JPH0982406A - 周辺機器用アダプタ装置 - Google Patents
周辺機器用アダプタ装置Info
- Publication number
- JPH0982406A JPH0982406A JP7236968A JP23696895A JPH0982406A JP H0982406 A JPH0982406 A JP H0982406A JP 7236968 A JP7236968 A JP 7236968A JP 23696895 A JP23696895 A JP 23696895A JP H0982406 A JPH0982406 A JP H0982406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- peripheral device
- cam
- cam lift
- adapter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子カメラ20等の周辺機器を外部機器と接
続するとき、コネクタ10挿入力が重くても、コンパク
トで操作性に優れた周辺機器用の外部接続用アダプタ装
置1を提供する。 【解決手段】 カメラ20固定用ロックを取付面の対角
線方向に2つ配置してカメラ底面を装置に密着させる。
取付面の下から上昇しカメラ20に挿入するコネクタ1
0を、挿入抵抗がない「差し込み開始位置」までは第1
カムリフト6bで速く上昇させ、抵抗が重い「差し込み
完了位置」までは第2カムリフト6cでゆっくり上昇さ
せ、さらに各部のたわみ分オーバーチャージしてから
「差し込み完了位置」に戻す。コネクタ抜去時は、抜去
抵抗が重い「差し込み開始位置」までは第2カムリフト
6cで下降させ、さらにたわみ等で抜去不完全な分を第
3カムリフト6dで完全に抜く。その後ばね力で「初期
位置」に戻すように構成した。
続するとき、コネクタ10挿入力が重くても、コンパク
トで操作性に優れた周辺機器用の外部接続用アダプタ装
置1を提供する。 【解決手段】 カメラ20固定用ロックを取付面の対角
線方向に2つ配置してカメラ底面を装置に密着させる。
取付面の下から上昇しカメラ20に挿入するコネクタ1
0を、挿入抵抗がない「差し込み開始位置」までは第1
カムリフト6bで速く上昇させ、抵抗が重い「差し込み
完了位置」までは第2カムリフト6cでゆっくり上昇さ
せ、さらに各部のたわみ分オーバーチャージしてから
「差し込み完了位置」に戻す。コネクタ抜去時は、抜去
抵抗が重い「差し込み開始位置」までは第2カムリフト
6cで下降させ、さらにたわみ等で抜去不完全な分を第
3カムリフト6dで完全に抜く。その後ばね力で「初期
位置」に戻すように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カメラ等の周
辺機器を外部機器と接続するためのアダプタに関するも
のである。
辺機器を外部機器と接続するためのアダプタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】撮像素子を用いて画像を得る電子カメラ
においては、デジタル技術や大容量メモリー技術の発達
により、動画や静止画情報をデジタル信号に置き換えて
扱えるものが実用化されている。デジタル化された画像
情報は、プリンタやホストコンピュータ等、様々なシス
テム機器間と直接的に情報入出力を行うことが可能であ
るため、この種のカメラにおいては、撮影行動時にはカ
メラ単体で使用され、情報入出力時は外部機器との接続
を繰り返すという使用形態が生ずる。
においては、デジタル技術や大容量メモリー技術の発達
により、動画や静止画情報をデジタル信号に置き換えて
扱えるものが実用化されている。デジタル化された画像
情報は、プリンタやホストコンピュータ等、様々なシス
テム機器間と直接的に情報入出力を行うことが可能であ
るため、この種のカメラにおいては、撮影行動時にはカ
メラ単体で使用され、情報入出力時は外部機器との接続
を繰り返すという使用形態が生ずる。
【0003】従って、カメラと外部機器との接続方法は
重要な要素項目の一つであるが、このようなデジタル画
像情報を授受する場合は、NTSC等のビデオ信号方式
とは異なり、多数の信号端子が必要である。このため外
部出力端子としては、通常パソコン等で見られるような
複数端子を整列させたコネクタを用いることになるが、
着脱操作の利便性や信頼性の面から、従来より、このよ
うなコネクタを備えた専用アダプタ装置をカメラ本体に
合わせて開発する事が行われてきた。
重要な要素項目の一つであるが、このようなデジタル画
像情報を授受する場合は、NTSC等のビデオ信号方式
とは異なり、多数の信号端子が必要である。このため外
部出力端子としては、通常パソコン等で見られるような
複数端子を整列させたコネクタを用いることになるが、
着脱操作の利便性や信頼性の面から、従来より、このよ
うなコネクタを備えた専用アダプタ装置をカメラ本体に
合わせて開発する事が行われてきた。
【0004】以上のようなアダプタ装置のプロトタイプ
の一例について説明する。図5は、本出願人が既に提案
したプロトタイプのアダプタ装置の一例の外観3面図、
図6は、図5のアダプタ装置の内部構造側面図である。
の一例について説明する。図5は、本出願人が既に提案
したプロトタイプのアダプタ装置の一例の外観3面図、
図6は、図5のアダプタ装置の内部構造側面図である。
【0005】図5において、101 はアダプタ装置の本体
で、所定位置101aにカメラ20を載せ、操作レバー102 を
取付け位置の方向に動かすと、まず、カメラ20をアダプ
タ装置101 に固定するためのロック104 がカメラ20のロ
ック穴20a に挿入される。同時に、保護カバー105 が開
く。さらに操作レバー102 を取り付け方向に動かしてい
くと、図6(a) に示すアダプタ101 内部のカム板106 右
方向にスライドし、リフトアーム108 を軸108a中心にコ
ロ108bを押し上げて反時計方向へ回動させる。リフトア
ーム108 には長穴108cが開孔され、ここに軸110aを通し
てコネクタ110が設けられており、リフトアーム108 の
回動に従って上昇し、図6(b) のようにカメラ20の端子
20c に差し込まれる。
で、所定位置101aにカメラ20を載せ、操作レバー102 を
取付け位置の方向に動かすと、まず、カメラ20をアダプ
タ装置101 に固定するためのロック104 がカメラ20のロ
ック穴20a に挿入される。同時に、保護カバー105 が開
く。さらに操作レバー102 を取り付け方向に動かしてい
くと、図6(a) に示すアダプタ101 内部のカム板106 右
方向にスライドし、リフトアーム108 を軸108a中心にコ
ロ108bを押し上げて反時計方向へ回動させる。リフトア
ーム108 には長穴108cが開孔され、ここに軸110aを通し
てコネクタ110が設けられており、リフトアーム108 の
回動に従って上昇し、図6(b) のようにカメラ20の端子
20c に差し込まれる。
【0006】ここで、操作レバー102 の動き量に対する
コネクタ110 の上昇量は、カム板106 のカムリフト傾斜
角により増減され、傾斜角をきつくすればコネクタ110
は速やかに上昇し、傾斜角を緩くすれば、コネクタ110
はゆっくり上昇する。コネクタ110 は「初期位置」にお
いては図6のようにアダプタ装置101 内に埋沈してお
り、カメラ側の端子との「差し込み開始位置」までは空
送りされるので、この区間は速やかに上昇し、その後、
「差し込み完了位置」まではコネクタ挿入力を要するた
め、この区間はゆっくり上昇させるのがよい。
コネクタ110 の上昇量は、カム板106 のカムリフト傾斜
角により増減され、傾斜角をきつくすればコネクタ110
は速やかに上昇し、傾斜角を緩くすれば、コネクタ110
はゆっくり上昇する。コネクタ110 は「初期位置」にお
いては図6のようにアダプタ装置101 内に埋沈してお
り、カメラ側の端子との「差し込み開始位置」までは空
送りされるので、この区間は速やかに上昇し、その後、
「差し込み完了位置」まではコネクタ挿入力を要するた
め、この区間はゆっくり上昇させるのがよい。
【0007】そこで、図7に示すように、カム板106 の
カムリフト傾斜角を2段階に分け、傾斜角のきつい第1
カムリフト部106aと傾斜角のゆるい第2カムリフト部10
6bとを設け、操作レバー102 の限られた作動範囲を有効
に使って望ましいコネクタ作動状態を得られるように設
計することが考えられる。
カムリフト傾斜角を2段階に分け、傾斜角のきつい第1
カムリフト部106aと傾斜角のゆるい第2カムリフト部10
6bとを設け、操作レバー102 の限られた作動範囲を有効
に使って望ましいコネクタ作動状態を得られるように設
計することが考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ロトコルにおいては、以下のような問題点があった。す
なわち、コネクタの挿入力の増大に対処しきれなくなっ
たことである。前述のごとく、この種のデジタルカメラ
等の周辺機器においては、複数の信号端子を必要とする
わけであるが、周辺機器の機能アップによる信号端子の
増加と、端子導通信頼性確保のための端子接触圧増大
が、結果としてコネクタ挿入力が増大することになっ
た。
ロトコルにおいては、以下のような問題点があった。す
なわち、コネクタの挿入力の増大に対処しきれなくなっ
たことである。前述のごとく、この種のデジタルカメラ
等の周辺機器においては、複数の信号端子を必要とする
わけであるが、周辺機器の機能アップによる信号端子の
増加と、端子導通信頼性確保のための端子接触圧増大
が、結果としてコネクタ挿入力が増大することになっ
た。
【0009】コネクタ挿入力増加による問題点は、大別
して以下の3点である; (1)第1に、ロック機構部の強度不足である。図5に
示すロック104 は、コネクタ110 が周辺機器側に挿入さ
れる際の周辺機器浮きを防止するものであるが、コネク
タ挿入力が大きくなれば、当然ロック104 へも大きな力
がかかるようになる。特にコネクタ110 は直線X−X方
向の広い範囲に端子が並んでおり、従来のような1ケ所
のロックではバランスも悪く、限界があった。
して以下の3点である; (1)第1に、ロック機構部の強度不足である。図5に
示すロック104 は、コネクタ110 が周辺機器側に挿入さ
れる際の周辺機器浮きを防止するものであるが、コネク
タ挿入力が大きくなれば、当然ロック104 へも大きな力
がかかるようになる。特にコネクタ110 は直線X−X方
向の広い範囲に端子が並んでおり、従来のような1ケ所
のロックではバランスも悪く、限界があった。
【0010】(2)第2に、コネクタが充分に差し込ま
れなくなることである。すなわち、コネクタ挿入力が大
きくなると、周辺機器側のコネクタ位置やアダプタ内部
の各機構部に生ずるたわみやガタ寄せが大きくなって、
実際のストロークが減少し、コネクタが「差し込み完了
位置」に達したつもりでも周辺機器側に充分差し込まれ
ず、信号端子の導通信頼性が低下する危険があった。
れなくなることである。すなわち、コネクタ挿入力が大
きくなると、周辺機器側のコネクタ位置やアダプタ内部
の各機構部に生ずるたわみやガタ寄せが大きくなって、
実際のストロークが減少し、コネクタが「差し込み完了
位置」に達したつもりでも周辺機器側に充分差し込まれ
ず、信号端子の導通信頼性が低下する危険があった。
【0011】(3)第3に、コネクタを抜く時のたわみ
の問題である。すなわち、コネクタ挿入力と抜去力はほ
ぼ等しい関係にあり、前述のようなコネクタ挿入時のた
わみやガタ寄せは、当然コネクタ抜去時には逆方向にほ
ぼ同量で発生することになる。このためコネクタ抜去時
にも実際のストロークが減少し、コネクタを「差し込み
開始位置」まで戻したつもりでも、周辺機器側から充分
に抜けずにささったままの状態になる。
の問題である。すなわち、コネクタ挿入力と抜去力はほ
ぼ等しい関係にあり、前述のようなコネクタ挿入時のた
わみやガタ寄せは、当然コネクタ抜去時には逆方向にほ
ぼ同量で発生することになる。このためコネクタ抜去時
にも実際のストロークが減少し、コネクタを「差し込み
開始位置」まで戻したつもりでも、周辺機器側から充分
に抜けずにささったままの状態になる。
【0012】従って、前記図7で説明したような「差し
込み開始位置」でカムリフトが切り替わる設計では、抜
去時にはコネクタが充分に抜けきらないうちに、カム傾
斜角の急な第1のカムリフト範囲にさしかかり、抜去操
作を行う時のレバー操作力が途中で急に重くなる。そこ
でこのような点を考慮してカムリフト切替点を「差し込
み開始位置」よりも早い段階に設定する方法もあるが、
そうすると今度は第2カムリフト範囲でのカム傾斜角を
きつくすることになり、結局レバー操作力が挿入時、抜
去時とも全体的に重くなってしまい、根本的な解決には
つながらない。本発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、コネクタ挿入力の増大に対し
ても従来の機構や大きさを維持したまま、操作性に優れ
た周辺機器用のアダプタ装置を提供することを目的とし
ている。
込み開始位置」でカムリフトが切り替わる設計では、抜
去時にはコネクタが充分に抜けきらないうちに、カム傾
斜角の急な第1のカムリフト範囲にさしかかり、抜去操
作を行う時のレバー操作力が途中で急に重くなる。そこ
でこのような点を考慮してカムリフト切替点を「差し込
み開始位置」よりも早い段階に設定する方法もあるが、
そうすると今度は第2カムリフト範囲でのカム傾斜角を
きつくすることになり、結局レバー操作力が挿入時、抜
去時とも全体的に重くなってしまい、根本的な解決には
つながらない。本発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、コネクタ挿入力の増大に対し
ても従来の機構や大きさを維持したまま、操作性に優れ
た周辺機器用のアダプタ装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、この種の周辺機器用アダプタを、つぎの各項のい
ずれかに構成することにより、前記目的を達成しようと
するものである。
ては、この種の周辺機器用アダプタを、つぎの各項のい
ずれかに構成することにより、前記目的を達成しようと
するものである。
【0014】(1)周辺機器を外部機器と接続するため
の周辺機器用アダプタ装置において、該アダプタ装置
は、前記周辺機器を該アダプタ装置に取り付けるための
操作レバーと、複数の接続端子を有し前記周辺機器に対
して挿抜する方向に往復運動の可能なコネクタ部と、前
記操作レバーの動きを前記コネクタ部の往復運動に変換
するためのカム部材と、前記操作レバーに連動して動作
する第1及び第2のロック機構部を持ち、前記第1及び
第2のロック機構部は、前記コネクタ部の所在する範囲
を含む前記アダプタ装置上の前記周辺機器取付け面上の
対角位置に配置されていることを特徴とする。
の周辺機器用アダプタ装置において、該アダプタ装置
は、前記周辺機器を該アダプタ装置に取り付けるための
操作レバーと、複数の接続端子を有し前記周辺機器に対
して挿抜する方向に往復運動の可能なコネクタ部と、前
記操作レバーの動きを前記コネクタ部の往復運動に変換
するためのカム部材と、前記操作レバーに連動して動作
する第1及び第2のロック機構部を持ち、前記第1及び
第2のロック機構部は、前記コネクタ部の所在する範囲
を含む前記アダプタ装置上の前記周辺機器取付け面上の
対角位置に配置されていることを特徴とする。
【0015】(2)前項(1)において、前記カム部材
は、前記往復運動の往路において、前記コネクタを初期
位置から周辺機器への差し込み開始位置まで相対的に速
く移動させる第1のカムリフト部と、前記コネクタを前
記周辺機器への差し込み開始位置から周辺機器への差し
込み完了位置まで前記第1のカムリフトより相対的に遅
く移動させる第2のカムリフト部と、前記往復運動の復
路において、前記コネクタを周辺機器への差し込み完了
位置から途中まで前記第1のカムリフトより相対的に遅
く移動させる前記第2のカムリフト部と、引き続き前記
コネクタを前記周辺機器への差し込み開始位置まで前記
第1のカムリフトより相対的に遅く移動させる第3のカ
ムリフト部を持つことを特徴とする。
は、前記往復運動の往路において、前記コネクタを初期
位置から周辺機器への差し込み開始位置まで相対的に速
く移動させる第1のカムリフト部と、前記コネクタを前
記周辺機器への差し込み開始位置から周辺機器への差し
込み完了位置まで前記第1のカムリフトより相対的に遅
く移動させる第2のカムリフト部と、前記往復運動の復
路において、前記コネクタを周辺機器への差し込み完了
位置から途中まで前記第1のカムリフトより相対的に遅
く移動させる前記第2のカムリフト部と、引き続き前記
コネクタを前記周辺機器への差し込み開始位置まで前記
第1のカムリフトより相対的に遅く移動させる第3のカ
ムリフト部を持つことを特徴とする。
【0016】(3)前項(1)または(2)のいずれか
において、前記カム部材は、前記往復運動の前記往路に
おいて、前記第2のカムリフト部終了に引き続き前記コ
ネクタをさらに周辺機器への差し込み方向へ一旦オーバ
ーチャージしてから前記周辺機器への差し込み完了位置
へ戻し、かつ、前記復路において、前記コネクタを前記
周辺機器への差し込み完了位置から一旦周辺機器への差
し込み方向へオーバーチャージしてから、周辺機器への
差し込み完了位置を通過しその後前記第2のカムリフト
部へ引き続くオーバーチャージ部を持つことを特徴とす
る。
において、前記カム部材は、前記往復運動の前記往路に
おいて、前記第2のカムリフト部終了に引き続き前記コ
ネクタをさらに周辺機器への差し込み方向へ一旦オーバ
ーチャージしてから前記周辺機器への差し込み完了位置
へ戻し、かつ、前記復路において、前記コネクタを前記
周辺機器への差し込み完了位置から一旦周辺機器への差
し込み方向へオーバーチャージしてから、周辺機器への
差し込み完了位置を通過しその後前記第2のカムリフト
部へ引き続くオーバーチャージ部を持つことを特徴とす
る。
【0017】(4)前項(1),(2),(3)のいず
れかにおいて、前記往復運動の前記復路において、前記
コネクタを前記周辺機器への差し込み開始位置から前記
初期位置までばね力により移動させることを特徴とす
る。
れかにおいて、前記往復運動の前記復路において、前記
コネクタを前記周辺機器への差し込み開始位置から前記
初期位置までばね力により移動させることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】以上のような、本発明に構成により、それぞ
れ、下記のような作用が得られる: (1)前項(1)の構成により、周辺機器をアダプタに
取り付けると、二つのロック機構が結ぶ対角線で周辺機
器底面全体をアダプタ装置に密着させ、従来より挿入力
の大きなコネクタを使用しても、周辺機器とアダプタ装
置との取付け位置関係を安定させることができる。
れ、下記のような作用が得られる: (1)前項(1)の構成により、周辺機器をアダプタに
取り付けると、二つのロック機構が結ぶ対角線で周辺機
器底面全体をアダプタ装置に密着させ、従来より挿入力
の大きなコネクタを使用しても、周辺機器とアダプタ装
置との取付け位置関係を安定させることができる。
【0019】(2)前項(2)の構成により、従来より
挿入力の大きなコネクタを使用しても、レバー操作感を
損うことなく、レバー操作力が重くならないアダプタ装
置にすることができる。
挿入力の大きなコネクタを使用しても、レバー操作感を
損うことなく、レバー操作力が重くならないアダプタ装
置にすることができる。
【0020】(3)前項(3)の構成により、周辺機器
をアダプタに取り付けると、たわみやガタ寄せにより第
2のカムリフト部終了時点では、コネクタの差し込みが
不十分であっても、さらにコネクタをオーバーチャージ
させて確実に差し込むことができる。
をアダプタに取り付けると、たわみやガタ寄せにより第
2のカムリフト部終了時点では、コネクタの差し込みが
不十分であっても、さらにコネクタをオーバーチャージ
させて確実に差し込むことができる。
【0021】(4)前項(4)の構成により、周辺機器
をアダプタ装置から取り外すと、コネクタは、ばね力に
より強制的に「初期位置」に復帰するため、重力方向に
対するアダプタ装置の姿勢差に影響されずに、確実に復
帰させることができる。
をアダプタ装置から取り外すと、コネクタは、ばね力に
より強制的に「初期位置」に復帰するため、重力方向に
対するアダプタ装置の姿勢差に影響されずに、確実に復
帰させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、実施例に基づい
て説明する:
て説明する:
【0023】
【実施例】図1に本発明に係るアダプタ装置の一実施例
の全体三面図を示す。また、図2、図3はそれぞれ、図
1のアダプタ装置の、上面及び側面方向から見た内部構
造図である。以下、周辺機器として、カメラの例を挙げ
て説明するが、周辺機器としては、他にも記録再生器、
モニタ装置、モデム装置等の一般的な周辺機器であって
もよい。
の全体三面図を示す。また、図2、図3はそれぞれ、図
1のアダプタ装置の、上面及び側面方向から見た内部構
造図である。以下、周辺機器として、カメラの例を挙げ
て説明するが、周辺機器としては、他にも記録再生器、
モニタ装置、モデム装置等の一般的な周辺機器であって
もよい。
【0024】図1において、1はアダプタ装置の本体
で、1aは、カメラを載せる所定位置である。2は操作
レバーで、アダプタ装置1全体の内部機構は、すべてこ
の操作レバー2の動作に従って作動される。
で、1aは、カメラを載せる所定位置である。2は操作
レバーで、アダプタ装置1全体の内部機構は、すべてこ
の操作レバー2の動作に従って作動される。
【0025】次に図2において(a)/(b)図はそれ
ぞれ初期/動作状態図である。3はシャーシで、内部機
構全体を支えている。4は第1ロックで、ロック軸4a
を中心に回動可能で、ピン4bが操作レバー2のカム穴
2aに掛かっており、操作レバー2の動きに従って回動
し、ロックピン4cがカメラ20のロック穴20aに着
脱される。5は保護カバーで、第一ロック4のアーム部
4dに当接する立曲げ部5aを介して第1ロック4と連
動し、カバー開閉動作を行なう。
ぞれ初期/動作状態図である。3はシャーシで、内部機
構全体を支えている。4は第1ロックで、ロック軸4a
を中心に回動可能で、ピン4bが操作レバー2のカム穴
2aに掛かっており、操作レバー2の動きに従って回動
し、ロックピン4cがカメラ20のロック穴20aに着
脱される。5は保護カバーで、第一ロック4のアーム部
4dに当接する立曲げ部5aを介して第1ロック4と連
動し、カバー開閉動作を行なう。
【0026】6はカム板で、穴6aに操作レバー2のピ
ン2bが嵌合しており、シャーシ3のガイド部3aにガ
イドされて横方向にスライドする。またカム板6には後
述図4に示すように、第1カムリフト部6b、第2カム
リフト部6c、第3カムリフト部6d、及びオーバーチ
ャージ部6eを持つカム穴が開孔されている。
ン2bが嵌合しており、シャーシ3のガイド部3aにガ
イドされて横方向にスライドする。またカム板6には後
述図4に示すように、第1カムリフト部6b、第2カム
リフト部6c、第3カムリフト部6d、及びオーバーチ
ャージ部6eを持つカム穴が開孔されている。
【0027】次に図3において、7は第2ロックで、軸
7aを中心に回動可能であり、カム板6のスライド動作
に従い、カム板6のピン6eに押されて回動し、先端の
ロック爪7bが、カメラ20のロック穴20bに着脱さ
れる。8はリフトアームで、軸8aを中心に回動可能で
あり、コロ8bを介してカム板6の各カムリフト部6b
〜6eに当接しながらカム板6のスライド動作に従って
回動する。また、リフトアーム8には長穴8cが開孔し
てある。9はリフトアームばねで、リフトアーム8を常
に時計方向へ付勢している。10は、複数の信号端子を
持つコネクタで、第1軸10a及び第2軸10bがシャ
ーシ3のスライド穴3bに嵌合しており、さらに第2軸
10bがリフトアーム8の長穴8cに嵌合しており、リ
フトアーム8の回動動作に従って上下方向にスライド
し、コネクタ10をカメラ20の端子20cに挿抜す
る。本発明実施例のアダプタ装置の実施例は以上のよう
に構成されている。
7aを中心に回動可能であり、カム板6のスライド動作
に従い、カム板6のピン6eに押されて回動し、先端の
ロック爪7bが、カメラ20のロック穴20bに着脱さ
れる。8はリフトアームで、軸8aを中心に回動可能で
あり、コロ8bを介してカム板6の各カムリフト部6b
〜6eに当接しながらカム板6のスライド動作に従って
回動する。また、リフトアーム8には長穴8cが開孔し
てある。9はリフトアームばねで、リフトアーム8を常
に時計方向へ付勢している。10は、複数の信号端子を
持つコネクタで、第1軸10a及び第2軸10bがシャ
ーシ3のスライド穴3bに嵌合しており、さらに第2軸
10bがリフトアーム8の長穴8cに嵌合しており、リ
フトアーム8の回動動作に従って上下方向にスライド
し、コネクタ10をカメラ20の端子20cに挿抜す
る。本発明実施例のアダプタ装置の実施例は以上のよう
に構成されている。
【0028】次に、上記構成の動作を説明する。なお、
図3(a)〜図3(f)は、図3の状態が動作途中によ
り変化する様子を示した各状態図である。
図3(a)〜図3(f)は、図3の状態が動作途中によ
り変化する様子を示した各状態図である。
【0029】まず、図1における正面図に示すように、
アダプタ装置本体1にカメラ20を載せる。このとき、
操作レバー2は、取外し方向の終端部にある(図3)。
次に操作レバー2を取付け方向に動かすと、操作レバー
2のカム穴2aがピン4aを介して第1ロック4を反時
計方向に回動し、ロックピン4cをカメラ20のロック
穴20aに掛ける。また第1ロック4は、アーム部4d
を介して保護カバー5の立曲げ部5aを押し、カバーを
開口させる(図2(a),図2(b))。また、操作レ
バー2は、ピン2bを介してカム板6を横方向にスライ
ドさせるので、ピン6eが第2ロック7を押して時計方
向に回動し、先端のロック爪7bをカメラ20のロック
穴20bに掛ける(図3(a))。
アダプタ装置本体1にカメラ20を載せる。このとき、
操作レバー2は、取外し方向の終端部にある(図3)。
次に操作レバー2を取付け方向に動かすと、操作レバー
2のカム穴2aがピン4aを介して第1ロック4を反時
計方向に回動し、ロックピン4cをカメラ20のロック
穴20aに掛ける。また第1ロック4は、アーム部4d
を介して保護カバー5の立曲げ部5aを押し、カバーを
開口させる(図2(a),図2(b))。また、操作レ
バー2は、ピン2bを介してカム板6を横方向にスライ
ドさせるので、ピン6eが第2ロック7を押して時計方
向に回動し、先端のロック爪7bをカメラ20のロック
穴20bに掛ける(図3(a))。
【0030】ここで、図1におけるコネクタ10と二つ
のロック機構との位置関係をみると、コネクタ10の各
信号端子が並んだ直線x−x方向の一端側にロックピン
4c、他端側にロック爪7bがあり、かつ、両者は直線
x−x挟んで対峙する両方向からカメラ20に差し込ま
れるために、二つのロック機構を結ぶラインはコネクタ
10の位置を含むカメラ20の底面20d(図1)に対
角線x′−x′を形成することになる。この対角線で底
面20dを所定位置1aに密着させ、カメラ20とアダ
プタ装置本体1との取付け位置関係を安定させることが
できる。
のロック機構との位置関係をみると、コネクタ10の各
信号端子が並んだ直線x−x方向の一端側にロックピン
4c、他端側にロック爪7bがあり、かつ、両者は直線
x−x挟んで対峙する両方向からカメラ20に差し込ま
れるために、二つのロック機構を結ぶラインはコネクタ
10の位置を含むカメラ20の底面20d(図1)に対
角線x′−x′を形成することになる。この対角線で底
面20dを所定位置1aに密着させ、カメラ20とアダ
プタ装置本体1との取付け位置関係を安定させることが
できる。
【0031】一方、カム板6は横方向にスライドし、第
1カムリフト部6bがリフトアーム8のコロ8bに当た
る(図3(a))。さらに操作レバーを取付け方向に順
次動かしていくと、リフトアームばね9の付勢に抗し
て、リフトアーム8を反時計方向に回動させる。リフト
アーム8は長穴8cに嵌合している第2軸10bを介し
て「初期位置」に待機していたコネクタ10をスライド
させ、カメラ20の端子20cへの「差し込み開始位
置」までコネクタ10を上昇させる(図3(b))。
1カムリフト部6bがリフトアーム8のコロ8bに当た
る(図3(a))。さらに操作レバーを取付け方向に順
次動かしていくと、リフトアームばね9の付勢に抗し
て、リフトアーム8を反時計方向に回動させる。リフト
アーム8は長穴8cに嵌合している第2軸10bを介し
て「初期位置」に待機していたコネクタ10をスライド
させ、カメラ20の端子20cへの「差し込み開始位
置」までコネクタ10を上昇させる(図3(b))。
【0032】このとき「初期位置」から「差し込み開始
位置」まではコネクタ10の挿入抵抗はなく、リフトア
ームばね9の付勢抵抗が少々あるだけのため、コネクタ
10が速やかに上昇するよう、第1カムリフト部6bは
傾斜角をきつくして、カム板6のスライド量に対するリ
フトアーム8の回動量を多くしている。
位置」まではコネクタ10の挿入抵抗はなく、リフトア
ームばね9の付勢抵抗が少々あるだけのため、コネクタ
10が速やかに上昇するよう、第1カムリフト部6bは
傾斜角をきつくして、カム板6のスライド量に対するリ
フトアーム8の回動量を多くしている。
【0033】「差し込み開始位置」に達したコネクタ1
0は、以後、カメラ20の端子20cへ挿入される。操
作レバー2によりカム板6がさらに横方向にスライド
し、カム穴の第二カムリフト部6cがリフトアーム8の
コロ8bを押し上げながら、「差し込み完了位置」まで
コネクタ10を上昇させる。第2カムリフト部6cはコ
ネクタ10の挿入抵抗を加味して第一カムリフト部6b
より傾斜角を緩くしてあるので(図4参照)、スムーズ
にレバー操作が行える。
0は、以後、カメラ20の端子20cへ挿入される。操
作レバー2によりカム板6がさらに横方向にスライド
し、カム穴の第二カムリフト部6cがリフトアーム8の
コロ8bを押し上げながら、「差し込み完了位置」まで
コネクタ10を上昇させる。第2カムリフト部6cはコ
ネクタ10の挿入抵抗を加味して第一カムリフト部6b
より傾斜角を緩くしてあるので(図4参照)、スムーズ
にレバー操作が行える。
【0034】しかしながら、コネクタの挿入抵抗は実施
例のもので実測約5〜6Kg程度あり、カメラ側やアダプ
タ内部の各機構部に相当のたわみやガタ寄せを生じて実
際のコネクタストロークが減少する。従ってコネクタ1
0が「差し込み完了位置」に達したつもりでも、実際に
はこの時点ではまだ信号端子20cに充分差し込まれて
はいない(図3(c))。
例のもので実測約5〜6Kg程度あり、カメラ側やアダプ
タ内部の各機構部に相当のたわみやガタ寄せを生じて実
際のコネクタストロークが減少する。従ってコネクタ1
0が「差し込み完了位置」に達したつもりでも、実際に
はこの時点ではまだ信号端子20cに充分差し込まれて
はいない(図3(c))。
【0035】そこで、カム板6をさらに横方向にスライ
ドさせて、カム穴のオーバーチャージ部6eでコロ8b
を押し上げ、コネクタ10をいったん「差し込み完了位
置」よりさらにたわみやガタ寄せによるマイナス相当分
上昇させて、コネクタ10を信号端子20cに充分差し
込んでから(図3(d))、再び「差し込み完了位置」
まで戻して、カメラ側やアダプタ内各機構部のたわみや
ガタ寄せを開放する(図3(e))。このとき、操作レ
バー2は取付け方向の作動終端部に達する。なお実施例
では第2カムリフト部6cとオーバーチャージ部6e前
半のカム傾斜角を同じにして、両者の移行時における操
作レバー2の操作違和感をなくしている。 さて、この
ようにして装着が完了した状態から、今度はカメラを取
りはずす操作について説明する。操作レバー2を今度は
取外し方向に動かしていくと、カム板6は左方向にスラ
イドし、カム穴のオーバーチャージ部6eがリフトアー
ム8のコロ8bを押し上げ、コネクタ10をいったん
「差し込み完了位置」よりさらに上昇させる(図3
(d))。この上昇分はカメラ側やアダプタ内各機構部
のたわみやガタ寄せで吸収され、操作レバー2上では適
度のクリック感が得られる。さらに操作レバー2を動か
していくと、コネクタ10は再び「差し込み完了位置」
に下降し、たわみやガタ寄せが解放される(図3
(c))。
ドさせて、カム穴のオーバーチャージ部6eでコロ8b
を押し上げ、コネクタ10をいったん「差し込み完了位
置」よりさらにたわみやガタ寄せによるマイナス相当分
上昇させて、コネクタ10を信号端子20cに充分差し
込んでから(図3(d))、再び「差し込み完了位置」
まで戻して、カメラ側やアダプタ内各機構部のたわみや
ガタ寄せを開放する(図3(e))。このとき、操作レ
バー2は取付け方向の作動終端部に達する。なお実施例
では第2カムリフト部6cとオーバーチャージ部6e前
半のカム傾斜角を同じにして、両者の移行時における操
作レバー2の操作違和感をなくしている。 さて、この
ようにして装着が完了した状態から、今度はカメラを取
りはずす操作について説明する。操作レバー2を今度は
取外し方向に動かしていくと、カム板6は左方向にスラ
イドし、カム穴のオーバーチャージ部6eがリフトアー
ム8のコロ8bを押し上げ、コネクタ10をいったん
「差し込み完了位置」よりさらに上昇させる(図3
(d))。この上昇分はカメラ側やアダプタ内各機構部
のたわみやガタ寄せで吸収され、操作レバー2上では適
度のクリック感が得られる。さらに操作レバー2を動か
していくと、コネクタ10は再び「差し込み完了位置」
に下降し、たわみやガタ寄せが解放される(図3
(c))。
【0036】以後、コネクタ10は抜去動作に移る。操
作レバー2を取外し方向に動かしていくと、カム穴の第
二カムリフト部6cがリフトアーム8のコロ8bを押し
下げ、コネクタ10を「差し込み完了位置」から「差し
込み開始位置」へ向けて下降させるが、先に述べたよう
に、コネクタ挿入力と抜去力はほぼ等しい関係にあり、
コネクタ挿入時のたわみやガタ寄せは、コネクタ抜去時
にもほぼ同量で発生する。このためコネクタ抜去時にも
実際のストロークが減少し、「差し込み開始位置」に戻
したつもりでも、実際にはこの時点ではまだカメラ側か
ら充分に抜けずにささったまま途中の状態である(図3
(b))。
作レバー2を取外し方向に動かしていくと、カム穴の第
二カムリフト部6cがリフトアーム8のコロ8bを押し
下げ、コネクタ10を「差し込み完了位置」から「差し
込み開始位置」へ向けて下降させるが、先に述べたよう
に、コネクタ挿入力と抜去力はほぼ等しい関係にあり、
コネクタ挿入時のたわみやガタ寄せは、コネクタ抜去時
にもほぼ同量で発生する。このためコネクタ抜去時にも
実際のストロークが減少し、「差し込み開始位置」に戻
したつもりでも、実際にはこの時点ではまだカメラ側か
ら充分に抜けずにささったまま途中の状態である(図3
(b))。
【0037】そこで、ここまでは挿入時と同じカム軌跡
をたどってきたが、以後は挿入時と異なるカムリフトに
よって、ささったまま途中状態にあるコネクタ10を、
完全に抜去する動作を行なう。操作レバー2を取外し方
向の終端まで動かす間に、図4に示すように、カム穴の
第2カムリフト部6cに引き続く第3カムリフト部6d
がリフトアーム8のコロ8bを押し下げ、コネクタ10
をたわみやガタ寄せによるマイナス相当分下降させる
(図3(f))。第3カムリフト部6dは第2カムリフ
ト部6cと同ように、コネクタ10の抜去抵抗を加味し
て第一カムリフト部6bより傾斜角を緩くしてある。な
お実施例では第2カムリフト部6cと第3カムリフト部
6dのカム傾斜角を同じにして、両者の移行時における
操作レバー2の操作違和感をなくしている。
をたどってきたが、以後は挿入時と異なるカムリフトに
よって、ささったまま途中状態にあるコネクタ10を、
完全に抜去する動作を行なう。操作レバー2を取外し方
向の終端まで動かす間に、図4に示すように、カム穴の
第2カムリフト部6cに引き続く第3カムリフト部6d
がリフトアーム8のコロ8bを押し下げ、コネクタ10
をたわみやガタ寄せによるマイナス相当分下降させる
(図3(f))。第3カムリフト部6dは第2カムリフ
ト部6cと同ように、コネクタ10の抜去抵抗を加味し
て第一カムリフト部6bより傾斜角を緩くしてある。な
お実施例では第2カムリフト部6cと第3カムリフト部
6dのカム傾斜角を同じにして、両者の移行時における
操作レバー2の操作違和感をなくしている。
【0038】こうして途中状態にあるコネクタ10は、
操作レバー2を取外し方向終端まで動かすことにより、
第3カムリフト部6dによって完全に抜去される。その
後はコネクタ10の抜去抵抗がなくなり、リフトアーム
ばね9の付勢によってリフトアーム8が自動的に時計方
向に回動し、コネクタ10を「初期位置」に復帰させる
(図3)。なお、このアダプタ装置は、通常はデスクト
ップ等、平面に置いた状態で使用される事が多いが、裏
面に三脚穴等を設けてよう々な姿勢で使用する場合で
も、リフトアームばね9の付勢によってコネクタ10を
戻すため、重力方向に対するアダプタ装置の姿勢差に影
響されず確実に「初期位置」に復帰させることができ
る。
操作レバー2を取外し方向終端まで動かすことにより、
第3カムリフト部6dによって完全に抜去される。その
後はコネクタ10の抜去抵抗がなくなり、リフトアーム
ばね9の付勢によってリフトアーム8が自動的に時計方
向に回動し、コネクタ10を「初期位置」に復帰させる
(図3)。なお、このアダプタ装置は、通常はデスクト
ップ等、平面に置いた状態で使用される事が多いが、裏
面に三脚穴等を設けてよう々な姿勢で使用する場合で
も、リフトアームばね9の付勢によってコネクタ10を
戻すため、重力方向に対するアダプタ装置の姿勢差に影
響されず確実に「初期位置」に復帰させることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、周辺機器用のアダプタ装置において、
周辺機器をアダプタ装置に固定するためのロック機構部
を二つ設け、これをコネクタの所在する範囲を含むアダ
プタ装置上の周辺機器取付け面に対角線を形成するよう
に配置したので、周辺機器をアダプタ装置に取り付ける
と、二つのロック機構が結ぶ対角線で周辺機器底面全体
をアダプタ装置に密着させ、従来より挿入力の大きなコ
ネクタを使用しても、周辺機器とアダプタ装置との取付
け位置関係を安定させることができる。
の発明によれば、周辺機器用のアダプタ装置において、
周辺機器をアダプタ装置に固定するためのロック機構部
を二つ設け、これをコネクタの所在する範囲を含むアダ
プタ装置上の周辺機器取付け面に対角線を形成するよう
に配置したので、周辺機器をアダプタ装置に取り付ける
と、二つのロック機構が結ぶ対角線で周辺機器底面全体
をアダプタ装置に密着させ、従来より挿入力の大きなコ
ネクタを使用しても、周辺機器とアダプタ装置との取付
け位置関係を安定させることができる。
【0040】また本出願に係る第2の発明によれば、前
記第1の発明に加えて、操作レバーの動作をコネクタの
挿抜動作に変換するカム部材のカム形状を、コネクタ挿
入時には、「初期位置」から「差し込み開始位置」まで
は相対的に速くさせる第1のカムリフト部と、「差し込
み開始位置」から「差し込み完了位置」までは第一のカ
ムリフト部より相対的に遅く移動させる第2のカムリフ
ト部をもつように形成させ、かつ、コネクタ抜去時に
は、「差し込み完了位置」から途中までは第2のカムリ
フト部と共通であるものの、途中から「差し込み開始位
置」までは第1のカムリフト部より相対的に遅く移動さ
せる第3のカムリフト部を持つように形成したので、周
辺機器をアダプタ装置に取り付けると、たわみやガタ寄
せによる挿入時と抜去時との差を加味してカムリフトが
設定されているため、従来より挿入力の大きなコネクタ
を使用しても、レバー操作感を損なうことなく、レバー
操作力が重くならないアダプタ装置にすることができ
る。
記第1の発明に加えて、操作レバーの動作をコネクタの
挿抜動作に変換するカム部材のカム形状を、コネクタ挿
入時には、「初期位置」から「差し込み開始位置」まで
は相対的に速くさせる第1のカムリフト部と、「差し込
み開始位置」から「差し込み完了位置」までは第一のカ
ムリフト部より相対的に遅く移動させる第2のカムリフ
ト部をもつように形成させ、かつ、コネクタ抜去時に
は、「差し込み完了位置」から途中までは第2のカムリ
フト部と共通であるものの、途中から「差し込み開始位
置」までは第1のカムリフト部より相対的に遅く移動さ
せる第3のカムリフト部を持つように形成したので、周
辺機器をアダプタ装置に取り付けると、たわみやガタ寄
せによる挿入時と抜去時との差を加味してカムリフトが
設定されているため、従来より挿入力の大きなコネクタ
を使用しても、レバー操作感を損なうことなく、レバー
操作力が重くならないアダプタ装置にすることができ
る。
【0041】また本出願に係る第3の発明によれば、前
記第1、第2の発明に加えて、第2のカムリフト部終了
に引き続き、さらにコネクタをオーバーチャージさせる
ようにしたので、カメラをアダプタ装置に取り付ける
と、たわみやガタ寄せにより第2のカムリフト部終了時
点ではコネクタの差し込みが不充分であっても、さらに
コネクタをオーバーチャージさせて確実に差し込むこと
ができる。
記第1、第2の発明に加えて、第2のカムリフト部終了
に引き続き、さらにコネクタをオーバーチャージさせる
ようにしたので、カメラをアダプタ装置に取り付ける
と、たわみやガタ寄せにより第2のカムリフト部終了時
点ではコネクタの差し込みが不充分であっても、さらに
コネクタをオーバーチャージさせて確実に差し込むこと
ができる。
【0042】また本出願に係る第4の発明によれば、前
記第1、第2、第3の発明に加えて、コネクタを「差し
込み開始位置」から「初期位置」まではばね力により復
帰させるようにしたので、周辺機器をアダプタ装置から
取り外すと、コネクタはばね力により強制的に「初期位
置」に復帰するため、重力方向に対するアダプタ装置の
姿勢差に影響されず確実に復帰させることができる。
記第1、第2、第3の発明に加えて、コネクタを「差し
込み開始位置」から「初期位置」まではばね力により復
帰させるようにしたので、周辺機器をアダプタ装置から
取り外すと、コネクタはばね力により強制的に「初期位
置」に復帰するため、重力方向に対するアダプタ装置の
姿勢差に影響されず確実に復帰させることができる。
【図1】 実施例のアダプタ装置の全体図
【図2】 実施例のアダプタ装置の内部構造上面図
【図3】 実施例のアダプタ装置の内部構造側面図
【図4】 実施例のアダプタ装置のカム板
【図5】 プロトタイプのアダプタ装置の一例の外観3
面図
面図
【図6】 図5アダプタ装置の内部構造側面図
【図7】 図6アダプタ装置のカム板
1 アダプタ装置本体 1a カメラを載せる所定位置 2 操作レバー 2a カム穴 2b ピン 3 シャーシ 3a ガイド部 3b スライド穴 4 第1ロック 4a ロック軸 4b ピン 4c ロックピン 4d アーム部 5 保護カバー 5a 立曲げ部 6 カム板 6a 穴 6b 第1カムリフト部 6c 第2カムリフト部 6d 第3カムリフト部 6e オーバーチャージ部 6f ピン 7 第2ロック 7a 軸 7b ロック爪 8 リフトアーム 8a 軸 8b コロ 8c 長穴 9 リフトアームばね 10 コネクタ 10a 第1軸 10b 第2軸 20 カメラ(側面図のみ) 20a ロック穴 20b ロック穴 20c 信号端子 101 従来例のアダプタ装置本体 102 従来例の操作レバー 104 従来例のロック 105 従来例の保護カバー 106 従来例のカム板 108 従来例のリフトアーム 110 従来例のコネクタ
Claims (4)
- 【請求項1】 周辺機器を外部機器と接続するための周
辺機器用アダプタ装置において、該アダプタ装置は、前
記周辺機器を該アダプタ装置に取り付けるための操作レ
バーと、複数の接続端子を有し前記周辺機器に対して挿
抜する方向に往復運動の可能なコネクタ部と、前記操作
レバーの動きを前記コネクタ部の往復運動に変換するた
めのカム部材と、前記操作レバーに連動して動作する第
1及び第2のロック機構部を持ち、前記第1及び第2の
ロック機構部は、前記コネクタ部の所在する範囲を含む
前記アダプタ装置上の前記周辺機器取付け面上の対角位
置に配置されていることを特徴とする周辺機器用アダプ
タ装置。 - 【請求項2】 前記カム部材は、前記往復運動の往路に
おいて、前記コネクタを初期位置から周辺機器への差し
込み開始位置まで相対的に速く移動させる第1のカムリ
フト部と、前記コネクタを前記周辺機器への差し込み開
始位置から周辺機器への差し込み完了位置まで前記第1
のカムリフトより相対的に遅く移動させる第2のカムリ
フト部と、前記往復運動の復路において、前記コネクタ
を周辺機器への差し込み完了位置から途中まで前記第1
のカムリフトより相対的に遅く移動させる前記第2のカ
ムリフト部と、引き続き前記コネクタを前記周辺機器へ
の差し込み開始位置まで前記第1のカムリフトより相対
的に遅く移動させる第3のカムリフト部を持つことを特
徴とする請求の項1記載の周辺機器用アダプタ装置。 - 【請求項3】 前記カム部材は、前記往復運動の前記往
路において、前記第2のカムリフト部終了に引き続き前
記コネクタをさらに周辺機器への差し込み方向へ一旦オ
ーバーチャージしてから前記周辺機器への差し込み完了
位置へ戻し、かつ、前記復路において、前記コネクタを
前記周辺機器への差し込み完了位置から一旦周辺機器へ
の差し込み方向へオーバーチャージしてから、周辺機器
への差し込み完了位置を通過しその後前記第2のカムリ
フト部へ引き続くオーバーチャージ部を持つことを特徴
とする請求項1または2のいずれか記載の周辺機器用ア
ダプタ装置。 - 【請求項4】 前記往復運動の前記復路において、前記
コネクタを前記周辺機器への差し込み開始位置から前記
初期位置までばね力により移動させることを特徴とする
請求項1,2,3のいずれか記載の周辺機器用アダプタ
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236968A JPH0982406A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 周辺機器用アダプタ装置 |
US08/711,098 US5959671A (en) | 1995-09-14 | 1996-09-09 | Adapter system for connection and disconnection of peripheral equipment with an electric apparatus and having a cam system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7236968A JPH0982406A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 周辺機器用アダプタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982406A true JPH0982406A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17008439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7236968A Withdrawn JPH0982406A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 周辺機器用アダプタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0982406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511365A (ja) * | 2006-11-27 | 2010-04-08 | トリクセル エス.アー.エス. | 携帯用電離放射線センサーのバッテリー充電装置 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP7236968A patent/JPH0982406A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511365A (ja) * | 2006-11-27 | 2010-04-08 | トリクセル エス.アー.エス. | 携帯用電離放射線センサーのバッテリー充電装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |