量分布付排
気触媒(請求項2記載)は、当該排気触媒の排気流の入
口前端から1/4以下の部位における周辺領域を、その
他の部位に比して高担持量となし当該排気触媒の担持量
に分布を施すことにより、流入する排気の温度分布に対
応して排気触媒のより一層の適正活用と浄化率を得るこ
とができ、かつ触媒貴金属の使用量を低減することがで
きる。すなわち、本発明の担持量分布付排気触媒(請求
項2記載)は、周辺領域における触媒能力を高揚するこ
とによって、従来のような外周壁から放熱によって冷却
され易いために、未浄化の排気が大量に放出されるのを
的確に抑止できる。
【0019】上記構成から成る本発明の担持量分布付排
気触媒(請求項3記載)は、当該排気触媒の排気流の入
口前端から1/4以下の部位における中心部領域を、そ
の他の部位に比して高担持量となし当該排気触媒の担持
量に分布を施すことにより、流入する排気の温度分布に
対応して、より一層効果的に排気触媒の適正活用と浄化
率を得ることができ、かつ触媒貴金属の使用量を低減す
ることができる。すなわち、本発明の担持量分布付排気
触媒(請求項3記載)は、中心部領域における触媒能力
を高揚することによって、触媒の着火を早め、早期に浄
化を開始させて浄化率を向上する。
【0020】なお、上記構成から成る本発明の担持量分
布付排気触媒は、排気触媒の排気流の入口前端から1/
4以下の部位の他に、1/6以下の部位における触媒の
担持量を、その他の部位に比して高担持量となすことが
でき、これにより、前述とほぼ同様な作用効果を奏す
る。また、前記高担持量とは、排気触媒の排気流の入口
前端から1/4以下の部位、あるいは、1/6以下の部
位における触媒の担持量が、その他の部位に比して4倍
以上で10倍以下であることをいい、好ましくは、5倍
以上で7倍以下、さらに好ましくは、6倍となすことが
でき、これにより、前述とほぼ同様な作用効果を奏す
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を具体的に説
明する。図10に本発明の実施例の担持量分布付排気触
媒の概略断面図を示す。この排気触媒体1は、軸方向の
長さが120mmで多数のハニカム通路2を有すると共
に、両端に入口開口3と出口開口4をそれぞれ設け排気
を流通可能としたハニカム体5から成る。ハニカム体5
は、外筒(ケース)6に収納されている。排気触媒1
は、Al含有フェライト系合金からなる板厚50μmの
箔を用い、それぞれ平板と波板により加工されている。
そして、平板と波板を重ね合わせてロール状に巻回し、
直径86mmのハニカム体5を形成して成る。
【0022】次にSUS430から形成された板厚1.
5mm,外径89mm,長さ120mmの円筒状外筒3
を用意し、ハニカム体5を挿入して成る。そして、耐熱
性のNi系ロウ材を用いて、高温高真空中でハニカム体
5と外筒6とをロウ付け接合し、熱伝導による外筒6へ
の熱損失を極力少なくして、本実施例の担持量分布付排
気触媒を形成して成る。
【0023】次に、活性アルミナ、水、バインダーが混
合されたスラリーを用意し、この排気触媒であるメタル
担体をスラリー中に浸漬し余分なスラリーを吹き払い、
乾燥後焼成して活性アルミナからなる触媒担持層を形成
して成る。触媒担持層の形成量は、ハニカム体5の容積
1リットル当たり100gである。その後、ハニカム体
5は、ジニトロジアンミン白金水溶液と塩化ロジウム水
溶液を用い、常法により触媒担持層にPtとRhを担持
させて成る。この触媒金属の担持量は、ハニカム体5の
入口開口3から1/6相当20mmまでの部位にあって
は、ハニカム体5の容積1リットル当たりPtが10.
0g、Rhが0.4gである。そして、ハニカム体5
は、その他の部位である前記1/6相当20mmより出
口開口4までの部位にあっては、触媒金属の担持量がベ
ース担持としてハニカム体5の容積1リットル当たりP
tが1.5g、Rhが0.4gである。
【0024】上記構成からなる本実施例の担持量分布付
排気触媒の作用・効果を詳述すれば、本発明者等が行っ
た数次の検討、解析の結果、上記排気触媒の担持量分布
に関して、最適化の裏付けが得られた。すなわち、上記
担持量分布付排気触媒は、排気量2200cm3 の実機
エンジンの排気系に取り付けてなる。このとき、ハニカ
ム体5は、入口開口3が排気流の上流側に位置し、ハニ
カム体5の出口開口4が排気流の下流側に位置するよう
に装備してなる。
【0025】そして、上記エンジンは、回転数1200
rpm、圧力−360mmHg、A/F=15.0の一
定条件で運転し、上記担持量分布付排気触媒に排気を連
続的に通過させた。そして、担持量分布付排気触媒前後
における入口と出口とのHC濃度を始動時からほぼ連続
的に測定し、それらの値から時間ごとのHC浄化率を求
めた。
【0026】そして、図11に触媒入口から1/4(30m
m)の部分における担持量の最適化を検討した結果を示
す。図11において、(a) の全体積にわたって6倍担持
した場合には総担持量が6倍(担持貴金属に要するコス
トが6倍)である。これに対して、(b) や(c) の場合に
は総担持量が1. 25倍となるだけである。図11に示
す結果から、(c) に示す担持方法(入口から1/ 4の領
域の中心部をベース担持、周辺部を6倍担持、その他の
部分を1/ 2倍担持)によって、総担持量をベース担持
の1. 25倍とするだけで、かなり浄化率が改善され
た。
【0027】なお、図12に触媒入口から1/ 6(20mm)
の部分における担持量の最適化を検討した結果を示す。
図12において、(b) や(c) の場合には総担持量がベー
ス担持の場合と全く同量(担持貴金属に要するコストが
同じ)である。図12から、図12の場合と同様に、
(c) に示す担持量分布(入口から1/ 6の領域の中心部
をベース担持、周辺部を6倍担持、その他の部分を1/
2倍担持)を施すことによって、総担持量がベース担持
の場合と全く同量であるにも関わらず、より一層浄化率
の改善がなされた。
【0028】(その他の実施例)本発明の担持量分布付
排気触媒は、上記実施例に限らず、この他に、SUS4
30から形成されたハニカム体の入口開口から1/6相
当の20mmまでの部位の中心部にパラジウム触媒を1
5g/l程度の高担持とし、その他の部分を白金とロジ
ウムを低担持とした触媒である。かかる排気触媒によれ
ば、排気流の入口前端の中心部領域における触媒能力を
高揚することによって、触媒の着火を早め、早期に浄化
を開始させて浄化率を向上することができる。また、当
該排気触媒を用いた場合には、触媒の前面の中心付近に
耐熱性の高いパラジウム触媒を配置してあるため、触媒
の熱耐久性が向上し、長期間の使用後も浄化率が低下し
ないという実用上の利点を有する。
【0029】上記構成からなる本実施例の担持量分布付
排気触媒は、前記浄化率を浄化特性の評価尺度として用
い、担持量についてのパラメータ・スタディを行った結
果、以下の作用・効果を奏する。 (1)担持量増加が浄化率改善に及ぼす効果は、ほぼ6
倍の担持量で飽和する。なお、ベースとなる触媒の4倍
以上10倍以下、好ましくは5倍以上7倍以下としても
良い。 (2)触媒入口から15mm〜35mmの部分を、好ましく
は、20mm〜30mmの部分を高担持とし、それよりも下
流の部分を低担持にしても、全体積を高担持にした場合
と同程度の浄化率の改善効果が得られる。 (3)総担持量をベースとなる触媒と同量にして、担持
量分布の最適化を図った以下の2つのパターン、すなわ
ち、その他の実施例を提案した。Aのパターン(排気触
媒の排気流の入口前端から1/4以下の部位における中
心部領域を、その他の部位に比して高担持量となした場
合)は、暖機過程の初期段階で浄化率の立ち上がりを早
くする効果がある。Bのパターン(排気触媒の排気流の
入口前端から1/4以下の部位における周辺領域を、そ
の他の部位に比して高担持量となした場合)は、初期段
階以外で顕著に浄化率が上昇する。総合的には、周辺部
のみを高担持にしたBのパターンの方が浄化特性が優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気触媒への排気速度分布を示す線図
【図2】排気触媒への排気の温度分布の時間変化を示す
線図
【図3】排気触媒壁温度分布の時間変化を示す線図
【図4】排気触媒からの排気濃度変化を示す線図
【図5】ベース担持における浄化率の時間変化を示す線
【図6】担持量を全体積にわたり変えた場合の浄化率の
時間変化を示す線図
【図7】担持量を6倍する部分を軸方向に変えた場合の
浄化率の時間変化を示す線図
【図8】担持量を1/2倍する部分を軸方向に変えた場
合の浄化率の時間変化を示す線図
【図9】触媒入口から1/4の部分の担持量に分布を持
たせた場合の浄化率の時間変化を示す線図
【図10】実施例のメタル担体の概略断面図
【図11】実施例の触媒入口から1/4の部分の担持量
に分布を持たせた場合の浄化率の時間変化を示す線図
【図12】実施例の触媒入口から1/6の部分の担持量
に分布を持たせた場合の浄化率の時間変化を示す線図
【符号の説明】
1:排気触媒 2:ハニカム通路 3:入口開口 4:出口開口 5:ハニカム体 6:外筒(ケース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/46 ZAB B01D 53/36 ZAB 311 104A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のハニカム通路を有すると共に、両
    端に開口を設け排気を流通可能とした排気触媒におい
    て、前記排気触媒の排気流の入口前端から1/4以下の
    部位における触媒の担持量を、その他の部位に比して高
    担持量としたことを特徴とする担持量分布付排気触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、排気触媒の排気流の
    入口前端から1/4以下の部位における周辺領域を、そ
    の他の部位に比して高担持量としたことを特徴とする担
    持量分布付排気触媒。
  3. 【請求項3】 請求項1において、排気触媒の排気流の
    入口前端から1/4以下の部位における中心部領域を、
    その他の部位に比して高担持量としたことを特徴とする
    担持量分布付排気触媒。
JP7171412A 1995-06-13 1995-06-13 担持量分布付排気触媒 Pending JPH09944A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009248010A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 F C C:Kk 触媒及びその金属触媒の分布決定方法
JP2013220402A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Mazda Motor Corp 排気ガス浄化用触媒装置
JP2014001704A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Toyota Motor Corp 電気加熱式触媒コンバーター

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