JPH098833A - ネットワークシステム及びネットワークシステムにおけるファイル転送方法 - Google Patents

ネットワークシステム及びネットワークシステムにおけるファイル転送方法

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JPH098833A
JPH098833A JP15436695A JP15436695A JPH098833A JP H098833 A JPH098833 A JP H098833A JP 15436695 A JP15436695 A JP 15436695A JP 15436695 A JP15436695 A JP 15436695A JP H098833 A JPH098833 A JP H098833A
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JP
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host
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network
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JP15436695A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hirasawa
裕 平澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 相手に応じて割当てられるネットワーク制御
装置用アドレスを得てフレームに自動設定するネットワ
ークシステムを提供する。 【構成】 プロトコルポートを有する複数のホスト3−
1〜3−nが、ネットワーク1をアクセスするネットワ
ーク制御装置に接続されている。また、ホスト3−1〜
3−nに割当てられるホストグループ用アドレスと名称
とを対応付けられたアドレス記憶部を有し、ホストグル
ープ名称による問合わせに対して対応するアドレスを返
送するネームサーバ4と、ネットワーク制御装置用アド
レスが、ホストグループ名称対応のホストグループ用ア
ドレスに対応付けられたネットワーク制御装置用アドレ
ス記憶部を有し、その問合わせに対応するネットワーク
制御装置用アドレスを返送するアドレスサーバ5とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、インターネ
ットのように、複数のホスト(ユーザ計算機システム)
が、ネットワークをアクセスするネットワーク制御装置
に接続されて構成されたネットワークシステム及びその
ネットワークシステムにおけるファイル転送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、TCP/IPプロトコルによるイ
ンターネットにおいては、ブロードキャスト転送のメカ
ニズムが備えられており、ネットワークに接続された全
てのホストに対し同一のファイルを転送することが可能
である。しかしながら、ブロードキャスト転送による場
合は、複数ではあるが全てではない複数の特定ホストに
ファイルを転送することは不可能である。
【0003】そこで従来は、複数ではあるが全てではな
い複数の特定ホストにファイルを転送する場合には、個
別にファイルを転送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、転送に時間
を要する問題があった。従って、複数の特定ホストにフ
ァイルを転送する場合でも、ブロードキャスト転送によ
っていた。しかし、ブロードキャスト転送によると、必
要の無いホストではファイルを破棄するオーバーヘッド
が生じていた。また、ブロードキャスト転送において
も、エラーに対する処理を含めて適切にファイルの転送
を行うファイル転送方法が確立されていないのが現状で
ある。更に、ファイル転送のときには、送信相手のホス
トに応じてネットワーク制御装置に割当てられるネット
ワーク制御装置用アドレスを設定したフレームを構成す
る必要があるが、ネットワーク制御装置用アドレスを得
るメカニズムがなく、ユーザがファイル転送の際に設定
しなければならないという不便があった。
【0005】本発明は上記のような従来のネットワーク
システムの問題点を解決せんとしてなされたもので、そ
の目的は、相手に応じてネットワーク制御装置に割当て
られるネットワーク制御装置用アドレスを得てフレーム
に自動設定するメカニズムを持ったネットワークシステ
ムを提供することである。また、他の目的は、複数の特
定ホストにファイルを転送することのできるネットワー
クシステムを提供することである。更に他の目的は、ネ
ットワークを用いて、エラーに対する処理を含めて適切
にファイルの転送を行うファイル転送方法を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
ネットワークシステムは、複数のホストが、ネットワー
クをアクセスするネットワーク制御装置に接続されて構
成されたネットワークシステムにおいて、前記ホストに
割当てられるホスト用アドレスとホスト名称とが対応付
けられて記憶されたホスト用アドレス記憶部を有し、ホ
スト名称による問合わせに対して対応するホスト用アド
レスを返送するネームサーバと、前記ネットワーク制御
装置に割当てられるネットワーク制御装置用アドレスが
前記ホスト用アドレスに対応付けられて記憶されたネッ
トワーク制御装置用アドレス記憶部を有し、ホスト用ア
ドレスによる問合わせに対して対応するネットワーク制
御装置用アドレスを返送するアドレスサーバとを具備す
ることを特徴とする。
【0007】本願の請求項2に記載のネットワークシス
テムは、複数のホストが、ネットワークをアクセスする
ネットワーク制御装置に接続されて構成されたネットワ
ークシステムにおいて、前記複数のホストにより構成さ
れるホストグループに割当てられるホストグループ用ア
ドレスとホストグループ名称とが対応付けられて記憶さ
れたホストグループ用アドレス記憶部を有し、ホストグ
ループ名称による問合わせに対して対応するホストグル
ープ用アドレスを返送するネームサーバと、前記ネット
ワーク制御装置に割当てられるネットワーク制御装置用
アドレスが、前記ホストグループ名称対応のホストグル
ープ用アドレスに対応付けられて記憶されたネットワー
ク制御装置用アドレス記憶部を有し、ホストグループ名
称対応のホストグループ用アドレスによる問合わせに対
して対応するネットワーク制御装置用アドレスを返送す
るアドレスサーバとを具備することを特徴とする。
【0008】本願の請求項3に記載のネットワークシス
テムは、ネットワーク制御装置が複数のネットワーク制
御装置用アドレスを記憶するアドレスメモリを備え、ネ
ットワーク制御装置とネットワーク制御装置用アドレス
とが対応付けられたファイルを有し、このファイルのデ
ータに基づき、前記ネットワーク制御装置のアドレスメ
モリへ該当のアドレスの設定指示を対応するホストへ与
えるネットワーク管理マネージャと、ホスト内に備えら
れ、前記ネットワーク管理マネージャの指示に応答して
ネットワーク制御装置のアドレスメモリへ該当のアドレ
スの設定を行う手段とを具備することを特徴とする。
【0009】本願の請求項4に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、プロトコルポートを
有する複数のホストが、ネットワークをアクセスするネ
ットワーク制御装置に接続されて構成されたネットワー
クシステムを用い、複数のホストからなるグループに対
するファイルの転送の際には、当該グループの全てのホ
ストに対し同一ポート番号を設定して転送開始を通知す
ることを特徴としている。
【0010】本願の請求項5に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、転送開始の通知を複
数回送り、各ホストはそれぞれの通知に対する応答を行
うことを特徴とする。
【0011】本願の請求項6に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、ファイルの転送の際
に、到達エラーを検出したホストはエラー応答を返送
し、ファイル転送サーバはこれに対して対応のファイル
を再送し、再送を受けた場合、該当ホスト以外のホスト
はこれを廃棄することを特徴とする。
【0012】本願の請求項7に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、ファイルの転送終了
に際し転送終了の通知を送り、各ホストはそれぞれの通
知に対する応答を行い、転送開始の通知の際の応答数に
満たない数の応答である場合に再度転送終了の通知を送
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】本願の請求項1に記載のネットワークシステム
は、以上の通りに構成されるので、ホスト名称による問
合わせがあると対応するホスト用アドレスが返送され、
また、ホスト用アドレスによる問合わせがあると対応す
るネットワーク制御装置用アドレスが返送され、相手に
応じてネットワーク制御装置に割当てられるネットワー
ク制御装置用アドレスを得ることができる。
【0014】本願の請求項2に記載のネットワークシス
テムは、以上の通りに構成されるので、ホストグループ
名称による問合わせがあると対応するホストグループ用
アドレスが返送され、ホストグループ名称対応のホスト
グループ用アドレスによる問合わせがあると対応するネ
ットワーク制御装置用アドレスが返送され、複数のホス
トからなるグループに応じてネットワーク制御装置に割
当てられるネットワーク制御装置用アドレスを得ること
ができる。
【0015】本願の請求項3に記載のネットワークシス
テムは、以上の通りに構成されるので、ネットワーク管
理マネージャからネットワーク制御装置のアドレスメモ
リへ該当のアドレスの設定指示が対応するホストへ与え
られ、ホストでは、前記ネットワーク管理マネージャの
指示に応答してネットワーク制御装置のアドレスメモリ
へ該当のアドレスの設定が行われる。
【0016】本願の請求項4に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、以上の通りに構成さ
れるので、複数のホストからなるグループに対するファ
イルの転送の際には、当該グループの全てのホストに対
し同一ポート番号を設定して転送開始が通知され、当該
ポート番号によりファイル転送であることをホストにお
いて認識できる。
【0017】本願の請求項5に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、以上の通りに構成さ
れるので、転送開始の通知を複数回送り、各ホストはそ
れぞれの通知に対する応答を行うことで、1度目の転送
開始の通知がエラーとなってもその後の転送開始の通知
により転送開始を知り、適切なファイル転送を行うこと
ができる。
【0018】本願の請求項6に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、以上の通りに構成さ
れるので、ファイルの転送の際に、到達エラーとなって
も対応のファイルが再送され、該当ホスト以外のホスト
ではこれを廃棄して、エラーに対応する。
【0019】本願の請求項7に記載のネットワークシス
テムにおけるファイル転送方法は、以上の通りに構成さ
れるので、終了通知に対する応答数が転送開始の通知の
際の応答数に満たない数の応答である場合に再度転送終
了の通知が送られ、不要な転送終了の通知がなされるこ
とはない。
【0020】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例に係
るネットワークシステム及びネットワークシステムにお
けるファイル転送方法を説明する。各図の説明において
同一の構成要素には、同一の符号を付し重複する説明を
省略する。図1には本発明の実施例に係るネットワーク
システムの構成図が示されている。このネットワークシ
ステムはTCP/IPプロトコルによるネットワークシ
ステムであり、イーサネット1に、転送サーバ2、クラ
イアント3−1〜3−nよりなるクライアントグループ
30、ネームサーバ4、アドレスサーバ5及び、ネット
ワーク管理マネージャ6が接続されて構成されている。
転送サーバ2はクライアントグループ30に対しファイ
ルを転送する計算機システムであり、クライアント3−
1〜3−nは、転送サーバ2からファイルの転送を受け
る計算機システムである。これら転送サーバ2及びクラ
イアント3−1〜3−nは、必要に応じてそれぞれ機能
を逆転し得るが、ここでは、固定的にファイル転送とフ
ァイル受取りの機能を持つものとする。また、実際に
は、クライアントグループは1つではなく、複数のクラ
イアントグループが存在する。ネームサーバ4はクライ
アント名称(ホスト名称)による問合わせに対して対応
するIPアドレス(ホストに割当てられるホスト用アド
レス)を返送するサーバである。この実施例では、ネー
ムサーバ4は、ホストグループ名称による問合わせに対
して対応するIPアドレスを返送する。アドレスサーバ
5はIPアドレス(ホスト用アドレス)による問合わせ
に対して対応するイーサネットアドレス(ネットワーク
制御装置に割当てられたアドレス)を返送する。この実
施例では、アドレスサーバ5は、ホストグループ名称対
応のIPアドレスによる問合わせに対し対応するイーサ
ネットアドレスを返送する。ネットワーク管理マネージ
ャ6は当該ネットワークシステムに関する情報の管理を
行う計算機システムであり、各クライアントについて、
グループによりファイル転送を受けるためのIPアドレ
ス(以下、IPマルチキャストアドレス)及び、グルー
プによりファイル転送を受けるためのイーサネットアド
レス(以下、イーサネットマルチキャストアドレス)を
設定する。
【0021】図2には、上記転送サーバ2の機能ブロッ
ク図が示されている。転送サーバ本体2Aにはブロード
キャスト型ファイル転送サーバプログラム11、ブロー
ドキャスト型ファイル転送ライブラリ12、UDP(Us
er Datagram Protocol)モジュール13、IP(Intern
et protocol )モジュール14、ドライバ15、ネーム
サーバアクセスモジュール16、TCP(Transmisson
Control Protocol)モジュール17、MARP(Maruti
cast Address Resolution Protocol)モジュール18が
備えられている。また、転送サーバ本体2Aとイーサネ
ット1との間には、イーサネット1へのアクセスを行う
ためのLAN制御装置7(ネットワーク制御装置)が設
けられている。更に、転送サーバ本体2Aには、情報の
入出力を行うための入出力部19と、転送すべきデータ
のファイルが記憶されている転送ファイル記憶部20と
が付設されている。
【0022】ブロードキャスト型ファイル転送サーバプ
ログラム11は、オペレータにより或いは他のプログラ
ムからの要求に応じて対応するファイルを転送する処理
を行うプログラムであり、ここでは、クライアントグル
ープ30に対するファイル転送用のポート番号(ファイ
ルを複数の所定クライアントに転送するときの専用のポ
ート番号)を保持している。ポート番号はクライアント
グループ名称に対応してセットされている。ブロードキ
ャスト型ファイル転送ライブラリ12は、ブロードキャ
スト型ファイル転送サーバプログラム11の制御下でブ
ロードキャスト型のファイルを転送する処理を行うもの
である。UDP(User Datagram Protocol)モジュール
13は当該装置のプログラムが他の装置(ここではクラ
イアント)のプログラムに対しデータグラムを送ること
ができるようにするものである。IP(Internet proto
col )モジュール14は、インターネット(個々では、
イーサネット1)を通じて転送される情報単位としてI
Pデータグラムを定義し、コネクションレスの最善努力
式パケット配送サービスの基礎を提供するものである。
ドライバ15はLAN制御装置15をアクセスするもの
である。ネームサーバアクセスモジュール16は、ブロ
ードキャスト型ファイル転送ライブラリ12からの要求
に応えてネームサーバ4にアクセスし、クライアント名
称(クライアントグループ名称を含む)をIPアドレス
(IPマルチキャストアドレスを含む)に変換するもの
である。TCP(Transmisson Control Protocol)モジ
ュール17は、当該装置のプログラムが他の装置(ここ
ではクライアント)のプログラムに対しデータストリー
ムを送ることができるようにするもので、信頼性ある全
二重ストリームサービスを提供するものである。MAR
P(Multicast AddressResolution Protocol )モジュ
ール18は、IPマルチキャストアドレスからイーサネ
ットマルチキャストアドレス(必要であれば、IPアド
レスからイーサネットアドレス)を得るためのものであ
る。
【0023】転送サーバ2は実際上は、例えば、図3に
示されるように構成されている。即ち、計算機システム
全体を統括制御するためのCPU21と、このCPU2
1が使用するプログラム及びデータが格納された主記憶
装置22とが備えられている。更に、CPU21から延
びるシステムバス23には、キーボード制御部24、表
示制御部25、マウス制御部26、プリンタ制御部2
7、磁気ディスク制御部28、通信インタフェース29
が接続されている。キーボード制御部24は、接続され
ているキーボード入力装置31のキー操作によるデータ
をCPU21へ与える。表示制御部25は、接続されて
いるCRT表示装置32に対し情報を表示するよう制御
を行う。マウス制御部26は、接続されているポインテ
ィングディバイスであるマウス33からのデータをCP
U21へ与える。プリンタ制御部27は、接続されてい
るプリンタ装置34の印字制御を行う。磁気ディスク制
御部28は、接続されている磁気ディスク装置35に対
しCPU21の制御下においてデータのリードライト制
御を行う。通信インタフェース29には通信処理部36
が接続されイーサネット1に対しデータを送出し、ま
た、イーサネット1からデータを受取ることができる。
図1のドライバ15は通信インタフェース29に、LA
N制御装置7は通信処理部36に相当する。キーボード
入力装置31、CRT表示装置32、マウス33、プリ
ンタ装置34は入出力部19に相当する。転送ファイル
記憶部20は磁気ディスク装置35または主記憶装置2
2に設けられる。転送サーバ本体2A内のその他の構成
は、例えば、主記憶装置22のプログラムとして存在す
る。
【0024】更に、図4にはクライアント3の機能ブロ
ック図が示されている。クライアント本体3Aにはブロ
ードキャスト型ファイル転送クライアントプログラム4
1、管理情報アクセスモジュール42、UDP(User D
atagram Protocol)モジュール43、IP(Internet p
rotocol )モジュール44、ドライバ45が備えられて
いる。また、クライアント本体3Aとイーサネット1と
の間には、イーサネット1へのアクセスを行うためのL
AN制御装置46が設けられている。更に、クライアン
ト本体3Aには、転送されて来るデータのファイルが記
憶されるファイル記憶部47が付設されている。UDP
モジュール43は当該装置のプログラムが他の装置(こ
こでは転送サーバ2)のプログラムからデータグラムを
送ることができるようにするものである。IPモジュー
ル44は、インターネット(ここでは、イーサネット
1)を通じて転送される情報単位としてIPデータグラ
ムを定義し、コネクションレスの最善努力式パケット配
送サービスの基礎を提供する。IPモジュール44には
(他のIPモジュールも同様であるが)、当該クライア
ントのIPアドレスが設定されており、到来するフレー
ムでIPアドレスの一致するものを取り込む。ドライバ
45はLAN制御装置46をアクセスするものである。
LAN制御装置46には(他のLAN制御装置でも同様
であるが)、予めイーサネットアドレスが設定されてお
り、このイーサネットアドレスより該当フレームを取り
込む。
【0025】ブロードキャスト型ファイル転送クライア
ントプログラム41は、転送サーバ2のプログラムから
送られてくるファイルを受取りファイル記憶部20に記
憶する等のファイル転送時の処理を行うプログラムであ
り、ここでは、クライアントグループ30に対するファ
イル転送用のポート番号(ファイルを複数の所定クライ
アントに転送するときの専用のポート番号)が設定され
ている。管理情報アクセスモジュール42は、ネットワ
ーク管理マネージャ6からの指示に応じてIPモジュー
ル44の記憶部44AにIPマルチキャストアドレスを
設定し、更に、ドライバ45を介してLAN制御装置4
6の記憶部46Aにイーサネットマルチキャストアドレ
スを設定するものである。クライアント3は実際上、図
3に示した転送サーバ2の構成に等しく構成されてい
る。
【0026】また、図5にはネームサーバ4の機能ブロ
ック図が示されている。ネームサーバ本体4Aには、ネ
ームサーバプログラム51、UDPモジュール52、T
CPモジュール53、IPモジュール54、ドライバ5
5が備えられている。また、ネームサーバ本体4Aとイ
ーサネット1との間には、イーサネット1へのアクセス
を行うためのLAN制御装置56が設けられている。更
に、ネームサーバ本体4Aには、クライアント名称(マ
ルチキャストクライアント名称を含む)とIPアドレス
(IPマルチキャストアドレスを含む)とが対応付けら
れて記憶されているネーム記憶部57が付設されてい
る。図6には、ネーム記憶部57の記憶内容が示されて
いる。つまり、クライアント名称(aaa等)とIPア
ドレス(a1a1a1等)とが対応付けられており、マ
ルチキャストクライアント名称(Gを付記して示す)が
含まれ、これにはIPマルチキャストアドレス(同じ
く、Gを付記して示す)が対応付けられて記憶されてい
る。
【0027】ネームサーバプログラム51は、転送サー
バ2のネームサーバモジュール16からのクライアント
名称(クライアントグループ名称を含む)による問合わ
せに対し、ネーム記憶部57を検索して対応するIPア
ドレス(IPマルチキャストアドレスを含む)を返送す
るプログラムである。UDPモジュール52は当該ネー
ムサーバのプログラム(ネームサーバプログラム51
等)が他の装置(ここでは転送サーバ2)のプログラム
へデータグラムを送ることができるようにするものであ
る。TCPモジュール53は、当該ネームサーバ4のプ
ログラムが他の装置(ここでは転送サーバ2)のプログ
ラムに対しデータストリームを送ることができるように
するもので、信頼性ある全二重ストリームサービスを提
供するものである。IPモジュール54は、インターネ
ット(ここでは、イーサネット1)を通じて転送される
情報単位としてIPデータグラムを定義し、コネクショ
ンレスの最善努力式パケット配送サービスの基礎を提供
する。ドライバ55はLAN制御装置56をアクセスす
るものである。ネームサーバ4の実際上の構成は、図3
に示したものの内、CPU21、主記憶装置22、更に
通信インタフェース29及び、通信処理部36により構
成され得る。この場合、ネーム記憶部57は主記憶装置
22に設けられる。
【0028】更に、図8にはアドレスサーバ5の機能ブ
ロック図が示されている。アドレスサーバ本体5Aに
は、MARPモジュール61、ドライバ62が備えられ
ている。また、アドレスサーバ本体5Aとイーサネット
1との間には、イーサネット1へのアクセスを行うため
のLAN制御装置63が設けられている。更に、アドレ
スサーバ本体5Aには、IPアドレス(IPマルチキャ
ストアドレスを含む)とイーサネットアドレス(イーサ
ネットマルチキャストアドレスを含む)が対応付けられ
て記憶されているアドレス記憶部64が付設されてい
る。図7には、アドレス記憶部64の記憶内容が示され
ている。つまり、IPアドレス(a1a1a1等)イー
サネットアドレス(a2a2a2等)とが対応付けられ
ており、IPマルチキャストアドレス(Gを付記して示
す)が含まれ、これにはイーサネットマルチキャストア
ドレス(同じく、Gを付記して示す)が対応付けられて
記憶されている。
【0029】MARPモジュール61は転送サーバ2の
MARP18からのIPアドレス(IPマルチキャスト
アドレスを含む)による問合わせに対し、アドレス記憶
部64を検索して対応するイーサネットアドレス(イー
サネットマルチキャストアドレスを含む)を返送するも
のである。ドライバ62はLAN制御装置63をアクセ
スするものである。アドレスサーバ5の実際上の構成
は、図3に示したものの内、CPU21、主記憶装置2
2、更に通信インタフェース29及び、通信処理部36
により構成され得る。この場合、アドレス記憶部64は
主記憶装置22に設けられる。
【0030】更に、図9にはネットワーク管理マネージ
ャ6の機能ブロック図が示されている。ネットワーク管
理マネージャ本体6Aには、ネットワーク管理マネージ
ャプログラム71、UDPモジュール72、IPモジュ
ール73、ドライバ74が設けられている。更に、ネッ
トワーク管理マネージャ本体6Aには、情報の入出力を
行うための入出力装置76と、当該ネットワークシステ
ムに関する管理情報が記憶された管理情報記憶部77と
が付設されている。
【0031】ネットワーク管理マネージャプログラム7
1は、各クライアント3−1〜3−nの管理情報アクセ
スモジュール42に対してIPマルチキャストアドレス
やイーサネットマルチキャストアドレスを設定させるよ
うに指示を与えるものである。UDPモジュール72は
当該ネットワーク管理マネージャ6のプログラム(ネッ
トワーク管理マネージャプログラム71等)が他の装置
(ここでは各クライアント3−1〜3−nの)のプログ
ラムへデータグラムを送ることができるようにするもの
である。IPモジュール73は、インターネット(ここ
では、イーサネット1)を通じて転送される情報単位と
してIPデータグラムを定義し、コネクションレスの最
善努力式パケット配送サービスの基礎を提供する。ドラ
イバ74はLAN制御装置75をアクセスするものであ
る。ネットワーク管理マネージャ6は、例えば、図3に
示した転送サーバ2の構成に等しく構成される。
【0032】図10には、上記管理情報記憶部77に記
憶される管理情報の一部が示されている。つまり、クラ
イアントイーサネットアドレスと当該クライアントに設
定されるイーサネットマルチキャストアドレス及びIP
マルチキャストアドレスとが対応付けられて記憶され
る。このテーブルは、入出力装置76からオペレータが
入力することにより記憶される。勿論、クライアントイ
ーサネットアドレスと対応のイーサネットマルチキャス
トアドレス及びIPマルチキャストアドレス自体ではな
く、クライアント名称とイーサネットマルチキャストア
ドレス及びIPマルチキャストアドレスを入力すると、
内蔵されているクライアント名称と当該クライアントの
イーサネットアドレスとの対照テーブルを用いて、上記
図10のテーブルを完成させるプログラムを備えてい
る。
【0033】図11には、上記ネットワーク管理マネー
ジャ6において行われる、イーサネットマルチキャスト
アドレスの設定時の処理が示されている。オペレータに
よるイーサネットマルチキャストアドレスの設定を受付
け(ST1)、上記のように図10に示した如きのテー
ブルが作成される。このテーブルが完成すると、ネット
ワーク管理マネージャプログラム71が起動され、各ク
ライアント3−1〜3−nの管理情報アクセスモジュー
ル42に対してIPマルチキャストアドレスやイーサネ
ットマルチキャストアドレスを設定させるように指示を
与える(ST2)。このとき、UDPモジュール72、
IPモジュール73が上記指示のフレームを転送する。
この送信フレームのイーサネットアドレスには図10の
イーサネットアドレスが用いられ、送信データ部にイー
サネットマルチキャストアドレス及びIPマルチキャス
トアドレスがセットされる。IPアドレス及びポート番
号についても、管理情報記憶部77に記憶されており、
該当クライアントの管理情報アクセスモジュール42を
宛先とするときのIPアドレス及びポート番号が用いら
れる。
【0034】クライアント3のLAN制御装置46で
は、予め設定されているイーサネットアドレスにより該
当フレームを取り込む。また、IPモジュール44で
は、やはり予め設定されているIPアドレスにより宛先
が一致することを検出し、UDPモジュール43へフレ
ームを送出する。UDPモジュール43はフレームのポ
ート番号とプログラムのポート番号とを比較して、管理
情報アクセスモジュール42へフレームを与える。上記
フレーム内のイーサネットマルチキャストアドレス及び
IPマルチキャストアドレスと設定の指示を受取った管
理情報アクセスモジュール42は、当該指示に応じてI
Pモジュール44の記憶部44AにIPマルチキャスト
アドレスを設定し、更に、ドライバ45を介してLAN
制御装置46の記憶部46Aにイーサネットマルチキャ
ストアドレスを設定する。斯して本実施例では、各クラ
イアント3−1〜3−nの設置場所に赴くことなく、イ
ーサネットマルチキャストアドレス及びIPマルチキャ
ストアドレスの設定を行うことができる。なお、1つの
クライアント3が複数のクライアントグループに属する
ときには、当該1つのクライアント3に複数のIPマル
チキャストアドレス、イーサネットマルチキャストアド
レスが設定される。
【0035】次に、上記のネットワークシステムにおい
て送受されるフレームの構成について説明する。ネット
ワークシステムにおいて送受されるフレームの宛先また
は送信元を識別するために、OSI−7層モデルの第1
層から第4層までの各層は、図12に示すアドレス等を
用いる。つまり、第1層の物理層及び第2層のデータリ
ンク層であるイーサネット1ではイーサネットアドレス
が用いられる。また、第3層のIPモジュールではIP
アドレスが用いられ、第4層のトランスポート層ではポ
ート番号が用いられる。ポート番号はホスト内における
複数の終点(プロトコルポート)を識別するために用い
られるもので、プログラム(アプリケーション)に対し
て設定されている。
【0036】図13には、送受されるフレームのヘッダ
部分の構成が示されている。ヘッダの部分は、先頭側か
らイーサネットヘッダ、IPヘッダ、UDP(TCP)
ヘッダが続く。イーサネットヘッダには、先頭に宛先イ
ーサネットアドレスが、次に送信元イーサネットアドレ
スが配置されている。また、イーサネットヘッダに配置
されているタイプは、このフレームがIPモジュール用
かARP(本実施例では、MARP)モジュール用か等
を識別するために付加される。IPヘッダ内には、送信
元IPアドレスと宛先IPアドレスとが配置されてい
る。更に、UDP(TCP)ヘッダの先頭には、送信元
ポート番号と宛先ポート番号とが配置されている。本実
施例では、上記の宛先イーサネットアドレスにイーサネ
ットマルチキャストアドレスが配置され、宛先IPアド
レスにIPマルチキャストアドレスが配置される。
【0037】図14には、上記のイーサネットアドレス
のフォーマットが示されている。(a)に示すように、
イーサネットアドレスは全体が48ビットで構成され、
前半の3バイトがベンダコードに、後半の3バイトがノ
ード番号に割当てられる。第1ビット目は、個別アドレ
スかマルチキャストアドレス(ブロードキャストを含
む)かを示すために用いられる。(b)はブロードキャ
ストの場合のアドレス値を示し、第1ビット目を含めて
オール1がセットされる。(c)はマルチキャストの場
合のアドレス値を示し、第1ビット目には「1」がセッ
トされ、残りは図7に示した如き、必要なイーサネット
マルチキャストアドレス(Gを付記したもの)がセット
される。(d)は個別アドレスの場合のアドレス値を示
し、第1ビット目には「1」がセットされ、残りは図7
に示した如き、必要なイーサネットアドレス(Gを付記
が無いもの)がセットされる。
【0038】図15には、IPアドレスのフォーマット
が示されている。IPアドレスは32ビットで構成さ
れ、ネットワーク部とホスト部とのアドレスに区分して
使用される。本実施例では、図示のように、先頭から4
ビット目までに、「1110」をセットし、IPアドレ
スの5つのクラスの内、クラスDのマルチキャストアド
レスをセットするフォーマットを用いる。グループ識別
子の部分に、図6において示した如き、必要なIPマル
チキャストアドレス(Gを付記したもの)がセットされ
る。
【0039】図16には、本実施例において用いられる
TCPヘッダの一部とそれに続くデータ部のフォーマッ
トが示されている。(a)は転送サーバ2から送られる
フレームフォーマットであり、シーケンス番号(No)
と、再送か否かを示すフラグ(再)と、サイズ、実際の
データ(ファイルのデータ)から構成される。(b)は
クライアント3からの応答の場合のフォーマットであ
り、シーケンス番号(No)と、正しく受取ったか否かを
示すフラグ(OK/NG )から構成される。
【0040】上記の様なフォーマットのフレームを用い
て、本実施例に係るネットワークシステムでは、図17
に示されるようにファイル転送の場合の各処理が進めら
れる。まず、転送サーバ2において、オペレータまたは
他のプログラムからファイルの転送要求が発生すること
により開始処理ST11が実行される。つまり、ファイ
ルの転送要求により、転送サーバ2のブロードキャスト
型ファイル転送サーバプログラム11が起動される。上
記ファイルの転送要求には、ファイル名と転送するクラ
イアントグループ名が含まれている。そこで、ブロード
キャスト型ファイル転送サーバプログラム11は当該ク
ライアントグループ名を用いてファイル転送を行うこと
をブロードキャスト型ファイル転送ライブラリ12に通
知する。このとき、ファイル転送用にセットされている
ポート番号を渡す。ブロードキャスト型ファイル転送ラ
イブラリ12は、IPブロードキャストアドレスを得る
ために、ネームサーバアクセスモジュール16を起動す
る。これにより、図17のネームサーバアクセス処理S
T12が行われる。ネームサーバアクセスモジュール1
6はIPマルチキャストアドレスの問合わせ用のフレー
ムを作成し、UDPモジュール13またはTCPモジュ
ール17に対し送出する。このとき、ヘッダ部分も、ネ
ームサーバアクセスモジュール16がセットする。ネー
ムサーバアクセスモジュール16はUDPモジュール1
3またはTCPモジュール17を選択して、問合わせフ
レームをIPモジュール14に送出させる。IPモジュ
ール14は当該フレームをドライバ15に送出する。こ
のフレームはドライバ15、LAN制御装置7、イーサ
ネット1を介して、ネームサーバ4のLAN制御装置5
6に至り、取り込まれる。問合わせに係るフレームはド
ライバ55、IPモジュール54、UDPモジュール5
2(または、TCPモジュール53)を介してネームサ
ーバプログラム51に渡される。ネームサーバプログラ
ム51はネーム記憶部57を検索してクライアントグル
ープ名称に対応するIPマルチキャストアドレスを求
め、これをデータとしたフレームを転送サーバ2へ送り
返す。変装するフレームのヘッダ部は、送られてきたフ
レームにセットされているものを用いる。上記逆の経路
により転送サーバ2のネームサーバアクセスモジュール
16にIPマルチキャストアドレスが送られる。斯し
て、ネームサーバアクセスモジュール16はIPマルチ
キャストアドレスを得てブロードキャスト型ファイル転
送ライブラリ12へこれを渡す。ブロードキャスト型フ
ァイル転送ライブラリ12はIPマルチキャストアドレ
スを付した送信要求(ファイル名称、ポート番号を含
む)をUDPモジュール13を介してIPモジュール1
4に与える。すると、IPマルチキャストアドレスを含
んでいる送信要求を受けて、IPモジュール14はMA
RPモジュール18を起動する。これにより、図17の
アドレスサーバアクセス処理ST13が開始される。
【0041】即ち、MARPモジュール18はヘッダ部
にブロードキャストアドレスを設定すると共に、タイプ
にMARPへの送信である値をセットして、問合わせを
送信する。この問合わせはアドレスサーバ5を含めて各
ノードに至るが、応答を返送することができるのは、ア
ドレスサーバ5であり、アドレスサーバ5のMARP6
1がアドレス記憶部64から対応するイーサネットマル
チキャストアドレスを求め、これをデータ部にセットし
たフレームが転送サーバのMARP18に返送される。
【0042】次にIPモジュール14はMARP18か
らイーサネットマルチキャストアドレスを得て図17の
転送開始処理ST14へと進む。IPモジュール14は
イーサネットマルチキャストアドレスをヘッダ部に付加
したフレームを作成しドライバ15へ送出し転送を行わ
せる。転送されたフレームのヘッダ部にはイーサネット
マルチキャストアドレス及びIPマルチキャストアドレ
スがセットされており、クライアントグループ30の全
クライアント3−1〜3−nに取り込まれる。図18に
は転送開始処理時における手順が示されている。本実施
例では、例えば、ブロードキャスト型ファイル転送ライ
ブラリ12の制御により、転送開始通知が2回(複数
回)転送される。また、クライアント3ではブロードキ
ャスト型ファイル転送クライアントプログラム41の制
御により、転送開始通知を受取ったときに応答を返送す
る。転送開始通知には、ファイル名称、シーケンス番号
(No)が含まれている。応答には送信されて来たフレー
ムに対応するシーケンス番号が含まれる。応答フレーム
のヘッダ部は転送開始通知から得る。転送開始通知を
(エラー等で)受取れないクライアント3は応答を返す
ことができない。従って、これを考慮して2回の転送を
行う。応答を返してきたクライアント3の数及び名称
は、ブロードキャスト型ファイル転送サーバプログラム
11が応答を得ることによりヘッダ部から明らかにな
る。なお、ブロードキャスト型ファイル転送サーバプロ
グラム11は、クライアントグループ名称を得ているだ
けで、転送開始通知に対し幾つの応答が帰るべきか認識
できない。そこで、所定応答数があるまで待つ方式では
なく、転送開始通知のインターバルを例えば1〜2秒程
度とする手法が採用される。
【0043】ブロードキャスト型ファイル転送サーバプ
ログラム11は2回の応答を受取ると、図17に示すフ
ァイル転送処理ST15へ進む。つまり、転送ファイル
記憶部20からファイル名称に対応するファイルを読出
し、ブロードキャスト型ファイル転送ライブラリ12へ
送出する。図19には、ファイル転送処理ST15にお
ける手順が示されている。このファイル転送において
は、既に説明した図16に示されているフレームフォー
マットが用いられる。また、クライアント3のブロード
キャスト型ファイル転送クライアントプログラム41
は、受取ったフレームのシーケンス番号に飛びが無いか
否かに基づき転送エラーを検出している。図19に示す
通り、シーケンス番号(i+1)のフレームがクライア
ント3−nに届かなかった場合には、シーケンス番号
(i)のフレームの次にシーケンス番号(i+2)のフ
レームが到来する。これを検出したクライアント3−n
のブロードキャスト型ファイル転送クライアントプログ
ラム41はシーケンス番号(i+1)を含むエラー通知
を返送する。これにより、転送サーバ2はシーケンス番
号(i+1)のフレームを再送する。クライアント3−
nのブロードキャスト型ファイル転送クライアントプロ
グラム41はこれを受けて保持するが、クライアント3
−n以外のクライアントのブロードキャスト型ファイル
転送クライアントプログラム41はシーケンス番号に基
づき重複を検出し、これを破棄する。以下同様にしてフ
ァイル転送が続けられる。
【0044】ブロードキャスト型ファイル転送サーバプ
ログラム11は転送ファイル記憶部20から読出したフ
ァイルを全て転送し終えると、図17に示す転送終了処
理ST16へ進む。図20には、転送終了処理ST16
における手順が示されている。この処理では、ブロード
キャスト型ファイル転送サーバプログラム11は1回目
の転送終了通知を送ると、クライアント3からの応答を
待つ。クライアント3のブロードキャスト型ファイル転
送クライアントプログラム41は、最終的に適切にファ
イルを受取れたか否かを転送抜け以外のデータエラー等
を検出して(フレームチェックシーケンス等による)お
り、成功/失敗の通知で応答する。ブロードキャスト型
ファイル転送サーバプログラム11は1回目の転送終了
通知に対する応答数と転送開始時の応答数とを比較し、
応答数が不足する時には1回目の転送終了通知を転送す
る。この実施例では2回とするが、特に限定は無い。こ
の場合、転送開始通知の場合と同様な理由で、転送終了
通知のインターバルは、例えば1〜2秒程度とする。
【0045】斯してブロードキャスト型ファイル転送サ
ーバプログラム11は成功/失敗の別をクライアント毎
に把握でき、オペレータまたは他のプログラムに通知す
ることができる。例えば、結果をリスト化してCRT表
示装置に表示させる。これにより、個別の転送等の対策
を取ることができる。また、クライアント3ではファイ
ル転送を示す所定ポート番号のフレームを受取り、或る
グループに対するファイル、つまり或る種のファイルの
転送であることを認識することができる。
【0046】なお、本実施例では、ネームサーバ4とア
ドレスサーバ5とを別に設けたが、他の実施例では、こ
れらを1つのサーバにまとめて、IPアドレス(IPマ
ルチキャストアドレスを含む)とイーサネットアドレス
(イーサネットマルチキャストアドレスを含む)とを応
答する。このようにすると、1サーバで対応可能であり
構成の簡素化を図ることができる。また、UDPモジュ
ールのみが設けられているクライアントコンピュータ3
等のノードに、TCPモジュールを設けることができる
のは言うまでもない。
【0047】転送開始通知と転送終了通知とは1回転送
する実施例を構築することができる。これは、例えば、
クライアント3において使用しているデータのバージョ
ン番号を適宜に問合わせ、クライアント3が旧バージョ
ンのデータを使用している場合に、ファイル転送を行う
システムでは、転送開始通知と転送終了通知とは1回転
送する。また、これに対する応答も行わない。係る簡単
な手順でファイルを転送できる。
【0048】また、他の実施例では、ファイル転送中に
エラーの通知が返送された場合には、ブロードキャスト
型ファイル転送サーバプログラム11はデータ伝送速
度、つまり、下位モジュールにデータを転送する速度を
落とす。これによりクライアント3が伝送速度の問題で
データを受取れない弊害を除去できる。
【0049】また、他の実施例では、クライアント3の
ブロードキャスト型ファイル転送クライアントプログラ
ム41は、イーサネット1の障害に対応するため、フレ
ームが所定時間(例えば、2〜3秒)送られて来なけれ
ば、プログラムを停止させ復旧する。これにより無駄な
待ちを行うことが無い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1の発
明によれば、ホスト名称による問合わせがあると対応す
るホスト用アドレスが返送され、また、ホスト用アドレ
スによる問合わせがあると対応するネットワーク制御装
置用アドレスが返送され、相手に応じてネットワーク制
御装置に割当てられるネットワーク制御装置用アドレス
を得ることができ、ホスト名称によるデータ転送指示の
場合に適切にフレーム構成を行うことができる。
【0051】以上説明したように本願の請求項2の発明
によれば、ホストグループ名称による問合わせがあると
対応するホストグループ用アドレスが返送され、ホスト
グループ名称対応のホストグループ用アドレスによる問
合わせがあると対応するネットワーク制御装置用アドレ
スが返送されるので、複数の相手からなるグループに応
じてネットワーク制御装置に割当てられるネットワーク
制御装置用アドレスを得ることができ、ホストグループ
名称によるデータ転送指示の場合に適切にフレーム構成
を行うことができる。
【0052】以上説明したように本願の請求項3の発明
によれば、個々のホストの設置場所に行くことなく、ネ
ットワーク制御装置のアドレスメモリへ該当のアドレス
の設定を行うことができ便利である。
【0053】以上説明したように本願の請求項4の発明
によれば、複数のホストからなるグループに対するファ
イルの転送の際には、当該グループの全てのホストに対
し同一ポート番号を設定して転送開始が通知され、当該
ポート番号によりファイル転送であることをホストにお
いて認識でき、或る種のファイルの転送を特定できる効
果がある。
【0054】以上説明したように本願の請求項5の発明
によれば、転送開始の通知を複数回送り、各ホストはそ
れぞれの通知に対する応答を行うことで、1度目の転送
開始の通知がエラーとなってもその後の転送開始の通知
により転送開始を知り、適切なファイル転送を行うこと
ができる効果がある。
【0055】以上説明したように本願の請求項6の発明
によれば、ファイルの転送の際に、到達エラーとなって
も対応のファイルが再送され、該当ホスト以外のホスト
ではこれを廃棄して、エラーに対応するので、一連の転
送によるファイルが抜けなく転送され得る。
【0056】以上説明したように本願の請求項7の発明
によれば、終了通知に対する応答数が転送開始の通知の
際の応答数に満たない数の応答である場合に再度転送終
了の通知が送られ、不要な転送終了の再度の通知がなさ
れないので、無駄のない転送終了通知を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るネットワークシステムの
構成図。
【図2】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素である転送サーバの構成図。
【図3】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素である転送サーバの実際上の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるクライアントの構成図。
【図5】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるネームサーバの構成図。
【図6】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるネームサーバに備えられるネーム記憶部
の記憶内容を示す図。
【図7】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるアドレスサーバに備えられるアドレス記
憶部の記憶内容を示す図。
【図8】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるアドレスサーバの構成図。
【図9】本発明の実施例に係るネットワークシステムを
構成要素であるネットワーク管理マネージャの構成図。
【図10】本発明の実施例に係るネットワークシステム
を構成要素であるネットワーク管理マネージャに備えら
れる管理情報記憶部の記憶内容を示す図。
【図11】本発明の実施例に係るネットワークシステム
を構成要素であるネットワーク管理マネージャによる動
作を説明するためのフローチャート。
【図12】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において用いられるアドレス等と各部の関係を示す図。
【図13】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において用いられるフレームのヘッダ部分のフォーマッ
トを示す図。
【図14】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において用いられるイーサネットアドレスのフォーマッ
トを示す図。
【図15】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において用いられるIPアドレスのフォーマットを示す
図。
【図16】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において用いられるフレームの要部のフォーマットを示
す図。
【図17】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において行われるファイル転送の動作を説明するための
フローチャート。
【図18】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において行われるファイル転送の転送開始処理における
手順を説明するための図。
【図19】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において行われるファイル転送のファイル転送処理にお
ける手順を説明するための図。
【図20】本発明の実施例に係るネットワークシステム
において行われるファイル転送の転送終了処理における
手順を説明するための図。
【符号の説明】
1 イーサネット 2 転送サーバ 3−1〜3−n クライアント 4 ネームサー
バ 5 アドレスサーバ 6 ネットワー
ク管理マネージャ 7、46、56、63、75 LAN制御装置 11 ブロードキャスト型ファイル転送サーバプログラ
ム 12 ブロードキャスト型ファイル転送ライブラリ 13、43、52、72 UDPモジュール 14、44、54、73 IPモジュール 15、45、55、62、74 ドライバ 16 ネームサーバアクセスモジュール 17、53 TCPモジュール 18、61 M
ARPモジュール 19 入出力部 20 転送ファ
イル記憶部 21 CPU 22 主記憶装
置 23 システムバス 24 キーボー
ド制御部 25 表示制御部 26 マウス制
御部 27 プリンタ制御部 28 磁気ディ
スク制御部 29 通信インタフェース 30 クライア
ントグループ 31 キーボード入力装置 32 CRT表
示装置 33 マウス 34 プリンタ
装置 35 磁気ディスク装置 36 通信処理
部 41 ブロードキャスト型ファイル転送クライアントプ
ログラム 42 管理情報アクセスモジュール 47 ファイル
記憶部 51 ネームサーバプログラム 57 ネーム記
憶部 64 アドレス記憶部 71 ネットワーク管理マネージャプログラム 76 入出力装置 77 管理情報
記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストが、ネットワークをアクセ
    スするネットワーク制御装置に接続されて構成されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記ホストに割当てられるホスト用アドレスとホスト名
    称とが対応付けられて記憶されたホスト用アドレス記憶
    部を有し、ホスト名称による問合わせに対して対応する
    ホスト用アドレスを返送するネームサーバと、 前記ネットワーク制御装置に割当てられるネットワーク
    制御装置用アドレスが前記ホスト用アドレスに対応付け
    られて記憶されたネットワーク制御装置用アドレス記憶
    部を有し、ホスト用アドレスによる問合わせに対して対
    応するネットワーク制御装置用アドレスを返送するアド
    レスサーバとを具備することを特徴とするネットワーク
    システム。
  2. 【請求項2】 複数のホストが、ネットワークをアクセ
    スするネットワーク制御装置に接続されて構成されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記複数のホストにより構成されるホストグループに割
    当てられるホストグループ用アドレスとホストグループ
    名称とが対応付けられて記憶されたホストグループ用ア
    ドレス記憶部を有し、ホストグループ名称による問合わ
    せに対して対応するホストグループ用アドレスを返送す
    るネームサーバと、 前記ネットワーク制御装置に割当てられるネットワーク
    制御装置用アドレスが、前記ホストグループ名称対応の
    ホストグループ用アドレスに対応付けられて記憶された
    ネットワーク制御装置用アドレス記憶部を有し、ホスト
    グループ名称対応のホストグループ用アドレスによる問
    合わせに対し対応するネットワーク制御装置用アドレス
    を返送するアドレスサーバとを具備することを特徴とす
    るネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク制御装置は複数のネットワ
    ーク制御装置用アドレスを記憶するアドレスメモリを備
    え、 ネットワーク制御装置とネットワーク制御装置用アドレ
    スとが対応付けられたファイルを有し、このファイルの
    データに基づき、前記ネットワーク制御装置のアドレス
    メモリへ該当のアドレスの設定指示を対応するホストへ
    与えるネットワーク管理マネージャと、 ホスト内に備えられ、前記ネットワーク管理マネージャ
    の指示に応答してネットワーク制御装置のアドレスメモ
    リへ該当のアドレスの設定を行う手段と、 を具備することを特徴とする請求項2記載のネットワー
    クシステム。
  4. 【請求項4】 プロトコルポートを有する複数のホスト
    が、ネットワークをアクセスするネットワーク制御装置
    に接続されて構成されたネットワークシステムを用い、 複数のホストからなるグループに対するファイルの転送
    の際には、当該グループの全てのホストに対し同一ポー
    ト番号を設定して転送開始を通知することを特徴とする
    ネットワークシステムにおけるファイル転送方法。
  5. 【請求項5】 転送開始の通知を複数回送り、 各ホストはそれぞれの通知に対する応答を行うことを特
    徴とする請求項4記載のネットワークシステムにおける
    ファイル転送方法。
  6. 【請求項6】 ファイルの転送の際に、到達エラーを検
    出したホストはエラー応答を返送し、 ファイル転送サーバはこれに対して対応のファイルを再
    送し、 再送を受けた場合、該当ホスト以外のホストはこれを廃
    棄することを特徴とする請求項4または請求項5に記載
    のネットワークシステムにおけるファイル転送方法。
  7. 【請求項7】 ファイルの転送終了に際し転送終了の通
    知を送り、 各ホストはそれぞれの通知に対する応答を行い、 転送開始の通知の際の応答数に満たない数の応答である
    場合に再度転送終了の通知を送ることを特徴とする請求
    項4記載のネットワークシステムにおけるファイル転送
    方法。
JP15436695A 1995-06-21 1995-06-21 ネットワークシステム及びネットワークシステムにおけるファイル転送方法 Withdrawn JPH098833A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570635B2 (en) 2004-02-27 2009-08-04 Fujitsu Limited Multicast network unit, multicast network system, and multicast method
JP2011259160A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 配信方式の切り替えを行う同報システム及びその制御方法

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