JPH0964835A - 復号処理回路 - Google Patents

復号処理回路

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JPH0964835A
JPH0964835A JP7218884A JP21888495A JPH0964835A JP H0964835 A JPH0964835 A JP H0964835A JP 7218884 A JP7218884 A JP 7218884A JP 21888495 A JP21888495 A JP 21888495A JP H0964835 A JPH0964835 A JP H0964835A
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和広 木村
Shigeaki Hayashibe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM多重放送において、暗号化されて送信さ
れたデジタル信号の復号化処理を行なう復号処理回路を
提供する。 【解決手段】 復号処理回路400におけるシフトレジ
スタ402にパケットデータのプリフィックスが入力し
たことをカウンタ回路404の計数値に基づいて第1比
較回路406が検出すると、擬似ランダム2値系列生成
回路408は、シフトレジスタ402から出力されるデ
ータグループ番号およびデータパケット番号ならびに予
めキー取出回路により抽出されていたキーデータに基づ
いて、擬似ランダム2値系列を出力する。シフトレジス
タ402にデータパケット中のブロックデータが入力し
たことを第2比較器410が検出すると、擬似ランダム
2値系列と受信データの排他的論理和演算結果が排他的
論理和回路418で行なわれ、復号化されたデータがシ
フトレジスタ402に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号化されて送信
されるデジタル信号を受信するデジタル受信装置におい
て、復号化処理を行なう復号処理回路に関し、特に、上
記デジタル信号がFM多重放送により伝送される多重情
報デジタル受信器における復号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、デジタル信号を多重して送信す
るFM多重放送の実用化が進められている。
【0003】特に、移動体受信FM多重放送は、現行F
Mステレオ放送の音声信号よりも高い周波数帯に新たに
デジタル信号を多重し、交通情報、文字・図形情報など
を移動体にサービスする新しいメディアであり、以下に
述べるような利点がある。すなわち、周波数を有効に利
用できること、放送設備が簡易に実現できること、移動
体でデータが受信できることなどから、自動車などの移
動体へ交通情報を容易に伝送することができることが、
利点として挙げられる。
【0004】たとえば、現在、自動車等に搭載されるカ
ーナビゲーションシステムは、CD−ROM等に記録さ
れた固定記録情報をもとに動作する。このため、リアル
タイムでの渋滞情報等を運転者は知ることができない。
【0005】したがって、上記FM多重放送は、大都市
における慢性的な交通渋滞を解消する一手段として、あ
るいは交通情報以外にも、必要な情報をいつでもどこで
もアクセスできる最も低廉な移動体向けの伝送路とし
て、その実用化が進められている。
【0006】FM多重放送を利用して、交通情報を伝送
する場合に、有料で、会員にのみ提供する方法として、
上記交通情報を伝送するデジタル信号を暗号化する(以
下、「スクランブルをかける」と呼ぶ。)方法が提案さ
れている。
【0007】以下、上記スクランブル方法について説明
する前に、FM多重放送におけるデータ構造の概略を説
明する。
【0008】[FM多重放送の方式]移動受信では、マ
ルチパス妨害やフェージング妨害を受けるため、一般に
その伝送路特性は非常に劣悪である。その場合でも、で
きるだけ1度で完全に受信できるシステムが望ましい。
しかし、サービスエリア内ではトンネルの中やマルチパ
ス妨害の強い場所などがあるため、1度の受信で送信さ
れたデータを完全に受信できない場合があり、その際に
は再送信されるデータを受信して補完することが前提と
なる。FM多重放送のサービスエリアは、FMステレオ
放送のサービスエリアと同等であることが望ましいが、
このサービスエリア内においても平均ビット誤り率が1
-2を超えるような場所がある。したがって、送信デー
タの構造はこのような劣悪な伝送路特性を考慮して、そ
の誤り訂正方式およびフレーム構成が決定されている。
【0009】移動体受信では、上記マルチパスによる妨
害もさることながら、フェージングの影響を大きく受け
る。フェージングによる極端な電圧低下によって生ずる
誤りは致命的であり、誤り訂正が不可能な場合がある。
フェージングによって生ずる誤りの平均的なバースト長
に送信データのブロック長を合わせることにより、誤り
訂正が不可能な誤りが生じた場合には、ブロックごとに
再送信されたブロックデータと置換えることで補完する
ことが可能となる。
【0010】また、誤り訂正効果が高いことから、誤り
訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置し
た積符号が用いられる。したがって、データは複数のブ
ロックからなる縦方向および横方向ともに誤り訂正符号
を含む2次元的なフレーム構造をとることになる。
【0011】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0012】以上に述べたことの具体例として、さら
に、文献 Proc. of Vehicle Navigation & Information
Systems Conference (1994)A4−2 pp. 11
1〜116に開示されている、FM多重放送方式につい
て説明する。
【0013】図7に、上記階層構造の仕様を示す。階層
1においては、伝送路特性が指定されている。通常のF
Mステレオ放送信号であるL+R信号およびL−R信号
に加えて、L−R信号より高周波側に、多重信号が重畳
される。
【0014】この重畳方式は、多重信号から音声信号へ
の妨害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考
慮して、L−R信号の変調度により多重レベルをコント
ロールするLMSK(Level controlled Minimum Shift
Keying )方式が採用されている。
【0015】階層2は、誤り訂正方式を含む、データの
フレーム構成が規定されている。各フレームは272ブ
ロックからなり、先頭には16ビットのBIC(Block
Identification Code )が付加され、このBICに基づ
いてフレーム同期およびブロック同期が行なわれる。2
72ブロックのうち190ブロックはデータを伝送する
パケットであり、82ブロックは列方向のパリティを伝
送するパリティパケットである。各パケットは、176
ビットの情報部、誤り訂正符号である14ビットのCR
C(Cyclic Redundancy Code)および82ビットのパリ
ティ部より構成される。
【0016】つまり、送信データはこの1フレームを基
本単位として、この段階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0017】階層3は、データパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C、CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。さらに、このデータパケットは、プリフィックスと
データブロックで構成される。プリフィックスには、デ
ータの内容を識別するためのく情報が含まれ、たとえ
ば、後に述べるどの番組内容にそのデータパケットが属
するかを指定している。
【0018】階層4は、データグループの構成を規定し
ている。データグループは1つまたは複数のデータブロ
ックで構成される。データグループにも、誤り訂正符号
であるCRCが含まれ、送信データはこの階層において
も誤り訂正が行なわれる。
【0019】階層5は番組データの構成を規定する。文
字、図形情報の番組は複数のデータグループから構成さ
れ、先頭のデータグループは番組管理データとして、番
組番号頁総数など番組全体にかかわる符号化された情報
からなる。また番組管理データに引続いてページデータ
が複数個あり、1ページごとのデータが符号化されてい
る。
【0020】つまり、上記データ構造においては、受信
側において番組データが1まとまりの情報を示す1群の
データをなす。たとえば、交通情報であれば、番組情報
は特定の路線(高速道路等)の各ジャンクションでの混
雑状況等を示す。 [従来のFM多重放送受信装置の構成]図8は、データ
のスクランブル送信を行なわない場合における従来のF
M多重放送受信器10の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0021】アンテナ12およびチューナ14によって
受信されたFM多重放送信号が、検波回路16で検波さ
れ、さらにバンドパスフィルタ18を経て、LMSK復
調回路20に与えられる。LMSK復調回路20は、L
MSK変調されているFM多重放送信号のデータ復調を
行なう。復調されたデータ信号は、同期再生回路22に
おいて、図13における階層において説明したとおりB
ICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行な
われる。同期されたデータ信号は、誤り訂正回路24に
おいて、パリティ符号およびCRCに基づいて誤り訂正
される。
【0022】したがって、この誤り訂正回路24から
は、正常に受信されまたは誤り訂正が施されたFM多重
放送のパケットデータ(図8における階層3において示
した構成を有する。)が出力される。
【0023】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出、データグループの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正並びに番組データへの再構成
を行なった後、番組データを表示装置42に出力する。
表示装置42は、入力された番組データを図形あるいは
文字として出力する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来のFM多重放送受
信器10は、上記のような構成であったので、FM多重
放送を利用して、情報を会員にのみ有料で提供するとい
う放送方式をとることができなかった。
【0025】上記目的のためには、FM多重放送送信側
においては、送信データに対してスクランブルをかける
ことが必要で、受信側においては復号化処理(以下、
「デスクランブル」と呼ぶ。)を行なうことが必要であ
る。
【0026】図9は、送信データに対してスクランブル
をかける方法および暗号化されている受信データを復号
化する方法を示す概略図である。
【0027】図9(a)は、送信データに対して、スク
ランブルをかける場合の構成を、図9(b)は、受信デ
ータをデスクランブルする場合の構成をそれぞれ示す。
図9(a)を参照して、送信データに対してスクランブ
ルをかける場合、所定のキーデータに基づいて、たとえ
ば、m系列(maximum-length sequence )を発生する擬
似ランダム2値系列生成回路60により生成された2進
擬似乱数と送信データを、排他的論理和回路62により
論理演算した結果が、暗号化送信データとして送信され
る。
【0028】一方、図9(b)を参照して、暗号化され
た送信データを受信する側においては、送信系において
暗号化に用いた所定のキーデータに基づいて擬似ランダ
ム2値系列生成回路60により生成された2進擬似乱数
と暗号化されている受信データを排他的論理和回路62
において論理演算した結果が復号化受信データとして出
力される。
【0029】上述したスクランブル方法およびデスクラ
ンブル方法においては、以下の点が特徴的である。
【0030】すなわち、第1には、送信側と受信側にお
いて同一のキーデータを用いていることである。
【0031】第2には、同一のキーデータに基づいた場
合、擬似ランダム2値系列生成回路60は、必ず所定の
2進擬似乱数(たとえば、m系列)を出力することであ
る。
【0032】第3には、2進送信データは、同一の2進
擬似データと排他的論理和演算を2回行なうと、元の値
に戻るという点である。
【0033】図10は、上記スクランブル方法およびデ
スクランブル方法によって送信データをスクランブルし
た場合およびデスクランブルした場合の動作を説明する
動作説明図である。
【0034】図10(a)は、送信データTDに対して
スクランブルをかける場合の動作を、図10(b)は、
暗号化受信データCRDをデスクランブルする場合の動
作をそれぞれ示す図である。
【0035】擬似ランダム2値系列生成回路60の出力
RSは、周期nで変化するm系列であるものとする。図
10においては、説明を簡単にするためにデータはすべ
て4ビットであるものとする。
【0036】図10(a)を参照して、送信データTD
にスクランブルをかける場合、たとえば、キーデータが
0001であって送信データTDが1010であると
き、信号RSとTDとの排他的論理和値は1011とな
る。この信号がスクランブルをかけられた暗号化送信デ
ータとして送信される。同様にして、次の送信データT
Dである1101に対しては、擬似ランダム2値系列生
成回路60の出力0100との間で排他的論理和演算が
行なわれ、暗号化送信データ1001が送信される。信
号RSは、周期nで変化し、送信データTDとこの信号
RSとの排他的論理和演算結果が暗号化送信データとし
て順次送信されることになる。
【0037】図10(b)を参照して、受信側において
も、送信側と同一のキーデータ0001に基づいて、擬
似ランダム2値系列生成回路60は、m系列をなす信号
RSを出力する。この場合、上述のとおり、同一のキー
データに基づく場合は、送信側と全く同一の2進数の系
列が周期nで信号RSとして出力される。
【0038】この信号RSと、暗号化されている受信デ
ータCRDとの排他的論理和を順次とった信号の系列
が、図10(b)の右欄に示されている。つまり、暗号
化受信データCRDは、送信データTDに対して、同一
の信号RSと排他的論理和演算を2回行なったものとな
っている。この値は、簡単な計算により、送信データT
Dと一致していることがわかる。
【0039】以上、2進数で表わされたデジタル信号に
対するスクランブル方法およびデスクランブル方法を極
めて単純化して説明した。
【0040】以上の説明により、FM多重放送により送
信されるデータにスクランブルをかけるためには主に、
以下の点が課題となる。
【0041】i) キーデータをいかなる構成とする
か。すなわち、上記説明においては、1つのキーデータ
(以下、マスタキーデータと呼ぶ。)に基づいて、送信
側において送信データにスクランブルをかけ、受信側に
おいて受信データのデスクランブルを行なう構成であっ
た。しかしながら、スクランブル方式の安全性を高める
ためには、上記マスタキーデータをそのままm系列信号
RSの発生の初期データとして用いるのではなく、たと
えば、所定の論理演算を行なった値を用いる構成とする
方が望ましい。
【0042】ii) 暗号化・復号化装置の構成をいか
にするか。スクランブル方法およびデスクランブル方法
は、基本的には、図9に示した方式で行なうことが可能
である。しかしながら、この送受信方式を、具体化する
にあたっては、送信されるデータのデータ構造等に適応
した送受信装置の構成を実現することが必要である。
【0043】iii) マスタキーデータの配送をいか
に行なうか。図9において説明したスクランブル方式お
よびデスクランブル方式においては、送信系と受信系に
おいて同一のキーデータを用いることで信号にスクラン
ブルをかけ、またデスクランブルする構成であった。し
かしながら、スクランブルをかけられた送信データが容
易に解読されることのないように、その安全性を維持す
るためには、m系列信号RSの発生に用いるスクランブ
ルキーデータを時間とともに更新することが有効であ
る。その場合、短時間で更新を可能とするためには、電
波により伝送することが有効であり、具体的には、送信
データを伝送しているデータチャネルにより伝送するこ
とが必要となる。
【0044】デジタル信号送受信系におけるデータのス
クランブル方法に対しては、衛星放送において、たとえ
ば、1993年6月に放送技術開発協議会から刊行され
た「衛星放送によるデータ放送に関する技術的条件」の
第51頁〜第57頁に、具体的なスクランブルまたはデ
スクランブル方法が開示されている。
【0045】その一例を図11〜図13に示す。衛星放
送のスクランブルまたはデスクランブルにおいては、図
11のPN信号発生回路における初期値レジスタに対す
る初期値が、データチャネルにより伝送されたスクラン
ブルキーデータa0〜a31に基づいて設定される。そ
して初期値レジスタの値が、図12に示す初期値修正回
路において、パケットごとに伝送される、CI,LC
1,LC2等のデータに基づいて修正された値が修正初
期値c0〜c31として、図13に示す擬似ランダム2
値系列生成回路(PRBS生成回路)に入力する。修正
初期値c0〜c31が、PRBS生成回路のm系列を発
生するフィードバックレジスタの初期値となる。
【0046】しかしながら、上記の衛星放送のスクラン
ブル方法は、衛星放送におけるデータ構造に依存するも
のであって、たとえば、FM多重放送に使用することは
できない。なぜなら、衛星放送によるデータ放送のデー
タパケットの構成とFM多重放送によるデータ放送のデ
ータパケットの構成とはその構造が違うからである。
【0047】したがって、本発明の主たる目的は、上記
デジタル信号送受信系におけるスクランブル方法の課題
のうち、復号化(デスクランブル)を行なう復号処理回
路を提供することである。
【0048】この発明の他の目的は、FM多重放送のデ
ータ構造に最適な構成を有し、高速動作が可能な復号処
理回路を提供することである。
【0049】この発明のさらに他の目的は、従来のFM
多重放送受信装置の構成に対して付加することにより、
そのまま適用することが可能な復号処理回路を提供する
ことである。
【0050】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の復号処理
回路は、第1の所定のビット長の複数のブロックに分割
された情報データをそれぞれ含む、複数の第2の所定の
ビット長のパケットからなる送信データが伝送される通
信系において、各パケットは第1の領域にパケットの属
性を示す複数の特定データを、第2の領域に情報データ
をそれぞれ含み、情報データは対応する特定データ中の
少なくとも1つに基づいて暗号化されている送信データ
を受信するデジタル信号受信装置における復号処理回路
であって、受信データを順次直列に入力して直列に出力
し、かつ、記憶データを並列に出力する受信データ記憶
手段と、パケットごとに、第1の領域が受信データ記憶
手段に入力したことを検出し、並列に出力される記憶デ
ータに含まれる特定データに基づいて復号化信号を発生
する復号化信号発生手段と、受信データと復号化信号を
受けて、対応するパケットごとに第2の領域中の情報デ
ータの復号化処理を行なう論理演算手段とを備える。
【0051】請求項2記載の復号処理回路は、請求項1
記載の復号処理回路の構成において、受信データ記憶手
段の記憶容量は、第2の所定ビット長よりも小さい。
【0052】請求項3記載の復号処理回路は、請求項2
記載の復号処理回路の構成において、情報データは、少
なく1つの特定データに基づいて決定される初期データ
に基づいて発生される擬似乱数列との排他的論理和演算
により暗号化されており、復号化信号発生手段は、初期
データに基づいて前記擬似乱数列を発生し、論理演算手
段は、受信データの対応するパケットごとに、第2の領
域中の情報データと擬似乱数列との排他的論理和演算を
行なう。
【0053】請求項4記載の復号処理回路は、請求項3
記載の復号処理回路の構成に加えて、復号化信号発生手
段は、受信データ記憶手段に入力される受信データのビ
ット数を計数するビット計数手段と、ビット計数手段の
計数値を受けて第1の領域と計数値が対応する場合、第
1のビット位置検出信号を活性とする第1の比較手段
と、第1のビット位置検出信号の活性化に応じて、受信
データ記憶手段から並列に受けた記憶データ中の少なく
とも1つの特定データに基づいて、初期データを生成す
る初期データ生成手段と、ビット計数手段の計数値を受
けて、第2の領域と計数値が対応する場合、第2のビッ
ト位置検出信号を活性とする第2の比較手段と、第2の
ビット位置検出信号の活性化に応じて、初期データに基
づいて、擬似乱数列を発生する第1の擬似乱数列発生手
段とを含む。
【0054】請求項5記載の復号処理回路は、請求項4
記載の復号処理回路の構成に加えて、送信データは、そ
れをなす複数のパケットのうちの少なくとも一部のもの
においては、情報データは各ブロックごとにキーデータ
および少なくとも1つの特定データに基づいて暗号化さ
れており、かつ、少なくとも一部のパケットのうちの所
定のパケットにキーデータを含み、初期データ生成手段
は、少なくとも1つの特定データに基づいて擬似乱数を
発生する第2の擬似乱数列発生手段と、第2の擬似乱数
列発生手段の出力と受信データから抽出されたキーデー
タに基づいて、初期データを生成する演算手段とを有す
る。
【0055】請求項6記載の復号処理回路は、請求項5
記載の復号処理回路の構成において、第1の擬似乱数列
発生手段は、初期データに基づいて擬似乱数列を発生す
る複数の擬似乱数発生器と、複数の擬似乱数発生器の出
力を受けて、非線形演算を行ない、擬似乱数列を出力す
る非線形演算手段とを有する。
【0056】請求項7記載の復号処理回路は、請求項6
記載の復号処理回路の構成において、送信データは、F
M多重通信方式で伝送され、少なくとも1つの特定デー
タは、データグループ番号およびデータパケット番号で
ある。
【0057】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態のF
M多重放送受信装置100の構成を示す概略ブロック図
である。
【0058】図8に示した、従来のFM多重放送受信装
置10の構成と異なる点は、誤り訂正回路24から出力
されるパケットデータを受けて、パケットデータがスク
ランブルされているか否かを検出し、スクランブルされ
ている場合にスクランブル検出信号を活性とするスクラ
ンブル判定回路200と、パケットデータを受けて、受
信データ中に含まれるキーデータを取出すキーデータ取
出回路300と、パケットデータからデータグループ番
号およびデータパケット番号を抽出し、これらのデータ
とキーデータ取出回路300からのキーデータとに基づ
いて、パケットデータ中に含まれる情報データのデスク
ランブル処理を行なう復号処理回路400とを含む構成
となっていることである。
【0059】すなわち、図8に示した従来のFM多重放
送受信器10と同様に、アンテナ12およびチューナ1
4によって受信されたFM多重放送信号が、検波回路1
6で検波され、さらにバンドパスフィルタ18を経てL
MSK復調回路20に与えられる。LMSK復調回路2
0は、FM多重放送信号に重畳されているデータ信号を
復調し、復調されたデータ信号は、同期再生回路22を
経て誤り訂正回路24に与えられる。誤り訂正回路24
からは、正常に受信され、または誤り訂正が施されたF
M多重放送のパケットデータが出力される。
【0060】復号処理回路400は、たとえば、各パケ
ットデータについて、そのパケットデータが属するデー
タグループ番号およびそのデータグループ中における当
該パケットデータのデータパケット番号を取出し、これ
らデータグループ番号およびデータパケット番号に基づ
いて、パケットデータに含まれる暗号化された情報デー
タの復号化処理を行なう。
【0061】このとき、復号化処理にあたっては、上述
のようにデータグループ番号およびデータパケット番号
のみに基づくのではなく、データグループ番号、データ
パケット番号およびキーデータ取出回路300により抽
出されたキーデータの3つに基づいて復号処理を行なう
という構成とすることも可能である。
【0062】このとき、キーデータは、誤り訂正回路2
4から出力されたパケットデータのうち、たとえば、同
一のデータグループに属するデータパケットのうちの特
定のデータパケットに含まれるものとする。
【0063】上記のような構成とすることで、同一のデ
ータグループに属するパケットデータを、キーデータ取
出回路300により抽出された単一のキーデータに基づ
いて発生される擬似ランダム2値系列により復号する構
成に比べて、以下のような利点がある。
【0064】すなわち、パケットごとに同一の擬似ラン
ダム2値系列によって、復号することとすると、その性
質を利用して解読される危険性が増加する。したがっ
て、パケットごとに擬似ランダム2値系列を発生する初
期値を変更する方式を用いることで、暗号化された情報
データの解読はより困難となり、送信データの秘匿性が
向上することになる。
【0065】復号化処理回路400から出力された復号
化受信データは、CPU40に入力し、従来のFM多重
放送受信装置10と同様に、番組データへの再構成が行
なわれる。
【0066】表示装置42は、入力された番組データを
図形あるいは文字として出力する。以上のような構成に
より、受信したパケットデータにスクランブルがかけら
れている場合、本発明構成のFM多重放送受信装置10
0を有するユーザのみが、スクランブルされた暗号デー
タを解読して読出すことが可能であり、従来のFM多重
放送受信装置10を有するユーザは、スクランブルがか
けられている送信データの内容を知ることができない。
【0067】図2は、本発明の実施の形態における復号
処理回路400の構成を示す概略ブロック図である。
【0068】上記復号処理回路400の構成および動作
の詳細について説明する前に、図6を参照して、送信さ
れるパケットデータの構成について以下説明する。
【0069】図7における階層3において示したよう
に、データパケットは、32ビットのプリフィックス
と、それに続く144ビットのデータブロックからな
る。図6は、このデータパケットのデータ構成を示すブ
ロック図である。
【0070】プリフィックスの先頭の4ビットは、サー
ビス識別符号であり、たとえば、この値が4、5または
6である場合はこのプリフィックスの属するデータパケ
ットのデータブロックにスクランブルがかかっているも
のとする。サービス識別符号に続く1ビットの復号識別
符号は、誤り訂正を横方向のみの訂正符号で行なうかあ
るいは積符号を用いて復号するかを示す。それに続く1
ビットの情報終了符号は、データグループが終了する場
合には“1”であり、その他の場合は“0”である。さ
らにそれに続く2ビットの更新符号は、データグループ
の更新を示す。
【0071】9〜22ビットに存在するデータグループ
番号は、データパケットの属するデータグループを意味
し、23〜32ビットに存在するデータパケット番号
は、各データグループ番号ごとに伝送されるデータパケ
ットの順番を示す。
【0072】以下の説明では、上述のとおり送信データ
にスクランブルがかかっているか否かはサービス識別符
号により識別されるものとし、スクランブルはプリフィ
ックス内のデータブロックに対してのみ行なわれている
ものとする。
【0073】図2に戻って、本発明の実施の形態の復号
処理回路400は、シフトレジスタ402と、カウンタ
回路404と、第1比較回路406と、擬似ランダム2
値系列生成回路408と、第2比較回路410と、クロ
ック回路412と、第2比較回路410の出力とクロッ
ク回路412の出力を受けて、擬似ランダム2値系列生
成回路408に論理積結果を出力するAND回路414
と、第2比較回路410の出力と擬似ランダム2値系列
生成回路408の出力を受けて排他的論理和回路418
に論理積結果を出力するAND回路416と、受信デー
タとAND回路416の出力を受けて、排他的論理和演
算結果をシフトレジスタ402に出力する排他的論理和
回路418とを含む。
【0074】シフトレジスタ402は、特に限定されな
いが、たとえば32ビットのシフトレジスタであり、誤
り訂正回路24から出力されたパケットデータが順次入
力される。カウンタ回路404は、シフトレジスタ40
2内の最新の1ビットがパケット内における何ビット目
のデータであるかを示している。この場合、カウンタ回
路404は、1パケットのデータ長、すなわち、176
ビットを周期として計数動作を行なうものとする。
【0075】第1比較回路406は、カウンタ回路40
4の値が32になる時点、すなわち、パケットデータに
おけるプリフィックスがすべてシフトレジスタ402に
入力した時点で、“H”レベルの信号を擬似ランダム2
値系列発生回路408に出力する。
【0076】擬似ランダム2値系列発生回路408は、
第1比較回路406の出力が、“H”レベルとなるのに
応じて、シフトレジスタ402から並列に出力されるプ
リフィックス内に含まれるデータグループ番号およびデ
ータパケット番号を取出す。
【0077】さらに、擬似ランダム2値系列発生回路4
08は、予め、キーデータ取出回路300により抽出さ
れた、同一のデータグループに属するデータパケットの
うちの特定のデータパケット中に含まれるキーデータ
と、上記データグループ番号およびデータパケット番号
とに対して、所定の論理演算を行なうことにより生成さ
れた初期値に基づいて、擬似ランダム2値系列を発生す
る。
【0078】第2比較回路410は、カウンタ回路40
4の出力と数値32および176を比較し、カウンタ回
路404の出力が32以上176未満であるならば
“H”レベルの信号を出力する。この場合は、以後に復
号処理回路400に入力するデータは、データブロック
に属するデータであって、スクランブルがかけられて送
信されたデータにおいては、スクランブルされている範
囲に相当することになる。
【0079】クロック回路412は、クロック信号の発
生源であり、シフトレジスタ402、カウンタ回路40
4、AND回路414にクロック信号を供給する。
【0080】AND回路414は、第2比較回路410
の出力と、クロック回路412の出力を受けて、論理積
演算結果を擬似ランダム2値系列発生回路408に出力
する。つまり、第2比較回路410の出力が“H”レベ
ルである期間、すなわち、以後のタイミングにおいてデ
ータブロックデータが入力してくる場合に、クロック回
路412の出力が擬似ランダム2値系列生成回路408
に出力されることになる。
【0081】擬似ランダム2値系列生成回路408は、
AND回路414から出力されるクロック信号に応じ
て、後で説明するように、擬似ランダム2値系列信号を
発生する。
【0082】AND回路416は、擬似ランダム2値系
列生成回路408の出力と、第2比較回路410の出力
を受けて、論理積演算結果を出力する。つまり、復号処
理回路400にブロックデータが入力する期間、擬似ラ
ンダム2値系列生成回路408の出力がAND回路41
6から出力されることになる。
【0083】なお、スクランブル判定回路200の出力
も、このAND回路416に入力する構成とし、受信デ
ータにスクランブルがかかっている場合にのみ、擬似ラ
ンダム2値系列生成回路408の出力がAND回路41
6から出力する構成とすることもできる。
【0084】排他的論理和演算回路418は、AND回
路416の出力と誤り訂正回路24から出力されるパケ
ットデータを受けて、排他的論理和演算結果をシフトレ
ジスタ402に出力する。つまり、この排他的論理和演
算により、図9において説明した原理に従って、暗号化
されたデータの復号処理が行なわれることになる。
【0085】図3は、擬似ランダム2値系列生成回路4
08の構成を示す概略ブロック図である。
【0086】擬似ランダム2値系列生成回路408は、
シフトレジスタ402の並列出力を受ける乱数化回路5
01と、乱数化回路501の出力とキーデータ取出回路
300の出力を受ける排他的論理和回路503と、排他
的論理和回路503の出力を初期値として擬似乱数を発
生する乱数発生器504〜506と、乱数発生器504
〜506の出力を受けて、非線形演算結果を出力する非
線形回路507を含む。
【0087】乱数化回路501は、第1比較回路406
の出力信号が“H”レベルとなるのに応じて、シフトレ
ジスタ402の第9ビットから第32ビットの並列出
力、すなわち、データグループ番号およびデータパケッ
ト番号を受けて、乱数化処理を行なう。キーデータ取出
回路300は、所定のデータパケットに含まれるキーデ
ータを抽出して出力する。排他的論理和回路503は、
キーデータ取出回路300の出力と乱数化回路501の
出力の各ビットに対して排他的論理和演算を行なって初
期データとして出力する。
【0088】乱数発生器504、505および506
は、第2比較回路410が、カウンタ回路404の計数
値が32以上176未満であって“H”レベルの信号を
出力し、クロック回路412の出力がAND回路414
から信号CLK1として出力されるのに応じて、排他的
論理和回路503の出力を初期値として擬似ランダム2
値系列を発生するm系列発生器である。
【0089】この場合、特に限定されないが、排他的論
理和回路503から出力される初期データのうち、所定
のビット数の上位ビットデータを乱数発生器504の初
期値とし、所定のビット数の中位ビットデータを乱数発
生器505の初期値とし、かつ、所定のビット数の下位
ビットのデータを乱数発生器506の初期値とする構成
とすることが可能である。
【0090】非線形回路507は、乱数発生器504〜
506の出力を非線形処理して出力する。乱数発生器5
04〜506を構成するm系列発生器は、後述するよう
に一般にフィードバックレジスタにより構成され、その
出力の擬似ランダム2値系列信号に対して、このような
非線形処理を行なうことにより、暗号の解読がより困難
な構成としている。
【0091】図4は、乱数化回路501の構成を示す概
略ブロック図である。乱数化回路501は、データパケ
ット番号とデータグループ番号の一部が初期値として入
力されるシフトレジスタ1101と、シフトレジスタ1
101の所定のビット位置からの並列出力を受けて排他
的論理和演算結果をシフトレジスタ1101の入力に帰
還する排他的論理和演算回路1102と、データグルー
プ番号を初期値として動作するシフトレジスタ1103
と、シフトレジスタ1103の所定のビット位置からの
並列出力を受けて、排他的論理和演算結果をシフトレジ
スタ1103の入力に帰還する排他的論理和演算回路1
104と、シフトレジスタ回路1101および1103
の並列出力を受けて、組合せ演算を行なって、所定のビ
ット数の乱数値を出力する組合せ回路1105とを含
む。
【0092】シフトレジスタ1101は、たとえば、1
4ビットのシフトレジスタである。排他的論理和演算回
路1102は、シフトレジスタ1101の適当な並列出
力、たとえば、第13ビットおよび第14ビットの出力
を入力とし、その出力をシフトレジスタ1101の入力
に帰還している。この場合、シフトレジスタ回路110
1と排他的論理和演算回路1102で構成されるフィー
ドバックレジスタは、m系列発生器となっていることが
望ましい。
【0093】シフトレジスタ1101は、初期値として
データパケット番号(10ビット)とデータグループ番
号(14ビット)の一部が設定され、所定の回数、たと
えば、14回のシフト動作をした後に停止する。このと
き、シフトレジスタ1101の各並列出力は乱数化され
ている。
【0094】シフトレジスタ1103は、たとえば、1
4ビットのシフトレジスタである。排他的論理和演算回
路1104は、シフトレジスタ1103の適当な並列出
力、たとえば、第13ビットおよび第14ビットの出力
を入力とし、その出力をシフトレジスタ1104の入口
に帰還している。この場合、シフトレジスタ1103お
よび排他的論理和回路1104から構成されるフィード
バックレジスタは、m系列発生器となっていることが望
ましい。
【0095】シフトレジスタ1103は、初期値として
データグループ番号(14ビット)が設定され、所定の
回数、たとえば14回のシフト動作をした後に停止す
る。このとき、シフトレジスタ1103の各レジスタか
らの並列出力は乱数化されている。
【0096】組合せ回路1105は、シフトレジスタ1
101および1103の各レジスタからの並列出力を組
合せて、たとえば、32ビットの出力を得ている。
【0097】排他的論理和回路503は、組合せ回路1
105の出力とキーデータの各ビットの排他的論理和演
算を行ない、32ビットの乱数を出力する。この32ビ
ットの乱数が、乱数発生器504〜506にそれぞれ初
期値として与えられる。
【0098】図5は、乱数発生器504〜506の構成
を示す概略ブロック図である。乱数発生器504〜50
6は、基本的に同一の構成とすることが可能であり、図
5には、そのうちの乱数発生器504の構成の要部を示
すことにする。
【0099】乱数発生器504は、排他的論理和回路5
03から出力された32ビットの乱数データが所定のビ
ット長に分配されたうちの、たとえば、Lビットの乱数
データが入力するLビットのシフトレジスタ601と、
シフトレジスタ601の第Lビットおよび第(L−1)
ビットからの並列出力を受けて、論理演算結果をシフト
レジスタ回路601の入力に帰還する論理演算回路60
2を含む。
【0100】この場合、シフトレジスタ601および論
理演算回路602から構成されるフィードバックレジス
タがm系列発生器となっていれば、シフトレジスタ60
1から出力される信号系列の最大周期は2L-1 となる。
以上のような構成により、同一のデータグループに属す
るデータパケットのうちの特定のデータパケット中に含
まれるキーデータと、各データパケットに含まれるデー
タグループ番号およびデータパケット番号により生成さ
れた初期データに基づいて発生される擬似ランダム2値
系列信号により、暗号化されて送信された情報データを
復号化することが可能である。
【0101】しかも、この場合、パケットデータが通過
するシフトレジスタ402のビット長は、データパケッ
トのビット長よりも小さくすることが可能で、シフトレ
ジスタ段数を低減し、復号化に伴なうデータ遅延を抑制
することが可能である。
【0102】さらに、本構成の復号処理回路は、従来の
FM多重放送受信装置において、CPUの入力の直前に
直列に挿入することにより、そのまま受信データの復号
化処理を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のFM多重放送受信装置の
構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明のFM多重放送受信装置における復号処
理回路400の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明に係る復号処理回路における擬似ランダ
ム2値系列生成回路408の構成を示す概略ブロック図
である。
【図4】擬似ランダム2値系列生成回路408における
乱数化回路501の構成を示す概略ブロック図である。
【図5】擬似ランダム2値系列生成回路408における
乱数発生器504の構成を示す概略ブロック図である。
【図6】FM多重放送におけるパケットデータの構成を
示すブロック図である。
【図7】FM多重放送におけるデータ構造の一例を示す
仕様図である。
【図8】従来のFM多重放送受信装置の構成を示す概略
ブロック図である。
【図9】スクランブル方法およびデスクランブル方法の
原理を示す原理図であり、(a)は送信系におけるスク
ランブル方法の原理を、(b)は受信系におけるデスク
ランブル方法の原理を示す。
【図10】図9に示したスクランブル方法およびデスク
ランブル方法の動作を示す動作説明図であり、(a)は
スクランブル方法の、(b)はデスクランブル方法の動
作をそれぞれ示す。
【図11】衛星放送によるデータ放送に用いられる擬似
乱数発生回路の一例を示すブロック図である。
【図12】図11に示す回路の初期値修正回路を示すブ
ロック図である。
【図13】図11に示す回路の擬似ランダム2値系列
(PRBS)生成回路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 従来のFM多重放送受信装置 12 アンテナ 14 チューナ 16 検波回路 18 バンドパスフィルタ 20 LMSK復調回路 22 同期再生回路 24 誤り訂正回路 40 CPU 42 表示装置 200 スクランブル判定回路 300 キーデータ取出回路 400 復号処理回路 402 シフトレジスタ 404 カウンタ回路 406 第1比較回路 408 擬似ランダム2値系列生成回路 410 第2比較回路 412 クロック回路 414、416 AND回路 418 排他的論理和回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 和広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 林部 茂明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の所定のビット長の複数のブロック
    に分割された情報データをそれぞれ含む、複数の第2の
    所定のビット長のパケットからなる送信データが伝送さ
    れる通信系において、前記各パケットは第1の領域にパ
    ケットの属性を示す複数の特定データを、第2の領域に
    前記情報データをそれぞれ含み、前記情報データは、対
    応する特定データ中の少なくとも1つに基づいて暗号化
    されている送信データを受信するデジタル信号受信装置
    における復号処理回路であって、 受信データを順次直列に入力して直列に出力し、かつ、
    記憶データを並列に出力する受信データ記憶手段と、 前記パケットごとに、前記第1の領域が前記受信データ
    記憶手段に入力したことを検出し、並列に出力される前
    記記憶データに含まれる前記特定データに基づいて復号
    化信号を発生する復号化信号発生手段と、 前記受信データと前記復号化信号を受けて、対応するパ
    ケットごとに前記第2の領域中の前記情報データの復号
    化処理を行なう論理演算手段とを備えた、復号処理回
    路。
  2. 【請求項2】 前記受信データ記憶手段の記憶容量は、
    前記第2の所定ビット長よりも小さい、請求項1記載の
    復号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記情報データは、前記少なくとも1つ
    の特定データに基づいて決定される初期データに基づい
    て発生される擬似乱数列との排他的論理和演算により暗
    号化されており、 前記復号化信号発生手段は、前記初期データに基づいて
    前記擬似乱数列を発生し、 前記論理演算手段は、前記受信データの対応するパケッ
    トごとに、前記第2の領域中の前記情報データと前記擬
    似乱数列との排他的論理和演算を行なう、請求項2記載
    の復号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記復号化信号発生手段は、 前記受信データ記憶手段に入力される前記受信データの
    ビット数を計数するビット計数手段と、 前記ビット計数手段の計数値を受けて前記第1の領域と
    前記計数値が対応する場合に、第1のビット位置検出信
    号を活性とする第1の比較手段と、 前記第1のビット位置検出信号の活性化に応じて、前記
    受信データ記憶手段から並列に受けた前記記憶データ中
    の前記少なくとも1つの特定データに基づいて、前記初
    期データを生成する初期データ生成手段と、 前記ビット計数手段の計数値を受けて、前記第2の領域
    と前記計数値が対応する場合、第2のビット位置検出信
    号を活性とする第2の比較手段と、 前記第2のビット位置検出信号の活性化に応じて、前記
    初期データに基づいて、前記擬似乱数列を発生する第1
    の擬似乱数列発生手段とを含む、請求項3記載の復号処
    理回路。
  5. 【請求項5】 前記送信データは、それをなす前記複数
    のパケットのうちの少なくとも一部のものにおいては、
    前記情報データは前記各ブロックごとにキーデータおよ
    び前記少なくとも1つの特定データに基づいて暗号化さ
    れており、かつ、前記少なくとも一部のパケットのうち
    の所定のパケットに前記キーデータを含み、 前記初期データ生成手段は、 前記少なくとも1つの特定データに基づいて擬似乱数を
    発生する第2の擬似乱数列発生手段と、 前記第2の擬似乱数列発生手段の出力と受信データから
    抽出された前記キーデータに基づいて、前記初期データ
    を生成する演算手段とを有する、請求項4記載の復号処
    理回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の擬似乱数列発生手段は、 前記初期データに基づいて擬似乱数列を発生する複数の
    擬似乱数発生器と、 前記複数の擬似乱数発生器の出力を受けて、非線形演算
    を行ない、前記擬似乱数列を出力する非線形演算手段と
    を有する、請求項5記載の復号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記送信データは、FM多重通信方式で
    伝送され、前記少なくとも1つの特定データは、データ
    グループ番号およびデータパケット番号である、請求項
    6記載の復号処理回路。
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