JPH0968616A - 光ファイバ収納装置 - Google Patents

光ファイバ収納装置

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Publication number
JPH0968616A
JPH0968616A JP7225177A JP22517795A JPH0968616A JP H0968616 A JPH0968616 A JP H0968616A JP 7225177 A JP7225177 A JP 7225177A JP 22517795 A JP22517795 A JP 22517795A JP H0968616 A JPH0968616 A JP H0968616A
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JP
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reel
optical fiber
splice
storage device
storage
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JP7225177A
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English (en)
Inventor
Michiya Kitajima
路也 北島
Hiroshi Takawa
廣 高和
Hideaki Matsumoto
英昭 松本
Mitsuru Shimoda
充 下田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1および第2の光ファイバにスプライスを
介して両端を接続された第3の光ファイバを収納するた
めの光ファイバ収納装置に関し、光ファイバの余長処理
の作業性を改善し、また、光増幅器の各構成部品をプリ
ント配線板へ実装する上での制約を軽減することを目的
とする。 【構成】 EDFから成る第3の光ファイバ1が巻き付
けられたリール2と、第3の光ファイバ1の両端にそれ
ぞれ接続されたスプライス3,4と、リール2およびス
プライス3,4を収納する収納本体5とから構成する。
収納本体5はプリント配線板に実装される。リール2お
よびスプライス3,4が収納本体5に収納されるので、
第3の光ファイバ1も収納本体5内に収納され、収納本
体5の外に露出することはない。したがって、プリント
配線板上では、太い第1および第2の光ファイバ6,7
の余長処理をするだけでよく、細く、強度の弱い第3の
光ファイバ1の余長処理については念頭におく必要がな
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの光ファイバにス
プライスを介して両端を接続された光ファイバを収納す
るための光ファイバ収納装置に関し、特に、光通信に使
用されるエルビウムドープファイバ(Erbium Doped Fib
er, 以下「EDF」と略称する)を用いた光増幅器にお
ける光ファイバ収納装置に関する。
【0002】近年、光通信の中継装置では、光信号を一
度電気信号に変換した上で増幅することをせずに、光信
号のまま増幅できる光増幅器を多く利用するようになっ
ている。そうした光増幅器にはEDFが使用される。
【0003】EDFは、エルビウム元素を微量添加した
光ファイバであり、励起光源から送られた特定波長の光
を吸収して高エネルギ状態になり、これによって信号光
を直接、光増幅するものである。通常の光ファイバの直
径が例えば0.9mmであるのに対し、EDFの直径は
それよりも細く、例えば0.25mmである。そして、
EDFと通常の光ファイバとは、スプライスと呼ばれる
融着接続部によって接続される。
【0004】
【従来の技術】図12は、従来の光増幅器の構成図であ
る。ここでは、光増幅器が、前段光回路モジュール10
1、EDF102、後段光回路モジュール103、およ
び2つの励起LDモジュール104,105から構成さ
れる。EDF102はリール102aに巻かれている。
前段光回路モジュール101は、光入力コネクタ106
を介して入力された光信号を、この光信号を元々構成し
ている主信号および制御信号に分け、主信号をEDF1
02へ送り、制御信号を監視制御部(図示せず)に出力
する。後段光回路モジュール103は、2つの励起LD
モジュール104,105から送られた励起光をEDF
102へ送るとともに、EDF102によって光増幅さ
れた主信号に、監視制御部から送られた制御信号を重畳
して光信号として光出力コネクタ107を介して出力す
る。前段光回路モジュール101および後段光回路モジ
ュール103には、光信号の反射を防ぐアイソレータが
含まれる。また、励起LDモジュール104,105
は、レーザダイオード等によりそれぞれ構成されて、E
DF102に励起光を供給するものであり、図12の例
では、出力が不足するため、2つ設けられている。
【0005】前段光回路モジュール101、後段光回路
モジュール103、および励起LDモジュール104,
105からそれぞれ延びた各光ファイバの直径は、例え
ば0.9mmであり、EDF102の直径は、例えば
0.25mmである。前段光回路モジュール101およ
び後段光回路モジュール103からそれぞれ延びた光フ
ァイバ108,109とEDF102とはスプライス1
10,111によってそれぞれ接続され、また、後段光
回路モジュール103から延びた光ファイバ112,1
13と励起LDモジュール104,105からそれぞれ
延びた光ファイバ114,115とは、スプライス11
6,117によってそれぞれ接続されている。
【0006】図13は、こうした光増幅器の各構成部品
がプリント配線板に配置された様子を示す図である。す
なわち、プリント配線板118にリール102a、前段
光回路モジュール101、後段光回路モジュール10
3、および2つの励起LDモジュール104,105が
固定され、それらを結ぶ各光ファイバが所定の許容最小
半径以上の曲率を保持するようにしながら束ねられる。
また、各光ファイバが束ねられたときに、スプライス1
10,111,116,117が位置するプリント配線
板118上に保持金具119,120が設けられ、そこ
にスプライス116,110(スプライス117,11
1の図示は省略)がタイラップ等により固定される。そ
の際に、束ねられた各光ファイバもスプライス116,
110と一緒に保持金具119,120に固定される。
なお、図13では、直径の小さいファイバであるEDF
102を破線で示し、直径の大きいファイバである光フ
ァイバ108,109,112〜115等を実線で示し
ている。図に示すように、リール102aからはみ出た
EDF102も他の光ファイバと一緒に束ねられて保持
金具119,120に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、EDF102
は光ファイバ108,109,112〜115等に比
べ、直径が細いために機械的強度が弱く、したがって、
EDF102を他の太い光ファイバと一緒に束ねたり、
保持金具119,120にスプライス116,110と
一緒に固定するという作業を行うと、そうした過程にお
いてEDF102に傷を付けたり、破損を生じさせたり
する恐れがあった。
【0008】また、EDF102は、直径が細いために
視認性が悪く、製造工程において作業者が工具等により
うっかり傷をつけてしまう恐れがあった。こうした危険
性を回避するために、製造工程において注意深く作業す
ることが必要となり、その結果、作業性に問題があっ
た。また、プリント配線板118への光増幅器の各部品
の配置の仕方や、保持金具の数、配置の仕方等を考慮す
ることによって、上記の危険性をある程度回避すること
が可能ではあるが、こうした考慮が、プリント配線板1
18の設計上の制約を増やしてしまうという問題があっ
た。
【0009】さらに、リール102aにはEDF102
が単に巻かれているだけのため、緩んでリール102a
から膨れ出ることがあり、それが製造上の取扱いの悪さ
を引き起こす恐れがあった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、光ファイバの余長処理(引き回し、束ね、固
定する処理)の作業性を改善し、また、光増幅器の各構
成部品をプリント配線板へ実装する上での制約を軽減す
ることを図った光ファイバ収納装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、第3の光ファイバ1
が巻き付けられたリール2と、第3の光ファイバ1の両
端にそれぞれ接続されたスプライス3,4と、リール2
およびスプライス3,4を収納する収納本体5と、を有
することを特徴とする光ファイバ収納装置が提供され
る。
【0012】
【作用】以上のような構成において、スプライス3が、
第1の光ファイバ6を介して、例えば前段光回路モジュ
ール(図示せず)に接続され、スプライス4が、第2の
光ファイバ7を介して、例えば後段光回路モジュール
(図示せず)に接続される。収納本体5は、前段光回路
モジュールおよび後段光回路モジュールとともにプリン
ト配線板(図示せず)に実装される。
【0013】リール2およびスプライス3,4が収納本
体5に収納されるので、第3の光ファイバ1も収納本体
5内に収納され、収納本体5の外に露出することはな
い。したがって、プリント配線板上では、太い第1およ
び第2の光ファイバ6,7の余長処理をするだけでよ
く、細く、強度の弱い第3の光ファイバ1の余長処理に
ついては念頭におく必要がなくなる。
【0014】これにより、光ファイバの余長処理の作業
性が改善され、また、プリント配線板への光増幅器の各
部品を実装する際の制約が軽減される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、実施例の光ファイバ収納装置の基本構成
を、図1を参照して説明する。本実施例は主に、第3の
光ファイバ1が巻き付けられたリール2と、第3の光フ
ァイバの両端にそれぞれ接続されたスプライス3,4
と、リール2およびスプライス3,4を収納する収納本
体5とから構成される。第3の光ファイバ1はEDFに
よって構成される。以下においては、第3の光ファイバ
1をEDF1として説明する。
【0016】リール2の詳しい構成を図2〜図4を参照
して説明する。図2は、リールの第1の構造を示し、
(A)はその側面図、(B)はその底面図である。すな
わち、第1の構造のリールは、EDF1が巻き付けられ
る軸11と、円盤状の上面板12、底面板13とから成
り、底面板13には4つの切り欠き13a〜13dが設
けられる。それらの切り欠き13a〜13dの数は4つ
以外の数でもよい。
【0017】これらの切り欠き13a〜13dは、第1
の構造のリールが収納本体5に収納されたときに、収納
本体5に設けられる後述の凸部20bと係合する。これ
により、リールの回転防止が図られるともに、凸部20
bが1つだけ設けられ、4つの切り欠き13a〜13d
のうちの適当な1つを選んでその凸部20bと係合する
ようにすることにより、リールの回転位置が設定でき、
これにより、EDF1に接続されたスプライス3,4の
位置調整ができる。なお、この凸部20bの数は1つに
限られず、切り欠き13a〜13dの数以内であれば幾
つであっもよい。
【0018】図3は、リールの第2の構造を示し、
(A)はその側面図、(B)は(A)に示すA−A断面
図である。すなわち、第2の構造のリールは、互いに異
なる軸径を備えた3つの小リール14〜16から成り、
互いの仕切り板に周方向に沿って4つのスリットが設け
られる。例えば小リール15を例にして説明すれば、小
リール14との間の仕切り板17にスリット17a〜1
7dが設けられる。スリット17a〜17dは、小リー
ル15の軸15aの外周面にまで達する長さに設定され
る。
【0019】なお、第2の構造のリールでは、3つの小
リール14〜16が設けられているが、それらの数は複
数であれば幾つでもよく、また、スリット17a〜17
dの数も、4つ以外の数であってもよい。また、図示は
省略したが、第2の構造のリールでも、第1の構造のリ
ールの切り欠き13a〜13dと同様な切り欠きが、小
リール16の底面板16aに設けられている。
【0020】こうしたリールの第2の構造により、リー
ルから露出するEDF1の両端の長さを調整することが
できる。すなわち、例えば小リール15に巻いていたE
DF1を、途中で、軸径の小さい小リール14に巻くこ
とにより、最終的にリールから露出するEDF1の両端
の長さを調整することができる。また、EDF1の巻き
取りを小リール15から小リール14へ移す際に、4つ
のスリット17a〜17dのうちのいずれを選択するか
によって、リールから露出するEDF1の両端の長さを
微調整することができる。
【0021】図4は、リールの第3の構造を示し、
(A)はその側面図、(B)はその上面図である。第3
の構造のリールの構成は、第2の構造のリールの構成と
基本的には同じであるので、同じ部分には同じ符号を付
し、説明を省略する。
【0022】第3の構造のリールは、第2の構造のリー
ルに更に方向転換リール18,19を設けた構造となっ
ている。すなわち、第2の構造のリールの小リール14
の上面板14aに、第2の構造のリール軸と平行な軸を
持った2つの方向転換リール18,19を設けるととも
に、2つのスリット14b,14cを設ける。
【0023】こうしたリールの第3の構造により、小リ
ール14からスリット14bを介して出てきたEDF1
は、方向転換リール19を経由して方向転換リール18
へ行くときに、巻き付く方向が反転する。したがって、
スリット14cを介して小リール14へ戻ると、EDF
1の巻き付き方向が反転している。これによって、第3
の構造のリールから同一方向にEDF1の両端を露出さ
せることができる。
【0024】なお、図示は省略したが、第3の構造のリ
ールでも、第1の構造のリールの切り欠き13a〜13
dと同様な切り欠きが、小リール16の底面板16aに
設けられている。
【0025】つぎに、収納本体5の詳しい構成を図5お
よび図6を参照して説明する。図5は、支点を中心に開
閉する収納本体5の閉状態を示す斜視図であり、図6
は、開状態にある収納本体5を示す斜視図である。ただ
し、図5ではスプライス固定金具30,33の図示が省
略されている。以下、両図面を参照しながら説明する。
【0026】収納本体5は、基本的には、2つの翼部2
3,24から成る。翼部23,24は、リール収納部2
0に設けられた支点21,22を中心に開閉回転自在と
なっている。翼部23,24には、リール固定部25,
26と、スプライス搭載部27,28とがそれぞれ設け
られる。
【0027】リール収納部20は、リール2の底面板を
収納する円盤状の凹み部20aと、この凹み部20aの
一部に突出した凸部20bと、ネジ穴20cとから成
る。リール固定部25は、リール2の外周に沿った形状
の外周壁部25aと、この外周壁部25aの内周面に垂
直な面を持つ上面壁部25bと、この上面壁部25bか
らの延長上に設けられた端部25cと、この端部25c
に設けられたネジ穴25dと、案内溝25eとから成
る。同様に、リール固定部26は、リール2の外周に沿
った形状の外周壁部26aと、この外周壁部26aの内
周面に垂直な面を持つ上面壁部26bと、外周壁部26
aからの延長上に設けられた端部26cと、この端部2
6cに設けられたネジ穴26dと、案内溝26eとから
成る。案内溝25e,26eは、リール2から露出した
EDF1の両端部をそれぞれ収容する溝である。
【0028】スプライス搭載部27は、スライドアーム
29とスプライス固定部30とから成る。スライドアー
ム29には溝29a,29bが設けられ、スプライス固
定部30は、これらの溝29a,29bに係合されてス
ライドアーム29に沿って矢印31方向へ摺動自在とな
っている。
【0029】図7はスプライス固定部30の詳しい構成
を示す図である。すなわち、スライドアーム29の溝2
9a,29bに係合する凸部30a,30b、スプライ
スを収納するスプライス収納溝30c、このスプライス
収納溝30cを覆う蓋30d、スライドアーム29に接
触することによりスプライス固定部30の摺動を禁止さ
せる摺動禁止ネジ30e等から成る。
【0030】図5および図6に戻って、スプライス搭載
部28も同様に、スライドアーム32とスプライス固定
部33とから成る。スライドアーム32に溝32a,3
2bが設けられ、スプライス固定部33は、これらの溝
32a,32bに係合されてスライドアーム32に沿っ
て矢印34方向へ摺動自在となっている。スプライス固
定部33の構成は図7に示すスプライス固定部30の構
成と同じである。
【0031】以上のような構成の収納本体5に、EDF
1が巻き付けられたリール2およびスプライス3,4が
収納され、EDF収納装置が組み立てられる手順を図8
を参照して説明する。なおここでは、リール2が図2に
示す第1の構造のリールであるものとして説明する。
【0032】まず、リール2にEDF1を巻く。EDF
1は所定の長さに予め設定されており、その両端部には
スプライス3,4が設けられている。したがって、スプ
ライス3,4が所望の位置にそれぞれ位置するようにな
るまで、リール2にEDF1を巻く。所望の位置とは、
図8に示すような開いた状態の収納本体5において、ス
ライドアーム29,32に沿って各スプライス固定部3
0,33がそれぞれ摺動し得る各範囲のほぼ中央位置を
指す。
【0033】そして、リール2を破線36方向に移動し
て、リール収納部20の凹み部20a(図6)に収納す
ると同時に、リール収納部20の凸部20b(図6)が
リール2の切り欠き13a〜13d(図2)のいずれか
と係合するように調整する。また、スプライス3,4を
破線37,38方向にそれぞれ移動して、スプライス固
定部30,33の各スプライス収納溝に収納し、リール
2から露出したEDF1の両端部もリール固定部25,
26の各案内溝25e,26e(図6)に収納する。こ
の時点では、スプライス固定部30,33はスライドア
ーム29,32に沿って摺動自在になっている。したが
って、スプライス3,4が所望の位置にそれぞれ正確に
位置していなくとも、スプライス固定部30,33を摺
動調整することによりスプライス3,4を収納すること
ができる。
【0034】つぎに、スプライス固定部30において、
蓋30dを被せて(破線39)ネジによりスプライス3
を固定する。図示を省略したが、スプライス固定部33
も同様にしてスプライス4を固定する。
【0035】つぎに、翼部23,24を支点21,22
(図6)を軸にして破線40,41方向へそれぞれ回転
させる。そして、リール固定部25の端部25c(図
6)とリール固定部26の端部26c(図6)とが図5
に示すように重なり合い、リール固定部25のネジ穴2
5d(図6)と、リール固定部26のネジ穴26d(図
6)と、リール収納部20のネジ穴20cとが直線上に
並び、ネジによって固定される(破線42)。これによ
り、リール固定部25の外周壁部25a(図6)と、リ
ール固定部26の外周壁部26a(図6)とがリール2
の外周を覆うとともに、リール固定部25の上面壁部2
5b(図6)と、リール固定部26の上面壁部26b
(図6)とがリール2の上面を覆い、リール2が固定さ
れる。
【0036】その後、スプライス固定部30において、
摺動禁止ネジ30e(図7)のネジ込みにより、スプラ
イス固定部30のスライドアーム29に対する摺動が禁
止される。スプライス固定部33においても同様であ
る。
【0037】このようにして組み立てられたEDF収納
装置の外観を図9に示す。この図から分かるように、リ
ール2がリール固定部25,26によって覆われるとと
もに、スプライス3,4がスプライス固定部30,33
を介して翼部23,24にそれぞれ固定されるので、E
DF1はEDF収納装置内に全て収納されてしまい、E
DF収納装置の外に露出する部分がない。したがって、
このEDF収納装置をプリント配線板に実装する作業に
おいては、光ファイバ6,7等の通常の太い光ファイバ
だけの余長処理を行うだけでよいことになる。
【0038】図10は図9におけるB−B断面図を示
す。この図から分かるように、EDF1は、リール固定
部25の外周壁部25a(図6)と、リール固定部26
の外周壁部26a(図6)によって覆われるので、外部
へ膨れ出ることが抑えられる。なお、外周壁部25a,
26aにスポンジのような緩衝材43,44をそれぞれ
設ければ、EDF1の膨出は更に抑えられる。
【0039】なお、リール2として、図3に示す第2の
構造のリールを用いた場合も、また、図4に示す第3の
構造のリールを用いた場合も、リール固定部25,26
によって、第1の構造のリールと全く同様に固定され得
る。さらに、第1の構造のリールの場合にEDF1の両
端部の長さ調整が正確にできないことがあり得るのに対
し、第2の構造のリールの場合には、スプライス3,4
を各スプライス固定部30,33の正確な位置にそれぞ
れ調整することができる。また、第3の構造のリールの
場合には、EDF1を、図11に示すように一方の翼部
24に集めることができ、したがって、スプライス3,
4もスプライス固定部33に一緒に固定され、光ファイ
バ6,7もEDF収納装置から纏めて出すことができ
る。勿論、第3の構造のリールにおいて、EDF1を両
方の翼部23,24に出すこともできる。こうしたこと
により、プリント配線板の設計の自由度が高められる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、第3の
光ファイバ(EDF)が巻かれたリールおよび第3の光
ファイバの両端に接続されたスプライスを収納本体に収
納するようにする。したがって、第3の光ファイバが収
納本体の外に露出することはない。
【0041】これにより、こうした収納本体を実装する
プリント配線板上では、太い光ファイバの余長処理をす
るだけでよく、細く、強度の弱い第3の光ファイバの余
長処理については念頭におく必要がなくなる。かくし
て、光ファイバの余長処理の作業性が改善され、また、
プリント配線板への光増幅器の各部品を実装する際の制
約が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】リールの第1の構造図である。
【図3】リールの第2の構造図である。
【図4】リールの第3の構造図である。
【図5】収納本体の構造図(1)である。
【図6】収納本体の構造図(2)である。
【図7】スプライス固定金具の構造図である。
【図8】EDF収納装置の組立図である。
【図9】EDF収納装置の外観図(1)である。
【図10】第1の構造のリールを収納した収納本体の断
面図である。
【図11】EDF収納装置の外観図(2)である。
【図12】従来の光増幅器の構成図である。
【図13】従来の光増幅器のプリント配線板での配置図
である。
【符号の説明】
1 第3の光ファイバ(EDF) 2 リール 3 スプライス 4 スプライス 5 収納本体 6 第1の光ファイバ 7 第2の光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 英昭 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 下田 充 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の光ファイバにスプライ
    スを介して両端を接続された第3の光ファイバを収納す
    るための光ファイバ収納装置において、 前記第3の光ファイバが巻き付けられたリールと、 前記第3の光ファイバの両端にそれぞれ接続されたスプ
    ライスと、 前記リールおよび前記各スプライスを収納する収納本体
    と、 を有することを特徴とする光ファイバ収納装置。
  2. 【請求項2】 前記リールは、前記収納本体に収納され
    たときに前記収納本体に係合するための係合部を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の光ファイバ収納装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、前記リールの外周に沿っ
    て複数設けられることを特徴とする請求項2記載の光フ
    ァイバ収納装置。
  4. 【請求項4】 前記リールは、軸径が互いに異なる複数
    の小リール部から成ることを特徴とする請求項1記載の
    光ファイバ収納装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の小リール部は、仕切り板によ
    り互いに隔てられ、当該仕切り板に周方向に沿って複数
    のスリットが設けられることを特徴とする請求項4記載
    の光ファイバ収納装置。
  6. 【請求項6】 前記リールは、軸に垂直な側板と、当該
    側板に設けられた、前記リールの軸に平行な軸をそれぞ
    れ持った複数の小リールと、を含むことを特徴とする請
    求項1記載の光ファイバ収納装置。
  7. 【請求項7】 前記収納本体は、支点を中心に開閉自在
    な2つの翼部を有し、当該各翼部を閉じることにより前
    記リールを収納することを特徴とする請求項1記載の光
    ファイバ収納装置。
  8. 【請求項8】 前記収納本体は、支点を中心に開閉自在
    な2つの翼部を有し、当該各翼部に、前記各スプライス
    をそれぞれ搭載する搭載手段を設けることを特徴とする
    請求項1記載の光ファイバ収納装置。
  9. 【請求項9】 前記各搭載手段は、各自己を前記収納本
    体の各翼部に対してそれぞれ摺動させる摺動手段と、当
    該各摺動手段の前記収納本体の各翼部に対する摺動をそ
    れぞれ禁止させる禁止手段と、を含むことを特徴とする
    請求項8記載の光ファイバ収納装置。
  10. 【請求項10】 光ファイバにスプライスを介して接続
    されたエルビウムドープファイバを収納するための光フ
    ァイバ収納装置において、 円盤状の凹みを備えた凹み部および2つの分割部分を有
    し、エルビウムドープファイバが巻き付けられたリール
    を前記凹み部に収納するリール収納手段と、 前記エルビウムドープファイバの両端に接続された各ス
    プライスをそれぞれ収納する2つのスプライス収納手段
    と、 支点を中心に開閉自在な2つの翼部から成り、一方の翼
    部に、前記スプライス収納手段のうちの1つと、前記リ
    ール収納手段の一方の分割部分とを搭載し、他方の翼部
    に前記スプライス収納手段のうちの残りの1つを搭載す
    るとともに、当該他方の翼部に前記リール収納手段の他
    方の分割部分を、前記リール収納手段の前記一方の分割
    部分に対向する位置に搭載した収納本体と、 を有することを特徴とする光ファイバ収納装置。
JP7225177A 1995-09-01 1995-09-01 光ファイバ収納装置 Withdrawn JPH0968616A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0982205A2 (en) 1998-08-21 2000-03-01 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Liquid detection method and apparatus therefor
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