JPH096531A - ポインティングデバイス及びその制御システム - Google Patents

ポインティングデバイス及びその制御システム

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JPH096531A
JPH096531A JP17814095A JP17814095A JPH096531A JP H096531 A JPH096531 A JP H096531A JP 17814095 A JP17814095 A JP 17814095A JP 17814095 A JP17814095 A JP 17814095A JP H096531 A JPH096531 A JP H096531A
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JP
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data
code
pointing device
transmission
trigger button
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JP17814095A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Suenaga
尚史 末永
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、工場出荷時にポインティングデバ
イスに個別に割り当てられている工場IDコードの他
に、使用者により簡単に設定することのできるユーザー
IDコードを備えることにより、混信による誤動作に対
して即座に対処することの可能なポインティングデバイ
ス及びその制御システムを提供することを目的としてい
る。 【構成】 コードレスマウスでは、電源部に電池がセッ
トされる際の右トリガー釦及び左トリガー釦の押圧操作
状態に応じてユーザーIDコードデータを設定する。そ
して、データ処理装置では、マウス収納スペースにコー
ドレスマウスが収納されると、コードレスマウスからの
送信データに含まれる工場IDコードデータ及びユーザ
ーIDコードデータを、当該データ処理装置用のポイン
ティングデバイスのIDコードデータとして登録IDメ
モリに格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポインティングデバイ
ス及びその制御システムに係り、詳細には、微弱電波を
使用するコードレスポインティングデバイス及びその制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジニアリングワークステーシ
ョン(Engineering Work Station)やパーソナルコンピ
ュータ(Personal Computer )、あるいは、ワードプロ
セッサ(Word Processor)等のデータ処理装置には、表
示画面上の位置を指示し、メニュー選択等のオペレーテ
ィング処理を行う際の操作性に優れるマウスやトラック
ボール、あるいは、手書き図形や手書き文字の入力を行
う際の使い勝手に優れるペン入力装置等をポインティン
グデバイス(Pointing Device )として備えるものが多
数ある。
【0003】これらのポインティングデバイス及びその
制御システムでは、ポインティングデバイスの入力操作
に対応する2次元の変移量情報や操作キーの操作情報を
通信ケーブルを介してデータ処理装置に転送して、デー
タ処理装置では、転送された変移量情報や操作情報に基
づいて、表示画面上の位置を指示するポインティング処
理やメニュー選択等のオペレーティング処理、あるい
は、手書き図形や手書き文字の入力処理等を行なう。
【0004】また、近時、これらのポインティングデバ
イス及びその制御システムの中には、ポインティングデ
バイスにおいて検知された変移量情報や操作情報を赤外
線や微弱電波を用いてデータ処理装置に送信し、この送
信データに基づいてポインティング処理やオペレーティ
ング処理等を行なうものもある。
【0005】このようなコードレス化されたポインティ
ングデバイス及びその制御システムの中でも、特に、微
弱電波を用いてポインティングデバイスからデータ処理
装置に変移量情報や操作情報を送信するシステムでは、
複数のポインティングデバイスからの送信電波による混
信を防止するために、データ送受信に際してIDコード
(Identification code )を使用しており、ポインティ
ングデバイス側では、データ送信を行なう際に、変移量
情報や操作情報と共に、工場出荷時に当該ポインティン
グデバイスに割り当てられているIDコード情報を送信
し、データ処理装置側では、受信した送信データに含ま
れる前記IDコード情報をあらかじめIDコード記憶部
に記憶させたIDコード情報と比較して、両者が一致し
た場合にのみ、受信した送信データに含まれる変移量情
報や操作情報に基づいてポインティング処理やオペレー
ティング処理等を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコードレス化されたポインティングデバイス
及びその制御システムにおいては、以下に述べるような
問題点があった。すなわち、赤外線を用いてコードレス
化されたポインティングデバイス及びその制御システム
においては、ポインティングデバイスに備わる赤外線発
光部及びデータ処理装置に備わる赤外線受光部に一定の
指向性があるために、赤外線到達領域内であるにもかか
わらず、前記指向性のためにポインティングデバイスの
使用場所が限定されてしまうという問題点があった。
【0007】一方、微弱電波を用いてコードレス化され
たポインティングデバイス及びその制御システムにおい
ては、前述したように複数のポインティングデバイスか
らの送信電波による混信を防止するために、工場出荷時
に各々のポインティングデバイスに対して個別のIDコ
ードが割り当てられているが、このIDコードは、ポイ
ンティングデバイス及びその制御システムの小型化、低
コスト化、あるいは、処理スピードの最速化等の観点か
ら複雑な構成とすることが難しく、その数には限りがあ
る。
【0008】そのため、偶然にも近距離で同一IDコー
ドを所有する複数のポインティングデバイスが使用され
た場合、送信電波による混信により、データ処理装置に
おけるポインティング処理やオペレーティング処理等に
誤動作が生じ、この際、使用者は、前記同一IDコード
を所有する複数のポインティングデバイスをそれぞれ別
のIDコードを所有するポインティングデバイスと交換
するか、もしくは、前記同一IDコードを所有する複数
のポインティングデバイス及びその制御システム(デー
タ処理装置)をそれぞれの送信電波による混信が起きな
い距離だけ離して使用するといった方法でしか上記問題
に対処することができず、使い勝手が悪いという問題点
があった。
【0009】そこで、本発明は、上記実状を考慮してな
されたもので、微弱電波を用いることにより送信電波到
達領域内において使用場所が限定されることなく、か
つ、工場出荷時にポインティングデバイスに個別に割り
当てられている工場IDコードの他に、使用者により簡
単に設定することのできるユーザーIDコードを備える
ことにより、混信による誤動作に対して即座に対処する
ことの可能なポインティングデバイス及びその制御シス
テムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
IDコード設定時において、操作キーの操作状態に応じ
た第1のIDコードを設定する設定手段と、前記設定手
段により設定された第1のIDコードを記憶する第1の
IDコード記憶手段と、所定の入力操作に対応する変移
量情報と操作キーの操作情報とを前記第1のIDコード
及びあらかじめ設定される第2のIDコードと共に無線
送信する送信手段と、を備えたことにより上記目的を達
成している。
【0011】また、請求項2記載の発明は、所定の入力
操作に対応する変移量情報と操作キーの操作情報とを無
線送信するポインティングデバイスと、このポインティ
ングデバイスから無線送信される前記変移量情報と操作
情報とを受信し、当該受信情報に基づく処理を行なうデ
ータ処理装置と、から構成されたポインティングデバイ
ス及びその制御システムにおいて、前記ポインティング
デバイスは、IDコード設定時において、操作キーの操
作状態に応じた第1のIDコードを設定する設定手段
と、前記設定手段により設定された第1のIDコードを
記憶する第1のIDコード記憶手段と、所定の入力操作
に対応する変移量情報と操作キーの操作情報とを前記第
1のIDコード及びあらかじめ設定される第2のIDコ
ードと共に無線送信する送信手段とを備え、前記データ
処理装置は、前記ポインティングデバイスから無線送信
される送信データを受信する受信手段と、IDコード登
録モード下において、前記受信手段により受信された前
記送信データに含まれる第1及び第2のIDコードを記
憶する第2のIDコード記憶手段と、通常使用モード下
において、前記受信手段により受信された前記送信デー
タに含まれる第1及び第2のIDコードが、前記第2の
IDコード記憶手段に記憶される第1及び第2のIDコ
ードと一致するか否かを判別する判別手段と、前記判別
手段により両者が一致すると判別された場合に、前記送
信データに含まれる変移量情報と操作情報に基づく処理
を行なう処理手段と、を備えたことにより上記目的を達
成している。
【0012】この場合、請求項3に記載するように、前
記データ処理装置は、前記ポインティングデバイスを収
納する収納スペースを有し、前記ポインティングデバイ
スは、前記収納スペースに収納されると、送信手段によ
り前記第1及び第2のIDコードを無線送信し、前記デ
ータ処理装置は、前記収納スペースに前記ポインティン
グデバイスが収納されると、前記IDコード登録モード
に移行して、前記受信手段により受信される前記第1及
び第2のIDコードを前記第2のIDコード記憶手段に
記憶することが有効である。
【0013】さらに、請求項4に記載するように、前記
データ処理装置は、前記ポインティングデバイスを収納
する収納スペースを有し、前記ポインティングデバイス
は、この収納スペースに収納されると節電状態に移行す
ることが有効である。
【0014】あるいは、請求項5に記載するように、前
記データ処理装置は、前記受信手段により受信される前
記送信データの受信レベルを検出する検出手段を備え、
前記検出手段により検出された受信レベルが所定レベル
以下である場合は、そのデータ受信を無効とすることが
有効である。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、送信手段は、所
定の入力操作に対応する変移量情報と操作キーの操作情
報とを、設定手段により設定され、第1のIDコード記
憶手段に記憶される第1のIDコード及びあらかじめ設
定される第2のIDコードと共に無線送信することが可
能となる。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、ポイ
ンティングデバイスは、送信手段により、所定の入力操
作に対応する変移量情報と操作キーの操作情報とを、設
定手段により設定され、第1のIDコード記憶手段に記
憶される第1のIDコード及びあらかじめ設定される第
2のIDコードと共に無線送信することが可能となり、
また、データ処理装置は、判別手段により、通常使用モ
ード下において受信手段により受信された前記ポインテ
ィングデバイスからの送信データに含まれる第1及び第
2のIDコードが、IDコード登録モード下において第
2のIDコード記憶手段に記憶された第1及び第2のI
Dコードと一致するか否かを判別し、両者が一致した場
合にのみ、処理手段により前記送信データに含まれる変
移量情報と操作情報に基づく処理を行なうことが可能と
なる。
【0017】したがって、ポインティングデバイスに工
場IDコードの他に、使用者により簡単に設定すること
のできるユーザーIDコードを設け、この工場IDコー
ドとユーザーIDコードにより構成されるポインティン
グデバイスのIDコードを、当該ポインティングデバイ
スによりポインティング処理やオペレーティング処理等
を行なうデータ処理装置にあらかじめ登録しておくこと
により、データ処理装置では、ポインティングデバイス
からの送信データ受信時に、あらかじめ登録してあるI
Dコードと送信データに含まれるIDコードとを比較し
て、両者が一致した場合にのみ、前記送信データに含ま
れる変移量情報と操作情報に基づいてポインティング処
理やオペレーティング処理等を行なうことが可能とな
る。
【0018】よって、同一IDコードを所有する他のポ
インティングデバイスからの送信電波による混信に対し
て、ユーザーIDコードを変更することにより、前記混
信状態を即座に解消することができ、また、最初からユ
ーザーIDコードを設定、登録しておくことにより、混
信の起きにくい環境を使用者に対して提供することがで
きる。その結果、ポインティングデバイス及びその制御
システムの使い勝手、並びに信頼性を向上することがで
きる。
【0019】そして、請求項3記載の発明によれば、前
記ポインティングデバイスは、前記データ処理装置に設
けられている収納スペースに収納されると、送信手段に
より前記第1及び第2のIDコードを無線送信し、前記
データ処理装置は、前記収納スペースに前記ポインティ
ングデバイスが収納されると、IDコード登録モードに
移行して、前記受信手段により受信される前記第1及び
第2のIDコードを前記第2のIDコード記憶手段に記
憶することが可能となる。
【0020】したがって、ポインティングデバイスをデ
ータ処理装置の収納スペースに収納するだけで、当該ポ
インティングデバイスの所有するIDコードを自動的に
データ処理装置に登録することができるので、データ処
理装置に対するポインティングデバイスのIDコード登
録作業を極めて簡単な操作により実行することが可能と
なり、前記IDコード登録作業にかかる手間と時間を低
減することができ、使用者の作業負担を軽減することが
できる。その結果、ポインティングデバイス及びその制
御システムの使い勝手を向上することができる。
【0021】さらに、請求項4記載の発明によれば、前
記ポインティングデバイスは、前記データ処理装置に設
けられた収納スペースに収納されると節電状態に移行す
ることが可能となる。
【0022】したがって、ポインティングデバイスを使
用しない場合、データ処理装置に設けられた収納スペー
スに収納しておくことにより、自動的に節電状態に移行
するので、内部電池の無駄な電力消費を回避することが
でき、内部電池の長寿命化を図ることができる。その結
果、ポインティングデバイスの信頼性を向上することが
できる。
【0023】あるいは、請求項5記載の発明によれば、
前記データ処理装置は、検出手段により、前記受信手段
により受信される前記送信データの受信レベルが所定レ
ベル以下であると判別された場合に、そのデータ受信を
無効とすることが可能となる。
【0024】したがって、データ処理装置では、ポイン
ティングデバイスから無線送信される送信データの受信
レベルが所定レベル以下である場合は、そのデータ受信
を無効し、送信データに基づくポインティング処理やオ
ペレーティング処理等を回避することができるので、受
信レベルの低下に伴う送信データの品質低下に起因する
ポインティング処理やオペレーティング処理等における
誤動作を防止することができる。その結果、ポインティ
ングデバイス及びその制御システムの信頼性を向上する
ことができる。
【0025】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して本発明に好適
な実施例を説明する。図1〜図10は、本発明を適用し
たコードレスマウス及びデータ処理装置の一実施例を示
す図である。まず、本実施例のデータ処理装置の構成
を、図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施例
のデータ処理装置の外観図である。この図1において、
データ処理装置1は、本体ケース10にキーボード11
a、FD挿入口20a及びマウス収納ポケット24が設
けられているとともに、本体ケースには、表示部18が
取付けられている。
【0026】キーボード11aは、カナキーや数値キ
ー、あるいは、各種ファンクションキーやカーソルキー
等が配置され、使用者によるキー入力データをキー入力
部11を介してCPU17に出力する。FD挿入口20
aは、フロッピーディスクをFDD20にセットするた
めの挿入口である。
【0027】マウス収納ポケット24は、当該データ処
理装置1のポインティングデバイスとして使用されるコ
ードレスマウス2を収納するための空間を形成するポケ
ットである。表示部18は、液晶ディスプレイ等から構
成され、CPU17からの指示により、文書メモリ14
及びRAM16から順次転送される文書データやカーソ
ル表示座標データに基づいて、文字やカーソル等を表示
する。
【0028】図2は、図1のデータ処理装置のA−A線
における断面図である。この図2において、データ処理
装置1の本体ケース10には、メイン基板設置領域10
a、FDD設置領域10b、マウス収納領域10c、印
字部設置領域10d、収納スイッチ設置領域10e、受
信部設置領域10f及びアンテナ設置領域10gが設け
られている。
【0029】メイン基板設置領域10aは、文書編集処
理や表示処理、あるいは、コードレスマウス2から無線
送信される送信データに基づくポインティング処理やオ
ペレーティング処理等の当該データ処理装置1における
主な処理を実行する主制御基板を配置するためのスペー
スである。
【0030】FDD設置領域10bは、外部記憶処理に
関する制御モジュールを配置するためのスペースであ
る。マウス収納領域10cは、コードレスマウス2を収
納するためのスペースである。
【0031】印字部設置領域10dは、印字処理に関す
る制御モジュールを配置するためのスペースである。収
納スイッチ設置領域10eは、マウス収納領域10cの
上方に位置し、コードレスマウス2がマウス収納領域1
0cに収納されたことを検出する収納スイッチ24aを
配置するためのスペースである。
【0032】受信部設置領域10fは、マウス収納領域
10cの下方に位置し、受信処理に関する制御モジュー
ルを配置するためのスペースである。アンテナ設置領域
10gは、コードレスマウス2の送信部38から無線送
信される送信電波を受信するアンテナを配置するための
スペースである。また、上記受信部設置領域10fに配
置される受信処理に関する制御モジュールとアンテナ設
置領域10gに配置されるアンテナとは、同軸ケーブル
により接続されている。
【0033】図3は、図1のデータ処理装置のブロック
構成図である。この図3において、データ処理装置1
は、図1の表示部18と、キー入力部11、ROM1
2、文書編集処理部13、文書メモリ14、登録IDメ
モリ15、RAM16、CPU17、印字部19、FD
D20、受信レベル検出部21、受信部22及び受信デ
ータチェック部23により構成されている。
【0034】キー入力部11は、キーボード11aから
入力されるキー入力データに応じた各種入力情報をCP
U17に出力する。ROM(Read Only Memory)12
は、後述するIDコード登録処理プログラムや受信処理
プログラム等の、CPU17により実行されるデータ処
理装置1の各部を制御するための各種制御プログラムを
格納する。
【0035】文書編集処理部13は、CPU17からの
指示に基づいて文書データの編集処理を実行して、その
編集結果を文書メモリ14に格納する。文書メモリ14
は、処理中の文書データを一時的に格納するメモリエリ
アを形成する。登録IDメモリ15は、当該データ処理
装置1のポインティングデバイスとして使用するコード
レスマウス2の工場IDコードデータとユーザーIDコ
ードデータにより構成されるIDコードデータを格納す
るメモリエリアを形成する。
【0036】RAM(Random Accesss Memory)16
は、制御用データ等を一時的に格納する、書込み、読出
しが可能なメモリエリアを形成し、受信データ格納テー
ブル16aを備える。この受信データ格納テーブル16
aは、受信部22から入力される工場IDコードデータ
とユーザーIDコードデータにより構成されるIDコー
ドデータ、変移量データ、トリガー釦データ及びチェッ
クサムデータを格納するメモリエリアを形成する。
【0037】CPU(Central Processing Unit)17
は、ROM12に格納されている各種制御プログラムに
従って、データ処理装置1の各部を制御しており、コー
ドレスマウス2がマウス収納ポケット24に収納され、
収納スイッチ24aがON状態に移行すると、後述する
IDコード登録処理フローを実行して、マウス収納ポケ
ット24に収納されているコードレスマウス2から微弱
電波を用いて無線送信される送信データを受信部22に
より受信して、この受信した送信データに含まれるコー
ドレスマウス2の工場IDコードデータとユーザーID
コードデータにより構成されるIDコードデータを登録
IDメモリ15に格納する。
【0038】また、CPU17は、ポインティングデバ
イス使用環境が構築されると、後述する受信処理フロー
を実行して、コードレスマウス2から微弱電波を用いて
無線送信される送信データを受信部22により受信し
て、受信データチェック部23において、微弱電波を用
いたデータ伝送により前記送信データにデータ誤りが生
じていないことを確認した後、前記送信データに含まれ
るコードレスマウス2のIDコードデータを、後述する
IDコード登録処理フローにより登録IDメモリ15に
格納しているIDコードデータと比較して、両者が一致
した場合のみ、前記送信データに含まれる変移量データ
及びトリガー釦データに基づいて、ポインティング処理
やオペレーティング処理等を実行する。
【0039】さらに、CPU17は、キー入力部11か
らの指示に基づいて、文書編集処理部13において文書
データの編集処理を実行し、その編集結果を文書メモリ
14に格納する。
【0040】加えて、CPU17は、キー入力部11か
ら入力されるデータ書込み指示に基づいて、文書メモリ
14に展開されている処理中の文書データを書込み要求
信号とともにFDD20に出力し、FDD20により前
記文書データを当該FDD20にセットされているフロ
ッピーディスクに格納させる。また、CPU17は、キ
ー入力部11から入力されるデータ読出し指示に基づい
て、FDD20にセットされているフロッピーディスク
に格納される指定された文書データを読出して、文書メ
モリ14に転送する。
【0041】さらに、CPU17は、キーボード11か
らの指示に基づいて、文書メモリ14に展開されている
処理中の文書データを表示部18や印字部19に転送し
て、表示、あるいは、印字を行なう。印字部19は、C
PU17からの指示により文書メモリ14から転送され
る文書データ基づいて、当該印字部19にセットされる
印刷用紙に印字を行なう。
【0042】FDD(Floppy Disk Drive)20は、C
PU17から書込み要求信号が入力されると、書込み要
求信号とともに文書メモリ14から転送される文書デー
タを当該FDD20にセットされているフロッピーディ
スクの所定メモリ領域に書込み、また、CPU17から
の読出し要求のあった文書データをフロッピーディスク
の所定メモリ領域から読出して文書メモリ14に転送す
る。受信レベル検出部21は、受信部22により受信さ
れるコードレスマウス2からの送信電波の受信レベルを
検出する。
【0043】受信部22は、コードレスマウス2の送信
部38から送信される特定の変調を行った電磁波をアン
テナ、同軸ケーブルを介して受信して、この被変調波を
検波し、工場IDコードデータとユーザーIDコードデ
ータにより構成されるIDコードデータ、変移量デー
タ、トリガー釦データ及びチェックサムデータを再生し
て、これらのデータをRAM16の受信データ格納テー
ブル16aに出力する。受信データチェック部23は、
受信部22により受信され、RAM16の受信データ格
納テーブル16aに格納された送信データに、微弱電波
を用いたデータ伝送によりデータ誤りが生じていない
か、CPU17からの指示により、送信データに含まれ
るチェックサムデータに基づいてチェックサム演算を行
ない検査する。以上が、本実施例のデータ処理装置1の
構成である。
【0044】次に、本実施例のコードレスマウスの構成
を、図4及び図5に基づいて説明する。図4は、本実施
例のコードレスマウスの外観図である。この図4におい
て、コードレスマウス2は、右トリガー釦31a、左ト
リガー釦31b及び駆動ローラ35aにより構成されて
いる。
【0045】右トリガー釦31aは、オペレーティング
処理等において、決定指示を入力する釦である。左トリ
ガー釦31bは、オペレーティング処理等において、解
除(キャンセル)指示を入力する釦である。
【0046】駆動ローラ35aは、X軸、Y軸によって
定まる2次元の変移量を検出するための球形のローラで
あり、駆動ローラ35aが机上に接触している場合等、
駆動ローラ35aに一定レベル以上の圧力が加わった状
態でコードレスマウス2を動かすと回転する。
【0047】図5は、図4のコードレスマウス2のブロ
ック構成図である。この図5において、コードレスマウ
ス2は、ボタン入力部31、ROM32、RAM33、
CPU34、ローラ回転機構35、変移量検出部36、
チェックサム演算部37、送信部38及び電源部39に
より構成されている。ボタン入力部31は、右トリガー
釦31a及び左トリガー釦31bの押圧操作に対応する
トリガー釦入力情報をCPU17に出力する。
【0048】ROM32は、後述するIDコード設定処
理プログラムや送信処理プログラム等の、CPU34に
より実行されるコードレスマウス2の各部を制御するた
めの各種制御プログラムを格納する。RAM33は、制
御用データ等を一時的に格納する、書込み、読出しが可
能なメモリエリアを形成し、送信データ格納テーブル3
3aを備える。
【0049】この送信データ格納テーブル33aは、工
場出荷時に当該コードレスマウス2に割り当てられてい
る工場IDコードデータを格納するメモリエリアと、後
述するIDコード設定処理フローにより設定されるユー
ザーIDコードデータを格納するメモリエリアと、変移
量検出部36から入力される変移量データを格納するメ
モリエリアと、CPU34から入力されるトリガー釦デ
ータを格納するメモリエリアと、チェックサム演算部3
7から入力されるチェックサムデータを格納するメモリ
エリアとにより構成されている。
【0050】CPU34は、ROM32に格納されてい
る各種制御プログラムに従って、コードレスマウス2の
各部を制御しており、コードレスマウス2の電池交換に
際して、電源部39に新たな電池がセットされ、CPU
34への電源供給が開始されると、後述するIDコード
設定処理フローを実行して、電池交換時の右トリガー釦
31a及び左トリガー釦31bの押圧操作状態に対応す
るユーザーIDコードデータを生成して、RAM33の
送信データ格納テーブル33aに格納する。
【0051】また、CPU34は、コードレスマウス2
がデータ処理装置1のマウス収納ポケット24から取出
され、右トリガー釦31a、あるいは、左トリガー釦3
1bが押圧操作されるか、もしくは、駆動ローラ35a
に回転変位が認められる場合に、後述する送信処理フロ
ーを実行して、変移量データやトリガー釦データを検出
し、RAM33の送信データ格納テーブル33aに格納
するとともに、この変移量データ及びトリガー釦データ
と、既に送信データ格納テーブル33aに格納されてい
る工場IDコードデータとユーザーIDコードデータに
より構成されるIDコードデータとに基づいて、チェッ
クサム演算部37において、微弱電波を用いたデータ伝
送の際に受信側でデータ誤りの発生有無を検査するため
のチェックサムデータを生成し、RAM33の送信デー
タ格納テーブル33aに格納する。
【0052】そして、CPU34は、RAM33の送信
データ格納テーブル33aに格納されている工場IDコ
ードデータとユーザーIDコードデータにより構成され
るIDコードデータ、変移量データ、トリガー釦データ
及びチェックサムデータを送信部38に転送し、送信部
38により電磁波の搬送波に変調させて、データ処理装
置1の受信部22に向けて送信させる。
【0053】ローラ回転機構35は、コードレスマウス
2の底部に位置する駆動ローラ35aと、この駆動ロー
ラ35aにそれぞれ直交して配置される2つのシャフト
エンコーダと、駆動ローラ35aに一定レベル以上の圧
力が加わっているか否かを検出する圧力検出スイッチと
により構成されている。
【0054】ローラ回転機構35では、駆動ローラ35
aが机上に接触している場合等、駆動ローラ35aに一
定レベル以上の圧力が加わった場合に圧力検出スイッチ
がOFFからON状態に移行して、当該圧力検出スイッ
チがON状態にある期間の駆動ローラ35aの回転変位
情報を駆動ローラ35aにそれぞれ直交して配置される
2つのシャフトエンコーダにより変移量検出部36に出
力する。
【0055】変移量検出部36は、ローラ回転機構35
からシャフトエンコーダを介して入力される駆動ローラ
35aの回転変位情報から、送信部25の送信タイミン
グの1区間、すなわち、前回の送信時から今回の送信時
に到るまでの期間の、X軸、Y軸によって定まる2次元
の変移量データ、すなわち、X軸方向変移量データ及び
Y軸方向変移量データを検出して、検出したX軸方向変
移量データ及びY軸方向変移量データをCPU34から
の指示により変移量データとしてRAM33の送信デー
タ格納テーブル33aに出力する。
【0056】チェックサム演算部37は、CPU34か
らの指示に基づいて、RAM33の送信データ格納テー
ブル33aに格納される工場IDコードデータとユーザ
ーIDコードデータにより構成されるIDコードデー
タ、変移量データ及びトリガー釦データに基づいて、微
弱電波を用いたデータ伝送の際に受信側でデータ誤りの
発生有無を検査するためのチェックサムデータを生成
し、生成したチェックサムデータをRAM33の送信デ
ータ格納テーブル33aに格納する。
【0057】送信部38は、CPU34からの指示によ
りRAM33の送信データ格納テーブル33aから入力
される工場IDコードデータとユーザーIDコードデー
タにより構成されるIDコードデータ、変移量データ、
トリガー釦データ及びチェックサムデータを電磁波の搬
送波に変調して、データ処理装置1の受信部22に向け
て送信する。電源部39は、電池等により構成され、コ
ードレスマウス2の各部に電源供給を行なう。
【0058】以上が、本実施例のコードレスマウス2の
構成である。次に、図6に基づいて、データ処理装置1
のマウス収納ポケット24の最深部上方面に備わる収納
スイッチ24aと、コードレスマウス2に備わる右トリ
ガー釦31a及び左トリガー釦31bとの関係を説明す
る。
【0059】図6は、データ処理装置1のマウス収納ポ
ケット24部の断面図であり、図6(a)は、コードレ
スマウス2収納前、図6(b)は、コードレスマウス2
収納後を示している。図6(a)に示すように、マウス
収納ポケット24の最深部上方面には、収納スイッチ2
4aが備わっている。この収納スイッチ24aは、コー
ドレスマウス2がマウス収納ポケット24に収納されて
いるか否かを検知するためのスイッチであり、図示しな
いバネにより図に示すA方向に付勢されており、コード
レスマウス2がマウス収納ポケット24に収納され、当
該収納スイッチ24aに図示するB方向の外力が加わら
ない限り、その付勢状態が維持される。
【0060】そして、コードレスマウス2の未使用時
や、データ処理装置1に対するコードレスマウス2のI
Dコード登録時に、コードレスマウス2がマウス収納ポ
ケット24に収納されると、図6(b)に示すように、
当該収納スイッチ24aに対して、コードレスマウス2
から図示するB方向にバネの付勢に増さる外力が加わ
り、収納スイッチ24aはB方向に押込まれ、OFFか
らON状態に移行する。
【0061】また、コードレスマウス2をマウス収納ポ
ケット24から取出すと、収納スイッチ24aに加わる
B方向への外力が除かれるので、当該収納スイッチ24
aは、バネからの付勢によりA方向に移動して、ONか
らOFF状態に戻る。
【0062】一方、コードレスマウス2に備わる右トリ
ガー釦31a及び左トリガー釦31bについて見てみる
と、図6(a)に示すように、平常時、右トリガー釦3
1a及び左トリガー釦31bは、図示しないバネによ
り、図に示すC方向に付勢されており、使用者により押
圧操作される等して、当該右トリガー釦31a及び左ト
リガー釦31bに図示するD方向の外力が加わらない限
り、その付勢状態が維持される。
【0063】そして、コードレスマウス2の未使用時
や、データ処理装置1に対するコードレスマウス2のI
Dコード登録時に、コードレスマウス2がマウス収納ポ
ケット24に収納されると、図6(b)に示すように、
当該コードレスマウス2に備わる右トリガー釦31a及
び左トリガー釦31bに対して、収納スイッチ24a及
びマウス収納ポケット24の最深部上方面から図示する
D方向にバネの付勢に増さる外力が加わり、右トリガー
釦31a及び左トリガー釦31bは、D方向に押込ま
れ、OFFからON状態に移行する。
【0064】また、コードレスマウス2をマウス収納ポ
ケット24から取出すと、右トリガー釦31a及び左ト
リガー釦31bに加わるD方向への外力が除かれるの
で、当該右トリガー釦31a及び左トリガー釦31b
は、バネからの付勢によりC方向に移動し、ONからO
FF状態に戻る。
【0065】続いて、本実施例の動作を説明する。ま
ず、本実施例のコードレスマウス2のCPU34におい
て実行されるIDコード設定処理について、図7に示す
フローチャートに基づいて説明する。IDコード設定処
理は、コードレスマウス2のユーザーIDコードを設定
する処理であり、コードレスマウス2の電池交換に際し
て、電源部39に新たな電池がセットされ、CPU34
への電源供給が開始されると(ステップS1)、ROM
32に格納されるIDコード設定処理に関するプログラ
ムを読込み、その処理を開始する。
【0066】まず、CPU34は、コードレスマウス2
に備わる左トリガー釦31b及び右トリガー釦31aの
押圧操作状態をボタン入力部31から入力されるトリガ
ー釦入力情報に基づいてチェックした後(ステップS
2)、左トリガー釦31bが押圧操作されているか否か
を判別し(ステップS3)、左トリガー釦31bが押圧
操作されていない場合は、次いで、右トリガー釦31a
が押圧操作されているか否かを判別する(ステップS
4)。
【0067】そして、CPU34は、上記ステップS4
において、右トリガー釦31aが押圧操作されていない
と判別した場合は、RAM33の送信データ格納テーブ
ル33aに当該コードレスマウス2のユーザーIDコー
ドデータとして2ビットデータ“00”を格納し(ステ
ップS5)、当該IDコード設定処理を終了して、後述
する送信処理フローに移行する。
【0068】また、CPU34は、上記ステップS4に
おいて、右トリガー釦31aが押圧操作されていると判
別した場合は、RAM33の送信データ格納テーブル3
3aに当該コードレスマウス2のユーザーIDコードデ
ータとして2ビットデータ“01”を格納し(ステップ
S6)、当該IDコード設定処理を終了して、後述する
送信処理フローに移行する。
【0069】一方、CPU34は、上記ステップS3に
おいて、左トリガー釦31bが押圧操作されていると判
別した場合は、次いで、右トリガー釦31aが押圧操作
されているか否かを判別し(ステップS7)、右トリガ
ー釦31aが押圧操作されていない場合は、RAM33
の送信データ格納テーブル33aに当該コードレスマウ
ス2のユーザーIDコードデータとして2ビットデータ
“10”を格納し(ステップS8)、当該IDコード設
定処理を終了して、後述する送信処理フローに移行す
る。
【0070】また、CPU34は、上記ステップS7に
おいて、右トリガー釦31aが押圧操作されていると判
別した場合は、RAM33の送信データ格納テーブル3
3aに当該コードレスマウス2のユーザーIDコードデ
ータとして2ビットデータ“11”を格納し(ステップ
S9)、当該IDコード設定処理を終了して、後述する
送信処理フローに移行する。
【0071】以上が、コードレスマウス2のCPU34
において実行されるIDコード設定処理の動作手順であ
る。なお、上記IDコード設定処理では、電池交換時の
左トリガー釦31b及び右トリガー釦31aの押圧操作
状態に応じて当該コードレスマウス2のユーザーIDコ
ードを設定する構成としているが、これは、前記内容に
限定されるものではなく、例えば、電池交換直後の左ト
リガー釦31b、あるいは、右トリガー釦31aの押圧
操作回数に応じて当該コードレスマウス2のユーザーI
Dコードを設定する構成としてもよい。
【0072】また、上記IDコード設定処理では、ユー
ザーIDコードは計4種類設定することができるが、こ
れは、4種類に限定されるものではなく、2種類や3種
類、あるいは、5種類以上であってもよいことは勿論で
ある。
【0073】次に、本実施例のコードレスマウス2のC
PU34において実行される送信処理について、図8に
示すフローチャートに基づいて説明する。送信処理は、
コードレスマウス2の変移量データやトリガー釦データ
を検出するとともに、この変移量データやトリガー釦デ
ータを、工場IDコードデータとユーザーIDコードデ
ータにより構成されるIDコードデータ及びチェックサ
ムデータと共に電磁波の搬送波に変調して送信する処理
であり、コードレスマウス2がデータ処理装置1のマウ
ス収納ポケット24から取出され、右トリガー釦31
a、あるいは、左トリガー釦31bが押圧操作される
か、もしくは、駆動ローラ35aに回転変位が認められ
る場合に、ROM32に格納される送信処理に関するプ
ログラムを読込み、その処理を開始する。
【0074】まず、CPU34は、RAM33の送信デ
ータ格納テーブル33aにおいて、変移量データ、トリ
ガー釦データ及びチェックサムデータを格納するメモリ
エリアをクリアした後(ステップS11)、送信部38
の送信タイミングの1区間、すなわち、前回の送信時か
ら今回の送信時に到るまでの期間における駆動ローラ3
5aの回転変位の有無を判別する。
【0075】この駆動ローラ35aの回転変位の有無を
判別する具体的な方法としては、例えば、変移量検出部
36において、送信部38の送信タイミングの1区間毎
に駆動ローラ35aの回転変位から検出されるX軸方向
変移量データ及びY軸方向変移量データの値が共に
“0”であるか否かを判別すること等が挙げられる。
【0076】そして、CPU34は、上記変移量検出部
36において検出されたX軸方向変移量データ及びY軸
方向変移量データの値が共に“0”であるか否かを判別
すること等により、駆動ローラ35aの回転変位の有無
を判別し(ステップS12)、X軸方向変移量データ及
びY軸方向変移量データの内、少なくともどちらか一方
以上の値が“0”以外の値であり、駆動ローラ35aに
回転変位が認められる場合は、変移量検出部36におい
て検出されたX軸方向変移量データ及びY軸方向変移量
データを変移量データとしてRAM33の送信データ格
納テーブル33aに格納し(ステップS13)、ステッ
プS18に移行する。
【0077】また、CPU34は、上記ステップS12
において、X軸方向変移量データ及びY軸方向変移量デ
ータの値が共に“0”であり、駆動ローラ35aに回転
変位が認められないと判別した場合は、次いで、右トリ
ガー釦31a、あるいは、左トリガー釦31bが押圧操
作されているか否かを判別し(ステップS14)、右ト
リガー釦31a及び左トリガー釦31bが押圧操作され
ていない場合は、上記ステップS12に戻り、再度、駆
動ローラ35aの回転変位の有無を判別する。また、C
PU34は、上記ステップS14において、右トリガー
釦31a、あるいは、左トリガー釦31bが押圧操作さ
れていると判別した場合は、CPU34の内部に備わる
タイマをリセットして(ステップS15)、再度、右ト
リガー釦31a、あるいは、左トリガー釦31bが押圧
操作されているか否かを判別する(ステップS16)。
【0078】そして、CPU34は、上記ステップS1
6において、右トリガー釦31a及び左トリガー釦31
bが押圧操作されていないと判別した場合は、上記ステ
ップS14において、右トリガー釦31a、あるいは、
左トリガー釦31bが押圧操作されていると判別してか
ら、現時点(ステップS16)において、右トリガー釦
31a及び左トリガー釦31bが押圧操作されていない
と判別するまでに押圧操作されて、右トリガー釦31
a、あるいは、左トリガー釦31bからボタン入力部3
1を介して入力されたトリガー釦入力情報をトリガー釦
データとして、RAM33の送信データ格納テーブル3
3aに格納し(ステップS17)、ステップS18に移
行する。
【0079】次いで、CPU34は、RAM33の送信
データ格納テーブル33aに格納されている工場IDコ
ードデータとユーザーIDコードデータにより構成され
るIDコードデータ、変移量データ及びトリガー釦デー
タに基づいて、チェックサム演算部37において、微弱
電波を用いたデータ伝送の際に受信側でデータ誤りの発
生有無を検査するためのチェックサムデータを生成し
(ステップS18)、生成したチェックサムデータをR
AM33の送信データ格納テーブル33aに格納する
(ステップS19)。
【0080】そして、CPU34は、RAM33の送信
データ格納テーブル33aに格納されている工場IDコ
ードデータとユーザーIDコードデータにより構成され
るIDコードデータ、変移量データ、トリガー釦データ
及びチェックサムデータを送信部38に転送し、送信部
38により電磁波の搬送波に変調させて、データ処理装
置1の受信部22に向けて送信させて(ステップS2
0)、上記ステップS11に戻り、再度、送信処理を行
なう。
【0081】一方、CPU34は、上記ステップS16
において、右トリガー釦31a、あるいは、左トリガー
釦31bが押圧操作されていると判別した場合は、CP
U34の内部に備わるタイマをカウントした後(ステッ
プS21)、当該タイマのカウント数が所定カウント数
以上であるか否かを判別する(ステップS22)。
【0082】そして、CPU34は、タイマのカウント
数が所定カウント数未満であると判別した場合、すなわ
ち、右トリガー釦31a、あるいは、左トリガー釦31
bが所定時間以上継続して押圧操作されていない状態に
あると判別した場合は、上記ステップS16に戻り、再
度、右トリガー釦31a、あるいは、左トリガー釦31
bが押圧操作されているか否かを判別する。
【0083】また、CPU34は、上記ステップS22
において、タイマのカウント数が所定カウント数以上で
あると判別した場合、すなわち、右トリガー釦31a、
あるいは、左トリガー釦31bが所定時間以上継続して
押圧操作されている状態にあると判別した場合は、当該
コードレスマウス2がデータ処理装置1のマウス収納ポ
ケット24に収納されていると判断し、データ処理装置
1に対して当該コードレスマウス2のIDコードを登録
するために、RAM33の送信データ格納テーブル33
aに格納されている工場IDコードデータとユーザーI
Dコードデータにより構成されるIDコードデータ、変
移量データ、トリガー釦データ及びチェックサムデータ
を送信部38に転送し(但し、ここで、変移量データ、
トリガー釦データ及びチェックサムデータの値は、上記
ステップS11でクリアしたままであるので“0”とな
る。)、送信部38により電磁波の搬送波に変調させ
て、データ処理装置1の受信部22に向けて送信させて
(ステップS23)、当該送信処理を終了する。
【0084】なお、本送信処理においては、右トリガー
釦31a及び左トリガー釦31bが所定時間以上継続し
て押圧操作されていない状態にあり、かつ、駆動ローラ
35aの回転変位が所定時間以上継続して認められない
状態にある場合に、当該送信処理を終了する。以上が、
コードレスマウス2のCPU34において実行される送
信処理の動作手順である。
【0085】さらに、本実施例のデータ処理装置1のC
PU17において実行されるIDコード登録処理につい
て、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。I
Dコード登録処理は、当該データ処理装置1用として使
用するポインティングデバイスの工場IDコードデータ
とユーザーIDコードデータにより構成されるIDコー
ドデータを登録IDメモリ15に格納する処理であり、
コードレスマウス2がマウス収納ポケット24に収納さ
れ、収納スイッチ24aがON状態に移行すると(ステ
ップS31)、ROM12に格納されるIDコード登録
処理に関するプログラムを読込み、その処理を開始す
る。
【0086】まず、CPU17は、受信部22において
コードレスマウス2からの送信データが受信されている
か否かを判別し(ステップS32)、受信部22におい
てコードレスマウス2からの送信データが受信されてい
ない場合は、引き続いて、受信部22においてコードレ
スマウス2からの送信データが受信されているか否かの
監視を行なう。
【0087】また、CPU17は、上記ステップS32
において、受信部22においてコードレスマウス2から
の送信データが受信されていると判別した場合は、受信
部22において受信し、検波、再生された工場IDコー
ドデータとユーザーIDコードデータにより構成される
IDコードデータ、変移量データ、トリガー釦データ及
びチェックサムデータをRAM16の受信データ格納テ
ーブル16aに格納する(ステップS33)。
【0088】次いで、CPU17は、RAM16の受信
データ格納テーブル16aに格納された送信データの中
から工場IDコードデータとユーザーIDコードデータ
により構成されるIDコードデータのみを読出した後
(ステップS34)、当該IDコードデータを登録ID
メモリ15に格納する(ステップS35)。
【0089】そして、CPU17は、RAM16の受信
データ格納テーブル16aに格納されている全てのデー
タをクリアした後(ステップS36)、当該IDコード
登録処理を終了する。以上が、データ処理装置1のCP
U17において実行されるIDコード登録処理の動作手
順である。
【0090】加えて、本実施例のデータ処理装置1のC
PU17において実行される受信処理ついて、図10に
示すフローチャートに基づいて説明する。受信処理は、
コードレスマウス2から微弱電波を用いて無線送信され
る送信データを受信して、この送信データに含まれる変
移量データ及びトリガー釦データに基づいてポインティ
ング処理やオペレーティング処理等を実行する処理であ
り、データ処理装置1において、ポインティングデバイ
ス使用環境が構築されると、ROM12に格納される受
信処理に関するプログラムを読込み、その処理を開始す
る。
【0091】まず、CPU17は、キーボード11aか
らキー入力部11を介してキー入力情報が入力されてい
るか否かを判別し(ステップS41)、キー入力情報が
入力されている場合は、当該キー入力情報に基づく処理
を実行して(ステップS42)、上記ステップS41に
戻り、再度、キーボード11aからキー入力部11を介
してキー入力情報が入力されているか否かを判別する。
【0092】また、CPU17は、上記ステップS41
において、キー入力情報が入力されていないと判別した
場合は、次いで、受信部22においてコードレスマウス
2からの送信データが受信されているか否かを判別し
(ステップS43)、受信部22においてコードレスマ
ウス2からの送信データが受信されていない場合は、上
記ステップS41に戻る。
【0093】一方、CPU17は、上記ステップS43
において、受信部22においてコードレスマウス2から
の送信データが受信されていると判別した場合は、次い
で、受信レベル検出部21により、受信部22において
受信されるコードレスマウス2からの送信電波の受信レ
ベルを検出した後(ステップS44)、このコードレス
マウス2からの送信電波の受信レベルが所定レベル以上
であるか否かを判別し(ステップS45)、受信レベル
が所定レベル以上でない場合は、上記ステップS41に
戻る。
【0094】また、CPU17は、上記ステップS44
において、受信レベルが所定レベル以上であると判別し
た場合は、受信部22において受信し、検波、再生され
た工場IDコードデータとユーザーIDコードデータに
より構成されるIDコードデータ、変移量データ、トリ
ガー釦データ及びチェックサムデータをRAM16の受
信データ格納テーブル16aに格納する(ステップS4
6)。
【0095】そして、CPU17は、受信部22により
受信され、RAM16の受信データ格納テーブル16a
に格納された送信データに、微弱電波を用いたデータ伝
送によりデータ誤りが生じていないか、送信データに含
まれるチェックサムデータに基づいてチェックサム演算
を行ない検査する(ステップS47)。
【0096】次いで、CPU17は、上記チェックサム
演算結果に基づいて、微弱電波を用いたデータ伝送によ
り送信データにデータ誤りが生じているか否かを判別し
(ステップS48)、送信データにデータ誤りが生じて
いる場合は、RAM16の受信データ格納テーブル16
aに格納されている送信データに基づくポインティング
処理やオペレーティング処理等を実行せずに、上記ステ
ップS41に戻り、再び最初から当該受信処理を行な
う。
【0097】また、CPU17は、上記ステップS48
において、送信データにデータ誤りが生じていないと判
別した場合は、次いで、RAM16の受信データ格納テ
ーブル16aに格納されている送信データの中から、工
場IDコードデータとユーザーIDコードデータにより
構成されるIDコードデータを読出して、あらかじめ登
録IDメモリ15に格納しているIDコードデータとの
比較を行ない、両者が一致しているか否かを判別する
(ステップS49)。
【0098】そして、CPU17は、RAM16の受信
データ格納テーブル16aから読出したIDコードデー
タと登録IDメモリ15に格納しているIDコードデー
タが一致していないと判別した場合は、RAM16の受
信データ格納テーブル16aに格納されている送信デー
タに基づくポインティング処理やオペレーティング処理
等を実行せずに、上記ステップS41に戻り、再び最初
から当該受信処理を行なう。
【0099】また、CPU17は、上記ステップS49
において、RAM16の受信データ格納テーブル16a
から読出したIDコードデータと登録IDメモリ15に
格納しているIDコードデータが一致していると判別し
た場合は、RAM16の受信データ格納テーブル16a
に格納されている送信データの中から移動量データとト
リガー釦データを読出して、当該移動量データとトリガ
ー釦データに基づいてポインティング処理やオペレーテ
ィング処理等を実行した後(ステップS50)、上記ス
テップS41に戻り、再び最初から当該受信処理を行な
う。
【0100】なお、本受信処理では、データ処理装置1
においてポインティングデバイス使用環境が解除された
場合に本受信処理を終了する。以上が、本実施例のデー
タ処理装置1のCPU17において実行される受信処理
の動作手順である。
【0101】なお、本実施例において、コードレスマウ
ス2は、データ処理装置1のマウス収納ポケット24に
収納され、右トリガー釦31a及び左トリガー釦31b
が所定時間以上継続して押圧操作されている状態にある
場合、あるいは、右トリガー釦31a及び左トリガー釦
31bが所定時間以上継続して押圧操作されていない状
態にあり、かつ、駆動ローラ35aの回転変位が所定時
間以上継続して認められない状態にある場合に、節電モ
ードに移行して、CPU34内部の動作クロックを通常
動作時に比べて下げることにより、CPU34における
消費電力を低減して、電源部39に備わる電池の長寿命
化を図っている。
【0102】以上のようなことから、本実施例のコード
レスマウス2及びデータ処理装置1により構成されるポ
インティングデバイス及びその制御システムでは、コー
ドレスマウス2は、所定の入力操作に対応する変移量デ
ータとトリガー釦データとを、工場IDコードデータ及
びユーザーIDコードデータと共に送信部38により微
弱電波を用いて無線送信することが可能となる。
【0103】また、データ処理装置1は、通常使用モー
ド下において受信部22により受信された前記コードレ
スマウス2からの送信データに含まれる工場IDコード
データ及びユーザーIDコードデータが、IDコード登
録モード下において登録IDメモリ15に格納された工
場IDコードデータ及びユーザーIDコードデータと一
致するか否かを判別し、両者が一致した場合にのみ、前
記送信データに含まれる変移量データとトリガー釦デー
タに基づいてポインティング処理やオペレーティング処
理等を行なうことが可能となる。
【0104】したがって、コードレスマウス2に工場I
Dコードの他に、使用者により簡単に設定することので
きるユーザーIDコードを設け、この工場IDコードと
ユーザーIDコードにより構成されるコードレスマウス
2のIDコードを、当該コードレスマウス2によりポイ
ンティング処理やオペレーティング処理等を行なうデー
タ処理装置1にあらかじめ登録しておくことにより、デ
ータ処理装置1では、コードレスマウス2からの送信デ
ータ受信時に、あらかじめ登録してあるIDコードと送
信データに含まれるIDコードとを比較して、両者が一
致した場合にのみ、前記送信データに含まれる変移量情
報と操作情報に基づいてポインティング処理やオペレー
ティング処理等を行なうことが可能となる。
【0105】よって、同一IDコードを所有する他のコ
ードレスマウスからの送信電波による混信に対して、ユ
ーザーIDコードを変更することにより、前記混信状態
を即座に解消することができ、また、最初からユーザー
IDコードを設定、登録しておくことにより、混信の起
きにくい環境を使用者に対して提供することができる。
【0106】そして、前記コードレスマウス2は、前記
データ処理装置1に設けられているマウス収納スペース
24に収納されると、送信部38から工場IDコードデ
ータ及びユーザーIDコードデータを無線送信し、前記
データ処理装置1は、前記マウス収納スペース24に前
記コードレスマウス2が収納されると、IDコード登録
モードに移行して、前記受信部22により受信される前
記工場IDコードデータ及びユーザーIDコードデータ
を登録IDメモリ15に格納することが可能となる。
【0107】したがって、コードレスマウス2をデータ
処理装置1のマウス収納スペース24に収納するだけ
で、当該コードレスマウス2の所有するIDコードを自
動的にデータ処理装置1に登録することができるので、
データ処理装置1に対するコードレスマウス2のIDコ
ード登録作業を極めて簡単な操作により実行することが
可能となり、前記IDコード登録作業にかかる手間と時
間を低減することができ、使用者の作業負担を軽減する
ことができる。
【0108】さらに、前記コードレスマウス2は、前記
データ処理装置1に設けられたマウス収納スペース24
に収納されると節電状態に移行することが可能となる。
したがって、コードレスマウス2を使用しない場合、デ
ータ処理装置1に設けられたマウス収納スペース24に
収納しておくことにより、自動的に節電状態に移行する
ので、内部電池の無駄な電力消費を回避することがで
き、内部電池の長寿命化を図ることができる。
【0109】加えて、前記データ処理装置1は、受信レ
ベル検出部21により、前記受信部22により受信され
る前記送信データの受信レベルが所定レベル以下である
と判別された場合に、そのデータ受信を無効とすること
が可能となる。
【0110】したがって、データ処理装置1では、コー
ドレスマウス2から無線送信される送信データの受信レ
ベルが所定レベル以下である場合は、そのデータ受信を
無効し、送信データに基づくポインティング処理やオペ
レーティング処理等を回避することができるので、受信
レベルの低下に伴う送信データの品質低下に起因するポ
インティング処理やオペレーティング処理等における誤
動作を防止することができる。
【0111】以上、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であ
ることは勿論である。
【0112】例えば、本実施例では、ポインティングデ
バイスとしてコードレスマウスについて記述したが、こ
れは、コードレスマウスに限定されるものではなく、コ
ードレスペン入力装置等に対しても適用可能であること
は勿論である。
【0113】また、本実施例において、コードレスマウ
ス2がデータ処理装置1のマウス収納ポケット24に収
納されたことを検知する収納スイッチ24aは、マウス
収納ポケット24の最深部上方面に配置される構造とな
っているが、これは、前記内容に限定されるものではな
く、要は、コードレスマウス2がデータ処理装置1のマ
ウス収納ポケット24に収納されたことを検知できる構
造であれば、収納スイッチ24aは、どのような位置に
配置されるものであってもよく、また、その検知方法も
押圧感知に限らず、光センサー等を用いるものであって
もよい。
【0114】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、ポ
インティングデバイスに工場IDコードの他に、使用者
により簡単に設定することのできるユーザーIDコード
を設け、この工場IDコードとユーザーIDコードによ
り構成されるポインティングデバイスのIDコードを、
当該ポインティングデバイスによりポインティング処理
やオペレーティング処理等を行なうデータ処理装置にあ
らかじめ登録しておくことにより、データ処理装置で
は、ポインティングデバイスからの送信データ受信時
に、あらかじめ登録してあるIDコードと送信データに
含まれるIDコードとを比較して、両者が一致した場合
にのみ、前記送信データに含まれる変移量情報と操作情
報に基づいてポインティング処理やオペレーティング処
理等を行なうことが可能となる。
【0115】よって、同一IDコードを所有する他のポ
インティングデバイスからの送信電波による混信に対し
て、ユーザーIDコードを変更することにより、前記混
信状態を即座に解消することができ、また、最初からユ
ーザーIDコードを設定、登録しておくことにより、混
信の起きにくい環境を使用者に対して提供することがで
きる。その結果、ポインティングデバイス及びその制御
システムの使い勝手、並びに信頼性を向上することがで
きる。
【0116】そして、請求項3記載の発明によれば、ポ
インティングデバイスをデータ処理装置の収納スペース
に収納するだけで、当該ポインティングデバイスの所有
するIDコードを自動的にデータ処理装置に登録するこ
とができるので、データ処理装置に対するポインティン
グデバイスのIDコード登録作業を極めて簡単な操作に
より実行することが可能となり、前記IDコード登録作
業にかかる手間と時間を低減することができ、使用者の
作業負担を軽減することができる。その結果、ポインテ
ィングデバイス及びその制御システムの使い勝手を向上
することができる。
【0117】さらに、請求項4記載の発明によれば、ポ
インティングデバイスを使用しない場合、データ処理装
置に設けられた収納スペースに収納しておくことによ
り、自動的に節電状態に移行するので、内部電池の無駄
な電力消費を回避することができ、内部電池の長寿命化
を図ることができる。その結果、ポインティングデバイ
スの信頼性を向上することができる。
【0118】あるいは、請求項5記載の発明によれば、
データ処理装置では、ポインティングデバイスから無線
送信される送信データの受信レベルが所定レベル以下で
ある場合は、そのデータ受信を無効し、送信データに基
づくポインティング処理やオペレーティング処理等を回
避することができるので、受信レベルの低下に伴う送信
データの品質低下に起因するポインティング処理やオペ
レーティング処理等における誤動作を防止することがで
きる。その結果、ポインティングデバイス及びその制御
システムの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置の外観図。
【図2】図1のデータ処理装置のA−A線における断面
図。
【図3】図1のデータ処理装置のブロック構成図。
【図4】本発明を適用したコードレスマウスの外観図。
【図5】図4のコードレスマウスのブロック構成図。
【図6】図1のデータ処理装置のマウス収納ポケット部
の断面図
【図7】図5のCPUで実行されるIDコード設定処理
のフローチャート。
【図8】図5のCPUで実行される送信処理のフローチ
ャート。
【図9】図3のCPUで実行されるIDコード登録処理
のフローチャート。
【図10】図3のCPUで実行される受信処理のフロー
チャート。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 コードレスマウス 10 本体ケース 10a メイン基板設置領域 10b FDD設置領域 10c マウス収納領域 10d 印字部設置領域 10e 収納スイッチ設置領域 10f 受信部設置領域 10g アンテナ設置領域 11 キー入力部 11a キーボード 12 ROM 13 文書編集処理部 14 文書メモリ 15 登録IDメモリ 16 RAM 16a 受信データ格納テーブル 17 CPU 18 表示部 19 印字部 20 FDD 20a FD挿入口 21 受信レベル検出部 22 受信部 23 受信データチェック部 24 マウス収納ポケット 24a 収納スイッチ 31 ボタン入力部 31a 右トリガー釦 31b 左トリガー釦 32 ROM 33 RAM 33a 送信データ格納テーブル 34 CPU 35 ローラ回転機構 35a 駆動ローラ 36 変移量検出部 37 チェックサム演算部 38 送信部 39 電源部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IDコード設定時において、操作キーの操
    作状態に応じた第1のIDコードを設定する設定手段
    と、 前記設定手段により設定された第1のIDコードを記憶
    する第1のIDコード記憶手段と、 所定の入力操作に対応する変移量情報と操作キーの操作
    情報とを前記第1のIDコード及びあらかじめ設定され
    る第2のIDコードと共に無線送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】所定の入力操作に対応する変移量情報と操
    作キーの操作情報とを無線送信するポインティングデバ
    イスと、このポインティングデバイスから無線送信され
    る前記変移量情報と操作情報とを受信し、当該受信情報
    に基づく処理を行なうデータ処理装置と、から構成され
    たポインティングデバイス及びその制御システムにおい
    て、 前記ポインティングデバイスは、 IDコード設定時において、操作キーの操作状態に応じ
    た第1のIDコードを設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された第1のIDコードを記憶
    する第1のIDコード記憶手段と、 所定の入力操作に対応する変移量情報と操作キーの操作
    情報とを前記第1のIDコード及びあらかじめ設定され
    る第2のIDコードと共に無線送信する送信手段とを備
    え、 前記データ処理装置は、 前記ポインティングデバイスから無線送信される送信デ
    ータを受信する受信手段と、 IDコード登録モード下において、前記受信手段により
    受信された前記送信データに含まれる第1及び第2のI
    Dコードを記憶する第2のIDコード記憶手段と、 通常使用モード下において、前記受信手段により受信さ
    れた前記送信データに含まれる第1及び第2のIDコー
    ドが、前記第2のIDコード記憶手段に記憶される第1
    及び第2のIDコードと一致するか否かを判別する判別
    手段と、 前記判別手段により両者が一致すると判別された場合
    に、前記送信データに含まれる変移量情報と操作情報に
    基づく処理を行なう処理手段と、 を備えたことを特徴とするポインティングデバイス制御
    システム。
  3. 【請求項3】前記データ処理装置は、前記ポインティン
    グデバイスを収納する収納スペースを有し、 前記ポインティングデバイスは、前記収納スペースに収
    納されると、送信手段により前記第1及び第2のIDコ
    ードを無線送信し、 前記データ処理装置は、前記収納スペースに前記ポイン
    ティングデバイスが収納されると、前記IDコード登録
    モードに移行して、前記受信手段により受信される前記
    第1及び第2のIDコードを前記第2のIDコード記憶
    手段に記憶することを特徴とする請求項2記載のポイン
    ティングデバイス制御システム。
  4. 【請求項4】前記データ処理装置は、前記ポインティン
    グデバイスを収納する収納スペースを有し、前記ポイン
    ティングデバイスは、この収納スペースに収納されると
    節電状態に移行することを特徴とする請求項1記載のポ
    インティングデバイス。
  5. 【請求項5】前記データ処理装置は、前記受信手段によ
    り受信される前記送信データの受信レベルを検出する検
    出手段を備え、 前記検出手段により検出された受信レベルが所定レベル
    以下である場合は、そのデータ受信を無効とすることを
    特徴とする請求項2及び3記載のポインティングデバイ
    ス制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7263834B2 (en) * 2000-06-05 2007-09-04 Alstom Technology Ltd Method for cooling a gas turbine system and a gas turbine system for performing this method
JP2013025658A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Aska Creation Inc キーボード分離型コードレスノートpc

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