JPH0985808A - 異物検査装置 - Google Patents
異物検査装置Info
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- JPH0985808A JPH0985808A JP7243192A JP24319295A JPH0985808A JP H0985808 A JPH0985808 A JP H0985808A JP 7243192 A JP7243192 A JP 7243192A JP 24319295 A JP24319295 A JP 24319295A JP H0985808 A JPH0985808 A JP H0985808A
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- transmitting window
- light beam
- resin
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/92—Measuring, controlling or regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
- B29C2948/92—Measuring, controlling or regulating
- B29C2948/92009—Measured parameter
- B29C2948/92247—Optical properties
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
- B29C2948/92—Measuring, controlling or regulating
- B29C2948/92323—Location or phase of measurement
- B29C2948/92361—Extrusion unit
- B29C2948/92409—Die; Nozzle zone
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 投光器光学系の変更なく、走査された光ビー
ムの広がり角を抑える。 【解決手段】 溶融樹脂を移送する樹脂移送管17の一
部に設けられた光透過用窓部20を有し、投光器30か
ら移送方向を横切る方向に走査される光ビームBを、光
透過用窓部を介して透過させて受光器の受光面41に入
射させ、透過光から溶融樹脂中に含まれる異物を検査す
る異物検査装置において、走査される光ビームを透過さ
せる光透過用窓部の受信器側側面の切欠部24,25
に、光ビームを全反射させる反射面24a,25aを設
け、樹脂流路23の側面23a,23bを通過した光の
一部が、光透過用窓部の各反射面に入射する窓材形状に
し、窓材と空気の境界で光ビームを全反射させて、溶融
樹脂を透過した光を光路の走査中心軸A側に変更させ
る。
ムの広がり角を抑える。 【解決手段】 溶融樹脂を移送する樹脂移送管17の一
部に設けられた光透過用窓部20を有し、投光器30か
ら移送方向を横切る方向に走査される光ビームBを、光
透過用窓部を介して透過させて受光器の受光面41に入
射させ、透過光から溶融樹脂中に含まれる異物を検査す
る異物検査装置において、走査される光ビームを透過さ
せる光透過用窓部の受信器側側面の切欠部24,25
に、光ビームを全反射させる反射面24a,25aを設
け、樹脂流路23の側面23a,23bを通過した光の
一部が、光透過用窓部の各反射面に入射する窓材形状に
し、窓材と空気の境界で光ビームを全反射させて、溶融
樹脂を透過した光を光路の走査中心軸A側に変更させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動する透過性の
流体、例えば押出機から押し出されて移動する溶融樹脂
中に含まれる異物を検査する異物検査装置に関し、特に
溶融樹脂の移送方向を横切る方向に走査される光ビーム
を透過させる光透過用窓部を有する異物検査装置に関す
る。
流体、例えば押出機から押し出されて移動する溶融樹脂
中に含まれる異物を検査する異物検査装置に関し、特に
溶融樹脂の移送方向を横切る方向に走査される光ビーム
を透過させる光透過用窓部を有する異物検査装置に関す
る。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種の異物検査装置は、
例えば特願平4−210283号公報に示すように、押
出機から押し出される溶融樹脂を移送する移送管の途中
に光透過用窓部を設け、外部の投光器から移送管の樹脂
流路内の溶融樹脂を横切るように走査された光ビーム
を、上記光透過用窓部を介して透過させて受光器に入射
させ、上記溶融樹脂内の異物を検出していた。
例えば特願平4−210283号公報に示すように、押
出機から押し出される溶融樹脂を移送する移送管の途中
に光透過用窓部を設け、外部の投光器から移送管の樹脂
流路内の溶融樹脂を横切るように走査された光ビーム
を、上記光透過用窓部を介して透過させて受光器に入射
させ、上記溶融樹脂内の異物を検出していた。
【0003】このような装置では、上記溶融樹脂中を透
過する透過光を全て受光器で受光しなければならない。
このため、光透過用窓部は、樹脂流路側面を通過する光
ビームの光路を遮らないような構造になっていた。
過する透過光を全て受光器で受光しなければならない。
このため、光透過用窓部は、樹脂流路側面を通過する光
ビームの光路を遮らないような構造になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置で
は、走査される光ビームが広がり角を持つ場合、その光
ビームを遮らないようにするためには、窓部を構成する
窓材を大きくする必要性が生じるとともに、受光器では
樹脂を透過した透過光を全て受光する長い受光面が必要
になり、装置が大型化し、専有する設置スペースが広く
なるという問題点があった。特に、上記窓材での光の屈
折率が、溶融樹脂での光の屈折率より大きい時には、樹
脂流路側面を通過する光は、樹脂と窓材の境界で屈折
し、さらに外側に広がる場合があった。
は、走査される光ビームが広がり角を持つ場合、その光
ビームを遮らないようにするためには、窓部を構成する
窓材を大きくする必要性が生じるとともに、受光器では
樹脂を透過した透過光を全て受光する長い受光面が必要
になり、装置が大型化し、専有する設置スペースが広く
なるという問題点があった。特に、上記窓材での光の屈
折率が、溶融樹脂での光の屈折率より大きい時には、樹
脂流路側面を通過する光は、樹脂と窓材の境界で屈折
し、さらに外側に広がる場合があった。
【0005】本発明では、上記問題点に鑑みなされたも
ので、投光器の光学系を変更することなく、走査された
光ビームの広がり角を抑えることができる光透過用窓部
を有する異物検査装置を提供することを目的とする。
ので、投光器の光学系を変更することなく、走査された
光ビームの広がり角を抑えることができる光透過用窓部
を有する異物検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、透過性の流体、例えば溶融樹脂を移送
する移送管からなる流体通路の一部に設けられた光透過
用窓部を有し、投光器から前記移送方向を横切る方向に
走査される光ビームを、該光透過用窓部を介して透過さ
せて受光器に入射させ、透過光から前記溶融樹脂中に含
まれる異物を検査する異物検査装置において、前記走査
される光ビームを透過させる前記光透過用窓部の受信器
側の側面を少なくとも含む位置に、該光ビームの入射角
が臨界角より大きくなるように角度が設定されて、該光
ビームを全反射させる反射面を設け、該光ビームの光路
を変更する異物検査装置が提供され、樹脂流路の両側面
を通過した光が、光透過用窓部の側面に入射する窓材形
状にし、窓材と空気の境界で光ビームを反射させて、溶
融樹脂を透過した光が光路の走査中心軸側に曲げられ、
外側に広がることを抑える。
め、本発明では、透過性の流体、例えば溶融樹脂を移送
する移送管からなる流体通路の一部に設けられた光透過
用窓部を有し、投光器から前記移送方向を横切る方向に
走査される光ビームを、該光透過用窓部を介して透過さ
せて受光器に入射させ、透過光から前記溶融樹脂中に含
まれる異物を検査する異物検査装置において、前記走査
される光ビームを透過させる前記光透過用窓部の受信器
側の側面を少なくとも含む位置に、該光ビームの入射角
が臨界角より大きくなるように角度が設定されて、該光
ビームを全反射させる反射面を設け、該光ビームの光路
を変更する異物検査装置が提供され、樹脂流路の両側面
を通過した光が、光透過用窓部の側面に入射する窓材形
状にし、窓材と空気の境界で光ビームを反射させて、溶
融樹脂を透過した光が光路の走査中心軸側に曲げられ、
外側に広がることを抑える。
【0007】請求項2では、反射面は、光透過用窓部の
受信器側の側面又は該受信器側の側面から受信器の受光
面までの位置に設けられるのが好ましい。
受信器側の側面又は該受信器側の側面から受信器の受光
面までの位置に設けられるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る光透過用窓部を有す
る異物検査装置を図1乃至図9の図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明に係る光透過用窓部を有する異物検
査装置を示す斜視図である。図において、異物検査装置
は、押出機11に取り付けられた光透過用窓部20と、
光透過用窓部20を介して光ビームBの投受光を行う投
光器30及び受光器40とから構成されており、押出機
11で形成された溶融樹脂(例えばポリエチレン)中の
異物を検知している。
る異物検査装置を図1乃至図9の図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明に係る光透過用窓部を有する異物検
査装置を示す斜視図である。図において、異物検査装置
は、押出機11に取り付けられた光透過用窓部20と、
光透過用窓部20を介して光ビームBの投受光を行う投
光器30及び受光器40とから構成されており、押出機
11で形成された溶融樹脂(例えばポリエチレン)中の
異物を検知している。
【0009】押出機11は、図示しないスクリューを内
蔵した押出機本体12を有する。押出機本体12の先端
には、アダプタ13を介してクロスヘッド14が接続さ
れている。そして、押出機本体12から押し出された溶
融樹脂は、アダプタ13内の後述する樹脂移送管17を
経てクロスヘッド14に供給され、クロスヘッド14を
貫通する導体15の外周面に押出被覆され、ケーブル1
6が製造されている。
蔵した押出機本体12を有する。押出機本体12の先端
には、アダプタ13を介してクロスヘッド14が接続さ
れている。そして、押出機本体12から押し出された溶
融樹脂は、アダプタ13内の後述する樹脂移送管17を
経てクロスヘッド14に供給され、クロスヘッド14を
貫通する導体15の外周面に押出被覆され、ケーブル1
6が製造されている。
【0010】光透過用窓部20は、図2に示すように、
アダプタ13の略中央部で、クロスヘッド14に溶融樹
脂を移送する樹脂移送管17の長手方向の一部を介在さ
せた位置に形成されている。すなわち、光透過用窓部2
0は、樹脂移送管17の長手方向の一部を横切る箇所に
互いに対向するように合わされた硝子板(例えば石英)
21,22が設けられ、互いの合わせ面の切欠部によっ
て、溶融樹脂が流れる樹脂流路23が形成されている。
アダプタ13の略中央部で、クロスヘッド14に溶融樹
脂を移送する樹脂移送管17の長手方向の一部を介在さ
せた位置に形成されている。すなわち、光透過用窓部2
0は、樹脂移送管17の長手方向の一部を横切る箇所に
互いに対向するように合わされた硝子板(例えば石英)
21,22が設けられ、互いの合わせ面の切欠部によっ
て、溶融樹脂が流れる樹脂流路23が形成されている。
【0011】また、硝子板22の上部と下部で、受光器
40側の端部には切欠部24,25が設けられている。
この切欠部24,25は、光ビームBの反射面24a,
25aとなる部分を光学研磨することで、反射面24
a,25aの光の減衰を防止している。この硝子板2
1,22は、押え枠26,27で樹脂移送管17に取り
付けられている。
40側の端部には切欠部24,25が設けられている。
この切欠部24,25は、光ビームBの反射面24a,
25aとなる部分を光学研磨することで、反射面24
a,25aの光の減衰を防止している。この硝子板2
1,22は、押え枠26,27で樹脂移送管17に取り
付けられている。
【0012】そして、光源31、光走査手段32及び集
光レンズ33等から構成される外部の投光器30から照
射及び走査された光ビームBが、一方の硝子板21を透
光し、樹脂流路23の一部を横切って、樹脂流路23内
の樹脂を透過して、他方の硝子板22から外部の受光器
40の受光面41位置で受光される。また、樹脂流路2
3の上下側面23a,23bを通過した光は、所定角度
で広がりながら切欠部24,25の反射面24a,25
aに到り、この反射面24a,25aによって、光路を
走査中心軸A側に曲げられて反射し、受光器40の受光
面41位置で受光される。
光レンズ33等から構成される外部の投光器30から照
射及び走査された光ビームBが、一方の硝子板21を透
光し、樹脂流路23の一部を横切って、樹脂流路23内
の樹脂を透過して、他方の硝子板22から外部の受光器
40の受光面41位置で受光される。また、樹脂流路2
3の上下側面23a,23bを通過した光は、所定角度
で広がりながら切欠部24,25の反射面24a,25
aに到り、この反射面24a,25aによって、光路を
走査中心軸A側に曲げられて反射し、受光器40の受光
面41位置で受光される。
【0013】ここで、例えば図4に示すように、従来の
光透過用窓部10を使用した場合の各機器間の距離の一
例を示すと、投光器30の光走査の仮想中心点Oから光
透過用窓部10の中心までの距離L1を465.3m
m、光透過用窓部10の中心から受光器40の受光面4
1位置までの距離L2を100mm、硝子板21の幅d1
(切欠部の幅を含まず)を32.5mm、樹脂流路23
の厚さd2を5mm、樹脂流路23の幅hを100mm
とし、また硝子(石英)の屈折率を1.457、空気の
屈折率を1、溶融樹脂(ポリエチレン)の屈折率を1.
44とした場合の光路計算結果は、以下に示す表1のよ
うになる。
光透過用窓部10を使用した場合の各機器間の距離の一
例を示すと、投光器30の光走査の仮想中心点Oから光
透過用窓部10の中心までの距離L1を465.3m
m、光透過用窓部10の中心から受光器40の受光面4
1位置までの距離L2を100mm、硝子板21の幅d1
(切欠部の幅を含まず)を32.5mm、樹脂流路23
の厚さd2を5mm、樹脂流路23の幅hを100mm
とし、また硝子(石英)の屈折率を1.457、空気の
屈折率を1、溶融樹脂(ポリエチレン)の屈折率を1.
44とした場合の光路計算結果は、以下に示す表1のよ
うになる。
【0014】
【表1】
【0015】なお、図5に示すように光透過用窓部20
上の走査中心軸Aの位置を原点0として、表1の各位置
をXYの座標系で表すと、硝子入射位置が(Xa,Y
a)、樹脂入射位置が(Xb,Yb)、樹脂出射位置が
(Xc,Yc)、硝子出射位置が(Xd,Yd)でそれぞれ
表せる。また、図5中、θ1は樹脂出射角度、θ2は硝子
出射角度を表している。表1では、X方向が原点0から
46mm離れた硝子の入射位置から47.7mmの間を
0.1mm間隔で、上記光路計算を行っている。
上の走査中心軸Aの位置を原点0として、表1の各位置
をXYの座標系で表すと、硝子入射位置が(Xa,Y
a)、樹脂入射位置が(Xb,Yb)、樹脂出射位置が
(Xc,Yc)、硝子出射位置が(Xd,Yd)でそれぞれ
表せる。また、図5中、θ1は樹脂出射角度、θ2は硝子
出射角度を表している。表1では、X方向が原点0から
46mm離れた硝子の入射位置から47.7mmの間を
0.1mm間隔で、上記光路計算を行っている。
【0016】この従来例の場合における受光器40の受
光面41位置での必要受光面の長さDは、145.9m
m、光透過用窓部10の出射側必要開口部幅は、11
7.8mmであった。この図4と同じ検査条件で、本実
施例の光透過用窓部20の場合を示すと図3のようにな
った。この実施例において、光ビームBが反射面24
a,25aに到る入射角度θ3は、図6に示すように、 θ3=90°−9.8°(表1に示す樹脂出射角θ1の近
似値)=80.2° となる。これに対して、切欠部24,25における硝子
(石英)から空気の臨界角θcは、 sinθc=1/1.457 θc=43.3° であるから、入射角θ3>臨界角θcとなり、上記設定さ
れた入射角θ3は、光の全反射が可能となる条件を満足
する。この結果、本実施例では、受光器40の受光面4
1位置での必要受光面の長さDは、122.3mmとな
り、従来例に比べて受光器40の長さを23.6mm程
度短縮できる。また、光透過用窓部20の出射側の必要
開口部幅は、106.9mmとなり、従来例に比べて1
0mm程度短縮できる。
光面41位置での必要受光面の長さDは、145.9m
m、光透過用窓部10の出射側必要開口部幅は、11
7.8mmであった。この図4と同じ検査条件で、本実
施例の光透過用窓部20の場合を示すと図3のようにな
った。この実施例において、光ビームBが反射面24
a,25aに到る入射角度θ3は、図6に示すように、 θ3=90°−9.8°(表1に示す樹脂出射角θ1の近
似値)=80.2° となる。これに対して、切欠部24,25における硝子
(石英)から空気の臨界角θcは、 sinθc=1/1.457 θc=43.3° であるから、入射角θ3>臨界角θcとなり、上記設定さ
れた入射角θ3は、光の全反射が可能となる条件を満足
する。この結果、本実施例では、受光器40の受光面4
1位置での必要受光面の長さDは、122.3mmとな
り、従来例に比べて受光器40の長さを23.6mm程
度短縮できる。また、光透過用窓部20の出射側の必要
開口部幅は、106.9mmとなり、従来例に比べて1
0mm程度短縮できる。
【0017】従って、本実施例では、樹脂流路の上下側
面を通過した光ビームを硝子板の端部に設け切欠部の反
射面に入射させて、走査の中心軸側に反射させるので、
従来樹脂流路の上下側面を通過した光ビームの光路のた
めに確保してあった窓材部分が不要となって除去するこ
とが可能となり、このために光透過用窓部の幅を小さく
でき、軽量化が図られる。
面を通過した光ビームを硝子板の端部に設け切欠部の反
射面に入射させて、走査の中心軸側に反射させるので、
従来樹脂流路の上下側面を通過した光ビームの光路のた
めに確保してあった窓材部分が不要となって除去するこ
とが可能となり、このために光透過用窓部の幅を小さく
でき、軽量化が図られる。
【0018】また、本実施例では、走査された光ビーム
の広がり角を小さくできるので、受光器における必要な
受光面の長さを短くすることが可能となるので、受光器
の小型、軽量化も図られる。さらに、本実施例では、切
欠部の反射面に対する光の入射角度が臨界角より大きく
なるように設定して、上記反射面を光学研磨するので、
入射する光ビームを反射面で全反射することができる。
の広がり角を小さくできるので、受光器における必要な
受光面の長さを短くすることが可能となるので、受光器
の小型、軽量化も図られる。さらに、本実施例では、切
欠部の反射面に対する光の入射角度が臨界角より大きく
なるように設定して、上記反射面を光学研磨するので、
入射する光ビームを反射面で全反射することができる。
【0019】図7は、本発明に係る光透過用窓部の他の
実施例である。図7において、図2と異なるのは、受光
器40側の硝子板22において光ビームの反射面24
a,25aを75°の角度に設定するとともに、光ビー
ムの反射面24a,25aを75°に保持したまま硝子
板22を、受光器40の受光面41まで延長させた点に
ある。なお、硝子板22は、押え枠27で直接押さえて
固定するように構成しても良いし、押え枠27との間に
図示しない保持部材を設けて固定するように構成しても
良い。
実施例である。図7において、図2と異なるのは、受光
器40側の硝子板22において光ビームの反射面24
a,25aを75°の角度に設定するとともに、光ビー
ムの反射面24a,25aを75°に保持したまま硝子
板22を、受光器40の受光面41まで延長させた点に
ある。なお、硝子板22は、押え枠27で直接押さえて
固定するように構成しても良いし、押え枠27との間に
図示しない保持部材を設けて固定するように構成しても
良い。
【0020】上記図4と同じ検査条件で、本実施例の光
透過用窓部20の場合を示すと図8のようになった。こ
の実施例において、光ビームBが反射面24a,25a
に到る最小入射角度(樹脂流路23の上下側面23a,
23bを通過した光の入射角度)θ4は、 90°−(90°−75°)−9.8°=65.2° となるから、入射角θ4>臨界角θcとなり、上記設定さ
れた入射角θ4は、光の全反射が可能となる条件を満足
する。この結果、本実施例では、受光器40の受光面4
1位置での必要受光面の長さDは、67.97mmとな
り、従来例に比べて受光器40の長さを78mm程度短
縮できる。また、光透過用窓部20の出射側の必要開口
部幅は、104.7mmとなり、従来例に比べて13m
m程度短縮できる。
透過用窓部20の場合を示すと図8のようになった。こ
の実施例において、光ビームBが反射面24a,25a
に到る最小入射角度(樹脂流路23の上下側面23a,
23bを通過した光の入射角度)θ4は、 90°−(90°−75°)−9.8°=65.2° となるから、入射角θ4>臨界角θcとなり、上記設定さ
れた入射角θ4は、光の全反射が可能となる条件を満足
する。この結果、本実施例では、受光器40の受光面4
1位置での必要受光面の長さDは、67.97mmとな
り、従来例に比べて受光器40の長さを78mm程度短
縮できる。また、光透過用窓部20の出射側の必要開口
部幅は、104.7mmとなり、従来例に比べて13m
m程度短縮できる。
【0021】従って、本実施例では、硝子板の反射面を
75°に設定するとともに、上記硝子板を受光面まで延
長させて、樹脂流路を通過した光ビームを上記反射面に
入射させて、走査の中心軸側に反射させるので、図2の
場合と同様、光透過用窓部の幅を小さくでき、軽量化が
図られる。また、本実施例では、走査された光ビームの
広がり角を小さくできるので、受光器における必要な受
光面の長さを、走査される光が平行な場合よりも短くす
ることが可能となるので、さらに受光器の小型、軽量化
が図られる。
75°に設定するとともに、上記硝子板を受光面まで延
長させて、樹脂流路を通過した光ビームを上記反射面に
入射させて、走査の中心軸側に反射させるので、図2の
場合と同様、光透過用窓部の幅を小さくでき、軽量化が
図られる。また、本実施例では、走査された光ビームの
広がり角を小さくできるので、受光器における必要な受
光面の長さを、走査される光が平行な場合よりも短くす
ることが可能となるので、さらに受光器の小型、軽量化
が図られる。
【0022】これら実施例では、光透過用窓部及び受光
器の小型・軽量化に伴い、異物検査装置の運搬・組み立
てが容易になるという付帯的な効果もある。従って、高
電圧ケーブル、架橋ポリエチレンケーブル等のケーブル
製造時に用いられる他に、この異物検査装置を工事現場
で組み立てて、異物検査を行う場合(例えば、電力ケー
ブルの接続部の樹脂モールド用の押出機に適用した場
合)でも、上記効果から操作性が向上し、作業時間を短
縮できる。
器の小型・軽量化に伴い、異物検査装置の運搬・組み立
てが容易になるという付帯的な効果もある。従って、高
電圧ケーブル、架橋ポリエチレンケーブル等のケーブル
製造時に用いられる他に、この異物検査装置を工事現場
で組み立てて、異物検査を行う場合(例えば、電力ケー
ブルの接続部の樹脂モールド用の押出機に適用した場
合)でも、上記効果から操作性が向上し、作業時間を短
縮できる。
【0023】また、これら実施例では、ポリエチレン中
の異物検出の場合について説明したが、この発明はこれ
に限らず、例えば透過性のゴムや半導体に用いられるホ
トレジスタ用の材料(紫外線硬化樹脂)中に存在する異
物の検出にも使用することが可能である。また、この発
明は、検査の対象物が樹脂に限らず、微細異物が混入す
ると支障をきたす流体や液体、例えば食品、飲料、医薬
品等の透明又は半透明の流体や液体中に存在する異物の
検出に応用することも可能である。この場合、被検査対
象物よりも異物の比重が重くて沈むときには、被検査対
象物を上から下に流して異物の検出を行うのが好まし
い。また逆に、被検査対象物よりも異物の比重が軽くて
浮いてしまうときには、被検査対象物を下から上に流し
て異物の検出を行うのが好ましい。
の異物検出の場合について説明したが、この発明はこれ
に限らず、例えば透過性のゴムや半導体に用いられるホ
トレジスタ用の材料(紫外線硬化樹脂)中に存在する異
物の検出にも使用することが可能である。また、この発
明は、検査の対象物が樹脂に限らず、微細異物が混入す
ると支障をきたす流体や液体、例えば食品、飲料、医薬
品等の透明又は半透明の流体や液体中に存在する異物の
検出に応用することも可能である。この場合、被検査対
象物よりも異物の比重が重くて沈むときには、被検査対
象物を上から下に流して異物の検出を行うのが好まし
い。また逆に、被検査対象物よりも異物の比重が軽くて
浮いてしまうときには、被検査対象物を下から上に流し
て異物の検出を行うのが好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、透過
性の流体を移送する流体通路の一部に設けられた光透過
用窓部を有し、投光器から前記移送方向を横切る方向に
走査される光ビームを、該光透過用窓部を介して透過さ
せて受光器に入射させ、透過光から前記流体中に含まれ
る異物を検査する異物検査装置において、前記走査され
る光ビームを透過させる前記光透過用窓部の受信器側の
側面を少なくとも含む位置に、該光ビームの入射角が臨
界角より大きくなるように角度が設定されて、該光ビー
ムを反射させる反射面を設け、該光ビームの光路を変更
するので、投光器の光学系を変更することなく、走査さ
れた光ビームの広がり角を抑えることができるととも
に、反射面に入射する光ビームを全反射することができ
る。
性の流体を移送する流体通路の一部に設けられた光透過
用窓部を有し、投光器から前記移送方向を横切る方向に
走査される光ビームを、該光透過用窓部を介して透過さ
せて受光器に入射させ、透過光から前記流体中に含まれ
る異物を検査する異物検査装置において、前記走査され
る光ビームを透過させる前記光透過用窓部の受信器側の
側面を少なくとも含む位置に、該光ビームの入射角が臨
界角より大きくなるように角度が設定されて、該光ビー
ムを反射させる反射面を設け、該光ビームの光路を変更
するので、投光器の光学系を変更することなく、走査さ
れた光ビームの広がり角を抑えることができるととも
に、反射面に入射する光ビームを全反射することができ
る。
【0025】請求項2では、反射面は、光透過用窓部の
受信器側の側面又は該受信器側の側面から受信器の受光
面までの位置に設けられるので、走査された光ビームの
広がり角をさらに抑えることができる。
受信器側の側面又は該受信器側の側面から受信器の受光
面までの位置に設けられるので、走査された光ビームの
広がり角をさらに抑えることができる。
【図1】本発明に係る光透過用窓部を用いた異物検査装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る光透過用窓部の構成の一実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図3】図2に示した光透過用窓部を用いた異物検査装
置の一例を示す概略図である。
置の一例を示す概略図である。
【図4】従来の光透過用窓部を用いた異物検査装置の一
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図5】表1の各位置をXYの座標系で示した図4の一
部を拡大した斜視図である。
部を拡大した斜視図である。
【図6】図3の一部を拡大した拡大図である。
【図7】本発明に係る光透過用窓部の構成の他の実施例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図8】図7に示した光透過用窓部を用いた異物検査装
置の一例を示す概略図である。
置の一例を示す概略図である。
【図9】図8の一部を拡大した拡大図である。
11 押出機 13 アダプタ 17 樹脂移送管 20 光透過用窓部 21,22 硝子板 23 樹脂流路 24,25 切欠部 24a,25a 反射面 26,27 押え枠 30 投光器 40 受光器 B 光ビーム θ3,θ4 光ビームの入射角 θc 臨界角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 13/14 G01V 9/04 G
Claims (2)
- 【請求項1】 透過性の流体を移送する流体通路の一部
に設けられた光透過用窓部を有し、投光器から前記移送
方向を横切る方向に走査される光ビームを、該光透過用
窓部を介して透過させて受光器に入射させ、透過光から
前記流体中に含まれる異物を検査する異物検査装置にお
いて、 前記走査される光ビームを透過させる前記光透過用窓部
の受信器側の側面を少なくとも含む位置に、該光ビーム
の入射角が臨界角より大きくなるように角度が設定され
て、該光ビームを反射させる反射面を設け、該光ビーム
の光路を変更することを特徴とする異物検査装置。 - 【請求項2】 前記反射面は、前記光透過用窓部の受信
器側の側面又は該受信器側の側面から前記受信器の受光
面までの位置に設けられることを特徴とする請求項1に
記載の異物検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243192A JPH0985808A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 異物検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243192A JPH0985808A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 異物検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985808A true JPH0985808A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17100208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7243192A Pending JPH0985808A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 異物検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985808A (ja) |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP7243192A patent/JPH0985808A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614 Year of fee payment: 6 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 7 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |