JPH0968941A - 無電極蛍光ランプを使用した看板 - Google Patents
無電極蛍光ランプを使用した看板Info
- Publication number
- JPH0968941A JPH0968941A JP7224987A JP22498795A JPH0968941A JP H0968941 A JPH0968941 A JP H0968941A JP 7224987 A JP7224987 A JP 7224987A JP 22498795 A JP22498795 A JP 22498795A JP H0968941 A JPH0968941 A JP H0968941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signboard
- coil
- fluorescent lamp
- discharge
- electrodeless fluorescent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】長寿命で放電容器の形状の自由度が従来の光源
よりも高い、無電極蛍光ランプを使用して看板表面を発
光させるようにした。 【効果】ランプ交換等の看板の維持を容易にし、看板表
面の均一性を高めることができる。
よりも高い、無電極蛍光ランプを使用して看板表面を発
光させるようにした。 【効果】ランプ交換等の看板の維持を容易にし、看板表
面の均一性を高めることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内部もしくは近傍にラン
プを備えた看板に関する。
プを備えた看板に関する。
【０００２】
【従来の技術】看板は不特定多数の人に情報を伝達する
ため、高所に設置されることが多い。また、より効果的
に視覚に訴えるために内部もしくは近傍にランプを備え
たものも多く用いられている。
ため、高所に設置されることが多い。また、より効果的
に視覚に訴えるために内部もしくは近傍にランプを備え
たものも多く用いられている。
【０００３】高所に設置されるような看板にとっては、
寿命に達したランプを交換するのが困難であるため、よ
り長寿命で看板を隈なく鮮やかに見せるランプが適して
いる。
寿命に達したランプを交換するのが困難であるため、よ
り長寿命で看板を隈なく鮮やかに見せるランプが適して
いる。
【０００４】従来の看板に用いられる光源は、電球，両
端に電極を有する蛍光ランプ，HIDランプ等であった。
これらの光源の寿命は、電球についてはフィラメントの
消耗で決まり、一千時間程度の短いものであった。蛍光
ランプについては、電極に塗布された放電空間中に電子
を放出しやすい電子放射物質がイオンによるスパッタリ
ングや、温度が上がることによる蒸発により飛散減少し
て、この電子放射物質が消耗し尽くすことにより電子が
電極から放出しにくくなり放電を維持出来なくなるとい
ったように、電子放射物質の消耗で決まり、数千時間程
度の短いものであった。またこれらのランプの大きさ
は、看板と比べて通常小さいものであった。
端に電極を有する蛍光ランプ，HIDランプ等であった。
これらの光源の寿命は、電球についてはフィラメントの
消耗で決まり、一千時間程度の短いものであった。蛍光
ランプについては、電極に塗布された放電空間中に電子
を放出しやすい電子放射物質がイオンによるスパッタリ
ングや、温度が上がることによる蒸発により飛散減少し
て、この電子放射物質が消耗し尽くすことにより電子が
電極から放出しにくくなり放電を維持出来なくなるとい
ったように、電子放射物質の消耗で決まり、数千時間程
度の短いものであった。またこれらのランプの大きさ
は、看板と比べて通常小さいものであった。
【０００５】上記したようなランプで看板を照明する従
来の技術では、看板表面の照度分布が、均一に出来ず、
寿命も満足のいくレベルであったとは言えない。
来の技術では、看板表面の照度分布が、均一に出来ず、
寿命も満足のいくレベルであったとは言えない。
【０００６】近年、長寿命のランプとして無電極蛍光ラ
ンプが検討されている。例えば、特開昭63−310550号公
報がある。無電極蛍光ランプは放電気体を封入した放電
容器に近接して配置した励起コイルに高周波電流を流
し、または放電容器に近接して配置した一対の対向電極
に高周波電圧を印加し、発生する高周波電磁界で放電容
器内の放電気体を放電，発光させる。高周波の周波数は
数ＭＨｚから数十ＭＨｚ程度である。この無電極蛍光ラ
ンプは放電容器内に電極を持たないため、電子放射物質
の消耗に関係なく、長寿命であることが特徴である。
ンプが検討されている。例えば、特開昭63−310550号公
報がある。無電極蛍光ランプは放電気体を封入した放電
容器に近接して配置した励起コイルに高周波電流を流
し、または放電容器に近接して配置した一対の対向電極
に高周波電圧を印加し、発生する高周波電磁界で放電容
器内の放電気体を放電，発光させる。高周波の周波数は
数ＭＨｚから数十ＭＨｚ程度である。この無電極蛍光ラ
ンプは放電容器内に電極を持たないため、電子放射物質
の消耗に関係なく、長寿命であることが特徴である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】通常、高所に設置され
がちな看板では、寿命に達したランプを交換するのが困
難であるため、より長寿命で看板を隈なく鮮やかに見せ
るランプが適している。従来の看板に使用されてきた光
源では寿命が短く、看板と比べて比較的小さいので看板
表面の照度分布を均一に出来ず、これを満足するのは困
難であった。
がちな看板では、寿命に達したランプを交換するのが困
難であるため、より長寿命で看板を隈なく鮮やかに見せ
るランプが適している。従来の看板に使用されてきた光
源では寿命が短く、看板と比べて比較的小さいので看板
表面の照度分布を均一に出来ず、これを満足するのは困
難であった。
【０００８】本発明の目的は、従来の看板に組み込まれ
る光源の寿命面や看板表示部表面の均一照度化を改善す
ることにある。
る光源の寿命面や看板表示部表面の均一照度化を改善す
ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題は、長寿命で放
電容器の形状の自由度が従来の光源よりも高い、無電極
蛍光ランプを使用することで解決出来る。
電容器の形状の自由度が従来の光源よりも高い、無電極
蛍光ランプを使用することで解決出来る。
【００１０】例えば、内部に電極を有しない平面状の放
電容器と上記放電容器の近くにあって、高周波電流を流
し高周波誘導電磁界を発生させるための多数個の平面状
コイルと点灯に必要な高周波電源とから平面光源装置を
構成し、これを組み込んだ看板にすることにより解決出
来る。
電容器と上記放電容器の近くにあって、高周波電流を流
し高周波誘導電磁界を発生させるための多数個の平面状
コイルと点灯に必要な高周波電源とから平面光源装置を
構成し、これを組み込んだ看板にすることにより解決出
来る。
【００１１】
【作用】この解決手段で、高周波電源及び多数個の平面
状コイルにより高周波誘導電磁界を発生させ、放電容器
により放電，発光させることにより平面状発光が可能に
なり、しかも、電極を用いないため長寿命，高効率な光
源が実現できる。また、各コイルを個別に駆動すること
により部分発光が可能なため、放電容器の発光面に文字
板を取り付けて文字などの情報を表示する大型ディスプ
レイとしての機能が実現できる。また、これに限らず看
板の形状・用途に応じて放電容器の形状や、放電容器内
の放電を発生させるための高周波電磁界を発生させるコ
イルの形状を決めることにより実現できる。
状コイルにより高周波誘導電磁界を発生させ、放電容器
により放電，発光させることにより平面状発光が可能に
なり、しかも、電極を用いないため長寿命，高効率な光
源が実現できる。また、各コイルを個別に駆動すること
により部分発光が可能なため、放電容器の発光面に文字
板を取り付けて文字などの情報を表示する大型ディスプ
レイとしての機能が実現できる。また、これに限らず看
板の形状・用途に応じて放電容器の形状や、放電容器内
の放電を発生させるための高周波電磁界を発生させるコ
イルの形状を決めることにより実現できる。
【００１２】
【実施例】図１は本発明による看板の一実施例を示す。
防水構造の看板本体９，アクリル製パネル１０とそれら
の内部に収納されている大形平面状無電極蛍光ランプと
から全体を構成している。大形平面状無電極蛍光ランプ
の放電容器１はガラス容器からできている。外観は箱形
をしており、放電容器１の中にはアルゴン等のガスと水
銀が封入されている。放電容器１の内面には蛍光体２が
塗布されている。また放電容器１の外面には光透過性の
導電膜３が塗布され、高周波電磁場の漏れを防いでい
る。
防水構造の看板本体９，アクリル製パネル１０とそれら
の内部に収納されている大形平面状無電極蛍光ランプと
から全体を構成している。大形平面状無電極蛍光ランプ
の放電容器１はガラス容器からできている。外観は箱形
をしており、放電容器１の中にはアルゴン等のガスと水
銀が封入されている。放電容器１の内面には蛍光体２が
塗布されている。また放電容器１の外面には光透過性の
導電膜３が塗布され、高周波電磁場の漏れを防いでい
る。
【００１３】放電容器１の下部には点灯回路７が設置さ
れ商用電源に接続するための電力供給口８がある。点灯
回路７は商用電源から数ＭＨｚの高周波を発生してい
る。点灯回路７の高周波出力はシート６内部に複数個設
けられた平面渦巻状励起コイル５に接続されている。
又、放電容器１と平面渦巻状励起コイル５付シート６を
接合するためフリットガラス４を用いる。
れ商用電源に接続するための電力供給口８がある。点灯
回路７は商用電源から数ＭＨｚの高周波を発生してい
る。点灯回路７の高周波出力はシート６内部に複数個設
けられた平面渦巻状励起コイル５に接続されている。
又、放電容器１と平面渦巻状励起コイル５付シート６を
接合するためフリットガラス４を用いる。
【００１４】図２に平面渦巻状励起コイル５，シート
６，点灯回路７の部分の斜視図を示す。点灯時の動作は
次のようになる。商用電源に接続され、点灯回路７から
平面渦巻状励起コイル５に高周波電力が供給される。コ
イルの周りに発生している高周波電磁場によってコイル
の周りにコイルと同心のリング状の高周波プラズマが発
生する。高周波プラズマ中から発生する紫外線が蛍光体
２に照射されて可視光に変換され、放電容器１の外側に
取り出され、看板表面１０を透過する。
６，点灯回路７の部分の斜視図を示す。点灯時の動作は
次のようになる。商用電源に接続され、点灯回路７から
平面渦巻状励起コイル５に高周波電力が供給される。コ
イルの周りに発生している高周波電磁場によってコイル
の周りにコイルと同心のリング状の高周波プラズマが発
生する。高周波プラズマ中から発生する紫外線が蛍光体
２に照射されて可視光に変換され、放電容器１の外側に
取り出され、看板表面１０を透過する。
【００１５】図３に他の実施例の断面図を示す。円筒状
のガラス製放電容器１の外側に、これより管径の大きい
ガラス管１１を設け、ガラス管１１には高周波電磁場を
発生させるためのコイルを巻き、点灯回路７に接続す
る。円筒状のガラス製放電容器１の内面には蛍光体２を
塗布している。看板照明本体９の内部には点灯回路７が
設置され商用電源に接続するための電力供給口８があ
る。点灯回路７は数ＭＨｚの高周波を発生している。こ
の高周波出力はガラス管１１に巻かれたコイルに接続さ
れている。
のガラス製放電容器１の外側に、これより管径の大きい
ガラス管１１を設け、ガラス管１１には高周波電磁場を
発生させるためのコイルを巻き、点灯回路７に接続す
る。円筒状のガラス製放電容器１の内面には蛍光体２を
塗布している。看板照明本体９の内部には点灯回路７が
設置され商用電源に接続するための電力供給口８があ
る。点灯回路７は数ＭＨｚの高周波を発生している。こ
の高周波出力はガラス管１１に巻かれたコイルに接続さ
れている。
【００１６】点灯時の動作は次のようになる。商用電源
に接続され、点灯回路７からガラス管１１に巻かれたコ
イルに高周波電力が供給される。コイルの内側に発生し
ている高周波電磁場によって放電容器内に高周波プラズ
マが発生する。高周波プラズマ中から発生する紫外線が
蛍光体２に照射されて可視光に変換され、円筒状のガラ
ス製放電容器１の外側に取り出され看板表面１２を透過
する。なお、高周波電磁場の漏れを防ぐため、看板本体
９はアルミ等の金属で構成され、看板表面１２は金属メ
ッシュ入りのガラスで構成される。
に接続され、点灯回路７からガラス管１１に巻かれたコ
イルに高周波電力が供給される。コイルの内側に発生し
ている高周波電磁場によって放電容器内に高周波プラズ
マが発生する。高周波プラズマ中から発生する紫外線が
蛍光体２に照射されて可視光に変換され、円筒状のガラ
ス製放電容器１の外側に取り出され看板表面１２を透過
する。なお、高周波電磁場の漏れを防ぐため、看板本体
９はアルミ等の金属で構成され、看板表面１２は金属メ
ッシュ入りのガラスで構成される。
【００１７】実施例では放電容器１内への封入物質とし
て水銀とアルゴンガスとした。しかし本発明ではこれら
に限定するものではない。例えば、水銀の代わりに各種
アマルガムを用いることができる。この場合にはランプ
の動作時のランプの温度によって最も発光効率が良いア
マルガムを選択することが好ましい。このことによって
ランプの様々な動作条件に対応できるようになる。また
アルゴンガスの代わりにキセノンガスやネオンガスを用
いることができる。また、まったく水銀を用いずキセノ
ンなどの希ガスのみでも良い。この場合には周囲温度に
左右されず温度特性が安定し、始動時の立上りの早いラ
ンプが実現できる。
て水銀とアルゴンガスとした。しかし本発明ではこれら
に限定するものではない。例えば、水銀の代わりに各種
アマルガムを用いることができる。この場合にはランプ
の動作時のランプの温度によって最も発光効率が良いア
マルガムを選択することが好ましい。このことによって
ランプの様々な動作条件に対応できるようになる。また
アルゴンガスの代わりにキセノンガスやネオンガスを用
いることができる。また、まったく水銀を用いずキセノ
ンなどの希ガスのみでも良い。この場合には周囲温度に
左右されず温度特性が安定し、始動時の立上りの早いラ
ンプが実現できる。
【００１８】また、実施例で光源面積に対する制限は特
に無く、平面渦巻状励起コイル５の数を増やすことによ
って光源を大型化することが可能である。
に無く、平面渦巻状励起コイル５の数を増やすことによ
って光源を大型化することが可能である。
【００１９】なお、平面渦巻状励起コイル５付シート６
は、平面渦巻状励起コイル５及びシート６を透光性の材
料で構成することにより、上面の導電膜３と放電容器１
の間に配置することもできる。
は、平面渦巻状励起コイル５及びシート６を透光性の材
料で構成することにより、上面の導電膜３と放電容器１
の間に配置することもできる。
【００２０】また、実施例ではいずれも高周波電磁界の
発生手段としてコイルを用いたが、例えば、放電容器の
両端（外側）に平板状の電極を設置し、高周波電圧を印
加して、高周波電界で高周波プラズマが発生するように
構成しても良い。
発生手段としてコイルを用いたが、例えば、放電容器の
両端（外側）に平板状の電極を設置し、高周波電圧を印
加して、高周波電界で高周波プラズマが発生するように
構成しても良い。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、長寿命の無電極蛍光ラ
ンプを備えた看板にすることで、ランプ交換等の看板の
維持を容易にし、看板表面の均一照度化が実現できる。
ンプを備えた看板にすることで、ランプ交換等の看板の
維持を容易にし、看板表面の均一照度化が実現できる。
【図１】本発明による看板の一実施例を示す説明図。
【図２】図１の平面光源装置の平面渦巻状励起コイルと
点灯回路及び電力供給口を示す説明図。
点灯回路及び電力供給口を示す説明図。
【図３】本発明による看板の他の一実施例を示す説明
図。
図。
１…放電容器、２…蛍光体、３…光透過性の導電膜、４
…フリットガラス、５…平面渦巻状励起コイル、６…シ
ート、７…点灯回路、８…電力供給口、９…看板本体、
１０…アクリル製パネル。
…フリットガラス、５…平面渦巻状励起コイル、６…シ
ート、７…点灯回路、８…電力供給口、９…看板本体、
１０…アクリル製パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 誠 東京都青梅市藤橋888番地 株式会社日立 製作所熱器ライティング事業部内
Claims (1)
- 【請求項１】放電状態に励起し得るガス充填物を内部に
封入した光透過性の放電容器と、放電により発生した紫
外線を可視光に変換するための上記放電容器の内部また
は近傍に設けられた蛍光体と、上記放電容器に密接して
放電を発生させるための高周波電磁界を発生させる手段
と、高周波電力を供給するための手段または、別置きと
した高周波電源とより成ることを特徴とする無電極蛍光
ランプを使用した看板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7224987A JPH0968941A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 無電極蛍光ランプを使用した看板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7224987A JPH0968941A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 無電極蛍光ランプを使用した看板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968941A true JPH0968941A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16822329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7224987A Pending JPH0968941A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 無電極蛍光ランプを使用した看板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968941A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007042429A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | U-Tec Kk | 放電ランプ |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP7224987A patent/JPH0968941A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007042429A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | U-Tec Kk | 放電ランプ |
| JP4629530B2 (ja) * | 2005-08-03 | 2011-02-09 | ユーテック株式会社 | 放電ランプ |
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