JPH0966898A - ゴーグル付ヘルメット - Google Patents

ゴーグル付ヘルメット

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JPH0966898A
JPH0966898A JP22638495A JP22638495A JPH0966898A JP H0966898 A JPH0966898 A JP H0966898A JP 22638495 A JP22638495 A JP 22638495A JP 22638495 A JP22638495 A JP 22638495A JP H0966898 A JPH0966898 A JP H0966898A
Authority
JP
Japan
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pilot
aircraft
goggles
display
helmet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22638495A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Kawase
護 川瀬
Akio Takeuchi
明雄 竹内
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0966898A publication Critical patent/JPH0966898A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 パイロットがバーティゴ状態になるのを防止
し、又はその状態になっても、早急に脱出できるゴーグ
ル付ヘルメットを提供する。 【解決手段】 パイロットが飛行中着用する、ヘルメッ
トの前面に装着されるゴーグル2の四隅部に、航空機の
姿勢角検出器により検出された姿勢信号を入力して、航
空機が空と地表の方向に対して、どのような姿勢角で飛
行しているかをカラーで表示する表示器3を設けた。こ
れにより、パイロットは風防を通して視界目測すること
なく、また計器をのぞき込むことなく、飛行時の姿勢
角、すなわちパイロットのどの方向に、空または地表が
あるかが視認でき、パイロットがバーティゴ状態に陥る
のを防止でき、またバーティゴ状態から直ちに脱出で
き、激しい機体運動を伴う飛行においても、安全な飛行
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機、特に激し
い機体運動を行う小型機等に搭乗するパイロットが、試
験飛行中、若しくは訓練飛行中に、空と地表の区別がつ
かなくなる、いわゆるバーティゴ(Vertigo)状態になる
のを予防するための、またはバーティゴ状態から早急に
回復させるためのゴーグル付ヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】搭乗した航空機に激しい機体運動を行わ
せる、試験飛行中、若しくは訓練飛行中に、急激に変化
する機体姿勢角によって、機体に対する、空と陸、又は
海等の地表の方向が急激に変化するため、従来、当該航
空機に搭乗するパイロットが空と陸、又は海等の地表の
方向の識別を行うためには、パイロットが風防ガラスか
らの視界を目で見て判断したり、計器板の姿勢指示器を
見ることにより判断している。しかしながら、パイロッ
トが空と地表を、逆に思い込んで飛行している場合、特
に空と地表の区別が付かない状態の飛行時においては、
パイロットは計器板の姿勢指示器を見ないことが多く、
しかも、パイロットの思い込みを検知するセンサが何等
具えられてないこともあり、パイロットが空と地表の方
向を逆方向にあるものと思い込む、いわゆるバーティゴ
状態に陥ることがしばしばある。
【0003】このような、パイロットが空と地表の方向
を間違えた状態で、航空機を上昇させようと思って、操
縦操作を行うと航空機は実際には、降下し、最悪の場合
には、地上に激突するという事態が発生する。また、こ
のような、空と地表の方向を間違えるというバーティゴ
状態に陥ったパイロットが、その状態から抜け出すに
は、これまで、並行して飛行している僚機からの無線連
絡による注意で抜け出しており、この方法が一番有効で
あり、これからも最良の方法であると思われる。しかし
ながら、このような僚機からの無線連絡による注意喚起
は、単独機で行う飛行試験や、訓練飛行や、視界が悪い
状態での飛行には採用できず、その効果は期待出来ない
という不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
不具合を解消するため、着用するパイロットが、単独飛
行においても、または視界の悪い状態における飛行にお
いても、常に、空と地表の方向を容易に区別でき、バー
ティゴ状態に陥ることなく、またバーティゴ状態に陥っ
ても、容易に抜け出すことができ、急激な機体運動を行
う試験飛行、若しくは訓練飛行においても、安全な飛行
を可能にするゴーグル付ヘルメットを提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のゴー
グル付ヘルメットは、次の手段とした。パイロットを保
護し、また外部との連絡を行う機器を装備するヘルメッ
トの前方に取付けられるゴーグルに、パイロットが搭乗
する航空機のヘッディング角、ロール角、若しくはピッ
チ角等の姿勢角を検出する、姿勢角検出器で検出した航
空機の姿勢信号を入力して、航空機の姿勢角に対応し
て、あらかじめ定めたカラーをゴーグルの四隅部に表示
する表示器を設けた。
【0006】本発明のゴーグル付ヘルメットによれば、
上述の手段により、急激な機体運動が行われている、航
空機に搭乗しているパイロットは、パイロットが着用す
るヘルメットの前方に取付けられた、ゴーグルの四隅に
設けた表示器により、航空機の姿勢角に対応して表示さ
れるカラーを見ることにより、直ちに、パイロットのど
の方向に空と地表があるか、すなわち飛行している航空
機がどのような姿勢角になっているかを判別することが
できる。
【0007】また、航空機が飛行している姿勢におい
て、空と地表がある方向のゴーグルの四隅の表示器に、
それぞれ空と地表を連想させるカラー表示を行い、例え
ば、空のある方向の隅には青色、海、又は地上のある方
向の隅には、茶色をそれぞれ表示して、これを視認した
パイロットが、直感的に機体姿勢を判別できるようにす
ることもできる。また、航空機が危険な機体姿勢にある
ときには、表示器に表示するカラーをフラッシングさせ
て、パイロットに航空機が危険な機体姿勢にあり、緊急
操作が必要であることを警告できるようにすることもで
きる。
【0008】このように、ヘルメットの前方に取付けら
れているゴーグルの四隅に、機体の姿勢角に対応して、
あらかじめ定めたカラーを表示する表示器を設けたこと
により、パイロットの視野内には、常に機体の姿勢角が
表示され、パイロットは自己のどの方向に空、または地
表があるかが、常に判別でき、バーティゴ状態に陥るこ
とが防止できるとともに、バーティゴ状態に陥ったとし
ても、眼球の自然な動きのみでバーティゴ状態からの離
脱が容易にできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゴーグル付ヘルメ
ットの実施の一形態を、図面にもとづき説明する。図1
は、本発明のゴーグル付ヘルメットの実施の第1形態を
示す全体正面図、図2は図1に示す表示器の作動を示す
ためのブロック図、図3は図1に示す表示器の表示例を
示す図である。
【0010】図1に示すように、航空機に搭乗するパイ
ロットが着用するヘルメットの前方には、ゴーグル2が
装着され、パイロットの眼を保護するようにしている。
このゴーグル2の四隅部、すなわち、パイロットが特定
のものを正視しているときには、視野には入らないが、
眼球を少し動かせば見える位置に、後述する表示器3が
設けられ、機体姿勢をカラー(色)で表示するととも
に、機体姿勢が危険な状態にあるときはフラッシングを
行い、警告を行うようにしている。
【0011】次に、図2に示すブロック図に示されるよ
うに、航空機に装備された図示しない姿勢角検出器で検
出された、航空機のヘッディング角、ロール角、および
ピッチ角からなる姿勢角は、姿勢角変換器4によって、
姿勢信号5に変換され、表示発生装置6に入力される。
表示発生装置6では、入力された姿勢信号5から、当該
姿勢角における航空機が飛行している方向に、顔面を向
けているパイロットのどの方向に、言葉を代えて言え
ば、航空機の飛行している方向を正視した状態のゴーグ
ル3のどの方向に、空および海、または地上の地表があ
るかを演算するとともに、ゴーグルの四隅のうち、空の
ある方向の隅に配設された表示器4には、例えば青色
を、また地表のある方向の隅に配設された表示器4に
は、例えば茶色を表示させる。
【0012】また、航空機が危険な姿勢角、例えば地表
に接近して飛行しているにも拘らず、さらに地表に接近
している姿勢角にある姿勢信号5が入力された場合は、
表示器3に表示されるカラーを、点滅させるフラッシン
グ表示を行うことにより、パイロットに機体姿勢を、よ
り明確に認識させて、注意し、回避操作等を促すように
している。
【0013】次に、図3はゴーグル3の表示器4に表示
する姿勢角の表示色の形態を示す図で、本形態において
は、機体姿勢角(ピッチ角、ロール角)によって、ゴー
グル3の四隅にある表示器4には、姿勢角により図に示
す様なカラーを設定して表示させるようにしている。ま
た、航空機がピッチ角−45°〜−90°の姿勢角の場
合は、表示器4に表示されるカラー、すなわち地表に向
けて飛行していることを示す茶色をフラッシングさせ
て、パイロットに警告を与えるようにしている。
【0014】以上、本発明のゴーグル付ヘルメットの第
1形態について説明したが、本発明は上述した実施の形
態に限定されるものではなく、例えば、姿勢角による表
示色の設定は、表示発生装置6により種々変更すること
もできるものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゴーグル
付ヘルメットによれば、特許請求の範囲に示す構成によ
り、本発明のゴーグル付ヘルメットを着用したパイロッ
トが、パイロットの視野内(ゴーグルの四隅)にある表
示器のカラー表示、又はフラッシング表示を見ることに
より、バーティゴ状態に陥るのを防止できるとともに、
パイロットがバーティゴ状態に陥ったときには、表示器
のカラー表示、及びフラッシング表示の視認により、カ
ラー表示による空と海、又は地上の判別、及びフラッシ
ング表示による危険姿勢の警告により、パイロットのバ
ーティゴ状態からの早急なる離脱を促すことができ、急
激な機体運動を伴う飛行においても、安全な飛行が達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴーグル付ヘルメットの実施の第1形
態に示す全体正面図、
【図2】図1に示す表示器の作動を示すためのブロック
図、
【図3】図1に示す表示器の表示色例を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 2 ゴーグル 3 表示器 4 姿勢角変換器 5 姿勢信号 6 表示発生装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットが飛行時着用するゴーグル付
    ヘルメットにおいて、前記パイロットが搭乗する航空機
    の姿勢角検出器により検出された姿勢信号を入力して、
    前記航空機の姿勢角に対応するあらかじめ定められたカ
    ラーを表示し、前記パイロットに前記姿勢角を視認させ
    る表示器をゴーグルの四隅部に設けたことを特徴とする
    ゴーグル付ヘルメット。
JP22638495A 1995-09-04 1995-09-04 ゴーグル付ヘルメット Withdrawn JPH0966898A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22638495A JPH0966898A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 ゴーグル付ヘルメット

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JP22638495A JPH0966898A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 ゴーグル付ヘルメット

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JPH0966898A true JPH0966898A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16844283

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JP22638495A Withdrawn JPH0966898A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 ゴーグル付ヘルメット

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