JPH0973107A - 可変チャンネル光ドロップフィルタ - Google Patents

可変チャンネル光ドロップフィルタ

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JPH0973107A
JPH0973107A JP7226830A JP22683095A JPH0973107A JP H0973107 A JPH0973107 A JP H0973107A JP 7226830 A JP7226830 A JP 7226830A JP 22683095 A JP22683095 A JP 22683095A JP H0973107 A JPH0973107 A JP H0973107A
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JP
Japan
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optical
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wavelength
output
drop filter
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JP7226830A
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Inventor
Yoshiaki Tachikawa
吉明 立川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の小型化、光半導体アンプ数の大幅
な低減、低価格化に寄与し得るだけでなく、高性能で安
定性が高い可変な光波長多重信号群可変チャンネル光ド
ロップフィルタを提供する。 【解決手段】 取り出す波長に対して必要最小数の入力
光導波路群および出力光導波路群を有する1個のアレイ
導波路格子を使用し、光分流器を介してそれらの入力光
導波路群に光切替器を接続し、アレイ導波路格子を出力
光導波路群に接続した光切替器の出力に光合流器を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システム、
特に波長分割多重(WDM:wavelength−d
ivision−multiplexing)システ
ム、光交換システム等においては、光波長多重信号の中
から所望の複数波長の光多重信号群を取り出す光波長多
重信号群可変ドロップフィルタとして用いられる可変チ
ャンネル光ドロップフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に、アレイ導波路格子を用いた従来
の可変チャンネル光ドロップフィルタを示す(参考文献
はM.Zirngibl and C.H.Joyne
r:Electronics Letters,Vo
l.30,No.9,pp.700−701,199
4)。従来技術の可変チャンネル光ドロップフィルタ
は、入力側光半導体アンプ81、1×12アレイ導波路
格子91、光半導体アンプ82、12×1アレイ導波路
格子92とからなる。光半導体アンプ82は、光信号を
通過もしくは遮断する目的で、1×12アレイ導波路格
子91の各出力導波路と12×1アレイ導波路格子92
の各入力導波路の間に各々一個ずつ合計12個設けられ
ている。
【0003】ここで、12波の波長多重信号光の中から
所望の信号光を引き落とす場合には、相当する波長光が
通過するところの、例えば第2番目の光半導体アンプ8
2を駆動して通過状態にする。この場合の動作を、図7
に示したアレイ導波路格子の通過波長の伝達マトリック
スを参照して詳しく説明する。例えば、λ1からλ12
までの12波の波長多重信号光が第1番目の1×12ア
レイ導波路格子91の入力ポート2に入力したとき、λ
1は出力ポート1へ出力し、λ2は出力ポート2へ出力
するというように、各波長に応じて異なる出力ポートに
出力され、最終的にλ12は出力ポート12へ出力され
る。すなわち、波長多重信号は、各波長に割り当てられ
た各出力ポートへ分波される。ここで、例えば、第1番
目の光半導体アンプと第2番目の光半導体アンプとを電
流駆動して通過状態にすれば、λ1とλ2の2波の信号
光だけが光半導体アンプ82を通過し、12×1アレイ
導波路格子92の入力ポート1と入力ポート2に各々入
力され、そこで合波されて2波多重信号光として出力ポ
ート2から出力される。このように、従来技術では、1
2波長の波長多重信号の中から所望の波長多重信号群を
ドロップさせるには、全く等しい合分波特性をもつ1×
12アレイ導波路格子91と12×1アレイ導波路格子
92を2個組み合わせて用いる必要があった。さらに、
波長数と同じ数の光半導体アンプ3を備えておくことが
必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
全く同じ光合分波特性を有するアレイ導波路格子を2個
組み合わせて用いる必要があった。また、波長の異なる
多重信号光の中から所望の複数波長の信号群を取り出す
場合、光切替手段として、取り出す波長多重信号数と同
じ数の光半導体アンプを設けておく必要があった。ま
た、同時にアレイ導波路格子の出力あるいは入力の数も
取り出す波長数と同じ数だけ必要であった。このため、
波長多重数の増加に伴って回路規模が極めて大きくなる
という問題があった。一般に、アレイ導波路格子では、
中央入力ポートと両端出力ポート間での挿入損失は、中
央入力ポートと中央出力ポート間での挿入損失より大き
い。従来の構成では、両端の入力あるいは出力ポートま
で使用するため、2つのアレイ導波路格子の通過で挿入
損失の差がさらに大きくなり、ドロップされる信号の光
出力が波長毎に不揃いになる問題があった。また、光半
導体アンプが1ケ所に集合するため、隣接する光半導体
アンプ間での電気クロストーク(電流リーク)が無視で
きなかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、回路規模の小型化、光半導体アンプ数の大幅
な低減、低価格化に寄与し得るだけでなく、高性能で安
定性が高い可変な光波長多重信号群可変チャンネル光ド
ロップフィルタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の波長多重信号群
可変チャンネル光ドロップフィルタの動作原理を簡単に
述べる。図7は12×12アレイ導波路格子の入出力に
対する通過波長の関係を示す伝達マトリックスであり、
この伝達マトリックスを用いて説明する。一般に、アレ
イ導波路格子の通過波長は、使用する入出力ポートで原
理的に決まる。例えば、入力ポート6と出力ポート9を
使用すると、通過波長はλ1となる。次に、入力ポート
6と出力ポート10を使用すると、通過波長はλ2とな
る。このように、1個の3×4アレイ導波路格子を用い
て、入力ポート4,6,8と出力ポート3,4,9,1
0を組み合わせて使用すると、従来技術で不可欠だった
13個の入力ポート数よりも少ない7個の入出力ポート
数で、従来技術と同じ12波長の通過特性が得られる。
さらに、各波長が通過するこれらの入出力ポートの各々
に光切替器を接続して駆動すれば、従来技術で必要だっ
た13個の光切替器よりも少ない7個の光切替器で、従
来技術と同じ12波長の波長多重信号光の中から任意の
波長多重信号群をドロップすることができる。すなわ
ち、かかる構成を定量的に換言すれば、入力光導波路群
の本数を整数M1で表し、出力光導波路群の本数を整数
M2で表し、アレイ導波路格子の合分波する波長種の数
を整数Nで表すと、M1+M2<Nとなることである。
なお、M1とM2は同じ整数値をとる場合もある。
【0007】すなわち、本発明の可変チャンネル光ドロ
ップフィルタは、取り出す波長に対して必要最小数の入
力光導波路群および出力光導波路群を有する1個のアレ
イ導波路格子を使用し、光分流器を介してそれらの入力
光導波路群に光切替器を接続し、アレイ導波路格子の出
力光導波路群に接続した光切替器の出力に光合流器を設
けるように構成したため、必要最小数の入出力を有する
アレイ導波路格子と必要最小数の光切替器を用いて、本
発明の目的である波長多重信号の中から特定の波長多重
信号群を取り出すことが可能となる。また、光切替器を
切り替えて任意の波長多重信号群を取捨選択できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明にかかる可変チャンネル光
ドロップフィルタの第1の実施の形態は、M1(M1は
整数)本の入力光導波路群と、第1の平面光導波路と、
長さの異なる光導波路群と、第2の平面光導波路と、M
2(M2は整数であり、M1=M2の場合もある)本の
出力光導波路群よりなるN(Nは整数)種の波長を合分
波するアレイ導波路格子を有し、前記アレイ導波路格子
の入力部に光分流器が設置され、前記アレイ導波路格子
の出力部に光合流器が設置され、さらに前記入力光導波
路群または前記出力光導波路群の少なくとも一方の各々
の光導波路に光切替器が設置され、M1とM2の和は、
Nより小となっていることを特徴とする。この構成によ
り、必要最小数の入出力を有するアレイ導波路格子と必
要最小数の光切替器を用いて、本発明の目的である波長
多重信号の中から特定の波長多重信号群を取り出すこと
が可能となる。また、光切替器を切り替えて任意の波長
多重信号群を取捨選択できる。
【0009】また、本発明に係る可変チャンネル光ドロ
ップフィルタの第2の実施の形態は、前記第1の実施の
形態において、前記光切替器が光増幅器であることを特
徴とする。
【0010】さらに、本発明にかかる第3の実施の形態
は、前記第1または第2の実施の形態において、前記光
分流器、光合流器、光切替器およびアレイ導波路格子が
同一基板上に搭載されていることを特徴とする。この構
成により、装置の小型、低価格、高安定を実現すること
が可能となる。
【0011】また、本発明に係る可変チャンネル光ドロ
ップフィルタの第4の実施の形態は、前記第1の形態に
おいて、前記第1の形態において、前記光切替器が光フ
ァイバスイッチであることを特徴とする。
【0012】さらにまた、本発明に係る可変チャンネル
光ドロップフィルタの第5の実施の形態は、前記第1の
形態において、前記光切替器がマッハ・ツェンダー干渉
計型の光導波路スイッチであることを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明にかかる可変チャンネル光ドロ
ップフィルタの実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0014】(実施例1)図1および図2は、本発明の
第1の実施例を示すもので、本発明に係る波長多重信号
群可変チャンネル光ドロップフィルタの構成図である。
図1が本第1の実施例の第1の構成であり、図2は第2
の構成として、図1の構成と同じ入出力ポートの組み合
わせで、信号の入出力を逆転させた場合を示す。
【0015】この波長多重信号群可変チャンネル光ドロ
ップフィルタは、アレイ導波路格子1、光切替器(光増
幅器)21、光分流器および光合流器(光カプラ)31
および32、伝送用光ファイバ4および5とから構成さ
れている。
【0016】アレイ導波路格子1は、シリコン(Si)
基板や石英(SiO2 )基板(基板7)上に石英系ガラ
ス導波路等で作製される。あるいは、LN基板(基板
7)上にTi拡散のニオブ酸リチウム(LiNbO3
導波路で作製したり、InPやGaAs基板(基板7)
上にInGaAsP,GaAlAs等の光半導体導波路
で作製される。
【0017】光切替器21は、アレイ導波路格子1の入
出力ポート間で決まる波長光を通過もしくは阻止するも
ので、例えば、InGaAsP,GaAlAs等の光半
導体アンプを用いる。あるいは、Er等の希土類添加ガ
ラス導波路アンプやニオブ酸リチウム(LiNbO3
導波路アンプ、YAG結晶の光導波路アンプ、Er等の
希土類添加光ファイバアンプやPrドープフッ化物ファ
イバアンプ等が好適に用いられる。
【0018】光分流器31および光合流器32は、通常
の単一モードファイバ、分散シフトファイバ、偏波保持
ファイバ等が複数束ねられて溶融等により作製されたも
ので、アレイ導波路格子1の入力部あるいは出力部に設
けられた光半導体アンプ2(光切替器21あるいは22
(図2))に接続され、光半導体アンプ2に入力するた
めに波長多重光を分岐する手段あるいは光半導体アンプ
2で選択された波長の光を合波する手段として用いられ
る。ここでは、光分流器31と光合流器32としては、
分岐比1:4の1×4光ファイバカプラや分岐比1:8
の1×8光ファイバカプラを用いる。
【0019】光ファイバ4および5は、通常の単一モー
ドファイバ、分散シフトファイバ、偏波保持ファイバ等
が用いられる。
【0020】本実施例の4×8アレイ導波路格子を用い
た光波長多重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタ
の動作を以下に詳しく述べる。図1に示すように、例え
ば、アレイ導波路格子1の入力ポート11,15,1
9,23と出力ポート7,8,9,10および23,2
4,25,26を使用し、入力ポート11,15,1
9,23に#1,#2,#3,#4の光半導体アンプ
(光切替器)21が各々設けられている場合の波長多重
信号群のドロップ動作について、以下に詳細に説明す
る。
【0021】32波の波長多重信号を伝送用光ファイバ
4より入力し、入力ポート側の1×4光カプラ31で分
岐してアレイ導波路格子1へ入力し、アレイ導波路格子
1の出力は出力ポート側の1×8光カプラ32で合波し
て伝送用光ファイバ5から出力する場合、32波長多重
信号の中から8波長単位で波長多重信号群を取り出すと
すれば、例えば、入力ポート11に接続された#1の光
半導体アンプ21を駆動させれば、波長信号群{λ1,
λ2,λ3,λ4,λ17,λ18,λ19,λ20}
が1×8光カプラ32で合波され、伝送用光ファイバ5
から取り出すことができる。次に、駆動する光半導体ア
ンプ21を切り替えてポート15に接続された#2の光
半導体アンプ21を駆動すれば、今度は別の組み合わせ
の波長信号群{λ5,λ6,λ7,λ8,λ21,λ2
2,λ23,λ24}が選択され、1×8光カプラ32
で合波され、伝送用光ファイバ5から取り出すことがで
きる。
【0022】一方、本第1の実施例の第2の構成とし
て、上記と同じ入出力ポートの組み合わせで、信号の入
出力を逆転させた場合を図2に示す。今度は、32波の
波長多重信号を出力ポート側の1×8光カプラ32で分
岐してアレイ導波路格子1へ入力し、入力ポート側の1
×4光カプラ31で合波して、出力する場合、アレイ導
波路格子1の出力ポート23,24,25,26に各々
設けた#9,#10,#11,#12の光半導体アンプ
21を駆動すれば、上記と異なる16波の波長信号群
{λ1,λ2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8,
λ9,λ10,λ11,λ12,λ13,λ14,λ1
5,λ16}が、1×4光カプラ31で合波され、伝送
用光ファイバ4より取り出すことができる。ここでは、
4×8アレイ導波路格子1の入出力ポートは、上記の組
み合せを使用したが、これに限定されるものではない。
このように、アレイ導波路格子1の信号が入力する側に
のみ光半導体アンプ21あるいは22を設ける構成にす
れば、光半導体アンプ21あるいは22で発生する自然
放出光成分を大幅に低減することができる。
【0023】これまでは、光半導体アンプ2をアレイ導
波路格子の入力部あるいは出力部の一方に用いた構成に
ついて述べてきたが、アレイ導波路格子1の入力側と出
力側の両方に光半導体アンプ2を設けても、同じように
波長多重信号群のドロップ動作を生ぜしめることができ
る。その場合の実施例について以下に述べる。
【0024】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例を示すもので、本発明にかかる光波長多重信号群可変
チャンネル光ドロップフィルタの構成図である。この波
長多重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタの前記
第1の実施例のフィルタと共通する基本動作について
は、説明を省略する。この波長多重信号群可変チャンネ
ル光ドロップフィルタが第1の実施例1のフィルタと異
なる点は、前記4×8アレイ導波路格子1の入力部と出
力部の両方に光半導体アンプ21および22が各々設け
られている点である。このようにすると、伝送用光ファ
イバ4より入力されて1×4光カプラ31により分岐さ
れた波長多重信号のうち、少なくとも1波以上で最大3
2波までの所望の波長多重信号群が光半導体アンプ2の
駆動により選択され、1×8光カプラ32を介して多重
化され、1本の共通の伝送用光ファイバ5より取り出す
ことができる。例えば、図3に示す構成で、入力側の#
1の光半導体アンプ21と出力側の#9,#10,#1
1,#12の光半導体アンプ22の5個を同時に駆動す
れば、4波長からなる波長多重信号群{λ1,λ2,λ
3,λ4}を1×8光カプラ32より抽出することがで
きる。次に、駆動する入力側の光半導体アンプ21を#
2に切り替えれば、異なる波長多重群{λ5,λ6,λ
7,λ8}が抽出される。
【0025】一方、図4に、本実施例の第2の構成を示
す。この構成が図3の第1の構成と異なる点は、4×8
アレイ導波路格子1の出力ポート7,8,9,10およ
び出力ポート23,24,25,26に、1×4光カプ
ラ321と322が各々接続され、それらの光カプラの
出力ポートの各々に#5,#6の光半導体アンプ22を
設け、それら光半導体アンプ22の出力は1×2光カプ
ラ33へ接続されていることである。このようにする
と、例えば、入力側の#1の光半導体アンプ21と出力
側の#6の光半導体アンプ22の2個を同時に駆動すれ
ば、図3と全く同様に4波の多重信号群{λ1,λ2,
λ3,λ4}が1×2光カプラ33より抽出できる。次
に、駆動する入力側の光半導体アンプ21を#2に切り
替えれば、異なる波長多重群{λ5,λ6,λ7,λ
8}が抽出される。これらの場合は、使用する光半導体
アンプの数は2個で済むという特徴がある。
【0026】このように、使用するアレイ導波路格子1
の特定の入出力ポートの組み合せにより、32波の中か
ら所望の組み合せの波長多重信号群のみを光半導体アン
プ2の駆動により抽出することができる。ここで、波長
多重信号光が1×4および1×8光カプラ3を通過する
ことで生じる分岐損失1/4あるいは1/8は、光半導
体アンプ2の利得で補償することができる。
【0027】一方、アレイ導波路格子の出力導波路に接
続された光半導体アンプの代わりに、光ファイバスイッ
チ等を用いれば自然放出光成分の低減に有効である。あ
るいは、マッハ・ツェンダー干渉計型の2×2光導波路
スイッチ等を用いてもよい。
【0028】一般に、波長多重信号の中から取り出し可
能な波長多重信号群は、アレイ導波路格子型合分波器1
の入力ポートaと出力ポートbの特定の組み合せで決ま
る。光カプラ31より入力され、等分配された波長多重
信号は、各光半導体アンプ21に入力されるが、これら
の番号aの入力ポートに各々接続された光半導体アンプ
21によりまず大まかな波長群に分類され、さらに、番
号bの出力ポートに接続された相当する光半導体アンプ
22を駆動することにより、特定され、波長多重信号の
中から所望の波長多重信号群{λa+b}のみを光カプ
ラ32で合波して取り出すことができる。ここで重要な
のは、アレイ導波路格子1の特定の入出力の組み合せを
使用し、その入出力部の各々に光半導体アンプ21およ
び22を備え、それらの入出力部の光半導体アンプは各
々光カプラに接続されていることである。このようにす
ると、光カプラ31より入力した波長多重信号がアレイ
導波路格子1に入力しようとする際に、所望の波長多重
信号群{λa+b}が通過するアレイ導波路格子1の入
出力部に接続された光半導体アンプ2を駆動すれば、波
長多重信号の中から所望の波長信号群{λa+b}だけ
を群単位で選択して光カプラ32よりまとめてドロップ
することができる。
【0029】(実施例3)図5は、本発明の第3の実施
例を示すもので、本発明にかかる光波長多重信号群可変
チャンネル光ドロップフィルタの構成図である。この光
波長多重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタの基
本動作は、第1の実施例のフィルタと同じであるので説
明を省略する。この光波長多重信号群可変ドロップフィ
ルタが第1ないし第2の実施例のフィルタと異なる点
は、この光波長多重信号群可変ドロップフィルタにおい
て、複数の入力導波路あるいは複数の出力導波路に接続
された光切替器、該光切替器に接続された光分流器ある
いは光合流器、それらの要素を結ぶ光ファイバ(光導波
路)が、該アレイ導波路格子1と同一の基板7上に集積
されていることを特徴とする。これにより、接続用光フ
ァイバや光コネクタ等の部品点数が削除され、低価格化
を図ることができる。その結果、動作特性の安定性、信
頼性の向上を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光波長多
重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタは、アレイ
導波路格子の定められた入出力部を使用することによ
り、従来不可欠だった選択可能な波長数とほぼ同数の入
出力ポート数および光半導体アンプは不要となる。した
がって、構成を単純にすることができる。また、アレイ
導波路格子は狭帯域な光フィルタとして動作するので、
不要な雑音光成分を除去することができる。
【0031】また、本構成によれば、アレイ導波路格子
の各入出力ポート間での挿入損失がほぼ一定になるた
め、ドロップされる信号の光出力が波長毎に揃う効果が
ある。
【0032】また、本構成によれば、光半導体アンプが
分散して配置されるので、隣接する光半導体アンプから
の電気クロストークが低減する効果がある。
【0033】さらに、本構成によれば、アレイ導波路格
子に必要な入出力ポート数、光半導体アンプの数を大幅
に低減できるので、回路規模が縮小され、さらに部品点
数が削除される。その結果、低価格化、高信頼化が可能
となる。
【0034】また、光半導体アンプをアレイ導波路格子
の入出力部の両方に設ける構成では、予め決められた入
出力部の光半導体アンプを組み合わせて駆動すること
で、波長多重信号光の中から所望の少なくとも1波の波
長多重信号群を群単位で取り出すことができる。
【0035】また、全ての構成要素をアレイ導波路格子
と同一基板上に光集積する構成では、小型化、低価格
化、高信頼化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の第1の構成の光波長多
重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタを示す構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施例の第2の構成の光波長多
重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタを示す構成
図である。
【図3】本発明の第2の実施例の第1の構成の光波長多
重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタを示す構成
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の第2の構成の光波長多
重信号群可変チャンネル光ドロップフィルタを示す構成
図である。
【図5】本発明の第3の実施例の光波長多重信号群可変
チャンネル光ドロップフィルタを示す構成図である。
【図6】従来発明の光波長多重信号可変チャンネル光ド
ロップフィルタを示す構成図である。
【図7】アレイ導波路格子の通過波長の伝達マトリック
スを示す図である。
【符号の説明】
1 4×8アレイ導波路格子 2,21,22 光半導体アンプ(光切替器) 3 光分流合流器(光カプラ) 4 伝送用光ファイバ 5 伝送用光ファイバ 6a 入力ポート(入力部) 6b 出力ポート(出力部) 7 基板 31 光分流器(1×4光ファイバカプラ) 32 光合流器(1×8光ファイバカプラ) 33 光合流器(1×2光ファイバカプラ) 81 入力用光半導体アンプ 82 光半導体アンプ 91,92 12×12アレイ導波路格子 321,322 光合流器(1×4光ファイバカプラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/02 H04B 10/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M1(M1は整数)本の入力光導波路群
    と、第1の平面光導波路と、長さの異なる光導波路群
    と、第2の平面光導波路と、M2(M2は整数であり、
    M1=M2の場合もある)本の出力光導波路群よりなる
    N(Nは整数)種の波長を合分波するアレイ導波路格子
    を有し、 前記アレイ導波路格子の入力部に光分流器が設置され、
    前記アレイ導波路格子の出力部に光合流器が設置され、
    さらに前記入力光導波路群または前記出力光導波路群の
    少なくとも一方の各々の光導波路に光切替器が設置さ
    れ、 M1とM2の和は、Nより小となっていることを特徴と
    する可変チャンネル光ドロップフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記光切替器が光増幅器であることを特
    徴とする請求項1に記載の可変チャンネル光ドロップフ
    ィルタ。
  3. 【請求項3】 前記光分流器、光合流器、光切替器およ
    びアレイ導波路格子が同一基板上に搭載されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の可変チャンネル
    光ドロップフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記光切替器が光ファイバスイッチであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の可変チャンネル光
    ドロップフィルタ。
  5. 【請求項5】 前記光切替器がマッハ・ツェンダー干渉
    計型の光導波路スイッチであることを特徴とする請求項
    1に記載の可変チャンネル光ドロップフィルタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6400498B1 (en) 1997-05-29 2002-06-04 Nec Corporation Optical signal repeating and amplifying device and optical level adjusting device
JP2019159016A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 日本電信電話株式会社 光入出力装置およびその作製方法

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US6400498B1 (en) 1997-05-29 2002-06-04 Nec Corporation Optical signal repeating and amplifying device and optical level adjusting device
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