JPH0964914A - 制御情報転送方法及びノード装置 - Google Patents

制御情報転送方法及びノード装置

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JPH0964914A
JPH0964914A JP21698895A JP21698895A JPH0964914A JP H0964914 A JPH0964914 A JP H0964914A JP 21698895 A JP21698895 A JP 21698895A JP 21698895 A JP21698895 A JP 21698895A JP H0964914 A JPH0964914 A JP H0964914A
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Yasuhiro Katsube
泰弘 勝部
Kenichi Nagami
健一 永見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザデータパケットの送信に用いる仮想コ
ネクションと制御パケットの送信に用いる仮想コネクシ
ョンを分離し、仮想コネクション型ネットワークにおけ
る制御情報の通信を効率化する。 【構成】 同じ宛先ノードアドレス(ユニキャストまた
はマルチキャスト)を持ち同じ次段ノード(マルチキャ
ストの場合には次段ノード群)へ転送(送信)するパケ
ットでも、制御パケット用とユーザデータパケット用の
2種類の仮想コネクションを用意し、パケットに含まれ
るプロトコル識別情報に基づいて、制御パケットとユー
ザデータパケットを各々の仮想コネクションを用いて転
送(送信)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ情報および
各種制御情報の送受信を行なうパケット通信ノード装置
及び制御情報転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想コネクション型ネットワークに接続
されたルータやホストなどのパケット通信ノードにおい
て次段のノードへパケットを転送する際には、その次段
ノードまでの仮想コネクションを所定のコネクション設
定プロトコルに基づき設定し、設定した仮想コネクショ
ンを用いてパケット転送を行なう。
【0003】送受信端末間でやりとりされるパケットに
は、実際の端末アプリケーション間の通信情報だけでな
く、所望の通信品質を要求するためのリソース予約のた
めのメッセージをはじめとする各種の制御メッセージも
存在する。仮想コネクション型ネットワークに接続され
た現状のルータにおいては、パケットの宛先ノードアド
レスが同一であれば、それが制御メッセージであるか実
際の通信情報であるかを問わず、同一の転送処理がパケ
ットに対して施される。すなわち、仮想コネクション型
ネットワークへの転送であれば、パケットの宛先ノード
アドレスをもとにルーティングテーブルの参照を行な
い、その結果制御メッセージであるか通信情報であるか
に関わらず、同一の仮想コネクションに対してパケット
が送信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】制御情報と実際の通信
情報が同一の仮想コネクション上を転送される場合、以
下のような問題点が生じる。 ・インターネットドラフトdraft-katsube-router-atm-o
verview-00.txtに記載したようなルータアーキテクチャ
の拡張(入力仮想コネクションと出力仮想コネクション
をルータ内部で直接(ネットワーク層の処理を行わず
に)接続することで、転送処理の高速化を図る)を行な
った場合、制御メッセージをルータで認識することがで
きなくなる。
【0005】この場合には、一つの仮想コネクションか
ら受信したフレーム(あるいはセル)のうち制御メッセ
ージパケットに相当するもののみ抜き出して中身の処理
が行なえるような機構を設け、それ以外の通信情報フレ
ーム(あるいはセル)に関してはパケットレベルの処理
を行なわずに転送することを可能にする必要があるが、
これを実現することは通信ノードのコスト増加をまね
く。
【0006】・通信情報を転送中の仮想コネクションに
異常が発生した場合、通信情報のみならず制御メッセー
ジの転送も行なわれなくなるため、異常時の代替経路選
択等の対処がうまく行なえない可能性がある。 ・ひとつのメッセージで、関連する複数の仮想コネクシ
ョンを制御するようなことが行なえない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこうした問題点
を解決することを目的とするもので、同一の宛先アドレ
スを持つパケットに関し、制御情報パケット(制御パケ
ット)とユーザの通信情報パケット(ユーザデータパケ
ット)とを異なる仮想コネクションを用いて転送するも
のである。
【0008】本発明の第1の発明は、仮想コネクション
型ネットワークに接続し、ユーザデータ及び各種制御パ
ケットの送受信を行うパケット通信ノードが、パケット
群を次段ノードへ送信する際の制御情報転送方法におい
て、前記ユーザデータパケットを送信するための出力仮
想コネクションと前記制御パケットを送信するための出
力仮想コネクションとを各々設定しておき、送信するパ
ケットに含まれる宛先ノードアドレスフィールドの情報
及びプロトコル識別情報に基づき、所定の宛先ノードア
ドレスを持つ制御パケットを、同じ宛先ノードアドレス
を持つユーザデータパケットを送信する出力仮想コネク
ションと異なる出力仮想コネクションにて送信するよう
に制御することを特徴とする。
【0009】本発明の第1の発明はまた、以下の手段を
具備するノード装置としても把握される。本ノード装置
は、仮想コネクション型ネットワークに接続し、ユーザ
データ及び各種制御パケットの送信を行うパケット送信
手段と、同じ宛先ノードアドレスを持つユーザデータパ
ケットと制御パケットとが異なる出力仮想コネクション
にて送信可能なように対応関係が記憶された記憶手段
と、送信するパケットに含まれる宛先ノードアドレスフ
ィールドの情報及びプロトコル識別情報に基づいて前記
記憶手段を参照し、次段ノードへの出力インタフェース
及び次段ノードへの出力仮想コネクションを決定し、決
定した出力インタフェースの前記パケット送信手段へ、
決定した出力仮想コネクションにてパケットを送信する
よう指示しつつ、パケットを転送するパケット解析・転
送手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】ここで、上記出力仮想コネクションは、ポ
イント−ポイントコネクションである場合もあれば、ポ
イント−マルチポイントコネクションである場合もあ
る。また、ユーザデータパケットと制御パケットとが同
じ宛先ノードアドレスを持つ場合に、ユーザデータパケ
ットの送信に用いられる出力仮想コネクションと、制御
パケットの送信に用いられる出力仮想コネクションと
は、次段ノードが同じで実体の異なる仮想コネクション
であればよく、送信ノードと次段ノードの間の経路は同
一であっても異なるものであっても良い。
【0011】また、上記ノードとしては、ネットワーク
層の(例えばIP(Internet Protocol) )処理が可能なル
ータやホストを想定している。本発明の第1の発明によ
れば、送信するパケットに含まれるプロトコル識別情報
に基づいて出力仮想コネクションを決定するため、制御
パケットを、同じ宛先ノードアドレスを持つユーザデー
タパケットを送信する出力仮想コネクションと異なる出
力仮想コネクションにて送信することができる。
【0012】本発明の第2の発明は、仮想コネクション
型ネットワークに接続し、ユーザデータおよび各種制御
パケットの送受信を行うパケット通信ノードが、宛先ノ
ードアドレスがマルチキャストアドレスであるパケット
群を該マルチキャストグループに該当する次段ノード群
へ送信する際の制御情報転送方法において、複数のマル
チキャストグループに該当する次段ノード群のそれぞれ
へユーザデータパケットを送信するための複数の出力仮
想コネクションと、前記複数のマルチキャストグループ
に該当する次段ノード群へまとめて制御パケットを送信
するための一つの出力仮想コネクションとを各々設定し
ておき、送信するマルチキャストパケットに含まれる宛
先マルチキャストアドレスフィールドの情報及びプロト
コル識別情報に基づき、所定の宛先マルチキャストアド
レスを持つ制御パケットを、同じ宛先マルチキャストア
ドレスを持つユーザデータパケットを送信する出力仮想
コネクションと異なる前記一つの出力仮想コネクション
にて送信するように制御することを特徴とする。
【0013】本発明の第2の発明はまた、以下の手段を
具備するノード装置としても把握される。本ノード装置
は、仮想コネクション型ネットワークに接続し、ユーザ
データ及び各種制御パケットの送信を行うパケット送信
手段と、宛先ノードアドレスがマルチキャストアドレス
であるユーザデータパケットを該マルチキャストグルー
プに該当する次段ノード群へ送信するための出力仮想コ
ネクションとは異なり、複数のマルチキャストグループ
に該当する次段ノード群へまとめてパケットが送信可能
な出力仮想コネクションにて制御パケットが送信可能な
ように対応関係が記憶された記憶手段と、送信するパケ
ットに含まれる宛先マルチキャストアドレスフィールド
の情報及びプロトコル識別情報に基づいて前記記憶手段
を参照し、次段ノードへの出力インタフェース及び次段
ノードへの出力仮想コネクションを決定し、決定した出
力インタフェースの前記パケット送信手段へ、決定した
出力仮想コネクションにてパケットを送信するよう指示
しつつ、パケットを転送するパケット解析・転送手段と
を具備したことを特徴とする。
【0014】ここで、上記出力仮想コネクションは、ポ
イント−マルチポイントコネクションであっても良い
し、マルチキャストサーバへのポイント−ポイントコネ
クションとマルチキャストサーバから次段ノード群への
ポイント−マルチポイントコネクションの組合せであっ
ても良い。また、ユーザデータパケットは、マルチキャ
ストグループ毎に設定されたポイント−マルチポイント
コネクション(一つのコネクションの終端は一つのマル
チキャストグループに該当する次段ノード群である)を
用いて送信されるが、制御パケットは、一つのポイント
−マルチポイントコネクション(コネクションの終端は
複数あるマルチキャストグループのいずれかに該当する
次段ノード群の全てを含むようになっている)を用いて
送信される。すなわち、ユーザデータパケットと制御パ
ケットとで、次段ノード群が異なる出力仮想コネクショ
ンを用いることになる。
【0015】また、上記ノードとしては、ネットワーク
層の(例えばIP)処理が可能なルータやホストを想定し
ている。本発明の第2の発明によれば、送信するパケッ
トに含まれる宛先マルチキャストアドレスフィールドの
情報及びプロトコル識別情報に基づいて出力仮想コネク
ションを決定するため、複数あるマルチキャストグルー
プのいずれかに該当する次段ノード群への制御パケット
を、ユーザデータパケットの送信とは異なり、一つの出
力仮想コネクションにてまとめて送信することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態例に
ついて説明する。本実施形態における仮想コネクション
型ネットワークとは、ATM(AsynchronousTransfer Mode)
、フレームリレー、ファイバチャネル、HIPPI(High Pe
rformance Parallel Interface)などの技術に基づくネ
ットワークを指している。
【0017】パケット通信ノードとはルータなどのパケ
ット交換装置や、パケットの送信受信端末を指してい
る。ノードアドレスとはIPアドレス、MAC アドレス、IP
X やAppleTalk などのアドレスなどを指している。
【0018】制御パケットとは、例えば送信受信端末間
でパケット通信ノードを介してやりとりをするSTII (St
ream Protocol II) やRSVP(Resource Reservation Prot
ocol) などのリソース予約プロトコルのためのパケット
を指す。
【0019】本実施形態においては、パケット通信ノー
ドがパケットを次段ノードに仮想コネクションを用いて
送信する際に、パケット解析・転送手段においてパケッ
トヘッダ内の宛先ノードアドレスフィールドとプロトコ
ル識別子の両方をもとにパケット経路表を参照し、送信
する仮想コネクションを決定する。すなわち、パケット
経路表は、宛先ノードアドレスフィールドとプロトコル
識別子の両方を検索キーにして出力インタフェースと出
力仮想コネクションが得られるように構成されている。
【0020】第1の発明の実施形態においては、同じ宛
先ノードアドレス(ユニキャストまたはマルチキャス
ト)を持ち同じ次段ノード(マルチキャストの場合には
次段ノード群)へ転送(送信)するパケットでも、制御
パケット用とユーザデータパケット用の2種類の仮想コ
ネクションを用意し、制御パケットとユーザデータパケ
ットを各々の仮想コネクションを用いて転送(送信)す
る。そのように上記パケット経路表の設定もなされてい
る。
【0021】第2の発明の実施形態においては、同じ宛
先マルチキャストアドレスを持つパケットのうち、ユー
ザデータパケットは、上記マルチキャストアドレスを持
つパケットの受信・転送をすべき次段ノード群へ転送
(送信)するための仮想コネクションを用いて転送(送
信)する。一方、制御パケットは、上記マルチキャスト
アドレスだけでなく、その他のマルチキャストアドレス
を持つパケットを受信・転送すべき次段ノード群を含め
たパケット通信ノード群にまとめて転送(送信)するた
めの仮想コネクションを用意し、それを用いて転送(送
信)する。
【0022】(具体例1)本例に関わるパケット通信ノ
ードの構成例を図1に示す。パケット通信ノード100 は
少なくともパケット受信手段101 、パケット解析・転送
手段102 、パケット送信手段103 、TCP(Transmission C
ontrol Protocol), UDP(User Datagram Protocol), RSV
P などの上位層104 、パケット経路表105 より構成され
る。
【0023】パケット通信ノード100 がルータの場合、
パケット受信手段101 からパケットを受信すると、デー
タリンク層のフレーム(ATMの場合にはセル) からパケッ
ト(IP の場合はIPデータグラム) への組み立てを行なっ
たのち、パケット解析・転送手段102 へ送る。パケット
解析・転送手段102 では、受信したパケットのヘッダ情
報をもとにパケット経路表105 を検索し、パケットを送
出すべき出力インタフェースおよび出力仮想コネクショ
ンを決定し、決定した出力インタフェース対応のパケッ
ト送信手段103 へ送る。パケット送信手段103 では、パ
ケットからデータリンク層フレーム(ATMの場合にはセ
ル) への変換を行ない、決定された所定の仮想コネクシ
ョンへ向けてデータリンク層フレームの送信を行なう。
【0024】以下にはパケット通信ノードとしてルータ
を例にして説明する。図2において、ルータR1、R2、R3
が仮想コネクション型ネットワークに接続され、その他
のルータR およびホストH はイーサネット等のコネクシ
ョンレス型ネットワークに接続されている。ルータR1に
おいて、ホストa.b.c.d およびホストe.f.g.h を宛先ア
ドレスに持つパケットを転送する場合に参照するパケッ
ト経路表の例を図3に示す。
【0025】パケット経路表を検索するキーは、パケッ
トヘッダ内の宛先IPアドレスとプロトコル識別子を用い
る。プロトコル識別子には、そのパケットの上位プロト
コルがTCP なのかUDP なのか(ユーザデータパケットで
あることを示す)、あるいはRSVPなどの制御用メッセー
ジなのか(制御パケットであることを示す)が示されて
いる。検索の結果、パケットを出力すべきインタフェー
スポート、次段ノードのIPアドレス、出力すべき仮想コ
ネクションの識別子(ここではATM コネクションVC(Vir
tual Channel) の識別子VPI/VCI を例にする)などが得
られる。
【0026】従来のパケット経路表のように宛先IPアド
レスのみをキーにして検索する場合には、上位プロトコ
ルがTCP やUDP であるかRSVP等の制御メッセージである
かによらず同じ仮想コネクションにパケットを出力する
ことになる。本例においては、図3に示したように、宛
先IPアドレスが同じでも上位プロトコルが異なると、異
なる仮想コネクションへパケットを出力する。宛先IPア
ドレスがa.b.c.d であるパケットの次段ルータのIPアド
レスがp.q.r.s で、その次段ルータまでのVPI/VCI とし
て、情報(ユーザデータパケット)転送用に100/200 、
RSVP制御メッセージ(Path メッセージ) (制御パケッ
ト)転送用に100/201 を用いている。
【0027】また、宛先IPアドレスがp.q.x.y であるパ
ケットの次段ル−タのIPアドレスがp.q.r.s で、その次
段ル−タまでのVPI/VCI として情報転送用に100/100 、
RSVP制御メッセ−ジ転送用に100/201 を用いている。こ
のように、異なる宛先IPアドレスを持つ制御パケット
を、次段ノ−ドが等しいときに、同じVCを用いて転送す
ることも可能である。
【0028】宛先IPアドレスがe.f.g.h であるパケット
についても同様に次段ルータp.q.r.t まで2種類の異な
るVCを用いて転送している。各々のVCの設定について
は、ATM のシグナリング手順により行なうか、管理手順
により行なうことになる。
【0029】(具体例2)本例に関わるパケット通信ノ
ードの構成例は図1と同様である。図4において、ルー
タR1、R2、R3、R4が仮想コネクション型ネットワークに
接続されている。ここではIPマルチキャストアドレスを
用いたマルチキャスト通信の場合について説明する。ル
ータR1において、マルチキャストアドレス225.0.0.100
およびマルチキャストアドレス230.10.10.0 を宛先アド
レスに持つパケットを転送する場合に参照するパケット
経路表の例を図5に示す。
【0030】パケット経路表を検索するキーは、パケッ
トヘッダ内の宛先IPアドレス( マルチキャストグループ
アドレス) とプロトコル識別子を用いる。検索の結果、
パケットを出力すべきインタフェースポート、出力すべ
き仮想コネクションの識別子(ここではATM コネクショ
ンのVPI/VCI を例にする)などが得られる。
【0031】マルチキャストアドレス225.0.0.100 には
ルータR2, R3が、マルチキャストアドレス230.10.10.0
にはルータR3, R4が参加している場合を示している。こ
れは言い換えると、ルータR2,R3 の下流にマルチキャス
トアドレス225.0.0.100 に加入しているホストが存在
し、ルータR3,R4 の下流にマルチキャストアドレス230.
10.10.0 に加入しているホストが存在することを意味し
ている。
【0032】図5に示したように、宛先IPマルチキャス
トアドレスが同じでも上位プロトコルが異なると、異な
る仮想コネクションへパケットを出力する。この例で
は、マルチキャストアドレス225.0.0.100 宛のパケット
を送信するためにR2, R3宛のポイント- マルチポイント
VCを情報転送用(50/100)とRSVP制御メッセージ転送用
(50/200)に1つずつ、マルチキャストアドレス230.0.
0.100 宛のパケットを送信するためにR3, R4宛のポイン
ト- マルチポイントVCを情報転送用(100/10)とRSVP制
御メッセージ転送用(100/11)に1つずつ利用する。各
々のポイント- マルチポイントVCの設定については、AT
M のシグナリング手順により行なうか、管理手順により
行なうことになる。
【0033】(具体例3)本例に関わるパケット通信ノ
ードの構成例は図1と同様である。また、情報転送用の
仮想コネクションの利用方法は具体例2と同じだが、RS
VPなどの制御メッセージ転送用の仮想コネクションとし
て「マルチキャスト通信に参加しているすべてのローカ
ルノード宛」を意味するIPアドレス224.0.0.1 に対して
張られたコネクションを利用する。この様子を図6に示
す。
【0034】本例では、ルータR1が参照するパケット経
路表として図7に示すような表を用い、検索するキー
は、パケットヘッダ内の宛先IPアドレス( マルチキャス
トグループアドレス) とプロトコル識別子を用いる。宛
先IPマルチキャストアドレスが同じ(225.0.0.100 )で
も、上位プロトコルがTCP (ユーザデータパケット)で
あれば、50/100のVCを用い、上位プロトコルがRSVP(制
御パケット)であれば、50/333のVCを用いる。そして、
上記と異なる宛先IPマルチキャストアドレス(230.10.1
0.0 )でも上位プロトコルがRSVP(上記と同じ種類の制
御パケット)であれば、上記と同じ50/333のVCを用い
る。また、宛先IPマルチキャストアドレスが224.0.0.1
であるパケットも、同じ50/333のVCで転送される。な
お、アドレス224.0.0.1 は例えば上位プロトコルがIG
MP(Internet Group Managem
ent Protocol)であるパケットの通信に用
いられるものである。
【0035】この50/333のVCは、上記IPアドレス
224.0.0.1 に対して張られたR2,R3,R4宛のポイント- マ
ルチポイントVCとなっている。このような設定は、ATM
のシグナリング手順か管理手順により予め行なわれてい
る。
【0036】本例では、このアドレス224.0.0.1 にはす
べてのマルチキャスト参加ノードがメンバーになってい
るため、そこ宛てのポイント- マルチポイントVCに対し
て制御メッセージを送信すると、自分に関係のないメッ
セージまで下流ノードは受信することになるが、そうし
た自分に関係のないメッセージは受信側で廃棄すれば良
い。
【0037】なお、ここでは、マルチキャスト通信に参
加しているすべてのローカルノード宛に張られたコネク
ションに制御パケットを流す例を説明したが、複数存在
するマルチキャストグループの幾つかを特定し、この特
定された複数のマルチキャストグループのいずれかに参
加しているローカルノード(その下流に該マルチキャス
トアドレスに加入しているホストが存在するノード)宛
に張られたポイント-マルチポイントコネクションに制
御パケットを流すことも、同様の機構で実現できる。
【0038】(具体例4)本例に関わるパケット通信ノ
ードの構成例は図1と同様である。本例では、図8に示
すように、複数送信者のマルチキャスト通信を効率的に
提供するためのマルチキャストサーバ(MCS) を配置して
いる。
【0039】情報転送用の仮想コネクションの利用方法
は具体例2及び3と同じだが、RSVPなどの制御メッセー
ジ転送用の仮想コネクションとしてMCS 宛てのVCを利用
し、それを受信したMCS が、具体例3で述べた224.0.0.
1 宛てのポイント- マルチポイントVCを使って制御メッ
セージを下流のノードに対して転送する。この場合すべ
ての送信ノードが224.0.0.1 宛ての制御メッセージ用ポ
イント- マルチポイントVCを持つ必要はなく、MCS 宛て
のポイント- ポイントVCのみを持っていれば良いため、
送信者数分だけポイント- マルチポイントVCを持つ場合
に比べてVC数の削減が期待できる。
【0040】本例においてルータR1が参照するパケット
経路表の例を図9に示す。宛先IPマルチキャストアドレ
スが同じ(225.0.0.100 )でも、上位プロトコルがTCP
(ユーザデータパケット)であれば、50/100のVCを用
い、上位プロトコルがRSVP(制御パケット)であれば、
25/888のVCを用いる。そして、上記と異なる宛先IPマル
チキャストアドレス(230.10.10.0 )でも上位プロトコ
ルがRSVP(上記と同じ種類の制御パケット)であれば、
上記と同じ25/888のVCを用いる。また、宛先IPマルチキ
ャストアドレスが224.0.0.1 であるパケットも、同じ25
/888のVCで転送される。この25/888のVCは、上記IPアド
レス224.0.0.1 に対して張られたR2,R3,R4宛のポイント
- マルチポイントVC(10/555)へMCS で切り換えられる
ポイント-ポイントVCとなっている。このような設定
は、ATM のシグナリング手順か管理手順により予め行な
われている。
【0041】なお、MCS では受信したセルのVPI/VCI を
もとに出力すべきインタフェースおよびVPI/VCI を決定
する。この場合には25/888をもとに、224.0.0.1 宛ての
制御メッセージ用ポイント- マルチポイントVC(10/555)
が決定されるようになっている。複数の送信者からの制
御メッセージ( 異なるVCから受信) が同一のポイント-
マルチポイントVCに送信される場合にセルレベルのイン
タリーブを避けるために、セルをATM アダプテーション
レイヤフレームまで組み立てる方が望ましい。
【0042】なお、ここでは制御パケットのみMCS を用
いて転送する場合を例に示したが、ユーザデータパケッ
トそのものもMCS を使って転送しても構わない。ただし
その場合も、制御メッセージ用と情報転送用のVCは別の
ものを用いるものとする。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、パ
ケットの出力仮想コネクションの決定に宛先アドレス以
外の情報も用いることで、ユーザデータパケットの送信
に用いる仮想コネクションと制御パケットの送信に用い
る仮想コネクションを分離することが可能となる。
【0044】これにより、入力仮想コネクションと出力
仮想コネクションをルータ内部で直接接続するルータへ
適用する場合には、ユーザデータパケットの送信に用い
る仮想コネクションは直接接続を行い、制御メッセージ
パケットの送信に用いる仮想コネクションはネットワー
ク層の処理を行うようにすることで、制御メッセージを
ルータで認識することができるようになる。
【0045】あるいは、ユーザデータパケットを転送中
の仮想コネクションに異常が発生した場合でも、制御パ
ケットの転送は行なうことができる。また、本発明によ
れば、一つのメッセージで、関連する複数の仮想コネク
ションに関わる制御を同時に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパケット通信ノードの構成例を
示す図。
【図2】 具体例1における仮想コネクションの利用法
を示す図。
【図3】 具体例1におけるパケット経路表の例を示す
図。
【図4】 具体例2における仮想コネクションの利用法
を示す図。
【図5】 具体例2におけるパケット経路表の例を示す
図。
【図6】 具体例3における仮想コネクションの利用法
を示す図。
【図7】 具体例3におけるパケット経路表の例を示す
図。
【図8】 具体例4における仮想コネクションの利用法
を示す図。
【図9】 具体例4におけるパケット経路表の例を示す
図。
【符号の説明】
100…パケット通信ノード 101…パケット受信手段 102…パケット解析・転送手段 103…パケット送信手段 104…上位層 105…パケット経路表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想コネクション型ネットワークに接続
    し、ユーザデータ及び各種制御パケットの送受信を行う
    パケット通信ノードが、パケット群を次段ノードへ送信
    する際の制御情報転送方法において、 前記ユーザデータパケットを送信するための出力仮想コ
    ネクションと前記制御パケットを送信するための出力仮
    想コネクションとを各々設定しておき、 送信するパケットに含まれる宛先ノードアドレスフィー
    ルドの情報及びプロトコル識別情報に基づき、所定の宛
    先ノードアドレスを持つ制御パケットを、同じ宛先ノー
    ドアドレスを持つユーザデータパケットを送信する出力
    仮想コネクションと異なる出力仮想コネクションにて送
    信するように制御することを特徴とする制御情報転送方
    法。
  2. 【請求項2】 仮想コネクション型ネットワークに接続
    し、ユーザデータ及び各種制御パケットの送信を行うパ
    ケット送信手段と、 同じ宛先ノードアドレスを持つユーザデータパケットと
    制御パケットとが異なる出力仮想コネクションにて送信
    可能なように対応関係が記憶された記憶手段と、 送信するパケットに含まれる宛先ノードアドレスフィー
    ルドの情報及びプロトコル識別情報に基づいて前記記憶
    手段を参照し、次段ノードへの出力インタフェース及び
    次段ノードへの出力仮想コネクションを決定し、決定し
    た出力インタフェースの前記パケット送信手段へ、決定
    した出力仮想コネクションにてパケットを送信するよう
    指示しつつ、パケットを転送するパケット解析・転送手
    段とを具備したことを特徴とするノード装置。
  3. 【請求項3】 仮想コネクション型ネットワークに接続
    し、ユーザデータおよび各種制御パケットの送受信を行
    うパケット通信ノードが、宛先ノードアドレスがマルチ
    キャストアドレスであるパケット群を該マルチキャスト
    グループに該当する次段ノード群へ送信する際の制御情
    報転送方法において、 複数のマルチキャストグループに該当する次段ノード群
    のそれぞれへユーザデータパケットを送信するための複
    数の出力仮想コネクションと、前記複数のマルチキャス
    トグループに該当する次段ノード群へまとめて制御パケ
    ットを送信するための一つの出力仮想コネクションとを
    各々設定しておき、 送信するマルチキャストパケットに含まれる宛先マルチ
    キャストアドレスフィールドの情報及びプロトコル識別
    情報に基づき、所定の宛先マルチキャストアドレスを持
    つ制御パケットを、同じ宛先マルチキャストアドレスを
    持つユーザデータパケットを送信する出力仮想コネクシ
    ョンと異なる前記一つの出力仮想コネクションにて送信
    するように制御することを特徴とする制御情報転送方
    法。
  4. 【請求項4】 仮想コネクション型ネットワークに接続
    し、ユーザデータ及び各種制御パケットの送信を行うパ
    ケット送信手段と、 宛先ノードアドレスがマルチキャストアドレスであるユ
    ーザデータパケットを該マルチキャストグループに該当
    する次段ノード群へ送信するための出力仮想コネクショ
    ンとは異なり、複数のマルチキャストグループに該当す
    る次段ノード群へまとめてパケットが送信可能な出力仮
    想コネクションにて制御パケットが送信可能なように対
    応関係が記憶された記憶手段と、 送信するパケットに含まれる宛先マルチキャストアドレ
    スフィールドの情報及びプロトコル識別情報に基づいて
    前記記憶手段を参照し、次段ノードへの出力インタフェ
    ース及び次段ノードへの出力仮想コネクションを決定
    し、決定した出力インタフェースの前記パケット送信手
    段へ、決定した出力仮想コネクションにてパケットを送
    信するよう指示しつつ、パケットを転送するパケット解
    析・転送手段とを具備したことを特徴とするノード装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100428738C (zh) * 2005-09-21 2008-10-22 华为技术有限公司 无连接的分组交换通信系统

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