JPH0981510A - 拡張カード入出力制御装置 - Google Patents

拡張カード入出力制御装置

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JPH0981510A
JPH0981510A JP7240054A JP24005495A JPH0981510A JP H0981510 A JPH0981510 A JP H0981510A JP 7240054 A JP7240054 A JP 7240054A JP 24005495 A JP24005495 A JP 24005495A JP H0981510 A JPH0981510 A JP H0981510A
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JP
Japan
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card
system bus
memory
storage device
data
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JP7240054A
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English (en)
Inventor
Tokai Morino
東海 森野
Kazutoshi Kato
和利 加藤
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PCカードの入出力バッファのオーバーフロ
ーまたはアンダーフローを大幅に減少させ得る、拡張カ
ード入出力制御装置を提供すること。 【構成】 CPU1と、CPUからアクセスが可能なシ
ステムバス4と、システムバス4に接続されたPCカー
ドバスブリッジ10と、PCカード13にアクセスする
手段と、システムバス4に接続されたメモリ22と、メ
モリ22からシステムバス4経由でアクセスする手段
と、PCカード13からシステムバスを経由しないでメ
モリ22にアクセスする手段とにより、PCシステム内
にPCカードの大容量の入出力バッファを設け、バッフ
ァのオーバーフローまたはアンダーフローを大幅に減少
させることを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ(以下、PCと称する)、特にノート型パーソナルコ
ンピュータ(以下、ノートPCと称す)に用いて好適な
拡張カード入出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PCはデスクトップ型,タワー型
等の様に、持ち歩くには困難な大きさであったが、液晶
デバイス,部品の小型化や、実装技術の向上により、持
ち歩きが可能なノートPCが普及してきた。また、ノー
トPCに於いても、デスクトップPC並の周辺機器の拡
張性が求められ、カード型の拡張ボード(PCカード)
の標準化の規格としてJEIDAとPCMCIAの仕様
が決められ、これらの2つの仕様を統合して「PC C
ARD STANDARD(1995)」が纏まった。
また、雑誌「インターフェース」(CQ出版社);Ju
ne,1995の60頁〜139頁には、PCカードの
概要が記載されている。これにより、ノートPCでも、
ファックスモデム,拡張HDD,拡張メモリなど、様々
な拡張周辺機器が利用できるようになってきた。
【0003】図2の例を用いて、PCカードにアクセス
する動作を説明する。CPU1はシステムバス・メモリ
コントローラ3を介して、主記憶2や、システムバス4
にあるPCカード12,ハードディスクドライブ7,表
示装置5等の周辺機器に対してアクセスできる。
【0004】次に、CPU1がPCカード12に対して
リードアクセスする場合を詳細に説明する。CPU1
は、システムバス・メモリコントローラ3に対して、リ
ード命令とPCカードのアドレスを送る。システムバス
・メモリコントローラ3は、CPU1からのリード命令
を受けてそのアドレスからアクセス先がシステムバス4
上にあると解ると、システムバス4のアクセス権を要求
する。システムバス4がアイドル状態ならば即座にアク
セス権を獲得して、PCカードバスブリッジ10にアク
セスにいく。もし、システムバス4がほかのデバイスに
よって使用されていると、システムバス4のアクセス権
を要求してアービトレーションでアクセス権が獲得でき
るまで、PCカードバスブリッジ10にアクセスができ
ない、つまり待たされることになる。
【0005】PCカードバスブリッジ10はリード命令
を受け取ると、PCカードコネクタ11を通してPCカ
ード12からリードデータを読み出し、システムバス4
上にリードデータを送出する。システムバス・メモリコ
ントローラ3は、システムバス4からリードデータを読
みとってシステムバス上のアクセスを終了させ、CPU
1にリードデータを渡し、リードアクセスを終了する。
【0006】また、ライトアクセスの場合は同様に、C
PU1は、システムバス・メモリコントローラ3に対し
て、ライト命令とライトデータとPCカードのアドレス
を送る。システムバス・メモリコントローラ3は、シス
テムバス4のアクセス権を獲得してPCカードバスブリ
ッジ10にライトデータを渡し、システムバスのアクセ
スを終了させる。PCカードバスブリッジ10は、PC
カード12にライトデータを渡し、ライトアクセスを終
了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のPCカードイン
タフェースを持ったシステムでは、上述のようにPCカ
ードにアクセスするのに必ずシステムバスを経由しなけ
ればならない。従って、システムバスのアクセス権を獲
得するのに、待たされる可能性がある。また、ウインド
ウ環境で複数のプログラムを実行させる場合には、他の
プログラムの処理や、優先度の高い割込処理などで、P
Cカードにアクセスするのが待たされる可能性がある。
【0008】そこで、PCカード側では、PCカードが
CPUに対して要求を出してからCPUがPCカードに
アクセスにいくまでの間、アンダーフローもしくはオー
バーフローしないように、十分な量の入出力バッファを
持つ必要がある。例えば、出力バッファを十分に持って
ないPCカードのファックスモデムで、ファックスデー
タを受信している場合、CPUはファックスモデムの出
力バッファのデータを一定の時間内にリードすることが
出来ずに、出力バッファがオーバフローしてしまい、通
信エラーで受信が中断してしまう。
【0009】デスクトップシステムの拡張ボードは、物
理的にある程度の大きさを持っているため、入出力バッ
ファに安価な低容量のメモリを複数使うことによって、
十分な容量の入出力バッファを構築する事ができる。と
ころが、PCカードは、名刺程度の大きさで、厚みも数
ミリ程度しかないので、大容量のバッファを持つために
は、集積度が高くパッケージの小さいメモリを使う必要
があるが、このようなメモリは高価である。
【0010】このように、入出力バッファを小さくする
と、PCカードの価格は低く抑えられるが、アンダーフ
ローもしくはオーバーフローする可能性があり、逆に、
入出力バッファを大きくすると、PCカードの価格が上
がってしまうという問題があった。
【0011】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記した従来技術の持つ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、PCカードの入出力バッファ
のオーバーフローまたはアンダーフローを大幅に減少さ
せ得る、拡張カード入出力制御装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明による拡張カード入出力制御装置は、中央
処理装置と、中央処理装置からアクセスが可能なシステ
ムバスと、システムバスに接続された拡張カードのイン
タフェースと、PCカードにアクセスする手段と、シス
テムバスに接続された記憶装置と、中央処理装置が記憶
装置にシステムバス経由でアクセスする手段と、PCカ
ードからシステムバスを経由しないで記憶装置にアクセ
スする手段と、記憶装置の空き容量を検知して中央処理
装置に通知する手段とを具備し、PCカード入出力バッ
ファがオーバーフローまたはアンダーフローしないよう
に構成したものである。
【0013】
【作用】PCカードがシステムバスを経由しないで記憶
装置にアクセスする手段を設けたことにより、システム
バスのトラフィックに関係なくPCシステム内の大容量
の記憶装置にアクセスができ、入出力バッファがオーバ
ーフローまたはアンダーフローするのを大幅に減少させ
ることができる。また、PCシステム内の大容量の記憶
装置にアクセスできるので、PCカード内に入出力バッ
ファが必要なくなり、部品点数を減らすことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示した実施例によっ
て説明する。図1は、本発明の1実施例に係るPCカー
ドインタフェースを持ったコンピュータシステム(ノー
トPCシステム)の概要を示すブロック図である。同図
において、1は中央処理演算ユニット(CPU)、2は
主記憶、3はシステムバス・メモリコントローラ、4は
PCIやISA等のシステムバス、5は表示装置、6は
液晶などのディスプレイ、7はハードディスクドライブ
(HDD)、8はキーボード、9はマウス、10はPC
カードバスブリッジ、11はPCカードコネクタ、13
はファックスモデムPCカード、21はメモリインタフ
ェース、20はPCカードバスブリッジ10とメモリイ
ンタフェース21を結ぶPCカードメモリバス、22は
メモリである。
【0015】本実施例においては、図1に示すように、
ファックスモデムPCカード13からメモリ22にデー
タをライト出来るように、PCカードバスブリッジ10
とメモリインタフェース21を結ぶPCカードメモリバ
ス20を設けてある。また、メモリインタフェース21
は、システムバス4からメモリ22の内容をリード出来
るようにしておき、メモリ22の空き容量を検出してあ
る程度少なくなるとCPU1に対して割込を発生できる
ようにすると、次の様な動作が可能になる。
【0016】まず、ファックスモデムPCカード13は
ファックスモデムであり、公衆回線に接続してファック
スのデータを受信しているとする。ファックスモデムP
Cカード13は、受信データを受信しA/D変換をして
ディジタルデータを出力し、PCカードバスブリッジ1
0を介して、メモリインタフェース21にライトデータ
を渡し、メモリインタフェース21は、メモリ22にデ
ータを書き込む。そして、メモリ22にデータがある程
度溜まってから、CPU1に対して割り込みを発生さ
せ、メモリ22に受信データが溜まっていることを通知
する。これにより、CPU1はメモリインタフェース2
1に対してリード命令を発行して、受信データを読み出
す。
【0017】この様にすることにより、出力バッファを
PC内部に取り込める。つまり、PCカード内には出力
バッファを持つ必要がなくなり、PCカードの価格を低
く抑えることが出来る。また、PCカード内にバッファ
を持つのに比べ、PCシステム内にバッファを持つので
物理空間的にも余裕があり、比較的容易に大容量のバッ
ファを持つことが出来る。
【0018】次に、PCカードバスブリッジ10の構成
について、図3を用いて説明する。図3に示すように、
PCカードバスブリッジ10は、システムバス4とPC
カードバスのインタフェースを相互に変換するインタフ
ェース変換部40と、アクセスのモードを決定するモー
ドレジスタ41と、アクセスのモードを切り替えるモー
ド切替部42とから構成される。
【0019】また、メモリインタフェース21にアクセ
スするために用いる信号線は、たとえば、PCカードバ
スのアドレス信号線がNビットあるとすると、その上位
ビットのm本(N>mである)を使用し、このm本の信
号をアクセスモードによって切り替えることで、メモリ
インタフェース21にアクセスが出来るようにする。ま
た、アドレス線の上位だけを使うので、PCカードは、
(N−m)ビットで表せるアドレス空間へのアクセスに
は応答する事ができ、このアドレス空間にファックスモ
デムPCカード13の動作を設定するレジスタを割り当
てることにより、ファックスモデムPCカード13がメ
モリインタフェース21にアクセスしているときでも、
CPU1からファックスモデムPCカード13の動作を
制御することができる。
【0020】つまり、m本のアドレス信号線だけがメモ
リインタフェース21へのアクセスに用いられるだけで
あるので、(N−m)本のアドレスと制御信号はそのま
まファックスモデムPCカード13に接続されるので、
システムバス4からのアクセスを制御することができ、
アクセス出来る範囲が減少するだけである。
【0021】実際の動作は、次の様になる。通常にシス
テムバス4のアクセスを受け付けるときは、CPU1が
モードレジスタ41に通常のアクセスを示す値を設定
し、モード切替部42をインタフェース変換部40側に
する。従来との互換性を保つために初期化をして、モー
ド切替部42は、システムバス4からのアクセスを受け
付けるモードとする。同様に、ファックスモデムPCカ
ード13がメモリインタフェース21にアクセスすると
きには、CPU1がモードレジスタ41にメモリインタ
フェース21へのアクセスを示す値を設定し、モード切
替部42をメモリインタフェース21側に接続する。こ
の様な構成にすることにより、従来からあるPCカード
バスのピン仕様のPCカードバスブリッジ10を変更す
ることなく、互換性を保ったまま機能を拡張することが
出来る。
【0022】また、図4に示す構成にした場合には次の
ようになる。図4では、モード切替部42の代わりにモ
ード出力制御部43を設け、ファックスモデムPCカー
ド13がメモリインタフェース21にアクセスするとき
に、メモリインタフェース21にアクセスするために用
いる信号線を、モードレジスタ41の値に対応してハイ
インピーダンス状態にする。こうすることにより、ファ
ックスモデムPCカード13より出ているメモリインタ
フェース21にアクセスするために用いる信号線を、直
接メモリインタフェース21に接続することができ、P
Cカードバスブリッジ10のピン数を減らすことができ
る。これにより、PCカードバスブリッジ10のパッケ
ージを小さくでき、価格を抑えることができる。
【0023】図5は、PCカードがビデオデコーダPC
カード14の場合の構成を示すブロック図である。図5
では、図1,図3,図4のメモリインタフェース21を
表示装置5のグラフィックスインタフェース50に、メ
モリ22をビデオメモリ51に置き換えたものである。
【0024】ここで、ビデオデコードPCカード14
は、ビデオデコーダカード、つまりNTSC信号(ビデ
オ信号)をディジタイズして表示ディスプレイに表示す
るカードであるとする。NTSC信号は、640×48
0ドット、1ドットあたり2バイトで、30フレーム/
秒で表示するとすると、データレートは約18Mバイト
/秒となる。仮に、このデータをシステムバス4を通し
て転送するようになすと、システムバス4の転送バンド
幅のかなりの部分を占めてしまうことになり、他のアプ
リケーションの動作に支障をきたすことになる。
【0025】図5のグラッフィックスインタフェース5
0は、CPU1からビデオメモリ51に表示データをラ
イトしたり、表示データをビデオメモリ51からリード
したりすることができるので、一種のメモリインタフェ
ースと言うことが出来る。図5の構成のように、つまり
矢印のようにPCカードは、表示データ(画像データ)
を、PCカードバスブリッジ10,グラフィックスイン
タフェース50を介して、直接ビデオメモリ51にライ
トすれば、システムバス4のトラフィックを全く使わず
に表示することが出来る。また、PCカード内に出力バ
ッファを持つ必要もない。この場合、ビデオデコードP
Cカード14が表示データをビデオメモリ51に書き込
めば、表示ができるので、CPU1に対する割込を発生
させる必要がない。つまり、CPU1は、表示データを
主記憶2に取り込む必要がない。このようにすると、C
PU1の処理能力もほとんど必要にしないので、表示以
外の処理についても十分行うことができる、つまりTV
などを表示しながら、他のアプリケーションを実行する
ことができる。
【0026】なお、図5のビデオデコードPCカード1
4中において、15はコントロールインタフェース、1
6はビデオデコーダ、75はモードレジスタ、76はカ
ード情報記録装置である。
【0027】図6は、PCカードがビデオエンコーダP
Cカード17の場合の構成を示すブロック図である。ビ
デオエンコーダPCカード17は、ビデオメモリ51内
の表示データ(画像データ)をD/A変換して、NTS
Cの様なビデオ信号に変換して出力するカードである。
この構成では、表示データを順次PCカードメモリバス
20を介してリードして、ビデオエンコーダ18でアナ
ログ信号に変換する。この場合も、図5の場合と同様
に、表示データをシステムバス4からリードすると、シ
ステムバス4のバンド幅のかなりの部分を占有してしま
うことになる。従って、PCカードメモリバス20を介
して表示データをリードすることで、CPU1の処理を
ほとんど使わないで表示データをリードすることがで
き、この処理をしている間も他のアプリケーションを実
行することができる。また、表示データは、常にビデオ
メモリ51に格納してあり、ビデオエンコーダPCカー
ド17の内部には、大容量の入力バッファの様なメモリ
デバイスを実装する必要がなくなる。
【0028】図7は、ファックスモデムPCカード13
が、全二重通信でデータ転送を行っている場合である。
この場合には、PCカードメモリバス20のデータは双
方向の転送になる。つまり、受信データは、PCカード
メモリバス20を介してライトデータとしてメモリイン
タフェース21に送られ、メモリ22にライトされる。
一方、送信データは、メモリ22からPCカードメモリ
バス20を介してPCカード13に、リードデータとし
て渡される。
【0029】上述までの例では、データの流れは、リー
ドもしくはライトの一方向のみであったが、本例の場合
はデータの方向は双方向となる。データの方向を双方向
にすることにより、PCカードの種類により限定される
ことが少なくなり、より多くのPCカードでこのメモリ
22を利用できることになり、汎用性が増すことにな
る。つまり、汎用に入力バッファ及び出力バッファがP
Cのシステム内に存在することになり、PCカード内に
用意する入出力バッファは、従来に比べ激減させること
が可能となり、PCカードの低価格化にもつながる。ま
た、入出力バッファのためのメモリチップも必要ないの
で、実装の面でも従来に比べ有利である。
【0030】次に、図7を用いて動作の説明を行う。ま
ず、初期化の手順について述べる。図8は、初期化の手
順を示したフローチャートである。
【0031】最初に、ステップST1でCPU1は、フ
ァックスモデムPCカード13内にあるカード情報記憶
装置76の内容を読み出す。そして、ステップST2で
CPU1は、ファックスモデムPCカード13がPCカ
ードメモリバス20を介してデータをメモリ22にアク
セスするかどうかを、カード情報記憶装置76の内容を
見て判断する。もし、ファックスモデムPCカード13
が、PCカードメモリバス20を介してデータをメモリ
22にアクセスしない場合には、処理を終了する。
【0032】ここで、ファックスモデムPCカード13
が、PCカードメモリバス20を介してデータをメモリ
22にアクセスする場合には、ステップST3でCPU
1は、PCカードバスブリッジ10内のモードレジスタ
41の値を、PCカードメモリバス20を通してアクセ
スするモードに設定する。次に、ステップST4でCP
U1は、PCカードブリッジ10を介して、ファックス
モデムPCカード13内のモードレジスタ75に、PC
カードメモリバス20を介してデータをメモリ22にア
クセスを行うことを示す値を設定し、コントロールイン
タフェース70に対して、アドレス線m本をPCカード
メモリバス20を介してデータをメモリ22にアクセス
を行うバスに設定する。次に、ステップST5でCPU
1は、メモリインタフェース21内にあるライトポイン
タ61,リードポインタ62に初期値を設定して、ステ
ップST6で、メモリインタフェース21内にあるモー
ドレジスタ60も同様に、PCカードメモリバス20を
通してアクセスが可能となるように設定する。
【0033】こうすることにより、ファックスモデムP
Cカード13から、PCカードメモリバス20を介して
メモリ22にアクセスすることが可能となる。
【0034】この様に初期化されたファックスモデムP
Cカード13は、次のような動作を行う。受信データは
公衆回線より、A/D変換部74を通してディジタルデ
ータに変換され、ライト制御部72によりPCカードメ
モリバス20を介してメモリインタフェース21に渡さ
れ、ライトポインタ61の示すアドレスのメモリ22に
ライトされる。そのとき、メモリインタフェース21内
のライトポインタ61を同時に更新する。このようにす
ることで、ライトデータを受け取る毎に、自動的にライ
トするアドレスを更新することができる。
【0035】一方、送信データを得るには、PCカード
メモリバス20を介してメモリインタフェース21にリ
ード命令を送り、メモリインタフェース21は、リード
ポインタ62の示すメモリ22のアドレスから、データ
をリードしてリードデータとして返す。このデータをリ
ード制御部71が受け取り、D/A変換部73でアナロ
グデータに変換して、公衆回線に送出する。
【0036】ライトとリードで同じ信号線を使用してい
るため、全二重通信を行っている場合、ライト制御部7
2とリード制御部71から同時にライト命令とリード命
令が出される可能性があり、ライト制御部72とリード
制御部71でアクセスを排他的に制御する必要がある。
【0037】次に、メモリ22に対するアドレス生成方
法の詳細な説明を、図9を用いて行う。まず、PCカー
ドメモリバス20を介してメモリ22にライトアクセス
があった場合、データ入出力制御部67は、ライトデー
タとライトポインタ61のデータを、メモリアクセス制
御部63に送る。ここで、ライトポインタ61に格納さ
れている値をメモリ22のアドレスと同じ値にすること
により、メモリ22のアドレス生成を簡素化できる。デ
ータ入出力制御部67は、ライトデータとライトポイン
タをメモリアクセス制御部63に送った後、インクリメ
ント回路101に制御信号を送りライトポインタ61の
更新を行う。この様な動作を行うことにより、ライトポ
インタ61を自動的に更新でき、メモリ22のアドレス
を更新できる。リードアクセスがあった場合は、リード
データとリードポインタ62のデータをメモリアクセス
部63に送り、インクリメント回路102でリードポイ
ンタ62の更新を行い、同様の動作を行うことができ
る。
【0038】また、メモリ22内の受信データ及び送信
データは、そのままにしておくとそれぞれオーバーフロ
ー及びアンダーフローを起こしてしまうので、ライトポ
インタ61,リードポインタ62の値を割込制御部64
で常に監視しておき、ある程度受信データが溜まった
り、送信データがなくなったりすると、CPU1に対し
て割り込みを発生させるようにしておくと、CPU1は
その割り込みを受けてメモリインタフェース21内のス
テータスを読み出し、メモリ22に対して受信データを
リードしたり、送信データをライトしたりすることが出
来る。ここで、メモリ22の容量は、PCカード内に比
べて物理的に余裕があるので十分にとることができ、P
Cカード内に入出力バッファを持ったときより時間的に
余裕を持つことが出来る。
【0039】次に、割込制御部の詳細な説明を図10を
用いて行う。ライト割込位置91とライトポインタ61
の値を比較器93で比較して、ライトポインタ61の値
の方が大きければCPU1対して割込信号80を発行す
る。同様に、リード割込位置92とリードポインタ62
の値を比較器94で比較して、リードポインタ62の値
の方が大きければCPU1対して割込信号80を発行す
る。また、CPU1は、割込に対してライト側かリード
側なのかわからないので、どちらが割込を発生したのか
をステータスレジスタ90に格納しておく。この様にす
ることで、CPU1は割込に対して、まずステータスレ
ジスタ90をリードしてライト側かリード側を判断し
て、メモリ22に対して受信データをリードするか、送
信データをライトする。また、ライト割込位置91,リ
ード割込位置92には、CPU1があらかじめ、メモリ
22の容量や、CPU1が割込に反応できる時間や、フ
ァックスモデムPCカード13がメモリ22に入出力す
る単位時間当たりのデータ量などを考慮して、適切な値
を設定しておく。
【0040】図7のように、メモリインタフェース21
をPCカード専用に持つことも考えられるが、一般にP
Cシステム内には、図5,図6で示したグラッフィクス
インタフェースとビデオメモリを持っているので、これ
らを、メモリインタフェース21とメモリ22の代わり
にすることも可能である。つまり、ビデオメモリは、一
般的に表示領域の表示データを格納するより多くの容量
を持っているので、この表示に使われない領域(一般に
はオフスクリーン領域と呼ばれる)に、PCカードの入
出力バッファを割り当てることが可能である。このよう
な構成をとることにより、システムのリソースを最大限
に活用することが出来、PCカードだけでなく、本発明
によるPCカードインターフェースを持ったPCシステ
ムの価格も低く抑えることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、PCシス
テム内の大容量の記憶装置をPCカードの入出力バッフ
ァとして使用することが可能となり、バッファのオーバ
ーフローやアンダーフローを大幅に減少させ、アプリケ
ーションもスムーズに動作させることができることにつ
け加え、PCカード内に入出力バッファを持つ必要がな
くなり、部品数が減り実装にも余裕ができ、より低価格
な製品を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るPCカードバスインタ
フェースを持つPCシステムの概要を示すブロック図で
ある。
【図2】従来のPCカードバスインタフェースを持つP
Cシステムの概要を示すブロック図である。
【図3】図1中のPCカードバスブリッジの構成の1例
を示すブロック図である。
【図4】図1中のPCカードバスブリッジの構成の他の
1例を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例において、PCカードにビデオ
デコーダPCカードを用いたときの要部構成を示すブッ
ロク図である。
【図6】本発明の実施例において、PCカードにビデオ
エンコーダPCカードを用いたときの要部構成を示すブ
ッロク図である。
【図7】本発明の実施例において、バッファに双方向転
送を行う場合の要部構成の1例を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の実施例によるPCカードの初期化のフ
ローチャート図である。
【図9】図7中のメモリインタフェース内に設けられる
アドレス生成回路の1例を示すブロック図である。
【図10】図7中のメモリインタフェース内の割込制御
部の構成の1例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 中央処理演算ユニット(CPU) 2 主記憶 3 システムバス・メモリコントローラ 4 システムバス 5 表示装置 6 液晶ディスプレイ 7 ハードディスクドライブ(HDD) 8 キーボード 9 マウス 10 PCカードバスブリッジ 11 PCカードコネクタ 12 PCカード 13 ファックスモデムPCカード 14 ビデオデコードPCカード 15 コントロールインタフェース 16 ビデオデコーダ 17 ビデオエンコードPCカード 18 ビデオエンコーダ 20 PCカードメモリバス 21 メモリインタフェース 22 メモリ 40 インタフェース変換部 41 モードレジスタ 42 モード切替部 43 モード出力制御部 50 グラフィックスインタフェース 51 ビデオメモリ 60 モードレジスタ 61 ライトポインタ 62 リードポインタ 63 メモリアクセス制御部 64 割込制御部 67 データ入出力制御部 70 コントロールインタフェース 71 リード制御部 72 ライト制御部 73 D/A変換部 74 A/D変換部 75 モードレジスタ 76 カード情報記憶装置 80 割込信号 90 ステータスレジスタ 91 ライト割込位置 92 リード割込位置 93,94 比較器 101,102 インクリメント回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と、前記中央処理装置から
    アクセスが可能なシステムバスと、前記システムバスに
    接続された拡張カードのインタフェースと、前記拡張カ
    ードにアクセスする手段と、前記システムバスに接続さ
    れた記憶装置と、前記記憶装置から前記システムバス経
    由でデータを読み出す手段と、前記拡張カードから前記
    システムバスを経由しないで前記記憶装置にデータを書
    き込む手段とを、具備することを特徴とする拡張カード
    入出力制御装置。
  2. 【請求項2】 中央処理装置と、前記中央処理装置から
    アクセスが可能なシステムバスと、前記システムバスに
    接続された拡張カードのインタフェースと、前記拡張カ
    ードにアクセスする手段と、前記システムバスに接続さ
    れた記憶装置と、前記記憶装置から前記システムバス経
    由でデータを書き込む手段と、前記拡張カードから前記
    システムバスを経由しないで前記記憶装置からデータを
    読み出す手段とを、具備することを特徴とする拡張カー
    ド入出力制御装置。
  3. 【請求項3】 中央処理装置と、前記中央処理装置から
    アクセスが可能なシステムバスと、前記システムバスに
    接続された拡張カードのインタフェースと、前記拡張カ
    ードにアクセスする手段と、前記システムバスに接続さ
    れた記憶装置と、前記記憶装置から前記システムバス経
    由でデータを読み出す手段と、前記記憶装置から前記シ
    ステムバス経由でデータを書き込む手段と、前記拡張カ
    ードから前記システムバスを経由しないで前記記憶装置
    にデータを書き込む手段と、前記拡張カードから前記シ
    ステムバスを経由しないで前記記憶装置からデータを読
    み出す手段と、前記拡張カードから前記システムバスを
    経由しないで前記記憶装置にデータの書き込みアクセス
    と前記拡張カードから前記システムバスを経由しないで
    前記記憶装置からデータの読み出しアクセスを排他制御
    する手段とを、具備することを特徴とする拡張カード入
    出力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載におい
    て、 前記拡張カードから前記システムバスを経由しないで前
    記記憶装置にデータを書き込むことを許可または禁止す
    る手段を、具備することを特徴とする拡張カード入出力
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3または4記載
    において、 前記記憶装置の空き容量を検知して前記中央処理装置に
    通知する手段を、具備することを特徴とする拡張カード
    入出力制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2または3または4また
    は5記載において、 前記前記システムバスに接続された記憶装置がグラフィ
    ックスの表示データを格納する記憶装置であることを特
    徴とする拡張カード入出力制御装置。
  7. 【請求項7】 ノート型パーソナルコンピュータシステ
    ムに、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の拡張
    カード入出力制御装置が具備されることを特徴とする拡
    張カード入出力制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5616419A (en) * 1995-06-07 1997-04-01 Rohm And Haas Company Method of producing coating on reconstituted wood substrate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5616419A (en) * 1995-06-07 1997-04-01 Rohm And Haas Company Method of producing coating on reconstituted wood substrate

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